JP7112318B2 - 狭域情報の推定方法、狭域情報の推定装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、狭域情報の推定方法、狭域情報の推定装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、衛星画像から得られる情報に基づいて、船舶の衝突リスクを評価する技術が開示されている。特許文献1には、衛星画像に基づいて画像撮影時における船舶の位置を特定し、特定した位置と船舶の速度データから、所与の基準位置の近傍を同時間帯に航行する船舶を求め、それらのうち、基準位置の近傍を別方向に移動する船舶に注目して、船舶の衝突リスクを算出する技術が開示されている。
特開2017-97493号公報
衛星画像のような広域を対象とする画像からは、画像撮影時の広範囲における移動体の位置情報を取得することができる。特許文献1に開示された技術のように、移動体の行動が決まっていれば、ある時刻に撮影された衛星画像に基づいて、その後の移動体の位置を推定することができる。衛星画像に写る特定の場所に注目するならば、移動体が、その場所に離合集散する状況を予測することができる。しかし、移動体の行動が決まっていない場合、衛星画像を撮影した後の移動体の分布や特定の場所への集合状況を予測することは難しい。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる狭域情報の推定方法、狭域情報の推定装置及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、狭域情報の推定方法は、一の時刻における、所定の範囲に存在する移動体群の位置情報を含む広域情報を取得するステップと、前記範囲に含まれる所定の場所への進入に関する前記移動体群の挙動を示す推定モデルを取得するステップと、前記広域情報と前記推定モデルとに基づいて、前記一の時刻に前記範囲に存在する移動体群が、前記一の時刻を基準とする所定の時間帯に前記場所へ進入する確率を算出するステップと、を有する。
本発明の一態様によれば、前記推定モデルを取得するステップでは、前記範囲に含まれる移動体の経路を所定の長さごとに区切ってできた区間ごとの移動体の数について、所定の時間後に前記場所に至る移動体の数に前記場所へ進入する確率を乗じた値を、所定の範囲の前記区間について合計して、その合計した値が、前記所定の時間後に前記場所へ進入する前記移動体の数に等しいとする推定モデルを取得する。
本発明の一態様によれば、前記推定モデルの前記合計した値について、さらに、所定の前記区間に接続する移動体が留まる空間から当該区間へ流入する前記移動体の推定値を加算し、当該区間から前記空間へ退出する前記移動体の推定値を減算する。
本発明の一態様によれば、前記推定モデルを取得するステップにおいて、所定の時間後に第1の前記場所に至る可能性がある前記移動体のうち、該第1の場所に至る前に第2の前記場所へ進入する前記移動体を除外して、前記所定の時間後に前記第1の場所へ進入する前記移動体の数を算出する
本発明の一態様によれば、前記確率を算出するステップでは、前記推定モデルのうち、前記区間に存在する移動体の数を、前記広域情報に含まれる当該区間に対応する区間の移動体の数とし、前記推定モデルに基づく前記場所へ進入する前記移動体の数を、実際に当該場所へ進入した前記移動体の数とする方程式における解を算出して、当該解を前記確率とする。
本発明の一態様によれば、前記推定モデルを取得するステップにおいて、前記場所へ進入する確率は時間によらず一定であるとし、前記区間について合計した値にさらに誤差用の変数を追加した値が、前記所定の時間後に前記場所へ進入する前記移動体の数に等しいとする推定モデルを取得し、前記確率を算出するステップでは、前記誤差用の変数の二乗を最小にする前記確率を算出する。
本発明の一態様によれば、前記広域情報は、衛星画像である。
本発明の一態様によれば、狭域情報の推定装置は、一の時刻における、所定の範囲に存在する移動体群の位置情報を含む広域情報を取得する広域情報取得部と、前記範囲に含まれる所定の場所への進入に関する前記移動体群の挙動を示す推定モデルを取得するモデル生成部と、前記広域情報と前記推定モデルとに基づいて、前記一の時刻に前記範囲に存在する移動体群が、前記一の時刻を基準とする所定の時間帯に前記場所へ進入する確率を算出する推定部と、を備える。
本発明の一態様によれば、プログラムは、コンピュータを、一の時刻における、所定の範囲に存在する移動体群の位置情報を含む広域情報を取得する手段、前記範囲に含まれる所定の場所への進入に関する前記移動体群の挙動を示す推定モデルを取得する手段、前記広域情報と前記推定モデルとに基づいて、前記一の時刻に前記範囲に存在する移動体群が、前記一の時刻を基準とする所定の時間帯に前記場所へ進入する確率を算出する手段、として機能させる。
本発明によれば、ある時刻に取得した広域情報から任意の時間帯における境域情報を推定することができる。
本発明の一実施形態における狭域情報の推定装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態における広域情報の一例を示す第1の図である。 本発明の一実施形態における広域情報を説明する第1の図である。 本発明の一実施形態における広域情報を説明する第2の図である。 本発明の一実施形態における推定モデルを説明する図である。 本発明の一実施形態における狭域情報の推定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における広域情報の一例を示す第2の図である。 本発明の一実施形態における推定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態による狭域情報の推定方法を図1~図8を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態における狭域情報の推定装置の機能ブロック図である。
図1に示す推定装置10は、ある時刻における所定の範囲に含まれる移動体群の位置情報(広域情報)と移動体の挙動を示す推定モデルから、広域情報に含まれる所定の場所を利用する移動体の数(狭域情報)や、所定の区間を走行する移動体の数(狭域情報)を推定する。
(推定装置の構成)
推定装置10は、サーバ端末やPC(personal computer)等のコンピュータによって構成される。図示するように推定装置10は、広域情報取得部11、解析部12、狭域実績情報取得部13、モデル生成部14、推定部15、出力部16、記憶部17を備える。
広域情報取得部11は、ある時刻における所定の範囲(例えば、数十キロメートル四方)に存在する移動体群の位置情報を含む広域情報を取得する。広域情報とは、例えば、衛星画像である。
解析部12は、広域情報を解析して、広域情報に含まれる移動体の経路、当該経路上の所定の区間ごとの移動体の数、移動方向を取得する。例えば、解析部12は、衛星画像を解析して、衛星画像に移った道路、道路を所定区間ごとに区切ったときの区間ごとの車両数を算出する。
狭域実績情報取得部13は、広域情報に含まれる所定の区間や場所に存在する移動体の数に関して実際に確認された実績値を取得する。例えば、狭域実績情報取得部13は、解析部12が解析した区間や場所のうちの少なくとも1つ(例えば、店舗A)について、実際にある時間帯に当該店舗Aに立ち寄った移動体の数、あるいはそれに関連する情報(例えば、利用者の人数、売り上げ情報など)を取得する。
モデル生成部14は、広域情報に含まれる1つまたは複数の場所(以下、スポットと記載する。)を利用する移動体群の挙動を示す推定モデルを生成または取得する。このモデルは、例えば、広域情報に含まれる移動体群の位置とスポットの位置関係と、広域情報が採取された時刻と、移動体群の移動速度と、各位置に存在する移動体がスポットを利用する確率と、を用いて所定の時間帯にスポットを利用する移動体の数を示すものである。
推定部15は、モデル生成部14が生成したモデルに解析部12が算出した移動体の数や、狭域実績情報取得部13が取得した実績値を適用して、スポットを利用する移動体の確率を計算する。
出力部16は、スポットを利用する移動体の確率等を出力する。
記憶部17は、広域情報、移動体群の挙動を示すモデル、スポットの利用に関する実績値などを記憶する。
(広域情報について)
図2は、本発明の一実施形態における広域情報の一例を示す第1の図である。図3、図4は、それぞれ、本発明の一実施形態における広域情報を説明する第1の図、第2の図である。
図2に衛星画像から当該画像に写った道路、スポットを抽出した図を示す。図2のRoot1は紙面左右方向を走る道路、Root2は紙面上下方向を走る道路である。Root1について、紙面左から右へ走行する車線を上り(Up)、右から左へ走行する車線を下り(Down)とする。Root2について、紙面下から上へ走行する車線を上り(Up)、上から下へ走行する車線を下り(Down)とする。Cross1は、Root1とRoot2の交差点である。Spot1~Spot6は、Root1とRoot2を走行する車両が立ち寄るスポット(店舗、病院や役所等の施設、駐車場など)である。Root1を所定の長さで区切った各区間を、左から順にSection1~Section10とする。図3に示すように、各区間の長さは、例えば、Root1を走行する車両の平均速度(v1)に所定時間Δtを乗じた距離とすることができる。同様に、Root2についても、例えば、Root2を走行する車両の平均速度(v2)に所定時間Δtを乗じた距離ごとに区切ったSection1~Section8を設ける。なお、区間の設定に用いるΔtは、例えば、数秒~数分である。
なお、図2には記載していないが、実際の衛星画像には道路上を走行する車両が写っている。図4を参照すると、例えば、図2の衛星画像の撮影時にRoot1のSection2を走行している車両30は、6×Δt後にRoot2のSection7に至る可能性がある。つまり、車両30は、6×Δt後にSpot6を訪れる可能性がある。個々の車両速度は異なると考えられるが、多くの車両速度は平均速度に近いものであり、これを均一の速度(平均速度)と見なすことが可能であるため、衛星画像に基づいて未来の所定時間まで(広域情報の範囲外へ車両30が退出するまで)の車両30の挙動をある程度推定することができる(このため、Δtは、Δtの時間経過の間に平均速度が大きく変動しないような値に設定する必要がある)。同様に車両31は、衛星画像を撮影した時刻よりも1×Δt前にSpot6を出発した車両である可能性がある。このように衛星画像に基づいて、衛星画像の撮影時を基準とする過去および未来の所定の時間帯における車両の位置情報を推定することができる。
また、Spot6に注目すると、衛星画像の撮影時にRoot1のSection1を上り方向へ走行する車両は7×Δt後にSpot6を利用する可能性があり、Root1のSection2を上り方向へ走行する車両は6×Δt後にSpot6を利用する可能性があり、Root1のSection3を上り方向へ走行する車両は5×Δt後にSpot6を利用する可能性がある。Root1のSection4~Section5を上り方向へ走行する車両、Root1のSection6~Section10を下り方向へ走行する車両、Root2のSection1~Section8を走行する車両についても同様の推定が可能である。すると、所定の時間帯t~t+Δtの間にSpot6を利用する車両の総数は、所定の時間帯t~t+Δtの間にRoot2のSection7を通行する可能性がある各区間の車両数に、Spot6を利用する確率Pを乗じた値の和で表すことができる。
これらのことから、広域情報には、その広域情報が採取された時刻(例えば、衛星画像の撮影時刻)を基準に過去および未来の所定時間の範囲における移動体の位置情報、あるいは移動体によるスポットの利用状況を示唆する情報が含まれていると考えられる。本実施形態では、広域情報が有するこの性質を利用して、ある時刻に取得した広域情報から、未来又は過去のスポットの利用状況(狭域情報)等を推定する。
(推定モデル)
次に単純な例を用いて、広域情報に基づいてスポットを利用する車両数を算出する方法を説明する。
図5は、本発明の一実施形態における推定モデルを説明する図である。
図5に例示する広域情報は、図2~図4と同様にRoot1、Section1~Section5、Spot-a、Spot-bを含む。広域情報の採取時刻を時刻tとする。時刻tにSpot-iの前を走行する車両が、Spot-iに入る確率をP(i,l,t)とする。lは、走行方向を示し、l=1は上り、l=2は下りとする。また、時刻tに道路jの区間(Section)kを、走行方向l(1:上り、2:下り)へ走行する車両の数をn(j,k,l,t)とする。
また、Spot-aおよびSpot-bの滞在時間を「2」とする。すると、Spot-aを利用する車両は、Spot-aの利用開始から時間「2」の間はSpot-bを利用することはない。つまり、Spot-aとSpot-bを利用する確率Pには排他性が存在する。
これらを前提に時刻t=2にSpot-aを利用する車両数は、以下の式で表すことができる。
Spot-aを利用する車両数=
n(1,1,1,0)×P(a,1,2)+
n(1,2,1,0)×P(a,1,1)+
n(1,3,1,0)×P(a,1,0)+
n(1,3,2,0)×P(a,2,0)+
n(1,4,2,0)×P(a,2,1)×(1-P(b,2,0))+
n(1,5,2,0)×P(a,2,2)×(1-P(b,2,1))
時刻t=2にSpot-bを利用する車両数は、以下の式で表すことができる。
Spot-bを利用する車両数=
n(1,1,1,0)×(1-P(a,1,2))×P(b,1,3)+
n(1,2,1,0)×(1-P(a,1,1))×P(b,1,2)+
n(1,3,1,0)×(1-P(a,1,0))×P(b,1,1)+
n(1,4,1,0)×P(b,1,0)+
n(1,4,2,0)×P(b,2,0)+
n(1,5,2,0)×P(b,2,1)
ここで、各スポットでの滞在時間がΔtよりも十分に長いと仮定すれば、各スポット利用に排他性が仮定できる。上記の式のようにSpot-aの利用とSpot-bの利用との間に排他性が仮定できる時間幅「2」の範囲に限定して、各スポット(Spot-a、b)を利用する車両数の推定モデルを構築することで、対象とする空間の範囲を限定しつつ、一方のスポットの推定モデルに、他のスポットの利用確率Pを組み込み、確率Pの算出を容易にすることができる。
また、Spot-aの近隣を走行する車両がSpot-aに立ち寄る確率が、ごく短期間に大きく変動することは考えにくいことから、時刻t=0~2の各時刻において、Spot-aを利用する確率に変動がないとする。例えば、P(a,1,1)とP(a,1,2)をP(a,1,0)に置き換える。すると、上記の各式は以下のようにまとめることができる。
Spot-aを利用する車両数=
n(1,1,1,0)×P(a,1,0)+
n(1,2,1,0)×P(a,1,0)+
n(1,3,1,0)×P(a,1,0)+
n(1,3,2,0)×P(a,2,0)+
n(1,4,2,0)×P(a,2,0)×(1-P(b,2,0))+
n(1,5,2,0)×P(a,2,0)×(1-P(b,2,1))
=P(a,1,0)×[n(1,1,1,0)+n(1,2,1,0)+n(1,3,1,0)]+P(a,2,0)×[n(1,3,2,0)+n(1,4,2,0)×(1-P(b,2,0))+n(1,5,2,0)×(1-P(b,2,1))]・・・(0A)
Spot-bを利用する車両数=
n(1,1,1,0)×(1-P(a,1,0))×P(b,1,0)+
n(1,2,1,0)×(1-P(a,1,0))×P(b,1,0)+
n(1,3,1,0)×(1-P(a,1,0))×P(b,1,0)+
n(1,4,1,0)×P(b,1,0)+
n(1,4,2,0)×P(b,2,0)+
n(1,5,2,0)×P(b,2,0)
=P(b,1,0)×[n(1,1,1,0)×(1-P(a,1,0))+
n(1,2,1,0)×(1-P(a,1,0))+n(1,3,1,0)×(1-P(a,1,0))+n(1,4,1,0)]+P(b,2,0)×[n(1,4,2,0)+n(1,5,2,0)]・・・(0B)
さらに、A1=P(a,1,0)、A2=P(a,2,0)、B1=P(b,1,0)、B2=P(b,2,0)とおくと、Spot-aとSpot-bを利用する車両数はそれぞれ以下のようになる。
Spot-aを利用する車両数=
A1×[n(1,1,1,0)+n(1,2,1,0)+n(1,3,1,0)]+A2×[n(1,3,2,0)+(1-B2)[n(1,4,2,0)+n(1,5,2,0)]・・・(1)
Spot-bを利用する車両数=
B1×[(1-A1)×((n(1,1,1,0)+n(1,2,1,0)+n(1,3,1,0))+n(1,4,1,0)]+
B2×(n(1,4,2,0)+n(1,5,2,0))・・・(2)
モデル生成部14は、上記のような手順で推定モデルを生成する。
(狭域情報の算出)
これまでに説明したように、図5の広域情報から、Spot-aを利用する車両数の推定モデル(式(1))、Spot-bを利用する車両数の推定モデル(式(2))が得られる。本実施形態では、推定部15が、狭域情報を示す推定モデル(式(1)、式(2))に、広域情報から得られる区間ごとの車両数、実際にSpot-aを利用した車両数の実績値などを適用して、上り方向を走行する車両がSpot-aを利用する確率A1、下り方向を走行する車両がSpot-aを利用する確率A2、上り方向を走行する車両がSpot-bを利用する確率B1、下り方向を走行する車両がSpot-bを利用する確率B2を算出する。以下に確率A1~B2の算出手法を2つ例示する。
(算出手法1)
ある2日間の時刻tにおける確率A1、確率A2、確率B1、確率B2が等しいとみなせるとする。これは、人の行動には周期性があり、例えば、Root1を通行して向かう先で特別なイベントなどが無い限り、同じ時刻tにおける確率A1等には、大きな変動が無いとの考えに基づく。例えば、月曜日の夕方16時における確率A1と翌火曜日の夕方16時の確率A1には大きな差は無いと考える。NをDay0の時刻tにおけるSpot-aの利用車両数、NをDay1の時刻tにおけるSpot-aの利用車両数とする。また、Spot-bの利用車両数をSpot-aの利用数のα倍(αは所定の定数)と仮定する。すると、任意のDay0とDay1について、以下4つの式からなる式(3)が成立する。
=A1×ob1+A2×[ob2+(1-B2)×ob3]
αN=B1×[(1-A1)×ob4+ob5]+B2×ob6
=A1×ob1´+A2×[ob2´+(1-B2)×ob3´]
αN=B1×[(1-A1)×ob4´+ob5´]+B2×ob6´
・・・・(3)
なお、ob1~ob4はDay0の時刻tにおける所定の区間の車両数に関する値、ob1´~ob4´はDay1の時刻tにおける所定の区間の車両数に関する値である。例えば、ob1=n(1,1,1,0)+n(1,2,1,0)+n(1,3,1,0)、ob2=n(1,3,2,0)、ob3=n(1,4,2,0)+n(1,5,2,0)、ob4=n(1,1,1,0)+n(1,2,1,0)+n(1,3,1,0)、ob5=n(1,4,1,0)、ob6=n(1,4,2,0)+n(1,5,2,0)である。
式(3)が得られると、広域情報を解析して得られるob1~ob4、ob1´~ob4´、N、Nを式(3)に代入して、式(3)の方程式を解くことにより、確率A1,A2,B1,B2を算出することができる。例えば、ob1~ob4、ob1´~ob4´については、衛星画像を解析して、各区間(Section1~Section5)を走行している車両数を算出することによって得ることができる。また、N、Nについては、例えば、衛星画像に写ったSpot-aの駐車場の駐車台数の何割かが、時刻t~t+2の間にSpot-aに入った車両であるとして、N、Nを推定してもよい。より好ましくは、N、Nについて、Spot-aの関係者などから時刻t~t+2に立ち寄った車両の正確な数を得てもよい。
確率A1~B2を算出すると、例えば、Day2の時刻tに撮影した衛星画像に基づいて、Day2の時刻t+2におけるSpot-a、Spot-bの利用車数を推定することができる。同様に、過去の時刻tに撮影した衛星画像に基づいて、その日の時刻t~t+2にSpot-a、Spot-bを利用した車両数を推定することができる。
なお、例えば、日々、時刻tに撮影された衛星画像を取得して、例えば、最新の衛星画像と1日前の衛星画像を解析した区間ごとの車両数と、好ましくは日々の時刻t~t+2にSpot-aを利用した車両数の実績値と、式(3)とを用いて、日々、最新の確率A1~B2を算出するようにしてもよい。例えば、Spot-aが自社店舗であり、Spot-aを利用した車両数を入手することができるとする。また、Spot-aとSpot-bは、異なる企業が経営する同業種の競合する店舗であるとする。本実施形態の狭域情報の推定方法によれば、Spot-aを経営する企業は、算出した最新の確率B1、B2と、日々の衛星画像と、式3と、自社のSpot-aの利用実績のデータに基づいて、Spot-bの日々の利用状況を推定することができる。
(算出手法2)
次に上記と異なる確率A1~B2の算出手法を説明する。算出手法1と同様に人の行動には周期性があり、日が異なっていても同じ時刻tにおける確率A1、A2、B1、B2は一定とみなせると考える。つまり、確率A1、A2、B1、B2をそれぞれ一定の確率a1、a2、b1、b2とおく。すると、ある日j(Dayj)の時刻tにおけるSpot-aの利用車両数N、Spot-bの利用車両数αNは以下2つの式のように表すことができる。
=a1×ob1+a2×[ob2+(1-b2)×ob3]+δ1j
αN=b1×[(1-a1)×ob4+ob5]+b2×ob6+δ2j
・・・・(4)
δ1j、δ2jは、確率A1、A2、B1、B2を固定値a1、a2、b1、b2としたことによる左辺と右辺の誤差を埋める変数である。ここでΔj=δ1j+δ2jとおく。すると、式(4)は、以下のように変形できる。
Δj=N×(1+α)-[a1×ob1j+a2×(ob2j+(1-b2)×ob3j)]-[b1×((1-a1)×ob4j+ob5j)+b2×ob6j)]
・・・・(5)
ここで、
Figure 0007112318000001
とおくと、最も合理的なa1、a2、b1、b2は、Fを最小化するa1、a2、b1、b2を探す最小二乗法の問題となる。このようなa1、a2、a3、a4の組合せは、最小二乗法により以下の式(7)を満たす。算出手法1と同様にして、N、ob1j~ob6jに衛星画像などから得られる数値やスポットの利用に関する実績値を代入し、以下の4つの式からなる式(7)を解くことで、最も合理的なa1、a2、b1、b2を得ることができる。
∂F/∂a1=0
∂F/∂a2=0
∂F/∂b1=0
∂F/∂b2=0・・・・(7)
なお、日々、時刻tに撮影された衛星画像を取得して、N、ob1j~ob6jに対して、衛星画像を解析して得られる数値などを代入した式(5)を蓄積し、より多数の(Δj)について、Fを最小化するa1、a2、b1、b2を算出すれば、より高精度な確率a1、a2、b1、b2が算出できる。
また、式(6)の代わりに重みγを導入した以下の式(6´)を用いてもよい。
Figure 0007112318000002
式(6´)によれば、例えば、1週間以上前のΔjに対して重みγ=0を与えることで、最新の1週間のデータに基づく確率a1~b2を算出することができる。また、イベント等が開催された特別な日については、その日のγに対して他の日より小さな重みを与えることによって、特別な日の影響を小さくすることができる。
また、例えば、月~水および金曜日の車両の走行状況やSpot-aの利用確率が同程度で、木曜日だけ異なるような場合、月~水および金曜日の時刻tのデータについて式(6)や式(6´)を設けて解(a1~b2)を算出し、毎週木曜日のデータだけを集めて別途、式(6)や式(6´)を設けて、木曜日についての解(a1~b2)を算出することができる。
また、例えば、広域情報を、日に2回採取するような場合であって、一方は昼間や夜間の閑散とした交通状況の時間帯で、他方は朝方や夕方の渋滞時間であるような場合、例えば、図3のΔtを車両の走行状況(走行速度)に合わせて調節することによって区間の長さを変更し、2つの時間帯ごとにそれぞれ式(6)や式(6´)を設けて、確率a1~b2を算出してもよい。
なお、図5の例では、スポットを2か所としたが、スポットの数は1つでも良いし、3つ以上であってもよい。
次に図6を用いて、推定装置10による狭域情報の推定処理の流れを説明する。
図6は、本発明の一実施形態における狭域情報の推定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、広域情報取得部11が広域情報を取得する(ステップS11)。例えば、広域情報取得部11は、衛星画像、航空機等による航空写真などを取得する。なお、広域情報は、ある時刻における所定範囲(数十キロメートル四方)での移動体の分布が分かる情報であれば、画像に限定されない。例えば、所定範囲に存在する車両の車載器から得た信号を所定範囲の地図情報にマッピングした情報などでも良い。
次にモデル生成部14が、推定モデルを生成する(ステップS12)。図5の例では、モデル生成部14は、式(1)、式(2)を生成する。また、モデル生成部14は、外部で作成された推定モデルを取得してもよい。モデル生成部14は、推定モデルを記憶部17に記録する。
次に解析部12が広域情報を解析する(ステップS13)。例えば、解析部12は、広域情報取得部11が取得した広域情報に含まれる道路を所定の区間に分割し、区間ごとの車両数を算出する。なお、各区間の長さは、予め記憶部17に登録されているとする。例えば、広域情報が画像であれば、解析部12は、画像認識技術を用いて道路、車両などを認識し、各車両の走行位置、走行方向を解析する。
次に狭域実績情報取得部13が、推定モデルに含まれるスポットの利用に関する実績値(狭域の実績情報)を取得する(ステップS14)。例えば、狭域実績情報取得部13は、Spot-aの関係者がSpot-aの駐車場に設けられた監視カメラの映像を解析して得た所定の時間帯に入店した車両数を取得する。
次に推定部15が、ステップS13で解析した区間ごと、走行方向ごとの車両数や、ステップS14で取得した実績値を推定モデルに代入して、上記の算出手法1や算出手法2により、スポットを利用する確率を算出する(ステップS15)。
次に出力部16が、ステップS15で算出した確率や狭域情報を出力する(ステップS16)。例えば、出力部16は、確率A1、A2、B1,B2を出力する。Spot-aの経営者は、出力された確率を見て、自店舗(Spot-a)と近隣の競合店舗(Spot-b)の何れの集客力が高いかを知ることができる。また、推定部15が、式(2)と、確率B1、B2、解析部12が解析した区間および走行方向ごとの車両数に基づいてSpot-bの利用車両数を算出し、出力部16が、Spot-bを利用する車両数を出力してもよい。
本実施形態によれば、所定の時刻における広域情報に基づいて、狭域情報を推定することができる。なお、例えば、図2のSpot6の利用確率は、図5と同様にして算出することができるが、図2の例の場合、時刻tにRoot1のSection2を走行する車両については、さらにCross1を左折する確率を乗じる等の処理を行う。また、Root1に沿って駐車場や集合住宅などが存在する場合、駐車場に車両が入る確率、駐車場から車両がRoot1に出る確率をさらに加えることにより、車両の挙動を推定するモデルを生成することができる。例えば、駐車場と接続された区間については、広域情報に基づいて算出した車両数に対して、当該駐車場から出てくる車両数の推定値を加算し、当該駐車場に駐車する車両数の推定値を減算してもよい。あるいは、式0Aに対して、(駐車場から出てくる車両数の推定値)×(駐車場から出た車両がSpot-aを利用する確率)の項を加えたり、駐車場に接続された区間の項に対して、さらに(1-駐車場に入る確率)を乗じたりしてもよい。式0Bについても同様である。なお、駐車場に停車している車両数が衛星画像からわかる場合、その値に基づいて駐車場から出てくる車両数を推定してもよい。あるいは、過去の実績値に基づいて駐車場から出てくる車両数、駐車場に入る車両数を推定してもよい。
なお、上記の通り、時間ごと、地域ごとに推定モデルを生成して、確率を算出し時間および地域ごとの確率をデータベース化することにより、精度の高い狭域情報を算出することができる。
また、鉄道などの公共交通機関の利用者がスポットを利用する確率を、同様の考え方によって推定することができる。
図7は、本発明の一実施形態における広域情報の一例を示す第2の図である。
図7において、駅40は、鉄道の停車駅である。鉄道などの公共交通機関では、利用者数などを比較的入手しやすい。また、鉄道の運航スケジュールは予め定められている。従って、例えば、駅40で降車した利用者のうち一定の割合の利用者が駅40から車両を利用するとし、さらにそれらの車両がSection9からRoot1へ流入すると仮定する等して、式(1)等の車両の挙動を推定する推定モデルに、列車到着後から所定の時間後は鉄道利用者による車両が加わるなどのパラメータを追加して、スポットの利用確率を算出してもよい。
上記の実施形態では、特定のスポットに対する日常的な利用状況を推定する例を取り上げたが、狭域情報の推定方法は、例えば、災害時の住民の行動予測にも利用することができる。災害などの場合、災害時の人々の振る舞いは繰り返されるとの前提に基づき、災害時の災害発生位置、住民の避難経路、避難先などの記録(広域情報)を蓄積する。そして、例えば、災害の発生場所、避難先などを図2等で例示した広域情報におけるスポットとして、上記で説明したものと同様の推定モデルを生成する。そして、災害時に蓄積した行動の記録を適用し、災害時の住民の行き先の確率を推定する。推定の結果、例えば、最も人が集まりやすい場所が分かれば、その場所に救護や物資を集中させるなどの対処や混雑を防ぐため他の場所へ誘導するなどの対策を講じることができる。また、地域ごとに行動の特性が異なる場合、推定した確率に地域係数などを乗じて補正してもよい。
図8は、本発明の一実施形態における推定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述の推定装置10は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。なお、記憶部17は、補助記憶装置903に記憶されている。
推定装置10の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、推定装置10は、複数のコンピュータ900によって構成されていても良い。記憶部17は、コンピュータ900とは別体の外部記憶装置に記憶されていても良い。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施形態では、数学的な手法により推定モデルの解を算出したが、機械学習、深層学習などの手法によって、最適な解を探索してもよい。
なお、車両がスポットを利用することや、住民が避難場所へ避難することは移動体の場所へ進入の一例である。Spot-a、Spot-bは、それぞれ第2の場所、第1の場所の一例である。Spot-a、Spot-bを利用する車両数や、所定の区間を走行する車両数、災害時に避難所など所定のスポットを利用する住民の数などは、狭域情報の一例である。式(1)、式(2)などは、所定の範囲に含まれる所定の場所への進入に関する移動体群の挙動を示す推定モデルの一例である。
10・・・推定装置
11・・・広域情報取得部
12・・・解析部
13・・・狭域実績情報取得部
14・・・モデル生成部
15・・・推定部
16・・・出力部
17・・・記憶部
900・・・コンピュータ
901・・・CPU
902・・・主記憶装置
903・・・補助記憶装置
904・・・入出力インタフェース
905・・・通信インタフェース

Claims (9)

  1. 一の時刻における、所定の範囲に存在する移動体群の位置情報を含む広域情報を取得するステップと、
    前記範囲に含まれる所定の場所への進入に関する前記移動体群の挙動を示す推定モデルを取得するステップと、
    前記広域情報と前記推定モデルとに基づいて、前記一の時刻に前記範囲に存在する移動体群が、前記一の時刻を基準とする所定の時間帯に前記場所へ進入する確率を算出するステップと、
    を有する狭域情報の推定方法。
  2. 前記推定モデルを取得するステップでは、
    前記範囲に含まれる移動体の経路を所定の長さごとに区切ってできた区間ごとの移動体の数について、所定の時間後に前記場所に至る移動体の数に前記場所へ進入する確率を乗じた値を、所定の範囲の前記区間について合計して、その合計した値が、前記所定の時間
    後に前記場所へ進入する前記移動体の数に等しいとする推定モデルを取得する、
    請求項1に記載の狭域情報の推定方法。
  3. 前記推定モデルの前記合計した値について、さらに、所定の前記区間に接続する移動体が留まる空間から当該区間へ流入する前記移動体の推定値を加算し、当該区間から前記空間へ退出する前記移動体の推定値を減算する、
    請求項2に記載の狭域情報の推定方法。
  4. 前記推定モデルを取得するステップにおいて、
    所定の時間後に第1の前記場所に至る可能性がある前記移動体のうち、該第1の場所に至る前に第2の前記場所へ進入する前記移動体を除外して、前記所定の時間後に前記第1の場所へ進入する前記移動体の数を算出する、
    請求項2または請求項3に記載の狭域情報の推定方法。
  5. 前記確率を算出するステップでは、
    前記推定モデルのうち、前記区間に存在する移動体の数を、前記広域情報に含まれる当該区間に対応する区間の移動体の数とし、前記推定モデルに基づく前記場所へ進入する前記移動体の数を、実際に当該場所へ進入した前記移動体の数とする方程式における解を算出して、当該解を前記確率とする、
    請求項2から請求項の何れか1項に記載の狭域情報の推定方法。
  6. 前記推定モデルを取得するステップにおいて、
    前記場所へ進入する確率は時間によらず一定であるとし、前記区間について合計した値にさらに誤差用の変数を追加した値が、前記所定の時間後に前記場所へ進入する前記移動体の数に等しいとする推定モデルを取得し、
    前記確率を算出するステップでは、
    前記誤差用の変数の二乗を最小にする前記確率を算出する、
    請求項2から請求項の何れか1項に記載の狭域情報の推定方法。
  7. 前記広域情報は、衛星画像である、
    請求項1から請求項の何れか1項に記載の狭域情報の推定方法。
  8. 一の時刻における、所定の範囲に存在する移動体群の位置情報を含む広域情報を取得する広域情報取得部と、
    前記範囲に含まれる所定の場所への進入に関する前記移動体群の挙動を示す推定モデルを取得するモデル生成部と、
    前記広域情報と前記推定モデルとに基づいて、前記一の時刻に前記範囲に存在する移動体群が、前記一の時刻を基準とする所定の時間帯に前記場所へ進入する確率を算出する推定部と、
    を備える狭域情報の推定装置。
  9. コンピュータを、
    一の時刻における、所定の範囲に存在する移動体群の位置情報を含む広域情報を取得する手段、
    前記範囲に含まれる所定の場所への進入に関する前記移動体群の挙動を示す推定モデルを取得する手段、
    前記広域情報と前記推定モデルとに基づいて、前記一の時刻に前記範囲に存在する移動体群が、前記一の時刻を基準とする所定の時間帯に前記場所へ進入する確率を算出する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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