JP7112036B2 - 冷却装置、及び調理システム - Google Patents

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Description

本発明は、調理容器を冷却する冷却装置、及び冷却装置を備えた調理システムに関する。
従来の技術においては、受電コイルと熱交換素子を有し、ワイヤレス給電を用いた電気式保温保冷容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電気式保温保冷容器は、内側容器と、外側容器と、底蓋とを備え、受電コイルが、容器の底部に配置され、面状の熱交換素子が、内側容器の側面に、内側容器を取り囲むように配置されている。
特開2015-231473号公報
特許文献1に記載の技術においては、熱交換素子を保温保冷容器の内側の側面に配置し、保温保冷容器の中に入れた液体を保温又は保冷する。しかし、熱交換素子を備えた保温保冷容器以外の鍋等の調理容器を冷却することができず、汎用性が低いという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、汎用性を向上することができる冷却装置、及び調理システムを得るものである。
本発明に係る冷却装置は、電力によって動作し、熱を吸熱する冷却部と、前記冷却部に前記電力を供給する電力供給部と、前記冷却部を収納し、調理容器に着脱自在に取り付けられる筐体と、を備え、前記筐体は、円盤状に形成され、可撓性を有する材料により構成されたものである。
また、本発明に係る冷却装置は、電力によって動作し、熱を吸熱する冷却部と、前記冷却部に前記電力を供給する電力供給部と、前記冷却部を収納し、調理容器に着脱自在に取り付けられる筐体と、を備え、前記筐体は、帯状に形成され、可撓性を有する材料により構成され、前記電力供給部は、磁気共鳴又は電磁誘導により電力を受電する受電コイルと、前記受電コイルが受電した電力を直流電力へ変換する電力変換部を有し、前記冷却部は、前記電力変換部から供給された直流電力によって動作し、前記受電コイルは、前記筐体の短手方向の端部に配置されたものである。
本発明に係る冷却装置は、冷却部を収納する筐体が、調理容器に着脱自在に取り付けられる。このため、熱交換素子を備えた容器以外の調理容器を冷却することができ、汎用性を向上することができる。
実施の形態1に係る冷却装置を示す斜視図である。 実施の形態1に係る冷却装置を示す平面図である。 実施の形態1に係る冷却装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る冷却装置の冷却部の構成を模式的に示す側面図である。 実施の形態1に係る冷却装置の冷却部を示す平面図である。 実施の形態1に係る冷却装置の設置状態を模式的に示す縦断面図である。 実施の形態1に係る冷却装置の変形例1における冷却部を示す平面図である。 実施の形態1に係る冷却装置の変形例1を示す平面図である。 実施の形態1に係る冷却装置の変形例1における設置状態を模式的に示す側面図である。 実施の形態1に係る冷却装置の変形例2を示す斜視図である。 実施の形態1に係る冷却装置の変形例3の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る冷却装置を示す平面図である。 実施の形態2に係る冷却装置の設置状態を模式的に示す横断面図である。 実施の形態2に係る冷却装置の設置状態を模式的に示す縦断面図である。 実施の形態2に係る冷却装置の変形例1を示す斜視図である。 実施の形態2に係る冷却装置の変形例1における設置状態を模式的に示す縦断面図である。 実施の形態2に係る冷却装置の変形例2を示す平面図である。 実施の形態2に係る冷却装置の変形例2における設置状態を模式的に示す縦断面図である。 実施の形態3に係る調理システムの誘導加熱調理器を示す分解斜視図である。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の加熱コイル及び送電コイルを示す平面図である。 実施の形態3に係る冷却装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る調理システムの冷却装置及び誘導加熱調理器の構成を示す図である。 図23の構成の具体的な回路図である。 実施の形態3に係る冷却装置を示す平面図である。 実施の形態3に係る冷却装置の設置状態を模式的に示す縦断面図である。 実施の形態3に係る調理システムにおける、冷却装置の筐体及び受電コイルと、誘導加熱調理器の加熱コイルとの大きさを説明する図である。 実施の形態3に係る冷却装置の変形例1における設置状態を模式的に示す縦断面図である。 実施の形態3に係る冷却装置の変形例2を示す平面図である。 実施の形態3に係る冷却装置の変形例2における設置状態を模式的に示す縦断面図である。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の変形例3における加熱コイルを示す平面図である。
以下、本発明に係る冷却装置及び調理システムの実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す冷却装置及び調理システムは、本発明の冷却装置及び調理システムが適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された冷却装置及び調理システムによって本発明の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
(構成)
図1は、実施の形態1に係る冷却装置を示す斜視図である。
図2は、実施の形態1に係る冷却装置を示す平面図である。
図3は、実施の形態1に係る冷却装置の構成を示すブロック図である。
図1~図3に示すように、冷却装置100は、筐体10、冷却部20、電力供給部30、操作部40、及び制御部50を備える。
筐体10は、調理容器5(図6参照)に着脱自在に取り付けられる。筐体10は、例えば、円盤状に形成されている。また、筐体10は、中央部に開口11が形成されている。筐体10は、樹脂、金属、又は樹脂と金属との複合材など、任意の材料により構成される。筐体10は伝熱性が良い材料が望ましい。筐体10には、冷却部20及び電力供給部30が収納されている。電力供給部30は、筐体10の外周側に配置され、冷却部20は、電力供給部30よりも筐体10の内周側に配置されている。なお、電力供給部30と冷却部20との間に、熱伝達を抑制する断熱材を設けても良い。また、電力供給部30を囲むように断熱材を設けても良い。
電力供給部30は、冷却部20に電力を供給する。電力供給部30は、バッテリ34と電力変換部35とを備える。バッテリ34は、乾電池等の一次電池又はリチウムイオン電池等の二次電池で構成される。電力変換部35は、バッテリ34から供給された直流電力を、任意の直流電力に変換して、冷却部20へ出力する。電力変換部35は、例えばDC/DCコンバータで構成される。
操作部40は、冷却装置100に対する入力操作を行う。操作部40は、冷却装置100の手前側の上面に配置されている。操作部40は、例えばロータリースイッチ、プッシュスイッチ若しくはタクトスイッチ等の機械的なスイッチ、又は電極の静電容量の変化により入力操作を検知するタッチスイッチ等により構成されている。操作部40からの入力操作としては、例えば、冷却装置100の電源をオンオフさせる入力操作、及び冷却部20による冷却温度レベルの入力操作が含まれる。なお、操作部40は、冷却装置100の動作状態を表示する表示部を備えても良い。
制御部50は、操作部40からの入力操作に応じて、電力変換部35の動作を制御する。制御部50は、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPUで構成される。なお、CPUは、Central Processing Unitの略称である。また、CPUは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はプロセッサともいう。
制御部50が専用のハードウェアである場合、制御部50は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。制御部50が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現しても良いし、各機能部を一つのハードウェアで実現しても良い。なお、ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。また、FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略称である。
制御部50がCPUの場合、制御部50が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリに格納される。CPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部50の各機能を実現する。ここで、メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリである。
なお、制御部50の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしても良い。なお、RAMは、Random Access Memoryの略称である。また、ROMは、Read Only Memoryの略称である。また、EPROMは、Erasable Programmable Read Only Memoryの略称である。また、EEPROMは、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略称である。
冷却部20は、電力供給部30から供給された電力によって動作し、調理容器5(図6参照)の熱を吸熱する。冷却部20は、熱電素子であるペルチェ素子を含んで構成される。
図4は、実施の形態1に係る冷却装置の冷却部の構成を模式的に示す側面図である。
図5は、実施の形態1に係る冷却装置の冷却部を示す平面図である。
図4及び図5に示すように、冷却部20は、複数のP型熱電半導体20a、複数のN型熱電半導体20b、複数の電極20c、及び一対の絶縁部材20dを備える。一対の絶縁部材20dは、例えばセラミックなどの絶縁性の材料により構成される。一対の絶縁部材20dは、平板状に構成されている。一対の絶縁部材20dは、筐体10の形状に対応した円環状に構成されている。一対の絶縁部材20dは、対向して配置されている。
複数のP型熱電半導体20a及び複数のN型熱電半導体20bは、一対の絶縁部材20dの間に配置されている。P型熱電半導体20aとN型熱電半導体20bとは、交互に配置されている。電極20cは、隣り合って配置されたP型熱電半導体20aとN型熱電半導体20bを電気的に接続する。電極20cの端部にはリード線20eが接続されている。リード線20eの他方は電力供給部30に接続され、電力供給部30からの直流電圧が印加される。
P型熱電半導体20a、N型熱電半導体20b及び電極20cはペルチェ素子を構成する。電極20cに直流電流が流れると、P型熱電半導体20a及びN型熱電半導体20bと電極20cとの接触面で発熱又は吸熱が起きる。これにより、一対の絶縁部材20dのうち、コールドサイドとなる一方は冷却され、一対の絶縁部材20dのうち、ホットサイドとなる他方は加熱される。
なお、筐体10は、コールドサイドとなる絶縁部材20dが筐体10の表面に露出させるように、冷却部20を収納する構成でも良い。これにより、コールドサイドとなる絶縁部材20dによる吸熱を効率良く行うことができる。
なお、一対の絶縁部材20dのうち、ホットサイドとなる絶縁部材20dに、例えば放熱フィン等の放熱手段を密着させて配置しても良い。これにより、ホットサイドとなる絶縁部材20dからの熱が放熱され易くなる。
図6は、実施の形態1に係る冷却装置の設置状態を模式的に示す縦断面図である。
冷却装置100は、調理容器5に着脱自在に取り付けられる。例えば、図6に示すように、冷却装置100は、調理容器5の蓋5aの上面に載置される。冷却装置100は、冷却部20のコールドサイドとなる下面が、調理容器5の蓋5aの上面と対向するように、調理容器5の蓋5aに密着して配置される。冷却装置100が調理容器5の上部に載置された際、筐体10の開口11内に蓋5aの把手5bが配置される。
なお、冷却装置100は、調理容器5の任意の位置に配置することができる。例えば、調理容器5の上部に蓋5aを配置せずに、調理容器5の上部に冷却装置100を配置しても良い。また、調理容器5の下面に冷却装置100を配置しても良い。
なお、冷却装置100の筐体10の開口11を省略して、筐体10を平板状に形成しても良い。
なお、冷却装置100の筐体10の形状は、円盤状に限らず任意の形状で良い。例えば、三角形、四角形、五角形以上の多角形状、又は楕円形状でも良い。また、冷却装置100の筐体10の形状は、平板状に限らず、半球形状、立方形状又は任意の曲面からなる立体形状でも良い。
(動作)
次に、本実施の形態1における冷却装置100の動作について説明する。
使用者は、冷却部20のコールドサイドとなる面が調理容器5と対向するように、冷却装置100を調理容器5に取り付ける。
次に、使用者は、操作部40により冷却開始の入力操作を行う。制御部50は、操作部40からの入力操作によって設定された電力に応じて、電力供給部30の動作を制御する。ここで、操作部40からの入力操作としては、例えば「弱」「中」「強」の3段階の冷却温度レベルの入力操作などがある。
制御部50は、操作部40からの入力操作に応じて、電力供給部30の動作を制御する。例えば、制御部50は、冷却温度レベルに応じて、冷却部20へ供給する直流電力のオンオフを制御する。具体的には、入力操作が「強」である場合、制御部50は、電力供給部30から冷却部20への直流電力の供給を常時オン状態にする。入力操作が「中」である場合、制御部50は、電力供給部30から冷却部20への直流電力の供給を周期的にオン状態とオフ状態とを切り替える。入力操作が「弱」である場合、制御部50は、電力供給部30から冷却部20への直流電力の供給を、入力操作が「中」と比較してオフ状態が長くなるように、周期的にオン状態とオフ状態とを切り替える。
冷却部20に直流電力が供給されると、コールドサイドとなる絶縁部材20dと対向する調理容器5が冷却され、調理容器5内に投入された調理物が冷却される。
なお、調理容器5を加熱調理器によって加熱調理した後に、冷却装置100による上記の冷却動作を行ってもよい。例えば、調理容器5を加熱調理器に載置した状態で、冷却装置100を調理容器5の蓋5aの上面に載置する。加熱調理器は調理容器5の下面を加熱する加熱動作を行う。加熱調理器による加熱動作の後、冷却装置100による上記の冷却動作を行ってもよい。これにより、使用者が調理容器5を移動させることなく、加熱動作と冷却動作とを行うことができ、利便性を向上することができる。
以上のように本実施の形態1においては、冷却装置100は、電力によって動作し、熱を吸熱する冷却部20と、冷却部20に電力を供給する電力供給部30と、冷却部20を収納し、調理容器5に着脱自在に取り付けられる筐体10とを備える。このため、任意の調理容器5を冷却することができ、汎用性を向上することができる。また、加熱調理の後、冷却装置100による冷却動作を行うことで、調理容器5内の調理物を冷蔵庫へ保存する温度まで低下する時間を短縮することができるため、自然冷却と比較して、調理物における菌の繁殖を抑制することができる。また、加熱調理の後、冷却装置100による冷却動作を行うことで、調理容器5内の調理物への味の浸み込みを良くして、調理物のおいしさを増すことができる。
また、本実施の形態1においては、電力供給部30は、バッテリ34を有し、冷却部20は、バッテリ34から供給された直流電力によって動作する。このため、冷却装置100へ電力を供給するための電源ケーブル等が不要となる。よって、冷却装置100を調理容器5へ取り付ける際に、電源ケーブル等が邪魔にならず、着脱を容易に行うことができる。
また、本実施の形態1においては、電力供給部30は、バッテリ34から供給された直流電力を可変する電力変換部35を有する。このため、冷却部20の冷却温度を可変することができる。
また、本実施の形態1においては、冷却装置100は、冷却装置100に対する入力操作を行う操作部40と、操作部40からの入力操作に応じて、電力変換部35の動作を制御する制御部50とを備える。このため、操作部40からの入力操作に応じて、冷却部20の冷却動作を制御することができる。
また、本実施の形態1においては、筐体10は、円盤状に形成されている。このため、市場に広く普及している円筒形の鍋等の調理容器5の上部の形状に、筐体10の形状を対応させることができ、冷却部20による吸熱を効率よく行うことができる。また、調理容器5の蓋5aに代えて、冷却装置100を調理容器5の上部に載置することができる。よって、冷却部20による吸熱を効率よく行うことができる。
また、本実施の形態1においては、電力供給部30は、筐体10の外周側に配置され、冷却部20は、電力供給部30よりも筐体10の内周側に配置されている。このため、温度が高くなりやすい調理容器5の内周側に冷却部20が配置され、冷却部20による吸熱を効率良く行うことができる。また、調理容器5からの熱により電力供給部30が加熱され難くなる。従って、電力供給部30の熱による劣化及び破損を防止することができる。
また、本実施の形態1においては、筐体10は、中央部に開口11が形成されている。このため、調理容器5の蓋5aに把手5bが設けられている場合であっても、冷却装置100と蓋5aの上面とを密着させることができる。よって、冷却部20による吸熱を効率良く行うことができる。
(変形例1)
図7は、実施の形態1に係る冷却装置の変形例1における冷却部を示す平面図である。
図8は、実施の形態1に係る冷却装置の変形例1を示す平面図である。
冷却装置100の筐体10は、可撓性を有する材料により構成されても良い。筐体10は、例えば樹脂により構成される。
図7及び図8に示すように、冷却装置100は、複数の冷却部20を備える。複数の冷却部20は、矩形形状を有する。複数の冷却部20は、例えば棒状に形成される。複数の冷却部20は、筐体10の中心から外周に向けて放射状に配置されている。複数の冷却部20は、それぞれ、コールドサイドとなる絶縁部材20dが筐体10の同じ面を向くように配置されている。
図9は、実施の形態1に係る冷却装置の変形例1における設置状態を模式的に示す側面図である。
図9に示すように、調理容器5の蓋5aが上方に突出した形状である場合、冷却装置100の筐体10は、可撓性を有するため、蓋5aの形状に沿って変形し、筐体10の下面が蓋5aの上面と密着して配置される。また、複数の冷却部20が、筐体10の中心から外周に向けて放射状に配置されているため、蓋5aの中央から外周へ向けた傾斜に沿って配置される。
このような構成により、調理容器5の蓋5aが平面でない場合であっても、冷却装置100を調理容器5に密着して取り付けることが可能となる。よって、冷却部20による吸熱を効率良く行うことができる。
(変形例2)
図10は、実施の形態1に係る冷却装置の変形例2を示す斜視図である。
冷却装置100の筐体10は、少なくとも冷却部20を収納する構成で有ればよい。即ち、電力供給部30及び操作部40の少なくとも一方を、筐体10とは別体に設けても良い。
例えば図10に示すように、電力供給部30及び操作部40を筐体10とは別体に設け、リード線20eを介して、電力供給部30と冷却部20とを接続する。
このような構成により、調理容器5からの熱により電力供給部30が加熱され難くなる。従って、電力供給部30の熱による劣化及び破損を防止することができる。
(変形例3)
図11は、実施の形態1に係る冷却装置の変形例3の構成を示すブロック図である。
図11に示すように、冷却装置100は、交流電源37へ接続されるプラグ36を備える。電力供給部30は、プラグ36を介して交流電源37から供給された交流電力を、直流電力へ変換する電力変換部35を有する。電力変換部35は、交流電力を直流電力に整流する整流回路35aと、整流回路35aによって整流された直流電力を、任意の直流電力に変換して冷却部20へ出力するDC/DCコンバータ35bとを備える。冷却部20は、電力変換部35から供給された直流電力によって動作する。
このような構成により、バッテリ34からの電力供給と比較して、冷却動作中にバッテリ切れが発生することがなく、長時間連続して冷却動作を行うことができる。
(変形例4)
冷却装置100は、調理容器5の温度を検知する温度センサを備えても良い。制御部50は、温度センサが検知した温度に応じて、電力供給部30から冷却部20へ供給される電力を制御しても良い。
例えば、操作部40から、設定温度に関する操作が入力される。制御部50は、温度センサの検知した温度が、設定温度となるように冷却部20を制御する。具体的には、制御部50は、温度センサの検知した温度が、設定温度よりも低い場合、電力供給部30から冷却部20への直流電力の供給をオフ状態にする。また、制御部50は、温度センサの検知した温度が、設定温度以上である場合、電力供給部30から冷却部20への直流電力の供給をオン状態にする。なお、制御部50による冷却部20の制御は、上述した制御に限定されず、任意の温度制御を適用することができる。例えば、制御部50は、設定温度と温度センサが検知した温度との温度差(設定温度<センサ温度)が大きいほど、電力供給部30のオンデューティ比を増加させる制御を行ってもよい。
なお、上記実施の形態1においては、操作部40及び制御部50を設けた構成を説明したが、操作部40及び制御部50を省略した構成であっても良い。例えば、電力変換部35は、バッテリ34から出力された電力を、予め設定した電力へ変換して冷却部20へ供給しても良い。また、電力変換部35を省略し、バッテリ34から出力された電力を直接、冷却部20へ供給しても良い。なお、バッテリ34から冷却部20への電力供給をオンオフする切替スイッチを設けても良い。
実施の形態2.
以下、実施の形態2における冷却装置100の構成について、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図12は、実施の形態2に係る冷却装置を示す平面図である。
筐体10は、可撓性を有する材料により構成されている。筐体10は、例えば樹脂により構成される。図12に示すように、冷却装置100の筐体10は、帯状に形成されている。例えば、筐体10は、矩形の平板状に形成されている。筐体10は、長手方向の長さが、市場に広く普及している鍋等の調理容器5の円周の長さよりも長く構成されている。
筐体10には、開口11a及び開口11bが形成されている。開口11a及び開口11bは、筐体10の長手方向に沿って延びる矩形形状を有する。開口11a及び開口11bは、筐体10の中央より短手方向の端部側へずれた位置に形成されている。なお、筐体10に形成する開口は、少なくとも1つで良い。また、筐体10に開口を形成しない構成でも良い。
冷却装置100は、複数の冷却部20を備える。複数の冷却部20は、矩形形状を有する。複数の冷却部20は、例えば棒状に形成される。複数の冷却部20は、筐体10の長手方向に並んで配置されている。複数の冷却部20は、それぞれ、コールドサイドとなる絶縁部材20dが筐体10の同じ面を向くように配置されている。電力供給部30は、筐体10の短手方向の端部に配置されている。
図13は、実施の形態2に係る冷却装置の設置状態を模式的に示す横断面図である。
図14は、実施の形態2に係る冷却装置の設置状態を模式的に示す縦断面図である。
図13及び図14に示すように、冷却装置100は、調理容器5の外側の側面の周囲を囲むように配置される。即ち、冷却装置100は、可撓性を有する筐体10が、調理容器5の外側の側面に沿うように変形させられて、調理容器5の外周を囲むように調理容器5に着脱自在に取り付けられる。なお、筐体10の長手方向の端部に、磁石又はフックなどの保持手段12を設け、筐体10を調理容器5の側面に沿って変形させた状態を保持するようにしても良い。
冷却装置100は、冷却部20のコールドサイドとなる面が、調理容器5の側面と対向するように、調理容器5の側面に密着して配置される。冷却装置100が調理容器5の側面に取り付けられた際、筐体10の開口11a及び開口11b内に、調理容器5の側面に設けられた把手5cが配置される。
冷却装置100が調理容器5の側面に取り付けられた際、電力供給部30は、調理容器5の上部側に配置される。
以上のように本実施の形態2においては、筐体10は、帯状に形成され、可撓性を有する材料により構成されている。このため、調理容器5の側面に、冷却装置100を調理容器5に密着して取り付けることが可能となる。よって、冷却部20による吸熱を効率良く行うことができる。
また、本実施の形態2においては、複数の冷却部20が、筐体10の長手方向に並んで配置されている。このため、冷却部20が可撓性を有しない構成であっても、筐体10を調理容器5の側面の形状に沿って変形させ易くすることができる。
また、本実施の形態2においては、電力供給部30は、筐体10の短手方向の端部に配置されている。このため、冷却装置100を調理容器5の側面に取り付けた際に、電力供給部30が調理容器5の上部側に配置される。よって、調理容器5の下面が加熱調理器によって加熱される場合であっても、電力供給部30が加熱され難くなる。従って、電力供給部30の熱による劣化及び破損を防止することができる。
また、本実施の形態2においては、筐体10は、少なくとも1つの開口11が形成されている。このため、調理容器5の側面に把手5cが設けられている場合であっても、冷却装置100と調理容器5の側面とを密着させることができる。よって、冷却部20による吸熱を効率良く行うことができる。
(変形例1)
図15は、実施の形態2に係る冷却装置の変形例1を示す斜視図である。図15においては、冷却装置100の要部のみを示している。
図15に示すように、筐体10は、帯状に形成された帯状部13と、帯状部13の短手方向の端部から、帯状部13に交差する方向に延びる延出部14とを有する形状としても良い。例えば、延出部14は、筐体10の短手方向に沿った断面形状において、帯状部13の短手方向の端部から、帯状部13と直交する方向に延びて形成されている。冷却部20は、帯状部13に配置され、電力供給部30は、延出部14に配置されている。
図16は、実施の形態2に係る冷却装置の変形例1における設置状態を模式的に示す縦断面図である。
図16に示すように、冷却装置100は、筐体10の帯状部13が調理容器5の内側の側面に沿って、調理容器5の内部に配置される。また、冷却装置100は、冷却部20のコールドサイドとなる面が、調理容器5の中央側へ向くように、調理容器5の側面に密着して配置される。また、冷却装置100は、筐体10の延出部14が、調理容器5の周壁の上端に載置される。即ち、冷却装置100は、可撓性を有する筐体10の帯状部13が、調理容器5の内側の側面に沿うように変形させられ、且つ、筐体10の延出部14によって調理容器5の周壁に保持されて、調理容器5に着脱自在に取り付けられる。
なお、筐体10は、水密状に形成され、調理容器5内の液状の調理物が、筐体10内に流入を防止する構成である。
このような構成により、冷却装置100を調理容器5の内部に着脱自在に取り付けることができる。よって、冷却装置100と調理容器5内の調理物とを密着させることができ、冷却部20による吸熱を効率よく行うことができる。また、電力供給部30が筐体10の延出部14に配置されているので、調理容器5が加熱調理器によって加熱される場合であっても、電力供給部30が加熱され難くなる。従って、電力供給部30の熱による劣化及び破損を防止することができる。
(変形例2)
図17は、実施の形態2に係る冷却装置の変形例2を示す平面図である。図17においては、冷却装置100の要部のみを示している。また、図17においては、冷却部20の図示を省略している。
図17に示すように、筐体10の短手方向の端部に、筐体10を調理容器5の側面に保持する保持手段15を備えても良い。保持手段15は、例えば、筐体10の短手方向の一方の端部から筐体10の面と直交して延び、筐体10の短手方向の他方の端部に向かって折れ曲がるフック状に形成されている。保持手段15は、例えば、筐体10と一体形成されている。保持手段15は、筐体10の端部に複数形成しても良い。
図18は、実施の形態2に係る冷却装置の変形例2における設置状態を模式的に示す縦断面図である。
図18に示すように、冷却装置100は、筐体10が保持手段15によって調理容器5の外側の側面に取り付けられる。即ち、冷却装置100は、可撓性を有する筐体10が、調理容器5の外側の側面に沿うように変形させられ、且つ、筐体10の端部が保持手段15によって調理容器5の周壁に保持されて、調理容器5に着脱自在に取り付けられる。
なお、本変形例2における冷却装置100は、調理容器5の内側の側面に沿って、調理容器5の内部に配置しても良い。
このような構成により、冷却装置100を調理容器5の側面に着脱自在に取り付けることができる。よって、冷却装置100と調理容器5の側面とを密着させることができ、冷却部20による吸熱を効率よく行うことができる。また、保持手段15によって筐体10を調理容器5へ保持するので、冷却装置100の調理容器5への着脱を容易に行うことができる。
実施の形態3.
以下、実施の形態3における調理システムの構成及び動作について説明する。
調理システムは、冷却装置100と誘導加熱調理器200とを備える。誘導加熱調理器200は、非接触電力伝送装置として機能し、冷却装置100へ非接触により電力を伝送する。なお、実施の形態3における冷却装置100の構成については、上記実施の形態1及び2との相違点を中心に説明する。
(構成)
図19は、実施の形態3に係る調理システムの誘導加熱調理器を示す分解斜視図である。
図19に示すように、誘導加熱調理器200の上部には、鍋等の調理容器5が載置される天板204を有している。天板204には、調理容器5を誘導加熱するための加熱口として、第1加熱口201及び第2加熱口202を備えている。第1加熱口201及び第2加熱口202は、天板204の手前側において、横方向に並設されている。また、誘導加熱調理器200は、3口目の加熱口として、第3加熱口203も備えている。第3加熱口203は、第1加熱口201及び第2加熱口202の奥側であって、天板204の横方向のほぼ中央位置に設けられている。
第1加熱口201、第2加熱口202及び第3加熱口203のそれぞれの下方には、加熱口に載置された調理容器5を加熱する加熱コイル211a、加熱コイル211b及び加熱コイル211cが設けられている。なお、以下の説明において、加熱コイル211a、加熱コイル211b及び加熱コイル211cを区別しない場合には単に加熱コイル211と称する。
天板204は、全体が耐熱強化ガラス又は結晶化ガラス等の赤外線を透過する材料で構成されている。また、天板204には、各加熱口の加熱コイル211の加熱範囲に対応して、鍋の大まかな載置位置を示す円形の鍋位置表示が、塗料の塗布又は印刷等により形成されている。
天板204の手前側には、各加熱口の加熱コイル211で調理容器5等を加熱する際の投入電力及び調理メニュー等を設定するための入力装置として、本体操作部240が設けられている。なお、本実施の形態3では、加熱手段毎に本体操作部240を分けて、本体操作部240a、本体操作部240b及び本体操作部240cとしている。
また、本体操作部240の近傍には、報知手段として、各加熱手段の動作状態、本体操作部240からの入力及び操作内容等を表示する本体表示部241が設けられている。なお、本実施の形態3では、加熱手段毎に本体表示部241を分けて、本体表示部241a、本体表示部241b及び本体表示部241cとしている。
なお、本体操作部240及び本体表示部241は、上述のように加熱手段毎に設けられている場合、及び、各加熱手段共通のものとして設ける場合等、特に限定するものではない。ここで、本体操作部240は、例えばプッシュスイッチ又はタクトスイッチ等の機械的なスイッチ、電極の静電容量の変化により入力操作を検知するタッチスイッチ等により構成されている。また、本体表示部241は、例えばLCD又はLED等で構成されている。
なお、本体操作部240と本体表示部241とは、これらを一体に構成した操作表示部としても良い。操作表示部は、例えば、LCDの上面にタッチスイッチを配置したタッチパネル等によって構成される。なお、LCDは、Liquid Crystal Deviceの略称である。また、LEDは、Light Emitting Diodeの略称である。
誘導加熱調理器200の内部には、インバータ回路250と本体制御部245とが設けられている。インバータ回路250は、加熱コイル211に高周波電力を供給する。本体制御部245は、インバータ回路250を含め誘導加熱調理器200全体の動作を制御する。
図20は、実施の形態3に係る誘導加熱調理器の加熱コイル及び送電コイルを示す平面図である。
加熱コイル211は、同心円状に径が異なる複数のリング状のコイルが配置されて構成されている。図20では、加熱コイル211が、3重のリング状のコイルのものを示している。加熱コイル211は、第1加熱口201の中央に配置された内周コイル221と、内周コイル221の外周側に配置された中間コイル222と、中間コイル222の外周側に配置された外周コイル223とを有している。
内周コイル221、中間コイル222及び外周コイル223は、絶縁皮膜された金属からなる導線が巻き付けられることにより構成される。導線としては、例えば、銅又はアルミニウムなど任意の金属を用いることができる。また、内周コイル221、中間コイル222及び外周コイル223は、それぞれ、導線が独立して巻かれている。
また図20に示すように、誘導加熱調理器200の天板204の下方には、磁気共鳴により、冷却装置100へ電力を送る送電コイル65が設けられている。送電コイル65は、絶縁皮膜された金属からなる導線が巻き付けられることにより構成される。導線としては、例えば、銅又はアルミニウムなど任意の金属を用いることができる。送電コイル65は、インダクタンスが加熱コイル211と比較して小さく構成される。
送電コイル65は、平面視において、加熱コイル211を囲むように設けられている。例えば、送電コイル65は、外周コイル223の外周側に配置されている。また、送電コイル65は、内周コイル221、中間コイル222及び外周コイル223に対して、同心円状に配置されている。
なお、送電コイル65の形状及び配置はこれに限定されるものではない。例えば、送電コイル65を複数設けても良い。また、送電コイル65を、平面視において、各加熱口の加熱コイル211a、加熱コイル211b及び加熱コイル211cを囲むように設けても良い。
図21は、実施の形態3に係る冷却装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態3における冷却装置100は、誘導加熱調理器200から非接触で電力を受電する。本実施の形態3における冷却装置100は、上記実施の形態1の構成に加え、第1通信装置52と、温度センサ51とを備えている。また、本実施の形態3における冷却装置100の電力供給部30は、受電コイル31と、受電回路32とを備えている。
受電コイル31は、磁気共鳴により、送電コイル65から電力を受ける。受電コイル31は、絶縁皮膜された金属からなる導線が巻き付けられることにより構成される。導線としては、例えば、銅又はアルミニウムなど任意の金属を用いることができる。受電回路32は、受電コイル31が受けた電力を電力変換部35へ供給する。詳細は後述する。
冷却部20、制御部50、第1通信装置52、及び温度センサ51は、受電回路32から供給された電力によって動作する。
温度センサ51は、例えば赤外線センサにより構成され、冷却装置100が取り付けられた調理容器5の温度を検知する。なお、温度センサ51は、例えばサーミスタなどの接触式のセンサで構成しても良い。温度センサ51は、検知した温度に相当する電圧信号を制御部50へ出力する。
制御部50は、温度センサ51が検知した温度の情報を、第1通信装置52に送信させる。第1通信装置52は、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、又はNFCなど、任意の通信規格に適合した無線通信インターフェースによって構成される。第1通信装置52は、誘導加熱調理器200の第2通信装置242(図22参照)と無線通信を行う。なお、LANは、Local Area Networkの略称である。また、NFCは、Near Field Communicationの略称である。
図22は、実施の形態3に係る誘導加熱調理器の構成を示すブロック図である。
図22に示すように、誘導加熱調理器200には、加熱コイル211、インバータ回路250、本体制御部245、本体操作部240、第2通信装置242、送電回路60、及び送電コイル65が配置されている。
本体制御部245は、本体操作部240からの操作内容及び第2通信装置242から受信した通信情報に基づいて、インバータ回路250を制御する。また、本体制御部245は、動作状態などに応じて、本体操作部240への表示を行う。
本体制御部245は、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPUで構成される。本体制御部245が専用のハードウェアである場合、本体制御部245は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。本体制御部245が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現しても良いし、各機能部を一つのハードウェアで実現しても良い。本体制御部245がCPUの場合、本体制御部245が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリに格納される。CPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、本体制御部245の各機能を実現する。なお、本体制御部245の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしても良い。
インバータ回路250は、交流電源から供給された交流電力を20kHz~100kHz程度の高周波の交流電力に変換して、加熱コイル211へ出力する。インバータ回路250から高周波の交流電力が加熱コイル211に供給されると、加熱コイル211には、数十A程度の高周波電流が流れる。加熱コイル211に流れる高周波電流により発生する高周波磁束によって、加熱コイル211の直上の天板204上に載置された調理容器5が誘導加熱される。
第2通信装置242は、第1通信装置52の通信規格に適合した無線通信インターフェースによって構成される。第2通信装置242は、冷却装置100の第1通信装置52と無線通信を行う。
送電回路60は、送電コイル65に電力を供給する。詳細は後述する。
(磁気共鳴方式による電力伝送)
図23は、実施の形態3に係る調理システムの冷却装置及び誘導加熱調理器の構成を示す図である。
図24は、図23の構成の具体的な回路図である。
なお、図23及び図24は、誘導加熱調理器200及び冷却装置100の、磁気共鳴方式による電力伝送に関する構成を示している。
誘導加熱調理器200と冷却装置100とは、共振特性を利用して電力伝送を行う磁気共鳴方式(共振結合型)の非接触電力伝送システムを構成する。即ち、誘導加熱調理器200は、磁気共鳴によって冷却装置100へ電力を送電する共振型電力送電装置を構成する。また、冷却装置100は、磁気共鳴によって誘導加熱調理器200から電力を受電する共振型電力受電装置を構成する。
図23及び図24に示すように、誘導加熱調理器200の送電回路60は、共振型電源60a及び整合回路60bにより構成されている。
共振型電源60aは、送電コイル65への電力の供給を制御するものであり、直流又は交流の入力電力を所定の周波数の交流に変換して出力するものである。この共振型電源60aは、共振スイッチング方式による電源回路で構成され、出力インピーダンスZo、共振周波数fo及び共振特性値Qoを有する。
また、共振型電源60aの共振周波数foは、MHz帯域の周波数に設定されている。共振周波数foは、例えば、6.78MHzである。なお、共振周波数foは、これに限らず、MHz帯域において、6.78MHzの整数倍の周波数としても良い。
整合回路60bは、共振型電源60aの出力インピーダンスZoと送電コイル65の通過特性インピーダンスZtとの間のインピーダンス整合を行うものである。この整合回路60bは、インダクタL及びキャパシタCによるπ型又はL型のフィルタで構成され、その通過特性インピーダンスZpを有する。
送電コイル65は、整合回路60bを介した共振型電源60aからの交流電力を入力して共振動作を行い、非放射型の電磁界を近傍に発生させることで、冷却装置100の受電コイル31に対して電力伝送を行うものである。この送電コイル65は、コイルとキャパシタC5とにより共振回路が形成され、共振型のアンテナとして機能する。送電コイル65は、通過特性インピーダンスZt、共振周波数ft及び共振特性値Qtを有する。
また、共振型電源60aの共振周波数fo及び共振特性値Qoは、共振型電源60aの出力インピーダンスZoと整合回路60bの通過特性インピーダンスZpから決まる。送電コイル65の共振周波数ft及び共振特性値Qtは、送電コイル65の通過特性インピーダンスZtと整合回路60bの通過特性インピーダンスZpから決まる。
そして、この2つの共振特性値Qo、Qtから、誘導加熱調理器200は、下式(1)の共振特性値Qtxを有することになる。
[数1]
Qtx=√(Qo・Qt) (1)
冷却装置100の受電回路32は、整流回路32a及び変換回路32bにより構成されている。
受電コイル31は、送電コイル65からの非放射型の電磁界と共振結合動作を行うことで電力を受電し、交流電力を出力するものである。この受電コイル31は、コイルとキャパシタC11とにより共振回路が形成され、共振型のアンテナとして機能する。受電コイル31は、通過特性インピーダンスZrを有する。
整流回路32aは、受電コイル31からの交流電力を直流電力に変換する整流機能と、受電コイル31の通過特性インピーダンスZrと変換回路32bの入力インピーダンスZRLとの間のインピーダンス整合を行う整合機能を有する整合型整流回路である。整合機能は、インダクタL及びキャパシタCによるπ型又はL型のフィルタで構成される。また、整流回路32aは、通過特性インピーダンスZsを有する。なおここでは、整流回路32aが整流機能及び整合機能を有するものとしたが、これに限るものではなく、整流効率は下がるが整流機能のみで構成してもよい。
変換回路32bは、整流回路32aからの直流電力を入力し、所定の電圧へ変換して負荷回路(冷却部20等)へ供給するものである。この変換回路32bは、高周波電圧リップルを平滑するためのLCフィルタ(平滑フィルタ)と、所定の電圧へ変換するためのDC/DCコンバータ等で構成され、その入力インピーダンスZRLを有している。なお、DC/DCコンバータを設けず、平滑フィルタのみで構成してもよい。
また、冷却装置100の共振特性値Qr及び共振周波数frは、受電コイル31の通過特性インピーダンスZrと、整流回路32aの通過特性インピーダンスZsと、変換回路32bの入力インピーダンスZRLから決まる。
そして、共振型電源60aの共振特性値Qo、送電コイル65の共振特性値Qt及び冷却装置100の共振特性値Qrに相関関係を持たせるように、各機能部の特性インピーダンスを設定する。すなわち、誘導加熱調理器200の共振特性値Qtx(=√(Qo・Qt))と冷却装置100の共振特性値Qrとを近づける(下式(2))。
具体的には下式(3)の範囲内が望ましい。
[数2]
√(Qo・Qt)≒Qr (2)
[数3]
0.5Qr≦√(Qo・Qt)≦1.5Qr (3)
このように、共振型電源60aの共振特性値Qo、送電コイル65の共振特性値Qt及び冷却装置100の共振特性値Qrという3つの共振特性値に、上記のような相関関係を持たせることにより、電力伝送効率の低減を抑制することができる。従って、磁気共鳴方式(共振結合型)による電力伝送は、電磁誘導方式(電磁誘導結合型)による電力伝送と比較して、送電コイル65と受電コイル31との間の距離を長くすることができる。
図25は、実施の形態3に係る冷却装置を示す平面図である。図25においては、冷却装置100の冷却部20のコールドサイドとなる面、即ち調理容器5と対向する面からみた平面図を示している。
図25に示すように、受電コイル31は、筐体10に収納されている。受電コイル31は、円盤状に形成された筐体10の外周形状に沿って、円形状に形成されている。受電コイル31は、冷却部20よりも外周側に配置されている。
なお、受電コイル31の形状及び配置はこれに限定されるものではない。例えば、受電コイル31を複数設けても良い。また、受電コイル31を、筐体10とは別体で設けても良い。例えば、受電コイル31を含む電力供給部30を筐体10とは別体に設け、リード線20eを介して、電力供給部30と冷却部20とを接続しても良い。
図26は、実施の形態3に係る冷却装置の設置状態を模式的に示す縦断面図である。図26においては、調理容器5が、誘導加熱調理器200の天板204に載置された状態を示している。
図26に示すように、冷却装置100は、調理容器5の蓋5aの上面に載置される。冷却装置100は、冷却部20のコールドサイドとなる下面が、調理容器5の蓋5aの上面と対向するように、調理容器5の蓋5aに密着して配置される。冷却装置100が調理容器5の上部に載置された際、筐体10の開口11内に蓋5aの把手5bが配置される。また、筐体10の外周側に配置された受電コイル31は、加熱コイル211を囲むように設けられた送電コイル65の上方に配置される。
なお、図26に示すように、冷却装置100の受電コイル31の外径は、市場に広く普及している鍋等の調理容器5の外径よりも大きく形成されるのが望ましい。受電コイル31の外径が、調理容器5の外径よりも大きく形成されることで、受電コイル31と送電コイル65との間が調理容器5によって遮蔽され難くなる。
ここで、筐体10の外径L1と、受電コイル31の外径L2と、加熱コイル211の外径L3との関係について説明する。
図27は、実施の形態3に係る調理システムにおける、冷却装置の筐体及び受電コイルと、誘導加熱調理器の加熱コイルとの大きさを説明する図である。なお、図27においては、天板204の図示を省略している。
図27に示すように、冷却装置100は、筐体10の外径L1が、加熱コイル211の外径L3よりも大きく形成されている。誘導加熱調理器200によって誘導加熱される調理容器5としては、加熱コイル211の外径L3よりも外径が小さいものが市場に広く普及している。このため、筐体10の外径L1を加熱コイル211の外径L3よりも大きく形成することで、誘導加熱される調理容器5の外径よりも筐体10の外径L1が大きくなる場合が多くなる。調理容器5の外径よりも筐体10の外径L1が大きく形成されることで、冷却装置100を調理容器5の上部に安定して載置することができる。また、筐体10の外周部に配置した電力供給部30と、調理容器5との距離を離すことができ、調理容器5からの熱により電力供給部30が加熱され難くなる。
また、冷却装置100は、受電コイル31の外径L2が、加熱コイル211の外径L3よりも大きく形成されている。このため、誘導加熱される調理容器5の外径よりも加熱コイル211の外径L3が大きくなる場合が多くなる。よって、受電コイル31と送電コイル65との間が調理容器5によって遮蔽される場合が少なくなる。
(動作)
次に、本実施の形態3における調理システムの動作について、調理容器5を誘導加熱する加熱動作と、調理容器5を冷却する冷却動作とに分けて説明する。
[加熱動作]
使用者は、鍋などの調理容器5を誘導加熱調理器200の天板204の加熱口に載置する。使用者は、本体操作部240により加熱開始の入力操作を行う。本体制御部245は、本体操作部240からの入力操作によって設定された電力に応じて、インバータ回路250の動作を制御する。例えば、本体制御部245は、設定された電力に応じて、インバータ回路250から加熱コイル211へ供給される高周波電流の周波数を可変させる。
加熱コイル211に高周波電流が流れると高周波磁界が発生し、調理容器5の底には磁束変化を打ち消す方向に渦電流が流れ、その流れる渦電流の損失よって調理容器5が加熱される。
[冷却動作]
使用者は、冷却部20のコールドサイドとなる面が調理容器5と対向するように、冷却装置100を調理容器5に取り付ける。
次に、使用者は、本体操作部240により冷却開始の入力操作を行う。例えば、本体操作部240からの入力操作としては、例えば「弱」「中」「強」の3段階の冷却温度レベルの入力操作、又は調理容器5の設定温度の値の入力操作などがある。
本体操作部240により冷却開始の入力操作がされると、本体制御部245は、送電回路60を動作させ、送電コイル65への電力の供給を開始させる。これにより、磁気共鳴によって送電コイル65から冷却装置100の受電コイル31へ電力が供給される。また、本体制御部245は、本体操作部240からの入力操作に応じて、送電回路60の動作を制御する。例えば、本体制御部245は、冷却温度レベルに応じて、送電回路60から送電コイル65へ供給する電力の大きさを制御する。
受電コイル31が受電した交流電力は、受電回路32によって直流電力に変換される。受電コイル31から出力された直流電力は、電力変換部35によって可変されたあと、冷却部20へ供給される。冷却部20に直流電力が供給されると、コールドサイドとなる絶縁部材20dと対向する調理容器5が冷却される。
冷却装置100の温度センサ51は、調理容器5の温度を検知する。制御部50は、温度センサ51が検知した温度の情報を、第1通信装置52に送信させる。
誘導加熱調理器200の第2通信装置242は、第1通信装置52から送信された温度の情報を受信し、本体制御部245へ出力する。誘導加熱調理器200の本体制御部245は、冷却装置100の温度センサ51から取得した温度の情報に応じて、送電回路60の駆動を制御する。
具体的には、本体制御部245は、温度センサ51の検知した温度が、設定温度となるように送電回路60を制御する。本体制御部245は、温度センサ51の検知した温度が、設定温度よりも低い場合、送電回路60から送電コイル65への電力の供給を停止する。また、本体制御部245は、温度センサ51の検知した温度が、設定温度以上である場合、送電回路60から送電コイル65へ供給する電力を大きくする。なお、本体制御部245による送電回路60の制御は、上述した制御に限定されず、任意の温度制御を適用することができる。例えば、本体制御部245は、設定温度と温度センサ51が検知した温度との温度差(設定温度<センサ温度)が大きいほど、送電回路60から送電コイル65へ供給する電力を増加させる制御を行ってもよい。
なお、上述した加熱動作と冷却動作とは、それぞれ並行して動作を行うこともでき、それぞれ連続して行うこともできる。例えば図26に示すように、使用者は、調理容器5を天板204の加熱口に載置し、調理容器5の蓋5aの上部に冷却装置100を取り付ける。この状態において、調理システムは、誘導加熱調理器200の加熱コイル211による加熱動作と、冷却装置100の冷却部20による冷却動作とを並行して動作させても良い。また例えば、調理容器5を天板204の加熱口に載置し、調理容器5の蓋5aの上部に冷却装置100を取り付けた状態において、調理システムは、加熱動作と冷却動作とを連続して、又は交互に行ってもよい。
以上のように本実施の形態3においては、調理システムは、冷却装置100と誘導加熱調理器200とを備える。誘導加熱調理器200は、調理容器5を誘導加熱する加熱コイル211と、加熱コイル211に高周波電流を供給するインバータ回路250と、磁気共鳴により電力を送る送電コイル65と、送電コイル65に電力を供給する送電回路60とを備える。冷却装置100の電力供給部30は、磁気共鳴により電力を受電する受電コイル31と、受電コイル31が受電した電力を直流電力へ変換する電力変換部35を有し、冷却部20は、電力変換部35から供給された直流電力によって動作する。
このため、バッテリからの電力供給と比較して、冷却動作中にバッテリ切れが発生することがなく、長時間連続して冷却動作を行うことができる。また、冷却装置100へ電力を供給するための電源ケーブル等が不要となる。よって、冷却装置100を調理容器5へ取り付ける際に、電源ケーブル等が邪魔にならず、着脱を容易に行うことができる。
また、調理システムは、加熱動作と冷却動作とを並行して又は連続して行うことができるため、調理容器5内の調理物に対して冷却と加熱の連携調理が可能となる。また、加熱動作の後、冷却動作を行うことで、調理容器5内の調理物への味の浸み込みを良くして、調理物のおいしさを増すことができる。また、加熱動作の後、調理容器5内の調理物を冷蔵庫へ保存する温度まで低下する時間を短縮することができるため、自然冷却と比較して、調理物における菌の繁殖を抑制することができる。
また、調理容器5を天板204の加熱口に載置した状態において、冷却装置100を調理容器5に取り付けることができる。このため、誘導加熱調理器200による加熱調理をした後に、調理容器5を移動させることなく、冷却装置100による冷却動作を行うことができる。よって、加熱動作と冷却動作との連携が容易となる。
また、本実施の形態3においては、本体操作部240からの入力操作に応じて、送電回路60を制御する本体制御部245を備える。このため、冷却装置100の冷却動作の開始及び停止等、冷却部20の動作を、誘導加熱調理器200の本体操作部240によって容易に設定できる。
また、本実施の形態3においては、冷却装置100は、調理容器5の温度を検知する温度センサ51と、温度センサ51が検知した温度の情報を送信する第1通信装置52とを有する。誘導加熱調理器200は、第2通信装置242から送信された温度の情報を受信する第2通信装置242と、温度の情報に応じて、送電回路60の動作を制御する本体制御部245とを有する。このため、冷却動作において温度センサ51からの検出信号をもとに制度の良い温度制御を行うことができる。
また、本実施の形態3においては、受電コイル31は、磁気共鳴により、送電コイル65から電力を受ける。このため、電磁誘導結合による電力伝送と比較して、誘導加熱調理器200から電力が伝送される冷却装置100の、設置位置の制約を軽減することができる。
例えば電磁誘導結合による電力伝送の場合、電力伝送の周波数と加熱コイル211に流れるコイル電流の周波数とが近似するため、電磁誘導結合による電力伝送の磁界と加熱コイル211から生じた磁界とが干渉して誤動作することがある。このため、電磁誘導結合による電力伝送の場合、誘導加熱と電力伝送とを同時に行うことが困難となる。よって、電磁誘導結合による電力伝送では、対策として、誘導加熱の投入電力を低下させたり、あるいは一旦停止させる必要がある。
一方、本実施の形態3の調理システムにおいては、磁気共鳴による電力伝送を行うので、誘導加熱を低下又は停止させる必要がない。よって、使い勝手の良い調理システムを得ることができる。
また、例えば電磁誘導結合による電力伝送の場合、送電コイルの位置と受電コイルの位置とにずれが生じると、電力伝送の効率が大きく低下する。このため、電磁誘導結合による電力伝送では、送電コイルに流れる電流が過大となり、送電コイルの発熱が大きくなる。更に位置ずれが大きくなると受電装置へ電力伝送をすることができなくなる。
一方、本実施の形態3の調理システムにおいては、磁気共鳴による電力伝送を行うので、送電コイル65の位置と受電コイル31の位置とにずれが生じても、つまり対向配置されていなくても、安定して電力伝送を行うことができる。
また、本実施の形態3においては、磁気共鳴の共振周波数は、MHz帯域の周波数である。例えば、インバータ回路250の駆動周波数は、20kHz以上100kHz未満であり、磁気共鳴の共振周波数は、6.78MHz又は6.78MHzの整数倍である。
このように、磁気共鳴による電力伝送の共振周波数と、加熱コイル211に流れるコイル電流の周波数とは大きく異なるので、誘導加熱調理器200から冷却装置100への電力伝送が、加熱コイル211に流れるコイル電流による磁界の影響を受けることがない。そのため、コイル電流の大小、すなわち投入電力の大小によらず、安定して電力伝送を行うことができる。また、調理容器5の誘導加熱と冷却装置100への電力伝送とを同時に行うことが可能となる。また、送電コイル65から発生した磁界によって、天板204上に載置された導電体(金属)が誘導加熱されることがない。例えば金属製の調理器具などが天板204上に載置された場合であっても、送電コイル65から発生した磁界によって誘導加熱されることがない。
また、磁気共鳴の共振周波数は、加熱コイル211に流れる高周波電流の周波数と比較して極めて高いため、送電コイル65のインダクタンスを加熱コイル211と比較して極めて小さくすることができる。よって、送電コイル65にフェライトなどの磁性体を設ける必要が無い。従って、誘導加熱調理器200を小型化することができ、安価な誘導加熱調理器200を得ることができる。
(変形例1)
図28は、実施の形態3に係る冷却装置の変形例1における設置状態を模式的に示す縦断面図である。
上述した実施の形態2と同様に、冷却装置100の筐体10は、帯状に形成され、可撓性を有する材料により構成されても良い。図28に示すように、筐体10は、帯状に形成された帯状部13と、帯状部13の短手方向の端部から、帯状部13に交差する方向に延びる延出部14とを有する形状としても良い。例えば、延出部14は、筐体10の短手方向に沿った断面形状において、帯状部13の短手方向の端部から、帯状部13と直交する方向に延びて形成されている。冷却部20は、帯状部13に配置され、受電コイル31を含む電力供給部30は、延出部14に配置されている。
このような構成により、冷却装置100が調理容器5の内部に取り付けられた際、筐体10の延出部14に配置された電力供給部30が、調理容器5の周壁の外側に配置される。このため、電力供給部30の受電コイル31が、調理容器5の周壁の外側に配置され、受電コイル31と送電コイル65との間が調理容器5によって遮蔽され難くなる。また、電力供給部30が筐体10の延出部14に配置されているので、調理容器5が加熱調理器によって加熱される場合であっても、受電コイル31を含む電力供給部30が加熱され難くなる。従って、受電コイル31を含む電力供給部30の熱による劣化及び破損を防止することができる。
(変形例2)
図29は、実施の形態3に係る冷却装置の変形例2を示す平面図である。図29においては、冷却装置100の要部のみを示している。
図29に示すように、受電コイル31を含む電力供給部30は、筐体10の短手方向の端部に配置されても良い。
図30は、実施の形態3に係る冷却装置の変形例2における設置状態を模式的に示す縦断面図である。
図30に示すように、冷却装置100は、調理容器5の外側の側面の周囲を囲むように配置される。冷却装置100が調理容器5の側面に取り付けられた際、受電コイル31を含む電力供給部30は、調理容器5の下部側に配置される。
このような構成により、調理容器5が誘導加熱調理器200に載置された状態において、送電コイル65と受電コイル31との距離を短くすることができ、効率良く非接触電力伝送を行うことができる。
(変形例3)
図31は、実施の形態3に係る誘導加熱調理器の変形例3における加熱コイルを示す平面図である。
受電コイル31は、電磁誘導により、加熱コイル211から電力を受ける構成であっても良い。誘導加熱調理器200は、送電回路60及び送電コイル65を省略した構成でも良い。即ち、図31に示すように、天板204の第1加熱口201の下方には、内周コイル221、中間コイル222及び外周コイル223によって構成された加熱コイル211のみを設ける構成でも良い。
例えば、中径の調理容器5が、内周コイル221及び中間コイル222の上方に配置され、上記変形例2における冷却装置100が、調理容器5の側面に取り付けられた際、受電コイル31と、外周コイル223とが対向して配置される。
冷却動作において、使用者は、本体操作部240により冷却開始の入力操作を行う。本体操作部240により冷却開始の入力操作がされると、本体制御部245は、インバータ回路250を動作させ、外周コイル223への電力の供給を開始させる。インバータ回路250から外周コイル223へ高周波電流が供給されると、外周コイル223から高周波磁束が発生する。外周コイル223から高周波磁束が発生すると、冷却装置100の受電コイル31には電磁誘導による電力が発生する。これにより、電磁誘導によって外周コイル223から冷却装置100の受電コイル31へ電力が供給される。
また、本体制御部245は、本体操作部240からの入力操作に応じて、インバータ回路250の動作を制御する。例えば、本体制御部245は、冷却温度レベルに応じて、インバータ回路250から外周コイル223へ供給する電力の大きさを制御する。
また、本体制御部245は、冷却装置100の温度センサ51から取得した温度の情報に応じて、インバータ回路250の駆動を制御する。具体的には、本体制御部245は、温度センサ51の検知した温度が、設定温度となるようにインバータ回路250を制御する。本体制御部245は、温度センサ51の検知した温度が、設定温度よりも低い場合、受電コイル31と対向する外周コイル223への電力の供給を停止する。また、本体制御部245は、温度センサ51の検知した温度が、設定温度以上である場合、受電コイル31と対向する外周コイル223へ供給する電力を大きくする。
このように、誘導加熱調理器200の加熱コイル211から冷却装置100の受電コイル31へ、電磁誘導により、電力を伝送することで、誘導加熱調理器200に送電回路60及び送電コイル65を設ける必要がなく、構成を簡略化することができる。
5 調理容器、5a 蓋、5b 把手、5c 把手、10 筐体、11 開口、11a 開口、11b 開口、12 保持手段、13 帯状部、14 延出部、15 保持手段、20 冷却部、20a P型熱電半導体、20b N型熱電半導体、20c 電極、20d 絶縁部材、20e リード線、30 電力供給部、31 受電コイル、32 受電回路、32a 整流回路、32b 変換回路、34 バッテリ、35 電力変換部、35a 整流回路、35b DC/DCコンバータ、36 プラグ、37 交流電源、40 操作部、50 制御部、51 温度センサ、52 第1通信装置、60 送電回路、60a 共振型電源、60b 整合回路、65 送電コイル、100 冷却装置、200 誘導加熱調理器、201 第1加熱口、202 第2加熱口、203 第3加熱口、204 天板、211 加熱コイル、211a 加熱コイル、211b 加熱コイル、211c 加熱コイル、221 内周コイル、222 中間コイル、223 外周コイル、240 本体操作部、240a 本体操作部、240b 本体操作部、240c 本体操作部、241 本体表示部、241a 本体表示部、241b 本体表示部、241c 本体表示部、242 第2通信装置、245 本体制御部、250 インバータ回路。

Claims (22)

  1. 電力によって動作し、熱を吸熱する冷却部と、
    前記冷却部に前記電力を供給する電力供給部と、
    前記冷却部を収納し、調理容器に着脱自在に取り付けられる筐体と、
    を備え
    前記筐体は、
    円盤状に形成され、
    可撓性を有する材料により構成され
    冷却装置。
  2. 前記冷却部は、矩形形状を有する複数の熱電素子を有し、
    前記複数の熱電素子は、前記筐体の中心から外周に向けて放射状に配置された
    請求項1に記載の冷却装置
  3. 前記電力供給部は、前記筐体の外周側に配置され、
    前記冷却部は、前記電力供給部よりも前記筐体の内周側に配置された
    請求項1又は2に記載の冷却装置。
  4. 前記筐体は、中央部に開口が形成された
    請求項1~3の何れか一項に記載の冷却装置。
  5. 前記電力供給部は、バッテリを有し、
    前記冷却部は、前記バッテリから供給された直流電力によって動作する
    請求項1~4の何れか一項に記載の冷却装置。
  6. 前記電力供給部は、
    前記バッテリから供給された前記直流電力を可変する電力変換部を有する
    請求項に記載の冷却装置。
  7. 前記電力供給部は、
    交流電源から供給された交流電力を直流電力へ変換する電力変換部を有し、
    前記冷却部は、前記電力変換部から供給された直流電力によって動作する
    請求項1~4の何れか一項に記載の冷却装置。
  8. 前記電力供給部は、
    磁気共鳴又は電磁誘導により電力を受電する受電コイルと、
    前記受電コイルが受電した電力を直流電力へ変換する電力変換部を有し、
    前記冷却部は、前記電力変換部から供給された直流電力によって動作する
    請求項1~4の何れか一項に記載の冷却装置。
  9. 電力によって動作し、熱を吸熱する冷却部と、
    前記冷却部に前記電力を供給する電力供給部と、
    前記冷却部を収納し、調理容器に着脱自在に取り付けられる筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、帯状に形成され、可撓性を有する材料により構成され、
    前記電力供給部は、
    磁気共鳴又は電磁誘導により電力を受電する受電コイルと、
    前記受電コイルが受電した電力を直流電力へ変換する電力変換部を有し、
    前記冷却部は、前記電力変換部から供給された直流電力によって動作し、
    前記受電コイルは、
    前記筐体の短手方向の端部に配置された
    冷却装置。
  10. 前記冷却部は、複数の熱電素子を有し、
    前記複数の熱電素子は、前記筐体の長手方向に並んで配置された
    請求項に記載の冷却装置。
  11. 前記筐体は、少なくとも1つの開口が形成された
    請求項9又は10に記載の冷却装置。
  12. 前記筐体を前記調理容器の側面に保持する保持手段を備えた
    請求項11の何れか一項に記載の冷却装置。
  13. 前記冷却装置に対する入力操作を行う操作部と、
    前記操作部からの入力操作に応じて、前記電力変換部の動作を制御する制御部と、
    を備えた
    請求項6~12の何れか一項に記載の冷却装置。
  14. 前記冷却部は、ペルチェ素子を含む
    請求項1~13の何れか一項に記載の冷却装置。
  15. 請求項8~12、又は請求項8~12に従属する請求項13若しくは14の何れか一項に記載の冷却装置と、
    誘導加熱調理器と、
    を備え、
    前記誘導加熱調理器は、
    前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
    を有し、
    前記受電コイルは、前記加熱コイルから電磁誘導により電力を受ける
    調理システム。
  16. 前記誘導加熱調理器は、
    前記冷却装置に対する入力操作を行う本体操作部と、
    前記本体操作部からの入力操作に応じて、前記インバータ回路の動作を制御する本体制御部と、
    を備えた請求項15に記載の調理システム。
  17. 前記冷却装置は、前記調理容器の温度を検知する温度センサと、
    前記温度センサが検知した温度の情報を送信する第1通信装置と、を有し、
    前記誘導加熱調理器は、
    前記第1通信装置から送信された前記温度の情報を受信する第2通信装置と、
    前記温度の情報に応じて、前記インバータ回路の動作を制御する本体制御部と、
    を備えた請求項15に記載の調理システム。
  18. 請求項8~12、又は請求項8~12に従属する請求項13若しくは14の何れか一項に記載の冷却装置と、
    誘導加熱調理器と、
    を備え、
    前記誘導加熱調理器は、
    前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
    磁気共鳴により電力を送る送電コイルと、
    前記送電コイルに電力を供給する送電回路と、
    を備え、
    前記受電コイルは、前記送電コイルから磁気共鳴により電力を受ける
    調理システム。
  19. 前記誘導加熱調理器は、
    前記冷却装置に対する入力操作を行う本体操作部と、
    前記本体操作部からの入力操作に応じて、前記送電回路の動作を制御する本体制御部と、
    を備えた請求項18に記載の調理システム。
  20. 前記冷却装置は、前記調理容器の温度を検知する温度センサと、
    前記温度センサが検知した温度の情報を送信する第1通信装置と、を有し、
    前記誘導加熱調理器は、
    前記第1通信装置から送信された前記温度の情報を受信する第2通信装置と、
    前記温度の情報に応じて、前記送電回路の動作を制御する本体制御部と、
    を備えた請求項18に記載の調理システム。
  21. 前記受電コイルの外径が、前記加熱コイルの外径よりも大きい
    請求項1520の何れか一項に記載の調理システム。
  22. 請求項1~請求項6~8に従属する請求項13、又は請求項1~8に従属する請求項14の何れか一項に記載の冷却装置と、
    誘導加熱調理器と、
    を備え、
    前記誘導加熱調理器は、
    前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルを有し、
    前記冷却装置は、前記筐体の外径が、前記加熱コイルの外径よりも大きい
    調理システム。
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