JP7109759B2 - ポリウレタン系樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents

ポリウレタン系樹脂組成物及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表面処理炭酸カルシウムを含むポリウレタン系樹脂組成物及びその製造方法に関する。
ポリウレタン系樹脂組成物は、その優れたゴム弾性、耐光性、耐摩耗性、耐薬品性等から、エラストマー、コーティング剤、シーリング材、塗料、塗膜防水材、床材、壁材、接着剤等の各種分野で広く利用されている。
脂肪酸、樹脂酸などで表面処理された炭酸カルシウムは、ポリウレタン系樹脂組成物において、適度な粘性を付与するため用いられている(特許文献1)。
特開2008-222773号公報
シーリング材などの用途においては、対象物に対する良好な追随性などを得るため、モジュラスが低く、伸びが高く、かつ強度が高い硬化物が得られるポリウレタン系樹脂組成物が要望される場合がある。
本発明の目的は、硬化物のモジュラスが低く、伸びが高く、かつ強度が高いポリウレタン系樹脂組成物及びその製造方法を提供することにある。
本発明のポリウレタン系樹脂組成物は、脂肪酸、樹脂酸及びこれらの誘導体の少なくとも1種で炭酸カルシウムを表面処理してなり、400μg/g~2200μg/gのアルカリ金属を含み、BET比表面積が5m/g~30m/gである表面処理炭酸カルシウムと、ポリウレタン系樹脂とを含み、表面処理炭酸カルシウムのBET比表面積1m/gあたりの表面処理量が、0.18×10-2g/m以上であることを特徴としている。
本発明において、アルカリ金属は、ナトリウム及びカリウムの少なくとも1種であることが好ましい。
本発明において、ポリウレタン系樹脂組成物はビスマス系触媒を含むことが好ましい。これにより、本発明の効果をより顕著に得ることができる。
本発明の製造方法は、上記本発明のポリウレタン系樹脂組成物を製造する方法であって、脂肪酸、樹脂酸及びこれらの誘導体の少なくとも1種で炭酸カルシウムを表面処理する工程と、表面処理された炭酸カルシウムと、アルカリ金属の量が400μg/g~2200μg/gとなるようにアルカリ金属化合物とを混合して表面処理炭酸カルシウムを得る工程と、表面処理炭酸カルシウムとポリウレタン系樹脂組成物とを混合する工程とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、硬化物のモジュラスが低く、伸びが高く、かつ強度が高いポリウレタン系樹脂組成物にすることができる。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(炭酸カルシウム)
表面処理炭酸カルシウムのベースとなる炭酸カルシウムは、特に限定されない。炭酸カルシウムとしては、例えば、従来公知の炭酸カルシウムを用いることができる。炭酸カルシウムの具体例としては、合成炭酸カルシウム、天然炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウム)などが挙げられる。炭酸カルシウムは、合成炭酸カルシウムであることが好ましい。
合成炭酸カルシウムは、特に限定されない。合成炭酸カルシウムとしては、例えば沈降性(膠質)炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムなどが挙げられる。合成炭酸カルシウムは、例えば水酸化カルシウムを炭酸ガスと反応させることによって製造することができる。水酸化カルシウムは、例えば酸化カルシウムを水と反応させることによって製造することができる。酸化カルシウムは、例えば石灰石原石をコークスなどで混焼することによって製造することができる。この場合、焼成時に炭酸ガスが発生するので、この炭酸ガスを水酸化カルシウムと反応させることによって炭酸カルシウムを製造することができる。
天然炭酸カルシウムは、天然に産出する炭酸カルシウム原石を公知の方法で粉砕することにより得られるものである。炭酸カルシウム原石を粉砕する方法としては、ローラーミル、高速回転ミル(衝撃剪断ミル)、容器駆動媒体ミル(ボールミル)、媒体撹拌ミル、遊星ボールミル、ジェットミルなどで粉砕する方法が挙げられる。
本発明の表面処理炭酸カルシウムのBET比表面積は、5m/g~30m/gであるので、ベースとなる炭酸カルシウムとして、同程度のBET比表面積を用いることが好ましい。表面処理によるBET比表面積の変化は、一般に左程大きくないことが知られている。
(脂肪酸、樹脂酸及びこれらの誘導体)
脂肪酸及びその誘導体は、特に限定されない。脂肪酸及びその誘導体としては、例えば脂肪酸、その金属塩、そのエステル化物などが挙げられる。
脂肪酸としては、例えば炭素数6~31の飽和または不飽和の脂肪酸が挙げられる。
飽和脂肪酸の具体例としては、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アライン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸などが挙げられる。これらの中でも、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などが好ましく用いられる。
また、不飽和脂肪酸の具体例としては、オブッシル酸、カルロレイン酸、ウンデシレン酸、リンデル酸、ツズ酸、フィゼテリン酸、モリストレイン酸、パルミトレイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、アスクレビン酸、バクセン酸、ガドレイン酸、ゴンドイン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、セラコレイン酸、キシメン酸、ルメクエン酸、ソルビン酸、リノール酸などが挙げられる。
脂肪酸の金属塩としては、例えば、上記脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩などが挙げられる。これらの中でも上記脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩が好ましい。
脂肪酸のエステル化物としては、例えば、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸ラウリル、パルミチン酸ステアリル、パルミチン酸ラウリルなどが挙げられる。
より好ましい脂肪酸及びその誘導体としては、炭素数9~21の飽和脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩が挙げられる。これらの中でも、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などのナトリウム塩が特に好ましい。
樹脂酸及びその誘導体は、特に限定されない。樹脂酸及びその誘導体としては、例えば樹脂酸、その金属塩、その他の誘導体などが挙げられる。
樹脂酸の具体例としては、アビエチン酸、ピマル酸、レポピマール酸、ネオアビエチン酸、パルストリン酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラアビエチン酸、デキストロピマール酸、イソデキストロピマール酸などが挙げられる。
樹脂酸の金属塩としては、例えば上記樹脂酸のナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩などが挙げられる。
また、樹脂酸の誘導体としては、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、ロジンエステル、マレイン化ロジン、マレイン化ロジンエステル、ロジン変成フェノールなども挙げられる。
好ましい樹脂酸及びその誘導体としては、アビエチン酸、ネオアビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、テトラアビエチン酸、ピマル酸、デキストロピマール酸、水添ロジン、不均化ロジン、マレイン化ロジンが挙げられる。
炭酸カルシウムを脂肪酸、樹脂酸及びこれらの誘導体の少なくとも1種で表面処理する方法は特に限定されない。
表面処理は、例えば、炭酸カルシウムと水とを含むスラリーに、脂肪酸、樹脂酸及びこれらの誘導体の少なくとも1種とを添加した後、脱水、乾燥する方法などが採用できる。例えば、脂肪酸のアルカリ金属塩で炭酸カルシウムを表面処理する具体的な方法としては、次のような方法が挙げられる。
脂肪酸を水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液などのアルカリ金属水溶液中で加熱しながら、脂肪酸のアルカリ金属水溶液にする。次に、炭酸カルシウムと水とのスラリーに、脂肪酸のアルカリ金属水溶液を添加して攪拌する。これにより、炭酸カルシウムの表面を脂肪酸で表面処理することができる。
炭酸カルシウムと水とのスラリー中の炭酸カルシウムの固形分の含有量は、炭酸カルシウムの平均粒子径、炭酸カルシウムのスラリー中への分散性、スラリー脱水の容易さなどを考慮して適宜調整すればよい。一般的には、スラリーの固形分含有量を2~30重量%程度、好ましくは5~20重量%程度となるように調整することにより、適度な粘度のスラリーとすることができる。
スラリーの脱水は、例えばフィルタープレスなどの方法によって行えばよい。また、乾燥は、例えば箱型乾燥機などによって行えばよい。
また、脂肪酸を脂肪酸の金属塩とはせずに、脂肪酸を用いて炭酸カルシウムの表面を処理することもできる。例えば、炭酸カルシウムを、脂肪酸の融点以上の温度に加温しながら攪拌し、これに脂肪酸を添加して攪拌することにより、脂肪酸で炭酸カルシウムの表面を処理することができる。同様にして、脂肪酸のエステルの融点以上に炭酸カルシウムを加温しながら攪拌し、これに脂肪酸のエステルを添加することにより、脂肪酸のエステルで炭酸カルシウムの表面を処理することができる。
(アルカリ金属)
本実施形態の表面処理炭酸カルシウムは、アルカリ金属を含む。
表面処理炭酸カルシウム中に含まれるアルカリ金属の含有量は、400μg/g~2200μg/gであり、500μg/g~2000μg/gであることが好ましく、800μg/g~1800μg/gであることがより好ましい。アルカリ金属の含有量が少なすぎると、低いモジュラス、高い伸び、及び高い強度が得られない場合がある。アルカリ金属の含有量が多すぎると、良好な耐水接着性が得られない場合がある。
アルカリ金属は、ナトリウム及びカリウムの少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の表面処理炭酸カルシウムは、例えば、脂肪酸などで表面処理された炭酸カルシウムの水スラリーを脱水した後、アルカリ金属化合物の水溶液を加え、乾燥を行うことによって得ることができる。あるいは、脂肪酸などで表面処理された炭酸カルシウムのスラリーにアルカリ金属化合物の水溶液を添加した後、脱水し乾燥することによって得ることができる。
アルカリ金属化合物としては、ナトリウムまたはカリウムの水酸化物、炭酸塩などが挙げられる。アルカリ金属化合物としては、これらの中でも、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムが好ましい。アルカリ金属化合物は、1種類のみを用いてもよいし、複数種類を用いてもよい。
本発明の表面処理炭酸カルシウムのBET比表面積は、5m/g~30m/gであり、6m/g~25m/gであることが好ましく、8m/g~22m/gであることがより好ましい。BET比表面積が低すぎると、十分な粘性が得られない場合がある。BET比表面積が高すぎると、炭酸カルシウムの凝集が強く、通常の混練では分散できず、凝集体として残り、表面の意匠性を悪くする場合がある。
本発明の表面処理炭酸カルシウムにおいては、表面処理炭酸カルシウムのBET比表面積1m/gあたりの表面処理量が、0.18×10-2g/m以上であり、0.20×10-2g/m以上であることが好ましく、0.25×10-2g/m以上であることがより好ましい。表面処理炭酸カルシウムのBET比表面積1m/gあたりの表面処理量が少なすぎると、低いモジュラス、高い伸び、及び高い強度が得られない場合がある。BET比表面積1m/gあたりの表面処理量の上限値は、一般に0.50×10-2g/m程度である。
BET比表面積1m/gあたりの表面処理量は、以下の式から求めることができる。
BET比表面積1m/gあたりの表面処理量(×10-2g/m)=A/B
A:表面処理炭酸カルシウムの加熱減量(%)
B:表面処理炭酸カルシウムのBET比表面積(m/g)
なお、表面処理炭酸カルシウムの加熱減量は、表面処理剤量を測定するものであり、昇温速度を10℃/分で室温から昇温しながら、200℃と500℃に達したときのそれぞれ重量を測定する。それらの値から下記の式により加熱減量を算出する。
加熱減量(%)=[(200℃のときの重量-500℃のときの重量)/200℃のときの重量]×100
(ポリウレタン系樹脂組成物)
本発明のポリウレタン系樹脂組成物は、本発明の表面処理炭酸カルシウムと、ポリウレタン系樹脂とを含む。本発明のポリウレタン系樹脂組成物には、さらに、可塑剤、充填剤及び添加剤が含まれていてもよい。
ポリウレタン系樹脂は、主にポリイソシアネート及びポリオールからなる。
イソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5-ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート(TODI)、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート及びその変性品、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添化MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)などが挙げられる。
ポリオールとしては、アジピン酸、フタル酸、セバチン酸、ダイマー酸などのジカルボン酸、並びに、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,3-ブタンジオール、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパンなどのグリコールが挙げられる。また、その他のポリオールとしては、カプロラクトンを開環重合したタイプのエステルなどが挙げられる。
可塑剤としては、フタル酸ジメチル(DMP)、フタル酸ジエチル(DEP)、フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)、フタル酸ジヘプチル(DHP)、フタル酸ジオクチル(DOP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ジイソノデシル(DIDP)、フタル酸ジトリデシル(DTDP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)、テトラヒドロフタル酸エステル、アジピン酸ジオクチル(DOA)、アジピン酸ジイソノニル(DINA)、アジピン酸ジイソデシル(DIDA)、アジピン酸ジ-n-アルキル、ジブチルジグリコールアジペート(BXA)、アゼライン酸ビス(2-エチルヘキシル)(DOZ)、セバシン酸ジブチル(DBS)、セバシン酸ジオクチル(DOS)、マレイン酸ジブチル(DBM)、マレイン酸ジ-2-エチルヘキシル(DOM)、フマル酸ジブチル(DBF)、リン酸トリクレシル(TCP)、トリエチルホスフェート(TEP)トリブチルホスフェート(TBP)、トリス・(2-エチルヘキシル)ホスフェート(TOP)、トリ(クロロエチル)ホスフェート(TCEP)、トリスジクロロプロピルホスフェート(CRP)、トリブトキシエチルホスフェート(TBXP)、トリス(β-クロロプロピル)ホスフェート(TMCPP)、トリフェニルホスフェート(TPP)、オクチルジフェニルホスフェート(CDP)、クエン酸アセチルトリエチル、アセチルクエン酸トリブチルなどがあり、その他にはトリメリット酸系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、塩素化パラフィン、ステアリン酸系可塑剤など、さらにジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。
充填剤(増粘剤を含む)としては、無機系のものと有機系のものが挙げられる。無機系のものとしては、炭酸カルシウム(天然品、合成品)、カルシウム・マグネシウム炭酸塩(天然品、合成品)、塩基性炭酸マグネシウム、石英粉、珪石粉、微粉珪酸(乾式品、湿式品、ゲル法品)、微粉末珪酸カルシウム、微粉珪酸アルミニウム、カオリンクレー、パイオフィライトクレー、タルク、セリサイト、雲母、ベントナイト、ネフェリンサイナイト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、硫酸バリウム、カーボンブラック(ファーネス、サーマル、アセチレン)、グラファイト、針状・繊維状では、セピオライト、ワラストナイト、ゾノトライト、チタン酸カリウム、カーボン繊維、ミネラル繊維、ガラス繊維、バルン・ビーズ状では、シラスバルン、フライアッシュバルン、ガラスバルン、シリカビーズ、アルミナビーズ、ガラスビーズなどが挙げられる。有機系のものとしては、木粉、クルミ粉、コルク粉、小麦粉、澱粉、エボナイト粉末、ゴム粉末、リグニン、フェノール樹脂、ハイスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、シリコン樹脂、尿素樹脂、繊維状ではセルロース粉末、パルプ粉末、合成繊維粉末などが挙げられる。
添加剤としては、アマイドワックス、カストル油ワックスなどのワックスが挙げられる。
本発明のポリウレタン系樹脂組成物は、例えばポリウレタンシーラントとして用いることができるものである。
本発明のポリウレタン系樹脂組成物において、表面処理炭酸カルシウムの配合割合は、ポリウレタン系樹脂、可塑剤、及び液状の添加剤の合計100重量部に対し、5~400重量部であることが好ましく、さらに好ましくは10~300重量部である。可塑剤の配合割合は、特に限定されるものではなく、樹脂及び可塑剤の種類等に応じて適宜調整されるものであるが、一般には、ポリウレタン系樹脂100重量部に対し、0~100重量部の配合割合で用いられる。
以下、本発明を実施例によって、より具体的に説明する。本発明は、以下の実施例に限定されない。
<表面処理炭酸カルシウムA~Nの合成>
(表面処理炭酸カルシウムA)
BET比表面積が13m/gの合成炭酸カルシウム2000gに、固形分が10質量%となるように水を加え、40℃下で撹拌して、炭酸カルシウムのスラリーを調製した。
次に、混合脂肪酸ナトリウム塩(質量比でラウリン酸:ミリスチン酸:パルミチン酸:ステアリン酸:オレイン酸=3:2:40:15:30、ミヨシ油脂社製のタンカルMH)の10質量%水溶液を調製し、表面処理剤溶液とした。この表面処理剤溶液を上記の炭酸カルシウムスラリーに添加し、炭酸カルシウムを表面処理した。なお、炭酸カルシウム100質量部に対する混合脂肪酸ナトリウム塩の添加量は2.2質量部である。
次に、得られたスラリーを脱水して、固形分が60質量%のケーキを得た。得られたケーキを、乾燥機で乾燥して、表面処理炭酸カルシウムAを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムAのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムAの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.15×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムB)
炭酸カルシウム100質量部に対する混合脂肪酸ナトリウム塩の添加量を2.8質量部とする以外は、表面処理炭酸カルシウムAと同様にして表面処理炭酸カルシウムBを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムBのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムBの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.20×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムC)
炭酸カルシウム100質量部に対する混合脂肪酸ナトリウム塩の添加量を4.8質量部とする以外は、表面処理炭酸カルシウムAと同様にして表面処理炭酸カルシウムCを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムCのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムCの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.35×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムD)
BET比表面積が13m/gの合成炭酸カルシウム2000gに、固形分が10質量%となるように水を加え、40℃下で撹拌して、炭酸カルシウムのスラリーを調製した。
次に、混合脂肪酸ナトリウム塩(質量比でラウリン酸:ミリスチン酸:パルミチン酸:ステアリン酸:オレイン酸=3:2:40:15:30、ミヨシ油脂社製のタンカルMH)の10質量%水溶液を調製し、表面処理剤溶液とした。この表面処理剤溶液を上記の炭酸カルシウムスラリーに添加し、炭酸カルシウムを表面処理した。なお、炭酸カルシウム100質量部に対する混合脂肪酸ナトリウム塩の添加量は2.8質量部である。
次に、この脂肪酸処理した炭酸カルシウムのスラリーに、濃度2.5mol/lの水酸化ナトリウム水溶液を加えて、撹拌した。次に、得られたスラリーを脱水して、固形分が60質量%のケーキを得た。得られたケーキを、乾燥機で乾燥して、表面処理炭酸カルシウムDを得た。なお、水酸化ナトリウム水溶液の添加量は、脱水・乾燥後の表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が500μg/gとなるように調整した。
得られた表面処理炭酸カルシウムDのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムDの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.20×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムE)
表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が1000μg/gとなるように水酸化ナトリウム水溶液を添加する以外は、表面処理炭酸カルシウムDと同様にして表面処理炭酸カルシウムEを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムEのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムEの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.20×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムF)
表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が1500μg/gとなるように水酸化ナトリウム水溶液を添加する以外は、表面処理炭酸カルシウムDと同様にして表面処理炭酸カルシウムFを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムFのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムFの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.20×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムG)
表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が2000μg/gとなるように水酸化ナトリウム水溶液を添加する以外は、表面処理炭酸カルシウムDと同様にして表面処理炭酸カルシウムGを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムGのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムGの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.20×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムH)
表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が2500μg/gとなるように水酸化ナトリウム水溶液を添加する以外は、表面処理炭酸カルシウムDと同様にして表面処理炭酸カルシウムHを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムHのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムHの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.20×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムI)
BET比表面積が13m/gの合成炭酸カルシウム2000gに、固形分が10質量%となるように水を加え、40℃下で撹拌して、炭酸カルシウムのスラリーを調製した。
次に、混合脂肪酸ナトリウム塩(質量比でラウリン酸:ミリスチン酸:パルミチン酸:ステアリン酸:オレイン酸=3:2:40:15:30、ミヨシ油脂社製のタンカルMH)の10質量%水溶液を調製し、表面処理剤溶液とした。この表面処理剤溶液を上記の炭酸カルシウムスラリーに添加し、炭酸カルシウムを表面処理した。なお、炭酸カルシウム100質量部に対する混合脂肪酸ナトリウム塩の添加量は4.8質量部である。
次に、この脂肪酸処理した炭酸カルシウムのスラリーに、濃度2.5mol/lの水酸化ナトリウム水溶液を加えて、撹拌した。次に、得られたスラリーを脱水して、固形分が60質量%のケーキを得た。得られたケーキを、乾燥機で乾燥して、表面処理炭酸カルシウムIを得た。なお、水酸化ナトリウム水溶液の添加量は、脱水・乾燥後の表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が500μg/gとなるように調整した。
得られた表面処理炭酸カルシウムIのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムIの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.35×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムJ)
表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が1000μg/gとなるように水酸化ナトリウム水溶液を添加する以外は、表面処理炭酸カルシウムIと同様にして表面処理炭酸カルシウムJを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムJのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムJの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.35×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムK)
表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が1500μg/gとなるように水酸化ナトリウム水溶液を添加する以外は、表面処理炭酸カルシウムIと同様にして表面処理炭酸カルシウムKを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムKのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムKの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.35×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムL)
表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が2000μg/gとなるように水酸化ナトリウム水溶液を添加する以外は、表面処理炭酸カルシウムIと同様にして表面処理炭酸カルシウムLを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムLのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムLの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.35×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムM)
表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が2500μg/gとなるように水酸化ナトリウム水溶液を添加する以外は、表面処理炭酸カルシウムIと同様にして表面処理炭酸カルシウムMを得た。
得られた表面処理炭酸カルシウムMのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムMの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.35×10-2g/mであった。
(表面処理炭酸カルシウムN)
BET比表面積が13m/gの合成炭酸カルシウム2000gに、固形分が10質量%となるように水を加え、40℃下で撹拌して、炭酸カルシウムのスラリーを調製した。
次に、混合脂肪酸ナトリウム塩(質量比でラウリン酸:ミリスチン酸:パルミチン酸:ステアリン酸:オレイン酸=3:2:40:15:30、ミヨシ油脂社製のタンカルMH)の10質量%水溶液を調製し、表面処理剤溶液とした。この表面処理剤溶液を上記の炭酸カルシウムスラリーに添加し、炭酸カルシウムを表面処理した。なお、炭酸カルシウム100質量部に対する混合脂肪酸ナトリウム塩の添加量は2.2質量部である。
次に、この脂肪酸処理した炭酸カルシウムのスラリーに、濃度2.5mol/lの水酸化ナトリウム水溶液を加えて、撹拌した。次に、得られたスラリーを脱水して、固形分が60質量%のケーキを得た。得られたケーキを、乾燥機で乾燥して、表面処理炭酸カルシウムNを得た。なお、水酸化ナトリウム水溶液の添加量は、脱水・乾燥後の表面処理炭酸カルシウムに含まれるアルカリ金属含有量が1500μg/gとなるように調整した。
得られた表面処理炭酸カルシウムNのBET比表面積は、13m/gであった。表面処理炭酸カルシウムNの加熱減量(%)を測定し、BET比表面積1m/gあたりの表面処理量を算出したところ、0.15×10-2g/mであった。
得られた各表面処理炭酸カルシウムのアルカリ金属含有量、及びBET比表面積1m/gあたりの表面処理量の値を表1に示す。
Figure 0007109759000001
<ポリウレタン系樹脂組成物の製造>
(実施例1~8及び比較例1~6)
表1に示す表面処理炭酸カルシウムを用いて、実施例1~8及び比較例1~6のポリウレタン系樹脂組成物を製造した。具体的には、表面処理炭酸カルシウム120質量部、ポリプロピレングリコール(旭硝子社製のEXCENOL5030)100質量部、フタル酸ジイソノニル(DINP)20質量部、重質炭酸カルシウム(白石工業株式会社製のホワイトンP30)120質量部、オクチル酸ビスマス(日本化学産業株式会社製のブキャット25)0.8質量部、オクチル酸カルシウム(日本化学産業株式会社製のニッカオクチックスカルシウム)1.6質量部、オクチル酸1.6質量部を混合して、ポリウレタン系樹脂組成物の前駆体のペーストを得た。
次に、上記前駆体のペーストとTDI系イソシアネート(エムシー工業社製のタケネートL-1028)を、4対1の質量割合で混合してポリウレタン系樹脂組成物を得た。
[50%モジュラス、引張強度、伸び率の測定]
得られたポリウレタン系樹脂組成物の硬化物の50%モジュラス、引張強度、伸び率を以下のようにして測定した。JIS A 1439に規定された50×50×5mmのアルミ板を使用し、スペーサーを組み合わせて、12×12×50mmのスペースを作り、その中に、気泡が入らないように得られたポリウレタン系樹脂組成物のペーストを充填し、23℃下で14日間、次いで、30℃下で14日間養生してポリウレタン系樹脂組成物の硬化物からなる試験片を得た。得られた試験片を23℃で1日以上放置した後、オートグラフで引張速度50mm/minで引張試験を行い、50%モジュラス、引張強度、伸び率を測定した。
[耐水接着性]
得られたポリウレタン系樹脂組成物の硬化物の耐水接着性は、次のようにして測定した。上記と同様に試験片を作製し、養生した。その試験片を水中に7日間放置し、取り出して23℃で1日以上放置した後、カッターで切り込みを入れて硬化物を引張り、剥離がないものを○、あるものを×として評価した。
表2及び表3に、各実施例及び各比較例における50%モジュラス、引張強度、伸び率、耐水接着性を示す。
Figure 0007109759000002
Figure 0007109759000003
表2及び表3に示す結果から、本発明の範囲内の表面処理量及びアルカリ金属含有量を有する表面処理炭酸カルシウムを用いた実施例1~8のポリウレタン系樹脂組成物の硬化物は、モジュラスが低く、伸びが高く、かつ強度が高い硬化物が得られている。これに対し、アルカリ金属含有量が少ない表面処理炭酸カルシウムを用いた比較例1、2及び5、並びに表面処理量が少ない表面処理炭酸カルシウムを用いた比較例4では、モジュラスが低く、伸びが高く、かつ強度が高い硬化物が得られていない。また、アルカリ金属含有量が本発明の範囲より多い表面処理炭酸カルシウムを用いた比較例3及び6では、耐水接着性が劣っている。
上記各実施例及び各比較例においては、脂肪酸処理した炭酸カルシウムのスラリーに水酸化ナトリウム水溶液を添加することにより、アルカリ金属含有量を調整しているが、本発明はこれに限定されるものではない。

Claims (4)

  1. 脂肪酸、樹脂酸及びこれらの誘導体の少なくとも1種で炭酸カルシウムを表面処理してなり、400μg/g~2200μg/gのアルカリ金属を含み、BET比表面積が5m/g~30m/gである表面処理炭酸カルシウムと、ポリウレタン系樹脂(ブロック型ウレタン樹脂を配合したアクリル系プラスチゾルを除く)とを含み、前記表面処理炭酸カルシウムのBET比表面積1m/gあたりの表面処理量が、0.18×10-2g/m以上である、ポリウレタン系樹脂組成物。
  2. 前記アルカリ金属は、ナトリウム及びカリウムの少なくとも1種である、請求項1に記載のポリウレタン系樹脂組成物。
  3. ビスマス系触媒を含む、請求項1または2に記載のポリウレタン系樹脂組成物。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のポリウレタン系樹脂組成物を製造する方法であって、
    脂肪酸、樹脂酸及びこれらの誘導体の少なくとも1種で炭酸カルシウムを表面処理する工程と、
    前記表面処理された炭酸カルシウムと、アルカリ金属の量が400μg/g~2200μg/gとなるようにアルカリ金属化合物とを混合して表面処理炭酸カルシウムを得る工程と、
    前記表面処理炭酸カルシウムとポリウレタン系樹脂組成物とを混合する工程と、
    を備える、ポリウレタン系樹脂組成物の製造方法。
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