以下、遊技機の実施形態について説明する。本明細書における上、下、左、右、前(表)、及び後(裏)は、遊技者から見たときの各方向を示すものとする。
図1に示すように、遊技機としてのパチンコ遊技機10は、枠体11を備えている。枠体11は、外枠12、中枠13及び前枠14を備えている。外枠12は、遊技場などの遊技機設置設備(所謂、島設備)に固定される。中枠13は、外枠12の開口前面側に開閉可能に支持されている。中枠13には、遊技盤20を含む遊技盤ユニットが固定される。前枠14は、遊技盤20の前面を覆うように、中枠13の前面側に開閉可能に支持されている。前枠14には、遊技盤20を保護する保護ガラス15が支持されている。なお、図1において、保護ガラス15は、一部を残して図示が省略されているが、実際には前枠14の開口部14aの全体を覆っている。パチンコ遊技機10は、前枠14の前面側に、発射ハンドル16を備えている。パチンコ遊技機10では、発射ハンドル16の操作量(回動量)に応じた強度にて、遊技媒体としての遊技球が発射される。
パチンコ遊技機10は、演出の1つとして、内蔵された発光体を発光、点滅、及び消灯させる演出(以下、発光演出と示す)を実行する装飾ランプ17を備えている。パチンコ遊技機10は、前枠14の前面側に、装飾ランプ17を備えている。パチンコ遊技機10は、前枠14の前面側に、音を出力するスピーカ18を備えている。スピーカ18は、演出の1つとして、各種の音を出力する演出(以下、音演出と示す)を実行する。例えば、スピーカ18から出力される音には、背景音楽(所謂、BGM)などがある。
パチンコ遊技機10は、前枠14の前面側に、遊技者が操作可能な操作手段としての操作ボタンBTを備えている。操作ボタンBTには、操作発光体Bb(図3に示す)が内蔵されている。パチンコ遊技機10では、操作発光体Bbが発光することで、操作ボタンBTが発光する。操作発光体Bbの発光態様には、複数種類ある。具体的に、操作発光体Bbの発光態様には、操作発光体Bbが白色で発光する白色発光態様と、操作発光体Bbが水色で発光する水色発光態様と、がある。その他、操作発光体Bbの発光態様には、発光色が「…→赤色→橙色→黄色→緑色→青色→紫色→赤色→…」という順序で時間経過とともに変化する虹発光態様がある。操作発光体Bbの発光態様は、操作ボタンBTの発光態様ともいえる。
図2に示すように、遊技盤20の前面側には、正面視において略円形の遊技領域21が画成されている。遊技盤20は、発射された遊技球を遊技領域21へ案内する案内路21aを備えている。遊技盤20は、遊技領域21へ打ち出された遊技球が案内路21aへ逆戻りすることを防止する防止弁21bを備えている。発射された遊技球は、案内路21aで案内され、案内路21aの最下流に位置する防止弁21bを通過して遊技領域21に到達する。遊技領域21に到達した遊技球は、遊技領域21を流下する。
パチンコ遊技機10は、情報表示パネル22を備えている。情報表示パネル22では、パチンコ遊技機10の制御状態を示す各種の情報が報知される。情報表示パネル22は、特別図柄表示部22aを備えている。特別図柄表示部22aは、所定の図柄を変動表示させるとともに、最終的に特別図柄を確定停止表示させる特別図柄変動ゲーム(以下、特別ゲームと示す)を表示する。特別図柄は、後述する内部抽選(大当り抽選)の結果を報知するための図柄である。このように、パチンコ遊技機10は、特別ゲームを実行可能に構成されている。
本明細書において「変動表示」とは、表示されている図柄の種類が時間の経過とともに変化している状態を意味する。本明細書において「確定停止表示」とは、図柄が確定的に停止表示されており、表示されている図柄の種類が変化しない状態を意味する。特別図柄表示部22aにおいて確定停止表示可能な特別図柄には、大当り表示結果としての大当り図柄と、はずれ表示結果としてのはずれ図柄と、が少なくともある。遊技者は、特別ゲームにおいて大当り図柄が確定停止表示された場合に大当りを認識可能であり、特別ゲームにおいてはずれ図柄が確定停止表示された場合にはずれを認識可能である。本実施形態では、大当りに当選すると、当該当選の対象となる特別ゲームの終了後、大当り遊技が付与される。大当り遊技は、遊技者が多数の賞球やその他の特典を獲得し得るため、遊技者にとって有利な状態である。また、情報表示パネル22は、特別保留表示部22bを備えている。特別保留表示部22bは、始動条件が成立したが未だ実行条件が成立していないことで、その実行が保留されている特別ゲームの回数(以下、特別保留数と示す)を認識可能に表示する。例えば、特別保留数の上限数は、それぞれ4である。
情報表示パネル22は、普通図柄表示部22cを備えている。普通図柄表示部22cは、所定の図柄を変動表示させるとともに、最終的に普通図柄を確定停止表示させる普通図柄変動ゲーム(以下、普通ゲームと示す)を表示する。普通図柄表示部22cに確定停止表示可能な普通図柄には、普通当り図柄と、普通はずれ図柄と、が少なくともある。遊技者は、普通ゲームにおいて普通当り図柄が確定停止表示された場合に普通当りを認識可能であり、普通ゲームにおいて普通はずれ図柄が確定停止表示された場合に普通はずれを認識可能である。本実施形態では、普通当り抽選に当選すると、当該当選の対象となる普通ゲームの終了後、普通当り遊技が付与される。また、情報表示パネル22は、普通保留表示部22dを備えている。普通保留表示部22dは、始動条件が成立したが未だ実行条件が成立していないことで、その実行が保留されている普通ゲームの回数(以下、普通保留数と示す)を認識可能に表示する。例えば、普通保留数の上限数は、4である。
また、パチンコ遊技機10は、遊技盤20のうち、遊技領域21の略中央に、各種の装飾が施されたセンター枠23を備えている。センター枠23は、開口部23aを備えている。センター枠は、センター役やセンター役物ともいわれる。
パチンコ遊技機10は、演出表示装置25を備えている。例えば、演出表示装置25は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置であってもよい。演出表示装置25は、画像が表示される表示領域25rを備えている。演出表示装置25は、センター枠23の開口部23aを介して、遊技者が表示領域25rを視認可能となるように、遊技盤20に組み付けられている。演出表示装置25は、演出の1つとして、所定の画像を表示する演出(以下、表示演出と示す)を実行する。本実施形態では、発光演出を実行する発光手段としての装飾ランプ17と、音演出を実行する音出力手段としてのスピーカ18と、表示演出を実行する表示手段としての演出表示装置25と、のうち少なくとも1つの演出装置によって演出を実行する演出実行手段としての機能が実現される。
パチンコ遊技機10は、第1始動口26を備えている。始動口としての第1始動口26は、遊技領域21のうちセンター枠23の下方に位置している。第1始動口26は、常時、遊技球を入球させることができるように開口されている。パチンコ遊技機10は、第1始動口26に入球した遊技球を検知する第1始動センサSE1(図3に示す)を備えている。本実施形態では、第1始動センサSE1により遊技球が検知されると、特別ゲームの始動条件が成立し得るとともに、賞球の払出条件が成立する。パチンコ遊技機10は、第2始動口27を備えている。始動口としての第2始動口27は、遊技領域21のうちセンター枠23の右下方に位置している。パチンコ遊技機10は、第2始動口27に入球した遊技球を検知する第2始動センサSE2(図3に示す)を備えている。本実施形態では、第2始動センサSE2により遊技球が検知されると、特別ゲームの始動条件が成立し得るとともに、賞球の払出条件が成立する。また、第2始動口27は、第1可変部材28を有する。第1可変部材28は、遊技球を第2始動口27へ入球させ易い、又は入球させることができる開状態と、遊技球を第2始動口27へ入球させ難い、又は入球させることができない閉状態と、に動作可能である。第1可変部材28は、第1アクチュエータA1(図3に示す)から動力を受けて動作する。第1可変部材28は、普通当り抽選に当選したことを契機に、開状態に動作される。
パチンコ遊技機10は、大入賞口29を備えている。大入賞口29は、遊技領域21のうちセンター枠23の右下方に位置している。パチンコ遊技機10は、大入賞口29に入球した遊技球を検知するカウントセンサSE3(図3に示す)を備えている。本実施形態では、カウントセンサSE3により遊技球が検知されると、賞球の払出条件が成立する。大入賞口29は、第2可変部材30を有する。第2可変部材30は、遊技球を大入賞口29へ入球させることができる開状態と、遊技球を大入賞口29へ入球させることができない閉状態と、に動作可能である。第2可変部材30は、第2アクチュエータA2(図3に示す)から動力を受けて動作する。第2可変部材30は、大当りに当選したことを契機に、開状態に動作される。第2可変部材30が開状態となる場合には、大入賞口29への遊技球の入球が許容される。第2可変部材30が閉状態となる場合には、大入賞口29への遊技球の入球が許容されない。以下の説明では、第2可変部材30が開状態となることを「大入賞口29が開放される」と示し、第2可変部材30が閉状態となることを「大入賞口29が閉鎖される」と示す場合がある。
パチンコ遊技機10は、ゲート31を備えている。ゲート31は、遊技領域21のうちセンター枠23の右方に位置している。ゲート31には、常時、遊技球を入球させることができるように開放されたゲート口が開口されている。ゲート口には、入球し、通過する遊技球を検知するゲートセンサSE4(図3に示す)が配設されている。ゲートセンサSE4により遊技球が検知されると、普通ゲームの始動条件が成立し得る。
パチンコ遊技機10は、アウト口34を備えている。本実施形態において、第1始動口26や第2始動口27、大入賞口29へ入球しなかった遊技球は、アウト口34から機外へと排出される(遊技盤20から外部へ排出される)。なお、パチンコ遊技機10は、釘(遊技釘)や風車など、遊技領域21を流下する遊技球の挙動に変化を与えるための遊技構成部材を備えている。その他、パチンコ遊技機10は、特別ゲームの始動条件及び普通ゲームの始動条件が成立しない一方で、賞球の払出条件が成立する一般入賞口を備えてもよい。一般入賞口は、普通入賞口ともいわれる。
次に、パチンコ遊技機10の遊技状態について説明する。
パチンコ遊技機10は、大当り確率が異なる遊技状態として、低確率状態及び高確率状態を備えている。大当り確率は、大当り抽選において大当りに当選する確率である。高確率状態は、低確率状態に比して、大当り確率が高い遊技状態である。高確率状態は、所謂「確率変動状態(確変状態)」であり、低確率状態は、「非確率変動状態(非確変状態)」である。以下の説明では、高確率状態を「確変状態」、低確率状態を「非確変状態」と示す。また、パチンコ遊技機10は、遊技球の発射個数に対する賞球個数の割合が異なる遊技状態として、低ベース状態及び高ベース状態を備えている。高ベース状態は、低ベース状態に比して、遊技球が第2始動口27に入球する確率が高い遊技状態である。高ベース状態は、所謂「電サポ状態」であり、低ベース状態は、「非電サポ状態」である。
高ベース状態は、例えば、次に説明する3つの制御のうち任意に選択された1の制御を行うことにより、又は、複数の制御を組み合わせて行うことにより実現できる。第1の制御は、普通ゲームの変動時間を、低ベース状態のときよりも短くする普通図柄の変動時間短縮制御である。第2の制御は、普通当り抽選に当選する確率(普通当り確率)を、低ベース状態のときよりも高確率に変動させる普通図柄の確率変動制御である。第3の制御は、1回の普通当り遊技における第1可変部材28の合計開放時間を、低ベース状態のときよりも長くする開放時間延長制御である。なお、開放時間延長制御としては、1回の普通当り遊技における第1可変部材28の開放回数を低ベース状態のときよりも多くする制御、及び、普通当り遊技における第1可変部材28の1回の開放時間を低ベース状態のときよりも長くする制御のうち、少なくとも一方の制御を行うとよい。また、高ベース状態は、次に説明する第4の制御を組み合わせて実現してもよい。第4の制御は、特別ゲームの変動時間(例えば、平均の変動時間)を、低ベース状態のときよりも短くなり易くする特別図柄の変動時間短縮制御である。特別図柄の変動時間短縮制御を行う場合、高ベース状態は、所謂「変動時間短縮状態(変短状態)」となる。
なお、本実施形態では、低ベース状態であっても第1可変部材28が開状態となる場合があるため、低ベース状態であっても第2始動口27に遊技球が入球する可能性がある。しかし、低ベース状態であるときには、例えば、普通当り抽選に当選しないように構成するなどして、低ベース状態であるときには第1可変部材28が開状態とならず、第2始動口27に遊技球が入球しないように構成してもよい。その他、低ベース状態であるときには、例えば、普通当り抽選に当選したとしても第1可変部材28が開状態とならないように構成するなどして、第2始動口27に遊技球が入球しないように構成してもよい。以上のように構成する場合、低ベース状態は、第2始動口27へ遊技球が入球不能な状態といえ、高ベース状態は、第2始動口27へ遊技球が入球可能な状態といえる。
遊技状態(遊技状態の種類)には、非確変状態であって低ベース状態である遊技状態と、非確変状態であって高ベース状態である遊技状態と、確変状態であって低ベース状態である遊技状態と、確変状態であって高ベース状態である遊技状態と、がある。そして、パチンコ遊技機10では、複数種類の遊技状態のうち1つの遊技状態に制御される。なお、本実施形態では、原則として、非確変状態であって低ベース状態である遊技状態と、非確変状態であって高ベース状態である遊技状態と、確変状態であって高ベース状態である遊技状態と、のうち1つの遊技状態に制御される。
次に、パチンコ遊技機10における大当りについて説明する。
パチンコ遊技機10は、特別図柄の大当り図柄として、複数種類の大当り図柄を備えている。複数種類の大当り図柄は、第1大当り図柄と、第2大当り図柄と、に分類されている。複数種類の大当り図柄には、それぞれ大当りの種類が定められている。大当り図柄には、大当り遊技の終了後の遊技状態が定められていてもよい。大当り遊技では、最初に、予め定めたオープニング期間にわたって、大当り遊技の開始を報知するオープニング演出が行われる。大当り遊技では、オープニング演出の終了後に、大入賞口29が開放されるラウンド遊技が行われる。ラウンド遊技は、予め定めた上限回数を上限として行われる。1回のラウンド遊技において、大入賞口29は、予め定めた上限個数の遊技球が入球する第1ラウンド終了条件、又は予め定めた上限時間が経過する第2ラウンド終了条件が成立する迄の間、開放される。ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。そして、大当り遊技では、最終回のラウンド遊技が終了すると、予め定めたエンディング期間にわたって、大当り遊技の終了を報知するエンディング演出が行われる。大当り遊技は、エンディング演出の終了に伴って終了される。
第1大当り図柄に分類される大当り図柄には、大当りの種類として「第1大当り」が定められている。第1大当り図柄に分類される大当り図柄には、ラウンド遊技の上限回数として「10回」が定められている。第1大当り図柄に分類される大当り図柄には、大当り遊技の終了後の遊技状態として、確変状態とすることが定められている。第1大当り図柄に分類される大当り図柄には、大当り遊技の終了後の遊技状態として、高ベース状態とすることが定められている。第2大当り図柄に分類される大当り図柄には、大当りの種類として「第2大当り」が定められている。第2大当り図柄に分類される大当り図柄には、ラウンド遊技の上限回数として「8回」が定められている。第2大当り図柄に分類される大当り図柄には、大当り遊技の終了後の遊技状態として、非確変状態とすることが定められている。また、第2大当り図柄に分類される大当り図柄には、大当り遊技の終了後の遊技状態として、100回の特別ゲームが終了する迄の間、又は、100回の特別ゲームが終了する前に大当り遊技が付与される迄の間、高ベース状態とすることが定められている。
また、本実施形態における演出表示装置25が実行可能な表示演出には、演出用の図柄(以下、演出図柄と示す)が複数列で変動表示され、最終的に演出図柄の組み合わせが確定停止表示される演出図柄ゲーム(以下、演出ゲームと示す)がある。演出ゲームは、複数列の演出図柄が変動して実行される。演出図柄は、キャラクタや模様などの装飾が施された図柄であって、表示演出を多様化させるためのものであり、「装飾図柄」や「飾り図柄」ともいわれる。本実施形態における演出ゲームは、第1列、第2列及び第3列の図柄列(演出図柄列)をそれぞれ縦方向に変動表示(スクロール表示)させて行われる。以下の説明では、「第1列」を「左列」と示すとともに「第1図柄」を「左図柄」と示し、「第2列」を「中列」と示すとともに「第2図柄」を「中図柄」と示し、「第3列」を「右列」と示すとともに「第3図柄」を「右図柄」と示す。各列では、原則、[1]~[8]の数字を模した演出図柄が所定の順序で変動表示される。
演出ゲームは、特別ゲームと連動して行われる。具体的に、演出ゲームは、特別ゲームの開始に伴って開始され、特別ゲームの終了に伴って終了される。このように、パチンコ遊技機10は、特別ゲームの実行中に演出ゲームを実行可能に構成されている。そして、演出ゲームでは、特別ゲームにて確定停止表示された特別図柄に応じた演出図柄の組み合わせが確定停止表示される。特別ゲームにおいて大当り図柄が確定停止表示される場合には、演出ゲームにおいて演出図柄による大当り図柄が確定停止表示される。例えば、演出図柄による大当り図柄は、[777]などのように、全列の演出図柄が同一となる図柄組み合わせである。また、特別ゲームにおいて、はずれ図柄が確定停止表示される場合には、演出ゲームにおいて、演出図柄によるはずれ図柄が確定停止表示される。例えば、演出図柄によるはずれ図柄は、[323]や[112]、[426]などのように、少なくとも一部列の演出図柄が他列の演出図柄とは異なる図柄組み合わせである。なお、演出ゲームにおいては、演出図柄が確定停止表示される前に一旦停止表示される。本明細書において「一旦停止表示」とは、例えば「ゆれ変動状態」など、図柄が再び変動表示される可能性があることを示す状態や、確定停止表示とは異なることを示す状態を意味する。
演出ゲームでは、リーチが形成され、リーチ演出が行われる場合がある。本実施形態では、複数列のうち特定の列(本実施形態では、左列と右列)に同一の数字を模した演出図柄が一旦停止表示されており、且つ、特定の列とは異なる列(本実施形態では、中列)の演出図柄が引き続き変動表示されている状態が、リーチが形成された状態に相当する。リーチ演出には、例えば、登場させるキャラクタや演出図柄の動作が異なる複数種類のリーチ演出があってもよい。本実施形態におけるリーチ演出には、ノーマルリーチ演出と、ノーマルリーチ演出の開始後に行われるスーパーリーチ演出と、がある。スーパーリーチ演出は、例えば、ノーマルリーチ演出の演出内容を発展させる内容で実行される。パチンコ遊技機10では、スーパーリーチ演出が実行される場合、ノーマルリーチ演出のみが実行される場合に比して、実行中の特別ゲームの大当り期待度が高い。パチンコ遊技機10において実行可能なスーパーリーチ演出は、複数種類ある。具体的に、スーパーリーチ演出には、第1のキャラクタをモチーフに実行される第1のスーパーリーチ演出と、第2のキャラクタをモチーフに実行される第2のスーパーリーチ演出と、第3のキャラクタをモチーフに実行される第3のスーパーリーチ演出と、がある。
次に、パチンコ遊技機10の電気的構成について説明する。
図3に示すように、パチンコ遊技機10は、主制御部としての主基板40を備えている。主基板40は、各種の処理を行い、該処理の結果に応じて制御信号(制御コマンド)などの制御情報を出力する。パチンコ遊技機10は、副制御部としての副基板41を備えている。副基板41は、主基板40が出力する制御情報に基づき所定の処理を行う。例えば、副基板41は、装飾ランプ17による発光演出、スピーカ18による音演出及び演出表示装置25による表示演出を実行させるための処理を行う。パチンコ遊技機10において主基板40及び副基板41は、遊技盤20の裏側に配設されている。遊技盤ユニットには、主基板40及び副基板41が含まれる。主基板40は、副基板41と接続されている。
まず、主基板40について説明する。
主基板40は、主CPU40aと、主ROM40bと、主RWM40cと、を備えている。主CPU40aは、主CPU40aの制御プログラム(主制御プログラム)を実行することにより、各種の処理を行う。主ROM40bは、主制御プログラムや、所定の抽選に用いられる抽選テーブルを記憶している。主ROM40bは、大当り抽選に用いられる大当り判定値を記憶している。大当り判定値には、非確変状態であるときの大当り抽選に用いられる大当り判定値と、確変状態であるときの大当り抽選に用いられる大当り判定値と、がある。非確変状態であるときの大当り抽選に用いられる大当り判定値は、確変状態であるときの大当り抽選に用いられる大当り判定値と一部が同一であってもよいし、全部が同一であってもよい。また、主ROM40bは、演出抽選に用いられる演出判定値を記憶している。演出抽選は、大当り抽選に非当選した場合にリーチ演出を実行するかを決める抽選であり、リーチ抽選に相当する。
また、主ROM40bは、複数種類の変動パターンを記憶している。複数種類の変動パターンは、特別ゲームが開始されてから特別ゲームが終了されるまでの変動時間が対応付けられている。即ち、変動パターンには、特別ゲームの変動時間が対応付けられている。このため、変動パターンは、特別ゲームの変動時間を特定可能な情報といえる。パチンコ遊技機10では、変動パターンが決定されることにより、特別ゲームの変動時間が決定されることとなる。また、変動パターンは、特別ゲームが開始されてから特別ゲームが終了されるまでの間に行われる演出ゲームの演出内容のうち一部又は全てを特定可能な情報であってもよい。変動パターンには、例えば、大当り変動パターンと、はずれ変動パターンと、がある。大当り変動パターンには、演出ゲームの演出内容として、リーチ演出を経て最終的に演出図柄による大当り図柄を確定停止表示させる演出内容が対応付けられている。はずれ変動パターンには、はずれリーチなし変動パターンと、はずれリーチあり変動パターンと、がある。はずれリーチなし変動パターンには、演出ゲームの演出内容として、リーチ演出を経ないで最終的にはずれの図柄組み合わせを確定停止表示させる演出内容が対応付けられている。はずれリーチあり変動パターンには、演出ゲームの演出内容として、リーチ演出を経て最終的にはずれの図柄組み合わせを確定停止表示させる演出内容が対応付けられている。また、大当り変動パターンには、ノーマルリーチ演出とスーパーリーチ演出のうちノーマルリーチ演出のみの実行が対応付けられたノーマルリーチ演出の大当り変動パターンと、スーパーリーチ演出の実行が対応付けられたスーパーリーチ演出の大当り変動パターンと、がある。また、はずれリーチあり変動パターンには、ノーマルリーチ演出とスーパーリーチ演出のうちノーマルリーチ演出のみの実行が対応付けられたノーマルリーチ演出のはずれ変動パターンと、スーパーリーチ演出の実行が対応付けられたスーパーリーチ演出のはずれ変動パターンと、がある。
主RWM40cは、パチンコ遊技機10の動作中に適宜書き換えられる様々な情報を記憶可能に構成されている。主RWM40cが記憶する情報には、例えば、フラグ、カウンタ及びタイマなどがある。主基板40は、乱数を生成可能に構成されている。例えば、乱数は、ハードウェア乱数であってもよいし、ソフトウェア乱数であってもよい。
主基板40には、第1始動センサSE1、第2始動センサSE2、カウントセンサSE3及びゲートセンサSE4が接続されている。主CPU40aは、図示しないポートを介して、各種のセンサSE1~SE4が出力する検知信号を入力可能に構成されている。また、主基板40には、情報表示パネル22が接続されている。主CPU40aは、図示しない駆動回路を介して、情報表示パネル22の表示内容を制御可能となっている。また、主基板40には、第1アクチュエータA1及び第2アクチュエータA2が接続されている。主CPU40aは、図示しない駆動回路を介して、第1アクチュエータA1の動作、第2アクチュエータA2の動作を制御可能となっている。
次に、副基板41について説明する。
副基板41は、副CPU41aと、副ROM41bと、副RWM41cと、を備えている。例えば、副CPU41aは、副CPU41aの制御プログラム(副制御プログラム)を実行することにより、各種の処理(例えば、演出に関する処理)を行う。副ROM41bは、副制御プログラムや、抽選に用いられる抽選テーブルや判定値などを記憶している。副ROM41bは、演出表示装置25における表示演出の態様(内容)を特定可能な表示演出データを記憶している。また、副ROM41bは、装飾ランプ17における発光演出の態様(内容)を特定可能な発光演出データを記憶している。副ROM41bは、スピーカ18における音演出の態様(内容)を特定可能な音演出データを記憶している。
副RWM41cは、パチンコ遊技機10の動作中に適宜書き換えられる様々な情報を記憶可能に構成されている。副RWM41cが記憶する情報には、例えば、フラグ、カウンタ及びタイマなどがある。副基板41は、乱数を生成可能に構成されている。例えば、乱数は、ハードウェア乱数であってもよいし、ソフトウェア乱数であってもよい。
副基板41には、装飾ランプ17、スピーカ18及び演出表示装置25が接続されている。副CPU41aは、図示しない駆動回路を介して、装飾ランプ17、スピーカ18及び演出表示装置25を制御可能となっている。副基板41には、操作ボタンBTが接続されている。副CPU41aは、図示しないポートを介して、操作ボタンBTが操作された場合に出力する検知信号を入力可能に構成されている。また、副CPU41aは、図示しない駆動回路を介して、操作発光体Bbを制御可能となっている。
以下、主CPU40aが制御プログラムに基づき実行する各種処理について説明する。
最初に、主CPU40aが行う特別図柄入力処理について説明する。
特別図柄入力処理において主CPU40aは、始動センサSE1,SE2からの検知信号を入力したか否かに基づいて、始動口26,27に遊技球が入球したかを判定する(以下、入力判定と示す)。入力判定の判定結果が否定の場合、主CPU40aは、特別図柄入力処理を終了する。一方、入力判定の判定結果が肯定の場合、主CPU40aは、主RWM40cに記憶されている特別保留数が上限数未満であるかを判定する(以下、保留判定と示す)。保留判定の判定結果が否定の場合、主CPU40aは、特別図柄入力処理を終了する。また、保留判定の判定結果が肯定の場合、主CPU40aは、特別保留数に1加算して更新し、更新後の特別保留数が表示されるように情報表示パネル22を制御する。また、主CPU40aは、更新後の特別保留数を特定可能な制御情報(以下、保留数コマンドと示す)を出力バッファに格納する。なお、出力バッファに格納された制御情報(コマンド)は、次回以降の割り込み処理において副基板41へと出力される。保留判定の判定結果が肯定の場合、主CPU40aは、主基板40内で生成している乱数を取得し、取得した乱数に基づく乱数情報を主RWM40cに記憶させ、特別図柄入力処理を終了する。このとき、主CPU40aは、乱数情報の記憶順序が特定可能となるように記憶させる。本実施形態では、乱数情報を主RWM40cに記憶させておくことで、特別ゲームの実行条件が成立するまで、その実行を保留する。即ち、パチンコ遊技機10は、特別ゲームの実行を保留可能に構成されている。乱数情報は、取得した乱数そのものであってもよく、乱数を所定の手法により加工した情報であってもよい。例えば、乱数は、大当り抽選に用いる乱数(以下、大当り判定乱数と示す)、特別図柄の決定に用いる乱数(以下、特別図柄乱数と示す)、変動パターンの決定に用いる乱数(以下、変動パターン乱数と示す)、演出抽選に用いる乱数(以下、演出判定乱数と示す)などである。
次に、主CPU40aが行う特別図柄開始処理について説明する。
主CPU40aは、特別ゲームの実行条件が成立しているかを判定する(以下、実行判定と示す)。実行判定において主CPU40aは、大当り遊技中ではなく、且つ特別ゲーム中ではなく、変動間インターバル中でもない場合に肯定判定する。一方、実行判定において主CPU40aは、大当り遊技中、特別ゲーム中及び変動間インターバル中のうち何れかである場合に否定判定する。実行判定の判定結果が否定の場合(特別ゲームの実行条件が成立していない場合)、主CPU40aは、待機状態であることを特定可能な待機コマンドを出力バッファに格納し、特別図柄開始処理を終了する。なお、待機コマンドは、待機コマンドを出力バッファに格納してから次の特別ゲームが実行されるまでの期間内において、特別図柄開始処理が行われる度に出力バッファに格納されるように構成してもよい。その他、待機コマンドは、待機コマンドを出力バッファに格納した後、次の特別ゲームが実行されるまでは出力バッファに格納されないように構成し、待機状態となったときの最初に一度だけ出力バッファに格納されるように構成してもよい。
一方、実行判定の判定結果が肯定の場合(特別ゲームの実行条件が成立している場合)、主CPU40aは、主RWM40cに記憶されている特別保留数が1以上であるかを判定する。そして、特別保留数が1以上である場合、主CPU40aは、主RWM40cに記憶されている特別保留数を1減算し、更新後の特別保留数が表示されるように情報表示パネル22を制御する。また、主CPU40aは、更新後の特別保留数を特定可能な保留数コマンドを出力バッファに格納する。続いて、主CPU40aは、乱数情報のうち最先に記憶された乱数情報を主RWM40cから読み出す。なお、主CPU40aは、最先の乱数情報を読み出すと、最先に記憶された乱数情報を主RWM40cから消去する。そして、主CPU40aは、読み出した乱数情報及び主ROM40bに記憶されている大当り判定値を基に、大当り抽選を行う。なお、大当り抽選に用いられる大当り判定値は、確変状態であるときと非確変状態であるときで少なくとも一部が異なる。大当り抽選を終えた後、主CPU40aは、特別ゲームで確定停止表示させる特別図柄と、変動パターンと、を決定する。具体的に、大当り抽選に当選した場合、主CPU40aは、特別図柄乱数の値に基づいて大当り図柄を決定し、変動パターン決定乱数の値に基づいて大当り変動パターンを決定する。一方、大当り抽選に非当選した場合、主CPU40aは、演出判定乱数の値に基づき、演出抽選を行う。演出抽選に当選した場合、主CPU40aは、はずれ図柄を決定し、変動パターン決定乱数の値に基づいてはずれリーチあり変動パターンを決定する。一方、演出抽選に非当選した場合、主CPU40aは、はずれ図柄を決定し、変動パターン決定乱数の値に基づいてはずれリーチなし変動パターンを決定する。特別図柄や変動パターンを決定した後、主CPU40aは、決定した特別図柄を特定可能な制御情報(以下、図柄コマンドと示す)及び変動パターンを特定可能な制御情報(以下、変動パターン指定コマンドと示す)を出力バッファに格納し、特別図柄開始処理を終了する。以上のように、主CPU40aは、特別図柄開始処理において、大当り抽選を行う。本実施形態では、主CPU40aが大当り抽選を行うことにより、当り抽選を行う当り抽選手段としての機能が実現される。
そして、特別図柄開始処理を終了すると、主CPU40aは、特別図柄開始処理とは別の処理を行い、特別ゲームを実行させる。具体的に、主CPU40aは、特別ゲームが開始されるように、情報表示パネル22を制御する。主CPU40aは、特別図柄開始処理において決定した変動パターンに対応付けられた変動時間を計時する。そして、主CPU40aは、変動パターンに対応付けられた変動時間が経過すると、特別図柄開始処理において決定した特別図柄が確定停止表示されるように、情報表示パネル22を制御する。また、主CPU40aは、特別図柄開始処理において決定した変動パターンに対応付けられた変動時間が経過すると、演出図柄による図柄組み合わせを確定停止表示させるための終了コマンドを出力バッファに格納する。また、主CPU40aは、特別図柄を確定停止表示させた後、つまり、特別ゲームの終了後、変動間インターバル(例えば、2秒)を設定する。変動間インターバルにおいて、特別ゲームの終了に伴って確定停止表示された特別図柄は確定停止表示され続ける。
次に、主CPU40aが行う大当り処理について説明する。
主CPU40aは、特別図柄開始処理で決定した大当り図柄に基づいて、大当り遊技の種類を特定する。そして、主CPU40aは、大当りの特別ゲームの終了後、特定した大当り遊技を付与する制御を開始する。具体的に、主CPU40aは、大当りの特別ゲームの終了後であって、変動間インターバルが経過した後、大当り遊技を付与する制御を開始する。主CPU40aは、大当り処理を実行することにより、大当り遊技を付与する。このように、パチンコ遊技機10では、大当り抽選において大当りに当選した場合、特別ゲームの終了後に大当り遊技が付与される。
主CPU40aは、大当りの特別ゲームが終了すると、オープニングコマンドを出力バッファに格納する。また、主CPU40aは、オープニングコマンドを出力バッファに格納すると、オープニング時間を計時する。また、主CPU40aは、オープニング時間が経過すると、ラウンド遊技を実行させるための処理を行う。即ち、主CPU40aは、大当り遊技に設定された開放態様(開放パターン)にしたがって、大入賞口29を開放するように第2アクチュエータA2を制御し、ラウンド遊技を開始させる。主CPU40aは、ラウンド遊技を開始させた後、第1ラウンド終了条件又は第2ラウンド終了条件が成立すると、大入賞口29が閉鎖されるように第2アクチュエータA2を制御し、ラウンド遊技を終了させる。主CPU40aは、ラウンド遊技を実行させるための処理を、大当り遊技に定められた上限回数のラウンド遊技が終了するまで繰り返し行う。また、主CPU40aは、ラウンド遊技を開始する毎に、ラウンドコマンドを出力バッファに格納する。また、主CPU40aは、最終回のラウンド遊技が終了すると、エンディングコマンドを出力バッファに格納する。主CPU40aは、エンディングコマンドを出力バッファに格納すると、エンディング時間を計時する。そして、主CPU40aは、エンディング時間が経過すると、大当り遊技を終了する。
次に、主CPU40aが行う遊技状態処理について説明する。
主CPU40aは、特別図柄開始処理で決定した大当り図柄(即ち、大当りの種類)に基づいて、大当り遊技終了後の遊技状態を特定する。主CPU40aは、非確変状態に制御することを特定した場合、大当り遊技の終了に伴い、非確変状態に制御することを特定可能な値を、主RWM40cに記憶されている確率状態フラグに設定する。また、主CPU40aは、非確変状態であることを特定可能な制御情報(以下、低確率状態コマンドと示す)を出力バッファに格納する。また、主CPU40aは、確変状態に制御することを特定した場合、大当り遊技の終了に伴い、確変状態に制御することを特定可能な値を確率状態フラグに設定する。また、主CPU40aは、確変状態であることを特定可能な制御情報(以下、高確率状態コマンドと示す)を出力バッファに格納する。
主CPU40aは、高ベース状態に制御することを特定した場合、大当り遊技の終了に伴い、高ベース状態に制御することを特定可能な値をベース状態フラグに設定する。また、主CPU40aは、高ベース状態であることを特定可能な制御情報(以下、高ベース状態コマンドと示す)を出力バッファに格納する。主CPU40aは、高ベース状態に制御する特別ゲームの上限回数に相当する「100回」を、高ベース状態に制御する特別ゲームの残り回数として主RWM40cに記憶させる。主CPU40aは、特別ゲームが実行される毎に、主RWM40cに記憶されている「高ベース状態に制御する特別ゲームの残り回数」を1減算する。主CPU40aは、「高ベース状態に制御する特別ゲームの残り回数」が0となった場合、「高ベース状態に制御する特別ゲームの残り回数」が0となった特別ゲームの終了に伴い、低ベース状態に制御することを特定可能な値をベース状態フラグに設定する。即ち、主CPU40aは、高ベース状態を終了させ、低ベース状態へ移行させる。また、主CPU40aは、低ベース状態であることを特定可能な制御情報(以下、低ベース状態コマンドと示す)を出力バッファに格納する。
なお、主CPU40aは、大当り遊技が付与された場合、非確変状態に制御することを特定可能な値を確率状態フラグに設定するとともに、低ベース状態に制御することを特定可能な値をベース状態フラグに設定する。更に、主CPU40aは、低確率状態コマンドを出力バッファに格納するとともに、低ベース状態コマンドを出力バッファに格納する。
次に、主CPU40aが行う普通図柄入力処理について説明する。
主CPU40aは、ゲートセンサSE4から検知信号を入力したかに基づき、遊技球がゲート31を通過(入球)したかを判定する。遊技球がゲート31を通過していない場合、主CPU40aは、普通図柄入力処理を終了する。一方、遊技球がゲート31を通過した場合、主CPU40aは、主RWM40cに記憶されている普通保留数が上限数未満であるかを判定する。普通保留数が上限数未満ではない場合、主CPU40aは、普通図柄入力処理を終了する。普通保留数が上限数未満である場合、主CPU40aは、主RWM40cに記憶されている普通保留数を1加算して更新する。この場合、主CPU40aは、更新後の普通保留数が表示されるように、情報表示パネル22を制御する。また、主CPU40aは、更新後の普通保留数を特定可能な普通保留数コマンドを出力バッファに格納する。次に、主CPU40aは、主基板40内で生成している乱数を取得し、取得した乱数に基づく乱数情報を主RWM40cに記憶させる。この場合、主CPU40aは、普通ゲーム用の乱数情報であること、及び乱数情報の記憶順序が特定可能となるように記憶させる。その後、主CPU40aは、普通図柄入力処理を終了する。
次に、主CPU40aが行う普通図柄開始処理について説明する。
主CPU40aは、普通ゲームの実行条件が成立しているかを判定する。主CPU40aは、普通当り遊技中ではなく普通ゲーム中でもない場合に肯定判定する一方、普通当り遊技中又は普通ゲーム中である場合に否定判定する。普通ゲームの実行条件が成立していない場合、主CPU40aは、普通図柄開始処理を終了する。一方、普通ゲームの実行条件が成立している場合、主CPU40aは、主RWM40cに記憶されている普通保留数が1以上であるかを判定する。普通保留数が1以上ではない場合、主CPU40aは、普通図柄開始処理を終了する。普通保留数が1以上である場合、主CPU40aは、主RWM40cに記憶されている普通保留数を1減算して更新し、更新後の普通保留数が表示されるように、情報表示パネル22を制御する。主CPU40aは、更新後の普通保留数を特定可能な普通保留数コマンドを出力バッファに格納する。次に、主CPU40aは、普通ゲーム用の乱数情報のうち、最先に記憶された乱数情報を主RWM40cから読み出す。なお、主CPU40aは、最先の乱数情報を読み出すと、最先に記憶された乱数情報を主RWM40cから消去する。続いて、主CPU40aは、読み出した乱数情報及び主ROM40bに記憶されている普通当り判定値を基に、普通当り抽選を行う。そして、主CPU40aは、普通当り抽選の抽選結果に基づき、普通ゲームで確定停止表示させる普通図柄と、普通ゲームの変動時間と、を決定する。その後、主CPU40aは、普通図柄開始処理を終了する。
そして、主CPU40aは、普通図柄開始処理とは別の処理を行うことによって、普通ゲームを実行させる。具体的に、主CPU40aは、普通ゲームを開始させるとともに、普通図柄開始処理において決定した変動時間が経過したときに、普通図柄開始処理において決定した普通図柄が確定停止表示されるように、情報表示パネル22を制御する。また、主CPU40aは、普通ゲームの実行開始に伴い、普通ゲームの実行が開始されることを特定可能な制御情報を出力バッファに格納する。
次に、主CPU40aが行う普通当り処理について説明する。
普通当り抽選に当選した場合、主CPU40aは、普通ゲームが終了すると、第2始動口27の開放パターンを決定するとともに、当該開放パターンにしたがって第2始動口27が開放されるように第1アクチュエータA1を制御する。本実施形態では、高ベース状態であるときには低ベース状態であるときよりも、普通当り抽選に当選し易くなっている。そして、パチンコ遊技機10では、低ベース状態であるときであっても普通当り抽選に当選し得るように構成されており、普通当り抽選に当選した場合には第1可変部材28が開状態となる。したがって、本実施形態では、低ベース状態であるとき、高ベース状態であるときに比して、第2始動口27へ遊技球が入球し難いものの、第2始動口27へ遊技球が入球する可能性はある。
次に、副CPU41aが制御プログラムに基づき実行する各種処理について説明する。
副CPU41aは、低確率状態コマンドを入力すると、副RWM41cに記憶されている確率状態フラグに、非確変状態であることを特定可能な値を設定する。副CPU41aは、高確率状態コマンドを入力すると、副RWM41cに記憶されている確率状態フラグに、確変状態であることを特定可能な値を設定する。副CPU41aは、副RWM41cの確率状態フラグを参照することにより、確変状態であるかを特定できる。また、副CPU41aは、低ベース状態コマンドを入力すると、副RWM41cに記憶されているベース状態フラグに、低ベース状態であることを特定可能な値を設定する。副CPU41aは、高ベース状態コマンドを入力すると、副RWM41cに記憶されているベース状態フラグに、高ベース状態であることを特定可能な値を設定する。副CPU41aは、副RWM41cのベース状態フラグを参照することにより、高ベース状態であるかを特定できる。
副CPU41aは、大当り遊技中、大当り演出が行われるように、装飾ランプ17、スピーカ18及び演出表示装置25のうち少なくとも1つを制御する。具体的に、副CPU41aは、オープニングコマンドを入力すると、オープニング演出が行われるように、装飾ランプ17、スピーカ18及び演出表示装置25のうち少なくとも1つを制御する。また、副CPU41aは、ラウンドコマンドを入力すると、ラウンド演出が行われるように、装飾ランプ17、スピーカ18及び演出表示装置25のうち少なくとも1つを制御する。また、副CPU41aは、エンディングコマンドを入力すると、エンディング演出が行われるように、装飾ランプ17、スピーカ18及び演出表示装置25のうち少なくとも1つを制御する。大当り演出の演出内容は、大当りの種類に応じて異ならせてもよい。
また、副CPU41aは、演出ゲームが行われるように、演出表示装置25を制御する。具体的に、副CPU41aは、図柄コマンド及び変動パターン指定コマンドを入力すると、演出ゲームを実行させる制御を行う。副CPU41aは、変動パターン指定コマンド及び図柄コマンドに基づいて、演出ゲームにおいて最終的に確定停止表示させる演出図柄による図柄組み合わせを決定する。副CPU41aは、入力した図柄コマンドから大当り図柄を特定する場合、演出図柄による大当り図柄を決定する。副CPU41aは、入力した図柄コマンドからはずれ図柄を特定する場合、演出図柄によるはずれ図柄を決定する。例えば、副CPU41aは、入力した変動パターン指定コマンドからリーチあり変動パターンを特定する場合、リーチを含むはずれの図柄組み合わせを決定する。一方、副CPU41aは、入力した変動パターン指定コマンドからリーチなし変動パターンを特定する場合、リーチを含まないはずれの図柄組み合わせを決定する。
また、副CPU41aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、演出図柄の変動表示が開始されるように、演出表示装置25を制御する。副CPU41aは、特別ゲームの実行中における最初の演出図柄の変動表示を開始させる制御を行うことで、演出ゲームを開始させる。また、ノーマルリーチ演出を実行させる場合、副CPU41aは、ノーマルリーチ演出が実行されるように、演出表示装置25を制御する。同様に、スーパーリーチ演出を実行させる場合、副CPU41aは、スーパーリーチ演出が実行されるように、演出表示装置25を制御する。そして、副CPU41aは、所定の停止タイミングにおいて、決定した演出図柄による図柄組み合わせを一旦停止表示させる。その後、副CPU41aは、終了コマンドの入力を契機に、演出図柄による図柄組み合わせを確定停止表示させる。なお、副CPU41aは、終了コマンドとは関係なく、変動パターンから特定可能な変動時間を計時し、該変動時間の経過を契機に図柄組み合わせを確定停止表示させてもよい。この場合、終了コマンドを省略してもよい。
以上のように、本実施形態では、演出実行手段としての装飾ランプ17、スピーカ18及び演出表示装置25を副CPU41aが制御することにより、演出実行手段を制御する演出制御手段としての機能が実現される。また、本実施形態では、発光手段としての装飾ランプ17を副CPU41aが制御することにより、発光手段を制御する発光制御手段としての機能が実現される。本実施形態では、音出力手段としてのスピーカ18を副CPU41aが制御することにより、音出力手段を制御する音出力制御手段としての機能が実現される。本実施形態では、表示手段としての演出表示装置25を副CPU41aが制御することにより、表示手段を制御する表示制御手段としての機能が実現される。
パチンコ遊技機10は、操作ボタンBTを用いた演出を実行可能に構成されている。
図4に示すように、パチンコ遊技機10が実行可能な操作ボタンBTを用いた演出には、キャラクタ登場演出と、チャレンジ演出と、パワーアップ演出と、選択演出と、が含まれる。キャラクタ登場演出、チャレンジ演出、パワーアップ演出及び選択演出は、演出図柄が一旦停止表示されるよりも前に実行される。即ち、リーチ演出が実行される場合において、キャラクタ登場演出、チャレンジ演出、パワーアップ演出及び選択演出は、リーチ演出の実行が開始されるよりも前に実行される。また、キャラクタ登場演出、チャレンジ演出、パワーアップ演出及び選択演出が実行される場合、演出表示装置25では、操作ボタンBTの操作を促す操作促進演出が実行される。
まず、図5(a)~図5(c)に基づき、キャラクタ登場演出について説明する。
キャラクタ登場演出では、操作ボタンBTを1回だけ操作することが要求される。図5(a)に示すように、キャラクタ登場演出が実行された場合、「押せ!」の文字情報を含み、操作ボタンBTを操作することを促す第1操作促進画像S1が演出表示装置25に表示され、操作促進演出が実行される。操作促進演出の実行が開始されてから、キャラクタ登場演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間(本実施形態では、6秒)内に操作ボタンBTが操作された場合、キャラクタ登場演出の結果が導出される。以下、キャラクタ登場演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間を、登場演出受付期間と示す場合がある。登場演出受付期間は、キャラクタ登場演出の結果を導出可能とする特別ゲームの実行期間のうち一部の期間となる。第1操作促進画像S1は、登場演出受付期間において演出表示装置25に表示される。パチンコ遊技機10では、キャラクタ登場演出において導出される結果によって、大当り期待度が示唆される。即ち、キャラクタ登場演出では、登場演出受付期間内に操作ボタンBTが操作されたことを契機に、大当り期待度を示唆する結果が導出されるように構成されている。なお、操作受付期間は、操作受付可能期間といわれる場合や、操作有効期間といわれる場合もある。
キャラクタ登場演出の結果には、複数種類の結果がある。具体的に、キャラクタ登場演出の結果には、一人のキャラクタが登場する結果と、二人のキャラクタが登場する結果と、三人のキャラクタが登場する結果と、がある。パチンコ遊技機10において、キャラクタ登場演出において導出される結果は、大当り抽選の抽選結果に基づいて決定される。パチンコ遊技機10では、キャラクタ登場演出において三人のキャラクタが登場する結果が導出された場合、キャラクタ登場演出において一人のキャラクタが登場する結果又は二人のキャラクタが登場する結果が導出された場合に比して、大当り期待度が高い。同様に、パチンコ遊技機10では、キャラクタ登場演出において二人のキャラクタが登場する結果が導出された場合、キャラクタ登場演出において一人のキャラクタが登場する結果が導出された場合に比して、大当り期待度が高い。例えば、キャラクタ登場演出の実行が開始され、当該キャラクタ登場演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間内に操作ボタンBTが操作されたとする。このとき、図5(c)に示すように「三人のキャラクタが登場する結果」が導出されたときには、図5(b)に示すように「一人のキャラクタが登場する結果」が導出されたときに比して、大当りへの期待感が高く、大当り期待度が高いことが示唆される。
本実施形態では、キャラクタ登場演出が特別演出に相当し、登場演出受付期間が特別演出に係る操作手段の操作を受付可能な特別操作受付期間に相当する。また、本実施形態では、キャラクタ登場演出の結果が、特別操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出に相当する。また、パチンコ遊技機10において、キャラクタ登場演出では、登場演出受付期間内における操作ボタンBTの操作に応じてキャラクタ登場演出の結果が導出される。即ち、特別演出では、特別演出に係る操作手段の操作を受付可能な特別操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出が実行されるように構成されている。このように、本実施形態において、演出実行手段にて実行可能な演出には、特別演出がある。因みに、パチンコ遊技機10では、キャラクタ登場演出の結果が導出された場合、登場演出受付期間が終了する。例えば、登場演出受付期間となってから2秒後にキャラクタ登場演出の結果が導出された場合、登場演出受付期間は終了し、結果的に、登場演出受付期間は2秒となる。このため、登場演出受付期間である6秒は、登場演出受付期間の上限時間ともいえる。つまり、本実施形態において、特別操作受付期間となる時間の上限は「6秒間」であり、所定の特別受付時間は「6秒」となる。
次に、図6(a)~図6(e)に基づき、チャレンジ演出について説明する。
チャレンジ演出では、操作ボタンBTを連続操作(以下、連打と示す)することが要求される。図6(a)に示すように、チャレンジ演出が実行された場合、「連打!」の文字情報を含み、操作ボタンBTを連打することを促す第2操作促進画像S2が演出表示装置25に表示され、操作促進演出が実行される。操作促進演出の実行が開始されてから、チャレンジ演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間(本実施形態では、8秒)内に操作ボタンBTが連打された後、チャレンジ演出の結果が導出される。以下、チャレンジ演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間を、チャレンジ演出受付期間と示す場合がある。チャレンジ演出受付期間は、チャレンジ演出の結果を導出可能とする特別ゲームの実行期間のうち一部の期間となる。第2操作促進画像S2は、チャレンジ演出受付期間において演出表示装置25に表示される。チャレンジ演出が実行される場合、演出表示装置25には、複数のマス目から構成されるゲージGeが表示される。ゲージGeの表示態様には、空の状態を示す初期段階の表示態様から、全てのマス目の色調が変化した最高段階の表示態様まで、複数段階(例えば、10段階)がある。そして、チャレンジ演出受付期間内に操作ボタンBTが連打されると、ゲージGeの表示態様が、図6(a)に示す初期段階の表示態様から、図6(b)に示す途中段階の表示態様を経ながら、図6(c)に示す最高段階の表示態様に向かって徐々に変化する。また、図6(b)に示すように、パチンコ遊技機10では、ゲージGeの表示態様が最高段階の表示態様に達していない場合であって、チャレンジ演出受付期間内に操作ボタンBTが操作された場合、第1エフェクト画像EF1が演出表示装置25に表示される。なお、パチンコ遊技機10では、リーチ演出が実行される場合、チャレンジ演出におけるゲージGeの表示態様が最高段階の表示態様に到達可能に構成されている。一方、パチンコ遊技機10では、リーチ演出が実行されない場合、チャレンジ演出におけるゲージGeの表示態様が最高段階の表示態様に到達不能に構成されている。
パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出において導出される結果によって、その後のリーチ演出の実行有無が示唆される。チャレンジ演出の結果には、複数種類の結果がある。具体的に、チャレンジ演出の結果には、図6(d)に示す「無念」の文字情報とともにキャラクタが落胆する結果(以下、第2チャレンジ結果と示す)と、図6(e)に示す「発展」の文字情報とともにキャラクタが喜ぶ結果(以下、第1チャレンジ結果と示す)と、がある。パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出において第1チャレンジ結果が導出された場合、その後にリーチ演出が実行されることが示唆される。一方、パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出において第2チャレンジ結果が導出された場合、その後にリーチ演出が実行されないことが示唆される。因みに、パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出の結果が導出された場合、チャレンジ演出受付期間が終了する。例えば、チャレンジ演出受付期間となってから5秒後にチャレンジ演出の結果が導出された場合、チャレンジ演出受付期間は終了し、結果的に、チャレンジ演出受付期間は5秒となる。このため、チャレンジ演出受付期間である8秒は、チャレンジ演出受付期間の上限時間ともいえる。
次に、図7(a)~図7(c)に基づき、パワーアップ演出について説明する。
パワーアップ演出では、操作ボタンBTを長押しすることが要求される。図7(a)に示すように、パワーアップ演出が実行された場合、「長押し!」の文字情報を含み、操作ボタンBTを長押しすることを促す第3操作促進画像S3が演出表示装置25に表示され、操作促進演出が実行される。また、パワーアップ演出が実行された場合、目を閉じたキャラクタが演出表示装置25に表示される。操作促進演出の実行が開始されてから、パワーアップ演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間(本実施形態では、8秒)内に操作ボタンBTが長押しされた後、パワーアップ演出の結果が導出される。以下、パワーアップ演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間を、パワーアップ演出受付期間と示す場合がある。パワーアップ演出受付期間は、パワーアップ演出の結果を導出可能とする特別ゲームの実行期間のうち一部の期間となる。第3操作促進画像S3は、パワーアップ演出受付期間において演出表示装置25に表示される。パワーアップ演出が実行される場合、演出表示装置25には、オーラ画像WFが表示される。オーラ画像WFの表示態様には、白色を基調とする初期段階の表示態様と、青色を基調とする途中段階の表示態様と、緑色を基調とする途中段階の表示態様と、赤色を基調とする最高段階の表示態様と、がある。そして、パワーアップ演出受付期間内に操作ボタンBTが長押しされると、オーラ画像WFの表示態様が、初期段階の表示態様から、途中段階の表示態様を経ながら、最高段階の表示態様へ向かって徐々に変化する。また、パチンコ遊技機10では、オーラ画像WFの表示態様が最高段階の表示態様に達していない場合であって、パワーアップ演出受付期間内に操作ボタンBTが長押しされた場合、第2エフェクト画像EF2が演出表示装置25に表示される。なお、パチンコ遊技機10では、スーパーリーチ演出が実行される場合、パワーアップ演出におけるオーラ画像WFの表示態様が最高段階の表示態様に到達可能に構成されている。一方、パチンコ遊技機10では、スーパーリーチ演出が実行されない場合、パワーアップ演出におけるオーラ画像WFの表示態様が最高段階の表示態様に到達不能に構成されている。また、スーパーリーチ演出が実行される場合において、パワーアップ演出が実行された場合に演出表示装置25に表示されるキャラクタは、その後のスーパーリーチ演出に対応するキャラクタとなる。例えば、第1のスーパーリーチ演出が実行される場合、パワーアップ演出では、第1のキャラクタが演出表示装置25に表示される。
パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出において導出される結果によって、その後のスーパーリーチ演出の実行有無が示唆される。パワーアップ演出の結果には、複数種類の結果がある。具体的に、パワーアップ演出の結果には、図7(b)に示す「失敗」の文字情報とともにキャラクタが落胆する結果(以下、第2パワーアップ結果と示す)と、図7(c)に示す「成功」の文字情報とともにキャラクタが喜ぶ結果(以下、第1パワーアップ結果と示す)と、がある。パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出において第1パワーアップ結果が導出された場合、その後にスーパーリーチ演出が実行されることが示唆される。一方、パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出において第2パワーアップ結果が導出された場合、その後にスーパーリーチ演出が実行されないことが示唆される。因みに、パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出の結果が導出された場合、パワーアップ演出受付期間が終了する。例えば、パワーアップ演出受付期間となってから5秒後にパワーアップ演出の結果が導出された場合、パワーアップ演出受付期間は終了し、結果的に、パワーアップ演出受付期間は5秒となる。このため、パワーアップ演出受付期間である8秒は、パワーアップ演出受付期間の上限時間ともいえる。
本実施形態では、チャレンジ演出及びパワーアップ演出のうち少なくとも一方が非特別演出に相当に相当する。そして、例えば、チャレンジ演出を非特別演出とする場合、チャレンジ演出受付期間が非特別操作受付期間に相当する。また、例えば、チャレンジ演出を非特別演出とする場合、第1エフェクト画像EF1が表示される演出が、非特別操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出に相当する。また、チャレンジ演出を非特別演出とする場合において、チャレンジ演出の結果が非特別演出に係る結果に相当する。そして、チャレンジ演出を非特別演出とする場合、第1チャレンジ結果が「第1結果」に相当し、第2チャレンジ結果が「第2結果」に相当する。チャレンジ演出では、チャレンジ演出受付期間内における操作ボタンBTの操作に応じて第1エフェクト画像EF1が表示され、最終的にチャレンジ演出の結果が導出される。即ち、チャレンジ演出を非特別演出とする場合、非特別演出では、非特別演出に係る前記操作手段の操作を受付可能な非特別操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出が実行され、最終的に非特別演出に係る結果が導出されるように構成されている。また、前述したように、チャレンジ演出受付期間である8秒は、チャレンジ演出受付期間の上限時間に相当する。このため、本実施形態において、チャレンジ演出を非特別演出とする場合、非特別操作受付期間となる時間の上限は「8秒間」であり、所定の非特別受付時間は「8秒」となる。
同様に、例えば、パワーアップ演出を非特別演出とする場合、パワーアップ演出受付期間が非特別操作受付期間に相当する。また、例えば、パワーアップ演出を非特別演出とする場合、第2エフェクト画像EF2が表示される演出が、非特別操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出に相当する。また、パワーアップ演出を非特別演出とする場合において、パワーアップ演出の結果が非特別演出に係る結果に相当する。そして、パワーアップ演出を非特別演出とする場合、第1パワーアップ結果が「第1結果」に相当し、第2パワーアップ結果が「第2結果」に相当する。パワーアップ演出では、パワーアップ演出受付期間内における操作ボタンBTの操作に応じて第2エフェクト画像EF2が表示され、最終的にパワーアップ演出の結果が導出される。即ち、パワーアップ演出を非特別演出とする場合、非特別演出では、非特別演出に係る前記操作手段の操作を受付可能な非特別操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出が実行され、最終的に非特別演出に係る結果が導出されるように構成されている。このように、本実施形態において、演出実行手段にて実行可能な演出には、非特別演出がある。また、前述したように、パワーアップ演出受付期間である8秒は、パワーアップ演出受付期間の上限時間に相当する。このため、本実施形態において、パワーアップ演出を非特別演出とする場合、非特別操作受付期間となる時間の上限は「8秒間」であり、所定の非特別受付時間は「8秒」となる。
また、本実施形態では、キャラクタ登場演出、チャレンジ演出及びパワーアップ演出のうち少なくとも一部の演出が特定演出に相当する。そして、例えば、キャラクタ登場演出を特定演出とする場合、登場演出受付期間が特定操作受付期間に相当する。また、キャラクタ登場演出を特定演出とする場合、キャラクタ登場演出の結果が、特定操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出に相当する。即ち、キャラクタ登場演出を特定演出とする場合、特定演出では、特定演出に係る操作手段の操作を受付可能な特定操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出が実行されるように構成されている。そして、キャラクタ登場演出を特定演出とする場合、登場演出受付期間の上限時間である「6秒」が、所定の特定受付時間に相当する。同様に、例えば、チャレンジ演出を特定演出とする場合、チャレンジ演出受付期間が特定操作受付期間に相当する。また、チャレンジ演出を特定演出とする場合、第1エフェクト画像EF1が表示される演出が、特定操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出に相当する。即ち、チャレンジ演出を特定演出とする場合、特定演出では、特定演出に係る操作手段の操作を受付可能な特定操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出が実行されるように構成されている。そして、チャレンジ演出を特定演出とする場合、チャレンジ演出受付期間の上限時間である「8秒」が、所定の特定受付時間に相当する。また、例えば、パワーアップ演出を特定演出とする場合、パワーアップ演出受付期間が特定操作受付期間に相当する。また、パワーアップ演出を特定演出とする場合、第2エフェクト画像EF2が表示される演出が、特定操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出に相当する。即ち、パワーアップ演出を特定演出とする場合、特定演出では、特定演出に係る操作手段の操作を受付可能な特定操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出が実行されるように構成されている。そして、パワーアップ演出を特定演出とする場合、パワーアップ演出受付期間の上限時間である「8秒」が、所定の特定受付時間に相当する。
次に、図8(a)~図8(c)に基づき、選択演出について説明する。
選択演出では、スーパーリーチ演出の種類を、操作ボタンBTを操作することで選択することが要求される。図8(a)~図8(c)に示すように、選択演出が実行された場合、「ボタンを押して、リーチを選択!」の文字情報を含み、操作ボタンBTの操作を促す第4操作促進画像S4が演出表示装置25に表示され、操作促進演出が実行される。選択演出では、選択肢が提示される。具体的に、選択演出が実行された場合、演出表示装置25には、第1のスーパーリーチ演出に対応する第1選択肢CS1と、第2のスーパーリーチ演出に対応する第2選択肢CS2と、第3のスーパーリーチ演出に対応する第3選択肢CS3と、が表示され、各選択肢が提示される。また、選択演出の実行中、演出表示装置25では、選択中の選択肢に対応付けて、選択中画像CCが表示される。パチンコ遊技機10では、選択演出の実行が開始されてから、選択演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間(本実施形態では、8秒)において、操作ボタンBTが操作されると選択中の選択肢を変更することができる。以下、選択演出に係る操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間を、選択受付期間と示す場合がある。選択受付期間は、選択演出を実行する特別ゲームの実行期間のうち一部の期間となる。
図8(a)に示すように、パチンコ遊技機10では、選択演出の実行が開始された場合、第1選択肢CS1に対応付けて選択中画像CCが表示され、選択中の選択肢が第1選択肢CS1であること、つまり、第1のスーパーリーチ演出を選択していることが報知される。そして、図8(b)に示すように、選択受付期間内に操作ボタンBTが操作された場合、パチンコ遊技機10では、第2選択肢CS2に対応付けて選択中画像CCが表示され、選択中の選択肢が第2選択肢CS2であること、つまり、第2のスーパーリーチ演出を選択していることが報知される。更に、図8(c)に示すように、選択受付期間内に操作ボタンBTが操作された場合、パチンコ遊技機10では、第3選択肢CS3に対応付けて選択中画像CCが表示され、選択中の選択肢が第3選択肢CS3であること、つまり、第3のスーパーリーチ演出を選択していることが報知される。なお、選択受付期間内に再び操作ボタンBTが操作された場合、パチンコ遊技機10では、第1選択肢CS1に対応付けて選択中画像CCが表示され、選択中の選択肢が第1選択肢CS1であること、つまり、第1のスーパーリーチ演出を選択していることが報知される。このように、パチンコ遊技機10では、選択演出が実行されているとき、操作ボタンBTを操作することで、選択中のスーパーリーチ演出の種類を「第1のスーパーリーチ演出→第2のスーパーリーチ演出→第3のスーパーリーチ演出→第1のスーパーリーチ演出→…」の順で変更することができる。つまり、パチンコ遊技機10では、選択受付期間内において操作手段を操作することで選択中の選択肢を変更することが可能である。このように、パチンコ遊技機10では、選択受付期間内に操作ボタンBTが操作された場合、選択中画像CCの表示を切り替える演出、つまり、選択中の選択肢を変更する演出が実行される。
また、パチンコ遊技機10では、選択受付期間が終了すると、当該選択受付期間が終了するときに選択されている選択肢が、選択演出における選択の結果とされる。例えば、パチンコ遊技機10では、第1選択肢CS1に対応付けて選択中画像CCが表示されているときに選択受付期間が終了すると、選択演出において選択されたスーパーリーチ演出の種類が第1のスーパーリーチ演出となる。そして、パチンコ遊技機10では、選択演出が実行された場合、その後に実行されるスーパーリーチ演出の種類が、選択演出において選択された種類のスーパーリーチ演出となる。このように、パチンコ遊技機10では、選択受付期間の終了に伴って、選択中の選択肢が選択演出にて選択した選択肢とされる。即ち、パチンコ遊技機10において、選択演出では、選択受付期間内における操作ボタンBTの操作に応じた選択が行われるように構成されている。
本実施形態では、選択演出が非特定演出に相当し、選択受付期間が非特定演出に係る操作手段の操作を受付可能な非特定操作受付期間に相当する。また、本実施形態では、選択中の選択肢を変更する演出が、非特定操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出に相当する。また、パチンコ遊技機10において、選択演出では、選択受付期間内における操作ボタンBTの操作に応じて選択中の選択肢を変更する演出が実行される。即ち、非特定演出では、非特定演出に係る操作手段の操作を受付可能な非特定操作受付期間内における操作手段の操作に応じた演出が実行されるように構成されている。このように、本実施形態において演出実行手段にて実行可能な演出には、非特定演出がある。また、選択受付期間は、8秒である。このため、本実施形態において、非特定操作受付期間となる時間の上限は「8秒間」であり、所定の非特定受付時間は「8秒」となる。
パチンコ遊技機10は、オート機能(オートボタン機能)を搭載している。オート機能は、操作ボタンBTが所定の操作態様で操作されたものと見做して演出を進行させる機能である。本実施形態では、オート機能が設定されているときが、所定の設定がされているときに相当する。そして、本実施形態では、オート機能が設定されていないときが、所定の設定がされていないときに相当する。オート機能は、操作ボタンBTの操作を受付可能な操作受付期間において、当該操作ボタンBTが操作されていなくても、操作ボタンBTが操作されたものと見做して演出を進行させる機能である。パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているとき、操作受付期間の中でも登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間及びパワーアップ演出受付期間において、操作ボタンBTが操作されていなくても、操作ボタンBTが操作されたものと見做して演出が進行する。但し、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていたとしても、操作受付期間の中でも選択受付期間では、操作ボタンBTが操作されていないときに操作ボタンBTが操作されたものと見做して演出が進行することはない。以下、オート機能が設定されているときにおける、各種の演出が実行されるときについて説明する。
まず、オート機能が設定されているときにおいて、キャラクタ登場演出が実行される場合について、説明する。パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときにキャラクタ登場演出が実行される場合、登場演出受付期間となってから2.5秒が経過したタイミングにおいて、当該受付期間において操作ボタンBTが操作されなかったとしても、キャラクタ登場演出の結果が導出される。即ち、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときにキャラクタ登場演出が実行される場合、登場演出受付期間となってから2.5秒が経過したタイミングにおいて、操作ボタンBTを操作しなくても、操作ボタンBTが操作されたと見做され、キャラクタ登場演出の結果が導出される。登場演出受付期間となってから2.5秒が経過したタイミングは、登場演出受付期間の半分の時間に相当する「3秒」が経過するよりも前のタイミングに相当する。パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときであっても、キャラクタ登場演出の結果が導出されると、登場演出受付期間が終了する。因みに、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていないときにキャラクタ登場演出が実行されるときにおいて、登場演出受付期間内に操作ボタンBTが操作されなかった場合、キャラクタ登場演出の結果は導出されないまま、キャラクタ登場演出が終了する。
次に、オート機能が設定されているときにおいて、チャレンジ演出が実行される場合について、説明する。パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときにチャレンジ演出が実行される場合、チャレンジ演出受付期間となってから1秒後のタイミングにおいて、当該受付期間において操作ボタンBTが操作されなかったとしても、第1エフェクト画像EF1が表示され、最終的にチャレンジ演出の結果が導出される。即ち、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときにチャレンジ演出が実行される場合、チャレンジ演出受付期間となってから1秒が経過したタイミングにおいて、操作ボタンBTを連打しなくても、操作ボタンBTが連打されたと見做され、第1エフェクト画像EF1が表示され、最終的にチャレンジ演出の結果が導出される。チャレンジ演出受付期間となってから1秒が経過したタイミングは、チャレンジ演出受付期間の半分の時間に相当する「4秒」が経過するよりも前のタイミングに相当する。このように、チャレンジ演出受付期間となってから1秒が経過したタイミングは、チャレンジ演出受付期間の半分が経過するよりも前のタイミングであって、チャレンジ演出受付期間の開始直後のタイミングに相当する。パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときであっても、チャレンジ演出の結果が導出されると、チャレンジ演出受付期間が終了する。因みに、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていないときにチャレンジ演出が実行されるときにおいて、チャレンジ演出受付期間内に操作ボタンBTが操作されなかった場合、第1エフェクト画像EF1は表示されないものの、チャレンジ演出受付期間の終了に伴ってチャレンジ演出の結果が導出される。
次に、オート機能が設定されているときにおいて、パワーアップ演出が実行される場合について、説明する。パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときにパワーアップ演出が実行される場合、パワーアップ演出受付期間となってから1秒後のタイミングにおいて、当該受付期間において操作ボタンBTが操作されなかったとしても、第2エフェクト画像EF2が表示され、最終的にパワーアップ演出の結果が導出される。即ち、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときにパワーアップ演出が実行される場合、パワーアップ演出受付期間となってから1秒が経過したタイミングにおいて、操作ボタンBTを長押ししなくても、操作ボタンBTが長押しされたと見做され、第2エフェクト画像EF2が表示され、最終的にパワーアップ演出の結果が導出される。パワーアップ演出受付期間となってから1秒が経過したタイミングは、パワーアップ演出受付期間の半分の時間に相当する「4秒」が経過するよりも前のタイミングに相当する。このように、パワーアップ演出受付期間となってから1秒が経過したタイミングは、パワーアップ演出受付期間の半分が経過するよりも前のタイミングであって、パワーアップ演出受付期間の開始直後のタイミングに相当する。パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときであっても、パワーアップ演出の結果が導出されると、パワーアップ演出受付期間が終了する。因みに、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていないときにパワーアップ演出が実行されるときにおいて、パワーアップ演出受付期間内に操作ボタンBTが長押しされなかった場合、第2エフェクト画像EF2は表示されないものの、パワーアップ演出受付期間の終了に伴ってパワーアップ演出の結果が導出される。
次に、オート機能が設定されているときにおいて、選択演出が実行される場合について、説明する。パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときに選択演出が実行される場合、選択受付期間において操作ボタンBTが操作されなかったとしても、選択中の選択肢が変更されることはない。即ち、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときに選択演出が実行される場合、選択受付期間において操作ボタンBTが操作されないとき、例えば、操作ボタンBTが操作されたものと見做して選択中の選択肢が変更されることはない。因みに、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているかにかかわらず、選択演出が実行されるときにおいて、選択受付期間内に操作ボタンBTが操作されなかった場合、最初に選択中の選択肢となる第1選択肢CS1が選択演出において選択された選択肢となる。
また、図9に示すように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていることを報知する設定報知演出を実行可能に構成されている。設定報知演出は、演出表示装置25において実行される。このように、演出表示装置25が実行可能な演出には、オート機能が設定されていることを報知する設定報知演出がある。パチンコ遊技機10では、「オート機能(ON)」の文字情報を含む設定報知画像AGが演出表示装置25に表示され、設定報知演出が実行される。設定報知演出が実行される場合、設定報知画像AGは、演出表示装置25において、背景画像よりも前側に表示される。つまり、演出表示装置25において、設定報知画像AGは、背景画像よりも優先して表示される。因みに、設定報知演出が実行される場合、設定報知画像AGは、演出表示装置25において、演出図柄よりも前側に表示される。つまり、演出表示装置25において、設定報知画像AGは、演出図柄よりも優先して表示される。
次に、パチンコ遊技機10において実行可能な演出のうち操作ボタンBTの操作発光体Bbを用いた演出について、説明する。なお、前述したように、操作発光体Bbの発光態様には、白色発光態様と、水色発光態様と、虹発光態様と、がある。また、操作発光体Bbは、常に発光しているわけではなく、発光しない場合もある。
オート機能が設定されていないときにおいて、パチンコ遊技機10では、登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間、パワーアップ演出受付期間及び選択受付期間であるとき、操作発光体Bbの発光態様は白色発光態様となる。また、オート機能が設定されていないときにおいて、パチンコ遊技機10では、演出ゲームにおいて演出図柄による大当り図柄が一旦停止表示されてから所定の大当り報知時間が経過するまでの期間(以下、大当り報知期間と示す)であるとき、操作発光体Bbの発光態様は虹発光態様となる。オート機能が設定されていないときにおいて、パチンコ遊技機10では、特別ゲームの実行中の登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間、パワーアップ演出受付期間、選択受付期間及び大当り報知期間の何れでもないとき、操作発光体Bbは発光しない。また、オート機能が設定されていないときにおいて、パチンコ遊技機10では、待機状態であるとき、操作発光体Bbは発光しない。一方、オート機能が設定されているときにおいて、パチンコ遊技機10では、登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間、パワーアップ演出受付期間及び選択受付期間であるとき、操作発光体Bbの発光態様は水色発光態様となる。また、オート機能が設定されているときにおいて、パチンコ遊技機10では、大当り報知期間であるとき、操作発光体Bbの発光態様は虹発光態様となる。オート機能が設定されているときにおいて、パチンコ遊技機10では、特別ゲームの実行中の登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間、パワーアップ演出受付期間、選択受付期間及び大当り報知期間の何れでもないとき、操作発光体Bbの発光態様は水色発光態様となる。また、オート機能が設定されているときにおいて、パチンコ遊技機10では、待機状態であるとき、操作発光体Bbの発光態様は水色発光態様となる。
以上のように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていないときであって、登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間、パワーアップ演出受付期間及び選択受付期間であるときに限って、操作発光体Bbの発光態様が白色発光態様となる。このため、操作発光体Bbの発光態様が白色発光態様であれば、操作ボタンBTを操作することで演出が進行することを特定することができ、操作受付期間であることが報知されているといえる。また、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときに限って、操作発光体Bbの発光態様が水色発光態様となる。このため、操作発光体Bbの発光態様が水色発光態様であれば、オート機能が設定されていることを特定することができ、オート機能が設定されていることが報知されているといえる。また、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているかに関係なく、大当り報知期間であるときに限って、操作発光体Bbの発光態様が虹発光態様となる。なお、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときに操作発光体Bbの発光態様が水色発光態様であっても、登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間、パワーアップ演出受付期間及び選択受付期間の何れにおいても、演出表示装置25では操作促進演出が実行される。このため、操作発光体Bbの発光態様が白色発光態様でなくても、演出表示装置25における操作促進演出の実行によって、操作ボタンBTの操作を促すことが可能である。
以上のように、本実施形態のパチンコ遊技機10は、各種の演出を実行可能に構成されている。以下、各種の演出の実行に係る制御について説明する。なお、オート機能に係る制御については、後ほど説明する。
副CPU41aは、入力した変動パターン指定コマンドから特定した変動パターンに基づき、特別ゲームの実行中に実行する演出を決定する。具体的に、はずれリーチなし変動パターン、ノーマルリーチ演出のはずれ変動パターン及びノーマルリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、副CPU41aは、キャラクタ登場演出、チャレンジ演出及びパワーアップ演出の中から実行する演出を決定する。また、スーパーリーチ演出のはずれ変動パターン及びスーパーリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、副CPU41aは、キャラクタ登場演出、チャレンジ演出、パワーアップ演出及び選択演出の中から実行する演出を決定する。なお、パチンコ遊技機10では、複数種類の演出のうち何れかの演出を実行することが決定されるように構成したが、何れの演出も実行しないことが決定される場合があるように構成してもよい。
そして、実行する演出を決定した場合、副CPU41aは、実行することを決定した演出を実行させるための制御を行う。因みに、スーパーリーチ演出のはずれ変動パターン及びスーパーリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合において、選択演出を実行することを決定しなかった場合、副CPU41aは、実行するスーパーリーチ演出の種類を決定する。そして、特別ゲームの実行中、副CPU41aは、決定した種類のスーパーリーチ演出が実行されるように制御する。
因みに、パチンコ遊技機10において、オート機能が設定されているときには、副RWM41cにオート機能が設定されていることを特定可能な情報(以下、「オート機能設定情報」と示す)が記憶される。一方、パチンコ遊技機10において、オート機能が設定されていないときには、副RWM41cにオート機能設定情報が記憶されない。このため、副CPU41aは、オート機能設定情報が記憶されているかを参照することで、オート機能が設定されていること、又は、オート機能が設定されていないことを特定することができる。そして、副CPU41aは、副RWM41cにオート機能設定情報が記憶されている場合、設定報知画像AGが表示され、設定報知演出が実行されるように演出表示装置25を制御する。但し、副CPU41aは、副RWM41cにオート機能設定情報が記憶されていない場合、設定報知画像AGを表示させず、設定報知演出を実行させない。
まず、キャラクタ登場演出を実行することを決定した場合に副CPU41aが行う制御について、説明する。キャラクタ登場演出を実行する場合、副CPU41aは、キャラクタ登場演出において導出するキャラクタ登場演出の結果を決定する。副CPU41aは、特定した変動パターンの種類に応じた決定率の下、複数種類の結果の中からキャラクタ登場演出の結果を決定する。また、キャラクタ登場演出を実行する場合、副CPU41aは、特別ゲームの実行中における演出開始タイミングから登場演出受付期間を設定する。副CPU41aは、登場演出受付期間の開始に伴って、登場演出受付期間となる時間(本実施形態では、6秒)の計測を開始する。そして、副CPU41aは、登場演出受付期間となる時間の経過に伴って、登場演出受付期間の上限時間が経過したことを特定することができる。また、登場演出受付期間中、副CPU41aは、第1操作促進画像S1を表示して操作促進演出が実行されるように演出表示装置25を制御する。
なお、詳細については後ほど説明するが、オート機能が設定されている場合、登場演出受付期間を設定してから2.5秒が経過するよりも前に操作ボタンBTが操作されたとき、オート機能の設定が解除される。このとき、オート機能の設定が解除される契機となった操作ボタンBTの操作を契機として、キャラクタ登場演出の結果が導出されることとなる。このように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているとき、登場演出受付期間となってから2.5秒が経過するタイミングよりも前に操作ボタンBTが操作された場合、当該操作を契機としてキャラクタ登場演出の結果が導出され、且つ、オート機能の設定が解除される。つまり、本実施形態では、所定の設定がされているとき、特定操作受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作手段が操作された場合、当該操作を契機として当該操作に応じた演出が実行され、且つ、所定の設定が解除される。因みに、本実施形態では、オート機能が設定されている場合、登場演出受付期間を設定してから2.5秒以上の時間が経過した後であっても、少なくとも登場演出受付期間の上限時間である6秒が経過するまでは、操作ボタンBTが操作されたとき、オート機能の設定が解除される。
そして、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を入力したことを契機に、決定した種類のキャラクタ登場演出の結果が導出されるように演出表示装置25を制御する。このとき、キャラクタ登場演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、登場演出受付期間を終了させるとともに、第1操作促進画像S1の表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。また、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を入力しないまま登場演出受付期間が終了するとき、第1操作促進画像S1の表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。このとき、副CPU41aは、キャラクタ登場演出の結果を導出させない。
また、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、登場演出受付期間を設定してから2.5秒が経過するよりも前に操作ボタンBTからの検知信号を入力したとき、当該検知信号の入力を契機に、決定した種類のキャラクタ登場演出の結果が導出されるように演出表示装置25を制御する。このとき、キャラクタ登場演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、登場演出受付期間を終了させるとともに、第1操作促進画像S1の表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。また、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、登場演出受付期間を設定してから2.5秒が経過するまでに操作ボタンBTからの検知信号を入力しないとき、2.5秒が経過したことを契機に、決定した種類のキャラクタ登場演出の結果が導出されるように演出表示装置25を制御する。このとき、キャラクタ登場演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、登場演出受付期間を終了させるとともに、第1操作促進画像S1の表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。このように、副CPU41aは、オート機能が設定されているとき、登場演出受付期間となってから6秒が経過するよりも前の2.5秒が経過するタイミングにおいて、登場演出受付期間となってから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做してキャラクタ登場演出の結果を導出させる制御を実行可能である。即ち、本実施形態において、演出制御手段は、所定の設定がされているとき、特定操作受付期間となってから特定受付時間が経過するよりも前の所定のタイミングにおいて、当該特定操作受付期間となってから操作手段が操作されていなくても操作手段が操作されたものと見做して演出を実行させる制御を実行可能である。つまり、本実施形態において、演出制御手段は、所定の設定がされているとき、特別操作受付期間となってから特別受付時間が経過するよりも前の所定のタイミングにおいて、当該特別操作受付期間となってから操作手段が操作されていなくても操作手段が操作されたものと見做して演出を実行させる制御を実行可能である。
また、キャラクタ登場演出を実行する場合であって、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、登場演出受付期間中、白色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。一方、キャラクタ登場演出を実行する場合であって、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、水色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。なお、例えば、オート機能が設定されているときであって、登場演出受付期間となってから2.5秒が経過するよりも前に操作ボタンBTが操作された場合、当該操作ボタンBTの操作前は水色発光態様で操作発光体Bbが発光する一方、操作ボタンBTの操作後において操作発光体Bbは発光しない。
次に、チャレンジ演出を実行することを決定した場合に副CPU41aが行う制御について、説明する。チャレンジ演出を実行する場合、副CPU41aは、チャレンジ演出においてゲージGeの表示態様が最高段階の表示態様に到達可能であるかを特定する。具体的に、副CPU41aは、はずれリーチなし変動パターンを特定した場合、最高段階の表示態様に到達不能であることを特定する。一方、副CPU41aは、ノーマルリーチ演出のはずれ変動パターン、ノーマルリーチ演出の大当り変動パターン、スーパーリーチ演出のはずれ変動パターン及びスーパーリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、最高段階の表示態様に到達可能であることを特定する。また、チャレンジ演出を実行する場合、副CPU41aは、チャレンジ演出において導出する結果を特定する。具体的に、副CPU41aは、はずれリーチなし変動パターンを特定した場合、第2チャレンジ結果を導出することを特定する。一方、副CPU41aは、ノーマルリーチ演出のはずれ変動パターン、ノーマルリーチ演出の大当り変動パターン、スーパーリーチ演出のはずれ変動パターン及びスーパーリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、第1チャレンジ結果を導出することを特定する。また、チャレンジ演出を実行する場合、副CPU41aは、特別ゲームの実行中における演出開始タイミングからチャレンジ演出受付期間を設定する。副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間の開始に伴って、チャレンジ演出受付期間となる時間(本実施形態では、8秒)の計測を開始する。そして、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間となる時間の経過に伴って、チャレンジ演出受付期間の上限時間が経過したことを特定することができる。また、チャレンジ演出受付期間中、副CPU41aは、第2操作促進画像S2を表示して操作促進演出が実行されるように演出表示装置25を制御する。更に、チャレンジ演出受付期間中、副CPU41aは、ゲージGeが表示されるように演出表示装置25を制御する。
そして、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を入力したことを契機に、ゲージGeの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する。但し、最高段階の表示態様に到達不能であることを特定している場合であって、最高段階の表示態様の1つ前の段階の表示態様に到達している場合、副CPU41aは、ゲージGeの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させることを決定しない。ゲージGeの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させることを決定した場合、副CPU41aは、ゲージGeの表示態様が次の段階の表示態様されるように演出表示装置25を制御する。一方、ゲージGeの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させないことを決定した場合、副CPU41aは、ゲージGeの表示態様を変更させない。また、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を入力したことを契機に、第1エフェクト画像EF1が表示されるように演出表示装置25を制御する。例えば、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、ゲージGeの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する毎に、第1エフェクト画像EF1が表示されるように演出表示装置25を制御するようにしてもよい。
また、詳細については後ほど説明するが、オート機能が設定されている場合、チャレンジ演出受付期間を設定してから1秒が経過するよりも前に操作ボタンBTが操作されたとき、及び、チャレンジ演出受付期間内において操作ボタンBTが操作されたとき、オート機能の設定が解除される。このとき、オート機能の設定が解除される契機となった操作ボタンBTの操作を契機として、第1エフェクト画像EF1が表示されることとなる。このように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているとき、チャレンジ演出受付期間となってから1秒が経過するタイミングよりも前に操作ボタンBTが操作された場合、当該操作を契機として第1エフェクト画像EF1が表示され、且つ、オート機能の設定が解除される。つまり、本実施形態では、所定の設定がされているとき、特定操作受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作手段が操作された場合、当該操作を契機として当該操作に応じた演出が実行され、且つ、所定の設定が解除される。したがって、オート機能が設定されている場合、チャレンジ演出受付期間を設定してから1秒が経過するよりも前に操作ボタンBTからの検知信号を入力したとき、副CPU41aは、前述したようなオート機能が設定されていないときのチャレンジ演出に係る制御を行う。同様に、オート機能が設定されている場合、チャレンジ演出受付期間内において操作ボタンBTからの検知信号を入力したとき、副CPU41aは、前述したようなオート機能が設定されていないときのチャレンジ演出に係る制御を行う。
オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間を設定してから1秒が経過するまでに操作ボタンBTからの検知信号を入力しないとき、ゲージGeの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する。このとき、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間が終了するまでの間、又は、オート機能の設定が解除されるまでの間、操作ボタンBTが連打されているものと見做し、所定の抽選時間(例えば、0.5秒)が経過する毎に、ゲージGeの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する。また、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、ゲージGeの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する毎に、つまり、チャレンジ演出受付期間において操作ボタンBTが操作されたものと見做す度に、第1エフェクト画像EF1が表示されるように演出表示装置25を制御する。例えば、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、所定の抽選時間が経過する毎に、第1エフェクト画像EF1が表示されるように演出表示装置25を制御するようにしてもよい。副CPU41aは、オート機能が設定されているとき、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前の1秒が経過するタイミングにおいて、チャレンジ演出受付期間となってから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做して第1エフェクト画像EF1を表示させる制御を実行可能である。即ち、本実施形態において、演出制御手段は、所定の設定がされているとき、特定操作受付期間となってから特定受付時間が経過するよりも前の所定のタイミングにおいて、当該特定操作受付期間となってから操作手段が操作されていなくても操作手段が操作されたものと見做して演出を実行させる制御を実行可能である。
また、オート機能が設定されていないときとオート機能が設定されているときの何れであっても、副CPU41aは、ゲージGeの表示態様が最高段階の表示態様に到達した場合、チャレンジ演出の結果が導出されるように演出表示装置25を制御する。このとき、演出表示装置25では、第1チャレンジ結果が導出される。また、チャレンジ演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間を終了させるとともに、第2操作促進画像S2の表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。一方、ゲージGeの表示態様が最高段階に到達することなく、チャレンジ演出受付期間が終了するとき、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間の終了に伴い、チャレンジ演出の結果が導出されるように演出表示装置25を制御する。このとき、チャレンジ演出の結果として第1チャレンジ結果を導出することを特定している場合、副CPU41aは、チャレンジ演出の結果を導出するよりも前にゲージGeの表示態様が最高段階の表示態様となるように演出表示装置25を制御する。また、チャレンジ演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、第2操作促進画像S2の表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。更に、チャレンジ演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、ゲージGeの表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。
また、チャレンジ演出を実行する場合であって、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間中、白色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。一方、チャレンジ演出を実行する場合であって、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、水色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。なお、例えば、オート機能が設定されているときであって、チャレンジ演出受付期間内に操作ボタンBTが操作された場合、当該操作ボタンBTの操作前は水色発光態様で操作発光体Bbが発光する一方、操作ボタンBTの操作後はチャレンジ演出受付期間が終了するまで白色発光態様で操作発光体Bbが発光する。
次に、パワーアップ演出を実行することを決定した場合に副CPU41aが行う制御について、説明する。パワーアップ演出を実行する場合、副CPU41aは、パワーアップ演出においてオーラ画像WFの表示態様が最高段階の表示態様に到達可能であるかを特定する。具体的に、副CPU41aは、はずれリーチなし変動パターン、ノーマルリーチ演出のはずれ変動パターン及びノーマルリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、最高段階の表示態様に到達不能であることを特定する。一方、副CPU41aは、スーパーリーチ演出のはずれ変動パターン及びスーパーリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、最高段階の表示態様に到達可能であることを特定する。また、パワーアップ演出を実行する場合、副CPU41aは、パワーアップ演出において導出する結果を特定する。具体的に、副CPU41aは、はずれリーチなし変動パターン、ノーマルリーチ演出のはずれ変動パターン及びノーマルリーチ演出の大当り変動パターン、のうち何れかを特定した場合、第2パワーアップ結果を導出することを特定する。一方、副CPU41aは、スーパーリーチ演出のはずれ変動パターン及びスーパーリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、第1パワーアップ結果を導出することを特定する。
また、パワーアップ演出を実行する場合、副CPU41aは、特別ゲームの実行中における演出開始タイミングからパワーアップ演出受付期間を設定する。副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間の開始に伴って、パワーアップ演出受付期間となる時間(本実施形態では、8秒)の計測を開始する。そして、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間となる時間の経過に伴って、パワーアップ演出受付期間の上限時間が経過したことを特定することができる。また、パワーアップ演出受付期間中、副CPU41aは、第3操作促進画像S3を表示して操作促進演出が実行されるように演出表示装置25を制御する。更に、パワーアップ演出受付期間中、副CPU41aは、オーラ画像WFが表示されるように演出表示装置25を制御する。また、パワーアップ演出を実行する場合であって、スーパーリーチ演出のはずれ変動パターン及びスーパーリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、副CPU41aは、先に決定しているスーパーリーチ演出の種類に対応したキャラクタが表示されるように演出表示装置25を制御する。例えば、複数種類のスーパーリーチ演出のうち第1のスーパーリーチ演出を実行することを決定している場合、パワーアップ演出では、第1のキャラクタが演出表示装置25に表示される。一方、パワーアップ演出を実行する場合であって、はずれリーチなし変動パターン、ノーマルリーチ演出のはずれ変動パターン及びノーマルリーチ演出の大当り変動パターンのうち何れかを特定した場合、副CPU41aは、抽選によって決定したキャラクタが表示されるように演出表示装置25を制御する。
そして、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、所定時間(例えば、0.5秒)が経過する毎に、操作ボタンBTからの検知信号に基づき操作ボタンBTが長押しされているかを判定する。そして、長押しされていると判定する毎に、副CPU41aは、オーラ画像WFの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する。但し、最高段階の表示態様に到達不能であることを特定している場合であって、最高段階の表示態様の1つ前の段階の表示態様に到達している場合、副CPU41aは、オーラ画像WFの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させることを決定しない。オーラ画像WFの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させることを決定した場合、副CPU41aは、オーラ画像WFの表示態様が次の段階の表示態様されるように演出表示装置25を制御する。一方、オーラ画像WFの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させないことを決定した場合、副CPU41aは、オーラ画像WFの表示態様を変更させない。また、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、操作ボタンBTが長押しされていると判定する毎に、第2エフェクト画像EF2が表示されるように演出表示装置25を制御する。例えば、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、オーラ画像WFの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する毎に、第2エフェクト画像EF2が表示されるように演出表示装置25を制御するようにしてもよい。本実施形態では、パワーアップ演出において操作手段が操作された場合とは、操作ボタンBTが長押しされた場合に相当すると捉えることもできる。
また、詳細については後ほど説明するが、オート機能が設定されている場合、パワーアップ演出受付期間を設定してから1秒が経過するよりも前に操作ボタンBTが操作されたとき、及び、パワーアップ演出受付期間内において操作ボタンBTが操作されたとき、オート機能の設定が解除される。したがって、オート機能が設定されている場合、パワーアップ演出受付期間を設定してから1秒が経過するよりも前に操作ボタンBTからの検知信号を入力したとき、副CPU41aは、前述したようなオート機能が設定されていないときのパワーアップ演出に係る制御を行う。同様に、オート機能が設定されている場合、パワーアップ演出受付期間内において操作ボタンBTからの検知信号を入力したとき、副CPU41aは、前述したようなオート機能が設定されていないときのパワーアップ演出に係る制御を行う。また、オート機能の設定が解除される契機となった操作ボタンBTの操作が長押しとなった場合、当該操作を契機として、第2エフェクト画像EF2が表示されることとなる。このように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているとき、パワーアップ演出受付期間となってから1秒が経過するタイミングよりも前に操作ボタンBTが長押しで操作された場合、当該操作を契機として第2エフェクト画像EF2が表示され、且つ、オート機能の設定が解除される。つまり、本実施形態では、所定の設定がされているとき、特定操作受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作手段が操作された場合、当該操作を契機として当該操作に応じた演出が実行され、且つ、所定の設定が解除される。
オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間を設定してから1秒が経過するまでに操作ボタンBTからの検知信号を入力しないとき、オーラ画像WFの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する。このとき、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間が終了するまでの間、又は、オート機能の設定が解除されるまでの間、操作ボタンBTが長押しされているものと見做し、所定時間が経過する毎に、オーラ画像WFの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する。また、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、オーラ画像WFの表示態様を次の段階の表示態様へ昇格させるかについて抽選する毎に、つまり、パワーアップ演出受付期間において操作ボタンBTが長押しされたものと見做す度に、第2エフェクト画像EF2が表示されるように演出表示装置25を制御する。例えば、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、所定時間が経過する毎に、第2エフェクト画像EF2が表示されるように演出表示装置25を制御するようにしてもよい。副CPU41aは、オート機能が設定されているとき、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前の1秒が経過するタイミングにおいて、パワーアップ演出受付期間となってから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做して第2エフェクト画像EF2を表示させる制御を実行可能である。即ち、本実施形態において、演出制御手段は、所定の設定がされているとき、特定操作受付期間となってから特定受付時間が経過するよりも前の所定のタイミングにおいて、当該特定操作受付期間となってから操作手段が操作されていなくても操作手段が操作されたものと見做して演出を実行させる制御を実行可能である。
また、オート機能が設定されていないときとオート機能が設定されているときの何れであっても、副CPU41aは、オーラ画像WFの表示態様が最高段階の表示態様に到達した場合、パワーアップ演出の結果が導出されるように演出表示装置25を制御する。このとき、演出表示装置25では、第1パワーアップ結果が導出される。また、パワーアップ演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間を終了させるとともに、第3操作促進画像S3の表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。一方、オーラ画像WFの表示態様が最高段階に到達することなく、パワーアップ演出受付期間が終了するとき、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間の終了に伴い、パワーアップ演出の結果が導出されるように演出表示装置25を制御する。このとき、パワーアップ演出の結果として第1パワーアップ結果を導出することを特定している場合、副CPU41aは、パワーアップ演出の結果を導出するよりも前にオーラ画像WFの表示態様が最高段階の表示態様となるように演出表示装置25を制御する。また、パワーアップ演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、第3操作促進画像S3の表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。更に、パワーアップ演出の結果を導出させたことに伴い、副CPU41aは、オーラ画像WFの表示が終了されるように演出表示装置25を制御する。
また、パワーアップ演出を実行する場合であって、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間中、白色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。一方、パワーアップ演出を実行する場合であって、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、水色発光態様で発光するように操作発光体Bbを制御する。なお、例えば、オート機能が設定されているときであって、パワーアップ演出受付期間内に操作ボタンBTが操作された場合、当該操作ボタンBTの操作前は水色発光態様で操作発光体Bbが発光する一方、操作ボタンBTの操作後はパワーアップ演出受付期間が終了するまで白色発光態様で操作発光体Bbが発光する。
次に、選択演出を実行することを決定した場合に副CPU41aが行う制御について、説明する。選択演出を実行する場合、副CPU41aは、特別ゲームの実行中における演出開始タイミングから選択受付期間を設定する。また、選択受付期間中、副CPU41aは、第4操作促進画像S4を表示して操作促進演出が実行されるように演出表示装置25を制御する。また、選択演出を実行する場合、副CPU41aは、第1選択肢CS1、第2選択肢CS2及び第3選択肢CS3が表示され、選択肢が提示されるように演出表示装置25を制御する。また、選択演出の開始に伴い、副CPU41aは、選択中画像CCが第1選択肢CS1に対応付けて表示されるように演出表示装置25を制御する。また、第1選択肢CS1に対応付けて選択中画像CCが表示されているときにおいて、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を入力した場合、選択中画像CCが第2選択肢CS2に対応付けて表示されるように演出表示装置25を制御する。同様に、第2選択肢CS2に対応付けて選択中画像CCが表示されているときにおいて、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を入力した場合、選択中画像CCが第3選択肢CS3に対応付けて表示されるように演出表示装置25を制御する。更に、第3選択肢CS3に対応付けて選択中画像CCが表示されているときにおいて、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を入力した場合、選択中画像CCが第1選択肢CS1に対応付けて表示されるように演出表示装置25を制御する。なお、詳細については後ほど説明するが、オート機能が設定されている場合、選択受付期間内において操作ボタンBTが操作されたとしても、オート機能の設定は解除されず、継続してオート機能が設定される。
また、選択受付期間が終了すると、副CPU41aは、選択中画像CCが対応付けて表示されている選択肢が選択演出にて選択された選択肢とする。そして、副CPU41aは、選択演出にて選択された選択肢に対応するスーパーリーチ演出を、実行するスーパーリーチ演出の種類として決定する。その後、特別ゲームの実行中、副CPU41aは、決定した種類のスーパーリーチ演出が実行されるように制御する。また、選択受付期間の終了に伴い、副CPU41aは、演出表示装置25において第4操作促進画像S4、選択肢CS1~CS3及び選択中画像CCが表示されないように制御し、選択演出を終了する。なお、副CPU41aは、オート機能が設定されていないときとオート機能が設定されているときの何れであっても、上記のような選択演出に係る制御を行う。
また、選択演出を実行する場合であって、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、選択受付期間中、白色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。一方、選択演出を実行する場合であって、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、水色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。
その他、副CPU41aは、演出ゲームにおいて演出図柄による大当り図柄を一旦停止表示させた場合、所定の大当り報知時間が経過するまでの大当り報知期間にわたって、虹発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。因みに、大当り報知期間の終了後、オート機能が設定されている場合、副CPU41aは、水色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。一方、大当り報知期間の終了後、オート機能が設定されていない場合、副CPU41aは、操作発光体Bbを消灯させる。
また、待機状態であるときであって、オート機能が設定されているとき、副CPU41aは、水色発光態様で発光されるように操作発光体Bbを制御する。なお、待機状態であるときであって、オート機能が設定されていないとき、操作発光体Bbは発光しない。
次に、オート機能の設定と、オート機能の設定の解除と、について説明する。
パチンコ遊技機10において、オート機能は、操作ボタンBTを設定操作態様で操作することで設定される。当然、オート機能の設定にあたっては、設定前にオート機能が設定されていないことが前提となる。このため、パチンコ遊技機10は、オート機能が設定されていないときにおいて、操作ボタンBTを設定操作態様で操作することでオート機能の設定がされるように構成されている。このように、本実施形態は、所定の設定がされていないときにおいて、操作手段を設定操作態様で操作することで所定の設定がされるように制御することが可能に構成されている。本実施形態では、操作ボタンBTを所定の設定時間に相当する「2秒間」にわたって長押しすることを、設定操作態様で操作ボタンBTを操作することとしている。なお、詳細については後述するが、本実施形態では、副CPU41aがオート機能の設定に係る制御を実行可能となっている。そして、本実施形態では、オート機能の設定に係る制御が所定の設定に係る設定制御に相当し、副CPU41aがオート機能の設定に係る制御を実行することによって所定の設定に係る設定制御を実行可能な設定制御手段としての機能が実現される。
したがって、図10(a)に示すように、タイミングt11から2秒後のタイミングt12にわたって操作ボタンBTが長押しされた場合、オート機能が設定される(図面では、「オート機能:設定」と示す)。このように、パチンコ遊技機10では、2秒間にわたって操作ボタンBTが操作されたことを契機としてオート機能が設定されるように構成されている。即ち、本実施形態では、所定の設定時間にわたって操作手段が継続して操作されたことを契機として所定の設定がされるように構成されている。例えば、パチンコ遊技機10では、待機状態であるときにおいて、2秒間にわたって操作ボタンBTが操作された場合、オート機能が設定される。
但し、図10(b)に示すように、タイミングt21から2秒後のタイミングt22にわたって操作ボタンBTが長押しされた場合であっても、タイミングt22に到達するよちも前のタイミングt23において操作受付期間となった場合、タイミングt22においてオート機能は設定されない(図面では、「オート機能:非設定」と示す)。このように、パチンコ遊技機10では、操作受付期間となる前のタイミングt23から操作ボタンBTが操作されたときであって当該操作が継続して2秒間にわたって操作されるよりも前に操作受付期間となったとき、タイミングt23における操作ボタンBTの操作が継続して2秒間にわたって操作されたとしてもオート機能が設定されない。ここでいう「操作受付期間」とは、例えば、登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間、パワーアップ演出受付期間及び選択受付期間である。即ち、本実施形態では、特定操作受付期間となる前の非特定タイミングから操作手段が操作されたときであって当該操作が継続して設定時間にわたって操作されるよりも前に特定操作受付期間となったとき、非特定タイミングにおける操作手段の操作が継続して設定時間にわたって操作されたとしても所定の設定がされない。同様に、本実施形態では、非特定操作受付期間となる前の非特定タイミングから操作手段が操作されたときであって当該操作が継続して設定時間にわたって操作されるよりも前に非特定操作受付期間となったとき、非特定タイミングにおける操作手段の操作が継続して設定時間にわたって操作されたとしても所定の設定がされない。
因みに、操作受付期間の開始前におけるタイミングt21から操作受付期間の終了後におけるタイミングt25にわたって操作ボタンBTが長押しされたとする。更に、タイミングt21から操作受付期間の開始するタイミングt23までの時間Taと、操作受付期間が終了するタイミングt24からタイミングt25までの時間Tbと、の合計時間が2秒であったとする(Ta+Tb=2秒)。この場合、パチンコ遊技機10では、タイミングt25において、オート機能が設定されない。なお、時間Taと時間Tbの合計時間が2秒となった場合に限らず、パチンコ遊技機10では、時間Tbが2秒となったとしても、オート機能が設定されない。このように、パチンコ遊技機10では、操作ボタンBTが長押しされた場合であって、当該操作ボタンBTの長押しが開始されてからの時間が2秒に達するよりも前に操作受付期間となった場合、当該操作受付期間の終了後まで操作ボタンBTの長押しが継続されたとしても、オート機能が設定されない。
また、パチンコ遊技機10では、操作受付期間において、操作ボタンBTを設定操作態様で操作したとしてもオート機能が設定されない場合がある。例えば、パチンコ遊技機10では、選択受付期間内において操作ボタンBTを設定操作態様で操作したとしてもオート機能が設定されない。つまり、パチンコ遊技機10では、選択受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前において、オート機能を設定することができない。つまり、本実施形態では、非特定操作受付期間となってから非特定受付時間が経過するタイミングよりも前において、所定の設定を行うことが不能である。具体的には後述するが、副CPU41aは、選択受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前において、オート機能の設定に係る制御を実行不能である。即ち、本実施形態において、設定制御手段は、非特定操作受付期間となってから非特定受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行不能である。
但し、パチンコ遊技機10では、登場演出受付期間となってから当該登場演出受付期間の上限時間に相当する「6秒」が経過するよりも前のタイミングにおいて、オート機能を設定することができる場合がある。
例えば、図11に示すように、パチンコ遊技機10では、キャラクタ登場演出が実行される場合、タイミングt31から6秒が経過するタイミングt32までを上限として、登場演出受付期間となる。なお、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されている場合、タイミングt31から2.5秒が経過するタイミングt33において、操作ボタンBTが操作されたものと見做され、キャラクタ登場演出の結果が導出される(図11では、「結果導出」と示す)。また、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されている場合において、タイミングt31から2.5秒が経過するタイミングt33よりも前のタイミングt34において操作ボタンBTが操作された場合、キャラクタ登場演出の結果が導出されるとともに、オート機能の設定が解除される。
一方、オート機能が設定されていない場合、パチンコ遊技機10では、例えば、タイミングt34において操作ボタンBTが操作されたとする。この場合、タイミングt34における操作ボタンBTの操作を契機として、キャラクタ登場演出の結果が導出される。そして、例えば、登場演出受付期間となってから1回目の操作ボタンBTの操作に相当する「タイミングt34における操作ボタンBTの操作」が、2秒間継続された(2秒間にわたって長押しされた)とする。この場合、パチンコ遊技機10では、タイミングt34から2秒が経過するタイミングt35において、オート機能が設定されない。
一方、パチンコ遊技機10において、例えば、タイミングt34の操作ボタンBTの操作が一旦終了した後、登場演出受付期間となってから2回目の操作ボタンBTの操作がタイミングt36において行われたとする。更に、パチンコ遊技機10では、タイミングt36から2秒後のタイミングt37にわたって操作ボタンBTが長押しされた場合、タイミングt37において、オート機能が設定される。
このように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていないとき、登場演出受付期間となってから6秒が経過するよりも前のタイミングにおいて、1回目の操作ボタンBTの操作を契機としてキャラクタ登場演出の結果が導出され、2回目の操作ボタンBTの操作を契機としてオート機能を設定可能である。即ち、本実施形態では、所定の設定がされていないとき、特別操作受付期間となってから特別受付時間が経過するよりも前のタイミングにおいて、1回目の操作手段の操作を契機として操作手段の操作に応じた演出を実行可能であり、2回目の操作手段の操作を契機として所定の設定を行うことが可能である。具体的には後述するが、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていないとき、登場演出受付期間となってから6秒が経過するよりも前のタイミングにおいて、1回目の操作ボタンBTの操作を契機として副CPU41aはキャラクタ登場演出の結果を導出させる制御を実行可能であり、2回目の操作ボタンBTの操作を契機として副CPU41aはオート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、本実施形態では、所定の設定がされていないとき、特別操作受付期間となってから特別受付時間が経過するタイミングよりも前において、1回目の操作手段の操作を契機として演出制御手段は操作手段の操作に応じた演出を実行させる制御を実行可能であり、2回目の操作手段の操作を契機として設定制御手段は設定制御を実行可能である。
つまり、パチンコ遊技機10では、登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能を設定することが可能である。即ち、本実施形態では、特別操作受付期間となってから特別受付時間が経過するタイミングよりも前において、所定の設定を行うことが可能である。具体的には後述するが、副CPU41aは、登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、本実施形態において、設定制御手段は、特別操作受付期間となってから特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行可能である。
また、パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出受付期間となってから当該チャレンジ演出受付期間の上限時間に相当する「8秒」が経過するよりも前のタイミングにおいて、オート機能を設定することができる場合がある。
例えば、図12に示すように、パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出が実行される場合、タイミングt41から8秒が経過するタイミングt42までを上限として、チャレンジ演出受付期間となる。なお、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されている場合、タイミングt41から1秒が経過するタイミングt43から、操作ボタンBTが連打されたものと見做され、第1エフェクト画像EF1が表示され、最終的にチャレンジ演出の結果が導出される。因みに、前述したように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているかに関係なく、第1チャレンジ結果が導出されるときには、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前に、第1チャレンジ結果が導出される場合がある。一方、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているかに関係なく、第2チャレンジ結果が導出されるときには、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前に、第2チャレンジ結果が導出されることがない。したがって、タイミングt43から操作ボタンBTが連打されたものと見做されて第1エフェクト画像EF1が表示される場合、第1チャレンジ結果が導出されるときであれば、タイミングt42よりも前のタイミングでチャレンジ演出の結果が導出される場合がある。一方、タイミングt43から操作ボタンBTが連打されたものと見做されて第1エフェクト画像EF1が表示される場合、第2チャレンジ結果が導出されるときであれば、タイミングt42までチャレンジ演出の結果が導出されない。また、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されている場合において、タイミングt41から1秒が経過するタイミングt43よりも前のタイミングt44において操作ボタンBTが操作された場合、第1エフェクト画像EF1が表示されるとともに、オート機能の設定が解除される。
一方、オート機能が設定されていない場合において、例えば、タイミングt44から操作ボタンBTが連打されたとする。このとき、第1チャレンジ結果が導出されるときであれば、パチンコ遊技機10では、タイミングt42よりも前のタイミングでチャレンジ演出の結果が導出される場合がある。一方、第2チャレンジ結果が導出されるときであれば、パチンコ遊技機10では、タイミングt42まで操作ボタンBTが連打されたとしても、少なくともタイミングt42まではチャレンジ演出の結果が導出されない。
そして、例えば、図12では、第1チャレンジ結果が導出されるときであって、タイミングt44から操作ボタンBTが連打された結果、タイミングt42よりも前のタイミングt45における操作ボタンBTの操作を契機としてチャレンジ演出の結果が導出されたとする(図12では、「結果導出」と示す)。このとき、例えば、「タイミングt45における操作ボタンBTの操作」が、2秒間継続された(2秒間にわたって長押しされた)とする。この場合、パチンコ遊技機10では、タイミングt45から2秒が経過するタイミングt46において、オート機能が設定されない。一方、パチンコ遊技機10において、例えば、タイミングt45の操作ボタンBTの操作が一旦終了した後、タイミングt47から2秒後のタイミングt48にわたって操作ボタンBTが長押しされた場合、タイミングt48において、オート機能が設定される。
このように、パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出にて最終的に第1チャレンジ結果が導出されるときにおいて、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前において、オート機能を設定可能である。即ち、本実施形態では、非特別演出にて最終的に第1結果が導出されるときにおいて、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、所定の設定を行うことが可能である。具体的には後述するが、パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出にて最終的に第1チャレンジ結果が導出されるときにおいて、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、本実施形態では、非特別演出にて最終的に第1結果が導出されるときにおいて、設定制御手段は、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行可能である。
但し、パチンコ遊技機10では、第2チャレンジ結果が導出されるときには、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前にチャレンジ演出の結果が導出されず、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前にオート機能を設定することはできない。このため、パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出にて最終的に第2チャレンジ結果が導出されるときにおいて、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前において、オート機能を設定不能である。即ち、本実施形態では、非特別演出にて最終的に第2結果が導出されるときにおいて、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、所定の設定を行うことが不能である。具体的には後述するが、チャレンジ演出にて最終的に第2チャレンジ結果が導出されるときにおいて、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行不能である。即ち、本実施形態では、非特別演出にて最終的に第2結果が導出されるときにおいて、設定制御手段は、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行不能である。このように、パチンコ遊技機10では、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能を設定することが可能である。
同様に、パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出受付期間となってから当該パワーアップ演出受付期間の上限時間に相当する「8秒」が経過するよりも前のタイミングにおいて、オート機能を設定することができる場合がある。
例えば、図13に示すように、パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出が実行される場合、タイミングt51から8秒が経過するタイミングt52までを上限として、パワーアップ演出受付期間となる。なお、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されている場合、タイミングt51から1秒が経過するタイミングt53から、操作ボタンBTが長押しされたものと見做され、第2エフェクト画像EF2が表示され、最終的にパワーアップ演出の結果が導出される。因みに、前述したように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているかに関係なく、第1パワーアップ結果が導出されるときには、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前に、第1パワーアップ結果が導出される場合がある。一方、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているかに関係なく、第2パワーアップ結果が導出されるときには、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前に、第2パワーアップ結果が導出されることがない。したがって、タイミングt53から操作ボタンBTが長押しされたものと見做されて第2エフェクト画像EF2が表示される場合、第1パワーアップ結果が導出されるときであれば、タイミングt52よりも前のタイミングでパワーアップ演出の結果が導出される場合がある。一方、タイミングt53から操作ボタンBTが長押しされたものと見做されて第2エフェクト画像EF2が表示される場合、第2パワーアップ結果が導出されるときであれば、タイミングt52までパワーアップ演出の結果が導出されない。また、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されている場合において、タイミングt51から1秒が経過するタイミングt53よりも前のタイミングt54において操作ボタンBTが操作された場合、オート機能の設定が解除される。
一方、オート機能が設定されていない場合において、例えば、タイミングt54から操作ボタンBTが連打されたとする。このとき、第1パワーアップ結果が導出されるときであれば、パチンコ遊技機10では、タイミングt52よりも前のタイミングでパワーアップ演出の結果が導出される場合がある。一方、第2パワーアップ結果が導出されるときであれば、パチンコ遊技機10では、タイミングt52まで操作ボタンBTが長押しされたとしても、少なくともタイミングt52まではパワーアップ演出の結果が導出されない。
そして、例えば、図13では、第1パワーアップ結果が導出されるときであって、タイミングt54から操作ボタンBTが長押しされた結果、タイミングt52よりも前のタイミングt56にてパワーアップ演出の結果が導出されたとする(図13では、「結果導出」と示す)。このとき、パチンコ遊技機10では、例えば、タイミングt56よりも前のタイミングt55において、タイミングt54から操作ボタンBTが長押しされた時間が2秒に達したとしても、オート機能は設定されない。更に、例えば、タイミングt56においてパワーアップ演出の結果が導出された後も操作ボタンBTが長押しされ続け、タイミングt56から更に2秒が経過するタイミングt57となった場合、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されない。一方、例えば、タイミングt56においてパワーアップ演出の結果が導出されてから、操作ボタンBTの操作を一旦終了した後、タイミングt58から2秒が経過するタイミングt59にわたって操作ボタンBTが長押しされた場合、タイミングt59において、オート機能が設定される。
このように、パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出にて最終的に第1パワーアップ結果が導出されるときにおいて、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前において、オート機能を設定可能である。即ち、本実施形態では、非特別演出にて最終的に第1結果が導出されるときにおいて、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、所定の設定を行うことが可能である。具体的には後述するが、パワーアップ演出にて最終的に第1パワーアップ結果が導出されるときにおいて、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、本実施形態では、非特別演出にて最終的に第1結果が導出されるときにおいて、設定制御手段は、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行可能である。
但し、パチンコ遊技機10では、第2パワーアップ結果が導出されるときには、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前にパワーアップ演出の結果が導出されず、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前にオート機能を設定することはできない。このため、パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出にて最終的に第2パワーアップ結果が導出されるときにおいて、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前において、オート機能を設定不能である。即ち、本実施形態では、非特別演出にて最終的に第2結果が導出されるときにおいて、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、所定の設定を行うことが不能である。具体的には後述するが、パワーアップ演出にて最終的に第2パワーアップ結果が導出されるときにおいて、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行不能である。即ち、本実施形態では、非特別演出にて最終的に第2結果が導出されるときにおいて、設定制御手段は、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行不能である。このように、パチンコ遊技機10では、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能を設定することが可能である。
以上のように、パチンコ遊技機10では、登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前と、チャレンジ演出受付期間又はパワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前と、において、オート機能を設定することが可能である。即ち、本実施形態では、特定操作受付期間となってから特定受付時間が経過するタイミングよりも前において、所定の設定を行うことが可能である。具体的には後述するが、副CPU41aは、登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前と、チャレンジ演出受付期間又はパワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前と、において、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、本実施形態において、設定制御手段は、特定操作受付期間となってから特定受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行可能である。
また、パチンコ遊技機10において、オート機能は、操作ボタンBTが解除操作態様で操作することで、その設定が解除される。当然、オート機能の設定が解除されるにあたっては、解除前にオート機能が設定されていることが前提となる。このため、パチンコ遊技機10は、オート機能が設定されているときにおいて、操作ボタンBTを解除操作態様で操作することでオート機能の設定が解除されるように構成されている。本実施形態では、操作ボタンBTを操作することを、解除操作態様で操作ボタンBTを操作することとしている。このように、本実施形態では、所定の設定がされているとき、操作手段が操作されたことを契機に、所定の設定が解除されるように構成されている。但し、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときであっても、選択受付期間内においては操作ボタンBTを操作したとしても、オート機能の設定が解除されないように構成されている。したがって、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されている場合、選択受付期間内において操作ボタンBTが操作されたとしても、オート機能の設定は解除されず、継続してオート機能が設定される。
因みに、パチンコ遊技機10では、オート機能を設定するための操作ボタンBTの操作と、オート機能の設定を解除するための操作ボタンBTの操作と、が兼用されることはない。例えば、オート機能が設定されているときに操作ボタンBTが2秒間にわたって操作された場合、操作ボタンBTの操作が開始されたタイミングでオート機能の設定が解除される一方、当該操作が2秒間継続したとしてもオート機能が再び設定されない。このように、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されているときの特定タイミングにおいて操作ボタンBTが操作されたとき、当該特定タイミングにおける操作ボタンBTの操作を契機としてオート機能が解除される。一方、パチンコ遊技機10では、特定タイミングにおける操作ボタンBTの操作が継続して2秒間にわたって操作されたとしても再びオート機能が設定されない。即ち、本実施形態では、所定の設定がされているときの特定タイミングにおいて操作手段が操作されたとき、当該特定タイミングにおける操作手段の操作を契機として所定の設定が解除される一方、特定タイミングにおける操作手段の操作が継続して設定時間にわたって操作されたとしても再び所定の設定がされない。以上のように構成されていることから、パチンコ遊技機10においてオート機能の設定を解除した後に再びオート機能を設定するにあたっては、操作ボタンBTを操作することでオート機能の設定を解除した後、改めて、操作ボタンBTを2秒間にわたって操作する必要がある。
次に、オート機能に係る制御について説明する。
オート機能が設定されているとき、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況において操作ボタンBTからの検知信号を入力した場合、選択受付期間であるかを判定する。このとき、選択受付期間でないと判定する場合、副CPU41aは、副RWM41cに記憶されているオート機能設定情報を消去し、オート機能の設定を解除する。一方、選択受付期間であると判定する場合、副CPU41aは、オート機能の設定を解除しない。なお、「未連続操作時間」は、操作ボタンBTが長押しされていないことを特定可能な時間であって、例えば、長押しされたと見做して制御が実行される時間(本実施形態では、0.5秒)よりも長い時間で設定される。このため、「操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況」とは、操作ボタンBTが長押しされていなかったことを特定できる状況に相当し、操作ボタンBTの操作が一旦は終了していたことを特定できる状況に相当する。
また、オート機能が設定されていないとき、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況において操作ボタンBTからの検知信号を入力した場合、操作受付期間であるかを判定する。このとき、操作受付期間であると判定する場合、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行しない。一方、操作受付期間でないと判定する場合、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行する。オート機能の設定に係る制御において、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を連続して入力する時間を計測する。そして、計測した時間が所定の設定時間(本実施形態では、2秒)に達した場合、副CPU41aは、副RWM41cにオート機能設定情報を記憶し、オート機能を設定する。ここでいう、操作ボタンBTからの検知信号を連続して入力する時間は、例えば、未連続操作時間以上の時間を空けることなく連続して操作ボタンBTからの検知信号を入力する時間であって、操作ボタンBTが長押しされている時間に相当する。
但し、操作ボタンBTからの検知信号を連続して入力しなくなった場合、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を中止する。ここでいう、操作ボタンBTからの検知信号を連続して入力しなくなった場合とは、例えば、操作ボタンBTからの検知信号を入力してから次の検知信号を入力することなく未連続操作時間が経過した場合であって、操作ボタンBTの操作(例えば、長押し)が終了したことを特定できる場合に相当する。
また、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行している途中で操作受付期間となった場合、オート機能の設定に係る制御を中止する。これにより、操作受付期間となるよりも前のタイミングから操作ボタンBTが長押しされたとしても、当該操作ボタンBTが長押しされた時間が2秒に達するよりも前に操作受付期間となった場合、オート機能の設定に係る制御が中止されるため、オート機能が設定されない。
なお、登場演出受付期間を設定した後であって、且つ、登場演出受付期間となる6秒が経過する前であっても、既に操作ボタンBTが操作されたことを契機としてキャラクタ登場演出の結果を導出させている場合、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況において操作ボタンBTからの検知信号を入力した場合、オート機能に係る制御を実行する。このように、副CPU41aは、登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、本実施形態において、設定制御手段は、特別操作受付期間となってから特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行可能である。つまり、パチンコ遊技機10では、オート機能が設定されていないとき、登場演出受付期間となってから6秒が経過するよりも前のタイミングにおいて、1回目の操作ボタンBTの操作を契機として副CPU41aはキャラクタ登場演出の結果を導出させる制御を実行可能であり、2回目の操作ボタンBTの操作を契機として副CPU41aはオート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、本実施形態では、所定の設定がされていないとき、特別操作受付期間となってから特別受付時間が経過するタイミングよりも前において、1回目の操作手段の操作を契機として演出制御手段は操作手段の操作に応じた演出を実行させる制御を実行可能であり、2回目の操作手段の操作を契機として設定制御手段は設定制御を実行可能である。
更に、チャレンジ演出受付期間を設定した後であって、且つ、チャレンジ演出受付期間となる8秒が経過する前であっても、既に操作ボタンBTが操作されたことを契機として第1チャレンジ結果を導出させている場合、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況において操作ボタンBTからの検知信号を入力した場合、オート機能に係る制御を実行する。チャレンジ演出にて最終的に第1チャレンジ結果が導出されるときにおいて、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、非特別演出にて最終的に第1結果が導出されるときにおいて、設定制御手段は、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行可能である。但し、チャレンジ演出受付期間を設定した後であって、且つ、チャレンジ演出受付期間となる8秒が経過する前であっても、チャレンジ演出にて最終的に第2チャレンジ結果が導出されるとき、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況において操作ボタンBTからの検知信号を入力したとしても、オート機能に係る制御を実行しない。このように、チャレンジ演出にて最終的に第2チャレンジ結果が導出されるときにおいて、副CPU41aは、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行不能である。即ち、非特別演出にて最終的に第2結果が導出されるときにおいて、設定制御手段は、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行不能である。
また、パワーアップ演出受付期間を設定した後であって、且つ、パワーアップ演出受付期間となる8秒が経過する前であっても、既に操作ボタンBTが長押しされたことを契機として第1パワーアップ結果を導出させている場合、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況において操作ボタンBTからの検知信号を入力した場合、オート機能に係る制御を実行する。このように、パワーアップ演出にて最終的に第1パワーアップ結果が導出されるときにおいて、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、非特別演出にて最終的に第1結果が導出されるときにおいて、設定制御手段は、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行可能である。但し、パワーアップ演出受付期間を設定した後であって、且つ、パワーアップ演出受付期間となる8秒が経過する前であっても、パワーアップ演出にて最終的に第2パワーアップ結果が導出されるとき、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況において操作ボタンBTからの検知信号を入力したとしても、オート機能に係る制御を実行しない。このように、パワーアップ演出にて最終的に第2パワーアップ結果が導出されるときにおいて、副CPU41aは、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、オート機能の設定に係る制御を実行不能である。即ち、非特別演出にて最終的に第2結果が導出されるときにおいて、設定制御手段は、非特別操作受付期間となってから非特別受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行不能である。
以上のように、副CPU41aは、登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前と、チャレンジ演出受付期間又はパワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前と、において、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、設定制御手段は、特定操作受付期間となってから特定受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行可能である。そして、本実施形態では、副CPU41aがオート機能の設定に係る制御を実行することによって、所定の設定に係る設定制御を実行可能な設定制御手段としての機能が実現される。また、副CPU41aは、キャラクタ登場演出の終了後、チャレンジ演出の終了後及びパワーアップ演出の終了後、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。即ち、本実施形態において、設定制御手段は、特定演出が開始されて操作受付期間となってから所定の操作受付時間が経過するタイミングよりも前と、特定演出が開始されて操作受付期間となってから所定の操作受付期間が経過するタイミング以後と、の何れにおいても設定制御を実行可能である。
但し、選択受付期間を設定した後であって、且つ、選択受付期間となる8秒が経過する前には、選択受付期間内に操作ボタンBTが操作されたかに関係なく、副CPU41aは、操作ボタンBTからの検知信号を未連続操作時間にわたって入力していない状況において操作ボタンBTからの検知信号を入力したとしても、オート機能に係る制御を実行しない。このように、副CPU41aは、選択受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前において、オート機能の設定に係る制御を実行不能である。即ち、本実施形態において、設定制御手段は、非特定操作受付期間となってから非特定受付時間が経過するタイミングよりも前に、設定制御を実行不能である。因みに、副CPU41aは、選択演出の終了後、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。
ここで、図14に基づき、キャラクタ登場演出が実行されるときにおけるオート機能の設定有無と操作ボタンBTの操作有無の関係の一例について、説明する。なお、図14では、操作ボタンが操作されているときを「ON」と示し、操作ボタンBTが操作されていないときを「OFF」と示す。更に、図14では、オート機能が設定されているときを「設定」と示し、オート機能が設定されていないときを「非設定」と示す。
図14に示すように、オート機能が設定されているときにキャラクタ登場演出が実行され、タイミングt61から登場演出受付期間が設定されたとする。そして、タイミングt61から2.5秒よりも短い時間Txが経過するタイミングt62において操作ボタンBTが操作されたとする。図14において、このタイミングt62における操作ボタンBTの操作は、登場演出受付期間となってから1回目の操作ボタンBTの操作に相当する。そして、タイミングt62における操作ボタンBTの操作によって、オート機能の設定が解除されるとともに、キャラクタ登場演出の結果が導出される。
また、その後、タイミングt61から登場演出受付期間となる上限時間に相当する「6秒」が経過する前のタイミングt63から2秒間以上にわたって操作ボタンBTが操作されたとする。図14において、このタイミングt63における操作ボタンBTの操作は、登場演出受付期間となってから2回目の操作ボタンBTの操作に相当する。そして、タイミングt63から2秒が経過するタイミングt64において、オート機能が設定される。このとき、タイミングt64が、「登場演出受付期間となってから6秒が経過する前のタイミング」と「登場演出受付期間となってから6秒が経過した後のタイミング」の何れであったとしても、タイミングt64においてオート機能が設定される。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(1)登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前に、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。このため、登場演出受付期間となってから6秒が経過するまでの期間内においてオート機能の設定に係る制御が規制されている場合に比して、オート機能の設定に係る制御を実行する機会が増え、オート機能が設定されている状況を楽しむ期間が増えて興趣の向上を図り易くなる。
(2)チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。このため、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するまでの期間内においてオート機能の設定に係る制御が規制されている場合に比して、オート機能の設定に係る制御を実行する機会が増え、オート機能が設定されている状況を楽しむ期間が増えて興趣の向上を図り易くなる。
(3)パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。このため、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するまでの期間内にてオート機能の設定に係る制御が規制されている場合に比して、オート機能の設定に係る制御を実行する機会が増え、オート機能が設定されている状況を楽しむ期間が増えて興趣の向上を図り易くなる。
(4)選択受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行不能である。このように、選択受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前においてオート機能の設定に係る制御を実行不能である一方、例えば、登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前においてオート機能の設定に係る制御を実行可能であるように構成した。このように、各種演出に応じてオート機能の設定に係る制御を実行可能又は実行不能とすることで、選択受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前にオート機能の設定に係る制御を可能とすることによって演出を楽しみ難くなってしまうことを抑制することができ、興趣の向上を図り易くなる。
(5)操作受付期間となる前の非特定タイミングから操作ボタンBTが操作されたときであって当該操作が継続して2秒にわたって操作されるよりも前に、操作受付期間となったとする。この場合、非特定タイミングから操作ボタンBTが継続して操作されている時間が2秒に達したとしても、オート機能が設定されない。このように、操作受付期間となる前から操作受付期間にまたがって、2秒間にわたって操作ボタンBTが継続して操作されたとしてもオート機能が設定されない。これにより、操作受付期間となったことを遊技者に知らせることができ、オート機能を設定することによってキャラクタ登場演出等の各種演出を楽しむ期間が奪われてしまうことを抑制でき、興趣の向上を図ることができる。
(6)登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前において、1回目の操作ボタンBTの操作を契機として副CPU41aはキャラクタ登場演出の結果を導出させる制御を実行可能であり、2回目の操作ボタンBTの操作を契機として副CPU41aはオート機能の設定に係る制御を実行可能である。このため、例えば、登場演出受付期間となってから6秒が経過するまでの期間内においてオート機能の設定に係る制御が規制されている場合に比して、オート機能の設定に係る制御を実行する機会が増え、オート機能の設定がされている状況を楽しむ機会が増えて興趣の向上を図り易くなる。また、登場演出受付期間において操作ボタンBTを操作する遊技者は、操作ボタンBTを自ら操作する意欲があるものと推測できることから、キャラクタ登場演出においてキャラクタ登場演出の結果を導出させる契機となった操作ではなく、2回目の操作ボタンBTの操作を契機としてオート機能の設定に係る制御を実行可能に構成した。このように構成することで、操作ボタンBTを自ら操作する意欲があるにもかかわらず、オート機能が設定されてしまうことを抑制することができる。
(7)チャレンジ演出では、最終的に第1チャレンジ結果及び第2チャレンジ結果のうち何れが導出されるかに応じて、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前にオート機能の設定に係る制御を実行可能か否かが異なる。このように、チャレンジ演出において最終的に導出される結果に応じてオート機能の設定に係る制御を実行可能又は実行不能とすることで、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前にオート機能の設定に係る制御を可能とすることでチャレンジ演出を楽しみ難くなることを抑制でき、興趣の向上を図り易くなる。
(8)パワーアップ演出では、最終的に第1パワーアップ結果及び第2パワーアップ結果のうち何れが導出されるかに応じて、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前にオート機能の設定に係る制御を実行可能か否かが異なる。このように、パワーアップ演出において最終的に導出される結果に応じてオート機能の設定に係る制御を実行可能又は実行不能とすることで、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前にオート機能の設定に係る制御を可能とすることでパワーアップ演出を楽しみ難くなることを抑制でき、興趣の向上を図り易くなる。
(9)一度の操作ボタンBTの操作によって、オート機能の設定が解除されることに加えて、オート機能が設定されることの2つの事象が生じ得るように構成する場合、オート機能の設定を解除しようとしたにもかかわらず再びオート機能が設定されることによって、遊技者に煩わしさを感じさせてしまう虞がある。しかし、オート機能が設定されているときの特定タイミングにおいて操作ボタンBTが操作されたとき、当該特定タイミングにおける操作ボタンBTの操作を契機としてオート機能の設定が解除される一方、特定タイミングにおける操作ボタンBTの操作が継続して2秒にわたって操作されたとしても再びオート機能が設定されないように構成した。これにより、オート機能の設定を解除するにあたって煩わしさを感じさせることを抑制することができる。
(10)登場演出受付期間となってから6秒が経過するタイミングよりも前に、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。このため、登場演出受付期間となってから6秒が経過するまでの期間内においてオート機能の設定に係る制御が規制されている場合に比して、オート機能の設定に係る制御を実行する機会が増え、オート機能が設定されている状況を楽しむ期間が増えて興趣の向上を図り易くなる。また、オート機能が設定されているとき、登場演出受付期間となってから6秒が経過するよりも前の所定のタイミング(上記実施形態では、2.5秒後のタイミング)にて、登場演出受付期間となってから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做してキャラクタ登場演出の結果が導出される。但し、オート機能が設定されているときであっても、登場演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTが操作された場合、当該操作を契機としてキャラクタ登場演出の結果が導出される。このため、オート機能が設定されているときであっても、登場演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前にキャラクタ登場演出の結果を確認したくなったとしても、操作ボタンBTを操作すればキャラクタ登場演出の結果が導出される。したがって、例えば、オート機能が設定されていることを要因としてキャラクタ登場演出の結果を早いタイミングで確認したいという遊技者の欲求が満たされないことを抑制でき、興趣の向上を図ることができる。
(11)登場演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTを操作する場合、遊技者は、自ら操作ボタンBTを操作する意欲があるものとして、オート機能の設定が解除される。これにより、例えば、キャラクタ登場演出の結果を導出させるための操作ボタンBTの操作と、オート機能の設定を解除するための操作ボタンBTの操作と、を別けることなく、一度の操作ボタンBTの操作で両方を満たすことができ、遊技者に手間をかけさせることなく、興趣の向上を図ることができる。
(12)チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。このため、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するまでの期間内においてオート機能の設定に係る制御が規制されている場合に比して、オート機能の設定に係る制御を実行する機会が増え、オート機能が設定されている状況を楽しむ期間が増えて興趣の向上を図り易くなる。また、オート機能が設定されているとき、チャレンジ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前の所定のタイミング(上記実施形態では、1秒後のタイミング)にて、チャレンジ演出受付期間となってから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做して第1エフェクト画像EF1を表示される。但し、オート機能が設定されているときであっても、チャレンジ演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTが操作された場合、当該操作を契機として第1エフェクト画像EF1が表示される。このため、オート機能が設定されているときであっても、チャレンジ演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に第1エフェクト画像EF1やチャレンジ演出の結果を確認したくなったとしても、操作ボタンBTを操作すれば第1エフェクト画像EF1が表示される。したがって、例えば、オート機能が設定されていることを要因として第1エフェクト画像EF1やチャレンジ演出の結果を早いタイミングで確認したいという遊技者の欲求が満たされないことを抑制でき、興趣の向上を図ることができる。
(13)チャレンジ演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTを操作する場合、遊技者は、自ら操作ボタンBTを操作する意欲があるものとして、オート機能の設定が解除される。これにより、例えば、第1エフェクト画像EF1を表示させるための操作ボタンBTの操作と、オート機能の設定を解除するための操作ボタンBTの操作と、を別けることなく、一度の操作ボタンBTの操作で両方を満たすことができ、遊技者に手間をかけさせることなく、興趣の向上を図ることができる。
(14)パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するタイミングよりも前に、副CPU41aは、オート機能の設定に係る制御を実行可能である。このため、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するまでの期間内においてオート機能の設定に係る制御が規制されている場合に比して、オート機能の設定に係る制御を実行する機会が増え、オート機能が設定されている状況を楽しむ期間が増えて興趣の向上を図り易くなる。また、オート機能が設定されているとき、パワーアップ演出受付期間となってから8秒が経過するよりも前の所定のタイミング(上記実施形態では、1秒後のタイミング)にて、パワーアップ演出受付期間となってから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが長押しされたものと見做して第2エフェクト画像EF2を表示される。但し、オート機能が設定されているときであっても、パワーアップ演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTが長押しされた場合、当該操作を契機として第2エフェクト画像EF2が表示される。このため、オート機能が設定されているときであっても、パワーアップ演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に第2エフェクト画像EF2やパワーアップ演出の結果を確認したくなったとしても、操作ボタンBTを操作すれば第2エフェクト画像EF2が表示される。したがって、例えば、オート機能が設定されていることを要因として第2エフェクト画像EF2やパワーアップ演出の結果を早いタイミングで確認したいという遊技者の欲求が満たされないことを抑制でき、興趣の向上を図ることができる。
(15)パワーアップ演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTを操作する場合、遊技者は、自ら操作ボタンBTを操作する意欲があるものとして、オート機能の設定が解除される。これにより、例えば、第2エフェクト画像EF2を表示させるための操作ボタンBTの操作と、オート機能の設定を解除するための操作ボタンBTの操作と、を別けることなく、一度の操作ボタンBTの操作で両方を満たすことができ、遊技者に手間をかけさせることなく、興趣の向上を図ることができる。
(16)オート機能が設定されているとき、チャレンジ演出受付期間の開始直後のタイミング(上記実施形態では、1秒後のタイミング)から、当該チャレンジ演出受付期間が開始してから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做して、第1エフェクト画像EF1を表示させる制御が実行される。このように、チャレンジ演出受付期間の開始直後から「操作ボタンBTが操作されたものと見做して、第1エフェクト画像EF1を表示させる制御」を実行することで、より第1エフェクト画像EF1を表示させてから最終的にチャレンジ演出の結果が導出される一連のチャレンジ演出を楽しみ易くし、興趣の向上を図ることができる。
(17)オート機能が設定されているとき、パワーアップ演出受付期間の開始直後のタイミング(上記実施形態では、1秒後のタイミング)から、当該パワーアップ演出受付期間が開始してから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが長押しされたものと見做して、第2エフェクト画像EF2を表示させる制御が実行される。このように、パワーアップ演出受付期間の開始直後から「操作ボタンBTが長押しされたものと見做して、第2エフェクト画像EF2を表示させる制御」を実行することで、より第2エフェクト画像EF2を表示させてから最終的にパワーアップ演出の結果が導出される一連のパワーアップ演出を楽しみ易くし、興趣の向上を図ることができる。
(18)選択演出が実行されたときには、オート機能が設定されていたとしても、選択演出における選択を行うために操作ボタンBTを遊技者が操作する可能性がある。例えば、選択演出において選択することを目的とした操作ボタンBTの操作によってオート機能の設定が解除されてしまう場合、再度オート機能が設定されるようにしなければならない。更に、オート機能が解除されたことに気が付かなかった場合には、操作ボタンBTの操作が要求される演出において操作ボタンBTを操作できずに結果が導出されない可能性も想定でき、結果として興趣を低下させてしまうことも考えられる。このため、オート機能が設定されているときに選択受付期間において操作ボタンBTが操作されたとしても、オート機能の設定は解除されず、当該操作に応じた選択が選択演出にて行われるようにした。これにより、オート機能を備えることによる興趣の向上を図りつつ、選択演出にて選択するための操作ボタンBTの操作によって意図せずオート機能が解除されてしまうことによる興趣の低下を抑制することができる。
(19)選択演出が実行されるとき、当該選択演出における選択に不満が無いために操作ボタンBTを操作していない可能性も考えられる。例えば、上記実施形態では、選択演出が実行されると、第1選択肢CS1に対応付けて選択中画像CCが表示されるため、第1選択肢CS1を選択することを望んでいる遊技者としては操作ボタンBTを操作する必要性がないことから、操作ボタンBTを操作しない可能性がある。このとき、例えば、操作ボタンBTが操作されていないからといって操作ボタンBTが操作されたものと見做した制御が行われてしまうと、遊技者が望む選択とは異なる選択が選択演出にて行われてしまう虞がある。しかし、オート機能が設定されているときであっても、選択演出が実行されるときには、操作ボタンBTが操作されていないからといって操作ボタンBTが操作されたものと見做した制御が実行されないようにした。これにより、遊技者が望む選択とは異なる選択が選択演出にて行われてしまうことを抑制でき、遊技者が望む選択とは異なる選択が選択演出にて行われることによる興趣の低下を抑制することができる。
(20)オート機能が設定されていないときにおいて、選択演出が実行されるときの操作ボタンBTの操作は、選択演出における選択を行うことを目的とする操作である可能性が考えられるが、その操作が設定操作態様の操作となることも考えられる。このようなときに、選択演出における選択を目的とした操作ボタンBTの操作によってオート機能が設定されてしまう場合、オート機能の設定を解除しなければならない。更に、オート機能が設定されたことに気が付かない場合には、その後、遊技者の意思に関係なく、他の演出において勝手に結果が導出されてしまうことも考えられ、結果的に興趣を低下させてしまう虞がある。このため、オート機能が設定されていないときに選択受付期間において操作ボタンBTが設定操作態様で操作されたとしても、オート機能は設定されず、当該操作ボタンBTの操作に応じた選択が選択演出にて行われるようにした。これにより、選択演出における選択を目的とする操作によって意図せずオート機能が設定されてしまうことによる興趣の低下を抑制することができる。
(21)オート機能が設定されているときには操作発光体Bbの発光態様は水色発光態様となることから、操作発光体Bbの発光態様からは、操作受付期間であるかを特定不能である。しかし、演出表示装置25では、操作受付期間であれば、操作促進演出が実行されるため、操作発光体Bbの発光態様が水色発光態様であっても、操作促進演出から操作ボタンBTを操作することで演出を進行させることができることを特定することができる。この結果、操作発光体Bbではオート機能が設定されていることを報知しつつ、操作促進演出によって操作ボタンBTの操作を促すことができる。
(22)操作発光体Bbが虹発光態様で発光する状況は、大当りに当選したときに限られており、虹発光態様で操作発光体Bbが発光する状況を確認する機会は少ない。このため、例えば、オート機能が設定されているときに虹発光態様で操作発光体Bbが発光しないように制限された場合、虹発光態様で操作発光体Bbが発光する状況を見たいと思う遊技者は、オート機能を設定することができない虞がある。しかし、オート機能が設定されていたとしても操作発光体Bbは虹発光態様で発光可能に構成することにより、オート機能を設定することを選択し易くなり、結果的に興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・オート機能を設定することが不能に構成するにあたっては、オート機能の設定に係る制御を実行不能に構成してもよいし、オート機能の設定に係る制御は実行される一方でオート機能を設定すること(例えば、オート機能設定情報を副RWM41cに記憶すること)を不能に構成してもよい。
・チャレンジ演出及びパワーアップ演出において、第1結果に相当する結果と第2結果に相当する結果のうち何れの結果が導出される場合であっても操作受付期間となってから当該操作受付時間となる上限時間が経過するまでは、オート機能を設定することが不能に構成してもよい。
・登場演出受付期間、チャレンジ演出受付期間及びパワーアップ演出受付期間のうち何れかの操作受付期間となる前の非特定タイミングから操作ボタンBTが操作されたときであって当該操作が継続して2秒にわたって操作されるよりも前に、操作受付期間となったとする。このような場合であっても、非特定タイミングから操作ボタンBTが継続して操作されている時間が2秒に達した場合、オート機能が設定されるように構成してもよい。
・オート機能が設定されているときの特定タイミングにおいて操作ボタンBTが操作されたとき、当該特定タイミングにおける操作ボタンBTの操作を契機としてオート機能の設定が解除され、且つ、特定タイミングにおける操作ボタンBTの操作が継続して2秒にわたって操作されると再びオート機能が設定されるように構成してもよい。
・オート機能が設定されているとき、登場演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTを操作する場合、キャラクタ登場演出の結果が導出される一方、オート機能の設定が解除されないように構成してもよい。また、オート機能が設定されているとき、チャレンジ演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTを操作する場合、第1エフェクト画像EF1が表示される一方、オート機能の設定が解除されないように構成してもよい。同様に、オート機能が設定されているとき、パワーアップ演出受付期間となってから所定のタイミングが到来するよりも前に操作ボタンBTを操作する場合、第2エフェクト画像EF2が表示される一方、オート機能の設定が解除されないように構成してもよい。
・オート機能が設定されているとき、登場演出受付期間の半分が経過するタイミングにおいて、登場演出受付期間が開始してから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做してキャラクタ登場演出の結果を導出させる制御が実行されるように構成してもよい。また、オート機能が設定されているときにおいて、登場演出受付期間が開始してから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做してキャラクタ登場演出の結果を導出させる制御が実行されるタイミングは、登場演出受付期間の半分が経過した後のタイミングであってもよい。同様に、オート機能が設定されているとき、チャレンジ演出受付期間の半分が経過するタイミングにおいて、チャレンジ演出受付期間が開始してから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做して第1エフェクト画像EF1を表示させる制御が実行されるように構成してもよい。また、オート機能が設定されているときにおいて、チャレンジ演出受付期間が開始してから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが操作されたものと見做して第1エフェクト画像EF1を表示させる制御が実行されるタイミングは、チャレンジ演出受付期間の半分が経過した後のタイミングであってもよい。その他、オート機能が設定されているとき、パワーアップ演出受付期間の半分が経過するタイミングにおいて、パワーアップ演出受付期間が開始してから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが長押しされたものと見做して第2エフェクト画像EF2を表示させる制御が実行されるように構成してもよい。また、オート機能が設定されているときにおいて、パワーアップ演出受付期間が開始してから操作ボタンBTが操作されていなくても操作ボタンBTが長押しされたものと見做して第2エフェクト画像EF2を表示させる制御が実行されるタイミングは、パワーアップ演出受付期間の半分が経過した後のタイミングであってもよい。
・チャレンジ演出受付期間において、操作ボタンBTが長押しされていたとしても、操作ボタンBTが操作された(連打された)ものと見做して、第1エフェクト画像EF1を表示させる制御が実行されるように構成してもよい。例えば、オート機能が設定されていないときに限り、チャレンジ演出受付期間において操作ボタンBTが長押しされていたとしても、操作ボタンBTが操作されたものと見做して第1エフェクト画像EF1を表示させる制御が実行されるように構成してもよい。また、オート機能が設定されているかに関係なく、チャレンジ演出受付期間において操作ボタンBTが長押しされていたとしても、操作ボタンBTが操作されたものと見做して第1エフェクト画像EF1を表示させる制御が実行されるように構成してもよい。
・オート機能が設定されているときであって、選択演出が実行されるとき、操作ボタンBTが操作されていないときであっても操作ボタンBTが操作されたものと見做して、選択演出において選択中の選択肢を変更する制御が実行されるように構成してもよい。例えば、オート機能が設定されているときであって、選択演出が実行されるとき、操作ボタンBTが操作されていないときであっても操作ボタンBTが連打されたものと見做して、選択中の選択肢を所定間隔で変更する制御が実行されるように構成してもよい。
・選択演出の態様を変更してもよい。例えば、所定の時間毎に選択中の選択肢が変更されるように構成し、操作ボタンBTが操作されたときに選択中の選択肢とされている選択肢を選択演出にて選択された選択肢とする態様であってもよい。即ち、上記実施形態のように操作ボタンBTの操作によって選択肢を変更する態様ではなく、操作ボタンBTの操作によって選択する選択肢を決定する態様であってもよい。
・操作ボタンBTを用いた演出のうち少なくとも一部の演出において導出される結果には、大当りとなることを確定的に特定できる結果が含まれてもよい。この結果が導出されたとき、オート機能が設定されているかに関係なく、操作発光体Bbが虹発光態様で発光するように構成してもよい。
・登場演出受付期間となってから1回目の操作ボタンBTが設定操作態様で操作された場合には、オート機能が設定されるように構成してもよい。この場合、登場演出受付期間となってから2回目の操作ボタンBTの操作を契機に、オート機能の設定が解除されるように構成してもよい。
・選択受付期間において操作ボタンBTが解除操作態様で操作された場合には、オート機能の設定が解除されるように構成してもよい。即ち、選択受付期間では、オート機能を設定することは不能である一方、オート機能の設定を解除することは可能に構成してもよい。その他、選択受付期間では、オート機能を設定すること、及び、オート機能の設定を解除することのうち一方又は両方を可能に構成してもよい。
・登場演出受付期間において操作ボタンBTが解除操作態様で操作された場合には、オート機能の設定が解除されないように構成してもよい。チャレンジ演出受付期間において操作ボタンBTが解除操作態様で操作された場合には、オート機能の設定が解除されないように構成してもよい。パワーアップ演出受付期間において操作ボタンBTが解除操作態様で操作された場合には、オート機能の設定が解除されないように構成してもよい。
・設定操作態様及び解除操作態様を変更してもよい。例えば、解除操作態様は、操作ボタンBTを2秒にわたって操作する(長押しする)こととしてもよい。そして、設定操作態様と解除操作態様は、同じであってもよい。また、オート機能が設定されているとき、解除条件が成立したことを契機に、オート機能の設定が解除されるように構成してもよい。解除条件は、例えば、待機状態となってから所定の解除時間が経過することを契機に成立するように構成してもよい。
・キャラクタ登場演出を実行する場合、チャレンジ演出を実行する場合、パワーアップ演出を実行する場合及び選択演出を実行する場合のうち一部又は全部において実行される操作促進演出を同一としてもよい。また、キャラクタ登場演出を実行する場合、チャレンジ演出を実行する場合、パワーアップ演出を実行する場合及び選択演出を実行する場合のうち一部又は全部において、操作促進演出が実行されないように構成してもよい。また、オート機能が設定されているときには操作促進演出が実行されない一方、オート機能が設定されていないときには操作促進演出が実行されるように構成してもよい。
・スピーカ18から出力される音のうち少なくとも一部の音の音量を調整可能に構成してもよい。例えば、操作ボタンBTとは異なる音量調整に係る音量調整操作手段(以下、調整ボタンと示す)を備え、調整ボタンを操作することで音量を調整可能に構成してもよい。また、オート機能が設定されていないときであって、上記実施形態においてはオート機能を設定可能な状況において、次のように構成してもよい。例えば、操作ボタンBTの長押しが開始されてから2秒が経過するよりも前に調整ボタンが操作された場合であって、その後、操作ボタンBTが長押しされた時間が2秒に達した場合、オート機能が設定されるように構成してもよい。逆に、操作ボタンBTの長押しが開始されてから2秒が経過するよりも前に調整ボタンが操作された場合、その後、操作ボタンBTが長押しされた時間が2秒に達したとしてもオート機能が設定されないように構成してもよい。その他、調整ボタンが操作されているときに操作ボタンBTの長押しが開始された場合であって、その後、当該長押しされた時間が2秒に達した場合、オート機能が設定されるように構成してもよい。逆に、調整ボタンが操作されているときに操作ボタンBTの長押しが開始された場合、その後、当該長押しされた時間が2秒に達したとしても、オート機能が設定されないように構成してもよい。なお、ここでいう「調整ボタンが操作されているときに操作ボタンBTの長押しが開始された」状況は、調整ボタンを操作中に操作ボタンBTが長押しされた状況に相当し、調整ボタンと操作ボタンBTが同時に操作された状況に相当する。また、オート機能が設定されているときであって、上記実施形態においてはオート機能の設定を解除可能な状況において、次のように構成してもよい。例えば、操作ボタンBTが操作されなかったとしても、調整ボタンが操作された場合、オート機能の設定が解除されるように構成してもよい。このとき、調整ボタンが操作されたことに伴って、オート機能の設定が解除されるとともに、音量が調整されるように構成してもよい。逆に、調整ボタンが操作されたとしても、オート機能の設定が解除されないように構成してもよい。因みに、ここでは、音量を調整可能な調整ボタンを例示したが、音量を調整可能な調整ボタンでなくても、操作ボタンBTとは異なる操作手段であってもよい。ここでいう「操作ボタンBTとは異なる操作手段(以下、別途操作手段と示す)」としては、例えば、光量(又は、輝度)を調整可能な光量調整操作手段(又は、輝度調整操作手段)や、操作ボタンBTとは異なる演出用の操作手段、玉貸ボタン、返却ボタンなどがある。以上のように、操作ボタンBT及び別途操作手段を含む複数の操作手段を備えてもよく、例えば、複数の操作手段を備える場合、操作ボタンBTを第1操作手段とし、別途操作手段を第2操作手段と捉えることもできる。別途操作手段は、副基板41に接続してもよい。そして、例えば、副CPU41aは、ポートを介して、別途操作手段が操作された場合に出力する検知信号を入力可能に構成してもよい。
別途操作手段を複数備える場合において、一部の別途操作手段の操作によって生じる事象は、他の別途操作手段の操作によって生じないように構成してもよい。例えば、調整ボタンと、操作ボタンBTとは異なる演出用の操作手段(以下、別途演出用操作手段と示す)と、を備えたとする。そして、例えば、別途演出用操作手段の操作を契機としてオート機能を設定可能である一方、調整ボタンの操作を契機としてはオート機能を設定不能に構成してもよい。即ち、調整ボタン及び別途演出用操作手段のうち、別途演出用操作手段の操作ではオート機能が設定されるという事象が生じ得る一方、調整ボタンを操作したとしてもオート機能が設定されるという事象が生じ得ないように構成してもよい。その他、例えば、オート機能が設定されているとき、別途演出用操作手段を操作した場合にはオート機能の設定を解除可能である一方、調整ボタンを操作した場合にはオート機能の設定を解除不能に構成してもよい。このように、調整ボタン及び別途演出用操作手段のうち、別途演出用操作手段の操作ではオート機能の設定が解除されるという事象が生じ得る一方、調整ボタンを操作したとしてもオート機能の設定が解除されるという事象が生じ得ないように構成してもよい。なお、上記実施形態も含めて、オート機能を設定可能であることは「設定制御を実行可能であること」、オート機能を設定不能であることは「設定制御を実行不能であること」として、それぞれ捉えることができる。同様に、上記実施形態を含めて、オート機能の設定を解除可能であることは「オート機能の設定解除に係る制御を実行可能であること」、オート機能の設定を解除不能であることは「オート機能の設定解除に係る制御を実行不能であること」として、それぞれ捉えることができる。
・操作発光体Bbの発光態様の種類を変更してもよい。例えば、上記実施形態における白色発光態様とは別に、操作発光体Bbが赤色で発光する赤色発光態様を備えてもよい。例えば、赤色発光態様で発光する場合には、白色発光態様で発光する場合に比して、遊技者にとって有利に展開されることへの期待度が高くなるように構成してもよい。遊技者にとって有利に展開されることへの期待度とは、例えば、大当り期待度や、各種演出において導出される結果が遊技者にとって有利な結果となる期待度などを意味する。
・操作受付期間内において、操作発光体Bbの発光態様が虹発光態様となる場合があってもよい。例えば、実行中の特別ゲームが大当りとなる場合には、各種の操作受付期間のうち一部又は全部において、操作発光体Bbの発光態様が虹発光態様となり得るように構成してもよい。また、特別ゲームが大当りとなる場合に限らず、大当り遊技中、操作発光体Bbが虹発光態様で発光するように構成してもよい。このとき、オート機能が設定されているかに関係なく、操作発光体Bbが虹発光態様で発光するように構成してもよい。その他、オート機能が設定されていないときには虹発光態様で発光する一方、オート機能が設定されているときには水色発光態様で発光するように構成してもよい。
・設定報知演出は、演出表示装置25とは異なる演出装置において実行されるように構成してもよい。例えば、所定の発光体を用いて、設定報知演出が実行されるように構成してもよい。また、設定報知演出を実行しなくてもよい。
・操作ボタンBT及び操作発光体Bbは、別々の部材として備えていてもよい。即ち、操作発光体Bbは、操作ボタンBTに内蔵されていなくてもよい。
・上記実施形態において、第1始動口26への入球に基づき実行される特別ゲーム(以下、第1特別ゲームという)と、第2始動口27への入球に基づき実行される特別ゲーム(以下、第2特別ゲームという)と、を別けてもよい。例えば、第1特別ゲームよりも第2特別ゲームが優先して実行されるように構成してもよいし、第1特別ゲーム及び第2特別ゲームの特別ゲームの種類に関係なく実行が保留された順序で実行されるように構成してもよい。また、第2特別ゲームよりも第1特別ゲームが優先して実行されるように構成してもよい。その他、第1特別ゲーム及び第2特別ゲームを同時に実行可能に構成してもよく、例えば、低ベース状態においては第1特別ゲームに対応する演出ゲームが実行される一方、高ベース状態においては第2特別ゲームに対応する演出ゲームが実行されるように構成してもよい。また、例えば、第1特別ゲームが大当りとなったときと、第2特別ゲームが大当りとなったときと、で決定される大当りの種類及び各種大当りの決定率のうち少なくとも一方を異ならせてもよい。
・上記実施形態は、大当り抽選(当り抽選)の他、小当り抽選(当り抽選)を行うパチンコ遊技機に適用してもよい。一般的に、小当り抽選にて小当り(当り)に当選した場合、特別ゲームの終了後に小当り遊技(当り遊技)が付与される。小当り遊技を付与可能に構成する場合、例えば、特別ゲームの実行中でないときであって、大当り遊技中でなく、且つ、小当り遊技中でないときに待機状態に制御するように構成してもよい。
・上記実施形態において、副基板41をサブ統括制御基板とし、副基板41とは別に演出表示装置25を専門に制御する表示制御基板、装飾ランプ17を専門に制御する発光制御基板、スピーカ18を専門に制御する音制御基板を設けてもよい。このようなサブ統括制御基板とその他の演出を制御する基板を含めて、副基板(副制御部)としてもよい。
・上記実施形態において、単一の基板に主基板40の主CPU40aと副基板41の副CPU41aを搭載してもよい。また、上記の変更例において、表示制御基板、発光制御基板及び音制御基板を任意に組み合わせて単数の基板、又は、複数の基板としてもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記演出には、非特定演出があり、前記非特定演出では、前記非特定演出に係る前記操作手段の操作を受付可能な非特定操作受付期間内における前記操作手段の操作に応じた演出が実行されるように構成されており、前記非特定操作受付期間となる時間の上限は、所定の非特定受付時間であり、前記設定制御手段は、前記非特定操作受付期間となってから前記非特定受付時間が経過するタイミングよりも前に、前記設定制御を実行不能である。
(ロ)所定の設定時間にわたって前記操作手段が継続して操作されたことを契機として前記所定の設定がされるように構成されており、前記特別操作受付期間となる前の非特定タイミングから前記操作手段が操作されたときであって当該操作が継続して前記設定時間にわたって操作されるよりも前に前記特別操作受付期間となったとき、前記非特定タイミングにおける前記操作手段の操作が継続して前記設定時間にわたって操作されたとしても前記所定の設定がされない。