JP7107171B2 - 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本明細書では、ログ情報をサーバに送信する通信装置に関する技術を開示する。
特許文献1には、動作が発生した日時を示す日時情報を含む動作ログを記憶するMFPが開示されている。MFPは、所定のタイミングにおいて、Syslogプロトコルに従って、記憶済みの動作ログを外部ホストに送信する。
特開2010-287108号公報 特開2006-155367号公報
動作ログに含まれる日時情報は、通常、MFP内の時計等によって計測される日時を示す。上記の技術では、MFP内の時計が現在日時とは異なる日時を計測している状況が想定されていない。
本実施例では、通信装置が現在日時とは異なる日時を計測している状況を考慮して、ログ情報をサーバに送信するための技術を提供する。
本明細書で開示する通信装置は、日時を計測する日時計測部であって、現在日時を示す現在日時情報が取得される場合に、前記日時計測部によって計測される日時は、取得済みの前記現在日時情報によって示される前記現在日時に変更される、前記日時計測部と、前記通信装置の電源がオンされてからの経過期間を計測する期間計測部と、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更される前に、前記通信装置において第1のイベントが発生し、かつ、前記第1のイベントが所定のイベントである第1の場合に、前記所定のイベントのである前記第1のイベントのログを示す特定のログ情報をサーバに送信する第1の送信部であって、前記第1のイベントが前記所定のイベントとは異なるイベントである第2の場合に、前記特定のログ情報は前記サーバに送信されない、前記第1の送信部と、前記第2の場合に、前記第1のイベントが発生するタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間を示す第1の期間情報をメモリに記憶する第1の記憶制御部と、前記第2の場合に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更された後の第1のタイミングで、前記所定のイベントとは異なるイベントである前記第1のイベントが発生した日時を示す第1の日時情報を算出する第1の算出部であって、前記第1の日時情報は、前記メモリ内の前記第1の期間情報によって示される前記経過期間と、前記第1のタイミングで前記日時計測部によって計測された日時と、前記第1のタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間と、を利用して算出される、前記第1の算出部と、前記第1の日時情報が算出される場合に、前記所定のイベントとは異なるイベントである前記第1のイベントのログを示す第1のログ情報であって、算出済みの前記第1の日時情報を含む前記第1のログ情報を前記サーバに送信する第2の送信部と、を備えてもよい。
通信装置は、日時計測部によって計測される日時が現在日時に変更される前に現在日時を知り得ないので、第1のイベントが発生した日時も知り得ない。上記の構成によれば、通信装置は、所定のイベントである第1のイベントが発生した日時を知り得ないにも関わらず、所定のイベントである第1のイベントのログを示す特定のログ情報をサーバに送信する。これにより、サーバは、第1のイベントが発生した日時を知ることはできなくても、第1のイベントが所定のイベントであることを知ることができる。また、通信装置は、第1のイベントが所定のイベントとは異なるイベントである場合に、日時計測部によって計測される日時が現在日時に変更された後に、第1のイベントが発生した日時を示す第1の日時情報を含む第1のログ情報をサーバに送信する。これにより、サーバは、第1のイベントが所定のイベントとは異なるイベントであることを知ることができるとともに、第1のイベントが発生した日時も知ることができる。即ち、通信装置は、第1のイベントが所定のイベントである場合には、第1のイベントが発生した日時を知り得ない状態で特定のログ情報をサーバに迅速に送信する一方で、第1のイベントが所定のイベントとは異なるイベントである場合には、第1のイベントが発生した日時を知った後に第1のログ情報をサーバに送信する。従って、通信装置が現在日時とは異なる日時を計測している状況を考慮して、ログ情報をログ管理サーバに送信することができる。
上記の通信装置を実現するためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体も新規で有用である。また、上記の通信装置によって実行される方法も新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 計測日時を変更する変更処理のシーケンス図を示す。 ログ情報記憶処理のフローチャートを示す。 ログ情報送信処理のフローチャートを示す。 第1実施例における全ログ送信処理のフローチャートを示す。 第1実施例における具体的なケースを示す。 図6のケースにおけるプリンタ及びログ管理サーバ内の情報を示す。 第2実施例における全ログ送信処理のフローチャートを示す。 第2実施例における具体的なケースB1を示す。 図9のケースにおけるプリンタ及びログ管理サーバ内の情報を示す。 第2実施例における具体的なケースB2を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、ログ管理サーバ100と、タイムサーバ200と、端末装置300と、を備える。各装置10、100、200、300は、同じLAN(Local Area Networkの略)4に所属しており、LAN4を介して相互に通信可能である。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち端末装置300等の周辺装置)である。プリンタ10は、ネットワークインターフェース16と、制御部20と、を備える。ネットワークインターフェース16は、有線通信を実行するためのI/Fであり、LAN4に接続されている。変形例では、ネットワークI/F16は、無線通信を実行するためのI/Fであってもよく、この場合、LAN4は、いわゆる無線LANである。なお、以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。CPU22は、メモリ24に記憶されているプログラム26、30に従って、様々な処理を実行する。メモリ24は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ24は、基本的な処理を実現するためのOSプログラム(Operating Systemの略)26と、ログプログラム30と、プリンタ10の管理者のメールアドレスMAと、を記憶する。OSプログラム26は、プリンタ10のベンダ以外の事業者によって提供されるプログラムである。ログプログラム30は、プリンタ10のベンダによって提供されるプログラムである。
OSプログラム26は、日時管理プログラム26aと期間管理プログラム26bとを含む。日時管理プログラム26aは、日時を計測して、計測済みの日時を示す計測日時情報をログプログラム30に供給する。また、日時管理プログラム26aは、例えばタイムサーバ200から現在日時を取得する場合に、現在計測している日時(以下、「計測日時」と記載)を当該現在日時に変更する。計測日時が現在日時に変更される前には、日時管理プログラム26aは、現在日時とは異なる日時、即ち、正確でない日時を計測し得る。
期間管理プログラム26bは、プリンタ10の電源がオンされてからの経過期間を計測して、計測済みの経過期間を示す計測期間情報をログプログラム30に供給する。また、期間管理プログラム26bによって計測される経過期間は、プリンタ10の電源がオンされる毎にゼロにリセットされる。
ログプログラム30は、プリンタ10において発生したイベントのログを示すログ情報を管理し、当該ログ情報をログ管理サーバ100に送信するためのプログラムである。ログ情報はSyslogプロトコルに従った文字列に変換され、当該文字列に変換されたログ情報はログ管理サーバ100に送信される。Syslogプロトコルは、システムのログを記憶するための汎用的な通信プロトコルである。
ログ情報は、プリンタ10においてイベントが発生した日時を示す日時情報と、イベントの内容を示すイベント情報と、を含む。ここで、「イベントが発生する」とは、プリンタ10によって予め決められている処理が実行されることを意味する。予め決められている処理は、例えば、ユーザ認証、印刷処理、FirmUpdate等を含む。ユーザ認証は、プリンタ10のユーザを認証するための処理である。例えば、プリンタ10は、プリンタ10と通信可能な外部装置(例えば端末装置300)からプリンタ10の設定情報(例えばネットワーク設定)の変更要求を受信する場合に、変更要求に含まれる認証情報(例えばユーザ名とパスワード)を利用してユーザ認証を実行する。印刷処理は、外部装置から画像データを受信して、当該画像データによって表わされる画像の印刷を実行する処理である。FirmUpdateは、プリンタ10に記憶されているプログラム(例えばOSプログラム、即ちFirmware)をアップデートする処理である。
ログプログラム30は、優先イベントリスト32を含む。優先イベントリスト32は、複数個のイベントの内容のうち、ログ管理サーバ100に優先的に知らせるイベントの内容のリストである。優先的に知らせるイベントの内容は、例えば、ユーザ認証の失敗、異常なFirmUpdateの実行である。異常なFirmUpdateは、例えば、FirmUpdateが実行され、かつ、正常なプログラムであることを示す所定の情報がログプログラム30に書き込まれないことである。異常なFirmUpdateは管理者以外の第三者によって不正に実行され得る。また、上記したように、ユーザ認証は、プリンタ10の設定情報を変更する際に実行される。このため、第三者の外部装置から変更要求が不正に受信される場合に、ユーザ認証が失敗し得る。このように、優先イベントリスト32は、第三者によって不正に行われる行為に起因する可能性が高いイベントの内容を含む。別言すれば、優先イベントリスト32は、第三者によって不正に行われる行為に起因する可能性が低いイベントの内容(例えばユーザ認証の成功、正常なFirmUpdate、印刷処理の成功又は失敗)を含まない。
また、メモリ24は、さらに、ログテーブル36を記憶する。ログテーブル36は、ログ管理サーバ100に送信されるログ情報を記憶するためのテーブルである。ログテーブル36は、ログ情報を識別する番号を示すログ番号(例えば「log01」)と、ログ情報と、を対応付けて記憶する。ログ情報は、イベントが発生した日時を示す日時情報(例えば「Sep-13 10:00」)と、当該イベントの内容を示すイベント情報(例えば「authentication, IP address = 10.0.0.99, result = fail」)と、を含む。
(ログ管理サーバ100の構成)
ログ管理サーバ100は、プリンタ10から受信されるログ情報を管理するサーバである。ログ管理サーバ100は、プリンタ10の管理者によってLAN4に接続される。変形例では、ログ管理サーバ100は、インターネットに設置されてもよい。
(タイムサーバ200の構成)
タイムサーバ200は、現在日時を示す現在日時情報をプリンタ10に供給するサーバである。タイムサーバ200は、プリンタ10の管理者によってLAN4に接続される。タイムサーバ200は、例えば、NTP(Network Time Protocolの略)サーバである。変形例では、タイムサーバ200は、インターネットに設置されてもよい。
(端末装置300の構成)
端末装置300は、デスクトップPC(Personal Computerの略)、ノートPC、タブレットPC、携帯端末等の装置である。端末装置300は、Syslogプロトコルに従った文字列を解析するためのSIEM(Security Information and Event Managementの略)ツール330を記憶する。端末装置300は、ログ管理サーバ100からログ情報を受信し、SIEMツール330に従って受信済みのログ情報を解析する。これにより、端末装置300は、プリンタ10においてイベントが発生した日時と、当該イベントの内容と、を取得することができ、それらの情報を表示することができる。
(変更処理;図2)
図2を参照して、計測日時を現在日時に変更するための処理について説明する。なお、以下では、理解の容易さの観点から、プリンタ10のCPU22が日時管理プログラム26aに従って実行する処理を、CPU22を主体として説明せず、日時管理プログラム26aを主体として説明する。また、同様に、CPU22がログプログラム30に従って実行する処理を、CPU22を主体として説明せず、ログプログラム30を主体として説明する。
日時管理プログラム26aは、プリンタ10の電源がオンされたことをトリガとして、T14において、ネットワークI/F16を介して、現在日時情報を要求するための現在日時要求をタイムサーバ200に送信する。
ケースA1では、日時管理プログラム26aは、T16において、タイムサーバ200から現在日時要求の応答として現在日時情報を受信する。
T18では、日時管理プログラム26aは、計測日時を受信済みの現在日時情報によって示される現在日時に変更する。
本ケースA1では、T18の処理の後に、ログプログラム30は、T20において、計測日時を示す計測日時情報を要求するための計測日時要求を日時管理プログラム26aに供給する。
日時管理プログラム26aは、T20において、ログプログラム30から計測日時要求を取得すると、T22において、計測日時情報をログプログラム30に供給する。これにより、ログプログラム30は、計測日時(即ち現在日時)を知ることができる。
また、ケースA2では、タイムサーバ200がLAN4から切断されている等のなんらかの不具合が発生している。このため、日時管理プログラム26aは、プリンタ10の電源がオンされたことをトリガとして現在日時要求をタイムサーバ200に送信しても、タイムサーバ200から現在日時情報を受信しない。この結果、計測日時が現在日時に変更されない。
本ケースA2では、日時管理プログラム26aは、T30において、ログプログラム30から計測日時要求を取得する。しかしながら、計測日時が現在日時に変更されていないので、T32において、日時管理プログラム26aは、計測日時が現在日時に変更されていないことを通知するための未変更通知をログプログラム30に供給する。従って、ログプログラム30は、計測日時を知ることができない。
また、日時管理プログラム26aは、計測日時が現在日時に変更されるまで、第1の周期(例えば1分周期)で現在日時要求をタイムサーバ200に供給することを繰り返す。そして、日時管理プログラム26aは、計測日時が現在日時に変更されると、現在日時要求の送信を停止する。
(ログ情報記憶処理;図3)
図3を参照して、プリンタ10のCPU22がログプログラム30に従って実行するログ情報記憶処理について説明する。以下では、理解の容易さの観点から、ログ情報記憶処理を、CPU22を主体として説明せず、ログプログラム30を主体として説明する。後述するログ情報送信処理(図4)及び全ログ送信処理(図5)も同様である。図3の処理は、プリンタ10の電源が投入されることをトリガとして開始される。
S10では、ログプログラム30は、プリンタ10においてイベントが発生することを監視する。ログプログラム30は、イベントが発生すると(S10でYES)、S12に進む。以下では、当該イベントのことを「対象イベント」と記載する。
S12では、ログプログラム30は、計測日時要求を日時管理プログラム26aに供給する(図2のT20、T30参照)。
S14では、ログプログラム30は、日時管理プログラム26aから計測日時要求の応答として計測日時情報が取得されたのか否かを判断する。ログプログラム30は、日時管理プログラム26aから計測日時情報が取得されたと判断する場合(S14でYES)に、S16に進む。
S16では、ログプログラム30は、対象イベントのログを示すログ情報をログテーブル36に記憶する。具体的には、ログプログラム30は、取得済みの計測日時情報である日時情報(例えば文字列「Sep-13 10:01」)と、対象イベントの内容を示すイベント情報(例えば文字列「authentication, result = fail」)と、を含むログ情報をログテーブル36に記憶する。S16が終了すると、S10に戻る。
また、ログプログラム30は、日時管理プログラム26aから未変更通知(図2のT3参照)が取得されたと判断する場合(S14でNO)に、S18に進む。
S18では、ログプログラム30は、計測期間要求を期間管理プログラム26bに供給して、期間管理プログラム26bから計測期間情報を取得する。これにより、ログプログラム30は、対象イベントが発生するタイミングで期間管理プログラム26bによって計測された経過期間を示す計測期間情報を取得することができる。
S20では、ログプログラム30は、日時情報を含まないと共にイベント情報を含むログ情報をログテーブル36に記憶する。ここで、当該イベント情報は、さらに、取得済みの計測期間情報(例えば文字列「boot = 00:01:00」)を含む。S20が終了すると、S10に戻る。
(ログ情報送信処理;図4)
図4を参照して、プリンタ10のCPU22がログプログラム30に従って実行するログ情報送信処理について説明する。図4の処理は、プリンタ10の電源がオンされている間に第2の周期(例えば5分周期)で実行される。
S48、S50は、それぞれ、図3のS12、14と同様である。ログプログラム30は、日時管理プログラム26aから計測日時情報が取得されたと判断する場合(S50でYES)に、S100において、後述する全ログ送信処理(図5参照)を実行する。S100が終了すると、図4の処理が終了する。
また、ログプログラム30は、日時管理プログラム26aから未変更通知が取得されたと判断する場合(S50でNO)に、S60において、ログテーブル36に記憶されている全てのログ情報の中から1個のログ情報を選択する。
S62では、ログプログラム30は、選択済みのログ情報に含まれるイベント情報によって示されるイベントの内容が優先イベントリスト32に含まれるのか否かを判断する。ログプログラム30は、イベントの内容が優先イベントリスト32に含まれると判断する場合(S62でYES)にS64に進み、イベントの内容が優先イベントリスト32に含まれないと判断する場合(S62でNO)に、S64をスキップしてS66に進む。
S64では、ログプログラム30は、選択済みのログ情報を優先ログ情報として決定する。優先ログ情報は、日時管理プログラム26aから現在日時情報を取得できない状況でもログ管理サーバ100に優先的に送信されるログ情報である。S64が終了するとS66に進む。
S66では、ログプログラム30は、ログテーブル36の中に未選択のログ情報が存在するのか否かを判断する。CPU22は、ログテーブル36の中に未選択のログ情報が存在すると判断する場合(S66でYES)に、S60に戻り、ログテーブル36の中から1個のログ情報を新たに選択する。一方、CPU22は、ログテーブル36の中に未選択のログ情報が存在しないと判断する場合(S66でNO)に、S70に進む。
S70では、ログプログラム30は、1個以上のログ情報が優先ログ情報として決定される場合(S64)に、優先ログ情報として決定された1個以上のログ情報のそれぞれをSyslogプロトコルに従った文字列に変換し、各文字列に変換された各ログ情報(即ち優先ログ情報)をログ管理サーバ100に送信する。これにより、優先ログ情報がログ管理サーバ100に記憶される。なお、CPU22は、複数個のログ情報が存在する場合には、複数個のログ情報を含む1個のファイルをログ管理サーバ100に送信してもよいし、複数個のログ情報のそれぞれを1個のファイルとしてログ管理サーバ100に送信してもよい(即ち複数個のファイルをログ管理サーバ100に送信してもよい)。また、ログテーブル36内のログ情報のうち優先ログ情報以外のログ情報は、ログ管理サーバ100に送信されない。S70の処理が終了すると、図4の処理が終了する。
(全ログ送信処理;図5)
図5を参照して、図4のS100で実行される全ログ送信処理について説明する。全ログ送信処理は、ログ情報送信処理が実行されるタイミング(即ち、第2の周期が到来するタイミング)で計測日時を示す計測日時情報が取得される場合(図5のS50でYES)に実行される。
S112では、ログプログラム30は、日時情報を含まないログ情報がログテーブル36に記憶されているのか否かを判断する。ログプログラム30は、日時情報を含まないログ情報がログテーブル36に記憶されていると判断する場合(S112でYES)に、S114に進み、日時情報を含まないログ情報がログテーブル36に記憶されていないと判断する場合(S112でNO)に、S114、S116をスキップしてS118に進む。
S114では、ログプログラム30は、計測期間要求を期間管理プログラム26bに供給して、期間管理プログラム26bから計測期間情報を取得する。これにより、ログプログラム30は、ログ情報送信処理が実行されるタイミングで期間管理プログラム26bによって計測された経過期間を示す計測期間情報を取得することができる。
S116では、ログプログラム30は、まず、ログテーブル36から日時情報を含まない1個以上のログ情報を特定し、特定済みの1個以上のログ情報の中から1個のログ情報を選択する。そして、選択済みのログ情報内の期間情報によって示される経過期間と、図4のS50で取得された計測日時情報によって示される日時と、S114で取得された計測期間情報によって示される経過期間と、を利用して、選択済みのログ情報によって示されるイベントが発生した日時を算出する。具体的には、ログプログラム30は、計測日時情報によって示される日時から計測期間情報によって示される経過期間を減算することによって、プリンタ10の電源がオンされた日時を算出する。次いで、ログプログラム30は、算出済みの日時に選択済みのログ情報内の期間情報によって示される経過期間を加算することによって、当該イベントが発生した日時を算出する。そして、ログプログラム30は、算出済みの日時を示す日時情報を選択済みのログ情報内の日時情報としてログテーブル36に記憶する。
ログプログラム30は、特定済みの1個以上のログ情報(即ち日時情報を含まない1個以上のログ情報)のうちの他のログ情報についても同様の処理を実行する。これにより、特定済みの1個以上のログ情報のそれぞれが、当該ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を含むことになる。また、ログプログラム30は、特定済みの1個以上のログ情報に含まれる1個以上の期間情報を削除する。S116が終了するとS118に進む。
S118では、ログプログラム30は、Syslogプログラムに従って、ログテーブル36に記憶されている全てのログ情報をログ管理サーバ100に送信する。具体的には、ログプログラム30は、全てのログ情報のそれぞれをSyslogプロトコルに従った文字列に変換し、各文字列に変換された各ログ情報をログ管理サーバ100に送信する。
S120では、ログプログラム30は、ログテーブル36内の全てのログ情報及び全てのログ番号を削除する。S120が終了すると、図5の処理が終了する。
(具体的なケース;図6、図7)
図6、図7を参照して、図2~図5の処理によって実現される具体的なケースについて説明する。図6は、本ケースにおいてプリンタ10、ログ管理サーバ100、及び、タイムサーバ200が実行する処理のシーケンスを示し、図7は、本ケースにおいてプリンタ10のログテーブル36及びログ管理サーバ100に記憶される情報を示す。
本ケースでは、まず、T40において、9月13日10時00分にプリンタ10の電源がオンされる。これにより、プリンタ10は、現在日時要求をタイムサーバ200に送信する(図2のT14)。本ケースでは、タイムサーバ200に不具合が発生しているため、プリンタ10は、タイムサーバ200から現在日時情報を受信できない。この結果、現時点において、計測日時は現在日時に変更されない。なお、図6では、日時を表記する場合において、日付(即ち9月13日)を示す文字の表記が省略されている。
本ケースでは、9月13日10時00分にプリンタ10の電源がオンされてから第2の周期が到来する9月13日10時05分までの間に、タイムサーバ200の不具合は解消しない。また、9月13日10時00分から9月13日10時05分までの間に3個のイベントが発生する(図7参照)。3個のイベントは、ユーザ認証が9月13日10時01分に実行されて、ユーザ認証が失敗するイベント(即ちログ番号「log01」に対応するイベント)と、印刷処理が9月13日10時02分に実行されて、印刷処理が成功するイベント(即ちログ番号「log02」に対応するイベント)と、印刷処理が9月13日10時03分に実行されて、印刷処理が成功するイベント(即ちログ番号「log03」に対応するイベント)と、を含む。この結果、ログテーブル36には、3個のイベントのログを示す3個のログ情報が記憶され、3個のログ情報のそれぞれは、日時情報を含まない。
プリンタ10は、第2の周期が到来する9月13日10時05分にログ情報送信処理(図4)を実行する。現時点において、計測日時は現在日時に変更されていない。このため、図6に示すように、プリンタ10は、T50において、計測日時情報を取得できない(図4のS50でNO)。プリンタ10は、3個のログ情報からログ番号「log01」に対応するログ情報を選択する場合(S60)に、ログ番号「log01」に対応するログ情報に含まれるイベント情報によって示されるイベントの内容が優先イベントリスト32に含まれると判断する(S62でYES)。そして、プリンタ10は、T52において、ログ番号「log01」に対応するログ情報を優先ログ情報として決定する。なお、ログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報のそれぞれは、各ログ情報に含まれる各イベント情報によって示されるイベントの内容が優先イベントリスト32に含まれないので、優先ログ情報として決定されない(S62でNO)。
T54では、プリンタ10は、優先ログ情報として決定されたログ番号「log01」に対応するログ情報をSyslogプロトコルに従った文字列に変換し、当該文字列に変換された優先ログ情報をログ管理サーバ100に送信する(図4のS70)。Syslogプロトコルに従った文字列は、PRI部と、HEADER部と、MESSAGE部と、を含む。PRI部は、システムの種類を示すFacilityの値とイベントの重要度を示すPriorityの順位とに基づいて算出される値である。HEADER部は、日時情報を示す文字列を含む。MESSAGE部は、イベント情報を示す文字列(例えば「authentication, result = fail」)を含む。なお、優先ログ情報は日時情報を含まないので、優先ログ情報内のHEADER部は、日時情報を示す文字列を含まない。図6のT54では、HEADER部の表記が省略されている。
ログ管理サーバ100は、T54において、プリンタ10からSyslogプロトコルに従った優先ログ情報を受信すると、T56において、受信済みの優先ログ情報を記憶する(図7参照)。
続けて、本ケースでは、9月13日10時05分から第1の周期が到来する9月13日10時06分の間にタイムサーバ200の不具合が解消する。プリンタ10は、T64において、第1の周期が到来することをトリガとして現在日時要求をタイムサーバ200に送信し、T66において、タイムサーバ200から現在日時情報を取得する。これにより、T68において、計測日時が取得済みの現在日時情報によって示される現在日時に変更される。
続けて、本ケースでは、プリンタ10は、計測日時が現在日時に変更された後に第2の周期が到来する9月13日10時10分にログ情報送信処理(図4)を実行する。図6に示すように、プリンタ10は、T80において、9月13日10時10分を示す計測日時情報「Sep-13 10:10」を取得する(図4のS50でYES)。そして、プリンタ10は、全ログ送信処理(図5)を実行する(S100)。
T82では、プリンタ10は、日時情報を含まない3個のログ情報(即ちログ番号「log01」~「log03」に対応する3個のログ情報)がログテーブル36に記憶されていると判断する(図5のS112でYES)。
T84では、プリンタ10は、電源がオンされてから9月13日10時10分までの経過期間を示す計測期間情報「00:10:00」を取得する(図5のS114)。
T86では、プリンタ10は、ログ番号「log01」~「log03」に対応する3個のログ情報のそれぞれについて、日時情報を算出する(図5のS116)。具体的には、プリンタ10は、取得済みの計測日時情報によって示される9月13日10時10分から取得済みの計測期間情報によって示される経過期間「10分」を減算して、プリンタ10の電源がオンされた日時である9月13日10時00分を算出する。そして、プリンタ10は、算出済みの9月13日10時00分にログ番号「log01」に対応するログ情報内の期間情報によって示される経過期間「1分」を加算して、ログ番号「log01」に対応するログ情報によって示されるイベントが発生した日時である9月13日10時01分を示す日時情報「Sep-13 10:01」を算出する。プリンタ10は、ログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報についても同様に、当該ログ情報によって示されるイベントが発生した日時である同日10時02分、同日10時03分を示す2個の日時情報「Sep-13 10:02」、「Sep-13 10:03」を算出する。この結果、図7に示すように、ログテーブル36には、ログ番号「log01」~「log03」に対応付けて、3個の日時情報「Sep-13 10:01」、「Sep-13 10:02」、「Sep-13 10:03」が記憶される。
図6に示すように、T88では、プリンタ10は、Syslogプログラムに従って、ログテーブル36に記憶されているログ番号「log01」~「log03」に対応する3個のログ情報をログ管理サーバ100に送信する(図5のS118)。
ログ管理サーバ100は、T88において、プリンタ10からSyslogプロトコルに従った3個のログ情報を受信すると、T90において、受信済みの3個のログ情報を記憶する(図7参照)。
また、プリンタ10は、ログ管理サーバ100へのログ情報の送信が終了すると、T92において、ログテーブル36内のログ番号「log01」~「log03」に対応する3個のログ情報及びログ番号「log01」~「log03」を削除する(図6のS120)。
(本実施例の効果)
プリンタ10は、日時管理プログラム26aによって計測される日時が現在日時に変更される前において、現在日時を知り得ないので、イベント(例えばユーザ認証が失敗)が発生した日時も知り得ない。図6のケースによれば、プリンタ10の電源がオンされてから9月13日10時05分までに、優先イベントリスト32に含まれる内容であるユーザの認証の失敗である1個のイベントと、優先イベントリスト32に含まれない内容である印刷処理の成功である2個のイベントと、を含む3個にイベントが発生する。本ケースでは、プリンタ10は、ユーザ認証が失敗したイベントが発生した日時(即ち9月13日10時01分)を知り得ないにも関わらず、ユーザ認証が失敗したイベントのログを示す優先ログ情報(即ちログ番号「log01」に対応するログ情報)をログ管理サーバ100に送信する(図6のT54)。ログ管理サーバ100は、ユーザ認証が失敗したイベントが発生した日時を知ることはできなくても、プリンタ10が現在日時情報を取得する前の同日10時05分にプリンタ10においてユーザ認証が失敗したイベントが発生したことを知ることができる。即ち、ログ管理サーバ100は、ユーザ認証が失敗したイベントが発生したことを迅速に知ることができる。また、プリンタ10は、プリンタ10が現在日時情報を取得した後の同日10時10分に印刷処理が成功した2個のイベントが発生した日時を示す2個の日時情報を算出して(T86)、当該2個のイベントのログを示す2個のログ情報(即ちログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報)をログ管理サーバ100に送信する(T88)。これにより、ログ管理サーバ100は、印刷処理が成功した2個のイベントが発生したことを知ることができるともに、当該2個のイベントが発生した2個の日時(即ち、同日10時02分、同日10時03分)を知ることができる。即ち、プリンタ10は、プリンタ10が現在日時とは異なる日時を計測している状況において、プリンタ10において優先イベントリスト32に含まれる内容を有するイベント(即ち第三者によって不正に行われる行為に起因する可能性が高いイベント)が発生したことをログ管理サーバ100に迅速に送信することができる。一方、プリンタ10は、優先イベントリスト32に含まれない内容を有するイベントについては、当該イベントが発生した日時を知った後にログ管理サーバ100に送信することができる。
また、プリンタ10は、日時情報を含まない優先ログ情報をログ管理サーバ100に送信した後にプリンタ10が現在日時情報を取得した場合(図6のT66)に、優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を算出する(T86)。そして、プリンタ10は、算出済みの日時情報を含むログ番号「log01」に対応するログ情報(即ち優先ログ情報のログと同じログを示すログ情報)をログ管理サーバ100に送信する(T88)。これにより、ログ管理サーバ100は、優先ログ情報をログ管理サーバ100に送信した後に、優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を知ることができる。
(対応関係)
プリンタ10、メモリ24、ログ管理サーバ100が、それぞれ、「通信装置」、「メモリ」、「サーバ」の一例である。日時管理プログラム26a、期間管理プログラム26bが、それぞれ、「日時計測部」、「期間計測部」の一例である。優先イベントリスト32に含まれる内容を有するイベントが、「所定のイベント」の一例である。図6のT54の優先ログ情報が、「特定のログ情報」の一例である。図7のログ番号「log02」に対応するログ情報の「boot = 00:02:00」が、「第1の期間情報」の一例である。図6の第2の周期が到来した9月13日10時10分が、「第1(又は第2)のタイミング」の一例である。図6のT88のログ番号「log02」に対応するログ情報が、「第1のログ情報」の一例である。図7のログ番号「log02」に対応するログ情報の日時情報「Sep-13 10:02」が、「第1の日時情報」の一例である。図7のログ番号「log01」に対応するログ情報の「boot = 00:01:00」が、「第2の期間情報」の一例である。図6のT88のログ番号「log01」に対応するログ情報が、「第2のログ情報」の一例である。
図6のT54、図3のS20、図6のT86、T88が、それぞれ、「第1の送信部」、「第1の記憶制御部」、「第1の算出部」、「第2の送信部」によって実現される処理の一例である。
(第2実施例)
第1実施例では、プリンタは、優先ログ情報を送信した後に、優先ログ情報の日時を算出して、優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を含むログ情報を送信する。これに代えて、第2実施例では、プリンタ10は、優先ログ情報を送信した後に、日時を算出するための基準情報を外部装置(例えば端末装置300)に送信する。
本実施例では、メモリ24は、さらに、期間IDを記憶し得る。期間IDは、期間管理プログラム26bによって計測される経過期間を識別するためのユニークな情報である。期間IDは、プリンタ10の電源がオンされる毎に生成される。
また、メモリ24は、さらに、送信フラグを記憶する。送信フラグは、優先ログ情報を送信したことを示す「ON」と、優先ログ情報を未だ送信していないことを示す「OFF」と、のうちのいずれかの値を示す。送信フラグのデフォルト値は「OFF」である。
(ログ情報記憶処理;図3)
本実施例のログ情報記憶処理は、S20の処理の内容が異なる点を除いて、第1実施例と同様である。ログプログラム30は、S20において、取得済みの計測期間情報(例えば文字列「boot = 00:01:00」)と、期間ID(例えば、文字列「a01」)と、を含むログ情報をログテーブル36に記憶する。
(ログ情報送信処理;図4)
本実施例のログ情報送信処理は、S70の処理の後にS72、S74の処理が実行される点とS100の全ログ送信処理の内容が異なる点を除いて、第1実施例と同様である。ログプログラム30は、S70において、優先ログ情報をログ管理サーバ100に送信すると、S72において、送信フラグを「OFF」から「ON」に変更する。
S74では、ログプログラム30は、ログテーブル36内の優先ログ情報として決定された1個以上のログ情報と対応するログ番号を削除する。S74が終了すると、図4の処理が終了する。
(全ログ送信処理:図8)
図8を参照して、本実施例の全ログ送信処理の内容を説明する。S140は、図5のS114と同様である。S142では、ログプログラム30は、ログテーブル36にログ情報が記憶されているのか否かを判断する。ログプログラム30は、ログテーブル36にログ情報が記憶されていると判断する場合(S142でYES)に、S152に進む。一方、ログプログラム30は、ログテーブル36内に1個のログ情報も記憶されていないと判断する場合に、S152~S160の処理をスキップして、S170に進む。
S152~S160、は、図5のS112~S120と同様である。ログプログラム30は、ログテーブル36内の全てのログ情報の送信と削除を終えると(S158、S160)、S170に進む。
S170では、ログプログラム30は、送信フラグが「ON」を示し、かつ、後述する基準情報が未だ送信されていないことを示す所定の条件が満たされるのか否かを判断する。ログプログラム30は、所定の条件が満たされる場合(S170でYES)に、S172に進み、所定の条件が満たされない場合(S170でNO)に、S172、S174の処理をスキップして、S184に進む。
S172では、ログプログラム30は、メモリ24内のメールアドレスMAを宛先として、基準情報が記述された本文を含む電子メールを送信する。基準情報は、ログ管理サーバ100に送信された優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を算出するための情報である。基準情報は、図4のS50で取得した計測日時情報とS140で取得した計測期間情報と期間IDを含む。電子メールが送信されると、管理者は、例えば、端末装置300を操作して、電子メール内の本文に記述された基準情報を見ることができる。これにより、管理者は、端末装置300を操作して、ログ管理サーバ100にアクセスして、電子メール内の期間IDを含む優先ログ情報を特定する。そして、管理者は、特定済みの優先ログ情報内の期間情報と、電子メール内の各情報(即ち計測日時情報、計測期間情報)と、を利用して、特定済みの優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を算出することができる。即ち、期間IDは、優先ログ情報を識別するための情報である。なお、日時情報を算出する方法は、図5のS116において説明した方法と同様である。
S174では、ログプログラム30は、基準情報をSyslogプロトコルに従った文字列に変換し、当該文字列に変換された基準情報(以下、「基準ログ情報」と記載)をログ管理サーバ100に送信する。これにより、ログ管理サーバ100において基準情報をログ情報と同様に管理することができる。また、例えば、基準ログ情報を受信したログ管理サーバ100は、ログ管理サーバ100に記憶されている複数個の優先ログ情報の中から基準ログ情報内の期間IDを含む優先ログ情報を特定する。そして、ログ管理サーバ100は、特定済みの優先ログ情報内の期間情報と、基準ログ情報内の各情報(即ち計測日時情報、計測期間情報)と、を利用して、特定済みの優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を算出することができる。なお、日時情報を算出する方法は、図5のS116において説明した方法と同様である。
S184では、ログプログラム30は、メモリ24内の期間IDを削除する。S184が終了すると、図8の処理が終了する。
例えば、ログテーブル36に1個のログ情報も記憶されていないと判断され、かつ、送信フラグが「OFF」を示すと判断される特定の場合(S142でNO、S170でNO)に、S184の処理が実行される。特定の場合は、プリンタ10の電源がオンされてから日時管理プログラム26aによって計測される日時が現在日時に変更されるまでの間にイベントが発生しておらず、その結果、優先ログ情報がログ管理サーバ100に送信されていないことを意味する。特定の場合では、期間IDは不要である。この構成によれば、不要な期間IDによってメモリ24の記憶容量が減少することを防止することができる。
(具体的なケースB1;図9、図10)
図9、図10を参照して、図2~図4、図8の処理によって実現される具体的なケースB1について説明する。図9は、本ケースにおいてプリンタ10、ログ管理サーバ100、及び、タイムサーバ200が実行する処理のシーケンスを示し、図10は、本ケースにおいてプリンタ10のログテーブル36及びログ管理サーバ100に記憶される情報を示す。
T100は、図6のT40と同様である。本ケースでは、プリンタ10は、T102において、期間ID「a01」を生成し、期間ID「a01」をメモリ24に記憶する。本ケースも、図6のケースと同様に、タイムサーバ200に不具合が発生している。このため、現時点において、計測日時は現在日時に変更されない。
本ケースでも、9月13日10時00分にプリンタ10の電源がオンされてから第2の周期が到来する9月13日10時05分までの間に、タイムサーバ200の不具合は解消せず、さらに、図6のケースと同様の3個のイベントが発生する。なお、本ケースでは、3個のイベントのログを示す3個のログ情報(即ち、ログ番号「log01」~「log03」に対応する3個のログ情報)には、期間ID「a01」が含まれる(図10参照)。
T150~T152は、図6のT50、T52と同様である。T154は、優先ログ情報に期間ID「a01」が含まれることを除き、図6のT54と同様である。T156は、図6のT56と同様である。
プリンタ10は、T154において、優先ログ情報をログ管理サーバ100に送信すると、T158において、送信フラグを「OFF」から「ON」に変更する(図4のS72)。
T159では、プリンタ10は、ログテーブル36内の優先ログ情報として決定されたログ番号「log01」に対応するログ情報を削除する(図4のS74)。この結果、ログテーブル36には、ログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報が残る(図10参照)。
図9のT164~T168は、図6のT64~T68と同様である。T180では、プリンタ10は、図6のT80と同様に、9月13日10時10分を示す計測日時情報「Sep-13 10:10」を取得する(図4のS50でYES)。そして、プリンタ10は、全ログ送信処理(図8)を実行する(S100)。
T184では、プリンタ10は、電源がオンされてから9月13日10時10分までの経過期間を示す計測期間情報「00:10:00」を取得する(図8のS140)。
T186では、プリンタ10は、ログテーブル36内にログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報が記憶されていると判断し(図8のS142でYES)、当該2個のログ情報のそれぞれが日時情報を含まないと判断する(S152でYES)。そして、プリンタ10は、ログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報のそれぞれについて、日時情報を算出する(S156)。なお、日時情報を算出する方法は、図6のT86と同様である。
T188では、プリンタ10は、ログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報をログ管理サーバ100に送信する(図8のS158)。T190は、ログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報がログ管理サーバ100に記憶される点を除いて、図6のT90と同様である。T192では、プリンタ10は、ログテーブル36内のログ番号「log02」、「log03」に対応する2個のログ情報及びログ番号「log02」、「log03」を削除する(図8のS160)。
T200では、プリンタ10は、送信フラグが「ON」を示し、かつ、後述する基準情報が未だ送信されていないと判断し(図8のS170でYES)、基準情報「base Sep-13 10:00 boot = 00:10:00(a01)」が記述された本文を含む電子メールを送信する(図8のS172)。続けて、T202において、プリンタ10は、基準情報「base Sep-13 10:00 boot = 00:10:00(a01)」をSyslogプロトコルに従った文字列に変換した基準ログ情報をログ管理サーバ100に送信する(S174)。
ログ管理サーバ100は、プリンタ10から基準ログ情報を受信すると、T204において、基準ログ情報を記憶する。
また、T206では、プリンタ10は、メモリ24内の期間ID「a01」を削除する(図8のS184)。
本ケースによれば、プリンタ10は、優先イベントリスト32に含まれる内容を有するイベントの内容については、現在日時情報を取得する前に迅速に知らせることができるとともに、それ以外のイベントの内容については、現在日時情報を取得した後にそのイベントが発生した日時とともに知らせることができる。本ケースでも、第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、本ケースでは、上記したように、基準情報を含む電子メール及び基準ログ情報が送信されることによって、優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を算出することができる(図9のT200、T202)。
(具体的なケースB2;図11)
図11を参照して、図2~図4、図8の処理によって実現される具体的なケースB2について説明する。本ケースでも、図9のケースB1と同様に、T100~T206の処理が実行される。さらに、本ケースでは、T208において、期間ID「a01」が削除された後に、プリンタ10の電源がオフされる。
続けて、本ケースでは、T300において、9月13日18時00分にプリンタ10の電源がオンされる。そして、プリンタ10は、T302において、期間ID「a02」を生成する。現時点では、タイムサーバ200に不具合が発生しており、タイムサーバ200から現在日時情報が受信できない。
本ケースでは、9月13日18時00分にプリンタ10の電源がオンされてから第2の周期が到来する9月13日18時05分までの間に、タイムサーバ200の不具合は解消しない。また、9月13日18時00分から9月13日18時05分までの間に、ユーザ認証が失敗したイベントを含む複数個のイベントが発生する。この結果、プリンタ10は、T354において、T154と同様に、ユーザ認証が失敗したイベントのログを示す優先ログ情報をログ管理サーバ100に送信する(図5の70)。T356は、優先ログ情報内の期間IDが「a02」である点を除いて、T156と同様である。
続けて、本ケースでは、9月13日18時05分から第1の周期が到来する9月13日18時06分の間にタイムサーバ200の不具合が解消する。この結果、タイムサーバ200から現在日時情報が受信される。
続けて、本ケースでは、計測日時が現在日時に変更された後に第2の周期が到来する9月13日18時10分にログ情報送信処理(図4)を実行する。この結果、プリンタ10は、T402において、期間ID「a02」を含む基準ログ情報をログ管理サーバ100に送信する(図8のS174)。T404は、基準ログ情報内の期間IDが「a02」である点を除いて、T204と同様である。T406は、期間ID「a02」が削除される点を除いて、T206と同様である。
図11に示すように、ログ管理サーバ100は、期間ID「a01」を含む優先ログ情報L1と、期間ID「a01」を含む基準ログ情報L2と、期間ID「a02」を含む優先ログ情報L3と、期間ID「a02」を含む基準ログ情報L4と、を含む複数個のログ情報を記憶する。例えば、ログ管理サーバ100は、複数個のログ情報の中から基準ログ情報L2内の期間ID「a01」を含む優先ログ情報L1を特定する。そして、ログ管理サーバ100は、特定済みの優先ログ情報L1内の期間情報と、基準ログ情報L2内の各情報(即ち計測日時情報、計測期間情報)と、を利用して、優先ログ情報L1によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を算出することができる。同様に、ログ管理サーバ100は、基準ログ情報L4内の期間ID「a02」を利用して、優先ログ情報L3を特定し、優先ログ情報L3によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を算出することができる。本ケースによれば、プリンタ10の電源をオンする操作が複数回に亘って実行される場合でも、基準ログ情報と優先ログ情報との組み合わせを特定することができ、この結果、優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を適切に算出することができる。
(対応関係)
図10のログ番号「log01」に対応するログ情報の「boot = 00:01:00」が、「第1の期間情報」の一例である。図9の第2の周期が到来した9月13日10時10分が、「第3のタイミング」の一例である。図9のT200の基準情報が、「基準情報」の一例である。端末装置300又はログ管理サーバ100が、「外部装置」の一例である。期間IDが、「ログ識別情報(及び期間識別情報)」の一例である。期間ID「a01」が、「特定の期間識別情報」の一例である。
図9のT154、図3のS20、図9のT186、T188が、それぞれ、「第1の送信部」、「第1の記憶制御部」、「第1の算出部」、「第2の送信部」によって実現される処理の一例である。
(参考例)
第2実施例を変更した参考例を説明する。第2実施例では、図4のログ情報送信処理において、S62の処理が実行される。これに代えて、ログプログラム30は、日時管理プログラム26aから未変更通知が取得されたと判断する場合(S50でNO)に、S62の判断を実行することなく、ログテーブル36内の全てのログ情報をログ管理サーバ100に送信してもよい。この場合、図9のケースでは、T152の処理が実行されず、T154において、日時情報を含まない3個のログ情報がログ管理サーバ100に送信されてもよい。そして、T200において、基準情報が含まれる電子メールが送信されてもよい。これにより、計測日時が現在日時に変更される前にイベントが発生する場合でも、当該イベントの内容を迅速にログ管理サーバ100に知らせることができるとともに、計測日時が現在日時に変更された後に、電子メール内の基準情報を利用して、3個のログ情報の各イベントが発生した日時を算出することができる。
本参考例の特徴を以下に記載する。通信装置であって、日時を計測する日時計測部であって、現在日時を示す現在日時情報が取得される場合に、前記日時計測部によって計測される日時は、取得済みの前記現在日時情報によって示される前記現在日時に変更される、前記日時計測部と、前記通信装置の電源がオンされてからの経過期間を計測する期間計測部と、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更される前に、前記通信装置において特定のイベントが発生する場合に、前記特定のイベントのログを示す第1のログ情報をサーバに送信する第1の送信部であって、前記第1のログ情報は、前記特定のイベントが発生する第1のタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間を含む、前記第1の送信部と、前記第1のログ情報が前記サーバに送信された後に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更される場合に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更された後の第2のタイミングで、前記特定のイベントが発生した日時を示す日時情報を算出するための基準情報を外部装置に送信する第2の送信部であって、前記基準情報は、前記第2のタイミングで前記日時計測部によって計測された日時と、前記第2のタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間と、を含む、前記第2の送信部を備える、通信装置。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)「通信装置」は、プリンタ10でなくてもよく、例えば、スキャナ、多機能機、携帯端末、PC、サーバ等の他のデバイスであってもよい。
(変形例2)日時管理プログラム26a、期間管理プログラム26bは、OSプログラム26に含まれていなくてもよい。例えば、日時管理プログラム26a、期間管理プログラム26bは、ログプログラム30に含まれていてもよい。一般的に言えば、「コンピュータプログラム」は、通信装置のコンピュータを、日時計測部と、期間計測部と、として機能させてもよい。
(変形例3)上記の各実施例では、プリンタ10は、CPU22が日時管理プログラム26aに従って日時を計測する。これに代えて、プリンタ10は、CPU22とは別体の時計を備えていてもよい。また、上記の各実施例では、プリンタ10は、CPU22が期間管理プログラム26bに従って経過期間を計測する。これに代えて、プリンタ10は、CPU22とは別体のカウンタを備えていてもよい。本変形例では、別体の時計、別体のカウンタが、それぞれ、「日時計測部」、「期間計測部」の一例である。
(変形例4)上記の各実施例では、プリンタ10は、タイムサーバ200から現在日時情報を受信する(図2のT16)。これに代えて、プリンタ10は、プリンタ10の操作部がユーザによって操作されることによって、現在日時情報がユーザによってプリンタ10に入力されてもよい。本変形例では、現在日時情報がユーザによってプリンタ10に入力されることが、「現在日時を示す現在日時情報が取得される場合」の一例である。
(変形例5)上記の各実施例では、ログ情報は、プリンタ10内のメモリ24に記憶される。これに代えて、ログ情報は、プリンタ10とは別体のメモリに記憶されてもよい。本変形例では、別体のメモリが、「メモリ」の一例である。
(変形例6)上記の第1実施例において、プリンタ10は、優先ログ情報を送信した後に、優先ログ情報と同じログを示すログ情報であって、日時情報を含むログ情報をログ管理サーバ100に送信する(図6のT88)。これに代えて、プリンタ10は、T88において、優先ログ情報と同じログを示すログ情報をログ管理サーバ100に送信しなくてもよい。本変形例では、「第2の記憶制御部」、「第2の算出部」、「第3の送信部」を省略可能である。
(変形例7)「外部装置」は、ログ管理サーバ100でなくてもよく、例えば、ログ管理サーバ100とは異なる他のサーバであってもよい。この場合、例えば、ログ管理サーバ100は、他のサーバに基準情報が送信された後に、他のサーバから基準情報を受信する。そして、受信済みの基準情報と、ログ管理サーバ100内の優先ログ情報に含まれる期間情報と、を利用して、優先ログ情報によって示されるイベントが発生した日時を示す日時情報を算出してもよい。
(変形例8)上記の第2実施例において、図8のS172とS174のうちの一方は省略されてもよい。また、上記の第2実施例において、図8のS172とS174が省略されてもよい。本変形例では、「第4の送信部」を省略可能である。
(変形例9)上記の第2実施例では、プリンタ10は、期間IDを生成する(図9のT102)。これに代えて、プリンタ10は、複数個の期間IDのリストを予めメモリ24に記憶していてもよい。そして、プリンタ10は、プリンタ10の電源がオンされる毎に、当該リストの中から1個の期間IDを選択し、選択済みの期間IDをメモリ24内の所定の記憶領域に記憶してもよい。本変形例では、「期間識別情報」は、生成されなくてもよい。
(変形例10)上記の第2実施例では、プリンタ10は、期間ID「a01」を含む優先ログ情報をログ管理サーバ100に送信し(図9のT154)、期間ID「a01」を含む基準ログ情報をログ管理サーバ100に送信する(T202)。これに代えて、プリンタ10は、優先ログ情報が送信される際に、優先ログ情報を識別するためのIDを生成して、生成済みのIDを含む優先ログ情報をログ管理サーバ100に送信してもよい。そして、当該生成済みのIDを含む基準ログ情報をログ管理サーバ100に送信してもよい。本変形例では、上記のIDが、「ログ識別情報」の一例である。
(変形例11)上記の第2実施例において、優先ログ情報及び基準ログ情報は、期間IDを含まなくてもよい。本変形例では、「通信装置」は、「ログ識別情報(又は期間識別情報)」を利用しなくてもよい。
(変形例12)図8のS184の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「削除部」を省略可能である。
(変形例13)上記の各実施例では、優先イベントリスト32は、ユーザ認証の失敗である内容を含む。これに代えて、優先イベントリスト32は、ユーザ認証の成功である内容とユーザ認証の失敗である内容を含んでもよい。さらに、本変形例では、優先イベントリスト32は、印刷処理の成功又は失敗である内容を含まなくてもよい。上記したように、ユーザ認証は、プリンタ10の設定情報を変更する際に実行される。このため、ユーザ認証は、第三者の外部装置から変更要求が不正に受信される場合に実行される処理である。本変形例の優先イベントリスト32は、第三者によって不正に行われる行為が行われる場合に発生し得るイベントの内容を含む。本変形例では、「所定のイベント」は、認証処理が実行されることを含んでいてもよく、「所定のイベントとは異なるイベント」は、認証処理が実行されることを含まなくてもよい。
(変形例14)上記の各実施例では、ログ情報は、Syslogプロトコルに従った文字列に変換され、当該文字列に変換されたログ情報がログ管理サーバ100に送信される(図6のT88)。これに代えて、ログ情報は、Syslogプロトコルに従った文字列に変換されることなく、ログ管理サーバ100に送信されてもよい。また、ログ情報は、Syslogプロトコル以外の所定のプロトコル(例えば、プリンタ10のベンダによって設計されたプロトコル)に従って、ログ管理サーバ100に送信されてよい。一般的に言えば、「特定のログ情報及び第1のログ情報」は、所定のプロトコルに従っていなくてもよく、また、Syslogプロトコル以外のプロトコルに従っていてもよい。
(変形例15)上記の各実施例では、プリンタ10のCPU22がプログラム26、30(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2~図11の各処理が実現される。これに代えて、いずれかの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
2:通信システム、10:プリンタ、16:ネットワークI/F、20:制御部、22:CPU、24:メモリ、26:OSプログラム、26a:日時管理プログラム、26b:期間管理プログラム、30:ログプログラム、32:優先イベントリスト、36:ログテーブル、100:ログ管理サーバ、200:タイムサーバ、300:端末装置、330:SIEMツール、MA:メールアドレス

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    日時を計測する日時計測部であって、現在日時を示す現在日時情報が取得される場合に、前記日時計測部によって計測される日時は、取得済みの前記現在日時情報によって示される前記現在日時に変更される、前記日時計測部と、
    前記通信装置の電源がオンされてからの経過期間を計測する期間計測部と、
    前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更される前に、前記通信装置において第1のイベントが発生し、かつ、前記第1のイベントが所定のイベントである第1の場合に、前記所定のイベントである前記第1のイベントのログを示す特定のログ情報をサーバに送信する第1の送信部であって、前記第1のイベントが前記所定のイベントとは異なるイベントである第2の場合に、前記特定のログ情報は前記サーバに送信されない、前記第1の送信部と、
    前記第2の場合に、前記第1のイベントが発生するタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間を示す第1の期間情報をメモリに記憶する第1の記憶制御部と、
    前記第2の場合に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更された後の第1のタイミングで、前記所定のイベントとは異なるイベントである前記第1のイベントが発生した日時を示す第1の日時情報を算出する第1の算出部であって、前記第1の日時情報は、前記メモリ内の前記第1の期間情報によって示される前記経過期間と、前記第1のタイミングで前記日時計測部によって計測された日時と、前記第1のタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間と、を利用して算出される、前記第1の算出部と、
    前記第1の日時情報が算出される場合に、前記所定のイベントとは異なるイベントである前記第1のイベントのログを示す第1のログ情報であって、算出済みの前記第1の日時情報を含む前記第1のログ情報を前記サーバに送信する第2の送信部と、
    を備える、通信装置。
  2. 前記通信装置は、さらに、
    前記第1の場合に、前記第1のイベントが発生するタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間を示す第2の期間情報を前記メモリに記憶する第2の記憶制御部と、
    前記特定のログ情報が前記サーバに送信された後に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更される場合に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更された後の第2のタイミングで、前記所定のイベントである前記第1のイベントが発生した日時を示す第2の日時情報を算出する第2の算出部であって、前記第2の日時情報は、前記メモリ内の前記第2の期間情報によって示される前記経過期間と、前記第2のタイミングで前記日時計測部によって計測された日時と、前記第2のタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間と、を利用して算出される、前記第2の算出部と、
    前記第2の日時情報が算出される場合に、前記所定のイベントである前記第1のイベントのログを示す第2のログ情報であって、算出済みの前記第2の日時情報を含む前記第2のログ情報を前記サーバに送信する第3の送信部と、
    を備える、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記特定のログ情報は、さらに、前記第1のイベントが発生するタイミングで前記期間計測部によって計測された前記経過期間を示す第3の期間情報を含み、
    前記通信装置は、さらに、
    前記特定のログ情報が前記サーバに送信された後に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更される場合に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更された後の第3のタイミングで、前記第1のイベントが発生した日時を示す日時情報を算出するための基準情報を外部装置に送信する第4の送信部であって、前記基準情報は、前記第3のタイミングで前記日時計測部によって計測された日時と、前記第3のタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間と、を含む、前記第4の送信部を備える、請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記特定のログ情報は、さらに、前記特定のログ情報を識別するログ識別情報を含み、
    前記基準情報は、さらに、前記ログ識別情報を含む、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置の電源がオンされる毎に、前記期間計測部によって計測される経過期間はゼロにリセットされ、
    前記通信装置は、さらに、
    前記通信装置の電源がオンされる毎に、前記期間計測部によって計測される経過期間を識別する期間識別情報をメモリに記憶する第3の記憶制御部を備え、
    前記通信装置の電源がオンされることに起因して特定の期間識別情報が前記メモリに記憶されてから、前記通信装置の電源がオフされるまでの間に、前記第1のイベントが発生する場合に、前記ログ識別情報は、前記特定の期間識別情報を含む、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、さらに、
    前記期間識別情報が前記メモリに記憶されてから前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更されるまでの間に前記通信装置においてイベントが発生しない場合に、前記メモリから前記期間識別情報を削除する削除部を備える、請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記第4の送信部は、前記基準情報を含む電子メールを前記外部装置に送信する、請求項3から6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記第1の送信部は、Syslogプロトコルに従って、前記特定のログ情報を前記サーバに送信し、
    前記第2の送信部は、前記Syslogプロトコルに従って、前記第1のログ情報を前記サーバに送信し、
    前記第4の送信部は、前記Syslogプロトコルに従って、前記基準情報を前記外部装置である前記サーバに送信する、請求項3から6のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 前記第1のイベントは、前記通信装置のユーザを認証するための認証処理が実行されることを含み、
    前記所定のイベントは、前記認証処理が失敗することを含み、
    前記所定のイベントとは異なるイベントは、前記認証処理が成功することを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 前記所定のイベントは、前記通信装置のユーザを認証するための認証処理が実行されることを含み、
    前記所定のイベントとは異なるイベントは、前記認証処理が実行されることを含まない、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 前記特定のログ情報及び前記第1のログ情報は、Syslogプロトコルに従って、前記サーバに送信される、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信装置。
  12. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置は、
    日時を計測する日時計測部であって、現在日時を示す現在日時情報が取得される場合に、前記日時計測部によって計測される日時は、取得済みの前記現在日時情報によって示される前記現在日時に変更される、前記日時計測部と、
    前記通信装置の電源がオンされてからの経過期間を計測する期間計測部と、を備え、
    前記コンピュータプログラムは、前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
    前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更される前に、前記通信装置において第1のイベントが発生し、かつ、前記第1のイベントが所定のイベントである第1の場合に、前記所定のイベントである前記第1のイベントのログを示す特定のログ情報をサーバに送信する第1の送信部であって、前記第1のイベントが前記所定のイベントとは異なるイベントである第2の場合に、前記特定のログ情報は前記サーバに送信されない、前記第1の送信部と、
    前記第2の場合に、前記第1のイベントが発生するタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間を示す第1の期間情報をメモリに記憶する第1の記憶制御部と、
    前記第2の場合に、前記日時計測部によって計測される日時が前記現在日時に変更された後の第1のタイミングで、前記所定のイベントとは異なるイベントである前記第1のイベントが発生した日時を示す第1の日時情報を算出する第1の算出部であって、前記第1の日時情報は、前記メモリ内の前記第1の期間情報によって示される前記経過期間と、前記第1のタイミングで前記日時計測部によって計測された日時と、前記第1のタイミングで前記期間計測部によって計測された経過期間と、を利用して算出される、前記第1の算出部と、
    前記第1の日時情報が算出される場合に、前記第1のイベントのログを示す第1のログ情報であって、算出済みの前記第1の日時情報を含む前記第1のログ情報を前記サーバに送信する第2の送信部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
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