JP2016177460A - システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】受信した発注の指示の正当性を確認するシステム及びプログラムを提供する。【解決手段】発注対象物を使用する機器に接続されている装置を含むシステムであって、発注対象物に関する情報を任意の時間間隔で蓄積する蓄積手段(httpサーバ300)と、機器の発注対象物の発注の指示を受信した場合に、蓄積手段に蓄積された発注対象物に関する情報に基づいて、発注の指示の内容が正しいか否かを判定する判定手段(担当者端末100)と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、システム及びプログラムに関する。
消耗品又は交換部品を使用する機器と、ネットワークを介して機器に接続された管理担当者の端末(以下、「担当者端末」という)とで構成され、機器の消耗品または交換部品がニアエンドになった場合に、機器から管理担当者の端末に発注対象となる物品の情報を通知するシステムが知られている。
例えば、プリンタが使用する消耗品の残量が所定値以下となった場合に、発注書を電子メールに添付して端末に送信するプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、管理担当者の端末が受け取った発注の指示が、機器から受け取った正しい内容の発注の指示であるか、もしくは他者の改ざん、なりすまし等の行為により受け取った誤った内容の発注の指示であるか判別できない場合がある。
そこで、本実施形態では、受信した発注の指示の正当性をより正確に確認することを目的とする。
一つの案では、発注対象物を使用する機器に接続されている1以上の装置を含むシステムであって、前記発注対象物に関する情報を任意の時間間隔で蓄積する蓄積手段と、前記機器の発注対象物の発注の指示を受信した場合に、前記蓄積手段に蓄積された前記発注対象物に関する情報に基づいて、前記発注の指示の内容が正しいか否かを判定する判定手段と、を有するシステムが提供される。
一態様によれば、受信した発注の指示の正当性をより正確に確認することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することによって重複した説明を省く。
[第1実施形態]
(管理システムの第1の構成)
図1は、管理システムの第1の構成例を示す図である。図1を用いて本発明の第1実施形態に係る管理システム1について説明する。図1に示すように、管理システム1は、担当者端末100と、MFP/LP(Multifunction Peripheral/Laser Printer)200と、http(Hypertext Transfer Protocol)サーバ300と、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ400と、POP(Post Office Protocol)サーバ500とを有する。SMTPサーバ400は、ネットワーク5を介してhttpサーバ300及びPOPサーバ500に通信可能に接続される。
(管理システムの第1の構成)
図1は、管理システムの第1の構成例を示す図である。図1を用いて本発明の第1実施形態に係る管理システム1について説明する。図1に示すように、管理システム1は、担当者端末100と、MFP/LP(Multifunction Peripheral/Laser Printer)200と、http(Hypertext Transfer Protocol)サーバ300と、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ400と、POP(Post Office Protocol)サーバ500とを有する。SMTPサーバ400は、ネットワーク5を介してhttpサーバ300及びPOPサーバ500に通信可能に接続される。
MFP/LP200は、プリンタ機能、スキャナ機能、ファックス機能及びコピー機能など複数の機能を有する多機能周辺機器である。MFP/LP200は、消耗品及び交換部品などの所定の条件で交換する対象となる物品を管理している。以下では、消耗品及び交換部品などの交換する対象となっている物品を発注対象物と呼ぶ。
MFP/LP200は、発注対象物が所定の条件を満たした場合、発注対象物を業者に発注することを管理担当者に促すためのメールを作成する。以下では、発注対象物を業者に発注することを管理担当者に促すためのメールを、発注メールと呼ぶ。発注メールには、発注対象物を発注する理由が記載されている。例えば、MFP/LP200は、シアントナーの残量が20%未満となった場合に、「シアントナーニアエンド」と記載された発注メールを作成する。そして、MFP/LP200は、作成した発注メールを担当者端末100に送信する。なお、発注メールは、発注の指示の一例である。
また、MFP/LP200は、httpサーバ300に定期的に、消耗品の残量及び交換部品の使用期間などの発注対象物の交換時期に関する情報を送信する。なお、以下では、発注対象物の交換時期に関する情報をカウンタ情報と呼ぶ。例えば、カウンタ情報は、各色のトナーの残量(%)である。
SMTPサーバ400は、MFP/LP200から受信した発注メールを、ネットワーク5を介してPOPサーバ500に転送する。なお、SMTPサーバ400には、あらかじめMFP/LP200用のメールアカウントが設定されている。
POPサーバ500は、SMTPサーバ400から受信した発注メールを担当者端末100に送信する。なお、POPサーバ500には、あらかじめ担当者端末用のメールアカウントが設定されている。
httpサーバ300は、MFP/LP200から受信したカウンタ情報を管理する。例えば、httpサーバ300は、MFP/LP200から通知されたカウンタ情報を通知日時に対応付けて履歴形式で記憶領域に記憶させる。
担当者端末100は、発注メールを受信した場合に、httpサーバ300にアクセスし、httpサーバ300に記憶されているカウンタ情報に基づいて発注メールの正当性を判定する。この判定により、なりすましのメール又は改ざんされたメールによる誤った発注の指示を発見することができる。
以上のように、担当者端末100は、発注メールの送信ルートとは別の安全なルートを経由して取得されたカウンタ情報に基づいて、発注メールの正当性を判定する。なお、発信メールアドレスが不正であれば、正当な発注メールでないため、そのメールの正当性の更なるチェックは省略してもよい。
(MFP/LPの構成)
次に、図2ないし図8を用いて管理システム1を構成する各装置について説明する。
次に、図2ないし図8を用いて管理システム1を構成する各装置について説明する。
図2は、MFP/LPの構成例を示す図である。MLP/LP200は、基本機能部210と、機器利用情報管理部220と、ネットワーク制御部230とを有する。また、ネットワーク制御部230は、メール送信機能部231と、https通信機能部232とを有する。
MLP/LP200は、所定の条件を満たした発注対象物を特定し、担当者端末100に発注メールを送信する装置である。例えば、MLP/LP200は、トナーマゼンダの残量が閾値として設定されている20%を下回り、19%であった場合、トナーマゼンダを発注対象物として特定し、発注メールを送信する。なお、担当者端末100に発注対象物を通知する手段は、発注メールに限定されない。例えば、MLP/LP200は、担当者端末100が保持するログファイルに発注の指示を書き込んでもよい。
基本機能部210は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、プロジェクタ機能等のMLP/LP200が備える基本機能を処理する。
機器利用情報管理部220は、カウンタ情報が所定の条件を満たした場合に、発注メールを生成する。例えば、機器利用情報管理部220は、トナーマゼンダの残量が閾値として設定されている20%を下回り、19%であった場合に、「トナーマゼンダニアエンド」と記載された発注メールを生成する。そして、機器利用情報管理部220は、生成した発注メールをメール送信機能部231に送信する。
また、機器利用情報管理部220は、定期的にカウンタ情報を取得する。例えば、機器利用情報管理部220は、トナーブラック、トナーシアン、トナーマゼンダ、トナーイエローのそれぞれの残量を毎日12時に取得する。そして、機器利用情報管理部220は、取得したカウンタ情報をhttps通信機能部232に送信する。
なお、機器利用情報管理部220は、カウンタ情報を任意の時間間隔で送信してもよい。例えば、機器利用情報管理部220は、3日ごと、12時間ごと、6時間ごと又は1時間ごとにカウンタ情報を送信してもよい。
また、機器利用情報管理部220は、SSL(Secure Sockets Layer)などの暗号化通信を利用してカウンタ情報を送信してもよい。これにより、通信経路上での他者による改ざん、なりすましを防止し、httpサーバ300にカウンタ情報を安全に送信することができる。
ネットワーク制御部230は、機器利用情報管理部220から受信した発注メール及びカウンタ情報の送信を制御する。メール送信機能部231は、発注メールの宛先を担当者端末100に設定した上で、発注メールをSMTPサーバ400に送信する。また、https通信機能部232は、カウンタ情報をhttpサーバ300に送信する。
(担当者端末の構成)
図3は、担当者端末の構成例を示す図である。担当者端末100は、制御部110と、機器情報DB(Database)120と、表示部130と、ネットワークI/F(Interface)140とを有する。また、制御部110は、受信部111と、取得部112と、判定部113とを有する。
図3は、担当者端末の構成例を示す図である。担当者端末100は、制御部110と、機器情報DB(Database)120と、表示部130と、ネットワークI/F(Interface)140とを有する。また、制御部110は、受信部111と、取得部112と、判定部113とを有する。
担当者端末100は、発注メールを受信した場合に、httpサーバ300にアクセスして発注メールの正当性を判定する装置である。表示部130は、発注メールの正当性の判定結果を表示する。また、ネットワークI/F140は、他の装置との通信を司るインタフェースである。
機器情報DB120は、MFP/LP200等の機器から受信した発注メールの正当性を判定するために使用する所定の条件を、発注対象物毎に対応付けて保持するデータベースである。なお、機器情報DB120が保持する所定の条件は、MFP/LP200に設定されている所定の条件に対応する。例えば、MFP/LP200でトナーマゼンダに対して閾値20%が設定されている場合、機器情報DB120は、トナーマゼンダに対して閾値20%という所定の条件を保持してもよい。なお、閾値は、所定の条件の一例である。
なお、上述では、機器情報DB120が保持する所定の条件と、MFP/LP200に設定されている所定の条件とが同じとなっている場合について説明したが、これに限定されない。カウンタ情報DB320の更新頻度に基づいて、機器情報DB120が保持する所定の条件が変更されてもよい。
機器情報DB120が保持する所定の条件が変更される場合について、具体例を挙げて説明する。例えば、MFP/LP200が保持するトナーマゼンダの残量の閾値が「20%」であるものとする。かかる場合において、カウンタ情報DB320が日毎に更新される場合、カウンタ情報DB320が更新された後、発注メールが送信されるまでの間にトナーマゼンダの残量が減少するため、機器情報DB120が保持する閾値を「21%」としてもよい。
図4は、機器情報DBのデータ構造の例を示す図である。機器情報DB120は、発注対象物と、発注対象物の閾値とを対応付ける。例えば、機器情報DB120は、トナーブラック残量(%)と閾値「20」とを対応付け、トナーマゼンダ残量(%)と閾値「20」とを対応付け、トナーシアン残量(%)と閾値「20」とを対応付け、トナーイエロー残量(%)と閾値「20」とを対応付ける。なお、図4に示された機器情報DB120のデータ構造は一例であり、同様に各項目が対応付けされていれば、上記記憶形式に限定されない。
また、フルカラーカウンタは、フルカラーでプリント処理がなされた場合にカウントアップされる数値である。すなわち、フルカラーカウンタは、フルカラーでプリント処理した面数である。また、モノクロカウンタは、モノクロでプリント処理がなされた場合にカウントアップされる数値である。すなわち、モノクロカウンタは、モノクロでプリント処理した面数である。
受信部111は、発注メールを受信する。具体的には、受信部111は、POPサーバ500に定期的にアクセスし、担当者端末100宛てに送信されたメールを取得する。
取得部112は、受信したメールに発注メールが含まれる場合に、httpサーバ300にアクセスし、発注メールに含まれる発注対象物に対応するカウンタ情報を取得する。カウンタ情報を取得する場合、まず、取得部112は、受信したメールが発注メールであるか否かを判別する。例えば、取得部112は、受信したメールの件名欄に「Send Toner Cartridge」という文字列が含まれるか否かによって発注メールであるか否かを判別する。なお、「Send Toner Cartridge」は、トナー各色の残量が少なくなった場合に、MFP/LP200により発注メールの件名欄に入力される文字列である。
続いて、取得部112は、受信したメールが発注メールであると判別した場合、発注メールに対して発注対象物に関連する文字列を検索することにより、発注対象物の種別を特定する。例えば、取得部112は、発注メールに対して「シアントナーニアエンド」という文字列を検索することにより、発注対象物の種別が「シアントナー」であることを特定する。
図5は、トナーの発注メールの例を示す図である。図5に示されるように、「Subject(件名)」の欄には、トナーの発注メールであることを表す「Send Toner Cartridge」が記載されている。また、「機器ステータス」の欄には、「シアントナーニアエンド」という文字列が含まれる。なお、取得部112が検索する文字列は、上記に限定されない。例えば、取得部112は、「シアントナーエンド」という文字列をさらに検索してもよい。
また、取得部112は、発注メールによって通知された発注対象物を特定する場合に、複数の文字列を組み合わせて検索してもよい。例えば、取得部112は、シアントナーを検索する場合に、「シアン」及び「トナー」の2語を組み合わせて検索してもよい。
続いて、取得部112は、httpサーバ300にアクセスし、httpサーバ300が保持する最新のカウンタ情報から、特定した発注対象物に対応するカウンタ情報を取得する。例えば、取得部112は、特定した発注対象物が「シアントナー」であった場合、httpサーバ300が保持する最新のカウンタ情報から、シアントナーの残量を示すカウンタ情報「19%」を取得する。なお、httpサーバ300においてカウンタ情報を保持するカウンタ情報DBのデータ構造に関しては、後述する。
判定部113は、httpサーバ300で取得したカウンタ情報と、発注対象物に対応する閾値とを比較することにより、発注メールの正当性を判定する。具体的には、まず、判定部113は、発注対象物に対応する閾値を機器情報DB120から取得する。続いて、判定部113は、機器情報DB120から取得した閾値と、httpサーバ300で取得したカウンタ情報とを比較することにより、発注メールの正当性を判定する。
例えば、シアントナーの発注メールを受信した場合、判定部113は、機器情報DB120からシアントナーの閾値「20%」を取得する。続いて、判定部113は、httpサーバ300で取得したシアントナーの残量「19%」が、閾値「20%」を下回るので、シアントナーに関する発注メールが正当であると判定する。
一方、イエロートナーの発注メールを受信した場合、判定部113は、機器情報DB120からからイエロートナーの閾値「20%」を取得する。続いて、判定部113は、httpサーバ300で取得したイエロートナーの残量「28%」が、閾値「20%」を上回るので、イエロートナーに関する発注メールが不当であると判定する。
そして、判定部113は、発注メールの正当性に関する判定結果を表示部130に表示する。なお、判定部113は、発注メールが正当であると判定した場合、発注対象物の発注票を表示部130に表示してもよい。
(httpサーバの第1の構成)
図6は、httpサーバの第1の構成例を示す図である。httpサーバ300は、制御部310と、カウンタ情報DB320と、ネットワークI/F330とを有する。また、制御部310は、受付部311と、入力部312とを有する。
図6は、httpサーバの第1の構成例を示す図である。httpサーバ300は、制御部310と、カウンタ情報DB320と、ネットワークI/F330とを有する。また、制御部310は、受付部311と、入力部312とを有する。
httpサーバ300は、MFP/LP200から受信したカウンタ情報を管理する装置である。ネットワークI/F330は、他の装置との通信を司るインタフェースである。
カウンタ情報DB320は、MFP/LP200から受信したカウンタ情報を通知日時に対応付けて保持するデータベースである。
図7は、カウンタ情報DBのデータ構造の例を示す図である。カウンタ情報DB320は、通知日時と、機種機番と、カウンタ情報とを対応付ける。通知日時は、httpサーバ300にカウンタ情報が通知された日時を示す。機種機番は、カウンタ情報を通知した機器を識別する番号である。フルカラーカウンタは、MFP/LP200がフルカラーで印刷した面数である。すなわち、フルカラーカウンタは、フルカラーで印刷処理する度に1ずつカウントアップする。モノクロカウンタは、モノクロで印刷した面数である。すなわち、モノクロカウンタは、モノクロで印刷処理する度に1ずつカウントアップする。トナーブラック残量(%)は、MFP/LP200にあるトナーブラックの残量である。トナーシアン残量(%)は、MFP/LP200にあるトナーシアンの残量である。トナーマゼンダ残量(%)は、MFP/LP200にあるトナーマゼンダの残量である。トナーイエロー残量(%)は、MFP/LP200にあるトナーイエローの残量である。
例えば、カウンタ情報DB32は、最新の履歴として通知日時「2014/01/06 12:00」と、機種機番「Z123-456789」、フルカラーカウンタ「1567」、モノクロカウンタ「588」、トナーブラック残量(%)「62」、トナーシアン残量(%)「19」、トナーマゼンダ残量(%)「55」、トナーイエロー残量(%)「28」とを対応付ける。
なお、図7に示された機器情報DB120のデータ構造は一例であり、同様に各項目が対応付けされていれば、上記記憶形式に限定されない。例えば、図7においてカウンタ情報DB320は、一つのレコードに複数の発注対象物に係るカウンタ情報を保持しているが、一つのレコードに一つの発注対象物に係るカウンタ情報を保持してもよい。
受付部311は、MFP/LP200からカウンタ情報を受け付ける。例えば、カウンタ情報には、通知日時と、機種機番と、各発注対象物に係るカウンタ情報とが含まれる。なお、通知日時は、受付部311がカウンタ情報を受け付けた日時としてもよい。
入力部312は、MFP/LP200から受け付けたカウンタ情報をカウンタ情報DB320に記憶させる。
(発注メール受付の第1シーケンス)
図8は、発注メール受付の第1のシーケンス図である。すなわち、図8は、MFP/LP200、SMTPサーバ400、POPサーバ500、httpサーバ300及び担当者端末100との間で発注メールを受け付けた際に行われる通信の流れを示す。
図8は、発注メール受付の第1のシーケンス図である。すなわち、図8は、MFP/LP200、SMTPサーバ400、POPサーバ500、httpサーバ300及び担当者端末100との間で発注メールを受け付けた際に行われる通信の流れを示す。
MFP/LP200は、httpサーバ300にカウンタ情報を定期的に送信する(ステップS10、ステップS11)。例えば、MFP/LP200は、毎日12時に各色のトナーの残量をhttpサーバ300に送信する。そして、httpサーバ300は、受信したカウンタ情報に基づいてカウンタ情報DB320を更新する。
MFP/LP200は、発注対象物が所定の条件を満たした場合、SMTPサーバ400に発注メールを送信する(ステップS12)。続いて、SMTPサーバ400は、POPサーバ500に発注メールを転送する(ステップS13)。
担当者端末100は、メール受信機能によりPOPサーバ500が受信したメールを定期的に確認する(ステップS14)。例えば、担当者端末100は、1分ごとにPOPサーバ500が受信したメールを確認する。担当者端末100は、POPサーバ500が受信したメールに自端末宛ての発注メールが含まれていた場合、発注メールを受信する(ステップS15)。
担当者端末100は、発注メールを受信した場合、httpサーバ300にアクセスし、発注対象物のカウンタ情報を問い合わせる(ステップS16)。httpサーバ300は、カウンタ情報DB320の最新履歴に対応するレコードから、問い合わせのあった発注対象物のカウンタ情報を取得し、担当者端末100に送信する(ステップS17)。
担当者端末100は、httpサーバ300から送信されたカウンタ情報と、発注対象物に対応する閾値とを比較することにより、発注メールの正当性を判定する(ステップS18)。担当者端末100は、発注メールが正当であると判断した場合、表示部130に発注受付の画面を表示する(ステップS19)。
(正当性判定の処理の流れ)
図9は、正当性判定の流れを示すフローチャート例を示す図である。担当者端末100は、メール受信機能によりPOPサーバ500が受信したメールを定期的に確認する(ステップS20)。担当者端末100は、担当者宛てのメールが届いていなかった場合(ステップ20No)、所定時間が経過した後に再度メール確認を実行する。一方、担当者端末100は、担当者宛てのメールが届いていた場合(ステップS20Yes)、メールを受信する(ステップS21)。
図9は、正当性判定の流れを示すフローチャート例を示す図である。担当者端末100は、メール受信機能によりPOPサーバ500が受信したメールを定期的に確認する(ステップS20)。担当者端末100は、担当者宛てのメールが届いていなかった場合(ステップ20No)、所定時間が経過した後に再度メール確認を実行する。一方、担当者端末100は、担当者宛てのメールが届いていた場合(ステップS20Yes)、メールを受信する(ステップS21)。
担当者端末100は、受信したメールの中に発注メールがあるか否かを判別する(ステップS22)。例えば、担当者端末100は、受信したメールの件名欄に「Send Toner Cartridge」という文字列が含まれるか否かを確認することで発注メールであるか否かを判別する。
担当者端末100は、受信したメールの中に発注メールがある場合(ステップS22Yes)、httpサーバ300の最新履歴から発注対象物のカウンタ情報を取得する(ステップS23)。例えば、担当者端末100は、発注メールに「シアントナーニアエンド」の文字列が含まれていた場合、httpサーバ300が有するカウンタ情報DB320の最新履歴からシアントナーの残量(%)を取得する。
担当者端末100は、発注対象物のカウンタ情報と、発注対象物の閾値との比較に基づいてメールの正当性を判定する(ステップS24)。例えば、担当者端末100は、取得したシアントナーの残量「19%」が、シアントナーの閾値「20%」を下回るので、発注メールが正当であると判定する。
担当者端末100は、発注メールが正当なメールであると判定した場合(ステップS25YES)、発注対象物の発注情報を表示する(ステップS26)。例えば、担当者端末100は、表示部130に発注対象物の発注票を表示する。一方、担当者端末100は、発注メールが不当なメールであると判定した場合(ステップ25No)、表示部130に発注メールが不正メールである旨を表示する(ステップS27)。
以上に説明したように、本発明の第1実施形態に係る管理システム1によれば、担当者端末100は、発注の指示が送信されるルートとは別の安全なルートから取得されたカウンタ情報を用いて、発注の指示の正当性を判定するので、発注の指示の正当性を確認することができる。
[第2実施形態]
(管理システムの第2の構成)
図10は、管理システムの第2の構成例を示す図である。図10を用いて本発明の第2実施形態に係る管理システム2について説明する。図10に示すように、管理システム2は、担当者端末100と、MFP/LP200と、httpサーバ350と、SMTPサーバ400とを有する。また、SMTPサーバ400は、ネットワーク5を介してhttpサーバ350に通信可能に接続される。
(管理システムの第2の構成)
図10は、管理システムの第2の構成例を示す図である。図10を用いて本発明の第2実施形態に係る管理システム2について説明する。図10に示すように、管理システム2は、担当者端末100と、MFP/LP200と、httpサーバ350と、SMTPサーバ400とを有する。また、SMTPサーバ400は、ネットワーク5を介してhttpサーバ350に通信可能に接続される。
MFP/LP200は、httpサーバ350に発注メールを送信する。SMTPサーバ400は、MFP/LP200から受信した発注メールを、ネットワーク5を介してhttpサーバ350に転送する。httpサーバ350は、受信した発注メールを保持する。
また、MFP/LP200は、httpサーバ350にカウンタ情報を定期的に送信する。httpサーバ350は、受け付けたカウンタ情報を通知日時に対応付けて履歴形式で保持する。
httpサーバ350は、発注メールを受信した場合に、自装置内に保持している最新のカウンタ情報に基づいて発注メールの正当性を判定する。httpサーバ350は、発注メールの正当性に関する判定結果を担当者端末100の表示部130に表示する。
(httpサーバの第2の構成)
図11は、httpサーバの第2の構成例を示す図である。httpサーバ350は、制御部360と、カウンタ情報DB370と、機器情報DB371と、メール保存領域372と、ネットワークI/F380とを有する。また、制御部360は、受付部361と、入力部362と、受信部363と、判定部364と、送信部365とを有する。
図11は、httpサーバの第2の構成例を示す図である。httpサーバ350は、制御部360と、カウンタ情報DB370と、機器情報DB371と、メール保存領域372と、ネットワークI/F380とを有する。また、制御部360は、受付部361と、入力部362と、受信部363と、判定部364と、送信部365とを有する。
ネットワークI/F380は、他の装置との通信を司るインタフェースである。また、メール保存領域372は、受信したメールを保存する記憶領域である。なお、カウンタ情報DB370のデータ構造の例は、図4である。また、機器情報DB371のデータ構造の例は、図7である。
受付部361は、MFP/LP200からカウンタ情報を受け付ける。例えば、カウンタ情報には、通知日時と、機種機番と、各発注対象物に係るカウンタ情報とが含まれる。
入力部362は、受け付けたカウンタ情報をカウンタ情報DB370に記憶させる。例えば、入力部362は、受け付けたカウンタ情報を最新の履歴データとしてカウンタ情報DB370に記憶させる。
受信部363は、発注メールを受信する。受信部363は、メール保存領域372に発注メールを保存する。
判定部364は、受信した発注メールに基づき発注対象物を特定する。判定部364は、特定した発注対象物に対応するカウンタ情報をカウンタ情報DB370から取得する。また、判定部364は、特定した発注対象物に対応する閾値を機器情報DB371から取得する。
判定部364は、カウンタ情報DB370から取得したカウンタ情報と、機器情報DB371から取得した閾値とを比較することにより、発注メールの正当性を判定する。判定部364は、発注メールが正当であると判定した場合、発注対象物の発注票を発注メールに添付する。一方、判定部364は、発注メールが不当であると判定した場合、改ざん、なりすましがなされた可能性がある旨をメールに記載する。なお、上記の発注メールが正当である場合の処理及び発注メールが不当である場合の処理は一例であり、上記に限定されない。
送信部365は、担当者端末100に判定結果を入力した発注メールを送信する。なお、送信部365は、担当者端末100に発注メールを送信せず、判定結果を表示する画面を担当者端末100の表示部130に表示させてもよい。
(発注メール受付の第2シーケンス)
図12は、発注メール受付の第2のシーケンス図である。すなわち、図12は、MFP/LP200、SMTPサーバ400、httpサーバ350及び担当者端末100との間で発注メールを受け付けた際に行われる通信の流れを示す。
図12は、発注メール受付の第2のシーケンス図である。すなわち、図12は、MFP/LP200、SMTPサーバ400、httpサーバ350及び担当者端末100との間で発注メールを受け付けた際に行われる通信の流れを示す。
MFP/LP200は、httpサーバ350にカウンタ情報を定期的に送信する(ステップS30、ステップS31)。httpサーバ350は、受け付けたカウンタ情報に基づいてカウンタ情報DB370を更新する。
また、MFP/LP200は、発注対象物が所定の条件を満たした場合、SMTPサーバ400に発注メールを送信する(ステップS32)。続いて、SMTPサーバ400は、httpサーバ350に発注メールを転送する(ステップS33)。
httpサーバ350は、カウンタ情報DB370から取得したカウンタ情報と、機器情報DB371から取得した閾値とを比較することにより、発注メールの正当性を判定する(ステップS34)。
httpサーバ350は、発注メールが正当であると判定した場合、発注対象物の発注票を発注メールに添付する。一方、httpサーバ350は、発注メールが不当であると判定した場合、改ざん、なりすましがなされた可能性がある旨をメールに記載する。そして、httpサーバ350は、発注メールをメール保存領域372に保存する。
担当者端末100は、メール受信機能によりhttpサーバ350が受信したメールを定期的に確認する(ステップS35)。担当者端末100は、メール保存領域372に発注メールが含まれていた場合、発注メールを受信する(ステップS36)。そして、担当者端末100は、発注メールを表示部130に表示する(ステップS37)。なお、担当者端末100は、発注メールが正当であると判定された場合、発注メールに添付されている発注票を表示部130にさらに表示してもよい。
以上に説明したように、本発明の第2実施形態に係る管理システム2によれば、httpサーバ350は、発注の指示とは別に定期的に送信されるカウンタ情報を用いて、発注の指示の正当性を判定するので、受信した発注の指示の正当性を確認することができる。
[第3実施形態]
(他の実施形態)
第1実施形態および第2実施形態では、httpサーバ300又はhttpサーバ350に記憶されているカウンタ情報に基づいて発注メールの正当性を判定したが、これに限定されない。例えば、担当者端末100は、発注メールを受信した場合に、MFP/LP200の発注対象物に係るステータスを直接参照することにより発注メールの正当性を判定してもよい。例えば、担当者端末100は、トナーマゼンダに関する発注メールを受信した場合に、MFP/LP200のトナーマゼンダの残量のステータスを参照し、トナーマゼンダの残量が閾値を下回るか否かに基づいて発注メールの正当性を判定する。
(他の実施形態)
第1実施形態および第2実施形態では、httpサーバ300又はhttpサーバ350に記憶されているカウンタ情報に基づいて発注メールの正当性を判定したが、これに限定されない。例えば、担当者端末100は、発注メールを受信した場合に、MFP/LP200の発注対象物に係るステータスを直接参照することにより発注メールの正当性を判定してもよい。例えば、担当者端末100は、トナーマゼンダに関する発注メールを受信した場合に、MFP/LP200のトナーマゼンダの残量のステータスを参照し、トナーマゼンダの残量が閾値を下回るか否かに基づいて発注メールの正当性を判定する。
また、第1実施形態および第2実施形態では、担当者端末100が1台のMFP/LP200を管理する例について説明したが、これに限定されない。担当者端末100が複数のMFP/LP200を管理してもよい。
かかる場合において、担当者端末100は、以下のようにしてカウンタ情報を取得する。カウンタ情報DB320には、機種機番ごとのレコードにカウンタ情報が保持される。まず、担当者端末100は、発注メールの機器情報の欄を参照して機種機番を特定する。続いて、担当者端末100は、特定した機種機番に対応するカウンタ情報DB320のレコードを特定する。続いて、担当者端末100は、特定したレコードから発注対象物に対応するカウンタ情報を取得する。
また、第1実施形態および第2実施形態では、消耗品の残量がカウンタ情報であったが、これに限定されない。例えば、交換部品の使用期間を示す数値がカウンタ情報であってもよい。例えば、プリントヘッドの使用時間(h)をカウンタ情報としてもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態では、管理システムの管理対象がMFP/LP200であったが、これに限定されない。管理システムは、消耗品または交換部品を扱う他の機器を管理してもよい。
以上、管理システムを実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
(MFP/LPのハードウェア構成)
図13は、MFP/LPのハードウェア構成例を示す図である。図13に示すように、MFP/LP200は、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体10と、ユーザの操作を受け付ける操作部20とを備える。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。本体10と操作部20は、専用の通信路31を介して相互に通信可能に接続されている。通信路31は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
図13は、MFP/LPのハードウェア構成例を示す図である。図13に示すように、MFP/LP200は、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体10と、ユーザの操作を受け付ける操作部20とを備える。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。本体10と操作部20は、専用の通信路31を介して相互に通信可能に接続されている。通信路31は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体10は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
まず、本体10のハードウェア構成について説明する。図13に示すように、本体10は、CPU11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disc Drive)14と、通信I/F15と、接続I/F16と、エンジン部17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12またはHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。なお、CPU11は、図2に係る基本機能部210及び機器利用情報管理部220の処理を行う。
通信I/F15は、ネットワーク5と接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路31を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。 エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能及びプリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファックス通信を行うファックス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャ、及び原稿を自動給送するADF(Auto Document Feeder:自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図13に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27と、外部接続I/F28とを備え、これらがシステムバス29を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22またはフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。なお、CPU21は、図2に係るネットワーク制御部230の処理を行う。
通信I/F25は、ネットワーク5と接続するためのインタフェースである。接続I/F26は、通信路31を介して本体10と通信するためのインタフェースである。
操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば受け付けた操作に応じた情報、MFP/LP200の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を表示する。この例では、操作パネル27は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部又はランプ等の表示部を設けることもできる。
外部接続I/F28は、ICカードリーダー3と接続するためのインタフェースである。
(MFP/LPのソフトウェア構成)
図14は、MFP/LPのソフトウェア構成例を示すブロック図である。図14に示すように、本体10は、アプリ層41と、サービス層42と、OS(Operating System)層43とを有する。アプリ層41、サービス層42及びOS層43の実体は、ROM12又はHDD14等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
図14は、MFP/LPのソフトウェア構成例を示すブロック図である。図14に示すように、本体10は、アプリ層41と、サービス層42と、OS(Operating System)層43とを有する。アプリ層41、サービス層42及びOS層43の実体は、ROM12又はHDD14等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリ層41のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションソフトウェア(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)である。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファックス機能を提供するためのファックスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。
サービス層42のソフトウェアは、アプリ層41とOS層43との間に介在し、 アプリに対し、本体10が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層42が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りもしくはプロッタによる印刷等の要求が考えられる。
なお、サービス層42によるインタフェースの機能は、本体10のアプリ層41だけではなく、操作部20のアプリ層51に対しても提供される。すなわち、操作部20のアプリ層51(アプリ)も、サービス層42のインタフェース機能を介して、本体10のハードウェア資源(例えばエンジン部17)を利用した機能を実現することができる。
OS層43のソフトウェアは、本体10が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェアである。サービス層42のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層43が解釈可能なコマンドに変換してOS層43に渡す。そして、OS層43のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部20は、アプリ層51と、サービス層52と、OS層53とを有する。操作部20が備えるアプリ層51、サービス層52及びOS層53も、階層構造については本体10側と同様である。ただし、アプリ層51のアプリにより提供される機能、及びサービス層52が受け付け可能な動作要求の種類は、本体10側とは異なる。アプリ層51のアプリは、操作部20が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよいが、主として本体10が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能)に関する操作及び表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能を提供するためのソフトウェアである。
無線LANAP(Local Area Network Access Point)70は、ユーザ端末からコピー、スキャン、ファックス及びプリンタ等の処理要求を受信するアクセスポイントである。
なお、本実施形態では、機能の独立性を保つために、本体10側のOS層43のソフトウェアと操作部20側のOS層53のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば 、本体10側のOS層43のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のOS層53のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施形態のMFP/LP200において、本体10と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作するため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた情報(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)、及び本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントには、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容などが挙げられる。
また、本実施形態では、操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路31を経由して行われているので、操作部20の電源制御を、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
(担当者端末のハードウェア構成)
図15は、担当者端末のハードウェア構成例を示す図である。担当者端末100は、CPU81と、ROM82と、RAM83と、HDD84と、操作部85と、表示部86と、ドライブ装置87と、NIC(Network Interface Card)88と、記憶媒体89とを有する。
図15は、担当者端末のハードウェア構成例を示す図である。担当者端末100は、CPU81と、ROM82と、RAM83と、HDD84と、操作部85と、表示部86と、ドライブ装置87と、NIC(Network Interface Card)88と、記憶媒体89とを有する。
CPU81は、担当者端末100の全体制御を行うプロセッサである。CPU81は、制御部110の各処理部の機能を実現する。すなわち、CPU81は、図3の受信部111、取得部112及び判定部113の機能を実現する。CPU81は、HDD84等に記憶されたオペレーティングシステム、アプリケーション、各種サービス等のプログラムを実行し、担当者端末100の各種機能を実現する。ROM82には、各種のプログラム及びプログラムによって利用されるデータ等が記憶される。RAM83は、プログラムをロードするための記憶領域、もしくはロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。HDD84には、各種情報及びプログラム等が記憶される。
操作部85は、ユーザからの入力操作を受け付けるためのハードウェアであり、例えばキーボード、マウス又はタッチパネル等である。
表示部86は、ユーザに向けた表示を行うハードウェアであり、例えば、モニタ、液晶ディスプレイなどである。図3の表示部130は、表示部86の一例である。
ドライブ装置87は、プログラムを記録した記憶媒体89からプログラムを読み取る。ドライブ装置87によって読み取られたプログラムは、例えば、HDD84にインストールされる。NIC88は、担当者端末100をネットワークに接続し、データの送受信を行うための通信インタフェースである。ネットワークI/F140は、NIC88の一例である。
なお、記憶媒体89とは、非一時的な記憶媒体を言う。記憶媒体89の例としては、磁気記憶媒体、光ディスク、光磁気記憶媒体、不揮発性メモリなどがある。なお、記憶媒体89は、機器情報DB120に含まれるデータを有する。
1,2 管理システム
5 ネットワーク
100 担当者端末
110 制御部
111 受信部
112 取得部
113 判定部
120 機器情報DB
130 表示部
140 ネットワークI/F
200 MFP/LP
300,350 httpサーバ
400 SMTPサーバ
500 POPサーバ
5 ネットワーク
100 担当者端末
110 制御部
111 受信部
112 取得部
113 判定部
120 機器情報DB
130 表示部
140 ネットワークI/F
200 MFP/LP
300,350 httpサーバ
400 SMTPサーバ
500 POPサーバ
Claims (9)
- 発注対象物を使用する機器に接続されている1以上の装置を含むシステムであって、
前記発注対象物に関する情報を任意の時間間隔で蓄積する蓄積手段と、
前記機器の発注対象物の発注の指示を受信した場合に、前記蓄積手段に蓄積された前記発注対象物に関する情報に基づいて、前記発注の指示の内容が正しいか否かを判定する判定手段と、を有するシステム。 - 前記蓄積手段は、第1の装置に存在し、
前記判定手段は、前記第1の装置と異なる第2の装置に存在する請求項1に記載のシステム。 - 前記判定手段は、発注対象物に関する情報が前記発注対象物に対応する所定の条件に合致するか否かを判定する請求項1又は2に記載のシステム。
- 前記発注の指示に含まれる前記発注対象物の種別を特定する特定手段をさらに有し、
前記判定手段は、特定された前記種別に対応する発注対象物に関する情報を判定に用いる請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記判定手段は、前記発注の指示に対して発注対象物に関連する文字列を検索することにより、発注対象物の種別を特定する請求項4に記載のシステム。
- 発注対象物を使用する機器に接続されている1以上のコンピュータに、
前記発注対象物に関する情報を任意の時間間隔で蓄積するステップと、
前記機器の発注対象物の発注の指示を受信した場合に、前記蓄積された前記発注対象物に関する情報に基づいて、前記発注の指示の内容が正しいか否かを判定するステップと、を実行させるプログラム。 - 発注対象物を使用する機器に接続されている情報処理装置であって、
前記機器の発注対象物の発注の指示を受信した場合に、前記発注対象物に関する情報が任意の時間間隔で蓄積された装置から発注対象物に関する情報を取得する取得手段と、
前記発注対象物に関する情報に基づいて、前記発注の指示の内容が正しいか否かを判定する判定手段と、を有する情報処理装置。 - 発注対象物を使用する機器に接続されているコンピュータに、
前記機器の発注対象物の発注の指示を受信した場合に、前記発注対象物に関する情報が任意の時間間隔で蓄積された装置から発注対象物に関する情報を取得するステップと、
前記発注対象物に関する情報に基づいて、前記発注の指示の内容が正しいか否かを判定するステップと、を実行させるプログラム。 - 発注対象物を使用する機器に接続されている蓄積装置であって、
前記発注対象物に関する情報を任意の時間間隔で蓄積する蓄積手段と、
前記機器の発注対象物の発注の指示の内容が正しいか否かの判定が行われる情報処理装置からの指示に応じて、前記蓄積手段に蓄積された前記発注対象物に関する情報を前記情報処理装置に送信する送信手段であって、前記発注対象物に関する情報は、前記情報処理装置による前記判定に用いられる、送信手段と、を有する蓄積装置。
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