JP7107057B2 - Injection control device - Google Patents
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Description
本発明は、噴射制御装置に関する。 The present invention relates to an injection control device.
インジェクタを通電制御することにより燃料を噴射制御する内燃機関の噴射制御装置が知られている。この装置は、インジェクタ駆動部、昇圧部及び制御部を備え、昇圧部で生成された昇圧電圧でインジェクタを通電制御することにより、燃料の噴射化を実現するように構成されている。 An injection control device for an internal combustion engine is known that controls the injection of fuel by controlling the energization of an injector. This device includes an injector driving section, a boosting section, and a control section, and is configured to realize fuel injection by controlling the energization of the injector with the boosted voltage generated by the boosting section.
そして、燃料の高燃圧噴射化によりインジェクタ駆動エネルギを増加させる傾向にあり、その増加を賄うために、昇圧部のコンデンサへの充電エネルギを大きくする必要があることから、充電電流を大きくする方法が用いられている。具体的には、最短の噴射インターバル、即ち、噴射開始から気筒に関係なく次の噴射開始までの最短の間隔においても、昇圧部のコンデンサが満充電となるように、即ち、短時間で充電が完了するように充電電流を大きく設定している。そして、充電電流の電流値は、噴射インターバルの長さにかかわらず固定されている。 Injection of fuel at a higher fuel pressure tends to increase injector drive energy, and in order to compensate for this increase, it is necessary to increase the charging energy of the capacitor in the boosting section. used. Specifically, the capacitor of the boosting unit is fully charged even at the shortest injection interval, that is, the shortest interval from the start of injection to the start of the next injection regardless of the cylinder, that is, charging is performed in a short time. The charging current is set large enough to complete the charging. And the current value of the charging current is fixed regardless of the length of the injection interval.
上記従来構成では、噴射インターバルが長いときであっても、充電電流が大きいため、充電期間中に、バッテリ電圧のドロップ量が大きくなり、ECUから供給する負荷電源(例えば、電子スロットルモータ電源)に影響を与えたり、エミッションノイズが大きくなったりするという問題があった。 In the above-described conventional configuration, even when the injection interval is long, the charging current is large, so the amount of battery voltage drop increases during the charging period. However, there is a problem that it affects the noise and the emission noise increases.
本発明の目的は、昇圧部の充電電流を制御することにより、バッテリ電圧のドロップ量やエミッションノイズを低減することができる噴射制御装置を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide an injection control device capable of reducing the amount of battery voltage drop and emission noise by controlling the charging current of a boosting section.
請求項1の発明は、内燃機関に燃料を噴射するインジェクタを昇圧電圧を用いて電流駆動する噴射制御装置であって、前記昇圧電圧を生成する昇圧部と、噴射開始から気筒に関係なく次の噴射開始までの噴射インターバルに応じて前記昇圧部の充電電流を制御する制御部とを備えたものである。前記制御部は、次の噴射までに前記昇圧部の充電部が満充電となるように、噴射インターバルの長短に応じて充電電流を調整するように構成され、前記噴射インターバルに対して、内燃機関の回転数上昇や回転数ばらつき変動分に相当する時間を短くして、前記昇圧部の充電電流を制御するように構成されている。 A first aspect of the present invention is an injection control device for current-driving an injector for injecting fuel into an internal combustion engine using a boosted voltage, comprising: a booster for generating the boosted voltage; and a control unit for controlling the charging current of the boosting unit according to the injection interval until the start of the next injection. The control unit is configured to adjust the charging current according to the length of the injection interval so that the charging unit of the boosting unit is fully charged before the next injection. The charging current of the step-up section is controlled by shortening the time corresponding to the rotation speed increase and the variation of the rotation speed.
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図1ないし図6を参照して説明する。まず、図1に示すように、本実施形態の内燃機関に燃料を噴射する噴射制御装置1は、車両に搭載された多気筒エンジン、例えば4気筒エンジンの各気筒に燃料を噴射供給する噴射弁であるインジェクタ2、3、4、5を通電制御するものである。噴射制御装置1は、各インジェクタ2、3、4、5への通電開始タイミング及び通電時間を制御することにより、各気筒への燃料噴射時期及び燃料噴射量を制御するように構成されている。
(First embodiment)
The first embodiment will be described below with reference to FIGS. 1 to 6. FIG. First, as shown in FIG. 1, an
噴射制御装置1は、制御部6と、昇圧部7と、インジェクタ駆動部8とを備えている。制御部6は、昇圧部7に充電電流制御信号S1を出力することにより、昇圧部7の充電電流を制御する機能と、インジェクタ駆動部8に電圧制御信号S21、S22及び噴射指示信号S31~S34を出力することにより、インジェクタ2~5への通電を制御する機能とを有する。制御部6は、噴射インターバル設定部6a、噴射指示信号生成部6b、噴射エネルギ算出部6c、及び、充電電流算出部6dの各機能を備えている。
The
昇圧部7は、車両に搭載されたバッテリ10のバッテリ電圧を昇圧する機能を有し、昇圧型DC/DCコンバータで構成されている。昇圧部7は、コイル11と、ダイオード12と、MOSFET13と、コンデンサ14と、コンデンサ14の充電電流を検出する図示しない電流検出部とを備えている。コイル11の一端は、バッテリ電圧端子VBに接続され、コイル11の他端は、ダイオード12のアノード及びMOSFET13のドレインに接続されている。尚、バッテリ電圧端子VBは、スイッチ15を介してバッテリ10の正端子に接続されている。
The step-up
ダイオード12のカソードはコンデンサ14の正側の端子及び昇圧電圧端子Vboostに接続され、コンデンサ14の負側の端子はグランドに接続されている。コンデンサ14は、例えばアルミ電解コンデンサで構成されている。尚、図示しないが、コンデンサ14の正側の端子が制御部6の入力端子に接続されており、制御部6はコンデンサ14の充電電圧を検出可能な構成となっている。また、制御部6は、上記電流検出部を介してコンデンサ14の充電電流を検出可能な構成となっている。
The cathode of
更に、制御部6は、充電電流制御信号S1を抵抗16を介してMOSFET13のゲートに与えることにより、MOSFET13をオンオフし、コンデンサ14の充電電流を所望の大きさの電流値に制御する機能と、コンデンサ14の充電電圧を目標充電電圧に昇圧させる機能とを有している。
Further, the
インジェクタ駆動部8は、4個のインジェクタ2~4を通断電するものであり、6個のMOSFET17~22と、2個のダイオード23、24とを備えている。尚、インジェクタ2~4は、常閉式の電磁弁により構成されており、通電されると、開弁して燃料噴射を行ない、通電が遮断されると、閉弁して燃料噴射を停止する。
The
インジェクタ駆動部8において、MOSFET17、20は、昇圧部7の昇圧電圧を電源としたインジェクタ上流側の第1スイッチを構成するものであり、ドレインは昇圧電圧端子Vboostに接続され、ソースはインジェクタ2、3、4、5の一端に接続されている。尚、MOSFET17、20のソースとグランドとの間に図示極性のダイオード23、24が接続されている。制御部6は、電圧制御信号S21、S22を抵抗25、26を介してMOSFET17、20のゲートに与えることにより、MOSFET17、20を各別にオンオフ制御するように構成されている。
In the
MOSFET18、19、21、22は、噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチを構成するものであり、ドレインはインジェクタ2、3、4、5の他端に接続され、ソースはグランドに接続されている。制御部6は、噴射指示信号S31~S34を抵抗27~30を介してMOSFET18、19、21、22のゲートに与えることにより、MOSFET18、19、21、22を各別にオンオフ制御するように構成されている。
The
次に、上記構成の作用、即ち、噴射制御装置1の制御部6の制御の内容について、図2ないし図6を参照して説明する。まず、本実施形態の制御部6の制御の概要について、図2及び図3に従って説明する。
Next, the operation of the above configuration, that is, the contents of control by the
本実施形態では、図2(a)に示すように、時刻t1で1番目(即ち、1気筒)のインジェクタ2用の噴射指示信号S31、即ち、インジェクタ電流が出力され、その後、時刻t2で3番目(即ち、3気筒)のインジェクタ4用の噴射指示信号S33、即ち、インジェクタ電流が出力されるとする。この場合、時刻t1から時刻t2までの間の時間が、噴射インターバルとなる。そして、昇圧部7のコンデンサ14を充電するに際して、満充電までの充電時間が上記噴射インターバルよりも若干短い時間となるように、充電電流の電流値を制御している。
In this embodiment, as shown in FIG. 2(a), at time t1, the injection command signal S31 for the first (that is, one cylinder)
これにより、図2(c)に示すように、昇圧用のコンデンサ14に流入する電流、即ち、充電電流の電流値が小さくなり、図2(d)に示すように、バッテリ10のバッテリ電圧ドロップと、エミッションノイズを小さくすることができる。そして、例えば電スロ駆動端子の電圧、即ち、ECU内電源供給端子の電圧も、図2(e)に示すように、充電中は、バッテリ電圧である例えば14Vから若干ドロップしたドロップ電圧となるだけである。
As a result, as shown in FIG. 2(c), the current flowing into the
これに対して、従来構成の場合には、昇圧部7のコンデンサ14を充電するに際して、満充電までの充電時間が、噴射インターバルの最短時間よりも短い時間となるように、充電電流の電流値を決めており、充電電流の電流値はかなり大きな値となっている。このため、図3(c)に示すように、昇圧用のコンデンサ14に流入する電流、即ち、充電電流の電流値が大きくなり、図3(d)に示すように、バッテリ10のバッテリ電圧ドロップと、エミッションノイズが大きくなるという問題が発生する。そして、電スロ駆動端子の電圧も、図3(e)に示すように、充電中は、バッテリ電圧14Vからかなりドロップしたドロップ電圧となってしまう。
On the other hand, in the case of the conventional configuration, when charging the
次に、制御部6の充電電流の制御について、図4を参照して説明する。図4のフローチャートは、制御部6の充電電流の制御の内容を示す。まず、図4のステップS10においては、噴射指示パルス、即ち、噴射指示信号S31を取得する。この場合、制御部6の噴射指示信号生成部6bは、図1に示すように、エンジンの回転センサから出力される回転信号を入力バッファ31を介して入力し、上記回転信号に基づいて噴射指示信号S31を生成する。噴射指示信号S31の一例を、図5に示す。
Next, control of the charging current by the
続いて、ステップS20へ進み、噴射指示信号S31に基づいて噴射エネルギ、即ち、充電エネルギを算出する。この場合、制御部6の噴射エネルギ算出部6cは、図5に示す噴射指示信号の電流の積分値、即ち、電流波形で囲まれた領域の面積を求める。そして、この積分値に昇圧電圧、即ち、昇圧電圧端子Vboostの電圧を乗算することにより、噴射エネルギ、即ち、充電エネルギを算出する。
Subsequently, in step S20, injection energy, that is, charge energy is calculated based on the injection instruction signal S31. In this case, the
次いで、ステップS30へ進み、噴射インターバルの時間を取得する。この場合、制御部6の噴射インターバル設定部6aはエンジンの回転信号に基づいて噴射インターバルを設定し、制御部6は上記設定された噴射インターバルを取得する。
Next, the process proceeds to step S30 to obtain the time of the injection interval. In this case, the injection
そして、ステップS40へ進み、上記噴射エネルギと上記噴射インターバルに基づいて次気筒噴射までに充電完了する充電電流を算出、即ち、決定する。この算出に際しては、まず、次気筒噴射までの噴射インターバルの時間と、上記噴射エネルギの算出値とに基づいて、1ms当たりの噴射エネルギ、即ち、充電効率(mJ/ms)を求める。 Then, the process advances to step S40 to calculate, ie, determine, a charging current that will complete charging before the injection of the next cylinder based on the injection energy and the injection interval. For this calculation, first, the injection energy per 1 ms, that is, the charging efficiency (mJ/ms) is obtained based on the injection interval time until the injection of the next cylinder and the calculated value of the injection energy.
例えば、噴射エネルギが200mJ、噴射インターバルの時間が20msであったときには、必要とする充電効率は、200/20=10mJ/msとなる。この場合、噴射インターバルの時間について、エンジンの回転数上昇や、回転数ばらつき等を考慮して、任意のマージン値を引き算して時間を設定、即ち、回転数上昇や回転数ばらつきの変動分に相当する時間を短くすると、満充電到達へのロバスト性を向上させることができる。尚、エンジン回転数の落ち込みについては、噴射インターバル時間よりも長くなり、必ず満充電となる為、考慮不要である。 For example, when the injection energy is 200 mJ and the injection interval time is 20 ms, the required charging efficiency is 200/20=10 mJ/ms. In this case, the injection interval time is set by subtracting an arbitrary margin value in consideration of the engine speed increase and rotation speed variation. Reducing the corresponding time can improve robustness to reaching full charge. It should be noted that the drop in engine speed is longer than the injection interval time and the battery is always fully charged, so it is not necessary to consider it.
次に、上記算出した充電効率に適応した充電電流の設定値を、図6に示す表から求める。尚、図6の表、即ち、データテーブルは、制御部6内のメモリに予め記憶されている。例えば、充電効率が10mJ/msである場合、充電電流の設定値としては、例えば2Aが設定、即ち、決定される。
Next, the setting value of the charging current adapted to the calculated charging efficiency is obtained from the table shown in FIG. The table of FIG. 6, that is, the data table is stored in advance in the memory within the
続いて、ステップS50へ進み、上記算出・決定された充電電流の設定値を指示し、昇圧部7のコンデンサ14を充電するときには、上記指示した充電電流の設定値で充電が実行されるように設定する。
Subsequently, in step S50, the set value of the charging current calculated and determined as described above is instructed so that when charging the
この後、ステップS60へ進み、該当気筒のインジェクタを、図5に示す噴射指示信号で通電駆動することにより、燃料を噴射する。この場合、例えばインジェクタ2を通電駆動する場合には、インジェクタ駆動部8のMOSFET17を図5に示す噴射指示信号に対応するように、オンオフ制御し、MOSFET18をオンする。この制御においては、昇圧電圧端子Vboostの昇圧電圧によって、図5に示すピーク電流駆動と、ホールド電流駆動を実行するように構成されている。
After that, the process proceeds to step S60, and fuel is injected by energizing the injector of the corresponding cylinder with the injection instruction signal shown in FIG. In this case, for example, when the
続いて、ステップS70へ進み、昇圧電圧の充電、即ち、昇圧部7のコンデンサ14の充電を開始する。この場合、制御部6は、上記指示された充電電流の設定値でコンデンサ14が充電されるように、昇圧部7のMOSFET13をオンオフ制御する。
Subsequently, the process advances to step S70 to start charging the boosted voltage, that is, charging the
そして、ステップS80へ進み、昇圧電圧、即ち、コンデンサ14が満充電であるか否かを判断する。ここで、満充電でないときには(NO)、ステップS70へ戻り、コンデンサ14の充電を続ける。また、上記ステップS80において、満充電であるときには、「YES」へ進み、本制御を終了する。
Then, in step S80, it is determined whether or not the boosted voltage, that is, the
このような構成の本実施形態においては、インジェクタ2~5を昇圧電圧を用いて電流駆動する噴射制御装置1は、昇圧電圧を生成する昇圧部7と、噴射インターバルに応じて昇圧部7の充電電流を制御する制御部6とを備えるように構成した。この構成によれば、昇圧部7の充電電流を制御することにより、バッテリ電圧のドロップ量やエミッションノイズを低減することができる。
In the present embodiment having such a configuration, the
また、本実施形態では、制御部6は、次の噴射までに昇圧部7のコンデンサ14、即ち、充電部が満充電となるように、噴射インターバルの長短に応じて充電電流を調整するように構成した。この構成によれば、噴射インターバルが長い場合、充電電流を小さくすることが可能となるため、バッテリ電圧のドロップ量やエミッションノイズを低減することが可能となる。
Further, in this embodiment, the
また、本実施形態では、制御部6は、噴射インターバルが長いときには、昇圧部7の充電電流を小さくし、噴射インターバルが短いときには、昇圧部7の充電電流を大きくするように構成した。この構成によれば、バッテリ電圧のドロップ量やエミッションノイズを低減できる。
Further, in this embodiment, the
また、本実施形態では、制御部6は、噴射インターバルに対して、内燃機関の回転数上昇や回転数ばらつき変動分に相当する時間を短くして、昇圧部7の充電電流を制御するように構成した。この構成によれば、内燃機関の回転数上昇や回転数ばらつき変動が発生した場合でも、満充電到達へのロバスト性を向上させることができる。
Further, in the present embodiment, the
上記実施形態では、制御部6は、インジェクタ駆動電流から噴射インターバルによる時間単位毎の充電電流を算出し、予め設定された時間単位毎の充電電流、即ち、図6の表に基づいて昇圧部7の充電電流を制御するように構成した。この構成によれば、昇圧部7の充電電流を簡単且つ容易に算出することができる。
In the above embodiment, the
上記実施形態では、制御部6は、昇圧部7の充電電流を噴射前に決定するように構成した。この構成によれば、噴射後、すみやかに充電を開始することができる。
In the above embodiment, the
また、上記実施形態では、インジェクタ2~5を駆動するインジェクタ駆動部8は、昇圧部7の昇圧電圧を電源としたインジェクタ上流側の第1スイッチであるMOSFET17、20と、噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチであるMOSFET18、19、21、22とを備え、そして、インジェクタ駆動部8は、MOSFET17、20によりインジェクタのピーク電流駆動とホールド電流駆動を行うように構成した。この構成によれば、インジェクタのピーク電流駆動とホールド電流駆動を容易に実現することができ、特にHCCI(Homogeneous-Charge Compression Ignition、予混合圧縮着火)方式に効果を有する。
In the above-described embodiment, the
(第2実施形態)
図7ないし図9は、第2実施形態を示すものである。尚、第1実施形態と同一構成には、同一符号を付している。第2実施形態では、インジェクタ駆動部8において、インジェクタ2~5の電源として昇圧電圧またはバッテリ電圧を選択して印加可能なように構成した。
(Second embodiment)
7 to 9 show a second embodiment. In addition, the same code|symbol is attached|subjected to the same structure as 1st Embodiment. In the second embodiment, the
具体的には、インジェクタ駆動部8は、バッテリ電圧を供給するための構成として、MOSFET32、33とダイオード34、35を備えた。MOSFET32、33は、バッテリ電圧を電源としたインジェクタ上流側の第3スイッチを構成するものであり、ドレインはバッテリ電圧端子VBに接続され、ソースはダイオード34、35を介してインジェクタ2、3、4、5の一端に接続されている。制御部6は、バッテリ電圧制御信号S23、S24を抵抗36、37を介してMOSFET32、33のゲートに与えることにより、MOSFET32、33を各別にオンオフ制御するように構成されている。
Specifically, the
上記構成において、例えばインジェクタ2を通電駆動する場合には、インジェクタ駆動部8のMOSFET17をオンすると、昇圧電圧端子Vboostの昇圧電圧によって、インジェクタ2を通電制御できる。また、インジェクタ駆動部8のMOSFET32をオンすると、バッテリ電圧端子VBのバッテリ電圧によって、インジェクタ2を通電制御できる。
In the above configuration, when the
また、本実施形態では、図8に示すように、MOSFET17によりインジェクタ2のピーク電流駆動を行い、MOSFET32によりインジェクタ2のホールド電流駆動を行うように構成されている。この構成の場合、図8(c)に示すように、昇圧電圧をインジェクタに印加している期間、即ち、ピーク電流の時間(ピーク時間)、昇圧部7のコンデンサ14のエネルギが消費、即ち、放電されるようになっている。
In this embodiment, as shown in FIG. 8, the
また、本実施形態において、ピーク電流駆動及びホールド電流駆動に加えてピック電流駆動を実行する場合には、図9に示すように制御する。即ち、図9に示すように、MOSFET17によりインジェクタ2のピーク電流駆動を行い、MOSFET32によりインジェクタ2のピック電流駆動を行い、MOSFET32によりインジェクタ2のホールド電流駆動を行うように構成されている。この構成の場合、図9(c)に示すように、昇圧電圧をインジェクタに印加している期間、即ち、ピーク電流の時間(ピーク時間)、昇圧部7のコンデンサ14のエネルギが消費、即ち、放電されるようになっている。
In addition, in this embodiment, when the pick current drive is executed in addition to the peak current drive and the hold current drive, control is performed as shown in FIG. That is, as shown in FIG. 9, the
上述した以外の第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同じ構成となっている。従って、第2実施形態においても、第1実施形態とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第2実施形態によれば、インジェクタ駆動部8は、バッテリ電圧を電源としたインジェクタ上流側の第3スイッチであるMOSFET32、33を備え、図8に示すように、MOSFET17、20によりインジェクタのピーク電流駆動を行い、MOSFET32、33により前記インジェクタのホールド電流駆動を行うように構成した。この構成によれば、昇圧電圧を用いることなくバッテリ電圧でホールド電流駆動を行うことができ、特にSI(Spark Ignition、火花点火)方式に効果を有する。
The configuration of the second embodiment other than that described above is the same as the configuration of the first embodiment. Therefore, in the second embodiment as well, substantially the same effects as in the first embodiment can be obtained. In particular, according to the second embodiment, the
また、第2実施形態においては、図9に示すように、MOSFET17、20によりインジェクタのピーク電流駆動を行い、MOSFET32、33により前記インジェクタのピック電流駆動及びホールド電流駆動を行うように構成した。この構成によれば、昇圧電圧を用いることなくバッテリ電圧でピック電流駆動及びホールド電流駆動を行うことができ、特にSI方式に効果を有する。
In the second embodiment, as shown in FIG. 9,
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。 Although the present disclosure has been described with reference to examples, it is understood that the present disclosure is not limited to such examples or structures. The present disclosure also includes various modifications and modifications within the equivalent range. In addition, various combinations and configurations, as well as other combinations and configurations, including single elements, more, or less, are within the scope and spirit of this disclosure.
図面中、1は噴射制御装置、2、3、4、5はインジェクタ、6は制御部、7は昇圧部、8はインジェクタ駆動部、10はバッテリ、13はMOSFET、14はコンデンサ、17、18、19、20、21、22はMOSFET、32、33はMOSFETである。 In the drawings, 1 is an injection control device, 2, 3, 4, 5 are injectors, 6 is a control unit, 7 is a booster unit, 8 is an injector driving unit, 10 is a battery, 13 is a MOSFET, 14 is a capacitor, 17 and 18. , 19, 20, 21 and 22 are MOSFETs, and 32 and 33 are MOSFETs.
Claims (7)
前記昇圧電圧を生成する昇圧部(7)と、
噴射開始から気筒に関係なく次の噴射開始までの噴射インターバルに応じて前記昇圧部の充電電流を制御する制御部(6)と、を備え、
前記制御部は、次の噴射までに前記昇圧部の充電部が満充電となるように、噴射インターバルの長短に応じて充電電流を調整するように構成され、前記噴射インターバルに対して、内燃機関の回転数上昇や回転数ばらつき変動分に相当する時間を短くして、前記昇圧部の充電電流を制御するように構成された噴射制御装置。 An injection control device for current-driving injectors (2, 3, 4, 5) for injecting fuel into an internal combustion engine using a boosted voltage,
a booster (7) for generating the boosted voltage;
a control unit (6) that controls the charging current of the boosting unit according to the injection interval from the start of injection to the start of the next injection regardless of the cylinder ,
The control unit is configured to adjust the charging current according to the length of the injection interval so that the charging unit of the boosting unit is fully charged before the next injection. an injection control device configured to control the charging current of the boosting section by shortening the time corresponding to the rotational speed increase and the rotational speed variation fluctuation .
噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチ(18、19、21、22)とを備え、
前記インジェクタ駆動部は、前記第1スイッチにより前記インジェクタのピーク電流駆動とホールド電流駆動を行うように構成された請求項1から4のいずれか一項記載の噴射制御装置。 An injector driving section (8) for driving the injector includes first switches (17, 20) on the upstream side of the injector, which are powered by the boosted voltage of the boosting section;
A second switch (18, 19, 21, 22) on the downstream side of the injector for switching the injection cylinder,
5. The injection control device according to any one of claims 1 to 4 , wherein the injector driving section is configured to perform peak current driving and hold current driving of the injector by the first switch.
噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチと、
バッテリ電圧を電源としたインジェクタ上流側の第3スイッチ(32、33)とを備え、
前記インジェクタ駆動部は、前記第1スイッチにより前記インジェクタのピーク電流駆動を行い、前記第3スイッチにより前記インジェクタのホールド電流駆動を行うように構成された請求項1から5のいずれか一項記載の噴射制御装置。 The injector driving section for driving the injector includes a first switch on the upstream side of the injector powered by the boosted voltage of the boosting section;
a second switch on the downstream side of the injector for switching the injection cylinder;
A third switch (32, 33) on the upstream side of the injector powered by the battery voltage,
6. The injector drive unit according to claim 1, wherein the first switch drives the injector with a peak current, and the third switch drives the injector with a hold current. Injection control device.
噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチと、
バッテリ電圧を電源としたインジェクタ上流側の第3スイッチとを備え、
前記インジェクタ駆動部は、前記第1スイッチにより前記インジェクタのピーク電流駆動を行い、前記第3スイッチにより前記インジェクタのピック電流駆動及びホールド電流駆動を行うように構成された請求項1から5のいずれか一項記載の噴射制御装置。 The injector driving section for driving the injector includes a first switch on the upstream side of the injector powered by the boosted voltage of the boosting section;
a second switch on the downstream side of the injector for switching the injection cylinder;
a third switch on the upstream side of the injector powered by the battery voltage,
6. The injector drive unit according to claim 1, wherein the first switch drives the injector with a peak current, and the third switch drives the injector with a pick current and a hold current. The injection control device according to any one of claims 1 to 3.
Priority Applications (1)
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JP2018137658A JP7107057B2 (en) | 2018-07-23 | 2018-07-23 | Injection control device |
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