JP7106915B2 - コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、コイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システムに関する。
ワイヤレスによる電力の伝送であるワイヤレス電力伝送に関する技術の研究や開発が行われている。
ワイヤレス電力伝送では、アンテナとしてソレノイドコイルを用いることにより、電力を伝送する距離を長くできることが知られている。
一方、ワイヤレス電力伝送では、受電装置が送電装置から受電する電力を安定化させる方法として、受電装置が受電した電力を示す情報を送電装置に伝送し、当該情報に基づいて送電装置が受電装置に送電する電力を制御する方法が知られている。ここで、送電装置は、受電装置に電力を送電する送電側の装置である。受電装置は、送電装置から伝送された電力を受電する受電側の装置である。受電装置から送電装置への情報の伝送は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の通信によって行われることが多い。しかしながら、当該通信を用いる場合、送電装置と受電装置とのそれぞれを製造する製造コストが増大してしまう。
以上のような事情から、ワイヤレス電力伝送を行う装置では、ソレノイドコイルによって電力の伝送を行うとともに、信号伝送用のコイルによって各種の情報を示す信号の伝送を行う方法が用いられる場合がある。これにより、当該装置は、電力を伝送する距離を長くすることができるとともに、受電装置が受電する電力の安定化を図ることができる。また、当該装置は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の通信を用いる場合と比較して、製造コストの増大を抑制することができる。
このような装置として、例えば、特許文献1、特許文献2に記載された装置が知られている(特許文献1、2参照)。特許文献1には、第1巻回軸の周りに巻回された第1コイル導体と、第1コイル導体に囲まれた第1コイル開口とを有する第1システム用コイルアンテナと、第1巻回軸の方向と異なる方向の第2巻回軸の周りに巻回された第2コイル導体と、第2コイル導体に囲まれた第2コイル開口とを有する第2システム用コイルアンテナと、を備え、第1巻回軸方向から視て、第2コイル導体は、第2巻回軸の方向における第1コイル導体及び第1コイル開口の形成領域内に位置するアンテナ装置が記載されている(特許文献1参照)。
また、特許文献2には、導線が巻回された充電コイルと、充電コイルの周囲に配置されたNFC(Near Field Communication)コイルと、を備え、充電コイルの軸とNFCコイルの軸とが、互いに交差するワイヤレスの充電モジュールが記載されている(特許文献2参照)。
国際公開第2017/094355号 特開2013-169122号公報
ここで、上記のようなアンテナ装置、充電モジュール等の従来の装置には、電力を伝送するためのソレノイドコイルと、各種の情報を示す信号を伝送するための渦巻きコイルとが搭載されている。渦巻きコイルは、ある面上において導体が渦巻き状に設けられたコイルである。このため、当該装置は、ソレノイドコイルと渦巻きコイルとのそれぞれを配置する空間が内部に確保されている必要があり、その結果、小型化することが困難な場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、電力の長距離伝送と伝送する電力の安定化とを両立するとともに、小型化することができるコイルユニット、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システムを提供することを課題とする。
本発明の一態様は、第1面を有する第1磁性体と、前記第1面上に配置され、前記第1面上において渦巻き状に第1導体が設けられた第1コイルと、前記第1面の一部を覆うソレノイドコイルとして前記第1磁性体に第2導体が巻回された第2コイルと、を備えるコイルユニットである。
本発明によれば、電力の長距離伝送と伝送する電力の安定化とを両立するとともに、小型化することができる。
実施形態に係るワイヤレス電力伝送システム1の構成の一例を示す図である。 コイルユニット14の構成の一例を示す斜視図である。 図2に示したコイルユニット14の上面図である。 図2に示したコイルユニット14の断面の一例を示す断面図である。 複数の第2磁性体を含む第1磁性体B1を例示する図である。 第1コイル141と第1磁性体B1とによって第1面M1上に位置する第2導体を挟むように第1コイル141が配置されたコイルユニット14の一例を示す断面図である。 第1コイル141が導線によって第1面M1上に形成されている場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。 隣り合う第2導体同士の組み合わせのうちの少なくとも一部の第2導体同士が離間している場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。 第1コイル141が第11コイルC1と第12コイルC2とによって構成されている場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。 第1コイル141として2つの第3コイルC3を備えたコイルユニット14の一例を示す斜視図である。 第1面M1の縁から第1コイル141までの距離を例示する図である。 コイル開口部Hのうちの第2導体が巻回されていない領域の面積がマージン領域MRの面積よりも大きい場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。 領域M12及び領域M13それぞれの面積が互いにほぼ等しい場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。 第1面M1に直交する方向から第1面M1上を見た場合において、隣り合う第2導体同士の組み合わせのうちの少なくとも一部の第2導体同士が離間しており、且つ、第1コイル141の全体が前述の領域M11内に含まれているコイルユニット14の一例を示す斜視図である。 第2コイル142が第1ソレノイドコイルS1と第2ソレノイドコイルS2とが直列に接続されたコイルである場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。 第1面M1上において、第1ソレノイドコイルS1と第2ソレノイドコイルS2との間に配置された場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<ワイヤレス電力伝送システムの概要>
実施形態に係るワイヤレス電力伝送システム1の概要について説明する。図1は、実施形態に係るワイヤレス電力伝送システム1の構成の一例を示す図である。なお、以下では、説明の便宜上、ワイヤレスによる電力の伝送をワイヤレス電力伝送と称して説明する。
ワイヤレス電力伝送システム1は、ワイヤレス送電装置10と、ワイヤレス受電装置20を備える。ワイヤレス電力伝送システム1では、ワイヤレス電力伝送によって電力がワイヤレス送電装置10からワイヤレス受電装置20に伝送される。
ワイヤレス送電装置10は、図1に示したように、直流電源11と接続されている。そして、ワイヤレス送電装置10は、送電回路12と、制御回路13と、コイルユニット14を備える。また、コイルユニット14は、第1コイル141と、第2コイル142を備える。ここで、本実施形態におけるコイルは、ある領域とある物体との少なくとも一方の周囲に巻回された導体、又は、ある領域とある物体との少なくとも一方の周囲に渦巻き状に設けられた導体のことを意味し、当該導体から他の回路へと接続される引き出し線としての導体を含んでいない。
直流電源11は、直流電圧を供給できる電源であれば如何なる電源であってもよく、例えば、商用電源を整流平滑した直流電源、二次電池、スイッチング電源等である。スイッチング電源は、スイッチングコンバーター等のことである。直流電源11は、直流電圧を送電回路12に供給する。なお、直流電源11は、ワイヤレス送電装置10に備えられる構成であってもよい。
送電回路12は、直流電源11から出力される直流電圧を駆動周波数の交流電圧に変換するインバーターを備える構成であってもよく、当該インバーターに加えて、直流電源11と当該インバーターとの間に設けられるDC(Direct Current)/DCコンバーターを備える構成であってもよく、直流電源11から出力される直流電圧を駆動周波数の交流電圧に変換する他の回路を備える構成であってもよい。当該インバーターは、例えば、スイッチング素子がブリッジ接続されたスイッチング回路(フルブリッジ回路、ハーフブリッジ回路等)のことである。以下では、一例として、送電回路12が、直流電源11から出力される直流電圧を駆動周波数の交流電圧に変換するインバーターと、直流電源11と当該インバーターとの間に設けられるDC/DCコンバーターを備える場合について説明する。送電回路12は、変換した交流電圧を、コイルユニット14が備える第2コイル142に供給する。
制御回路13は、送電回路12が備えるDC/DCコンバーターの出力直流電圧を制御する。なお、制御回路13は、当該DC/DCコンバーターの出力直流電圧を制御する構成に代えて、送電回路12が備えるインバーターの駆動周波数を制御する構成であってもよく、当該インバーターのデューティ比を制御する構成であってもよく、当該インバーターの駆動周波数を制御するとともに当該インバーターのデューティ比を制御する構成であってもよい。
また、制御回路13は、コイルユニット14が備える第1コイル141によってワイヤレス受電装置20から受信された制御信号を入力して取得する。この制御信号は、送電回路12が備えるDC/DCコンバーターの出力直流電圧の制御に関する信号である。制御回路13は、取得した制御信号に応じて、当該出力直流電圧を制御し、必要に応じて、当該出力直流電圧を変化させる。
第1コイル141は、通信用のアンテナとして機能するコイルである。第1コイル141は、ワイヤレス受電装置20から伝送される制御信号を受信する。
第2コイル142は、電力伝送用のアンテナとして機能するコイルである。第2コイル142は、ワイヤレス電力伝送によって電力をワイヤレス受電装置20に送電する。
ワイヤレス受電装置20は、コイルユニット21と、整流平滑回路22と、検出部24と、比較部25と、信号発生部26を備える。また、コイルユニット21は、第1コイル211と、第2コイル212を備える。
また、整流平滑回路22には、負荷23が接続されている。
第1コイル211は、通信用のアンテナとして機能するコイルである。第1コイル211は、信号発生部26から供給された制御信号をワイヤレス送電装置10に送信する。本実施形態では、一例として、第1コイル211の構成が、第1コイル141の構成と同様の構成である場合について説明する。
第2コイル212は、電力伝送用のアンテナとして機能するコイルである。第2コイル212は、ワイヤレス電力伝送によってワイヤレス送電装置10から伝送された電力を受電する。本実施形態では、一例として、第2コイル212の構成が、第2コイル142の構成と同様の構成である場合について説明する。
本実施形態では、一例において、コイルユニット21の構成は、コイルユニット14の構成と同様の構成である。なお、第1コイル211の構成は、第1コイル141の構成と異なる構成であってもよい。また、第2コイル212の構成は、第2コイル142の構成と異なる構成であってもよい。すなわち、コイルユニット21の構成は、コイルユニット14の構成と同じ構成であってもよく、あるいは、異なる構成であってもよい。
整流平滑回路22は、第2コイル212に接続され、第2コイル212が受電した交流電圧を直流電圧に変換する。整流平滑回路22は、変換した直流電圧を負荷23に供給(出力)する。整流平滑回路22は、コンバーターであり、例えば、図示しないブリッジダイオードと、図示しない平滑用キャパシターとから構成される。整流平滑回路22は、例えば、第2コイル212によって受電された交流電圧を全波整流し、全波整流した電圧を平滑用キャパシターによって平滑にする。
負荷23は、整流平滑回路22から直流電圧が供給される。例えば、負荷23は、再充電可能な二次電池(例えば、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池等)である。なお、負荷23は、二次電池に代えて、直流電圧に応じた動作を行う他の装置であってもよい。
なお、整流平滑回路22と負荷23との間には、整流平滑回路22の出力を変換する変換回路(例えば、DC/DCコンバーターやDC/AC(Alternating Current)インバーター等)が備えられる構成であってもよい。
検出部24は、整流平滑回路22から出力される電圧を検出する。検出部24は、検出した電圧を比較部25に出力する。なお、検出部24は、整流平滑回路22から出力される電流を検出する構成であってもよく、整流平滑回路22から出力される電力を検出する構成であってもよい。
比較部25は、検出部24から出力された電圧と、基準電圧(目標電圧)とを比較し、当該電圧と当該基準電圧との差分を信号発生部26に出力する。
信号発生部26は、比較部25から出力された差分に基づき制御信号を生成する。信号発生部26は、生成した制御信号を、第1コイル211を介してワイヤレス送電装置10に送信する。すなわち、ワイヤレス送電装置10において、制御回路13は、第1コイル141を介して取得した制御信号が示す差分が小さくなるように送電回路12が備えるDC/DCコンバーターの出力直流電圧を制御する。
以上のような構成により、ワイヤレス電力伝送システム1では、ワイヤレス送電装置10からワイヤレス受電装置20に電力が伝送される。また、ワイヤレス送電装置10は、ワイヤレス受電装置20が受電して負荷23に出力する直流電圧がほぼ一定になるようにワイヤレス受電装置20に電力を伝送する。すなわち、ワイヤレス電力伝送システム1では、ワイヤレス送電装置10がワイヤレス受電装置20から制御信号を受信して送電電力量を制御することにより、ワイヤレス受電装置20が受電する電力を安定化させる。
<コイルユニットの構成>
ワイヤレス送電装置10のコイルユニット14の構成について説明する。なお、本実施形態では、ワイヤレス受電装置20のコイルユニット21の構成はワイヤレス送電装置10のコイルユニット14の構成と同様であるため、説明を省略する。
図2は、コイルユニット14の構成の一例を示す斜視図である。図3は、図2に示したコイルユニット14の上面図である。ここで、以下では、説明の便宜上、図2に示した三次元座標系におけるZ軸の正方向を上方向と称し、当該Z軸の負方向を下方向と称して説明する。
図2において、コイルユニット14の上側は、コイルユニット14を備えるワイヤレス送電装置10がワイヤレス受電装置20と対向する側、すなわち、ワイヤレス受電装置20が電力を受電する側である。
図2及び図3に示したように、コイルユニット14は、第1磁性体B1と、第1コイル141と、第2コイル142を備える。なお、コイルユニット14は、第1磁性体B1と、第1コイル141と、第2コイル142に加えて、共振回路を構成するキャパシター、第2コイル142が発生させる磁界の外部への漏洩を抑制する電磁気遮蔽体(例えば、アルミニウム板)等を備える構成であってもよい。
第1磁性体B1は、第1面M1を有する磁性体である。第1面M1は、第1コイル141が配置される面である。以下では、一例として、第1磁性体B1の形状が矩形板状である場合について説明する。この場合、第1面M1は、矩形状の平面である。図2に示した例では、第1面M1は、図2に示した三次元座標系におけるZ軸と直交している。すなわち、第1面M1は、当該例において、第1磁性体B1の上面である。なお、第1面M1は、平面に代えて、曲面であってもよい。また、第1磁性体B1の形状は、矩形板状に代えて、第1面M1を有する形状であれば如何なる形状であってもよく、円板状等の他の形状であってもよい。
第1コイル141は、第1面M1上に配置される。第1コイル141は、第1面M1上において渦巻き状に第1導体が設けられた(スパイラル型の)コイルである。第1導体は、第1コイル141を構成する導体のことである。ここで、第1コイル141は、スパイラルコイル、平面コイル等とも称される場合がある。
第1コイル141は、図2に示したように、第1面M1上においてコイル開口部Hを有する。コイル開口部Hは、第1面M1上において第1導体によって囲まれた領域のことである。ここで、第1面M1上において第1導体によって囲まれた領域は、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、第1導体が設けられた導体領域の内側の領域のことである。なお、第1面M1上において第1導体によって囲まれた領域は、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、第1コイル141の最内周部分から内側の領域のことであってもよい。第1コイル141は、第1導体に電流が流された場合、コイル開口部Hを通る磁束を発生させる。また、第1コイル141では、コイル開口部Hを通る磁束が変化した場合、電磁誘導の法則によって第1導体に電流が流れる。
以下では、一例として、第1コイル141が、フレキシブル基板に設けられたコイルパターンである場合について説明する。この場合、当該フレキシブル基板は、第1面M1に配置(貼付)される。これにより、コイルユニット14は、製造が容易になるとともに製造コストを抑制することができる。その結果、コイルユニット14は、量産し易くなる。
また、以下では、一例として、第1コイル141が、図4に示したように、第1磁性体B1と第2コイル142との間(より具体的には、第1面M1と第1面M1上に位置する第2導体との間)に配置されている場合について説明する。図4は、図2に示したコイルユニット14の断面の一例を示す断面図である。具体的には、図4は、第2コイル142の巻回軸に沿った面であって第1面M1と直交する面に沿ってコイルユニット14を切断した場合におけるコイルユニット14の断面図である。なお、図4では、図が煩雑になるのを避けるため、フレキシブル基板を省略し、第1コイル141としてフレキシブル基板に設けられたコイルパターンのみ(すなわち、第1導体のみ)が、第1コイル141として示されている。第1コイル141が第1磁性体B1と第2コイル142との間に配置されている場合、第1コイル141は、第1面M1によって拘束され、変形が抑制される。その結果、第1コイル141は、第1コイル141の電磁気的な特性を安定化させることができる。
第2コイル142は、第1面M1の一部を覆うソレノイドコイルとして第1磁性体B1に第2導体が巻回されたコイルである。ここで、第2導体は、第1コイル141がコイルパターンとして設けられたフレキシブル基板が配置された第1磁性体B1の外周に巻回される。このため、コイル開口部Hの一部は、第1面M1上において第2導体に覆われている。図3に示した領域M11は、第1面M1上の領域のうち、第2コイル142によって覆われた領域を示す。具体的には、領域M11は、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、コイル開口部Hのうち第2コイル142の両端に挟まれた領域のことである。当該両端は、第2コイル142の巻回軸に沿った方向における両端であって第1面M1上における第2コイル142の両端のことである。また、図3に示した例では、第2導体は、領域M12と領域M13の間に領域M11が挟まれるように第1磁性体B1に巻回されている。領域M12と領域M13のそれぞれは、コイル開口部Hのうち第2コイル142によって覆われていない領域を示す。具体的には、領域M12と領域M13はそれぞれ、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、コイル開口部Hのうち第2コイル142の両端に挟まれていない領域のことである。すなわち、図3に示した例では、第2コイル142は、コイル開口部Hを3つの領域(領域M11~M13のそれぞれ)に分けるように第1磁性体B1に第2導体が巻回されたコイルである。なお、第2コイル142は、第1面M1の一部を覆うソレノイドコイルとして第1磁性体B1に巻回されていれば、他の巻回方法によって第2導体が第1磁性体B1に巻回されたコイルであってもよい。
以上のような構成により、コイルユニット14は、第1コイル141によって前述の制御信号を受信することができるとともに、第2コイル142によって電力を送電することができる。また、コイルユニット14は、通信用のコイルとして第1コイル141を備えることにより、ワイヤレス送電装置10からワイヤレス受電装置20へ伝送する電力の安定化を図ることができる。また、コイルユニット14では、第2コイル142をソレノイドコイルとすることにより、電力の長距離伝送を可能とする。また、コイルユニット14では、図2~図4に示したように、第1コイル141のインダクタンスを増加させる磁性体として第1磁性体B1を用いているとともに、第2コイル142のインダクタンスを増加させる磁性体として第1磁性体B1を用いている。これにより、コイルユニット14は、第1コイル141のインダクタンスを増加させる磁性体と第2コイル142のインダクタンスを増加させる磁性体とのそれぞれに異なる磁性体を用いる場合と比較して、小型化することができる。すなわち、コイルユニット14は、電力の長距離伝送と伝送する電力の安定化とを両立するとともに、小型化することができる。
<コイルユニットの変形例1>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例1について説明する。コイルユニット14の変形例1は、第1磁性体B1についての変形例である。
コイルユニット14では、第1磁性体B1は、図5に示したように、複数の第2磁性体を含む構成であってもよい。図5は、複数の第2磁性体を含む第1磁性体B1を例示する図である。ここで、第2磁性体は、第1磁性体B1に含まれる複数の磁性体のそれぞれを示す。また、図5に示した矢印は、第2コイル142の巻回軸に沿った方向を示す。また、図5に示した第1磁性体B11は、当該方向に沿った方向に並べられた4つの第2磁性体を含む第1磁性体B1の一例を示す。また、図5に示した第1磁性体B12は、当該方向に沿った方向と直交する方向に並べられた3つの第2磁性体を含む第1磁性体B1の一例を示す。また、図5に示した第1磁性体B13は、当該巻回軸に沿った方向において2列に4つずつ並べられた8つの第2磁性体を含む第1磁性体B1の一例を示す。これにより、コイルユニット14は、第1磁性体B1を製造する際(焼き固める際)に歪みが生じてしまうことを抑制することができる。その結果、コイルユニット14は、量産した際において個体差が生じてしまうことを抑制することができる。なお、コイルユニット14では、第1磁性体B1として第1磁性体B12を用いることが望ましい。これは、第1磁性体B12が、ソレノイドコイルである第2コイル142の巻回軸に沿った方向に分割されておらず、第1磁性体B12の内部におけるソレノイドコイルの磁束の通り道においてエアギャップが存在しないためである。この結果、第1磁性体B12の透磁率は、分割されていない一塊の第1磁性体B1の透磁率と比較しても、ほぼ低下しない。すなわち、第1磁性体B12は、第1磁性体B11及び第1磁性体B13と比較して、第2コイル142のQ値が低下してしまうことを抑制することができる。
<コイルユニットの変形例2>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例2について説明する。コイルユニット14の変形例2は、コイルユニット14における第1コイル141と第2コイル142との位置関係についての変形例である。
第1コイル141は、第1磁性体B1と第2コイル142との間に配置される構成に代えて、図6に示したように、第1コイル141と第1磁性体B1とによって第1面M1上に位置している第2導体を挟むように配置される構成であってもよい。図6は、第1コイル141と第1磁性体B1とによって第1面M1上に位置する第2導体を挟むように第1コイル141が配置されたコイルユニット14の一例を示す断面図である。具体的には、図6は、第2コイル142の巻回軸に沿った面であって第1面M1と直交する面に沿ってコイルユニット14を切断した場合におけるコイルユニット14の断面図である。なお、図6では、図が煩雑になるのを避けるため、フレキシブル基板を省略し、第1コイル141としてフレキシブル基板に設けられたコイルパターンのみ(すなわち、第1導体のみ)が、第1コイル141として示されている。図6に示したように、この一例では、第1コイル141がコイルパターンとして設けられたフレキシブル基板は、第2導体が巻回された第1磁性体B1の第1面M1上に、第2導体の上から第1面M1に配置されている。この際、第1面M1上において第2導体が巻回されていない領域と当該フレキシブル基板との間には、例えば、図6において図示しないスペーサーが配置される。これにより、当該フレキシブル基板は、第2導体が巻回された第1磁性体B1の第1面M1上に、第2導体の上から第1面M1に配置することができる。
<コイルユニットの変形例3>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例3について説明する。コイルユニット14の変形例3は、第1コイル141についての変形例である。
第1コイル141は、フレキシブル基板に設けられたコイルパターンである構成に代えて、図7に示したように、第1面M1に接着剤等によって動かないように固定された導線によって第1面M1上に形成される構成であってもよい。図7は、第1コイル141が導線によって第1面M1上に形成されている場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。
<コイルユニットの変形例4>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例4について説明する。コイルユニット14の変形例4は、第2コイル142についての変形例である。
コイルユニット14では、第2コイル142の巻回軸と直交する方向から第2コイル142を見た場合において隣り合う第2導体同士の組み合わせのうちの少なくとも一部の第2導体同士は、図8に示したように、離間している構成であってもよい。図8は、第2コイル142の巻回軸と直交する方向から第2コイル142を見た場合において隣り合う第2導体同士の組み合わせのうちの少なくとも一部の第2導体同士が離間している場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。この場合、第2コイル142の外側から前述の領域M11への磁束の侵入が可能となるため、コイルユニット14は、第2コイル142による電力の伝送における磁束によるノイズを抑制しながら、第1コイル141による制御信号の伝送を行うことができる。なお、図8に示したような第2導体の第1磁性体B1への巻回方法は、スペース巻と称される場合がある。
<コイルユニットの変形例5>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例5について説明する。コイルユニット14の変形例5は、第1コイル141についての変形例である。
コイルユニット14では、第1コイル141は、図9に示したように、第11コイルC1と、第12コイルC2との2つのコイルによって構成されてもよい。図9は、第1コイル141が第11コイルC1と第12コイルC2とによって構成されている場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。ここで、第11コイルC1と第12コイルC12とはそれぞれ、第1面M1上において互いに異なる位置に配置されている。図9に示した例では、第11コイルC1は、第1面M1上の領域のうちの領域M21上に配置されている。また、当該例では、第12コイルC2は、第1面M1上の領域のうちの領域M22上に配置されている。領域M21は、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、第1面M1上の領域のうち第2コイル142の両端に挟まれていない2つの領域のうちの一方のことである。当該両端は、第2コイル142の巻回軸に沿った方向における両端であって第1面M1上における第2コイル142の両端のことである。また、領域M22は、当該場合において、第1面M1上の領域のうち第2コイル142の両端に挟まれていない2つの領域のうちの領域M21と異なる領域のことである。
第11コイルC1は、領域M21上において渦巻き状に第1導体が設けられた(スパイラル型の)コイルである。第11コイルC1は、コイル開口部H1を有する。コイル開口部H1は、領域M21上において第1導体によって囲まれた領域のことである。ここで、領域M21上において第1導体によって囲まれた領域は、第1面M1と直交する方向から領域M21上を見た場合において、第1導体が設けられた導体領域の内側の領域のことである。なお、領域M21上において第1導体によって囲まれた領域は、第1面M1と直交する方向から領域M21上を見た場合において、第1コイル141の最内周部分から内側の領域のことであってもよい。第11コイルC1は、第1導体に電流が流された場合、コイル開口部H1を通る磁束を発生させる。また、第11コイルC1では、コイル開口部H1を通る磁束が変化した場合、電磁誘導の法則によって第1導体に電流が流れる。
第12コイルC2は、領域M22上において渦巻き状に第1導体が設けられた(スパイラル型の)コイルである。第12コイルC2は、コイル開口部H2を有する。コイル開口部H2は、領域M22上において第1導体によって囲まれた領域のことである。ここで、領域M22上において第1導体によって囲まれた領域は、第1面M1と直交する方向から領域M22上を見た場合において、第1導体が設けられた導体領域の内側の領域のことである。なお、領域M22上において第1導体によって囲まれた領域は、第1面M1と直交する方向から領域M22上を見た場合において、第1コイル141の最内周部分から内側の領域のことであってもよい。第12コイルC2は、第1導体に電流が流された場合、コイル開口部H2を通る磁束を発生させる。また、第12コイルC2では、コイル開口部H2を通る磁束が変化した場合、電磁誘導の法則によって第1導体に電流が流れる。
ここで、第1コイル141では、第11コイルC1は、第12コイルC2と直列に接続されている。すなわち、第1コイル141に電流が流された場合、コイル開口部H1を通る磁束が発生するとともに、コイル開口部H2を通る磁束が発生する。この際、コイル開口部H1を垂直に通る磁束の向きと、コイル開口部H2を垂直に通る磁束の向きとは、互いに同じ向きになるように第11コイルC1と第12コイルC2とのそれぞれにおいて第1導体が渦巻き状に設けられている構成であってもよく、互いに逆向きになるように第11コイルC1と第12コイルC2とのそれぞれにおいて第1導体が渦巻き状に設けられている構成であってもよい。また、図9に示した例では、第1コイル141において、第11コイルC1と第12コイルC2とのそれぞれを構成する第1導体以外の第1導体の少なくとも一部は、第2導体と第1磁性体B1との間に挟まれている。なお、当該一部に含まれる第1導体同士は、離間している構成であってもよく、離間していない構成であってもよい。ただし、第1コイル141がコイルパターンとしてフレキシブル基板に設けられている場合、当該一部に含まれる第1導体同士は、離間していない構成であることが望ましい。何故なら、当該一部に含まれる第1導体同士が離間していない場合、フレキシブル基板の総面積を小さくすることができるからである。フレキシブル基板の総面積を小さくすることができれば、結果として、コイルユニット14は、製造コストの増大を抑制することができる。
<コイルユニットの変形例6>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例6について説明する。コイルユニット14の変形例6は、第1コイル141についての変形例である。
コイルユニット14は、第1コイル141として、複数の第3コイルC3を備える構成であってもよい。以下では、一例として、コイルユニット14が、第1コイル141として2つの第3コイルC3を備える場合について説明する。図10は、第1コイル141として2つの第3コイルC3を備えたコイルユニット14の一例を示す斜視図である。図10に示したように、2つの第3コイルC3はそれぞれ、第1面M1上において互いに異なる位置に配置されている。図10に示した例では、1つ目の第3コイルC3は、前述の領域M21上に配置されている。また、当該例では、2つ目の第3コイルC3は、前述の領域M22上に配置されている。
1つ目の第3コイルC3は、領域M21上において渦巻き状に第1導体が設けられた(スパイラル型の)コイルである。当該第3コイルC3は、コイル開口部H31を有する。コイル開口部H31は、領域M21上において第1導体によって囲まれた領域のことである。当該第3コイルC3は、第1導体に電流が流された場合、コイル開口部H31を通る磁束を発生させる。また、当該第3コイルC3では、コイル開口部H31を通る磁束が変化した場合、電磁誘導の法則によって第1導体に電流が流れる。
2つ目の第3コイルC3は、領域M22上において渦巻き状に第1導体が設けられた(スパイラル型の)コイルである。当該第3コイルC3は、コイル開口部H32を有する。コイル開口部H32は、領域M22上において第1導体によって囲まれた領域のことである。当該第3コイルC3は、第1導体に電流が流された場合、コイル開口部H32を通る磁束を発生させる。また、当該第3コイルC3では、コイル開口部H32を通る磁束が変化した場合、電磁誘導の法則によって第1導体に電流が流れる。
ここで、この一例におけるコイルユニット14では、2つの第3コイルC3のそれぞれは、互いに異なるフレキシブル基板に設けられたコイルパターンである。このため、当該コイルユニット14では、第3コイルC3がコイルパターンとして設けられたフレキシブル基板が領域M12及び領域M13のそれぞれに配置され、領域M11にフレキシブル基板が配置されない。すなわち、第1コイル141が第2導体と第1磁性体B1との間に挟まれた部分を有さないため、当該コイルユニット14は、フレキシブル基板の総面積を小さくすることができる。その結果、当該コイルユニット14は、製造コストの増大を抑制することができる。
<コイルユニットの変形例7>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例7について説明する。コイルユニット14の変形例7は、第1面M1と第1コイル141との位置関係についての変形例である。
コイルユニット14では、第1面M1上において、第1面M1の縁から第1コイル141までの距離のうち最も短い距離が、第1導体の幅よりも長い構成であることが望ましい。図11は、第1面M1の縁から第1コイル141までの距離を例示する図である。図11に示したように、第1面M1は、この一例において、矩形状であるため、4つの辺を4つの縁として有する。図11に示した距離a~dのそれぞれは、このような第1面M1が有する4つの縁のそれぞれから第1コイル141までの最短距離を示している。
ここで、この一例におけるコイルユニット14では、距離a~dのうちの最も短い距離は、第1導体の幅よりも長い。これにより、コイルユニット14では、ワイヤレス電力伝送において第1コイル141と第1コイル211とが磁気的に結合する場合における磁束が第1面M1上を垂直に通るようにすることができる。その結果、コイルユニット14では、ワイヤレス電力伝送における第1コイル141と第1コイル211との磁気的な結合を強くすることができる。
<コイルユニットの変形例8>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例8について説明する。コイルユニット14の変形例8は、第1面M1と第1コイル141との位置関係についての変形例である。
コイルユニット14では、前述した通り、第2コイル142が、第1面M1上において第1コイル141の一部と重なっている。ここで、コイルユニット14では、コイル開口部Hのうちの第2導体が巻回されていない領域の面積、すなわち、前述の領域M12及び領域M13それぞれの面積の総和は、第1面M1上において第1導体によって囲まれていない領域のうちの第2導体が巻回されていない領域であるマージン領域MRの面積より大きい構成であることが望ましい。ここで、第1面M1上において第1導体によって囲まれていない領域は、第1面M1上において第1導体によって囲まれていない領域は、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、第1コイル141の最外周部分から外側の領域のことである。なお、第1面M1上において第1導体によって囲まれていない領域は、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、第1導体が設けられた導体領域の外側の領域のことであってもよい。図12は、コイル開口部Hのうちの第2導体が巻回されていない領域の面積がマージン領域MRの面積よりも大きい場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。図12に示したハッチングされた領域は、マージン領域MRの一例である。
コイル開口部Hのうちの第2導体が巻回されていない領域の面積をマージン領域MRの面積よりも大きくすることにより、コイルユニット14では、信号伝送における第1コイル141と第1コイル211との磁気的な結合を強くすることができる。
<コイルユニットの変形例9>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例9について説明する。コイルユニット14の変形例7は、第1面M1と第1コイル141との位置関係についての変形例である。
コイルユニット14では、前述の領域M12及び領域M13それぞれの面積は、互いにほぼ等しい構成であることが望ましい。図13は、領域M12及び領域M13それぞれの面積が互いにほぼ等しい場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。図13に示したハッチングされた領域の面積は、領域M12及び領域M13それぞれの面積のそれぞれを示す。当該場合、コイルユニット14では、ソレノイドコイルである第2コイル142の磁束による第1コイル141への影響を小さくすることができる。
<コイルユニットの変形例10>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例10について説明する。コイルユニット14の変形例10は、第1コイル141と第2コイル142との位置関係についての変形例である。
コイルユニット14では、第1面M1に直交する方向から第1面M1上を見た場合において、隣り合う第2導体同士の組み合わせのうちの少なくとも一部の第2導体同士が離間しており、且つ、第1コイル141の全体が前述の領域M11内に含まれている構成であってもよい。図14は、第1面M1に直交する方向から第1面M1上を見た場合において、隣り合う第2導体同士の組み合わせのうちの少なくとも一部の第2導体同士が離間しており、且つ、第1コイル141の全体が前述の領域M11内に含まれているコイルユニット14の一例を示す斜視図である。図14に示したように、この場合、コイルユニット14は、領域M12及び領域M13を有さない。そして、コイルユニット14では、第1コイル141を通る磁束は、第1面M1上における第2導体同士の隙間からコイル開口部Hに侵入する。これにより、コイルユニット14は、ソレノイドコイルである第2コイル142の磁束による第1コイル141への影響を小さくすることができる。
<コイルユニットの変形例11>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例11について説明する。コイルユニット14の変形例11は、第1コイル141と第2コイル142との位置関係についての変形例である。
コイルユニット14では、第2コイル142は、2つのソレノイドコイルである第1ソレノイドコイルS1と第2ソレノイドコイルS2とが直列に接続されたコイルであってもよい。ここで、コイルユニット14では、第2コイル142に電流が流された場合、第1磁束向きが第2磁束向きと互いに同じ向きになるように第1ソレノイドコイルS1を構成する第1導体と第2ソレノイドコイルS2を構成する第2導体とが第1磁性体B1に巻回される。第1磁束向きは、第1ソレノイドコイルS1の内側を通る磁束のうち第1ソレノイドコイルS1の巻回軸と直交する面を垂直に通る磁束の向きのことである。第2磁束向きは、第2ソレノイドコイルS2の内側を通る磁束のうち第2ソレノイドコイルS2の巻回軸と直交する面を垂直に通る磁束の向きのことである。
図15は、第2コイル142が第1ソレノイドコイルS1と第2ソレノイドコイルS2とが直列に接続されたコイルである場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。この場合、第1ソレノイドコイルS1は、第1面M1上において第1コイル141の一部と重なっている。また、第2ソレノイドコイルS2は、第1面M1上において当該一部と異なる部分と重なっている。また、第1コイル141は、コイル開口部Hのうち第1面M1上において第2導体と重なっていない3つの領域を有する。
ここで、図15に示した領域N11は、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、コイル開口部Hのうち第1ソレノイドコイルS1の両端に挟まれた領域のことである。当該両端は、第1ソレノイドコイルS1の巻回軸に沿った方向における両端であって第1面M1上における第1ソレノイドコイルS1の両端のことである。
また、図15に示した領域N12は、第1面M1と直交する方向から第1面M1上を見た場合において、コイル開口部Hのうち第2ソレノイドコイルS2の両端に挟まれた領域のことである。当該両端は、第2ソレノイドコイルS2の巻回軸に沿った方向における両端であって第1面M1上における第2ソレノイドコイルS2の両端のことである。
また、図15に示した領域N21は、コイル開口部Hのうち領域N11と領域N12との間に挟まれた領域のことである。すなわち、この一例におけるコイルユニット14では、コイル開口部Hにおいて領域N21が形成されるように第2導体が第1ソレノイドコイルS1及び第2ソレノイドコイルとして巻回されている。すなわち、領域N21は、コイル開口部Hのうち第1面M1上において第2導体と重なっていない3つの領域のうちの1つである。
また、図15に示した領域N22は、コイル開口部Hのうち領域N11と隣接する2つの領域のうち領域N21と反対側の領域のことである。すなわち、領域N22は、コイル開口部Hのうち第1面M1上において第2導体と重なっていない3つの領域のうちの1つである。
また、図15に示した領域N23は、コイル開口部Hのうち領域N12と隣接する2つの領域のうち領域N21と反対側の領域のことである。すなわち、領域N23は、コイル開口部Hのうち第1面M1上において第2導体と重なっていない3つの領域のうちの1つである。
以上のように、第1コイル141は、コイル開口部Hのうち第1面M1上において第2導体と重なっていない3つの領域、すなわち、領域N21~N23のそれぞれを有する。このように第2コイル142が第1磁性体B1に巻回された場合、コイルユニット14は、ソレノイドコイルである第2コイル142の磁束による第1コイル141への影響を小さくすることができる。
<コイルユニットの変形例12>
以下、上記において説明したコイルユニット14の変形例12について説明する。コイルユニット14の変形例12は、図15に示した第1コイル141と第2コイル142との位置関係についての変形例である。
図15に示したコイルユニット14では、第1コイル141は、第1面M1上の領域のうち前述の領域N21上に配置される構成であってもよい。すなわち、当該コイルユニット14では、第1コイル141は、図16に示したように、第1面M1上において、第1ソレノイドコイルS1と第2ソレノイドコイルS2との間に配置される構成であってもよい。図16は、第1面M1上において、第1ソレノイドコイルS1と第2ソレノイドコイルS2との間に配置された場合におけるコイルユニット14の一例を示す斜視図である。この場合、第1ソレノイドコイルS1と第2ソレノイドコイルS2とのそれぞれと第1磁性体B1との間には、第1導体が配置されない。このような構成により、コイルユニット14は、ソレノイドコイルである第2コイル142の磁束による第1コイル141への影響を小さくすることができる。
ここで、上記において説明した第1コイル141と第1コイル211との間において行われる信号伝送の周波数は、例えば、第2コイル142と第2コイル212との間において行われる電力伝送の周波数の10倍以上である。なお、第1コイル141と第1コイル211との間において行われる信号伝送の周波数は、第2コイル142と第2コイル212との間において行われる電力伝送の周波数の10倍未満であってもよい。
また、上記において説明した第1導体及び第2導体のそれぞれは、例えば、絶縁膜によって被覆されている。このため、本実施形態では、第1導体同士の離間は、当該第1導体の絶縁膜同士の離間を意味している。また、本実施形態では、第2導体同士の離間は、当該第2導体の絶縁膜同士の離間を意味している。なお、図2~図16のそれぞれでは、図が煩雑になることを防ぐために、第1導体及び第2導体それぞれの絶縁膜を省略して図示している。
また、第1コイル141の構成と第2コイル142の構成とは、逆であってもよい。
また、第1コイル211の構成と第2コイル212の構成とは、逆であってもよい。
また、上記の説明において、第1面M1上に配置されるとは、第1面M1上の空間内に配置されることを意味している。このため、例えば、コイルユニット14において、第1コイル141、又は第2コイル142と第1面M1との間にスペーサー等が配置される構成であってもよい。また、当該スペーサーは、平板形状であってもよく、凹凸を有する平板以外の形状であってもよい。
以上のように、実施形態に係るコイルユニット(この一例において、コイルユニット14、コイルユニット21のそれぞれ)は、第1面(この一例において、第1面M1)を有する磁性体である第1磁性体(この一例において、第1磁性体B1)と、第1面上に配置され、第1面上において渦巻き状に第1導体が設けられた第1コイル(この一例において、第1コイル141、第1コイル211)と、第1面の一部を覆うソレノイドコイルとして第1磁性体に第2導体が巻回された第2コイル(この一例において、第2コイル142、第2コイル212)と、を備える。これにより、コイルユニット14は、電力の長距離伝送と伝送する電力の安定化とを両立するとともに、小型化することができる。
なお、コイルユニットにおいて、第1磁性体は、複数の第2磁性体を含む、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第1コイルは、第1磁性体と第2コイルとの間に配置されている、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第1コイルは、フレキシブル基板に設けられたコイルパターンであり、フレキシブル基板は、第1面上に配置されている、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第1面上において、第1面の縁から第1コイルまでの距離のうち最も短い距離は、第1導体の幅よりも長い、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第1面上には、第1導体によって囲まれた領域のうち第1面上において第2導体と重なっていない2つの領域(この一例において、領域M12及び領域M13のそれぞれ)があり、2つの領域それぞれの面積は、互いにほぼ等しい、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第2コイルは、2つのソレノイドコイルである第1ソレノイドコイル(この一例において、第1ソレノイドコイルS1)と第2ソレノイドコイル(この一例において、第2ソレノイドコイルS2)とが直列に接続されたコイルであり、第1ソレノイドコイルは、第1面上において第1コイルの一部と重なっており、第2ソレノイドコイルは、第1面上において当該一部と異なる部分と重なっており、第1コイルは、第1導体によって囲まれた領域であって第1面上において第2導体と重なっていない3つの領域(この一例において、領域N21~領域N23のそれぞれ)を有する、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第2コイルは、第1面上において第1コイルの一部と重なっており、第1面上において第1導体によって囲まれた領域(この一例において、コイル開口部H)のうちの第2導体が巻回されていない領域の面積(この一例において、領域M12及び領域M13それぞれの面積の総和)は、第1面上において第1導体によって囲まれていない領域のうちの第2導体が巻回されていない領域の面積(この一例において、マージン領域の面積)より大きい、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第1コイルとして、複数の第3コイル(この一例において、第3コイルC3)を備え、複数の第3コイルの一部又は全部は、互いに異なるフレキシブル基板に設けられたコイルパターンである、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第2コイルの巻回軸と直交する方向から第2コイルを見た場合において隣り合う第2導体同士の組み合わせのうちの少なくとも一部の第2導体同士は、離間している、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第1コイルは、第1面上の領域のうち第2コイルの巻回軸に沿った方向における第2コイルの両端によって挟まれた領域内に含まれている、構成が用いられてもよい。
また、コイルユニットにおいて、第2コイルは、2つのソレノイドコイルである第1ソレノイドコイルと第2ソレノイドコイルとが直列に接続されたコイルであり、第1コイルは、第1面上において、第1ソレノイドコイルと第2ソレノイドコイルとの間に配置されている、構成が用いられてもよい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
1…ワイヤレス電力伝送システム、10…ワイヤレス送電装置、11…直流電源、12…送電回路、13…制御回路、14、21…コイルユニット、20…ワイヤレス受電装置、22…整流平滑回路、23…負荷、24…検出部、25…比較部、26…信号発生部、141、211…第1コイル、142、212…第2コイル、a~d…距離、B1、B11~B13…第1磁性体、C1…第11コイル、C2…第12コイル、C3…第3コイル、H、H1、H2、H31、H32…コイル開口部、M1…第1面、M11~M13、N11、N12、N21~N23…領域、MR…マージン領域、S1…第1ソレノイドコイル、S2…第2ソレノイドコイル

Claims (12)

  1. 第1面を有する第1磁性体と、
    前記第1面上に配置され、前記第1面上において渦巻き状に第1導体が設けられた第1コイルと、
    前記第1面の一部を覆うソレノイドコイルとして前記第1磁性体に第2導体が巻回された第2コイルと、
    を備え、
    前記第1磁性体は、前記第2コイルの巻回軸に沿った方向と直交する方向に並べられた複数の第2磁性体により構成されており、
    前記第1コイルは、フレキシブル基板に設けられたコイルパターンであり、
    前記第2コイルは、前記第1磁性体と前記第1コイルとの間に配置されており、
    前記第1面上において前記第2導体が巻回されていない領域と前記フレキシブル基板との間には、スペーサーが配置されている、
    コイルユニット。
  2. 前記第1面上において、前記第1面の縁から前記第1コイルまでの距離のうち最も短い距離は、前記第1導体の幅よりも長い、
    請求項1に記載のコイルユニット。
  3. 前記第1面上には、前記第1導体によって囲まれた領域のうち前記第1面上において前記第2導体と重なっていない2つの領域があり、
    前記2つの領域それぞれの面積は、互いにほぼ等しい、
    請求項1又は2に記載のコイルユニット。
  4. 前記第2コイルは、2つのソレノイドコイルである第1ソレノイドコイルと第2ソレノイドコイルとが直列に接続されたコイルであり、
    前記第1ソレノイドコイルは、前記第1面上において前記第1コイルの一部と重なっており、
    前記第2ソレノイドコイルは、前記第1面上において当該一部と異なる部分と重なっており、
    前記第1コイルは、前記第1導体によって囲まれた領域であって前記第1面上において前記第2導体と重なっていない3つの領域を有する、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載のコイルユニット。
  5. 前記第2コイルは、前記第1面上において前記第1コイルの一部と重なっており、
    前記第1面上において前記第1導体によって囲まれた領域のうちの前記第2導体が巻回されていない領域の面積は、前記第1面上において前記第1導体によって囲まれていない領域のうちの前記第2導体が巻回されていない領域の面積より大きい、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載のコイルユニット。
  6. 前記第1コイルとして、複数の第3コイルを備え、
    複数の前記第3コイルの一部又は全部は、互いに異なるフレキシブル基板に設けられたコイルパターンである、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載のコイルユニット。
  7. 前記第2コイルの巻回軸と直交する方向から前記第2コイルを見た場合において隣り合う前記第2導体同士のうちの少なくとも一部の前記第2導体同士は、離間している、
    請求項1又は2に記載のコイルユニット。
  8. 前記第1コイルは、前記第1面上の領域のうち前記第2コイルの巻回軸に沿った方向における前記第2コイルの両端によって挟まれた領域内に含まれている、
    請求項に記載のコイルユニット。
  9. 前記第2コイルは、2つのソレノイドコイルである第1ソレノイドコイルと第2ソレノイドコイルとが直列に接続されたコイルであり、
    前記第1コイルは、前記第1面上において、前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルとの間に配置されている、
    請求項に記載のコイルユニット。
  10. 請求項1からのうちいずれか一項に記載のコイルユニット、
    を備えるワイヤレス送電装置。
  11. 請求項1からのうちいずれか一項に記載のコイルユニット、
    を備えるワイヤレス受電装置。
  12. ワイヤレス送電装置と、ワイヤレス受電装置と、を備えるワイヤレス電力伝送システムであって、
    前記ワイヤレス送電装置と前記ワイヤレス受電装置との少なくとも一方は、請求項1からのうちいずれか一項に記載のコイルユニットを備える、
    ワイヤレス電力伝送システム。
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