本開示は、エアロゾル送達デバイス、かかるデバイスを形成する方法、及びかかるデバイスの要素に関する。したがって、本開示は、限定なく、以下の実施例を含む。
実施例1:アダプタに連結されたハウジングと、ハウジング内に収容された加熱要素と、を含む、エアロゾル送達デバイス。ハウジングは、エアロゾル前駆体組成物を格納するための補充可能なリザーバを画定する。加熱要素は、ハウジングの少なくとも一部分を通る空気の流れに応答してエアロゾル前駆体組成物の成分を活性化して気化し、エアロゾルを形成するために空気がこれによって形成された蒸気と組み合わせ可能であるように構成される。アダプタは、リザーバにエアロゾル前駆体組成物を補充するための容器と取り外し可能かつ密封可能に接続可能である。アダプタは、リザーバの補充中に容器のバルブと係合するように構成される。アダプタは、分かれた別個の充填ポート及び気流ポートを画定する本体を含む。充填ポートは、エアロゾル前駆体組成物が気流ポートを通過することを防止するために気流ポートがバルブによって閉じられる、アダプタとバルブとの係合中にエアロゾル前駆体組成物を容器からリザーバに移送するためのものである。気流ポートは、アダプタとバルブとが係合解除されたときにハウジングの少なくとも一部分を通る空気の流れのためのものである。
実施例2:バルブは、第1のバルブ部材及び第2のバルブ部材を含む押し下げ可能なバルブ本体を含み、バルブ本体が押し下げられたときに、第1のバルブ部材は、容器内のエアロゾル前駆体組成物への通路を開くためのものであり、第2のバルブ部材は、気流ポートを閉じるためのものである、送達デバイス上記もしくは任意の後続の実施例のエアロゾル送達デバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
実施例3:気流ポートは、第2のバルブ部材の少なくとも適合部分を内部に受容するようにサイズ決めされた内側キャビティを画定する、任意の送達デバイス上記もしくは任意の後続の実施例のエアロゾル送達デバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
実施例4:本体は、気流ポートを画定するアダプタ突起部を含み、容器は、内部でバルブが可動に位置付けられるノズルを含み、ノズルは、アダプタとバルブとが係合解除されたときにバルブの少なくとも一部分を内部に受容し、かつアダプタとバルブとが係合されたときにアダプタ突起部を内部に受容するようにサイズ決めされたキャビティを含む、任意の送達デバイス上記もしくは任意の後続の実施例のエアロゾル送達デバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
実施例5:ノズルは、容器からリザーバ内へのエアロゾル前駆体組成物の移送のためのスパウトを含み、充填ポートは、アダプタとバルブとが係合されたときにスパウトを受容するようにサイズ決めされる、任意の送達デバイス上記もしくは任意の後続の実施例のエアロゾル送達デバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
実施例6:アダプタは、充填ポートに連結され、かつ容器からリザーバ内へのエアロゾル前駆体組成物の移送を許容するように構成されたチェックバルブを更に含む、任意の送達デバイス上記もしくは任意の後続の実施例のエアロゾル送達デバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
実施例7:エアロゾル送達デバイスは、マウスピースであって、マウスピースの取り外しに際してアダプタが露出されるように、アダプタ上にハウジングに取り外し可能に連結される、マウスピースを更に備える、任意の送達デバイス上記もしくは任意の後続の実施例のエアロゾル送達デバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
実施例8:マウスピースは、2つのタブを含む取り外し抵抗性マウスピースであり、これらの2つのタブを同時に押すことにより取り外し抵抗性マウスピースが回転し、それによりハウジングから外れることを許容する、任意の送達デバイス上記もしくは任意の後続の実施例のエアロゾル送達デバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
実施例9:アダプタは、アダプタを容器との接続のために容器と整列させるように、容器の適合タブと嵌合可能なスロットを更に含む、任意の送達デバイス上記もしくは任意の後続の実施例のエアロゾル送達デバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
実施例10:エアロゾル前駆体組成物を格納するためのリザーバを画定するハウジングと、ハウジングに連結されたアダプタと、を含むエアロゾル送達デバイスを補充するためのエアロゾル前駆体組成物の容器。アダプタは、エアロゾル送達デバイスにエアロゾル前駆体組成物を補充することを可能にするようにエアロゾル送達デバイスと取り外し可能かつ密封可能に接続可能である。アダプタは、エアロゾル送達デバイスの補充中にエアロゾル送達デバイスと係合するように構成されたバルブを含む。エアロゾル送達デバイスは、分かれた別個の充填ポート及び気流ポートを画定し、充填ポートが、エアロゾル前駆体組成物が気流ポートを通過することを防止するために気流ポートがバルブによって閉じられるバルブとエアロゾル送達デバイスとの係合中のリザーバからエアロゾル送達デバイス内へのエアロゾル前駆体組成物の移送のためのものであり、気流ポートが、バルブとエアロゾル送達デバイスとが係合解除されたときにエアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分を通る空気の流れのためのものである。
実施例11:上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの容器のいくつかの実施例において、バルブは、第1のバルブ部材及び第2のバルブ部材を含む押し下げ可能なバルブ本体を含み、バルブ本体が押し下げられたときに、第1のバルブ部材は、リザーバ内のエアロゾル前駆体組成物への通路を開くためのものであり、第2のバルブ部材は、気流ポートを閉じるためのものである。
実施例12:任意の上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの容器のいくつかの実施例において、気流ポートは、内側キャビティを画定し、第2のバルブ部材は、適合部分を含み、内側キャビティは、第2のバルブ部材の少なくとも適合部分を内部に受容するようにサイズ決めされる。
実施例13:任意の上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの容器のいくつかの実施例において、エアロゾル送達デバイスは、気流ポートを画定するアダプタ突起部を含み、容器は、内部でバルブが可動に位置付けられるノズルを含み、ノズルは、アダプタとエアロゾル送達デバイスとが係合解除されたときにバルブの少なくとも一部分を内部に受容し、かつアダプタとエアロゾル送達デバイスとが係合されたときにアダプタ突起部を内部に受容するようにサイズ決めされたキャビティを含む。
実施例14:任意の上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの容器のいくつかの実施例において、ノズルは、リザーバからエアロゾル送達デバイス内へのエアロゾル前駆体組成物の移送のためのスパウトを含み、充填ポートは、アダプタとバルブとが係合されたときにスパウトを受容するようにサイズ決めされる。
実施例15:任意の上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの容器のいくつかの実施例において、ノズルは、リザーバからエアロゾル送達デバイス内へのエアロゾル前駆体組成物の移送を許容するように構成された1つ以上の液体ポートを画定する。
実施例16:任意の上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの容器のいくつかの実施例において、キャップであって、キャップの取り外しに際してアダプタが露出されるように、アダプタ上にハウジングに取り外し可能に連結される、キャップを更に備える。
実施例17:任意の上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの容器のいくつかの実施例において、キャップは、2つのタブを含む取り外し抵抗性キャップであり、これらの2つのタブを同時に押すことにより取り外し抵抗性キャップが回転し、それによりハウジングからのその取り外しを許容する。
実施例18:任意の上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの容器のいくつかの実施例において、アダプタは、アダプタをエアロゾル送達デバイスとの接続のためにエアロゾル送達デバイスと整列させるように、エアロゾル送達デバイスの適合スロットと嵌合可能なタブを更に含む。
実施例19:補充可能なエアロゾル送達デバイスと使用するための液体収容システムを実装するための方法。方法は、エアロゾル送達デバイスのアダプタを、エアロゾル送達デバイスにエアロゾル前駆体組成物を補充するための容器の対応するアダプタと取り外し可能かつ密封可能に接続することであって、アダプタが、対応するアダプタのバルブと係合し、アダプタが、分かれた別個の充填気流ポートを画定する本体を含み、充填ポートが、エアロゾル前駆体組成物が気流ポートを通過することを防止するために気流ポートがバルブによって閉じられるアダプタとバルブとの係合中の容器からエアロゾル送達デバイス内へのエアロゾル前駆体組成物の移送のためのものであり、気流ポートが、アダプタとバルブとが係合解除されたときにエアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分を通る空気の流れのためのものである、接続することを含む。方法はまた、エアロゾル前駆体組成物を容器からエアロゾル送達デバイス内に移送することを含む。
実施例20:上記もしくは任意の後続の実施例、またはそれらの任意の組み合わせの方法のいくつかの実施例において、バルブは、アダプタが対応するアダプタに接続されたときに押し下げられるバルブ本体を含み、バルブ本体は、第1のバルブ部材及び第2のバルブ部材を含み、バルブ本体が押し下げられたときに、第1のバルブ部材は、容器内のエアロゾル前駆体組成物への通路を開き、第2のバルブ部材は、気流ポートを閉じる。
本開示のこれらの及び他の特徴、態様、及び利点は、以下に簡単に説明される添付図面と共に以下の詳細な説明を読むことで明らかになるであろう。本開示は、本開示で明らかにされる2つ、3つ、4つ以上の特徴または要素の任意の組み合わせを、これらの特徴もしくは要素が明確に組み合わされるか、またはそうでなければ本明細書において説明される特定実施例に列記されるかどうかにかかわらず、含む。本開示は、本開示の任意の分離可能な特徴または要素が、任意のその態様及び実施例において、すなわち、本開示の文脈が別途、明確に指定しない限り、組み合わせ可能であることを意図されるとして見られるべきであるように全体論的に読まれることを意図される。
この簡単な要約が、本開示のいくつかの態様の基礎理解を提供するために、単にいくつかの実施例を要約する目的のために提供されることがこのため認められるであろう。したがって、上記の実施例は、単に例であり、本開示の範囲または概念を狭めるように解釈されるべきでは全くないことが認められるであろう。他の実施例、態様及び利点は、例の方式によっていくつかの説明された実施例の原理を例示する添付図面と併用される以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
前述の一般項において本開示を例として説明したが、ここで、添付図面を参照することになり、これは、正確な縮尺で描かれる必要はない。
本開示は、ここで、その実施例を参照してより完全に以下に説明されることになる。これらの実施例は、本開示が徹底して完成しており、かつ本開示の範囲を当業者に完全に伝えることになるように説明される。実際に、本開示は、多くの異なる形で具体化され得、本明細書において明らかになる実施に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施は、本開示が適用可能な法的必要条件を満たすことになるように提供される。明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される、単一形「a」、「an」、「the」等は、文脈が別途明確に指定しない限り複数参照を含む。
以下に説明されるように、本開示の実施例は、エアロゾル送達システムに関する。本開示によるエアロゾル送達システムは、吸入可能な物質を形成すべく、材料を加熱するために電気エネルギーを使用し(好ましくは、任意のかなりの程度に材料を燃焼することなく、及び/または材料のかなりの化学変成なしで)、このようなシステムの構成要素は、最も好ましくは、携帯デバイスを考慮して十分にコンパクトである物品の形を有する。つまり、好ましいエアロゾル送達システムの構成要素の使用は、エアロゾルがタバコの燃焼または熱分解の副産物から主としてもたらされるという意味での煙の生成をもたらさず、むしろ、これらの好ましいシステムの使用は、結果として、そこに組み込まれた一定成分の揮発または気化からもたらされる蒸気の生成をもたらす。いくつかの実施例において、エアロゾル送達システムの構成要素は、電子タバコとして特徴付けられ得、これらの電子タバコは、最も好ましくは、タバコ及び/またはタバコ由来成分を組み込み、このためエアロゾルの形でタバコ由来成分を送達する。
一定の好ましいエアロゾル送達システムのエアロゾル発生部分は、その任意の成分の任意の実質的な程度の燃焼なしで、タバコを点火して燃やすことによって用いられる、タバコ、葉巻またはパイプを喫煙することの多くの感覚(吸入及び呼気行為、味または香りの種類、官能効果、身体的感覚、使用行為、エアロゾルの視認によって提供される等の視覚的気分等)を提供し得る。例えば、本開示のエアロゾル発生部分のユーザは、喫煙者が従来の種類の喫煙具を用いることとほとんど同様にその部分を保持して使用し得、その部分によって生成されたエアロゾルの吸入のためにその部分の一端を吸い、選択された時間間隔で一服または吸入等を行う。
本開示のエアロゾル送達システムはまた、気化具または薬剤送達具として特徴付けられ得る。したがって、このような物品またはデバイスは、1つ以上の物質(例えば、香料及び/または医薬品有効成分)を吸入可能な形または状態で提供するように適合され得る。例えば、吸入可能な物質は、実質的に蒸気の形(つまり、その臨界点よりも低い温度で気相にある物質)であり得る。これに代えて、吸入可能な物質は、エアロゾルの形(つまり、個体微粒子の懸濁液または気体における液滴)であり得る。簡素化の目的のために、「エアロゾル」の用語は、本明細書において、視認可能であるか否かにかかわらず、かつ煙のように考慮され得る形であるか否かにかかわらず、人間の吸入に適した形または種類の蒸気、気体及びエアロゾルを含むことを意味する。
本開示のエアロゾル送達デバイスは、ハウジングと呼ばれ得る外側本体または外殻内に提供される複数の構成要素を概して含む。外側本体または外殻の全体設計は、変更可能であり、エアロゾル送達デバイスの全体サイズ及び形状を画定し得る外側本体の形式または構成は、変更可能である。いくつかのエアロゾル送達デバイスについて、タバコまたは葉巻の形状に似せた長尺本体が、単一の一体的ハウジングから形成されてもよく、または長尺ハウジングが2つ以上の分離可能な本体から形成されてもよい。例えば、エアロゾル送達デバイスは、実質的に筒形状であり、かつ従来のタバコまたは葉巻の形状に似たような形状であり得る、長尺外殻または本体を備え得る。一実施において、エアロゾル送達デバイスの構成要素の全ては、単一ハウジング内に収容される。これに代えて、エアロゾル送達デバイスは、連結され分離可能な2つ以上のハウジングを備え得る。例えば、エアロゾル送達デバイスは、一端において、1つ以上の再使用可能な構成要素(例えば、充電可能なバッテリ及びその物品の動作を制御するための種々の電子部品)を収容するハウジングを備える制御体、他端において、そこに取り外し自在に取り付けられる、香料及びエアロゾル形成体等の1つ以上のエアロゾル前駆体組成物を含む部分を収容する外側本体または外殻を保持し得る。種々の実施において、この部分は、使い捨て部分(例えば、使い捨てカートリッジ)または補充可能な部分(例えば、補充可能なタンク)であり得る。
本開示のエアロゾル送達デバイスは、実質的に筒形状ではないが、実質的により大きな寸法に形成され得る外側ハウジングまたは外殻から形成され得る。ハウジングまたは外殻は、マウスピースを含むように構成され得るか、及び/または液体エアロゾル形成体等の消耗要素を含み得、気化器を含み得る分離外殻(例えば、カートリッジ、タンク)を受容するように構成され得る。
本開示のエアロゾル送達システムは、最も好ましくは、駆動源(つまり、電源)のいくつかの組み合わせ、少なくとも1つの制御構成要素(例えば、電源から物品の他の構成要素、例えば、個々のまたはマイクロコントローラの一部としてのマイクロプロセッサへの電流の流れを制御することによる等の熱発生用の電力の作動、制御、調整及び停止のための手段)、加熱器または熱発生部材(例えば、単独または1つ以上の更なる要素との組み合わせにおいて一般的に「噴霧器」とも呼ばれ得る、電気抵抗加熱要素または他の構成要素)、エアロゾル前駆体組成物(例えば、一般的に「スモークジュース」、「eリキッド」及び「eジュース」と呼ばれる成分等の、一般的に十分な熱の適用に際してエアロゾルをもたらすことが可能な液体)、及びエアロゾル吸入のためにエアロゾル送達デバイスを吸うことを許容するための口端領域または先端(例えば、発生したエアロゾルが吸入に際してそこから吸入され得るように物品を通る画定された気流経路)を備える。
本開示のエアロゾル送達システム内の構成要素のより具体的な形式、構成及び配置は、この後に提供される更なる開示に照らして明らかになるであろう。加えて、種々のエアロゾル送達システム構成要素の選択及び配置は、本開示の背景技術の節で参照された、これらの代表的製品等の商業的に入手可能なエアロゾル送達デバイスの検討に際して認められ得る。
図1は、本開示の種々の実施例による、制御体102及びタンク104を含むエアロゾル送達デバイス100の側面図を例示する。特に、図1は、互いに連結された制御体及びタンクを例示する。制御体及びタンクは、機能的関係において恒久的または脱着可能に整列される。種々の機構は、結果として、螺合、圧入、締りばめ、磁着等をもたらすように、タンクを制御体に接続し得る。いくつかの例において、エアロゾル送達デバイスは、いくつかの実施例においてタンクと制御体とが組み立てられた構成であるときに、実質的に棒様、実質的に筒形状、または実質的に円筒形状であり得る。他の例において、更なる形状及び寸法、例えば、矩形または三角形断面、多面体形状等が包含される。タンク及び制御体は、一体的ハウジングもしくは外側本体、または任意の数の異なる材料で形成され得る分離したそれぞれのハウジングもしくは外側本体を含み得る。ハウジングは、適切な構造的に堅固な材料の任意の組み合わせで形成され得る。いくつかの例において、ハウジングは、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属または合金の少なくとも1つで形成され得る。他の適切な材料としては、種々のプラスチック(例えば、ポリカーボネート)、金属メッキプラスチック、ガラス等を含む。
いくつかの実施例において、エアロゾル送達デバイス100の制御体102またはタンク104の一方または両方は、使い捨てまたは再使用可能であると言及され得る。例えば、制御体は、鋼管可能なバッテリまたは充電可能なバッテリを有し、このため一般的な交流電気コンセントへの接続、車載充電器(つまり、シガーソケット)への接続、ユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルまたはコネクタを通す等のコンピュータへの接続を含む、任意の種類の充電技術と組み合わせられ得る。例えば、一端にUSBコネクタ、他端に制御体コネクタを含むアダプタが、Novakらに対する米国特許公開第2014/0261495号に開示され、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。更に、いくつかの実施例において、制御体は、補充可能なリザーバをその中に備えるタンクに連結され得る。リザーバは、エアロゾル前駆体組成物を保持するように構成され得る。いくつかの実施例において、リザーバは特に、多孔質材料(例えば、繊維状材料)で形成され、このため多孔質基板(例えば、繊維状基板)と呼ばれ得る。
エアロゾル送達デバイスのリザーバとして有用な繊維状基板は、複数の繊維または細糸で形成された織布または不織布であり得、天然繊維及び合成繊維の一方または両方で形成され得る。例えば、繊維状基板は、繊維ガラス材料を備え得る。特定例において、セルロースアセテート材料が使用され得る。他の実施例において、炭素材料が使用され得る。リザーバは、実質的に容器の形であり得、その中に含まれた繊維状材料を含み得る。他の実施において、リザーバは、ガラス、プラスチック、または本明細書において明白に明らかにされていない他の材料で形成されてもよい。
一実施例において、エアロゾル送達デバイス100を形成する制御体102及びタンク104は、恒久的及び/または取り外し可能に互いに連結され得る。使い捨てであるように構成され得るか、ならびに/または恒久的に連結するように構成され得る第1の外側本体及び第2の外側本体を含み得るエアロゾル送達デバイスの例としては、2014年2月3日に出願されたBlessらに対する米国特許出願第14/170,838号に開示され、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。別の実施例において、タンク及び制御体は、単一片の脱着不能な形で構成され、本明細書において開示された構成要素、態様、及び機能を組み込み得る。ただし、別の実施例において、制御体及びタンクは、例えば、タンクが補充されるかまたは交換され得るように、分離可能に構成され得る。
図2は、いくつかの実施例において、図1のエアロゾル送達デバイス100に対応し得る適切なエアロゾル送達デバイス200のより具体的な例を例示する。ここに例示された切取図を見ると、エアロゾル送達デバイスは、制御本体202及びタンク204を備え、これらは、それぞれ図1の制御体102及びタンク104に対応し得る。図2に例示されるように、制御体202は、制御構成要素208(例えば、個々のまたはマイクロコントローラの一部としてのプリント回路基板(PCB)、集積回路、メモリ構成要素、マイクロプロセッサ等)、フローセンサ210、バッテリ212、及び1つ以上の発光ダイオード(LED)214を含み得る制御体外殻206で形成され得、このような構成要素は、可変に整列され得る。更に指示器(例えば、触覚フィードバック構成要素、音声フィードバック構成要素等)が、LEDに加えて、またはこれに代えて含まれ得る。発光ダイオード(LED)構成要素等の視覚的合図または指示をもたらす構成要素、ならびに構成及びその使用の追加的な代表的種類は、Sprinkelらに対する米国特許第5,154,192号、ニュートンに対する同第8,499,766号及びScatterdayに対する同第8,539,959号、ならびにSearsらに対する2014年2月5日に出願された米国特許出願第14/173,266号において開示され、これらは、参照により本明細書に組み込まれる。
タンク204は、リザーバハウジングに格納されたエアロゾル前駆体組成物を加熱器222にウィッキングするかまたはそうでなければ移送するように適合された液体移送要素220と流体連通である、リザーバ218を囲むタンク外殻216で形成され得る。いくつかの例において、バルブは、リザーバと加熱器との間に位置付けられ、リザーバから加熱器に通されるかまたは送達されるエアロゾル前駆体組成物の量を制御するように構成され得る。
電流が通るように流されたときに熱を生じるように構成された材料の種々の例が、加熱器222を形成するために用いられ得る。これらの例における加熱器は、コイル等の抵抗加熱要素であり得る。コイルが形成され得る材料の例としては、カンタル(FeCrAl)、ニクロム、二ケイ化モリブデン(MoSi2)、ケイ化モリブデン(MoSi)、アルミニウムをドープした二ケイ化モリブデン(Mo(Si,Al)2)、グラファイト及びグラファイト基盤材料(例えば、炭素系発泡体及び繊維)ならびにセラミック(例えば、正または負の温度係数セラミック)を含む。本開示によるエアロゾル送達デバイスにおいて有用な加熱器または加熱部材の実施例は、以下に更に説明され、本明細書において説明される図2に例示されたようなデバイスに組み込まれ得る。
自身に画定された開口部を有するマウスピース224が、タンク204から形成されたエアロゾルが出ていくことを許容するようにタンク外殻216(例えば、口端において)に連結され得る。このような構成要素は、タンクに存在し得る構成要素の代表的なものであり、本開示によって包含され得るタンク構成要素の範囲を限定することを意図されるものではない。
タンク204はまた、1つ以上の電子構成要素226を含み、これは、集積回路、メモリ構成要素、センサ等を含み得る。電子構成要素は、制御構成要素208及び/または外部デバイスと有線または無線手段によって通信するように適合され得る。電子構成要素は、タンクまたはそのベース228内の任意の場所に位置付けられ得る。
制御構成要素208は、複数の電子構成要素を含み、いくつかの例において、電子構成要素を支持し電気接続する電子またはプリント回路基板(PCB)で形成され得る。電子構成要素は、マイクロプロセッサまたはプロセッサコア、及びメモリを含み得る。いくつかの例において、制御構成要素は、集積プロセッサコア及びメモリを有するマイクロコントローラを含み、これは、1つ以上の集積入力/出力周辺機器を更に含み得る。いくつかの例において、制御構成要素は、1つ以上のネットワーク、コンピューティングデバイスまたは他の適切に使用可能なデバイスとの無線通信を可能にするように通信インターフェースに連結され得る。適切な通信インターフェースの例は、Marionらに対する、2015年3月4日に出願された米国特許出願第14/638,562号において開示され、この内容は、参照によりその全体が組み込まれる。またエアロゾル送達デバイスが無線通信するように構成され得る適切な様式の例は、Ampoliniらに対する、2014年7月10日に出願された米国特許出願第14/327,776号、及びHenry,Jrらに対する、2015年1月29日に出願された米国特許出願第14/609,032号において開示され、これらは各々、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
制御構成要素208及びフローセンサ210は、分離して例示されるが、制御構成要素及びフローセンサが、フローセンサが直接取り付けられ得るPCB上等で、組み合わせられ得ることが理解される。更に、PCBは、図2の例示に関して水平に位置付けられ得、つまりPCBは、制御体の中心軸に対して長手方向に並行であり得る。いくつかの例において、気流センサは、それ自身の回路基板またはそれが取り付けられ得る他のベース要素を備え得る。いくつかの例においてフレキシブル回路基板が利用され得る。フレキシブル回路基板は、実質的に筒形状であるものを含む、種々の形状に構成され得る。いくつかの例において、フレキシブル回路基板は、以下に更に説明される加熱器基板と組み合わせられてもよく、その上に重ねられてもよく、またはその一部もしくは全部を形成してもよい。
制御体202及びタンク204は、その間の流体結合を容易化するように適合された構成要素を含み得る。図2に例示されるように、制御体は、内部にキャビティ232を有する連結器230を含み得る。タンクのベース228は、連結器と係合するように適合され、キャビティ内に嵌まるように適合された突出部234を含み得る。このような係合は、制御体とタンクとの間の安定的接続を容易化し、制御体のバッテリ212及び制御構成要素208とタンクの加熱器222との間の電気接続を確立し得る。更に、制御体外殻206は、空気取り入れ口236を含み、これは、外殻の切欠であり得、それは、連結器の周囲及び外殻内への大気の通過を許容する連結器に接続し、大気は、その後、連結器のキャビティ232、及び突出部234を通ってタンク内に通過する。
本開示による有用な連結器及びベースは、Novakらに対する米国特許出願公開第2014/0261495号において開示され、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。例えば、図2に見られる連結器230は、ベース228の内周240と嵌合するように構成された外周238を画定し得る。一例において、ベースの内周は、連結器の外周の半径と実質的に等しいかまたは僅かに大きい半径を画定し得る。更に、連結器は、ベースの内周に画定された1つ以上の凹部244と係合するように構成された1つ以上の突起部242を外周において画定し得る。ただし、構造、形状及び構成要素の種々の他の例は、ベースを連結器に連結するように用いられ得る。いくつかの例において、タンク204のベースと制御体202の連結器との間の接続は、実質的に恒久的であり得るが、これに対し、他の例において、その間の接続は、例えば、制御体が、使い捨て及び/または補充可能であり得る1つ以上の追加のタンクと再使用され得るように、解除可能であり得る。
図2に例示されたリザーバ218は、以下に説明されるように、容器であってもよく、またはリザーバであってもよい。例えば、リザーバは、本例において、タンク外殻216の内部を取り囲む管の形状に実質的に形成され得る。エアロゾル前駆体組成物は、リザーバに保持され得る。液体成分が、例えば、リザーバによって保持され得る。リザーバは、液体移送要素220と流体接続し得る。液体移送要素は、毛管作用を介してリザーバに格納されたエアロゾル前駆体組成物を、本例において金属ワイヤコイルの形である加熱器222に移送し得る。このように、加熱器は、液体移送要素と加熱配置にある。本開示によるエアロゾル送達デバイスにおいて有用なリザーバ及び移送要素の実施例は、以下に更に説明され、このようなリザーバ及び/または移送要素は、本明細書において説明される図2に例示されるようなデバイス内に組み込まれ得る。特に、以下に更に説明されるように、加熱部材及び移送要素の特定の組み合わせが、本明細書において説明される図2において例示されるようなデバイス内に組み込まれ得る。
使用において、ユーザがエアロゾル送達デバイス200を吸うときに、気流がフローセンサ210によって検出され、加熱器222がエアロゾル前駆体組成物の気化構成要素に対して有効化される。エアロゾル送達デバイスのマウスピース224を吸うことは、大気が空気取り入れ口236に入り、連結器230のキャビティ232及びベース228の突出部234の中心開口部を通過することを引き起こす。タンク204において、吸われた大気は、エアロゾルを形成するために形成された蒸気と混合する。エアロゾルは、加熱器からエアロゾル送達デバイスのマウスピースの開口部の外に追い出されるか、吸引されるかまたはそうでなければ吸い出される。
入力要素246が、エアロゾル送達デバイス200に含まれ得る。入力要素は、ユーザがデバイスの機能を制御することを許容するか及び/またはユーザに情報を出力するために含まれ得る。例えば、ユーザは、エアロゾル前駆体組成物を気化するか及び/またはオン/オフ機能を有効化するために入力要素を利用し得る。任意の構成要素または構成要素の組み合わせが、デバイスの機能を制御する入力として利用され得る。例えば、1つ以上の押しボタンが、Wormらに対する、2014年2月28日に出願された米国特許出願第14/193,961号において説明されるように使用され得、これは、参照により本明細書に組み込まれる。同様に、タッチ画面が、Searsらに対する、2015年3月10日に出願された米国特許出願第14/643,626号において説明されるように使用され得、これは、参照により本明細書に組み込まれる。更なる例として、エアロゾル送達デバイスの特定の運動に基づくジェスチャ認識に適合した構成要素が、入力として使用され得る。参照により本明細書に組み込まれる、Henryらに対する、2014年12月9日に出願された米国特許出願第14/565,137号を参照されたい。
いくつかの実施例において、モバイルコンピュータ(例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ)等のコンピューティングデバイスが、エアロゾル送達デバイス自身の入力要素246に加えてかまたはその代わりに入力要素として使用され得る。特に、エアロゾル送達デバイス200は、USBコードまたは類似プロトコルの使用を介する等の、コンピュータまたは他のデバイスに有線接続され得る。エアロゾル送達デバイスはまた、無線通信を介して入力として作用するコンピュータまたは他のデバイスと通信し得る。例えば、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、Ampoliniらに対する、2014年7月10日に出願された米国特許出願第14/327,776号において説明されるように、読み取りリクエストを介してデバイスを制御するためのシステム及び方法を参照されたい。このような実施において、アプリケーションソフトウェアは、エアロゾル送達デバイスに制御命令を入力するためにコンピューティングデバイスと関連して使用され得、このような制御命令は、例えば、含まれるニコチン含有量及び/または更なる香料の含有量を選択することによって特定組成のエアロゾルを形成する能力を含む。
いくつかの例において、エアロゾル送達デバイス200は、複数の追加のハードウェア実装またはソフトウェア制御機能を含み得る。例えば、エアロゾル送達デバイスは、バッテリ入力、バッテリ端子における負荷、及び充電入力を検出するように構成されたバッテリ保護回路を含み得る。バッテリ保護回路は、短絡保護及び低電圧ロックアウトを含み得る。エアロゾル送達デバイスはまた、周囲温度測定のための構成要素を含み得、その制御要素208は、充電開始前または充電中に周囲温度が一定温度(例えば、0℃)未満であるかまたは一定温度(例えば、45℃)を超えた場合、バッテリの充電を抑制する少なくとも1つの機能を制御するように構成され得る。
バッテリ212からの給電は、電力制御機構に従って、デバイス200における各吹かしの経過にわたって変化し得る。このデバイスは、ユーザまたは意図しない機構が、デバイスに継続的に吹かせようとさせる事象では、制御構成要素208が、ある期間(例えば、4秒)後に自動的に吹かしを終了するように少なくとも1つの機能要素を制御し得るように、「長時間吹かし」安全タイマーを含み得る。更に、このデバイスにおける吹かし時間間隔は、ある期間(例えば、100)よりも短くなるように制限され得る。エアロゾル送達デバイスの制御要素またはそこで動作するソフトウェアが、不安定になり、適切な時間間隔(例えば、8秒)内でタイマーを働かせない場合、監視安全タイマーが、エアロゾル送達デバイスを自動的にリセットし得る。欠陥またはそうでなければフローセンサ210の不具合の事象では、意図しない加熱を防止するためにエアロゾル送達デバイスを恒久的に無効化する等の更なる安全保護が提供され得る。デバイスが4秒の最大吹かし時間後に停止することなく継続的に有効化されることを引き起こす、圧力センサ不具合の事象では、吹かし制限スイッチがデバイスを無効化し得る。
エアロゾル送達デバイス200は、取り付けられたタンクに対して所定の吹かし回数が一度達せられたときの加熱器ロックアウトのために構成された吹かし追跡アルゴリズムを含み得る(タンクのeリキッド充填量に照らして計算された利用可能な吹かし回数に基づく)。いくつかの実施において、吹かし追跡アルゴリズムは、対応する吹かしの秒数に基づいて、吹かしの回数を間接的に計数する。このように、吹かし追跡アルゴリズムは、いつ特定の吹かし回数が生じたかを計算し、続いて吹かしの秒数が所定の吹かし回数であると推定されるものに一度達したときにデバイスをシャットダウンするために、吹かし秒数を増加的に計数し得る。例えば、3秒が1回の「平均」吹かしに等しいと定義された場合、デバイスは、200回の平均吹かし後にシャットダウンするように構成されており、デバイスは、タンクの使用に関して600秒の吹かしが経過した後にシャットダウンし得る。吹かし追跡アルゴリズムは、吹かし秒数あたりの利用されるeリキッドの量を更に推定し、対応する吹かし秒数の推定に少なくとも部分的に基づいてeリキッド量を数学的に計算し得る。
エアロゾル送達デバイス200は、スリープ、待機または低電力モード機能を含み、これによって、給電は、定義済み不使用期間後に自動的に断たれる。更なる安全保護が、バッテリ212の全充電/放電サイクルがその寿命にわたり制御構成要素208によって監視され得る点において提供され得る。バッテリは、所定回数(例えば、200)の完全放電及び完全充電サイクルの同数に達した後、寿命に達したことを宣言され得、制御構成要素は、バッテリの更なる充電を防止するために少なくとも1つの機能要素を制御し得る。
本開示によるエアロゾル送達デバイスの種々の構成要素は、当分野において説明される構成要素及び商業的に利用可能な構成要素から選択され得る。本開示に従って使用され得るバッテリの例は、Peckerarらに対する米国特許公開第2010/0028766号において説明され、この開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
エアロゾル送達デバイス200は、エアロゾル発生が所望されるとき(例えば、使用中の吸入に際して)に加熱器222への電力の供給の制御のためのセンサ210または別のセンサもしくは検出器を組み込み得る。このように、例えば、エアロゾル送達デバイスが使用中に吸われないときに加熱器への電源をオフにし、かつ吸われる間に加熱器によって熱の発生を駆動するかまたはトリガーするために電源をオンにするための様式または方法が提供される。検知または検出機構、その構造及び構成、その構成要素、ならびにその動作の一般的な方法の追加の代表的種類が、Sprinkel,Jrに対する米国特許第5,261,424号、McCaffertyらに対する米国特許第5,372,148号、及びFlickに対するPCT国際特許出願公開第WO2010/003480号において説明され、これら全ては、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
エアロゾル送達デバイス200は、最も好ましくは、吸われる間の加熱器222への電力量を制御するための電力制御構成要素208または別の制御機構を組み込む。電子構成要素、その構造及び構成、その特徴、ならびにその動作の一般的な方法の代表的種類が、Gerthらに対する米国特許第4,735,217号、Brooksらに対する米国特許第4,947,874号、McCaffertyらに対する米国特許第5,372,148号、Fleischhauerらに対する米国特許第6,040,560号、Nguyenらに対する米国特許第7,040,314号、Panに対する米国特許第8,205,622号、Fernandoらに対する米国特許出願公開第2009/0230117号、Colletらに対する米国特許出願公開第2014/0060554号、Ampoliniらに対する米国特許出願公開第2014/0270727号、及び2014年3月13日に出願された、Henryらに対する米国特許出願第14/209,191号において説明され、これらは全て、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
エアロゾル前駆体組成物を支持するための基板、リザーバまたは他の構成要素の代表的種類が、Newtonに対する米国特許第8,528,569号、Chapmanらに対する米国特許出願公開第2014/0261487号、2013年8月28日に出願されたDavisらに対する米国特許出願第14/011,992号、及び2014年2月3日に出願された、Blessらに対する米国特許出願第14/170,838号において説明され、これらは全て、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。加えて、一定種類の電子タバコ内の種々のウィッキング材料、ならびにこれらのウィッキング材料の構成及び動作は、Searsらに対する米国特許出願公開第2014/0209105号において明らかにされ、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
電子タバコとして特徴付けられるエアロゾル送達システムについて、エアロゾル前駆体組成物は、最も好ましくは、タバコまたはタバコ由来成分を組み込む。一関係において、タバコは、細砕されたか、製粉されたかまたは粉末状のタバコラミナ等のタバコの一部または部分として提供され得る。別の関係において、タバコは、タバコの多くの水溶性成分を組み込む噴霧乾燥抽出物等の抽出物の形で提供され得る。これに代えて、タバコ抽出物は、比較的高いニコチン含有抽出物の形を有し得、抽出物はまた、少量の他の抽出されたタバコ由来成分を組み込む。別の関係において、タバコ由来成分は、タバコに由来する一定の香味料等の比較的純粋な形において提供され得る。一関係において、タバコ由来成分、及び高純度または本質的に純粋な形において用いられ得る成分は、ニコチン(例えば、製薬等級ニコチン)である。
蒸気前駆体組成物とも呼ばれるエアロゾル前駆体組成物は、例として、多価アルコール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはそれらの混合物)、ニコチン、タバコ、タバコ抽出物、及び/または風味材料を含む種々の成分を備え得る。エアロゾル前駆体組成物に含まれ得る種々の成分は、Robinsonらに対する米国特許第7,726,320号において説明され、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。エアロゾル前駆体組成物の追加的な代表的種類は、Sensabaugh,Jrらに対する米国特許第4,793,365号、Jakobらに対する米国特許第5,101,839号、Biggsらに対する米国特許第6,779,531号、Zhengらに対する米国特許出願公開第2013/0008457号、及びChemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988)において明らかにされ、これらは全て、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
エアロゾル前駆体成分及び製剤の代表的種類はまた、Robinsonらに対する米国特許第7,217,320号、Chongらに対する2013/0213417、Collettらに対する2014/0060554、Lipowiczらに対する2015/0020823、及びKollerに対する2015/0020830、ならびにBowenらに対するWO2014/182736において明らかにされ特徴付けられ、これらの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。用いられ得る他のエアロゾル前駆体は、R.J.Reynolds Vapor CompanyによるVUSE(登録商標)製品、Lorillard TechnologiesによるBLU(商標)製品、Mistic EcigsによるMISTIC MENTHOL製品、及びCN Creative LtdによるVYPE製品に組み込まれているエアロゾル前駆体を含む。またJohnson Creek Enterprises LLCから入手可能である電子タバコ用の「スモークジュース」と呼ばれるものも望ましい。
エアロゾル送達システム内に組み込まれるエアロゾル前駆体の量は、エアロゾル発生部分が許容できる感覚及び所望の性能特性を提供するものである。例えば、タバコの煙の外観に多くの点で類似する視認可能な主流エアロゾルの発生を提供するために、十分な量のエアロゾル形成材料(例えば、グリセリン及び/またはプロピレングリコール)が用いられることが非常に好ましい。エアロゾル発生システム内のエアロゾル前駆体の量は、エアロゾル発生部分あたりの所望される吹かし回数等の要因に依存し得る。一般に、エアロゾル送達システム内、特にエアロゾル発生部分内に組み込まれるエアロゾル前駆体の量は、約2g未満、概して約1.5g未満、しばしば約1g未満、たびたび約0.5g未満である。
LED及び関連構成要素、聴覚性要素(例えば、スピーカー)、振動要素(例えば、振動モータ)等のような、視覚的合図または指示をもたらす構成要素の追加的な代表的種類が、エアロゾル送達デバイス200において用いられ得る。適切なLED構成要素、ならびにその構成及び使用の例が、Sprinkelらに対する米国特許第5,154,192号、Newtonに対する米国特許第8,499,766号、Scatterdayに対する米国特許第8,539,959号、及び2014年2月5日に出願された、Searsらに対する米国特許出願第14/173,266号において説明され、これらは全て、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
本開示のエアロゾル送達デバイス内に組み込まれ得る、更に別の特徴、制御、または構成要素が、Harrisらに対する米国特許第5,967,148号、Watkinsらに対する米国特許第5,934,289号、Countsらに対する米国特許第5,954,979号、Fleischhauerらに対する米国特許第6,040,560号、Honに対する米国特許第8,365,742号、Fernandoらに対する米国特許第8,402,976号、Kataseに対する米国特許出願公開第2005/0016550号、Fernandoらに対する米国特許出願公開第2010/0163063号、Tuckerらに対する米国特許出願公開第2013/0192623号、Levenらに対する米国特許出願公開第2013/0298905号、Kimらに対する米国特許出願公開第2013/0180553号、Sebastianらに対する米国特許出願公開第2014/0000638号、Novakらに対する米国特許出願公開第2014/0261495号、及びDePianoらに対する米国特許出願公開第2014/0261408号において説明され、これらは全て、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
前述のように、タンク204は、内部でリザーバ218を囲むタンク外殻216で形成され得る。いくつかの実施例において、リザーバは、補充可能なリザーバであり得、エアロゾル前駆体組成物の容器は、リザーバを補充するために提供され得る。タンク及び容器は、互いに取り外し可能かつ密封可能に接続可能であり、このためタンクと容器との間の密封された連結は、容器とエアロゾル送達デバイスとの間のエアロゾル前駆体組成物の移送を安全に可能にするように構成され得る。
図3は、本開示の種々の実施例による、エアロゾル前駆体組成物の容器300の斜視図を例示する。示されるように、容器は、エアロゾル前駆体組成物を収容するように構成されたリザーバ304を備え得る容器外殻302、及びリザーバへの通路を覆うように構成され得るキャップ306を含む。特に、図3は、互いに連結された容器外殻及びキャップを例示する。容器外殻及びキャップは、互いに取り外し可能に連結され得る。種々の機構は、結果として、螺合、圧入、締りばめ、磁着等をもたらすように、容器外殻をキャップに接続し得る。いくつかの例において、容器は、実質的に棒様、実質的に筒形状、または実質的に円筒形状であり得る。他の例において、更なる形状及び寸法、例えば、矩形または三角形断面、多面体形状等が包含される。
容器300は、任意の数の異なる材料で形成され得る。容器外殻302及びキャップ306は、適切な構造的に堅固な材料の任意の組み合わせで形成され、同一または異なる材料で形成され得る。いくつかの例において、容器外殻及びキャップは、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属または合金の少なくとも1つで形成され得る。他の適切な材料としては、種々のプラスチック(例えば、ポリカーボネート)、金属メッキプラスチック、ガラス等を含む。
図4A及び4B(まとめて図4)は、いくつかの例において図1のタンク104(図2のタンク204の一例であり得る)に対応し得るエアロゾル送達デバイスのタンク400の一部分を例示する。示されるように、タンクは、タンク外殻402、リザーバ404、加熱器406及びマウスピース408を含み、これらは、図2のタンク204のタンク外殻216、リザーバ218、加熱器222及びマウスピース224のそれぞれ1つに対応し得る。より具体的に図4に示されるように、マウスピース408は、タンク外殻(ハウジング)に連結され、リザーバにエアロゾル前駆体組成物を安全に補充するためにエアロゾル前駆体組成物の容器(例えば、容器300)と取り外し可能かつ密封可能に接続可能なアダプタ410(エアロゾル送達デバイスアダプタ)上にタンク400に取り外し可能に連結され得る。これに関して、マウスピースは、タンク外殻(ハウジング)に取り外し可能に連結され得るか、及び/またはタンク外殻に同様に連結されるエアロゾル送達デバイスアダプタに取り外し可能に連結され得る。図4Aと4B間で示されるように、マウスピースは、アダプタがマウスピースの取り外しに際して露出されるように、エアロゾル送達デバイスアダプタ上に位置付けられ得る。いくつかの例において、マウスピースは、2つのタブ408a、408bを含む取り外し抵抗性マウスピースであり得、これらの2つのタブを同時に押すことにより取り外し抵抗性マウスピースが回転し、それにより取り外しのためにマウスピースがタンク外殻から外れることを許容する。
エアロゾル送達デバイスアダプタ410は、任意の複数の異なる様式でエアロゾル前駆体組成物の適切な容器(例えば、容器300)と取り外し可能かつ密封可能に接続可能であり得る。図5A及び5B(まとめて図5)は、図4のタンク400に類似する(及びタンク104、204に対応し得る)タンク500の一部分を例示するが、いくつかの例において図4のエアロゾル送達デバイスアダプタ410に対応し得る適切なエアロゾル送達デバイスアダプタ510の一例を更にハイライトしている。図5のタンク500は、タンク外殻502、リザーバ504及び加熱器506を含み得、これらは、図4のタンク400のタンクシェル402、リザーバ404及び加熱器406のそれぞれ1つに対応し得る。
図5Bに示されるように、エアロゾル送達デバイスアダプタ510は、内部に画定された、充填ポート514及び分かれた別個の気流ポート516を有する本体512を含み得る。本明細書において使用される、ポートは、そこを通って液体、空気等が移送され得る狭い長尺な通路を意味し得る。例示されるように、一実施例において、ポートは、液体及び/または空気の円滑な移送を許容するために実質的に円筒形状であり得る。他の実施例において、更なる形状及び寸法、例えば、矩形または三角形断面、多面体形状等が包含され得る。
充填ポート514は、エアロゾル送達デバイスアダプタと容器との係合中に容器(例えば、容器300)からエアロゾル送達デバイスタンク500のリザーバ504内へのエアロゾル前駆体組成物の移送のためのものであり得る。気流ポート516は、エアロゾル送達デバイスの使用中等の、エアロゾル送達デバイスアダプタと容器とが係合解除されたときにエアロゾル送達デバイスのハウジングの少なくとも一部分を通る空気の流れのためのものであり得る。
上記のように、いくつかの例において、エアロゾル送達デバイスアダプタ510は、エアロゾル送達デバイスのマウスピース(例えば、マウスピース408)の下に位置付けられ得、マウスピースは、マウスピースの取り外しに際してエアロゾル送達デバイスアダプタが露出されるように、エアロゾル送達デバイスに取り外し可能に連結され得る。いくつかの例において、エアロゾル送達デバイスアダプタの本体512は、気流ポート516が画定され得るアダプタ突起部518を含み得る。アダプタ突起部は、マウスピースがエアロゾル送達デバイスに連結されたときにマウスピースの下に位置付けられ得る。リザーバ504を補充するためのマウスピースの取り外しに際して、アダプタ突起部は、エアロゾル送達デバイスと容器とが互いに嵌合するように、エアロゾル前駆体組成物の容器の少なくとも一部分と直接係合され得る。
図6は、図5のエアロゾル送達デバイスアダプタ510の部分切取図を例示する。示されるように、エアロゾル送達デバイスアダプタは更に、充填ポート514に連結されたチェックバルブ520を含み得る。チェックバルブは、エアロゾル前駆体組成物の容器からリザーバ504内へのエアロゾル前駆体組成物の移送を許容し得る。特に、チェックバルブは、エアロゾル前駆体組成物がリザーバから充填ポート内に流れ出ることを制限する。この方式において、エアロゾル前駆体組成物は、一方向において充填ポートに入るのみであり得る。エアロゾル送達デバイスアダプタはまた、アダプタのベースとタンク外殻の開口部との間の接続を密封するためにエアロゾル送達デバイスアダプタとタンク外殻502との間にシール522を含み得る。シールは、適切な構造的に堅固な材料の任意の組み合わせで形成され得る。いくつかの例において、シールは、ガスケット材料、エラストマ材料等のうちの少なくとも1つで形成され得る。
図7Aは、いくつかの例において図3の容器300に対応し得るエアロゾル前駆体組成物の容器700を例示する。容器は、エアロゾル前駆体組成物を収容するように構成されたリザーバ704(例えば、容器リザーバ304)を備え得る容器外殻702(例えば、容器外殻302)を含む。図7Aに例示された容器は、更に図7Bに例示される、エアロゾル前駆体組成物を容器内から移送するためのアダプタ706(容器アダプタ)をハイライトする。容器アダプタは、容器外殻の開口部に連結され得る。このように、容器アダプタは、容器外殻の開口部に適合するように形状及びサイズ決めされ得る。容器アダプタは、エアロゾル送達デバイスにエアロゾル前駆体組成物を充填するためにエアロゾル送達デバイス(例えば、エアロゾル送達デバイス100、200)と取り外し可能かつ密封可能に接続可能であるように構成され得る。図7Bに示されるように、容器アダプタは、エアロゾル送達デバイスを係合するための、より具体的には、エアロゾル送達デバイスの充填中にエアロゾル送達デバイスアダプタと係合するためのバルブ708を含み得る。
図8A及び8Bは、図7A及び7B(まとめて図7)の容器アダプタ706の部分切取図を例示する。示されるように、バルブ708は、第1のバルブ部材802a及び第2のバルブ部材802bを含む押し下げ可能な本体によって画定され得る。第1のバルブ部材は、容器内に格納されたエアロゾル前駆体組成物への通路804を開閉し得る。特に、第1のバルブ部材は、通路に嵌まるか及び/または密封係合するようにサイズ決めされる突出部を含み、これによって、バルブがエアロゾル送達デバイスとの係合中に押し下げられていないときのリザーバからのエアロゾル前駆体組成物の放出を制限する。
第2のバルブ部材は、エアロゾル送達デバイスとの係合中にバルブが押し下げられたときにエアロゾル送達デバイスの気流ポート(例えば、気流ポート516)を閉じ得る。容器アダプタ706は、内部に画定されたキャビティ808を有するノズル806を含み得、バルブ708の少なくとも一部分がキャビティ内に可動に位置付けられ得る。キャビティは、エアロゾル送達デバイスアダプタと容器アダプタとが係合解除されたときに第1のバルブ部材の少なくとも一部分を受容するようにサイズ決めされ得る。ノズルは、エアロゾル前駆体組成物を容器からリザーバに移送するためのスパウト810を含み得、スパウトは、通路から延び得る。
アダプタ706は、ノズル806と係合するように構成されたノズルハウジング812を更に含み得、ノズルハウジング812は、バルブがノズルとノズルハウジングとの間に可動に位置付けられるように、内部にバルブ708の少なくとも一部分を収納し得る。ノズルハウジングは、スプリング814を介してバルブと連結され得、スプリングは、バルブが押し下げられたときに圧縮し、バルブが押し下げられていないときに伸長するように構成され得る。スプリングは、ノズルのスプリングキャビティ816a及びノズルハウジングのスプリングキャビティ816b内に位置付けられ得る。ノズルは、ノズルとノズルハウジングとの間に密封接続が提供されるように、ノズルハウジングの少なくとも一部分内においてバルブ上に位置付けられ得る。
図9及び10は、図7A~8Bの容器アダプタ706の底面斜視図を例示する。図9に示されるように、ノズルハウジング812は、エアロゾル前駆体組成物が容器リザーバからノズルの底を通過することを許容するための1つ以上の液体ポート902を画定し得る。バルブのベースは、エアロゾル前駆体組成物が容器リザーバからノズルの底を通過すべく、容器のリザーバ(例えば、容器リザーバ704)とノズルの内部との間の流体結合を許容するように、形状決めされ得る。図10に示されるように、いくつかの実施例において、バルブ708のベースは、ノズル806のキャビティ808全体にわたるエアロゾル前駆体組成物の通過を許容するように十字形であり得る。
図11は、図3の容器300の一例であり得るエアロゾル送達デバイスを充填するための容器1100の分解図を例示する。容器は、ノズル806、バルブ708、ノズルハウジング812、及びスプリング814を含む図7の容器アダプタ706を含むか及び/またはこれと連結され得る。ノズルハウジング812は、容器ハウジングの開口部に連結され得る。ノズル及びノズルハウジングの外側は、容器とアダプタとの間の確実かつ密封された接続を許容するためにネジが形成され得る。いくつかの実施において、ノズル及びノズルハウジングは、ego及び/または「510」スレッドパターンを使用してネジが形成され得る。
いくつかの実施例において、容器1100は、キャップ1112(例えば、キャップ304)を含み得る。キャップは、容器のハウジングに取り外し可能に連結され、キャップの取り外しに際してアダプタが露出されるように容器アダプタ上に位置付けられ得る。一実施例において、キャップは、2つのタブを含む取り外し抵抗性キャップであり得、これらの2つのタブを同時に押すことにより取り外し抵抗性キャップが回転することを許容し、それにより容器のハウジングからのその取り外しを可能にする。他の実施において、キャップは、本明細書において明白に検討しない1つ以上の他の確実な取り外し方法を介してハウジングから取り外すように構成された取り外し抵抗性キャップであってもよい。例えば、キャップは、同時的に下方圧力を適用すると共に、キャップを反時計回り方向に回転させることに応答して容器ハウジングから取り外されるように構成されてもよい。
図12は、エアロゾル送達デバイスアダプタ510を表面に有するタンク500の部分、及び容器アダプタ706を表面に有するエアロゾル前駆体組成物700の容器を含むエアロゾル送達デバイスを補充するための液体収容システム1200を例示する。このような実施において、液体収容システムは、2つのアダプタ510、706の間に密封可能接続を作り出すことによって、容器とエアロゾル送達デバイスとの間のエアロゾル前駆体組成物の移送を安全に可能にするように構成され得る。アダプタは、それらが互いに嵌合するように構成されるためにサイズ及び形状決めされ得る。一実施例において、アダプタは更に、無線周波数識別(RFID)技術に基づいて互いに嵌合するように構成され得る。
図13A及び13Bは、図12の液体収容システム1200を更に例示する。図13Aに示されるように、エアロゾル前駆体組成物は、アダプタ510、706が互いに完全に係合されるまで、移送されることを制限され得る。アダプタ間の完全な係合は、容器からエアロゾル送達デバイスへのエアロゾル前駆体組成物の通過が許容される有効な連結を意味し得る。図13Bに示されるように、アダプタの完全な係合に際して、エアロゾル前駆体組成物が容器からエアロゾル送達デバイスに1つ以上のポート及び/または通路514、804を通って安全に移送され得るように、密封可能接続がエアロゾル送達デバイスと容器700との間に形成され得る。
いくつかの実施例において、エアロゾル送達デバイスアダプタ510は、エアロゾル送達デバイスタンクリザーバ504の充填中に容器アダプタ706のバルブ708を係合するように構成され得る。充填ポート514は、エアロゾル送達デバイスアダプタとバルブとの係合中に容器700からエアロゾル送達デバイスタンクのリザーバ内に受容されるエアロゾル前駆体組成物を移送するように構成され得る。充填ポート514は、エアロゾル送達デバイスアダプタ及びバルブが完全に係合されたときにスパウト810を受容するようにサイズ決めされ得る。
リザーバを補充するためのエアロゾル送達デバイスアダプタ510と容器アダプタ706との係合中に、気流ポート516は、エアロゾル前駆体組成物が気流ポートを通過することを防止するために閉じられ得る。前述のように、気流ポートは、エアロゾル送達デバイスと容器アダプタとの係合中に容器アダプタのバルブ708によって閉じられ得る。特に、気流ポートは、少なくともバルブの第2のバルブ部材802bの適合部分を内部に受容するようにサイズ決めされた内側キャビティを画定し得る。第2のバルブ部材は、バルブの本体が押し下げられたときに気流ポートと係合してこれを閉じ得る。
実施例において、エアロゾル送達デバイスアダプタ510及び容器アダプタ706は、1つ以上の接続機構を含み得る。図5に示されるように、例えば、エアロゾル送達デバイスアダプタは、エアロゾル送達デバイスアダプタを容器との接続のために容器と整列するようにコンテナ700の適合タブ818と嵌合可能なスロット524を含み得る。特に、タブは、それぞれのアダプタ間の適切な係合を保証するために充填ポート514とスパウト810とを整列し得る。同様に、第2のバルブ部材802bは、バルブ708がタブの周囲でバルブキャビティ808内に嵌合可能に位置付けられ得るように、適合タブ818と嵌合可能なスロット820を備え得る。容器アダプタのキャビティ808は、エアロゾル送達デバイスアダプタと容器アダプタとが係合されたときにエアロゾル送達デバイスアダプタ突起部518を受容するようにサイズ決めされ得る。
エアロゾル送達デバイスアダプタは、エアロゾル送達デバイスアダプタと容器アダプタとの間の接続を確実にするために1つ以上のシール526a、526bを更に含み得る。特に、第1のシール526aは、容器アダプタとの係合中にノズルキャビティ822とエアロゾル送達デバイスアダプタとの間のシールを提供するように、アダプタの周囲に位置付けられ得る。同様に、第2のシール526bは、容器アダプタとの係合中にバルブキャビティ808とエアロゾル送達デバイスアダプタとの間のシールを提供するように、アダプタの周囲(スロット524の下)に位置付けられ得る。
図14は、本開示の実施例による、補充可能なエアロゾル送達デバイスと使用するための液体収容システムを実施するための方法1400における種々の動作を例示する。ブロック1402に示されるように、方法は、エアロゾル送達デバイスのアダプタをエアロゾル前駆体組成物の容器の対応するアダプタと取り外し可能かつ密封可能に接続することを含み得、アダプタは、対応するアダプタのバルブと係合され得る。アダプタは、分かれた別個の充填気流ポートを画定する本体を含み得、充填ポートは、アダプタ及びバルブの係合中に容器からエアロゾル送達デバイス内へのエアロゾル前駆体組成物を移送するために構成され得る。気流ポートは、エアロゾル前駆体組成物が気流ポートを通過することを防止するためにバルブによって閉じられ得る。気流ポートはまた、アダプタとバルブとが係合解除されたときにエアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分を通る空気の流れを許容するために構成され得る。ブロック1404に示されるように、方法はまた、エアロゾル前駆体組成物を容器からエアロゾル送達デバイス内に移送することを含み得る。
物品の使用の上記の説明は、小さな変更を通して本明細書において説明された種々の実施例に適用され得、これは、本明細書において提供される更なる開示に照らして当業者に明らかであり得る。使用の上記の説明は、しかしながら、物品の使用を限定することを意図するものではなく、本開示の開示の全必要要件に応じて提供される。図1~13Bに例示された物品において示されるかまたは別途上述された任意の要素は、本開示によるエアロゾル送達デバイスに含まれ得る。
本明細書において明らかにされた開示の多くの変更及び他の実施が、これらの開示が属する当業者に想到されることになり、上記の説明及び関連図面において提示された教示の利益を有する。このため、本開示が、開示された特定の実施に限定されるものではなく、他の実施が添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれるように意図されることが理解されるべきである。更に、上記の説明及び関連図面は、要素及び/または機能の一定の組み合わせの例の文脈において実施例を説明したが、要素及び/または機能の異なる組み合わせが、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱しない代替的実施によって提供され得ることが認められるべきである。これに関して、例えば、上で明白に説明されたものと比べて要素及び/または機能の異なる組み合わせはまた、添付の特許請求の範囲のいくつかにおいて明らかにされ得るものとしても考慮される。特定用語が本明細書において用いられるが、それらは、包括的かつ記述的な意味で使用され、限定の目的のためのものではない。