JP7104131B2 - 複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャ及び超伝導量子チップ - Google Patents

複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャ及び超伝導量子チップ Download PDF

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Description

本開示は、コンピュータ分野に関し、特に量子計算技術分野に関し、具体的には、複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャ、超伝導量子チップ及び超伝導量子コンピュータに関する。
超伝導回路において、量子ビットは特定の方式で一緒にカップリングされて、量子ビットにマイクロ波パルスを印加することで、単一ビット又は2ビット量子ゲートを実現することができる。
通常、量子ビットを一緒にカップリングさせるカップリングのタイプにはいろんな種類がある。往々にして、量子ビット間に設計されたカップリングに加えて、いくつかの避けられない寄生カップリングが生じ得るが、これらの寄生カップリングは、量子ゲートの忠実度に深刻な影響を与え、したがって量子チップ全体の性能を制限することになる。
発明の内容
本出願は、複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャ、超伝導量子チップ及び超伝導量子コンピュータを提供する。
第1の側面によれば、本出願は、複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャを提供する。前記超伝導回路アーキテクチャは、第1量子ビットと、第2量子ビットと、第1カップリング素子と、第2カップリング素子とを備え、前記第1カップリング素子が、第1コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされ、前記第2カップリング素子が、第2コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされ、前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットの周波数は、前記第1カップリング素子の周波数と前記第2カップリング素子の周波数の間にあり、前記第1カップリング素子の非線形強度と前記第2カップリング素子の非線形強度とは符号が逆である。
第2の側面によれば、本出願は、超伝導量子チップを提供する。前記超伝導量子チップは、第1の側面に係る複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャを備える。
第3の側面によれば、本出願は、超伝導量子コンピュータを提供する。前記超伝導量子コンピュータは、第2の側面に係る超伝導量子チップを備える。
本出願に係る技術方案によれば、複数のカップリング素子を導入し、これらのカップリング素子の周波数及び非線形強度を設定することで、量子ビット間の異なるタイプのカップリングを独立的に制御可能にし、したがって超伝導回路における量子ビット間の寄生カップリングを解消でき、超伝導回路において実現される単一ビット量子ゲート及び2ビット量子ゲートの忠実度を向上させ、さらに、量子チップ全体の性能を向上させる。本出願は、従来技術における量子ビット間の寄生カップリングにより、超伝導回路において実現される単一ビット量子ゲート及び2ビット量子ゲートの忠実度に影響を与えるという問題点を解決する。
このセクションで説明される内容は、本開示の実施例のクリティカル又は重要な特徴を識別することを意図するものでも、本開示の範囲を制限することを意図するものでもないことを理解されたい。本開示の他の特徴は以下の明細書により理解しやすくなるだろう。
図面は、本方案をよりよく理解するようにするためのものであり、本出願に対する限定を構成しない。
本出願の第1実施例に係る複数のカップリング素子を含む超伝導回路アーキテクチャの概略図である。
本出願の第1実施例に係る超伝導回路アーキテクチャにおける量子ビット間のカップリング関係の概略図(その1)である。
本出願の第1実施例に係る具体的な一例における超伝導回路の構造概略図である。
本出願の第1実施例に係る超伝導回路アーキテクチャにおける量子ビット間のカップリング関係の概略図(その2)である。
以下、図面を結び付けて、本出願の例示的な実施例を説明し、その中で、理解に役立つように、本出願の実施例の各種の詳細が含まれるが、これらの詳細は単に例示的なものとみなされるべきである。したがって、当業者は、本出願の範囲及び精神を逸脱することなく、本明細書で説明される実施例に対して様々な変更及び修正を実施し得ることを認識すべきである。同様に、明快さと簡潔さを期するために、以下の説明において、よく知られている機能及び構造についての説明は省略されている。
第1実施例
図1を参照すると、図1は、本出願の第1実施例に係る複数のカップリング素子を含む超伝導回路アーキテクチャの概略図である。図1に示す如く、複数のカップリング素子を含む超伝導回路アーキテクチャ100は、第1量子ビット101と、第2量子ビット102と、第1カップリング素子103と、第2カップリング素子104とを備え、第1カップリング素子103が、それぞれ第1コネクタ105を介して第1量子ビット101及び第2量子ビット102にカップリングされ、第2カップリング素子104が、それぞれ第2コネクタ106を介して第1量子ビット101及び第2量子ビット102にカップリングされ、第1量子ビット101及び第2量子ビット102の周波数は、第1カップリング素子103の周波数と第2カップリング素子104の周波数の間にあり、第1カップリング素子103の非線形強度と第2カップリング素子104の非線形強度とは符号が逆である。
第1量子ビット101及び第2量子ビット102は、いずれも実際の物理部品に対応する。第1量子ビット101の構造と第2量子ビット102の構造とは同じであってもよく、異なっていてもよく、本明細書では具体的に限定しないことにする。
本実施例において、第1量子ビット101及び第2量子ビット102は、いずれもtransmon量子ビットを例として詳細に説明する。超伝導回路アーキテクチャにおいて、transmon量子ビット間には常に異なる二つのタイプのカップリングが生じるが、それぞれXYカップリングとZZカップリングとに定義される。XYカップリングとは、量子ビット間で仮想光子を交換することでカップリングを実現することを指し、ZZカップリングとは、一つの量子ビット状態の変化が別の量子ビットの周波数に影響を与えることになることを指す。
第1カップリング素子103は、それぞれ第1コネクタ105を介して前記第1量子ビット101及び第2量子ビット102にカップリングされ、したがって二つの量子ビット間の間接カップリングが生じる。また、これら二つの量子ビット間のカップリング強度は、第1カップリング素子103の周波数が変化するにつれて変化する。このように、第1カップリング素子103の周波数を変更することで、これら二つの量子ビット間のカップリング強度に対する制御を実現することができる。
具体的に、超伝導回路アーキテクチャにおいて、第1カップリング素子103は、二つのtransmon量子ビット間の一つのカップリング経路を作ったことに該当する。このようにして、transmon量子ビット間に有効なXYカップリング及びZZカップリングが生じるようにし、第1カップリング素子103の周波数を変更することでカップリング強度に対する制御を行うことができる。
第2カップリング素子104は、それぞれ第2コネクタ106を介して第1量子ビット101及び第2量子ビット102にカップリングされ、したがって同じく二つの量子ビット間の間接カップリングが生じる。また、これら二つの量子ビット間のカップリング強度は、第2カップリング素子104の周波数が変化するに連れて変化する。このように、第2カップリング素子104の周波数を変更することで、これら二つの量子ビット間のカップリング強度に対する制御を実現することができる。
具体的に、超伝導回路アーキテクチャにおいて、第2カップリング素子104も、二つのtransmon量子ビット間の一つのカップリング経路を作ったことに該当する。このようにして、transmon量子ビット間に有効なXYカップリング及びZZカップリングが生じるようにし、第2カップリング素子104の周波数を変更することでカップリング強度に対する制御を行うことができる。
このようにして、二つの調節自由度が導入され、即ち、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の周波数を調節することで、これら二つのtransmon量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングのカップリング強度を制御できる。したがって、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104を導入し、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の周波数をそれぞれ調節することで、これら二つのtransmon量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングのカップリング強度を独立的に制御できる。
制御過程において、その目的は、通常、二つのtransmon量子ビット間の寄生カップリングを解消することであり、超伝導回路が実現しようとする機能に応じて、その寄生カップリングは異なり得る。例えば、この超伝導回路において単一ビット量子ゲートを実現しようとする場合、transmon量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングは、いずれも量子ビット間の寄生カップリングである。別の例として、該超伝導回路において2ビット量子ゲートを実現しようとする場合、transmon量子ビット間のXYカップリング又はZZカップリングは、量子ビット間の寄生カップリングであり、例えば、iSWAPゲートにおけるZZカップリングは、量子ビット間の寄生カップリングである。
さらに、この超伝導回路を利用して、例えば凝縮状態物理のボーズハバード(Bose―Hubbard)モデルをシミュレートする場合、制御の目的は、量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングがいずれも独立的に制御できるべきであることにある。
第1カップリング素子103により生成されたカップリング及び第2カップリング素子104により生成されたカップリングが効果的にオフセットされて、寄生カップリングを解消するのを実現するために、例えば、単一ビット量子ゲートに対してXYカップリング及びZZカップリングを解消し、2ビット量子ゲートiSWAPゲートに対してZZカップリングを解消する。通常、第1カップリング素子103により生成されたカップリングの強度と第2カップリング素子104により生成されたカップリングの強度とは符号が逆であることが満たされるべきである。
transmon量子ビット間のXYカップリングは、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の周波数に関連するため、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の周波数を限定して、一カップリング素子によって誘発されるXYカップリング強度が正の値であり、別のカップリング素子によって誘発されるXYカップリング強度が負の値であるようにする必要がある。
なお、transmon量子ビット間のZZカップリングは、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の非線形強度に関連するため、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の非線形強度を限定して、一カップリング素子によって誘発されるZZカップリング強度が正の値であり、別のカップリング素子によって誘発されるZZカップリング強度が負の値であるようにする必要がある。
具体的に、第1量子ビット101及び第2量子ビット102の周波数は、第1カップリング素子103の周波数と第2カップリング素子104の周波数の間にあるとともに、第1カップリング素子103の非線形強度と第2カップリング素子104の非線形強度とは符号が逆である。
一実施形態において、第1カップリング素子103の周波数は、いずれも第1量子ビット101及び第2量子ビット102の周波数より大きくてもよく、第2カップリング素子104の周波数は、いずれも第1量子ビット101及び第2量子ビット102の周波数より小さくてもよい。このとき、第1カップリング素子103によって誘発されるtransmon量子ビット間のXYカップリングは負の値であり、第2カップリング素子104によって誘発されるtransmon量子ビット間のXYカップリングは正の値である。第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の周波数を独立的に調節することで、transmon量子ビット間のXYカップリングが解消されることが期待される。
一方、本実施形態において、第1カップリング素子103の非線形強度は正の値であり得、第2カップリング素子104の非線形強度は負の値であり得る。このとき、第1カップリング素子103によって誘発されるtransmon量子ビット間のZZカップリングは正の値であり、第2カップリング素子104によって誘発されるtransmon量子ビット間のZZカップリングは負の値である。第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の周波数を独立的に調節することで、transmon量子ビット間のZZカップリングが解消されることが期待される。
もちろん、実際の応用では、第1カップリング素子103と第2カップリング素子104との周波数及び非線形強度を設定する他の実施形態があり、第1量子ビット101及び第2量子ビット102の周波数が第1カップリング素子103の周波数と第2カップリング素子104の周波数の間にあるとともに、第1カップリング素子103の非線形強度と第2カップリング素子104の非線形強度との符号が逆であることを満たしさえすればよい。
本実施例において、二つの調節自由度を導入し、即ち、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104を導入し、且つ第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104の周波数をそれぞれ調節することで、二つのtransmon量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングのカップリング強度を独立的に制御できる。また、第1カップリング素子103と第2カップリング素子104との周波数及び非線形強度を限定することで、第1量子ビット101及び第2量子ビット102の周波数が第1カップリング素子103の周波数と第2カップリング素子104の周波数の間にあり、第1カップリング素子103の非線形強度と第2カップリング素子104の非線形強度との符号が逆であるようにし、XYカップリング及び/又はZZカップリングを解消することが期待され、したがって本超伝導回路によって実現される単一ビット量子ゲート及び2ビット量子ゲートの寄生カップリングを解消でき、量子ゲートの忠実度を向上させ、さらに、量子チップ全体の性能を向上させる。
超伝導回路アーキテクチャにおけるtransmon量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングのカップリング強度を独立的に制御できるため、transmon量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングが完全に解消された場合、本超伝導回路は高忠実度の単一ビット量子ゲートを実現することができる。transmon量子ビット間のZZカップリングのみが解消された場合、本超伝導回路は高忠実度の2ビット量子ゲートを実現でき、transmon量子ビット間のXYカップリング強度は、需要に応じて自由に制御されてもよい。また、本超伝導回路は、例えば、凝縮状態物理のBose―Hubbardモデルをシミュレートしてもよい。したがって、本超伝導回路は、制御の実際状況に応じて多様な応用を実現でき、これにより本超伝導回路の応用範囲が拡大される。
また、超伝導回路アーキテクチャにおける量子ビット間の異なるタイプのカップリングがいずれも独立的に制御乃至解消できるため、超伝導回路全体のスケーラビリティ及びパルス校正過程がクロストークの影響を受けなくなり、したがってより簡単になる。
実際の応用において、前記第1カップリング素子103は共振キャビティであってもよく、量子ビットであってもよい。第2カップリング素子104は共振キャビティであってもよく、量子ビットであってもよい。集積を容易にするために、好ましくは、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104は、いずれも量子ビットであってもよい。
第1カップリング素子103がそれぞれ第1量子ビット101及び第2量子ビット102と有効なカップリングを生成させるために、第1コネクタ105は、キャパシタ、ジョセフソン接合、共振キャビティのうち少なくとも一つの構成要素を含み得る。第2カップリング素子104がそれぞれ第1量子ビット101及び第2量子ビット102と有効なカップリングを生成するようにするために、第2コネクタ102も、キャパシタ、ジョセフソン接合、共振キャビティのうち少なくとも一つの構成要素を含み得る。本実施例において、第1コネクタ105及び第2コネクタ106は、いずれもキャパシタを例として詳細に説明される。
留意すべきことは、本出願に係る超伝導回路アーキテクチャは、超伝導素子を採用して実現される回路を指す。即ち、超伝導回路で使用される部品は、いずれも超伝導材料から製造される。また、本出願における量子ビット及びパラメータ区間は、全て既存の超伝導回路技術によるため、その実現可能性が保証される。
選択的に、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104は、いずれも基底状態に準備された量子ビットである。
本実施形態において、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104も量子ビットである。第1量子ビット101により実現される量子ビットを計算量子ビットq1と称し、第2量子ビット102により実現される量子ビットを計算量子ビットq2と称し、一方、第1カップリング素子103により実現される量子ビットをカップリング量子ビットc1と称し、第2カップリング素子104により実現される量子ビットをカップリング量子ビットc2と称すことができる。
図2を参照すると、図2は、本出願の第1実施例に係る超伝導回路アーキテクチャにおける量子ビット間のカップリング関係の概略図(その1)である。図2に示す如く、計算量子ビットは黒丸で標記されており、カップリング量子ビットは破線丸で標記されている。
具体的に、カップリング量子ビットc1は、それぞれ計算量子ビットq1及び計算量子ビットq2とカップリングを実現し、したがって計算量子ビットq1及び計算量子ビットq2の間の間接カップリングが生じる。また、カップリング量子ビットc1の周波数を調節することで、計算量子ビットq1と計算量子ビットq2の間のカップリング強度が調節することができる。一方、カップリング量子ビットc2も、それぞれ計算量子ビットq1及び計算量子ビットq2とカップリングを実現し、したがって、同じく、計算量子ビットq1と計算量子ビットq2の間の間接カップリングが生じる。また、カップリング量子ビットc2の周波数を調節することで、計算量子ビットq1と計算量子ビットq2の間のカップリング強度も調節することができる。
このように、二つの調節自由度を導入し、即ち、カップリング量子ビットc1及びカップリング量子ビットc2を導入し、且つカップリング量子ビットc1及びカップリング量子ビットc2の周波数をそれぞれ調節することで、二つのtransmon量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングのカップリング強度を独立的に制御できる。また、カップリング量子ビットc1とカップリング量子ビットc2との周波数及び非線形強度を限定することで、計算量子ビットq1及び計算量子ビットq2の周波数がカップリング量子ビットc1の周波数とカップリング量子ビットc2の周波数の間にあり、カップリング量子ビットc1の非線形強度とカップリング量子ビットc2の非線形強度との符号が逆であるようにし、XYカップリング及び/又はZZカップリングを解消することが期待され、したがってこの超伝導回路アーキテクチャによって実現される単一ビット量子ゲート及び2ビット量子ゲートの寄生カップリングを解消でき、量子ゲートの忠実度を向上させ、さらに、量子チップ全体の性能を向上させる。
説明すべきことは、カップリング量子ビットc1及びカップリング量子ビットc2は、いずれも基底状態に準備される量子ビットであり、補助量子ビットとして、量子ゲートの忠実度に影響を与えないように、可能な限りカップリング量子ビットに高エネルギー準位リークが発生するのを回避すべきである。
また、この超伝導回路アーキテクチャにおいて、計算量子ビットとカップリング量子ビットの間のカップリングがいずれも拡散カップリングであることが要求されるが、拡散カップリングとは、計算量子ビットとカップリング量子ビットの間のカップリング強度が両者間の周波数差よりもはるかに小さいことを指す。このようにして、カップリング量子ビットからのノイズを抑制でき、補助量子ビットとしてのみ用いられるようにする。
本実施形態において、カップリング素子を量子ビットと類似した構造に設計することで、超伝導回路アーキテクチャがより容易に集積される。
図3を参照すると、図3は、本出願の第1実施例に係る具体的な一例における超伝導回路の構造概略図である。図3に示す如く、第1カップリング素子103の非線形強度と第2カップリング素子104の非線形強度とは符号が逆であるため、それらの設計構造も異なる。具体的な一例において、第1カップリング素子103の非線形強度は負の値であって、transmon量子ビットにより実現され得、第2カップリング素子104の非線形強度は正の値であって、別の量子ビット、例えばcapacitive―shunted flux qubitという名称を持つ量子ビットにより実現され得る。
具体的に、第1カップリング素子103は、第1超伝導量子干渉装置1031と、第1超伝導量子干渉装置に並列接続された第1キャパシタ1032とを備え、第1超伝導量子干渉装置1031は、磁束を印加することで第1カップリング素子103の周波数を調節するための、並列接続された二つのジョセフソン接合を備え、第2カップリング素子104が、第2超伝導量子干渉装置1041と、第2超伝導量子干渉装置1041に並列接続された第2キャパシタ1042とを備え、第2超伝導量子干渉装置1041は、磁束を印加することで前記第2カップリング素子104の周波数を調節するための、直列接続された二つのジョセフソン接合と別のジョセフソンとが並列接続されてなる。
本実施形態において、第1カップリング素子103と第2カップリング素子104とを異なる構造に設計することで、第1カップリング素子103の非線形強度と第2カップリング素子104の非線形強度との符号が逆であることを実現できる。また、第1超伝導量子干渉装置1031及び第2超伝導量子干渉装置1041に磁束を印加することで、該印加される磁束がカップリング量子ビットのジョセフソンエネルギーに直接影響を及ぼすようにし、したがってカップリング量子ビットの周波数を変更でき、さらに、超伝導量子干渉装置を通過する磁束を調節することで、カップリング量子ビットの周波数を便利に調節できる。
選択的に、第1量子ビット101が、磁束を印加することで第1量子ビット101の周波数を調節するための、第3超伝導量子干渉装置1011を備え、第2量子ビット102が、磁束を印加することで第2量子ビット102の周波数を調節するための、第4超伝導量子干渉装置1021を備える。
本実施形態において、第3超伝導量子干渉装置1011及び第4超伝導量子干渉装置1021により、それぞれ磁束を印加することで第1量子ビット101及び第2量子ビット102の周波数を調節することができる。
選択的に、第3超伝導量子干渉装置1011及び第4超伝導量子干渉装置1021は、いずれも並列接続された二つのジョセフソン接合を備える。
本実施形態において、第3超伝導量子干渉装置1011及び第4超伝導量子干渉装置1021に磁束を印加することで、該印加される磁束が計算量子ビットのジョセフソンエネルギーに直接影響を及ぼすようにし、したがって計算量子ビットの周波数を変更でき、さらに、超伝導量子干渉装置を通過する磁束を調節することで、計算量子ビットの周波数を便利に調節でき、カップリング量子ビットと計算量子ビットの間のカップリングを実現するための基礎を築く。
選択的に、第1量子ビット101及び第2量子ビット102は、いずれも量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うためのノイズ低減部材を備える。図3に示す如く、第1量子ビット101は、ノイズ低減部材1012を備え、第2量子ビット102は、ノイズ低減部材1022を備える。
選択的に、第1量子ビット101は、量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うための、第3超伝導量子干渉装置1011に並列接続された第3キャパシタを更に備え、第2量子ビット102は、量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うための、第4超伝導量子干渉装置1021に並列接続された第4キャパシタを更に備える。
図3に示す如く、ノイズ低減部材1012は、第3キャパシタであり得、ノイズ低減部材1022は、第4キャパシタであり得る。
選択的に、超伝導回路アーキテクチャは、第3カップリング素子を更に備え、第3カップリング素子は、それぞれ第3コネクタを介して第1量子ビット101及び第2量子ビット102にカップリングされる。
本実施形態において、上記の実施形態に係る超伝導回路アーキテクチャを拡張し得る。具体的には、第1量子ビット101と第2量子ビット102、即ち、二つの計算量子ビット間にN個の異なるタイプのカップリングが存在し、Nが2より大きい場合、少なくとも一つの第3カップリング素子を導入し、第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104を加えて、全部でN個のカップリング素子を導入することができる。
第3カップリング素子が第1カップリング素子103及び第2カップリング素子104にカップリングされる方式は、それぞれ第1量子ビット101及び第2量子ビット102にカップリングされる方式と類似しており、本明細書では繰り返し説明しないことにする。
一つのカップリング素子を導入する度に、二つの計算量子ビット間の一つのカップリング経路を生成でき、且ついずれもカップリング素子の周波数を調節することで、二つの計算量子ビット間のカップリング強度を独立的に制御できる。したがって、N個のカップリング素子を導入することで、該超伝導回路がN個の自由度から二つの計算量子ビット間のカップリング強度を独立的に制御可能にする。このようにして、二つの計算量子ビット間のN個の異なるタイプのカップリングがいずれも独立的に制御可能にし、必要に応じて一種類又は数種類、ひいては全てのカップリングを完全に解消し得、したがって二つの計算量子ビット間の寄生カップリングを解消でき、超伝導回路において実現される単一ビット量子ゲート及び2ビット量子ゲートの忠実度を向上させ、さらに、量子チップ全体の性能を向上させる。
選択的に、超伝導回路アーキテクチャは、第3量子ビットと、第4カップリング素子と、第5カップリング素子とを更に備え、第4カップリング素子が、それぞれ第4コネクタを介してターゲット計算量子ビット及び第3量子ビットにカップリングされ、第5カップリング素子が、それぞれ第5コネクタを介してターゲット計算量子ビット及び第3量子ビットにカップリングされ、ターゲット計算量子ビットは、第1量子ビット101及び第2量子ビット102のうち一つである。
本実施形態において、上記の実施形態に係る超伝導回路アーキテクチャを拡張し得るが、具体的には、より複雑なタスクをサポートするように、上記の実施形態に係る超伝導回路アーキテクチャを基本単位として拡張を行う。
第3量子ビットの数は、少なくとも1であり得、第3量子ビットの各々は、ターゲット計算量子ビットと対になり得、前記ターゲット計算量子ビットは、第1量子ビット101又は第2量子ビット102である。一方、第4カップリング素子がそれぞれこれら二つの計算量子ビットにカップリングされ、第5カップリング素子もそれぞれこれら二つの計算量子ビットにカップリングされることで、これら二つの計算量子ビット間のXYカップリングとZZカップリングとを独立的に制御でき、これら二つの計算量子ビット間の寄生カップリングを解消するようにする。
このように、本実施形態に係る超伝導回路アーキテクチャにおける隣接する二つの計算量子ビットごとの間に二つのカップリング量子ビットを導入し、且つカップリング量子ビットの周波数独立的に調節することで、計算量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングに対する制御を実現でき、隣接する二つの計算量子ビットごと間の寄生カップリングを解消するようにする。これにより、この超伝導回路において複数の高忠実度の量子ゲートを実現でき、したがってより複雑なタスクをサポートする。
図4を参照すると、図4は、本出願の第1実施例に係る超伝導回路アーキテクチャにおける量子ビット間のカップリング関係の概略図(その2)である。図4において、計算量子ビットは黒丸で標記されており、カップリング量子ビットは破線丸で標記されている。図4に示す如く、この超伝導回路アーキテクチャは、九つの計算量子ビットアーキテクチャを含み、隣接する二つの計算量子ビットごと間に二つのカップリング量子ビットがあり、これにより隣接する二つの計算量子ビットごと間に二つのカップリング経路が生じるようにする。
各計算量子ビットは、隣接する八つのカップリング量子ビットと互いに連なり、隣接する二つの計算量子ビットの間で量子ゲート操作を実現できる。隣接する二つの計算量子ビットごと間の寄生カップリングを解消するように、隣接する二つの計算量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングは、その間に設置された二つのカップリング量子ビットの周波数を調節することで独立的に制御でき、これにより該超伝導回路において複数の高忠実度的量子ゲートを実現でき、したがってより複雑なタスクをサポートする。
説明すべきことは、本出願に係る超伝導回路アーキテクチャにおける様々な選択的な実施形態は、互いに結合されて具現されても良く、単独的に具現されても良く、本出願はこれに対して限定しないことにする。
以下、複数のカップリング素子を含む超伝導回路の作動原理を詳細に紹介する。
上記の技術方案の作動原理を明確に理解可能にするために、設計された超伝導回路のハミルトニアンから始めて分析することにする。図2に記述された量子ビットアーキテクチャを例として、該超伝導回路のハミルトニアンは、次の式(1)のように示される。
Figure 0007104131000001
なお、式(1)におけるa,Hの上に^を付したものは、以降の説明において、^a,^Hと表記することとする。
上記の式(1)において、量子ビットは、いずれもDuffing調和振動子モデルで描写され、最初の2つの項目は、計算量子ビットの項目を描写し、3番目及び4番目の項目は、カップリング量子ビットの項目を描写し、最後の項目は、i番目の計算量子ビットとj番目のカップリング量子ビットの間のカップリングを描写し、gijは、対応するカップリング強度である。
具体的に、ωqiは、i番目の計算量子ビットの周波数であり、ωciは、i番目のカップリング量子ビットの周波数を表し、αqiは、i番目の計算量子ビットの非線形強度であり、αciは、i番目のカップリング量子ビットの非線形強度であり、^a qi及び^aqiは、i番目の計算量子ビットの昇降演算子を描写し、^a ci及び^aciは、i番目のカップリング量子ビットの昇降演算子を描写する。
説明すべきことは、該超伝導回路において、計算量子ビットとカップリング量子ビットの間のカップリングがいずれも拡散カップリングであることが要求されるが、拡散カップリングとは、計算量子ビットとカップリング量子ビットの間のカップリング強度が両者間の周波数差よりもはるかに小さいことを指す。このようにして、カップリング量子ビットからのノイズを抑制でき、補助量子ビットとしてのみ用いられるようにする。
上記の条件に基づいて、上記の式(1)に対してSchrieffer―Wolff変換を行うが、その目的は、ターゲット量子ゲートカップリング項を寄生カップリング項から分離させて、下記の式(2)に示されるものを得ることにある。
Figure 0007104131000002
なお、式(2)におけるα,ωの上に~を付したものは、以降の説明において、α,ωと表記することとする。
式(2)において、ωqiαqiωcjαcjは、量子ビットの周波数及び非線形強度がいずれも変化したことを表す。簡潔さを期するために、括弧内のH.c.は、その複素共役を表す。
Schrieffer―Wolff変換を経た後、計算量子ビットとカップリング量子ビットの間の相互作用が解消され、代わりに、計算量子ビット間の等価カップリング、即ち、^a q1^aq2+^aq1^a q2型カップリングが生じるが、このカップリングは、上記のXYカップリング、及び量子ビット高エネルギー準位によって誘発される^a qi^a qi^aqi^aqk,^a cj^a cj^aq1^aq2,^a q1^aq1^a q2^aq2型カップリングである。断熱制御を採用する場合、これらカップリングは、いずれも上記のZZカップリングと等価になり得る。
式(2)から分かるように、二つのカップリング量子ビットが導入された後、計算量子ビット自体の周波数のXYカップリング及びZZカップリングへの影響に加えて、カップリング量子ビットの周波数ωc1及びωc2を変更することで、計算量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングの両方とも制御できる。
さらに、計算量子ビット間の寄生カップリングを解消可能にするために、下記の幾つかの条件が満たされるべきである
第1の条件は、下記の通りである。計算量子ビット間のXYカップリングを解消しようとする場合、カップリング量子ビットの周波数に対するいくつかの制限を行うことが要求される。具体的には、そのうち一つのカップリング量子ビットの周波数が二つの計算量子ビットの周波数の両方よりも大きく、もう一つのカップリング量子ビットの周波数が二つの計算量子ビットの周波数の両方よりも小さいように制限し得る。例えば、カップリング量子ビットc1の周波数を制限して、ωc1>ωq1,ωq2であるようにすると同時に、カップリング量子ビットc2の周波数を制限して、ωc2<ωq1,ωq2ωc1>ωq1,ωq2であるようにする。このように、ωc1>ωq1,ωq2であり、且つωc2<ωq1,ωq2である場合、カップリング量子ビットc1によって誘発される計算量子ビット間のXYカップリングは負の値であり、カップリング量子ビットc2によって誘発されるカップリングは正の値である。このとき、ωc1とωc2とを独立的に調節することで、計算量子ビット間のXYカップリングが解消されることができる。
第2の条件は、下記の通りである。計算量子ビット間のZZカップリングを解消しようとする場合、カップリング量子ビットの非線形強度に対するいくつかの制限を行うことが要求される。具体的には、そのうち一つのカップリング量子ビットの非線形強度が正の値であり、もう一つのカップリング量子ビットの非線形強度が負の値であるように制限し得る。例えば、カップリング量子ビットc1の非線形強度を制限することで、αc1<0が負の値であるようにすると同時に、カップリング量子ビットc2の非線形強度を制限して、αc2>0であるようにする。αc1<0かつαc2>0である場合、カップリング量子ビットc1によって誘発されるZZカップリングは負の値であり、カップリング量子ビットc2によって誘発されるZZカップリングは正の値である。これに基づいて、ωc1とωc2とを独立的に調節することで、計算量子ビット間のZZカップリングが解消されることができる。
第3の条件は、下記の通りである。カップリング量子ビットに高エネルギー準位リークが発生して、量子ゲートの忠実度に影響を与えるのを回避するために、補助量子ビットとして、カップリング量子ビットc1及びカップリング量子ビットc2が基底状態に準備されることが要求される。
超伝導回路の作動原理から分かるように、上記の3つの条件を満たすという前提で、計算量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングの両方が解消されることが期待され、したがって計算量子ビット間のクロストークフリーを実現でき、高忠実度の単一ビット量子ゲートを実現するための条件が作成される。さらに、ZZカップリングが解消され、XYカップリングのみが保持される場合、高忠実度のiSWAPゲートを実現するために用いられ得る。具体的には、二つの計算量子ビットの有効周波数を制御することで共振させてから、システムに一定期間t動力学進化させるが、システムの進化演算子Uは、下記の式(3)で示される。
Figure 0007104131000003
上記の式(3)を下記の式(4)に示すように行列形式に書き換える。
Figure 0007104131000004
なお、式(4)におけるgの上に~を付したものは、以降の説明において、gと表記することとする。
進化時間t=π/(212)である時、iSWAPゲートを得ることができる。また、進化時間t=π/(412)である時、√iSWAPゲートを実現できる。
超伝導回路における計算量子ビット間のZZカップリングは、カップリング量子ビットを変調することで解消できるため、iSWAPゲート及び√iSWAPゲートの両方の忠実度が向上されることになる。さらに、iSWAPゲート及び√iSWAPゲートを単一ビット回転ゲートと組み合わせることで、量子計算の汎用型量子ゲートグールプを構成できる。
これ以外に、該超伝導回路中計算量子ビット間のXYカップリング及びZZカップリングの両方とも独立的に制御できるため、この超伝導回路は、また、例えばBose―Hubbard物理モデルのシミュレーションを研究するために用いられる。
第2実施例
本出願は、超伝導量子チップを提供する。前記超伝導量子チップは、第1実施例に係る複数のカップリング素子を含む超伝導回路アーキテクチャを備え、前記超伝導回路アーキテクチャが、第1量子ビットと、第2量子ビットと、第1カップリング素子と、第2カップリング素子とを備え、前記第1カップリング素子が、それぞれ第1コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされ、前記第2カップリング素子が、それぞれ第2コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされ、前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットの周波数は、前記第1カップリング素子の周波数と前記第2カップリング素子の周波数の間にあり、前記第1カップリング素子の非線形強度と前記第2カップリング素子の非線形強度とは符号が逆である。
選択的に、前記第1カップリング素子及び第2カップリング素子は、いずれも基底状態に準備される量子ビットである。
選択的に、前記第1カップリング素子は、第1超伝導量子干渉装置と、前記第1超伝導量子干渉装置に並列接続された第1キャパシタとを備え、前記第1超伝導量子干渉装置が、磁束を印加することで前記第1カップリング素子の周波数を調節するための、並列接続された二つのジョセフソン接合を備え、前記第2カップリング素子が、第2超伝導量子干渉装置と、前記第2超伝導量子干渉装置に並列接続された第2キャパシタとを備え、前記第2超伝導量子干渉装置が、磁束を印加することで前記第2カップリング素子の周波数を調節するための、直列接続された二つのジョセフソン接合と別のジョセフソン接合とが並列接続されてなる。
選択的に、前記第1量子ビットが、磁束を印加することで前記第1量子ビットの周波数を調節するための、第3超伝導量子干渉装置を備え、前記第2量子ビットが、磁束を印加することで前記第2量子ビットの周波数を調節するための、第4超伝導量子干渉装置を備える。
選択的に、前記第3超伝導量子干渉装置及び前記第4超伝導量子干渉装置は、いずれも並列接続された二つのジョセフソン接合を備える。
選択的に、前記第1量子ビット及び第2量子ビットは、いずれも量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うためのノイズ低減部材を備える。
選択的に、前記第1量子ビットは、量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うための、前記第3超伝導量子干渉装置に並列接続された第3キャパシタを更に備え、前記第2量子ビットが、量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うための、前記第4超伝導量子干渉装置に並列接続された第4キャパシタを更に備える。
選択的に、前記超伝導回路アーキテクチャが、第3カップリング素子を更に備え、前記第3カップリング素子は、それぞれ第3コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされる。
前記超伝導回路アーキテクチャは、第3量子ビットと、第4カップリング素子と、第5カップリング素子とを更に備え、前記第4カップリング素子が、それぞれ第4コネクタを介してターゲット計算量子ビット及び前記第3量子ビットにカップリングされ、前記第5カップリング素子が、それぞれ第5コネクタを介して前記ターゲット計算量子ビット及び前記第3量子ビットにカップリングされ、前記ターゲット計算量子ビットは、前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットのうち一つである。
説明すべきことは、上記の超伝導量子チップにおける超伝導回路アーキテクチャは、第1実施例に係る超伝導回路アーキテクチャの構造と類似しており、且つ第1実施例に係る超伝導回路アーキテクチャと同じ有益な効果を有するため、繰り返し説明しないことにする。本出願に係る超伝導量子チップの実施例において開示されていない技術的詳細については、第1実施例における超伝導回路アーキテクチャの説明を参照することで当業者に理解され得、紙幅を節約するために、ここでは繰り返し説明しないことにする。
第3実施例
本出願は、超伝導量子コンピュータを提供する。前記超伝導量子コンピュータは、超伝導量子チップを備え、超伝導量子チップに連結された操作及び読み取り装置を更に備え得る。超伝導量子チップは、第1実施例に係る複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャを備え、前記超伝導回路アーキテクチャが、第1量子ビットと、第2量子ビットと、第1カップリング素子と、第2カップリング素子とを備え、前記第1カップリング素子が、それぞれ第1コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされ、前記第2カップリング素子が、それぞれ第2コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされ、前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットの周波数は、前記第1カップリング素子の周波数と前記第2カップリング素子の周波数の間にあり、前記第1カップリング素子の非線形強度と前記第2カップリング素子の非線形強度とは符号が逆である。
選択的に、前記第1カップリング素子及び第2カップリング素子は、いずれも基底状態に準備される量子ビットである。
選択的に、前記第1カップリング素子は、第1超伝導量子干渉装置と、前記第1超伝導量子干渉装置に並列接続された第1キャパシタとを備え、前記第1超伝導量子干渉装置が、磁束を印加することで前記第1カップリング素子の周波数を調節するための、並列接続された二つのジョセフソン接合を備え、前記第2カップリング素子が、第2超伝導量子干渉装置と、前記第2超伝導量子干渉装置に並列接続された第2キャパシタとを備え、前記第2超伝導量子干渉装置は、磁束を印加することで前記第2カップリング素子の周波数を調節するための、直列接続された二つのジョセフソン接合と別のジョセフソン接合とが並列接続されてなる。
選択的に、前記第1量子ビットは、磁束を印加することで前記第1量子ビットの周波数を調節するための、第3超伝導量子干渉装置を備え、前記第2量子ビットが、磁束を印加することで前記第2量子ビットの周波数を調節するための、第4超伝導量子干渉装置を備える。
選択的に、前記第3超伝導量子干渉装置及び前記第4超伝導量子干渉装置は、いずれも並列接続された二つのジョセフソン接合を備える。
選択的に、前記第1量子ビット及び第2量子ビットは、いずれも量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うためのノイズ低減部材を備える。
選択的に、前記第1量子ビットは、量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うための、前記第3超伝導量子干渉装置に並列接続された第3キャパシタを更に備え、前記第2量子ビットが、量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うための、前記第4超伝導量子干渉装置に並列接続された第4キャパシタを更に備える。
選択的に、前記超伝導回路アーキテクチャは、第3カップリング素子を更に備え、前記第3カップリング素子が、それぞれ第3コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされる。
選択的に、前記超伝導回路アーキテクチャは、第3量子ビットと、第4カップリング素子と、第5カップリング素子とを更に備え、前記第4カップリング素子が、それぞれ第4コネクタを介してターゲット計算量子ビット及び前記第3量子ビットにカップリングされ、前記第5カップリング素子が、それぞれ第5コネクタを介して前記ターゲット計算量子ビット及び前記第3量子ビットにカップリングされ、前記ターゲット計算量子ビットは、前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットのうちの一つである。
説明すべきことは、上記の超伝導量子コンピュータにおける超伝導回路アーキテクチャは、第1実施例に係るアーキテクチャの構造と類似しており、且つ第1実施例に係る超伝導回路アーキテクチャと同じ有益な効果を有するため、繰り返し説明しないことにする。本出願に係る超伝導量子コンピュータ実施例中において開示されていない技術的詳細については、第1実施例における超伝導回路アーキテクチャの説明を参照することで当業者に理解され得、紙幅を節約するために、ここでは繰り返し説明しないことにする。
上記の具体的な実施形態は、本出願の保護範囲に対する制限を構成しない。当業者は、設計要件及び他の要因に応じて様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせ及び代替が行われ得ることを理解すべきである。本出願の精神及び原則の範囲内で行われる修正、均等物による置換及び改善は、いずれも本出願の保護範囲に含まれるべきである。

Claims (11)

  1. 複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャであって、
    第1量子ビットと、第2量子ビットと、第1カップリング素子と、第2カップリング素子とを備え、
    前記第1カップリング素子が、2つの第1コネクタのそれぞれを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされ、
    前記第2カップリング素子が、2つの第2コネクタのそれぞれを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされ、
    前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットの周波数は、前記第1カップリング素子の周波数と前記第2カップリング素子の周波数の間にあり、
    前記第1カップリング素子の非線形強度と前記第2カップリング素子の非線形強度とは符号が逆である超伝導回路アーキテクチャ。
  2. 前記第1カップリング素子及び第2カップリング素子は、いずれも基底状態に準備される量子ビットである請求項1に記載の超伝導回路アーキテクチャ。
  3. 前記第1カップリング素子が、第1超伝導量子干渉装置と、前記第1超伝導量子干渉装置に並列接続された第1キャパシタとを備え、
    前記第1超伝導量子干渉装置が、磁束を印加することで前記第1カップリング素子の周波数を調節するための、並列接続された二つのジョセフソン接合を備え、
    前記第2カップリング素子が、第2超伝導量子干渉装置と、前記第2超伝導量子干渉装置に並列接続された第2キャパシタとを備え、
    前記第2超伝導量子干渉装置が、磁束を印加することで前記第2カップリング素子の周波数を調節するための、直列接続された二つのジョセフソン接合と別のジョセフソン接合とが並列接続されてなる請求項2に記載の超伝導回路アーキテクチャ。
  4. 前記第1量子ビットが、磁束を印加することで前記第1量子ビットの周波数を調節するための、第3超伝導量子干渉装置を備え、
    前記第2量子ビットが、磁束を印加することで前記第2量子ビットの周波数を調節するための、第4超伝導量子干渉装置を備える請求項1に記載の超伝導回路アーキテクチャ。
  5. 前記第3超伝導量子干渉装置及び前記第4超伝導量子干渉装置が、いずれも並列接続された二つのジョセフソン接合を備える請求項4に記載の超伝導回路アーキテクチャ。
  6. 前記第1量子ビット及び第2量子ビットが、いずれも量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うためのノイズ低減部材を備える請求項4又は5に記載の超伝導回路アーキテクチャ。
  7. 前記第1量子ビットが、量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うための、前記第3超伝導量子干渉装置に並列接続された第3キャパシタを備え、
    前記第2量子ビットが、量子ビットが位置する環境の電荷ゆらぎに対してノイズ低減を行うための、前記第4超伝導量子干渉装置に並列接続された第4キャパシタを備える請求項4又は5に記載の超伝導回路アーキテクチャ。
  8. 第3カップリング素子を備え、
    該第3カップリング素子が、第3コネクタを介して前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットにカップリングされる請求項1に記載の超伝導回路アーキテクチャ。
  9. 第3量子ビットと、第4カップリング素子と、第5カップリング素子とを備え、
    前記第4カップリング素子が、第4コネクタを介してターゲット計算量子ビット及び前記第3量子ビットにカップリングされ、
    前記第5カップリング素子が、第5コネクタを介して前記ターゲット計算量子ビット及び前記第3量子ビットにカップリングされ、
    前記ターゲット計算量子ビットは、前記第1量子ビット及び前記第2量子ビットのうち一つである請求項1に記載の超伝導回路アーキテクチャ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の複数のカップリング素子を備える超伝導回路アーキテクチャを備える超伝導量子チップ。
  11. 請求項10に記載の超伝導量子チップを備える超伝導量子コンピュータ。
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