JP7103800B2 - 睫のカール形状を持続させる方法 - Google Patents

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本発明は、睫のカール形状を持続させる方法に関する。
マスカラは、まつ毛、または睫カール器で上向きにくせ付けしたまつ毛に塗布され、更に、ブラシでまつ毛を持ち上げてマスカラ液を付けることを繰り返し、まつ毛をカールさせることにより使用される。塗布後、室温で乾燥して完成されるが、完成後は、マスカラ皮膜でまつ毛形状が固定され、カールした状態が保持される。
従来、マスカラ等の睫用化粧料において、高いカール効果とカール持続効果を有するものが種々検討されている。
例えば、特許文献1には、メタクリル酸メチル、メタクリル酸、若しくはアクリル酸の少なくとも一種と、ウレタンアクリレートとをモノマー単位とする共重合体を含む皮膜形成剤を含有する睫毛用化粧料が、睫への粘着性があり、睫を上向きにカールさせ、目元を際立たせる化粧効果に優れることが記載されている。特許文献2には、アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体エマルジョン、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン、カーボンブラック、多価アルコール、及び、水溶性皮膜形成剤を含有する水中油型睫用化粧料が、目元を印象付けるツヤや黒さ、クレンジング性、保存安定性に優れることが記載されている。
特開2009-46517号公報 特開2010-77042号公報
従来の睫用化粧料は、汗や涙などによって崩れやすく、洗浄により除去すると、カール効果が低下してしまう。また、翌日には、カール効果が低下するので、毎日繰り返す必要があった。
本発明者は、(A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上を含有する睫用化粧料を睫に塗布することにより、睫をカールさせる効果に優れ、そのカール形状を長時間持続させることができることを見出した。
本発明は、(A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上を含有する睫用化粧料を睫に塗布することを特徴とする、睫のカール形状を持続させる方法に関する。
また、本発明は、(A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上を含有する睫用化粧料を睫に塗布することを特徴とする、上睫を上向きに制御する方法に関する。
また、本発明は、(A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上を含有する睫用化粧料を睫に塗布することを特徴とする、睫をくせづけする方法に関する。
また、本発明は、(A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上を含有する睫用化粧料を睫に塗布することを特徴とする、クレンジング後でも睫のカール形状を持続させる方法に関する。
また、本発明は、(A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上を含有する睫用化粧料を睫に塗布した後、睫カール器を用いて睫全体をカールさせる、睫の化粧方法に関する。
本発明によれば、睫をカールさせる効果に優れ、カールの形状がつきやすく、そのカール形状を長時間持続させることができ、洗浄後や翌日までカール形状を持続させることができる。また、睫にはりやこしを与えることができる。
実施例において、睫用化粧料を塗布したときのカール角度を測定する方法を示す。
本発明で用いる成分(A)は、ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれるものである。
ヒドロキシモノカルボン酸としては、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシアクリル酸、オキシ酪酸、グリセリン酸等が挙げられ、なかでも乳酸が好ましい。ヒドロキシジカルボン酸としては、リンゴ酸、酒石酸等が挙げられ、なかでもリンゴ酸が好ましい。
芳香族スルホン酸としては、芳香環を1つ以上含む2-ナフタレンスルホン酸、オキシベンゾンスルホン酸、グアイアズレンスルホン酸等が挙げられ、2-ナフタレンスルホン酸が好ましい。
成分(A)は、これらの塩であっても良く、対イオンとしては、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩などが挙げられる。
成分(A)としては、睫内部への浸透を高め、睫のくせづけ性を強化し、カール効果を向上させ、上睫の立ち上げに優れ、その効果を持続させる点から、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、2-ナフタレンスルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、リンゴ酸及び2-ナフタレンスルホン酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種がより好ましい。
睫用化粧料において、成分(A)の含有量は、睫内部への浸透を高め、睫のくせづけ性を強化し、上睫の立ち上げに優れ、その効果を持続させる点から、酸として、全組成中に0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。また、成分(A)の含有量は、酸として、全組成中に0.05~50質量%が好ましく、0.1~15質量%がより好ましく、0.2~10質量%がさらに好ましい。
成分(A)として、ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及びこれらの塩を用いる場合の含有量は、酸として、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、50質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。
成分(A)として、芳香族スルホン酸及びこれらの塩を用いる場合の含有量は、酸として、全組成中に0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましい。
本発明で用いる睫用化粧料は、さらに、ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及び芳香族スルホン酸の睫内部への浸透を高め、睫のくせづけ性を強化させる点から、(B)グリコールを含有するのが好ましい。:
グリコールとしては、通常の化粧料に用いられるもので、分子量が62~1800のものが好ましく、例えば、エチレングリコール(分子量62)、プロピレングリコール(分子量76)、ブチレングリコール(分子量90)、ジエチレングリコール(分子量106)、ジプロピレングリコール(分子量134)、分子量192~1800のポリプロピレングリコール(重合度3~30量体)等が挙げられる。
これらのうち、ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及び芳香族スルホン酸の睫内部への浸透を高める点から、ブチレングリコール、ジプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
成分(B)のグリコールは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、睫用化粧料における含有量は、ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及び芳香族スルホン酸の睫内部への浸透を高める点から、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、12質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に0.01~20質量%が好ましく、0.1~12質量%がより好ましく、0.2~6質量%がさらに好ましい。
本発明で用いる睫用化粧料において、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、上睫をカールさせる効果に優れ、そのカール形状を長時間持続させ、洗浄後や翌日までそのカール形状を持続させることができ、睫にはりやこしを与え、カール器を使用した際の上睫のカール形状のつきやすさに優れる点から、0.05以上であるのが好ましく、0.1以上がより好ましく、0.4以上がさらに好ましく、200以下が好ましく、100以下がより好ましく、20以下がさらに好ましい。また、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、0.05~200であるのが好ましく、0.1~100がより好ましく、0.4~20がさらに好ましい。
本発明で用いる睫用化粧料は、水系、W/O型乳化化粧料、O/W型乳化化粧料のいずれの剤型にすることも可能である。
本発明で用いる睫用化粧料において、水の含有量は、全組成中に1~99質量%であるのが好ましい。水系の場合、全組成中に50~99質量%が好ましく、55~98質量%がより好ましい。W/O型乳化化粧料の場合、全組成中に1~40質量%が好ましく、2~20質量%がより好ましい。O/W型乳化化粧料の場合、全組成中に10~60質量%が好ましく、15~45質量%がより好ましい。
本発明で用いる睫用化粧料は、ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及び芳香族スルホン酸の睫内部への浸透を高め、睫のくせづけ性を強化し、カール効果を向上させる点から、水相のpHが2~9あるのが好ましく、pH3~6がより好ましい。
本発明において、pHは、睫用化粧料の水相を20質量倍の水で希釈した際のpH(25℃)により測定される。
本発明で用いる睫用化粧料において、水相のpHを上記のような範囲にするためには、(C)pH調整剤を用いることができる。
pH調整剤としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパノール等のアルカノールアミン;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸などの塩基:塩酸、リン酸等の無機酸、成分(A)以外の有機酸などの酸を使用することができる。
このようなpH調整剤を用いて、水相のpHを上記の範囲に調整するのが好ましい。
本発明で用いる睫用化粧料は、前記成分以外に通常の化粧料に用いられる成分、例えば、25℃で固形のワックス、界面活性剤、増粘剤、皮膜形成剤、油剤、無機塩、粉体、繊維、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、保湿剤、色素、香料、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤等を含有することができる。
25℃で固形のワックスを含有することにより、睫のボリューム感とより高いカール効果を得ることができる。
ワックスは、融点が60~110℃のものが好ましく、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス、合成ワックス等を用いることができる。
具体的には、コメヌカロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ヒマワリ種子ロウ、ミツロウ、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、シリコーンワックス、水添ホホバ油等が挙げられる。これらのうち、睫のボリューム感を維持しつつ、睫表面に均一に付着させる点から、少なくともパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスを1種又は2種以上含むものが好ましい。
ワックスは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、カール効果がより高くなる点から、全組成中に2~40質量%が好ましく、5~35質量%がより好ましく、10~30質量%がさらに好ましい。
非イオン界面活性剤は、乳化化粧料とする場合に、乳化を安定的に行えるものであれば制限されず、用いることができる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトールの脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル共変性シリコーン、モノ脂肪酸ポリエチレングリコール等が挙げられる。
これらのうち、乳化安定性に優れ、睫への付着性に優れる点から、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、モノ脂肪酸ポリエチレングリコールを1種又は2種以上含むものが好ましい。
非イオン界面活性剤としては、W/O型乳化化粧料の場合にはHLB4~10のものが好ましく、O/W型乳化化粧料の場合にはHLB11~18のものが好ましい。
なお、HLB(親水性-親油性のバランス〈Hydrophilic-Lipophilic Balance〉)は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、非イオン界面活性剤については、グリフィン(Griffin)の式により求められるものである。
また、2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLB値を示す。
Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの重量(g)を示す。
非イオン界面活性剤は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、乳化安定性に優れる点から、全組成中に0.01~10質量%が好ましく、0.2~5質量%がより好ましい。
本発明で用いる睫用化粧料は、通常の方法に従い、各成分を均一に混合し攪拌することにより製造することができる。
本発明で用いる睫用化粧料は、睫用美容液、マスカラ下地、マスカラ等として適用することができる。
本発明においては、このような睫用化粧料を睫に塗布して用いる。
マスカラに通常用いられる繊維を針金でねじったブラシや、コーム形状、コイル形状等の塗布用具、樹脂を用いてブラシ形状に成形した樹脂成形ブラシなどの塗布用具を用いて睫に塗布することができる。
本発明においては、前記のような睫用化粧料を睫に塗布することにより、睫のカール形状を持続させることができる。また、上睫を上向きに制御することができ、睫をくせづけすることができ、クレンジング後でも睫のカール形状を持続させることができる。
さらに、前記のような睫用化粧料を睫に塗布した後、睫カール器を用いて睫全体をカールさせることにより、睫を上向きにカールさせ、カール形状を保持させることができる。また、睫カール器を用いて睫全体をカールさせた後、睫用化粧料を睫に塗布しても良い。
睫カール器とは、弓状に形成された固定アーチと、ハンドル部の開閉に応じて前記固定アーチに対して進退動する弓状の可動アーチと、当該可動アーチに固定された弾性体を備え、当該固定アーチ及び弾性体で睫を挟持してカールさせるものである。
本発明によれば、睫のカール形状を長時間持続させることができ、マスカラ等の睫用化粧料の洗浄後や、翌日までもカールが持続するため、毎日繰り返して使用しなくても良く、また、繰り返して使用することにより、カール効果やその持続効果をより高めることができる。
実施例1~21及び比較例1~2
表1に示す組成の睫用美容液を、各成分を均一に攪拌混合することにより製造し、睫サンプルに塗布したときのカール角度を評価した。結果を表1に併せて示す。
(カール角度の評価方法)
(1)ストレートの毛髪(長さ8~9mm)をPETシートにテープで固定して、睫サンプルを作成した。(カール角度は0度である。)
(2)睫サンプルに各睫用美容液を塗布して、乾燥した(8時間)。睫用美容液は、睫用ブラシを用いて、1秒間に1回の速度で10回塗布した(合計0.05mg)。
(3)睫サンプルを洗浄した(温水で10秒)。
(4)睫サンプルを睫カール器でカールさせた。カール角度は、睫サンプルの根元と先端を直線で結んだときの、水平からの角度を測定し、45度に設定した。
(5)カール角度45度にカールさせた睫サンプルに、表2に示す組成のカール角度評価用O/W乳化マスカラを塗布した直後のカール角度を測定した。O/W乳化マスカラは、1秒間に1回の速度で15回(合計0.1mg)塗布した。
このカール角度は、元々ストレートの毛髪に対して、本発明の睫用美容液の効果で毛髪改質を行い、睫カール器で形作ってカールさせた毛髪が一般的なマスカラを塗っても、元のストレートの毛髪に戻ることなく、カール形状が保持されつづけていることを評価するものである。
(以上、図1参照)
Figure 0007103800000001
Figure 0007103800000002
また、実施例3~8、12~21及び比較例1~2の睫用美容液について、上睫のカール効果、5時間後のカール持続、クレンジング後のカール持続、翌朝のカール持続、睫のはり・こし及び睫のカール形状のつきやすさを評価した。結果を表3に示す。
(評価方法)
(1)上睫のカール効果:
専門評価者5名が、各睫用美容液を上睫に塗布し、その後睫カール器を用いて睫全体をカールさせた直後の状態を目視観察し、上睫の上向き度合いを評価した。結果を5名の積算値で示す。
5:上睫がかなり上向きになっている。
4:上睫が上向きになっている。
3:上睫がやや上向きになっている。
2:上睫があまり上向きにならない。
1:上睫が上向きにならない。
(2)5時間後のカール持続:
専門評価者5名が、各睫用美容液を上睫に塗布し、その後睫カール器を用いて睫全体をカールさせ、5時間経過後の状態を目視観察し、上睫の上向き度合いを評価した。結果を5名の積算値で示す。
5:上睫がかなり上向きになっている。
4:上睫が上向きになっている。
3:上睫がやや上向きになっている。
2:上睫があまり上向きにならない。
1:上睫が上向きにならない。
(3)クレンジング後のカール持続:
専門評価者5名が、各睫用美容液を上睫に塗布し、その後睫カール器を用いて睫全体をカールさせ、5時間経過後、メイク落としで睫毛を洗浄し、乾燥した状態を目視観察し、上睫の上向き度合いを評価した。結果を5名の積算値で示す。
5:上睫がかなり上向きになっている。
4:上睫が上向きになっている。
3:上睫がやや上向きになっている。
2:上睫があまり上向きにならない。
1:上睫が上向きにならない。
(4)翌朝のカール持続:
専門評価者5名が、各睫用美容液を上睫に塗布し、その後睫カール器を用いて睫全体をカールさせ、5時間経過後、メイク落としで睫毛を洗浄し、乾燥、就寝し、翌朝鏡を見た時の状態を目視観察し、上睫の上向き度合いを評価した。結果を5名の積算値で示す。
5:上睫がかなり上向きになっている。
4:上睫が上向きになっている。
3:上睫がやや上向きになっている。
2:上睫があまり上向きにならない。
1:上睫が上向きにならない。
(5)睫のはり・こし:
専門評価者5名が、各睫用美容液を上睫に塗布し、その後睫カール器を用いて睫全体をカールさせた直後の状態を目視観察し、上睫のはり・こしを評価した。結果を5名の積算値で示す。
5:上睫を指で触れた時に、顕著なはり・こしを感じる。
4:上睫を指で触れた時に、はり・こしを感じる。
3:上睫を指で触れた時に、ややはり・こしを感じる。
2:上睫を指で触れた時に、あまりはり・こしを感じない。
1:上睫を指で触れた時に、はり・こしを感じない。
(6)睫のカール形状のつきやすさ:
専門評価者5名が、各睫用美容液を上睫に塗布し、その後睫カール器を用いて睫全体をカールさせている時の睫のカールの付きやすさを目視観察し、上睫のカールの付きやすさを評価した。結果を5名の積算値で示す。
5:1回で睫にカールがつけることができた。
4:2、3回で睫にカールがつけることができた。
3:4、5回で睫にカールがつけることができた。
2:6回以上かけて睫にカールがつけることができた。
1:睫にカールがつけることができなかった。
Figure 0007103800000003
実施例22~26(水性睫用美容液)
表4に示す組成の水性睫用美容液を、製造した。
得られた水性睫用美容液は、睫をカールさせる効果に優れ、カールの形状がつきやすく、そのカール形状を長時間持続させることができ、洗浄後や翌日までカール形状を持続させることができる。また、睫にはりやこしを与えることができる。
(製造方法)
表4に示す組成の各成分を均一に攪拌混合することにより、水性睫用美容液を製造した。
Figure 0007103800000004
実施例27及び28(油中水型マスカラ)
表5に示す組成の油中水型マスカラを製造した。
得られたマスカラは、睫をカールさせる効果に優れ、カールの形状がつきやすく、そのカール形状を長時間持続させることができ、洗浄後や翌日までカール形状を持続させることができる。また、睫にはりやこしを与えることができる。
(製造方法)
表5に示す組成の水相成分と、成分(A)、(B)及び(C)を80℃で均一混合する。次に、油相成分を105℃にて均一に混合し、70℃まで撹拌冷却する。この油相成分中に、水相成分と、成分(A)、(B)及び(C)を添加し、室温まで撹拌冷却する。これを脱気することにより、油中水型マスカラを製造した。
Figure 0007103800000005
実施例29(水中油型マスカラ)
表6に示す組成の水中油型マスカラを製造した。
得られたマスカラは、睫をカールさせる効果に優れ、カールの形状がつきやすく、そのカール形状を長時間持続させることができ、洗浄後や翌日までカール形状を持続させることができる。また、睫にはりやこしを与えることができる。
(製造方法)
表6に示す組成の油相成分を95℃で攪拌溶融する。次に、あらかじめ85℃にて均一混合させた水相成分中に、この油相成分を添加し、室温まで攪拌冷却して、ワックス分散物を製造する。さらに、成分(A)、(B)、(C)、その他成分、ワックス分散物を室温で均一に混合し、脱気することにより、水中油型マスカラを製造した。
Figure 0007103800000006

Claims (6)

  1. (A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上と、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上 酸として0.2~10質量%、
    (B)グリコール 0.2~6質量%、並びに
    (C)pH調整剤
    を含有し、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.4~20であり、水相のpHが3~7.5である睫用化粧料を睫に塗布することを特徴とする、睫のカール形状を持続させる方法。
  2. 睫用化粧料において、成分(A)が、乳酸、リンゴ酸、酒石酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上と、ナフタレンスルホン酸及びその塩から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1記載の睫のカール形状を持続させる方法。
  3. (A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上と、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上 酸として0.2~10質量%、
    (B)グリコール 0.2~6質量%、並びに
    (C)pH調整剤
    を含有し、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.4~20であり、水相のpHが3~7.5である睫用化粧料を睫に塗布することを特徴とする、上睫を上向きに制御する方法。
  4. (A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上と、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上 酸として0.2~10質量%、
    (B)グリコール 0.2~6質量%、並びに
    (C)pH調整剤
    を含有し、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.4~20であり、水相のpHが3~7.5である睫用化粧料を睫に塗布することを特徴とする、睫をくせづけする方法。
  5. (A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上と、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上 酸として0.2~10質量%、
    (B)グリコール 0.2~6質量%、並びに
    (C)pH調整剤
    を含有し、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.4~20であり、水相のpHが3~7.5である睫用化粧料を睫に塗布することを特徴とする、クレンジング後でも睫のカール形状を持続させる方法。
  6. (A)ヒドロキシモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上と、芳香族スルホン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上 酸として0.2~10質量%、
    (B)グリコール 0.2~6質量%、並びに
    (C)pH調整剤
    を含有し、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.4~20であり、水相のpHが3~7.5である睫用化粧料を睫に塗布した後、睫カール器を用いて睫全体をカールさせる、睫のカール形状を持続させる方法。
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