JP7102716B2 - 触媒反応装置 - Google Patents

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Description

この発明は、触媒を用いて液体とガスとの反応を促進する触媒反応装置に関する。
触媒反応装置の一例として、バーナーノズルから噴射された燃焼ガスの流動方向に対し、円錐台状の周面に燃焼ガスが噴出する噴出孔を設けた流動安定板を配置し、その流動安定板の外周に触媒を設けた改質器が開示されている(例えば、特許文献1)。この改質器においては、噴射された燃料が流体安定板における大径の上部開口端で受け止められた後、流動安定板の噴出孔から燃料が改質器の本体内に拡散噴射される。
特開2011-96576号公報
上述のような触媒反応装置においては、例えば、バーナーノズルなどの噴射部に供給される噴射物として液体が用いられることがある。このような場合において、液体の噴射方向が斜め又は水平となるように触媒反応装置が配置されたときには、触媒反応装置の本体内に残留する液体が触媒と接触してしまう。その結果、接触した部分では噴射物の濃度が高くなり過ぎてその部分の触媒が劣化し、触媒反応の効率が低下するという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、その目的は、触媒反応の効率を向上させる触媒反応装置を提供することにある。
本発明のある態様によれば、触媒反応装置は、酸化反応又は還元反応を起すガスが流入する流入部と、前記ガスと反応する液体を噴射する噴射部と、前記噴射部によって噴射された状態にある液体である噴射液体を加熱する加熱部と、前記加熱部から流出する前記噴射液体と前記ガスとの反応を促進する触媒が形成される反応部と、を含む。そして前記反応部は、前記加熱部の低部よりも高い位置に形成され、かつ、残留した前記噴射液体によって形成される残留液体の液面よりも高い位置に形成されるとともに、前記加熱部と前記反応部との間には、前記加熱部と前記反応部とを繋ぐ配管の曲げ構造によって乱流を形成する乱流形成部をさらに備えることを特徴とする。
この態様によれば、反応部での触媒反応の効率を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態における触媒反応装置の構成例を示す図である。 図2は、本発明の第2実施形態における触媒反応装置の構成例を示す図である。 図3は、触媒反応装置の残留燃料と反応部との関係を示す図である。 図4は、本発明の第3実施形態における触媒反応装置の構成例を示す図である。 図5は、本発明の第4実施形態における触媒反応装置の構成例を示す図である。 図6Aは、本発明の第5実施形態における触媒反応装置の構成例を示す図である。 図6Bは、図6Aに示した可変弁の構成を示す正面図である。 図7は、本発明の第6実施形態における触媒反応装置を有する燃料電池システムの構成例を示す図である。 図8は、燃料電池システムの起動方法の処理手順例を示すフローチャートであるである。 図9は、燃料電池システムの起動方法の処理手順例を示すフローチャートであるである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における触媒反応装置100の構成例を示す図である。
触媒反応装置100は、触媒を用いて液体とガスとの酸化反応又は還元反応を促進する装置である。例えば、触媒反応装置100は、触媒で酸化反応又は還元反応を起す液体及びガスの両者を導入する気化器や、改質器、燃焼器、排ガス処理器などに用いられる。
本実施形態の触媒反応装置100は、液体及びガスの酸化反応により燃焼を起す燃焼器を構成し、液体としては液体燃料が用いられ、ガスとしては液体燃料と酸化反応を起す酸化剤ガスが用いられる。
上記液体燃料としては、例えば、含酸素燃料及び水を含む水溶液が用いられる。ここにいう含酸素燃料とは、アルコール又はメチルターシャリーブチルエーテル(MTBE)などの含酸素化合物を含む燃料のことである。本実施形態では、燃焼に必要となる液体燃料として45体積%のエタノールを含有する含水エタノールが用いられ、酸化剤ガスとして酸素を含む空気が用いられる。
触媒反応装置100は、流入部10と、噴射部20と、加熱部30と、乱流形成部40と、反応部50と、流出部60と、コントローラ70と、を含む。
触媒反応装置100は、配管を利用して構成されており、鉛直方向に対してほぼ直角に配置され、配管部101と、配管部101よりも口径の小さい配管部102とが同心円状に形成されている。配管部101には、上流から下流に向かって、流入部10、噴射部20、加熱部30及び乱流形成部40がそれぞれ形成され、配管部102に反応部50及び流出部60が形成されている。
配管部101の流入部10には、酸化反応又は還元反応を起すガスが流入する。本実施形態の流入部10には、酸素を含有する空気が流入する。例えば、流入部10には、触媒反応装置100の外部に設けられたガス供給装置、例えばコンプレッサ又はポンプから空気が供給される。
噴射部20は、流入部10に流入するガスと反応する液体を噴射する。本実施形態の噴射部20は、空気中の酸素と反応する液体燃料を噴射する。例えば、噴射部20は、一般的な噴射装置により構成され、流入部10の円心(中心)に設置される。
噴射部20の噴射量は、コントローラ70により制御される。なお、噴射部20から噴射された液体燃料の一部は配管部101の低部に残留する。このような液体燃料のことを以下では残留燃料という。この残留燃料は徐々に揮発する。
加熱部30は、液体燃料の触媒反応を促進するために、噴射部20によって噴射された液体燃料を加熱する。例えば、加熱部30は、電気ヒータ又は熱交換器などにより構成される。本実施形態の加熱部30は、筒状に形成された電気ヒータにより構成され、不図示の電力供給装置から電気ヒータに供給される電力を大きくするほど、電気ヒータの発熱量が増加する。加熱部30には、加熱部30の温度を検出する温度センサ71が設けられている。
乱流形成部40は、加熱部30と反応部50との間に配置され、加熱部30から流出する液体燃料及び空気の流動に乱流を形成する。このように乱流を形成することにより、噴射部20から噴射された液体燃料と空気との混合性が高くなり、触媒反応の効率を高めることができる。
また、上記のように乱流を形成することにより、残留燃料の液面から揮発したガスを引き離しやすくなるとともに、残留燃料から揮発した燃料ガスと空気とが混合されるので、残留燃料により燃焼反応を起すことが可能になる。また、乱流が形成されない状況では、残留燃料が揮発すると徐々に燃料ガスの濃度が薄くなるため、反応部50の上部と下部とでは燃料ガスの濃度勾配が生じてしまう。これに対して乱流を形成することにより、反応部50に流入する燃料ガスの濃度勾配が抑制されるので、全体として効率よく触媒反応を起すことができる。
さらに残留燃料の液面に乱流が衝突することにより、残留燃料の液面が揺れて液面の表面積が増加するので、残留燃料がさらに揮発しやすくなる。したがって、乱流形成部40から反応部50までの全部又は一部に残留燃料が溜める部位を形成することで、残留燃料の利用効率を向上させることができる。
本実施形態の乱流形成部40は、加熱部30と反応部50との間に渦流が発生するように形成された渦流発生板40Aにより構成される。渦流発生板40Aとしては、例えば、表面に渦流が発生するように複数の突起が設けられた板、円筒状の複数の羽根板を有する旋回器(スワラー)などが挙げられる。本実施形態では、渦流発生板40Aとして、いわゆるスワラーが用いられている。
渦流発生板40Aは、配管部101において加熱部30から所定の距離だけ離れた位置まで配管部102が延在し、その配管部102の端部(流入部)に形成されている。すなわち、渦流発生板40Aは、加熱部30よりも口径が小さく、かつ、加熱部30と同心円状に形成される。
渦流発生板40Aは、コントローラ70により制御される。渦流発生板40Aは、残留燃料に接触しないように配置されているため、渦流発生板40Aが残留燃料に接触する構成に比べて渦流発生板40Aの駆動に必要となる消費電力を低減することができる。
配管部102の反応部50には、加熱部30から流出する液体とガスとの反応を促進する触媒が形成される。本実施形態の触媒は、白金(Pt)やパラジウム(Pd)などを含む燃焼用触媒である。
反応部50の最低部50aは、加熱部30の低部よりも高い位置に形成される。例えば、加熱部30の最低部30aに対して反応部50の最低部50aが残留燃料と接触しない所定の高さに反応部50が配置される。これにより、残留燃料が触媒に接触するのを回避できるので、反応部50に形成された触媒が過剰な燃料濃度により劣化するのを抑制することができる。したがって、触媒反応の効率が低下するのを抑制することができる。
流出部60は、反応部50での液体とガスとの触媒反応によって生成されるガスを排出する。本実施形態の流出部60は、液体燃料と空気中の酸素との酸化反応によって液体燃料が燃焼し、その燃焼ガスを排出する。
コントローラ70は、噴射部20、加熱部30及び乱流形成部40の動作を制御する。本実施形態のコントローラ70は、加熱部30に設けられた温度センサ71の検出値を取得し、反応部50の温度が触媒反応に適した所定の温度範囲内に収まるように加熱部30への供給電力を制御する。これにより、反応部50において触媒反応を促進することができる。
なお、本実施形態では触媒反応装置100を燃焼器として用いたが、これに限られるものではなく、例えば、排ガス処理器として用いても良い。このような場合は、反応部50に形成される触媒として、例えば、NOxの選択的還元触媒が用いられ、この還元触媒には、鉄(Fe)やコバルト(Co)、パラジウム(Pd)などが含まれる。
そして、触媒反応装置100では、NOxを含有する排ガスが流入部10に導入され、噴射部20から液体である尿素やアンモニアなどの還元剤が噴射される。これにより、液体の還元剤と排ガスとが加熱部30を通過し、乱流形成部40により乱流が形成されて、還元剤と排ガスの混合度合いが向上するとともに、配管部101の底部に残留した還元剤の利用率が向上する。
その後に還元剤と排ガスとの混合ガスが反応部50に流入し、反応部50で還元反応が起こりNOxが除去された排ガスが流出部60から排出される。このように排ガス処理器として触媒反応装置100を用いたとしても、本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では乱流形成部40の低部が残留燃料に接触しないよう乱流形成部40の低部を加熱部30の低部よりも高い位置に配置したが、乱流形成部40の配置についてはこれに限られるものではない。例えば、乱流形成部40の低部は、残留燃料に接触するように加熱部30の低部と同等の高さに配置されても良い。このように配置することで、乱流形成部40により残留燃料が攪拌され、残留燃料の液面の面積が大きくなるので、残留燃料の揮発量を増加させることができる。したがって、残留燃料の利用率が上昇するので、効率よく触媒反応を起すことができる。
本発明の第1実施形態によれば、触媒反応装置100は、酸化反応又は還元反応を起すガスが流入する流入部10と、流入部10に流入するガスと反応する液体を噴射する噴射部20とを含む。さらに触媒反応装置100は、噴射部20によって噴射された液体を加熱する加熱部30と、加熱部30から流出する液体とガスとの反応を促進する触媒が形成される反応部50とを含む。
そして反応部50は、加熱部30の低部31aよりも高い位置に形成されるとともに、加熱部30と反応部50との間には、加熱部30から流出する液体及びガスに乱流を形成する乱流形成部40をさらに備える。
これにより、反応部50に形成された触媒が残留燃料と接触するのを回避しつつ、乱流形成部40により、加熱部30から反応部50までの通路の低部に残留した液体の揮発量を増加させることができる。このため、反応部50における触媒の劣化を抑制しつつ、残留した液体を有効に利用することができる。すなわち、触媒劣化による触媒反応の効率が低下するのを抑制するとともに、残留した液体の触媒反応による利用量が増加するので、触媒反応の効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、乱流形成部40は渦流を発生させる板により構成される。これにより、簡素な構成で、加熱部30と反応部50との通路を通過する液体及びガスに対して乱流を形成することができる。
また、本実施形態によれば、触媒反応装置100は、加熱部30の温度を検出する温度取得器を構成する温度センサ71と、温度センサ71により取得された信号に基づいて、加熱部30への供給電力を制御するコントローラ70とを備える。これにより、反応部50の触媒反応が促進される所定温度範囲に加熱部30の温度を維持することができる。したがって、反応部50における触媒反応の効率を向上させることができる。
なお、本実施形態では温度センサ71が加熱部30に設けられているが、温度センサ71は、反応部50又は流出部60の周囲に設けられても良い。この場合には、温度取得器を構成するコントローラ70が温度センサ71の検出値に基づいて加熱部30の温度を推定する。例えば、コントローラ70のメモリに対して温度センサ71の検出値と加熱部30の温度との関係を示す温度変換テーブルを予め記憶し、コントローラ70が温度センサ71の検出値を取得すると、上記の温度変換テーブルを参照して加熱部30の温度を算出する。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態における触媒反応装置110の構成例を示す図である。
触媒反応装置110は、乱流形成部40として、図1に示した触媒反応装置110の渦流発生板40Aに代えて、配管部101及び配管部102により構成される配管の曲げ構造40Bを備えている。他の構成については触媒反応装置100の構成と同様である。
本実施形態では、曲げ構造40Bが加熱部30から反応部50までの通路に形成される。曲げ構造40Bにおいては、配管部101の中心軸と配管部102の中心軸とのなす角がほほ直角となるように配管部101及び配管部102が形成される。そして、反応部50の最低部51aは、加熱部30の最低部30aよりも高い位置に配置される。
このように、本発明の第2実施形態によれば、曲げ構造40Bを設けることにより、加熱部30から流出する液体燃料及び空気の層流が配管部102の側壁に衝突することで乱流が形成される。したがって、液体燃料と空気とが混合し易くなるので、反応部50に流入する混合ガスの触媒反応を促進することができる。
さらに配管部102の底部は、残留燃料が反応部50の直下に溜まるように形成される。これにより、加熱部30から流出する液体燃料の層流が配管部102の側壁に衝突して形成される乱流の一部が残留燃料の液面に接触し、残留燃料から揮発する燃料ガスを液面から引き離しやすくなるので、液体燃料の揮発量が増加する。これに加えて、液体燃料の液面が波打つことで液面の表面積も大きくなるので、液体燃料の揮発量がさらに増加する。
図2では、反応部50の最低部51aが、加熱部30から流出する液体燃料の層流に対して高い位置に配置されるとともに、配管部101の中心軸が水平線と一致するように、かつ、配管部102の中心線が鉛直線と一致するように配管部101及び102が配置される。このような構成にすることで、乱流によって拡散された混合ガスがほぼ均一の濃度で反応部50に流入することになるので、安定した触媒反応を起すことができる。
図3は、触媒反応装置110の配置条件を説明する図である。図3には、配管部101の中心軸Oが水平線と一致するように配管部101を配置した状態で、鉛直線に対して配管部102の中心線を傾けることが可能な範囲が示されている。
このように、反応部50の最低部51a乃至51cが残留燃料の液面の上限値よりも高くなるように配管部102を傾ける角度を制限することにより、反応部50が残留燃料に接触して反応部50の触媒が劣化するのを抑制することができる。
なお、本実施形態では配管部101と配管部102とが互いに直角となるように形成されているが、これに限られるものではない。例えば、乱流が形成されるように配管部101と配管部102とを鈍角又は鋭角に形成するようにしても良い。残留燃料の増加を抑制することを考慮すれば、配管部101と配管部102とを鈍角に形成するのが好ましい。
図4は、本発明の第3実施形態における触媒反応装置100Aの構成例を示す図である。
本実施形態の触媒反応装置100Aは、図1に示した触媒反応装置100の構成に加えて、噴射部20と加熱部30との間に絞り部81を有する。
絞り部81は、噴射部20よりも下流であって加熱部30よりも上流に形成される。絞り部81の断面積は、配管部101又は加熱部30の断面積よりも小さい所定の値に形成される。ここにいう所定の値は、噴射部20から噴射された液体燃料に層流が形成されるように決められる。
本実施形態の絞り部81は、噴射部20から加熱部30に向かって断面積が徐々に上記所定の値まで小さくなり、断面積が所定の値になった箇所から断面積が徐々に大きくなるように形成されている。なお、絞り部81は、バッフルプレート、スワラー又は衝立構造などを用いて実現してもよい。
触媒反応装置100Aに絞り部81を設けることにより、噴射部20から噴射される液体燃料の流速が大きくなるので、乱流形成部40により形成される乱流の乱れ度合いを大きくすることができる。さらに噴射部20から噴射される液体燃料の拡散が抑制されるので、配管部101の底部に蓄積される残留燃料を減少させることができる。
本発明の第3実施形態によれば、噴射部20と加熱部30との間の配管部101に絞り部81を設けることにより、乱流が大きくなるので、残留燃料を有効に利用可能となるとともに、液体燃料と空気とが混合性を高めることができる。したがって、反応部50での触媒反応の効率を向上させることができる。
図5は、本発明の第4実施形態における触媒反応装置100Bの構成例を示す図である。
本実施形態の触媒反応装置100Bは、図4に示した触媒反応装置100Aの構成に加えて、加熱部30と乱流形成部40との間に絞り部82を有する。
絞り部82は、加熱部30よりも下流であって乱流形成部40よりも上流に形成される。絞り部82の断面積は、配管部101又は乱流形成部40の断面積よりも小さい特定の値に形成される。ここにいう特定の値は、噴射部20から噴射された液体燃料の層流がさらに強化されるように決められる。
本実施形態の絞り部82は、加熱部30から乱流形成部40に向かって断面積が徐々に上記特定の値まで小さくなり、断面積が所定の値になった箇所から断面積が徐々に大きくなるように形成されている。なお、絞り部82は、上記絞り部81と同様、バッフルプレート、スワラー又は衝立構造などを用いて実現してもよい。
触媒反応装置100Bに絞り部82を設けることにより、噴射部20から噴射される液体燃料の流速が大きくなるので、乱流形成部40により形成される乱流の乱れ度合いを大きくすることができる。さらに噴射部20から噴射される液体燃料の拡散が抑制されるので、配管部101の底部に蓄積される残留燃料を減少させることができる。
本発明の第4実施形態によれば、加熱部30と乱流形成部40との間の配管部101に絞り部82を設けることにより、乱流が大きくなるので残留燃料を有効に利用可能となるとともに、液体燃料と空気とが混合性を高めることができる。したがって、反応部50での触媒反応の効率を向上させることができる。
図6Aは、本発明の第5実施形態における触媒反応装置100Cの構成例を示す図である。図6Bは、触媒反応装置100Cに備えられた可変弁83の構成を示す正面図である。
図6Aに示すように、本実施形態の触媒反応装置100Cは、図5に示した触媒反応装置100Bの構成に加えて、絞り部82の開口面積を変更可能にする可変弁83を備えている。
図6Bに示すように、可変弁83は、いわゆるスワールコントロールバルブ(SCV;Swirl Control Valve)により実現される。可変弁83は、コントローラ70により制御される。
コントローラ70は、遮断部83Aを駆動して絞り部82の一部を塞ぐことにより、可変弁83を通過する液体燃料の流速はさらに大きくなるので、乱流形成部40にて形成される乱流の乱れ度合いをより一層大きくすることができる。さらに液体燃料の拡散が抑制されるので、配管部101の底部に蓄積される残留燃料を減少させることができる。
本発明の第5実施形態によれば、絞り部82に可変弁83を設けることにより、第4実施形態に比べて液体燃料の流速がなり、乱流が大きくなるので残留燃料を有効に利用可能となるとともに、液体燃料と空気とが混合性を高めることができる。したがって、反応部50での触媒反応の効率を向上させることができる。
なお、本実施形態の可変弁83は絞り部82に設けられたが、絞り部81に設けても良い。
また、本実施形態の触媒反応装置100Cでは絞り部81に加えて可変弁83を有する絞り部82を配管部101に形成したが、この実施形態に限られるものではない。例えば、配管部101に絞り部81を形成することなく、可変弁83を有する絞り部82のみを形成してもよく、絞り部81及び可変弁83を有することなく絞り部82のみを形成しても良い。
さらに、触媒反応装置100A乃至100Cでは、図1に示した触媒反応装置100の配管部101に絞り部81及び絞り部82を形成したが、本発明の実施形態はこれに限られるものではない。例えば、図2に示した触媒反応装置110の配管部101に絞り部81及び絞り部82の少なくとも一方の絞り部を形成しても良く、その絞り部に可変弁83を設けても良い。
次に、上記の触媒反応装置100、100A乃至100C、及び110の適用例について説明する。
図7は、本発明の第6実施形態における燃料電池システム200の構成例を示す構成図である。
燃料電池システム200は、例えば、車両に搭載され、駆動モータ又はバッテリに電力を供給する電力供給システムである。本実施形態の燃料電池システム200は、燃料電池210と、酸化剤供給装置220と、燃料供給装置230と、加熱装置240と、コントローラ250と、を含む。
燃料電池210は、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池により構成される。燃料電池210は、固体酸化物形燃料電池、又は固体高分子形燃料電池などにより実現される。本実施形態の燃料電池210は、固体酸化物形であり、単一の燃料電池セルを複数積層した積層電池である。
酸化剤供給装置220は、燃料電池210の発電に用いられる酸化剤ガスを燃料電池210に供給する。酸化剤供給装置220は、酸化剤供給通路221と、コンプレッサ222と、熱交換器223と、を備える。
酸化剤供給通路221は、燃料電池210に酸化剤ガスを供給するための通路である。酸化剤供給通路221の一端は外気に連通され、他端は燃料電池210の酸化剤ガス入口孔に接続される。
コンプレッサ222は、酸化剤供給通路221に設けられ、アクチュエータにより構成される。本実施形態のコンプレッサ222は、外気から空気を吸引してその空気を酸化剤ガスとして燃料電池210に供給するガス供給装置である。なお、本実施形態ではコンプレッサ222が用いられているが、コンプレッサ222の代りにブロアが用いられても良い。
熱交換器223は、酸化剤供給通路221に設けられ、燃料電池210に供給される空気と加熱装置240から排出される排ガスとの間で熱交換を行う。熱交換器223は、加熱装置240からの排ガスの熱を利用して空気を加熱する。
燃料供給装置230は、燃料電池210の発電に用いられる燃料ガスを燃料電池210に供給する。燃料供給装置230は、燃料供給通路231と、インジェクタ232を有する気化器233と、加熱器234と、改質器235とを備える。
燃料供給通路231は、燃料電池210に燃料ガスを供給するための通路である。燃料供給通路231の一端は気化器233に接続され、他端は燃料電池210の燃料ガス入口孔に接続される。
インジェクタ232は、燃料ガスの生成に必要となる液体燃料を所定の周期で気化器233に噴射する噴射部である。なお、インジェクタ232に供給される液体燃料は、不図示の燃料タンクからポンプにより供給される。
気化器233は、インジェクタ232から噴射された水溶液を気化し、水蒸気に含酸素燃料ガスが含まれる混合ガスを生成する。本実施形態の気化器233は、気化器233の自己の温度を早期に上昇させるために触媒を有する。
本実施形態の気化器233に対して、上記実施形態における触媒反応装置100、100A乃至100C及び110のいずれかひとつが適用される。これにより、気化器233での触媒反応を向上させることができる。
加熱器234は、加熱装置240からの排ガスの熱を利用して、気化器233において生成された混合ガスを加熱する熱交換器である。この混合ガスは、加熱器234により改質器235での触媒反応を起すのに適した温度まで上昇する。
改質器235は、加熱器234から流出する混合ガス中の含酸素燃料ガス及び水蒸気が触媒反応を促進する酸化触媒を有する。改質器235は、触媒反応により水素ガスが生成される。改質器235により生成された水素ガスは、燃料ガスとして燃料電池210に供給される。
加熱装置240は、燃料電池210及び燃料供給装置230を加熱する。例えば、加熱装置240は、燃料電池210に供給される酸化剤ガスを加熱する。加熱装置240は、排ガス通路241と、インジェクタ242を有する燃焼器243と、インジェクタ244を有する排ガス処理器245とを備える。
排ガス通路241は、燃焼器243から排出される排ガスを排出するための通路である。排ガス通路241の一端は燃焼器243に接続され、他端は外気に連通する。本実施形態の排ガス通路241は、酸化剤供給装置220を通過する第1通路と、第1通路から分岐して燃料供給装置230を通過した後に第1通路に合流する第2通路とを有する。
具他的には、上記の第1通路は、燃焼器243から、熱交換器223及び排ガス処理器245を通過して排ガスを排出する通路である。そして第2通路は、燃焼器243と熱交換器223との間の第1通路から分岐して、改質器235、加熱器234及び気化器233を通過し、熱交換器223と排ガス処理器245と間の第1通路に合流する通路である。
インジェクタ242は、インジェクタ232と同一構成であり、液体燃料を燃焼器243に噴射する噴射部である。
燃焼器243は、インジェクタ242から噴射された液体燃料と、燃料電池210から排出される空気中の酸素との燃焼反応を促進する酸化触媒を有する。燃焼器243は、燃焼反応により液体燃料の噴射ガスが燃焼し、燃焼した燃焼ガスを排ガス通路241に排出する。
本実施形態の燃焼器243に対して、上記実施形態における触媒反応装置100、100A乃至100C及び110のいずれかひとつが適用される。これにより、燃焼器243での触媒反応を向上させることができる。
インジェクタ244は、インジェクタ242と同一構成であり、液体の還元剤を排ガス処理器245に噴射する噴射部である。インジェクタ244から噴射される還元剤は、排ガス中の窒素酸化物NOxを除去するために用いられる。
排ガス処理器245は、インジェクタ244から噴射された還元剤と、燃焼器243からの排ガスとの還元反応を促進する還元触媒を有する。排ガス処理器245で生じる還元反応により排ガス中の窒素酸化物NOxが減少し、触媒反応後の排ガスが大気中に排出される。
本実施形態の排ガス処理器245に対して、上記実施形態における触媒反応装置100、100A乃至100C及び110のいずれかひとつが適用される。これにより、排ガス処理器245での触媒反応を向上させることができる。
コントローラ250は、燃料電池システム200の動作を制御する制御装置である。コントローラ250は、あらかじめ定められた処理がプログラムされた中央演算処理装置(CPU;Central Processing Unit)及び記憶装置を備える1つ又は複数のマイクロコンピュータによって構成される。
コントローラ250は、燃料電池システム200のEVキーがONに操作されると、燃料電池システム200の起動を開始し、燃料電池210の発電に適した所定の温度、例えば約700℃に燃料電池210の温度が達するよう、加熱装置240を作動させる。
さらにコントローラ250は、燃料電池210を暖機するために、燃料電池210への燃料ガス及び酸化剤ガスの各供給流量が目標値となるようコンプレッサ222及びインジェクタ232の各々の動作を制御する。
また、本実施形態のコントローラ250は、図1及び図2に示されたコントローラ70の機能を有する。そしてコントローラ250は、気化器233、燃焼器243及び排ガス処理器245の各々に対して触媒反応装置100、100A、100B又は100Cを適用した場合には、加熱部30及び乱流形成部40を作動させ、触媒反応装置110を適用した場合には加熱部30のみを作動させる。
図8は、燃料電池システム200の起動方法の処理手順例を示すフローチャートである。この例では、燃料電池システム200が車両に搭載され、燃焼器243及び排ガス処理器245の各々に対して触媒反応装置100Cが適用されている。
ステップS1においてコントローラ250は、運転者によりEVキーがONに操作されたことを検出する。これにより、コントローラ250は、燃料電池システム200の起動を開始する。
ステップS2においてコントローラ250は、不図示の電力供給装置から触媒反応装置100Cの加熱部30に電力を供給する。
ステップS3においてコントローラ250は、反応部50に流入する混合ガスの温度に相関のある加熱部30の温度を検出する温度センサ71から検出値を取得する。なお、コントローラ250は、燃料電池210から排出される燃料ガス又は酸化剤ガスの温度を検出し、その検出値に基づいて上記混合ガスの温度を推定してもよい。
ステップS4においてコントローラ250は、温度センサ71の検出値が所定の値以上であるか否かを判断する。
ステップS5においてコントローラ250は、温度センサ71の検出値が所定の値以上であると判断した場合には、可変弁83を全開にする。
ステップS6においてコントローラ250は、インジェクタ232、242及び245から液体を噴射する。
そしてコントローラ250は、燃料電池システム200の停止指令の有無を判断する。そして燃料電池システム200の停止指令を受けていない場合には、ステップS6の処理を繰返し実行し、停止指令を受けた場合には、燃料電池システム200の起動方法の処理手順を終了する。
一方、ステップS4において温度センサ71の検出値が所定の値よりも低いと判断された場合には、コントローラ250は、ステップS7の処理に進む。
ステップS7においてコントローラ250は、温度センサ71の検出値が所定の値を下回ると判断した場合には、可変弁83の開口を最小に設定する。これにより、配管部101を通過するガスの流速が大きくなり、乱流を強化することが可能になる。したがって、反応部50に流入する混合ガスの混ざり度合いが高くなるので、触媒反応を向上させることが可能になる。
ステップS8においてコントローラ250は、インジェクタ232、242及び245から液体を噴射して、ステップS3の処理に戻る。そして温度センサ71の検出値が所定の値に到達するまで、反応部50での触媒反応が促進するようにステップS7及びS8の処理を繰り返す。
次に燃料電池システム200を起動する起動方法についての他の例を説明する。
図9は、燃料電池システム200の起動方法の他の例を示すフローチャートである。この例は、触媒反応装置100、100A、100B又は110が車両に搭載された燃料電池システム200の燃焼器243及び排ガス処理器245の各々に対して適用されている。
この起動方法の処理手順は、図8に示した処理手順のステップS4乃至S8の処理に代えて、ステップS14乃至S16の各処理を備えている。そのため、ここでは、ステップS14乃至S16の各処理についてのみ説明する。
ステップS14においてコントローラ250は、温度センサ71の検出値が所定の温度範囲内にあるか否かを判断する。ここにいう所定の温度範囲は、反応部50に流入する混合ガスが触媒反応に適した温度範囲のことである。
ステップS15においてコントローラ250は、温度センサ71の検出値が所定の温度範囲内にあると判断した場合には、インジェクタ232、242及び245から液体を噴射する。
そしてコントローラ250は、燃料電池システム200の停止指令の有無を判断する。そして燃料電池システム200の停止指令を受けていない場合には、ステップS14及びS15の各処理を繰返し実行し、停止指令を受けた場合には、燃料電池システム200の起動方法の処理手順を終了する。
一方、ステップS14において温度センサ71の検出値が所定の温度範囲外にあると判断された場合には、コントローラ250は、ステップS16の処理に進む。
ステップS16においてコントローラ250は、温度センサ71の検出値が所定の温度範囲外にあると判断した場合には、温度センサ71の検出値が所定の温度範囲内に収まるように加熱部30の温度を調整する。そしてコントローラ250は、ステップS3の処理に戻る。
例えば、コントローラ250は、温度センサ71の検出値が所定の温度範囲よりも低い場合には、加熱部30への供給電力を増加させ、温度センサ71の検出値が所定の温度範囲よりも高い場合には、加熱部30への供給電力を増加させる。このように、コントローラ250は、反応部50に流入する混合ガスの温度の検出値又は推定値に応じて加熱部30の温度を制御する。
これにより、反応部50に流入する混合ガスの温度が触媒反応に適した温度に維持されるので、触媒反応の効率を向上させることができる。
本発明の第6実施形態によれば、コントローラ250は、温度センサ71の検出値が所定の値を下回ると判断した場合には可変弁83の開口を最小に設定し、温度センサ71の検出値が所定の値を超える場合には可変弁83の開口の断面積を最大にする。
これにより、液体の温度が低い場合には、配管部101を通過するガスの流速が大きくなるので、乱流を強化することが可能になる。したがって、反応部50に流入する混合ガスの混ざり度合いが高くなるので、触媒反応を向上させることが可能になる。このように、コントローラ250は、反応部50に流入する混合ガスの温度に応じて、加熱部30又は可変弁83の動作を制御することにより、反応部50での触媒反応を促進させることができる。
なお、本実施形態では反応部50に流入する混合ガスの温度に応じて加熱部30及び可変弁83の一方の動作を制御したが、両方の動作を制御するようにしてもよい。これにより、混合ガスの温度が低い状態であっても触媒反応を促進することができるので、燃料電池システム200の起動時間を短縮することが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
なお、上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。
10 流入部
20 噴射部
30 加熱部
40 乱流形成部
40A 渦流生成板
40B 配管の曲げ構造
50 反応部
70、250 コントローラ
81、82 絞り部
83 可変弁(絞り部)
100、100A~100C、110 触媒反応装置
231、242、244 インジェクタ
232 気化器(触媒反応装置)
243 燃焼器(触媒反応装置)
245 排ガス処理器(触媒反応装置)

Claims (8)

  1. 酸化反応又は還元反応を起すガスが流入する流入部と、
    前記ガスと反応する液体を噴射する噴射部と、
    前記噴射部によって噴射された状態にある前記液体である噴射液体を加熱する加熱部と、
    前記加熱部から流出する前記噴射液体と前記ガスとの反応を促進する触媒が形成される反応部と、を含み、
    前記反応部は、前記加熱部の低部よりも高い位置に形成され、かつ、残留した前記噴射液体によって形成される残留液体の液面よりも高い位置に形成されるとともに、
    前記加熱部と前記反応部との間に、前記加熱部と前記反応部とを繋ぐ配管の曲げ構造によって乱流を形成する乱流形成部をさらに備えることを特徴とする触媒反応装置。
  2. 請求項1に記載の触媒反応装置であって、
    前記加熱部が形成される配管である第1配管部と、前記反応部が形成される配管である第2配管部を利用して構成され、
    前記曲げ構造は、前記第1配管部及び前記第2配管部の接続によって構成され、
    前記反応部の最低部は、鉛直方向に対して前記加熱部の最低部よりも高い位置に配置されている、
    触媒反応装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の触媒反応装置であって、
    前記配管の曲げ構造は、前記加熱部を通過する前記噴射液体の経路に対して前記反応部を通過する前記噴射液体の経路が直角に曲がる構造である、
    触媒反応装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の触媒反応装置であって、
    前記加熱部と前記乱流形成部との間に絞り部を
    さらに備える触媒反応装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の触媒反応装置であって、
    前記噴射部と前記加熱部との間に絞り部をさらに備える、
    触媒反応装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の触媒反応装置であって、
    前記絞り部は、当該絞り部の断面積を変更可能な弁である、
    触媒反応装置。
  7. 請求項6に記載の触媒反応装置であって、
    前記弁は、前記加熱部における前記噴射液体の温度が所定の温度を下回る場合には前記断面積を最小にし、前記加熱部における前記噴射液体の温度が前記所定の温度を超える場合には前記断面積を最大にする、
    触媒反応装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の触媒反応装置であって、
    前記加熱部における前記噴射液体の温度を検出又は推定する温度取得器と、
    前記温度取得器により取得された信号に基づいて、前記加熱部への供給電力を制御するコントローラと、
    を備える触媒反応装置。
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