JP7102282B2 - 天体着陸機とその使用方法 - Google Patents

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本発明は、大気が無く重力が存在する天体に着陸する天体着陸機とその使用方法に関する。
宇宙には、例えば月のように重力があっても大気が無い天体がある。このような天体に着陸することを目的とした着陸機が従来から製造されている。
着陸機が過大な衝突加速度により故障せずに着陸するには、天体の重力に逆らって着陸機を減速させなければならない。大気が無い天体なので、空気抵抗を利用して減速するパラシュート等の着陸方法は使用できない。そのため、このような着陸機では、着陸時の衝撃を緩和すべく、ノズルから天体へ向けて燃焼ガスを噴射しながらゆっくり降下し、ノズルを囲む脚で着陸する。こうした着陸機として、例えば特許文献1が開示されている。
特許文献1に開示された着陸機が天体表面に着陸する際には、ノズルを下(天体側)に向けて降下する。着陸機の本体を支える脚がノズルより先に天体表面に接地するように、着陸機の脚は、ノズルより長く構成されていた。
特開平11-105797号公報
図1は、従来の着陸機31の正面図である。
着陸機が真空中で推力を得るには、ノズルの長さが長い方が、排気効率が良くなり、比推力と推力が上がる。推力が上がれば、エンジンを小型にしても、短いノズルの大型のエンジンを搭載した場合と同じ大きさの推力を得ることができる。比推力が上がれば、同じ減速を行う場合でも搭載する燃料を減らすことができる。そのためエンジンの小型化、搭載燃料の減少によって着陸機を軽量化するためには、ノズルの長さが長い方が好ましい。
そのため、従来の着陸機31は、この図のように、長いノズル38を使用していた。
しかし、上述したように着陸機31が天体に着陸する際には、必ずノズル38を下方(天体側)に向けて降下する。ノズル38を長くするほど、着陸機31の脚36を長くしなければならず、その分、着陸機31の質量が重くなってしまっていた。
その上、ロケットに搭載可能な最大直径には制約がある。脚36の長い着陸機31をロケットに搭載するには、ロケット内で脚36を狭め、着陸時には脚36を広げる可動機構40が必要であった。例えば、この図の可動機構40の例では、各脚36に1本ずつのシリンダー40aを必要としている。
このように従来の着陸機31では、可動機構40を設けた分、脚36の質量が増してしまっていた。その上、可動機構40を設けたことで、故障リスクが高くなってしまっていた。そのため、脚36に可動機構40が無くてもロケットに搭載でき、少ない燃料と小型のエンジンで運用できる着陸機31が求められていた。
一方、着陸機31は、着陸機本体32の中であって燃料タンク35の上に、探査車や人等を載せている。着陸機31の脚36が長いと、高い位置から探査車や人等を地面に下ろさなければならず、そのために必要なスロープや梯子が長く、又は急になってしまう。そのため、着陸した着陸機31の高さを出来るだけ低くしたいという要望があった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、ノズルよりも短い着陸脚で着陸できる天体着陸機とその使用方法を提供することにある。
本発明によれば、天体表面へ向けて降下し着陸する着陸機本体と、
前記着陸機本体の下部に固定され下方にガスジェットを噴射して降下速度を制御するスラスタと、
前記着陸機本体の下部に固定され下端が天体表面に当接して前記着陸機本体を支持する着陸脚と、を備え、
前記スラスタは、前記着陸脚の前記下端より下方まで延び上方側と下方側とに該着陸脚の前記下端より上方で分割しているノズルと、
前記ノズルの前記上方側から前記下方側を外して前記ノズルの最下端が前記着陸脚の前記下端より上方に位置するように前記ノズルを変形させるノズル変形機構と、を有する、天体着陸機が提供される。
また本発明によれば、上述した天体着陸機の使用方法であって、
(A) 前記天体の周囲の軌道上を周回している間に前記ノズルから進行方向に向かって前記ガスジェットを噴射して前記天体表面へ向けて降下を開始し、
(B) 前記ノズルの前記上方側から前記下方側を外して前記ノズルの前記最下端が前記着陸脚の前記下端より上方に位置するように前記ノズルを変形させ、
(C) 前記ノズルの前記最下端から前記ガスジェットを下方に噴射して降下速度を制御する、天体着陸機の使用方法が提供される。
上述した本発明によれば、ノズル変形機構を用いてノズルの下方側を上方側から外すことでノズルの最下端が着陸脚の下端よりも上方に位置するように、着陸途中に、ノズルを変形させるので、着陸脚がノズルよりも短くても、着陸脚で着陸できる。それにより従来の着陸機よりも着陸脚が短い分、質量を軽減できる。また天体に着陸したときの着陸機本体の高さを低くすることができるため、探査車を下すのに必要なスロープや、人が着陸機本体から降りるのに必要な梯子の長さを短くすることができ、その分、着陸機の質量を軽減できる。
また本発明の着陸機は、短い着陸脚を採用できるので、可動機構が無くてもロケットに搭載でき、可動機構が無い分、着陸機の質量を軽減できる。その上、可動機構が無い分、故障リスクを軽減することができる。
従来の着陸機の正面図である。 第1実施形態の天体着陸機の正面図である。 第1実施形態のスラスタの説明断面図である。 第1実施形態の天体着陸機の使用方法の説明図である。 第2実施形態の天体着陸機の正面図である。 第2実施形態のスラスタの説明断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態の天体着陸機1の正面図である。
本実施形態の天体着陸機1は、重力があっても大気が無い天体Aの表面(以下、天体表面a)に着陸する着陸機である。天体着陸機1は、着陸機本体2、スラスタ4、及び着陸脚6を備える。以下の説明において、天体着陸機1を単に着陸機1と呼ぶ。
着陸機本体2は、天体表面aへ向けて降下し着陸する機体であり、内部に、探査車等の搭載物や人を載せている。例えば、この図の例の着陸機1は、着陸機本体2を燃料タンク5の上に載せている。
着陸機本体2の一側面には、着陸脚6とスラスタ4が固定されている。着陸機1は、着陸時に、着陸脚6とスラスタ4が固定された側面を下側(天体表面側)にして降下する。以下、着陸脚6とスラスタ4が固定された着陸機本体2の側面を、着陸機本体2の下部と呼ぶ。
着陸脚6は、後述するノズル8の分割端面8cより下方まで延びている。また着陸脚6は、着陸機1に搭載するのと同じ大きさのエンジンやノズル38を搭載する従来の着陸機31の脚36より短く構成されている。着陸機1が着陸するときには、着陸脚6の下端が天体表面aに当接して、着陸機本体2を支持する。
天体Aの周囲の軌道上を周回する着陸機1が着陸動作を開始するときには、その周回速度を減速するのにスラスタ4が使用される。また着陸時に、下方(天体側)へ向けてガスジェットを噴射して着陸機1の天体Aへの降下速度を制御するのにも、同じスラスタ4が使用される。
スラスタ4は、着陸脚6の下端より下方まで延びるノズル8と、ノズル8の上方側8aから下方側8bを外すノズル変形機構10を有している。
図3は、第1実施形態のスラスタ4の説明断面図である。図3(A)は、ノズル8が分離前の図であり、図3(B)は、ノズル8が分離した後の図である。
図3(A)、図3(B)に示すように、ノズル8は、着陸脚6の下端より上方で上方側8aと下方側8bとに分割して構成されている。ノズル8は、スロートより外側で分割されることが好ましい。ノズル8を長く使用する間は、上方側8aの下端のエッジと下方側8bの上端のエッジとを例えばクランプバンド10aで同軸に連結することで、ノズル8の上方側8aと下方側8bとを一体化している。ノズル8の分割端面8c(上方側8aの下端と下方側8bの上端が接する面)には、燃焼ガスの漏れを防ぐOリング8dが嵌められていてもよい。
ノズル変形機構10は、例えばこのクランプバンド10aと、ノズル8の上方側8aからその下方側8bを、火薬を用いて切り離す火工品10bを有していてもよい。この場合、着陸機1の制御装置には、火工品10bを適切なタイミングで作動させるようにプログラムされている。
この構成により本実施形態の着陸機1は、火工品10bでクランプバンド10aを破壊することでノズル8の下方側8bを廃棄し、ノズル8の長さを飛行途中で短くすることができる。これにより、ノズル変形機構10は、ノズル8の最下端8eが着陸脚6の下端よりも上方に位置するように、ノズル8を変形させる。本実施形態の着陸機1の場合、ノズル8の上方側8aの下端がノズル8の最下端8eとなる。これによりガスジェットは、ノズル8の上方側8aの下端から噴射することとなる。
図4は、第1実施形態の天体着陸機1の使用方法の説明図である。
まず、本実施形態の着陸機1を搭載したロケットを地球から投射し、天体Aの周囲の軌道上(図の一点鎖線)に着陸機1をのせる。
図4(A)は、天体Aの周囲の軌道上(図の一点鎖線)を周回する着陸機1を表している。軌道上を周回している間、着陸機1にかかる天体Aの重力と遠心力とが釣り合っている。言い換えると、天体Aの重力に遠心力が釣り合う速さで、着陸機1が天体Aの周囲を周回している。この着陸機1が天体Aに降りるには、着陸機1にかかる遠心力が天体Aの重力を下回るように着陸機1の周回速度を落とす必要がある。
図4(B)は、着陸機1がブレーキングしている図である。ブレーキングとは、着陸機1が軌道上の進行方向に向かってガスジェットを噴射することで着陸機1の周回速度を落とすことを意味する。着陸機1は、ブレーキングをする際に、推力を一番必要とする。着陸機1は、ブレーキングすることで減速するため、遠心力が弱まり、この図の二点鎖線のように天体表面aへ向かって降下し始める。
図4(C)は、着陸機1がノズル8の下方側8bを分離した時の図であり、図4(D)は、着陸前に天体表面aに向かってガスジェットを噴射している時の図である。
着陸機1は、ブレーキングを終えた後であって着陸する前に、ノズル変形機構10を作動させ、ノズル8の上方側8aから下方側8bを外してノズル8の最下端8eが着陸脚6の下端より上方に位置するようにノズル8を変形させる。
着陸する直前には、図4(D)のように下方(天体側)へ向けてガスジェットを噴射して着陸機1の降下を減速させる。この時は、図4(B)に示したブレーキング時程には推力を必要としない。着陸前に必要とする推力は、ブレーキングに必要とする推力の約半分以下で足りる。ノズル8を全体の半分の長さに短くした場合、切り離した後のノズル8の推力(すなわちノズル8の上方側8aの推力)は、元の長さのノズル8の推力の80%~90%となる。そのためノズル8の長さを短くしても、着陸に必要な推力を十分に得られる。
なお、図4(C)に示したノズル8の下方側8bの分離は、図4(D)に示した着陸のための噴射をしながら行ってもよい。
図4(E)は、着陸機1が天体表面aに着陸している図である。
着陸機1は、天体表面aに向けてノズル8の上方側8aの下端からガスジェットを噴射して降下速度を制御し、天体表面aに着陸する。この時、着陸機本体2の下部には、ノズル8の上方側8aが残されているが、着陸脚6がノズル8の上方側8aの下端より下まで延びているので、天体表面aには着陸脚6が接地する。
このようにノズル8の下方側8bを着陸途中で切り離し、ノズル8の長さを短くするので、従来の着陸機31よりも短い着陸脚6を用いることができる。それにより従来の着陸機31よりも天体Aに着陸したときの着陸機本体2の高さを低くすることができるため、探査車を下すのに必要なスロープや、人が着陸機本体2から降りるのに必要な梯子の長さを短くすることができ、その分、着陸機1の質量を軽減できる。
また本実施形態の着陸機1は、短い着陸脚6を採用できるので、可動機構40が無くてもロケットに搭載でき、可動機構40が無い分、着陸機1の質量を軽減できる。その上、可動機構40が無い分、故障リスクを軽減することができる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の天体着陸機1の正面図である。また、図6は、第2実施形態のスラスタ4の説明断面図である。図6(A)は、ノズル8が短縮する前の図であり、図6(B)は、ノズル8が短縮した後の図である。
本実施形態のノズル8は、第1実施形態と同様に着陸脚6の下端より上方で上方側8aと下方側8bに分割している。この図のノズル8の分割端面8c(上方側8aと下方側8bが接触する端面)は、ノズル8の中心軸Zを中心とする円筒面に構成されている。これにより、ノズル8の下方側8bを中心軸Zに平行に上方へ移動させることで、ノズル8の上方側8aから下方側8bを外すことができる。
第2実施形態の着陸機1は、ノズル変形機構10が、分割したノズル8の下方側8bを上下移動させるアクチュエータ12を有する。アクチュエータ12は、着陸機本体2に固定されており、ノズル8の中心軸Zに平行にノズル8の下方側8bを移動させる。
アクチュエータ12は、例えばノズル8の下方側8bに先端が連結する直動シリンダーであってもよい。しかしアクチュエータ12は、ノズル8の下方側8bを中心軸方向に移動させることが出来るのであればこれに限らない。アクチュエータ12は、例えばラック・アンド・ピニオンやリンク機構を有するものであってもよい。
アクチュエータ12の駆動によってノズル8の下方側8bが上方へ退避すると、図6(B)に示すように下方側8bが上方側8aを同心円状に覆う。この図の実施例の場合には、このときノズル8として機能する部分は、上方側8aのみとなる。これにより、着陸機1は、天体表面aに向けてノズル8の上方側8aの下端からガスジェットを噴射して降下速度を制御し、天体表面aに着陸する。なお、この図のように、上方側8aの下端がノズル8の最下端8eを形成してもよいが、これに限らない。ノズル8の上方側8a及び下方側8bの下端がノズル8の最下端8eとして着陸脚6の下端より上方に位置していれば、ノズル8の最下端8eを形成するものが上方側8aと下方側8bのいずれであってもよい。例えば、上方へ退避したノズル8の下方側8bの下端が、上方側8aの下端よりも下方にあり、ノズル8の最下端8eを形成してもよい。
ノズル8の分割端面8cには、燃焼ガスの漏れを防ぐOリング8dが嵌められていることが好ましい。
この構成により、本実施形態の着陸機1は、ノズル8の下方側8bを再利用することができる。
また、アクチュエータ12があったとしても、一つのアクチュエータ12でノズル8の下方側8bを上下移動させることができるため、複数の脚36のそれぞれに可動機構40が必要であった従来の着陸機31に比べて故障リスクを軽減することができる。なお、アクチュエータ12は、複数あってもよい。
本実施形態の着陸機1の使用方法では、第1実施形態の着陸機1でノズル8の下方側8bを分離したのと同様のタイミング(ブレーキングを終えた後であって着陸する前(図4(C)))で、アクチュエータ12を駆動させ、ノズル8の下方側8bを上方へ移動させる。なお、図4(D)に示した着陸のためにガスジェットを噴射しながら、アクチュエータ12を駆動させてノズル8の下方側8bを上方へ移動させてもよい。
その他の本実施形態の着陸機1の構成、効果、及び使用方法は、第1実施形態のそれらと同様である。
上述した本発明によれば、ノズル変形機構10を用いてノズル8の下方側8bを上方側8aから着陸途中で外すことでノズル8の最下端8eが着陸脚6の下端よりも上方に位置するように、着陸途中に、ノズル8を変形させるので、着陸脚6がノズル8よりも短くても、着陸脚6で着陸できる。それにより従来の着陸機31よりも着陸脚6が短い分、質量を軽減できる。また天体Aに着陸したときの着陸機本体2の高さを低くすることができるため、探査車を下すのに必要なスロープや、人が着陸機本体2から降りるのに必要な梯子の長さを短くすることができ、その分、着陸機1の質量を軽減できる。
また本実施形態の着陸機1は、短い着陸脚6を採用できるので、可動機構40が無くてもロケットに搭載でき、可動機構40が無い分、着陸機1の質量を軽減できる。その上、可動機構40が無い分、故障リスクを軽減することができる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
A 天体、Z 中心軸、a 天体表面、
1 天体着陸機(着陸機)、2 着陸機本体、
4 スラスタ、5 燃料タンク、6 着陸脚、
8 ノズル、8a 上方側、8b 下方側、
8c 分割端面、8d Oリング、8e 最下端、
10 ノズル変形機構、10a クランプバンド、10b 火工品、
12 アクチュエータ、31 従来の着陸機、32 着陸機本体、
35 燃料タンク、36 脚、38 ノズル、
40 可動機構、40a シリンダー

Claims (4)

  1. 天体表面へ向けて降下し着陸する着陸機本体と、
    前記着陸機本体の下部に固定され下方にガスジェットを噴射して降下速度を制御するスラスタと、
    前記着陸機本体の下部に固定され下端が天体表面に当接して前記着陸機本体を支持する着陸脚と、を備え、
    前記スラスタは、前記着陸脚の前記下端より下方まで延び上方側と下方側とに該着陸脚の前記下端より上方で分割しているノズルと、
    前記ノズルの前記上方側から前記下方側を外して前記ノズルの最下端が前記着陸脚の前記下端より上方に位置するように前記ノズルを変形させるノズル変形機構と、を有する、天体着陸機。
  2. 前記ノズル変形機構は、前記ノズルの前記上方側から外れた前記ノズルの前記下方側を上下移動させるアクチュエータを有し、
    前記アクチュエータは、前記ノズルの前記下方側を上方へ移動させることによって、前記ノズルの前記上方側の下端、または、前記ノズルの前記下方側の下端が前記ノズルの前記最下端となって前記着陸脚の前記下端より上方に位置するように前記ノズルを変形させる、請求項1に記載の天体着陸機。
  3. 前記ノズル変形機構は、前記ノズルの前記上方側から前記ノズルの前記下方側を分離することによって、前記ノズルの前記上方側の下端が前記ノズルの前記最下端となって前記着陸脚の前記下端より上方に位置するように前記ノズルを変形させる、請求項1に記載の天体着陸機。
  4. 請求項1に記載の天体着陸機の使用方法であって、
    (A) 前記天体の周囲の軌道上を周回している間に前記ノズルから進行方向に向かって前記ガスジェットを噴射して前記天体表面へ向けて降下を開始し、
    (B) 前記ノズルの前記上方側から前記下方側を外して前記ノズルの前記最下端が前記着陸脚の前記下端より上方に位置するように前記ノズルを変形させ、
    (C) 前記ノズルの前記最下端から前記ガスジェットを下方に噴射して降下速度を制御する、天体着陸機の使用方法。
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