JP7100529B2 - 制御弁、制御弁装置、及び車体傾斜装置 - Google Patents

制御弁、制御弁装置、及び車体傾斜装置 Download PDF

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本発明は、制御弁、制御弁装置、及びこれを備えた車体傾斜装置に関する。
空気等のガスで弁体が作動し、ガスの流路を開閉する弁装置が知られている。
ここで、例えば鉄道車両等の車両には種々の弁装置(制御弁)が設けられている。このような車両の弁装置は、空気タンクからの圧縮空気によって動作し、車両の車体傾斜制御やブレーキ制御を行う制御装置に設けられる。
ここで車両の車体傾斜制御とは、軌道の曲線部分を走行する車体を強制的に内軌側へ傾斜させることで軌道の曲線部分での走行速度及び乗り心地の向上を図るものである。
特許文献1には、ダイヤフラム式の弁装置が開示されている。この弁装置では、コイルスプリングの付勢力によって弁体が弁座に着座することで閉弁状態となり、空気の圧力によってピストンをコイルスプリングの付勢力に抗して押し上げることで開弁状態となる。
実用新案登録第3190116号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の弁装置では、コイルスプリングの付勢力のみで弁体を着座部に押し付けて、閉弁状態を保っている。従って弁体の押し付け力が十分でない可能性がある。
特に車両の車体傾斜装置に用いる制御弁では、例えば車両の走行中に弁体が閉状態を維持しなければならない状況で、何らかの原因で弁体が開状態となってしまうと、運行に支障が出てしまう可能性がある。よって、車両に搭載される制御弁では特に、精度よく弁体の開閉動作が行われる必要がある。その一方で、車両に搭載される制御弁には小型化、軽量化、低コスト化の要請もあるため、開閉動作性の向上に際して複雑な機構を用いることは難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、簡易な構造で弁体を所定の位置に保持可能な制御弁、及び、この制御弁を備える制御弁装置と車体傾斜装置とを提供する。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係る制御弁は、連通位置と閉塞位置との間で往復動可能に設けられた弁体と、内側に前記弁体を前記連通位置と前記閉塞位置との間で往復動可能に支持するシリンダと、を備え、前記シリンダは、前記弁体を往復動可能に支持する壁部と、前記壁部と前記弁体とで囲まれた空間である指令室と、前記壁部に設けられ、ガス供給源に接続されて該ガス供給源から前記指令室へガスを流入可能とする指令用開口部と、前記指令室よりも前記弁体が往復動する方向の前記閉塞位置側に位置し、前記壁部と前記弁体とで囲まれるとともに前記指令室とは隔離された空間であるガス導入室と、前記壁部に前記ガス導入室に開口するように設けられて、いずれか一方が前記弁体が前記閉塞位置に有る状態で閉塞されるとともに、いずれか一方が前記ガス供給源に接続されて該ガス供給源から前記ガス導入室へガスを導入可能とする一対の入出力開口部と、前記指令室よりも前記弁体が往復動する方向の前記連通位置側に位置し、前記壁部と前記弁体とで囲まれるとともに前記指令室とは隔離された空間である背面側室と、を備え、前記弁体には、前記往復動する方向の前記ガス導入室側を向き、前記指令室に面する指令用受圧面と、前記往復動する方向の前記ガス導入室側を向き、前記ガス導入室に面するとともに前記指令用受圧面の面積より小さな面積を有する第一受圧面と、前記第一受圧面とは前記往復動する方向の反対側を向くとともに前記背面側室に面し、前記指令用受圧面の面積よりも小さく、かつ前記第一受圧面の面積よりも大きな面積を有する第二受圧面と、前記第一受圧面と前記第二受圧面とを接続する内部流路と、が形成されている。
このような制御弁では、指令室へガスがガス供給源から流入することで、指令用受圧面がガスの圧力を受ける。これにより弁体が閉塞位置から連通位置へ向かって動作する。弁体が連通位置に配置されると、一方の入出力開口部から弁体が離なれ、ガス導入室へガス供給源からガスが導入される。そしてもう一方の入出力開口部を通じてガス導入室内のガスがシリンダ内から流出する。即ち、指令室へガスを流入させる入力指令に応じて、ガス導入室内を通じてガスを制御弁の外部に出力することができる。
この際、ガス導入室内のガスの一部は、弁体の内部流路を通じて、背面側室に向かって流通する。背面側室では第二受圧面がガスの圧力を受けて弁体を閉塞位置に向かって動作させようとする押圧力が生じる。一方でガス導入室では第一受圧面がガスの圧力を受けて弁体を連通位置に向かって動作させようとする押圧力が生じる。ここで、弁体を連通位置に動作させようとする力を生じる指令用受圧面の面積が最も大きく、その次に弁体を連通位置とは逆の閉塞位置に動作させようとする力を生じる第二受圧面の面積が大きく、弁体を連通位置に動作させようとする力を生じる第一受圧面の面積が最も小さい。また指令室、ガス導入室、及び背面側室では同じガス供給源から同じ圧力のガスが流入するため、指令室にガスが導入されている状態では、上記各受圧面の面積差によって弁体は連通位置に配置された状態を維持することになる。
第二受圧面の面積の方が第一受圧面の面積よりも大きいため、その後、指令室へのガス供給源からのガスの流入が停止されると、第二受圧面が受圧することで生じる背面側室内の押圧力によって、弁体が閉塞位置に移動して一方の入出力開口部を閉塞し、一対の入出力開口部同士の間の連通が遮断される。この結果、ガス供給源からのガスの流通が制御弁によって遮断される。
このように第一受圧面と第二受圧面とを接続する内部流路を設けるとともに、指令用受圧面、第一受圧面、及び第二受圧面の面積の大小関係を上記の通り規定することで、ガスの圧力によって弁体を閉塞位置にしっかりと保持することが可能となる。よって、別途で弁体を閉塞位置に保持するための機構を設けなくともよく、制御弁の部品点数を減らすことができる。部品点数の削減によって制御弁の小型化が可能となり、制御弁のメンテナンス時間やメンテナンスのコストを低減することも可能となる。
また、本発明の第二の態様に係る制御弁では、上記第一の態様における前記弁体には、前記往復動する方向の前記連通位置側を向く支持面がさらに形成され、前記シリンダは、前記壁部に設けられて前記支持面に対して前記連通位置で接触可能な緩衝部材をさらに備えていてもよい。
このような緩衝部材を設けることで、弁体が閉塞位置から連通位置に動作した際に、弁体とシリンダとの接触音の発生を抑制することができるため、制御弁の動作の静粛性を高めることができる。また弁体がシリンダに接触する際の衝撃により、弁体及びシリンダの劣化を早めてしまうことを回避できる。
また、本発明の第三の態様に係る制御弁装置は、上記第一又は第二の態様における制御弁を、供給側制御弁と排気側制御弁として一対備え、前記ガス供給源は前記供給側制御弁のおける一方の前記入出力開口部に直接接続され、前記供給側制御弁における前記ガス供給源に直接接続されていない前記入出力開口部と、前記排気側制御弁における一方の入出力開口部とが接続されることで、該排気側制御弁における一方の入出力開口部が前記供給側制御弁を介して間接的に前記ガス供給源に接続されていてもよい。
このような制御弁装置によれば、一対の制御弁である供給側制御弁と排気側制御弁とを接続し、供給側制御弁の弁体を連通位置に配置することで、供給側制御弁の入出力開口部から流出するガスの圧力を利用してガス圧によって動作する機器を制御することができる。一方で、供給側制御弁の弁体を閉塞位置に配置し、排気側制御弁の弁体を連通位置に配置することで供給側制御弁のガス導入室内のガスを排気側制御弁へ導き、ガスの圧力を利用してガス圧によって動作する機器へのガスの流入を停止させるとともに、この機器へ流入させるガスを、排気側制御弁のガス導入室を介して制御弁装置の外部に排出することができる。
よって、制御弁装置では、上記の通り部品点数を減らし、制御弁装置の小型化を可能とし、制御弁装置のメンテナンス時間やメンテナンスのコストを低減しつつ、ガス圧によって動作する機器にガスを供給するか、機器へのガスの供給を停止して外部へ排気するかを容易に選択可能である。
また、本発明の第四の態様に係る車体傾斜装置は、上記第三の態様の制御弁装置を、対をなして備え、各々の前記制御弁装置の前記供給側制御弁における一方の前記入出力開口部は、空気圧縮機に接続され、前記空気圧縮機と前記供給側制御弁との間には、前記空気圧縮機から流入するガスである圧縮空気を貯留する前記ガス供給源としての空気タンクが設けられ、各々の前記供給側制御弁における前記空気タンクに接続されていない前記入出力開口部からの圧縮空気を、車両の台車と車体との間に車体幅方向に一対に設けられる空気バネに、一対の前記制御弁装置からそれぞれ供給可能としてもよい。
このような車体傾斜装置によれば、供給側制御弁からの圧縮空気を用いて、一対の空気バネ各々の空気量を調整可能である。よって部品点数を減らし、制御弁装置の小型化を可能とし、制御弁装置のメンテナンス時間やメンテナンスのコストを低減しつつ、車体を車体幅方向の一方に向かって傾斜させる車体傾斜制御を行うことが可能となる。
上記の制御弁、制御弁装置、及び車体傾斜装置によれば、ガス圧を利用することで、簡易な構造で制御弁の弁体を所定の位置に保持可能である。
本発明の実施形態に係る車体傾斜装置の全体概要を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る車体傾斜装置の制御弁装置を示す縦断面図であって、保持時の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る車体傾斜装置の制御弁装置を示す縦断面図であって、供給時の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る車体傾斜装置の制御弁装置を示す縦断面図であって、排気時の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態における車体傾斜装置1について説明する。車体傾斜装置1は車体101を車体幅方向のいずれか一方に傾斜させる制御を行なう。
図1に示すように車両100は、車体101と、車体101を支持する台車102と、車体101と台車102との間に設けられた空気バネ103と、空気バネ103へ圧縮空気(ガス)Aを供給可能とする自動高さ調整弁106及び車体傾斜装置1とを備えている。
さらに車両100は、圧縮空気Aを生成する空気圧縮機104と、空気圧縮機104からの圧縮空気Aを貯留するとともに、車体傾斜装置1に圧縮空気Aを流入させる空気タンク(ガス供給源)105とを備えている。
空気バネ103は、車体101と台車102との間に、車体101の幅方向両側で一対に設けられている。この空気バネ103は、台車102から車体101に伝わる振動を干渉することで、乗り心地の向上を図るものである。
自動高さ調整弁106はレベリングバルブと呼ばれ、乗客の増減による車重の変化、及び車体101の幅方向の重量バランスに応じて空気バネ103へ圧縮空気Aを供給し、または、空気バネ103から圧縮空気Aを排気する。これにより、台車102上で車体101を水平に保つとともに車体101の床面を一定の高さに保つ。この自動高さ調整弁106は各空気バネ103に一つずつ設けられている。
そして、車両100の車体傾斜制御が行われない通常走行時には、自動高さ調整弁106は、このような圧縮空気Aの空気バネ103への供給を車体傾斜装置1とは別系統(不図示)で行っている。
空気圧縮機104は、例えば車体101の床下に台車102に干渉しない位置に設けられる。車両100が複数両連結された編成を構成する場合、この空気圧縮機104は編成内で複数台設けられている。
空気タンク105は、空気圧縮機104同様に車体101の床下に台車102に干渉しない位置に設けられる。車両100が複数両連結された編成を構成する場合、この空気タンク105は編成内で複数台設けられている。
次に車体傾斜装置1について説明する。
車体傾斜装置1は、空気タンク105に接続された電磁弁2と、電磁弁2に接続された対をなす制御弁装置3と、各々の制御弁装置3に一つずつ接続された一対の切換弁4とを備えている。
電磁弁2は、空気タンク105からの圧縮空気Aを制御弁装置3へ流入させるか、遮断するかを切換え可能となっている。車体傾斜制御を行う際には電磁弁2の流路を開放して、圧縮空気Aを制御弁装置3へ流入させる。一方で車体傾斜制御を停止させる際には電磁弁2の流路を閉塞して、圧縮空気Aの制御弁装置3への流入を停止させる。電磁弁2は、車体傾斜制御の要否に基づいて不図示の制御装置によって開閉制御が行われる。ここで電磁弁2は複数の電磁弁から構成されてもよい。
各々の切換弁4は、車体傾斜制御開始の指令に基づいて不図示の制御装置によって制御されて開弁状態とされ、制御弁装置3からの圧縮空気Aを、各々の空気バネ103に供給可能とする。
ここで車体傾斜制御を行なっていない状態では、自動高さ調整弁106はパッシブ制御されて車重の変化等に応じて空気バネ103の空気量を調整する。一方で車体傾斜制御を行う際には、自動高さ調整弁106は不図示の制御装置により空気バネ103と切り離され、切換弁4によって、空気バネ103の空気量を積極的に変化させる。
制御弁装置3は、車体101の幅方向に一対に設けられた空気バネ103への圧縮空気Aの供給を各々の切換弁4を介して個別に行って、車体101の傾斜を可能とするように、各々の切換弁4に対応して対をなして設けられている。
本実施形態では、各々の制御弁装置3は一対の制御弁10を一組にしたものを複数組有していてもよい。複数組の制御弁10を設ける場合、これら制御弁10の組の各々には、切換弁4を介しての空気バネ103への圧縮空気Aの出力速度が互いに異なるように、例えば各々の制御弁10の組同士で圧縮空気Aの流路の開口寸法が異なるように制御弁10に絞り(不図示)が設けられていてもよい。
次に、各々の制御弁10について説明する。
図2から図4に示すように、各々の制御弁装置3では一組の制御弁10として供給側制御弁10Aと排気側制御弁10Bとが設けられている。
まず初めに供給側制御弁10Aについて説明する。
供給側制御弁10Aは、連通位置P1と閉塞位置P2との間で往復動する弁体40と、弁体40を支持するシリンダ11とを備えている。
本実施形態では、供給側制御弁10Aは弁体40が上下に往復動するように車両100に設けられている。連通位置P1に弁体40が位置する状態とは、シリンダ11内で弁体40が最も上部に位置する状態をいい、閉塞位置P2は、シリンダ11内で弁体40が最も下部に位置する状態をいう。
シリンダ11は、弁体40を収容する壁部12と、壁部12と弁体40とで囲まれた内側の空間である指令室13と、壁部12と弁体40とで囲まれた内側の空間である空気導入室(ガス導入室)14及び背面側室15と、壁部12に設けられて指令室13に開口する指令用開口部16と、壁部12に設けられて空気導入室14に開口する一対の入出力開口部17とを備えている。
さらに本実施形態のシリンダ11は、壁部12に設けられた緩衝部材20を備えている。
壁部12は、弁体40を連通位置P1と閉塞位置P2との間で上下方向に往復動させつつ支持する軸線Oを中心とした円筒状をなす筒状部24と、筒状部24の上部の開口を閉塞する蓋部25と、筒状部24の下部に設けられた筐体本体31とを有している。
筒状部24にはその内周面24aから弁体40に向かって、径方向内側に突出する軸線Oを中心とした環状の凸部33が設けられている。
蓋部25はボルト30によって筐体本体31に着脱可能に取り付けられており、弁体40を壁部12から上方に取り出し、又は、弁体40を壁部12の内側に設置可能としている。また蓋部25には下方を向く内面25aから上方に向かって凹む凹部26が設けられている。
また蓋部25は、板状をなして筒状部24の開口を上方から覆う板状部27と、板状部27の径方向外側の位置で下方に軸線Oを中心とした環状に突出する凸部28とを有している。またこの凸部28と嵌り合うように、凸部28の径方向内側を向く面から径方向内側に突出するように軸線Oを中心とする筒状の内筒部29が設けられている。
筐体本体31は、筒状部24の下部に設けられ、筒状部24の内側の空間を塞ぐように設けられている。
指令室13は、筒状部24に設けられた凸部33の上方で、筒状部24の内周面24aと凸部33と弁体40とで挟まれるようにして画成された空間である。
指令用開口部16は指令室13に開口するように筒状部24に設けられ、電磁弁2を介して空気タンク105に接続されている。これにより空気タンク105からの圧縮空気Aが、車体傾斜制御指令として指令室13に流入可能となっている。
空気導入室14は、筒状部24の内側で、指令室13及び凸部33の下方(閉塞位置P2側)に位置し、指令室13とは隔離された空間である。換言すると、空気導入室14は筒状部24に設けられた凸部33と筐体本体31と弁体40との間で挟まれるようにして画成された空間である。
一対の入出力開口部17のうちの一方は、弁体40の下方で、筐体本体31の内部に下方に延びるように筒状部24と同軸上に設けられた入力開口部18であり、入出力開口部17のうちのもう一方は、凸部33の下方で筒状部24から径方向外側に向かって延びる出力開口部19である。
入力開口部18は空気導入室14に開口するとともに、電磁弁2を介さずに直接に空気タンク105に接続されている。そして圧縮空気Aを空気導入室14内へ流入可能としている。この入力開口部18には、開口の上方であって弁体40の下方には、円筒状をなす弁体接触部32が、入力開口部18と筒状部24と同軸上に設けられている。
出力開口部19は空気導入室14に開口し、空気導入室14内の圧縮空気Aを外部に流出させる。
背面側室15は、筒状部24の内側で指令室13よりも上方(連通位置P1側)に位置し、指令室13とは隔離された空間である。換言すると、背面側室15は弁体40の上端と、内筒部29の内周面29aと、蓋部25の内面25aとの間で挟まれるようにして画成された空間である。
緩衝部材20は、例えば樹脂製の部材である。緩衝部材20は、筒状部24と同軸の環状をなしており、蓋部25の凸部28及び内筒部29から下方に突出するとともに蓋部25と筒状部24に上下方向から挟まれるように設けられている。そして緩衝部材20の下面における径方向内側の部分は、弁体40に向かって露出している。
弁体40は、本実施形態ではシリンダ11内の上部の連通位置P1と、下部の閉塞位置P2との間で往復動可能に設けられている。
また弁体40には、指令用受圧面50、第一受圧面51、第二受圧面52、及び支持面53と、内部に内部流路54とが形成されている。
弁体40は、上下方向に延在するとともに、軸線Oを中心とした円柱状をなす弁体本体部42と、弁体本体部42における径方向外側に環状に突出する凸部45と、弁体本体部42から下方に突出する着座部46と、弁体本体部42の外周面42a及び凸部45の外周面45aに嵌め込まれた複数のOリング(又はパッキン)47とを有している。
弁体本体部42は、筒状部24と同軸上に設けられている。
また本実施形態では、弁体本体部42には上端面42bから下方に向かって弁体本体部42の延在方向の中途位置まで凹む穴部43が設けられている。穴部43は本体部42と同軸上に設けられている。またこの穴部43にはコイルバネ等の弾性部材44が挿入されて設けられている。弾性部材44は、蓋部25の内面25aから上方に向かって凹む凹部26内に入り込んでいる。弁体40が連通位置P1及び閉塞位置P2のいずれに有る状態でも、弾性部材44は圧縮状態で、凹部26と穴部43の底面43aとで挟まれるようにして設けられている。
凸部45は、筒状部24に設けられた凸部33よりも上方に設けられている。
着座部46は、弁体40が閉塞位置P2に配置された状態では、下端面46aが弁体接触部32に接触して密着し、かつ、入力開口部18の開口を閉塞可能に、弁体本体部42の下端面42cにおける径方向外側の縁部から下方に突出する。またこの着座部46は、弁体本体部42と同軸上に設けられた環状をなしている。着座部46は、空気導入室14内に配置されている。
Oリング(又はパッキン)47は、弁体本体部42と同軸上に設けられた環状をなす。
一つのOリング47(47A)は凸部45の外周面45aに嵌め込まれて筒状部24の内周面24aに密着する。また他の一つのOリング47(47B)は、弁体本体部42の下端と凸部45との間で弁体本体部42の外周面42aに嵌め込まれて、筒状部24に設けられた凸部33との間に密着する。また最後の一つのOリング47(47C)は、弁体本体部42の上端と凸部45との間で、弁体本体部42の外周面42aに嵌め込まれて、内筒部29との間に密着する。
よってこれら三つのOリング47によって、弁体40はシリンダ11との間で密着しつ往復動する。
指令用受圧面50は、凸部45における下方を向く面であって、軸線Oを中心とした環状をなす。即ち、指令用受圧面50は、筒状部24に設けられた凸部33に対向して指令室13に面している。
第一受圧面51は、弁体本体部42の下端面42c、及び、着座部46の下端面46aを合せた面である。即ち第一受圧面51は、圧縮空気Aからの圧力を受ける下方を向く面全体を示している。よって第一受圧面51は空気導入室14に面している。さらにこの第一受圧面51の面積は、指令用受圧面50の面積よりも小さい。
第二受圧面52は、弁体本体部42の上端面42b、及び、穴部43の上方を向く底面43aを合せた面である。即ち第二受圧面52は、蓋部25の内面25aを向いて、背面側室15に面している。またこの第二受圧面52の面積は、指令用受圧面50の面積よりも小さく、かつ第一受圧面51の面積より大きい。
支持面53は、凸部45における上方を向く面であって、緩衝部材20が露出する部分に対向している。そして、弁体40が連通位置P1に配置されている状態で支持面53が緩衝部材20に接触するようになっている。
内部流路54は、弁体本体部42の内部に弁体本体部42と同軸上に向けられ、着座部46の径方向内側で弁体本体部42の下端面42cから上方に向かって延びている。この内部流路54は穴部43に接続されている。これにより内部流路54は、第一受圧面51と第二受圧面52とを接続していることで、空気導入室14と背面側室15とを連通している。
次に、排気側制御弁10Bについて説明する。
排気側制御弁10Bは、供給側制御弁10Aと略同一構成を備えているが、弁体本体部42の内部に設けられた内部流路54Bの形状が供給側制御弁10Aの内部流路54の形状と異なっている。また供給側制御弁10Aの入力開口部18が、排気側制御弁10Bの出力開口部58に相当し、供給側制御弁10Aの出力開口部19が、排気側制御弁10Bの入力開口部59に相当する。
即ち、排気側制御弁10Bにおける内部流路54Bは、弁体40が閉塞位置P2に配置されている状態で空気導入室14に開口するとともに、弁体本体部42を径方向に貫通する径方向流路55と、この径方向流路55に接続されて軸線Oに沿って軸線O上で上下方向に延びる軸方向流路56とを有している。軸方向流路56は、弾性部材44が設けられた穴部43の底面43aに接続されている。
また一対の入出力開口部17のうちの一方は、弁体40の下方で、筐体本体31の内部に下方に延びるように筒状部24と同軸上に設けられた出力開口部58であり、もう一方は凸部33の下方で筒状部24から径方向外側に向かって延びる入力開口部59である。
排気側制御弁10Bでは、弁体40が閉塞位置P2に配置された状態では、弁体40の着座部46によって出力開口部58の開口が閉塞される。
そして供給側制御弁10Aと排気側制御弁10Bとは、径方向に並んで配置されている。供給側制御弁10Aの出力開口部19と排気側制御弁10Bの入力開口部59とが接続されることで、供給側制御弁10Aの入力開口部18が直接に空気タンク105に接続されている一方で、排気側制御弁10Bの入力開口部59は供給側制御弁10Aを介して間接的に空気タンク105に接続されている。
また、供給側制御弁10Aと排気側制御弁10Bとの筐体本体31は、一体で設けられている。
次に、車体傾斜装置1による車体傾斜制御の手順を説明する。
図2に示すように、まず保持時の状態として、供給側制御弁10Aの指令室13への圧縮空気Aの流入が、電磁弁2によって遮断された状態となっており、かつ、排気側制御弁10Bの指令室13への圧縮空気Aの流入が電磁弁2によって遮断された状態となっている。この保持時の状態では各々の指令室13は大気開放されており、指令用受圧面50には押圧力が作用せず、供給側制御弁10Aの入力開口部18が、弁体40の着座部46によって閉塞され、かつ、排気側制御弁10Bの出力開口部19が、弁体40の着座部46よって閉塞されている。
このような保持時の状態から、車体傾斜制御の指令に基づいて電磁弁2を操作し、供給側制御弁10Aの指令室13へ圧縮空気Aを流入させることで供給時の状態となる。この際、排気側制御弁10Bの指令室13は大気開放され、排気側制御弁10Bの弁体40が閉塞位置P2に配置している。
図3に示すように供給時の状態では、供給側制御弁10Aの指令用受圧面50に押圧力が作用し、供給側制御弁10Aの弁体40が上方に持ち上げられて弁体40が連通位置P1に配置される。この結果、供給側制御弁10Aの入力開口部18が開放されて、供給側制御弁10Aの入力開口部18と出力開口部19とが空気導入室14を介して連通される。よって、空気タンク105からの圧縮空気Aが供給側制御弁10Aの出力開口部19から流出する。
そして車体傾斜制御の指令に基づいて切換弁4を操作して、自動高さ調整弁106を空気バネ103から切り離し、出力開口部19からの圧縮空気Aを空気バネ103に供給し、空気バネ103の空気量を増加させることで車体101を所定の方向に傾斜させる。
そして図4に示すように供給時の状態から電磁弁2を操作し、供給側制御弁10Aの指令室13への圧縮空気Aの流入を遮断することで排気時の状態となる。これにより、供給側制御弁10Aの指令室13は大気開放され、供給側制御弁10Aの指令用受圧面50に押圧力は発生しなくなる。この結果、供給側制御弁10Aの弁体40が閉塞位置P2に配置されて供給側制御弁10Aの入力開口部18が閉塞され、供給側制御弁10Aの入力開口部18と出力開口部19とが連通しなくなる。
一方で排気時の状態では、電磁弁2の操作によって排気側制御弁10Bの指令室13へ圧縮空気Aを流入させる。これにより排気側制御弁10Bの指令用受圧面50に押圧力が作用し、排気側制御弁10Bの弁体40が上方に持ち上げられる。この結果、排気側制御弁10Bの出力開口部58が開放されて、排気側制御弁10Bの弁体40が連通位置P1に配置され、排気側制御弁10Bの入力開口部59と出力開口部58とが空気導入室14を介して連通される。よって、供給側制御弁10Aの空気導入室14内の圧縮空気Aが、供給側制御弁10Aの出力開口部19から排気側制御弁10Bの入力開口部59及び排気側制御弁10Bの空気導入室14を介して、排気側制御弁10Bの出力開口部58を通じて外部へ排気される。
以上説明した本実施形態の車体傾斜装置1は、上記の通り一対の制御弁10(供給側制御弁10A、及び排気側制御弁10B)を有する制御弁装置3を備えている。そして供給時の状態では、供給側制御弁10Aで指令室13への圧縮空気Aの流入によって弁体40が上方に移動して空気導入室14に入力開口部18から圧縮空気Aが導入されると、一部の圧縮空気Aは内部流路54を通じて背面側室15に向かって流通する。
背面側室15に圧縮空気Aが導入されると、背面側室15では第二受圧面52が圧縮空気Aの圧力を受けて弁体40を閉塞位置P2に向かって動作させようとする押圧力が生じる。一方で空気導入室14内では第一受圧面51が圧縮空気Aの圧力を受けて弁体40を連通位置P1に向かって動作させようとする押圧力が生じる。
本実施形態では、弁体40を閉塞位置P2から連通位置P1に動作させようとする力を生じる指令用受圧面50の面積が最も大きく、その次に弁体40を閉塞位置P2に向かって動作させようとする力を生じる第二受圧面52の面積が大きく、弁体40を連通位置P1に動作させようとする力を生じる第一受圧面51の面積が最も小さい。さらに、指令室13、空気導入室14、及び背面側室15では同じ空気タンク105から同じ圧力の圧縮空気Aが流入する。このため供給時に指令室13に圧縮空気Aが存在している状態では上記各受圧面の面積差によって弁体40は連通位置P1に配置された状態を維持することができ、空気バネ103への圧縮空気Aの供給によって車体101を傾斜させることができる。
その後、指令室13への空気タンク105からの圧縮空気Aの流入が停止され、指令室13が大気開放されると、第二受圧面52の面積の方が第一受圧面51の面積よりも大きいため、背面側室15内の圧縮空気Aの圧力によって、弁体40を連通位置P1から閉塞位置P2に向かって動作させるような押圧力は生じる。これによって弁体40が着座して入力開口部18を閉塞し、入力開口部18と出力開口部19との接続が遮断される。この結果、空気導入室14を介しての空気タンク105からの圧縮空気Aの空気バネ103への流通を、供給側制御弁10Aによって遮断することができ、車体101を傾斜させた状態を保つことができる。
このように弾性部材44からの弁体40の付勢力に加え、圧縮空気Aの圧力によって弁体40を閉塞位置P2にしっかりと保持することが可能となる。即ち、弁体40の付勢力を圧縮空気Aの圧力でアシストすることができる。従って、例えば弾性部材44を弁体40に設けなくても弁体40を閉塞位置P2に保持することが可能であり、制御弁装置3の部品点数を減らすことができる。よって制御弁10の部品点数の削減によって、制御弁10の小型化、及び車体傾斜装置1全体の小型化が可能となり、制御弁10及び車体傾斜装置1のメンテナンス時間やメンテナンスのコストを低減することも可能となる。
また、弾性部材44を設ける場合でも、弾性部材44には大きな付勢力が要求されないため、弾性部材44を小型化することが可能である。即ち、入力開口部18からの圧縮流体を用いて弁体40の閉塞動作を行わせるという簡易な構成で、弁体40を所定の位置に保持可能である。
排気側制御弁10Bについても供給側制御弁10Aと同様に、弾性部材44の付勢力によらず、入力開口部59からの圧縮流体Aを用いて弁体40の閉塞動作を行わせるという簡易な構成で弁体40を所定の位置に保持可能である。
そして、供給側制御弁10Aと排気側制御弁10Bとを対をなして設けたことで、圧縮空気Aを空気バネ103に供給するか、空気バネ103への圧縮空気Aの供給を停止して、排気側制御弁10Bから外部に排気するかを容易に選択可能となる。
さらに、本実施形態では緩衝部材20を設けることで、弁体40が閉塞位置P2から連通位置P1に動作した際に、弁体40とシリンダ11との接触音の発生を抑制することができる。よって制御弁10の動作の静粛性を高めることができ、弁体40がシリンダ11に接触する際の衝撃により、弁体40及びシリンダ11の劣化を早めてしまうことを回避できる。
また、筐体本体31にボルト30によって蓋部25を設けたことで筐体本体31に対して弁体40を一方向に組み立てることができ、また、一方向に弁体40を取り外すことができるため、メンテナンスの容易化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、制御弁10には必ずしも弾性部材44を設けなくともよい。即ち、各受圧面51、52、53の面積差による受圧面51、52、53に生じる押圧力のみによって弁体40を閉塞位置P2に配置して、着座部46を弁体接触部32に押し付けるようにしてもよい。
また、制御弁10として、必ずしも供給側制御弁10Aと排気側制御弁10Bとを一対で設けなくともよい。一つの制御弁10を単体で用いてもよい。
また、制御弁10は、車体傾斜装置1に用いる場合に限定されず、例えばブレーキ制御装置に用いることもできる。さらに、車両100以外に用いてもよい。
なお、上記の各受圧面51、52、53の面積については、本実施形態のように弁体40が上下に往復動する場合、弁体40の重力を考慮して具体的な数値が決定される。
1…車体傾斜装置
2…電磁弁
3…制御弁装置
4…切換弁
10…制御弁
10A…供給側制御弁
10B…排気側制御弁
11…シリンダ
12…壁部
13…指令室
14…空気導入室(ガス導入室)
15…背面側室
16…指令用開口部
17…入出力開口部
18、59…入力開口部
19、58…出力開口部
20…緩衝部材
24…筒状部
24a…内周面
25…蓋部
25a…内面
26…凹部
27…板状部
28…凸部
29…内筒部
30…ボルト
31…筐体本体
32…弁体接触部
33…凸部
40…弁体
42…弁体本体部
42a…外周面
42b…上端面
42c…下端面
43…穴部
43a…底面
44…弾性部材
45…凸部
45a…外周面
46…着座部
46a…下端面
47、47A、47B、47C…Oリング(又はパッキン)
50…指令用受圧面
51…第一受圧面
52…第二受圧面
53…支持面
54、54B…内部流路
55…径方向流路
56…軸方向流路
100…車両
101…車体
102…台車
103…空気バネ
104…空気圧縮機
105…空気タンク(ガス供給源)
106…自動高さ調整弁
A…圧縮空気(ガス)
P1…連通位置
P2…閉塞位置
O…軸線

Claims (4)

  1. 連通位置と閉塞位置との間で往復動可能に設けられた弁体と、
    内側に前記弁体を前記連通位置と前記閉塞位置との間で往復動可能に支持するシリンダと、
    を備え、
    前記シリンダは、
    前記弁体を往復動可能に支持する壁部と、
    前記壁部と前記弁体とで囲まれた空間である指令室と、
    前記壁部に設けられ、ガス供給源に接続されて該ガス供給源から前記指令室へガスを流入可能とする指令用開口部と、
    前記指令室よりも前記弁体が往復動する方向の前記閉塞位置側に位置し、前記壁部と前記弁体とで囲まれるとともに前記指令室とは隔離された空間であるガス導入室と、
    前記壁部に前記ガス導入室に開口するように設けられて、いずれか一方が前記弁体が前記閉塞位置に有る状態で閉塞されるとともに、いずれか一方が前記ガス供給源に接続されて該ガス供給源から前記ガス導入室へガスを導入可能とする一対の入出力開口部と、
    前記指令室よりも前記弁体が往復動する方向の前記連通位置側に位置し、前記壁部と前記弁体とで囲まれるとともに前記指令室とは隔離された空間である背面側室と、
    を備え、
    前記弁体には、
    前記往復動する方向の前記ガス導入室側を向き、前記指令室に面する指令用受圧面と、
    前記往復動する方向の前記ガス導入室側を向き、前記ガス導入室に面するとともに前記指令用受圧面の面積より小さな面積を有する第一受圧面と、
    前記第一受圧面とは前記往復動する方向の反対側を向くとともに前記背面側室に面し、前記指令用受圧面の面積よりも小さく、かつ前記第一受圧面の面積よりも大きな面積を有する第二受圧面と、
    前記第一受圧面と前記第二受圧面とを接続する内部流路と、
    が形成されている制御弁。
  2. 前記弁体には、前記往復動する方向の前記連通位置側を向く支持面がさらに形成され、
    前記シリンダは、前記壁部に設けられて前記支持面に対して前記連通位置で接触可能な緩衝部材をさらに備える請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記請求項1又は2に記載の制御弁を、供給側制御弁と排気側制御弁として一対備え、
    前記ガス供給源は前記供給側制御弁のおける一方の前記入出力開口部に直接接続され、
    前記供給側制御弁における前記ガス供給源に直接接続されていない前記入出力開口部と、前記排気側制御弁における一方の入出力開口部とが接続されることで、該排気側制御弁における一方の入出力開口部が前記供給側制御弁を介して間接的に前記ガス供給源に接続されている制御弁装置。
  4. 請求項3に記載の制御弁装置を、対をなして備え、
    各々の前記制御弁装置の前記供給側制御弁における一方の前記入出力開口部は、空気圧縮機に接続され、
    前記空気圧縮機と前記供給側制御弁との間には、前記空気圧縮機から流入するガスである圧縮空気を貯留する前記ガス供給源としての空気タンクが設けられ、
    各々の前記供給側制御弁における前記空気タンクに接続されていない前記入出力開口部からの圧縮空気を、車両の台車と車体との間に車体幅方向に一対に設けられる空気バネに、一対の前記制御弁装置からそれぞれ供給可能とする車体傾斜装置。
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