JP7100376B2 - マッド材供給装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、高炉の出銑口にマッドを充填するマッドガンへブロック状のマッド材を供給するマッド材供給装置およびその制御方法に関する。
従来、高炉の出銑口にマッドを充填するマッドガンへブロック状のマッド材を供給するマッド材装填装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されるマッド材装填装置は、後方から前方に間欠的に移動するパレット上に左右方向にマッド材を整列させて配置し、押出しシリンダーと切出しシリンダーを設けたものである。特許文献1のマッド材装填装置は、パレットの前端のマッド材を押出しシリンダーにより押出し、押出しシリンダーで押し出されたマッド材を切出しシリンダーで搬送コンベヤの搬送方向に切り出し、マッド材を搬送コンベヤで搬送するものである。
特開平10-8115号公報
特許文献1に開示されるマッド材装填装置は、パレット上にマッド材を整列させて配置するものであるため、多数のマッド材を整列して配置するのに十分な広さを有するパレットが必要である。そのため、マッド材を配置するためのパレットが占有する面積が大きくなり、装置を小型化することが困難である。また、特許文献1に開示されるマッド材装填装置は、パレット上にマッド材を整列させるために多大な時間を要してしまい、マッド材を装填する作業の作業効率が低下してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、装置を小型化するとともにマッドガンへマッド材を供給する作業の作業効率を向上させることが可能なマッド材供給装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置は、高炉の出銑口にマッドを充填するマッドガンへブロック状のマッド材を供給するマッド材供給装置であって、第1軸線に沿って円筒状に延びるとともに前記第1軸線に沿った一端に向けて開口する開口部と前記第1軸線に沿った他端を閉塞させた底部とを有し、前記開口部の上方から投下される前記マッド材を収容する容器と、前記容器の内周面に沿って前記第1軸線回りに螺旋状に延びるとともに前記底部から前記開口部へ向けて前記マッド材を導く積載面を有する積載部と、前記積載部を前記第1軸線回りに回転させる第1駆動部と、前記容器を水平方向に延びる第2軸線回りに回転可能に支持する支持部と、前記支持部により支持される前記容器を前記第2軸線回りに回転させる第2駆動部と、前記容器の前記開口部から供給される前記マッド材を前記マッドガンへ前記マッド材を導く供給口へ搬送する搬送部と、前記第1駆動部と前記第2駆動部と前記搬送部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記容器の前記軸線が鉛直方向に延びる鉛直軸線に対して所定傾斜角度で傾斜するように前記第2駆動部を制御する状態で前記積載部を前記第1軸線回りに所定方向に回転させるよう前記第1駆動部を制御して前記積載部に積載された前記マッド材を前記開口部から前記搬送部へ供給する。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置によれば、容器の開口部から底部に向けて複数のマッド材を投入することにより、複数のマッド材を面上に整列させることなく容器に収容することができる。そのため、マッド材を整列して並べる作業やマッド材を整列して配置する場所が不要となり、装置を小型化するとともにマッドガンへマッド材を供給する作業の作業効率を向上させることができる。
また、本発明の一態様にかかるマッド材供給装置によれば、容器の第1軸線が鉛直軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態で積載部を第1軸線回りに所定方向に回転させることにより、容器の底部近傍に存在する多数のマッド材の一部のみが積載面により底部から開口部へ向けて漸次移動する。積載面に積載される一部のマッド材のみが開口部へ向けて移動するため、容器の第1軸線回りの回転速度に応じた数のマッド材を容器から搬送部へ順次供給することができる。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置は、前記容器を水平方向に延びる第2軸線回りに回転可能に支持する支持部と、前記支持部により支持される前記容器を前記第2軸線回りに揺動させる第2駆動部と、を備え、前記制御部は、前記容器の前記軸線が前記鉛直軸線に対して前記所定傾斜角度で傾斜するように前記第2駆動部を制御する状態で前記積載部を前記第1軸線回りに前記所定方向に回転させるよう前記第1駆動部を制御して前記積載部に積載された前記マッド材を前記開口部から前記搬送部へ供給する構成が好ましい。
本構成のマッド材供給装置によれば、制御部により第2駆動部を制御して容器の第1軸線が鉛直軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態とし、制御部により第1駆動部を制御して積載部を第1軸線回りの所定方向に回転させることにより、容器の底部近傍に存在する多数のマッド材の一部のみを積載面により底部から開口部へ向けて漸次移動させることができる。
上記構成のマッド材供給装置において、前記制御部は、前記容器の前記第1軸線が前記鉛直軸線と一致するように前記第2駆動部を制御する状態で前記積載部を前記第1軸線回りに前記所定方向の逆方向に回転させるよう前記第1駆動部を制御してもよい。
容器の第1軸線が鉛直軸線と一致する状態で積載部を第1軸線回りに所定方向の逆方向に回転させることにより、多数のマッド材の一部を積載面により開口部から底部へ向けて移動させることができる。これにより、鉛直方向の上方へ向けて開口した開口部に向けてマッド材を投下する際に、容器に収容される複数のマッド材の積載密度を増加させ、多くのマッド材を容器に収容させることができる。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置は、前記開口部に近接した位置に配置されるとともに前記積載面に接触する前記マッド材の上方に積み上げられた他の前記マッド材と接触するように配置される接触部材を備えるのが好ましい。
開口部に近接した位置において他のマッド材が接触部材と接触することにより、積載面に接触するマッド材の上方に他のマッド材が積載されない状態となる。これにより、複数のマッド材が積み重ねられた状態で開口部から搬送部に導かれて搬送不良が発生する可能性を低減することができる。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置は、前記開口部に配置されるとともに前記開口部の上方へ向けて突出する刃部を有する。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置によれば、開口部の上方へ向けて突出する刃部を有するため、多数のマッド材を梱包するバッグ(袋)を開口部の上方に吊り下げて刃部へ向けて上下動させることにより、袋の下部に刃部が接触してバッグの底面が破断する。これにより、比較的簡易な作業により、バッグに梱包された多数のマッド材を開口部に向けて確実に投下することができる。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置において、前記容器の前記第1軸線が前記鉛直軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態で前記積載面から前記開口部の外側へ導かれる前記マッド材を前記搬送部の搬送面へ供給するシュート部を備え、前記搬送面は、前記マッド材を搬送する搬送方向に直交する幅方向に第1長さを有し、前記シュート部は、前記開口部から前記搬送面へ向けて前記幅方向に沿った長さが前記第1長さよりも長い第2長さから前記第1長さに漸次縮小する形状を有するのが好ましい。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置によれば、シュート部の幅方向の長さを搬送面の幅方向の第1長さよりも広い第2長さから第1長さに漸次縮小する形状となっている。そのため、容器の開口部から外側にマッド材が投下される範囲を第1長さよりも広い第2長さとしてマッド材を確実に回収しつつ、搬送面へ向けて幅方向の長さを第1長さに漸次縮小させてマッド材を確実に搬送面に導くことができる。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置において、前前記積載部は、前記容器の前記内周面に接合されており、前記第1駆動部は、前記容器を前記第1軸線回りに回転させるのが好ましい。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置によれば、容器を第1軸線回りに回転させることで、容器の内周面に接合された積載部を第1軸線回りに回転させ、容器の底部近傍に存在する多数のマッド材の一部のみを積載面により底部から開口部へ向けて漸次移動させることができる。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置において、前記搬送部は、前記マッド材を搬送する搬送方向に沿って移動するとともに少なくとも1つの前記マッド材を積載可能な間隔を空けて配置される複数の仕切板を有する。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置によれば、搬送方向に沿って移動する複数の仕切板の間にマッド材を導くことにより、仕切板からマッド材に搬送方向への搬送力を付与し、マッド材を搬送方向へ確実に導くことができる。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置の制御方法は、高炉の出銑口にマッドを充填するマッドガンへブロック状のマッド材を供給するマッド材供給装置の制御方法であって、前記マッド材供給装置は、第1軸線に沿って円筒状に延びるとともに前記第1軸線に沿った一端に向けて開口する開口部と前記第1軸線に沿った他端を閉塞させた底部とを有し、前記開口部の上方から投下される前記マッド材を収容する容器と、前記容器の内周面に沿って前記第1軸線回りに螺旋状に延びるとともに前記底部から前記開口部へ向けて前記マッド材を導く積載面を有する積載部と、前記積載部を前記第1軸線回りに回転させる第1駆動部と、前記容器の前記開口部から供給される前記マッド材を前記マッドガンへ前記マッド材を導く供給口へ搬送する搬送部と、を備え、前記容器の前記第1軸線が鉛直方向に延びる鉛直軸線に対して所定傾斜角度で傾斜した状態で前記積載部を前記第1軸線回りに所定方向に回転させるよう前記第1駆動部を制御し前記積載部に積載された前記マッド材を前記開口部から前記搬送部へ供給し、前記搬送部へ供給された前記マッド材を前記マッドガンへ搬送するよう前記搬送部を制御する搬送程を備える。
本発明の一態様にかかるマッド材供給装置の制御方法によれば、容器の開口部から底部に向けて複数のマッド材を投入することにより、複数のマッド材を面上に整列させることなく容器に収容することができる。そのため、マッド材を整列して並べる作業やマッド材を整列して配置する場所が不要となり、装置を小型化するとともにマッドガンへマッド材を供給する作業の作業効率を向上させることができる。
また、本発明の一態様にかかるマッド材供給装置の制御方法によれば、容器の第1軸線が鉛直軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態で積載部を第1軸線回りに所定方向に回転させることにより、容器の底部近傍に存在する多数のマッド材の一部のみが積載面により底部から開口部へ向けて漸次移動する。積載面に積載される一部のマッド材のみが開口部へ向けて移動するため、容器の第1軸線回りの回転速度に応じて数のマッド材を容器から搬送部へ順次供給することができる。また、搬送部へ供給されたマッド材を搬送してマッドガンへ供給することができる。
本発明によれば、装置を小型化するとともにマッドガンへマッド材を供給する作業の作業効率を向上させることが可能なマッド材供給装置およびその制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るマッド材供給装置を示す側面図である。 図1に示すホッパを上方からみた平面図である。 図1に示すホッパが備えるスクリューを側方からみた図である。 図1に示すホッパのA-A矢視断面図である。 図1に示すホッパの上方部分の部分拡大図である。 図1に示すシュートを上方からみた平面図である。 図1に示すホッパの部分拡大図であり、ホッパが所定傾斜角度で傾斜した状態を示す。 本発明の一実施形態に係るマッド供給装置が実行する処理を示すフローチャートである。 ホッパが鉛直方向に延びる軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態でスクリューを回転させた状態を示す図である。 ホッパが鉛直方向に延びる軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態でスクリューを回転させた状態を示す図である。 ホッパが鉛直方向に延びる軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態でスクリューを回転させた状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態のマッド材供給装置100について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態のマッド材供給装置100を示す側面図である。
図1に示す本実施形態のマッド材供給装置100は、高炉の出銑口にマッドを充填するマッドガン200へブロック状のマッド材Mを供給する装置である。マッド材Mは、微粉コークス、アルミナ系耐火物粉および粘度粉を混錬したものであり、例えば、直方形状に形成されている。マッド材Mは、変形や他のマッド材との固着を防止するために、薄膜状の樹脂シートで被うのが望ましい。
図1に示すように、マッド材供給装置100は、マッド材Mを収容するホッパ10と、シュート部20と、コンベヤ(搬送部)30と、油圧ポンプ40と、油圧タンク50と、旋回油圧モータ(第1駆動部)60と、チルトシリンダ(第2駆動部)70と、支持フレーム80と、クローラ85と、制御部90と、を備える。
ホッパ10は、上方に配置される梱包バッグBに収容されるマッド材Mを収容するとともに、マッド材Mをシュート部20へ導くものである。図1および図2に示すように、ホッパ10は、容器11と、一対のスクリュー(積載部)12と、ホッパフレーム13と、マッド払いプレート(接触部材)14と、一対のカッター(刃部)15と、突起部16と、を有する。
容器11は、軸線(第1軸線)Xに沿って略円筒状に延びるとともに複数のマッド材Mを内部に収容するものである。図1に示すように、容器11は、軸線Xに沿った上方側端部(一端)に向けて開口する開口部11aと、軸線Xに沿った下方側端部(他端)を閉塞させた底部11bとを有する。容器11は、開口部11aの上方に配置される梱包バッグBから投下されるマッド材Mを内部に収容する。
図2は、図1に示すホッパ10を上方からみた平面図である。図3は、図1に示すホッパが備えるスクリューを側方からみた図である。
スクリュー12は、図2および図3に示すように、容器11の内周面11cに沿って軸線X回りに螺旋状に延びるように形成される部材である。スクリュー12は、底部11bに接続される下端部12bから開口部11aに接続される上端部12cへ向けてマッド材Mを導く積載面12aを有する。本実施形態のホッパ10は、底部11bから開口部11aへ向けて軸線X回りに約570度(約1周半)で周回する。
図2および図3に示すように、一対のスクリュー12は、容器11の底部11bと連結される下端部12bが軸線Xと点対称の位置となるように配置されている。すなわち、一対のスクリュー12の一方の下端部12bと他方の下端部12bとは、軸線X回りに180度周回した位置に配置されている。一対のスクリュー12のそれぞれは、容器11の内周面11cに対して溶接等により接合されている。
図2および図3に示すように、一対のスクリュー12は、容器11を開口部11a側からみた場合に、軸線X回りに反時計回りに旋回するように螺旋状に形成されている。スクリュー12が反時計回りに旋回するように形成されているため、スクリュー12を時計回りの旋回方向TUDに沿って回転させることにより、マッド材Mが積載面12aに沿って底部11bから開口部11aへ向けて上昇する。
図3に示すように、容器11の内周面11cの軸線回りの所定の位置において、一対のスクリュー12が容器11の内周面11cに接合される位置の軸線X方向の長さは、底部11bから開口部11aへ向けてそれぞれ長さL1,長さL2,長さL3となっている。長さL1,長さL2,長さL3は、略同一の長さとなっている。
図3に示すように、スクリュー12の軸線Xの径方向の幅SWは、軸線Xに対する容器11の内周面11cの内径D1に対して、マッド材Mを積載面12aに確実に積載することができる長さ以上に設定される。また、幅SWは、内径D1に対して、積載面12aの径方向に複数のマッド材Mが同時に積載される長さ未満に設定される。
ホッパフレーム13は、容器11の外周面11d(図3参照)を支持するとともに支持フレーム80に取り付けられる部材である。支持フレーム80は、水平方向に延びる軸線Y1回りに回転可能にホッパフレーム13を支持する。
図4は、図1に示すホッパ10のA-A矢視断面図である。
マッド払いプレート14は、図2および図4に示すように、容器11の開口部11aに近接した位置に、軸線Xに直交する軸線Y2に沿って延びるように形成される板状部材である。図4に示すように、マッド払いプレート14は、スクリュー12の積載面12aに接触するマッド材M(実線で示す)の上方に積み上げられる他のマッド材M(破線で示す)と接触するように配置される。
他のマッド材Mは、積載面12aに沿って移動する際にマッド払いプレート14と接触することにより、スクリュー12の積載面12aに接触するマッド材Mから落下する。これにより、スクリュー12の積載面12aに接触するマッド材Mに他のマッド材が積み上げられた状態で積載面12aに沿って移動し、開口部11aから複数のマッド材Mが同時に投下されることを防止することができる。
カッター15は、開口部11aに配置されるとともに開口部11aの上方へ向けて突出する部材である。図4に示すように、カッター15は、先端が鋭利な2つの突起部15aを有する鋸状に形成されている。カッター15は、締結ボルト15bによりマッド払いプレート14に取り付けられている。
突起部16は、開口部11aの中心位置に配置されるとともに開口部11aの上方へ向けて突出する棒状部材である。図4に示すように、突起部16は、軸線Xに沿った上端が針状に形成されている。突起部16は、マッド払いプレート14に取り付けられている。
ここで、カッター15および突起部16を用いて梱包バッグBに収容されるマッド材Mを容器11へ投下する作業について説明する。作業者は、梱包バッグBの持ち手Bbを支持する支持部材300を昇降させる昇降機(図示略)を動作させ、梱包バッグBを鉛直方向に延びる軸線Zに沿って下方位置(図5に実線で示す位置)と上方位置(図5に破線で示す位置)との間で昇降させる。
図5は、図1に示すホッパ10の上方部分の部分拡大図である。
図5に示すように、梱包バッグBを鉛直方向に延びる軸線Zに沿って下方位置に移動させると、突起部16が梱包バッグBの底面Baに挿入され、ホッパ10に対する梱包バッグBの位置が固定される。また、カッター15の突起部15aが梱包バッグBの底面Baに接触し、梱包バッグBの底面Baが破断する。
作業者は、昇降機を動作させ、梱包バッグBを下方位置と上方位置との間で複数回に渡って昇降させることにより、梱包バッグBの底面Baを破断させる。これにより、梱包バッグBに梱包されたマッド材Mが底面Baの破断した箇所から開口部11aへ向けて投下される。
シュート部20は、容器11が延びる軸線Xが鉛直方向に延びる軸線Zに対して所定傾斜角度θで傾斜する状態(図7参照)で、スクリュー12の積載面12aから開口部11aの外側へ導かれるマッド材Mをコンベヤ30の搬送面31へ供給する装置である。図6(図1に示すシュート部20を上方からみた平面図)に示すように、搬送面31は、マッド材Mを搬送する搬送方向TRDに直交する幅方向WDに第1長さW1を有する。
シュート部20は、幅方向WDの両端部に壁部21,22が設けられており、容器11の開口部11aから投下されたマッド材Mが幅方向WDの両端部から外側へ排出されないようになっている。シュート部20は、開口部11aから搬送面31へ向けた搬送方向TRDに沿って、幅方向WDに沿った長さが第1長さW1よりも長い第2長さW2から第1長さW1に漸次縮小する形状を有する。第2長さW2は、開口部11aから投下されるマッド材Mを確実に収容できる長さに設定されている。
シュート部20は、容器11に近接した位置よりもコンベヤ30の搬送面31に近接した位置の方が、鉛直方向の高さが低い。シュート部20は、容器11側から搬送面31側へ向けて下方に傾斜する形状となっている。そのため、開口部11aからシュート部20に投下されたマッド材Mは、自重によりシュート部20を滑って搬送面31に到達する。
コンベヤ30は、容器11の開口部11aからシュート部20を介して供給されるマッド材Mをマッドガン200へマッド材Mを導く供給口210へ搬送する装置である。コンベヤ30は、金属材料により形成される搬送面31と、幅方向WDの両端に配置される一対の駆動チェーン32と、複数のスクレーパ(仕切板)33と、駆動チェーン32を回転させる一対の駆動機構34,35と、を備える。
一対の駆動機構34,35のいずれか一方には、駆動機構を回転させる駆動モータ(図示略)が取付けられている。駆動モータが取付けられた駆動機構を動作させることにより、一対の駆動機構34,35に掛けまわされた一対の駆動チェーン32が回転する。
駆動チェーン32には、搬送方向TRDに沿って所定間隔G(図6参照)を空けて幅方向WDに延びる板状のスクレーパ33が複数箇所に取り付けられている。所定間隔Gは、少なくとも1つのマッド材Mを積載可能な間隔となっている。駆動機構により駆動チェーン32が回転することにより、複数のスクレーパ33が搬送方向TRDに沿って移動する。
シュート部20からコンベヤ30の搬送面31へマッド材Mが供給された場合、一対のスクレーパ33の間にマッド材Mが供給される。マッド材Mは、搬送方向TRDの下流側に配置されるスクレーパ33により搬送方向TRDへ向けた搬送力が付与され、搬送方向TRDに沿って搬送面31を移動する。コンベヤ30は、マッド材Mが搬送方向TRDに沿ったマッドガン200側の端部へ到達すると、マッド材Mをマッドガン200の供給口210へ向けて投下する。
油圧ポンプ40は、電動モータ(図示略)の駆動力により油タンクから吸入した作動油の圧力を高めて油圧タンク50へ供給する装置である。油圧ポンプ40から油圧タンク50に供給された高圧の作動油は、旋回油圧モータ60およびチルトシリンダ70を駆動する動力として用いられる。
旋回油圧モータ60は、ホッパ10のスクリュー12を軸線X回りに回転させる駆動力を発生する装置である。旋回油圧モータ60の駆動力は、油圧タンク50から供給される。油圧タンク50から旋回油圧モータ60への作動油の供給状態は、制御部90により制御される。旋回油圧モータ60は、容器11を軸線X回りの旋回方向TUDに沿って回転させることにより、ホッパ10のスクリュー12を軸線X回りの旋回方向TUDに沿って回転させる。
チルトシリンダ70は、支持フレーム80により軸線Y1回りに回転可能に支持されるホッパフレーム13を軸線Y1回りに揺動させる駆動力をホッパフレーム13に付与する装置である。チルトシリンダ70の駆動力は、油圧タンク50から供給される。油圧タンク50からチルトシリンダ70への作動油の供給状態は、制御部90により制御される。チルトシリンダ70は、ホッパフレーム13を軸線Y1回りに揺動させることにより、容器11を軸線Y1回りに揺動させる。
図7は、図1に示すホッパ10の部分拡大図であり、ホッパ10が所定傾斜角度θで傾斜した状態を示す。図7に示す所定傾斜角度θは、容器11の開口部11aの下端がシュート部20に近接した位置に配置する角度である。所定傾斜角度θは、例えば、40度~60度の角度に設定される。チルトシリンダ70は、制御部90からの制御指令に応じて、軸線Xの軸線Zに対する傾斜角度が任意の角度となるようにホッパフレーム13を揺動させる。
支持フレーム80は、水平方向に延びる軸線Y1回りに回転可能にホッパフレーム13を支持する筐体である。支持フレーム80には、シュート部20,コンベヤ30,油圧ポンプ40,油圧タンク50を含むマッド材供給装置100の各部が取付けられる。
クローラ85は、支持フレーム80の下方に取り付けられるとともにマッド材供給装置100を任意の位置に移動させる移動機構である。クローラ85は、マッド材供給装置100の幅方向の両端に一対で設けられる。制御部90は、一方のクローラ85と他方のクローラ85の回転速度および回転方向を制御することにより、マッド材供給装置100を任意の位置に移動させる。
制御部90は、旋回油圧モータ60およびチルトシリンダ70を含むマッド材供給装置100の各部を制御する装置である。制御部90は、マッド材供給装置100の各部を制御して、梱包バッグBからホッパ10に投下されるマッド材Mをシュート部20からコンベヤ30を経由して、マッドガン200の供給口210へ供給する。
次に、制御部90が実行するマッド材供給装置100の制御方法について、図面を参照して説明する。図8は、本発明の一実施形態に係るマッド供給装置が実行する処理を示すフローチャートである。図9~図11は、ホッパ10が鉛直方向に延びる軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態でスクリュー12を回転させた状態を示す図である。図10は、図9に示す状態からスクリュー12を360度(1周)回転させた状態を示す。図11は、図9に示す状態からスクリュー12を約540度(1周半)回転させた状態を示す。
ステップS101で、作業者は、梱包バッグBを支持する支持部材300を昇降させる昇降機を動作させて梱包バッグBを下方位置と上方位置との間で複数回に渡って昇降させることにより、梱包バッグBの底面Baを破断させる。これにより、梱包バッグBに梱包されたマッド材Mが底面Baの破断した箇所から開口部11aへ向けて投下される。
ステップS101において、制御部90は、ホッパ10の容器11が延びる軸線Xが鉛直方向に延びる軸線(鉛直軸線)Zと一致するようにチルトシリンダ70を制御する。軸線Xを軸線Zと一致させているのは、開口部11aの上方から投下されるマッド材Mを確実に容器11の内部に収容するためである。
ステップS101において、制御部90は、マッド材Mを収容する際にマッド材同士の間に生成される隙間を少なくするために、容器11を軸線X回りの旋回方向TUDに沿って回転させるよう旋回油圧モータ60を制御する。なお、制御部90は、容器11を軸線X回りの旋回方向TUDの逆方向に回転させるよう旋回油圧モータ60を制御してもよい。制御部90は、例えば、旋回方向TUDへの正方向の回転と、旋回方向TUDの逆方向への回転を周期的に切り換えるようにしてもよい。これにより、鉛直方向の上方へ向けて開口した開口部11aに向けてマッド材Mを投下する際に、容器11に収容される複数のマッド材Mの積載密度を増加させ、多くのマッド材Mを容器11に収容させることができる。
ステップS102で、制御部90は、作業者からの操作指示により、マッド材供給装置100のコンベヤ30の先端がマッドガン200の供給口210の上方に配置されるようにクローラ85を制御する。
ステップS103で、制御部90は、容器11の開口部11aの下端がシュート部20に近接した位置に配置されるように、チルトシリンダ70を制御する。制御部90は、ホッパ10の軸線Xが鉛直方向に延びる軸線Zに対して所定傾斜角度θで傾斜するようにチルトシリンダ70を制御する。
ステップS104で、制御部90は、容器11に収容されるマッド材Mがマッドガン200の供給口210へ搬送されるように旋回油圧モータ60およびコンベヤ30を制御する。制御部90は、スクリュー12を軸線X回りに旋回方向TUDに回転させるよう旋回油圧モータ60を制御する。スクリュー12が旋回方向TUDに回転することにより、スクリュー12の積載面12aに積載されたマッド材Mが底部11bから開口部11aへ移動する。そして、開口部11aからシュート部20へ投下されたマッド材Mがコンベヤ30の搬送面31へ供給される。
ここで、図9から図11を参照して、容器11に収容されるマッド材Mが底部11bから開口部11aへ移動してシュート部20へ投下される動作について説明する。容器11に収容される複数のマッド材Mは、ホッパ10の軸線Xが鉛直方向に延びる軸線Zに対して所定傾斜角度θで傾斜すると、自重によって容器11の鉛直方向の下方側へ集積した状態となる。
マッド材Mが容器11の鉛直方向の下方側へ集積した状態でスクリュー12を旋回方向TUDへ回転させると、積載面12aに接触して配置されるマッド材Mが積載面12aに沿って底部11bから開口部11aへ向けて移動する。これは、マッド材Mが自重により容器11の鉛直方向の下方側へ集積する一方で、積載面12aの容器11の鉛直方向の下方側の位置が旋回方向TUDへの回転に伴って底部11bから開口部11a側へ移動するからである。
図9~図11は、容器11の鉛直方向の下方側へ集積するマッド材Mの1つを模式的に示したものである。図9は、底部11bに配置されるマッド材Mがスクリュー12の底部11bに近接した位置に積載される状態を示す。図9に示す状態からスクリュー12を旋回方向TUDに沿って360度回転させると図10に示す状態となる。図9に示す状態からスクリュー12を旋回方向TUDに沿って540度回転させると図11に示す状態となる。
図11に示す状態となると、マッド材Mが開口部11aに到達し、スクリュー12の積載面12aに積載されたマッド材Mが開口部11aからシュート部20へ投下される。シュート部20へ投下されたマッド材Mは、自重によりシュート部20を滑ってコンベヤ30の搬送面31に到達する。コンベヤ30の搬送面31に到達したマッド材Mは、駆動チェーン32により搬送方向TRDへの搬送力が与えられたスクレーパ33によって搬送方向TRDへ向けて搬送される。コンベヤ30は、マッド材Mが搬送方向TRDに沿ったマッドガン200側の端部へ到達すると、マッド材Mをマッドガン200の供給口210へ向けて投下する。
ステップS105で、制御部90は、マッドガン200の供給口210へのマッド材Mの搬送が終了したかどうかを判断し、YESであればステップS106へ処理を進め、NOであればステップS104を繰り返す。制御部90は、例えば、作業者がマッド材Mが容器11に収容されていないことを確認して操作部(図示略)からマッド材Mの搬送終了を示す指示を入力した場合に、マッド材Mの搬送が終了したと判断する。
ステップS106で、制御部90は、マッドガン200の供給口210へのマッド材Mの充填が終了したかどうかを判断し、YESであれば本フローチャートの処理を終了させ、NOであればステップS101へ処理を戻す。制御部90は、例えば、作業者がマッド材Mが容器11に収容されていないことを確認して操作部(図示略)からマッド材Mの充填終了を示す指示を入力した場合に、マッド材Mの搬送が終了したと判断する。
以上説明した本実施形態のマッド材供給装置100が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態のマッド材供給装置100によれば、容器11の開口部11aから底部11bに向けて複数のマッド材Mを投入することにより、複数のマッド材Mを面上に整列させることなく容器11に収容することができる。そのため、マッド材Mを整列して並べる作業やマッド材Mを整列して配置する場所が不要となり、装置を小型化するとともにマッドガン200へマッド材Mを供給する作業の作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態のマッド材供給装置100によれば、容器11の軸線Xが鉛直方向に延びる軸線Zに対して所定傾斜角度θで傾斜する状態でスクリュー12を軸線X回りに旋回方向TUDに回転させることにより、容器11の底部11b近傍に存在する多数のマッド材Mの一部のみが積載面12aにより底部11bから開口部11aへ向けて漸次移動する。積載面12aに積載される一部のマッド材Mのみが開口部11aへ向けて移動するため、容器11の軸線X回りの回転速度に応じた数のマッド材Mを容器11からコンベヤ30へ順次供給することができる。
また、本実施形態のマッド材供給装置100によれば、制御部90によりチルトシリンダ70を制御して容器11の軸線Xが鉛直方向に延びる軸線Zに対して所定傾斜角度θで傾斜する状態とし、制御部90により旋回油圧モータ60を制御してスクリュー12を軸線X回りの旋回方向TUDに回転させることにより、容器11の底部11b近傍に存在する多数のマッド材Mの一部のみを積載面12aにより底部11bから開口部11aへ向けて漸次移動させることができる。
また、本実施形態のマッド材供給装置100によれば、容器11の軸線Xが鉛直方向に延びる軸線Zと一致する状態でスクリュー12を軸線X回りに旋回方向TUDの逆方向に回転させることにより、多数のマッド材Mの一部を積載面12aにより開口部11aから底部11bへ向けて移動させることができる。これにより、鉛直方向の上方へ向けて開口した開口部11aに向けてマッド材Mを投下する際に、容器11に収容される複数のマッド材Mの積載密度を増加させ、多くのマッド材Mを容器11に収容させることができる。
また、本実施形態のマッド材供給装置100は、開口部11aに近接した位置に配置されるとともに積載面12aに接触するマッド材Mの上方に積み上げられた他のマッド材Mと接触するように配置されるマッド払いプレート14を備える。
開口部11aに近接した位置において他のマッド材Mがマッド払いプレート14と接触することにより、積載面12aに接触するマッド材Mの上方に他のマッド材Mが積載されない状態となる。これにより、複数のマッド材Mが積み重ねられた状態で開口部11aからコンベヤ30に導かれて搬送不良が発生する可能性を低減することができる。
また、本実施形態のマッド材供給装置100によれば、開口部11aの上方へ向けて突出するカッター15を有するため、多数のマッド材Mを梱包する梱包バッグBを開口部11aの上方に吊り下げてカッター15へ向けて上下動させることにより、梱包バッグBの下部にカッター15が接触して梱包バッグBの底面Baが破断する。これにより、比較的簡易な作業により、梱包バッグBに梱包された多数のマッド材Mを開口部11aに向けて確実に投下することができる。
また、本実施形態のマッド材供給装置100によれば、シュート部20の幅方向WDの長さを搬送面31の幅方向WDの第1長さW1よりも広い第2長さW2から第1長さW1に漸次縮小する形状となっている。そのため、容器11の開口部11aから外側にマッド材Mが投下される範囲を第1長さW1よりも広い第2長さW2としてマッド材Mを確実に回収しつつ、搬送面31へ向けて幅方向WDの長さを第1長さW1に漸次縮小させてマッド材Mを確実に搬送面31に導くことができる。
また、本実施形態のマッド材供給装置100によれば、搬送方向TRDに沿って移動する複数のスクレーパ33の間にマッド材Mを導くことにより、スクレーパ33からマッド材Mに搬送方向TRDへの搬送力を付与し、マッド材Mを搬送方向TRDへ確実に導くことができる。
〔他の実施形態〕
以上の説明において、スクリュー12は容器11の内周面11cに接合されており、旋回油圧モータ60は、容器11を軸線X回りの旋回方向TUDへ回転させることによりスクリュー12を軸線X回りの旋回方向TUDへ回転させるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、容器11を軸線X回りに回転しないように固定し、容器11に対して軸線X1回りに回転可能にスクリュー12を容器11の内周面11cに沿って配置してもよい。この場合、スクリュー12は、旋回油圧モータ60により軸線X回りの旋回方向TUDへ回転する。
10 ホッパ
11 容器
11a 開口部
11b 底部
11c 内周面
12 スクリュー(積載部)
12a 積載面
14 マッド払いプレート(接触部材)
15 カッター(刃部)
16 突起部
20 シュート部
30 コンベヤ(搬送部)
31 搬送面
33 スクレーパ(仕切板)
60 旋回油圧モータ(第1駆動部)
70 チルトシリンダ(第2駆動部)
90 制御部
100 マッド材供給装置
200 マッドガン
210 供給口
B 梱包バッグ
M マッド材

Claims (9)

  1. 高炉の出銑口にマッドを充填するマッドガンへブロック状のマッド材を供給するマッド材供給装置であって、
    第1軸線に沿って円筒状に延びるとともに前記第1軸線に沿った一端に向けて開口する開口部と前記第1軸線に沿った他端を閉塞させた底部とを有し、前記開口部の上方から投下される前記マッド材を収容する容器と、
    前記容器の内周面に沿って前記第1軸線回りに螺旋状に延びるとともに前記底部から前記開口部へ向けて前記マッド材を導く積載面を有する積載部と、
    前記積載部を前記第1軸線回りに回転させる第1駆動部と、
    前記容器の前記開口部から供給される前記マッド材を前記マッドガンへ前記マッド材を導く供給口へ搬送する搬送部と、
    前記第1駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記容器の前記第1軸線が鉛直方向に延びる鉛直軸線に対して所定傾斜角度で傾斜する状態で前記積載部を前記第1軸線回りに所定方向に回転させるよう前記第1駆動部を制御し、前記積載部に積載された前記マッド材を前記開口部から前記搬送部へ供給するマッド材供給装置。
  2. 前記容器を水平方向に延びる第2軸線回りに回転可能に支持する支持部と、
    前記支持部により支持される前記容器を前記第2軸線回りに揺動させる第2駆動部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記容器の前記第1軸線が前記鉛直軸線に対して前記所定傾斜角度で傾斜するように前記第2駆動部を制御する状態で前記積載部を前記第1軸線回りに前記所定方向に回転させるよう前記第1駆動部を制御して前記積載部に積載された前記マッド材を前記開口部から前記搬送部へ供給する請求項1に記載のマッド材供給装置。
  3. 前記制御部は、前記容器の前記第1軸線が前記鉛直軸線と一致するように前記第2駆動部を制御する状態で前記積載部を前記第1軸線回りに前記所定方向の逆方向に回転させるよう前記第1駆動部を制御する請求項2に記載のマッド材供給装置。
  4. 前記開口部に近接した位置に配置されるとともに前記積載面に接触する前記マッド材の上方に積み上げられた他の前記マッド材と接触するように配置される接触部材を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されるマッド材供給装置。
  5. 前記開口部に配置されるとともに前記開口部の上方へ向けて突出する刃部を有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のマッド材供給装置。
  6. 前記容器の前記第1軸線が前記鉛直軸線に対して前記所定傾斜角度で傾斜する状態で前記積載面から前記開口部の外側へ導かれる前記マッド材を前記搬送部の搬送面へ供給するシュート部を備え、
    前記搬送面は、前記マッド材を搬送する搬送方向に直交する幅方向に第1長さを有し、
    前記シュート部は、前記開口部から前記搬送面へ向けて前記幅方向に沿った長さが前記第1長さよりも長い第2長さから前記第1長さに漸次縮小する形状を有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のマッド材供給装置。
  7. 前記積載部は、前記容器の前記内周面に接合されており、
    前記第1駆動部は、前記容器を前記第1軸線回りに回転させる請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のマッド材供給装置。
  8. 前記搬送部は、前記マッド材を搬送する搬送方向に沿って移動するとともに少なくとも1つの前記マッド材を積載可能な間隔を空けて配置される複数の仕切板を有する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のマッド材供給装置。
  9. 高炉の出銑口にマッドを充填するマッドガンへブロック状のマッド材を供給するマッド材供給装置の制御方法であって、
    前記マッド材供給装置は、
    第1軸線に沿って円筒状に延びるとともに前記第1軸線に沿った一端に向けて開口する開口部と前記第1軸線に沿った他端を閉塞させた底部とを有し、前記開口部の上方から投下される前記マッド材を収容する容器と、
    前記容器の内周面に沿って前記第1軸線回りに螺旋状に延びるとともに前記底部から前記開口部へ向けて前記マッド材を導く積載面を有する積載部と、
    前記積載部を前記第1軸線回りに回転させる第1駆動部と、
    前記容器の前記開口部から供給される前記マッド材を前記マッドガンへ前記マッド材を導く供給口へ搬送する搬送部と、を備え、
    前記容器の前記第1軸線が鉛直方向に延びる鉛直軸線に対して所定傾斜角度で傾斜した状態で前記積載部を前記第1軸線回りに所定方向に回転させるよう前記第1駆動部を制御し前記積載部に積載された前記マッド材を前記開口部から前記搬送部へ供給し、前記搬送部へ供給された前記マッド材を前記マッドガンへ搬送するよう前記搬送部を制御する搬送程を備えるマッド材供給装置の制御方法。
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