JP7099556B2 - 無線バックホールを確保する方法、子基地局、親基地局、並びに子基地局及び親基地局における方法 - Google Patents

無線バックホールを確保する方法、子基地局、親基地局、並びに子基地局及び親基地局における方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して、無線バックホールが使用される無線通信方法及びシステムに関係がある。無線バックホールリンクは、無線アクセス技術を使用してネットワークノード間のユーザプレーンパケットのための相互接続を提供する。本発明は更に、有線バックホール接続を提供する親基地局と、有線バックホール接続を使用するよう親基地局へ無線接続する子基地局とに関係がある。
特に、しかし排他的ではなく、本発明は、マルチオペレータ密配置による“5G”(ニュー・ラジオ(New Radio)の“NR”としても知られる)無線通信環境での最適化された無線バックホール共有方法に関係がある。
端末(ユーザ装置若しくはUE、加入者局又は移動局とも呼ばれる)が、無線インターフェース(エアインターフェースとも呼ばれる)を介して、端末の通信範囲内の基地局(BS)と通信する無線通信システムは、広く知られている。基地局とコアネットワークとの間のユーザプレーンパケットの通信は、バックホールと呼ばれ、通常は有線リンクを介する。
所与のキャリア周波数で、1つ以上の基地局によってサーブされる異なる地理的エリアは、一般にセルと呼ばれる。基地局は、1つ以上の送信(及び/又は受信)ポイントを制御してよく、各送信ポイントは、1つ以上のセルをサポートしてよい。通常は、多くの送信ポイントは、隣接する及び/又は重なり合っているセルとともにおおよそシームレスに広範な地理的エリアをカバーするネットワークを形成するように、適切な場所に設けられている。(本明細書中、「システム」及び「ネットワーク」との語は、同義的に使用される。)セルごとに、送信ポイントを提供又は少なくとも管理する基地局は、利用可能なバンド幅、すなわち、周波数及び時間リソースを、セルによってサーブされるユーザ装置のための個別的なリソース割り当てに分ける。このようにして、セルにおいて伝送され、基地局によってスケジューリングされる信号は、周波数及び時間領域において固有の位置を有している。端末は、一般的には移動可能(mobile)であるから、セルの間を移動することがあり、端末が隣接セル間を移動する場合にネットワークへの端末の接続のハンドオーバーの必要性を促す。端末は、同時にいくつかのセルの範囲内にあることがある(すなわち、いくつかのセルからの信号を検出すること及び/又はいくつかのセルと通信することができる)が、最も簡単な場合に、それは1つの“サービング”セルと通信する。端末は、通常は、単一のオペレータによって提供される単一のネットワークにアクセスすることしかできない。しかし、ネットワーク/オペレータは協働することができる。
[4G及び5Gアーキテクチャ]
セルラー無線ネットワークの1タイプは、ロング・ターム・エボリューション(LTE)又は4Gと呼ばれる規格の組に基づく。このネットワークトポロジでは、LTEにおいてUEと呼ばれる各端末が、エンハンスド・ノードB又はeNBの形をとる基地局へエアインターフェース(Uuと標記される)を介して無線接続する。留意されるべきは、様々なタイプeNBが可能である点である。eNBは、異なったキャリア周波数で1つ以上のセルをサポートすることができ、各セルは、異なる伝送電力及び異なるアンテナ構成を有しているので、異なるサイズのカバレッジエリア(セル)を提供する。所与の地理的エリアに配備された多数のeNBは、E-UTRANと呼ばれる無線ネットワークを構成する。
次に、各eNBは、(通常は)有線リンク(S1と標記される)によって、システムを管理しかつネットワーク内の他のノード、特にeNBへ制御シグナリングを送信するためのサービング・ゲートウェイ(S-GWと標記される)及びモビリティ管理エンティティ(MMEと標記される)を含む上位レベル又は“コアネットワーク”(CN)エンティティへ接続される。加えて、インターネットを含む任意のパケットデータネットワークとデータパケットを交換するために、S-GWと組み合わせて、又は別個に、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)が存在する。このようにして、LTEネットワークと他のネットワークとの間で通信が可能である。一方で、eNBは、有線又は無線X2インターフェースを介してそれら自身の間で通信することができる。
今日、インターネット又は他の通信ネットワークへのモバイルアクセスは、ビジネス及び個人生活の両方にとって必要不可欠になりつつあり、ソーシャルネットワーキング、クラウドに基づくサービス、及びビッグデータ解析などの新しい用途の人気により、現在の無線システムには大きな課題がある。インターネット・オブ・シングス及び超高信頼のミッションクリティカルな接続などの来たるべきサービスによれば、LTE/LTE-Aを継承し、“5G”又は“NR”(New Radio)として知られている次世代無線アクッスシステムが、これらの厳しい要件を全て満たすために必要とされる。5G/NRに関する研究は、UMTS及びLTE標準を考案することに以前は関与していた3GPP(the 3rd Generation Partnership Project)内の様々なグループ内で進行中である。
物理レイヤ設計の部分として、リソースをスケジューリングしかつ端末との無線通信のための物理アンテナを収容する基地局の従来概念は、より流動的になる。5G/NRに関連して使用される用語には、“gNB”(次世代ノードB)があり、これは、(少なくともローカル又は遠隔のいずれか一方で)少なくとも1つの送信ポイントを管理する。そのような送信ポイントは、受信ポイントとしても機能することができ、通常はTRP又はTRxP(Transmission/Reception Point)と呼ばれる。
エボルブド・パケット・コア(Evolved Packet Core,EPC)と呼ばれる4Gコアネットワーク(CN)では、プロトコル及び参照ポイント(インターフェース)は、上記のモビリティ管理エンティティ(MME)、サービング・ゲートウェイ(S-GW)、及びパケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)などのエンティティごとに定義される。
他方で、5Gコアでは、プロトコル及び参照ポイント(インターフェース)は、ネットワーク機能(NF)ごとに定義される。NFは、専用のハードウェア上のネットワーク要素として、専用のハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、あるいは、適切なプラットフォーム、例えば、クラウド基盤上でインスタンス化された仮想化された機能(特定のハードウェアに制限されない)として実装されてよい。
図1は、5Gのためのアーキテクチャ及び参照ポイント(NG1~NG15)の図である。それは、図の左下にあるユーザ装置(UE)が無線アクセスネットワーク(RAN)又はアクセスネットワーク(AN)のいずれか一方とアクセス及びモビリティ機能(AMF)とへ接続されることを示す。RANは、新しいRAT(gNB)及びエボルブドLTEを使用する基地局を表し、一方、ANは、非3GPPアクセス、例えば、Wi-Fiを含む一般的な基地局である。UPFは、データネットワーク(例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス、又は第三者サービス)と、AN又はRANと、SMF都へ接続される。SMFは、サービスデータフロー検出、認可されたQoS(Quality of Service)、課金、ゲーティング、トラフィック利用報告、パケットルーティング及び転送、並びにトラフィックステアリングに関するポリシー決定の実施に関与する。SMFは、CHFとのインタラクションに加えてQoSフローへのサービスデータフローの結合を含むポリシー及び課金実施を制御する。SMFは、ユーザプレーントラフィックの適切な取り扱いを実現するようUPF、RAN及びUEと相互作用する。
5Gコアネットワークは、様々なNFから成る。図1には、7つの5GコアNF、すなわち、(1)AMF(Access and Mobility Function)、(2)SMF(Session Management Function)、(3)PCF(Policy Control Function)、(4)AF(Application Function)、(5)AUSF(Authentication Server Function)、(6)UPF(User Plane Function)、及び(7)UDM(User Data Management)がある。
5Gアーキテクチャ(5GC)の部分として、重要な概念は、制御プレーン及びユーザプレーンの分離である。ユーザプレーンは、ユーザトラフィックを運び、一方、制御プレーンは、ネットワーク内のシグナリングを運ぶ。UPFは、ユーザプレーン内にあり、他の全てのNF、すなわち、AMF、SMF、PCF、AF、AUSF、及びUDMは、制御プレーン内にある。ユーザプレーン及び制御プレーンを分離することは、各プレーンリソースが独立してスケーリングされ得ることを保証する。それはまた、UPFが分散形式で制御プレーン機能から分かれて配置されることを可能にする。このアーキテクチャにおいて、UPFは、低レイテンシを必要とするいくつかの用途のために、UEとデータネットワークとの間のラウンド・トリップ・タイム(Round Trip Time,RTT)を短縮するようUEの極めて近くに配置され得る。
ユーザプレーンにおける関連するインターフェース/参照ポイントは、次の通りである。UPFとデータネットワーク(DN)との間のインターフェースは、図1に示されるようにN6インターフェースである。UPFS自体の間のインターフェースは、NG9インターフェースである。gNB間のインターフェースは、Xnインターフェースを呼ばれる(4GにおけるX2インターフェースに対応するが、図1には図示せず)。gNBとUPFとの間のインターフェースは、NGインターフェースと呼ばれる(やはり図1に図示せず)。gNBとUEとの間のインターフェースは、Uuエアインターフェースと呼ばれる(やはり図示せず)。
UPFは、例えば、オペレータAとオペレータBとは異なってよい一群のユーザプレーン機能と見なされ得る。UPFは、一般的に、基地局とは異なる物理位置に配置される。UPFは、何千もの基地局にサーブするコアネットワークエンティティである。従って、それを中央集権化することが有利である。
参照により本願に援用される3GPP TS 23.501“System Architecture for the 5G System”は、セクション6.2.3におけるUPFの次の記述を有している:

“UPF
ユーザプレーン機能(UPF)は、次の機能を含む。UPF機能の一部又は全ては、UPFの単一インスタンスにおいてサポートされ得る:
・(適用可能である場合に)イントラ/インターRATモビリティのためのアンカーポイント。
・データネットワークへのインターコネクトの外部PDUセッションポイント。
・パケットルーティング及び転送(例えば、データネットワークのインスタンスへトラフィックフローをルーティングするためのアップリンク分類器のサポート、マルチホームのPDUセッションをサポートするための分岐ポイントのサポート)。
・パケットインスペクション(例えば、サービスデータフローテンプレート及びSMFから追加的に受信された任意のPDFに基づくアプリケーション検出)。
・ポリシー規則執行のユーザプレーン部分、例えば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング。
・合法的傍受(UP収集)。
・トラフィック利用報告。
・ユーザプレーンのためのQoSハンドリング、例えば、UL/DLレート強制、DLでの反映型(reflective)QoSマーキング。
・アップリンクトラフィック検証(QoSフローに対するSDFのマッピング)。
・アップリンク及びダウンリンクでのトランスポートレベルパケットマーキング。
・ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガ。
・ソースNG-RANノードへの1つ以上の“エンドマーカ”の送信及び転送。
・IETF RFC 1027 [53]で定められているARPプロキシング及び/又はEthernet(登録商標) PDUのためにIETF RFC 4861 [54]で定められているIPv6近隣要請(Neighbour Solicitation)プロキシング。UPFは、要求において送信されたIPに対応するMACアドレスを供給することによって、ARP及びIPv6近隣要請要求に応答する。
注記:UPF機能の全てが、ネットワークスライスのユーザプレーン機能のインスタンスにおいてサポートされるよう求められるわけではない。”
異なるオペレータは、異なるUFPを必要とし、上述されたように、UPFは、低レイテンシを必要とするいくつかの用途のために、UEとデータネットワークとの間のラウンド・トリップ・タイム(RTT)を短縮するようUEの極めて近くに配置されてよい。また、複数のUPFが同じデバイスにサーブしてもよい。
[ミリメートル波スペクトルにおける5Gスモールセル配備]
mmWバンド(10から1ミリメートルの波長を有する)におけるスモールセルは、5Gのためのキーとなる配備シナリオである。関連する5G要件は、参照により本願に援用される3GPP TR 38.913:“Study on Scenarios and Requirements for Next Generation Access Technologies”に定義されている。セクション6.1.1屋内のホットスポット(Indoor hotspot)、6.1.2密な市街地(Dense urban)、7.1ピークデータレート(Peak data rate)、7.5ユーザプレーンレイテンシ(User plane latency)、7.7モビリティ中断時間(Mobility interruption time)、7.9信頼性(Reliability)、7.17接続密度(Connection density)、10.8容易な運用及び自己組織要件(Easy operation and Self Organization requirements)、及び7.14エリアトラフィック容量(Area traffic capacity)は、特に関係があり、関連部分は、以下で要約される:
屋内ホットスポットの配備シナリオでは、サイト/TRxP(送信及び受信ポイント)
ごとのスモールカバレッジと、建物内の高いユーザスループット又はユーザ密度に焦点を当てている。この配備シナリオの重要な特徴は、高い容量、高いユーザ密度、及び屋内での一貫したユーザエクスペリエンスである。キャリア周波数は、約30GHz又は約70GHz又は約4GHzである。ISDは20m(12TRxP per 120m×50mと同値)である。
密度の高い市街地でのマイクロセルラー配備シナリオでは、マクロTRxPの有無によらないマクロTRxP並びに都市中心部及びユーザ密度の高い市街地エリアでの高いユーザ密度及びトラフィック負荷に焦点を当てている。この配備シナリオの重要な特徴は、高いトラフィック負荷、屋外及び屋外から屋内へのカバレッジである。このシナリオは、マクロTRxPの有無によらずにマクロTRxPを用いて、干渉制限される。連続的なセルラーレイアウト及び付随する干渉が考えられるべきである。キャリア周波数は、約4GHz+約30GHz(2層構造)である。ISDは、マクロレイヤ:200m、ミクロレイヤ:3ミクロTRxP per マクロTRxPである。ミクロTRxPは全て屋外である。
ピークデータレートの目標は、ダウンリンクについては20Gbps及びアップリンクについて10Gbpsであるべきである。モビリティ中断時間は、ユーザ端末が移動中にいずれの基地局ともユーザプレーンパケットを交換することができない、システムによってサポートされる最短の時間存続期間を意味する。モビリティ中断時間の目標は0msであるべきである。eMBBの場合に、ユーザプレーンレイテンシの目標は、ULについては4ms及びDLについては4msであるべきである。
信頼性は、特定の遅延内でXバイトを伝送する成功確率によって評価され得る。ここでの遅延は、特定のチャネル品質(例えば、カバレッジエッジ)において、無線インターフェースの無線プロトコルレイヤ2/3SDU入口ポイントから無線プロトコルレイヤ2/3SDU出口ポイントへスモールデータパケットを伝送するのにかかる時間である。パケットの1回の伝送のための一般的なURLLC信頼性要件は、1msのユーザプレーンレイテンシで32バイトに対して1-10-5である。
接続密度の目標は、市街地環境で1000000デバイス/kmであるべきである。
容易な運用及び自己組織要件に対して、次世代無線アクセス技術のためのRAN設計は、次の要件を満足するよう設計されるべきである。その要件とは、RANが、複合的な様態(分散型及び中央集権型)でRAN SON機能の配備をサポートすべきであることである。RAN SON機能の間の連携及び協力が取り組まれる必要がある。UE及びネットワーク要素によるユーザ/アプリケーションレベルのQoS及びQoE(Quality of Experience)モニタリング能力がサポートされるべきである。
エリアトラフィック容量は、地理的エリアごとにサーブされる総トラフィックスループット(単位Mbit/m)を意味する。エリアトラフィック容量を改善するために、3GPPは、高いスペクトル効率のための手段を備えた標準を開発し得る。このために、IMT-Advancedの3倍程度のスペクトル効率の向上が目標とされる。更に、3GPPは、大きいバンド幅のサポートのための手段を備えた標準を開発し得る。このために、少なくとも1GHzの集約バンド幅がサポートされるべきであることが提案される。
従って、信頼できる最適化されたバックホールパスを備えた密なネットワーク(例えば、スモールセル)が必要とされることが分かる。屋内ホットスポットのシナリオは、mmWバンド(約30GHz又は約70GHz)で配置され得るスモールセル(20mISD)しか使用しない。密な市街地のシナリオは、mmWバンド(約30GHz)で配置され得るスモールセル(マクロセルごとに3つ)を使用する。必要とされるピークデータレートは、mmWスペクトルで利用可能な非常に大きいバンド幅を必要とする。必要とされるユーザプレーンレイテンシは、最適化されたバックホールを必要とする。モビリティ中断時間及び信頼性要件は、信頼できるバックホールパスを必要とする。
エリアトラフィック容量のための要件は、密なネットワーク(すなわち、スモールセルの配備)及びmmWスペクトルで利用可能な非常に大きいバンド幅を必要とする。接続密度要件は、密なネットワーク(すなわち、スモールセルの配備)を必要とする。容易な運用及び自己組織要件は、ノード協調の重要性を示す。
[5Gにおける自己バックホール]
5Gが、CNへ接続される必要があるRNノードの数を増やすにつれて、バックホールは、より一層戦略的なアセットになる。更に、5Gに必要とされる超高速及び信頼性は、トランスポート技術によってサポートされる必要がある。光ファイバは、このバックホールリンクのための最良の媒体である。しかし、そのコスト、設置の影響及び規則により、それをどこでも配置することは不可能である。従って、無線バックホールが最良の代案となる。
今日、無線バックホールは広く使用されているが、5Gでの利用を制限する制約がある。スペクトルが希少かつ高価であるから、オペレータは、彼らの無線サービスのために、かつ、基地局をCNへ接続するいずれかの無線バックホールリンクために、同じキャリアを使用していない。オペレータは、独自の制限(例えば、電力制限、制限されたバンド幅、など)により、異なるライセンススペクトル又はアンライセンススペクトルを使用する。更に、異なるキャリアを使用することは、それ自体のアンテナ及び電力接続を含む新しい設備を必要とする。これは、スモールセルフットプリントと互換性がない。
しかし、ビームフォーミング及びmmWなどの新しい技術のおかげで、オペレータは、高品質のライセンススペクトルを効率的な方法で再利用することができるようになる。ビーム管理及びいくつかのアンテナ要素を備えた新しいアンテナは、ビームを空間内の非常に正確なポイント(例えば、他のgNB)へ向けることができる。その場合に、同じスペクトルを再利用しても、干渉への影響を限定的である。同じ側面で、mmWバンドでの減衰が距離とともに非常に急速に増大するために、これは、同じスペクトルが複数回使用される場合に干渉を減らすのを助ける。このバンドで利用可能な大きいバンド幅は、バックホールリンクが5Gに必要な高容量に到達するのを助ける。
従って、自己バックホール(self-backhauling)のような考えが現実的に開発される可能性がある。自己バックホールノードは、コアネットワークへのアクセスを有している他のノードへ無線接続するためにその専用のスペクトル使用し得るノードである。3GPPの定義及び要件は、3GPP TS 22.261:“Service requirements for next generation new services and markets”で次のように定義されている:

6.12.1 説明
将来の性能目標を満足するために必要とされるアクセスノードの密度の増大は、配備及び管理における重要な課題をもたらす(例えば、バックホール利用可能性、バックホール容量及びスケーラビリティ)。そのようなアクセスノードのための無線バックホールの使用は、それらの課題のいくつかに取り組むのに役立つ。
無線アクセスネットワークでの無線自己バックホールは、各アドレスノード位置での有線バックホールの利用可能性への依存を減らすことによって、より簡単な配備及び漸進的ロールアウトを可能にすることができる。ネットワークプランニング及び設置の努力は、プラグ・アンド・プレイタイプの特徴、すなわち、自己構成(self-configuration)、自己組織(self-organizing)、及び自己最適化(self-optimisation)を利用することによって低減可能である。

6.12.2 必要条件
5Gネットワークは、NR及びE-UTRAを用いて無線自己バックホールをサポートすることをオペレータに可能にすべきである。
5Gネットワークは、屋内及び屋外の両方のシナリオのために柔軟かつ効率的な自己バックホールをサポートすべきである。
5Gネットワークは、アクセス機能とバックホール機能との間の無線リオースの柔軟な分配をサポートすべきである。
5Gネットワークは、アクセス機能及び無線自己バックホール機能の自律的な構成をサポートすべきである。
5Gネットワークは、マルチホップ無線自己バックホールをサポートすべきである。
注記1:これは、レンジ及びカバレッジエリアの柔軟な拡大を可能にすることである。
5Gネットワークは、サービス途絶を最小限にするよう無線自己バックホールネットワークトポロジに対する自律適応をサポートすべきである。
5Gネットワークは、無線自己バックホールに対する位相的に冗長なコネクティビティをサポートすべきである。
注記2:これは、信頼性及び容量を増強し、レイテンシを減らすことである。
無線バックホールを提供する1つの方法は、リレー原理(シングル又はマルチホップ)を使用することである。この配備の例は、図2で見られる。この図は、このトピックがモバイルオペレータにとって重要であることを示す3GPP研究RP-170821項目記述“Study on Integrated Access and Backhaul for NR”から取られたものである。それは、統合されたアクセス及びバックホールリンクを示す。各TRPは、UEへのアクセスを提供するが、TRP Aは、TRP B及びTRP Cのためのエアインターフェースを介したリレーバックホールを提供し、それにより、TRP B及びTRP Cはリレーノードとして動作する。異なるリンクの動作は、同じ又は異なる周波数上にあってよい(「インバンド」及び「アウトバンド」とも呼ばれる)。
[従来のRAN共有]
異なるオペレータがネットワーク設備を共有する他の方法は、自己バックホールのために従前使用されてきた方法であり、リソースを共有することであり、RAN自体を共有することである。いくつかの解決法は、3GPP TS 23.251:“Network sharing; Architecture and functional description”で記載されている。図3及び図4は、4Gコンテキストで3GPPによって標準化された2つの異なる方法を示す。
図3に示されるGWCN(Gateway Core Network)構成では、eNB、スペクトル及びMMEがオペレータ間で共有される。図4に示されるMOCN(Multi-Operator Core Network)構成では、eNB及びスペクトルがオペレータ間で共有される。標準化されていない方法も存在し、例えば、基地局のみが共有される(スペクトルは共有されない)MORAN(Multiple Operators Radio Access Network)があるが、ここでは詳述されない。
しかし、これら全てのRAN共有は、コアネットワーク設計に影響を及ぼすことを特徴とする。更に、ユーザプレーンパケットは、コアネットワークを通ってルーティングされる必要があるため、バックホールリンクをオフロードするローカルブレイクアウトの可能性が制限される。また、eNB機能は共有されるため、オペレータ間でサービス及び構成について話し合われる必要がある。参加しているオペレータは、彼ら自身のeNB機能及び彼ら自身のeNB構成を管理することができない。
[NFVにおけるコアネットワーク及びRAN仮想化]
ネットワーク機能の仮想化は、相当数の標準化団体及び研究プロジェクトによって研究されてきた。NVF(Network Function Virtutalisation)は、例えば、様々な場所で、例えば、ソフトウェア内で、インスタンス化され得る機能を実行することによって、(独自仕様の)ハードウェアアプライアンスからネットワーキングコンポーネントを切り離す。例えば、ETSI ISG NFV標準化グループは、ETSI GS NFV 001 v1.1.1においてRAN及びコアネットワーク仮想化のためのいくつかの使用ケースを定義している(使用ケース#5及び#6を参照。なお、これは、参照により援用される)。
コアネットワーク及びRANによって提供される機能は、共通のハードウェア基盤上で階層化され配置され得る。図5及び図6は、使用ケース#5及び#6に対応する4Gネットワーク内のそれらのアーキテクチャの高レベル表現である。図5では、EPC及び他のネットワーク機能は、クラウド上のデータセンターにおいて仮想化されており、これは、P/SGW、MME及びHSS(Home Subscriber Server)の機能を提供する。図6は、中央集権型BBUプールを使用したRAN-C-RANアーキテクチャの仮想を示す。
[課題]
従前定義されている自己バックホールは、スモールセルのバックホール配備問題に対する解決法と見なされ得る。しかし、この解決法には、いくつかの制限があり、例えば、3GPP TS 22.261:“Service requirements for next generation new services and markets”における必要条件:

5Gネットワークは、アクセス機能及び無線自己バックホール機能の自律的な構成をサポートすべきである。
5Gネットワークは、マルチホップ無線自己バックホールをサポートすべきである。
注記1:これは、レンジ及びカバレッジエリアの柔軟な拡大を可能にすることである。
5Gネットワークは、サービス途絶を最小限にするよう無線自己バックホールネットワークトポロジに対する自律適応をサポートすべきである。
5Gネットワークは、無線自己バックホールに対する位相的に冗長なコネクティビティをサポートすべきである。
注記2:これは、信頼性及び容量を増強し、レイテンシを減らすことである。

を考慮に入れるために、最適化が必要である。
制限のいくつかはまた、mmWバンドの物理特性にも起因する:
・深刻な短期間のブロッキングは、じこばっくほールリンク品質が非常に急速に変化する可能性があることを意味する。
・伝搬特性は、2つの接続されているノード間の距離が短いことを意味する。そのため、無線バックホール信号は、CNへのワイヤライン接続を備えたノードを見つけるためにいくつかのホップを必要とする場合がある。
従って、無線バックホールのための高速なかつ自立したRANベースメカニズムを提供することが望ましい。
本発明の第1の態様の実施形態に従って、第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局(例えば、ワイヤラインバックホールが限られているか又はない)のための無線バックホールを確保する方法であって、
ワイヤラインバックホール能力を備え、コアネットワークUPF(User Plane Function)を仮想化するよう構成される任意の親基地局が、それが無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズし、
第1ネットワーク内の子基地局が、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、
子基地局が、接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、接続されている親基地局が、仮想化されたUPFを用いて、親基地局とデータネットワークとの間の直接ワイヤラインバックホールリンクを有効にし、
子基地局が、バックホールのために、接続されている親基地局のワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとしてエアインターフェースを使用する、
方法が提供される。
この実施形態は、子基地局(ワイヤラインバックホールが限られているか又はない基地局で合ってよい)が異なるオペレータからの他の基地局のワイヤラインアクセスを使用することを可能にする。UPFの仮想化は、いずれかのオペレータによって提供される如何なる追加のハードウェアエンティティも通さずに、親基地局からデータネットワークへ直接にバックホールのための最適化されたパスを確保する。実施形態は、CNユーザプレーン機能を仮想化し得る如何なる電気通信システムにも適用可能である。
エアインターフェースは、如何なる適切なスペクトル及びタイミングも使用してよい。一例において、エアインターフェースは、UE(User Equipment)とのRAN(Radio Access Network)通信のために、接続されている親基地局に割り当てられているリソースを使用する。これは、子基地局が(それ自身のリソースではなく)無線バックホールのために親基地局によって提供されるリソースを使用する点で、自己バックホール(self-backhauling)と同じでない。
バックホールパスを十分に最適化するために、接続されている親基地局は、無線バックホールサービスを供給するよう第1ネットワーク及び前記第2ネットワークのコアネットワークUFPを仮想化してよい。それらのUPFは、2つのネットワークにおいて定義されるいずれであってもよい。それらは、TS23.501に記載されている機能性のリストからオペレータごとに選択されてよい:
・(適用可能である場合に)イントラ/インターRATモビリティのためのアンカーポイント。
・データネットワークへのインターコネクトの外部PDUセッションポイント。
・パケットルーティング及び転送(例えば、データネットワークのインスタンスへトラフィックフローをルーティングするためのアップリンク分類器のサポート、マルチホームのPDUセッションをサポートするための分岐ポイントのサポート)。
・パケットインスペクション(例えば、サービスデータフローテンプレート及びSMFから追加的に受信された任意のPDFに基づくアプリケーション検出)。
・ポリシー規則執行のユーザプレーン部分、例えば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング。
・合法的傍受(UP収集)。
・トラフィック利用報告。
・ユーザプレーンのためのQoSハンドリング、例えば、UL/DLレート強制、DLでの反映型(reflective)QoSマーキング。
・アップリンクトラフィック検証(QoSフローに対するSDFのマッピング)。
・アップリンク及びダウンリンクでのトランスポートレベルパケットマーキング。
・ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガ。
・ソースNG-RANノードへの1つ以上の“エンドマーカ”の送信及び転送。
・IETF RFC 1027 [53]で定められているARPプロキシング及び/又はEthernet(登録商標) PDUのためにIETF RFC 4861 [54]で定められているIPv6近隣要請(Neighbour Solicitation)プロキシング。UPFは、要求において送信されたIPに対応するMACアドレスを供給することによって、ARP及びIPv6近隣要請要求に応答する。
多くの状況において、バックホールパスは、単一リンクにおいて子基地局から親基地局へ直接に、次いで、単一リンクにおいて親基地局からデータネットワークへ横断する。しかし、他の状況では、中間基地局が、子基地局と親基地局との間の無線バックホールリレーとして動作してもよい。中間基地局は、第1ネットワークから、若しくは第2ネットワークから、又は更なるネットワークからであってよい。それは、シグナリング及びバックホールを受信するためにそれ自身のエアインターフェースを使用し、そして、親基地局のエアインターフェースを使用してシグナリング及びバックホールを第2ネットワークへ転送する。1つよりも多い中間基地局が設けられてもよい。
1つのシナリオで、子基地局は、第2ネットワーク内の1つよりも多い親基地局へ接続し、バックホール使用のために1つを選択し、子基地局とバックホールのために使用される接続されている親基地局との間の無線状態が品質閾値を下回る場合に、子基地局は、バックホールのために第2ネットワーク内の異なる接続されている親基地局を使用する。これは、必要とされる場合に(例えば、ネットワーク変化に即応するために)、新しいバックホール接続への高速な変化を可能にする。
これに関連して、基地局は、それらのバックホール共有(及び仮想化能力)に関する情報を、それらの隣接基地局(それらの直ぐ隣の基地局、又は情報がリレーされる場合には、より遠い近くの基地局)と共有してよい。受信されたこの情報から、接続されている親基地局(望ましくは、バックホールのために使用される接続されている親基地局)は、第2ネットワーク内の隣接基地局の無線バックホールサービス能力のリストを子基地局へ送信してよい。子基地局は、バックホールコネクティビティのためにリストからルーティングテーブルを構築してよい。そのようなルーティングテーブルは、次にどの基地局に接続すべきかを直ちに識別するために使用され得る。
隣接基地局は、如何なる適切な方法でも、例えば、単純な隣接(直ぐ隣)によって、親基地局からの物理距離によって、又は前記親基地局からの基地局間のリンクの最大数(すなわち、1つよりも多いリンク)に関する距離によって、定義されてよい。
一実施形態は、いずれかの基地局は、基地局間のインターフェースを介して、同じネットワークの隣接基地局へ無線バックホール能力メッセージを送り、メッセージは、無線バックホール能力メッセージがその場合に基地局間のリンクに沿ってリレーされる回数を制限する最大ホップ数を含む。
この最大ホップ数は、情報の拡散を制限するために使用されてよい。最大ホップ数がゼロよりも多い無線バックホール能力メッセージを基地局が受信する場合に、受信した基地局は、前記最大ホップ数をデクリメントし、無線バックホール能力メッセージを隣接基地局へリレーしてよい。カウントがゼロである場合に、メッセージは転送されない。いずれの場合にも、基地局が無線バックホール能力メッセージを受信する場合に、それは、それが接続されている任意の子基地局へ(又はそれがバックホールを提供している任意の子基地局へ)無線バックホール能力メッセージを渡す。
本発明の実施は、2つのネットワーク/オペレータに制限されない。子基地局は、第3オペレータによって提供される第3ネットワーク内の1つ以上の親基地局へ第3ネットワークエアインターフェースを介して接続してよい。この場合に、第3ネットワークは、第2ネットワークと同じように動作し得る。例えば、ルーティングテーブルは、第3ネットワーク内の基地局についてのエントリも有してよい。明らかに、同様の機能性が第4及び第5ネットワークなどのために提供されてよい。
子基地局とバックホールのために使用される接続されている親基地局との間の無線状態が品質閾値を下回る場合に、かつ、第2ネットワーク内に他の接続されている親基地局がない場合に、子基地局は、第2ネットワーク内他の親基地へ接続してよい。第3ネットワークもある場合には、子基地局は、第3ネットワーク内(又は第4若しくは第5ネットワーク内など)の他の親基地局へ接続してもよい。
子基地局は、接続されている親基地局への更なるエアインターフェースリンクの最大数(Max Uu)を有してよく、1つの接続されている親基地局がその無線バックホール能力を利用可能から利用不可能に変更する場合に、子基地局は、当該親基地局へのそのエアインターフェースリンクを非アクティブにし、(新しい接続を可能にするために)最大数を1だけ増やしてよい。
同様に、子基地局は、接続されている親基地局への更なるエアインターフェースリンクの最大数(Max Uu)を有し、1つの親基地局がその無線バックホール能力を利用不可能から利用可能に変更する場合に、子基地局は、(最大数がゼロよりも大きいときにのみ)当該親基地局へのそのエアインターフェースリンクをアクティブにし、最大数を1だけ減らしてよい。
本発明の第2の態様の実施形態に従って、第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局(ことによると、バックホールが限られているか又はない)であって、
コントローラと、送信及び受信ユニットとを有し、
コントローラは、送信及び受信ユニットを制御して、
第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、1つ以上の親基地局が、ワイヤラインバックホール能力を備え、データネットワークへの直接ワイヤラインバックホールリンクを可能にするようにコアネットワークUPFを仮想化するよう構成され、
接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、接続されている親基地局のワイヤラインバックホールリンクへの無線バックホールリンクとしてエアインターフェースを使用する、
子基地局が提供される。
本発明の第3の態様の実施形態に従って、ワイヤラインバックホール能力を備え、コアネットワークUPFを仮想化するよう構成される親基地局であって、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内にある親基地局において、
コントローラと、送信及び受信ユニットと、データネットワークへの接続とを有し、
コントローラは、送信及び受信ユニットを制御して、
親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズし、
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある子基地局(ことによると、バックホールが限られているか又はない)のエアインターフェースを介した接続を許可し、
接続されている子基地局からのバックホールサービス要求を受信し受け入れ、
コントローラは、親基地局とデータネットワークとの間の直接ワイヤラインバックホールリンクを有効にするようUPFを仮想化して、子基地局が、バックホールのために、接続されている親基地局のワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとしてエアインターフェースを使用することを可能にする、
親基地局が提供される。
子基地局及び親基地局はまた、UE通信をサポートすることに関して通常の基地局機能も備えている。
本発明の第4の態様の実施形態に従って、第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局における方法であって、
子基地局は、
第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、1つ以上の親基地局が、ワイヤラインバックホール能力を備え、データネットワークへの直接ワイヤラインバックホールリンクを可能にするようにコアネットワークUPFを仮想化するよう構成され、
接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、接続されている親基地局の直接ワイヤラインバックホールリンクへの無線バックホールリンクとしてエアインターフェースを使用する、
方法が提供される。
本発明の第5の態様の実施形態に従って、ワイヤラインバックホール能力を備え、コアネットワークUPFを仮想化するよう構成される親基地局における方法であって、親基地局が第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内にある、方法において、
親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズすることと、
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある子基地局のエアインターフェースを介した接続を許可することと、
接続されている子基地局からのバックホールサービス要求を受信し受け入れることと、
親基地局とデータネットワークとの間の直接ワイヤラインバックホールリンクを有効にするようUPFを仮想化して、子基地局が、バックホールのために、接続されている親基地局のワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとしてエアインターフェースを使用することを可能にすることと
を有する方法が提供される。
本発明の好適な実施形態に従う基地局又はコンピュータプログラムは、方法の態様の任意の組み合わせを有してよい。更なる実施形態に従う方法又はコンピュータプログラムは、それらがプロセッシング及びメモリ能力を必要とする点で、コンピュータにより実装されるものとして記載され得る。
好適な実施形態に従う装置は、特定の機能を実行するよう構成若しくは配置されるものとして、又は単に実行すると記載される。この構成又は配置は、ハードウェア若しくはミドルウェア又はあらゆる他の適切なシステムの使用によってよい。好適な実施形態で、構成又は配置は、ソフトウェアによる。
よって、1つの態様に従って、コンピュータ読み出し可能な命令の形をとるソフトウェアであって、基地局のプロセッサ(コントローラ9によって実行される場合に、基地局に、前記定義のいずれかで言及された子基地局又は親基地局として機能させる、ソフトウェアが提供される。
更なる態様に従って、第1及び第2ネットワークの基地局のコントローラにロードされる場合に、基地局を、前記方法の定義のいずれか又はその任意の組み合わせに従って方法ステップを実行するよう構成するプログラムが提供される。
本発明は、特定の実施形態に関して記載される。他の実施形態は、続く特許請求の範囲の範囲内にある。例えば、発明のステップは、異なる順序で実行され、依然として所望の結果を達成することができる。
これより、添付の図面を参照して、純粋に例として、本発明の好ましい特徴についてこれより記載する。
5Gのアーキテクチャ及び参照ポイントの構造図である。 統合されたアクセス及びバックホールを示す概念図である。 GWCN(Gateway Core Network)構成を使用するRAN共有の構造図である。 複数のCNノードが同じeNBへ接続されるMOCN(Multi-Operator Core Network)構成を使用するRAN共有の構造図である。 クラウド上のデータセンターで仮想化されるEPC及び他のネットワーク機能を示す構造図である。 中央集権的なBBUプールを使用するRAN-C-RANアーキテクチャの仮想化を示す構造図である。 2つのオペレータネットワークで提供される発明実施形態のフローチャートである。 子基地局で提供される発明実施形態のフローチャートである。 親基地局で提供される発明実施形態のフローチャートである。 子基地局の概略図である。 親基地局の概略図である。 最適化された無線バックホールパスの図である。 3つのネットワークにおける無線バックホールを備えた全体アーキテクチャの図である。 Uuリンク停止の場合における子基地局の動作のフローチャートである。 親基地局から無線バックホール能力更新を受け取る場合の子基地局の動作のフローチャートである。 最適化された無線能力更新を受け取る場合の基地局動作のフローチャートである。 無線バックホールパス、中間基地局を使用する1つの無線パス、及び1方向無線パスの図である。 中間基地局を使用するリレー無線バックホールパス配置の図である。
ミリメートル波バンドで動作するスモールセルの密なネットワークは、5Gにおける重要な配備シナリオになる。しかし、配備コスト及びサイト利用可能性は、オペレータが立ち向かう必要がある重要な課題である。従って、オペレータ間のリソース共有は、密なエリアでの高速配備にとって重要である。従来のRAN共有は、コストを共有する1つの方法であるが、それは、オペレータを、性能、サービスなどを共有する共有ノードに制限する。従って、発明者が想定する他の可能性は、バックホールリンクを共有することである。
ビームフォーミングなどの技術により、無線バックホールを備えた自己バックホールスモールセルは現実的になる。しかし、伝搬規則は、mmWバンドでのノード間の分離距離が短いことを意味しているので、無線バックホール信号は、CNへのワイヤライン接続を備えたノードを見つけるためにいくつかのホップを必要とする。その上、mmWバンドでの深刻な短期間のブロッキングのために、TRP間の切り替えのための高速なRANベースのメカニズムが必要である。本発明の実施形態は、(共有される無線バックホールのパスを短縮及び最適化することによって)ユーザプレーンデータについてバックホールでのレイテンシを減らし、このためのネットワークパスを確保することを目的とする。それらはまた、無線バックホールを開始するレイテンシを減らすこともできる。
本発明の実施形態は、共有される無線バックホールのパスを短縮及び最適化するために、gNB内の他のオペレータからのUPF機能(それに関する動作及び信号)を仮想化する方法を提供する。UPFの全ての機能は、BS上で仮想化及び展開され得る。しかし、それらの全てが本発明の実施形態に必要なわけでない。仮想化されたUPF機能は、何らかの特定の場合にバックホールに使用されるUPFからのCN機能の限られた組であり、オペレータの構成及びベンダーの実装に依存する。
図7は、第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の基地局のための無線バックホールを確保する方法のフローチャートである。方法は、異なるオペレータによる2つのネットワークに及ぶ。基地局は、それにバックホール能力をもたらす他の基地局(親基地局)を使用するで、子基地局と呼ばれる。方法は、他の基地局(別の基地局へ(子基地局へ)バックホールを提供することにおけるその使用により親基地局と呼ばれる)のワイヤラインバックホール能力を使用する。子基地局はまた、親基地局の得たインターフェースも使用する。
ステップS10で、ワイヤラインバックホール能力を備え、コアネットワークUPF(User Plane Function)を仮想化するよう構成される任意の親基地局は、それが無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズする。ステップ20で、第1ネットワーク内の子基地局は、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続する。エアインターフェースは親基地局によって提供され、この意味で、子基地局はUEのように動作する。
ステップS30で、子基地局は、接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信する。選択された特定の基地局が、無線状態によって指示されてよい。ステップS40で、バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、接続されている親基地局は、仮想化されたUPF(例えば、この事例では、両方のネットワークの必要とされるUPF)を用いて、親基地局とデータネットワークとの間の直接ワイヤラインバックホールリンクを有効にする。最後に、ステップS50で、子基地局は、バックホールのために、接続されている親基地局のワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとしてエアインターフェースを使用する。
図8は、子基地局において、よって単一オペレータ(オーナー)による端末ネットワークにおいて提供される本発明の実施形態のフローチャートである。子基地局は、ワイヤラインバックホールを制限されているか、又は有しておらず、あるいは、利用可能なワイヤラインバックホールを有しているが、何らかの理由によりワイヤラインバックホールを使用しておらず、第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある。ステップS60で、子基地局は、エアインターフェースを介して、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へ接続する。1つ以上の親基地局は、ワイヤラインバックホール能力を備え、データネットワークへの直接ワイヤリンクを可能にするようにコアネットワークUPFを仮想化するよう構成される。ステップS70で、子基地局は、接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、ステップS80で(バックホールサービス要求が受け入れられる場合には)、子基地局は、接続されている親基地局のワイヤラインバックホールリンクへの無線バックホールリンクとしてエアインターフェースを使用する。
図9は、親基地局において提供される本発明の実施形態のフローチャートである。親基地局は、ワイヤラインバックホール能力を備え、コアネットワークUPFを仮想化するよう構成され、そして、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内にある。ステップS90で、親基地局は、それが無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズする。ステップS100で、親基地局は、(ワイヤラインバックホールが制限されているか又はない)子基地局のエアインターフェースを介した接続を許可する。子基地局は、第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある。ステップS110で、親基地局は、接続されている子基地局からバックホールサービス要求を受信しに受け入れる。ステップS120で(要求が第2オペレータによって受け入れられることを条件として)、親基地局は、親基地局とデータネットワークとの間のワイヤラインバックホールリンクを有効にするようUPFを仮想化して、子基地局が、バックホールのために、接続されている親基地局のワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとしてエアインターフェースを使用することを可能にする。
図10は、子基地局(100)としての使用に適した装置の例を表すブロック図である。装置は、TRP、よって、少なくとも1つのアンテナ802へ接続されている送信/受信ユニット804(TRPであってよい通信ユニットを一緒に画定する)と、コントローラ806とを含む。コントローラは、例えば、マイクロプロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、又は上記の様々な機能、特に、図8のフローチャート内のステップを実行するプログラムされるか又は別なふうに構成される他の論理回路であってよい。例えば、上記の子基地局の様々な機能は、記憶媒体808に記憶されコントローラ806によって実行されるコンピュータプログラムの形で具現されてよい。送信/受信ユニット804は、コントローラ806の制御下で親基地局への第2オペレータネットワークの無線インターフェースを介した送信及び受信に関与する。子基地局は、UEとの通信のために異なる送信器/受信器を使用してよい。
図11は、親基地局200としての使用に適した装置の例を表すブロック図である。装置は、TRPを含み、よって、少なくとも1つのアンテナ902へ接続されている送信/受信ユニット904(一緒に通信ユニットを画定する)と、コントローラ906とを含む。コントローラは、例えば、マイクロプロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、又は上記の様々な機能、特に、図9のフローチャート内のステップを実行するようプログラムされるか又は別なふうに構成される他の論理回路であってよい。例えば、上記の親基地局の様々な機能は、記憶媒体908に記憶されコントローラ906によって実行されるコンピュータプログラムの形で具現されてよい。送信/受信ユニット904は、コントローラ906の制御下で親基地局への無線インターフェースを介した送信及び受信に関与する。その上、図示されるように、コントローラは、データネットワーク300へ直接(中間装置なしで)接続されている。
図12は、具体的な5Gの実施形態における配置を示す。オペレータ/ネットワークAからの子基地局gNB-Aは、四隅を二重線で囲まれて図の左上に示されている。それはワイヤラインバックホールを有さない。オペレータBからの親基地局gNB-Bは、四隅を太線で囲まれて図の真ん中上に示されている。子基地局gNB-Aは、オペレータ/ネットワークBに属するUuインターフェースを介してgNB-Bへ接続されている(すなわち、gNB-Bについて、gNB-AはBネットワーク内のUEと見なされる)。
示されているNG(UPFへのgNB-B)及びN6(データネットワークへの両方のUPF)を用いて、インターネットにアクセスするために、2つのパスが可能である。仮想化を必要とせず、本発明の実施形態ではない点線のパスは、破線のパス(仮想化を必要とする)よりも長い。点線のパスは、2つのネットワークエンティティを通り、一方のネットワークエンティティはオペレータBのためのUPFを含み、他方のネットワークエンティティはオペレータAのためのUPFを含む。図中のブロックは、UPFの“通常”の位置を表す(すなわち、オペレータの中央集権型コアネットワーク)。破線のパスを使用するために、gNB-Bは、いくつかのUPF機能を仮想化する(引き継ぐ)必要がある。よって、オペレータBからのgNB-Bは、オペレータAからのいくつかのUPF機能及びオペレータBからのいくつかのUPF機能を仮想化する能力を備える(gNB-Bの隣にvUPF-A及びvUPF-Bとして示されている)。
最適化されていない“インバンド”バックホール共有の場合に、ユーザプレーンパケットは、次のパス(点線)を使用することになる:
・UEからUuエアインターフェースを介してgNB-Aへ
・gNB-AからUuエアインターフェースを介してgNB-Bへ
・gNB-BからNGインターフェースを介してUPF-Bへ
・UPF-Bからデータネットワーク(DN)及びN6インターフェースを介してUPF-Aへ
・UPF-AからN6インターフェースを介してデータネットワークへ。
本明細書で記載される方法を使用する最適化されたインバンドバックホール共有の場合に、ユーザプレーンパケットは、次のパス(破線)を使用することになる:
・UEからUuインターフェースを介してgNB-Aへ
・gNB-AからUuエアインターフェースを介してgNB-Bへ
・gNB-BからN6インターフェースを介してデータネットワーク(DN)へ。
本発明に対応する全体アーキテクチャは、図13に示される。図13は、3つの異なるネットワーク内のgNBの表現である。オペレータ/ネットワークAからの子基地局gNB-Aは、上述されたように四隅を二重線で囲まれて、中央に示されている。それはワイヤラインバックホールを有さない。
オペレータBからの基地局gNB-Bは、四隅を太線で囲まれて示されている。オペレータCからの基地局gNB-Cは、ボックス内に示されている。ネットワーク内の2つのgNBの間の各線は、Xnリンクを表す。子基地局は、バックホールアクセスも、同じオペレータからの他の基地局への無線アクセスも有さない。それは、雷の形のエアインターフェースリンクから分かるように、Uuインターフェースを介して(すなわち、UEとして動作して)残りの基地局のいくつかへ接続されている。Uuコネクティビティは、他のノード能力(すなわち、CN機能仮想化及びワイヤラインバックホール)に応じて変わる可能性がある。
本発明の実施形態で実行される種々のプロセスは、以下で要約される。
1.オペレータB及びオペレータCの基地局は、それらが最適化された無線バックホールサービスをサポートする無線によりブロードキャストする。
2.オペレータAの子基地局は、サービス利用可能性をブロードキャストした各オペレータの基地局の少なくとも1つへ(Uuインターフェースを介して)接続する。
3.子基地局は、ブロードキャストされたサービス利用可能性を受信する他の各オペレータの基地局(これらは親基地局である)の少なくとも1つに対して、最適化された無線バックホールサービスにサブスクライブする。
4.UPF機能仮想化に関与するオペレータB及びオペレータCの親基地局は、参加しているオペレータのネットワークを使用して、必要なUPFエンティティを形成する(例えば、構成ファイル)。構成ファイルは、UPFベンダー及びオペレータに依存するOAM機能であるが、いくつかの例は次の通りである:HW(ハードウェア)構成、ID、IPアドレス、ユーザプロファイル、セキュリティキー、など。
5.オペレータB及びオペレータCの夫々について、オペレータAの(子)基地局へ接続されている基地局の少なくとも1つは、それらの基地局へ(CN仮想化及びバックホールコネクティビティについての)ネイバーの機能のリストを送信する。どの基地局がネイバーであるかの定義は、例えば、能力情報がリレーされるホップの最大数(後述される)よるか、直ぐ隣の基地局に制限されるか、又は物理的な距離によって制限される。子基地局は、バックホールコネクティビティのためのルーティングテーブルを構築するために、それらのリスト(他のオペレータごとに1つ)を使用する。例えば、テーブルには、仮想化されたUPFを使用してBSに到達する可能性がありかつUu接続が存在する隣接BSの全てのBS ID(例えば、5Gの場合にgNB ID)が含まれ得る。テーブルには、IPアドレス、オペレータ、重みなどのような、そのようなBSに関するその他の情報も含まれ得る。簡単な例を以下に示す。
Figure 0007099556000001
6.子基地局は、必要に応じて無線コネクティビティを変更し、そのルーティングテーブルを更新する。
7.オペレータB及びオペレータCの基地局は、それらの能力の更新を通知し、隣接ノードからの更新をXnを介して転送する。それらは、これらの更新を子基地局へ送信し、子基地局は、必要に応じて、そのルーティングテーブルを変更し、その無線接続を変える。
[ネットワークノードの事前設定]
2つのタイプの基地局(この5Gの例ではgNB)が使用される:
・親gNB:UPF機能の仮想化に対応し(例えば、HW(ハードウェア)、接続されているSDN/NFV(Software Defined Networking/Network Function Virtualization)、など)、最適化された無線バックホールサービスを提供するgNB。
・子gNB:ワイヤラインバックホールコネクティビティがないか又は限られており、そのCN又はデータネットワークへ接続するために隣接gNBを通る無線バックホールを必要とするgNB。
最適化されたバックホールサービスに参加する各親gNBは、次の情報により(例えば、OAMを介して)構成されるべきである:
・最適化された無線バックホールサービスを提供するための許可
・他のオペレータからのCN機能テンプレート(ベンダー及びオペレータ固有)
・例えば、Max Hops内の全ての基地局から構成された、同じオペレータからの隣接する親gNBのリスト。これは、自己組織ネットワーク(Self-Organised Network)機能(例えば、SON ANR)によって構成されてよく、あるいは、オペレータによって“手動で”構成されてよい。構成は、オペレータ構成及び配備に依存するが、Max Hops内の全てのBSを必ずしも含むわけではない。例えば、特定のバンドのみが含まれる場合がある。
・「Max Hops」パラメータ値:「Max Hops」パラメータは、最適化された無線バックホール能力情報メッセージが隣接gNBへ転送される可能性がある最大回数を定義する。
最適化された無線バックホールサービスに参加する各子gNBは、次の情報により(例えば、OAMを介して)構成されるべきである:
・オペレータ(図13のB又はC)ごとの、最適化された無線バックホールサービスを使用するための許可
・「Max Uu」パラメータ値:「Max Uu」は、最適化された無線バックホールサービスに使用されるアクティブなUuリンク(すなわち、子gNBと親gNBとの間の無線接続)の最大数である。値は、オペレータポリシー(例えば、他のオペレータとの協定)に依存し、ハードウェア能力にも依存する。値は、例えば、(オペレータごとに)2から10であることができるが、他の値も、状況に応じて適切であり得る。
一実施形態において、次の詳細なプロシージャが、上記の要約に基づいて、使用されてよい。
[プロセス1の詳細]
親gNBが最適化された無線バックホールサービス(例えば、CN機能仮想化能力)を提供することを許可される場合、かつ、それが利用可能な能力(十分なHWリソース)を有している場合に、それはこの情報を無線により(例えば、システム情報ブロードキャストを介して)ブロードキャストする。
[プロセス2の詳細]
子gNBが所与のオペレータからの最適化された無線バックホールサービスを使用することを許可される場合に、それは、最適化された無線バックホールサービスを提供するこのオペレータのgNBの少なくとも1つへ接続する。この接続は、例えば、3GPP TS 38.201:“NR; Physical layer; General description”で記載されるように、Uu NR接続である。レガシープロシージャが適用される。
[プロセス3の詳細]
子gNBが親gNBへ接続されると、それはサービス要求を親gNBネットワークへ送信する。子基地局がネットワーク内の1つよりも多い基地局へ接続する場合に、最初のリンクが使用されることになる。その後のリンクがより良い品質を有する場合には、確立されるとそれが使用されてもよい。親gNBネットワークは、コアネットワーク(例えば、HSS、UDM)で保持されている最適化された無線バックホールデータベースをチェックする。詳細については、TS 23.501の第6章を参照されたい。親gNBネットワークは、子gNBがサービスにアクセスすることを許可するか、あるいは、場合によっては、許可しないことがある。親gNBは、次いで、決定を通知され、自身のサービスデータベースを更新する。必要に応じて、ベアラ及び/又はQoSフローは、サービスに必要とされるQoS要件に一致するよう変更される。
[プロセス4の詳細]
親gNBは、構成フェーズ中に受け取られたテンプレートに従って、必要なCN機能のインスタンスを形成し、次いで、子gNBに対して、ノード間のUu接続が最適化された無線バックホールリンクとして使用され得ることを知らせる。この段階で、子gNBは、2リンクバックホールパスを形成するよう親gNBからデータネットワークへの直接リンク及び親gNBへの無線バックホールリンクの使用を開始し得る。
[プロセス5の詳細]
親gNBは、同じオペレータの隣接親gNBのリストを、それらのCN機能仮想化及び無線バックホール能力を含め、子gNBへ送信する。子gNBは、次いで、そのバックホールルーティングテーブル更新する。
隣接基地局は、Max Hops、例えば、2から10の間に制限され得る。代替的に、制限は、ページングエリア(オペレータごとに異なり得る)に従ってよい。
[プロセス6の詳細]
この段階で、子gNBは、次の段階にある:
・Uuインターフェースを介して少なくとも1つの親gNBへ接続される
・親gNBオペレータの最適化された無線バックホールデータベースに子gNBとして登録される
・隣接gNBの最適化された無線バックホール能力の最新データベースを有している
・共有無線バックホールを介してユーザプレーンパケットを送信するために使用されるルーティングテーブルを有している。
この段階で、2つの異なる種類のイベントが、子gNBがそのユーザデータパケットをルーティングする方法を変更する可能性がある:
・6.1:Uuリンクの無線状態が変化する
・6.2:例えば、より多くのスペクトルが他の目的のために必要とされる場合、又は異なるバックホールのために使用される異なるタイプの基礎ネットワーク、例えば、異なるタイプのファイバがある場合に、隣接gNBの最適化された無線バックホール能力が変化する。
[ステップ6.1の詳細]
一実施形態において、無線リンク停止の場合における子gNBの詳細な動作を、図14に示す。
ステップS150で、子gNBと親gNBとの間のUuリンクの無線状態が閾値を下回る。例えば、変化は、湿度上昇、又は2つのgNB間の障害物、に起因する可能性がある。閾値は-6dBであってよい。Q10は、子基地局と同じオペレータの基地局との間に他のUuリンクがあるかどうかを尋ねる。S160で、子基地局と同じオペレータの基地局との間に他のUuリンクがある場合には、ユーザプレーンパケットをルーティングするためにこのUuリンクが使用され、ルーティングテーブルはS170で更新される。Q20は、古いUuリンクの停止タイマが経過したかどうかを尋ね、そうである場合には、古いUuリンクはS180でオフされる。ステップS190で、同じネットワーク内の他の最適化された親gNBへの接続が、オペレータに属するネットワーク内で十分なリンクが利用可能であることを確かにするために形成される。
他方で、Q10において、子基地局と同じオペレータの基地局との間にUuリンクがない場合には、ステップS200で、同じネットワーク内の他の最適化された親gNBへの接続が形成される。S210で、このUuリンクは、ユーザプレーンパケットをルーティングするために使用され、S220で、ルーティングテーブルは更新される。
子基地局は、状況に応じて、無線バックホールを提供する他のオペレータ/ネットワークへ変更する。現在のオペレータの基地局への他のリンクがない場合には、変更が行われるべきである。しかし、他の状況での切り替えは、例えば、リンク品質、コストなどのような1つ以上のパラメータに従って、構成可能であってもよい。
[ステップ6.2の詳細]
一実施形態において、能力更新の場合における子gNBの詳細な動作を、図15に示す。
ステップS230で、gNBは、無線バックホールのために使用される親gNBによってリレーされた隣接gNBのグループ内の1つからの能力更新メッセージを受け取る。S240で、gNBはそのローカルデータベースを更新する。Q30は、能力が「利用可能」から「利用不可能」に変化したかどうかを尋ねる。そうである場合に、Q40は、このgNBとのアクティブなUu接続があるかどうかを尋ねる。そうである場合には、S250でそれは非アクティブにされ、S260で、付加的なUuリンクの最大数が1だけ増やされ、S270で、バックホールルーティングテーブルが更新される。
他方で、能力が「利用可能」から「利用不可能」に変化しない(すなわち、別な方向では利用可能に変化した)場合には、Q50は、付加的なUuリンクの最大数がゼロよりも大きいかどうかを尋ねる。そうである場合には、S280で、必要に応じて、能力更新があったgNBへのリンクはアクティブにされ、次いで、S290で、付加的なUuリンクの最大数が1だけ減らされ、S300で、バックホールルーティングテーブルが更新される。
[ステップ7の詳細]
最適化された無線バックホール能力が変化する場合に、親gNBは、その隣接gNBに対して、事前設定ステップ中に構成された“Max Hops”パラメータとともに新しい能力を通知する。この更新を受け取ったgNBの動作を図16に詳述する。
ステップS310で、gNBは、その隣接ネイバーのうちの1つから隣接gNBの能力更新を受け取る。Q60は、Max Hops(メッセージをリレーする残りのホップ数)がゼロよりも大きいかどうかを尋ね、そうである場合には、gNBは、Max Hopsをデクリメントし、S320で、更新をその隣接gNBへ転送する。次いで、gNBは、S330で、そのローカルデータベースを、メッセージをそもそも送信したネイバーの新しい能力により更新する。Max Hopsがゼロである場合には、メッセージは転送されないが、更新はS330で依然として実行される。
Q70は、RAN共有データベースにおいてRAN共有ネイバーごとにアクティブなUu接続があるかどうかを尋ねる。所与のgNBのRAN共有データベースは、有線バックホール及び/又は仮想化能力の有無にかかわらず、RAN共有サービスに参加する隣接gNBを含む。S340で、それらのgNBの夫々について、アプリケーションメッセージが新しい能力により送信される。
図17は、実施形態における中間基地局の使用を説明するよう具体的な5Gの実施形態における配置を示す。
ここで、子基地局はオペレータ/ネットワークAからであり、gNB-A1及びgNB-A2と表記される。それらは、四隅を二重線で囲まれて図の左上及び右上に示されている。それらはワイヤラインバックホールを有さない。オペレータCからの親基地局gNB-C(ボックス内)は、図の上に示されている。それは、右側にあるgNB-A2への直接無線リンクを有している。それはまた、オペレータBからの中間基地局gNB-B(四隅を太線で囲まれている)を介した右側のgNB-A1への間接的な無線バックホールリンクも有している。従って、親基地局gNB-Cは、自身のUPFとともに、オペレータ/ネットワークA及びBからのUPFも仮想化する必要がある。
図18は、図17に示される中間基地局を含む最適化されていないバックホールパスを破線で示す。先と同じく、親基地局gNB-Cは、自身のUPFとともに、オペレータ/ネットワークA及びBからのUPFも仮想化する。これは、gNB-A1からgNB-Bまで及びgNB-BからgNB-Cまでの2つの無線リンク並びにgNB-Cからインターネットへの有線N6リンクとして示されている最適化されたパスを可能にする。ここで、gNB-Bは、自身のエアインターフェースを介してgNB-Aからバックホールを受信し、gNB-Cのエアインターフェースを介してgNB-Cへバックホールを送信する無線中継局として動作する。UPF仮想化は、バックホールが通るあらゆるオペレータネットワークについて必要とされる。
本発明の実施形態は、方法が次のことを行うことを可能にし得る:
・最適化された無線バックホール共有にサブスクライブすること
・“最適化された無線バックホールサービス”情報を無線でブロードキャストすること
・最適化された無線バックホールサービスにサブスクライブする隣接(子)基地局へCN機能仮想化及びワイヤラインバックホール能力を無線により転送すること
・最適化された無線バックホールサービスに参加する隣接ノードへCN機能仮想化及びワイヤラインバックホール能力を転送すること
・Xnシグナリング(仮想化リソースに関する情報)のための最大ホップ数を設定及び使用すること
・無線バックホールを共有するために隣接gNBにより使用されるUuリンクの最大数を設定及び使用すること
・Uuリンク停止タイマを設定及び使用すること。
[用語解説]
・最適化された無線バックホールサービス(optimised wireless backhaul service):所与のオペレータからの基地局(又はgNB)によって他のオペレータからの基地局(又はgNB)へ提供される無線バックホールサービス。実施形態において、これは、これらのオペレータの1つ以上、通常は両方からのいくつかのCN機能を仮想化する能力を含む。
・CN機能仮想化能力:所与のgNBが最適化された無線バックホールサービスのために必要に応じてそれ自身のネットワーク/異なるオペレータからのいくつかのCN機能を仮想化(ホスト)する能力。この能力は、時間(例えば、HWリソースの不足、新しいポリシー、など)において変化する可能性がある。この能力は、相対的な能力を表す限られた数の値によって定義され得る。例えば、4つの値(すなわち、2ビットシグナリング)は:
○能力なし
○制限された能力(例えば、能力なしに直ちに変化する可能性がある)
○優れた能力(例えば、十分なリソースであるが100%ではない)
○完全な能力(例えば、100%のリソース)
であってよい。
・ワイヤラインバックホール能力:所与のgNBがワイヤライン接続を介してデータネットワークへ接続される能力。この能力はバイナリ(すなわち、利用可能又は利用不可能)であり、単ビットによって表され得る。
・インバンドバックホール:バックホールリンクを提供するために無線スペクトルを利用すること。すなわち、無線バックホールリンクは、無線サービス(すなわち、5G)と同じスペクトル(例えば、24.25~27.5GHzバンド内の200MHz)を使用する。
本発明の利用分野は、無線バックホールが用いられる可能性がある全ての無線通信システムを含む。
上記の実施形態に加えて、以下の付記を記載する。
(付記1)
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局のための無線バックホールを確保する方法であって、
ワイヤラインバックホール能力を備え、コアネットワークUPFを仮想化するよう構成される任意の親基地局が、それが無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズし、
前記第1ネットワーク内の前記子基地局が、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、
前記子基地局が、接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記接続されている親基地局が、仮想化されたUPFを用いて、前記親基地局とデータネットワークとの間の直接ワイヤラインバックホールリンクを有効にし、
前記子基地局が、バックホールのために前記接続されている親基地局の前記ワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用する、
方法。
(付記2)
前記エアインターフェースは、UEとのRAN通信のために前記接続されている親基地局に割り当てられているリソースを使用する、
付記1に記載の方法。
(付記3)
前記接続されている親基地局は、前記無線バックホールサービスを供給するよう前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークのコアネットワークUFPを仮想化する、
付記1又は2に記載の方法。
(付記4)
中間基地局が、前記子基地局と前記親基地局との間の無線バックホールリレーとして動作する、
付記1乃至3のうちいずれか一つに記載の方法。
(付記5)
前記子基地局は、前記第2ネットワーク内の1つよりも多い親基地局へ接続し、バックホール使用のために1つを選択し、
前記子基地局とバックホールのために使用される前記接続されている親基地局との間の無線状態が品質閾値を下回る場合に、前記子基地局は、バックホールのために前記第2ネットワーク内の異なる接続されている親基地局を使用する、
付記1乃至4のうちいずれか一つに記載の方法。
(付記6)
バックホールのために使用される前記接続されている親基地局は、前記第2ネットワーク内の隣接基地局の無線バックホールサービス能力のリストを前記子基地局へ送り、該子基地局は、バックホールコネクティビティのために前記リストからルーティングテーブルを構築する、
付記1乃至5のうちいずれか一つに記載の方法。
(付記7)
前記隣接基地局は、前記親基地局からの物理距離によって、又は前記親基地局からの基地局間のリンクの数に関する距離によって、定義される、
付記6に記載の方法。
(付記8)
任意の基地局が、基地局間のインターフェースを介して同じネットワークの隣接基地局へ無線バックホール能力メッセージを送り、該メッセージは、前記無線バックホール能力メッセージが基地局間のリンクによってリレーされる回数を制限する最大ホップ数を含む、
付記1乃至7のうちいずれか一つに記載の方法。
(付記9)
最大ホップ数がゼロよりも多い無線バックホール能力メッセージを基地局が受信する場合に、該受信する基地局は、前記最大ホップ数をデクリメントし、前記無線バックホール能力メッセージを隣接基地局へリレーする、
付記8に記載の方法。
(付記10)
基地局が前記無線バックホール能力メッセージを受信する場合に、それは、それが接続されている任意の子基地局へ前記無線バックホール能力メッセージを渡す、
付記8又は9に記載の方法。
(付記11)
前記子基地局は、第3オペレータによって提供される第3ネットワーク内の1つ以上の親基地局へ第3ネットワークエアインターフェースを介して接続する、
付記1乃至10のうちいずれか一つに記載の方法。
(付記12)
前記子基地局とバックホールのために使用される前記接続されている親基地局との間の無線状態が品質閾値を下回る場合に、かつ、前記第2ネットワーク内に他の接続されている親基地局がない場合に、前記子基地局は、前記第2ネットワーク内又は前記第3ネットワーク内の他の親基地へ接続する、
付記11に記載の方法。
(付記13)
前記子基地局は、接続されている親基地局への更なるエアインターフェースリンクの最大数(Max Uu)を有し、1つの接続されている親基地局がその無線バックホール能力を利用可能から利用不可能に変更する場合に、前記子基地局は、当該親基地局へのそのエアインターフェースリンクを非アクティブにし、前記最大数を1だけ増やす、
付記1乃至12のうちいずれか一つに記載の方法。
(付記14)
前記子基地局は、接続されている親基地局への更なるエアインターフェースリンクの最大数(Max Uu)を有し、1つの親基地局がその無線バックホール能力を利用不可能から利用可能に変更する場合に、前記子基地局は、前記最大数がゼロよりも大きいときに当該親基地局へのそのエアインターフェースリンクをアクティブにし、前記最大数を1だけ減らす、
付記1乃至13のうちいずれか一つに記載の方法。
(付記15)
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局であって、
コントローラと、送信及び受信ユニットとを有し、
前記コントローラは、前記送信及び受信ユニットを制御して、
第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、前記1つ以上の親基地局が、ワイヤラインバックホール能力を備え、データネットワークへの直接ワイヤラインバックホールリンクを可能にするようにコアネットワークUPFを仮想化するよう構成され、
接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記接続されている親基地局の前記ワイヤラインバックホールリンクへの無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用する、
子基地局。
(付記16)
ワイヤラインバックホール能力を備え、コアネットワークUPFを仮想化するよう構成される親基地局であって、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内にある前記親基地局において、
コントローラと、送信及び受信ユニットと、データネットワークへの接続とを有し、
前記コントローラは、前記送信及び受信ユニットを制御して、
前記親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズし、
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある子基地局のエアインターフェースを介した接続を許可し、
前記接続されている子基地局からのバックホールサービス要求を受信し受け入れ、
前記コントローラは、前記親基地局とデータネットワークとの間の直接ワイヤラインバックホールリンクを有効にするようUPFを仮想化して、前記子基地局がバックホールのために前記接続されている親基地局の前記ワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用することを可能にする、
親基地局。
(付記17)
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局における方法であって、
前記子基地局は、
第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、前記1つ以上の親基地局が、ワイヤラインバックホール能力を備え、データネットワークへの直接ワイヤラインバックホールリンクを可能にするようにコアネットワークUPFを仮想化するよう構成され、
接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記接続されている親基地局の前記直接ワイヤラインバックホールリンクへの無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用する、
方法。
(付記18)
ワイヤラインバックホール能力を備え、コアネットワークUPFを仮想化するよう構成される親基地局における方法であって、前記親基地局が第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内にある前記方法において、
前記親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズすることと、
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある子基地局のエアインターフェースを介した接続を許可することと、
前記接続されている子基地局からのバックホールサービス要求を受信し受け入れることと、
前記親基地局とデータネットワークとの間の直接ワイヤラインバックホールリンクを有効にするようUPFを仮想化して、前記子基地局がバックホールのために前記接続されている親基地局の前記ワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用することを可能にすることと
を有する方法。
(付記19)
コンピュータ読み出し可能な命令の形をとるソフトウェアであって、
親基地局のコントローラによって実行される場合に、前記親基地局に、
前記親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズすることと、
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある子基地局のエアインターフェースを介した接続を許可することと、
前記接続されている子基地局からのバックホールサービス要求を受信し受け入れることと、
前記親基地局とデータネットワークとの間の直接ワイヤラインバックホールリンクを有効にするようUPFを仮想化して、前記子基地局がバックホールのために前記接続されている親基地局の前記ワイヤラインバックホールリンク及び無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用することを可能にすることと
を有する方法を実行させる、ソフトウェア。
(付記20)
コンピュータ読み出し可能な命令の形をとるソフトウェアであって、
第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある子基地局のコントローラによって実行される場合に、前記子基地局に、
第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続することであり、前記1つ以上の親基地局が、ワイヤラインバックホール能力を備え、データネットワークへの直接ワイヤラインバックホールリンクを可能にするようにコアネットワークUPFを仮想化するよう構成される、前記接続することと、
接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信することと、
前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記接続されている親基地局の前記直接ワイヤラインバックホールリンクへの無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用することと
を有する方法を実行させる、ソフトウェア。
(付記21)
付記19又は20に記載のソフトウェアを記憶している非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

Claims (15)

  1. 第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局のための無線バックホールの方法であって、
    ラインバックホール能力を備える親基地局が、該親基地局が無線バックホールサービスをサポートするよう構成され、
    前記第1ネットワーク内の前記子基地局が、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、前記1つ以上の親基地局が夫々、当該親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズするよう構成され、
    前記子基地局が、接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
    前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記接続されている親基地局が、前記第1オペレータのコアネットワークへの前記エアインターフェースを通じた無線バックホールリンクを前記子基地局に提供するよう、当該接続されている親基地局の送信及び受信ユニットを制御し、
    前記子基地局が、前記第1オペレータのコアネットワークへの無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用する、
    方法。
  2. 前記エアインターフェースは、UEとのRAN通信のために前記接続されている親基地局に割り当てられているリソースを使用する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 中間基地局が、前記子基地局と前記親基地局との間の無線バックホールリレーとして動作する、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記子基地局は、前記第2ネットワーク内の1つよりも多い親基地局へ接続し、バックホール使用のために1つを選択し、
    前記子基地局とバックホールのために使用される前記接続されている親基地局との間の無線状態が品質閾値を下回る場合に、前記子基地局は、バックホールのために前記第2ネットワーク内の異なる接続されている親基地局を使用する、
    請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の方法。
  5. バックホールのために使用される前記接続されている親基地局は、前記第2ネットワーク内の隣接基地局のバックホールサービス能力のリストを前記子基地局へ送り、該子基地局は、バックホールコネクティビティのために前記リストからルーティングテーブルを構築する、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記隣接基地局は、前記親基地局からの物理距離によって、又は前記親基地局からの基地局間のリンクの数に関する距離によって、定義される、
    請求項5に記載の方法。
  7. 任意の基地局が、基地局間のインターフェースを介して同じネットワークの隣接基地局へ無線バックホール能力メッセージを送り、該メッセージは、前記無線バックホール能力メッセージが基地局間のリンクによってリレーされる回数を制限する最大ホップ数を含む、
    請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の方法。
  8. 最大ホップ数がゼロよりも多い無線バックホール能力メッセージを基地局が受信する場合に、該受信する基地局は、前記最大ホップ数をデクリメントし、前記無線バックホール能力メッセージを隣接基地局へリレーする、
    請求項7に記載の方法。
  9. 基地局が前記無線バックホール能力メッセージを受信する場合に、それは、それが接続されている任意の子基地局へ前記無線バックホール能力メッセージを渡す、
    請求項7又は8に記載の方法。
  10. 前記子基地局は、第3オペレータによって提供される第3ネットワーク内の1つ以上の親基地局へ第3ネットワークエアインターフェースを介して接続する、
    請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記子基地局とバックホールのために使用される前記接続されている親基地局との間の無線状態が品質閾値を下回る場合に、かつ、前記第2ネットワーク内に他の接続されている親基地局がない場合に、前記子基地局は、前記第2ネットワーク内又は前記第3ネットワーク内の他の親基地へ接続する、
    請求項10に記載の方法。
  12. 第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局であって、
    コントローラと、送信及び受信ユニットとを有し、
    前記コントローラは、前記送信及び受信ユニットを制御して、
    第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、前記1つ以上の親基地局が夫々ラインバックホール能力を備え、当該親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズするよう構成され、
    接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
    前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記第1オペレータのコアネットワークへの無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用する、
    子基地局。
  13. ラインバックホール能力を備え、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内にある親基地局であって、
    コントローラと、送信及び受信ユニットと、データネットワークへの接続とを有し、
    前記コントローラは、前記送信及び受信ユニットを制御して、
    前記親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズし、
    第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある子基地局のエアインターフェースを介した接続を許可し、
    前記接続されている子基地局からのバックホールサービス要求を受信し、
    前記コントローラは、前記送信及び受信ユニットを更に制御して、前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記エアインターフェースを通じた前記第1オペレータのコアネットワークへの無線バックホールリンクを前記子基地局に提供する、
    親基地局。
  14. 第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内の子基地局における方法であって、
    前記子基地局は、
    第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内の1つ以上の親基地局へエアインターフェースを介して接続し、前記1つ以上の親基地局が夫々ラインバックホール能力を備え、当該親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズするよう構成され、
    接続されている親基地局へバックホールサービス要求を送信し、
    前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記第1オペレータのコアネットワークへの無線バックホールリンクとして前記エアインターフェースを使用する、
    方法。
  15. バックホール能力を備え、第2オペレータによって提供される第2ネットワーク内にある親基地局における方法であって、
    前記親基地局が無線バックホールサービスをサポートすることをアドバタイズすることと、
    第1オペレータによって提供される第1ネットワーク内にある子基地局のエアインターフェースを介した接続を許可することと、
    前記接続されている子基地局からのバックホールサービス要求を受信することと、
    送信及び受信ユニットを制御して、前記バックホールサービス要求が受け入れられる場合に、前記エアインターフェースを通じた前記第1オペレータのコアネットワークへの無線バックホールリンクを前記子基地局に提供することと
    を有する方法。
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