JP7098912B2 - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents
固体撮像素子及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7098912B2 JP7098912B2 JP2017217278A JP2017217278A JP7098912B2 JP 7098912 B2 JP7098912 B2 JP 7098912B2 JP 2017217278 A JP2017217278 A JP 2017217278A JP 2017217278 A JP2017217278 A JP 2017217278A JP 7098912 B2 JP7098912 B2 JP 7098912B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microlens
- curvature
- color filter
- radius
- microlenses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
Description
固体撮像素子には、感度低下を抑えるために、受光素子の入射側に、画素(光電変換素子)に一対一に対応させてマイクロレンズを形成する方式が広く用いられる。マイクロレンズを形成することで、入射光を効率よくフォトダイオードに集光することができ、受光感度を向上させることができる。
これら問題を解決するため、特許文献1では、各色毎の画素の感度に応じてマイクロレンズの高さを変更することが記載されている。
そこで本発明は、各マイクロレンズの形状を最適化することにより受光感度を向上することを目的とする。
また、本発明の他の態様である、上記一態様の固体撮像素子を製造する際に、複数のマイクロレンズを、グレイトーンマスクを用いたフォトリソグラフィ法により一括形成することを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、レンズ形状を最適化するだけであるので、複数のマイクロレンズを一括形成することも可能となる。
ここで、各図に示す構成は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに限定されるものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
図1に示すように、本実施形態の固体撮像素子6は、複数の光電変換素子2を二次元的に配置した半導体基板1と、半導体基板1上に形成され、各光電変換素子2に対応させて複数色のカラーフィルタを予め設定した規則パターンで二次元的に配置したカラーフィルタ層4と、カラーフィルタ層4上に形成され、各カラーフィルタに対応して配置された複数のマイクロレンズ5と、を有する。複数の光電変換素子2は、画素位置に合わせて、二次元的に配置されている。符号3は、平坦化層である。
半導体基板1は、光電変換素子2を実装するための基板である。光電変換素子2は、画素毎に設けられ、マイクロレンズ5を経由して入射した光を電荷に変換する。平坦化層3はマイクロレンズ5の実装面を平坦化する。複数のカラーフィルタからなるカラーフィルタ層4は、平坦化層3を介して、複数の光電変換素子2上にそれぞれ形成される。カラーフィルタ層4を構成する複数色の各カラーフィルタは、光電変換素子2に入射する光の経路において、特定の波長の光を透過する役割がある。本実施形態では、カラーフィルタ層4を構成する複数のカラーフィルタは、レッド、グリーン及びブルーの3色のうちいずれか1つの色を透過させるものであり、3色のカラーフィルタR、G、Bを、図2に示すように、ベイヤー配列したものである。
ここで、色がグリーンのカラーフィルタGに対応するマイクロレンズ5を第一マイクロレンズ7、色がレッドのカラーフィルタRに対応するマイクロレンズ5を第二マイクロレンズ8、色がブルーのカラーフィルタBに対応するマイクロレンズ5を第三マイクロレンズと呼ぶ。また、第一マイクロレンズ7の頂部の曲率半径をR1、第二マイクロレンズ8の頂部の曲率半径をR2、第三マイクロレンズの頂部の曲率半径をR3と呼ぶ。
また、複数のマイクロレンズ5の縁部は隣接するマイクロレンズ間で谷状の谷部9によって連結されている。
ここで、複数のマイクロレンズ5の配列は、カラーフィルタ層4を構成する複数のカラーフィルタの配列に対応して形成されているため、複数のマイクロレンズ5の対角方向と、複数のカラーフィルタの対角方向とは同義である。対角方向は、各カラーフィルタが矩形形状であれば、対角線方向となる。又は、斜めに並ぶカラーフィルタの中央部を結ぶ方向を対角方向とする。
R2>R1を満たす一例として、第二マイクロレンズ8の形状を球面形状とし、第一マイクロレンズ7の形状を球面形状よりも曲率半径の小さい放物面形状とすることが挙げられる。なお、第二マイクロレンズ8の形状を第一の放物面形状とし、第一マイクロレンズ7の形状を第一の放物面形状よりも曲率半径の小さい第二の放物面形状としてもよいことはいうまでもない。
ここで、隣接するマイクロレンズ間の谷部9の曲率半径Rについて図4を用いて詳細を説明する。
本実施形態は、光電変換素子の上部に形成されるマイクロレンズ5の製造方法に係わることであるため、図5を参照しながら、以下この点につき実施例として詳しく説明する。
<実施例1>
実施例1では、マイクロレンズ5を組成する感光性マイクロレンズ材12は感光性透明樹脂であり、ポジ型の感光性樹脂を用いた例である。本実施例では、マイクロレンズ5の画素毎に異なるマイクロレンズ形状を露光法で制御する。このため、グレイトーンマスク13という特殊な露光用マスクを使用する。
次いで、平坦化層3の上に、カラーフィルタ層を構成する複数色のカラーフィルタを、グリーン、ブルー、レッドの3色にて3回のフォトリソグラフィの手法で、それぞれ形成した(図5(a)を参照のこと。但し、図5では光電変換素子2と平坦化層3は図示せず)。
ブルーレジストは、色材としてC.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントバイオレット23を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
各々のカラーフィルタの膜厚は、0.5~0.8μmになるように形成した。複数のカラーフィルタの配列は、図2のように、一画素おきにグリーンフィルタが設けられ、グリーンフィルタの間に一行おきにレッドフィルタとブルーフィルタが設けられた、いわゆるベイヤー配列とした。
その後、感光性マイクロレンズ材12を、グレイトーンマスク13を使用する紫外i線によるフォトリソグラフィのプロセスによりパターン化した後、250℃で熱処理して、マイクロレンズ5を形成した(図5(e)(d)参照)。
本実施例1のグレイトーンマスク13は、マイクロレンズ間の谷部9の曲率半径Rを対角断面方向で225nm、グリーン画素に対応するマイクロレンズは、放物面形状、ブルーとレッド画素に対応するマイクロレンズは、球面形状になるように設計されたフォトマスクを使用した。マイクロレンズの高さが450nmの放物面形状と、球面形状が混成された画素構成を得た。
表1に、各例の構成を示す。なお、表1では、谷部を谷間と記載した。
隣接するマイクロレンズ間の谷部の曲率半径Rが、対角断面方向で180nmとした点以外は、実施例1と同様にして実施例2のマイクロレンズを形成した。
<実施例3>
隣接するマイクロレンズ間の谷部の曲率半径Rが、対角断面方向で135nmとした点以外は、実施例1と同様にして実施例3のマイクロレンズを形成した。
本実施例4のグレイトーンマスク13はブルー画素に対応するマイクロレンズは放物面形状とし、隣接するマイクロレンズ間の谷部の曲率半径Rが、対角断面方向で135nmとした点以外は、実施例1と同様にして実施例4のマイクロレンズを形成した。
<実施例5>
本実施例5のグレイトーンマスク13はブルー画素に対応するマイクロレンズは放物面形状とし、隣接するマイクロレンズ間の谷部の曲率半径Rが、対角断面方向で90nmとした点以外は、実施例1と同様にして実施例5のマイクロレンズを形成した。
本実施例6のグレイトーンマスク13はブルー画素に対応するマイクロレンズは放物面形状とし、隣接するマイクロレンズ間の谷部の曲率半径Rが、対角断面方向で45nmとした点以外は、実施例1と同様にして実施例6のマイクロレンズを形成した。
<比較例1>
実施例1におけるRGB画素毎に異なる形状のマイクロレンズを形成する方法として、グレイトーンマスク13はグリーン画素に対応するマイクロレンズは、球面形状、ブルーとレッド画素に対応するマイクロレンズは、放物面形状になるように設計されたフォトマスクを使用した点以外は、実施例1と同様にして比較例1のマイクロレンズを形成した。
実施例2におけるRGB画素毎に異なる形状のマイクロレンズを形成する方法として、グレイトーンマスク13はグリーン画素に対応するマイクロレンズは、球面形状、ブルーとレッド画素に対応するマイクロレンズは、放物面形状になるように設計されたフォトマスクを使用した点以外は、実施例2と同様にして比較例2のマイクロレンズを形成した。
実施例5におけるRGB画素毎に異なる形状のマイクロレンズを形成する方法として、グレイトーンマスク13はグリーンとブルー画素に対応するマイクロレンズは、球面形状、レッド画素に対応するマイクロレンズは、放物面形状になるように設計されたフォトマスクを使用した点以外は、実施例5と同様にして比較例3のマイクロレンズを形成した。
実施例6におけるRGB画素毎に異なる形状のマイクロレンズを形成する方法として、グレイトーンマスク13はグリーンとブルー画素に対応するマイクロレンズは、球面形状、レッド画素に対応するマイクロレンズは、放物面形状になるように設計されたフォトマスクを使用した点以外は、実施例6と同様にして比較例4のマイクロレンズを形成した。
表1から分かるように、隣接するマイクロレンズ間の谷部の曲率半径Rが225nmの実施例1と、谷部の曲率半径Rが180nmの実施例2の受光感度測定の結果は、グリーン画素に対応するマイクロレンズを放物面形状、レッド画素に対応するマイクロレンズを球面形状とし、ブルー画素に対応するマイクロレンズは球面形状とすることで、比較例1と比較例2に比べ、受光感度が向上することを確認した。
隣接するマイクロレンズ間の谷部の曲率半径Rが90nmの実施例5と、谷部9の曲率半径Rが45nmの実施例6の受光感度測定の結果は、グリーン画素に対応するマイクロレンズを放物面形状、レッド画素に対応するマイクロレンズを球面形状とし、ブルー画素に対応するマイクロレンズを放物面形状とすることで、比較例3と比較例4に比べ、受光感度が向上することを確認した。
尚、各実施例にてグリーンとブルー画素に対応する放物面形状マイクロレンズの頂部の曲率半径は、同じものを使用したが、異なるものであってもよい。また、レッドとブルー画素に対応する球面形状マイクロレンズの頂部の曲率半径は、同じものを使用したが、異なるものであってもよい。
2、光電変換素子
3、平坦化層
4、カラーフィルタ層
5、マイクロレンズ
6、固体撮像素子
7、第一マイクロレンズ
8、第二マイクロレンズ
9、谷部
10、隣接するマイクロレンズ間の谷部の曲率円
11、隣接するマイクロレンズ間の谷部の最下点
12、感光性マイクロレンズ材
13、グレイトーンマスク
Claims (11)
- 複数の光電変換素子を二次元的に配置した半導体基板と、
上記半導体基板上に形成され、各光電変換素子に対応させて複数色のカラーフィルタを予め設定した規則パターンで二次元的に配置したカラーフィルタ層と、
上記カラーフィルタ層上に形成され、各カラーフィルタに対応して配置された複数のマイクロレンズと、を有し、
上記カラーフィルタの色としてグリーン、レッド及びブルーを含み、
色がグリーンのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第一マイクロレンズの頂部の曲率半径R1は、色がレッドのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第二マイクロレンズの頂部の曲率半径R2よりも小さく、
上記マイクロレンズの高さは、300nm以上600nm以下の範囲内であり、
上記複数のマイクロレンズは、マイクロレンズの縁部が隣接するマイクロレンズ間で谷状の谷部で連結され、
上記複数のマイクロレンズの配置の対角方向且つ上記半導体基板の板厚方向の断面形状を対角断面と定義した場合、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm以上であり、
上記ブルーの色のカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第三マイクロレンズの頂部の曲率半径R3は、上記曲率半径R1よりも大きいことを特徴とする固体撮像素子。 - 複数の光電変換素子を二次元的に配置した半導体基板と、
上記半導体基板上に形成され、各光電変換素子に対応させて複数色のカラーフィルタを予め設定した規則パターンで二次元的に配置したカラーフィルタ層と、
上記カラーフィルタ層上に形成され、各カラーフィルタに対応して配置された複数のマイクロレンズと、を有し、
上記カラーフィルタの色としてグリーン、レッド及びブルーを含み、
色がグリーンのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第一マイクロレンズの頂部の曲率半径R1は、色がレッドのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第二マイクロレンズの頂部の曲率半径R2よりも小さく、
上記マイクロレンズの高さは、300nm以上600nm以下の範囲内であり、
上記複数のマイクロレンズは、マイクロレンズの縁部が隣接するマイクロレンズ間で谷状の谷部で連結され、
上記複数のマイクロレンズの配置の対角方向且つ上記半導体基板の板厚方向の断面形状を対角断面と定義した場合、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm未満であり、
上記ブルーの色のカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第三マイクロレンズの頂部の曲率半径R3は、上記曲率半径R2よりも小さいことを特徴とする固体撮像素子。 - 複数の光電変換素子を二次元的に配置した半導体基板と、
上記半導体基板上に形成され、各光電変換素子に対応させて複数色のカラーフィルタを予め設定した規則パターンで二次元的に配置したカラーフィルタ層と、
上記カラーフィルタ層上に形成され、各カラーフィルタに対応して配置された複数のマイクロレンズと、を有し、
上記カラーフィルタの色としてグリーン、レッド及びブルーを含み、
色がグリーンのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第一マイクロレンズの頂部の曲率半径R1は、色がレッドのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第二マイクロレンズの頂部の曲率半径R2よりも小さく、
上記マイクロレンズの高さは、300nm以上600nm以下の範囲内であり、
上記第一マイクロレンズのプロフィール形状は放物面形状であり、
上記第二マイクロレンズのプロフィール形状は球面形状であり、
上記複数のマイクロレンズは、マイクロレンズの縁部が隣接するマイクロレンズ間で谷状の谷部で連結され、
上記複数のマイクロレンズの配置の対角方向且つ上記半導体基板の板厚方向の断面形状を対角断面と定義した場合、
上記ブルーの色のカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第三マイクロレンズのプロフィール形状は、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm以上であるとき球面形状であり、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm未満であるときは放物面形状であることを特徴とする固体撮像素子。 - 上記第一マイクロレンズと上記第二マイクロレンズとは、互いに同じ高さであることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
- 上記第一マイクロレンズと上記第二マイクロレンズと上記第三マイクロレンズとは、互いに同じ高さであることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
- 複数の光電変換素子を二次元的に配置した半導体基板と、
上記半導体基板上に形成され、各光電変換素子に対応させて複数色のカラーフィルタを予め設定した規則パターンで二次元的に配置したカラーフィルタ層と、
上記カラーフィルタ層上に形成され、各カラーフィルタに対応して配置された複数のマイクロレンズと、を有し、
上記カラーフィルタの色としてグリーン、レッド及びブルーを含み、
色がグリーンのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第一マイクロレンズの頂部の曲率半径R1は、色がレッドのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第二マイクロレンズの頂部の曲率半径R2よりも小さく、
上記複数のマイクロレンズは、マイクロレンズの縁部が隣接するマイクロレンズ間で谷状の谷部で連結され、
上記複数のマイクロレンズの配置の対角方向且つ上記半導体基板の板厚方向の断面形状を対角断面と定義した場合、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm以上であり、
上記ブルーの色のカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第三マイクロレンズの頂部の曲率半径R3は、上記曲率半径R1よりも大きいことを特徴とする固体撮像素子。 - 複数の光電変換素子を二次元的に配置した半導体基板と、
上記半導体基板上に形成され、各光電変換素子に対応させて複数色のカラーフィルタを予め設定した規則パターンで二次元的に配置したカラーフィルタ層と、
上記カラーフィルタ層上に形成され、各カラーフィルタに対応して配置された複数のマイクロレンズと、を有し、
上記カラーフィルタの色としてグリーン、レッド及びブルーを含み、
色がグリーンのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第一マイクロレンズの頂部の曲率半径R1は、色がレッドのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第二マイクロレンズの頂部の曲率半径R2よりも小さく、
上記複数のマイクロレンズは、マイクロレンズの縁部が隣接するマイクロレンズ間で谷状の谷部で連結され、
上記複数のマイクロレンズの配置の対角方向且つ上記半導体基板の板厚方向の断面形状を対角断面と定義した場合、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm未満であり、
上記ブルーの色のカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第三マイクロレンズの頂部の曲率半径R3は、上記曲率半径R2よりも小さいことを特徴とする固体撮像素子。 - 複数の光電変換素子を二次元的に配置した半導体基板と、
上記半導体基板上に形成され、各光電変換素子に対応させて複数色のカラーフィルタを予め設定した規則パターンで二次元的に配置したカラーフィルタ層と、
上記カラーフィルタ層上に形成され、各カラーフィルタに対応して配置された複数のマイクロレンズと、を有し、
上記カラーフィルタの色としてグリーン、レッド及びブルーを含み、
色がグリーンのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第一マイクロレンズの頂部の曲率半径R1は、色がレッドのカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第二マイクロレンズの頂部の曲率半径R2よりも小さく、
上記第一マイクロレンズのプロフィール形状は放物面形状であり、
上記第二マイクロレンズのプロフィール形状は球面形状であり、
上記複数のマイクロレンズは、マイクロレンズの縁部が隣接するマイクロレンズ間で谷状の谷部で連結され、
上記複数のマイクロレンズの配置の対角方向且つ上記半導体基板の板厚方向の断面形状を対角断面と定義した場合、
上記ブルーの色のカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第三マイクロレンズのプロフィール形状は、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm以上であるとき球面形状であり、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm未満であるときは放物面形状であることを特徴とする固体撮像素子。 - 上記第一マイクロレンズのプロフィール形状は放物面形状であり、
上記第二マイクロレンズのプロフィール形状は球面形状であり、
上記複数のマイクロレンズは、マイクロレンズの縁部が隣接するマイクロレンズ間で谷状の谷部で連結され、
上記複数のマイクロレンズの配置の対角方向且つ上記半導体基板の板厚方向の断面形状を対角断面と定義した場合、
上記ブルーの色のカラーフィルタに対応する上記マイクロレンズである第三マイクロレンズのプロフィール形状は、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm以上であるとき球面形状であり、上記対角断面における上記谷部の曲率半径が135nm未満であるときは放物面形状であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の固体撮像素子。 - 請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の固体撮像素子の製造方法であって、
上記複数のマイクロレンズは、グレイトーンマスクを用いたフォトリソグラフィ法により一括形成することを特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 上記フォトリソグラフィ法に、紫外i線若しくはKRFレーザーを使用することを特徴とする、請求項10に記載の固体撮像素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017217278A JP7098912B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 固体撮像素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017217278A JP7098912B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 固体撮像素子及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019087977A JP2019087977A (ja) | 2019-06-06 |
JP7098912B2 true JP7098912B2 (ja) | 2022-07-12 |
Family
ID=66764390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017217278A Active JP7098912B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 固体撮像素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7098912B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009170562A (ja) | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Panasonic Corp | 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 |
US20090200623A1 (en) | 2008-02-11 | 2009-08-13 | Omnivision Technologies, Inc. | Image sensor with micro-lenses of varying focal lengths |
JP2014011239A (ja) | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Toshiba Corp | 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法 |
JP2017011091A (ja) | 2015-06-22 | 2017-01-12 | 凸版印刷株式会社 | 固体撮像素子および電子機器 |
WO2017082429A1 (ja) | 2015-11-13 | 2017-05-18 | 凸版印刷株式会社 | 固体撮像素子及びその製造方法 |
JP2017092381A (ja) | 2015-11-16 | 2017-05-25 | キヤノン株式会社 | 固体撮像装置及びその製造方法 |
-
2017
- 2017-11-10 JP JP2017217278A patent/JP7098912B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009170562A (ja) | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Panasonic Corp | 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 |
US20090200623A1 (en) | 2008-02-11 | 2009-08-13 | Omnivision Technologies, Inc. | Image sensor with micro-lenses of varying focal lengths |
JP2014011239A (ja) | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Toshiba Corp | 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法 |
JP2017011091A (ja) | 2015-06-22 | 2017-01-12 | 凸版印刷株式会社 | 固体撮像素子および電子機器 |
WO2017082429A1 (ja) | 2015-11-13 | 2017-05-18 | 凸版印刷株式会社 | 固体撮像素子及びその製造方法 |
JP2017092381A (ja) | 2015-11-16 | 2017-05-25 | キヤノン株式会社 | 固体撮像装置及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019087977A (ja) | 2019-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7656453B2 (en) | Solid-state imaging device having characteristic color unit depending on color, manufacturing method thereof and camera | |
JP5845856B2 (ja) | 固体撮像素子およびその製造方法、並びに電子機器 | |
AU2005227046B2 (en) | Lens array and method for making same | |
US20090250594A1 (en) | Solid-state image sensor and manufacturing method thereof | |
US20130208172A1 (en) | Imaging apparatus and imaging system | |
US7535043B2 (en) | Solid-state image sensor, method of manufacturing the same, and camera | |
WO2005076361A1 (ja) | 固体撮像装置、その製造方法およびカメラ | |
KR102626696B1 (ko) | 고체 촬상 소자 및 그의 제조 방법 | |
US9640576B2 (en) | Image sensing device and method for fabricating the same | |
JP6035744B2 (ja) | 固体撮像素子 | |
JP4447988B2 (ja) | 固体撮像装置、その製造方法およびカメラ | |
JP4941233B2 (ja) | 固体撮像素子およびそれを用いた撮像装置 | |
US20050045805A1 (en) | Solid-state image sensor and a manufacturing method thereof | |
US7180112B2 (en) | Solid-state imaging apparatus having an upwardly convex color filter layer and method of manufacturing the same | |
JP4998310B2 (ja) | 固体撮像素子およびそれを用いた撮像装置 | |
JP6638347B2 (ja) | 固体撮像素子および電子機器 | |
JP2011243749A (ja) | 固体撮像装置及びその製造方法 | |
JP2008244225A (ja) | 固体撮像装置,グレースケールマスクおよびカラーフィルタならびにマイクロレンズ | |
JP7098912B2 (ja) | 固体撮像素子及びその製造方法 | |
JP6311771B2 (ja) | 固体撮像素子 | |
JP2009170562A (ja) | 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 | |
JP6911353B2 (ja) | 固体撮像素子の製造方法 | |
JP6801230B2 (ja) | 固体撮像素子および電子機器 | |
JP4941214B2 (ja) | 固体撮像素子およびそれを用いた撮像装置 | |
JP5874209B2 (ja) | カラー固体撮像素子用オンチップカラーフィルタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210810 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211006 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220420 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7098912 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |