添付の図面に関して以下に記載する発明を実施するための形態は、様々な構成について説明するものであり、本明細書で説明する概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
以下に、電気通信システムのいくつかの態様を、様々な装置および方法を参照しながら提示する。これらの装置および方法について、以下の発明を実施するための形態において説明し、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示す。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されることがある。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装され得る。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理装置(GPU)、中央処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体上に1つもしくは複数の命令もしくはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、または、コンピュータによってアクセス可能な命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用可能な任意の他の媒体を備え得る。
態様および実施形態について、いくつかの例を例示することによって本出願において説明するが、当業者は、追加の実装形態および使用事例が多くの異なる構成およびシナリオにおいて生じ得ることを理解されよう。本明細書で説明する革新は、多くの異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、パッケージング構成にわたって実施され得る。たとえば、集積チップ実施形態および他の非モジュール構成要素ベースのデバイス(たとえば、エンドユーザデバイス、車両、通信デバイス、コンピューティングデバイス、産業機器、小売/購買デバイス、医療デバイス、AI対応デバイスなど)によって実施形態および/または用途が生じ得る。いくつかの例は、特に使用事例または適用例を対象としてもしなくてもよいが、説明する革新の適用可能性の広い分類が生じ得る。実装形態は、チップレベルまたはモジュール式の構成要素から、非モジュール式で非チップレベルの実装形態まで、さらには、説明する革新の1つまたは複数の態様を組み込む統合型、分散型、またはOEMデバイスもしくはシステムまでの範囲に及ぶことがある。いくつかの実際的な設定では、説明する態様および特徴を組み込むデバイスは、特許請求し説明する実施形態の実装および実践のための追加の構成要素および特徴も必然的に含み得る。たとえば、ワイヤレス信号の送信および受信は、アナログおよびデジタル目的のいくつかの構成要素(たとえば、アンテナ、RFチェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、プロセッサ、インターリーバ、加算器/アナログ加算器などを含むハードウェア構成要素)を必然的に含む。本明細書で説明する革新が、様々なサイズ、形状、および構造の、多種多様なデバイス、チップレベル構成要素、システム、分散型構成、エンドユーザデバイスなどにおいて実践され得ることが意図される。
図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の一例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC)160とを含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含み得る。マクロセルは基地局を含む。スモールセルは、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルを含む。
(発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と総称される)基地局102は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通してEPC160とインターフェースする。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能、すなわち、ユーザデータの転送、無線チャネル暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器トレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数を実行し得る。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)を介して互いに直接または(たとえば、EPC160を通じて)間接的に通信し得る。バックホールリンク134は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得る。
基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。重複する地理的カバレージエリア110が存在することがある。たとえば、スモールセル102'は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110'を有することがある。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られていることがある。異種ネットワークは、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定グループにサービスを提供し得るホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含むこともある。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL)送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含むことがある。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通じたものであり得る。基地局102/UE104は、各方向における送信に使用される合計YxMHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりYMHz(たとえば、5、10、15、20、100MHz)までの帯域幅のスペクトルを使用することができる。キャリアは、互いに隣接することも、隣接しないこともある。キャリアの割振りは、DLおよびULに関して非対称であり得る(たとえば、DLに対して、ULよりも多数または少数のキャリアが割り振られ得る)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得る。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
ワイヤレス通信システムは、5GHz無認可周波数スペクトル内で通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル内で通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるか否かを決定するために、通信するより前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行し得る。
スモールセル102'は、認可および/または無認可周波数スペクトルにおいて動作し得る。無認可周波数スペクトルの中で動作するとき、スモールセル102'はNRを採用してよく、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトルにおいてNRを採用するスモールセル102'は、アクセスネットワークへのカバレージを増強し得、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。
gノードB(gNB)180は、UE104と通信するときにミリメートル波(mmW)周波数および/または準mmW周波数(near mmW frequency)で動作し得る。gNB180がmmW周波数または準mmW周波数において動作するとき、gNB180はmmW基地局と呼ばれることがある。極高周波数(EHF:Extremely High Frequency)は、電磁スペクトルにおけるRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲および1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長を有する。この帯域における電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。準mmWは、100ミリメートルの波長を有し、3GHzの周波数まで及ぶことがある。超高周波数(SHF:Super High Frequency)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、3GHzから30GHzの間に及ぶ。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、極めて高い経路損失および短距離を有する。mmW基地局180は、極めて高い経路損失および短距離を補償するために、UE104に対してビームフォーミング184を利用し得る。
EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC)170と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172とを含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME162はベアラと接続管理とを提供する。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通じて転送され、サービングゲートウェイ166自体はPDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172およびBM-SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス(PSS)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM-SC170は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することができる。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働くことがあり、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用されることがあり、MBMS送信をスケジュールするために使用されることがある。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用されることがあり、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関係の課金情報を収集することを担うことがある。
基地局は、gNB、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。基地局102は、UE104のためにEPC160へのアクセスポイントを提供する。UE104の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、エンターテインメントデバイス、医療デバイス、産業用操作機器、車両もしくは車両用モジュール、自動車、電気メーター、ガスポンプ、トースター、またはワイヤレス通信能力とともに構成され得る多数の他のデバイスがある。UE104の一部は、IoTデバイス(たとえば、パーキングメーター、ガスポンプ、トースター、車両など)と呼ばれ得る。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
再び図1を参照すると、いくつかの態様では、UE104は、スロット内のsPUCCHの第1のシンボルのセット内の第1のリソースのセットにおいて、第1のUCIを送信すること、および、スロット内のsPUCCHの第2のシンボルのセット内の第2のリソースのセットにおいて、第2のUCIを送信することを行うように構成され得る(198)。一態様では、第2のシンボルのセットは、第1のシンボルのセットに後続する。一態様では、第1のシンボルのセットにおけるシンボルの数、および第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、スロットのスロットインデックス、たとえば、スロットがサブフレームの第1のスロットであるか、それともサブフレームの第2のスロットであるかに基づく(198)。一態様では、sPUCCHは、異なるスロットにおける第2のsPUCCHの第2の構造とは異なる第1の構造を有し得る。第1の構造および第2の構造は、リソースブロックの数、DM-RSの数、DM-RSのための位置、コム構造、またはOCCの長さのうちの少なくとも1つに関して異なり得る。様々な追加の態様および特徴について、以下で図4~図9に関してより詳細に説明する。
図2Aは、DLフレーム構造の一例を示す図200である。図2Bは、DLフレーム構造内のチャネルの一例を示す図230である。図2Cは、ULフレーム構造の一例を示す図250である。図2Dは、ULフレーム構造内のチャネルの一例を示す図280である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有することがある。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。リソースグリッドは、2つのタイムスロットを表すために使用されることがあり、各タイムスロットは、1つまたは複数の時間同時の(time concurrent)リソースブロック(RB)(物理RB(PRB)とも呼ばれる)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)に分割される。ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域に7つの連続するシンボル(DLの場合はOFDMシンボル、ULの場合はSC-FDMAシンボル)を含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域に6個の連続するシンボルを含む。各REによって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。
図2Aに示すように、REの一部は、UEにおけるチャネル推定のためのDL基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有基準信号(CRS)と、UE固有基準信号(UE-RS)と、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを含み得る。図2Aは、(それぞれ、R0、R1、R2、およびR3として示された)アンテナポート0、1、2、および3のためのCRSと、(R5として示された)アンテナポート5のためのUE-RSと、(Rとして示された)アンテナポート15のためのCSI-RSとを示す。図2Bは、フレームのDLサブフレーム内の様々なチャネルの一例を示す。物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)はスロット0のシンボル0内にあり、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が1つのシンボルを占有するか、2つのシンボルを占有するか、または3つのシンボルを占有するかを示す制御フォーマットインジケータ(CFI)を搬送する(図2Bは、3つのシンボルを占有するPDCCHを示す)。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGはOFDMシンボル内に4つの連続するREを含む。UEは、DCIも搬送するUE固有の拡張PDCCH(ePDCCH)で構成されることがある。ePDCCHは、2つ、4つ、または8つのRBペアを有することがある(図2Bは2つのRBペアを示し、各サブセットは1つのRBペアを含む)。物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)もスロット0のシンボル0内にあり、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に基づいてHARQ肯定応答(ACK)/否定ACK(NACK)フィードバックを示すHARQインジケータ(HI)を搬送する。1次同期チャネル(PSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル6内にあり得る。PSCHは、サブフレーム/シンボルのタイミングおよび物理レイヤ識別情報を決定するためにUEによって使用される、1次同期信号(PSS)を搬送する。2次同期チャネル(SSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル5内にあり得る。SSCHは、物理レイヤセル識別情報グループ番号および無線フレームタイミングを決定するためにUEによって使用される2次同期信号(SSS)を搬送する。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは上述のDL-RSのロケーションを決定することができる。マスター情報ブロック(MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、PSCHおよびSSCHと論理的にグループ化されて、同期信号(SS)ブロックを形成し得る。MIBは、DLシステム帯域幅の中のRBの数と、PHICH構成と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通じて送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
図2Cに示すように、REの一部は、基地局におけるチャネル推定のための復調基準信号(DM-RS)を搬送する。UEは追加で、サブフレームの最終シンボルにおいてサウンディング基準信号(SRS)を送信することがある。SRSはコム構造を有することがあり、UEは、コムのうちの1つの上でSRSを送信することがある。SRSは、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定のために基地局によって使用され得る。図2Dは、フレームのULサブフレーム内の様々なチャネルの一例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のサブフレーム内にあり得る。PRACHは、サブフレーム内に6つの連続するRBペアを含み得る。PRACHにより、UEが初期システムアクセスを実行し、UL同期を実現することが可能になる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、ULシステム帯域幅の端に位置することがある。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなどのアップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、パワーヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用されることがある。
図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信している基地局310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375は、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、ならびにUE測定報告のための測定構成に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送、ARQを介した誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能とを提供する。
送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含むことがある。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。次いで、コード化および被変調シンボルは、並列ストリームに分離され得る。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域内で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成され得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用されることがある。チャネル推定値は、UE350によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供され得る。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UE350において、各受信機354RXは、受信機のそれぞれのアンテナ352を通じて信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に提供する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行することができる。複数の空間ストリームは、UE350に宛てられている場合、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームへと合成され得る。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMAシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局310によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。次いで、軟判定は、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局310によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元する。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に提供される。
コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを提供する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
基地局310によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)収集、RRC接続、および測定報告に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介した誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能とを提供する。
基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間的処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供され得る。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
UL送信は、UE350における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法で、基地局310において処理される。各受信機318RXは、受信機のそれぞれのアンテナ320を通じて信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に提供する。
コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376に関連付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを提供する。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に提供されることがある。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
LTEシステムおよびNRシステムにおける、ショート送信時間間隔(sTTI)動作の改善への関心が高まっている。いくつかのそのような改善は、sPUCCHの新しい、および改善された設計および実装を含み得る。新しい設計は、スロットベースの短縮PUCCH(sPUCCH)におけるイントラsTTI周波数ホッピングサポートを可能にし得る。たとえば、sPUCCHでは、たとえば、sPUCCHがサブフレームのスロットまたはその一部分を占有し得る場合、たとえば、場合によっては、サブフレームのスロットに対応し得る、sTTI内の周波数ホッピングが、いくつかの構成において可能にされ得る。いくつかの構成では、スロットごとに1つのホップが使用され得る。いくつかの他の構成では、スロットごとに2つのホップが使用され得る。ただし、様々な構成では、少なくとも1つの他のスロットベースのsPUCCHフォーマットもまた、イントラsTTI周波数ホッピングなしにサポートされ得る。さらに、いくつかの構成では、同じスロットベースのsPUCCHフォーマットのための、イントラsTTI周波数ホッピングとイントラsTTI周波数ホッピングなしとの間の動的切替えが可能にされないことがある。一態様では、同じスロットベースのsPUCCHフォーマットは、イントラsTTI周波数ホッピングとイントラsTTI周波数ホッピングなしの両方をサポートし得る。
sPUCCHの設計および実装に関する様々な特徴について説明する。一態様では、イントラsTTI周波数ホッピングを伴うシングルスロットsPUCCHフォーマットがサポートされる。いくつかの構成では、スロット内周波数ホッピングがサポートされ、スロットごとに1つのホップが利用され得るが、いくつかの他の構成では、スロットごとに2つのホップが利用され得る。イントラsTTIホッピングが採用される、いくつかの構成において、考慮に入れられる一態様は、2シンボルsPUCCHとの共存、たとえば、互換性または適合性である。たとえば、2シンボルsTTIのためのアップリンクレイアウトは、たとえば、[3,2,2,2,2,3]である。すなわち、サブフレームにおいて、PUCCHの最初の部分および最後の部分は、3つのシンボル(たとえば、SC-FDMシンボルまたはOFDMシンボル)を各々含み得るが、PUCCHの他の部分は、2つのSC-FDMシンボル、または2の倍数のSC-FDMシンボル、たとえば、2つまたは4つのSC-FDMシンボルを各々含み得る。イントラsTTIホッピングを採用するとき、上記のレイアウトに従って、スロット内で周波数ホッピングパターンを構成することが有用である。そのような2シンボルsTTIレイアウトを使用する利点のいくつかには、改善された多重化、およびスロット内のシンボルのより効率的な使用が含まれる。一態様によれば、複数の異なる周波数ホッピングパターンが、シングルスロットsPUCCHとともに考えられ得る。一態様では、サブフレームのスロットごとに単一のホップが使用される。別の態様では、図4および図5に関して示すように、サブフレームのスロットごとに2つのホップが利用され得る。
図4は、シングルスロットsPUCCHの2つの構成、およびそれとともに使用されるイントラsTTI周波数ホッピングパターンを示す図400である。周波数(帯域幅)が、垂直方向において(Y軸に沿って)プロットされ、水平方向(X軸)は時間を表す。図400は、sPUCCHがサブフレームの第1のスロット(スロット0)の中にあるときのシングルスロットsPUCCHの第1の構成425と、sPUCCHがサブフレームの第2のスロット(スロット1)の中にあるときのシングルスロットsPUCCHの第2の構成450とを示す。諒解され得るように、サブフレーム内のスロットインデックスに応じて、sPUCCHの構成/レイアウトが異なり得る。図示の例では、スロットごとに2つのホップをもつ周波数ホッピングパターンが使用される。上記で説明したように、一態様によれば、図400に示す周波数パターンは、[3,2,2,2,2,3]として表され得る2シンボルsTTIのアップリンクレイアウトに従って構成され得る。すなわち、sPUCCHがサブフレームの第1のスロットの中にあるとき、sPUCCHは、構成425において示すように、3+2+2個のシンボルの形式で構成され得るが、構成450において示すように、sPUCCHがサブフレームの第2のスロットの中にあるとき、sPUCCHは、2+2+3個のシンボルの形式で構成され得る。スロットごとに2つのホップが可能にされるとき、一構成では、sPUCCHの第1の部分および第3の部分(シンボルのセット)が第1のサブバンドを占有し得るが、中間の部分は、周波数帯域幅の異なるサブバンドを占有する。図示のように、sPUCCH構成425(たとえば、サブフレームの第1のスロット(スロット0)におけるsPUCCH)における、スロットごとに2つのホップのホッピングパターンでは、sPUCCHに対応する最初の3つのシンボルのセット(402)が、第1の周波数サブバンド(サブバンド1)に関連付けられ、sPUCCHに対応する次の2つのシンボルのセット(404)が、第2の周波数サブバンド(サブバンド2)に関連付けられ、sPUCCHの最後の2つのシンボル(406)が、再び第1の周波数サブバンドの中にある。第1のsPUCCH構成425では、サブバンド1におけるシンボルのセット402の第1のシンボルおよび第3のシンボルに対応するリソース(たとえば、リソース要素/サブキャリア)は、アップリンク制御データ、たとえば、第1のUCI(ドット付きのパターンで図示)を搬送し得るが、シンボルのセット402の第2のシンボルにおけるリソース(たとえば、サブバンド1に対応するサブキャリア)は、たとえば、基地局におけるチャネル推定のために、DM-RS(斜線のパターン)を搬送し得る。サブバンド2に対応する2つのシンボルのセット404の第1のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データ(たとえば、第2のUCI)を搬送し得るが、シンボルのセット404の第2のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。サブバンド1における2つのシンボルのセット406の第1のシンボルおよび第2のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データ(たとえば、第3のUCI)を搬送し得る。しかしながら、いくつかの他の構成では、シンボルのセット406におけるシンボルのうちの一方は、DM-RSシンボルであり得る(オプション)。一態様によれば、第1のUCI、第2のUCI、および第3のUCIは、同じであり得る。たとえば、第2/第3のUCIは、第1のUCIの繰返し/再送信であり得る。別の態様によれば、第1のUCI、第2のUCI、および第3のUCIは、異なり得る。
他方のsPUCCH構成450(たとえば、サブフレームの第2のスロット(スロット1)において構成されたsPUCCH)における、同じホッピングパターンでは、sPUCCHの最初の2つのシンボルのセット(412)が、第1の周波数サブバンド(サブバンド1)に関連付けられ、sPUCCHの次の2つのシンボルのセット(414)が、第2の周波数サブバンド(サブバンド2)に関連付けられ、sPUCCHの最後の3つのシンボルのセット(416)が、再び第1の周波数サブバンド(サブバンド1)の中にある。sPUCCH構成450では、サブバンド1におけるシンボルのセット412の第1のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、サブバンド1におけるセット412の第2のシンボルにおけるリソースは、DM-RSを搬送し得る。サブバンド2におけるシンボルのセット414の第1のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、シンボルのセット414の第2のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。最後に、サブバンド1におけるシンボルのセット416の第1のシンボルおよび第3のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、サブバンド1におけるセット416の中間のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。
いくつかの他の構成では、図5に示すような代替的なスロット内周波数ホッピングパターンが使用され得、その場合、シングルスロットsPUCCHの各部分(シンボルのセット)は、異なるサブバンドを占有し得る。図5は、シングルスロットsPUCCHの2つの構成、およびそれとともに使用される別のイントラsTTI周波数ホッピングパターンを示す図500である。図500は、sPUCCHがサブフレームの第1のスロットの中にあるときのシングルスロットsPUCCHの第1の構成525と、sPUCCHがサブフレームの第2のスロットの中にあるときのシングルスロットsPUCCHの第2の構成550とを示す。上記で説明した方法と同じ方法で、図500の周波数ホッピングパターンは、2シンボルsTTIのアップリンクレイアウト[3,2,2,2,2,3]に従って構成され得る。図示のように、sPUCCH構成525(たとえば、スロット0におけるsPUCCH)における、スロットごとに2つのホップのホッピングパターンでは、sPUCCHに対応する最初の3つのシンボルのセット(502)が、第1の周波数サブバンド(サブバンド1)の中にあり、sPUCCHに対応する次の2つのシンボルのセット(504)が、第2の周波数サブバンド(サブバンド2)の中にあり、sPUCCHの最後の2つのシンボルのセット(506)が、第3の周波数サブバンド(サブバンド3)の中にある。第1のsPUCCH構成525では、サブバンド1におけるシンボルのセット502の第1のシンボルおよび第3のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データ(ドット付きのパターンで図示)を搬送し得るが、シンボルのセット502の第2のシンボルのリソースは、DM-RS(斜線のパターン)を搬送し得る。サブバンド2における次の2つのシンボルのセット504の第1のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、シンボルのセット504の第2のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。サブバンド3における2つのシンボルのセット506の第1のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、サブバンド3におけるシンボルのセット506の第2のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。
他方のsPUCCH構成550(たとえば、スロット1において構成されたsPUCCH)における、同じホッピングパターンでは、sPUCCHに対応する最初の2つのシンボル(512)が、第1の周波数サブバンド(サブバンド1)の中にあり、sPUCCHに対応する次の2つのシンボル(514)が、第2の周波数サブバンド(サブバンド2)の中にあり、sPUCCHの最後の3つのシンボルのセット(516)が、第3の周波数サブバンド(サブバンド3)の中にある。sPUCCH構成550では、サブバンド1におけるシンボルのセット512の第1のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、サブバンド1におけるセット512の第2のシンボルにおけるリソースは、DM-RSを搬送し得る。サブバンド2におけるシンボルのセット514の第1のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、シンボルのセット514の第2のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。サブバンド3におけるシンボルのセット516の第1のシンボルおよび第3のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、サブバンド3におけるセット516の中間のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。
図4および図5では、帯域幅に関して、図示の周波数サブバンドの各々(たとえば、サブバンド1、サブバンド2、サブバンド3)は、単一のRBに対応し得るか、または1つよりも少ない/多いRBを含み得る。sPUCCHにおける異なるシンボルのセットのリソースによって搬送される情報は、sPUCCHフォーマットに依存し得る。たとえば、いくつかのシンボルは、アップリンク制御情報を搬送し得るが、他のシンボルは、基準信号、たとえば、上記で説明したように、DM-RSを搬送し得る。
一態様によれば、周波数ホッピングが採用されるか否かにかかわらず、所与のアップリンク制御情報(UCI)ペイロードサイズの場合、異なる構造およびリソースが、シングルスロットsPUCCHのために定義され得る。たとえば、各構造は、異なる数のRB、異なる数のDM-RS、異なるDM-RS位置、異なる直交カバーコード(OCC)の長さなどを有し得る。UEの状態および/またはUCIペイロードサイズに基づいて、最も好適な構造が、UCIを通信するために選択され得る。所与のsPUCCHフォーマットおよび固定のペイロードサイズの場合でも、複数の異なる構造が、異なるUE状態(たとえば、チャネル状態)のために定義され得る。いくつかの態様では、あるペイロードサイズをサポートするように、または代替的に、最大ペイロードサイズまでをサポートするように、各sPUCCH構造が設計され得る。様々な異なる構造およびリソースを有するsPUCCHを構成することによって、たとえば、正しい構造/リソースが、UEの状態に従って、各UEのために選定されること、および、たとえば、sPUCCH上で複数のUEを多重化するために、異なる多重化能力が達成され得ることが保証される。可能な構造/リソースのセットは、たとえば、RRCメッセージを介して、またはSIBにおいてなど、上位レイヤシグナリングを介して、各UEに示され得る。いくつかの構成では、異なる可能な構造およびリソースに関する情報が、UEにおいて事前構成され得、基地局は、異なる可能な構造およびリソースのうちのどれがUEによって使用されることになるかの指示をシグナリングし得る。いくつかの構成では、sPUCCHのためにUEによって使用されるための構造/リソースの指示は、基地局からのRRCシグナリングを介したものであり得る。一構成では、UEによって使用されるための構造/リソースの割当ての指示は、明示的指示(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)におけるビットフィールド)、または、たとえば、ACK/NACKリソースインジケータ(ARI)機構と同様の、暗黙的指示のいずれかであり得る。たとえば、いくつかの構成では、DCIにおける1ビットフィールドが、どの構造/リソースのセットが使用のために所与のUEに割り当てられるかを示し得る。たとえば、DCIにおける2ビットフィールドは、(構造1,リソース1)、(構造1,リソース2)、(構造2,リソース3)、(構造2,リソース4)などのうちの1つを示すことができる。UEの観点からすると、構造は、たとえば、いくつのRBがsPUCCHのために使用されることになるか、いくつのDM-RSがsPUCCHおよびそれらの位置(ロケーション)、たとえば、sPUCCHのスロットにおけるDM-RSシンボルの位置/ロケーションにあり得るか、同じ/異なるサブバンドにおけるシンボルにわたるOCCの長さなどを示し得る。したがって、sPUCCHの各構造は、ある最大ペイロードサイズをサポートし得、特定の数のRB、特定の数のDM-RS、スロット内のDM-RSの位置/ロケーション、およびOCCの長さに関連付けられ得る。いくつかの構成では、sPUCCHの1つまたは複数のシンボルにわたるコム構造が使用され得る。シンボルごとのコムの数もまた、構造の一部として定義および指示され得る。たとえば、異なる構造が、シンボルごとの異なるコムの数に関連付けられ得る。コムの数は、sPUCCHに対応する異なるシンボルにわたって異なり得る。
いくつかの構成では、シングルスロットsPUCCH設計は、たとえば、いくつかのsPUCCH構成において、各スロットが、フォーマット2/3と同様に2つのDM-RSシンボルを有し得るという意味で、sPUCCHフォーマット2または3に部分的に基づき、かつ/または適合し得る。1つのそのようなシングルスロットsPUCCHフォーマットを図6に示すが、図示の構成では、レガシーPUCCHフォーマットとは異なり、イントラsTTI周波数ホッピングが採用される。図6は、シングルスロットsPUCCHの2つの構成、およびそれとともに使用されるイントラsTTI周波数ホッピングパターンを示す図600である。図600は、sPUCCHがサブフレームの第1のスロット(スロット0)の中にあるときのシングルスロットsPUCCHの第1の構成625と、sPUCCHがサブフレームの第2のスロット(スロット1)の中にあるときのシングルスロットsPUCCHの第2の構成650とを示す。さらに、諒解され得るように、図600の周波数ホッピングパターンは、スロットごとに1つのホップを可能にする。図6に示す周波数ホッピングを伴うsPUCCH構成もまた、2シンボルsTTIのアップリンクレイアウト[3,2,2,2,2,3]に従ったものであり得る。図示のように、sPUCCH構成625(たとえば、スロット0におけるsPUCCH)における、スロットごとにシングルホップのホッピングパターンでは、sPUCCHに対応する最初の3つのシンボルのセット(602)が、第1の周波数サブバンド(サブバンド1)に関連付けられ、sPUCCHに対応する次の4つのシンボル(604)が、第2の周波数サブバンド(サブバンド2)に関連付けられる。第1のsPUCCH構成625では、3つのシンボルのセット602の、第1のシンボルおよび第3のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データ(たとえば、第1のUCI)を搬送し得るが、3つのシンボルのセット602の第2のシンボルに対応するREは、DM-RSを搬送し得る。同様に、4つのシンボルのセット604の第1のシンボル、第2のシンボル、および第4のシンボルは、アップリンク制御データ(たとえば、第2のUCI)を搬送し得るが、4つのシンボルのセット604の第3のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。
同じスロットごとにシングルホップのホッピングパターンを使用する、他方のsPUCCH構成650(たとえば、サブフレームのスロット1において構成されたsPUCCH)では、第1のシンボルのセットは、4つのシンボル(612)を含み、第2のセットは、3つのシンボルを含む(たとえば、sPUCCHとしての4+3シンボルレイアウトは、サブフレームの第2のスロットの中にある)。sPUCCHに対応する最初のシンボルのセット612が、第1の周波数サブバンド(サブバンド1)に関連付けられ、sPUCCHに対応する次の3つのシンボルのセット(614)が、第2の周波数サブバンド(サブバンド2)に関連付けられる。sPUCCH構成650では、シンボルのセット612の第1のシンボル、第2のシンボル、および第4のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、第3のシンボルのREは、DM-RSを搬送し得る。シンボルのセット614の第1のシンボルおよび第3のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、セット614の第2のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。帯域幅に関して、図示の周波数サブバンドの各々(たとえば、サブバンド1、サブバンド2)は、単一のRBを含み得るか、または1つよりも少ない/多いRBを含み得る。したがって、図に示されたN_RB(RBの数)は、1つのRB、または1つよりも少ない/多いRBを含み得る。2つの構成の比較から、構成625におけるシングルスロットsPUCCHの構造が、たとえば、DM-RSの位置/ロケーションに関して、構成650におけるシングルスロットsPUCCHの構造とは異なることが諒解されよう。図面から明らかではないことがあるが、これらの構造はまた、シンボルごとのコムの数、その上でOCCが使用されるシンボル、シンボルにわたるOCCの長さなどに関しても異なり得る。
図6に示す2つのsPUCCH構成の比較から、所与のsPUCCH構成(たとえば、レイアウト)がサブフレームのスロットインデックスに基づき得ることが諒解されよう。たとえば、スロット内周波数ホッピングが有効にされる場合、sPUCCHが、第1の構成625の場合のように、サブフレームの第1のスロット(スロット0)の中にあるとき、sPUCCHレイアウトは、3+4つのシンボルの形式のものになり得る。しかしながら、sPUCCHが、第2の構成650の場合のように、サブフレームの第2のスロット(スロット1)の中にあるとき、sPUCCHレイアウトは、4+3つのシンボルの形式のものになり得る。
図7は、UCIを通信するためにUE(たとえば、UE104)によって使用され得る、シングルスロットsPUCCHの別の構成のセットを示す図700を示す。図6に示したものと同じスロットごとに1つのホップの周波数ホッピングパターンが、sPUCCH構成725および750において使用され得るが、図7に示す構成におけるシングルスロットsPUCCHの構造および/またはフォーマットは、図6に示したものとは異なる。図示のように、sPUCCH構成725(たとえば、サブフレームのスロット0におけるsPUCCH)における、スロットごとに1つのホップのホッピングパターンでは、sPUCCHのシンボルのセット702の第1のシンボルおよび第3のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データ、たとえば、第1のUCI(ドット付きのパターンで図示)を搬送し得るが、シンボルのセット702の第2のシンボルに対応するリソースは、DM-RS(斜線のパターンで図示)を搬送し得る。(サブバンド2に関連付けられた)シンボルのセット704の第1のシンボルおよび第4のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データ、たとえば、第2のUCIを搬送し得るが、シンボルのセット704の第2のシンボルおよび第3のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。一態様によれば、第1のUCIおよび第2のUCIは、同じであり得る。たとえば、第2のUCIは、第1のUCIの繰返し/再送信であり得る。別の例では、第1のUCIおよび第2のUCIは、異なり得る。
他方のsPUCCH構成750(たとえば、サブフレームのスロット1において構成されたsPUCCH)では、(サブバンド1に関連付けられた)シンボルのセット712の第1のシンボルおよび第4のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、第2のシンボルおよび第3のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。さらに、(サブバンド2に関連付けられた)シンボルのセット714の第1のシンボルおよび第3のシンボルに対応するリソースは、アップリンク制御データを搬送し得るが、セット714の第2のシンボルのリソースは、DM-RSを搬送し得る。さらに、一態様によれば、同じ帯域におけるsPUCCHのデータシンボルにわたるOCCがあり得る。
前に説明したように、いくつかの態様では、所与のsPUCCHフォーマットおよび固定のペイロードサイズの場合、複数の異なる構造があり得る。たとえば、一態様では、所与のsPUCCHフォーマットおよび所与のペイロードサイズのための2つの異なるsPUCCH構造(たとえば、第1の構造および第2の構造)があり得る。1つのそのような態様では、第1の構造は、スロット内周波数ホッピングなし、OCCありで定義され得るが、第2の構造は、スロット内周波数ホッピングあり、OCCなしで定義され得る。したがって、そのような第1の構造を有するシングルスロットsPUCCHは、スロットにおけるシンボルにわたって適用されるOCCを有し得、そのような第2の構造を有するシングルスロットsPUCCHは、スロットにおけるシンボルにわたるOCCを有さないことがある。
様々な構成では、シングルスロットsPUCCHのフォーマットに応じて、sPUCCHの異なるシンボルが、アップリンク制御データおよび基準信号を搬送し得る。いくつかの構成では、sPUCCHのために使用されるためのフォーマットおよび/または構造は、基地局(たとえば、基地局102/180)からのRRCシグナリングを介して示され得るか、あるいは、そのような指示が、基地局からのダウンリンク制御情報において受信され得る。さらに、sPUCCHのフォーマットに基づいて、sPUCCHのデータシンボルによって搬送されたアップリンクデータが、後続のデータシンボルにおいて繰り返され得る。図4~図7から、シングルスロットsPUCCHの様々な設計構成および構造が可能であることは諒解されよう。上記で説明したように、sPUCCHのための構造およびリソースは、UE状態、および/または送信されるためのアップリンク制御情報の所与のペイロードサイズに基づいて構成され得る。
いくつかの構成では、同じサブバンドにおけるデータシンボル、および/または同じサブバンド内のDM-RSシンボルにわたるOCCがあり得る。たとえば、同じサブバンド(サブバンド1)におけるシンボルのセット602における2つのデータシンボルにわたる長さ2のOCCが、干渉および雑音からのさらなる保護のために利用され得る。同様に、図7に示す構成725では、同じサブバンド(サブバンド1)におけるシンボルのセット702における2つのデータシンボルにわたる長さ2のOCCが使用され得、セット704における2つのDM-RSシンボルにわたる長さ2のOCCが使用され得る。いくつかの構成では、小さいペイロードサイズ、たとえば、1~2ビットのACK/NACKおよび/またはスケジューリング要求(SR)では、波形生成は、レガシーPUCCHフォーマット1aまたは1bと同じまたは同様であり得、たとえば、被変調シンボルが、PUCCHフォーマット1aまたは1bと同じまたは同様の方法で、データシンボルにマッピングされ得る。ただし、同じ波形生成を有することは必要ではなく、レガシーPUCCHフォーマットにおいて使用されるものとは異なり得る。
いくつかの構成では、1スロットsPUCCHは、レガシーPUCCHフォーマット3に基づき得、そのような構成では、たとえば、スロット内周波数ホッピングが採用され、異なるシンボルのセットにおいて搬送されるUCIが周波数ホッピングされるとき、異なるサブバンドにおけるシンボルにわたるOCCがないことがある。
別の態様によれば、大きいペイロードサイズでは、周波数ホッピングの使用に関して、2つの手法が採用され得る。第1の手法では、ホッピングは、大きいペイロードサイズを搬送するsPUCCHフォーマットについては使用されない。たとえば、sPUCCHがPUCCHフォーマット4および5に基づいて設計される、いくつかの構成では、たとえば、UCIペイロードが大きいとき、イントラsTTI周波数ホッピングが使用されない。これは、周波数ホッピングが採用されるとき、DM-RSシンボルが、その上でホッピングが生じるサブバンドごとに必要とされ得るという事実のためである。このことは無駄であると考えられ得、搬送されるべきペイロードがすでに大きく、オーバーヘッドが大量であり、より多数のシンボルが、データを搬送するために必要とされる状況では、より無駄であると考えられ得る。そのような場合、(DM-RSのために)サブバンドごとに少なくとも1つのシンボルを渡さなければならないことは、周波数ホッピングの使用を阻むのに十分、無駄であると考えられ得る。
第2の手法では、周波数ホッピングは、大きいペイロードサイズを搬送するsPUCCHについても使用される。たとえば、PUCCHフォーマット2および3に基づいて設計されたsPUCCHフォーマットのためのいくつかの構成では、ホッピングが使用され得る。上記で説明したように、図6は、周波数ホッピングが利用され、sPUCCHフォーマットが、たとえば、波長生成、および/またはスロットごとのDM-RSシンボルの数に関して、PUCCHフォーマット2または3に基づき得る、sPUCCHのそのような構成の一例を示す。
図8は、IFDMAベースの2シンボルsPUCCHを示す図800である。2シンボルsPUCCHは、N個のRBに及び得る、DM-RSシンボル802およびデータシンボル804を含む。2シンボルsPUCCHでは、DM-RSおよびデータシンボル上でコム構造が仮定される。すなわち、各シンボル上で、異なるコムのコム構造が使用され得る。たとえば、図示の例では、各シンボル上のコム構造は、シンボル全体を通して繰り返す4つのコムを含み得、ただし、各コムが、図において異なるパターンを使用して表される。いくつかの構成では、第1のUEは、第1のコムを割り当てられ得、そのコム上でそのDM-RSおよび/またはデータを送信し得るが、別のUEは、異なるコムを得て、直交性を維持するために、異なるコム上でそのDM-RSおよび/またはデータを送信し得る。いくつかの他の構成では、UEは、同じコムを割り当てられ得るが、異なるサイクリックシフトを割り当てられ得るか、または、UEは、UE送信が直交であるために、異なるコムを割り当てられ得る。図8に示す2つのシンボルにわたるコムの数は同じ、たとえば、4であるが、一態様によれば、コムの数は、シンボルにわたって異なり得る。たとえば、DM-RSシンボル802からデータシンボル804までのコムの数は異なり得る。同様に、あるデータシンボルから別のデータシンボルまでのコムの数は異なり得るか、または、あるDM-RSシンボルから別のDM-RSシンボルまでが異なり得る。
いくつかの構成では、コムを使用するDM-RSシンボル上のシーケンスベースの送信が実行され得る。たとえば、いくつかの構成では、異なるコム/サイクリックシフトが、異なるユーザに割り当てられ得る。そのような構成では、割り当てられた連続するサブキャリア上でDM-RSシーケンスを送信するのではなく、UEは、割り当てられたコム上でDM-RSシーケンスを送信し得る。サイクリックシフトに加えて、コムを使用することで、直交性の別の次元が提供され、異なるユーザのより良い多重化が可能になる。UEがDM-RSシーケンスを生成すると、シーケンスは、UEに割り当てられたコムにマッピングされ、次いで送信され得る。
データ送信のために、2つの手法が考えられ得る。第1の手法では、コムを使用するデータシンボル上のシーケンスベースのデータ送信が、小さいペイロードサイズ、たとえば、BPSK/QPSKシンボルのために実行され得る。たとえば、各UEが4つのサイクリックシフトおよびコムを割り当てられ得、UEが2ビットACK/NACKを送信しなければならないことを考えられたい。UEは、送信するべきデータシーケンス、たとえば、UEが0001を送信しなければならないか、1011を送信しなければならないかに基づいて、使用するべきサイクリックシフトを選択し、次いで、割り当てられたコムを使用して、データシーケンスを送信し得る。基地局は、送信を受信し、送信のためにUEによって選定されたサイクリックシフトを検出し、ACK/NACKの何の組合せが、UEによって送信されるように意図されたか、たとえば、ACK/NACK、ACK/ACK、NACK/ACK、または他の組合せを決定し得る。第2の手法では、大きいペイロードサイズの場合、離散フーリエ変換(DFT)ベースの送信が、割り当てられたコム上で使用される。したがって、データストリームが送信されるために、DFTが生成され、次いで、連続するサブキャリア上の送信ではなく、送信は、割り当てられたコムに対応するサブキャリア上で発生する。
図800における図示、および上記の説明は、2シンボルsPUCCHについてのものであるが、同じ概念が、図4~図7に示したものなど、シングルスロットマルチシンボルsPUCCHのためのいくつかの構成において拡張される。したがって、いくつかの構成では、7つのシンボルをもつシングルスロットsPUCCHが、sPUCCHのシンボルの各々の上でコム構造とともに使用され得る。図8の2シンボルsPUCCHに関して上記で説明したものと同じデータおよびDM-RS構造(または、これらの変形態)が、シングルスロットsPUCCHを設計するために使用され得る。sPUCCHの異なる構造に関する情報の一部として、シンボルごとのコムの数もまた、UEに示され得る。したがって、UEは、データおよび/またはDM-RSシンボルごとにいくつのコムがあるか、ならびにどのコムがUEに割り当てられるかを決定することが可能であり得る。前に説明したように、いくつかの構成では、上記で説明したように、異なる数のコムが異なるシンボル上で使用され得、たとえば、1つのシンボル上で使用されるコムの数は、sPUCCHの別のシンボル上のコムの数とは異なり得る。
図9は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート900である。方法は、装置(たとえば、UE104、350、装置1002、1002'など)によって実行され得る。動作のいくつかは、破線のボックスによって表されるようにオプションであり得、すべてではないが、いくつかの実施形態では実行され得る。以下の説明では、装置は単にUEと呼ばれる。
一構成では、902で、UEは、たとえば、所与のペイロードサイズのUCIを送信するために、sPUCCHのために使用されるために、UEに第1の構造を割り当てる指示を、基地局(たとえば、基地局102/180)から受信し得る。第1の構造は、複数の構造のうちの1つであり得る。上記で説明したように、所与のUCIペイロードサイズのための様々な異なる構造があり得る。一態様では、所与のフォーマット(たとえば、1、1a、1b、2、3、4)のsPUCCHでは、複数の異なる構造があり得る。各構造は、RBの数、DM-RSの数、DM-RSロケーション、直交カバーコード(OCC)の長さなどによって特徴づけられ得る。UEおよび/またはUCIペイロードサイズの状態に基づいて、基地局は、UCIを通信するためのUEのための所与のフォーマットとともに、sPUCCHの最も好適な構造を選択し得る。たとえば、いくつかの構成では、いくつかの様々な異なる構造およびsPUCCHフォーマットが、UEに知られていることがある(たとえば、UEにおいて事前構成/記憶されるか、または、基地局が、シグナリングを介して、この情報を用いてUEを構成し得る)。UEは、どのsPUCCHフォーマットを使用するかを、そのUCIペイロードサイズに基づいて、すでに知っていることがあるが(たとえば、最大2ビットのUCIでは1、1a、1b、3ビット以上では2/3、一層大きいペイロードでは3および4など)、UEは、同じペイロードサイズのための2つ以上の構造があり得るので、(sPUCCHのための)どの構造を使用するかについて、基地局からの指示を必要とし得る。したがって、一態様では、基地局は、構造のうちのどれが、UEからUCIを搬送し得るsPUCCHのために、UEによって使用されることになるかを、UEにシグナリングし得る。したがって、902で、UEは、所与のUCIペイロードサイズのために使用されるための構造に関して、基地局からそのような指示を受信し得る。いくつかの構成では、sPUCCHのためにUEによって使用されるための構造の指示は、基地局からのRRCシグナリングを介して受信され得る。いくつかの構成では、指示は、DCIにおける明示的指示、または(たとえば、ARI機構と同様の)暗黙的指示であり得る。
904で、UEは、サブフレームのスロット内のsPUCCHの第1のシンボルのセット内の第1のリソースのセットにおいて、第1のUCIを送信し得る。たとえば、sPUCCHは、図4~図7に示したものなど、シングルスロットsPUCCHであり得る。たとえば、sPUCCHは、シングルスロットsPUCCH625であると考えられ得る(たとえば、sPUCCHは、サブフレームのスロット0において構成され得る)。この例では、第1のシンボルのセット内の第1のリソースのセットは、リソース、たとえば、シンボルのセット602に対応する、サブバンド1のREおよび/またはサブキャリアであり得る。第1のシンボルのセット内の第1のリソースのセットにおいて送信される第1のUCIは、シンボルのセット602の第1のシンボルおよび第3のシンボルにおいて搬送されるアップリンク制御データを含み得るが、シンボルのセット602の第2のシンボルは、DM-RSを搬送し得る。開示する方法の特徴によれば、sPUCCHは、902に関して説明したように、基地局からのシグナリングにおいて使用されるために示される第1の構造を有し得る。
906で、UEは、スロット内のsPUCCHの第2のシンボルのセット内の第2のリソースのセットにおいて、第2のUCIを送信し得、ただし、第2のシンボルのセットは、第1のシンボルのセットに後続し得る。たとえば、一例として、図6のsPUCCH構成625では、sPUCCHの第2のシンボルのセット内の第2のリソースのセットは、シンボルのセット604に対応するリソースであり得る。いくつかの構成では、第1のシンボルのセットにおけるシンボルの数、および第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、サブフレーム内のスロットのスロットインデックスに基づく。すなわち、シングルスロットsPUCCHの第1のシンボルのセットにおけるシンボルの数、および第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、(それにおいてsPUCCHが構成される)スロットがサブフレームの第1のスロットであるか、サブフレームの第2のスロットであるかに基づき得る。たとえば、図6を参照すると、(たとえば、構成625の場合のように)sPUCCHがサブフレームの第1のスロットにおいて構成されるとき、第1のセット602におけるシンボルの数は3であり、第2のセット604におけるシンボルの数は4であること(たとえば、3+4シンボルレイアウトをもつsPUCCH)がわかる。しかしながら、(たとえば、構成650の場合のように)sPUCCHがサブフレームの第2のスロットにおいて構成されるとき、sPUCCH650の第1のセット612におけるシンボルの数は4であり、sPUCCHの第2のシンボルのセット614におけるシンボルの数は3である(たとえば、4+3シンボルレイアウトをもつsPUCCH)。一態様では、第1のUCIおよび第2のUCIを搬送するsPUCCHは、異なるスロットにおける第2のsPUCCHの第2の構造とは異なる第1の構造を有し、第1の構造および第2の構造は、リソースブロックの数、DM-RSの数、DM-RSのための位置、コム構造、または直交カバーコード(OCC)の長さのうちの少なくとも1つに関して異なり得る。たとえば、図4~図7に示したsPUCCH構成に関して上記で説明したように、所与のUCIペイロードサイズのための複数の異なるsPUCCH構造があり得、2つの構造は、リソースブロックの数、DM-RSの数、sPUCCHのスロット内のDM-RSのための位置/ロケーション、sPUCCHにおけるシンボルごとのコム構造/コムの数、またはOCCの長さなどのうちの1つまたは複数に関して互いに異なり得る。したがって、第2のsPUCCHが同じサイズのUCIペイロードを搬送するが、第2のsPUCCHがサブフレームの異なるスロットにおいて送信される場合でも、第2のsPUCCHは、sPUCCHとは異なる構造を有し得る。たとえば、図7を参照すると、同じUCIペイロードサイズについて、sPUCCHのための2つの異なる構造があり得る。サブフレームの第1のスロット(スロット0)を占有するsPUCCH725は、(たとえば、DM-RSの位置/ロケーションに関して)サブフレームの異なるスロット、すなわち、第2のスロット(スロット1)を占有するsPUCCH750の構造とは異なる構造を有する。
いくつかの構成の一態様によれば、スロットインデックスに基づくことに加えて、第1のシンボルのセットにおけるシンボルの数、および第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、スロット内周波数ホッピングがsPUCCHとともに使用されるか否かにさらに基づき得る。いくつかの構成では、周波数ホッピングが採用される場合、sPUCCHにおける第1のシンボルのセットにおけるシンボルの数、および第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、スロット内の周波数ホップの数に依存し得る。たとえば、図4~図7に関して説明したように、sPUCCHの異なる部分に対応するシンボルの数は、(たとえば、図6~図7に示したように)シングルホップ(スロットごとに1つのホップの)周波数ホッピングが使用されるとき、(たとえば、図4~図5に示したように)ダブルホップ(スロットごとに2つのホップの)周波数ホッピングが使用されるときとは異なり得る。たとえば、いくつかの構成では、(たとえば、例示的なsPUCCH構成625および725の場合のように)(sPUCCHによって占有された)スロットがサブフレームの第1のスロットであり、スロットごとにシングルホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、第1のシンボルのセットは3つのシンボルを含み得、第2のシンボルのセットは4つのシンボルを含み得る。1つのそのような構成では、sPUCCHの第1の3つのシンボルのセットの第1のシンボルおよび第3のシンボルは、第1のUCIを搬送し得るが、第1の3つのシンボルのセットの第2のシンボルは、DM-RSを搬送し得る。さらに、sPUCCHの第2の4つのシンボルのセットの第1のシンボルおよび第4のシンボルは、第2のUCIを搬送し得るが、第2の4つのシンボルのセットの第2のシンボルおよび第3のシンボルは、DM-RSを各々搬送し得る。たとえば、図7のsPUCCH725を参照すると、3つのシンボルのセット702の第1のシンボルおよび第3のシンボルは、UCIを搬送するが、第2のシンボルはDM-RSを搬送し、4つのシンボルのセット704の第1のシンボルおよび第4のシンボルは、UCIを搬送するが、セット704の第2のシンボルおよび第3のシンボルは、DM-RSを搬送する。別の場合には、(たとえば、例示的なsPUCCH構成650および750の場合のように)(sPUCCHによって占有された)スロットがサブフレームの第2のスロットであり、スロットごとにシングルホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、sPUCCHの第1のシンボルのセットは4つのシンボルを含み得、第2のシンボルのセットは3つのシンボルを含み得る。(たとえば、例示的なsPUCCH750の場合のような)1つのそのような構成では、sPUCCHの第1の4つのシンボルのセットの第1のシンボルおよび第4のシンボルは、第1のUCIを搬送し得るが、第1の4つのシンボルのセットの第2のシンボルおよび第3のシンボルは、DM-RSを各々搬送し得る。さらに、sPUCCHの第2の3つのシンボルのセットの第1のシンボルおよび第3のシンボルは、第2のUCIを搬送し得るが、第2の3つのシンボルのセットの第2のシンボルは、DM-RSを搬送し得る。
別の例では、(たとえば、例示的なsPUCCH構成425および525の場合のように)(sPUCCHによって占有された)スロットがサブフレームの第1のスロットであり、スロットごとにダブルホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、第1のシンボルのセットは3つのシンボルを含み得、第2のシンボルのセットは2つのシンボルを含み得るのに対して、(たとえば、例示的なsPUCCH構成450および550の場合のように)スロットがサブフレームの第2のスロットであり、スロットごとにダブルホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、第1のシンボルのセットおよび第2のシンボルのセットは、2つのシンボルを各々含み得る。いくつかのそのような構成(たとえば、スロットにおいて2つのホップとともに有効にされた周波数ホッピング)では、フローチャート900の方法は、908で示す動作をさらに含み得、908で、UEは、スロット内のsPUCCHの第3のシンボルのセット内の第3のリソースのセットにおいて、第3のUCIを送信し得る。そのような構成では、第3のシンボルのセットは、第2のシンボルのセットに後続し得、(たとえば、構成425および525に示したように)スロットがサブフレームの第1のスロットであるとき、2つのシンボルを含み得、(たとえば、構成450および550に示すように)スロットがサブフレームの第2のスロットであるとき、3つのシンボルを含み得る。
図10は、例示的な装置1002における異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1000である。装置は、受信構成要素1004と、記憶構成要素1006と、UCI構成要素1008と、送信構成要素1010とを含む。
受信構成要素1004は、基地局1050から、RRC構成、ダウンリンク制御情報、データ、および/または他の情報を受信するように構成され得る。信号/情報は、フローチャート900の方法を含む、上記で説明した方法に従って、受信構成要素1004によって受信され得る。受信された信号/情報は、上記で説明した方法および技法による様々な動作を実行する際のさらなる処理および使用のために、装置1002の1つまたは複数の構成要素に提供され得る。様々な構成では、受信構成要素1004を介して、装置1002は、基地局1050から(たとえば、RRC構成として)構成情報を受信し得る。構成情報は、様々なsPUCCHフォーマットと、sPUCCHのために定義され、使用され得る、様々な異なる可能な構造およびリソースのセットとを示す情報を含み得る。上記で説明したように、各構造は、特定の数のRB、特定の数のDM-RS、スロット内のDM-RSの位置/ロケーション、および、同じ/異なるサブバンドにおけるデータ/DM-RSシンボルにわたるOCCの長さに関連付けられ得る。次いで、受信された構成情報は、記憶構成要素(たとえば、メモリ)1006に記憶され得る。いくつかの他の構成では、そのような情報は、装置1002において事前構成され得る。さらに、いくつかの構成では、受信構成要素1004は、たとえば、装置1002から所与のペイロードサイズのUCIを送信するために、sPUCCHのために使用されるために、装置に第1の構造を割り当てる指示を、基地局1050から受信し得る。第1の構造は、装置1002に知られている(たとえば、事前構成されるか、または基地局からの以前のRRC構成に基づく)ことがある、様々な異なる構造のうちの1つであり得る。受信された指示を用いて、装置1002は、同じペイロードサイズのための複数の構造があり得るので、所与のUCIペイロードサイズのために(sPUCCHのための)どの特定の構造が使用されることになるかを決定する。いくつかの構成では、構造の指示は、基地局1050から、RRCシグナリングを介して受信され得るか、または、指示は、受信構成要素を介して、基地局から受信されたDCI中に含まれ得る。いくつかの構成では、受信構成要素1004は、スロット内周波数ホッピングがUCIの送信のためにsPUCCHにおいて使用されることになるか否かを示す指示を、基地局1050からさらに受信し得る。
いくつかの構成では、受信構成要素1004は、示された構造に従って、sPUCCHの送信を制御する際に使用するために、送信構成要素1010に、受信された構造の指示を提供し得る。sPUCCHは、UCI構成要素1008によって生成されたUCIを搬送し得る。UCIは、たとえば、スケジューリング要求、CQI、プリコーディング行列インジケータ、ランクインジケータ、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなどの情報を含み得る。
送信構成要素1010は、開示した方法の特徴(たとえば、フローチャート900)、ならびに、図4~図8に関して上記で説明した技法および構成に従って、基地局1050に、アップリンク制御情報、データ、および/または他のシグナリングを送信するように構成され得る。いくつかの構成では、送信構成要素は、示された構造に従って構成され得るシングルスロットsPUCCHにおいて、UCIを送信し得る。たとえば、いくつかの構成では、送信構成要素1010は、スロット内のsPUCCHの第1のシンボルのセット内の第1のリソースのセットにおいて、第1のUCIを送信し得る。送信構成要素1010は、スロット内のsPUCCHの第2のシンボルのセット内の第2のリソースのセットにおいて、第2のUCIを送信するようにさらに構成され得、ただし、第2のシンボルのセットは、第1のシンボルのセットに後続する。一態様によれば、第1のシンボルのセットにおけるシンボルの数、および第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、スロットがサブフレームの第1のスロットであるか、それともサブフレームの第2のスロットであるかに基づく。たとえば、図6~図7に関して説明したように、シングルスロットsPUCCHに対応する、第1のシンボルのセットおよび第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、sPUCCHがサブフレームの第1のスロット(スロット0)において構成されるか、第2のスロット(スロット1)において構成されるかに基づき得る。送信構成要素1010によって送信される第1のUCIおよび第2のUCIを搬送するsPUCCHは、(たとえば、基地局1050からの指示に基づいて)第1の構造を有する。一態様では、sPUCCHに関連付けられた第1の構造は、異なるスロットにおける第2のsPUCCH(たとえば、サブフレームの異なるスロットを占有するsPUCCH)の第2の構造とは異なる。第1の構造および第2の構造は、リソースブロックの数、DM-RSの数、DM-RSの位置/ロケーション、コム構造、またはOCCの長さのうちの少なくとも1つに関して異なり得る。
いくつかの構成では、スロット内周波数ホッピングがsPUCCHとともに使用される、たとえば、異なる帯域にわたってUCIをホッピングするために有効にされたスロット内周波数ホッピングであるとき、第1のシンボルのセットにおけるシンボルの数、および第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、スロット内の周波数ホップの数にさらに基づく。いくつかのそのような構成では、スロットがサブフレームの第1のスロットであり、スロットごとにシングルホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、第1のシンボルのセットは3つのシンボルを含み、第2のシンボルのセットは4つのシンボルを含む。いくつかのそのような構成では、送信構成要素1010は、sPUCCHの第1のシンボルのセットの第1のシンボルおよび第3のシンボルにおいて、第1のUCIを送信すること、ならびに、第1のシンボルのセットの第2のシンボルにおいて、DM-RSを送信することを行うように構成され得る。そのような構成における送信構成要素1010は、sPUCCHの第2のシンボルのセットの第1のシンボルおよび第4のシンボルにおいて、第2のUCIを送信すること、ならびに、第2のシンボルのセットの第2のシンボルおよび第3のシンボルにおいて、DM-RSを送信することを行うようにさらに構成され得る。
(それにおいてsPUCCHが送信される)スロットが、サブフレームの第2のスロットであり、スロットごとにシングルホップのスロット内周波数ホッピングが使用される、いくつかの他の構成では、第1のシンボルのセットは4つのシンボルを含み得、第2のシンボルのセットは3つのシンボルを含む。1つのそのような構成では、送信構成要素1010は、sPUCCHの第1のシンボルのセットの第1のシンボルおよび第4のシンボルにおいて、第1のUCIを送信すること、ならびに、第1のシンボルのセットの第2のシンボルおよび第3のシンボルにおいて、DM-RSを送信することを行うようにさらに構成され得る。そのような構成では、送信構成要素1010は、sPUCCHの第2のシンボルのセットの第1のシンボルおよび第3のシンボルにおいて、第2のUCIを送信すること、ならびに、第2のシンボルのセットの第2のシンボルにおいて、DM-RSを送信することを行うようにさらに構成され得る。
いくつかの構成では、スロットがサブフレームの第1のスロットであり、スロットごとに2つのホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、第1のシンボルのセットは3つのシンボルを含み、第2のシンボルのセットは2つのシンボルを含む。いくつかの他の構成では、スロットがサブフレームの第2のスロットであり、スロットごとに2つのホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、第1のシンボルのセットおよび第2のシンボルのセットは、2つのシンボルを各々含む。いくつかのそのような構成では、送信構成要素1010は、スロット内のsPUCCHの第3のシンボルのセット内の第3のリソースのセットにおいて、第3のUCIを送信するようにさらに構成され得る。(たとえば、sPUCCH425および525に示したように)スロットがサブフレームの第1のスロットであるとき、第3のシンボルのセットは、第2のシンボルのセットに後続し、2つのシンボルを含み得る。しかしながら、スロットがサブフレームの第2のスロットであるとき、(たとえば、sPUCCH450および550に示したように)第3のシンボルのセットは、3つのシンボルを含み得る。様々な構成では、送信構成要素1010は、sPUCCHのための選択されたフォーマットおよび割り当てられた構造に従って、sPUCCHにおいてUCIおよびDM-RSを送信し得る。様々な構成では、送信構成要素1010は、図4~図8において例として示したものなど、様々な異なる構成および設計を用いて、sPUCCHにおいてUCIを送信し得る。
装置は、図9の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図9の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されることがあり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
図11は、処理システム1114を採用する装置1002'のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1100である。処理システム1114は、バス1124によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1124は、処理システム1114の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス1124は、プロセッサ1104、構成要素1004、1006、1008、1010、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1106によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素を含む、様々な回路を互いにリンクする。いくつかの構成では、記憶構成要素1006は、コンピュータ可読媒体/メモリの一部であり得る。バス1124はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクしてもよく、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これらの回路についてはこれ以上説明しない。
処理システム1114は、トランシーバ1110に結合され得る。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120に結合される。トランシーバ1110は、送信媒体上で様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1114に、特に受信構成要素1004に提供する。加えて、トランシーバ1110は、処理システム1114、特に送信構成要素1010から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1120に印加されるべき信号を生成する。処理システム1114は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に結合されたプロセッサ1104を含む。プロセッサ1104は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1104によって実行されると、任意の特定の装置について上記で説明した様々な機能を処理システム1114に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1106は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1104によって操作されるデータを記憶するためにも使用されることがある。処理システム1114は、構成要素1004、1006、1008、1010のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1104内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1106の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1104に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1114は、UE350の構成要素であってよく、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含んでよい。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置1002/1002'は、スロット内のsPUCCHの第1のシンボルのセット内の第1のリソースのセットにおいて、第1のUCIを送信するため、および、スロット内のsPUCCHの第2のシンボルのセット内の第2のリソースのセットにおいて、第2のUCIを送信するための手段であって、第2のシンボルのセットが、第1のシンボルのセットに後続する、手段を含む。いくつかの構成では、スロットがサブフレームの第1のスロットであり、スロットごとにシングルホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、第1のシンボルのセットは3つのシンボルを含み、第2のシンボルのセットは4つのシンボルを含む。いくつかのそのような構成では、送信するための手段は、sPUCCHの第1のシンボルのセットの第1のシンボルおよび第3のシンボルにおいて、第1のUCIを送信すること、ならびに、第1のシンボルのセットの第2のシンボルにおいて、DM-RSを送信することを行うように構成される。さらに、一構成では、送信するための手段は、sPUCCHの第2のシンボルのセットの第1のシンボルおよび第4のシンボルにおいて、第2のUCIを送信すること、ならびに、第2のシンボルのセットの第2のシンボルおよび第3のシンボルの各々において、DM-RSを送信することを行うようにさらに構成される。
いくつかの他の構成では、スロットがサブフレームの第2のスロットであり、スロットごとにシングルホップのスロット内周波数ホッピングが使用されるとき、第1のシンボルのセットは4つのシンボルを含み、第2のシンボルのセットは3つのシンボルを含む。いくつかのそのような構成では、送信するための手段は、sPUCCHの第1のシンボルのセットの第1のシンボルおよび第4のシンボルにおいて、第1のUCIを送信すること、ならびに、第1のシンボルのセットの第2のシンボルおよび第3のシンボルの各々において、DM-RSを送信することを行うように構成される。さらに、1つのそのような構成では、送信するための手段は、sPUCCHの第2のシンボルのセットの第1のシンボルおよび第3のシンボルにおいて、第2のUCIを送信すること、ならびに、第2のシンボルのセットの第2のシンボルにおいて、DM-RSを送信することを行うようにさらに構成される。
いくつかの構成では、送信するための手段は、スロット内のsPUCCHの第3のシンボルのセット内の第3のリソースのセットにおいて、第3のUCIを送信するようにさらに構成される。いくつかのそのような構成では、スロットがサブフレームの第1のスロットであるとき、第3のシンボルのセットは第2のシンボルのセットに後続し、2つのシンボルを含む。いくつかの他の構成では、スロットがサブフレームの第2のスロットであるとき、第3のシンボルのセットは、3つのシンボルを含み得る。
いくつかの構成では、sPUCCHは、異なるスロットにおける第2のsPUCCHの第2の構造とは異なる第1の構造を有し得、ただし、第1の構造および第2の構造は、リソースブロックの数、DM-RSの数、DM-RSのための位置、コム構造、またはOCCの長さのうちの少なくとも1つに関して異なる。いくつかのそのような構成では、装置1002/1002'は、sPUCCHのために使用されるために、装置に第1の構造を割り当てる指示を、基地局から受信するための手段をさらに含み得、ただし、第1の構造が、複数の構造のうちの1つであり得る。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、装置1002、および/または装置1002'の処理システム1114の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム1114は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含み得る。そのため、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
一構成では、フローチャート900の方法を実施する例示的なUE(たとえば、UE104/350/装置1002')は、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。少なくとも1つのプロセッサは、スロット内のsPUCCHの第1のシンボルのセット内の第1のリソースのセットにおいて、第1のUCIを送信すること、および、スロット内のsPUCCHの第2のシンボルのセット内の第2のリソースのセットにおいて、第2のUCIを送信することであって、第2のシンボルのセットが、第1のシンボルのセットに後続する、送信することを行うように構成され得る。いくつかの構成では、第1のシンボルのセットにおけるシンボルの数、および第2のシンボルのセットにおけるシンボルの数は、スロットがサブフレームの第1のスロットであるか、それともサブフレームの第2のスロットであるかに基づく。一構成では、UEは、1つまたは複数のアンテナを含む、通信インターフェースをさらに含み得る。1つのそのような構成では、少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数のアンテナを介して、オーバージエアでワイヤレスに、UCI(たとえば、第1および第2のUCI)を含むsPUCCHを送信すること、および、1つまたは複数のアンテナを介して、基地局からのシグナリング(たとえば、上記で説明したRRCメッセージ、DCIなど)を受信することを行うようにさらに構成され得る。
開示したプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層が再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは、組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
前述の説明は、いかなる当業者も、本明細書で説明した様々な態様を実践することが可能になるように提供される。これらの態様の様々な変更が、当業者には容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、他の態様に適用されることがある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示した態様に限定されるものではなく、クレーム文言と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形での要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。「例示的」という語は、本明細書では「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利なものと解釈されるべきではない。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってもよく、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでもよい。当業者に知られているか、または後に知られることになる、本開示全体を通じて説明された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物が、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。その上、本明細書に開示したものはいずれも、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」な
どの語は、「手段」という語の代用ではないことがある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。