JP7097041B2 - 光照射システム及び光照射方法 - Google Patents
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Description
この特許文献1の光照射システムでは、当日の日照時間を照明器具による光照射により補完し、年間を通じて同等の光環境下で、天敵昆虫を生殖休眠させることなく生息密度を維持できるようにしているが、時計手段の示す現日時が実際の正確な現日時とずれた場合の補正方法については記載されておらず、したがって、上記「第1の課題」及び「第2の課題」には何ら対処することができない。
この特許文献2の育苗照明装置では、日出前の略2時間前から略日出までの間光源を点灯させる時限動作をするものであることから、苗の生育を早めることができるものの、時計手段の示す現日時が実際の正確な現日時とずれた場合の補正方法については記載されておらず、したがって、上記「第1の課題」及び「第2の課題」には何ら対処することができない。
なお、暗号鍵を利用できる特定者は、必ずしも上記光照射スケジュールの設計者である必要はなく、上記光照射システムや上記光照射スケジュール情報の所有者や管理者等であってもよい。
上記コントローラ1は、GPS電波受信手段11と時計手段12と光照射スケジュール13と記憶手段14と演算制御手段15及び警報手段16を備えて構成される。
上記GPS電波受信手段11は、原子時計が搭載された4つのGPS衛星から送信される電波を定期的(例えば、毎日午前0時)に受信して、「正確な現日時情報(a)」と、光照射システムの設置場所の「緯度及び経度の情報(b)」をそれぞれ算出する。
上記時計手段12は、現日時を表示するもので、この実施形態では「水晶時計」を採用している。この「水晶時計」は、上述のように1日当たり数秒の時刻のずれを生じる場合があることから、この時計手段12で表示される現時刻を、上記GPS電波受信手段11からの「正確な現日時情報(a)」によって補正し、常に正確な現日時(c)」が表示されるようにしている。
上記光照射スケジュール13は、植物の種類と光照射の目的(例えば、植物の生育促進、植物の病害虫被害の防止、植物栽培に有用な物質の増加など)に応じて予め設定した光照射のスケジュールであって、光照射スケジュール情報(d)として上記記憶手段14に記憶させてある。
(1)植物の生育促進を目的とする場合は、白色光の光照射器を日出1時間後に点灯し、日没2時間前に消灯する。
(2)植物の病害虫被害の防止を目的とする場合は、緑色光の光照射器を日出4時間前に点灯し、日出1時間前に消灯する。
(3)植物体内の有用物質の増加を目的とする場合は、緑色光の光照射器を日没2時間後に点灯し、日没5時間後に消灯する。
上記記憶手段14には上記光照射スケジュール13の光照射スケジュール情報(d)が予め記憶されているが、これに加えて後述する電流センサ3により得られる電流値情報(j)と、光強度センサ6により得られる光強度情報(g)と、温度センサ7により得られる温度情報(h)と、湿度センサ8により得られる湿度情報(i)が、それぞれ正確な現日時(c)と関連付けられた状態で記憶される。
上記演算制御手段15は、上記時計手段12における補正後の「正確な現日時(c)」と上記記憶手段14から読み出される「経度・緯度情報(b)」を受けて「所定日の日出時刻情報・日没時刻情報(e)を算出する。
上記警報手段16は、上記電流センサ3からの電流値情報(j)を受けて、検出される電流値が異常な値である場合に警報を発するものであって、この実施形態では視認性を考慮して、これを赤色光LEDライトで構成している。この警報手段16を設けることで、例えば、一部又は全部の光照射器4が故障するなどして光照射が適切な光強度及び時間で行われなくなった場合には、該警報手段16によって管理者に異常の発生が伝えられることから、管理者においてはこの警報を確認して迅速な対策をとることができ、この結果、光照射の目的とする効果が得られなくなるという事態の発生を未然に防ぐことができ、光照射システムの信頼性が担保される。
上記電気スイッチ2は、リレースイッチで構成され、上記演算制御手段15から「電気の供給・遮断の指示情報(f)」を受けて、上記各光照射器4への電気の供給・遮断を行う。
上記電流センサ3は、電源から各光照射器4に供給される電気の電流値を検出して電流値情報(j)を得るものであり、ここで得られた電流値情報(j)は正確な現日時(c)と関連づけられて上記記憶手段14に記憶される。
上記光照射器4は、LEDライトで構成され、この実施形態では記述のように、白色光LEDと緑色光LEDをそれぞれ2個ずつ備え、これら光色の異なる光照射器4を光照射の目的に応じて使い分ける点は既述の通りである。
2 ・・電気スイッチ
3 ・・電流センサ
4 ・・光照射器
5 ・・調光器
6 ・・光強度センサ
7 ・・温度センサ
8 ・・湿度センサ
11 ・・GPS電波受信手段
12 ・・時計手段
13 ・・光照射スケジュール
14 ・・記憶手段
15 ・・演算制御手段
16 ・・警報手段
Z ・・光照射システム
Claims (11)
- 栽培植物に人工光を照射する光照射システムであって、
該光照射システムは、コントローラと電気スイッチと電流センサ及び光照射器を備えるとともに、
上記コントローラは、GPS衛星から送信される電波を定期的に受信して正確な現日時情報と上記光照射システムの設置場所の緯度及び経度の情報を算出するGPS電波受信手段と、現日時の情報を示すとともに上記GPS電波受信手段によって算出された正確な現日時の情報に基づいて自動的に補正される時計手段と、植物の種類と光照射の目的に応じた光照射スケジュール情報が記憶されており、且つ電流センサによって測定された光照射器に供給される電気の電流値の情報を上記時計手段が示す現日時の情報と関連付けて記憶する記憶手段と、上記GPS電波受信手段によって算出された光照射システムの設置場所の緯度及び経度の情報と、上記時計手段が示す現日時の情報に基づいて所定日の日出時刻及び日没時刻の情報をそれぞれ算出するとともに、算出した所定日の日出時刻及び日没時刻の情報と、上記記憶手段に記憶されている上記光照射スケジュール情報と、上記時計手段が示す現日時の情報とに基づいて、電気スイッチに対して光照射器への電気の供給と遮断を指示する演算制御手段と、を備えていることを特徴とする光照射システム。 - 請求項1に記載の光照射システムにおいて、
上記コントローラの上記記憶手段は、該コントローラから取り外しができる記憶媒体であることを特徴とする光照射システム。 - 請求項1又は2に記載の光照射システムにおいて、
上記植物の種類と光照射の目的に応じた上記光照射スケジュール情報が、該光照射スケジュールの設計者等の特定者のみが利用できる暗号鍵によって暗号化され、上記記憶手段に記憶されていることを特徴とする光照射システム。 - 請求項1、2又は3に記載の光照射システムにおいて、
調光器及び光強度センサを備え、
上記演算制御手段は、上記光強度センサによって測定された光強度の情報に基づいて適切な光強度になるように上記光照射器に供給される電気の電流値を加減するよう上記調光器に指示を与え、
上記記憶手段は、上記光強度センサによって測定された光強度の情報を上記時計手段が示す現日時の情報と関連付けて記憶する、
ように構成されたことを特徴とする光照射システム。 - 請求項1、2、3又は4に記載の光照射システムにおいて、
温度センサ及び湿度センサのいずれか一方又は両方を備え、
上記記憶手段は、上記温度センサ及び上記湿度センサによって測定された気温及び湿度の情報を、上記時計手段が示す現日時の情報と関連付けて記憶するように構成されたことを特徴とする光照射システム。 - 請求項1、2、3,4又は5に記載の光照射システムにおいて、
上記記憶手段には上記光照射器に供給される電流値が電流値情報として記憶されており、該電流値情報から読み出される電流値が異常であるときに警報手段により警報を発するように構成されたことを特徴とする光照射システム。 - 栽培植物に人工光を照射する光照射方法であって、
GPS衛星から送信される電波を定期的に受信して正確な現日時情報と光照射が実行される場所の緯度及び経度の情報を算出するとともに、上記現日時情報に基づいて時計手段における現日時の表示を補正して正確な現日時情報を得る第1ステップと、
植物の種類と光照射の目的に応じた光照射スケジュール情報を記憶手段に記憶保持するとともに、電流センサによって測定された光照射器に供給される電気の電流値の情報を上記現日時の情報と関連付けて上記記憶手段に記憶する第2ステップと、
上記光照射が実行される場所の緯度及び経度の情報と、上記現日時の情報に基づいて所定日の日出時刻及び日没時刻の情報をそれぞれ算出する第3ステップと、
上記所定日の日出時刻及び日没時刻の情報と上記光照射スケジュール情報と上記現日時の情報とに基づいて、電気スイッチに対して光照射器への電気の供給と遮断を指示する第4ステップを備えたことを特徴とする光照射方法。 - 請求項7に記載の光照射方法において、
上記植物の種類と光照射の目的に応じた上記光照射スケジュール情報を、該光照射スケジュールの設計者等の特定者のみが利用できる暗号鍵によって暗号化して記憶する第5ステップを備えたことを特徴とする光照射方法。 - 請求項7又は8に記載の光照射方法において、
調光器及び光強度センサを設け、
上記光強度センサによって測定された光強度の情報に基づいて適切な光強度になるように上記光照射器に供給される電気の電流値を加減するよう上記調光器に指示を与える第6ステップと、
上記光強度センサによって測定された光強度の情報を上記時計手段が示す現日時の情報と関連付けて記憶する第7ステップを備えたことを特徴とする光照射方法。 - 請求項7,8又は9に記載の光照射方法において、
温度センサ及び湿度センサのいずれか一方又は両方を設け、上記温度センサ及び湿度センサによって測定された気温及び湿度の情報を、上記現日時の情報と関連付けて記憶する第8ステップを備えたことを特徴とする光照射方法。 - 請求項7、8,9又は10に記載の光照射方法において、
上記記憶手段に上記光照射器に供給される電流値を電流値情報として記憶しておき、該電流値情報から読み出される電流値が異常であるときに警報を発する第9ステップを備えたことを特徴とする光照射方法。
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