JP7094472B2 - 磁気センサ装置、磁気センシング方法およびプログラム - Google Patents

磁気センサ装置、磁気センシング方法およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、磁気センサ装置、磁気センシング方法およびプログラムに関する。
複数の方向に配置された複数の磁気素子からなる磁気センサを用いて、磁性体の移動によって生じる地球磁場変動を探知する技術の開発が進められている。磁性体によって生じる地球磁場変動は、距離に対する減衰が大きく、地球磁場強度と比較して10-6倍程度の微弱な変動として観測される。同一利得を有した3つの磁気素子が3軸に直交配置された磁気センサにおいて、3つの磁気素子の出力を合成して得られる出力値は、磁気センサの動揺に対して不変であり、微弱な地球磁場の変動を安定して探知するための観測値として有効である。
また、磁気素子を厳密に直交配置することは困難であり、磁気素子の利得には個体差がある。このため、地球磁場強度が一様な環境下であっても、磁気センサが搭載されたプラットフォームが動揺すると、磁気雑音(以下、動揺雑音と記載する)が発生することで、磁気センサの出力が時々刻々と変化してしまう。この場合は、磁気センサの観測値を予め補償し、動揺雑音の発生を抑制する必要がある。
地球磁場強度が既知の条件下の動揺雑音を補償する問題は、本質的には、観測時刻ごとの磁場成分の観測信号によって描かれる楕円軌道を推定する問題と等価である。例えば、非特許文献1には、最小二乗法を利用して未知パラメータを解くことにより、動揺雑音を補償する磁気センサ装置が記載されている。磁気センサの出力から直流成分が除去(DCカット)された観測値を用いることで、ダイナミックレンジが拡大され、十分な分解能で地球磁場変動を観測することができる。
X. Cui, Y. Li, Q. Wang, M. Zhang and J. Li, " Three-axis magnetometer calibrationbased on optimal ellipsoidal fitting under constraint condition for pedestrian positioningsystem using foot-mounted inertial sensor/magnetometer " ,2018 IEEE/ION Position,Location and Navigation Symposium(PLANS), Monterey, CA, pp. 166-174,2018.
磁気センサの出力をDCカットすることによりダイナミックレンジは拡大するが、地球磁場の絶対強度に関する情報が消失してしまう。すなわち、観測信号に含まれる楕円軌道情報が消失するので、楕円軌道を用いる推定方法では、動揺雑音補償のための未知パラメータを十分な精度で推定できないという課題があった。
本開示は上記課題を解決するものであり、動揺雑音補償およびダイナミックレンジの拡大を実現することができる磁気センサ装置、磁気センシング方法およびプログラムを得ることを目的とする。
本開示に係る磁気センサ装置は、複数の異なる方向に配置された複数の磁気素子によって構成され、直流成分を含む磁場成分を観測する磁気センサを用いて磁場成分の変動を検出する磁気センサ装置であって、磁気センサにおける各磁気素子の観測値に含まれる直流成分を除去するDCカット処理部と、直流成分を除去した観測値の時間変化量の積分値を算出し、算出した積分値を用いて、直流成分を含む観測値を復元する積分処理部と、復元された観測値に基づいて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を示すパラメータを推定するパラメータ推定部と、推定されたパラメータを用いて、直流成分を除去した観測値に含まれる動揺雑音を補償する動揺雑音補償部と、動揺雑音を補償した観測値を合成した値を出力する観測値合成処理部を備える。
本開示によれば、磁場成分の観測値に含まれる直流成分を除去することでダイナミックレンジが拡大され、直流成分を除去した観測値の時間変化量の積分値を用いて直流成分を含む観測値を復元し、復元された直流成分を含む観測値に基づいて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を示すパラメータを推定し、推定されたパラメータを用いて、直流成分を除去した観測値に含まれる動揺雑音が補償される。これにより、本開示に係る磁気センサ装置は、動揺雑音補償およびダイナミックレンジの拡大を実現することができる。
実施の形態1に係る磁気センサ装置の構成を示すブロック図である。 磁気センサの概要を示す説明図である。 実施の形態1に係る磁気センシング方法を示すフローチャートである。 図4Aは、DCカットされてない観測値の時間変動を示すグラフであり、図4Bは、DCカットされてない観測値のuv平面の分布を示す説明図である。 図5Aは、DCカットされた観測値の時間変動を示すグラフであり、図5Bは、DCカットされた観測値のuv平面の分布を示す説明図である。 積分処理前後の観測値の状態を示す説明図である。 図7Aは、実施の形態1に係る磁気センサ装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図であり、図7Bは、実施の形態1に係る磁気センサ装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る磁気センサ装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る磁気センサ装置1の構成を示すブロック図である。図1において、磁気センサ装置1は、例えば、移動体であるプラットフォームに搭載され、磁気センサ2を用いて地球磁場成分の変動を検出する装置であり、DCカット処理部3、積分処理部4、パラメータ推定部5、動揺雑音補償部6および観測値合成処理部7を備える。
磁気センサ2は、複数の異なる方向に配置された複数の磁気素子2aを有する。各磁気素子2aは、地球磁場成分を観測する。磁気素子2aによって時刻nごとに観測された地球磁場成分の観測値z(n)には直流成分が含まれている。以下、地球磁場成分は、単に「磁場成分」と記載される。また、直流成分は、「DC成分」と記載し、DC成分を除去することを、「DCカット」と記載する。
DCカット処理部3は、各磁気素子2aから出力された観測値z(n)を用いて、磁場成分をDCカットした値Δz(n)を算出する。DCカット処理部3は、DCカットした磁場成分の値Δz(n)を、積分処理部4および動揺雑音補償部6に出力する。
積分処理部4は、DCカット処理部3によってDCカットされた磁場成分の時間変化量の積分値を算出し、算出した積分値を用いてDC成分を含む観測値zチルダ(n)を復元する。復元された観測値zチルダ(n)は、積分処理部4からパラメータ推定部5に出力される。
パラメータ推定部5は、積分処理部4によって復元された観測値zチルダ(n)に基づいて、時刻nごとに、パラメータθnorm.ハットを推定する。パラメータθnorm.ハットは、時刻nごとの観測値z(n)によって形成される楕円軌道を示すパラメータである。
動揺雑音補償部6は、パラメータ推定部5により推定されたパラメータθnorm.ハットを用いて、DCカットされた観測値Δz(n)の動揺雑音を補償する。動揺雑音補償部6によって動揺雑音が補償された観測値Δzcal.(n)は、観測値合成処理部7に出力される。
観測値合成処理部7は、時刻nにおける、磁気素子2aごとの観測値Δzcal.(n)を合成することによって、時刻nごとの磁場変動出力値y(n)を算出して出力する。磁場変動出力値y(n)は、動揺雑音が補償された磁場強度である。
図2は、磁気センサ2の概要を示す説明図であり、複数の磁気素子2aの理想的な配置方向からなる直交座標系(x,y,z)と、複数の磁気素子2aの実際の配置方向である非直交座標系(u,v,w)を示している。u軸とv軸がなす角(π/2)+α、v軸とw軸がなす角(π/2)+β、およびw軸とu軸がなす角(π/2)+γは、それぞれ直交座標系のx軸とy軸がなす角(π/2)、y軸とz軸がなす角(π/2)およびz軸とx軸がなす角(π/2)に比較してそれぞれα、βおよびγずれている。α、βおよびγは、直交角度誤差と呼ばれる。
u0、Gv0およびGw0は、u軸、v軸およびw軸にそれぞれ配置された磁気素子2aの絶対利得である。ただし、磁気素子2aの相対利得が推定できれば、動揺雑音の補償は可能である。G:=Gv0/Gu0およびG:=Gw0/Gu0と定義することにより、動揺雑音補償に必要な未知パラメータは、G、G、α、βおよびγの5つになる。
実施の形態1に係る磁気センシング方法は、以下の通りである。
図3は、実施の形態1に係る磁気センシング方法を示すフローチャートであり、磁気センサ装置1による一連の動作を示している。
磁気センサ2が備える複数の磁気素子2aのそれぞれは、時刻nごとに地球の磁場成分を観測することによって、観測値z(n)を出力する。観測値z(n)には、DC成分が含まれ、さらに、磁気センサ装置1が搭載されたプラットフォームの動揺による動揺雑音が含まれている。
DCカット処理部3は、DC成分を含む観測値z(n)からDC成分をカットすることによって、DCカット処理後の地球磁場成分Δz(n)を算出する(ステップST1)。Δz(n)は、時刻nにおける、DC成分が除去された磁場成分の観測値の時間変化量である。
積分処理部4は、DCカット処理部3がDCカットした観測値Δz(n)を時間積分することによって、DC成分を含む観測値zチルダ(n)を復元する(ステップST2)。観測値zチルダ(n)は、例えば、下記式(1)に従って磁場成分の時間変化量の積分値を算出することによって復元される。下記式(1)において、zoffsetは、DCカットがされる前の観測値であり、観測信号が描く楕円軌道の中心(オフセット)を示す未知のパラメータである。

Figure 0007094472000001
パラメータ推定部5は、積分処理部4によって復元された観測値zチルダ(n)に基づいて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を推定し、推定結果を用いて、動揺雑音補償に必要な未知パラメータG、G、α、βおよびγを推定する(ステップST3)。パラメータG、G、α、βおよびγが、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を示すパラメータであり、以下の(A)、(B)および(C)のステップによって推定される。
(A)DCカットした観測値の時間変化量Δz(n)の積分値は、上記式(1)に従って算出される。
(B)未知パラメータに関する行列Tが算出される。
(C)行列Tおよび楕円体制約行列Cに基づいて未知パラメータが算出される。
行列Tは、下記式(2)に従って算出される。

Figure 0007094472000002
上記式(2)の右辺の各項の値は、下記式(3)によって表されるv(n)および下記式(4)によって表される相間行列推定値Rvvハットを用いて算出される。下記式(4)における相間行列推定値Rvvハットの要素は、下記式(5)および下記式(6)によって表される。

Figure 0007094472000003
楕円体制約行列Cを用いた未知パラメータの推定問題は、下記式(7)によって表される一般化固有値問題について固有値λの最大値(最大固有値)に対応する固有ベクトルθを解く問題に帰着する。

Figure 0007094472000004
パラメータ推定部5は、上記問題を解いて固有ベクトルθの第一要素を1に規格化したθnorm.ハットを推定し、推定したθnorm.ハットを、動揺雑音補償に必要なパラメータとして動揺雑音補償部6に出力する。一般化固有値問題を解いて得られるθnorm.ハットは、下記式(8)における第一要素を1に規格化したものである。下記式(8)におけるgu0、gv0およびgw0は、磁気素子2aの絶対利得の逆数gu0=1/Gu0、gv0=1/Gv0およびgw0=1/Gw0である。

Figure 0007094472000005
上記式(8)において、θは、観測信号が描く楕円軌道を示すパラメータを推定する問題における未知パラメータであり、下記式(9)に示す評価関数J(θ)の最小化問題を解くことにより得られる値である。下記式(9)において、HE0は、0以上の定数であり、地球磁場強度である。

Figure 0007094472000006
楕円体制約行列Cには、HyperEllipsoid-Specific(HES)制約を設けた、下記式(10)に示すCHES、または、Sum-Of-Discriminants(SOD)制約を設けた、下記式(11)に示すCSODがある。

Figure 0007094472000007
動揺雑音補償部6は、DCカット処理部3によってDCカットされた観測値Δz(n)と、パラメータ推定部5によって推定されたパラメータを用いて、DCカットした観測値に含まれる動揺雑音を補償する(ステップST4)。例えば、動揺雑音が補償された磁場成分の観測値Δzcal.(n)は、下記式(12)を用いて算出される。

Figure 0007094472000008
上記式(12)における行列A(α,β,γ)は、直交角度誤差を示す行列であり、下記式(13)によって表される。ただし、cは、下記式(14)によって表される。

Figure 0007094472000009
行列G(G,G)は、非直交座標系(u,v,w)に配置された磁気素子2aについて、u軸の磁気素子2aの絶対利得を基準とした場合の相対利得を示す行列であり、下記式(15)によって表される。下記式(15)において、diag{・}は、対角行列である。

Figure 0007094472000010
未知パラメータα、β、γ、gu0、gv0およびgw0の推定値である、αハット、βハット、γハット、gu0ハット、gv0ハットおよびgw0ハットは、上記式(9)に示した評価関数J(θ)の最小化問題を解いて得られた推定値θハットを用いることにより、下記式(16)、下記式(17)、下記式(18)、下記式(19)、下記式(20)および下記式(21)に従って算出される。なお、θハットは、θnorm.ハットの第一要素を規格化する前の値であり、θハット=[θハット θハット θハット・・・θハット]である。[・]は転置行列である。

Figure 0007094472000011
観測値合成処理部7は、動揺雑音補償部6によって動揺雑音が補償された磁気素子2aごとの観測値Δzcal.(n)を合成することで、時刻nごとの磁場変動出力値y(n)を算出して出力する(ステップST5)。y(n)は、下記式(22)によって表される。

Figure 0007094472000012
図4Aは、DCカットされてない観測信号の時間変動を示すグラフであり、図4Bは、DCカットされてない観測信号のuv平面での挙動を示す説明図である。図5Aは、DCカットされた観測信号の時間変動を示すグラフであり、図5Bは、DCカットされた観測信号のuv平面での挙動を示す説明図である。
図4Aは、DCカットされていない磁場強度の変動A1を示している。図5Aは、DCカットされた磁場強度の変動A2を示している。図4Aおよび図5Aにおいて、観測可能最大値C1は、磁気センサ2によって観測可能な磁場強度の最大値である。地球磁場強度Bは、一定である。DCカット処理部3によって観測値がDCカットされると、図4Aに示すダイナミックレンジDR1は、図5Aに示すダイナミックレンジDR2へ拡大する。これにより、磁場強度の変動は、DCカット前に比べて広範囲かつ高分解能な観測が可能である。
図4Bおよび図5Bに示すuv平面おいて、黒色のプロットS1~S5は、磁場成分の観測信号であり、白色のプロットS0は、楕円軌道Eの原点Oを示す観測値zoffsetである。地球磁場強度情報Dは、地球磁場の絶対強度を示す情報、すなわち、図4Bに示すように、観測信号によって描かれる楕円軌道を規定する情報である。地球磁場強度情報Dは、DC成分を含む磁場成分によって規定された情報であるため、磁場成分がDCカットされると消失する。このため、図5Bに示すように、観測信号S1~S5が描く楕円軌道が推定できなくなり、この楕円軌道を前提とした未知パラメータG、G、α、βおよびγの推定を十分な精度で行えなくなる。
図6は、積分処理前後の観測値の状態を示す説明図である。DCカットされた観測信号S1~S5は、時刻n=1~5に磁場成分の時間変化量の観測信号である。例えば、観測信号S2は、時刻n=2に観測された原点Oからの時間変化量F1を示す信号であり、観測信号S3は、時刻n=3に観測された原点Oからの時間変化量F2を示す信号である。観測信号S1~S5は、DCカットされているので、図6の左側に示すように、観測信号S1~S5によって描かれる楕円軌道に関する情報は消失している。
磁気センサ装置1において、積分処理部4は、磁場成分の時間変化量を積分するので、DCカットされる前の楕円軌道Eが復元される。例えば、時刻n=1に観測された観測信号S1に積分処理G1を行うことで、DCカット前の観測信号S2が復元され、時刻n=2に観測された観測信号S2に積分処理G2を行うことで、DCカット前の観測信号S3が復元される。この結果、動揺雑音補償に必要な未知パラメータが十分な精度で推定可能になる。なお、楕円軌道Eの原点Oであるオフセットの情報は別途未知パラメータとして推定する必要がある。ただし、行列Tから未知パラメータを推定することで、オフセットの情報が加味された推定を行うことができる。
磁気センサ装置1の機能を実現するハードウェア構成は、以下の通りである。
磁気センサ装置1が備えるDCカット処理部3、積分処理部4、パラメータ推定部5、動揺雑音補償部6および観測値合成処理部7の機能は、処理回路によって実現される。
すなわち、磁気センサ装置1は、図3に示したステップST1からステップST5までの処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図7Aは、磁気センサ装置1の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図7Aにおいて、受信I/F100と処理回路101との間は信号バスによって接続されている。図7Bは、磁気センサ装置1の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。図7Bにおいて、プロセッサ102およびメモリ103は、信号バスによって互いに接続されている。図7Aおよび図7Bにおいて、受信I/F100は、磁気センサ2から磁気センサ装置1へ出力された磁場成分の観測信号を中継するインタフェースである。
処理回路が図7Aに示す専用のハードウェアである場合、処理回路101は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはこれらを組み合わせたものが該当する。DCカット処理部3、積分処理部4、パラメータ推定部5、動揺雑音補償部6および観測値合成処理部7の機能は、別々の処理回路で実現されてもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路が図7Bに示すプロセッサである場合、DCカット処理部3、積分処理部4、パラメータ推定部5、動揺雑音補償部6および観測値合成処理部7の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアと、ファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ103に記憶される。
プロセッサ102は、メモリ103に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、DCカット処理部3、積分処理部4、パラメータ推定部5、動揺雑音補償部6および観測値合成処理部7の機能を実現する。すなわち、磁気センサ装置1は、プロセッサ102によって実行されるときに、図3に示したステップST1からステップST5までの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ103を備える。これらのプログラムは、DCカット処理部3、積分処理部4、パラメータ推定部5、動揺雑音補償部6および観測値合成処理部7の手順または方法をコンピュータに実行させるものである。
メモリ103は、コンピュータを、DCカット処理部3、積分処理部4、パラメータ推定部5、動揺雑音補償部6および観測値合成処理部7として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
メモリ103には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically-EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
なお、DCカット処理部3、積分処理部4、パラメータ推定部5、動揺雑音補償部6および観測値合成処理部7の機能は、一部が専用のハードウェアで実現され、一部がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。例えば、DCカット処理部3については、専用のハードウェアとしての処理回路によってその機能が実現され、積分処理部4、パラメータ推定部5については、プロセッサ102がメモリ103に記憶されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現してもよい。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせによって、上記機能のそれぞれを実現することができる。
以上のように、実施の形態1に係る磁気センサ装置1において、観測値をDCカットすることでダイナミックレンジが拡大され、DCカットした観測値の時間変化量の積分値を用いてDC成分を含む観測値が復元され、復元された観測値に基づいて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を示すパラメータを推定し、推定されたパラメータを用いて、DCカットした観測値に含まれる動揺雑音が補償される。これにより、磁気センサ装置1は、動揺雑音補償およびダイナミックレンジの拡大を実現することができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2に係る磁気センサ装置1Aの構成を示すブロック図である。図8において、磁気センサ装置1Aでは、DCカットされた観測値に加えて、DC成分を含む観測値の時間変化量が積分処理の対象である。積分処理部4Aは、DCカット処理部3によってDCカットされた磁場成分の時間変化量Δz(n)の積分値を算出し、算出した積分値zチルダ(n)と、磁気素子2aによって観測されたDC成分を含む磁場成分の観測値z(n)とを用いて、DC成分を含む観測値を復元する。
例えば、積分処理部4Aは、上記式(1)におけるzoffsetに対し、DC成分を含む観測値の初期値z(1)を代入することにより、DC成分を含む観測値zチルダ(n)を算出する。
以上のように、実施の形態2に係る磁気センサ装置1Aにおいて、積分処理部4Aは、DCカットした観測値およびDC成分を含む観測値を用いて観測値を復元する。DC成分を含む観測値を用いてオフセットの情報を追加した上で、DC成分を含む観測値が復元されるので、未知パラメータであるG、G、α、βおよびγの推定精度が向上する。
実施の形態2に係る磁気センサ装置1Aにおいて、積分処理部4Aは、DCカットした観測値およびDC成分を含む観測値を取捨選択し、選択された観測値を用いて、観測値を復元してもよい。例えば、積分処理部4Aによる積分処理に用いられる、DC成分を含む観測値z(n)および磁場成分の時間変化量Δz(n)には、地球磁場成分だけでなく、雑音成分も含まれる。
積分処理部4Aによる積分処理に用いられる観測値の数が増加すると、復元した観測値zチルダ(n)の信号対雑音比(SNR)が低下して、未知パラメータの推定精度が低下する。これに対して、磁気センサ装置1Aにおける未知パラメータの推定精度は、観測値から得られる地球磁場強度情報D(楕円軌道Eを示す情報)の情報量の増加に伴って向上する。
楕円軌道Eを示す情報は、様々な方向から入射された地球磁場成分の観測値を利用することで増加する。そこで、積分処理部4Aは、例えば、磁場成分の時間変化量が閾値よりも大きなサンプルを優先的に選択して積分処理を行うことにより、パラメータ推定部5による未知パラメータの推定精度が向上する。
積分処理部4Aによる積分処理に用いられる観測値の数が増加すると、復元した観測値zチルダ(n)のSNRが低下し、未知パラメータの推定精度が低下する。そこで、積分処理部4Aは、少数の観測値を用いて積分処理を行い、復元した観測値に重みを付与し、復元に利用した観測値の数に応じて重みの値を大きくする。これにより、磁気センサ装置1Aは、復元した観測値のSNRの低下が抑制され、未知パラメータの推定精度の低下が抑制される。なお、重み付けの係数は、例えば、有限インパルス応答(FIR)フィルタを用いて決定されてもよい。
積分処理部4Aは、DCカットした観測値およびDC成分を含む観測値を用いて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を得る逆問題を解くことによって、DC成分を含む観測値を復元してもよい。これにより、磁気センサ装置1Aは、復元した観測値のSNRの低下が抑制され、未知パラメータの推定精度の低下が抑制される。なお、逆問題とは、上記式(12)に示した未知パラメータである、直交角度誤差行列Aおよび磁気素子2aの相対利得Gを推定する問題である。また、「逆問題を解く」とは、未知パラメータであるAとGを、上記式(13)から上記式(21)を解くことにより推定することである。
さらに、積分処理部4および4Aは、DCカット処理部3および磁気センサ2から出力された観測値を、磁気センサ2とは別の磁気センサ2によって観測された磁場成分の観測値に基づいて補正し、補正した観測値に基づいて、DCカットした観測値の時間変化量の積分値を算出してもよい。すなわち、積分処理部4および4Aは、上記式(1)におけるzoffsetを、DCカット後の観測値zチルダ(n)を積分した値を用いて推定するのではなく、DCカット前のz(n)の値を用いて推定する。磁気センサ装置1または1Aには、DCカット処理部3の出力または磁気センサ2の出力のいずれか一方のみを積分処理部4または4Aに出力する切り替え部を備える。積分処理部4または4Aは、DCカットされた観測値またはDCカットされていない観測値の一方のみを使用して積分処理を行うことになる。これにより、磁気センサ装置1Aは、復元した観測値のSNRの低下が抑制され、未知パラメータの推定精度の低下が抑制される。
なお、各実施の形態の組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係る磁気センサ装置は、例えば、自動車に搭載される電子コンパスに利用可能である。
1,1A 磁気センサ装置、2 磁気センサ、2a 磁気素子、3 DCカット処理部、4,4A 積分処理部、5 パラメータ推定部、6 動揺雑音補償部、7 観測値合成処理部、100 受信I/F、101 処理回路、102 プロセッサ
103 :メモリ。

Claims (8)

  1. 複数の異なる方向に配置された複数の磁気素子によって構成され、直流成分を含む磁場成分を観測する磁気センサを用いて磁場成分の変動を検出する磁気センサ装置であって、
    前記磁気センサにおける各磁気素子の観測値に含まれる直流成分を除去するDCカット処理部と、
    直流成分を除去した観測値の時間変化量の積分値を算出し、算出した積分値を用いて、直流成分を含む観測値を復元する積分処理部と、
    復元された観測値に基づいて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を示すパラメータを推定するパラメータ推定部と、
    推定された前記パラメータを用いて、直流成分を除去した観測値に含まれる動揺雑音を補償する動揺雑音補償部と、
    動揺雑音を補償した観測値を合成した値を出力する観測値合成処理部と、
    を備えたことを特徴とする磁気センサ装置。
  2. 前記積分処理部は、直流成分を除去した観測値および直流成分を含む観測値を用いて、観測値を復元すること
    を特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
  3. 前記積分処理部は、直流成分を除去した観測値および直流成分を含む観測値を取捨選択し、選択された観測値を用いて観測値を復元すること
    を特徴とする請求項2記載の磁気センサ装置。
  4. 前記積分処理部は、復元した観測値を重み付けすること
    を特徴とする請求項3記載の磁気センサ装置。
  5. 前記積分処理部は、直流成分を除去した観測値および直流成分を含む観測値を用いて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を得る逆問題を解くことにより観測値を復元すること
    を特徴とする請求項2記載の磁気センサ装置。
  6. 複数の前記磁気センサを備え、
    前記積分処理部は、前記DCカット処理部および前記磁気センサから出力された観測値を、当該磁気センサとは別の前記磁気センサによって観測された磁場成分の観測値に基づいて補正し、補正した観測値を用いて、直流成分を除去した観測値の時間変化量の積分値を算出すること
    を特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
  7. 複数の異なる方向に配置された複数の磁気素子によって構成され、直流成分を含む磁場成分を観測する磁気センサを用いた磁気センシング方法であって、
    DCカット処理部が、前記磁気センサにおける各磁気素子の観測値に含まれる直流成分を除去するステップと、
    積分処理部が、直流成分を除去した観測値の時間変化量の積分値を算出し、算出した積分値を用いて、直流成分を含む観測値を復元するステップと、
    パラメータ推定部が、復元された観測値に基づいて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を示すパラメータを推定するステップと、
    動揺雑音補償部が、推定された前記パラメータを用いて、直流成分を除去した観測値に含まれる動揺雑音を補償するステップと、
    観測値合成処理部が、動揺雑音を補償した観測値を合成した値を出力するステップと、
    を備えたことを特徴とする磁気センシング方法。
  8. 複数の異なる方向に配置された複数の磁気素子によって構成され、直流成分を含む磁場成分を観測する磁気センサが接続されたコンピュータを、
    前記磁気センサにおける各磁気素子の観測値に含まれる直流成分を除去するDCカット処理部、
    直流成分を除去した観測値の時間変化量の積分値を算出し、算出した積分値を用いて、直流成分を含む観測値を復元する積分処理部、
    復元された観測値に基づいて、磁場成分の観測信号が描く楕円軌道を示すパラメータを推定するパラメータ推定部、
    推定された前記パラメータを用いて、直流成分を除去した観測値に含まれる動揺雑音を補償する動揺雑音補償部、
    動揺雑音を補償した観測値を合成した値を出力する観測値合成処理部、
    として機能させるためのプログラム。
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