JP7094136B2 - 貯湯タンクユニットおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、貯湯タンクユニットおよびその製造方法に関し、特に貯湯タンクを覆うように設けられた断熱部を備える貯湯タンクユニットおよびその製造方法に関する。
従来、貯湯タンクと、貯湯タンクの周囲に取り付けられた複数の断熱部材とを備える貯湯タンクユニットが知られている。また、このような貯湯タンクユニットに対して断熱性を向上させるために、貯湯タンクの周囲に一体として成型された断熱部材を備える貯湯タンクユニットが知られている。
特開2015-178912号公報には、貯湯タンクと外箱との間のスペースに充填され、発泡して形成された発泡断熱材を備える貯湯タンクユニットが開示されている。
特開2015-178912号公報
しかしながら、上記貯湯タンクユニットでの発泡断熱材の体積は、貯湯タンクおよび外箱の各寸法によって決定される。そのため、上記貯湯タンクユニットでは、貯湯タンクユニットに要求される断熱性能に基づいての発泡断熱材の体積および重量を制御することは、非常に困難である。その結果、上記貯湯タンクユニットは、一般的に要求される性能を超えた断熱性能を有するものとされており、断熱性能を目標性能に対して最適化すること、すなわち貯湯タンクユニットの小型化および軽量化を図ること、は困難であった。
本発明の主たる目的は、要求される断熱性能を有しながらも、従来の貯湯タンクユニットと比べて小型化および軽量化が実現された貯湯タンクユニットを提供することにある。
本発明に係る貯湯タンクユニットは、貯湯タンクと、貯湯タンクの少なくとも一部を覆う断熱部と、貯湯タンクおよび断熱部を内部に収容するケースとを備える。貯湯タンクは、円筒形状を有する胴部と、胴部の一端に接続されている第1端部と、胴部の他端と接続されている第2端部とを含む。断熱部を構成する材料は発泡断熱材を含む。断熱部は、少なくとも胴部および第1端部の各一部を覆い、かつ一体として形成されている。断熱部の外周面の少なくとも一部は、ケースの内周面と間隔を隔てて配置されている。
本発明に係る貯湯タンクユニットでは、断熱部の外周面の少なくとも一部がケースの内周面と間隔を隔てて配置されている。断熱部は、ケースを用いて成型されたものではなく、ケースとは別体の金型を用いて成型されたものである。金型は、貯湯タンクユニットに要求される断熱性能に最適な断熱部を形成可能なように設計される。そのため、断熱部の体積および重量は、貯湯タンクユニットに要求される断熱性能に基づいて制御され得る。その結果、上記貯湯タンクユニットは、目標性能を有しながらも、従来の貯湯タンクユニットと比べて小型化および軽量化が実現されている。
実施の形態1に係る貯湯タンクユニットの斜視図である。 図1に示される貯湯タンクユニットのケースの内部に収容された貯湯タンクおよび断熱部を示す斜視図である。 図2に示される断熱部の、貯湯タンクの胴部の軸方向に沿った断面図である。 図2に示される断熱部の、貯湯タンクの胴部の軸方向に垂直な断面図である。 図1に示される貯湯タンクユニットを備える貯湯式給湯器の回路図である。 実施の形態1に係る貯湯タンクユニットの製造方法のフローチャートである。 実施の形態1に係る貯湯タンクユニットの製造方法において、断熱部を形成する工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る貯湯タンクユニットの断熱部の、貯湯タンクの胴部の軸方向に沿った断面図である。 実施の形態4に係る貯湯タンクユニットの断熱部の、貯湯タンクの胴部の軸方向に垂直な断面図である。 実施の形態5に係る貯湯タンクユニットの断熱部の、貯湯タンクの胴部の軸方向に沿った断面図である。 図10中の領域XIの部分拡大図である。 実施の形態5に係る貯湯タンクユニットの製造方法において、断熱部を形成する工程を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
実施の形態1.
<貯湯タンクユニットの構成>
図1に示されるように、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100は、例えば貯湯式給湯器200に用いられる。
図2および図3に示されるように、貯湯タンクユニット100は、例えば、貯湯タンク1、貯湯タンク1の少なくとも一部を覆うように設けられた断熱部2、貯湯タンク1を支持する複数の支持部3と、支持部3に支持された貯湯タンク1および断熱部2を内部に収容するケース4とを主に備える。
貯湯タンク1は、水または湯水を貯める。貯湯タンク1は、円筒形状を有する胴部10と、椀状形状を有する第1端部11および第2端部12とを含む。第1端部11は、胴部10の中心軸の延在方向(以下、単に軸方向という)の一方の開口端に接続されている。第2端部12は、上記軸方向の他方の開口端に接続されている。第1端部11および第2端部12は、いわゆる鏡板を成している。第1端部11および第2端部12の形状は、例えば椀状である。胴部10と第1端部11とは溶接されている。胴部10と第2端部12とは溶接されている。
第1端部11は、第2端部12よりも上方に配置されている。第1端部11には、湯水を貯湯タンク1から流出させるための継手1aと、湯水を貯湯タンク1に流入させるための継手1bとが設けられている。第2端部12には、湯水を貯湯タンク1に流入させるための継手1cと、湯水を貯湯タンク1から流出入させるための継手1dと、湯水を貯湯タンク1に流入させるための継手1eとが設けられている。複数の継手1a,1b,1c,1dは、後述する給水管路または給湯管路に接続されている。第2端部12において継手1b,1c,1dが設けられていない領域の一部は、後述する支持部3の土台部材30に溶接されている。貯湯タンク1は、支持部3によって支持されている。貯湯タンク1は、例えば上記軸方向が鉛直方向に沿うように配置されている。貯湯タンク1に貯留される湯水の温度は、第2端部12側から第1端部11側に向けて段階的に高くなる。
断熱部2は、貯湯タンク1の少なくとも胴部10、第1端部11および第2端部12の各一部を覆っている。断熱部2は、貯湯タンク1の上記複数の継手1a,1b,1c,1d、および第2端部12において土台部材30と溶接された部分を露出させるように設けられている。好ましくは、断熱部2は、継手1a以外の第1端部11と、胴部10の全体とを覆っている。図4に示されるように、断熱部2は、例えば上記軸方向に対する周方向において、貯湯タンク1の継手1a以外の第1端部11および胴部10の全周を覆っている。断熱部2は、例えば第1端部11よりも上方に配置されている部分と、第2端部12よりも下方に配置されている部分とを有している。断熱部2は、要求される断熱性能に応じて、貯湯タンク1の外周面の任意の領域を露出していてもよい。図3に示されるように、断熱部2は、例えば第2端部12の一部を露出するように設けられている。
断熱部2は、一体として形成されている。すなわち、断熱部2は、複数の断熱部材が継ぎ合されたものではない。
断熱部2を構成する材料は、発泡断熱材を含む。発泡断熱材は、特に制限されるものではないが、例えば硬質ポリウレタンフォームである。この場合、断熱部2は、発泡剤、触媒、整泡剤を含むポリオール成分と、硬化剤を含むイソシアネート成分の2つの溶剤を衝突反応させることにより形成される。発泡剤は、例えばハイドロフルオロオレフィン、ヒドロクロロフルオロオレフィン、シクロペンタン、水、および炭酸ガスからなる群から選択される少なくとも1つである。なお、発泡断熱材は、例えばポリウレアフォームまたは発泡スチロール等であってもよい。
断熱部2には、図示しない複数の孔が形成されている。当該複数の孔は、発泡剤が発泡することにより形成されたものである。複数の孔は、いわゆる独立気泡を成しており、断熱部2の外部と区画されている。断熱部2に形成された各孔内には、発泡剤に由来する組成を示すガスが充填されている。断熱部2に形成された各孔内のガスの組成は、例えば上記軸方向および上記周方向におけるその孔の位置によらず一定である。断熱部2の発泡倍率は、例えば上記軸方向および上記周方向において一定である。
断熱部2は、貯湯タンク1に接触している内周面と、当該内周面とは反対側に位置する外周面2aとを有している。断熱部2の外周面2aの少なくとも一部は、ケース4の内周面4aと間隔を隔てて配置されている。貯湯タンク1と断熱部2との一体物の容積は、ケース4の内周面4aに囲まれた容積よりも小さい。
各支持部3は、上記周方向において互いに間隔を隔てて配置されている。各支持部3は、互いに同等の構成を有している。各支持部3は、土台部材30、内部脚31、外部脚32および下面板33を有する。土台部材30は、貯湯タンク1の外周面に溶接されており、かつ例えばネジにより内部脚31の上方端部に固定されている。内部脚31の下方端部は、例えばネジにより、下面板33に固定されている。内部脚31は、上記内部空間に面している下面板33の上面に配置されている。外部脚32の上方端部は、例えばネジにより下面板33に固定されている。内部脚31および外部脚32は、例えば下面板33を挟むように配置されている。
ケース4は、少なくとも貯湯タンク1および断熱部2を内部に収容する。ケース4には、貯湯タンク1および断熱部2を収容する第1内部空間が設けられている。ケース4は、上記第1内部空間に面している内周面4aを有する。上述のように、ケース4の内周面4aは、断熱部2の外周面2aの少なくとも一部と間隔を隔てて配置されている。ケース4は、貯湯タンク1および断熱部2等を保護し、またはこれらの外観に意匠性を付与する。ケース4を構成する材料は、耐候性および難燃性を有する任意の材料であればよいが、例えば鋼または樹脂である。
ケース4は、例えば貯湯タンク1および断熱部2を囲むように配置された複数の板部を含む。複数の板部は、例えば正面板41、側面板42,43、背面板44、上面板45、およびけこみ板46を含む。正面板41、側面板42,43、背面板44、上面板45、およびけこみ板46の少なくともいずれかが、断熱部2の外周面2aの少なくとも一部と間隔を隔てて配置された内周面4aを有している。なお、各板部間は、例えば嵌合またはネジ等によって互いに接続されている。側面板42,43、背面板44、およびけこみ板46は、例えば支持部3の下面板33に接続されている。
貯湯タンク1に貯留された湯水の温度分布を検知するため、貯湯タンク1の外周面には、図示しない複数の温度センサが設置されていてもよい。この場合、貯湯タンク1の外周面において複数の温度センサが設置されている部分は、断熱部2から露出していてもよいし、断熱部2にインサートされていてもよい。各温度センサは、例えばサーミスタである。複数の温度センサは、例えば上記軸方向に互いに間隔を隔てて配置されている。複数の温度センサの上記軸方向の間隔は、均等であってもよいし、不均等であってもよい。
<貯湯式給湯器の構成>
図5に示されるように、貯湯式給湯器200は、上記貯湯タンクユニット100と、ヒートポンプユニット110とを備える。ヒートポンプユニット110は、比較的低温の水を加熱し、当該水と比べて高温の湯水を作る。貯湯タンクユニット100は、ヒートポンプユニット110で作られた温水を貯留して、外部へ供給する。
貯湯タンクユニット100は、貯湯タンク1および断熱部2の他に、貯湯タンク1の各継手と接続された給水管路120、給湯管路122,124、出水管路126、および入湯管路127をさらに備える。給水管路120の一端は、貯湯タンク1の継手1cに接続されている。給湯管路122の一端は、貯湯タンク1の継手1aに接続されている。給湯管路124の一端は、貯湯タンク1の継手1aに接続されている。出水管路126の一端は、貯湯タンク1の継手1dに接続されている。入湯管路127の一端は、貯湯タンク1の継手1aに接続されている。
給水管路120は、市水である低温水を貯湯タンク1に供給する。給湯管路122は、高温水を貯湯タンク1からシャワーまたは蛇口等の給湯端123に供給する。給湯管路124は、高温水を貯湯タンク1から浴槽内に配置された給湯端125に供給する。出水管路126は、低温水をヒートポンプユニット110に供給する。入湯管路127は、高温水をヒートポンプユニット110から貯湯タンク1に供給する。
貯湯タンクユニット100は、減圧弁130、逃し弁131、混合弁132、第1切替弁133、第2切替弁134、および逆止弁135をさらに備える。減圧弁130は、給水管路120に接続されている。逃し弁131は、給湯管路122に接続されている。混合弁132は、給湯管路122および給水管路120に接続されている第1混合弁と、給湯管路124および給水管路120に接続されている第2混合弁とを有している。第1切替弁133は、ヒートポンプユニット110に供給される低温水の供給元を切り替える。第2切替弁134は、貯湯タンク1とヒートポンプユニット110との間を流れる湯水の流路を切り替える。
減圧弁130、逃し弁131、混合弁132、第1切替弁133、第2切替弁134、および逆止弁135は、ケース4の内部に収容されている。減圧弁130、逃し弁131、混合弁132、第1切替弁133、第2切替弁134、および逆止弁135は、例えば断熱部2の外周面とケース4の内周面との間に配置されている。ケース4の内部に配置される貯湯式給湯器200の構成部品とケース4の外部に配置される貯湯式給湯器200の構成部品とは、例えばケース4のけこみ板46を介して接続されている。
<貯湯タンクユニットの製造方法>
次に、図6および図7を参照して、貯湯タンクユニット100の製造方法について説明する。
貯湯タンクユニット100の製造方法では、まず、貯湯タンク1、貯湯タンク1を収容する第1内部空間が設けられたケース4、および貯湯タンク1を収容する第2内部空間が設けられた金型500が準備される(工程S10)。貯湯タンク1は、上述した構成を有している。貯湯タンク1は、例えば支持部3に支持されている。すなわち、支持部3の土台部材30が貯湯タンク1の外周面に溶接されている。
金型500の第2内部空間の容積は、貯湯タンク1の外周面に囲まれた容積よりも大きく、かつケース4の第1内部空間の容積よりも小さい。金型500の第2内部空間の容積および形状は、貯湯タンクユニット100に要求される断熱性能を満足し、かつ貯湯タンクユニット100の小型化または軽量化を実現するように、設計されている。好ましくは、金型500の第2内部空間の容積および形状は、混合弁132等の貯湯式給湯器200の構成部品が断熱部2の外部であってケース4の内部に配置されるように、設計されている。言い換えると、上記第2内部空間の容積は、上記第1内部空間の容積と比べて、混合弁132等のケース4の内部に配置される構成部品の体積の総和以上小さい。
次に、図7に示されるように、貯湯タンク1が金型500の第2内部空間に収容される(工程S20)。このとき、支持部3は、第2内部空間の外部に配置される。
次に、金型500の第2内部空間に発泡断熱材を充填しかつ発泡させて、貯湯タンク1の少なくとも一部を覆う断熱部2が形成される(工程S30)。まず、金型500の第2内部空間に発泡断熱材が充填される。充填後、発泡剤が発泡される。発泡後、金型500の第2内部空間から、貯湯タンク1および断熱部2が取り出される。
次に、貯湯タンク1および断熱部2がケース4の第1内部空間に収容される(工程S40)。具体的には、支持部3の下面板33に、正面板41、側面板42,43、背面板44、上面板45、およびけこみ板46が接続される。これにより、下面板33、正面板41、側面板42,43、背面板44、上面板45、およびけこみ板46に囲まれた第1内部空間が形成され、かつ第1内部空間に貯湯タンク1、断熱部2、および支持部3の土台部材30、内部脚31が収容される。このようにして、貯湯タンクユニット100が製造される。
<作用効果>
実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100は、貯湯タンク1と、貯湯タンク1の少なくとも一部を覆う断熱部2と、貯湯タンク1および断熱部2を内部に収容するケース4とを備える。貯湯タンク1は、円筒形状を有する胴部10と、胴部10の一端に接続されている第1端部11と、胴部10の他端と接続されている第2端部12とを含む。断熱部2を構成する材料は発泡断熱材を含む。断熱部2は、少なくとも胴部10、第1端部11および第2端部12の各一部を覆い、かつ一体として形成されている。断熱部2の外周面の少なくとも一部は、ケース4の内周面と間隔を隔てて配置されている。
上記貯湯タンクユニット100では、断熱部2がケース4とは別体の金型500を用いて成型されていることにより、断熱部2の外周面の少なくとも一部がケース4の内周面と間隔を隔てて配置されている。金型500は、貯湯タンクユニット100に求められる断熱性能(目標性能)に最適な断熱部2を形成可能なように設計される。そのため、断熱部2の体積および重量は、目標性能に基づいて制御され得る。その結果、上記貯湯タンクユニット100は、従来の貯湯タンクユニットと比べて、小型化および軽量化を図ることができる。
さらに、上記貯湯タンクユニット100では、断熱部2の外周面とケース4の内周面との間に、混合弁132等の貯湯式給湯器200の構成部品を配置することができる。
上記特許文献1に記載の貯湯タンクユニットでは、このような構成部品をケース内に配置するためには、ケース内の予め定められた位置にスペーサを配置した状態で、発泡断熱材をケース内に充填する必要がある。また場合によっては、複数のスペーサが必要となる。そのため、上記特許文献1に記載の貯湯タンクユニットでは、断熱部を形成する工程の作業が比較的煩雑となり、また製造コストが比較的高くなる。
これに対し、上記貯湯タンクユニット100では、金型500の第1内部空間に上記のようなスペーサを配置することなく、断熱部2の外周面とケース4の内周面との間に上記構成部品を配置するためのスペースを形成することができる。そのため、貯湯タンクユニット100は上記特許文献1に記載の貯湯タンクユニットと比べて容易に製造することができ、かつ貯湯タンクユニット100の製造コストは上記特許文献1に記載の貯湯タンクユニットのそれと比べて低減され得る。
実施の形態2.
実施の形態2に係る貯湯タンクユニットは、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100と基本的に同等の構成を備えるが、断熱部2に形成された各孔内のガスの熱伝導率が上記軸方向におけるその孔の位置によって異なっている点で、異なる。
断熱部2は、第1端部11の少なくとも一部を覆っている第1部分と、該第1部分よりも第2端部12側に位置する第2部分とに区分され得る。断熱部2の第2部分は、例えば貯湯タンク1の第2端部12の少なくとも一部を覆っている。断熱部2の上記第1部分と上記第2部分とは一体として形成されている。
断熱部2の上記第1部分に形成された各孔内のガスの熱伝導率は、断熱部2の上記第2部分に形成された各孔内のガスの熱伝導率よりも低い。なお、第1部分と第2部分との境界の上記軸方向における位置は、貯湯タンク1に貯留される湯水の上記軸方向における温度分布に応じて、任意に設定することができる。
実施の形態2に係る貯湯タンクユニットの製造方法は、以下の点で実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100の製造方法と異なる。
上記工程(S30)では、相対的に熱伝導率が低いガスを発生させる第1発泡剤と、相対的に熱伝導率が高いガスを発生させる第2発泡剤とが用いられる。具体的には、まず、相対的に熱伝導率が高いガスを発生させる第2発泡剤を含む第2発泡断熱材が金型500の第2内部空間の第2端部12側に充填され、該第2発泡剤が発泡される。これにより、上記第2部分が形成される。次に、相対的に熱伝導率が低いガスを発生させる第1発泡剤を含む第1発泡断熱材が上記第2内部空間の残部に充填され、該第1発泡剤が発泡される。これにより、上記第1部分が形成される。このとき、発泡時に発生する熱(発泡熱)によって、先に形成された上記第2部分と後に形成された上記第1部分とが接着して一体となる。その結果、断熱部2の上記第1部分の各孔内には第1発泡剤に由来するガスが封入され、断熱部2の上記第2部分の各孔内には第2発泡剤に由来するガスが封入される。
実施の形態2に係る貯湯タンクユニットでは、断熱部2の上記第1部分の断熱性能が断熱部2の上記第2部分の断熱性能と比べて高い。そのため、実施の形態2に係る貯湯タンクユニットおよび貯湯式給湯器の年間給湯保温効率等の省エネ性能は、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100および貯湯式給湯器200のそれと同等とされ得る。
一方で、貯湯タンク1の第2端部12側に貯留される湯水の温度が貯湯タンク1の第1端部11側に貯留される湯水の温度と比べて低いため、上記第2部分に要求される断熱性能は上記第1部分に要求される断熱性能と比べて低い。そのため、実施の形態2に係る断熱部2の断熱性能は、実施の形態1に係る断熱部2の断熱性能と比べて、目標性能に対してさらに最適化されている。また、一般的に熱伝導率が低いガスを発生させる発泡剤のコストは熱伝導率が高いガスを発生させる発泡剤のコストと比べて高い。そのため、実施の形態2に係る貯湯タンクユニットの製造方法では、要求される断熱性能が比較的高い部分にのみ熱伝導率が低いガスを発生させる発泡剤を使用し、要求される断熱性能が当該部分よりも低い部分には熱伝導率が高いガスを発生させる発泡剤を使用することができるため、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100の製造方法と比べて、製造コストが低減されている。
実施の形態3.
実施の形態3に係る貯湯タンクユニットは、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100と基本的に同等の構成を備えるが、断熱部2の発泡倍率が上記軸方向におけるその孔の位置によって異なっている点で、異なる。
断熱部2は、第1端部11の少なくとも一部を覆っている第1部分と、該第1部分よりも第2端部12側に位置する第2部分とに区分され得る。断熱部2の第2部分は、例えば貯湯タンク1の第2端部12の少なくとも一部を覆っている。断熱部2の上記第1部分と上記第2部分とは一体として形成されている。
断熱部2の上記第1部分の発泡倍率は、断熱部2の上記第2部分の発泡倍率よりも低い。異なる観点から言えば、断熱部2の上記第1部分の密度は、断熱部2の上記第2部分の密度よりも高い。なお、第1部分と第2部分との境界の上記軸方向における位置は、貯湯タンク1に貯留される湯水の上記軸方向における温度分布に応じて、任意に設定することができる。
実施の形態3に係る貯湯タンクユニットの製造方法は、以下の点で実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100の製造方法と異なる。
上記工程(S30)では、金型500の第2内部空間内への発泡断熱材の充填が少なくとも2段階で実施される。また、後に充填される発泡断熱材は、先に充填された発泡断熱材が金型500内で発泡された後に金型500内に充填される。具体的には、まず、金型500の第2内部空間において相対的に低密度である上記第1部分が形成されるべき領域、すなわち該第2内部空間の第2端部12側に、発泡断熱材が充填される。この発泡断熱材は、該第2内部空間内においてフリー状態で発泡される。この第2内部空間内での発泡が完了する間際に、金型500の第2内部空間において相対的に高密度である上記第2部分が形成されるべき領域、すなわち該第2内部空間の残余の領域に、発泡断熱材が充填される。当該発泡断熱材の充填量は、当該発泡断熱材の密度が先に充填および発泡された上記第1部分となるべき発泡断熱材の密度よりも高くなるように、設定される。第2内部空間の残余の領域内に上記充填量の当該発泡断熱材が充填された後に、当該発泡断熱材が発泡される。第2内部空間内での発泡時に発生する熱(発泡熱)によって、先に充填された上記第2部分と後に充填された上記第1部分とが一体となる。これにより、相対的に低密度である上記第2部分と相対的に高密度である上記第1部分とが一体として形成された断熱部2が形成される。なお、第2内部空間の残余の領域に発泡断熱材の充填を開始するタイミングは、金型500の第2空間内における上記フリー状態での発泡が完了した後、例えば完了直後であってもよい。
実施の形態3に係る貯湯タンクユニットでは、断熱部2の上記第1部分の断熱性能が断熱部2の上記第2部分の断熱性能と比べて高い。そのため、実施の形態3に係る貯湯タンクユニットおよび貯湯式給湯器の年間給湯保温効率等の省エネ性能は、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100および貯湯式給湯器200のそれと同等とされ得る。
一方で、貯湯タンク1の第2端部12側に貯留される湯水の温度が貯湯タンク1の第1端部11側に貯留される湯水の温度と比べて低いため、上記第2部分に要求される断熱性能は上記第1部分に要求される断熱性能と比べて低い。そのため、実施の形態3に係る断熱部2の断熱性能は、実施の形態1に係る断熱部2の断熱性能と比べて、目標性能に対してさらに最適化されている。また、体積が等しく密度が異なる2つの断熱部の重量を比較した場合、高密度の断熱部の重量は低密度の断熱部の重量と比べて多くなるため、高密度の断熱部の製造コストは高密度の断熱部の製造コストと比べて高い。そのため、実施の形態3に係る貯湯タンクユニットの製造方法では、要求される断熱性能が比較的高い部分にのみ熱伝導率が低いガスを発生させる発泡剤を使用し、要求される断熱性能が当該部分よりも低い部分には熱伝導率が高いガスを発生させる発泡剤を使用することができるため、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100の製造方法と比べて、製造コストが低減されている。
なお、実施の形態3に係る貯湯タンクユニットは、実施の形態2に係る貯湯タンクユニットと同様の構成を有していてもよい。断熱部2の上記第1部分に形成された各孔内のガスの熱伝導率が断熱部2の上記第2部分に形成された各孔内のガスの熱伝導率よりも低く、かつ断熱部2の上記第1部分の発泡倍率が断熱部2の上記第2部分の発泡倍率よりも低くてもよい。
実施の形態4.
図8および図9に示されるように、実施の形態4に係る貯湯タンクユニットは、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100と基本的に同等の構成を備えるが、真空断熱材5をさらに備える点で異なる。
真空断熱材5は、例えば断熱部2の内部にインサートされている。真空断熱材5の周囲は、断熱部2によって覆われている。真空断熱材5は、貯湯タンク1の外周面に沿った形状を有している。真空断熱材5は、貯湯タンク1の中心からの距離に応じた曲率を有している。真空断熱材5の当該中心からの距離は、断熱部2の外周面の当該中心からの距離よりも短く、断熱部2の内周面の当該中心からの距離よりも長い。真空断熱材5は、例えば上記周方向の全周に渡って貯湯タンク1を囲むように配置されている。真空断熱材5は、例えば胴部10の上方に位置する部分、および断熱部2において比較的薄い部分に覆われており第1端部11において下方に位置する部分を囲むように配置されている。
なお、真空断熱材5は、例えば上記周方向の一部のみに配置されていてもよい。例えば、断熱部2の厚みが上記周方向において一定に設けられていない場合、真空断熱材5は断熱部2の厚みが相対的に薄い部分にのみ配置されていてもよい。断熱部2の厚みは、上記軸方向に対する径方向における断熱部2の幅である。
実施の形態4に係る貯湯タンクユニットの製造方法は、以下の点で実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100の製造方法と異なる。
まず、上記工程(S10)では、真空断熱材5が準備される。真空断熱材5は公知の方法により製造される。次に、上記工程(S20)では、金型500の上記第2内部空間に、貯湯タンク1とともに真空断熱材5が収容される。次に、上記工程(S30)では、発泡断熱材が金型500の第2内部空間に充填され、発泡される。このとき、発泡断熱材は、貯湯タンク1と真空断熱材5との間および真空断熱材5と金型500との間に充填される。これにより、真空断熱材5がインサートされた断熱部2が形成される。
実施の形態4に係る貯湯タンクユニットは、真空断熱材5をさらに備えるため、実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100と比べて断熱性能を向上できる。また、実施の形態4に係る貯湯タンクユニットでは、真空断熱材5が断熱部2に覆われているため、真空断熱材5が露出している場合と比べて真空断熱材5の破損が抑制されている。
なお、実施の形態4に係る貯湯タンクユニットは、実施の形態2または3に係る貯湯タンクユニットが真空断熱材5をさらに備えた構成を有していてもよい。
実施の形態5.
図10および図11に示されるように、実施の形態5に係る貯湯タンクユニットは、実施の形態4に係る貯湯タンクユニットと基本的に同等の構成を備えるが、第2断熱部6をさらに備える点で異なる。
第2断熱部6は、貯湯タンクユニット100において要求される断熱性能が比較的低い部分に配置されている。第2断熱部6は、少なくとも貯湯タンク1の第2端部12の一部を覆っている。第2断熱部6の外周面6aの少なくとも一部は、ケース4の内周面4aと間隔を隔てて配置されている。第2断熱部6は、例えば第2端部12の上記一部を、上記周方向の全周に渡って覆っている。
第2断熱部6の熱伝導率は、断熱部2の熱伝導率よりも高い。第2断熱部6を構成する材料のコストは、断熱部2を構成する材料のコストと比べて低い。
第2断熱部6は、凹部6bを有している。凹部6bは、第1端部11側に開口している。凹部6bは、第2断熱部6の第1端部11側に向いた上面に対して凹んでいる。凹部6bは、例えば上記周方向に連なっている。凹部6bは、例えば第2断熱部6の内周面に対して凹んでいる。
断熱部2は、第2端部12側に突出した凸部2bを有している。断熱部2の凸部2bは、例えば第2断熱部6の凹部6bに嵌合されている。第2断熱部6は、例えば断熱部2と別体として構成されている。
実施の形態5に係る貯湯タンクユニットの製造方法は、以下の点で実施の形態1に係る貯湯タンクユニット100の製造方法と異なる。
まず、上記工程(S10)では、第2断熱部6がさらに準備される。第2断熱部6は公知の方法により製造される。また、貯湯タンク1は、支持部3に支持されていない状態で、準備される。その後、上記工程(S30)により形成された断熱部2に、第2断熱部6が嵌め合される。このとき、貯湯タンク1の外周面において支持部3の土台部材30に溶接されるべき領域は、断熱部2および第2断熱部6から露出している。その後、当該領域に土台部材30が溶接される。このようにして、第2断熱部6を備える貯湯タンクユニットが形成される。
実施の形態5に係る貯湯タンクユニットにおいて断熱部2および第2断熱部6によって実現される断熱性能は、これらと同等の領域を覆う1つの断熱部2によって実現される断熱性能と比べて、目標性能に対してさらに最適化され得る。また、実施の形態5に係る貯湯タンクユニットの製造コストは、その断熱部2および第2断熱部6と同等の領域を覆う1つの断熱部2を備える貯湯タンクユニット100の製造コストと比べて、低減され得る。
なお、第2断熱部6は、断熱部2と一体として形成されていてもよい。第2断熱部6の凹部6bの少なくとも一部は、断熱部2の凸部2bと接着されていてもよい。例えば、図12に示されるように、上記工程(S20)において貯湯タンク1および第2断熱部6が金型500の上記第2内部空間に収容された後、上記工程(S20)において発泡断熱材が第2内部空間に充填され、発泡されることにより、第2断熱部6の凹部6bと接着された凸部2bを有する断熱部2が形成されてもよい。この場合、金型500には、第2内部空間内の予め定められた位置に配置された第2断熱部6の凹部6bに対し、発泡断熱材を効率的に充填するための充填孔が設けられているのが好ましい。このようにして形成された断熱部2と第2断熱部6との間にも隙間が形成され得るが、当該隙間は予め形成された断熱部2に第2断熱部6を嵌合させた場合の両者の間の隙間と比べて小さくなる。そのため、上記のようにして一体として形成された断熱部2および第2断熱部6は、嵌合された断熱部2および第2断熱部6と比べて、熱漏洩を防ぐことができる。また、上記工程(S30)では、第2断熱部6が凹部6b内に充填された発泡断熱材の発泡圧力によって保持されるため、貯湯タンク1に対する第2断熱部6の位置ズレが防止される。
なお、実施の形態5に係る貯湯タンクユニットは、実施の形態1~3に係る貯湯タンクユニットが第2断熱部6をさらに備えた構成を有していてもよい。また、実施の形態5に係る貯湯タンクユニットは、複数の第2断熱部6を備えていてもよい。各第2断熱部6には、複数の凹部6bが形成されていてもよい。
<変形例>
実施の形態1~5に係る貯湯タンクユニットにおいて、断熱部2は、第2端部12の全体を露出するように設けられていてもよい。このような断熱部2も、金型500の第2内部空間が適切に設計されていることにより、容易に成形され得る。
今回開示された各実施の形態は、明細書内で言及されていない組み合わせを含めて、適宜組合わせて実施することも予定されている。そして、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 貯湯タンク、1a,1b,1c,1d,1e 継手、2 断熱部、2a,6a 外周面、2b 凸部、3 支持部、4a 内周面、4 ケース、5 真空断熱材、6 第2断熱部、6b 凹部、10 胴部、11 第1端部、12 第2端部、30 土台部材、31 内部脚、32 外部脚、33 下面板、41 正面板、42,43 側面板、44 背面板、45 上面板、46 けこみ板、100 貯湯タンクユニット、110 ヒートポンプユニット、120 給水管路、122,124 給湯管路、123 給湯端、126 出水管路、127 入湯管路、130 減圧弁、131 逃し弁、132 混合弁、133 第1切替弁、134 第2切替弁、135 逆止弁、200 貯湯式給湯器、500 金型。

Claims (8)

  1. 貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの少なくとも一部を覆う断熱部と、
    前記貯湯タンクおよび前記断熱部を内部に収容するケースとを備え、
    前記貯湯タンクは、円筒形状を有する胴部と、前記胴部の一端に接続されている第1端部と、前記胴部の他端と接続されている第2端部とを含み、
    前記断熱部を構成する材料は発泡断熱材を含み、
    前記断熱部は、少なくとも前記胴部および前記第1端部の各一部を覆い、かつ一体として形成されており、
    前記断熱部の外周面の少なくとも一部は、前記ケースの内周面と間隔を隔てて配置されており、
    前記断熱部は、前記第1端部の少なくとも一部を覆っている第1部分と、前記第1部分よりも前記第2端部側に位置する第2部分とを有し、
    前記第1部分の発泡倍率は、前記第2部分の発泡倍率よりも低い、貯湯タンクユニット。
  2. 貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの少なくとも一部を覆う断熱部と、
    前記貯湯タンクおよび前記断熱部を内部に収容するケースとを備え、
    前記貯湯タンクは、円筒形状を有する胴部と、前記胴部の一端に接続されている第1端部と、前記胴部の他端と接続されている第2端部とを含み、
    前記断熱部を構成する材料は発泡断熱材を含み、
    前記断熱部は、少なくとも前記胴部および前記第1端部の各一部を覆い、かつ一体として形成されており、
    前記断熱部の外周面の少なくとも一部は、前記ケースの内周面と間隔を隔てて配置されており、
    前記断熱部は、前記第1端部の少なくとも一部を覆っている第1部分と、前記第1部分よりも前記第2端部側に位置する第2部分とを有し、
    前記第1部分および前記第2部分には、外部と区画された複数の孔が形成されており、
    前記第1部分に形成された前記孔に充填されたガスの熱伝導率は、前記第2部分に形成された前記孔に充填されたガスの熱伝導率よりも低い、貯湯タンクユニット。
  3. 前記第2端部の少なくとも一部は、前記断熱部から露出している、請求項1又は2に記載の貯湯タンクユニット。
  4. 少なくとも前記第2端部の一部を覆う第2断熱部をさらに備え、
    前記第2断熱部の外周面の少なくとも一部は、前記ケースの前記内周面と間隔を隔てて配置されている、請求項に記載の貯湯タンクユニット。
  5. 前記第2断熱部は、前記第1端部側に開口している凹部を有し、
    前記断熱部は、前記凹部に嵌合されており、前記第2端部側に突出した凸部を有している、請求項に記載の貯湯タンクユニット。
  6. 前記第2断熱部の前記凹部の少なくとも一部は、前記断熱部の前記凸部と接着されている、請求項に記載の貯湯タンクユニット。
  7. 前記第1端部は、前記第2端部よりも上方に配置されている、請求項1~のいずれか1項に記載の貯湯タンクユニット。
  8. 貯湯タンクと、貯湯タンクを収納する第1内部空間が設けられたケースと、前記貯湯タンクを収容する第2内部空間が設けられた金型とを準備する工程と、
    前記貯湯タンクを前記金型の前記第2内部空間内に配置する工程と、
    前記金型の前記第2内部空間に発泡断熱材を充填しかつ発泡させて、前記貯湯タンクの少なくとも一部を覆う断熱部を形成する工程と、
    前記貯湯タンクおよび前記断熱部を前記ケースの前記第1内部空間に配置する工程とを備え、
    前記第2内部空間の容積は、前記第1内部空間の容積よりも小さく、
    前記貯湯タンクは、円筒形状を有する胴部と、前記胴部の一端に接続されている第1端部と、前記胴部の他端と接続されている第2端部とを含み、
    前記第2端部の少なくとも一を覆う第2断熱部を準備する工程をさらに備え、
    前記配置する工程では、前記貯湯タンクおよび前記第2断熱部を前記金型の内部に配置する、貯湯タンクユニットの製造方法。
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