JP7092806B2 - 端末及び基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置及び基地局装置に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5GあるいはNR(New Radio)と呼ばれる無線通信方式(以下、当該無線通信方式を「5G」あるいは「NR」という。)の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。
NRでは、ユーザ装置と基地局装置とが接続を確立する際の初期アクセスにおいて、基地局装置から送信される同期信号によるセル検出及びセル同定、及び初期アクセスに必要なシステム情報の一部の取得が、ユーザ装置によって行われる(例えば非特許文献1)。
また、NRでは、LTE(Long Term Evolution)と同様の低い周波数帯から、LTEよりも更に高い周波数帯までの幅広い周波数を使用することが想定されている。特に、高周波数帯では伝搬ロスが増大することから、当該伝搬ロスを補うために、ビーム幅の狭いビームフォーミングを適用することが検討されている(例えば非特許文献2)。
3GPP TS 36.213 V14.5.0(2017-12) 3GPP TS 36.211 V14.5.0(2017-12)
NRにおいて、初期アクセスに必要な同期信号及びシステム情報の一部は、連続したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルから構成されるSS block(Synchronization Signal block)と呼ばれるリソースユニットで、無線フレームにマッピングされる。ユーザ装置は、基地局装置から送信されるSS blockを受信して初期アクセスに必要な情報を取得する。初期アクセスに必要な情報には、RACH(Random Access Channel)リソース及びプリアンブル信号形式を特定する情報が含まれる。
また、NRにおいては、基地局装置は、ビームフォーミングを適用して複数のビームを送信する。当該ビームに関連付けられたSS blockをユーザ装置は受信し、初期アクセスに必要な情報を取得する。RACHリソースは、SS blockに関連付けられている。
ここで、基地局装置からのPDCCH orderによりトリガされる非衝突型ランダムアクセスに使用されるRACHリソースをユーザ装置に通知する場合、RACHリソースを特定するための情報、すなわち、RACHリソースの時間領域及び周波数領域の位置、プリアンブルインデックス、関連付けられるSS block等が特定される必要がある。
また、NRにおいては、BWP(Bandwidth Part)ごとのRACH configurationが想定されるため、ユーザ装置がランダムアクセス手順をいずれのBWPで行うのか、通知されるか又は予め規定される必要がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、NRにおけるランダムアクセス手順で使用されるRACHリソースをユーザ装置に適切に通知することを目的とする。
開示の技術によれば、同期ブロックと、非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示とを前記基地局装置から受信する受信部と、非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示に基づいて、前記非衝突型ランダムアクセスに使用する同期ブロック、ランダムアクセスプリアンブル及びランダムアクセスチャネルリソースを特定する制御部と、特定された前記同期ブロック及び前記ランダムアクセスチャネルリソースを使用して、前記ランダムアクセスプリアンブルを前記基地局装置に送信する送信部とを有し、前記制御部は、前記非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示に含まれる、ランダムアクセスチャネル送信機会を示す情報に基づいて、前記ランダムアクセスチャネルリソースを特定し、前記ランダムアクセスチャネル送信機会1つ当りの前記同期ブロックの数は、1、2、4、8、16を含み、前記ランダムアクセスプリアンブルのインデックスは、前記複数の同期ブロック間で共通のインデックスである、端末が提供される。
開示の技術によれば、NRにおけるランダムアクセス手順で使用されるRACHリソースをユーザ装置に適切に通知することができる。
本発明の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。 時間領域におけるRACHリソース指定の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるSS blockに関連付けられたRACHリソースを説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるSS blockとプリアンブルインデックスとのマッピングの例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(3)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(4)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるSS blockとプリアンブルインデックスとのマッピングの例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(5)を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置100又はユーザ装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。ただし、当該既存技術は、例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する用語「LTE」は、特に断らない限り、LTE-Advanced、及び、LTE-Advanced以降の方式(例:NR)を含む広い意味を有するものとする。
また、以下で説明する本発明の実施の形態では、既存のLTEで使用されているSS(Synchronization Signal)、PSS(Primary SS)、SSS(Secondary SS)、PBCH(Physical broadcast channel)、PRACH(Physical RACH)等の用語を使用している。これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。
また、本発明の実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。また、以下の説明において、送信ビームを用いて信号を送信することは、プリコーディングベクトルが乗算された(プリコーディングベクトルでプリコードされた)信号を送信することとしてもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、所定の重みベクトルを受信した信号に乗算することとしてもよい。また、送信ビームを用いて信号を送信することは、特定のアンテナポートで信号を送信することと表現されてもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、特定のアンテナポートで信号を受信することと表現されてもよい。アンテナポートとは、3GPPの規格で定義されている論理アンテナポート又は物理アンテナポートを指す。なお、送信ビーム及び受信ビームの形成方法は、上記の方法に限られない。例えば、複数アンテナを備える基地局装置100又はユーザ装置200において、それぞれのアンテナの角度を変える方法を用いてもよいし、プリコーディングベクトルを用いる方法とアンテナの角度を変える方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、異なるアンテナパネルを切り替えて利用してもよいし、複数のアンテナパネルを合わせて使う方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、その他の方法を用いてもよい。また、例えば、高周波数帯において、複数の互いに異なる送信ビームが使用されてもよい。複数の送信ビームが使用されることを、マルチビーム運用といい、ひとつの送信ビームが使用されることを、シングルビーム運用という。
図1は、本発明の実施の形態における通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示されるように、基地局装置100及びユーザ装置200を含む。図1には、基地局装置100及びユーザ装置200が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
基地局装置100は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置200と無線通信を行う通信装置である。図1に示されるように、基地局装置100は、同期信号及びシステム情報をユーザ装置200に送信する。同期信号は、例えば、NR-PSS及びNR-SSSである。システム情報は、例えば、NR-PBCHにて送信される。また、システム情報は、報知情報ともいう。基地局装置100及びユーザ装置200とはいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。ユーザ装置200は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置であり、基地局装置100に無線接続し、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。初期アクセスの段階において、図1に示されるように、ユーザ装置200は、ランダムアクセスのプリアンブル信号を基地局装置100に送信する。当該ランダムアクセスは、基地局装置100から受信したNR-PBCHによるシステム情報に加え、NR-PDCCH(Physical downlink control channel)によってスケジューリングされたNR-PDSCH(Physical downlink shared channel)によるシステム情報であるRMSI(Remaining minimum system information)に基づいて行われる。RMSIは、例えば、RACH設定等の初期アクセスに必要な情報を含む。
図2は、時間領域におけるRACHリソース指定の例を示す図である。図2において、時間領域におけるRACHリソースを指定する「PRACH Mask Index」の例を示す。「PRACH Mask Index」は、RACH configuration indexによって指定されるRACHリソースのうち、いずれの時間領域のRACHリソースが利用可能であるかユーザ装置200に通知するための情報である。
図2に示される例のFDDのPRACHにおいては、PRACH Resource Index 0からPRACH Resource Index 9までの10通りと、サブフレームの最初のPRACHからカウントしてPRACH送信機会の偶数番目と、サブフレームの最初のPRACHからカウントしてPRACH送信機会の奇数番目とが設定可能である。
図2に示される例のTDDのPRACHにおいては、PRACH Resource Index 0からPRACH Resource Index 5までの6通りと、サブフレームの最初のPRACHからカウントしてPRACH送信機会の偶数番目と、サブフレームの最初のPRACHからカウントしてPRACH送信機会の奇数番目と、サブフレームの最初のPRACH Resource Indexと、サブフレームの2番目のPRACH Resource Indexと、サブフレームの3番目のPRACH Resource Indexとが利用可能である。
図3は、本発明の実施の形態におけるSS blockに関連付けられたRACHリソースを説明するための図である。図3に示されるように、NRにおいて、基地局装置100からビームに関連付けられたSS block(以下、「SSB」という。)を含むSS burst setが送信される。ユーザ装置200は、検出可能なSSBを受信して、受信したSSBに関連付けられたRACHリソースでプリアンブルを送信して初期アクセス手順を開始する。RACHリソースは、ビームに関連付けられていてもよい。
図3に示される例では、SS burst setに含まれる4番目のSSBをユーザ装置200は受信し、4番目のSSBに関連付けられているRACHリソース2で、プリアンブルを送信する。また、図3に示される例では、SS burst setに含まれる2番目のSSBは、RACHリソース1に関連付けられ、SS burst setに含まれる6番目のSSBは、RACHリソース3に関連付けられている。また、SSBには、対応するSSB indexが存在し、例えば、SS burst setに含まれる4番目のSSBのSSB indexは、「4」と定義される。
図4は、本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例を説明するためのシーケンス図である。ステップS1において、PDCCH order(以下、「PDCCH指示」という。)が、基地局装置100からユーザ装置200に通知される。PDCCH指示とは、例えば、接続状態(Connected mode)にあるユーザ装置200が、UL(Uplink)同期が外れている可能性がある場合に、同期を回復するためにネットワークからランダムアクセス手順をユーザ装置200にトリガするものである。また、例えばLTEにおいては、PDCCH指示を介して、プリアンブルインデックス(6bit)、図2で説明したPRACH Mask Index(4bit)等のRACHリソース及びプリアンブルインデックスを特定する情報が、DCI(Downlink Control Information)フォーマット1Aを用いて、ユーザ装置200に通知される。上記のRACHリソース及びプリアンブルインデックスを特定する情報は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって通知される場合もある。
上記のように指定されたプリアンブルインデックスを用いて、ユーザ装置200がランダムアクセス手順を実行することによって、非衝突型ランダムアクセスを行うことができる。なお、衝突型ランダムアクセスの場合、所定の範囲のプリアンブルインデックスから、ランダムに使用するプリアンブルが選択される。
また、NRにおいて、上記のRACHリソース及びプリアンブルインデックスを特定する情報を含むRACHに係る設定は、BWPごとに設定される可能性がある。NRにおいて、BWPは、DL(Downlink)又はULそれぞれのキャリア帯域幅内で、ユーザ装置200に通知される利用可能な帯域の位置及び幅に対応する。例えば、RRCによって1又は複数のBWPがセミスタティックに設定されて、DL又はULそれぞれでいずれか1つのBWPがアクティブに設定されることが想定される。アクティブなBWPは、DCI又はタイマ等によって切り替えられる。「Initial active BWP」とは、アイドル状態のユーザ装置200が、初期アクセス時に使用するBWPである。すなわち、当該BWPにおいて、初期アクセスが実行される。「Default BWP」は、アクティブなBWPのタイマが満了した場合等に、切り替わるBWPである。
ステップS2において、ユーザ装置200は、ステップS1で取得したRACHリソース及びプリアンブルインデックスを特定する情報に基づいて、ランダムアクセスプリアンブルを基地局装置100に送信する。
ステップS3において、基地局装置100は、ランダムアクセスレスポンスをユーザ装置200に送信する。ランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、PDCCHにてRA-RNTI(Random Access - Radio Network Temporary Identifier)宛てに送信され、少なくともランダムアクセスプリアンブルの識別子、タイミングアライメント及び初期上りリンクグラントを含む。非衝突型ランダムアクセスの場合、ステップS3でランダムアクセス手順は完了する。
図5は、本発明の実施の形態におけるランダムアクセス手順の例を説明するためのフローチャートである。図5は、ユーザ装置200におけるランダムアクセス手順の一例を示す図である。基地局装置100は、PSS、SSS及びPBCHを、ユーザ装置200に送信する。PBCHには、システム情報の一部が含まれる。なお、ランダムアクセス手順開始時に、送信カウンタは「1」が設定される。
ステップS11において、ユーザ装置200は、基地局装置100から受信したランダムアクセス手順を実行するためのリソース、すなわち、周波数領域及び時間領域で特定されるRACHリソース及びプリアンブルフォーマット等を特定する情報に基づいて、ランダムアクセスに使用するリソースを選択する。続いて、ユーザ装置200は、選択されたリソースを使用してランダムアクセスプリアンブルを送信する(S12)。ランダムアクセスプリアンブルの送信電力設定については後述する。
ステップS13において、ユーザ装置200は、基地局装置100からランダムアクセスレスポンスを受信する。ランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答である。ランダムアクセスレスポンスがユーザ装置200において受信された場合(S13のYES)、ステップS14に進み、ランダムアクセスレスポンスがユーザ装置200において受信されなかった場合(S13のNO)、ステップS15に進む。
ステップS14において、ユーザ装置200は、ランダムアクセスが成功したとみなし、ランダムアクセス手順を終了する。
ステップS15において、ユーザ装置200は、送信カウンタが通知されるか予め規定される上限を超えたか否か判定する。上限を超えている場合(S15のYES)、ステップS17に進み、上限を超えていない場合(S15のNO)、ステップS17に進む。
ステップS16において、ユーザ装置200は、ランダムアクセスが失敗したとみなし、ランダムアクセス手順を終了する。一方、ステップS17において、ユーザ装置200は、送信カウンタを1増やして、ランダムアクセスプリアンブルを再送するためにステップS11に戻り、再度ランダムアクセスリソースの選択を行う。
図6Aは、本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(1)を示す図である。1「RACH occasion」(以下、「RACH送信機会」という。)あたりのSSBの数が、SSBとRACHリソースとのマッピングに係るパラメータとして設定される。1RACH送信機会あたりのSSBの数は、例えば、1/8、1/4、1/2、1、2、4、8、16であってもよい。1RACH送信機会は、周波数領域及び時間領域で1度RACHを送信することができるRACHリソースに対応する。また、SSBとRACHリソースとのマッピングは、第1にプリアンブルインデックスが優先され、第2に周波数領域が優先され、第3に時間領域が優先される。
図6Aは、1RACH送信機会にマッピングされるSSBの数が1/8であり、SSBの総数は3であるマッピングの例である。図6Aに示されるように、8つのRACH送信機会に、1つのSSBが対応することで、1RACH送信機会にマッピングされるSSBの数は1/8となる。異なる網掛けで示した異なる3つのSSBそれぞれに、8つのRACH送信機会がマッピングされる
図6Bは、本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(2)を示す図である。図6Bは、無線フレームの1スロットあたりに対応するRACHリソースを模式的に示した例である。1スロットあたりに対応するRACHリソースをRACHスロットと呼んでもよい。1スロットあたり、周波数領域に4つのリソース及び時間領域に3つのリソースが対応し、全部で12のRACHリソースが含まれる。
図6Cは、本発明の実施の形態におけるSS blockとプリアンブルインデックスとのマッピングの例(1)を示す図である。図6Cは、プリアンブルインデックス領域に、SSBがマッピングされる例である。1RACHリソースに、64プリアンブルインデックスが対応する。64プリアンブルインデックスは、SSBの数で等分されてマッピングされる。図6Cは、SSBの数が4である場合に4等分されてマッピングされる例であり、図示される1マスが16プリアンブルインデックスに対応する。
プリアンブルインデックスのマッピングにおいて、さらに、衝突型ランダムアクセス(以下、「CBRA(Contention based random access)」という。)又は非衝突型ランダムアクセス(以下、「CFRA(Contention free random access)という。」のいずれに使用されるプリアンブルインデックスであるかが割り当てられてもよい。例えば、1RACH送信機会あたりのCBRA用のプリアンブルの数が割り当てられてもよい。当該CBRA用のプリアンブルの数の割り当て方法は、1RACH送信機会あたりのSSBの数で異なってもよい。例えば、1RACH送信機会あたりのSSBの数が、1/8、1/4、1/2、1、2であるとき、プリアンブルインデックスの数が相対的に大きいため、CBRA用のプリアンブルの数は、粒度が4で割り当てられてもよく、1RACH送信機会あたりのSSBの数が、4、8、16であるとき、プリアンブルインデックスの数が相対的に小さいため、粒度が1で割り当てられてもよい。
例えば、1RACH送信機会あたりのSSBの数が2であるとき、64プリアンブルインデックスは2等分されて、1SSBあたり32プリアンブルインデックスがマッピングされる。さらに、CBRA用のプリアンブルの数が、4*6=24が割り当てられた場合、24プリアンブルインデックスがCBRA用、残りの8プリアンブルインデックスがCFRA用となる。
図7は、本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(3)を示す図である。図7は、周波数領域のリソース数が2であり、1RACH送信機会あたりのSSBの数が2であり、SSBの総数が8であるマッピングの例である。1RACH送信機会あたりのSSBの数が2であるため、プリアンブルインデックス領域において2つのSSBがマッピングされる。第1にプリアンブルインデックスが優先され、第2に周波数領域が優先され、第3に時間領域が優先されるマッピングであるため、例えばSSB#1及びSSB#2がマッピングされるRACHリソースの次の周波数領域のRACHリソースには、SSB#3及びSSB#4がマッピングされる。また例えば、SSB#1~SSB#4がマッピングされるRACHリソースの次の時間領域のRACHリソースには、SSB#5~SSB#8がマッピングされる。
図8Aは、本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(4)を示す図である。PDCCH指示によりトリガされるランダムアクセス手順を含む、接続状態にあるユーザ装置200が実行するランダムアクセス手順において、ユーザ装置200が使用するSSBは、以下のように選択されてもよい。
1)最も良い受信品質又は電力が測定されたSSBを選択する。
2)自由に選択する。
3)直近で選択していたSSBを選択する。例えば、ユーザ装置200がPRACH送信又は測定のために選択していたSSBを選択する。
ここで、各SSBに対応するRACHリソース群又はプリアンブルインデックス群に対する相対的位置が、基地局装置100からユーザ装置200に通知されてもよい。すなわち、SSBごとの、時間領域、周波数領域又はプリアンブルインデックス領域のそれぞれに対して、相対的位置が通知されてもよい。
図8Aは、各SSBに対応するRACHリソース群に対する相対的位置が通知される例であって、1RACH送信機会にマッピングされるSSBの数が1/8であり、SSBの総数は3である。図8Aに示されるように、1SSBに8RACHリソースが対応するため、時間領域及び周波数領域の位置は3ビットで通知することができる。すなわち、1SSBに対応するRACHリソースを特定する通知を行うため、すべてのSSBに対応するRACHリソースを特定する通知よりも情報量が削減できる。図8Aに示されるように、3ビットの0から8のインデックスで示されるRACHリソースは、第1に周波数領域、第2に時間領域を優先して特定されてもよい。なお、インデックスで示されるRACHリソースは、第1に時間領域、第2に周波数領域を優先して特定されてもよい。ユーザ装置200が、いずれのSSBを選択するかは、上述の1)2)3)に基づいて決定される。また、1SSBが1RACHリソース以下にマッピングされるとき、リソース割り当てに3ビットは必要ないため、例えば、異なるDCIフォーマットを利用して、リソース通知に使用される情報量を削減してもよい。すなわち、1RACH送信機会にマッピングされるSSBの数に応じて、RACHリソースの時間領域及び周波数領域の位置を通知するための情報量を変更してもよい。
図8Bは、本発明の実施の形態におけるSS blockとプリアンブルインデックスとのマッピングの例(2)を示す図である。図8Bは、各SSBに対応するプリアンブルインデックス群に対する相対的位置が通知される例であって、1RACH送信機会にマッピングされるSSBの数は2である。さらに、32プリアンブルインデックス中、CFRA用に8プリアンブルインデックスが割り当てられる例である。すなわち、図8Bに示される例では、32プリアンブルインデックス中のいずれのプリアンブルインデックスが使用されるかがユーザ装置200に通知される。使用されるプリアンブルインデックスは、時間領域及び周波数領域の位置を示す情報とは別途通知されてもよい。
また、図8Bに示されるように、1つのSSBに、32プリアンブルインデックスが割り当てられる場合、CFRA用のプリアンブルインデックスは、第1のSSBにおいてプリアンブルインデックス24から31、第2のSSBにおいてプリアンブルインデックス24から31となる。なお、CFRA用のプリアンブルインデックスは、プリアンブルインデックスの大きい側に割り当てられてもよいし、プリアンブルインデックスの小さい側に割り当てられてもよいし、いずれの範囲に割り当てられてもよい。
図9は、本発明の実施の形態におけるSS blockとRACHリソースとのマッピングの例(5)を示す図である。ランダムアクセスに使用するSSBは、ネットワークからユーザ装置200に通知されてもよい。例えば、ネットワークは、SSBインデックスをユーザ装置200に通知してもよい。さらに、図8Aで説明したように、各SSBに対応するRACHリソース群又はプリアンブルインデックス群に対する相対的位置が、ネットワークからユーザ装置200に通知されてもよい。
例えば、図9に示されるように、すべてのRACHリソースにインデックスがマッピングされて、当該インデックスがネットワークからユーザ装置200に通知されてもよい。したがって、当該インデックスによって、暗黙的に使用するSSBがユーザ装置200において特定される。ユーザ装置200は、ネットワークから通知されたRACHリソースから対応するSSBを特定して、当該SSBに基づいてPRACHを送信する。
なお、ユーザ装置200がランダムアクセスに使用するSSBを選択するか、又はネットワークからユーザ装置200にランダムアクセスに使用するSSBを通知するかの動作を、切り替えることが可能であってもよい。例えば、PDCCH指示に含まれる1ビットの情報で、いずれの動作を行うか指定されてもよい。さらに、当該1ビットに基づいて、図8A及び図8Bで説明した各SSBに対応するRACHリソース群に対する相対的位置を示す情報が通知されるか、又は図9で説明したすべてのRACHリソースにインデックスがマッピングされている位置を示す情報が通知されるかをユーザ装置200は判断してもよい。また、例えば、ユーザ装置200がランダムアクセスに使用するSSBを選択するか、又はネットワークからランダムアクセスに使用するSSBをユーザ装置200に通知するかの動作の切り替えは、予めいずれかの動作を行うように規定されて、さらに、PDCCH指示に含まれるビット列がある指定のビット列にされた場合に、ユーザ装置200は動作を切り替えてもよい。
なお、ユーザ装置200は、PRACH送信をトリガされたとき、アクティブなUL-BWPにRACHが設定されていなかった場合、デフォルトBWPに切り替えて、PRACHを送信してもよい。また、ユーザ装置200は、PRACH送信をトリガされたとき、アクティブなUL-BWPにRACHが設定されていなかった場合、アイドル状態から初期アクセスに使用した「Initial active UL BWP」に切り替えて、PRACHを送信してもよい。ここで、SCell(Secondary cell)等で「Initial active UL BWP」がない場合、デフォルトUL-BWPに切り替えて、ユーザ装置200はPRACHを送信してもよい。また、基地局装置100は、PRACH送信をトリガするとき、PRACH送信に使用するBWPインデックスを通知してもよい。すなわち、基地局装置100は、PDCCH指示又は他のRRCメッセージに、BWPインデックスを含めて、ユーザ装置200に通知してもよい。
なお、ユーザ装置200は、ランダムアクセスレスポンスがスケジューリングされるPDCCH受信時に、送信したPRACHに対応するRA-RNTIによる復号を行い、自身が送信したPRACHに対するランダムアクセスレスポンスか否かを判定してもよい。そこで、RA-RNTIの計算に用いる周波数インデックスとして、各BWPにおける周波数インデックスを用いてもよい。例えば、各BWPにおいて、最大のRACH用周波数リソース数は8であるため、最大8のインデックスとしてもよい。すなわち、ユーザ装置200は、アクティブなDL-BWPにおいて、PRACHを送信したUL-BWPにおける周波数インデックスを用いて計算したRA-RNTIを用いてランダムアクセスレスポンスの受信を試みてもよい。
また、各BWPにおいて共通してRA-RNTIが設定されてもよい。例えば、ユーザ装置200に同時に設定されるBWPは4つのため、4*8=32の周波数インデックスでRA-RNTIを計算してもよい。いずれのインデックスが、いずれのBWPと対応するかは、ユーザ装置200において設定されたBWPインデックスによって決定されてもよい。例えば、BWPインデックス0に対応する8個の周波数インデックスは、RA-RNTIの32の周波数インデックスのうち、0~7に対応させてもよい。
なお、ユーザ装置200は、BWPごとのRA-RNTIによってランダムアクセスレスポンスを受信したとき、ランダムアクセスレスポンスに含まれる次のPUSCH送信のためのULスケジューリング情報について、現在アクティブなUL-BWPにおいて、当該ULスケジューリング情報を適用してPUSCHを送信してもよい。また、ユーザ装置200は、PRACHを送信したUL-BWPにアクティブBWPを切り替えて、当該ULスケジューリング情報を適用してPUSCHを送信してもよい。また、ユーザ装置200は、PRACH送信から当該ULスケジューリング情報を受信するまでの間に、UL-BWPが切り替わっていた場合は、再度PRACH再送を行ってもよい。
上述の実施例により、基地局装置100は、PDCCH指示によってトリガされる非衝突型ランダムアクセスに使用されるSSB、RACHリソース及びプリアンブルインデックスを効率的にユーザ装置200に通知することができる。また、ユーザ装置200は、PDCCH指示によってトリガされる非衝突型ランダムアクセスにおけるランダムアクセスプリアンブルを送信するUL-BWPを特定することができる。
すなわち、NRにおけるランダムアクセス手順で使用されるRACHリソースをユーザ装置に適切に通知することができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置100及びユーザ装置200の機能構成例を説明する。基地局装置100及びユーザ装置200は上述した実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局装置100>
図10は、基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。図10に示されるように、基地局装置100は、送信部110と、受信部120と、設定情報管理部130と、初期アクセス設定部140とを有する。図10に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、ユーザ装置200側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置200から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ装置200へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号等を送信する機能を有する。また、例えば、送信部110は、ユーザ装置200に初期アクセスに使用される情報を含む報知情報又はULスケジューリングを送信し、受信部120は、ユーザ装置200からRACHプリアンブルを受信する機能を有する。
設定情報管理部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置200に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、初期アクセスの送受信パラメータに係る情報等である。
初期アクセス設定部140は、実施例において説明したように、ユーザ装置200に初期アクセスに使用される情報を通知し、ユーザ装置200から送信されるランダム悪エスプリアンブル受信時の処理、ランダムアクセスレスポンスの送信等を実行する。
<ユーザ装置200>
図11は、ユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。図11に示されるように、ユーザ装置200は、送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230と、初期アクセス制御部240とを有する。図11に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局装置100から送信されるNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部210は、NR-PRACH、NR-PUSCH等を基地局装置100に送信する機能を有する。
設定情報管理部230は、受信部220により基地局装置100又はユーザ装置200から受信した各種の設定情報を格納する。また、設定情報管理部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、初期アクセスの送受信パラメータに係る情報等である。
初期アクセス制御部240は、実施例において説明したように、ユーザ装置200から基地局装置100に送信する初期アクセスに係るプリアンブル及びメッセージを生成する。また、初期アクセス制御部240は、初期アクセスに係るプリアンブルの送信電力を制御する。初期アクセス制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、初期アクセス制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上述の本発明の実施の形態の説明に用いた機能構成図(図10及び図11)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態における基地局装置100及びユーザ装置200はいずれも、本発明の実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図12は、本発明の実施の形態に係る基地局装置100又はユーザ装置200である無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局装置100及びユーザ装置200のハードウェア構成は、図に示した1001~1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置100及びユーザ装置200における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、補助記憶装置1003及び/又は通信装置1004から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図10に示した基地局装置100の送信部110、受信部120、設定情報管理部130、初期アクセス設定部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図11に示したユーザ装置200の送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230、初期アクセス制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び/又は補助記憶装置1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、基地局装置100の送信部110及び受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、ユーザ装置200の送信部210及び受信部220は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、基地局装置と通信を行うユーザ装置であって、複数の同期ブロックと、PDCCH orderとを前記基地局装置から受信する受信部と、前記PDCCH orderに基づく非衝突型ランダムアクセスに使用される同期ブロックを前記複数の同期ブロックから選択し、前記PDCCH orderに基づいてランダムアクセスプリアンブル及びランダムアクセスチャネルリソースを特定する制御部と、前記選択された同期ブロック及び前記特定されたランダムアクセスチャネルリソースを使用して前記基地局装置に前記特定されたランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部とを有するユーザ装置が提供される。
上記の構成により、基地局装置100は、PDCCH指示によってトリガされる非衝突型ランダムアクセスに使用されるRACHリソース及びプリアンブルインデックスを効率的にユーザ装置200に通知することができる。また、ユーザ装置200は、非衝突型ランダムアクセスに使用されるSSBを複数のSSBから選択することができる。すなわち、NRにおけるランダムアクセス手順で使用されるRACHリソースをユーザ装置に適切に通知することができる。
前記選択された同期ブロックに対応するランダムアクセスプリアンブル及びランダムアクセスチャネルリソースを特定してもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、使用するSSBに対応するプリアンブルインデックス及びRACHリソースを特定することができる。
前記特定されたランダムアクセスプリアンブル及び前記特定されたランダムアクセスチャネルリソースは、前記PDCCH orderに含まれる、同期ブロックごとに関連付けられるランダムアクセスプリアンブルインデックス又はランダムアクセスチャネルリソースに割り振られる同期ブロック間で共通のインデックスによって特定されてもよい。当該構成により、基地局装置100は、PDCCH指示によってトリガされる非衝突型ランダムアクセスに使用されるRACHリソース及びプリアンブルインデックスをSSB間で共通のインデックスを用いてユーザ装置200に通知することができる。
1つのランダムアクセスチャネルリソースと関連付けられる同期ブロックの数に基づいて、前記非衝突型ランダムアクセスをトリガする情報に含まれる、使用されるランダムアクセスチャネルを特定する情報量が変更されてもよい。当該構成により、基地局装置100は、PDCCH指示によってトリガされる非衝突型ランダムアクセスに使用されるRACHリソースを効率的にユーザ装置200に通知することができる。
前記選択された同期ブロック及び前記特定されたランダムアクセスチャネルリソースは、前記PDCCH orderに含まれる、すべての同期ブロックそれぞれに関連付けられるランダムアクセスチャネルリソースに割り振られる一連のインデックスによって選択又は特定されてもよい。当該構成により、基地局装置100は、PDCCH指示によってトリガされる非衝突型ランダムアクセスに使用されるSSB及びRACHリソースを効率的にユーザ装置200に通知することができる。
前記PDCCH orderを受信したとき、アクティブなバンド幅部分にランダムアクセスチャネルが設定されていない場合、デフォルトのバンド幅部分でランダムアクセスプリアンブルを送信してもよい。当該構成により、ユーザ装置200は、PDCCH指示によってトリガされる非衝突型ランダムアクセスにおけるランダムアクセスプリアンブルを送信するUL-BWPを特定することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、1又は複数の同期ブロックと、PDCCH orderとを前記ユーザ装置に送信する送信部と、前記PDCCH orderに基づいて、非衝突型ランダムアクセスに使用される同期ブロックに対応するランダムアクセスプリアンブル及びランダムアクセスチャネルリソースを特定する設定部と、前記特定されたランダムアクセスプリアンブルを前記特定されたランダムアクセスチャネルリソースを使用して前記ユーザ装置から受信する受信部とを有する基地局装置が提供される。
上記の構成により、基地局装置100は、PDCCH指示によってトリガされる非衝突型ランダムアクセスに使用されるRACHリソース及びプリアンブルインデックスを効率的にユーザ装置200に通知することができる。すなわち、NRにおけるランダムアクセス手順で使用されるRACHリソースをユーザ装置に適切に通知することができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置100及びユーザ装置200は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置100が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置200が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置100によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置100を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置200との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置100及び/又は基地局装置100以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置100以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置200は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局装置100は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(evolved NodeB)、gNB、ベースステーション(Base Station)、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
なお、本発明の実施の形態において、初期アクセス制御部240は、制御部の一例である。初期アクセス設定部140は、設定部の一例である。SSBは、同期ブロックの一例である。PDCCH orderは、非衝突型ランダムアクセスをトリガする情報の一例である。BWPは、バンド幅部分の一例である。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
100 基地局装置
110 送信部
120 受信部
130 設定情報管理部
140 初期アクセス設定部
200 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定情報管理部
240 初期アクセス制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1. 複数の同期ブロックと、非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示とを前記基地局装置から受信する受信部と、
    非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示に基づいて、前記非衝突型ランダムアクセスに使用する同期ブロック、ランダムアクセスプリアンブル及びランダムアクセスチャネルリソースを特定する制御部と、
    特定された前記同期ブロック及び前記ランダムアクセスチャネルリソースを使用して、前記ランダムアクセスプリアンブルを前記基地局装置に送信する送信部とを有し、
    前記制御部は、前記非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示に含まれる、ランダムアクセスチャネル送信機会を示す情報に基づいて、前記ランダムアクセスチャネルリソースを特定し、
    前記ランダムアクセスチャネル送信機会1つ当りの前記複数の同期ブロックの数は、1、2、4、8、16を含み、
    前記ランダムアクセスプリアンブルのインデックスは、前記複数の同期ブロック間で共通のインデックスである、
    端末。
  2. 前記制御部は、前記非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示に含まれる同期ブロックを示すインデックスに基づいて、第1に周波数領域、第2に時間領域の順に優先して前記インデックスにマッピングされるランダムアクセスチャネル送信機会から、前記ランダムアクセスチャネルリソースを特定する請求項1記載の端末。
  3. 前記送信部は、非衝突型ランダムアクセスをトリガされたとき、アクティブな上りリンクBWP(Bandwidth part)にランダムアクセスチャネルリソースが設定されていなかった場合、イニシャルBWPを用いてランダムアクセスチャネルを送信する請求項1記載の端末。
  4. 前記制御部は、ランダムアクセスチャネルを送信した上りリンクBWPにおける周波数インデックスを用いて、RA-RNTI(Random Access - Radio Network Temporary Identifier)を算出し、前記受信部は、前記RA-RNTIを用いて、前記基地局装置からランダムアクセスレスポンスを受信する請求項1記載の端末。
  5. 前記受信部が前記基地局装置からランダムアクセスレスポンスを受信したとき、前記送信部は、前記ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクスケジューリング情報に基づいて、上りリンク共有チャネルをアクティブな上りリンクBWPにおいて送信する請求項1記載の端末。
  6. 同期ブロックと、非衝突型ランダムアクセスに使用される同期ブロック、ランダムアクセスプリアンブル及びランダムアクセスチャネルリソースを示す情報を含む非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示とを端末に送信する送信部と、
    前記ランダムアクセスチャネルリソースを使用して、前記端末から前記ランダムアクセスプリアンブルを受信する受信部とを有し、
    前記非衝突型ランダムアクセスをトリガする指示に含まれる、ランダムアクセスチャネル送信機会を示す情報に基づいて、前記ランダムアクセスチャネルリソースは特定され、
    前記ランダムアクセスチャネル送信機会1つ当りの前記同期ブロックの数は、1、2、4、8、16を含み、
    前記ランダムアクセスプリアンブルのインデックスは、前記複数の同期ブロック間で共通のインデックスである、
    基地局装置。
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