JP7089644B2 - 照明デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオ信号の明瞭度(intelligibility)を決定及び伝えるための照明デバイスであって、照明デバイスは、光源、マイクロホン及びプロセッサを含む、照明デバイスに関する。本発明はさらに、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるためのシステムであって、システムは、本発明による少なくとも2つの照明デバイスを含む、システムに関する。本発明はさらに、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝える方法、及びコンピュータプログラムプロダクトに関する。本発明はさらに、準用するアクチュエータデバイスに関する。
オープンオフィスがビジネスで人気を集めている。音響快適性(acoustic comfort)及び/又は音響明瞭度(acoustic intelligibility)は、ビジネスシーンに関係する。音響快適性は、例えば、人々の生産性及び人々の満足度を高めることができ、明瞭なスピーチ(intelligible speechは、例えば、コミュニケーション及びプレゼンテーションの効果を向上させることができる。同様のことは、プロのステージ、スタジアム又は劇場等のエンターテイメントシーンでも見られることができる。逆に、ビジネスシーンのいくつかの例では、スピーチはプライベートで明瞭でないことが必要とされる可能性がある。
それゆえ、空間内の音響伝搬に関するリアルタイムフィードバックは、(音源から発せられる)音の音響快適性及び/又は音響明瞭度の知見(insight)を得るための目的となり得る。
例えば、空間内の音圧レベル(SPL:Sound Pressure Level)を、例えば(例えば、ディスコで)デシベルメータによって、視覚化するための手段を提供することが知られている。さらに、ユーザに該ユーザの騒音レベルを警告することが、WO2019/002327A1に見られる。さらに、US2016/0163302A1は、光源が埋め込まれた音減衰パネルであって、光源は、騒音レベルの増加及び/又は減少に基づいて制御され得る、音減衰パネルを開示している。さらに、WO2018/210588A1は、照明ネットワークに含まれる音センサから得られる、音データの伝搬マップを確立することを開示している。
上述の例は、例えば照明インフラストラクチャを使用して、ノイズレベルを検出及びフィードバックを提供することを開示しているかもしれないが、上記のいずれも音信号自体の明瞭度を検出することはできない。Amazon Alexa又はGoogle Echo等、検出されたボイスコマンドに意味解析を実装し得る、ボイスコントロールに基づくスマートアシスタントを提供することが知られているが、このようなアシスタントは、依然不利な点として、高い処理能力を必要とする及び/又は計算のためのバックエンドを好む。
本発明の目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるための改善された照明デバイスを提供することである。
そのために、本発明は、オーディオ信号の明瞭度(intelligibility)を決定及び伝えるための照明デバイスであって、オーディオ信号は、繰り返しオーディオ特徴(repeating audio feature)の複数の発生を含み、繰り返しオーディオ特徴の各発生は、音響特性のそれぞれの値を含み、照明デバイスは、光源と、オーディオ信号を検出するためのマイクロホンと、マイクロホンからオーディオ信号を受信する、前記オーディオ信号に基づいてベースライン値を決定する、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値に少なくとも等しい音響特性のそれぞれの値を含む場合、オーディオ信号の正の明瞭度(positive intelligibility)を決定、又は、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値よりも小さい音響特性のそれぞれの値を含む場合、オーディオ信号の負の明瞭度(negative intelligibility)を決定する、及び、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を照明特性を介して伝えるために光源を制御するように構成される、プロセッサと含む、照明デバイスを提供する。
前記オーディオ信号は、繰り返しオーディオ特徴の複数の発生を含む。前記オーディオ信号は、例えば、人間のスピーチ又は人間のスピーチのオーディオ(すなわち、音)フラグメントであってもよい。オーディオ信号は、例えば、空間に存在する人から発せられてもよい。これにより、繰り返しオーディオ特徴は、例えば、オーディオ信号の持続時間に亘り繰り返し得る、特徴的な音(characteristic sound)、母音(vowel)、冠詞(article)、ワード(word)、フレーズ(phrase)、又はセンテンス(sentence)であってもよい。さらに、オーディオ信号における繰り返しオーディオ特徴の各発生は、音響特性のそれぞれの値を含んでもよい。ある実施形態において、前記音響特性は、音圧レベル(SPL:Sound Pressure Level)、周波数、若しくは音質、又はリズムのいずれかであってもよい。これらの音響特性は、音響学の分野において一般的である。
その結果、オーディオ信号は、繰り返しオーディオ特徴を含み、経時的な繰り返し特徴の各個々の発生は、前記音響特性のそれぞれの値を含み得る。それゆえ、本発明による照明デバイスは、この知見を利用して、オーディオ信号の明瞭度(すなわち、明瞭さが正であるか、負であるか)を決定し、その後、オーディオ信号の前記明瞭度に関するフィードバックを提供するように、決定された明瞭度を伝えてもよい。これにより、プロセッサは、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生のそれぞれの値をベースライン値と比較することによって、オーディオ信号の明瞭度を決定するように構成される。
それゆえ、本発明による照明デバイスは、繰り返しオーディオ特徴の意味を解釈する必要がない、及び/又は、明瞭度に関する意味解析を行う必要がないので、本発明は、有利なことに、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるための、より計算効率の高い、及び/又は、電力効率の高い装置を提供する。
したがって、必要とされる処理能力が限られていることに起因して、オーディオ信号の明瞭度を決定するケイパビリティは、有利なことに、センシングケイパビリティを有する通常の照明デバイスに対して可能とされ、これにより、本発明による改善された照明デバイスが提供されることができる。このような照明デバイスは、例えば、屋外照明デバイス、屋内照明デバイス、照明器具、ライトポール、スポットライト、LEDストリップ、TLED、ピクセル化LEDスポット(pixilated LED spot)、又はウォールウォッシャ(wall-washer)であってもよい。
より具体的に述べると、本発明による照明デバイスは、光源と、マイクロホンと、プロセッサとを含む。マイクロホンは、オーディオ信号を検出する、及び、検出された(又は測定された)オーディオ信号をプロセッサに提供するように配置される。プロセッサは、マイクロホンから前記オーディオ信号を受信し、該オーディオ信号に対する処理ステップを実行する。任意選択的に、照明デバイスは、無線接続性を備えたコネクテッド照明デバイス(connected lighting device)であってもよい。無線接続性は、照明デバイスが、本発明による他の照明デバイスと、及び/又は、無線ネットワーク内のデバイス等、他のコネクテッドデバイスと通信することを可能にし得る。
これにより、プロセッサは(前記マイクロホンと協働して)、オーディオ信号内の各繰り返し特徴の各発生を追跡し(又は聞い)てもよい。これにより、プロセッサは、音響学の分野で一般的に知られている技術を用いて音源を区別してもよい。いくつかの例では、プロセッサは、オーディオ信号内の限定されたグループの繰り返し特徴(limited group of repeating features)の各発生を追跡する(又は聞く)ように構成されてもよい(又はプログラムされてもよい、又はコミッショニングされてもよい)。このような限られたグループの繰り返し特徴、例えば、(文法上の)冠詞又は母音のみが、照明デバイスの設置又はコミッショニング中に予め定義されてもよい。
さらに、部分的に述べたように、プロセッサはさらに、前記オーディオ信号に基づいてベースライン値を決定するように構成される。ある実施形態では、プロセッサは、オーディオ信号における繰り返しオーディオ特徴の少なくとも最初の発生に基づいてベースライン値を決定するように構成されてもよい。したがって、ベースライン値は、オーディオ信号の明瞭度を決定するための基準値として機能してもよい。例えば、初期の例では、前記ベースライン値は、予め定義された閾値等、予め定義されてもよい。照明デバイスは、このような予め定義された閾値でコミッショニングされてもよく、プロセッサは、前記予め定義された閾値を含むコミッショニングコマンドを受信するように構成されてもよい。
前記予め定義されたベースライン値は、以下でより詳述される。例えば、前記ベースライン値は、センサ入力及び/又はユーザ入力に基づいて決定されてもよい。センサ入力は、例えば、検出されたアクティビティ、ジェスチャ及び/又は人の密度(people density)であってもよい。前記ユーザ入力は、例えば、年齢、又は、アイデンティティ(identity)であってもよい。
前述のように、本発明による照明デバイスは、オーディオ信号の明瞭度を決定し、その後、オーディオ信号の前記明瞭度に関するフィードバックを提供するように、決定された明瞭度を伝える。これにより、プロセッサは、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生のそれぞれの値をベースライン値と比較することによって、オーディオ信号の明瞭度を決定するように構成される。すなわち、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値に少なくとも等しい音響特性のそれぞれの値を含む場合、プロセッサは、オーディオ信号の正の明瞭度を決定するように構成される。したがって、繰り返し特徴の最後の発生の音響特性のそれぞれの値が、ベースライン値によって設定される閾値を少なくとも超えているので、オーディオ信号は明瞭である。
例えば、人がJohn McCraeの詩「In Flanders Fields」を朗読していて、冠詞「the」の最後の発生が、50dBの音圧レベルを含む一方、ベースライン値は45dBに予め定められている場合、(冠詞「the」の当該発生時点において)詩は明瞭である、すなわち、正の明瞭度という結論となる。これにより、光源が相応に制御される。
逆に、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値よりも小さい音響特性のそれぞれの値を含む場合、プロセッサは、オーディオ信号の負の明瞭度を決定するように構成される。したがって、繰り返し特徴の最後の発生の音響特性のそれぞれの値が、ベースライン値によって設定される閾値を少なくとも超えていないので、オーディオ信号は明瞭でない。
例えば、人がJohn McCraeの詩「In Flanders Fields」を朗読していて、冠詞「the」の最後の発生が、40dBの音圧レベルを含む一方、ベースライン値は45dBに予め定められている場合、(冠詞「the」の当該発生時点において)詩は明瞭でなく、すなわち、負の明瞭度という結論となる。これにより、光源が相応に制御される。
より具体的な例では、ベースライン値は、他の相関関係を介して決定されてもよく、例えば、オーディオ信号における繰り返しオーディオ特徴の少なくとも最初の発生に基づいてもよい。すなわち、一実施形態では、プロセッサは、繰り返しオーディオ特徴の最初の発生の音響特性のそれぞれの値をベースライン値として決定するように構成されてもよい。このような実施形態は、オーディオ信号における繰り返しオーディオ特徴の最初の発生がベースラインを設定し、これにより、最初から明確なベースラインを提供することができるので、有利であり得る。
代替的に、一実施形態では、プロセッサは、繰り返しオーディオ特徴の各発生の音響特性のそれぞれの値の平均をベースライン値として決定するように構成されてもよい。このような平均は、例えば、移動平均であってもよい。このような実施形態は、繰り返しオーディオ特徴の各それぞれの発生の音響特性の値、それゆえ、オーディオ信号全体がベースライン値の設定において考慮されるので、有利であり得る。したがって、よりロバストなベースライン値が想定されることができる。
代替的に、一実施形態では、オーディオ信号はさらに、オーディオ信号を開始するトリガ特徴を含み、トリガ特徴は、音響特性の値を含み、プロセッサは、前記トリガ特徴の音響特性の値をベースライン値として決定するように構成されてもよい。これは、有利なことに、ベースライン値の設定を制御することを可能にする。すなわち、トリガ特徴を事前に知ることにより、音響信号へのトリガ特徴の導入(又は入力)が、ベースラインの設定を制御することを可能にする。例えば、ワード「baseline」がトリガ特徴となり得ることを知っているプレゼンタ(presenter)は、このワードを意図的に発言することによりベースライン値を設定することができる。
部分的に述べたように、プロセッサは、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を照明特性を介して伝えるために照明デバイスの光源を制御するように構成される。別の言い方をすれば、すべての例を通して、プロセッサは、決定された正及び/又は負の明瞭度のインディケーション(indication)を照明特性を介して伝えるように光源を制御してもよい。これにより、照明特性は、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を示す。斯くして、照明特性は、明瞭度に関する情報を出力する。これは、有利なことに、空間内で目立つように位置付けられることが多く、それゆえ、音響信号の明瞭度に関する情報を伝えるのに非常に適している、光源及び照明インフラストラクチャを介して、オーディオ信号の明瞭度に関するフィードバックを提供することを可能にする。
一実施形態では、照明特性は、光変調、色相、色温度、方向性、及び/又は光強度であってもよい。色相は、色と表現されてもよい。例えば、正の明瞭度は、緑色等、特定の色相を発するように光源を制御することによって伝えられてもよく、同様に、負の明瞭度のために色相は赤色であってもよい。
例えば、照明デバイスの光源は、特定の光シーンを発していてもよく、正の明瞭度を検出すると、色温度は、僅かに暖かくなるように制御されてもよく、又は、負の明瞭度を決定した場合、僅かに冷たくなるように制御されてもよい。さらに、色、色相、色温度、方向性、強度等の他の組み合わせが想定されてもよい。
さらに、いくつかの実施形態では、前記光変調は、Li-Fi又は可視光通信(Visible Light Communication)を含む。このような実施形態は、光変調は、音響信号の前記明瞭度に関するより多くの情報を含むことができるので、有利である。さらに、これにより、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度は、VLC/Li-Fiレシーバを備える他の装置に伝えられてもよい。
部分的に上述したように、空間内の音響伝搬に関するリアルタイムフィードバックは、音の音響快適性及び/又は音響明瞭度の知見を得るために有利であり得、音は、音源から発せられてもよい。このようなフィードバックのエルゴノミクス及び有効性をさらに向上させるために、本発明による照明デバイスは、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を、照明デバイスに対してオーディオ信号が発せられている方向等、特定の方向に照明特性を介して伝えてもよい。斯くして、一実施形態では、光源は、指向性光源であってもよい。さらに、さらなる実施形態では、プロセッサは、照明デバイスに対してオーディオ信号が発せられている方向を得る、及び、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を前記方向に照明特性を介して伝えるために指向性光源を制御するように構成されてもよい。決定された正及び/又は負の明瞭度は、オーディオ信号のソースの方向に、前記明瞭度を示す、照明特性を介して伝えられるので、前記明瞭度に関する伝達情報は、正しいソースに及び/又は(このような情報を伝えるための)最も効果的な方向に宛てられる。
一実施形態では、指向性光源は、間接光源であってもよく、間接光源は、前記方向に向けられる表面エリアを照らしてもよい。このような間接光源は、例えば、コーブ光源、装飾光源、ウォールウォッシャ、シーリングウォッシャ(ceiling-washer)、フロアライト等であってもよい。
より具体的には、一実施形態では、プロセッサは、マイクロホンアレイを含む照明システムから前記方向を得るように構成されてもよい。このような実施形態は、照明デバイスが、例えば本発明による照明システムを形成する、空間内の他のロケーションに位置する本発明による他の照明デバイスから、例えばマイクロホンの読み取り値等の情報を(無線又は有線接続を介して)受信し得、該情報から、プロセッサは、例えば三角測量又は他のよく知られた測位技術を介して、照明デバイスに対してオーディオ信号が発せられている方向を決定し得るので、有利であり得る。
さらに代替的に、一実施形態では、マイクロホンは、指向性マイクロホンであり、プロセッサは、指向性マイクロホンから前記方向を得るように構成されてもよい。このような実施形態は、照明デバイスが自律的に、前記指向性マイクロホンを介して照明デバイスに対してオーディオ信号が発せられている方向を決定することができ得るので、有利である。本発明による前記マイクロホンは、代替的に、マイクロホンアレイであってもよい。マイクロホンは、代替的に、照明デバイスに組み込まれてもよい。これにより、照明デバイスは、照明器具であってもよい。また、マイクロホンは、照明デバイスに含まれる高度なセンサバンドル(advanced sensor bundle)の一部であってもよく、高度なセンサバンドルは、任意選択的に、無線通信手段を提供してもよい。
さらに代替的に、一実施形態では、マイクロホンは、第1のマイクロホン及び第2のマイクロホンであり、第1のマイクロホン及び第2のマイクロホンは、照明デバイスの異なる位置に位置付けられてもよい。このようなローカルのマイクロホンアレイは、音源のロケーションを決定するのにも適し得る。
照明デバイスは、機能照明及び/又はアンビエント照明を提供する機能に向けられる、すなわち、照明機能を有することが一般的であるので、決定された正及び/又は負の明瞭度を伝えるための光源の制御は、場合によっては、当該一般的な照明機能を提供するという要望と矛盾する可能性がある。このような上記の矛盾した状況を解決するために、本発明による照明デバイスは、少なくとも1つのさらなる光源を含んでもよい。斯くして、一実施形態では、照明デバイスは、さらなる光源を含み、さらなる光源は、アンビエント照明及び/又は機能照明を提供するように配置されもよい。
前記アンビエント照明は、例えば、光シーン又はアンビエント設定であってもよい。前記機能照明は、例えば、第1の光源が決定された明瞭度を伝える方向とは異なる方向のタスクライトであってもよい。より具体的には、本発明による光源は、さらなる光源に含まれるフットプリントとは異なる、オーバーラップしないフットプリント(又はカバレッジエリア)を含んでもよい。前記アンビエント照明は、白色照明であってもよい。さらなる光源は、従来の光源であってもよく、又は代替的に、LED光源であってもよい。さらなる光源は、LEDストリップ、光源のアレイ、又はダウンライト(downlighter)であってもよい。光源及びさらなる光源は、互いに独立して制御されてもよい。
本発明による照明デバイスは、空間のある領域に位置してもよい。オーディオ信号は、前記空間内の音源から発せられてもよく、音源は、例えば、前記空間の異なる領域に位置してもよい。本発明に従って負の明瞭度が決定される場合、オーディオ信号は、結果的に、空間の前記領域において明瞭でない可能性がある。それゆえ、前記領域におけるオーディオ信号の明瞭度を向上させることが目的となり得る。したがって、一実施形態では、プロセッサは、プロセッサがオーディオ信号の負の明瞭度を決定する場合、前記オーディオ信号の少なくとも一部をLi-Fi信号又はVLC信号を介して送信するためにさらなる光源を制御するように構成されてもよい。このような実施形態は、オーディオ信号が、VLC及び/又はLi-Fiによって照明デバイスのさらなる光源によって照らされる領域において転送されるので、有利である。それゆえ、VLC及び/又はLi-Fiレシーバを備えるデバイスは、それぞれの前記信号を受信し、前記オーディオ信号を再構成することができ得る。
例えば、ある人が劇場の遠くの隅にいて、プレゼンタのプレゼンテーションを聞いているが、ある時点でこの人が、プレゼンタのオーディオ信号(すなわち、スピーチ)が前記隅ではもう明瞭ではないために、聞こえないという可能性がある。本発明による照明デバイスは、オーディオ信号が明瞭ではないと判断し、この情報をプレゼンタに伝えてもよいが、同時に、照明デバイスのさらなる光源が、VLC信号又はLi-Fi信号を介して(マイクロホンによって検出されたが、前記ベースライン値に関して明瞭ではないと判断された)前記オーディオ信号を転送してもよい。この場合、遠くの隅にいる人のモバイルデバイスは、プレゼンタの前記オーディオ信号(すなわち、スピーチ)を受信し、例えば、前記オーディオ信号を増幅又は強調するためのアプリケーションを実行してもよく、例えば、モバイルデバイスに表示される書き言葉にオーディオ信号を変換して、この人が読み下せるようにしてもよい。
同様に、さらに代替的に、一実施形態において、照明デバイスは、スピーカを含んでもよく、プロセッサは、プロセッサがオーディオ信号の負の明瞭度を決定する場合、前記オーディオ信号の少なくとも一部を送信するためにスピーカを制御するように構成されてもよい。これにより、スピーカは、照明デバイスに関連する領域において明瞭度が負である場合にオーディオ信号を増幅してもよい。
さらに代替的に、一実施形態では、照明デバイスは、スピーカを含んでもよく、プロセッサは、プロセッサがオーディオ信号の正の明瞭度を決定する場合、前記オーディオ信号に少なくとも部分的に基づくマスキング信号を送信するためにスピーカを制御するように構成されてもよい。本発明による照明デバイスは、オーディオ信号の明瞭度を消すためのマスキング信号を送信するスピーカを有するので、このような実施形態は、例えば、オーディオ信号がプライベートであることが意図されている場合に有利である。これは、オープンオフィスに有利であり得る。このようなサウンドキャンセル及びマスキング技術は、当技術分野において、例えば、イヤホンのために知られている。
本発明のさらなる目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるための改善されたシステムを提供することである。そのために、本発明はさらに、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるためのシステムであって、システムは、本発明による照明デバイスを少なくとも2つ含む、システムを提供する。これにより、本発明によるデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明による前記システムに準用してもよい。ある態様では、当該システムは、照明システム、又は、例えば、照明器具のアレイであってもよい。
さらに、当該システムは、第1の照明デバイス及び第2の照明デバイスを含んでもよい。一実施形態では、第1の照明デバイスのみのプロセッサが、照明デバイスに対してオーディオ信号が発せられている方向を得る、及び、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を前記方向に照明特性を介して伝えるために指向性光源を制御するように構成されてもよい。それゆえ、第1の照明デバイスは、第2の照明デバイスから前記指向性光を提供する機能を引き継いでもよい。これは、第2の照明デバイスがオーディオ信号の起源(origin)に向けた視野を有さない場合に有利であり得る。
本発明のさらなる目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、改善された方法を提供することである。そのために、本発明はさらに、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝える方法であって、オーディオ信号は、繰り返しオーディオ特徴の複数の発生を含み、繰り返しオーディオ特徴の各発生は、音響特性のそれぞれの値を含み、当該方法は、オーディオ信号を検出することと、前記オーディオ信号に基づいてベースライン値を決定することと、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値に少なくとも等しい音響特性のそれぞれの値を含む場合、オーディオ信号の正の明瞭度を決定する、又は、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値よりも小さい音響特性のそれぞれの値を含む場合、オーディオ信号の負の明瞭度を決定することと、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を照明特性を介して伝えるために光源を制御することとを含む、方法を提供する。これにより、本発明によるデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明による前記方法に準用してもよい。
例えば、ある実施形態では、方法はさらに、繰り返しオーディオ特徴の最初の発生の音響特性のそれぞれの値をベースライン値として決定すること、又は、繰り返しオーディオ特徴の各発生の音響特性のそれぞれの値の平均をベースライン値として決定することを含んでもよい。一実施形態では、方法は、トリガ特徴の音響特性の値をベースライン値として決定することを含み、前記トリガ特徴は、オーディオ信号を開始し、音響特性の値を含み、オーディオ信号は、トリガ特徴を含んでもよい。
例えば、ある実施形態では、方法はさらに、照明デバイスに対してオーディオ信号が発せられている方向を得ること、及び、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を前記方向に照明特性を介して伝えるために指向性光源を制御することを含んでもよい。これにより、方法はさらに、マイクロホンアレイを含む照明システムから前記方向を得ることを含んでもよく、又は、マイクロホンは、指向性マイクロホンであり、プロセッサは、指向性マイクロホンから前記方向を得るように構成されてもよい。
例えば、方法はさらに、さらなる照明デバイスを用いてアンビエント照明を提供することを含んでもよい。
本発明のある態様において、ベースライン値が予め定義されることを詳述する、さらなる例では、ベースライン値は、パラメータ値を得ることによって決定されてもよい。このような例では、ベースライン値は、斯くして、前記得られたパラメータ値と併せて前記オーディオ信号に基づいて決定されてもよい。代替的な例では、本発明は、プロセッサが、前記パラメータ値にのみ基づいてベースライン値を決定するように構成されることを特徴としてもよい。
したがって、一実施形態では、プロセッサは、パラメータ値を得るように構成されてもよく、パラメータ値は、空間ジオメトリ、人の年齢若しくは人々の平均年齢、人のアクティビティ若しくは人々のアクティビティ、ジェスチャ、及び/又は空間内の識別された物体のいずれかを示してもよい。プロセッサはさらに、前記パラメータ値に基づいてベースライン値を決定するように構成されてもよい。これにより、パラメータ値は、例えば、ユーザ入力デバイス(例えば、スマートフォン又はリモートコントロール)、又はセンサデバイス(例えば、照明デバイスが設けられる空間の特性及び/又はアクティビティを検出するカメラ)等、さらなるデバイスから得られてもよい。
より具体的には、オーディオ信号は、例えば、照明デバイスが存在する空間全体に伝搬してもよい。空間は、特定のジオメトリを含んでもよく、特定のジオメトリは、(照明デバイスの内部の(照明デバイスに含まれる)又は照明デバイスの外部の(照明デバイスとは別個の))カメラによって検出されてもよい。プロセッサは、カメラから前記特定のジオメトリを示すパラメータ値を得、その後、オーディオ信号を考慮して又は考慮せずに、前記パラメータ値に基づいてベースライン値を決定するように構成される。例えば、密閉された部屋(confined room)は、音響伝搬特性が劣るハイベイ又はオープンスペースと比較して、より高い予め定義されたベースライン値を含んでもよい。
同様の例が想定されてもよい。例えば、空間は、あるアクティビティを行うオーディエンス(すなわち、複数の人)を含んでもよい。前記アクティビティは、例えば、座ること、読書すること、踊ること等であってもよい。座っているオーディエンスのための予め定義されたベースライン値は、例えば、踊っているオーディエンスと比較して低くてもよい。なぜなら、座っている人々の集中は、一般的に、(例えばプレゼンタ等、音源の)オーディオ信号の音響明瞭度により適うからである。
同様に、予め定義されたベースライン値は、人(例えば、オーディオ信号をもたらすプレゼンタ)又は人々(例えば、前記プレゼンタを聞いているオーディエンス)の平均年齢に基づいてもよい。それゆえ、子供、青年及び/又は高齢者のための予め定義されたベースライン値は、異なってもよい。同様に、パーティション又はカーテン等の音響伝搬に対する障害物等の物体が、このような空間内で検出されてもよい。予め定義されたベースライン値は、前記検出された物体を示す得られたパラメータ値に基づいてもよい。同様に、プロセッサは、カメラ又は他のセンサからパラメータ値を得てもよい。
したがって、上記を考慮すると、一実施形態では、照明デバイスは、入力値を検出するためのセンサを含み、プロセッサは、前記検出された入力値に基づいて前記ベースライン値を決定するように構成されてもよい。前記センサは、PIRセンサ、温度センサ、バイオフィジカルセンサ(biophysical sensor)、心拍数センサ、カメラ、光センサ、サーモパイルアレイ、香りセンサ(scent sensor)、RFレシーバ、及び/若しくはマイクロホン、並びに/又は、これらセンサのいずれかを含むセンサバンドルであってもよい。入力値は、例えば、年齢、香り、物体、アクティビティ、人のアイデンティティ、音、ジオメトリ、人の密度等を示してもよい。
上述したように、より具体的な例では、ベースライン値は、他の相関関係を介して決定されてもよく、例えば、オーディオ信号における繰り返しオーディオ特徴の少なくとも最初の発生に基づいてもよい。
さらなる例では、決定されたベースライン値は、構成可能(configurable)及び/又は調整可能であってもよい。したがって、一実施形態では、プロセッサは、決定されたベースライン値を外部入力に基づいて調整するように構成される。外部入力は、例えば、センサ(例えば、カメラ)又はユーザ入力手段(例えば、スマートフォン)から受けてもよい。外部入力は、例えば、オーディエンスの年齢、オーディエンスの言語、人(人々)のアイデンティティ、アクティビティ、ジェスチャ、及び/又は人の密度等であってもよい。
斯くして、例えば、オーディエンスの年齢及び言語熟達度は、オーディオ信号の所要の明瞭度に影響を与える可能性がある。それゆえ、決定されたベースラインは、(例えば、スマートフォンアプリがオーディエンスの年齢及び言語熟達度を判断する、又は視覚センサがオーディエンスの理解が困難である(例えば、人が手で耳にカップジェスチャ(cup gesture)を作っている)と判断することを介した)オーディエンスからのフィードバックに基づいてオーディオ信号中に動的に再調整されてもよい。外部入力はさらに、イベント開始のトリガであってもよい。他の実施形態では、ベースライン値は、以前のオーディオ信号のベースライン値に基づいて決定されてもよい。
ある態様では、本発明による照明デバイスを少なくとも2つ含み、第1の照明デバイスのベースライン値は、第2の照明デバイスのベースライン値とは異なる、システムが提供される。このような状況は、第1の照明デバイスが第2の照明デバイスと比較して異なるエリアに設置され得るために起こり得る。それゆえ、上述したように、外部入力が異なり、したがって、決定された及び/又は調整されたベースライン値が異なってもよい。斯くして、ベースライン値は、照明デバイスが設置されている領域に基づいてローカルに調整可能である。
さらに、本発明のある態様では、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるためのアクチュエータデバイスであって、オーディオ信号は、繰り返しオーディオ特徴の複数の発生を含み、繰り返しオーディオ特徴の各発生は、音響特性のそれぞれの値を含み、デバイスは、アクチュエータと、オーディオ信号を検出するためのマイクロホンと、マイクロホンからオーディオ信号を受信する、前記オーディオ信号に基づいてベースライン値を決定する、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値に少なくとも等しい音響特性のそれぞれの値を含む場合、オーディオ信号の正の明瞭度を決定、又は、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値よりも小さい音響特性のそれぞれの値を含む場合、オーディオ信号の負の明瞭度を決定する、及び、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を照明特性を介して伝えるためにアクチュエータを制御するように構成される、プロセッサと含む、アクチュエータデバイスが提供される。アクチュエータは、光源、音源、RFビーコン、振動手段、暖房手段等であってもよい。これにより、本発明による照明デバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明による前記アクチュエータデバイスに準用してもよい。
ここで、本発明が、概略的で非限定的な図によってさらに述べられる。
図1は、本発明による複数の照明デバイスを含む本発明による照明システムの一実施形態を概略的に示す。 図2A、図2B及び図2Cは、音響信号に基づいてベースライン値を決定するための実施形態を概略的に示す。 図3は、本発明による照明デバイスの一実施形態を概略的に示す。 図4は、本発明による方法の一実施形態を概略的に示す。
上述したように、空間内の音響伝搬に関するリアルタイムフィードバックは、音源から発せられる音の音響快適性及び/又は音響明瞭度の知見を得るために有利であり得る。例えば、人が話していることは、そのスピーチの明瞭さがどのくらい及びどの程度であるかに関するフィードバックを受けることができる。これにより、本発明の目的は、オーディオ信号の明瞭度を決定する及びその情報を(例えば、音源へのフィードバックとして)伝えるために、計算集約的な意味解析を実行すること及びこれに対応する処理能力を必要としない、改善された照明デバイスを提供することである。
図1は、非限定的な例として、本発明による照明システム1000の一実施形態を概略的に示している。照明システム1000は、本発明による複数の照明デバイス100を含む。照明システム1000は、オーディエンスの前方のメインステージ302を含む劇場301に設置される。照明デバイス100は、劇場301の天井に取り付けられる。照明デバイス100は、照明器具である。これにより、照明デバイス100は、相応に分布し、コミッショニングされ、すなわち、それぞれのロケーション及び制御アドレスは知られている。照明デバイス100は、グリッドフォーメーションで分布しているが、代替的に、ランダム等、異なるように分布してもよい。さらに代替的に、明示的には描かれていないが、システムの一部ではない単一の照明デバイスが、本発明の目的を達成するのに十分である場合もある。
劇場のメインステージ302は、プレゼンタ300をホストする。プレゼンタ300は、プレゼンテーションを行っており、これにより、オーディオ信号200を発している。斯くして、オーディオ信号200は、人間のスピーチである。スピーチは、センテンス及びワードを含む。オーディオ信号200は、劇場301内を伝搬する。プレゼンタ300のプレゼンテーションアクティビティを容易にするために、劇場301に亘るプレゼンタ300のスピーチの明瞭度に関する情報をプレゼンタ300に伝えることが有利である。これは、本発明による照明デバイス100によって満たされる。
オーディオ信号200は、プレゼンタ300のスピーチのフラグメントである。ここでは、オーディオ信号200は、40秒の持続時間である。このフラグメントは、代替的に、任意の他の持続時間、例えば、10秒の持続時間、30秒の持続時間、1分の持続時間、又は少なくとも1分の持続時間であってもよい。オーディオ信号200は、繰り返しオーディオ特徴201の複数の発生を含む。ここでは、繰り返しオーディオ特徴は、ワード「you」である。図1は、繰り返しオーディオ特徴201の6回の発生を概略的に描いている。代替的に、繰り返しオーディオ特徴は、ソーシャルインタラクションにおける平均的なセンテンスの中で繰り返されることが多いワード、例えば、「I」、「we」、「thank you」、「how」、「today」、「us」、「ohh」等、任意の他のワードであってもよい。代替的に、繰り返しオーディオ特徴は、特徴的な音、母音、冠詞、フレーズ、又はセンテンスであってもよい。
オーディオ信号200における繰り返しオーディオ特徴201の各発生は、音響特性のそれぞれの値203を含む。ここで、音響特性は、音圧レベル(SPL)である。前記音響特性は、代替的に、例えば周波数、又は音質、又はリズム等、音響特性評価に適した任意の他のパラメータであってもよい。その結果、繰り返しオーディオ特徴201の個々の発生は、前記音響特性、すなわち、SPLのそれぞれの値203を含む。(図1は、各発生に対してナンバリングで区別するのではなく、繰り返しオーディオ特徴の各発生に対して単一の参照符号201を提供し、音響特性の観点からそのそれぞれの値に対して参照符号203を提供している点に留意されたい。)
図1を参照すると、照明デバイス100は、指向性光源101を含む。指向性光源101は、劇場301の天井に対して本質的に水平な方向を照らすように配置され、これにより、天井面にウォールウォッシュ効果を提供する。さらに、指向性光源101は、照明デバイス100の周に沿って配置され、当該周に沿ったセグメントを含み、各セグメントは、照明デバイス100に対する特定の方向の指向性照明10を可能にするように個別に制御可能である。指向性光源は、例えば、LEDライトのセット、LEDストリップ、スポットのセット、又はハロゲンランプのセット等であってもよい。さらに、照明デバイス100は、第2の光源104を含む。第2の光源104は、アンビエント照明40を提供するLED光源である。それゆえ、アンビエント照明104は、劇場301を照らし、劇場内に所望の照明状態を提供するように配置される。例えば、アンビエント照明104は、(動的な)照明シーン又は例えば機能照明を含んでもよい。
さらに、照明デバイス100は、マイクロホン102とプロセッサ103とを含む。マイクロホン102は、劇場301内の音響を聞き(listen to)、(プロセッサのインテリジェンスと協働して)プレゼンタ300のオーディオ信号200を認識及び/又は区別することができる。それゆえ、マイクロホン102及びプロセッサ103は、40秒のオーディオ信号200のフラグメントを協働して受信し、その中のワード「you」の繰り返しオーディオ特徴201を識別し、また、オーディオ信号200における前記ワード「you」の各発生に対するSPL値203を識別することができる。
また、照明デバイス100は、本発明による他の照明デバイスと無線通信するためのトランシーバ105を含む。これにより、センサデータが交換されてもよい。無線通信は、ZigBeeを介してである。代替的に、各照明デバイスは、Bluetooth、RF、IR、VLC、Li-Fi、及び/又はUWB接続を介してセンサデータを交換してもよいく、これは、トランシーバ105によって促進されてもよい。しかしながら、トランシーバは任意選択的であり、代替的な実施形態は、このようなトランシーバを有する必要はなくてもよい。
引き続き図1を参照すると、マイクロホン102は、オーディオ信号200を検出し、検出されたオーディオ信号200(すなわち、例えば、検出されたオーディオ信号200のデータ)をプロセッサ103に転送する。プロセッサ103は、マイクロホン102からオーディオ信号200を受信し、これに基づいて、音響特性のベースライン値202を決定する。プロセッサ103は、オーディオ信号200における繰り返しオーディオ特徴201の少なくとも最初の発生と、SPLの音響特性のそのそれぞれの値203とに基づいてベースライン値202を決定する。ここで、図1に描かれているように、前記ベースライン値202は、プロセッサがベースライン値202として繰り返しオーディオ特徴201の最初の発生の音響特性(すなわち、SPL)のそれぞれの値203を選択することによって決定される。
さらに、繰り返しオーディオ特徴201の各その後の発生時に、照明デバイス100のプロセッサ103は、オーディオ信号200の明瞭度を決定することができる。斯くして、オーディオ信号200の明瞭度は、劇場301内のそれぞれの照明デバイスのそれぞれのロケーションで評価される。このロケーションは、劇場301の一部を担う。前記明瞭度は、繰り返しオーディオ特徴201のそれぞれのその後の発生の音響特性(すなわち、SPL)の値203がベースライン値202に少なくとも等しい場合には正であり、逆に、繰り返しオーディオ特徴201のそれぞれのその後の発生の音響特性(すなわち、SPL)の値203がベースライン値202よりも小さい場合には負である。
斯くして、オーディオ信号200が完全に検出され、繰り返しオーディオ信号200の6つの発生のすべてを考慮して、プロセッサ103は、本実施形態では、オーディオ信号200の正の明瞭度を決定する。なぜなら、繰り返しオーディオ特徴201の最後の発生が、音響特性(すなわち、SPL)のそれぞれの値204を含み、ベースライン値202よりも大きいからである。
図1に描かれた実施形態に類似する、代替的な実施形態では、前記ベースラインは、異なるように決定されてもよい。図2Aに部分的に概略的に描かれる実施形態では、プロセッサは、繰り返しオーディオ特徴の6つの発生の各々のSPLを考慮して、平均値1202を決定する。この場合、この平均値1202が、ベースライン値として採用される。
図2Bに部分的に概略的に描かれる実施形態では、オーディオ信号は、オーディオ信号を開始するトリガ特徴2201を含む。トリガ特徴2201は、フレーズ「can you hear me」である。マイクロホンはオーディオ信号を受信し、プロセッサはトリガ特徴2201を認識する。これにより、トリガ特徴は、プロセッサによって評価されるオーディオ信号を開始する。さらに代替的に、オーディオ信号は既に開始されていてもよく、トリガ特徴は、オーディオ信号の始まり及び終わりの間に認識されてもよい。さらに、プロセッサは、前記トリガ特徴2201の音響特性(すなわち、SPL)の値2202をベースライン値として決定する。
図2Cに部分的に概略的に描かれる実施形態では、ベースライン値は、予め定義された閾値3202である。予め定義された閾値3202は、オーディオ信号に依存してもよい。この予め定義された閾値3202は、コミッショニング及び/又は設置中に照明デバイスのプロセッサに提供されてもよい。代替的に、予め定義された閾値3202は、ユーザ入力デバイスによりプレゼンタによって設定されてもよく、ユーザ入力デバイスは、前記トランシーバを介して照明デバイスと無線で接続してもよい。これは、有利なことに、プレゼンタ及び/又はコミッショナが、劇場内の個々の照明デバイスに対して予め定義された閾値をカスタマイズすることを可能にする。斯くして、有利なことに、オーディオ信号の明瞭度の決定を鑑みて照明デバイスのセンシティビティ(sensitivity)を調整する手段が提供される。
図1に戻ると、オーディオ信号200の正の明瞭度を決定すると、プロセッサ103は、決定された正の明瞭度を劇場301内に、プレゼンタ300の方向に伝えるために指向性光源101を制御する。この場合、前記方向を向いている指向性光源101のセグメントが、特定の照明特性を含む光を発するように制御される。ここでは、前記照明特性は、緑の色であるが、代替的に、変調、色温度、パターン、光強度等の任意の他の照明特性であってもよい。ここでは、プロセッサは、トランシーバ105によってイネーブルとされる前記無線通信リンクを介して交換される、劇場301内の別の照明デバイス100の少なくとも1つの他のマイクロホンによって受信された音響信号200に関連する情報を評価することによって、照明デバイス100に対してオーディオ信号200が発せられている方向である、前記方向を決定する。照明システム1000の照明デバイス100は、グリッド状に並べられ、マイクロホンを含むので、照明デバイスが通信を行い、それぞれのマイクロホンの測定データを共有している場合に音響測位(acoustic localization)が可能である。
代替的に、照明デバイスが他のデバイスからのフィードバックなしに自律的に動作する実施形態では、マイクロホンは、指向性マイクロホンであってもよく、プロセッサは、指向性マイクロホン(及び/又は提供されるその測定データ)から前記方向を得る。前記指向性マイクロホンは、照明デバイスに含まれる2つのマイクロホンであり、その間に予め定義された距離があり、したがって、ローカルのマイクロホンアレイと理解されてもよい。さらに代替的に、このような自律的な実施形態では、前記方向は、コンピュータ分析を用いてプロセッサによりある程度の精度で推定されてもよい。さらに、ある実施形態では、前記方向は、劇場内のステージ等の方向を示す手動コンフィギュレーションステップ等、ユーザ入力によって提供されてもよい。
全体として、プロセッサ103は、決定された正の明瞭度を決定された方向に伝えるために、すなわち、当該方向に対応する指向性照明デバイスのそれぞれのセグメントを制御することによって、指向性光源101を制御する。
それゆえ、本発明による照明デバイス100は、オーディオ信号200における繰り返し特徴201の各発生が、オーディオ信号200の明瞭度(すなわち、明瞭さが正であるか、負であるか)を決定して、その後、オーディオ信号200の前記明瞭度に関するフィードバックを提供するように、決定された明瞭度を伝えるために、音響特性のそれぞれの値203を含むという知見を利用する。これにより、プロセッサ103は、繰り返しオーディオ特徴201の最後の発生のそれぞれの値204をベースライン値202と比較することによって、オーディオ信号200の明瞭度を決定するように構成される。
図1に描かれた実施形態に部分的に類似する、非限定的な実施形態(図示せず)では、第2の光源が、光通信(Light Communication)信号(VLC又はLi-Fi)を発するのに適したアンビエント照明を提供する。プロセッサが負の明瞭度を決定する場合、マイクロホンによって受信され、明瞭度を決定した後、新たな明瞭度が決定されるまでプロセッサによって処理されるオーディオ信号の部分は、光通信信号に変換され、第2の光源によって劇場内に発せられる。光通信レシーバを備えたモバイルデバイスは、信号を受信し、オーディオに戻す若しくはテキストに変換してもよく、又は、代替的には、他のアプリケーションのために前記データを使用してもよい。それゆえ、プレゼンタからの明瞭なオーディオ信号を受信できないオーディエンスに、前記オーディオ信号を提供する光通信信号が提供されることができ、前記オーディエンスはプレゼンテーションについて行く、又は少なくとも字幕又はコメンタリ等でもってプレゼンテーションについて行くことができる。
代替的に、図1に描かれた実施形態と部分的に類似する、さらなる非限定的な実施形態(図示せず)では、照明デバイスはスピーカを含む。プロセッサが負の明瞭度を決定する場合、マイクロホンによって受信され、明瞭度を決定した後、新たな明瞭度が決定されるまでプロセッサによって処理されるオーディオ信号の部分は、スピーカを介して劇場内に送信される。これは、プレゼンタのオーディオ信号をローカルに補完することを容易にする。
図3は、非限定的な例として、本発明による照明デバイス700の一実施形態を概略的に示している。照明デバイス700は、光源701と、マイクロホン702と、プロセッサ703とを含む。照明デバイス700は、発光天井パネル(luminous ceiling panel)である。これは、発光天井パネルが構造的に空間に取り付けられるので有利であり得る。照明デバイス700は、オープンオフィスエリア751の天井に取り付けられる。さらに、オープンオフィスエリア751は発光天井パネルのアレイを含み、照明デバイス700はその1つである。ここでは、非限定的な例として、すべての前記発光天井パネルは自律的に動作する。また、オープンオフィスエリア751は、話している人750を含む。人750は、例えば、機密の会話/会議中である可能性があり、自身のスピーチがどのくらい明瞭であるかを評価したいと考えている。
人750は、話しているので、音源である。斯くして、人750は、オーディオ信号800を生成する。斯くして、オーディオ信号800は、人間のスピーチである。スピーチは、センテンス及びワードを含む。オーディオ信号800は、オープンオフィス空間751内を伝搬する。これにより、オーディオ信号は、各時点(each instance in time)において、人のスピーチの最後の30秒である。代替的に、他の期間、例えば、1分未満の期間又は5分未満の期間が考慮されてもよい。
オーディオ信号800は、繰り返しオーディオ特徴の複数の発生を含む。繰り返しオーディオ特徴は、母音「O」である。オーディオ信号200における繰り返しオーディオ特徴の各発生は、音響特性のそれぞれの値を含む。ここで、音響特性は、母音の音響周波数(すなわち、ピッチ)である。斯くして、オーディオ信号は、母音「O」の複数の発生を含み、各発生は、それ自身のそれぞれの周波数値によって特徴付けられる。
照明デバイス700のマイクロホン702は、オーディオ信号を検出し、その測定値をプロセッサ703に転送する。プロセッサ701は、マイクロホン702からオーディオ信号を受信し、オーディオ信号800に基づいてベースライン値を決定する。すなわち、ベースライン値は、オーディオ信号800における母音「O」の最初の発生の周波数値に選択される。
その後、照明デバイス700のプロセッサ703は、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、少なくともベースライン値に等しい周波数値を有する場合、オーディオ信号800の正の明瞭度を決定する。その後、照明デバイス700のプロセッサ703は、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値よりも小さい周波数値を有する場合、オーディオ信号800の負の明瞭度を決定する。ここでは、プロセッサ703は、人のオーディオ信号が明瞭であるため、正の明瞭度を決定する。同様に、アレイ内の他の発光天井パネル760も、自身の自律的な評価に基づいて正の明瞭度を決定する。しかしながら、アレイ内のいくつかの他の発光天井パネル770は、逆に、自身の自律的な評価に基づいて負の明瞭度を決定する。後者の発光天井パネルは、例えば、人からより遠くに位置する、又は、(例えば、パーティション、カーテン、ガラス、植物等に起因して)オープンオフィスエリア751内の音響的に減衰された位置に位置する。
正の決定された明瞭度の結果として、プロセッサ703は、決定された正の明瞭度を人750に及びオープンオフィスエリア751内に伝えるように、光源701が点滅する青色光を発するように制御する。同様に、正の決定された明瞭度を有する発光天井パネル760も同じことを行う。逆に、負の決定された明瞭度を有する発光天井パネル770は、赤色光を発する、又は、代替的には、オフされる。また、前述したような他の照明特性が想定されてもよい。例えば、前記明瞭度の伝達(又は、明瞭度のインディケーション)は、10度ケルビンのシフト等、色温度の変化によるものであってもよく、又は、様々な既知のタイプの光通信によるものであってもよい。
それゆえ、照明デバイス700は、繰り返しオーディオ特徴の意味を解釈する必要がない、及び/又は、明瞭度に関する意味解析を行う必要がないので、本発明は、有利なことに、人750に対して有利なフィードバックである、オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるための、より計算効率の高い、及び/又は、電力効率の高い装置を提供する。
図4は、非限定的な例として、オーディオ信号の明瞭度を決定する及び伝える方法900を概略的に示している。これにより、オーディオ信号は、繰り返しオーディオ特徴の複数の発生を含み、繰り返しオーディオ特徴の各発生は、音響特性のそれぞれの値を含む。前記音響特性は、例えば、SPL又は周波数であってもよい。
方法の第1のステップ901は、マイクロホンを用いてオーディオ信号を検出することである。第2のステップ902は、上記の例で詳述されたように、前記オーディオ信号に基づいてベースライン値を決定することである。斯くして、ベースライン値を決定する際に、例えば、繰り返しオーディオ特徴の最初の発生の音響特性のそれぞれの値をベースライン値として決定するステップ9021、又は繰り返しオーディオ特徴の各発生の音響特性のそれぞれの値の平均をベースライン値として決定するステップ9022、又はトリガ特徴の音響特性の値をベースライン値として決定するステップ9023であって、前記トリガ特徴はオーディオ信号を開始し、音響特性の値を含み、オーディオ信号は、トリガ特徴を含む、ステップ9023等、サブステップが存在してもよい。
第3のステップ903は、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値に少なくとも等しい音響特性のそれぞれの値を含む場合、オーディオ信号の正の明瞭度を決定する、又は、繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、ベースライン値よりも小さい音響特性のそれぞれの値を含む場合、オーディオ信号の負の明瞭度を決定することを含む。
第4のステップ904は、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を照明特性を介して伝えるために光源を制御することを含む。
一実施形態(図示せず)では、方法はさらに、照明デバイスに対してオーディオ信号が発せられている方向を得ること、及び、オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を前記方向に照明特性を介して伝えるために指向性光源を制御することを含んでもよい。一実施形態(図示せず)では、方法はさらに、さらなる照明デバイスを用いてアンビエント照明を提供することを含んでもよい。

Claims (15)

  1. オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるための照明デバイスであって、前記オーディオ信号は、繰り返しオーディオ特徴の複数の発生を含み、前記繰り返しオーディオ特徴の各発生は、音響特性のそれぞれの値を含み、当該照明デバイスは、
    光源と、
    前記オーディオ信号を検出するためのマイクロホンと、
    前記マイクロホンから前記オーディオ信号を受信する、
    前記オーディオ信号に基づいてベースライン値を決定する、
    前記繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、前記ベースライン値に少なくとも等しい前記音響特性のそれぞれの値を含む場合、前記オーディオ信号の正の明瞭度を決定、又は
    前記繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、前記ベースライン値よりも小さい前記音響特性のそれぞれの値を含む場合、前記オーディオ信号の負の明瞭度を決定する、及び
    前記オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を照明特性を介して伝えるために前記光源を制御する、
    ように構成される、プロセッサと、
    を含む、照明デバイス。
  2. 前記プロセッサは、前記繰り返しオーディオ特徴の最初の発生の音響特性のそれぞれの値を前記ベースライン値として決定するように構成される、請求項1に記載の照明デバイス。
  3. 前記プロセッサは、前記繰り返しオーディオ特徴の各発生の音響特性のそれぞれの値の平均を前記ベースライン値として決定するように構成される、請求項1に記載の照明デバイス。
  4. 前記オーディオ信号は、前記オーディオ信号を開始するトリガ特徴を含み、前記トリガ特徴は、音響特性の値を含み、
    前記プロセッサは、前記トリガ特徴の音響特性の値を前記ベースライン値として決定するように構成される、請求項1に記載の照明デバイス。
  5. 前記音響特性は、音圧レベル、周波数又は音質のいずれかである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明デバイス。
  6. 前記照明特性は、光変調、色相、色温度、方向性、及び/又は光強度である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明デバイス。
  7. 前記光変調は、Li-Fi又は可視光通信を含む、請求項6に記載の照明デバイス。
  8. 前記光源は、指向性光源である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の照明デバイス。
  9. 前記プロセッサは、
    前記照明デバイスに対して前記オーディオ信号が発せられている方向を得る、及び
    前記オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を前記方向に照明特性を介して伝えるために前記指向性光源を制御する、
    ように構成される、請求項8に記載の照明デバイス。
  10. 前記プロセッサは、マイクロホンアレイを含む照明システムから前記方向を得るように構成される、又は
    前記マイクロホンは、指向性マイクロホンであり、前記プロセッサは、前記指向性マイクロホンから前記方向を得るように構成される、請求項9に記載の照明デバイス。
  11. 当該照明デバイスは、さらなる光源を含み、前記さらなる光源は、アンビエント照明を提供するように配置される、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明デバイス。
  12. 前記プロセッサは、前記プロセッサが前記オーディオ信号の負の明瞭度を決定する場合、前記オーディオ信号の少なくとも一部をLi-Fi信号又はVLC信号を介して送信するために前記さらなる光源を制御するように構成される、請求項11に記載の照明デバイス。
  13. 当該照明デバイスは、スピーカを含み、前記プロセッサは、前記プロセッサが前記オーディオ信号の負の明瞭度を決定する場合、前記オーディオ信号の少なくとも一部を送信するために前記スピーカを制御するように構成される、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の照明デバイス。
  14. オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝えるためのシステムであって、当該システムは、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の照明デバイスを少なくとも2つ含む、システム。
  15. オーディオ信号の明瞭度を決定及び伝える方法であって、前記オーディオ信号は、繰り返しオーディオ特徴の複数の発生を含み、前記繰り返しオーディオ特徴の各発生は、音響特性のそれぞれの値を含み、当該方法は、
    前記オーディオ信号を検出することと、
    前記オーディオ信号に基づいてベースライン値を決定することと、
    前記繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、前記ベースライン値に少なくとも等しい前記音響特性のそれぞれの値を含む場合、前記オーディオ信号の正の明瞭度を決定する、又は
    前記繰り返しオーディオ特徴の最後の発生が、前記ベースライン値よりも小さい前記音響特性のそれぞれの値を含む場合、前記オーディオ信号の負の明瞭度を決定することと、
    前記オーディオ信号の決定された正及び/又は負の明瞭度を照明特性を介して伝えるために光源を制御することと、
    を含む、方法。
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