JP7088578B1 - 食料混合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きさや形状が異なる複数の食料を混ぜるときの損傷を防止して、均一に混ぜることが可能な食料混合装置を提供することを目的とする。【解決手段】食料混合装置1は、保管庫10と、複数のタンク20と、複数の計量部30と、シューター40と、ブレンダー50と、を備えている。シューター40は、側壁部41と、集合部42と、開口部43と、排出部44とを備える。ブレンダー50は、支持部51と、軌道変更部52とを備えている。また、軌道変更部52は、固定部53と、傾斜部54と、端部55とを有している。シューター40の集合部42に集まってきた複数の食料Sは、軌道変更部52に当たり落下軌道が変化する。軌道が変化することで、種類の異なる複数の食料Sが、よく混ざり合い、均一な食料Sと損傷等のない良品質な食料を提供できる。【選択図】図1

Description

本発明は、大きさや形状が異なる複数の食料を混合させる食料混合装置に関する。
従来から、種類の異なる食料を混合する食料混合装置が知られている(特許文献1~3)。
特許文献1には、コンベアと複数の計量機と複数の穀物タンクと混合機と制御装置とからなり、計量機の排出口から複数の穀物を所定の混合量ずつ間欠的に排出してコンベア上に複数の種類の穀物の山の一配列の繰り返しを形成し、最大排出量のものの計量時間を当該一配列の進行時間以下とする穀物混合装置であり、コンベア上の穀物の山が過大になってコンベア外に溢流するのを防止すると共に、コンベア上になるべく多くの穀物の山を生ぜしめ、かつ、可及的にコンベア上の間隙をなくして搬送効率を大にしたことが開示されている。
特許文献2には、複数の玄米タンクと計量槽とから成るブレンドブロックと精米ブロックと、各種演算と制御及び操作を行う操作ブロックとで構成されるブレンド自動精米装置において、操作ブロ玄米単品の品種と食味評価値と単価とを入力する入力手段と、所望重量と希望の目標食味評価値あるいは希望の目標単価とを設定する設定手段と、混合米単価及び所望重量価格、又は玄米の混合比率とその混合米食味評価値及び所望重量価格を演算する演算手段と、表示手段出力手段とを有するブレンド自動精米装置であって、複数の玄米タンクを備えて数種類の原料玄米をブレンドして自動的に精米することのできることが開示されている。
特許文献3には、回動自在に支持された混合容器と液状調味料計量抽出部と計量された液状調味料を受ける受皿部材から構成され、受皿部材の底板と開閉蓋の上板には、受皿部材に供給された液状調味料を混合容器内に流下させるための複数の流下孔を形成し、食材に適量の液体調味料を投入して混合攪拌し得るように構成した食料の混合装置であり、適量の液状調味料が混合容器内に投入され、混合容器内の食材を攪拌棒で攪拌することで、食材の量に対応した最適量の液状調味料と食材を混合撹拌することができることが開示されている。
特開昭62-210045号公報 特開平4-48936号公報 特開2017-192372号公報
特許文献1および特許文献2には、複数のタンクと複数の計量機を備え、複数の異なる食料を混合することが開示され、特許文献1に開示されているものは、計量された穀物がベルトコンベア上を搬送された後、混合機で混合する方法であり、特許文献2に開示されているものは、複数の原料玄米を玄米タンクからホッパ形状の計量槽で混合し、精米機で精米する方法である。また、特許文献3には、混合容器内で撹拌棒を回転させ効率的に酢と飯とを混合攪拌する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1および2には、形状や大きさが異なる複数の食料を均一に混ぜることの発想はなく、形状や大きさが異なる複数の食料を均一に混ぜることができないという問題点があった。また、特許文献3の撹拌方法では、混合撹拌する際に食料が傷ついたり、熱により食料の品質が変化してしまうという問題点があった。
本発明は上述した事情に鑑み、大きさや形状が異なる複数の食料を混ぜるときの損傷等を防止して、均一に混ぜることが可能な食料混合装置を提供することを目的とする。
本発明の発明者は、上述した問題点に関して鋭意研究を続けた結果、以下のような画期的な食料混合装置を見出した。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様は、大きさや形状が異なる複数の食料を種類毎に貯蔵する複数のタンクと、タンクから排出された複数の食料を個別に計量する計量部と、計量部から排出された複数の食料が集まるシューターと、シューター内を落下する複数の食料が当たるブレンダーと、を備え、ブレンダーは、シューター内に配置され、複数の食料の落下軌道を変更することを特徴とする、食料混合装置にある。
かかる第1の態様によれば、大きさや形状が異なる複数の食料が、落下軌道を変更させることにより、様々な方向に落下して、良く混ざり合い、偏りの少ない、均一な食料を製造することができる食糧混合装置を提供することができる。また、機械的に混ぜるのではなく、自重落下の力を利用して混ざり合うため、食料の欠損、損傷、破壊、亀裂等を防止でき、かつ食料の品質を変化させることなく、食料を混合させることができる。
本発明の第2の態様は、食料混合装置は、シューターから排出された食料を包装する包装機と、包装された食料を搬送する搬送機と、搬送機により搬送されている間に、包装された食料内に金属等の異物が含有されているか否かを検出する金属探知機と、搬送機に搬送され包装された食料を梱包、出荷する梱包作業部と、をさらに備えることを特徴とする、第1の態様に記載の食料混合装置にある。
かかる第2の態様によれば、均一に混ざった食料を、効率的にかつ安全に提供することができる。
本発明の第3の態様は、シューターは、計量部に隣接する側壁部と、側壁部に一体的に形成される集合部と、集合部の中央部に形成され食料が通過する開口部と、開口部を通過した食料がシューター外に排出する排出部と、を備え、集合部の内面は、曲線で滑らかに繋がっていることを特徴とする、第1または第2の態様に記載の食料混合装置にある。
かかる第3の態様によれば、欠損、損傷、破壊、亀裂等を防止でき、かつ食料の品質を変化させることなく、食料を混合させることができるので、より良く混ざり合い、偏りの少ない、均一な食料を製造することができる食糧混合装置を提供することができる。
本発明の第4の態様は、ブレンダーは、上方から吊り下げられる支持部と、軌道変更部と、を備え、支持部は、軌道変更部を支持し、軌道変更部をシューター内の所定の位置に配置することを特徴とする、第1~第3の態様の何れか1つに記載の食料混合装置にある。
かかる第4の態様によれば、シューターの内面に支持部を支持する部材を取り付ける必要が無いので、食料が引っかかることなく、スムーズに自重落下することができる。その結果、自由落下における食料の欠損、損傷、破壊、亀裂等を防止することができる。
本発明の第5の態様は、ブレンダーの軌道変更部は、支持部が固定される固定部と、固定部から下方に向かって延在する傾斜部と、固定部と反対側に位置する端部と、を有し、傾斜部は、端部に向かって広がるように傾斜していることを特徴とする、第4の態様に記載の食料混合装置にある。
かかる第5の態様によれば、傾斜部により食料の落下軌道を変更させることにより、食料の大きさや形状が異なっていても、欠損、損傷や破壊が生ずることなく、食料をより均一に混合させることができる。
本発明の第6の態様は、傾斜部は、垂直線に対して所定の角度を有し、所定の角度は、5度~40度の範囲にあることを特徴とする、第5の態様に記載の食料混合装置にある。
かかる第6の態様によれば、食料の大きさや形状が異なっていても、欠損、損傷や破壊が生ずることなく、食料をさらに均一に混合させることができる。
本発明の第7の態様は、傾斜部の少なくとも一部は、排出部内に位置するように配置されることを特徴とする、第5または第6の態様に記載の食糧混合装置にある。
かかる第7の態様によれば、食料のほとんどが、傾斜部に当たることになるので、食料をより均一に混合させることができる。
本発明の第8の態様は、軌道変更部の端部とシューターの排出部の内面との距離は、軌道変更部の側面とシューターの開口部の内面との距離に比較して狭いことを特徴とする、第5~第7の態様の何れか1つに記載の食料混合装置にある。
かかる第8の態様によれば、食料のほとんどが、傾斜部に確実に当たることになるので、食料をさらに均一に混合させることができる。
本発明の第9の態様は、食料は、ペットフードであることを特徴とする、第1~第8の態様の何れか1つに記載の食料混合装置にある。
かかる第9の態様によれば、大きさや形状が異なる複数のペットフードが、落下軌道を変更させることにより、様々な方向に落下して、良く混ざり合い、偏りの少ない、均一なペットフードを製造することができる食糧混合装置を提供することができる。
図1は本発明に係る食料混合装置の一例を示す模式図である。 図2は本発明に係る食料混合装置の計量部、シューター、ブレンダーの配置関係等を示す説明図である。 図3は本発明に係る食料混合装置の計量部、シューター、ブレンダーの配置関係等を示し、斜め方向から見た説明図である。 図4は本発明に係るブレンダーの一例(実施例1)を示す概略斜視図である。 図5は図4のブレンダーを示し、(a)概略正面図、(b)概略側面図である。 図6は図4のブレンダーの別実施例の一例を示し、(a)実施例2、(b)実施例3である。 図7は本発明に係る食料混合装置における食料の落下状態とブレンダーとの配置関係等を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る食料混合装置の実施形態を説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る食料混合装置の一例を示す模式図である。本発明の食料混合装置1は、大きさや形状が異なる複数の食料Sを混合する装置であり、特に食料Sの一つであるペットフードを複数種均一に混ぜることが可能である。ここで説明する均一は、完全な均一ではなく、種類の異なる複数の食料Sが、偏りはある程度残る状態ではあるが、よく混ざっている状態を指す。すなわち、均一とは、本発明に係る食料混合装置を用いて混ぜられた食料を所定の量に小分けすると、種類の異なる複数の食料Sが、ほぼ予め定められた比率で含まれるように、良く混ざった状態にあることをいう。
図1に示すように、食料混合装置1は、複数のタンク20と、各タンク20の下方に配置された複数の計量部30と、タンク20の下方に配置されたシューター40と、シューター40の中央部に配置されたブレンダー50と、を備えている。なお、食料混合装置1は、運搬機11を介して保管庫10と連結されている。
また、ブレンダー50の下方には、包装機100と搬送機101が配置されている。そして、搬送機101の左側には、ペットフード金属探知機102と、梱包作業部103が配置されている。
なお、本実施形態では、食料混合装置1は建屋内に配置されることを想定しているため、タンク20は2階、計量部30は中2階、シューター40は1階にそれぞれ設置されている状態を示しているが、設置位置は特に限定されない。
本実施形態では、保管庫10は、真空搬送装置から食料Sを排出し、所定の高さに配置された複数のタンク20まで運搬機11で運ぶ。運ばれてきた食料Sは、複数の種類に分けられ、それぞれ所定のタンク20に搬入され、一時的に貯蔵される。すなわち、種類毎にタンク20に振り分けられており、各タンク20の貯蔵される食料Sは、種類が異なっている。タンク20に搬入された食料Sは、計量部30によって必要量が計量され、シューター40に自重落下により投入される。
ここで、保管庫10は、内部に種類の異なる複数の食料Sをそれぞれ別個に保管し、排出することができるものである。保管庫10としては、このような機能を有するものであれば特に限定されない。
運搬機11は、保管庫10から排出された各食料Sを、所定の高さに配置されたタンク20に搬送するものである。運搬機11としては、このような機能を有するものであれば特に限定されず、例えば真空搬送装置、エアー搬送装置等が挙げられる。
タンク20は、複数設置されており、所定の種類の食料Sを一時的に貯蔵すると共に、排出することができるものであれば特に限定されない。
ここで、本実施形態の食料Sは、犬、猫等のペット用フードであり、複数の食材(米粉、牛脂、菜種、等)と栄養素(ミネラル類、ビタミン類、等)を混ぜ合わせた固形状(顆粒状も含む)のものであり、それぞれブレンド内容が異なる複数の種類からなる。また、食料Sの形状も、丸、三角形、四角形等、複数あり、大きさを示す粒径も異なっている。さらに、食料Sの硬さも様々で、ペットがかみ砕ける程度の硬さから柔らかい状態のものも含まれる。
シューター40から排出された食料Sは、包装機100で包装される。包装された食料S(包装食料)は、搬送機101で搬送され、搬送される間に金属探知機102で金属片等が含まれていないか否かをチェックされる。そして、安全が確認された包装食料は、梱包作業部103で段ボール等に梱包された後、出荷される。ここで、包装機100で包装された包装食料を計量機で計量してもよい。これにより、より正確に計量された包装食料を提供することができる。
包装機100は、食料Sを包装することができるものであれば特に限定されない。また、搬送機101も、包装食料を搬送することができるものであれば特に限定されず、例えばベルトコンベア、無人搬送車(AGV)、搬送ロボット等である。さらに、金属探知機も、包装食料に金属片等が含まれているか否かを検査することができるものであれば特に限定されず、市販のものを使用することができる。
図2は、本発明に係る食料混合装置の計量部、シューター、ブレンダーの配置関係等を示す説明図であり、図3は、本実施形態に係る食料混合装置の計量部、シューター、ブレンダーの配置関係等を示し、斜め方向から見た説明図である。なお、図3では、手前側の計量部を外して、シューターを見やすくしている。図2および図3に基づいて、計量部、シューター、ブレンダーの構成および配置関係を説明する。
図2に示すように、計量部30は、図示しない計量機が配置されている計量本体31と、計量本体31とタンク20との間に配置される連結部32と、計量本体31とシューター40との間に配置される投入部33と、を備えている。タンク20から排出された各食料Sは、連結部32内をそれぞれ自重落下し、計量本体31にそれぞれ移動する。その後、計量本体31で、それぞれの食料Sが必要量になるように自動的に計量され、投入部33からシューター40に投入される。投入部33の出口33aはシューター40内の周辺部に配置されており、投入部33から落下する食料Sを確実にシューター40内に投入できると共に、食料Sが自重落下してシューターの側壁部41に衝突しても破損等しないようになっている。
本実施形態では、計量部30は8つあり、8種類の異なる食料Sを同時にシューター40に投入することができる。なお、計量部30の数は、適宜選択可能である。
シューター40は、投入部33と位置関係で重なり合う側壁部41と、種類の異なる食料Sが集まる集合部42と、集合部42の下方中央部に開口された開口部43と、開口部43の下方に配置される円筒形の排出部44と、を備えている。側壁部41と集合部42は、略すり鉢状をなし、側面が傾斜し、開口部43に向かって径が小さくなるようになっている。特に、集合部42は複数の種類の食料Sが同時に集まる場所で、内面は曲面状となっている。すなわち、集合部42の内面は、角のない滑らかな面(平面や曲面)で形成されている。その結果、食料Sの自重落下の際に、集合部42の側面に食料Sが引っかかって、食料Sが欠損や損傷等したり、破壊されたりすることを防止することができる。
なお、集合部42の表面は、鏡面加工されていることが好ましい。集合部42の表面を鏡面加工することにより、食料Sの自重落下の際に、集合部42の側面に食料Sが引っかかって、食料Sが欠損や損傷等したり、破壊されたりすることを、さらに防止することができる。ここで、鏡面加工とは、金属の表面を鏡のように仕上げる加工方法をいい、例えば、研磨による加工等が挙げられる。
計量部30から落下してきた食料Sは、集合部42に集められ、開口部43および排出部44を通って包装機100に入る。包装機100は、入った食料Sを包装するが、計量部30で種類毎に必要な量が既に計量されるので、所定の量(例えば1つの袋)に纏めることもできるし、それらを所定の数に分けて、個別(所定の量毎の複数の袋)に纏めることも可能である。
図4は、本実施形態に係るブレンダーの一例を示す斜視図であり、図5は、図4のブレンダーを示し、(a)は正面図、(b)は側面図であり、図6は、図4のブレンダーの別実施例の一例を示し、(a)は実施例2、(b)は実施例3である。図4から図6に基づいて、ブレンダーを詳述する。
集合部42から排出部44に食料Sが落下するが、落下状態に変化がなければ、種類の異なる複数の食料Sは偏りのある包装となり、特にペットフードでは、食べ方に偏りが出たり、摂取する栄養素に偏りができてしまう可能性がある。そこで、本発明では、ブレンダー50をシューター40内に配置し、食料Sの種類に偏りの少ない均一な包装を可能としている。すなわち、ブレンダー50を備えることにより、食材や栄養素の混合比が異なる複数種のペットフードが、良く混ざり合って包装されたペットフードを提供することができる。
ブレンダー50は、図4に示すように、円筒状の支持部51と、支持部51の下方先端部に固定される軌道変更部52とを備えている。また、軌道変更部52は、支持部51が固定される固定部53と、固定部53から下方(排出部44方向)に向かって延在する傾斜部54と、固定部53と反対側に端部55とを有している。本実施形態において、軌道変更部52は、複数の平板からなる羽形状をなしている。そして、傾斜部54は、図5に示すように、排出部43の下方に向かって広がるように所定の角度θを有して傾斜している。なお、角度θは、垂直線に対して水平線方向の拡がりを表している。
ここで、説明を分かり易くするため、傾斜部54の一方を第1傾斜部54a、他方を第2傾斜部54bとし、第1傾斜部54aの角度をθ1、第2傾斜部54bの角度をθ2とする。角度θ1と角度θ2は、同じであっても異なっていても良い。また、第1傾斜部54aおよび第2傾斜部54bはそれぞれ一対を成しているが、それぞれの角度は、同じであっても異なっていても良い。すなわち、本実施形態では、4枚の傾斜部54があり、各傾斜部54のそれぞれの角度θが異なっていても良い。
角度θは、5度~40度の範囲が、食料Sを均一に混合できるので好ましく、15度~25度の範囲が、食料Sをより均一に混合できるのでより好ましく、18度~23度の範囲が食料Sを特に均一に混合できるので特に好ましい。食料Sは、固形状(顆粒状も含む)であるが、例えばペットがかみ砕ける程度であり、弾力性もある。落下してきた食料Sが軌道変更部52の傾斜部54に当たり落下軌道を変更する際、衝撃で破損のない角度θが望ましく、均一に混ぜ合うことができる角度θが選択される。角度θが5度より小さいと、食料Sが均一に混ざり難い。一方、角度θが角度40度を超えると、傾斜部54に数回当たる食料Sが多く存在し、食料Sの欠損、損傷や破壊が発生し易くなる。
傾斜部54が角度θを有することで、図2に示すように、軌道変更部52の端部55と排出部44の内面との距離L1は、軌道変更部52の側面とシューター40の開口部43の内周面(内面)との距離L2に比較して、狭くなっている(L1<L2)。
ここで、ブレンダー50の傾斜部54に関し、本実施形態では、図4および図5に示すように、第1傾斜部54aと第2傾斜部54bとの長さが異なっているが、同じでも良く、また、板厚も適宜変更が可能である。また、本実施形態の傾斜部54は、表面が平坦状であるが、湾曲状、波形状、階段状等が選択可能である。ただし、傾斜部54も、集合部42の内面と同様に、角のない滑らかな面(平面や曲面)で形成されたものが好ましい。傾斜部54も角のない滑らかな面で形成されることによって、食料Sの自重落下の際に、傾斜部54に食料Sが引っかかって、食料Sが欠損や損傷等したり、破壊されたりすることを防止することができる。
ブレンダー50の固定部53から傾斜部54に至る部分は滑らかな曲面で繋がっており、側面や端部55においても角のない滑らかな曲線で繋がることが好ましい。このように構成することにより、食料Sが欠損や損傷等したり、破壊されたりすることを防止することができる。
本実施形態の実施例1では、計量部30が8つあり、側壁部41が4つあるため、軌道変更部52は横方向、縦方向でそれぞれ対を成している。軌道変更部52は、金属板であれば折り曲げ加工して成形することができ、樹脂であれば樹脂成型により成形することができる。実施例1では、2枚の金属板を折り曲げ接合して軌道変更部52を形成しているが、図6(a)の実施例2のように1枚板で成形しても良く、図6(b)の実施例3のように釣り鐘状に形成しても良い。なお、実施例3では、水平方向の横断面(輪切り)において、円形でも楕円形でも良く、横断面の形状は特に限定されない。
なお、実施例3において、軌道変更部52の端部55において複数の切欠きがある方が、排出部44において、実施例1および実施例2のように、食料Sの詰まりを防止することが可能となる。実施例1および実施例2では、端部55において第1傾斜部54aと第2傾斜部54bは離間している構造であるため、食料Sの詰まりは防止できている。
支持部51は、図2に示すように、食料混合装置1内に、図示しない上部固定部から吊り下げ固定されている。そして、軌道変更部52は集合部42と開口部43と排出部44とを跨ぐように配置されている。ここで、固定部53は、集合部42の下端部の近傍に位置するように配置され、傾斜部54は、集合部42から排出部44にかけて配置されるように位置づけられ、少なくとも傾斜部54の2分の1が排出部44内に位置付けられることが食料Sをより均一に混合させることができるので好ましく、3分の2が排出部44内に位置づけられることが食料Sをさらに均一に混合させることができるので特に好ましい。
さらに、支持部51の上方側先端は、計量部30が配置される側に吊り下げ固定され、図示しない天井板等を設けることで、シューター40内に異物が混入しないようにしている。なお、支持部51は、回転自在に取り付けられていても良い。
ここで、支持部51は、シューター40の内面に固定されているのではなく、上部固定部から吊り下げ固定されているので、シューター40の内面(側壁部41、集合部42)に支持部51を支持する部材を取り付ける必要が無い。その結果、食料Sが引っかかることなく、スムーズに側壁部41および集合部42を自重落下することができる。
次に、ブレンダー50の作用について説明する。図7は、本発明に係る食料混合装置における食料の落下状態とブレンダーとの関係を示す説明図である。
この図に示すように、シューター40の集合部42に集まってきた複数の食料Sは、軌道変更部52に当たり落下軌道が変化する。例えば、種類の異なる食料S1と食料S2は、別々の計量部30から落下するため軌道が異なっている。軌道変更部52に当たる前は、それぞれ一つの集合体として落下するが、軌道変更部52に当たると軌道が変更され、拡散する。食料S1と食料S2は、別々の軌道に変更され、同時に混ざり合う。この現象により、種類の異なる食料S同士が混在し、均一に混ざり合うことができる。さらに、軌道変更部52の端部55は、傾斜部54の角度θにより排出部44の内面に接近しているため、食料Sが通過する隙間が狭まり、より混ざり合うことができる。
本発明の主な対象は、大きさや形状が異なる、固形状の食料Sである。上述したように、ブレンダー50により食料Sの落下軌道を変更させることにより、大きさや形状が異なっていても、欠損、損傷や破壊が生ずることなく、よく混合され、均一に混合された食料Sとして包装できる。撹拌棒等を用いて、機械的に混合する(特許文献3参照)と損傷や破壊を生じるが、落下軌道を変更することで、安定した混合と良質な包装ができる。特に、複数の種類の異なるペットフードを均一に混合することに適した食料混合装置を提供することができる。
本発明の食料混合装置1は、大きさや形状が異なる複数の食料Sを種類毎に貯蔵する複数のタンク20と、タンク20から排出された複数の食料Sを個別に計量する計量部30と、計量部30から排出された複数の食料Sが集まるシューター40と、シューター40内を落下する複数の食料Sが当たるブレンダー50と、を備え、ブレンダー50は、シューター40内に配置され、複数の食料Sの落下軌道を変更する。
これにより、大きさや形状が異なる複数の食料Sが、落下軌道を変更することにより、様々な方向に落下して、良く混ざり合い、偏りの少ない、均一な食料Sを提供できる。また、機械的に混ぜるのではなく、自重落下の力を利用して混ざり合うため、損傷、破壊、亀裂等を防止でき、出荷する食料Sの良品質を図ることができる。
(他の実施形態)
本発明の食料混合装置1の一態様として例えば、食料混合装置1は、シューター40から排出された食料Sを包装する包装機100と、包装された食料Sを搬送する搬送機101と、搬送機101により搬送されている間に、包装された食料S内に金属等の異物が含有されているか否かを検出する金属探知機102と、搬送機101に搬送され包装された食料Sを梱包、出荷する梱包作業部103と、をさらに備える。これにより、複数の食料Sの貯蔵から出荷まで一貫した食料混合装置1を提供できる。
本発明の食料混合装置1の一態様として例えば、シューター40は、計量部30に隣接する側壁部41と、側壁部41に一体的に形成される集合部42と、集合部42の中央部に形成され食料Sが通過する開口部43と、開口部43を通過した食料Sがシューター40外に排出する排出部44と、を備え、集合部42の内面は、曲線で滑らかに繋がっている。これにより、複数の食料Sが集合する集合部42において、食料Sを傷つけることなく、排出部44に送り込むことができる。
本発明の食料混合装置1の一態様として例えば、ブレンダー50は、支持部51と、軌道変更部52と、を備え、支持部51は、軌道変更部52を支持し、軌道変更部52をシューター40内の所定の位置に配置する。これにより、軌道変更部52を適切な位置に配置することができ、複数の食料Sの軌道変更を確実に行うことができる。
本発明の食料混合装置1の一態様として例えば、ブレンダー50の軌道変更部52は、支持部51が固定される固定部53と、固定部53から下方に向かって延在する傾斜部54と、固定部53と反対側に位置する端部55と、を有し、傾斜部54は、端部55に向かって広がるように傾斜している。これにより、落下してくる複数の食料Sを適切な方向に軌道変更ができ、複数の食料Sを確実に混合させることができる。
本発明の食料混合装置1の一態様として例えば、傾斜部54は、垂直線に対して所定の角度θを有し、角度θは、5度から40度である。これにより、複数の食料Sの偏りのない混合と損傷防止を実現できる。
本発明の食料混合装置1の一態様として例えば、軌道変更部52の端部55とシューター40の排出部44の内面との距離L1は、軌道変更部52の側面とシューター40の開口部43の内周面との距離L2に比較して狭い。これにより、複数の食料Sがさらに混合され、より偏りの少なく良く混合された食料Sを提供できる。
本発明の食料混合装置1の一態様として例えば、食料Sは、ペットフードである。これにより、均一で偏りの少ないペットフードを提供できるため、ペットの偏りのある食べ方を防止できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明の食料混合装置は、偏りが少なく均一な食料混合を望む分野に最適である。
1 食料混合装置
10 保管庫
11 運搬機
20 タンク
30 計量部
31 計量本体
32 連結部
33 投入部
33a 出口
40 シューター
41 側壁部
42 集合部
43 開口部
44 排出部
50 ブレンダー
51 支持部
52 軌道変更部
53 固定部
54、54a、54b 傾斜部
55 端部
100 包装機
101 搬送機
102 ペットフード金属探知機
103 梱包作業部
S 食料
θ、θ1、θ2 軌道変更部の角度

Claims (8)

  1. 大きさや形状が異なる複数の食料を種類毎に貯蔵する複数のタンクと、
    前記タンクから排出された前記複数の食料を個別に計量する計量部と、
    前記計量部から排出された前記複数の食料が集まるシューターと、
    前記シューター内を落下する前記複数の食料が当たるブレンダーと、を備え、
    前記ブレンダーは、上方から吊り下げられる支持部と、回転しない軌道変更部と、を備え、
    前記支持部は、前記軌道変更部を支持して、前記軌道変更部を前記シューター内の所定の位置に配置し、
    前記シューターは、
    前記計量部に隣接する側壁部と、
    前記側壁部に一体的に形成される集合部と、
    前記集合部の中央部に形成され前記食料が通過する開口部と、
    前記開口部を通過した前記食料を前記シューター外に排出する排出部と、を備え、
    落下する前記複数の食料が前記軌道変更部または前記排出部の内面に当たって跳ね返されることにより、前記複数の食料を混合することを特徴とする、
    食料混合装置。
  2. 前記食料混合装置は、
    前記シューターから排出された前記食料を包装する包装機と、
    前記包装された前記食料を搬送する搬送機と、
    前記搬送機により搬送されている間に、前記包装された前記食料内に金属等の異物が含有されているか否かを検出する金属探知機と、
    前記搬送機に搬送され包装された前記食料を梱包、出荷する梱包作業部と、をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の食料混合装置。
  3. 前記集合部の内面は、曲線で滑らかに繋がっていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の食料混合装置。
  4. 前記ブレンダーの前記軌道変更部は、
    前記支持部が固定される固定部と、
    前記固定部から下方に向かって延在する傾斜部と、
    前記固定部と反対側に位置する端部と、を有し、
    前記傾斜部は、前記端部に向かって広がるように傾斜していることを特徴とする、
    請求項1~3の何れか1項に記載の食料混合装置。
  5. 前記傾斜部は、垂直線に対して所定の角度を有し、
    前記所定の角度は、5度~40度の範囲にあることを特徴とする、
    請求項4に記載の食料混合装置。
  6. 前記傾斜部の少なくとも一部は、前記排出部内に位置するように配置されることを特徴とする、
    請求項4または5に記載の食糧混合装置。
  7. 前記軌道変更部の前記端部と前記シューターの前記排出部の内面との距離は、前記軌道変更部の側面と前記シューターの前記開口部の内面との距離に比較して狭いことを特徴とする、
    請求項4~6の何れか1項に記載の食料混合装置。
  8. 前記食料は、ペットフードであることを特徴とする、
    請求項1~7の何れか1項に記載の食料混合装置。
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