JP7087858B2 - 金属管の樹脂被膜形成設備 - Google Patents

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Description

本発明は、冷間抽伸加工を施す前の金属管の表面(外面及び内面)に潤滑用の樹脂被膜を適切に且つ効率的に形成可能な金属管の樹脂被膜形成設備に関する。
鋼管等の金属管を縮径加工する方法として、金属管内にプラグやマンドレルを挿入し、ダイスを通して金属管を抽伸する冷間抽伸加工(冷間引抜き加工)が知られている。
この冷間抽伸加工においては、被加工材である金属管と、工具(プラグ、マンドレル、ダイス)との間の焼き付きを防止するため、冷間抽伸加工を施す前に、金属管の表面(外面及び内面)に潤滑用の被膜を形成するのが一般的である。
潤滑用の被膜として種々のものが知られているが、そのうち、高合金鋼やNi基合金等の難加工材質の金属管の冷間抽伸加工を容易にする被膜として、潤滑性に優れた樹脂被膜が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来、樹脂被膜の好ましい材質については、特許文献1等に種々提案されているものの、樹脂被膜を適切に且つ効率的に形成可能な設備については提案されていない。
特開2007-268580号公報
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、冷間抽伸加工を施す前の金属管の表面(外面及び内面)に潤滑用の樹脂被膜を適切に且つ効率的に形成可能な金属管の樹脂被膜形成設備を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、冷間抽伸加工を施す前の金属管の表面に潤滑用の樹脂被膜を形成する設備であって、前記金属管を搬送する搬送装置と、前記搬送装置で搬送された前記金属管を加温する加温装置と、前記搬送装置で搬送された前記金属管の外面に樹脂を塗布する外面樹脂塗布装置と、前記搬送装置で搬送された前記金属管の内面に樹脂を塗布する内面樹脂塗布装置と、前記搬送装置で搬送された前記金属管の内部に送風する送風装置と、を備え、前記加温装置、前記外面樹脂塗布装置、前記内面樹脂塗布装置及び前記送風装置は、前記搬送装置による前記金属管の搬送方向上流側から下流側に向けてこの順に配置されており、前記外面樹脂塗布装置は、前記金属管の外面に向けて樹脂を吐出し、前記金属管の長手方向に沿って移動する第1の樹脂吐出ノズルを具備し、前記搬送装置は、前記外面樹脂塗布装置から前記内面樹脂塗布装置まで、前記金属管を前記金属管の長手方向に直交する方向に搬送するロータリーキッカーを具備する、ことを特徴とする金属管の樹脂被膜形成設備を提供する。
本発明に係る樹脂被膜形成設備によれば、搬送装置による金属管の搬送方向上流側から下流側に向けて、加温装置、外面樹脂塗布装置、内面樹脂塗布装置及び送風装置がこの順に配置されている。このため、最初に加温装置で金属管が加温される。この加温された金属管の熱により、加温装置よりも金属管の搬送方向下流側に位置する外面樹脂塗布装置及び内面樹脂塗布装置で塗布される樹脂の乾燥速度を高めることが可能である。
また、本発明に係る樹脂被膜形成設備によれば、外面樹脂塗布装置で金属管の外面に樹脂が塗布された後に、内面樹脂塗布装置で金属管の内面に樹脂が塗布される。換言すれば、金属管の外面に塗布される樹脂の方が、金属管の内面に塗布される樹脂よりも、金属管の温度が高い状態(加温された金属管の温度低下が少ない状態)で塗布されることになる。また、金属管の外面に塗布された樹脂の方が、金属管の内面に塗布された樹脂よりも、搬送装置による金属管の搬送過程における乾燥(自然乾燥)時間を長く確保できる。したがい、金属管の外面に塗布された樹脂が乾燥し易い。通常、金属管は、その外面が搬送装置を構成する部材に接触して搬送されるため、この接触により、金属管の内面に塗布された樹脂に比べて、金属管の外面に塗布された樹脂の方が剥がれ易くなる。本発明に係る樹脂被膜形成設備によれば、上記のように、金属管の外面に塗布された樹脂が乾燥し易いため、樹脂が剥がれるおそれを低減可能である。
さらに、本発明に係る樹脂被膜形成設備によれば、内面樹脂塗布装置で金属管の内面に樹脂が塗布された後に、送風装置で金属管の内部に送風される。内面樹脂塗布装置で金属管の内面に樹脂を塗布する際には、外面樹脂塗布装置で金属管の外面に樹脂を塗布する際に比べて、金属管の温度が低下しているため、金属管の内面に塗布された樹脂は乾燥し難い。また、金属管の温度低下が小さい場合であっても、金属管の内面に塗布された樹脂の水分が蒸気化して金属管内部に滞留することで、一度乾燥した樹脂が再液化するおそれがある。本発明に係る樹脂被膜形成設備によれば、上記のように、送風装置で金属管の内部に送風されるため、内面に塗布された樹脂が乾燥し易くなり、樹脂の液垂れを低減可能である。
以上のように、本発明に係る樹脂被膜形成設備によれば、加温装置、外面樹脂塗布装置、内面樹脂塗布装置及び送風装置が、金属管の表面に樹脂被膜を形成する上で適切な順に配置されており、加温装置による金属管の加温から送風装置による金属管の内部の送風まで、搬送装置によって順次搬送しながら実行可能である。したがい、本発明に係る樹脂被膜形成設備によれば、冷間抽伸加工を施す前の金属管の表面に潤滑用の樹脂被膜を適切に且つ効率的に形成可能である。
好ましくは、前記搬送装置は、少なくとも前記内面樹脂塗布装置から前記送風装置までの間において、前記金属管を前記金属管の長手方向に直交する水平方向に横送りする横送り機構を具備し、前記横送り機構は、前記金属管の長手方向の一部の外面を下方から支持する支持部と、前記支持部を前記金属管の長手方向に直交する水平方向に移動させる移動部と、を有する。
上記の好ましい構成によれば、少なくとも内面樹脂塗布装置から送風装置までの間において、金属管は横送り機構によって横送りされる。この横送りの際、金属管の外面は長手方向の一部を下方から支持する支持部に接触するものの、支持部が移動部によって横送り方向(金属管の長手方向に直交する水平方向)に移動することで、金属管は支持部と一体的に横送りされる。換言すれば、金属管の横送りの際に、支持部が接触する金属管の外面の部位は変化しない。このため、外面樹脂塗布装置で金属管の外面に塗布された樹脂が搬送中(横送り中)に剥がれるとしても、支持部と接触する金属管の外面の一部に留まる。金属管の外面の一部において塗布された樹脂が剥がれるとしても、金属管の外面に接触する支持部の面積を小さくしておけば、剥がれる部位の面積も小さくなる。金属管に冷間抽伸加工を施す際、金属管の外面に形成された樹脂被膜は、ダイスとの摩擦によって金属管の長手方向にある程度延ばされると考えられる。このため、剥がれた部位の面積が小さければ、剥がれた部位にも樹脂が充填され、焼き付きが生じ難いと考えられる。
好ましくは、前記内面樹脂塗布装置は、前記金属管の内部に挿入され、前記金属管の長手方向に進退動する棹部と、前記棹部の先端に取り付けられ、前記金属管の内面に樹脂を吐出する第2の樹脂吐出ノズルと、を具備し、前記第2の樹脂吐出ノズルが前記第2の樹脂吐出ノズル及び前記棹部の挿入側と反対側に位置する前記金属管の第1端部に到達するまで前記棹部が進動した後、前記棹部が前記第2の樹脂吐出ノズル及び前記棹部の挿入側に位置する前記金属管の第2端部に向けて退動しながら前記第2の樹脂吐出ノズルから樹脂を吐出することで、前記金属管の内面に樹脂を塗布するように構成されている。
上記の好ましい構成によれば、金属管の内部に挿入される棹部の先端に取り付けられた第2の樹脂吐出ノズルから樹脂を吐出することで、金属管の内面に樹脂が塗布される。金属管の内面に樹脂が塗布される際、第2の樹脂吐出ノズル及び棹部は、第1端部(第2の樹脂吐出ノズル及び棹部の挿入側と反対側に位置する金属管の端部)から第2端部(第2の樹脂吐出ノズル及び棹部の挿入側に位置する金属管の端部)に向けて退動する。換言すれば、金属管の内面に樹脂が塗布される際、第2の樹脂吐出ノズルよりも棹部の方が移動方向下流側に位置する。このため、樹脂吐出ノズルによって樹脂が塗布された後の金属管の内面の部位に棹部が接触するおそれがなく、内面に塗布された樹脂が棹部との接触によって剥がれるおそれもない。
好ましくは、前記内面樹脂塗布装置は、前記金属管の内面に樹脂を塗布した後の前記第2の樹脂吐出ノズルを洗浄する洗浄ノズルを更に具備する。
上記の好ましい構成によれば、第1端部から第2端部に向けて退動する第2の樹脂吐出ノズルによって金属管の内面に樹脂を塗布し終えた後に、同じ退動動作を継続して、洗浄ノズルによって第2の樹脂吐出ノズルを洗浄可能である。したがい、第2の樹脂吐出ノズルの詰まりを効率良く防止可能である。

本発明に係る金属管の樹脂被膜形成設備によれば、冷間抽伸加工を施す前の金属管の表面(外面及び内面)に潤滑用の樹脂被膜を適切に且つ効率的に形成可能である。
本発明の一実施形態に係る樹脂被膜形成設備の概略構成を模式的に示す平面図である。 図1に示す外面樹脂塗布装置の概略構成を模式的に示す正面図である。 図1に示す内面樹脂塗布装置が金属管の内部に挿入された状態における内面樹脂塗布装置の先端部の概略構成を模式的に示す断面視平面図である。 図1に示す洗浄ノズルの配置状態を模式的に示す側面図である。 図1に示す横送り機構の概略構成を模式的に示す正面図である。 図1に示す送風装置の概略構成を模式的に示す平面図である。
以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明の一実施形態に係る金属管の樹脂被膜形成設備(以下、適宜、単に「樹脂被膜形成設備」という)について説明する。
図1は、本実施形態に係る樹脂被膜形成設備の概略構成を模式的に示す平面図である。図1に示す太線矢符は、金属管Pの搬送方向を意味する。後述の図5に示す太線矢符についても同様である。
図1に示すように、本実施形態に係る樹脂被膜形成設備100は、搬送装置1と、加温装置2と、外面樹脂塗布装置3と、内面樹脂塗布装置4と、送風装置5とを備えている。加温装置2、外面樹脂塗布装置3、内面樹脂塗布装置4及び送風装置5は、搬送装置1による金属管Pの搬送方向上流側から下流側に向けてこの順に配置されている。
搬送装置1は、金属管Pを搬送する装置である。具体的には、本実施形態の搬送装置1は、加温装置2に金属管Pを搬入・搬出するクレーン(図示せず)と、複数本の金属管Pが載置され、金属管Pを1本ずつ搬送方向下流側に搬出する搬送テーブル11と、金属管Pの外面を下方から支持し、金属管Pの長手方向に直交する水平方向に沿って延びる回転軸周りに回転することで、金属管Pを金属管Pの長手方向に搬送する搬送ローラ12と、外面樹脂塗布装置3が設けられた位置から内面樹脂塗布装置4が設けられた位置まで金属管Pを搬送するロータリーキッカー(図示せず)と、金属管Pを金属管Pの長手方向に直交する水平方向に横送りする横送り機構13とを具備する。
なお、外面樹脂塗布装置3が設けられた位置から金属管Pの搬送方向下流側に位置する搬送装置1については、金属管Pの外面に塗布された樹脂が剥がれ難くなるように、金属管Pの外面と接触する可能性のある部位に緩衝材(例えば、MCナイロン等の樹脂製品)を設けることが好ましい。搬送ローラ12については、樹脂ライニングローラを採用することが好ましい。
加温装置2は、搬送装置1(クレーン)で搬送された金属管Pを加温する装置である。具体的には、本実施形態の加温装置2は、湯槽を具備する。そして、4~6本程度の複数本の金属管Pをワイヤ等で束ねてクレーンに吊るし、湯槽に一定時間浸漬することで、金属管Pを加温する。
金属管Pの加温温度(すなわち、湯槽内の湯温)は、例えば、70℃~90℃に設定される。加温温度は、金属管Pの表面に形成する樹脂被膜の膜厚や、加温後表面に樹脂が塗布されるまでの間に金属管Pの表面温度の低下に影響する環境条件(加温後樹脂塗布までの経過時間や室温(工場内の温度))等に応じて決定すればよい。具体的には、樹脂被膜の膜厚が大きければ大きいほど、塗布された樹脂が乾燥し難くなるため、金属管Pの加温温度を高めることが好ましい。また、金属管Pの肉厚が小さければ小さいほど、金属管Pの表面温度の低下速度が大きくなるため、金属管Pの加温温度を高めることが好ましい。さらには、同時に加温する金属管Pの本数が多ければ多いほど、最後の金属管(最も搬送方向上流側で搬送される金属管)Pの表面に樹脂が塗布されるまでの経過時間が長くなり、樹脂が塗布される際の表面温度が低下するため、金属管Pの加温温度を高めることが好ましい。
なお、加温装置2は、湯槽を具備する構成に限られるものではなく、温風式の乾燥槽を具備する構成を採用することも可能である。
加温装置2で加温された金属管Pは、搬送装置1のクレーンを用いて搬送テーブル11に搬入されて載置される。搬送テーブル11は、キッカー等の搬送機構を具備し、載置された金属管Pを1本ずつ搬送方向下流側に搬出する。搬送テーブル11から搬出された金属管Pは、搬送装置1の搬送ローラ12によって、外面樹脂塗布装置3が設けられた位置S1まで長手方向に搬送される。
図2は、外面樹脂塗布装置3の概略構成を模式的に示す正面図(金属管Pの長手方向から見た図)である。図2に示す破線矢符は、樹脂の吐出方向を意味する。
外面樹脂塗布装置3は、金属管Pの外面に樹脂を塗布する装置である。図2に示すように、外面樹脂塗布装置3は、樹脂吐出ノズル31と、走行台車32と、取付治具33と、回転ローラ34とを具備する。
樹脂吐出ノズル31は、金属管Pの上方に配置されている。樹脂吐出ノズル31は、樹脂供給源(図示せず)に接続されており、下方の金属管Pの外面に向けて樹脂(例えば、アクリル系樹脂など)を吐出する。
なお、本実施形態の樹脂吐出ノズル31は、金属管Pの搬送時(特に、外面の樹脂を塗布し終わった後の金属管Pの搬送時)に金属管Pに接触して破損することがないように、取付治具33が上下方向の軸周りに回転することで、金属管Pの上方から外れた退避位置に退避可能となっている。
走行台車32は、金属管Pの長手方向(図2の紙面に垂直な方向)に沿って走行する。樹脂吐出ノズル31は、取付治具33によって走行台車32に取り付けられているため、走行台車32が金属管Pの長手方向に沿って走行することで、樹脂吐出ノズル31も金属管Pの長手方向に沿って移動することになる。
回転ローラ34は、金属管Pの長手方向に沿って延びる回転軸周りに回転する。この回転ローラ34が回転することで、金属管Pも周方向に回転することになる。具体的には、金属管Pが外面樹脂塗布装置3が設けられた位置S1まで搬送された直後には、金属管Pは搬送ローラ12によって支持されている。その後、回転ローラ34が搬送ローラ12よりも上方に上昇することで、金属管Pは回転ローラ34によって支持される。そして、前述のように、回転ローラ34が回転することで、金属管Pは周方向に回転する。
以上の構成を有する外面樹脂塗布装置3で金属管Pの外面に樹脂を塗布する際には、回転ローラ34によって周方向に回転する金属管Pの外面に向けて樹脂吐出ノズル31から樹脂を吐出しながら、走行台車32を走行させる。これにより、金属管Pの外面全体に樹脂を塗布することが可能である。
なお、金属管Pの外面全体に所望する膜厚の樹脂被膜を均等に形成可能なように、金属管Pの回転速度、樹脂吐出ノズル31の移動速度及び樹脂吐出ノズル31の樹脂吐出量を設定すればよい。金属管Pの回転速度は、例えば、回転ローラ34として回転速度可変型のものを用い、この回転ローラ34の回転速度を調整することで変更可能である。樹脂吐出ノズル31の移動速度は、例えば、走行台車32として走行速度可変型のものを用い、この走行台車32の走行速度を調整することで変更可能である。樹脂吐出ノズル31の樹脂吐出量は、例えば、樹脂供給源からの供給量を調整したり、吐出口の大きさが異なるノズルに交換することで変更可能である。
外面樹脂塗布装置3によって外面に樹脂が塗布された金属管Pは、搬送装置1のロータリーキッカー(図示せず)によって、内面樹脂塗布装置4が設けられた位置S2まで搬送される。具体的には、金属管Pは、後述する横送り機構13の支持部131上に搬送される。
図3は、内面樹脂塗布装置4が金属管Pの内部に挿入された状態における内面樹脂塗布装置4の先端部の概略構成を模式的に示す断面視平面図である。図3に示す破線矢符は、樹脂の吐出方向を意味する。
内面樹脂塗布装置4は、金属管Pの内面に樹脂を塗布する装置である。図1又は図3に示すように、内面樹脂塗布装置4は、棹部41と、樹脂吐出ノズル42と、走行台車43と、を具備する。
棹部41は、金属管Pの内部に挿入され、金属管Pの長手方向に進退動する。具体的には、棹部41の後端(棹部41の挿入側と反対側に位置する端、図1の右側の端)に走行台車43が取り付けられており、走行台車43が金属管Pの長手方向に沿って進退動することで、棹部41も進退動することになる。
棹部41は、その長手方向の適宜の箇所に、拡径された案内部41aを具備する。案内部41aの直径(最大直径)は、樹脂吐出ノズル42の直径(最大直径)よりも大きく、且つ、金属管Pの内径よりも小さくなっている。これにより、金属管Pの内面に接触するのは案内部41aのみとなり、棹部41全体が金属管Pの内面に接触することなくスムーズに進退動可能であると共に、樹脂吐出ノズル42が金属管Pの内面に接触して破損するおそれを回避可能である。
樹脂吐出ノズル42は、棹部41の先端(棹部41の挿入側に位置する端、図1の左側の端)に取り付けられ、棹部41が進動する(挿入方向に移動する)ことで、金属管Pの内部に挿入される。樹脂吐出ノズル42は、樹脂供給源(図示せず)に接続されており、金属管Pの内面に樹脂(例えば、アクリル系樹脂など)を吐出する。
本実施形態では、樹脂吐出ノズル42として、ベルカップノズルが用いられている。樹脂吐出ノズル(ベルカップノズル)42は、棹部41の中心軸周りにエアモータで高速回転可能に棹部41に取り付けられており、高速回転しながら樹脂吐出ノズル42に設けられた多数の小さな吐出口から樹脂を吐出することで、金属管Pの内面に対して周方向に均一に樹脂を塗布することが可能である。樹脂吐出ノズル42の具体的な構成については、公知のベルカップノズルを種々適用可能であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
以上の構成を有する内面樹脂塗布装置4で金属管Pの内面に樹脂を塗布する際には、まず、走行台車43を進動させる(図1の左側に移動させる)ことで、樹脂吐出ノズル42が樹脂吐出ノズル42及び棹部41の挿入側と反対側に位置する金属管Pの第1端部E1に到達するまで棹部41が進動する。次に、樹脂吐出ノズル42から樹脂を吐出しながら、走行台車43を退動させる(図1の右側に移動させる)ことで、棹部41が樹脂吐出ノズル42及び棹部41の挿入側に位置する金属管Pの第2端部E2に向けて退動する(挿入方向と反対方向に移動する)。樹脂吐出ノズル42が樹脂を吐出しながら第2端部E2に到達することで、金属管Pの内面全体に樹脂を塗布することが可能である。
なお、金属管Pの内面全体に所望する膜厚の樹脂被膜を均等に形成可能なように、樹脂吐出ノズル42の移動速度及び樹脂吐出ノズル42の樹脂吐出量を設定すればよい。樹脂吐出ノズル42の移動速度は、例えば、走行台車43として走行速度可変型のものを用い、この走行台車43の走行速度を調整することで変更可能である。樹脂吐出ノズル42の樹脂吐出量は、例えば、樹脂供給源からの供給量を調整することで変更可能である。
本実施形態の内面樹脂塗布装置4は、好ましい構成として、樹脂吐出ノズル42を洗浄する洗浄ノズル44を更に具備する。
図1に示す樹脂吐出ノズル42は、金属管Pの第2端部E2よりも金属管Pの第1端部E1から離間(金属管Pの長手方向に離間)した待機位置にある。そして、図1に示すように、洗浄ノズル44は、樹脂吐出ノズル42の待機位置付近に配置されている。
図4は、洗浄ノズル44の配置状態を模式的に示す側面図(棹部41の長手方向に直交する水平方向から見た図)である。図4に示す破線矢符は、洗浄水の吐出方向を意味する。
洗浄ノズル44は、待機位置にある樹脂吐出ノズル42の上方に配置されている。洗浄ノズル44は、洗浄水供給源(図示せず)に接続されており、下方の樹脂吐出ノズル42に向けて洗浄水を吐出する。
樹脂吐出ノズル42によって金属管Pの内面に樹脂を塗布した後、走行台車43を更に退動させることで、棹部41が更に退動し、樹脂吐出ノズル42が待機位置に到達する。樹脂吐出ノズル42が待機位置に到達した後、洗浄ノズル44から樹脂吐出ノズル42に向けて洗浄水を吐出することで、樹脂吐出ノズル42が洗浄される。
内面樹脂塗布装置4によって内面に樹脂が塗布された金属管Pは、搬送装置1の横送り機構13によって、送風装置5が設けられた位置S3まで搬送される。
図5は、横送り機構13の概略構成を模式的に示す正面図(金属管Pの長手方向から見た図)である。
横送り機構13は、少なくとも内面樹脂塗布装置4が設けられた位置S2から送風装置5が設けられた位置S3までの間において、金属管Pを金属管Pの長手方向に直交する水平方向に横送りする機構である。本実施形態の横送り機構13は、送風装置5が設けられた位置S3から自然乾燥を行う位置S4まで更に金属管Pを横送りする構成とされている。図5に示すように、横送り機構13は、支持部131と、移動部132とを有する。
支持部131は、金属管Pの長手方向の一部の外面を下方から支持する。具体的には、支持部131は、一対の支持部片131a、131bから構成されており、金属管Pを支持する位置(位置S2~位置S4)において、両支持部片131a、131bにより略V字状の支持面が形成される。この略V字状の支持面によって、金属管Pは横送り方向(金属管の長手方向に直交する方向)に位置ずれすることなく支持される。支持部131の支持部片131a、131bは、移動部132に取り付けられている。移動部132には、複数対(図5に示す例では8対)の支持部片131a、131bが取り付けられている。
移動部132は、支持部131を金属管Pの長手方向に直交する水平方向に移動させる。移動部132としては、例えば、無限軌道状(環状)のチェーンコンベアやベルトコンベアを用いることができる。そして、支持部131を構成する支持部片131a、131bは、チェーンコンベア又はベルトコンベアを構成する無端(環状)チェーン又は無端(環状)ベルトに取り付けられ、チェーン又はベルトと一体的に移動する。本実施形態では、移動部132として、チェーンコンベアが用いられている。移動部(チェーンコンべア)132のチェーン132aに支持部片131a、131bが取り付けられており、移動部132のプーリ132bを回転させることでチェーン132aが移動し、支持部片131a、131bもチェーン132aと一体的に移動する。これにより、支持部131(支持部片131a、131b)に支持された金属管Pも移動することになる。移動部132のチェーン132aの移動は、移動と停止を繰り返す間欠移動である。チェーン132aが停止(これにより支持部131に支持された金属管Pも停止)した状態で、内面樹脂塗布装置4による樹脂の塗布や、後述の送風装置5による送風が実行される。
なお、横送り機構13が有する支持部131及び移動部132は、金属管Pの長手方向に沿って複数箇所(図1に示す例では6箇所)設けられている。これにより、金属管Pを安定した状態で横送り可能である。
図6は、送風装置5の概略構成を模式的に示す平面図である。図6に示す破線矢符は、送風の方向を意味する。
送風装置5は、金属管Pの内部に送風する装置である。図1に示すように、本実施形態の送風装置5は、金属管Pの搬送方向(位置S1に至るまでの搬送方向)上流側の管端側(図1の右側の管端側。前述の第2端部E2側)に配置されている。図6に示すように、送風装置5は、送風部51と、蛇腹部52と、ファン53とを有する。
送風部51は、位置S3に搬送された金属管Pの端部に対向配置されている。位置S3に搬送された金属管Pは、図5に示す支持部131によって下方から支持されているため、金属管Pの外径が変化すれば、金属管Pの端部の位置も上下方向に変化する。このため、送風部51は、種々の外径の金属管Pの端部に対向可能なように、上下方向に位置調整可能に構成されている。
ファン53によって生じた風は、蛇腹部52の内部を通って送風部51に流入し、送風部51から金属管Pの端部に向けて流出する。送風部51から流出した風は、金属管Pの内部に流入するため、金属管Pの内面に塗布された樹脂が乾燥し易くなる。
送風装置5によって送風された金属管Pは、搬送装置1の横送り機構13によって、自然乾燥を行う位置S4まで搬送される。この位置S4で金属管Pを所定時間(典型的には、後続の金属管が位置S2においてその内面に樹脂が塗布されている間)停止させることにより、金属管Pの外面及び内面に塗布された樹脂が乾燥し易くなる。
金属管Pは、位置S4で所定時間停止した後、横送り機構13によって、横送り機構13の下流側に位置する搬送ローラ12上に搬送され、搬送ローラ12によって長手方向に搬送される。その後、金属管Pを冷間抽伸加工を施す抽伸機に直接搬送してもよいし、いったん搬送テーブル(図示せず)に搬出しておき、複数本の金属管Pを纏めて抽伸機に搬送してもよい。
なお、位置S1~S4における金属管Pの長手方向の基準位置は、搬送方向(位置S1に至るまでの搬送方向)上流側の管端(前述の第2端部E2の縁に相当)を基準としている。図1に示す例では、金属管Pの長さに関わらず、破線で表わした仮想線Lの位置に搬送方向上流側の管端が位置するように、管Pを搬送している。これにより、搬送方向上流側に配置した送風装置5から流出した風が金属管Pの内部に流入し易くなる。
以上に説明した本実施形態に係る樹脂被膜形成設備100によれば、最初に加温装置2で金属管Pが加温されるため、この加温された金属管Pの熱により、外面樹脂塗布装置3及び内面樹脂塗布装置4で塗布される樹脂の乾燥速度を高めることが可能である。
また、本実施形態に係る樹脂被膜形成設備100によれば、外面樹脂塗布装置3で金属管Pの外面に樹脂が塗布された後に、内面樹脂塗布装置4で金属管Pの内面に樹脂が塗布されるため、金属管Pの外面に塗布された樹脂が乾燥し易い。このため、金属管Pの外面に塗布された樹脂が搬送過程で剥がれるおそれを低減可能である。
また、本実施形態に係る樹脂被膜形成設備100によれば、内面樹脂塗布装置4で金属管Pの内面に樹脂が塗布された後に、送風装置5で金属管Pの内部に送風される。このため、金属管Pの内面に塗布した樹脂が乾燥し易くなり、樹脂の液垂れを低減可能である。
また、本実施形態に係る樹脂被膜形成設備100によれば、内面樹脂塗布装置4が設けられた位置S2から自然乾燥を行う位置S4までの間において、金属管Pは横送り機構13によって横送りされ、金属管Pの横送りの際に、支持部131が接触する金属管Pの外面の部位は変化しない。このため、外面樹脂塗布装置3で金属管Pの外面に塗布された樹脂が搬送中(横送り中)に剥がれるとしても、支持部131と接触する金属管Pの外面の一部に留まり、金属管Pに冷間抽伸加工を施す際に焼き付きが生じ難い。
また、本実施形態に係る樹脂被膜形成設備100によれば、内面樹脂塗布装置4で金属管Pの内面に樹脂が塗布される際、樹脂吐出ノズル42よりも棹部41の方が移動方向下流側に位置する。このため、樹脂吐出ノズル42によって樹脂が塗布された後の金属管Pの内面の部位に棹部41が接触するおそれがなく、内面に塗布された樹脂が棹部41との接触によって剥がれるおそれもない。
さらに、本実施形態に係る樹脂被膜形成設備100によれば、第1端部E1から第2端部E2に向けて退動する樹脂吐出ノズル42によって金属管Pの内面に樹脂を塗布し終えた後に、同じ退動動作を継続して、洗浄ノズル44によって樹脂吐出ノズル42を洗浄可能である。したがい、樹脂吐出ノズル42の詰まりを効率良く防止可能である。
1・・・搬送装置
2・・・加温装置
3・・・外面樹脂塗布装置
4・・・内面樹脂塗布装置
5・・・送風装置
11・・・搬送テーブル
12・・・搬送ローラ
13・・・横送り機構
41・・・棹部
42・・・樹脂吐出ノズル
44・・・洗浄ノズル
100・・・樹脂被膜形成設備
P・・・金属管

Claims (4)

  1. 冷間抽伸加工を施す前の金属管の表面に潤滑用の樹脂被膜を形成する設備であって、
    前記金属管を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置で搬送された前記金属管を加温する加温装置と、
    前記搬送装置で搬送された前記金属管の外面に樹脂を塗布する外面樹脂塗布装置と、
    前記搬送装置で搬送された前記金属管の内面に樹脂を塗布する内面樹脂塗布装置と、
    前記搬送装置で搬送された前記金属管の内部に送風する送風装置と、を備え、
    前記加温装置、前記外面樹脂塗布装置、前記内面樹脂塗布装置及び前記送風装置は、前記搬送装置による前記金属管の搬送方向上流側から下流側に向けてこの順に配置されており、
    前記外面樹脂塗布装置は、前記金属管の外面に向けて樹脂を吐出し、前記金属管の長手方向に沿って移動する第1の樹脂吐出ノズルを具備し、
    前記搬送装置は、前記外面樹脂塗布装置から前記内面樹脂塗布装置まで、前記金属管を前記金属管の長手方向に直交する方向に搬送するロータリーキッカーを具備する
    ことを特徴とする金属管の樹脂被膜形成設備。
  2. 前記搬送装置は、少なくとも前記内面樹脂塗布装置から前記送風装置までの間において、前記金属管を前記金属管の長手方向に直交する水平方向に横送りする横送り機構を具備し、
    前記横送り機構は、
    前記金属管の長手方向の一部の外面を下方から支持する支持部と、
    前記支持部を前記金属管の長手方向に直交する水平方向に移動させる移動部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属管の樹脂被膜形成設備。
  3. 前記内面樹脂塗布装置は、
    前記金属管の内部に挿入され、前記金属管の長手方向に進退動する棹部と、
    前記棹部の先端に取り付けられ、前記金属管の内面に樹脂を吐出する第2の樹脂吐出ノズルと、を具備し、
    前記第2の樹脂吐出ノズルが前記第2の樹脂吐出ノズル及び前記棹部の挿入側と反対側に位置する前記金属管の第1端部に到達するまで前記棹部が進動した後、前記棹部が前記第2の樹脂吐出ノズル及び前記棹部の挿入側に位置する前記金属管の第2端部に向けて退動しながら前記第2の樹脂吐出ノズルから樹脂を吐出することで、前記金属管の内面に樹脂を塗布するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の金属管の樹脂被膜形成設備。
  4. 前記内面樹脂塗布装置は、前記金属管の内面に樹脂を塗布した後の前記第2の樹脂吐出ノズルを洗浄する洗浄ノズルを更に具備する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の金属管の樹脂被膜形成設備。
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