JP7086766B2 - ガスメータ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスメータに関する。
従来のガスメータは、箱状のメータボディと、該メータボディ内に収容される計測ユニットと、該計測ユニット内を流れるガスの流速を検出する一対の超音波式流速センサ(以下、超音波センサと記す)と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
メータボディは、ガス流入口を有する筒状に形成された入口流路部と、ガス流出口を有する筒状に形成された出口流路部と、これら流路部を連通する連通部と、を備えている。
計測ユニットは、連通部に収容されているとともに、連通部から入口流路部側に突き出して設けられている。この計測ユニットは、連通部から入口流路部側に突出し部分に入口流路部から流入したガスをぶつけて、計測ユニットに流入されるガスの流れを乱しつつ、流入したガスを所定長さの流路を通過させることで、ガス流路の断面方向の流速分布を略均一に近付けている。
特開2010-71944号公報
ところで、メータボディは小型化が求められている。メータボディの外形は、計測ユニットの流路長に合わせて決定されるが、計測ユニットの流路長を短縮すると、入口流路部から流入したガス流路の断面方向の流速分布にばらつきが生じて、所望の計測精度が得られ難かった。
本発明の目的は、所望の計測精度の確保を図りつつ、小型化を図ったガスメータを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ガス流入口を有する筒状の入口流路部、ガス流出口を有する筒状の出口流路部、及び前記入口流路部及び前記出口流路部を連通する筒状の連通部を有するメータボディと、前記連通部内を流れるガスの流量を計測する計測ユニットと、を備え、前記連通部は、前記入口流路部の軸に交差する方向に延在して設けられ、前記計測ユニットは、筒状の計測ユニット本体と、該計測ユニット本体の上流側の端部に設けられかつ前記計測ユニット本体においてガスが流れる方向の断面を格子状に仕切る整流格子と、を有し、前記整流格子は、前記入口流路部と前記連通部との境界部または、前記連通部において前記境界部より前記入口流路部から離れた側に位置しており、前記整流格子は、前記計測ユニット本体に係止されていることを特徴とするガスメータである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記整流格子は、前記計測ユニット本体の軸方向に延在する仕切り板を有し、前記仕切り板は、その一部が、前記計測ユニット本体の軸方向の内部に位置していることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、計測ユニットは、筒状の計測ユニット本体と、該計測ユニット本体の上流側の端部に設けられかつ計測ユニット本体においてガスが流れる方向の断面を格子状に仕切る整流格子と、を有し、整流格子は、入口流路部と連通部との境界部または、該境界部より入口流路部から離れた側に位置している。これによれば、整流格子が設けられていることで、計測ユニット内の流速分布を略均一に近付けることができるから、計測ユニットの軸寸法を短縮しても、所望の計測精度の確保を図ることができる。ここで、メータボディの外形は、計測ユニットの軸寸法に合わせて決定されるが、整流格子が入口流路部と連通部との境界部または、該境界部より前記入口流路部から離れた側に位置するように計測ユニットを形成することで、入口流路部から流入したガスはその流れを乱されることなく、計測ユニットに流入される。従って、所望の計測精度の確保を図りつつ、小型化を図ることができる。
本発明の一実施の形態にかかるガスメータを示す概略図である。 前記ガスメータを構成する計測流路部に計測ユニットが収容された状態を示す概念図である。 前記計測ユニットを示す断面図である。 前記計測ユニットを構成する整流格子を示す平面図である。 図4中のI-I線に沿う断面図である。 前記ガスメータの作用効果を説明するための図である。 前記整流格子の変形例を示す平面図である。 比較品として計測ユニットに整流格子を設けない流路を短縮したガスメータ(格子なし)及び、流路を短縮しない従来のガスメータの流量と流量係数との関係を示すグラフである。 比較品として計測ユニットに整流格子を設けない流路を短縮したガスメータ(格子なし)及び、流路を短縮しない従来のガスメータの流量と標準偏差との関係を示すグラフである。 本発明品として計測ユニットに整流格子を設けたガスメータ(格子あり)及び、比較品として計測ユニットに整流格子を設けないガスメータ(格子なし)の流量と流量係数との関係を示すグラフである。 本発明品として計測ユニットに整流格子を設けたガスメータ(格子あり)及び、比較品として計測ユニットに整流格子を設けないガスメータ(格子なし)の流量と標準偏差との関係を示すグラフである。 本発明品として整流格子の格子長を延長したガスメータ(格子長延長)、整流格子の格子間隔の縦横比率を7×5としたガスメータ(7×5格子)、及び格子間隔の縦横比率を9×5としたガスメータ(9×5格子)の流量と流量係数との関係を示すグラフである。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるガスメータ1を示す縦断面図である。
ガスメータ1は、図1に示すように、メータボディ2と、該メータボディ2内に収容される受け皿状の計測流路部3と、該計測流路部3に取り付けられて流路内を流れるガスの流速を検出する一対の超音波式流速センサ(以下、超音波センサと記し、図示を省略する)と、計測流路部3内に収容される四角筒状の計測ユニット4と、を備えている。
メータボディ2は、図1に示すように、入口流路部21と、出口流路部22と、入口流路部21及び出口流路部22の間に設けられて、これら入口流路部21及び出口流路部22を連通する連通部23と、を備えている。
このメータボディ2は、上下に分割可能な2部材から構成されている。また、メータボディ2は、計測流路部3及び計測ユニット4を収容するための開口を有するボディ本体2Aと、該ボディ本体2Aの開口を塞ぐ受け皿状のカバー2Bと、ボディ本体2A及びカバー2Bとの間に介在されるシール部材2Cと、を備えて構成されている。
入口流路部21はガス流入口21aを有し、筒状の軸方向が鉛直方向(矢印Y)に沿って設けられている。この入口流路部21には、異常発生時にガスの流れを遮断する遮断弁10が設けられている。出口流路部22はガス流出口22aを有し、筒状の軸方向が鉛直方向(矢印Y)に沿って設けられている。連通部23は、入口流路部21及び出口流路部22の各下端から所定寸法だけ上方(矢印Y1)に離間した位置に設けられ、かつ入口流路部21及び出口流路部22の各軸(矢印Y1、Y2)に直交(交差)する方向(矢印X)に延在して設けられている。
ここで、本実施形態における矢印Y1、Y2は入口流路部21及び出口流路部22の各軸方向を示している。矢印Xは入口流路部21及び出口流路部22の各軸に直交する方向でありかつ入口流路部21と出口流路部22とが並ぶ方向を示している。矢印Zは、矢印Y及び矢印Xに直交する方向を示している。矢印Y1、Y2のうち、入口流路部21のガス流入口側を上方Y1と記し、入口流路部21の連通部23側を下方Y2と記す場合がある。
計測流路部3は、図2、図3に示すように、連通部23に収容される計測流路部本体31と、計測流路部本体31の矢印X方向の両側に設けられた一対のバッファ32、33と、を有して構成されている。この計測流路部3は、入口流路部21、出口流路部22及び連通部23の各開口を覆うように上方(矢印Y1)に開口する受け皿状に形成されている。計測流路部3と、入口流路部21、出口流路部22及び連通部23の各開口との間には、シール部材34が介在されている。
一対のバッファ32、33のうち一方(以下、上流側のバッファ32と記す)は、入口流路部21の下端部に設けられ、他方(以下、下流側のバッファ33と記す)は、出口流路部22の下端部に設けられている。この計測流路部3は、入口流路部21に流入されたガスが、上流側のバッファ32、計測流路部本体31、下流側のバッファ33の順で通過するように、計測流路部本体31、上流側のバッファ32及び、下流側のバッファ33が連通して設けられている。
計測流路部本体31には、後述する超音波センサを取り付けるための一対のセンサ取付部(不図示)が設けられている。一対のセンサ取付部は、メータボディ2内における連通部23でのガス流れ方向(矢印X)を斜めに横切って対向する位置に設けられている。
一対の超音波センサは、計測ユニット4内を流れるガスの流速を検出するセンサである。これら一対の超音波センサは、計測ユニット4に設けられた不図示の一対の測定窓(後述する)を通じて計測ユニット4内で超音波信号の送受信を行って超音波信号の伝播時間を求めることにより、ガス流速及び流量を測定する。
計測ユニット4は、図3に示すように、筒状の計測ユニット本体41と、該計測ユニット本体41の軸方向(矢印X)の両端部に設けられて、流入されたガスを計測ユニット本体41の軸方向に整流する整流格子5、6と、を有している。計測ユニット4は、計測流路部3の計測流路部本体31に収容されている。また、図2に示すように、計測ユニット4が、計測流路部本体31に収容された状態で、計測ユニット4の軸方向(矢印X)の両端部は、計測流路部3の各バッファ32、33側に突き出さないように収容されている。即ち、本実施形態の計測ユニット4は、その軸寸法(矢印X)が、計測流路部本体31の矢印X方向の寸法と略同じ寸法と成るように形成されている。また、図1に示すように、計測ユニット4は、矢印X方向の各端部4A、4Bが、計測流路部本体31及び各バッファ32、33の境界部3Pと略同じ位置になるように収容されている。
計測ユニット本体41は、図2、図3に示すように、底板44と、底板44に平行な天板45と、底板44と天板45とを連結する一対の側板46、46と、によって形成されているとともに軸寸法L1(図2に示す)を有する四角筒状に形成されている。計測ユニット本体41の各側壁46には各測定窓(不図示)が設けられている。各測定窓は、各センサ取付部に取り付けられた超音波センサと対向する位置に設けられている。
整流格子5、6は、図2、図3に示すように、それぞれ、格子本体51と、該格子本体51を計測ユニット本体41の軸方向(矢印X)の各端部に取り付けるための四角筒状の枠状部52と、一体に有して構成されている。整流格子5は、計測ユニット本体41の上流側の端部に設けられ、整流格子6は、計測ユニット本体41の下流側の端部に設けられている。
格子本体51は、図4に示すように、計測ユニット本体41の底板44及び天板45に平行な複数(図示例では4枚)の第1仕切り板53と、計測ユニット本体41の一対の側板46、46に平行な複数(図示例では8枚)の第2仕切り板54と、を有して構成されている。また、格子本体51は、図5に示すように、計測ユニット本体41の軸方向(矢印X)に延在するように所定の軸寸法L4を有して構成されている。これらの各第1仕切り板53及び各第2仕切り板54は、直交部Pを有しつつ、それぞれの面延在方向が互いに直交する方向に延在して設けられている。各第1仕切り板53には、矢印Z方向に所定の等間隔L2をあけた位置にある直交部Pに各第2仕切り板54が直交して設けられている。また、各第2仕切り板54には、矢印Y1、Y2方向に所定の等間隔L3をあけた位置にある直交部Pに各第1仕切り板53が直交して設けられている。これら第1仕切り板53及び第2仕切り板54(仕切り板)によって、ガスが流れる方向の断面が格子状に仕切られる。また、図3に示すように、各第1仕切り板53及び各第2仕切り板54の矢印X方向の先端51A及び基端51Bは、矢印X方向の位置が略同じ位置になるように形成されている。
枠状部52は、図5に示すように、計測ユニット本体41の軸方向(矢印X)に延在するように所定の軸寸法L4を有して構成されている。枠状部52の軸方向の先端52A及び基端52Bは、各第1仕切り板53及び各第2仕切り板54の先端51A及び基端51Bと、矢印X方向の位置が略同じ位置になるように形成されている。また、枠状部52には、内面の一部を切り欠いて形成されて、計測ユニット本体41が挿入されて係止される切欠き挿入部55が設けられている。切欠き挿入部55は、枠状部52の基端52Bから、先端52Aと基端52Bとの間の中間部まで延在形成されている。また、枠状部52の内面には、先端52Aから、基端52Bに向かうにしたがって、計測ユニット本体の中心軸に近付くようなテーパ面56が設けられている。
この計測ユニット4は、図2に示すように、計測ユニット本体41における計測流路部本体31の矢印X方向の寸法L1が102mmと成るように形成した。また、計測ユニット4は、図4に示すように、格子本体51において隣接する第1仕切り板53同士の間隔L2が4.6mmとなるように、隣接する第2仕切り板54同士の間隔L3が3.6mmとなるように形成した。即ち、整流格子5は、縦横比率が9×5となるように形成した。また、図5に示すように、枠状部52の軸寸法L4が11mmとなるように形成した。尚、本実施形態において、上記各寸法等はあくまでも一例であり、本発明においては用途に応じて適宜設計すればよい。
このような計測ユニット4は、整流格子5における枠状部52の基端52Bに、計測ユニット本体41の矢印X方向の端部を近付けて、切欠き挿入部55に挿入する。計測ユニット本体41に整流格子5が係止される。この状態で、図3に示すように、整流格子5は、格子本体51の一部が、計測ユニット本体41の内部に位置している。
また、計測ユニット4の矢印X方向の寸法(計測ユニット本体41及び整流格子5を含む寸法)が、計測流路部3における計測流路部本体31の矢印X方向の寸法と略等しい寸法になるように形成されている。または、計測ユニット4の矢印X方向の寸法が、計測流路部3における計測流路部本体31の矢印X方向の寸法より小さい寸法になるように形成されていてもよい。そして、計測ユニット4が、計測流路部3の計測流路部本体31に収容された状態で、計測ユニット4が、計測流路部本体31から各バッファ32、33側に突き出さないように設置されている。即ち、整流格子5(6)は、入口流路部21と連通部23との境界部(計測流路部本体31及び各バッファ32、33の境界部3Pと略同じ位置)または、境界部より入口流路部21から離れた連通部23の内側に位置している。
次に、上述した構成のガスメータの作用効果を図6(A)(B)を参照して説明する。なお、図6中の矢印Dはガスの流れを示している。図6(A)は、計測ユニットが連通部から入口流路部側へ突出した従来のガスメータであり、(B)は、計測ユニットにおける連通部から入口流路部側への突出しを排除した本発明品としてのガスメータである。図6(A)に示すように、従来のガスメータ101は、計測ユニット104が連通部123から入口流路部121側への突出し部分に入口流路部121から流入したガスをぶつけて、ガスの流れを乱しているが、図6(B)に示すように、計測ユニット4における連通部23から入口流路部21側への突出し部分を排除することで、流入したガスは、その流れを乱されることなく計測ユニット4に流入される。さらに、計測ユニット4の上流側の端部に整流格子5が設けられていることで、計測ユニット4内の流速分布を略均一に近付けることができるから、計測ユニット4の軸寸法を短縮しても、所望の計測精度の確保を図ることができる。ここで、メータボディ2の外形は、計測ユニット4の軸寸法に合わせて決定されるが、整流格子5を、入口流路部21と連通部23との境界部または、該境界部より入口流路部21から離れた側に位置するように、計測ユニット4を形成することで、入口流路部21から流入したガスはその流れを乱されることなく、計測ユニット4に流入されるから、所望の計測精度の確保を図りつつ、小型化を図ることができる。なお、図6(A)に示す従来のガスメータ101は、入口流路部121の中心軸から出口流路部122の中心軸までの距離L100が220mmであり、メータボディ102の矢印X方向の寸法L101が299mmとなるように形成されている。図6(B)に示すガスメータ1は、入口流路部21の中心軸から出口流路部22の中心軸までの距離L20が130mmであり、メータボディ2の矢印X方向の寸法L21が200mmとなるように形成されている。即ち、一例として、入口流路部21の中心軸から出口流路部22の中心軸までの距離L20が130mm、メータボディ2の矢印X方向の寸法L21が200mmまで小型化することができる。
また、整流格子5は、計測ユニット本体41の軸方向に延在する仕切り板53、54を有し、仕切り板53、54は、その一部が、計測ユニット本体41の軸方向の内部に位置している。これによれば、計測ユニット4内の流速分布をより一層フラットに近付けることができる。これにより、より一層、計測精度の向上を図ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
即ち、前記実施形態では、整流格子5は、4枚の第1仕切り板53と、8枚の第2仕切り板54と、を有して構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。図7に示すように、整流格子15は、4枚の第1仕切り板153(仕切り板)と、6枚の第2仕切り板154と、を有して構成されていてもよい。この場合には、格子本体151において隣接する第1仕切り板153同士の間隔L12が4.6mmとなるように、隣接する第2仕切り板154同士の間隔L13が4.6mmとなるように形成してもよい。即ち、整流格子15は、縦横比率が7×5となるように形成してもよい。
また、前記実施形態では、各第2仕切り板54、154は、各第1仕切り板53、153に対して直交して設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。各第1仕切り板同士が平行に設けられ、各第2仕切り板同士が平行に設けられていれば、各第2仕切り板は、各第1仕切り板に対して交差して設けられていてもよい。
次に、本発明の発明者は、整流格子を設けることの効果を確認するために、整流格子を設けないガスメータにおいて、計測ユニットの流路長を変更したガスメータを作成し、各流量での流量係数及び標準偏差について測定した。即ち、比較品として計測ユニットに整流格子を設けないガスメータ(図8、9中では、「格子なし流路短縮メータ」と示す)及び従来品としてのガスメータ(図8、9中では、「従来のガスメータ」と示す)をそれぞれ作成した。結果を、図8、9に示す。図8において、縦軸は流量係数を示し、横軸は流量(L/h)を示している。図9において、縦軸は標準偏差を示し、横軸は流量(L/h)を示している。格子なし流路短縮メータは、高流量帯にて標準偏差が跳ね上がる結果となっている。
次に、本発明の発明者は、本発明品として計測ユニット4に整流格子5を設けたガスメータ1(図10、11中では、「格子あり」と示す)及び、比較品として計測ユニット4に整流格子5を設けないガスメータ(図10、11中では、「格子なし」と示す)をそれぞれ作成して、各流量での流量係数及び標準偏差について測定して、本発明の効果を確認した。結果を、図10、11に示す。図10において、縦軸は流量係数を示し、横軸は流量(L/h)を示している。図11において、縦軸は標準偏差を示し、横軸は流量(L/h)を示している。
格子なしのガスメータは、基準は満たしているものの、図10に示すように、流量係数は、全体的に上下にばらつきがあり、高流量帯で垂れ下がっている傾向にあることがわかる。また、図11に示すように、標準偏差は、ガスが計測ユニット4に勢いよく流れ込むため、高流量帯が低流量帯に比して良くない結果となっていることがわかる。これに対して格子ありのガスメータは、図10に示すように、流量係数は、全体的にフラット性が向上し、特に高流量帯にて垂れ下がる傾向が消えた。また、格子ありのガスメータは、図11に示すように、標準偏差も格子なしのガスメータに比して改善されている。
また、図11に示すように、格子なしのガスメータは、流量32000L/h時に200L/hを上回っているのに対し、格子ありのガスメータは、流量の32000L/h時に80L/h程度である。このことから、図11に示すように、格子なしのガスメータに比して格子ありのガスメータは、特に高流量帯において、流速の分布にばらつきが生じ難くなることが確認された。
続いて、本発明の発明者は、本発明品として計測ユニット4の上流側の端部に整流格子を設けたガスメータ1において、縦横比率を7×5とし、整流格子の格子長(矢印X方向の寸法)を延長して15mmとしたガスメータ(図12中では、「格子長延長」と示す)、整流格子の格子長を11mmとして縦横比率を7×5としたガスメータ(図12中では、「7×5格子」と示す)、整流格子の格子長を11mmとして縦横比率を9×5としたガスメータ(図12中では、「9×5格子」と示す)をそれぞれ作成して、各流量での流量係数について測定した。結果を図12に示す。図12において、縦軸は流量係数を示し、横軸は流量(L/h)を示している。図12に示すように、3種類のガスメータは、流量係数の形が少しずつ違っていることから、格子長や格子間隔の縦横比率を変更することで、流量特性の調整を行うことができることが確認された。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 ガスメータ
2 メータボディ
4 計測ユニット
5 整流格子
21 入口流路部
21a ガス流入口
22 出口流路部
22a ガス流出口
23 連通部
41 計測ユニット本体
53、153 第1仕切り板(仕切り板)
54、154 第2仕切り板(仕切り板)

Claims (2)

  1. ガス流入口を有する筒状の入口流路部、ガス流出口を有する筒状の出口流路部、及び前記入口流路部及び前記出口流路部を連通する筒状の連通部を有するメータボディと、
    前記連通部内を流れるガスの流量を計測する計測ユニットと、を備え、
    前記連通部は、前記入口流路部の軸に交差する方向に延在して設けられ、
    前記計測ユニットは、筒状の計測ユニット本体と、該計測ユニット本体の上流側の端部に設けられかつ前記計測ユニット本体においてガスが流れる方向の断面を格子状に仕切る整流格子と、を有し、
    前記整流格子は、前記入口流路部と前記連通部との境界部または、前記連通部において前記境界部より前記入口流路部から離れた側に位置しており、前記整流格子は、前記計測ユニット本体に係止されていることを特徴とするガスメータ。
  2. 前記整流格子は、前記計測ユニット本体の軸方向に延在する仕切り板を有し、前記仕切り板は、その一部が、前記計測ユニット本体の軸方向の内部に位置していることを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
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