JP2017015475A - 計測ユニットおよび流量計 - Google Patents

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Masaki Sugiyama
正樹 杉山
森花 英明
Hideaki Morihana
英明 森花
永原 英知
Hidetomo Nagahara
英知 永原
中林 裕治
Yuji Nakabayashi
裕治 中林
英樹 木下
Hideki Kinoshita
英樹 木下
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Abstract

【課題】流体の漏れ出しが生じ得る接続箇所を低減できる計測ユニットを提供する。【解決手段】計測ユニット10は、流体が入る入口と、流体が出る出口と、入口および出口を接続する単一の流路14と、流路14の対向する側面の間に、流体が流れる方向に沿って配置された複数の仕切り板16であって、対向する側面の間にM本(M:2以上の整数)の部分流路を規定する複数の仕切り板16と、連続的に隣接するN本(N:1以上、M未満の整数)の部分流路を流れる流体の流量を計測する計測器18とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスなどの流体の流量を計測する計測ユニット、およびそのような計測ユニットが組み込まれた流量計に関する。
特許文献1は、ガスメータ等の流量計を開示する。この流量計は、流体が入る入口部と、流体が出る出口部と、その間を繋ぐ複数本の同一形状の流路を有している。一部の流路にはセンサーが設けられており、残りの流路にはセンサーは設けられていない。センサーは、その流路を通過する流体の流量を検出する。この流量計は、センサーで計測した一部の流路の流量に基づいて、全体の流量を推測する。
特開2014−77679号公報
特許文献1に記載の流量計では、入口部と出口部との間には9本の流路が設けられている。流体が漏れ出さないよう、各流路と入口部および出口部とを確実に接続することが求められる。流路の数が増えるほど接続箇所が増え、作業量が増える。接続箇所が少ない流量計が必要とされている。
本明細書にかかる例示的な計測ユニットは、流体が入る入口と、前記流体が出る出口と、前記入口および前記出口を接続する単一の流路と、前記流路の対向する側面の間に、前記流体が流れる方向に沿って配置された複数の仕切り板であって、前記対向する側面の間にM本(M:2以上の整数)の部分流路を規定する複数の仕切り板と、連続的に隣接するN本(N:1以上、M未満の整数)の部分流路を流れる前記流体の流量を計測する計測器とを備えている。
本発明の計測ユニットによれば、入口および出口を接続する流路は1つである。流体の漏れ出しが生じ得る接続箇所を大幅に低減できる。たとえば流路の上流側開口と下流側開口をそれぞれ入口および出口とすれば、実質的に接続箇所は存在しないため、流体が漏れ出すことはなくなる。
計測ユニット10の外観斜視図である。 計測ユニット10の正面図である。 計測ユニット10の上面図である。 図2に示すA−Aを含む平面による断面図である。 図2に示すB−Bを含む平面による断面図である。 計測器18の具体的な構成を示す図である。 2台の計測ユニット10aおよび10bを結合した計測ユニット30の一例を示す図である。 例示的な実施の形態にかかる流量計40の外観図である。 側面板41を取り外した流量計40の内部構成を示す斜視図である。 流量計40内の流体の流れを4つの太矢印によって示す図である。 整流流路52を設けた流量計50の内部構成を示す斜視図である。 整流流路52の内部構成を示す図である。 例示的な実施の形態の他の例による整流流路54を有する流量計50の内部構成を示す斜視図である。 整流流路54内の流体の流れおよび流量計50内の流体の流れを示す図である。 例示的な実施の形態の他の例による流量計60の外観図である。 側面板61を取り外した流量計60の内部構成を示す斜視図である。 流量計60内の流体の流れを2つの太矢印によって示す図である。 整流流路72を設けた流量計70の内部構成を示す斜視図である。 整流流路72内の流体の流れおよび流量計70内の流体の流れを示す図である。
まず、本願発明者らがなした発明は以下のとおりである。
本願の第1の発明にかかる計測ユニットは、流体が入る入口と、流体が出る出口と、入口および出口を接続する単一の流路と、流路の対向する側面の間に、流体が流れる方向に沿って配置された複数の仕切り板であって、対向する側面の間にM本(M:2以上の整数)の部分流路を規定する複数の仕切り板と、連続的に隣接するN本(N:1以上、M未満の整数)の部分流路を流れる流体の流量を計測する計測器とを備えている。
本願の第2の発明にかかる計測ユニットは、計測器は超音波を利用して流体の流量を計測する。
本願の第3の発明にかかる計測ユニットは、計測器は、各々が超音波の送信および受信を行うことが可能な第1送受波器および第2送受波器を備え、第1送受波器は、複数の仕切り板の上流側に配置され、第2送受波器は、複数の仕切り板の下流側に配置され、第1送受波器は第2送受波器から送信された超音波を受信し、第2送受波器は第1送受波器から送信された超音波を受信する。
本願の第4の発明にかかる計測ユニットは、複数の仕切り板は実質的に等間隔で配置されており、計測器は、第1送受波器および第2送受波器における超音波の送信および受信を制御する制御回路と、第1送受波器および第2送受波器の各々が受信した超音波の信号を利用してN本の部分流路を流れる流体の流量を計測し、計測した流量を予め検定された係数で補正することにより、流路を流れる流体の流量を演算する演算回路とを備える。
本願の第5の発明にかかる計測ユニットは、単一の流路は、少なくとも毎時10立方メートル以上の流体を通過させることが可能な断面積を有する。
本願の第6の発明にかかる計測ユニットは、流路には、23枚の仕切り板によって24本の部分流路(M=24)が規定されており、計測器は、4本の部分流路(N=4)を流れる流体の流量を計測する。
本願の第7の発明にかかる流量計は、流体を配送する配管と接続され、配管を流れる流体の流量を計測する流量計であって、上流側の配管と接続される上流側ポートと、下流側の配管と接続される下流側ポートと、少なくとも1つの、上述した第1から第6のいずれかの発明にかかる計測ユニットと、上流側ポートから流入した流体を少なくとも1つの計測ユニットの入口に導く入口チャンバと、少なくとも1つの計測ユニットの出口から流出した流体を下流側ポートに導く出口流路とを備える。
本願の第8の発明にかかる流量計は、上流側ポート、入口チャンバ、少なくとも1つの計測ユニット、出口流路および下流側ポートは、U字形に配置されている。
本願の第9の発明にかかる流量計は、上流側ポート、入口チャンバ、少なくとも1つの計測ユニット、出口流路および下流側ポートは、直線状に配置されている。
本願の第10の発明にかかる流量計は、入口チャンバは、上流側ポートから流入した流体の流速の分布の偏りを軽減する整流流路をさらに備える。
本願の第11の発明にかかる流量計は、整流流路は流体の進路を少なくとも1回変更させる。
本願の第12の発明にかかる流量計は、少なくとも1つの計測ユニットは2台であり、互いに接触して配置されている。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による計測ユニットおよび流量計の実施形態を説明する。同じ構成要素には同じ参照符号を付す。既に説明した構成要素については再度の説明を省略する。なお、本発明は、以下で説明する実施の形態によって限定されるものではない。
本明細書において、流量計は流体を配送する配管と接続され、配管を流れる流体の流量を計測する。流体は、典型的には気体(ガス)であるが、他の流体、たとえば液体であってもよい。流量計には計測ユニットが組み込まれており、計測ユニットが流体の流量を計測する。つまり、計測ユニットは流量計の一部品であるとする。以下では、まず計測ユニットの詳細な構成を説明し、その後、計測ユニットが組み込まれた流量計を説明する。
(実施の形態)
図1は計測ユニット10の外観斜視図である。また、図2は正面図であり、図3は上面図である。主として図1を参照する。
計測ユニット10は、流体入口12aと、流体出口12bと、流路14と、複数の仕切り板16と、計測器18とを備えている。計測対象となる流体は、流体入口12aから計測ユニット10内に入り、流路14を通過して流体出口12bから出る。流路14は流体入口12aおよび流体出口12bを接続する単一の経路である。
複数の仕切り板16は、流体が流れる方向に沿って流路14内に配置されている。流体が流れる方向とは、流体入口12aから流体出口12bに向かう方向である。本実施の形態においては、仕切り板16の数は23枚である。ただしこれは一例である。複数の仕切り板16の数は、より多くてもよいし、より少なくてもよい。
図4は、図2に示すA−Aを含む平面による断面図である。また図5は、図2に示すB−Bを含む平面による断面図である。
図4から理解されるように、複数の仕切り板16は、流路14内の対向する側面14−1および14−2の間に、流体が流れる方向に沿って平行に設けられている。本実施の形態においては、隣接する仕切り板16の間隔は実質的に等しい。
流路14は、複数の仕切り板16によって複数の部分流路に分割される。たとえば部分流路20は、2枚の仕切り板16および流路14の対向する上面14−3および下面14−4(図5)によって規定されている。
次に図5および図6を参照しながら、計測器18を説明する。
図5には計測器18の断面が示されている。本実施の形態においては、計測器18は超音波を用いて流量を計測する超音波センサユニットである。計測器18は、超音波を利用して複数の部分流路を流れる流体の流量を計測し、その結果に基づいて、流路14の全体に流れる流体の流量を算出する。
計測器18は、上流側に配置された第1の超音波送受波器18aと、下流側に配置された第2の超音波送受波器18bとを利用して超音波の送受信を行う。流路14の上面14−3は第1の超音波透過窓19a、および第2の超音波透過窓19bを有している。第1の超音波透過窓19aおよび第2の超音波透過窓19bは超音波が透過できる素材で形成され、または超音波を透過する開口部であってもよい。各透過窓19bを超音波が透過できる素材で形成する場合には、入射面の音響インピーダンスおよび透過面の音響インピーダンスの差が予め定められた値よりも小さければよい。上面14−3の、第1の超音波透過窓19aおよび第2の超音波透過窓19b以外の部分は、たとえばパネルで覆われていてもよい。下面14−4は超音波の反射面として作用するように構成されている。
以下、図6を参照しながら、超音波を利用した流量計測の原理を説明する。なお、本実施の形態では、部分流路の総数はM本であるとし、計測器18はそのうちのN本の部分流路を覆うように配置されているとする。計測器18は、当該N本の部分流路を流れる流体の流量Sを計測する。
図6は、計測器18の具体的な構成を示す。計測器18は、第1の超音波送受波器18a、第2の超音波送受波器18b、制御回路22および演算回路24を備えている。
流路14を流れる流体の流速をV、流体中の音速をC、流体の流れる方向と超音波が下面14−4で反射するまでの超音波伝搬方向とのなす角度をθとする。また、第1の超音波送受波器18aと第2の超音波送受波器18bとの間で伝搬する超音波の伝搬経路の有効長さをLとする。
制御回路22は、第1の超音波送受波器18aからの超音波の送信と、第2の超音波送受波器18bにおける超音波の受信とを制御する。第1の超音波送受波器18aから送信された超音波が第2の超音波送受波器18bに到達するまでの伝搬時間t1は、下式にて示される。
t1 = L /(C+Vcosθ) (1)
制御回路22は、第2の超音波送受波器18bからの超音波の送信と、第1の超音波送受波器18aにおける超音波の受信とを制御する。第2の超音波送受波器18bから送信された超音波が第1の超音波送受波器18aに到達するまでの伝搬時間t2は、下式にて示される。
t2 = L /(C−Vcosθ) (2)
式(1)と式(2)から流体の音速Cを消去すると、下式が得られる。
V =( L /(2cosθ)) × ((1/t1)−(1/t2)) (3)
式(3)から理解されるように、Lとθが既知なら、制御回路22が伝搬時間t1およびt2を計測することにより、流速Vが求められる。演算回路24が流速Vの演算を行う。
さらに演算回路24は、下式に示すように、流速VにN本の部分流路の断面積SNを乗じてN本の部分流路を通過する流量qeNを算出する。なお断面積SNは既知である。
qeN = V x SN (4)
演算回路24は、部分流路を流れる流体の流量を、流路14を流れるに換算する処理を行う。すなわち演算回路24は、部分流路の流量qeNの値に基づいて、流路14全体の流量qeを算出する。Qesとqeの関係は、予め実験により検定されている。演算回路24は、流量qeNを予め検定された係数Kで補正し、流量qeを求める。
qe = K x qeN (5)
式(4)および(5)から、下記の式(6)が得られる。
qe = K x V x SN
= K’x V (6)
つまり、演算回路24は、N本の部分流路の断面積SNを考慮した係数K’(=K・SN)を用いることにより、式(4)の演算を行うことなく、流速Vから流路14の流量を算出できる。
予め実験による検定を行って係数KまたはK’を求めておくことにより、流路14を流れる流体の流量に対する、N本の部分流路に流れる流体の流量に偏りが生じていたとしても、正しく流路14を流れる流体の流量を算出できる。なお、流速に応じて、N本の部分流路に流れる流体の流量に偏りが生じる場合があり得る。そのような場合には、流速範囲ごとに係数KまたはK’を実験により検定しておき、流速範囲と、係数KまたはK’を対応付けて、演算回路24の内部メモリ(図示せず)に記憶しておいてもよい。演算回路24は、得られた流速Vから、その流速に対応する係数KまたはK’を読み出し、流路14の流量を算出することができる。
上述の例では、いわゆるVパス方式の流量計測原理を説明したが、これは一例である。いわゆるZパス方式、Iパス方式と呼ばれる計測原理を用いてもよい。
計測器18が超音波式であることは必須ではない。一部の部分流路を流れる流体の流量を計測できれば、公知の計測器を用いることができる。公知の計測器とは、たとえば流れによる熱の移動を利用して流量を測定するサーマルフローセンサーであってもよい。これらは公知であるためその説明は省略する。
以上の構成により、計測ユニット10はその流路14を流れる流体の流量を計測することができる。
本実施の形態による計測ユニット10は、たとえば毎時10立方メートル以上、より好ましくは、毎時15立方メートルから30立方メートルの流量を計測することができる。一般家庭向けの計測ユニットは、高々毎時6立方メートル程度である。よって業務上利用される施設において、比較的大流量を計測することができる。ただし、本実施の形態による計測ユニット10を一般家庭において利用してもよい。
構造上、流体入口12aおよび流体出口12bの開口面積を大きくすれば、より大流量の流体を計測することが可能である。対向する側面14−1および14−2(図4)の幅を広げて開口面積を大きくした場合には仕切り板16の枚数を増加させればよい。あるいは上面14−3および下面14−4(図5)の幅を広げて開口面積を大きくした場合には、仕切り板16の高さを増加させればよい。
さらに、計測ユニット10を複数台設けることにより、より大流量を計測できるようにしてもよい。
図7は、2台の計測ユニット10aおよび10bを結合した計測ユニット30の一例を示す。計測ユニット10aおよび10bの各々は計測器18を備えており、それぞれが独立して流量を計測する。その処理は上述した通りである。なお、計測ユニット30が計測する流量は、計測ユニット10aおよび10bのそれぞれによって計測された流量を加算することによって取得できる。この加算処理は、たとえば計測ユニット10aに設けられた計測器18の演算回路24が行ってもよい。当該演算回路24は、計測ユニット10bの演算回路から流量の計測結果の情報を取得して、自らが計測した結果と加算する。あるいは、計測ユニット30の外部に設けられた演算回路(図示せず)が、計測ユニット10aおよび10bに設けられた各計測器18の演算回路24から取得して加算してもよい。
次に、図8以降の図面を参照しながら、計測ユニット30が組み込まれた流量計を説明する。
図8は、本実施の形態にかかる流量計40の外観を示す。流量計40は、上流側の配管(図示せず)と接続される上流側ポート42aと、下流側の配管(図示せず)と接続される下流側ポート42bとを有している。側面板41により、流量計40の内部は覆われている。
図9は、側面板41を取り外した流量計40の内部構成を示す斜視図である。流量計40の内部には、計測ユニット30と、入口チャンバ44aと、出口チャンバ44bとを有する。入口チャンバ44aは、上流側ポート42aから流入した流体を計測ユニット30の流体入口12aに導く。出口チャンバ44bは、計測ユニット30の流体出口12bから流出した流体を下流側ポート42bに導く。入口チャンバ44aおよび出口チャンバ44bはいずれも流路として機能し得る。上流側ポート42a、入口チャンバ44a、計測ユニット30、出口チャンバ44b、下流側ポート42bは、U字形に配置されている。このような配置を有する流量計を「U字形流量計」と呼ぶ。
なお、図9に示す計測器18の位置から理解されるように、本実施の形態においては、計測ユニット30は、図7に示される姿勢を、流体の流れる方向に平行な軸を中心に90度回転させて流量計40に組み込まれている。ただし計測ユニット30を組み込む向きは一例である。他の構成を採用することは可能である。
図10は、流量計40内の流体の流れを4つの太矢印によって示す。入口チャンバ44aを設けることにより、上流側ポート42aから流量計40内に流入した流体は、入口チャンバ44aに拡散し、その結果、概ね一様な流束となって計測ユニット30の流体入口12aに向かう。流体は、計測ユニット30を構成する個々の計測ユニット10の部分流路にも多層板の抵抗効果により概ね均等に流れ、上述した式(5)による演算を行っても高い精度を維持できる。
流体を個々の計測ユニット10の部分流路により均等に流すために、整流流路を設けてもよい。
図11は、整流流路52を設けた流量計50の内部構成を示す斜視図である。整流流路52を有する以外は、流量計50は流量計40(図10)と同じである。
整流流路52は、上流側ポート42a直下の入口チャンバ44a内に設けられている。上流側ポート42aから流量計50内に流入した流体は、まず整流流路52に入り、整流流路52を経由して入口チャンバ44aに流入する。なお、図11では、上流側ポート42aから流量計50内に流入した全ての流体が整流流路52を通過するよう、整流流路52にはカバー53が設けられている。
図12は、整流流路52の内部構成を示す。図12において整流流路52内の4つの太矢印によって示されるように、整流流路52は、流体の進路を4回変更させている。
整流流路52を設けて流体の進路を変更することにより、上流側ポート42aから、計測ユニット30の流体入口12aまでの流路内の流速の分布の偏りを軽減することができる。さらに、整流流路52を設けることにより、流入する流体が偏流や旋回流を有していたとしても、その影響を十分低減することができる。これにより、流体が計測ユニット30の流体入口12aに比較的一様の速度分布で流入し、好適な流量計測が可能になる。なお、整流流路52を設けない図10の構成と対比すると、整流流路52は流体の進路を少なくとも1回変更させればよい。
図13は、他の例による整流流路54を有する流量計50の内部構成を示す斜視図である。記載の便宜のため、図11で示したカバー53の記載は省略している。
整流流路54の構成は概ね整流流路52(図12)の構成と同じである。相違点は、整流流路54は1本以上の柱56を有することである。柱56は、流路を構成する複数の板58を固定する目的の他、流体の流れを一部遮ってより一様な流速分布を実現する目的のために設けられている。
図12に示す上述の整流流路52は1つの部品(構造体)として設けられている。一方、整流流路54は、複数の部品が流量計50内に組み付けられることによって実現されている。本実施の形態では、整流流路54は、複数の柱56と、複数の板58と、さらに流量計50の外周壁の一部とを利用して、形成されている。
図14は、整流流路54内の流体の流れおよび流量計50内の流体の流れを示す。図14に示す整流流路54もまた、流体の進路を4回変更させている。これにより、整流流路52(図12)と同等の比較的一様な流速分布を実現できる。また上述のように、整流流路54は、複数の柱56および複数の板58を固定することによって実現されるため、低コストかつ容易に設置できる。
上述の流量計40および50はいずれもU字形流量計であった。次に、図15以降を参照しながら、異なる種類(形状)の流量計を説明する。
図15は、本実施の形態の他の例による流量計60の外観を示す。流量計60は、上流側の配管(図示せず)と接続される上流側ポート42aと、下流側の配管(図示せず)と接続される下流側ポート42bとを有している。図8に示す流量計40と比較すると、上流側ポート42aおよび下流側ポート42bの位置が異なっていることが理解される。側面板61により、流量計60の内部は覆われている。
図16は、側面板61を取り外した流量計60の内部構成を示す斜視図である。
図8の流量計40と対比すると、流量計60は、異なる位置に上流側ポート42aおよび下流側ポート42bが設けられている。その他は同じである。なお、流量計60では、上流側ポート42a、入口チャンバ44a、計測ユニット30、出口チャンバ44b、下流側ポート42bは、直線状に配置されている。このような配置を有する流量計を「I字形流量計」と呼ぶ。
図17は、流量計60内の流体の流れを2つの太矢印によって示す。入口チャンバ44aを設けることにより、上流側ポート42aから流量計40内に流入した流体は、入口チャンバ44aに拡散し、その結果、概ね一様な流束となって計測ユニット30の流体入口12aに向かう。流体は、計測ユニット30を構成する個々の計測ユニット10の部分流路にも概ね均等に流れ、上述した式(5)による演算を行っても高い精度を維持できる。
I字形流量計に関しても、流体を個々の計測ユニット10の部分流路により均等に流すために、整流流路を設けてもよい。
図18は、整流流路72を設けた流量計70の内部構成を示す斜視図である。整流流路72は、上流側ポート42a直後の入口チャンバ44a内に設けられている。図18の例では、整流流路72は、上流側ポート42aから流入した流体が、直接計測ユニット30の流体入口12aに入らないよう、流体の進路を遮る位置に設けられている。整流流路72は所定長の4本の脚部74と、その脚部に取り付けられた遮蔽板76とを有する。
図19は、整流流路72内の流体の流れおよび流量計70内の流体の流れを示す。図19に示す整流流路72もまた、流体の進路を2回以上変更させている。これにより、流量計60(図17)と同等以上の一様な流速分布を実現できる。
本発明にかかる計測ユニットは、単一の流路を有しており、その流路を流れる流体の流量を算出する。流路を大きく取ることが容易であるため、業務用の大型ガスメータ等、大流量の計測を必要とする幅広い用途に適用できる。そのような計測ユニットを複数用いた流量計は、さらに容易に大流量の計測に適用可能である。
10、30 計測ユニット
12a 流体入口
12b 流体出口
14 流路
16 複数の仕切り板
18 計測器
18a 第1の超音波送受波器
18b 第2の超音波送受波器
20 部分流路
22 制御回路
24 演算回路
40、50、60、70 流量計
42a 上流側ポート
42b 下流側ポート
44a 入口チャンバ
44b 出口チャンバ
52、54、72 整流流路

Claims (12)

  1. 流体が入る入口と、
    前記流体が出る出口と、
    前記入口および前記出口を接続する単一の流路と、
    前記流路の対向する側面の間に、前記流体が流れる方向に沿って配置された複数の仕切り板であって、前記対向する側面の間にM本(M:2以上の整数)の部分流路を規定する複数の仕切り板と、
    連続的に隣接するN本(N:1以上、M未満の整数)の部分流路を流れる前記流体の流量を計測する計測器と
    を備えた計測ユニット。
  2. 前記計測器は超音波を利用して前記流体の流量を計測する、請求項1に記載の計測ユニット。
  3. 前記計測器は、各々が超音波の送信および受信を行うことが可能な第1送受波器および第2送受波器を備え、
    前記第1送受波器は、前記複数の仕切り板の上流側に配置され、
    前記第2送受波器は、前記複数の仕切り板の下流側に配置され、
    前記第1送受波器は前記第2送受波器から送信された超音波を受信し、
    前記第2送受波器は前記第1送受波器から送信された超音波を受信する、請求項2に記載の計測ユニット。
  4. 前記複数の仕切り板は実質的に等間隔で配置されており、
    前記計測器は、
    前記第1送受波器および前記第2送受波器における超音波の送信および受信を制御する制御回路と、
    前記第1送受波器および前記第2送受波器の各々が受信した超音波の信号を利用して前記N本の部分流路を流れる前記流体の流量を計測し、計測した前記流量を予め検定された係数で補正することにより、前記流路を流れる流体の流量を演算する演算回路と
    を備える、請求項3に記載の計測ユニット。
  5. 前記単一の流路は、少なくとも毎時10立方メートル以上の流体を通過させることが可能な断面積を有する、請求項1から4のいずれかに記載の計測ユニット。
  6. 前記流路には、23枚の仕切り板によって24本の部分流路(M=24)が規定されており、
    前記計測器は、4本の部分流路(N=4)を流れる前記流体の流量を計測する、請求項1から5のいずれかに記載の計測ユニット。
  7. 流体を配送する配管と接続され、前記配管を流れる前記流体の流量を計測する流量計であって、
    上流側の配管と接続される上流側ポートと、
    下流側の配管と接続される下流側ポートと、
    少なくとも1つの、請求項1から6のいずれかに記載の計測ユニットと、
    前記上流側ポートから流入した前記流体を前記少なくとも1つの計測ユニットの入口に導く入口チャンバと、
    前記少なくとも1つの計測ユニットの出口から流出した前記流体を前記下流側ポートに導く出口流路と
    を備える流量計。
  8. 前記上流側ポート、前記入口チャンバ、前記少なくとも1つの計測ユニット、前記出口流路および前記下流側ポートは、U字形に配置されている、請求項7に記載の流量計。
  9. 前記上流側ポート、前記入口チャンバ、前記少なくとも1つの計測ユニット、前記出口流路および前記下流側ポートは、直線状に配置されている、請求項7に記載の流量計。
  10. 前記入口チャンバは、前記上流側ポートから流入した前記流体の流速の分布の偏りを軽減する整流流路をさらに備える、請求項7から9のいずれかに記載の流量計。
  11. 前記整流流路は前記流体の進路を少なくとも1回変更させる、請求項10に記載の流量計。
  12. 前記少なくとも1つの計測ユニットは2台であり、互いに接触して配置されている、請求項10に記載の流量計。
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