JP7086359B2 - 情報送信システム、及び携帯端末 - Google Patents

情報送信システム、及び携帯端末 Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末の位置情報を記録し、携帯端末に災害情報などを送信する情報送信システムなどに関する。
特許文献1などで、携帯端末に、当該携帯端末と別の携帯端末の位置情報を開示する位置情報システムが提案されている。
特開2009-165091号公報
しかしながら、災害時などに救助が必要となった使用者に関する情報への対応が十分に考慮されていない。
したがって本発明の目的は、救助が必要となった使用者に関する情報を出力する情報送信システムなどを提供することである。
本発明に係る情報送信システムは、第1携帯端末と、災害情報を第1携帯端末に発信し、第1携帯端末の位置情報と機関ごとの管轄区域に関する情報を記録する位置情報サーバーとを備え、第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、所定の条件に当てはまる場合に、第1携帯端末は通常モードからSOSモードに切り替えられ、位置情報サーバーは、位置情報サーバーとは別の外部サーバーであって、第1携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を管轄区域とする機関のものに対して、第1携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信し、所定の条件に当てはまることは、災害情報に対応する災害場所と第1携帯端末の位置情報に対応する位置との距離が距離閾値よりも短いことと、災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間、第1携帯端末の位置の変化量が変化量閾値よりも少ないことと、災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間に、第1携帯端末から位置情報サーバーに情報を送信するための操作が行われていないことのうち、少なくとも2以上の条件が当てはまることである。
このため、携帯端末の位置に近い行政機関などの外部サーバーの操作者に、救助依頼操作が行われた携帯端末の位置情報など、救助が必要となった使用者に関する情報を知らせることが可能になる。
また、災害によって意識を失うなど、携帯端末を操作することが出来ない状態でも、所定の条件下で、自動的に救助依頼に関する情報などを位置情報サーバー、及び位置情報サーバー経由で外部サーバーに知らせることが可能になる。
好ましくは、SOSモードで、第1携帯端末は、犬笛とビーコンと光のうち少なくとも1以上の手段で、SOS信号を発信するものであり、SOS信号として発信する光は、短信号と長信号とを組み合わせた点滅光である。
このため、携帯端末の近くに来た救助者などに、当該携帯端末の存在を知らせることが可能になる。
さらに好ましくは、SOSモードで、第1携帯端末は、警察と、消防・救急のうち少なくとも1以上に対して、発呼を行い、通話状態となった後に、携帯端末の位置情報と救助依頼と第1携帯端末の使用者に関する情報を含むメッセージを読み上げる。
また、好ましくは、位置情報サーバーから災害情報を受信した場合であって、SOSモードで、第1携帯端末は、災害情報と第1携帯端末の位置情報とに基づいて、警察への電話のための発呼と、消防・救急への電話のための発呼と、犬笛と、ビーコンと、光の中から、第1携帯端末が設定した手段で、SOS信号を発信する。
また、好ましくは、SOSモードで、第1携帯端末は、警察への電話のための発呼と、消防・救急への電話のための発呼と、犬笛と、ビーコンと、光から選択された手段で、SOS信号を発信するものであり、第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、所定の条件に当てはまる場合であって、第1携帯端末が通常モードからSOSモードに切り替えられる前に、第1携帯端末は、SOSモードに切り替えられることをキャンセルするための操作ボタンとSOS信号を発信する手段を選択する領域を含むSOSモード切替確認表示を行う。
さらに好ましくは、SOSモードに切り替えられた後、一定間隔ごとに、第1携帯端末は、SOSモードを維持することをキャンセルするための操作ボタンを含むSOSモード維持確認表示を行う。
このため、当該携帯端末の使用者は、一定間隔ごとに、SOSモードを続けるか否かを判断することが可能になる。
また、好ましくは、SOSモードで、第1携帯端末は、犬笛と音声で、SOS信号を発信するものであり、SOSモードに切り替えられた後、第1携帯端末は、犬笛で、SOS信号を発信させ、犬笛でのSOS信号の発信の後であって、且つ犬の鳴き声を含む音声が集音された後に、第1携帯端末は、音声でSOS信号を発信させる。
犬笛に対応する周波数の信号の発信により、比較的遠隔地(約2~4km)に居る救助犬に携帯端末からのSOS発信を検知させ、当該救助犬や捜索者が近づいてきた後に、音声で携帯端末からのSOS信号を検知させる。これにより、犬笛に対応する周波数の信号だけの発信、若しくは音声だけの発信に比べて、携帯端末や当該携帯端末の使用者を見つけることが出来る可能性を高めることが出来る。
また、救助犬や捜索者に発見される可能性が高いタイミングで音声でのSOS信号を発信するため、常時、音声でSOS信号を発信する形態に比べて、携帯端末の電力消費を抑えることが可能になる。
また、好ましくは、位置情報サーバーから送られてきた、第1携帯端末の位置情報を表示する第2携帯端末を更に備え、第1携帯端末が通常モードからSOSモードに切り替えられた場合には、第2携帯端末は、第1携帯端末の位置情報とともに第1携帯端末がSOSモードであることを示す情報を表示する。
さらに好ましくは、第1携帯端末は、第1使用者のIDで、位置情報プログラムにログインしたものであり、第2携帯端末は、位置情報プログラム上のグループチャットで第1使用者と同じグループに属する第2使用者のIDで、位置情報プログラムにログインしたものであり、第1携帯端末が通常モードからSOSモードに切り替えられた場合には、第2携帯端末におけるグループチャットに、第1携帯端末が救助を依頼する旨のメッセージが加えられる。
本発明に係る位置情報サーバーは、災害情報を第1携帯端末に発信し、第1携帯端末の位置情報と機関ごとの管轄区域に関する情報を記録する位置情報サーバーであって、第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、所定の条件に当てはまる場合に、第1携帯端末は通常モードからSOSモードに切り替えられ、位置情報サーバーは、位置情報サーバーとは別の外部サーバーであって、第1携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を管轄区域とする機関のものに対して、第1携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信し、所定の条件に当てはまることは、災害情報に対応する災害場所と第1携帯端末の位置情報に対応する位置との距離が距離閾値よりも短いことと、災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間、第1携帯端末の位置の変化量が変化量閾値よりも少ないことと、災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間に、第1携帯端末から位置情報サーバーに情報を送信するための操作が行われていないことのうち、少なくとも2以上の条件が当てはまることである。
以上のように本発明によれば、救助が必要となった使用者に関する情報を出力する情報送信システムなどを提供することができる。
本実施形態における位置情報出力システムの構成図である。 2016年8月3日8時8分時点における位置情報データベースのコンテンツ例を示す図である。 グループ情報データベースのコンテンツ例を示す図である。 2016年8月3日8時8分時点における第1携帯端末の第1画面の表示例で、第1使用者位置情報表示領域の上方領域が表示されたものある。 2016年8月3日8時8分時点における第1携帯端末の第1画面の表示例で、第1使用者位置情報表示領域の下方領域が表示されたものである。 図4の状態から、グループ名称:田中家に対応するグループの第1グループ名称表示領域がクリックされて表示された第2画面の表示例である。 図4の状態から、グループ名称:田中家に対応するグループの位置通知ボタンがクリックされて表示された第2画面の表示例である。 図4の状態から、重畳された第1割り込み画面の表示例である。 第2割り込み画面の表示例であって、「メッセージを送信する」ボタンがクリックされる前のものである。 図9の状態から、「無事を報告する」ボタンがクリックされた後の第1画面の表示例である。 第2割り込み画面の表示例であって、「メッセージを送信する」ボタンがクリックされた後のものである。 図11の状態から、第2メッセージ入力領域に入力されたメッセージが送信された後における、グループ名称:田中家に対応する第2画面の表示例である。 図11の状態から、第2メッセージ入力領域に入力されたメッセージが送信された後における、グループ名称:実家に対応する第2画面の表示例である。 2016年8月3日8時31分時点における位置情報データベースのコンテンツ例を示す図である。 2016年8月3日8時32分時点における第1携帯端末の第1画面の表示例である。 2016年8月3日8時32分時点における位置情報データベースのコンテンツ例を示す図である。 2016年8月3日8時33分時点における第1携帯端末の第1画面の表示例である。 2016年8月3日8時33分時点における位置情報データベースのコンテンツ例を示す図である。 第3画面の表示例である。 図19の状態から、最上段の災害情報(第1災害情報)を示す領域をクリックして、切り替え表示された第4画面の例である。 災害取り消し情報を含む第1画面の表示例である。 図19の状態から、災害取り消し情報を受信した場合の第3画面の表示例である。 第2割り込み画面の表示例であって、図6の状態からさらに第2画像データ送信操作ボタンがクリックされた後のものである。 図6の状態から、画像データが送信されて送信対象画像が、グループ名称:田中家に対応するグループのグループチャットに加えられた状態の第2画面の表示例である。 図6の状態から、音声データが送信されて録音された音声が再生可能な状態で、グループ名称:田中家に対応するグループのグループチャットに加えられた状態の第2画面の表示例である。 図11の状態から、画像データが送信されて送信対象画像が、グループ名称:田中家に対応するグループのグループチャットに加えられた状態の第2画面の表示例である。 第2割り込み画面の表示例であって、「メッセージを送信する」ボタンに代えて、「無事でないことを報告する」ボタンが設けられたものである。 図27の状態から、「無事でないことを報告する」ボタンがクリックされた後における、グループ名称:田中家に対応する第2画面の表示例である。 図4の状態から、重畳された第3割り込み画面の表示例である。 図4の状態から、重畳された第4割り込み画面の表示例である。 第53携帯端末がSOSモードに切り替わった際の位置情報データベースのコンテンツ例を示す図である。 第53携帯端末がSOSモードに切り替わった際の第1画面の例である。 機関情報データベースのコンテンツ例を示す図である。
以下、本実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態における位置情報出力システム(情報送信システム)1は、情報源発信部20、位置情報サーバー30(サーバー通信部31、サーバー記録部33、サーバー制御部35)、携帯電話などの携帯端末(第51携帯端末M51~第55携帯端末M55)、外部サーバー90を備える(図1参照)。
本実施形態では、5つの携帯端末を使って、互いの位置情報や安否情報を通知しあう形態を説明するが、携帯端末の数は、5つに限るものではない。
携帯端末(第51携帯端末M51~第55携帯端末M55)のそれぞれは、通信部11、記録部13、マイク14、制御部15、発信部17、ストロボ発光部18、表示部19を有する。
通信部11は、サーバー通信部31と通信したり、当該携帯端末と無線リンクを形成する基地局と通信したりする。
記録部13には、本実施形態における位置情報プログラム(情報送信プログラム)がインストールされる。
マイク14は、携帯端末の周囲の音声を電気信号に変換する。
制御部15は、位置情報プログラムを実行し、携帯端末の各部(通信部11、記録部13、発信部17)を制御する。
発信部17は、犬笛、救助用のビーコンなど、後述するSOSモード時にSOS信号を発信するハードウエアである。
ただし、位置情報プログラムなどソフトウエア上で、犬笛に相当する周波数の信号や、救助用のビーコンに相当する周波数の信号を生成し、これらのうち少なくとも1つがSOS信号として、携帯端末に内蔵されるスピーカーで出力される形態であってもよい。
ストロボ発光部18は、撮影時などに発光する。
表示部19は、第1画面P1などを表示する。
本実施形態では、SOS信号の1つとして光が選択された場合に、ストロボ発光部18若しくは、表示部19が点滅光などで発光する。
使用者ID:11の使用者(使用者名称:パパ、太郎)が第51携帯端末M51にインストールされた位置情報プログラム(情報送信プログラム)に使用者ID:11でログインし、使用者ID:12の使用者(使用者名称:花子)が第52携帯端末M52にインストールされた位置情報プログラムに使用者ID:12でログインし、使用者ID:13の使用者(使用者名称:進)が第52携帯端末M53にインストールされた位置情報プログラムに使用者ID:13でログインし、使用者ID:23の使用者(使用者名称:おじいちゃん)が第54携帯端末M54にインストールされた位置情報プログラムに使用者ID:23でログインし、使用者ID:24の使用者(使用者名称:おばあちゃん)が第55携帯端末M55にインストールされた位置情報プログラムに使用者ID:24でログインする例を示す。
また、図4などの画面表示例は、使用者ID:11の使用者(使用者名称:パパ、太郎)が、第51携帯端末M51にインストールされた位置情報プログラムに、使用者ID:11でログインした後に表示されるものである。
位置情報サーバー30と携帯端末の間の情報送受信は、位置情報プログラムを介して行われる。
なお、本実施形態では、各携帯端末にインストールされた位置情報プログラムを用いる形態を説明するが、各携帯端末がネットワークを介してASP(Application Service Provider)のサーバーにアクセスし、当該ASPのサーバー-に格納された位置情報プログラムを用いる形態であってもよい。
情報源発信部20は、災害情報を位置情報サーバー30のサーバー通信部31に出力する。
災害情報は、少なくとも災害の場所に関する情報を有し、本実施形態では、災害の種別、場所、及び日時に関する情報を有する。
本実施形態では、災害情報が、地震に関する災害情報であるとして説明するが、洪水など他の災害情報であってもよい。また、地震発生報告など過去に発生した情報だけでなく、雷注意や地震予知など将来に発生が予測される情報であってもよい。
災害情報は、災害情報に含まれる災害の規模が所定の規模以上である第1災害情報と、災害情報に含まれる災害の規模が所定の規模未満である第2災害情報と、第1災害情報や第2災害情報の発信後の第1時間T1(数秒~数十秒程度)以内に発せられる災害取り消し情報(第1災害情報や第2災害情報を取り消す情報)に区分される。
本実施形態では、震度が5以上の地震に関する情報を第1災害情報とし、震度が5未満の地震に関する情報を第2災害情報とする。
情報源発信部20は、位置情報サーバー30とネットワーク接続が可能な状態で、気象庁など災害情報を発信出来る場所に設置される。
ただし、情報源発信部20を設置せず、災害情報の関連情報を受けた使用者が、入出力端末70を介して、位置情報サーバー30に災害情報を入力し、これに基づいて、位置情報サーバー30が災害情報を携帯端末に送信する形態であってもよい。
本実施形態では、情報源発信部20から「災害の種別:地震(四国地方で最大予測震度6-でマグニチュード7.1)、場所:四国地方、日時:2016年8月3日8時30分17秒」を有する災害情報を位置情報サーバー30が受信し、第51携帯端末M51~第55携帯端末55は、以下に示す条件で自身の位置情報などを位置情報サーバー30に送信する例を示す。
第51携帯端末M51は、2016年8月3日8時8分32秒に位置情報を位置情報サーバー30に送信し、2016年8月3日8時31分22秒に位置情報や無事である旨の信号(若しくは、メッセージ)などを位置情報サーバー30に送信した。
第52携帯端末M52は、2016年8月3日8時4分12秒に位置情報を位置情報サーバー30に送信し、2016年8月3日8時32分53秒に位置情報や無事である旨の信号を位置情報サーバー30に送信した。
第53携帯端末M53は、2016年8月3日8時5分20秒に位置情報を位置情報サーバー30に送信し、2016年8月3日8時33分3秒に位置情報や無事である旨の信号などを位置情報サーバー30に送信した。
第54携帯端末M54は、2016年8月3日7時30分11秒に位置情報を位置情報サーバー30に送信し、2016年8月3日8時33分2秒に位置情報や無事である旨の信号を位置情報サーバー30に送信した。
第55携帯端末M55は、2016年8月3日7時45分42秒に位置情報を位置情報サーバー30に送信し、2016年8月3日8時33分14秒に位置情報や無事である旨の信号を位置情報サーバー30に送信した。
次に位置情報サーバー30の各部(サーバー通信部31、サーバー記録部33、サーバー制御部35)について、説明する。
位置情報サーバー30のサーバー通信部31は、位置情報データベースD1に登録された携帯端末(第51携帯端末M51~第55携帯端末M55)のそれぞれと通信を行い、これらの携帯端末に対して災害情報を送信する前から、第2時間T2(たとえば、30分)ごとに、各携帯端末の位置情報を取得する。
たとえば、各携帯端末にインストールされた位置情報プログラムを使って、各携帯端末が、位置情報サーバー30のサーバー通信部31に対して第2時間T2ごとに位置情報を送信する形態が考えられる。
また、位置情報サーバー30のサーバー通信部31が、通信キャリアにおける、携帯端末と無線リンクを形成する基地局、携帯端末のルーチング(通信ルートの選定)や呼設定・切断、課金等を行う移動交換機(MSC:Mobile Switching Center)、移動交換機がカバーするエリアごとの位置登録データベースであるVLR(Visitor Location Register)、ゲートウェイ交換機(GMSC:Gateway Mobile Switching Center)、携帯電話番号や当該携帯端末の識別情報(IMEIなど端末の識別番号、ICCIDなどSIMカードの識別番号)や位置情報などのユーザー情報を管理するデータベースであるHLR(Home Location Register)の何れかと通信を行い、各携帯端末の位置情報を取得する形態が考えられる。
各携帯端末の位置情報を取得する際には、位置情報の詳細度合いの制限は設けず、取得出来る最も詳細なレベルの位置情報を取得し、これが位置情報データベースD1に記録される。
ただし、携帯端末(第1携帯端末)に当該携帯端末や他の携帯端末(第2携帯端末)の位置情報を開示する際には、携帯端末の使用者によって設定された「開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1、第2詳細度パラメータdp2)」に基づいて、位置情報の詳細度合いが調整される。
また、位置情報サーバー30のサーバー通信部31は、情報源発信部20からの災害情報を受信し、当該災害情報の受信後(若しくは、入出力端末70による当該災害情報の入力後)に、位置情報データベースD1やグループ情報データベースD2に基づいて、携帯端末(第51携帯端末M51~第55携帯端末M55)に、当該災害情報などを送信し、当該携帯端末からの安否回答情報や救助依頼情報を受信する。
位置情報サーバー30のサーバー記録部33は、位置情報データベースD1、グループ情報データベースD2、機関情報データベースD3を記録する。
また、サーバー記録部33には、携帯端末にインストールされた位置情報プログラム(情報送信プログラム)に対応して、当該携帯端末及び外部サーバー90と通信し、災害情報や携帯端末情報などの送受信を行うプログラムがインストールされている。
位置情報データベースD1は、携帯端末の使用者に関する情報と、携帯端末(携帯端末名称)と、当該携帯端末の位置に関する情報と、当該携帯端末から送信された安否に関する情報と、当該携帯端末から送信された救助依頼に関する情報の関係を示す。
位置情報データベースD1における携帯端末の使用者に関する情報は、携帯端末それぞれを介して使用者によって入力された情報(使用者設定操作で設定された情報)で、携帯端末それぞれに対応する使用者名称、使用者ID(位置情報プログラムへログインするための識別番号)、使用者マーク(写真でもよい)を有する。
使用者名称は、使用者ID:11に対応する使用者名称:パパ、太郎のように、グループごとに異なる名称が用いられる形態であってもよい。
携帯端末の位置に関する情報は、HLRなど若しくは携帯端末から受信した情報で、携帯端末それぞれに対応する緯度経度情報、当該緯度経度情報に対応する地域名称、測位日時を有する。
位置情報データベースD1における緯度経度情報、測位日時は、第2時間T2ごとに、位置情報サーバー30のサーバー通信部31が位置情報データベースD1に登録された携帯端末(第51携帯端末M51~第55携帯端末M55)と通信することにより、若しくは、サーバー通信部31が通信キャリアにおける基地局などと通信することにより取得される。
位置情報データベースD1における緯度経度情報に対応する地域名称は、緯度経度情報を地域名称に変換するテーブル(不図示)を使って、携帯端末の緯度経度情報が地域名称に変換されたものである。
位置情報データベースD1における安否に関する情報は、位置情報サーバー30のサーバー通信部31が位置情報データベースD1に登録された携帯端末(第51携帯端末M51~第55携帯端末M55)から安否回答操作があったか否かを示すもので、第1災害情報(災害情報のうち、災害の規模が大きいもの)を送信した時に初期化され、安否種類欄のパラメータ(安否種類パラメータsp)は、総ての携帯端末の使用者の安否が不明である(安否回答操作がされていない)ことを示す初期値(sp=1)に設定される。
初期化された後、位置情報データベースD1における安否情報は、当該携帯端末から安否回答情報を受信した時に更新される。
携帯端末にインストールされた位置情報プログラム上で、当該携帯端末の使用者によって安否回答のための特定の操作(安否回答操作)が行われた場合に、安否種類欄のパラメータの値が0(回答があったことを示す安否種類パラメータsp=0)に変更される。すなわち、当該安否回答のための特定の操作(安否回答操作)が行われない状態においては、初期値:1が維持される。
安否回答操作は、たとえば、携帯端末にインストールされた位置情報プログラム上で行われる操作の一つであり、具体的には、第1画面P1上に割り込み表示された第2割り込み画面Pi2における「無事を報告する」ボタン601若しくは「無事」ボタン602をクリックする第1操作と、「メッセージを送信する」ボタン603をクリックし、文字または画像もしくは音声によるメッセージを入力し、その後に第2送信ボタン605をクリックする第2操作を有する。
ただし、位置情報サーバー30が情報源発信部20から災害取り消し情報を受信した場合は、安否回答操作の有無に関わらず、総ての使用者の安否種類パラメータspが0に変更される。
位置情報データベースD1における救助依頼に関する情報は、位置情報サーバー30の通信部が位置情報データベースD1に登録された携帯端末(第51携帯端末M51~第55携帯端末M55)から救助依頼操作があったか否かを示すものである。
携帯端末の使用者が救助依頼をしていない(救助依頼操作がされていない)時は、救助依頼種類欄のパラメータ(SOSパラメータrp)は、SOSモードでないことを示す初期値(rp=0)に設定される。
携帯端末から救助依頼情報を受信した時に、当該携帯端末に対応するSOSパラメータrpについて、SOSモードである(救助依頼操作がされた)ことを示す値(rp=1)に設定される。
携帯端末から救助依頼キャンセル情報を受信した時に、当該携帯端末に対応するSOSパラメータrpについて、救助依頼をキャンセルした(救助依頼キャンセル操作がされた)ことを示す初期値(rp=0)に戻される。
救助依頼操作は、たとえば、携帯端末にインストールされた位置情報プログラム上で行われる操作の一つであり、具体的には、第1画面P1の画面切替ボタン表示領域105における救助依頼ボタン105eをクリックする第4操作を有する。
グループ情報データベースD2は、位置情報プログラム内のグループチャット(グループメッセージ)で使用するグループに関する情報と、当該グループに属する使用者に関する情報の関係を示す。
グループに関する情報は、携帯端末を介して使用者によって入力された情報(グループ設定操作で設定された情報)で、グループ名称、グループID(グループの識別番号)、グループマーク(写真でもよい)を有する。
グループに属する使用者に関する情報は、携帯端末を介して使用者によって入力された情報(位置情報開示指定操作で設定された情報)で、グループに属する使用者名称、グループに属する使用者ID、平常時(安否回答パラメータspが0の間)に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1)、災害時(安否回答パラメータspが1の間)やSOSモード時(SOSパラメータrpが1の間)に開示する位置情報の詳細度合い(第2詳細度パラメータdp2)を有する。
本実施形態では、第1詳細度パラメータdp1や第2詳細度パラメータdp2が、3段階(1:粗い位置情報(たとえば、都道府県レベル)を開示する、中程度の粗さの位置情報(例えば、市町村レベル)を開示する、3:細かい位置情報(たとえば、番地レベル)を開示する)有する形態を説明するが、2段階若しくは4段階以上有する形態であってもよい。
なお、第2詳細度パラメータdp2は、第1詳細度パラメータdp1と同じかそれ以上に細かい詳細度合いに設定されるのが望ましい。
例えば、第1詳細度パラメータdp1は、使用者により当該3段階で調整可能で、第2詳細度パラメータdp2は、最も細かい詳細度合いで固定される形態が考えられる。
本実施形態では、グループ名称:田中家(グループID:G001)に、使用者ID:11の使用者(使用者名称:パパ、第1詳細度パラメータdp1:2、第2詳細度パラメータdp2:3)、使用者ID:12の使用者(使用者名称:花子、第1詳細度パラメータdp1:1、第2詳細度パラメータdp2:3)、使用者ID:13の使用者(使用者名称:進、第1詳細度パラメータdp1:2、第2詳細度パラメータdp2:3)が属する。
また、グループ名称:実家(グループID:G002)に、使用者ID:23の使用者(使用者名称:おじいちゃん、第1詳細度パラメータdp1:3、第2詳細度パラメータdp2:3)、使用者ID:24の使用者(使用者名称:おばあちゃん、第1詳細度パラメータdp1:3、第2詳細度パラメータdp2:3)、使用者ID:11の使用者(使用者名称:太郎、第1詳細度パラメータdp1:1、第2詳細度パラメータdp2:3)が属する。
機関情報データベースD3は、外部サーバー90ごとに、機関名(警察、消防などの名称)と管轄区域に関する情報との関係を示す(図33参照)。
管轄区域に関する情報は、厳密に行政機関で定められた区域と一致するような細かな情報であってもよいが、当該区域の略中心位置を中心とし、当該区域の略全域を含むような円形領域を管轄区域としてもよい。
位置情報サーバー30のサーバー制御部35は、サーバー記録部33にインストールされたプログラムを実行し、サーバー通信部31やサーバー記録部33を制御する。
具体的には、サーバー制御部35は、位置情報サーバー30が情報源発信部20から災害情報を受信した時に、サーバー通信部31を介して、位置情報データベースD1に登録された携帯端末(第51携帯端末M51~第55携帯端末M55)に当該災害情報を送信する。
また、サーバー制御部35は、緊急速報メールやSMSなどを使って、災害情報のうち第1災害情報を含むメッセージを携帯端末に送信する形態であってもよい。
携帯端末は、位置情報プログラムが起動している場合には、当該第1災害情報を含むメッセージを表示せず、位置情報プログラムが起動していない場合は、当該第1災害情報を含むメッセージを表示する。
第1災害情報を含むメッセージとしては、例えば、図8の第1割り込み画面Pi1における第2災害情報表示領域501のOKボタン501aや第1マークma1を除く領域に記載されたコンテンツ「地震が発生しました 緊急地震速報を受信しました 2016-08-03 08:30:17に四国地方で地震が発生しました 最大予測震度は6- マグニチュードは7.1です 身の安全を確保してください」などが考えられる。
これにより、位置情報プログラムが起動していない場合でも、第1災害情報を携帯端末の使用者に伝えることが可能になる。
また、サーバー制御部35は、位置情報サーバー30が第51携帯端末M51~第55携帯端末M55から、使用者設定操作やグループ設定操作や位置情報開示指定操作などによって、使用者に関する情報や所属するグループに関する情報や開示する位置情報の詳細度合いに関する情報を受信した時に、サーバー記録部33に記録された位置情報データベースD1やグループ情報データベースD2を更新する。
また、サーバー制御部35は、位置情報サーバー30が第51携帯端末M51~第55携帯端末M55の位置情報を受信した時に、サーバー記録部33に記録された位置情報データベースD1における位置情報を更新する。
また、サーバー制御部35は、携帯端末の使用者による安否回答操作に基づき、位置情報サーバー30が第51携帯端末M51~第55携帯端末M55から安否回答情報を受信した時に、サーバー記録部33に記録された位置情報データベースD1における安否種類パラメータspを更新する。
安否回答操作に基づいて、第51携帯端末M51~第55携帯端末M55が安否回答情報を位置情報サーバー30に送信する際に、測位して位置情報も送信される。
送信された位置情報に基づいて、位置情報データベースD1における位置情報が更新される。
なお、安否回答操作に基づいて安否回答情報が送信される際に、位置情報が送信されない形態であってもよい。
また、サーバー制御部35は、携帯端末の使用者による救助依頼操作に基づき、位置情報サーバー30が第51携帯端末M51~第55携帯端末M55から救助依頼情報を受信した時に、サーバー記録部33に記録された位置情報データベースD1におけるSOSパラメータrpを更新する。
救助依頼操作に基づいて、第51携帯端末M51~第55携帯端末M55が救助依頼情報を位置情報サーバー30に送信する際に、測位して位置情報も送信される。
送信された位置情報に基づいて、位置情報データベースD1における位置情報が更新される。
また、サーバー制御部35は、携帯端末の使用者による救助依頼キャンセル操作に基づき、位置情報サーバー30が第51携帯端末M51~第55携帯端末M55から救助依頼キャンセル情報を受信した時に、サーバー記録部33に記録された位置情報データベースD1におけるSOSパラメータrpを更新する。
救助依頼キャンセル操作に基づいて、第51携帯端末M51~第55携帯端末M55が救助依頼キャンセル情報を位置情報サーバー30に送信する際に、測位して位置情報も送信される。
送信された位置情報に基づいて、位置情報データベースD1における位置情報が更新される。
また、サーバー制御部35は、サーバー通信部31を介して、位置情報データベースD1とグループ情報データベースD2に基づいて、当該位置情報プログラムにログインした使用者(本人)の携帯端末に対して、位置情報と安否情報と救助依頼情報であって、当該位置情報プログラムにログインした使用者(本人)が属するグループに属する他の使用者(他人)のものを送信する。
例えば、使用者ID:11の使用者(使用者名称:パパ、太郎)は、グループ名称:田中家(グループID:G001)のグループと、グループ名称:実家(グループID:G002)のグループに属するため、これらのグループに属する使用者(グループ名称:田中家(グループID:G001)のグループに属する使用者ID:12の使用者、使用者ID:13の使用者、グループ名称:実家(グループID:G002)に属する使用者ID:23の使用者、使用者ID:24の使用者)の位置情報や安否情報や救助依頼情報が、使用者ID:11に対応する第51携帯端末M51に送信される。
位置情報サーバー30から携帯端末へ送信される位置情報は、最も細かい詳細度合いの位置情報が用いられ、安否情報(安否種類パラメータsp)と救助依頼情報(SOSパラメータrp)に基づいて携帯端末上で表示する位置情報の詳細度合いが調整される。
具体的には、安否種類パラメータspが0で且つSOSパラメータrpが0の使用者については、平常時に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1)で、位置情報が表示され、安否種類パラメータspが1若しくはSOSパラメータrpが1の使用者については、災害時に開示する位置情報の詳細度合い(第2詳細度合いパラメータdp2)で、位置情報が表示される。
ただし、位置情報サーバー30から各携帯端末に位置情報を送信する段階で、位置情報データベースD1に記録された安否情報(安否種類パラメータsp)と救助依頼情報(SOSパラメータrp)に基づいて、送信する携帯端末ごと、更に位置情報を開示する使用者ごとに詳細度合いを変えた状態で位置情報を各携帯端末に送信する形態であってもよい。
外部サーバー90は、当該携帯端末の位置情報を含む地域に属する行政機関などのサーバーである。具体的には、外部サーバー90は、地域ごとに、区役所などの役所、警察署、消防署のものとして設けられる。
位置情報サーバー30は、機関情報データベースD3に基づいて、SOSモードの携帯端末の位置情報に対応する位置を含むか、近接する管轄区域を持つ行政機関の外部サーバー90を特定し、SOSモードの携帯端末について、当該外部サーバー90に当該携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信する。
例えば、SOSモードの携帯端末の位置情報に対応する位置が福岡県福岡市博多区である場合には、当該博多区を管轄区域に含む博多区役所、博多警察署、博多消防署、及び博多区の周辺の区を管轄区域とする区役所、警察署、消防署のものとして設けられた外部サーバー90が、携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を管轄区域とする機関の外部サーバー90であるとして、これらの外部サーバー90に、位置情報サーバー30からの救助依頼に関する情報などが送信される。
次に、位置情報プログラムの詳細について説明する。
位置情報プログラムは、第1画面P1(災害情報、使用者ごとの位置情報の表示)、第2画面P2(グループチャット表示)、第3画面P3(災害情報一覧表示)、第4画面P4(過去災害情報の詳細表示)、第1割り込み画面Pi1(災害情報の割り込み表示)、第2割り込み画面Pi2(安否回答の割り込み表示)、第3割り込み画面Pi3(SOSモード切り替え確認表示)、第4割り込み画面Pi4(SOSモード維持確認表示)を携帯端末の表示部19に表示させる機能、及び発信部17などを介してSOS信号を発信させる機能を有する。
平常時、携帯端末上には、使用者の操作により、第1画面P1~第4画面P4のいずれかが表示される。
災害時には、第1画面P1~第4画面P4が表示された上に、第1割り込み画面Pi1が割り込み表示され、所定の操作(OKボタン501aのクリック)後に、第2割り込み画面Pi2が表示される。
SOSモード時には、第1画面P1~第4画面P4が表示された上に、第3割り込み画面Pi3が割り込み表示され。第7時間T7(例えば、T7=1時間)ごとに、第4割り込み画面Pi4が割り込み表示される。
なお、第1割り込み画面Pi1の割り込み表示を省略して、災害時には最初から第2割り込み画面Pi2が表示される形態であってもよい。
また、第2割り込み画面Pi2は、第1画面P1の一部の領域(第1グループ名称表示領域103b)の上に重畳する位置に表示される形態であってもよいが、第1画面P1における何れかの領域(例えば、第1災害情報表示領域101の下部と、第1使用者位置情報表示領域103の上部の間)に設けられる形態であってもよい。
第1画面P1は、第1災害情報表示領域101、第1使用者位置情報表示領域103、画面切替ボタン表示領域105を有する(図4、図5、図8~図11、図15、図17、図21、図23、図27、図32参照)。
第1災害情報表示領域101には、直前に発生した地震に関する情報(地域、日時、最大震度、マグニチュード)が表示され、背景に当該地震に関する情報に含まれる地域を中心とした地図が表示される。
第1災害情報表示領域101には、第1災害情報と第2災害情報については災害の規模(最大予測震度の数値)を示し、災害取り消し情報の場合は災害取り消し情報であることを示す第1マークma1が設けられる。
本実施形態では、第1マークma1は、第1災害情報については白抜き文字で表示され、第2災害情報については黒文字で表示され、災害取り消し情報についてはハッチングを施した背景色に黒文字で×印を付けたもので表示される。
また、第1災害情報に関連する第1マークma1は暖色系(進出色系)の背景色を有し、第2災害情報に関連する第1マークma1は寒色系(後退色系)の背景色を有する形態も考えられる。
本実施形態では、第1マークma1が、略矩形形状の枠で囲まれる形態を示すが、当該枠を省略し、第1災害情報表示領域101上に災害の規模の数値や災害取り消し情報であることを示す記号や文字だけを表示させる形態であってもよい。
また、本実施形態では、第1災害情報表示領域101に表示する情報が、第1災害情報と第2災害情報と災害取り消し情報のいずれかであるとして説明するが、災害取り消し情報については、第1災害情報表示領域101に表示しない形態であってもよい。
過去の一定時間内に地震が発生していない場合は、第1災害情報表示領域101には、「地震が発生していない旨」の表示と、当該携帯端末の細かい位置情報を含めた表示が行われる。
なお、第1災害情報表示領域101に、「地震が発生していない旨」の表示だけが行われ、当該携帯端末の細かい位置情報を含めた表示が行われない形態であってもよい。
図4と図5は、過去の一定時間内に地震が発生していない状態を示し、図8~図11、図15、図17、図21、図23、図27、図32は、過去の一定時間内に地震が発生している状態を示す。
また、位置情報サーバー30が第1災害情報を送信してから、位置情報サーバー30がグループ内の使用者全員から安否回答を受信するまで、若しくは位置情報サーバー30が情報源発信部20から災害取り消し情報を受信するまでの第3時間T3の間は、第1災害情報表示領域101若しくは、その近傍の表示領域が、第3時間T3以外の間と異なった状態で表示される。
例えば、第3時間T3の間、第1災害情報表示領域101とその近傍の表示領域は、赤を基調とした色で表示され、第3時間T3以外の間、第1災害情報表示領域101とその近傍の表示領域は、緑など赤と異なる色を基調とした色で表示される。
本実施形態では、第3時間T3の間、周囲が太線の枠で強調された状態で第1災害情報表示領域101が表示(図8~図11、図15、図23、図27参照)され、第3時間T3以外の間、当該太線の枠が無い状態で第1災害情報表示領域101が表示(図4、図5、図17、図21、図32参照)される例を示す。
第3時間T3は、当該携帯端末の使用者ごとに、位置情報データベースD1における安否情報(安否種類パラメータsp)に基づいて決定され、当該携帯端末の使用者が属するグループに属する使用者の少なくとも1人の安否種類パラメータspが1となっている間が当該携帯電話の使用者に対応する第3時間T3となる。
本実施形態では、当該携帯端末の使用者(使用者ID:11、使用者名称:パパ、太郎)が属する第1のグループ(グループ名称:田中家、グループID:G001)に属する使用者(使用者ID:11、12、13)と第2のグループ(グループ名称:実家、グループID:G002)に属する使用者(使用者ID:11、23、24)の少なくとも1人の安否種類パラメータspが1となっている間が、使用者ID:11に対応する第3時間T3となる。
災害情報が災害取り消し情報である場合には、第1災害情報表示領域101に「災害取り消し情報であること」を示す文字表示領域101aが設けられる(図21参照)。
また、災害取り消し情報の直前の災害情報が第1災害情報であった場合には、位置情報データベースD1における安否種類パラメータspは、総ての使用者について0に戻される。
第1使用者位置情報表示領域103には、当該携帯端末の使用者が属するグループごとに、グループマーク、グループ名称、所属する使用者に関する使用者マーク、使用者名称、位置情報、位置情報の取得時間(現在時間から遡った時間)、位置通知ボタン(当該グループのグループチャット画面に当該携帯端末の使用者の発言として当該携帯端末の位置情報を表示させるボタン)103aが設けられる。
図4などは、使用者ID:11の使用者が属する2つのグループ(第1のグループ名称:田中家、グループID:G001、第2のグループ名称:実家、グループID:G002)ごとに、当該グループに所属する使用者の位置情報などが表示される例を示す。
グループマークやグループ名称が表示された領域(第1グループ名称表示領域103b)がクリックされると、当該グループのグループチャット画面(第2画面P2)の表示に切り替えられる(図6参照)。
なお、当該領域をクリックすることによって第2画面P2の表示への切り替えが行われる形態に代えて、画面切替ボタン表示領域105に第2画面P2の表示に切り替えるためのアイコンが設けられ、当該アイコンをクリックすることにより、第2画面P2の表示への切り替えが行われる形態であってもよい。
第2画面P2は、戻るボタン201、グループチャット表示領域203を有する(図6、図7、図12、図13、図24~図26、図28参照)。
戻るボタン201がクリックされると、第1画面P1の表示に切り替えられる。
グループチャット表示領域203は、グループマークやグループ名称が表示された領域(第2グループ名称表示領域203a)と、グループチャットの内容を表示する領域(チャット表示領域203b)とが設けられる。
チャット表示領域203bに、位置通知ボタン103aのクリックに対応して表示された位置情報を含むメッセージには、第2マークma2が設けられる。
チャット表示領域203bには、第1メッセージ入力領域203b1(文字メッセージを入力する領域)、送信を指示する第1送信ボタン203b2、写真などの画像データを送信する第1画像データ送信操作ボタン203b3、及び録音した音声などの音声データを送信する第1音声データ送信操作ボタン203b4が設けられる。
第1メッセージ入力領域203b1に文字入力などがされる場合には、入力キー領域(不図示、図11の入力キー領域606参考)がさらに表示される。
入力キー領域を操作して、第1メッセージ入力領域203b1に文字メッセージが入力され、その後に第1送信ボタン203b2がクリックされると、携帯端末は、当該メッセージ(文字)に対応する文字データを位置情報サーバー30に送信し、当該文字メッセージがグループチャットに加えられる(図6参照)。
第1画像データ送信操作ボタン203b3がクリックされると、携帯端末のカメラで撮影されたスルー画像や、既に携帯端末に記録された画像を、メッセージとして送信する対象として選択可能な状態で表示する画像データ表示領域(不図示、図23の画像データ表示領域609参考)がさらに表示される。
当該画像データ表示領域におけるスルー画像から静止画像の撮影や送信対象画像の選択の後に第1送信ボタン203b2がクリックされると、携帯端末は、当該メッセージ(画像)に対応する画像データを位置情報サーバー30に送信し、当該送信対象画像がグループチャットに加えられる(図24参照)。
図24は、図6の状態から、第1画像データ送信操作ボタン203b3がクリックされ、選択された送信対象画像が、グループチャットに加えられた状態を示す。
第1音声データ送信操作ボタン203b4がクリックされると、当該クリックがされている間、若しくは当該クリックがされてから第4時間T4(例えば、T4=10秒)の間、携帯端末のマイクで音声が録音される。
録音終了後に第1送信ボタン203b2がクリックされると、携帯端末は、当該メッセージ(音声)に対応する音声データを位置情報サーバー30に送信し、当該録音された音声が再生可能な状態で、グループチャットに加えられる(図25参照)。
図25は、図6の状態から、第1音声データ送信操作ボタン203b4がクリックされ、録音された音声が再生可能な状態で、グループチャットに加えられた状態を示す。
なお、第1画像データ送信操作ボタン203b3、第1音声データ送信操作ボタン203b4に相当するボタンは、入力キー領域に設けられるものであってもよい。
図6は、第1使用者位置情報表示領域103における、グループ名称:田中家に対応する第1グループ名称表示領域103bがクリックされて、当該グループのグループチャット画面(第2画面P2)の表示に切り替えられた状態を示す。
第1画面P1における位置通知ボタン103aがクリックされると、当該グループのグループチャット画面(第2画面P2)の表示に切り替えられ、且つ当該携帯端末の使用者の発言として、当該携帯端末の位置情報を含むメッセージが、当該位置情報に対応する地図表示への切り替えが可能なリンクが施された状態で、グループチャットに加えられる(図7参照)。
図7は、第1使用者位置情報表示領域103における、グループ名称:田中家の位置通知ボタン103aがクリックされて、当該グループのグループチャット画面(第2画面P2)の表示に切り替えられた状態を示す。
位置通知ボタン103aをクリックする簡単な操作で、使用者が属するグループのうち指定したグループのグループチャットに使用者の位置情報を含むメッセージを加えることが出来、当該グループに属する使用者全員に位置情報を伝えることが可能になる。
位置通知ボタン103aをクリックすることにより、グループチャットに加えられる位置情報は、後述する第2詳細度パラメータdp2に基づいて、災害時に開示する位置情報の詳細度合いのものであるのが望ましい。
安否種類パラメータspが0の状態(安否回答操作が行われた状態)で、第1使用者位置情報表示領域103に表示される位置情報は、第1詳細度パラメータdp1に基づいて、平常時に開示する位置情報の詳細度合いのものであるが、位置通知ボタン103aの操作によって、グループチャットを介して、第2詳細度パラメータdp2に基づいて、災害時に開示する位置情報の詳細度合いの位置情報(詳しい位置情報)を当該グループに属する使用者に伝えることが可能になる。
本実施形態では、位置通知ボタン103aが第1画面P1に設けられる形態を説明したが、位置通知ボタン103aに相当するアイコン若しくはボタンが、第2画面P2における第1メッセージ入力領域203b1内に設けられる形態であってもよい。
第1使用者位置情報表示領域103に表示される情報量が多い場合には、縦方向にスクロールが可能な状態で表示される。図4などは、第1使用者位置情報表示領域103における上方領域が表示された状態を示し、図5は、第1使用者位置情報表示領域103における下方領域が表示された状態を示す。
第1使用者位置情報表示領域103に表示される位置情報の詳細度合いは、位置情報データベースD1における安否情報(安否種類パラメータsp)と救助依頼情報(SOSパラメータrp)、グループ情報データベースD2における開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1、第2詳細度パラメータdp2)に基づいて、決定される。
安否種類パラメータspが0で且つSOSパラメータrpが0の使用者、すなわち、安否回答を受けていて、且つ救助依頼が行われていない(救助依頼操作がされていない、若しくは救助依頼操作の後に救助依頼キャンセル操作がされた)使用者について、当該使用者の位置情報は、第1詳細度パラメータdp1に基づいて、平常時に開示する位置情報の詳細度合いで表示される。
図4、図15、図17、図21、図32は、グループ名称:田中家に属する使用者名称:花子の安否種類パラメータspが0でSOSパラメータrpが0であり、位置情報が、平常時に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1:1(粗い位置情報レベル)で表示される例を示す。
また、使用者IDが同じでも、グループごとに開示する位置情報の詳細度合いを異なるものにすることが出来る。
本実施形態では、使用者ID:11の使用者は、グループ名称:田中家の中では、使用者名称:パパで、第1詳細度パラメータdp1に基づいて、平常時に中程度の位置情報(東京都港区)を表示し、グループ名称:実家の中では、使用者名称:太郎で、第1詳細度パラメータdp1に基づいて、平常時に粗い位置情報(東京都)を表示する例を示す(図4,図5参照)。
安否種類パラメータsp1が1、若しくはSOSパラメータrpが1の使用者、すなわち、安否回答操作をしていない、若しくは救助依頼が行われている(救助依頼操作がされていて、且つ救助依頼キャンセル操作がされていない)使用者について、当該使用者の位置情報は、第2詳細度パラメータdp2に基づいて、災害時に開示する位置情報の詳細度合いで表示される。
図9~図11、図23、図27は、グループ名称:田中家に属する使用者名称:花子の安否種類パラメータspが1でSOSパラメータrpが0であり、位置情報が、災害時に開示する位置情報の詳細度合い(第2詳細度パラメータdp2:3(細かい位置情報レベル)で表示される例を示す。
図32は、グループ名称:田中家に属する使用者名称:進の安否種類パラメータspが0でSOSパラメータrpが1であり、位置情報が、災害時若しくはSOSモード時に開示する位置情報の詳細度合い(第2詳細度パラメータdp2:3(細かい位置情報レベル)で表示される例を示す。
また、使用者マーク、使用者名称、位置情報のいずれかの近傍には、安否種類パラメータspが1である(安否回答をしていない)か、安否種類パラメータspが0である(安否回答をした)かのいずれか一方の場合に点灯し、他方の場合に消灯する第3マークma3が設けられる。
本実施形態では、使用者マークの右上に、当該第3マークma3として、安否種類パラメータが1である(安否回答をしていない)場合に点灯し、安否種類パラメータが0である(安否回答をした)場合に消灯するマーク(ひし形の内側に感嘆符を設けたマーク)が設けられる(図9~図11、図15、図23、図27参照)。
ただし、第3マークma3の形状は、これに限るものではなく、使用者マークの周囲を囲む円形枠など、他の形状であってもよい。
なお、第1使用者位置情報表示領域103で表示される使用者ごとの位置情報を含む領域をクリックするなどの所定の操作(第5操作)に基づいて、携帯端末の使用者以外の他の使用者に対応する第3マークma3を消灯させたり点灯させたりしてもよい。
また、使用者マーク、使用者名称、位置情報のいずれかの近傍には、SOSパラメータrpが1である(救助依頼をしており、救助依頼キャンセルがされていない)か、SOSパラメータrpが0である(救助依頼がされていない、若しくは、救助依頼したがその後に救助依頼キャンセルされた)かのいずれか一方の場合に点灯し、他方の場合に消灯する第4マークma4が設けられる。
本実施形態では、位置情報の上方に、当該第4マークma4として、SOSパラメータrpが1である場合に点灯し、SOSパラメータrpが0である場合に消灯するマーク(文字“SOS!”と、当該文字の周りの矩形枠)が設けられる(図32参照)。
第1使用者位置情報表示領域103で表示される使用者ごとの位置情報の近傍(位置情報と位置情報取得時間の間)には、第2マークma2が設けられ、当該第2マークma2がクリックされると、第2マークma2に対応する使用者の位置情報の地図表示(不図示)に切り替えられる。
なお、位置情報が表示された領域がクリックされると、当該位置情報の地図表示(不図示)に切り替えられる形態であってもよい。この場合には、第2マークma2は省略されてもよい。
画面切替ボタン表示領域105には、第1画面P1の表示に切り替えるためのホームボタン105a、第3画面P3の表示に切り替えるための災害情報ボタン105b、当該携帯端末の位置に近い避難所の一覧表示(不図示)に切り替えるための避難所ボタン105c、グループ情報データベースD2の内容の編集などを操作画面表示(不図示)に切り替えるためのマイページボタン105d、救助依頼ボタン105eを有する。
救助依頼ボタン105eを操作した場合の動作については、後述する。
第1画面P1(若しくは、第2画面P2~第4画面P4のいずれか)が表示された状態で、携帯端末が、災害情報のうち第1災害情報を受信した場合には、当該表示画面上に、災害情報の割り込み表示が行われる(第1割り込み画面Pi1、図8参照)。
第1災害情報と、他の情報(第2災害情報、若しくは災害取り消し情報)との判別は、位置情報サーバー30側で行って、判別情報を含めて携帯端末に送信する形態であってもよいし、災害情報を受信した携帯端末側で当該災害情報が第1災害情報か否かを判別する形態であってもよい。
第1割り込み画面Pi1は、第2災害情報表示領域501を有する。
第2災害情報表示領域501には、直前に発生した地震に関する情報(地域、日時、最大震度、マグニチュード)が表示される。
第2災害情報表示領域501は、第1画面P1に設けられた第1災害情報表示領域101よりも大きい。
第2災害情報表示領域501には、OKボタン501aが設けられ、当該OKボタン501aがクリックされると、第1割り込み画面Pi1の割り込み表示が終了する。
第2災害情報表示領域501には、最大予測震度の数値を示す第1マークma1が設けられ、第2災害情報表示領域501における第1マークma1は、第1割り込み画面Pi1が表示されている間、当該画面に垂直で第1マークma1の略中心を通る軸を中心に回転する。
第1割り込み画面Pi1の割り込み表示終了後の第1画面P1の表示は、第1災害情報表示領域101の下部(図9、図11、図23、図27では、第1グループ名称表示領域103bの上に重畳する位置)で安否回答を促す第2割り込み画面Pi2の割り込み表示が行われる。
第1画面P1における第1災害情報表示領域101は、太線の枠を設けるなど、第3時間T3以外の間と異なった状態で表示される。
第1画面P1における使用者マークには、対応する使用者の安否種類パラメータspが1から0に変わるまで、第3マークma3が表示される。
第1画面P1における使用者の位置情報は、対応する使用者の安否種類パラメータspが1から0に変わるまで、災害時に開示する位置情報の詳細度合い(第2詳細度パラメータdp2)で表示される。
第2割り込み画面Pi2は、「無事を報告する」ボタン601と「メッセージを送信する」ボタン603を表示する(図9参照)。
「無事を報告する」ボタン601をクリックする第1操作が行われると、携帯端末は、第1操作が行われたことに関する情報と当該携帯端末の位置情報を位置情報サーバー30に送信する。
位置情報サーバー30は、これらの情報を送信した携帯端末の位置情報を更新し、且つ安否種類パラメータspを1から0に変更する(図14参照)。
また、第2割り込み画面Pi2の割り込み表示は終了し、当該携帯端末の使用者に対応する第3マークma3は消灯し、当該携帯端末の使用者に対応する使用者の位置情報は、平常時に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1)で表示される(図10参照)。
「メッセージを送信する」ボタン603がクリックされると、第2割り込み画面Pi2は、「無事を報告する」ボタン601と「メッセージを送信する」ボタン603を表示する状態から、「無事を報告する」ボタン601よりも小さい「無事」ボタン602、第2メッセージ入力領域(文字メッセージを入力する領域)604、第2送信ボタン605、入力キー領域606、写真などの画像データを送信する第2画像データ送信操作ボタン607、及び録音した音声などの音声データを送信する第2音声データ送信操作ボタン608を表示する状態に変わる(図11参照)。
入力キー領域606を操作して、第2メッセージ入力領域604に文字メッセージが入力され、その後に第2送信ボタン605がクリックされると、携帯端末は、当該メッセージを含む第2操作が行われたことに関する情報と当該携帯端末の位置情報を位置情報サーバー30に送信する。
位置情報サーバー30は、これらの情報を送信した携帯端末の位置情報を更新し、且つ安否種類パラメータspを1から0に変更する。
第2画像データ送信操作ボタン607がクリックされると、入力キー領域606の代わりに、携帯端末のカメラで撮影されたスルー画像や、既に携帯端末に記録された画像を、メッセージとして送信する対象として選択可能な状態で表示する画像データ表示領域609(図23参照)が表示される。
当該画像データ表示領域609におけるスルー画像から静止画像の撮影や送信対象画像の選択の後に第2送信ボタン605がクリックされると、携帯端末は、当該メッセージ(画像)を含む第2操作が行われたことに関する情報と当該携帯端末の位置情報を位置情報サーバー30に送信する。
位置情報サーバー30は、これらの情報を送信した携帯端末の位置情報を更新し、且つ安否種類パラメータspを1から0に変更する。
第2音声データ送信操作ボタン608がクリックされると、当該クリックがされている間、若しくは当該クリックがされてから第4時間T4(例えば、T4=10秒)の間、携帯端末のマイクで音声が録音される。
録音終了後に第2送信ボタン605がクリックされると、携帯端末は、当該メッセージ(音声)を含む第2操作が行われたことに関する情報と当該携帯端末の位置情報を位置情報サーバー30に送信する。
位置情報サーバー30は、これらの情報を送信した携帯端末の位置情報を更新し、且つ安否種類パラメータspを1から0に変更する。
さらに、位置情報サーバー30は、当該携帯端末の使用者が属するグループに属する使用者の全員の携帯端末に対して、当該メッセージ(入力キー領域606の操作により入力された文字、第2画像データ送信操作ボタン607の操作により選択された画像、第2音声データ送信操作ボタン608の操作により録音された音声)を送信する。これにより、当該携帯端末の使用者の発言として、当該携帯端末の使用者が属するグループのグループチャットには当該メッセージが加えられる(図12、図13、図26参照)。
当該携帯端末の使用者が複数のグループに属する場合には、当該複数のグループのグループチャットに当該メッセージが加えられる。
また、第2割り込み画面Pi2の割り込み表示は終了し、当該携帯端末の使用者に対応する第3マークma3は消灯し、当該携帯端末の使用者に対応する使用者の位置情報は、平常時に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1)で表示される(図10参照)。
なお、第2割り込み画面Pi2は、「無事を報告する」ボタン601と「無事でないことを報告する」ボタン610を表示する形態であってもよい(図27参照)。
この場合には、第2割り込み画面Pi2には、「メッセージを送信する」ボタン603が設けられてもよいし、設けられなくてもよい。
図27は、第2割り込み画面Pi2に、「メッセージを送信する」ボタン603が設けられない例を示す。
「無事でないことを報告する」ボタン610がクリックされると、携帯端末は、「たすけてください。」など無事でないことを報告する旨、すなわち救助を依頼する旨のメッセージを含む第2操作が行われたことに関する情報と当該携帯端末の位置情報を位置情報サーバー30に送信する。
位置情報サーバー30は、これらの情報を送信した携帯端末の位置情報を更新し、安否種類パラメータspを1から0に変更する。
また、第2割り込み画面Pi2の割り込み表示は終了し、当該携帯端末の使用者に対応する第3マークma3は消灯し、当該携帯端末の使用者に対応する使用者の位置情報は、平常時に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1)で表示される。
さらに、位置情報サーバー30は、当該携帯端末の使用者が属するグループに属する使用者の全員の携帯端末に対して、無事でないことを報告する旨、すなわち救助を依頼する旨のメッセージを送信する。これにより、当該携帯端末の使用者の発言として、当該携帯端末の使用者が属するグループのグループチャットには当該メッセージが加えられる(図28参照)。
なお、「無事でないことを報告する」ボタン610がクリックされた際には、後述する救助依頼ボタン105eがクリックされた場合と同じ動作(SOSモードへの切り替え、第4マークma4の表示、第2詳細度パラメータdp2での位置情報表示など)が行われる形態であってもよい。
この場合には、画面切替ボタン表示領域105に、救助依頼ボタン105eが設けられる形態であってもよいし、救助依頼ボタン105eが設けられない形態であってもよい。
メッセージ送信操作(第2操作)を1回行うことで、使用者が属する総てのグループのグループチャットにメッセージ(例えば、図12、図13に示すように、自分が大丈夫であることを示すメッセージや、図26に示すように、携帯端末で取得した画像を含むメッセージや、図28に示すように、自分が大丈夫でないことを示すメッセージ)を加えることが出来、グループに属する使用者全員に当該メッセージを伝えることが可能になる。
当該携帯電話の使用者が属するグループに属する他の使用者の携帯端末において第1操作若しくは第2操作が行われると、当該他の使用者に対応する安否種類パラメータspが1から0に変わり、第1画面P1における当該他の使用者の使用者マークに表示された第3マークma3が消灯し、位置情報は、災害時に開示する位置情報の詳細度合い(第2詳細度パラメータdp2)での表示から、平常時に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1)での表示に切り替えられる。
例えば、使用者ID:12、使用者名称:花子の第52携帯端末M52において、第1操作若しくは第2操作が行われると、位置情報データベースD1における安否種類パラメータspが1から0に変更され、第1画面P1における使用者名称:花子に対応する使用者マークに表示された第3マークma3が消灯し、平常時に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1)で位置情報が表示される(図15、図16参照)。
当該携帯端末の使用者が属するグループに属する他の使用者の携帯端末の総てにおいて第1操作若しくは第2操作が行われると、当該携帯端末の使用者に対応する第3時間T3が終了し、当該他の使用者に対応する安否種類パラメータspが1から0に変わり、第1画面P1における当該他の使用者の使用者マークに表示された第1マークが消灯し、位置情報は、災害時に開示する位置情報の詳細度合い(第2詳細度パラメータdp2)での表示から、平常時に開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1)での表示に切り替えられる(図17、図18参照)。
また、第1災害情報表示領域101は、太線の枠が無い状態での表示に切り替えられる。
また、後述する第4画面P4で使用する災害発生時の使用者ごとの位置情報表示のために、第3時間T3が始まった時点、第3時間T3が終了した時点、若しくはその間やその前後の所定の時点で位置情報データベースD1に記録された使用者ごとの位置情報を位置情報サーバー30若しくは携帯端末が記録しておくのが望ましい。
第1画面P1など画面切替ボタン表示領域105を含む画面が表示された状態で、災害情報ボタン105bがクリックされると、過去に発生した災害情報を時系列に並べた第3画面P3の表示に切り替えられる(図19、図22参照)。
第3画面P3は、過去に発生した災害情報を時系列に並べた災害時系列表示領域301と画面切替ボタン表示領域105を有する。
災害時系列表示領域301は、地震に関する情報(地域、日時、最大震度、マグニチュード)が時系列に表示される。
災害時系列表示領域301のそれぞれの災害情報を示す領域には、第1災害情報と第2災害情報については災害の規模(最大予測震度の数値)を示し、災害取り消し情報の場合は災害取り消し情報であることを示す第1マークma1が設けられる。
本実施形態では、第1マークma1は、第1災害情報については白抜き文字で表示され、第2災害情報については黒文字で表示され、災害取り消し情報についてはハッチングを施した背景色に黒文字で×印を付けたもので表示される。
また、第1災害情報に関連する第1マークma1は暖色系(進出色系)の背景色を有し、第2災害情報に関連する第1マークma1は寒色系(後退色系)の背景色を有する形態も考えられる。
本実施形態では、第1マークma1が、略矩形形状の枠で囲まれる形態を示すが、当該枠を省略し、災害の規模の数値や災害取り消し情報であることを示す記号や文字だけを表示させる形態であってもよい。
災害時系列表示領域301の災害情報を示す領域であって、第1災害情報を示す領域がクリック(第3操作)されると、第4画面P4の表示に切り替えられる(図20参照)。
ただし、第3操作、及び第3操作に基づく第4画面P4への表示切り替えを省略する形態であってもよい。
第3画面P3により、過去に生じた災害を時系列で視認出来るようになる。
第4画面P4は、第3災害情報表示領域401、第3画面P3の表示に戻るための切替ボタン402、第2使用者位置情報表示領域403、画面切替ボタン表示領域105を有する。
第3災害情報表示領域401では、第3操作でクリックした第1災害情報を示す領域に対応する地震に関する情報(地域、日時、最大震度、マグニチュード)が表示される。
第3災害情報表示領域401には、第3操作でクリックした第1災害情報を示す領域に対応する災害の規模(地震の最大予測震度の数値)を示す第1マークma1が設けられる。
切替ボタン402がクリックされると、第3画面P3の表示に切り替えられる(図19参照)。
第2使用者位置情報表示領域403には、当該携帯端末の使用者が属するグループごとに、グループマーク、グループ名称、所属する使用者に関する使用者マーク、使用者名称、位置情報、位置情報の取得日時が設けられる。
ここでいう位置情報は、第3操作でクリックした第1災害情報に対応した所定の時点で位置情報データベースD1に記録されたもの(第3時間T3が始まった時点など、第1災害情報が位置情報サーバー30から送信された時点若しくは当該時点から第5時間T5以内に位置情報サーバー30の位置情報データベースD1に記録されたもの)が用いられる。
本実施形態では、第1災害情報が位置情報サーバー30から携帯端末に送信された時点に位置情報サーバー30の位置情報データベースD1に記録されたものが、第2使用者位置情報表示領域403で表示する使用者の位置情報として用いられる。
第2使用者位置情報表示領域403に表示される位置情報の詳細度合いは、グループ情報データベースD2における開示する位置情報の詳細度合い(第1詳細度パラメータdp1若しくは第2詳細度パラメータdp2)に基づいて、決定される。
本実施形態では、使用者の位置情報は、第1詳細度パラメータdp1に基づいて、平常時に開示する位置情報の詳細度合いで表示される。
第2使用者位置情報表示領域403で表示される使用者ごとの位置情報の近傍(位置情報と位置情報取得時間の間)には、第2マークma2が設けられ、当該第2マークma2がクリックされると、第2マークma2に対応する使用者の位置情報の地図表示(不図示)に切り替えられる。
第4画面P4により、使用者の位置情報であって、過去に生じた災害における発生した前後の時間帯のものを知ることが出来る。
本実施形態では、第1画面P1、第2画面P2、第3画面P3、第4画面P4が切り替えて表示される形態を説明したが、2以上の画面が1つの表示画面上に並べて表示される形態であってもよい。
次に、救助依頼ボタン105eをクリックした場合の動作について説明する。
第1画面P1など画面切替ボタン表示領域105を含む画面が表示された状態で、救助依頼ボタン105eがクリックされると、クリックされた携帯端末に対応するSOSパラメータrpが1に設定され、第3割り込み画面Pi3が表示される。
第3割り込み画面Pi3は、当該携帯端末の使用モードが通常モード(非SOSモード)からSOSモードに切り替わる旨のメッセージを含む第1通知領域701、SOS信号を発信する手段を選択するための第1選択種類表示領域702を有する(図29参照)。
第1通知領域701には、第1発信確認ボタン701aと第1キャンセルボタン701bが設けられる。
第3割り込み画面Pi3が表示されてから第6時間T6(例えば、T6=5分)が経過するまでの間に、第1発信確認ボタン701aがクリックされた場合、若しくは第3割り込み画面Pi3が表示されてから第6時間T6が経過するまでの間、第1発信確認ボタン701aと第1キャンセルボタン701bのいずれもクリックされなかった場合に、通常モードからSOSモードに切り替わり、携帯端末は、位置情報サーバー30に対して、当該携帯端末の位置情報と、当該携帯端末の使用者からの救助依頼に関する情報を送信する。位置情報サーバー30に送信される携帯端末の位置情報及び救助依頼に関する情報には、当該携帯端末の使用者の名称に関する情報も含まれる。
また、第3割り込み画面Pi3の割り込み表示が終了する。
第1選択種類表示領域702には、携帯端末における、SOS信号を発信する手段の選択肢が表示される。
図29は、第1選択種類表示領域702に、「犬笛:犬笛に相当する超音波(16000Hz~22000Hz)の信号を発信する」、「ビーコン:微弱電波(例えば、457kHz)の信号を発信する」、「音声:所定の音声(例えば、“たすけて”)を出力する」、「光:携帯端末のストロボ発光部18や表示部19で所定色の光(例えば、短信号3回と長信号3回と短信号3回で構成される点滅光)を出力する」、「警察へ電話して通話する:警察へ電話し通話状態となった後は、使用者が自ら話をする」、「警察へ電話(自動音声):警察へ電話し通話状態となった後は、携帯端末が自動音声で位置情報と救助依頼に関する情報を出力する」、「消防・救急へ電話して通話する:消防・救急へ電話し通話状態となった後は、使用者が自ら話をする」、「消防・救急へ電話(自動音声):消防・救急へ電話し通話状態となった後は、携帯端末が自動音声で位置情報と救助依頼に関する情報を出力する」が選択肢として挙げられ、そのうち、「犬笛」と「消防・救急へ電話(自動音声)」が選択された例を示す。
第3割り込み画面Pi3を表示する際には、各選択肢が選択されておらず、使用者により選択肢が表示された領域をクリックすることで選択された状態と未選択の状態とが切り替えられる。
ただし、携帯端末の位置情報と災害情報の内容(災害規模、災害場所、災害日時など)に応じて、予め携帯端末が設定した選択肢が選択された状態で第3割り込み画面Pi3が表示される形態であってもよい。
例えば、携帯端末の位置情報に含まれる位置、及び災害場所が、同じ山間部である場合には、「ビーコン」が初期値として携帯端末によって選択され、携帯端末の位置情報に含まれる位置、及び災害場所が、同じ市街地である場合には、「犬笛」が初期値として携帯端末によって選択される形態が考えられる。
この場合、選択肢が表示された領域のクリックを使用者が行わなければ、携帯端末が設定した初期値の手段で、SOS信号の発信が行われる。
携帯端末は、第1選択種類表示領域702で選択された手段で、第7時間T7ごとに、SOS信号の発信などを行う。
具体的には、SOS信号として、「犬笛」若しくは「ビーコン」が選択された場合には、携帯端末の制御部15は、発信部17に犬笛若しくはビーコンに対応する周波数の信号の発信を行わせる。
SOS信号として、「音声」が選択された場合には、携帯端末の制御部15は、「たすけて」など所定の内容の音声をスピーカーから出力させる。
SOS信号として、「光」が選択された場合には、携帯端末の制御部15は、ストロボ発光部18若しくは表示部19に、発光させる。
SOS信号として、「警察若しくは消防・救急への電話をすること」が選択された場合には、携帯端末の制御部15は、通信部11に警察若しくは消防・救急への発呼を行わせる。
また、「自動音声」が選択された場合には、通話状態になった後に、携帯端末の制御部15は、通信部11を介して、当該携帯端末の位置情報と救助依頼と当該携帯端末の使用者に関する情報(名称など)を含むメッセージ(例えば、「第1携帯端末M51の使用者は、通話が難しい状況にあり、救助依頼をお願いします。第1携帯端末M51の使用者は、2016年8月3日8時33分現在、福岡県福岡市博多区青木1丁目3に居ます。」)を出力させる(読み上げる)。
ただし、電話の発呼は、1回だけ行われる形態であってもよい。
SOS信号として、複数の手段が選択された場合には、当該複数の手段で順次SOS信号の発信が行われる。
例えば、SOS信号として、「犬笛」と「ビーコン」と「音声」が選択された場合には、携帯端末の制御部15は、発信部17による犬笛に対応する周波数の信号の発信、発信部17によるビーコンに対応する周波数の信号の発信、及び「たすけて」など所定の内容の音声のスピーカー出力を、順次行わせる。
第3割り込み画面Pi3が表示されてから第6時間T6が経過するまでの間に、第1キャンセルボタン701bがクリックされた場合は、第3割り込み画面Pi3の割り込み表示が終了する。この場合は、当該携帯端末の使用モードは、通常モードが維持され、SOSモードへの切り替えは行われない。
また、携帯端末は、第7時間T7ごとに、第4割り込み画面Pi4を表示する。
第4割り込み画面Pi4は、SOSモードを維持する旨のメッセージを含む第2通知領域711、SOS信号を発信する手段を選択するための第2選択種類表示領域712を有する(図30参照)。
第2通知領域711には、第2発信確認ボタン711aと第2キャンセルボタン711bが設けられる。
第4割り込み画面Pi4が表示されてから第6時間T6が経過するまでの間に、第2発信確認ボタン711aがクリックされた場合、若しくは第4割り込み画面Pi4が表示されてから第6時間T6が経過するまでの間、第2発信確認ボタン711aと第2キャンセルボタン711bのいずれもクリックされなかった場合に、SOSモードが維持され、携帯端末は、位置情報サーバー30に対して、当該携帯端末の位置情報と、当該携帯端末の使用者からの救助依頼に関する情報を送信する。
また、第4割り込み画面Pi4の割り込み表示が終了する。
第2選択種類表示領域712には、SOS信号を発信する手段の選択肢が表示される。
図30は、第2選択種類表示領域712に、「犬笛」、「ビーコン」、「音声」、「光」、「警察へ電話して通話する」、「警察へ電話(自動音声)」、「消防・救急へ電話して通話する」、「消防・救急へ電話(自動音声)」が選択肢として挙げられ、そのうち、「ビーコン」と「消防・救急へ電話して通話する」が選択された例を示す。
第4割り込み画面Pi4を表示する際には、各選択肢が選択されておらず、使用者により選択肢が表示された領域をクリックすることで選択された状態と未選択の状態とが切り替えられる。
ただし、携帯端末の位置情報と災害情報の内容(災害規模、災害場所、災害日時など)に応じて、予め携帯端末が設定した選択肢が選択された状態で第4割り込み画面Pi4が表示される形態であってもよい。
携帯端末は、第2選択種類表示領域712で選択された手段で、第7時間T7ごとに、SOS信号の発信など行う。
ただし、電話の発呼は、1回だけ行われる形態であってもよい。
第4割り込み画面Pi4が表示されてから第6時間T6が経過するまでの間に、第2キャンセルボタン711bがクリックされた場合は、第4割り込み画面Pi4の割り込み表示が終了する。
また、第4割り込み画面Pi4が表示されてから第6時間T6が経過するまでの間に、第2キャンセルボタン711bがクリックされた場合は、携帯端末は、位置情報サーバー30に対して、当該携帯端末の位置情報と、当該携帯端末の使用者からの救助依頼キャンセルに関する情報を送信する。この場合は、当該携帯端末の使用モードは、SOSモードから通常モードに切り替えられる。
SOSモード時は、第3割り込み画面Pi3や第4割り込み画面Pi4を表示したり、SOS信号を発信したりする間を除く時間帯は、携帯端末の電力消費を少なくするため、携帯端末が休止状態若しくはスリープ状態にされ、次に、第4割り込み画面Pi4を表示させたり、SOS信号を発信させたりする直前に、当該休止状態若しくはスリープ状態が解除される形態が望ましい。
ただし、SOS信号として少なくとも「犬笛」が選択されている場合には、携帯端末を休止状態やスリープ状態にせず、携帯端末に設けられたマイク14を使って集音し、犬の鳴き声を含む音声が集音された時に、携帯端末の制御部15は、発信部17に犬笛に対応する周波数の信号の発信を行わせる形態であってもよい。
例えば、携帯端末の記録部13は、犬の鳴き声に関する音声情報を記録しており、携帯端末の制御部15は、集音された音声と記録部13に記録した音声情報とを比較し、似通った波形パターンであれば、集音された音声に犬の鳴き声を含む音声が集音されていると判断する。
これにより、救助犬が近くに居る時に効率的に犬笛でSOS信号を発信することが可能になる。
また、SOS信号として少なくとも「犬笛」が選択されている場合には、携帯端末を休止状態やスリープ状態にせず、「犬笛」と「音声」でSOS信号を発信する形態であってもよい。
例えば、SOSモードに切り替えられた後、携帯端末の制御部15は、発信部17に犬笛に対応する周波数の信号の発信を行わせ、その後、携帯端末に設けられたマイク14を使って集音し、犬の鳴き声を含む音声が集音された時に、「たすけて」など所定の内容の音声のスピーカー出力を行わせる形態が考えられる。
犬笛に対応する周波数の信号の発信により、比較的遠隔地(約2~4km)に居る救助犬に携帯端末からのSOS発信を検知させ、当該救助犬や捜索者が近づいてきた後に、音声で携帯端末からのSOS信号を検知させる。これにより、犬笛に対応する周波数の信号だけの発信、若しくは音声だけの発信に比べて、携帯端末や当該携帯端末の使用者を見つけることが出来る可能性を高めることが出来る。
また、救助犬や捜索者に発見される可能性が高いタイミングで音声でのSOS信号を発信するため、常時、音声でSOS信号を発信する形態に比べて、携帯端末の電力消費を抑えることが可能になる。
携帯端末から、位置情報と救助依頼に関する情報を受信すると、位置情報サーバー30は、機関情報データベースD3に基づいて、外部サーバー90のうちで、当該携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を管轄区域とする機関のものを特定し、当該特定した外部サーバー90に対して、当該携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信する。
また、携帯端末から、位置情報と救助依頼に関する情報を受信すると、位置情報サーバー30は、これらの情報を送信した携帯端末の位置情報を更新し、且つSOSパラメータrpを0から1に変更する。
また、第1画面P1などで、通常モードからSOSモードに切り替わった携帯端末の使用者の位置情報の近傍に第4マークma4が表示される。
例えば、使用者ID:13、使用者名称:進の第53携帯端末M53において、救助依頼操作が行われると、位置情報データベースD1におけるSOSパラメータrpが0から1に変更され、第1画面P1における使用者名称:進に対応する使用者マークに表示された第4マークma4が点灯し、災害時やSOSモード時に開示する位置情報の詳細度合い(第2詳細度パラメータdp2)で位置情報が表示される(図31、図32参照)。
携帯端末から、位置情報と救助依頼キャンセルに関する情報を受信すると、位置情報サーバー30は、外部サーバー90であって当該携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信したものに対して、当該携帯端末の位置情報と救助依頼キャンセルに関する情報を送信する。
また、携帯端末から、位置情報と救助依頼キャンセルに関する情報を受信すると、位置情報サーバー30は、これらの情報を送信した携帯端末の位置情報を更新し、且つSOSパラメータrpを1から0に変更する。
また、第1画面P1などで、SOSモードから通常モードに切り替わった携帯端末の使用者の位置情報の近傍の第4マークma4の表示が解除される。
本実施形態では、救助依頼ボタン105eを操作するだけで、位置情報と救助依頼に関する情報を位置情報サーバー30、及び位置情報サーバー30経由で当該位置情報に関連する地域の外部サーバー90に送信される。
このため、携帯端末の位置に近い行政機関などの外部サーバー90の操作者に、救助依頼操作が行われた携帯端末の位置情報など、救助が必要となった使用者に関する情報を知らせることが可能になる。
また、救助依頼操作が行われた携帯端末では、犬笛など、所定の手段でSOS信号を発信する。
このため、携帯端末の近くに来た救助者などに、当該携帯端末の存在を知らせることが可能になる。
また、救助依頼操作が行われた携帯端末では、第7時間T7ごとに、SOSモードを維持するか否かを確認するための画面表示(第4割り込み画面Pi4の表示)が行われる。
このため、当該携帯端末の使用者は、一定間隔(第7時間T7)ごとに、SOSモードを続けるか否かを判断することが可能になる。
なお、本実施形態では、使用者による手動操作(使用者が救助依頼ボタン105e、若しくは、第2割り込み画面Pi2上の「無事でないことを報告する」ボタン610をクリックすること)により、通常モードからSOSモードに切り替わる形態を説明したが、所定の条件の下で自動的に、通常モードからSOSモードに切り替わる形態であってもよい。
例えば、第1災害情報であって、第1災害情報に対応する災害場所と携帯端末の位置情報に対応する位置との距離が距離閾値よりも短いこと(第1条件)、第1災害情報の発信後から第8時間T8(例えば、T8=1.5時間)が経過するまでの間、携帯端末の位置の変化量が変化量閾値よりも少ないこと(第2条件)、第1災害情報の発信後から第8時間T8が経過するまでの間に、携帯端末から位置情報サーバー30へ情報を送信するための操作(第1操作と第2操作と救助依頼操作のいずれも)が行われていないこと(第3条件)のうち、2以上の条件が当てはまる場合に、当該携帯端末の使用モードが通常モードからSOSモードに切り替えられる形態が考えられる。
かかる所定の条件にあてはまるか否かの判断は、携帯端末が行う形態であってもよいし、位置情報サーバー30が行う形態であってもよい。
これにより、災害によって意識を失うなど、携帯端末を操作することが出来ない状態でも、上述の所定の条件下で、自動的に救助依頼に関する情報などを位置情報サーバー30、及び位置情報サーバー30経由で外部サーバー90に知らせることが可能になる。
なお、距離閾値や変化量閾値は、災害情報の内容に応じて変動するものであってもよい。例えば、災害規模が大きい場合には、距離閾値や変化量閾値を大きくし、災害規模が小さい場合には、距離閾値や変化量閾値を小さくする形態が考えられる。
また、自動的にSOSモードに切り替わった場合には、SOS信号の発信手段は、「犬笛」と「ビーコン」と「音声」と「光」と「警察へ電話(自動音声)」と「消防・救急へ電話(自動音声)」の中から、選択される。
1 位置情報出力システム
11 通信部
13 記録部
14 マイク
15 制御部
17 発信部
18 ストロボ発光部
19 表示部
20 情報源発信部
30 位置情報サーバー
31 サーバー通信部
33 サーバー記録部
35 サーバー制御部
70 入出力端末
90 外部サーバー
101 第1災害情報表示領域
101a 「災害取り消し情報であること」を示す文字表示領域
103 第1使用者位置情報表示領域
103a 位置通知ボタン
103b 第1グループ名称表示領域
105 画面切替ボタン表示領域
105a ホームボタン
105b 災害情報ボタン
105c 避難所ボタン
105d マイページボタン
105e 救助依頼ボタン
201 戻るボタン
203 グループチャット表示領域
203a 第2グループ名称表示領域
203b チャット表示領域
203b1 第1メッセージ入力領域
203b2 第1送信ボタン
203b3 第1画像データ送信操作ボタン
203b4 第1音声データ送信操作ボタン
301 災害時系列表示領域
401 第3災害情報表示領域
402 切替ボタン
403 第2使用者位置情報表示領域
501 第2災害情報表示領域
501a OKボタン
601 「無事を報告する」ボタン
602 「無事」ボタン
603 「メッセージを送信する」ボタン
604 第2メッセージ入力領域
605 第2送信ボタン
606 入力キー領域
607 第2画像データ送信操作ボタン
608 第2音声データ送信操作ボタン
609 画像データ表示領域
610 「無事でないことを報告する」ボタン
701 第1通知領域
702 第1選択種類表示領域
701a 第1発信確認ボタン
701b 第1キャンセルボタン
711 第2通知領域
711a 第2発信確認ボタン
711b 第2キャンセルボタン
712 第2選択種類表示領域
D1 位置情報データベース
D2 グループ情報データベース
D3 機関情報データベース
dp1、dp2 第1詳細度パラメータ、第2詳細度パラメータ
M51~M56 第51携帯端末~第56携帯端末
ma1~ma4 第1マーク~第4マーク
P1~P6 第1画面~第4画面
Pi1~Pi4 第1割り込み画面~第4割り込み画面
sp 安否種類パラメータ
T1~T8 第1時間~第8時間
Te1、Te2 第1期間、第2期間

Claims (10)

  1. 第1携帯端末と、
    災害情報を前記第1携帯端末に発信し、前記第1携帯端末の位置情報と機関ごとの管轄区域に関する情報を記録する位置情報サーバーとを備え、
    前記第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、所定の条件に当てはまる場合に、前記第1携帯端末は通常モードからSOSモードに切り替えられ、前記位置情報サーバーは、前記位置情報サーバーとは別の外部サーバーであって、前記第1携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を前記管轄区域とする前記機関のものに対して、前記第1携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信し、
    前記所定の条件に当てはまることは、前記災害情報に対応する災害場所と前記第1携帯端末の位置情報に対応する位置との距離が距離閾値よりも短いことと、前記災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間、前記第1携帯端末の位置の変化量が変化量閾値よりも少ないことと、前記災害情報を発信してから前記所定時間が経過するまでの間に、前記第1携帯端末から前記位置情報サーバーに情報を送信するための操作が行われていないことのうち、少なくとも2以上の条件が当てはまることであり、
    前記SOSモード時は、前記第1携帯端末が休止状態若しくはスリープ状態にされ、少なくともSOS信号を発信させる時に、前記休止状態若しくはスリープ状態が解除され、
    前記SOSモードで、前記第1携帯端末は、2以上の選択肢の中から選択された手段で、前記SOS信号を発信するものであり、
    前記第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、前記所定の条件に当てはまる場合であって、前記第1携帯端末が前記通常モードから前記SOSモードに切り替えられる前に、前記第1携帯端末は、前記SOS信号を発信する手段を選択する領域を含むSOSモード切替確認表示を行うものであり、
    前記領域について、前記第1携帯端末の位置情報と前記災害情報の内容に応じて、前記第1携帯端末が設定した選択肢が選択された状態で、前記SOSモード切替確認表示が行われる、情報送信システム。
  2. 第1携帯端末と、
    災害情報を前記第1携帯端末に発信し、前記第1携帯端末の位置情報と機関ごとの管轄区域に関する情報を記録する位置情報サーバーとを備え、
    前記第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、所定の条件に当てはまる場合に、前記第1携帯端末は通常モードからSOSモードに切り替えられ、前記位置情報サーバーは、前記位置情報サーバーとは別の外部サーバーであって、前記第1携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を前記管轄区域とする前記機関のものに対して、前記第1携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信し、
    前記所定の条件に当てはまることは、前記災害情報に対応する災害場所と前記第1携帯端末の位置情報に対応する位置との距離が距離閾値よりも短いことと、前記災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間、前記第1携帯端末の位置の変化量が変化量閾値よりも少ないことと、前記災害情報を発信してから前記所定時間が経過するまでの間に、前記第1携帯端末から前記位置情報サーバーに情報を送信するための操作が行われていないことのうち、少なくとも2以上の条件が当てはまることであり、
    前記SOSモード時は、前記第1携帯端末が休止状態若しくはスリープ状態にされ、少なくともSOS信号を発信させる時に、前記休止状態若しくはスリープ状態が解除され、
    前記SOSモードで、前記第1携帯端末は、犬笛とビーコンと光のうち少なくとも1以上の手段で、前記SOS信号を発信するものであり、
    前記SOS信号として発信する光は、短信号と長信号とを組み合わせた点滅光であり、
    前記SOS信号を発信する手段が犬笛を含む場合には、前記第1携帯端末は、前記休止状態及びスリープ状態にされず、前記第1携帯端末が犬の鳴き声を含む音声を集音した時に、前記第1携帯端末は、犬笛に対応する周波数の信号の発信を行う、情報送信システム。
  3. 前記SOSモードで、前記第1携帯端末は、警察と、消防・救急のうち少なくとも1以上に対して、発呼を行い、通話状態となった後に、前記携帯端末の位置情報と救助依頼と前記第1携帯端末の使用者に関する情報を含むメッセージを読み上げる、請求項1または請求項2に記載の情報送信システム。
  4. 前記位置情報サーバーから前記災害情報を受信した場合であって、前記SOSモードで、前記第1携帯端末は、前記災害情報と前記第1携帯端末の位置情報とに基づいて、警察への電話のための発呼と、消防・救急への電話のための発呼と、犬笛と、ビーコンと、光の中から、前記第1携帯端末が設定した手段で、前記SOS信号を発信する、請求項1に記載の情報送信システム。
  5. 前記SOSモードで、前記第1携帯端末は、警察への電話のための発呼と、消防・救急への電話のための発呼と、犬笛と、ビーコンと、光から選択された手段で、前記SOS信号を発信するものであり、
    前記第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、前記所定の条件に当てはまる場合であって、前記第1携帯端末が前記通常モードから前記SOSモードに切り替えられる前に、前記第1携帯端末は、前記SOSモードに切り替えられることをキャンセルするための操作ボタンと前記SOSモード切替確認表示を行う、請求項1に記載の情報送信システム。
  6. 前記SOSモードに切り替えられた後、一定間隔ごとに、前記第1携帯端末は、前記休止状態若しくはスリープ状態が解除され、前記SOSモードを維持することをキャンセルするための操作ボタンを含むSOSモード維持確認表示を行う、請求項5に記載の情報送信システム。
  7. 第1携帯端末と、
    災害情報を前記第1携帯端末に発信し、前記第1携帯端末の位置情報と機関ごとの管轄区域に関する情報を記録する位置情報サーバーとを備え、
    前記第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、所定の条件に当てはまる場合に、前記第1携帯端末は通常モードからSOSモードに切り替えられ、前記位置情報サーバーは、前記位置情報サーバーとは別の外部サーバーであって、前記第1携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を前記管轄区域とする前記機関のものに対して、前記第1携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信し、
    前記所定の条件に当てはまることは、前記災害情報に対応する災害場所と前記第1携帯端末の位置情報に対応する位置との距離が距離閾値よりも短いことと、前記災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間、前記第1携帯端末の位置の変化量が変化量閾値よりも少ないことと、前記災害情報を発信してから前記所定時間が経過するまでの間に、前記第1携帯端末から前記位置情報サーバーに情報を送信するための操作が行われていないことのうち、少なくとも2以上の条件が当てはまることであり、
    前記SOSモードで、前記第1携帯端末は、犬笛と音声で、SOS信号を発信するものであり、
    前記SOSモードに切り替えられた後、前記第1携帯端末は、犬笛で、前記SOS信号を発信させ、
    犬笛での前記SOS信号の発信の後であって、且つ犬の鳴き声を含む音声が集音された後に、前記第1携帯端末は、音声で前記SOS信号を発信させる、情報送信システム。
  8. 前記位置情報サーバーから送られてきた、前記第1携帯端末の位置情報を表示する第2携帯端末を更に備え、
    前記第1携帯端末が前記通常モードから前記SOSモードに切り替えられた場合には、前記第2携帯端末は、前記第1携帯端末の位置情報とともに前記第1携帯端末がSOSモードであることを示す情報を表示する、請求項1~7のいずれかに記載の情報送信システム。
  9. 第1携帯端末と、
    災害情報を前記第1携帯端末に発信し、前記第1携帯端末の位置情報と機関ごとの管轄区域に関する情報を記録する位置情報サーバーと、
    前記位置情報サーバーから送られてきた、前記第1携帯端末の位置情報を表示する第2携帯端末とを備え、
    前記第1携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、所定の条件に当てはまる場合に、前記第1携帯端末は通常モードからSOSモードに切り替えられ、前記位置情報サーバーは、前記位置情報サーバーとは別の外部サーバーであって、前記第1携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を前記管轄区域とする前記機関のものに対して、前記第1携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信し、
    前記所定の条件に当てはまることは、前記災害情報に対応する災害場所と前記第1携帯端末の位置情報に対応する位置との距離が距離閾値よりも短いことと、前記災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間、前記第1携帯端末の位置の変化量が変化量閾値よりも少ないことと、前記災害情報を発信してから前記所定時間が経過するまでの間に、前記第1携帯端末から前記位置情報サーバーに情報を送信するための操作が行われていないことのうち、少なくとも2以上の条件が当てはまることであり、
    前記第1携帯端末が前記通常モードから前記SOSモードに切り替えられた場合には、前記第2携帯端末は、前記第1携帯端末の位置情報とともに前記第1携帯端末がSOSモードであることを示す情報を表示し、
    前記第1携帯端末は、第1使用者のIDで、位置情報プログラムにログインしたものであり、
    前記第2携帯端末は、前記位置情報プログラム上のグループチャットで前記第1使用者と同じグループに属する第2使用者のIDで、前記位置情報プログラムにログインしたものであり、
    前記第1携帯端末が前記通常モードから前記SOSモードに切り替えられた場合には、前記第2携帯端末における前記グループチャットに、前記第1携帯端末が救助を依頼する旨のメッセージが加えられる、情報送信システム。
  10. 位置情報サーバーと通信する携帯端末であって、
    前記位置情報サーバーは、災害情報を携帯端末に発信し、前記携帯端末の位置情報と機関ごとの管轄区域に関する情報を記録するものであり、
    記携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、所定の条件に当てはまる場合に、前記携帯端末は通常モードからSOSモードに切り替えられ、前記位置情報サーバーは、前記位置情報サーバーとは別の外部サーバーであって、前記携帯端末の位置情報に対応する位置に関連する地域を前記管轄区域とする前記機関のものに対して、前記携帯端末の位置情報と救助依頼に関する情報を送信し、
    前記所定の条件に当てはまることは、前記災害情報に対応する災害場所と前記携帯端末の位置情報に対応する位置との距離が距離閾値よりも短いことと、前記災害情報を発信してから所定時間が経過するまでの間、前記携帯端末の位置の変化量が変化量閾値よりも少ないことと、前記災害情報を発信してから前記所定時間が経過するまでの間に、前記携帯端末から前記位置情報サーバーに情報を送信するための操作が行われていないことのうち、少なくとも2以上の条件が当てはまることであり、
    前記SOSモード時は、前記携帯端末が休止状態若しくはスリープ状態にされ、少なくともSOS信号を発信させる時に、前記休止状態若しくはスリープ状態が解除され、
    前記SOSモードで、前記携帯端末は、2以上の選択肢の中から選択された手段で、前記SOS信号を発信するものであり、
    記携帯端末で救助依頼操作が行われた場合、若しくは、前記所定の条件に当てはまる場合であって、前記携帯端末が前記通常モードから前記SOSモードに切り替えられる前に、前記携帯端末は、前記SOS信号を発信する手段を選択する領域を含むSOSモード切替確認表示を行うものであり、
    前記領域について、前記携帯端末の位置情報と前記災害情報の内容に応じて、前記携帯端末が設定した選択肢が選択された状態で、前記SOSモード切替確認表示が行われる、携帯端末
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