JP7084757B2 - Package - Google Patents
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Description
本発明は、トイレットロールやキッチンロールペーパー等のロールペーパーをフィルム包装した包装体に関し、特にガゼット包装された包装体に関する。 The present invention relates to a package in which roll paper such as toilet rolls and kitchen roll paper is film-wrapped, and particularly to a gusset-wrapped package.
トイレットロール等の帯状の連続する紙を巻き取ってなるロールペーパーをフィルム包装した包装体は、開封用のミシン目が形成されており、このミシン目から連続してミシン目に続く部分を引き裂いて開封するようになっている。 A package made by film-wrapping roll paper, which is made by winding a continuous strip of paper such as a toilet roll, has perforations for opening, and the part continuously following the perforations is torn from the perforations. It is designed to be opened.
従来の包装体におけるミシン目は、包装袋の上部に形成された取っ手部分等の融着によって形成される閉止部分に縦方向に形成されており、ミシン目に続く部分がスムーズに引き裂けずに、意図しない方向、特に上下方向に過度に裂けてしまったり、引き裂き時に包装フィルムが伸びてしまったりすることがあった。この場合、一部を取り出した後に残るロールペーパーの保管性が損なわれる。 The perforations in the conventional package are formed in the vertical direction in the closed portion formed by fusion such as the handle portion formed in the upper part of the packaging bag, and the portion following the perforations does not tear smoothly. In some cases, it was torn excessively in an unintended direction, especially in the vertical direction, and the wrapping film was stretched when it was torn. In this case, the storability of the roll paper remaining after taking out a part of the paper is impaired.
そこで、本発明の主たる課題は、ロールペーパーを包装した包装フィルムを開封しやすく、開封後において内包されたロールペーパーの保管性にも優れる包装体を提供することにある。 Therefore, a main object of the present invention is to provide a wrapping body in which a wrapping film containing roll paper is easily opened and the contained roll paper is excellent in storage after opening.
上記課題を解決するための手段は次記のとおりである。 The means for solving the above problems are as follows.
その第一の手段は、
空芯部を有するロールペーパーをフィルムで包装した包装体であって、
包装体は、上部融着部及び下部融着部を有しその間にロールペーパーが収納されたガゼット包装体であり、
前記フィルムは、ロールペーパー端面に開口する空芯部上又はその近傍に重なり可能な位置に、包装体外方からフィルムを空芯部内へ押し込むことによって裂開される開封用ミシン目を有し、
前記開封用ミシン目は、空芯部に沿う曲線部分を有する、
ことを特徴とする包装体である。
The first means is
A wrapping body in which roll paper having an air core is wrapped in a film.
The package is a gusset package having an upper fusion section and a lower fusion portion and a roll paper is stored between them.
The film has an opening perforation that is dehiscenced by pushing the film into the air core portion from the outside of the package at a position where it can overlap on or near the air core portion that opens on the end face of the roll paper .
The opening perforation has a curved portion along the air core portion.
It is a package characterized by this.
第二の手段は、
前記開封用ミシン目に連接する拡口ミシン目を有する上記第一の手段の包装体である。
The second means is
It is a package of the first means having a wide-opening perforation connected to the opening perforation.
第三の手段は、
複数のロールペーパーが、胴面突合せで隣接しかつ端面を揃えて並ぶ包装体であって、拡口ミシン目が隣接するロールペーパーの空芯部上又はその近傍にある各開封用ミシン目を繋ぐように形成されている上記第二の手段の包装体である。
The third means is
A package in which a plurality of roll papers are lined up adjacent to each other by butt-butting the body surfaces and with the end faces aligned, and the widening perforations connect the perforations for opening on or near the air core of the adjacent roll papers. It is a package of the above-mentioned second means formed as described above.
第四の手段は、
前記開封用ミシン目は、空芯部に沿う曲線部分を有する第一から第三の何れかの手段の包装体である。
The fourth means is
The opening perforation is a package of any of the first to third means having a curved portion along the air core portion.
以上の本発明によれば、ロールペーパーを包装した包装フィルムを開封しやすく、開封後において内包されたロールペーパーの保管性にも優れる包装体が提供される。 According to the above invention, there is provided a package in which a wrapping film containing roll paper is easily opened and the contained roll paper is excellent in storage after opening.
次いで、本発明の包装体の実施形態を図1~9を参照しながら詳述する。 Next, an embodiment of the package of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. 1 to 9.
本実施形態に係る包装体1は、被包装物30として12本のトイレットロール30をフィルム3で包装したものである。本発明における被包装物30は、トイレットロール30に限られないが、空芯部を有するロールペーパー30である。本発明に係る包装体1は、特にキッチンロールペーパー、トイレットロールといったフィルム包装が一般的であり、また、一つを取り出した後に残りを使用するまでに期間を要し、保管の必要性があるものに適する。
The
ロールペーパー30の空芯部31は、管芯、紙管と称される円筒体によって形成されているものに限らない。コアレスや芯なしと称されるロールペーパーであっても、略円筒型の中空部分が形成されていれば、本発明に係る空芯部31である。但し、管芯、紙管と称される円筒体により形成される空芯部31のほうが剛性を高めやすいため好ましい。
The
本実施形態に係る包装体1は、上部融着部41及び下部融着部42を有し内部にロールペーパー30が位置するガゼット包装体1である。上部融着部41より上方部分には、包装体1を持ち運び易くするための取っ手部20が形成されている。取っ手部20は公知の構成とすることができる。例えば、上部融着部41より上方部分においてさらに別の融着部43を設け、上方部分を積層一体化してシート状に形成し、そこに指や手をかけるための指かけ孔24又は指かけ孔形成用の切れ目やミシン目を形成した形態が例示できる。図示例は、指かけ孔24を形成したものである。指かけ孔24が形成されていれば、指や手をかけて包装体1が持ち運びしやすくなる。
The
包装体1におけるロールペーパー30のフィルム包装は、筒状の包装フィルムの側部2E,2Eを袋内側に折り込みして偏平にした状態で上部を融着して上部融着部41及び取っ手部20を形成してガゼット包装袋とし、その後に下方開口を開いて、ロールペーパー30を挿入した後、下部を融着して開口を封止する下部融着部42を形成することで行うことができる。
In the film packaging of the
また、本実施形態に係る包装体1は、トイレットロール30を包装した状態において、その偏平状態において折り込まれた側部2E, 2Eが開かれて形成されるマチ部10の一部である側面11,11と、この側面11に連接する各面12,13,14,15とを有する。側面11に連接する各面のうち上部融着部41に連接する面が天面12とされ、下部融着部42に連接する面が底面15として使用される。なお、天面12及び底面15と各マチ部11,11に連接する二つ目の面は、正面13及び背面14である。但し、正面13及び背面14は相対的なものであり、いずれの面を正面とするかは限定されるものではない。
Further, the
上部融着部41、下部融着部42及び別の融着部43は、熱融着、超音波融着等の公知の融着技術によって形成される。好ましくは、熱融着によるものである。
The upper fused
包装体内におけるロールペーパー30の配置形態については、四本のロールペーパー30が、各々隣接する二本のロールペーパー同士が胴面で接しかつトイレットロールの端面32が実質面一となるようにして並べられ、一方の各端面32が上下面に向けて配列した態様か、さらにこのように配列した四本によるロールペーパー群を上下(天底方向)に複数段積み重ねた配列態様で納めるのが望ましい。図示例は、三段積み重ね十二本のトイレットロール30を内包した態様を示している。その他の好ましいロールペーパーの配置形態としては、二段八本のロールペーパーを内包した形態が挙げられる。また、胴面突合せ一対二本のロールペーパー群とした配置形態、胴面突合せ一対二本のロールペーパー群を複数段端面方向に積み重ねて二段四本、三段六本とした配置形態としてもよい。この場合、天面部12の取っ手部20を挟むように開封用ミシン目21が設けられても良い。
Regarding the arrangement of the
図示の包装体1においては、トイレットロール30の端面32が天底方向に向かうように配されているが、端面32が正面、背面又は側面に向かうように配されていてもよい。但し、ロールペーパー30の包装体1は、端面32を底面側に位置させる配置形態のほうが載置したさいに安定しやすく、また、特にトイレットロールのような柔らかいロールペーパーの場合に載置した際のロールの変形が防止されやすいため、端面32を天底面方向に向けた配置とするのが望ましい。特に上部融着部41の上方に取っ手部20を有する場合には、端面32を天底面方向に向けた配置とするのが望ましい。
In the illustrated
この包装体1は、特徴的にフィルム3のロールペーパー30の端面32に開口する空芯部31上又はその近傍に重なり可能な位置に、包装体外方からフィルム3を空芯部内へ押し込むことによって裂開される開封用ミシン目21が形成されている。開封用ミシン目21が空芯部31への押し込みによって裂開させるものであるため、意図せずにミシン目が過度にて取り出し口が不要に大きくなりがたい。したがって、開封しやすく、保管に適した大きさの取り出し口を形成しやすい。図示の形態では、天面12に形成されているが、上記のとおり端面32が、正面13、背面14又は側面11に向かう配置形態では、正面13、背面14又は側面11にあってもよい。ガゼット包装体1では、マチ部10は上部融着部41において融着されるため、天面12はマチ部10が折り込まれてフィルム同士が一部重なり部分をもって形成されている場合がある。したがって、天面12に開封用ミシン目21を設ける場合には、開封用ミシン目21の少なくとも一部が、フィルム3の重なり部分の最も外方に位置している部分、つまりマチ部10に由来しない部分にあるのが望ましい。また、開封用ミシン目21は、図示の形態では天面12のみであるが、ロールペーパー30の端面が向く天面12と底面15、正面13と背面14、各側面11など二面に設けてもよい。また、図示の形態では、四つのロールペーパー30の端面32の全ての空芯部31に対応するように開封用ミシン目21が設けられているが、すべての空芯部31に対応するように設ける必要はない。
The
ここで、ロールペーパー30の端面32に開口する空芯部31とは、端面32に露出する管芯口やコアレスと称されるものであってもある程度の径をもって形成されている端面に露出する空隙部分である。空芯部31の開口の直径L1は、大人の指による押し込み操作ができるよう、20mm以上であるのが望ましい。この範囲であれば、包装体外方からフィルムを空芯部内へ押し込みやすい。空芯部31の直径L1の上限値についてはロールペーパー30の製品直径と製品として必用な紙の巻長さを考慮して定めればよい。トイレットロールやキッチンロールペーパーであれば50mm程度である。
Here, the
フィルム3における空芯部31上又はその近傍に重なり可能な位置とは、フィルム3がロールペーパー30に対して密着するなどして余裕がなくロールペーパー上でフィルム3をずらして移動させることができないような包装体1では、フィルム3の空芯部31又はその近傍に位置する部分であり、フィルム3がロールペーパー30に対してある程度の余裕があって、フィルム3の特定の位置をロールペーパー30の特定の位置上にずらすことが可能な包装体1においては、そのようなフィルム3の移動によって空芯部上に位置合わせが可能な位置まで含む。近傍とは、ロールペーパーの端面の範囲内、好ましくは、空芯部の開口の外縁からロールペーパー端面の外周縁までの3/4の範囲、特に1/2の範囲である。この範囲であれば開封されやすい。ただし、開封用ミシン目21は、押し込みによって開封されるようにするものであるから、指で一度または数度、押し込み操作を行うことで裂開されるようにするのが望ましい。包装体1は、フィルム3がロールペーパー30に対して過度に余裕をもって包装されていると、押し込みによって開封用ミシン目21が全く裂開できなくなるおそれがあるから、ロールペーパー30とフィルム3との間には過度の余裕がないようにする。また、上述のとおり、ロールペーパー30が、管芯、紙管と称される円筒体により形成される空芯部31を有するもののほうが、空芯部31の開口縁の剛性を高くでき、押し込みの際に紙管等の縁を支点として、フィルム3に力が加わりやすくなるため、開封用ミシン目21を容易に裂開させやすいため望ましい。
The position where the
開封用ミシン目21は、三角形、四角形や多角形、楕円、円形等の環状に配してもよいし、略コ字状、V字状、半円状等の扇形状に配してもよい。頂点を有する形状のほうが押し込みによって頂点を起点として裂開しやすいが、楕円、円形、半円等の形状のほうが意図しない裂開を防止しやすい。好適には、図示の形態のように、空芯部31の開口形状に沿う曲線部分を有するように配するのが望ましい。トイレットロールの端面32における空芯部31の開口形状は、管芯を有するものであってもコアレスの場合であっても、円形であるものが多く、このような円形の場合には、開封用ミシン目21は、その空芯部31の開口部の円周の全部又は一部に沿う曲線部分を有するように、特に円形又は扇形に配されるのが望ましい。図1、図8及び図9の形態は、管芯の円形開口に沿って円形に配した形態であり、図5、図6、図7に示す形態は扇形(半円)に配した形態を示している。なお、これらの場合、開口と曲率が一致している必要はない。このように空芯部31の開口形状に沿う曲線部分を有するように配すると、押し込みの際に空芯部31の開口縁を支点として開封用ミシン目21に力が加わりやすく開封用ミシン目21が裂開されやすくなる。また、上記のとおり特に管芯を有すると、より開封用ミシン目21が裂開しやすくなる。好適には、空芯部31の開口の直径L1より2~20mm大きく形成するのが望ましい。トイレットロール等の柔らかいロールやロールとフィルムとの間に若干の余裕がある包装体では、空芯部内にフィルム3を押し込む操作をした初期には、開封用ミシン目21の位置が移動するだけで、フィルムに開封用ミシン目21を裂開させるための十分な力が加わり難いことがあるが、予め空芯部31の開口の直径より上記範囲で大きく形成しておくと空芯部31の縁近傍で力が加わりやすくなる。
The perforations for opening 21 may be arranged in a ring shape such as a triangle, a quadrangle, a polygon, an ellipse, or a circle, or may be arranged in a fan shape such as a substantially U-shape, a V-shape, or a semicircle. .. Shapes with vertices are easier to dehiscence from the vertices by pushing, but shapes such as ellipses, circles, and semicircles are easier to prevent unintentional dehiscence. Preferably, as shown in the illustrated form, it is desirable to arrange the
他方、包装体1は、開封用ミシン目21に連接する拡口ミシン目22を形成するのが望ましい。この拡口ミシン目22を形成することで、開封用ミシン目21における押し込みによって裂開された部分から連続的に拡口ミシン目22を裂開させることで、ロールペーパー30を取り出すに十分な取り出し口が形成されやすくなる。拡口ミシン目22は、図4及び図6に示すように、所定幅L2で離間する一対のミシン目で構成されるのが望ましいが、図5及び図9に示すように、一本としてもよい。一対のミシン目で構成すると、一対の拡口ミシン目間を帯状に引き剥がして取り出し口を形成することができ、ロールペーパー30を取り出すに十分な取り出し口が形成されやすくなる。一方で、拡口ミシン目を一本とした場合には衝撃等による意図しない裂開がし難くなる。一対の拡口ミシン目とする場合、拡口ミシン目22の間隔は、フィルム3の強度に応じて適宜に定めればよいが、開封用ミシン目21を、略コ字状、V字状、半円状等の扇形状に配するならば、その両端に連続するように形成すると、開封用ミシン目21から拡口ミシン目22へ連続的にミシン目の裂開を進めやすくなる。開封用ミシン目21を環状に配するのであれば、離間する二つの頂点や円周上の二点に連続するように形成すると、開封用ミシン目21から拡口ミシン目22へ連続的にミシン目の裂開が進めやすくなる。図4に示す形態では、円形の開封用ミシン目21の直径方向両端に連続する一対の拡口ミシン目22を配した形態となっている。この形態では空芯部31への押し込みによって開封用ミシン目21を裂開した際に、扇状の摘み可能な自由端部が形成されやすく、その部分をつまんで引っ張ることで連続的に拡口ミシン目22が裂開されて帯状に引き裂かれて、ロールペーパー30を取り出しやすい取り出し口がスムーズに形成されやすい。なお、拡口ミシン目22は、図8に示すように、二本が交差するように形成してもよい。
On the other hand, it is desirable that the
上記の拡口ミシン目22の長さは、必ずしも限定されないが、ロールペーパー30を一つ取り出すに十分な大きさの取り出し口が形成できる長さとするのが望ましい。具体的には、開封用ミシン目21と合わせてロールペーパー30の直径以上の長さの取り出し口が形成される長さとするのが望ましい。複数のロールペーパー30が、胴面突合せで隣接しかつ端面を揃えて並ぶ包装体1の場合は、拡口ミシン目22が隣接するロールペーパー30の空芯部上又はその近傍にある各開封用ミシン目21を繋ぐように形成されているのが望ましい。このようにすると、どちらの開封用ミシン目21からであっても取り出し口を形成しやすくなるとともに、ロールペーパー30を取り出しやすい大きさの取り出し口が形成される。例えば、図1及び図4の形態では、天面側に四つのトイレットロール30の空芯部31の開口が並ぶ形態であって、その各空芯部31に対応するように、特にフィルム3の天面の最外方に位置する部分、つまりマチ部10ではない部分に合計四つの開封用ミシン目21が形成されており、その四つの開封用ミシン目21のうちの二つを繋ぐように拡口ミシン目22が形成されている。この図1に示す形態では、一つのロールペーパー30に対応する開封用ミシン目21から連続的に拡口ミシン目22を裂開するとともに、開封用ミシン目21及び拡口ミシン目22で囲まれる範囲を引き剥がすと、幅が拡口ミシン目22を構成する一対のミシン目の離間幅で、長さが約ロールペーパー一つの直径の取り出し口が形成されることになり、ロールペーパーを一つ取り出しやすくしかも過度に広くなりすぎず保管にも適する取り出し口が形成される。また、図6に示す形態のように、拡口ミシン目22は、フィルムの天面12のうちのマチ部10由来の折り込まれた部分(図3における10Aで示す部分)にも拡口ミシン目22Aを配するようにして開封用ミシン目21を繋ぐようにしてもよい。この場合、天面12が蓋のように開く取り出し口が形成される。拡口ミシン目の配置形態はこれらの図示の形態に限らず、四つロールの端面の全ての空芯部に対応するように開封用ミシン目を繋ぐように配してもよいし、四つロールの端面のうち三つの空芯部に対応するように開封用ミシン目を設けて、この三つの開封用ミシン目を繋ぐようにコ字状に配することもできる。
The length of the wide-
開封用ミシン目21及び拡口ミシン目22におけるタイカット比は、フィルムの強度等に応じて適宜に設計すればよい。本発明において特に限定されない。また開封用ミシン目21及び拡口ミシン目22の形成は、包装体1の前駆体である樹脂製フィルム、筒状フィルム、ガゼット包装袋に対して、ダイカット等の公知のミシン目形成手段によって形成することができる。また、ロールペーパー30をガゼット包装した後に、ダイカット等の公知のミシン目形成手段でミシン目を設けるようにしてもよい。例えば、空芯部の直径が38~43mm、端面の直径が101~110mm程度の一般的なトイレットロールの大きさの場合に、図示の形態のように開封用ミシン目を円形、扇型に設けるのであれば、開封用ミシン目は空芯部周り一周あたり、タイカット比は1:3~5:1で、カット部が4~14点となるようにするのがよく、拡口ミシン目はタイカット比1:3~5:1で、カット部が4~20点となるようにするのがよい。
The tie-cut ratio in the
また、開封用ミシン目の破断強度は、0.1~1.2kgfであるのが望ましい。より、好ましくは0.1~0.5kgfである。この範囲であれば、持ち運び時の強度と大人の指による押し込みによって容易に開封用ミシン目を裂開することができる。なお、ここでの破断強度とは、デジタルフォースゲージ(株式会社イマダ製 型番DPS-20)及びその相当機を用いて測定し、測定時は先端部の直径が15mm、長さが107mmとなるアタッチメントを用いて、空芯部内へ押しこむように測定を行った値である。測定値は、4か所(四回)の平均値とする。 The breaking strength of the opening perforation is preferably 0.1 to 1.2 kgf. More preferably, it is 0.1 to 0.5 kgf. Within this range, the perforation for opening can be easily dehiscenced by the strength at the time of carrying and the pushing by the finger of an adult. The breaking strength here is measured using a digital force gauge (model number DPS-20 manufactured by Imada Co., Ltd.) and its equivalent, and the attachment has a tip diameter of 15 mm and a length of 107 mm at the time of measurement. It is a value measured so as to be pushed into the air core portion using. The measured value shall be the average value of 4 places (4 times).
上記のタイカット比1:3~5:1の範囲、特には図1に示す形状の開封用ミシン目において上記タイカット比1:3~5:1の範囲とすると、破断強度0.1~1.2kgfの範囲としやすい。タイカット比が5:1を超える場合は、ミシン目が開封され難くフィルムが破断しやすくなるため、破断強度が2.0kgf以上となりやすく、開封しがたくなる。また、ロールペーパーは、端面の直径が101~110mmでシングル50~70m巻きの巻き硬さであると上記の破断強度にしやすい。これらに加えて、特に、空芯部31に管芯や紙管といった円筒体をもつロールペーパー30の場合は、円筒体の縁を支点として、フィルム3に力が加わりやすい状態となるため、上記の好ましい破断強度の範囲である0.1~0.5kgfとしやすい。
When the tie-cut ratio is in the range of 1: 3 to 5: 1, especially in the opening perforation of the shape shown in FIG. 1, when the tie-cut ratio is in the range of 1: 3 to 5: 1, the breaking strength is 0.1 to 1. It is easy to set the range to 1.2 kgf. When the tie-cut ratio exceeds 5: 1, the perforations are difficult to open and the film is easily broken, so that the breaking strength is likely to be 2.0 kgf or more and it is difficult to open. Further, the roll paper tends to have the above-mentioned breaking strength when the diameter of the end face is 101 to 110 mm and the winding hardness is 50 to 70 m for a single roll. In addition to these, in particular, in the case of the
本発明に係るフィルム3は、開封用ミシン目21を裂開させるために、過度の押し込みが必要とされない強度のものが望ましい。つまり、包装体外方から指等でフィルムを空芯部内に押し込むように操作した際に、一度で開封用ミシン目が裂開する程度の強度が望ましく、何度押し込んでもフィルムが伸びすぎるなどして裂開しない程度の強度のものは望ましくない。具体的な剛軟度等は設計事項であるが、このようなことから、フィルム3は、その厚みが10~70μmであるのが望ましい。過度に強度が高くなり難い。また、融点はガゼット包装しやすいことから150℃以下が望ましい。
The
フィルム3の具体例としては、ポリプロピレン樹脂製フィルム及びポリエチレン樹脂製フィルムであるのがコスト面及び開封性の点で望ましい。なお、フィルムの融点が低いほうが低温で熱融着処理できるため上部融着部及び下部融着部、さらに後述の取っ手部の形成において好ましいが、過度に融点が低い場合には、摩擦などによって傷が付いたり、穴が空くおそれが高まるので、実質的な下限値は80℃である。ポリエチレン樹脂製フィルムとしては、直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)、中密度ポリエチレンフィルム(MDPE)が挙げられる。なかでも、熱融着性及びコストの点で、密度0.910~0.940g/cm3で融点が110~120℃の直鎖低密度ポリエチレンフィルム層(LLDPE)が、特に適する。低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)とする場合、厚さは20~30μmとすると開封用ミシン目をより好適な破断強度としやすい。また、香り付きのトイレットロールなど臭気のあるものを包装する場合には、エチレンビニルアルコール共重合体樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムを用いてもよい。さらに、エチレンビニルアルコール共重合体樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの一方面または両面に、ポリエチレン樹脂製フィルムやポリプロピレン樹脂製フィルムを積層して熱融着性が高められた複層の樹脂フィルムであってもよい。
As specific examples of the
以上の本発明に係る包装体1では、開封用ミシン目21によって容易に開封して取り出し口を形成でき、しかも意図せず大きく裂け難く保管にも適する取り出し口を形成しやすい。特に拡口ミシン目31を形成するとロールペーパー30を取り出しやすく、しかも保管に適する大きさの取り出し口をよりスムーズに形成することができるようになる。
In the above-mentioned
本発明に係る包装体における開封のしやすさについて確認すべく実施例及び比較例における開封用ミシン目の破断強度を測定した。測定機器は、デジタルフォースゲージDPS-20(株式会社イマダ製)を用い、デジタルフォースゲージDPS-20付属品である先端直径15mm、長さ107mmのアタッチメントを用いて測定した。 In order to confirm the ease of opening the package according to the present invention, the breaking strength of the opening perforations in Examples and Comparative Examples was measured. As a measuring device, a digital force gauge DPS-20 (manufactured by Imada Co., Ltd.) was used, and measurement was performed using an attachment having a tip diameter of 15 mm and a length of 107 mm, which is an accessory of the digital force gauge DPS-20.
測定は、包装された空芯部に対して垂直方向にデジタルフォースゲージを押し込み、ミシン目又はフィルムが破断するまで押し込んだ際の破断強度を測定した。 In the measurement, the digital force gauge was pushed in the direction perpendicular to the packaged air core, and the breaking strength when the digital force gauge was pushed in until the perforation or the film was broken was measured.
実施例1~実施例4は、本発明に係る開封口ミシン目及び拡口ミシン目を形成したものであり、比較例1は、ミシン目を有さないものである。 Examples 1 to 4 form the opening perforations and the widening perforations according to the present invention, and Comparative Example 1 has no perforations.
各例に係る包装体は、図1に示す形態の4個3段計12ロールのトイレットロールをガセット包装したものであり、ミシン目は天面部に形成した。 The package according to each example was a gusset package of four, three-stage, 12-roll toilet rolls having the form shown in FIG. 1, and the perforations were formed on the top surface.
実施例1及び実施例3~6及び比較例1は、紙管を有するトイレットロール(大王製紙株式会社製 エリエールトイレット シングル60m(紙管直径41mm))を包装したものとし、実施例2は、紙管を有さないコアレスのトイレットロール(大王製紙株式会社製 エルヴェールトイレットシングル170m(空芯部直径32mm))を包装したものとした。包装フィルムは、ポリエチレン(LDPE)の25μmとした。
In Examples 1 and 3 to 6 and Comparative Example 1, a toilet roll having a paper tube (Eliere Toilet Single 60 m (
開封用ミシン目及び拡口ミシン目の形状は、下記表1に示す通りであり、実施例1、実施例2、実施例5は、図1に示す形状、実施例3は、図8に示す形状、実施例4は、実施例1において拡口ミシン目を一本とした形状である。開封用ミシン目の円形部分の直径、45mmであり、また、各例のミシン目のカットタイ比は、下記表1中に測定結果とともに記載する。 The shapes of the opening perforations and the widening perforations are as shown in Table 1 below. Examples 1, Example 2, and Example 5 are the shapes shown in FIG. 1, and Example 3 is shown in FIG. The shape and the fourth embodiment are the shapes in which the widened perforations are unified in the first embodiment. The diameter of the circular portion of the perforation for opening is 45 mm, and the cut tie ratio of the perforation in each example is described in Table 1 below together with the measurement results.
各例の破断強度を測定すると、実施例は0.44~1.22kgfの破断強度となり、やや実施例5はやや破断に要する強度が高いもの比較例の半分程度である。実施例1~実施例5においては、三分の一程度となっており、指での押し込みで十分に破断できることが確認できた。 When the breaking strength of each example was measured, the breaking strength of Example was 0.44 to 1.22 kgf, and that of Example 5 was about half that of Comparative Example, although the strength required for breaking was slightly high. In Examples 1 to 5, it was about one-third, and it was confirmed that it could be sufficiently broken by pushing it with a finger.
1…包装体(ガゼット包装体)、2E…ガゼット包装袋の側部、3…フィルム、10(10A)…マチ部、11…側面、12…天面、13…正面、14…背面、15…底面、20…取っ手部、30…被包装物(ロールペーパー,トイレットロール)、31…空芯部、32…トイレットロールの端面、21…開封用ミシン目、22(22A)…拡口ミシン目、24…指かけ孔、41…上部融着部、42…下部融着部、43…熱融着部、L1…空芯部の開口の直径、L2…拡口ミシン目の幅。 1 ... Package (gusset package), 2E ... Side of gusset packaging bag, 3 ... Film, 10 (10A) ... Machi, 11 ... Side, 12 ... Top, 13 ... Front, 14 ... Back, 15 ... Bottom surface, 20 ... Handle part, 30 ... Packaged object (roll paper, toilet roll), 31 ... Air core part, 32 ... Toilet roll end face, 21 ... Opening perforation, 22 (22A) ... Wide mouth perforation, 24 ... Finger hole, 41 ... Upper fusion part, 42 ... Lower fusion part, 43 ... Heat fusion part, L1 ... Diameter of opening of air core part, L2 ... Width of widening perforation.
Claims (3)
包装体は、上部融着部及び下部融着部を有しその間にロールペーパーが収納されたガゼット包装体であり、
前記フィルムは、ロールペーパー端面に開口する空芯部上又はその近傍に重なり可能な位置に、包装体外方からフィルムを空芯部内へ押し込むことによって裂開される開封用ミシン目を有し、
前記開封用ミシン目は、空芯部に沿う曲線部分を有する、
ことを特徴とする包装体。 A wrapping body in which roll paper having an air core is wrapped in a film.
The package is a gusset package having an upper fusion section and a lower fusion portion and a roll paper is stored between them.
The film has an opening perforation that is dehiscenced by pushing the film into the air core portion from the outside of the package at a position where it can overlap on or near the air core portion that opens on the end face of the roll paper .
The opening perforation has a curved portion along the air core portion.
A package characterized by that.
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