JP7083785B2 - 溶接制御装置、および、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の板金部品を接合するために用いられる溶接機を制御する制御装置に関し、特に、抵抗溶接機の制御装置に関する。
複数の板金部品を接合する代表的な技術として抵抗溶接がある。抵抗溶接、例えばスポット溶接では、接合対象の複数の部材を重ね合わせて通電し、その通電で発生するジュール熱により部材を部分的に溶融させて接合させる。
このような抵抗溶接では、溶接条件が加工の仕上がりに大きく影響する。溶接条件としては、加圧力、溶接電流、通電時間がある。これらの条件は、加工対象の部品の形状、材質、組合せなどにより異なるため、あらかじめ加工対象部品の組合せに応じた作業条件を抵抗溶接機の条件設定装置の記憶部に登録しておき、作業の都度、加工対象に応じて登録されたパターンを呼び出し設定するのが一般的である。
しかし、この方法では加工対象部品に応じて人手により作業条件を選択するため、選択ミスが生じる可能性がある。また、図面などの作業指示を確認する必要があるため選択のために時間を要してしまう。
この課題に対して、例えば特許文献1に記載されている装置は、ユーザから加工工程ごとの加工仕様データを取り込み、取り込んだ加工仕様に対応する作業条件(加圧力、印加電流、通電時間等)を、予め定めておいた加工仕様ごとの作業条件を示すデータベースから読み出して設定する構成である。
特開2010-105000号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている装置は、加工工程ごとに加工仕様が予め定られている必要があり、加工仕様を定めるために人手が必要である。人手により、加工仕様を定める作業は、紙図面を基に3次元CADデータを人間が選定し、加工部位の図面を人間が読んで、部品の材質、位置関係などから加工仕様を決定する作業となる。そのため、図面の読む能力や加工仕様を決定する能力が要求され、図面の読み違えや加工仕様の決定ミスなど、ヒューマンエラーの可能性があった。また、加工仕様の決定に時間が掛かるという問題もあった。
また、特許文献1に記載されている装置は、データベースを参照して抵抗溶接機に対して溶接条件を設定することができるが、溶接条件が抵抗溶接機に正確に登録されているかどうかのアンサーバック機能がない。このため、例えば通信異常や抵抗溶接機の異常などにより設定が正確になされていない場合に不良の要因となる。また、作業実績記録の観点では、溶接条件設定時の条件を実績データベースに記録する、または手書きで残すのみに留まっており、実際に作業した瞬間の加圧力、溶接電流、通電時間が、設定された条件通りに実施されたかの確認機能がない。
また、正しい溶接条件で作業を実施しても、分流等により適正な電流が流れずに、溶接が不完全となる不良が起こる可能性があり、これらの事象は作業後すぐに発見することは難しく、後工程または長ければ数年後に剥がれるなどの不良が発生して初めて発覚する。このため、設定した通りの溶接作業が実行されているかどうかを、溶接を実行した時点で確認する機能が要望されていた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、図面データから溶接部位ごとの溶接条件を生成することのできる溶接制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の溶接制御装置は、1以上の溶接部を含む加工対象の図面データを受け取って格納する図面格納部と、複数種類の被溶接部材と複数種類の母材との組み合わせごとに予め求めておいた溶接条件を格納する溶接条件データベースと、溶接部抽出部と、溶接条件生成部とを有する。図面格納部の図面データには、加工対象の溶接部を構成する被溶接部材の種類と母材の種類が含まれている。溶接部抽出部は、図面データから1以上の溶接部ごとに、被溶接部材の種類と母材の種類とを抽出する。溶接条件生成部は、1以上の溶接部ごとに、溶接部抽出部が読み出した被溶接部材の種類と母材の種類の組み合わせに対応する溶接条件を、溶接条件データベースに格納された情報を参照することにより求める。
本発明によれば、図面データから溶接部の被溶接部材の種類と母材の種類を抽出し、その組み合わせに適した溶接条件を生成することができるため、人手を介さずに図面データから溶接条件を生成できる。
本実施形態の溶接制御装置の構成のブロック図である。 (a)実施形態の加工対象100の一例の斜視図、(b)図面データの構造の一例を示す説明図である。 実施形態の溶接制御装置の溶接条件データベース5のデータ構造の一例を示す説明図である。 実施形態の溶接部抽出部51が抽出した溶接部データの構造の一例を示す説明図である。 実施形態の溶接条件生成部52が生成した溶接条件のデータ構造の一例を示す説明図である。 実施形態の表示装置に表示される画面の例を示す図である。 実施形態の溶接制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態の溶接制御装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の抵抗溶接機とその作業指示を行うための電子化図面に関する一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において共通のデータ、部材には、同一の符号を付している。
まず、本実施形態の溶接制御装置の構造について説明する。
図1に示すように、本実施形態の溶接制御装置は、抵抗溶接機12に接続されて溶接を制御する装置であり、格納部30と演算部50とを備えている。
格納部30には、図面格納部2と、溶接部データ格納部4と、溶接条件データベース5と、生成した溶接条件の格納部3と、作業実績格納部6とが備えられている。演算部50には、溶接部抽出部51と、溶接条件生成部52と、実績取込部54が備えられている。
図面格納部2は、3次元CADデータ1等の図面データを受け取って格納する。図面データは、例えば、図2(a)に示すように、1以上の溶接部21,22,23を含む加工対象100のデータであり、1以上の溶接部21,22,23をそれぞれ構成する被溶接部材90の種類の示すデータと母材80の種類を示すデータが含まれている。被溶接部材90や母材80の種類を示すデータとは、例えば、被溶接部材90や母材80の板厚や材質をいう。
図2(b)に図面データが3次元CADデータである場合に、溶接部21,22,23のデータ構造を示す。CADデータには、プロパティデータとして接合部21,22,23の板厚や材質のデータと、溶接点(打点)91の位置である打点位置情報が含まれている。
溶接条件データベース5には、複数種類の被溶接部材90と複数種類の母材80との組み合わせごとに予め求めておいた溶接条件を格納されている。例えば、図3のように、被溶接部材90の材質A,B,Cごとに板厚1,2,3の3種類がある場合であって、複数母材80の材質D,E,Fごとに板厚4,5,6の3種類がある場合、それらの各組み合わせについて、予め試験等を行うことにより、十分な接合強度が得られると検証済みの溶接条件(通電電流値、通電時間、加圧力)が格納されている。
溶接部抽出部51は、図面格納部2に格納されている図面データから1以上の溶接部21,22,23ごとに、被溶接部材90の種類(板厚、材質)と母材80の種類(板厚、材質)と、被溶接部材90の打点位置情報を抽出し、これを溶接部データとする(図4参照)。また、溶接部抽出部51は、必要に応じて溶接部21,22,23の被溶接部材90と母材80の形状データも、図面データから抽出して、溶接部データ格納部4に格納する。
溶接部抽出部51は、抽出した被溶接部材90の板厚や材質と、抽出した母材80の板厚や材質と、溶接を行う打点位置を、被溶接部材90と母材80の形状とともに、接続されている表示装置10に表示してもよい(図6参照)。表示の際に、溶接部抽出部51は、被溶接部材90と母材80のうち上側に位置する部材を強調表示してもよい。
溶接条件生成部52は、1以上の溶接部21,22,23ごとに、溶接部抽出部51が読み出した被溶接部材90の種類(板厚、材質)と母材80の種類(板厚、材質)の組み合わせに対応する溶接条件(通電電流、通電時間、加圧力)を、溶接条件データベース5に格納された情報を参照することにより求める。これにより、溶接条件生成部52は、溶接部21,22,23ごとに十分な接合強度が得られると検証済みの溶接条件を図5のように生成することができる。
溶接条件生成部52は、生成した図5の溶接条件を格納部3に格納するとともに、接続されている溶接機12の動作制御部11に出力して、溶接条件を設定する。
ここで、溶接機12の構造について説明する。溶接機12は、抵抗溶接機であり、図1のように、一対の電極73,74と、電極73,74間に通電する電源71と、電極73,74により、重ね合わせて配置された被溶接部材90と母材とを挟んで加圧する加圧部72と、動作制御部11とを備えている。動作制御部11は、電源71の通電電流と加圧部72の加圧力を制御する制御部63と、溶接条件格納部64と、実績格納部62とを備えている。
溶接条件生成部52は、生成した溶接条件(通電電流値、通電時間、加圧力)を動作制御部11の溶接条件格納部64に格納することにより溶接機12に設定する。
制御部63は、溶接条件格納部64に格納された溶接条件(通電電流値、通電時間、加圧力)を読み込んで電源71と加圧部72を制御する。一方、制御部63は、実際に流れた電流値、通電時間、加圧力を、電源71および加圧部72に内蔵されているセンサから取り込んで実績格納部62に格納する。
溶接条件生成部52は、本実施形態では、条件照合部53を備え、条件照合部53は、溶接条件設定時に溶接条件格納部64に格納した溶接条件を、溶接条件格納部64から取り込んで、設定した溶接条件と照合する。これにより、条件照合部53は、溶接条件が、溶接機12に確実に設定されているかどうかを確認する。
また、実績取込部54は、溶接機12の実績格納部62から溶接作業の実績データを取り込んで、作業実績格納部6に格納する。なお、実績取込部54は、実績データが溶接条件データベース5に格納されている溶接条件に合致しているかを検証し、合致してない場合には、ユーザ(作業者)に警告を出すことも可能である。これにより、不良品が発生する可能性を溶接時に即時に警告することができ、不良品が市場に出回らないようにすることができる。
以下、本実施形態の演算部50の動作を図7、図8のフローを用いて説明する。
ここでは、演算部50が、CPUとメモリから構成され、CPUがメモリに予め格納されたプログラムを実行することにより、溶接部抽出部51、溶接条件生成部52、実績取込部54の機能をソフトウエアによって実現する構成について説明する。ただし、演算部50の一部または全部をハードウェアによって実現することも可能である。ハードウェアによって実現する場合には、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなカスタムICやFPGA(Field-Programmable Gate Array)のようなプログラマブルICを用い、溶接部抽出部51、溶接条件生成部52、実績取込部54の動作を少なくとも実現するように回路設計を行なえばよい。
図1、図2に示すように、抵抗溶接を行う加工対象100の設計情報は、3次元CADソフトにて作成された図面データ(以下、3次元CADデータと呼ぶ)1として図面格納部2に取り込まれ保存されている。
ステップ701において、溶接部抽出部51は、溶接部データを作成するために、図面格納部2内のデータから、加工対象の3次元CADデータ1を選択する。
ステップ702において、溶接部抽出部51は、3次元CADデータから、溶接部21、22,23のそれぞれの溶接部材90と母材80の材質および板厚、ならびに、打点91の位置情報(以下、打点情報とも呼ぶ)を抽出し、図4のような溶接部データを生成する。打点情報は、被溶接部材90のみに付与される情報である。抵抗溶接における複数の溶接部21,22,23は、被溶接部材90と母材80の関係によって溶接条件が異なる場合が多い。打点位置情報は、複数の溶接部21,22,23を明確に区別するために重要な情報である。
ステップ703において、溶接部抽出部51は、溶接部21,22,23の被溶接部材90と母材80の形状、位置関係などを立体的に表示する作業指示表示画像16を作成する。具体的には、溶接部抽出部51は、加工対象の3次元CADデータ1の位置、角度などを被溶接部材90と母材80の見やすい予め定めた位置や角度に調整した後、打点情報が含まれるかどうかにより被溶接部材90を選択し、被溶接部材90を強調表示(例えばハイライト表示)する画像16(図6参照)を生成する。
また、溶接部抽出部51は、作業指示表示画像16とともに、被溶接部材90と母材80の板厚と材質を表示する画像15も生成する。作業指示表示画像15、16を、溶接部抽出部51は、表示装置10に表示させる。このステップ703の処理により作業者は、溶接する部材90,80を視覚的に把握しやすくなる。
ステップ704において、作業者が、作業指示表示画像16を見て、修正が必要と判断した場合には、コンソール10aから修正を指示する。これを受けて、溶接部抽出部51は、図面を修正する(ステップ705)。
ステップ706において、溶接部抽出部51は、図4のような溶接部データを溶接データ格納部4に格納する。完成した溶接部データを溶接部データベース4に登録する。
上記ステップ701~706は、図面格納部2に複数の加工対象100の図面データが格納されている場合には、複数の加工対象100ごとに行って、それぞれの加工対象100の溶接部データを溶接部データベース4に事前に登録しておく。
ステップ801において、作業者は、抵抗溶接の作業を行う時点で、これから抵抗溶接する加工対象100を特定する情報が書き込まれた作業指導票8と作業者タグ9をRFID(radio frequency identifier)リーダー7(またはバーコード等)によって読み込む。
ステップ802において、溶接条件生成部52は、ステップ801で読み込まれた加工対象100を特定する情報を受け取って、その加工対象100の溶接部データ(図4)を溶接部データベース4から読み出す。そして、溶接条件生成部52は、溶接部21,22,23ごとに被溶接部材90の材質・板厚、母材80の材質・板厚を読み出して、それらの組み合わせに適合した溶接条件(加圧力、溶接電流、通電時間など)を溶接条件データベース5(図3)から求める。これにより、加工対象100に含まれる溶接部21,22,23ごとの溶接条件(図5)が生成される。
ステップ803において、溶接条件生成部52は、ステップ802で生成した各溶接部の溶接条件を抵抗溶接機12の溶接条件格納部64に送信して格納することにより、溶接機12に設定する。同時に、溶接条件生成部52は、図6の作業指示表示画像15にも溶接条件を表示する。さらに、溶接条件生成部52は、溶接条件を溶接条件格納部3にも格納する。条件照合部53は、溶接条件格納部64に格納されている溶接条件を読み出す(アンサーバック)。
ステップ804において、条件照合部53は、アンサーバックされた設定値を、溶接条件格納部64に送信した溶接条件または溶接条件データベース5に格納されている接合条件と対比し、一致するかどうかを判定する。
一致しない場合は、ステップ805に進み、条件照合部53は、表示装置10にエラー表示するとともに、ステップ806において、条件照合部53は、設備故障や通信障害の確認や修理の指示を行う。これにより、設備故障、通信障害などにより、送信された溶接条件が抵抗溶接機12の溶接条件格納部3に正しく書き込まれない(設定されない)まま、誤って作業を実施してしまうことを防止することができる。
一致する場合は、ステップ807に進み、条件照合部53は、作業者に、作業指示表示画像15、16に表示された向き、位置になるよう加工対象100の被溶接部材90と母材80を抵抗溶接機12にセットし、フットペダルを踏むように、促す表示を表示部10に表示する。
これにより、作業者が被溶接部材90と母材80を抵抗溶接機12にセットし、フットペダルを踏むと、抵抗溶接機12の制御部63は、溶接条件格納部64に格納されている接合条件(通電電流値、通電時間、加圧力)を読み込んで、この接合条件となるように電源71と加圧部72を制御し、抵抗溶接を実現する。
また、制御部63は、抵抗溶接の際に実際に流れた通電電流値、通電時間、および、加圧力を電源71および加圧部72内のセンサから取り込んで、作業実績値として実績格納部62に格納する。
ステップ808において、実績取込部54は、作業実績値を実績格納部62から取り込む。
ステップ809において、取り込んだ作業実績値(加圧力、溶接電流、通電時間など)が、溶接条件データベース5に格納されている適切な設定条件の範囲から逸脱していないかを判定する。逸脱していない場合、ステップ810に進み、実績取込部54は、作業実績格納部6に、実績値、日時および作業者タグ9から取得した作業者の情報を書き込む。
ステップ809において、適切な溶接条件範囲から逸脱している場合は、ステップ811に進み、表示装置10にエラー表示すると共に、作業実績格納部6へ不具合情報として実績値、日時および作業者情報が書き込み、さらに、作業者に部材の確認、作業のやり直しを指示する表示を表示装置10に表示する。これにより、不良品の見逃しを防止することができる。
上述してきたように、本実施形態の溶接制御装置によれば、図面データから溶接部の被溶接部材の種類と母材の種類を抽出し、その組み合わせに適した溶接条件を生成することができるため、人手を介さずに図面データから溶接条件を生成できる。
また、生成した溶接条件を確実に抵抗溶接機に設定されているかどうかをその場で確認することができるため、不良品を低減できる。
さらに、実際の溶接時の条件(作業実績)が、適切な範囲内を逸脱していないかについてもその場で確認できるため、不良品を低減できる。
なお、上述してきた実施形態では、溶接制御装置を抵抗溶接機12と隣接して配置しているが、溶接制御装置を遠隔値に配置し、抵抗溶接機12との信号やデータのやり取りを通信回線(インターネットを含む)を介して行ってもよい。これにより、いわゆるクラウドコンピューティングにより、ユーザの抵抗溶接機12を制御する制御サービスを実現することができる。
1:3次元CADデータ
2:図面格納部
3:生成した溶接条件格納部
4:溶接部データ格納部
5:溶接条件データベース
6:作業実績格納部
7:RFIDリーダー
8:作業指導票
9:作業者タグ
10:電子化図面表示PC
11:動作制御部
12:抵抗溶接機
15:溶接条件表示部
16:作業指示表示部
17:抵抗溶接打点情報
80:母材
90:被溶接部材
91:打点

Claims (10)

  1. 1以上の溶接部を含む加工対象の3次元CADデータである図面データを受け取って格納する図面格納部と、
    複数種類の被溶接部材と複数種類の母材との組み合わせごとに予め求めておいた溶接条件を格納する溶接条件データベースと、
    溶接部抽出部と、
    溶接条件生成部と
    条件照合部とを有し、
    前記図面格納部の図面データには、前記加工対象の前記溶接部を構成する被溶接部材の種類を示すデータと母材の種類を示すデータが含まれ、
    前記溶接部抽出部は、前記図面データから1以上の前記溶接部ごとに、前記被溶接部材の種類を示すデータと前記母材の種類を示すデータとを抽出し、
    前記溶接部抽出部は、前記加工対象の前記3次元CADデータの位置及び角度を、前記被溶接部材と前記母材が見えやすい予め定めた位置及び角度に調整することにより、前記溶接部の前記被溶接部材と前記母材の形状および位置関係を立体的に表示する作業指示表示画像を生成し、
    前記溶接条件生成部は、1以上の前記溶接部ごとに、前記溶接部抽出部が抽出した被溶接部材の種類と母材の種類の組み合わせに対応する溶接条件を、前記溶接条件データベースに格納された情報を参照することにより求め、求めた前記溶接条件を、接続されている溶接機に出力して設定し、
    前記条件照合部は、前記溶接機から、当該溶接機に設定されている溶接条件を取り込んで、前記溶接条件生成部が求めた前記溶接条件または溶接条件データベース内の溶接条件と照合して、一致するかどうか判定し、一致する場合、作業指示表示画像に表示された向きおよび位置になるように前記加工対象の前記被溶接部材と前記母材を溶接機にセットし、溶接するように作業者に促す表示を、接続されている表示装置に表示させる
    ことを特徴とする溶接制御装置。
  2. 請求項1に記載の溶接制御装置であって、前記被溶接部材の種類を示すデータとは、前記被溶接部材の板厚および材質の少なくとも一方であり、前記母材の種類を示すデータとは、前記母材の板厚および材質の少なくとも一方であることを特徴とする溶接制御装置。
  3. 請求項1に記載の溶接制御装置であって、前記条件照合部は、前記溶接機に設定されている溶接条件が、設定した前記溶接条件または溶接条件データベース内の溶接条件一致しない場合にはエラーを表示装置に表示させることを特徴とする溶接制御装置。
  4. 請求項2に記載の溶接制御装置であって、前記溶接部抽出部は、前記図面データから溶接を行う位置データと、前記溶接部の前記被溶接部材と前記母材の形状データを前記図面データからさらに抽出することを特徴とする溶接制御装置。
  5. 請求項4に記載の溶接制御装置であって、前記溶接部抽出部は、抽出した前記被溶接部材の板厚および材質の少なくとも一方と、抽出した前記母材の板厚および材質の少なくとも一方を示す情報を、前記作業指示表示画像とともに、接続されている表示装置に表示することを特徴とする溶接制御装置。
  6. 請求項5に記載の溶接制御装置であって、前記溶接部抽出部は、前記作業指示表示画像において、溶接点である打点のデータが含まれる前記被溶接部材を強調表示することを特徴とする溶接制御装置。
  7. 請求項1に記載の溶接制御装置であって、作業実績格納部と、接続されている溶接機から溶接作業の実績データを取り込んで前記作業実績格納部に格納する実績取込部をさらに有すること特徴とする溶接制御装置。
  8. 請求項7に記載の溶接制御装置であって、前記実績取込部は、取り込んだ前記実績データを、設定した前記溶接条件または前記溶接条件データベース内の溶接条件と照合し、一致しない場合には、エラー表示を表示装置に表示させること特徴とする溶接制御装置。
  9. 請求項1に記載の溶接制御装置であって、前記溶接条件は、抵抗溶接の条件である、加圧力、通電電流、および、通電時間であることを特徴とする溶接制御装置。
  10. コンピュータを、
    ユーザから、1以上の溶接部を含む加工対象の3次元CADデータである図面データを受け取って、接続されている格納部に格納する図面格納手段と、
    前記図面データから1以上の前記溶接部ごとに、被溶接部材の種類と前記母材の種類とを抽出する溶接部抽出手段と、
    1以上の前記溶接部ごとに、前記溶接部抽出手段が読み出した前記被溶接部材の種類と母材の種類の組み合わせに対応する溶接条件を、複数種類の被溶接部材と複数種類の母材との組み合わせごとに予め求めておいた溶接条件を格納する溶接条件データベースを参照することにより求め、接続されている溶接機に設定する溶接条件生成手段と、
    条件照合手段と
    として機能させるためのプログラムであって
    前記溶接部抽出手段は、前記加工対象の前記3次元CADデータの位置及び角度を、前記被溶接部材と前記母材が見えやすい予め定めた位置及び角度に調整することにより、前記溶接部の前記被溶接部材と前記母材の形状および位置関係を立体的に表示する作業指示表示画像を生成し、
    前記条件照合手段は、前記溶接機から、当該溶接機に設定されている溶接条件を取り込んで、前記溶接条件生成手段が求めた前記溶接条件または溶接条件データベース内の溶接条件と照合して、一致するかどうか判定し、一致する場合、前記作業指示表示画像に表示された向きおよび位置になるように前記加工対象の前記被溶接部材と前記母材を溶接機にセットし、溶接するように作業者に促す表示を、接続されている表示装置に表示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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