JP7082856B2 - 攪拌羽根および攪拌装置 - Google Patents
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図1~図5は、本発明の第1実施形態に係る攪拌羽根および攪拌装置を示している。本実施形態の攪拌羽根A1は、基部1および複数の羽根部2を備えている。
図7は、攪拌羽根A1の第1変形例を示している。本変形例の攪拌羽根A11は、第2角度α2および第3角度α3が、ともに負の値となっている。ただし、第2角度α2の絶対値は、0°以上50°以下であり、第3角度α3の絶対値は、60°以上100°以下である。
図8は、攪拌羽根A1の第2変形例を示している。本変形例の攪拌羽根A11は、第2角度α2が正の値であり、第3角度α3が負の値となっている。ただし、第2角度α2の絶対値は、0°以上50°以下であり、第3角度α3の絶対値は、60°以上100°以下である。
図9は、攪拌羽根A1の第2変形例を示している。本変形例の攪拌羽根A11は、第2角度α2が負の値であり、第3角度α3が正の値となっている。ただし、第2角度α2の絶対値は、0°以上50°以下であり、第3角度α3の絶対値は、60°以上100°以下である。
図10~図14は、本発明の第2実施形態に係る攪拌羽根を示している。
また、先端部22は、先端折り曲げにより羽根の速度の速い部分の面積が増す効果以上の分散力の向上効果を発現することが確認されている。具体的には、図10に示す本実施形態の先端を折り曲げた攪拌羽根A2と図16に示す先端を折り曲げていない攪拌羽根A2′の2つの攪拌羽根を用いて、実際に分散の試験を行った。攪拌羽根A2と攪拌羽根A2′の展開形状は同じで、先端を折り曲げているかいないかの違いだけである。攪拌羽根A2′は先端を折り曲げていない分、攪拌羽根A2より径方向の大きさrは大きい。ここで、両者について、同じ回転速度で分散テストを行ったところ、対象物体Tに含まれる粒子の到達粒子径は攪拌羽根A2と攪拌羽根A2′ともほぼ同じであったが、攪拌に要したエネルギーは、攪拌羽根A2より 攪拌羽根A2′の方が約2割高かった。攪拌羽根A2も攪拌羽根A2′も展開形状が同じなので羽根の表面積は同じであり、同じ回転速度でテストを行ったため、羽根径の大きい攪拌羽根A2′の方が羽根先端の速度が速い。一般に、羽根の速度が早いほど、攪拌エネルギーが高いほど、分散が早く進むことが知られているが、攪拌羽根A2と攪拌羽根A2′の到達粒子径はほぼ同じであった。羽根の先端を折り曲げると、同じ羽根径の先端を折り曲げていない羽根と比べて速度の速い部分の面積が広くなり、分散力の向上が期待できるが、この実験の結果から、先端を折り曲げることにより、単に羽根の速度と面積の効果以上の分散力の向上効果があることが確認できた。
なお、先端部22の先端折り曲げによる上記分散力の向上効果は、本実施形態に限定されるものではなく、前述の第1実施形態及び後述の第3実施形態~第5実施形態の先端部22においても同様に発現される。
図17の(a)~(c)は、攪拌羽根A2の変形例を示している。同図(a)に示す例においては、根元部21および先端部22の断面形状がそれぞれ湾曲している。根元部21は、内面211側が凸となるように緩やかに湾曲している。先端部22は、外面222側が凸となるように緩やかに湾曲している。このような例であっても、根元部21および先端部22のそれぞれの全体形状から、幾何学的な中心線として、図中の一点鎖線で示す中心線を設定可能であり、第2角度α2および第3角度α3をそれぞれ定義可能である。なお、根元部21および先端部22が湾曲する向きや程度は一例であり、それぞれが他の態様で湾曲していてもよい。
図18~図22は、本発明の第3実施形態に係る攪拌羽根を示している。本実施形態の攪拌羽根A3は、複数の羽根部2の構成が上述した実施形態と異なっている。
図23~図27は、本発明の第4実施形態に係る攪拌羽根を示している。本実施形態の攪拌羽根A4は、複数の羽根部2の構成が上述した実施形態と異なっている。
図28は、本発明の第5実施形態に係る攪拌羽根を示している。本実施形態の攪拌羽根A5は、第1副角度β1、第2副角度β2、第3副角度β3が軸方向z視において第1境界部23、第2境界部24、第3境界部25が軸方向z(回転方向)前方に向かうほど径方向r外方に位置するように傾いており、負の値をとる。本実施形態の攪拌羽根A5のその他の構成については、上述した第4実施形態に係る攪拌羽根A4と同じである。
第1角度α1を負の値にすることで対象物体Tを斜め上方向へ吐出することができるが、分散力を向上する先端の折り曲げ部があると横方向への流れが強くなり、同図中の(3)の様なフローパターンになってしまい理想的な斜め上方向の流れとはならない。そこで、本実施形態の攪拌羽根A5のように先端の折り曲げの無い第2羽根部2Cを設け、上方向への流れを強めて吐出方向を調整することにより、同図中の(2)の様に理想的なフローパターンを作ることができる。このように、先端を折り曲げて分散力を高めた第1羽根部2Aと、吐出方向を調整する先端を折り曲げない第2羽根部2Cとの組み合わせにより、分散力の向上と、高粘度物の流動に理想的なフローパターンの両立が可能となる。
B1 :攪拌装置
1 :基部
2 :羽根部
2A :第1羽根部
2B :第1羽根部
2C :第2羽根部
11 :上面
12 :下面
19 :取付孔
21 :根元部
22 :先端部
23 :第1境界部
24 :第2境界部
25 :第3境界部
81 :容器
82 :回転軸
83 :駆動部
211 :内面
212 :外面
221 :内面
222 :外面
α1 :第1角度
α2 :第2角度
α3 :第3角度
α4 :第4角度
α5 :第5角度
β1 :第1副角度
β2 :第2副角度
β3 :第3副角度
T :対象物体
r :径方向
z :軸方向
θ :周方向
Claims (6)
- 攪拌装置に取り付けられ、軸方向周りに回転させられる攪拌羽根であって、
前記攪拌装置の回転軸に取り付けられる基部と、
前記基部に対して放射状に取り付けられた複数の羽根部と、を備え、
前記羽根部は、前記基部に繋がる根元部と、前記根元部に対して前記基部とは反対側に繋がる先端部と、を有する第1羽根部を含み、
前記第1羽根部は、
周方向と前記根元部とがなす角度である第1角度は、周方向前方に向かうほど軸方向一方側に位置するように傾いており、
径方向と前記先端部とがなす角度である第3角度の絶対値は、60°以上100°以下であり、
軸方向視において周方向と前記先端部とがなす角度である第4角度は、周方向前方に向かうほど径方向内方に位置するように傾く場合を正とした場合に、その絶対値が0°以上25°以下であり、
前記複数の羽根部は、隣接する2つの前記第1羽根部の間に配置された第2羽根部を含んでおり、
前記第2羽根部は、その全体が平坦であり、且つ径方向となす角度である第5角度が、0°以上50°以下である
ことを特徴とする、攪拌羽根。 - 前記第1角度の絶対値は、5°以上50°以下である、請求項1に記載の攪拌羽根。
- 径方向と前記根元部とがなす角度である第2角度の絶対値は、0°以上50°以下である、請求項2に記載の攪拌羽根。
- 前記複数の羽根部に含まれる前記第1羽根部同士は、互いの前記第2角度が等しく、且つ互いの前記第3角度が等しい、請求項3に記載の攪拌羽根。
- 前記基部と前記根元部との境界である第1境界部が、軸方向視において径方向となす角度である第1副角度の絶対値は、20°以上80°以下であり、
前記根元部と前記先端部との境界である第2境界部が、軸方向視において径方向となす角度である第2副角度の絶対値は、前記第1副角度よりも大きい、請求項4に記載の攪拌羽根。 - 攪拌対象物を収容する容器と、
前記容器内に挿入される回転軸と、
前記回転軸に取り付けられた請求項1ないし5のいずれかに記載の前記攪拌羽根と、
を備えることを特徴とする、攪拌装置。
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-
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- 2020-08-06 JP JP2020133639A patent/JP7082856B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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