JP7081782B2 - 流動数管理体システム、在庫フロー管理法及びプログラム - Google Patents
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Description
前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させる相互角度設定部とを備え、前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節する。
前記多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、前記管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と前記過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて、相関算出部が算出するステップと、
単位元設定部が、前記相関算出部が算出した前記任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定するステップと、
前記単位元設定部が設定した前記固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と前記目標量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を予測管理値として予測管理値算出手段が算出するステップと、
3次元モデリング部が、前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義するステップと、
表示データ生成部が、前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させるステップと、
相互角度設定部が、前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させるステップと
を含み、
前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節することを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態に係る流動数管理体システムは、管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ及び投入量に基づく流動数を管理するシステムである。この多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di,mi)として選択するとともに、管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、管理指標データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素(di,mi)と過去に累積された投入量と、管理指標値であるLTi及びERiとの相関を、所定の関数に基づいて算出する。
ECt=α1・Lt+α3+(α2-α3)ρt (1)
ただし、α1は在庫保管費用係数(円/個)、α2は稼働費用係数(円)、α3は遊休費用係数(円)である。
ERt=P/dt (2)
このとき、t期の利益ENt(円)は、次式(3)により算出できる。
ENt=P/dt-(α1・Lt+α3+(α2-α3)ρt) (3)
式(3)より、利益ENtは、稼働率ρt(dt)の関数である。利益ENtを最大化するρt*(dt*)が存在すると、最適在庫(参照値)が得られ、ペア戦略図法が検討できる。また、この管理手段は、そのリアルタイムな監視と管理が可能となる。なお、この流動数管理法手段19では、サンプリング制御部328dにより、相関算出部327は、ペア要素(di,mi)に関するデータの経時的変化に応じて、先行データを取得する際のサンプリング法を調節することができる。このサンプリング制御部328dは、ペア要素に関するデータの経時的変化に応じて、先行データを取得する際のサンプリング法を調節するサンプリング部である。
本実施形態において流動数管理体システムは、入力された多変量の相関を演算し、演算された多変量のうち任意に選択された管理対象となる変量を幾何的に表示して管理する幾何的表示方法を用いた表示システムを含む複数の機能モジュールで構成されている。ここで、モジュールとは、CPU等の演算処理装置において、各種プログラムを実行することにより、CPU上に仮想的に構築される機能ブロックであり、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成される。
なお、本実施形態に係る多変量には、三次元的に動作する機構を備えたロボットを制御するための動作系変換パラメーターを含ませることができる。
コントロール変数演算部328a及びショートカット演算部328bは、表示設定部321の相互角度設定部321a、戦略設定部321bと連携することにより、戦略設定を行うことによって、コントロール変数やショートカットのゴール設定を実行する。
流動数管理体システムは、図3に示すように、例えばPC等のコンピューターシステムにより実現され、入力インターフェース31、CPU32、表示部33、外部出力インターフェース34、記憶部35などを備えている。
以上の構成を有する流動数管理体システムを動作させることによって、在庫フロー管理法等の流動数管理方法を実施することができる。
なお、上記総利益EN、収益ER、費用ECから、上記Lをリードタイムとして算出する手法は、以下のものがある。図12は、企業における多変量のマネジメント処理方法の手順を示すフローチャート図である。
上述したような多変量の管理に際し、本実施形態に係る流動数管理体システムでは、管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ及び投入量に基づく流動数を管理する。
ここで、在庫フロー管理法等の流動数管理方法における幾何的表示処理の概要について説明する。図5は、本実施形態に係る幾何的表示処理の手順を示すフローチャート図である。本実施形態において流動数管理方法は、企業等の個体(3M&I系)の見える化とマネジメントのために、関連する多変量を幾何的に表示する方法であり、例えば、企業における会計系や財務系に関する多変量を3D表示する。
この基本式は、
総利益(利益)EN=収益(価格)ER-費用(原価)EC (4)
で表される利益公式であり、この収益ERは、単位売上高(W)でもあり、
収益(W(=ER))=価格(Z)×個数(L) (5)
となることから、ここでの管理対象は、価格(Z)、個数(L)及び収益(W)であり、これらの相関は、一般化式(2)となる。上記式(4)と式(5)の関係は、例えば、図4のような図表に表すことができ、図8に示した表示平面DSに表示させることができる。
ステップS104において、これらの変量のうち、任意に選択した2つの変量をペア要素(di,mi)として、図6(a)に示すように、各変量の値に基づく長さ及び方向を有する第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2として、仮想空間VS上に設定する。次いで、ステップS105において、図6(c)に示すように、この仮想空間VS上における座標原点Oに配置された第1ベクトルV1の方向D1及び第2ベクトルの方向D2と相互角度θとによって超平面SSを形成する。この超平面SS上に、第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2についてそれぞれ算出された外積V3に基づいた超平面SS上からの高さを有するセルデータCdを生成する。
詳述すると、L個の単位元Zを直線状に配置した1次元タイプでは、L個からなる単位元Zの面積であるWを、
W=ZL (6)
で表す。また、所定の体積を有するL個の単位元Z2の体積としての[W]は、
[W]=Z2L (7)
で表される。いま、W(=ZL)を[L]とすると、上式(6)及び(7)から、
[W]=Z[L] (8)
が得られる。
W’=|Z’||L’|cosθ (9)
[W]’=|Z’|×|L’|sinθ (10)
これは、上記松井の式の角度θによる一般化(松井の式のベクトル形)になり、これらの関係は、図6(b)で示され、このθは、操作(戦略)変数とすることができる。すなわち、式(10)で、θ=π/2のとき、[W]’=|Z’|×|L’|=Wである。このベクトル積は、物理的には力系であり、仕事量、資産などに相当すると考えられる。
次いで、ステップS106において、表示モードに応じた配列周期で、各セルデータの超平面SS上における配置を決定する。この配列周期とは、図7に示すように、多変量のうち、任意の変量を目的変数として選択された目的変数が到達値に到達するまでの時間長に基づいて、目的変数が到達値に達する毎に配列周期を算定し、この算定された各配列周期に応じて、方向D1に沿って配列されるセルデータC11~C1n,C21~C2n…の個数を決定する。
このステップS108における表示データの生成に際し、仮想空間VS上に、比較用の表示平面DSを表示させてもよい。この表示平面DSは、仮想空間VS上において、第1ベクトルV1の方向D1に平行で、且つ超平面SSに垂直な表示平面であり、方向D1に配列されたセルデータ群と比較可能に表示される。この表示平面DSは、セルデータ群の背後に配置されるように、表示平面の原点と、仮想空間VSの座標原点Oとが一致するように表示される。この表示平面に表示する情報としては、例えば、上記所定の単位収益である単位元Zと、この単位元Zを得るための所要時間であるリードタイムLに基づいて算出される累積資産Wとしたときの、L及びWとの関係に関する流動数図表とすることができる。
また、上記ステップS108における表示データの生成に際し、戦略設定を表示することもできる。具体的には、戦略設定部321bによって、座標原点Oにおける角度φやψ、又は座標原点Oからの距離(ターゲットラインTLの長さ)によって、図9に示すように、到達目標値となるセルデータや、ターゲットポイントTPの超平面SS上における位置、及び超平面SSからの高さを設定する。この戦略の設定は、座標原点Oにおける超平面SS上における角度φ、超平面SSから高さ方向(D3方向)の角度ψ、及び座標原点OからのターゲットラインTLの長さとして入力し、現在の財務会計を示す3Dモデリング内に、到達目標を併せて表示することにより、戦略マネジメントの視覚化を実現することができる。
本実施形態によれば、任意のペア要素(di,mi)に関する相関を、固有ベクトル(e1t,e2t)として仮想空間上に設定し、この固有ベクトル(e1t,e2t)を用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムLTtとして算出するとともに、先行データ中のリードタイムLTt中における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と前記流出量との差分である在庫量の予測値を算出する。これにより、企業や経済体など多様性を有する存在について、正確な情報を得て、その変化量や適正量をリアルタイムに求めるとともに、松井の式と幾何的な見える化によって、多次元な多様性の世界における状況の変化を体系的・感覚的に把握して、次期の予測の精度を高めることができる。
φ…戦略変数
C11~C1n,C21~C2n,Cd…セルデータ
D1,D2…座標軸方向
DS…表示平面
EC…費用
EN…総利益
ER…収益
O…座標原点
SS…超平面
TL…ターゲットライン
TP…ターゲットポイント
V1…第1ベクトル
V2…第2ベクトル
V3…外積値
VS…仮想空間
10…流動数管理ロジック処理部
11…流動数図表生成手段
12…予測管理値算出手段
15…投入量算定手段
16…投入量管理手段
17…投入量改善手段
18…投入量決定手段
19…流動数管理法手段
20…演算制御部
23…フィードフォワード手段
24…記憶保持手段
25…ペアマップ調整手段
26…ペアマップ戦略手段
31…入力インターフェース
32…CPU
33…表示部
34…外部出力インターフェース
35…記憶部
41…アプリケーションプログラム
42…アプリケーションデータ
43…多変量データ
321…表示設定部
321a…相互角度設定部
321b…戦略設定部
322…配列周期設定部
322a…到達値設定部
323…変数選択部
323a…項目選択部
324…表示データ生成部
325…3次元モデリング部
326…単位元設定部
327…相関算出部
328…演算制御部
328a…コントロール変数演算部
328b…ショートカット演算部
328c…次期予測部
328d…サンプリング制御部
328e…フィードフォワード演算部
Claims (15)
- 管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量に基づく流動数を管理するシステムであって、
前記多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、前記管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と前記過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて算出する相関算出部と、
前記相関算出部が算出した前記任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定する単位元設定部と、
前記単位元設定部が設定した前記固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び投入量と流出量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を、予測管理値として算出する予測管理値算出手段と、
前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義する3次元モデリング部と、
前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させる表示データ生成部と、
前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させる相互角度設定部と
を備え、
前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節する
ことを特徴とする流動数管理体システム。 - 前記予測管理値算出手段は、予測展開要因となる事象を、起因、継承、転換、終結の4段階系からなる行列(方程)式で設定し、これらの行列(方程)式が基底する前記固有ベクトルと目標調整機能とに基づいて前記予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
- 前記予測管理値算出手段が算出した予測管理値に対して前記固有ベクトルの逆変換処理を実行し、前記ペア要素の戦略値を算出するフィードフォワード部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
- 前記相関算出部は、前記ペア要素に関するデータの経時的変化に応じて、前記先行データを取得する際のサンプリング法を調節するサンプリング部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
- 前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度と、前記座標原点における角度又は前記座標原点からの距離とによって、或いは、セルデータの前記超平面上における位置、及び高さによって、到達目標値を設定する戦略設定部をさらに備え、
前記表示データ生成部は、前記到達目標値に係るセルデータを追加表示する機能を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。 - 前記仮想空間上において、前記第1のベクトルの方向に平行で、且つ前記超平面に垂直な表示平面を、前記第1のベクトルの方向に配列されたセルデータ群と比較可能に表示する比較用平面表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
- 前記多変量には、三次元的に動作する機構を備えたロボットを制御するための動作系変換パラメーターを含むことを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
- 管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量に基づく流動数を管理する在庫フロー管理法であって、
前記多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、前記管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と前記過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて、相関算出部が算出するステップと、
単位元設定部が、前記相関算出部が算出した前記任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定するステップと、
前記単位元設定部が設定した前記固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と目標量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を予測管理値として予測管理値算出手段が算出するステップと、
3次元モデリング部が、前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義するステップと、
表示データ生成部が、前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させるステップと、
相互角度設定部が、前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させるステップと
を含み、
前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節する
ことを特徴とする在庫フロー管理法。 - 管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量に基づく流動数を管理するために、コンピューターを、
前記多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、前記管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と前記過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて算出する相関算出部と、
前記相関算出部が算出した前記任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定する単位元設定部と、
前記単位元設定部が設定した前記固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と目標量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を、予測管理値として算出する予測管理値算出手段と、
前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義する3次元モデリング部と、
前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させる表示データ生成部と、
前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させる相互角度設定部
として機能させ、
前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節する
ことを特徴とする流動数管理体プログラム。 - 前記予測管理値算出手段は、予測展開要因となる事象を、起因、継承、転換、終結の4段階系からなる行列(方程)式で設定し、これらの行列(方程)式が基底する前記固有ベクトルと目標調整機能とに基づいて前記予測値を算出することを特徴とする請求項9に記載の流動数管理体プログラム。
- 前記予測管理値算出手段が算出した予測管理値に対して前記固有ベクトルの逆変換処理を実行し、前記ペア要素の戦略値を算出するフィードフォワード部をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の流動数管理体プログラム。
- 前記相関算出部は、前記ペア要素に関するデータの経時的変化に応じて、前記先行データを取得する際のサンプリング法を調節するサンプリング部をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の流動数管理体プログラム。
- 前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度と、前記座標原点における角度又は前記座標原点からの距離とによって、或いは、セルデータの前記超平面上における位置、及び高さによって、到達目標値を設定する戦略設定部をさらに備え、
前記表示データ生成部は、前記到達目標値に係るセルデータを追加表示する機能を有する
ことを特徴とする請求項9に記載の流動数管理体プログラム。 - 前記仮想空間上において、前記第1のベクトルの方向に平行で、且つ前記超平面に垂直な表示平面を、前記第1のベクトルの方向に配列されたセルデータ群と比較可能に表示する比較用平面表示部をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の流動数管理体プログラム。
- 前記多変量には、三次元的に動作する機構を備えたロボットを制御するための動作系変換パラメーターを含むことを特徴とする請求項9に記載の流動数管理体プログラム。
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-
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Non-Patent Citations (2)
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松井正之,企業ロボットの開発:自働経営管理とアルキメデス(分散)対ソクラテス(集中)方式,公益社団法人 日本経営工学会2016年春季大会予稿集,日本,公益社団法人 日本経営工学会 大会委員会,2016年05月28日,第128-130頁 |
松井正之,個体(3M&I系)のサンドイッチ理論化:多次元相関系,介在角度の決定と松井の方程式化,公益社団法人 日本経営工学会2015年春季大会予稿集,日本,公益社団法人 日本経営工学会 大会委員会,2015年05月16日,第76-79頁 |
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