JP7081782B2 - 流動数管理体システム、在庫フロー管理法及びプログラム - Google Patents

流動数管理体システム、在庫フロー管理法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、管理目標データ及び投入量に基づく流動数(在庫フロー等)を管理するシステム、方法及びプログラムに関する。
企業や経済体など多様性とサスティナビリティを有する存在をマネジメントする手法として、3M&I系の研究によるシステムマネジメントが提案されている。この3M&I系システムマネジメントとは、変換する「物(Material)の流れ」とそれを管理する「情報(Information)の流れ」の両方が「人(Man)、入出力(受給などの)」を介して有機的に結合され、さらに経済性における「価値(Money)の流れ」からなるシステムのマネジメント体系とその定式化法である。
例えば、製造業では、企業目標(売上高、リードタイム等)の下に、資材を調達し、モノを作り、顧客へ納入する一連の連鎖業務、いわゆるサプライチェーンがあり、顧客が要求するとき(オンデマンド)に製品を届けるためには、このサプライチェーンがうまく機能しなければならない。
ところが、従来の需要予測と管理という行為は正確にいえば、過去の需要構造を説明しているに過ぎず、需要構造が変化しないことを前提としているため、その保障には一定の限界がある。従って、過去の一定の需要構造を前提とした需要予測に頼らず、欠品を起こさずに必要最小限の在庫を持つためには、正確な売れ筋情報を得て、在庫の適正量をリアルタイムに求め、そうなるように瞬時に対応し、管理目標に照らして調整する技術が必要とされている。このような、オンデマンド環境を実現する技術として、本発明者等も効率的な需給管理アプローチを提案している(特許文献1及び非特許文献1,2参照)。
特開2006-344186号公報 特開2015-207229号公報
松井正之,内山広樹,藤川裕晃,"オンデマンドSCMにおける在庫変動の流動数図法による管理法",日本経営工学会論文誌,Vol.56,No.2,pp.139-145(2005) Masayuki Matsui, Fundamentals and Principles of Artifacts Science 3M & I - Body System, Springer, April. 2016
上述した特許文献1及び非特許文献1に開示された技術では、在庫の適正量をリアルタイムに求めて、瞬時に対応し調整する手法が提示されており、次期の予測も可能であるが、一般に、企業などの3M&I系である個体は、多次元な多様性の世界であるため、単に過去の情報をそのまま次期に当てはめても適正な予測が得られるとは限らない。特に、上述した特許文献1及び非特許文献1に開示された技術では、管理目標(ゴール)等の状況の変化を感覚的に把握することが難しいことから、予測に用いる過去の情報を適切に選定するのが困難という問題があった。世の中の社会現象の「見える化」がわかりやすくなり、過去の情報のサンプリングやその変換に有用である。
本発明は、以上のような問題を鑑みてなされたものであり、企業や経済体など多様性とサスティナビリティを有する存在について、正確な情報を得て、その指標の変化量や管理指標、適正量をリアルタイムに予測するとともに、見える化によって、多次元な多様性の世界における管理目標(ゴール)等状況の変化を感覚的に把握可能にする流動数管理体システム、在庫フロー管理法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量に基づく流動数を管理するシステムであって、多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と過去に累積された投入量及び管理目標量との相関を、所定の関数に基づいて算出する相関算出部と、相関算出部が算出した任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定する単位元設定部と、単位元設定部が設定した固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、先行データ中のリードタイム間における流入量と固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び投入量と流出量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を算出する予測管理値算出手段と、前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義する3次元モデリング部と、前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させる表示データ生成部と、
前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させる相互角度設定部とを備え、前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節する
また、本発明は、管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量に基づく流動数(在庫フロー等)を管理する在庫フロー管理法であって、
前記多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、前記管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と前記過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて、相関算出部が算出するステップと、
単位元設定部が、前記相関算出部が算出した前記任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定するステップと、
前記単位元設定部が設定した前記固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と前記目標量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を予測管理値として予測管理値算出手段が算出するステップと
3次元モデリング部が、前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義するステップと、
表示データ生成部が、前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させるステップと、
相互角度設定部が、前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させるステップと
を含み、
前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節することを特徴とする。
上記発明において、予測管理値算出手段は、予測展開要因となる事象を、起因、継承、転換、終結の4段階系からなる行列(方程)式で設定し、これらの行列(方程)式が基底する固有ベクトルと目標調整機能とに基づいて予測値を算出することが好ましい。
本発明は、予測管理値算出手段が算出した収差、リードタイム及び在庫量の予測値に対して固有ベクトルの逆変換処理を実行し、ペア要素の戦略値を算出するフィードフォワード部をさらに備える。
上記発明において、相関算出部は、ペア要素に関するデータの経時的変化に応じて、先行データを取得する際のサンプリング法を調節するサンプリング部をさらに備えることが好ましい。
上記発明において、座標原点における第1のベクトルと第2のベクトル間の相互角度と、座標原点における角度又は座標原点からの距離とによって、或いは、セルデータの超平面上における位置、及び高さによって、到達目標値を設定する戦略設定部をさらに備え、表示データ生成部は、到達目標値に係るセルデータを追加表示する機能を有することが好ましい。
上記発明において、仮想空間上において、第1のベクトルの方向に平行で、且つ超平面に垂直な表示平面を、第1のベクトル方向に配列されたセルデータ群と比較可能に表示する比較用平面表示部をさらに備えることが好ましい。
上記発明において、多変量には、三次元的に動作する機構を備えたロボットを制御するための動作系変換パラメーターを含むことが好ましい。
なお、上述した本発明に係るシステムや、このシステムに用いる制御方法は、所定の言語で記述された本発明のプログラムをコンピューター上で実行することにより実現することができる。すなわち、本発明のプログラムを、携帯端末装置やスマートフォン、ウェアラブル端末、モバイルPCその他の情報処理端末、パーソナルコンピュータやサーバーコンピューター等の汎用コンピューターのICチップ、メモリ装置にインストールし、CPU上で実行することにより、上述した各機能を有するシステムを構築して、各ハードウェア資源の制御方法を実施することができる。
以上の構成を有する本発明の流動数管理体システムを動作させることによって、在庫フロー管理法等の流動数管理方法を実施することができる。また、所定の言語で記述されたプログラムを実行させることにより、例えば、CPU上に仮想的に各種モジュールを構築することができ、各装置や機器等のハードウェア資源、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって、本発明の流動数管理体システムを構成することができる。
そして、このようなプログラムは、例えば、通信回線を通じて配布することが可能であり、また、コンピューターで読み取り可能な記録媒体に記録することにより、スタンドアローンの計算機上で動作するパッケージアプリケーションとして譲渡することができる。この記録媒体として、具体的には、フレキシブルディスクやカセットテープ等の磁気記録媒体、若しくはCD-ROMやDVD-ROM等の光ディスクの他、RAMカードなど、種々の記録媒体に記録することができる。そして、このプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体によれば、汎用のコンピューターや専用コンピューターを用いて、上述したシステム及び方法を簡便に実施することが可能となるとともに、プログラムの保存、運搬及びインストールを容易に行うことができる。
本発明によれば、企業や経済体など多様性とサスティナビリティを有する存在について、正確な情報を得て、その変化量や管理指標、適正量をリアルタイムに求めるとともに、松井の式、松井の方程式と幾何的な見える化によって、多次元な多様性の世界における状況の変化を体系的・感覚的に把握して、次期の予測と管理の精度を高めることができる。
実施形態に係る本実施形態による流動数管理体システムの機能構成例を示す概略ブロック図である。 実施形態に係るCPU上に仮想的に構築される流動数管理体システムに関するモジュールを示すブロック図である。 実施形態に係る流動数管理体システムのハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。 実施形態に係る表示データの説明図である。 流動数管理体システムにおける幾何的表示方法の処理手順を示すフローチャート図である。 実施形態に係る三次元モデリングの概要を示す説明図である。 実施形態に係る三次元モデリングにおいて、配列周期の概要を示す説明図である。 実施形態に係る比較表示用の表示平面DSの表示態様を示す説明図である。 実施形態に係る戦略設定の表示態様を示す説明図である。 本実施形態の管理対象における流入量、流出量、在庫量、確定注文量を示す図である。 流入量の累積量と流出量の累積量とを流動数図法化した模式図である。 本実施形態に係るマネジメントデータ生成の手順を示すフローチャート図である。 本実施形態に係る企業戦略マップの説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る流動数管理体システムの実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る流動数管理体システムの機能構成例を示す概略ブロック図であり、図2はCPU上に仮想的に構築される流動数管理体システムに関するモジュールを示すブロック図であり、図3はハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
(流動数管理体システムの全体構成)
図1に示すように、本実施形態に係る流動数管理体システムは、管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ及び投入量に基づく流動数を管理するシステムである。この多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(d,m)として選択するとともに、管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、管理指標データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素(d,m)と過去に累積された投入量と、管理指標値であるLTi及びERiとの相関を、所定の関数に基づいて算出する。
そして、本実施形態における流動数管理体システムでは、この任意のペア要素(d,m)に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトル(e1t,e2t)として仮想空間上に設定し、この固有ベクトル(e1t,e2t)を用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムLTとして算出するとともに、先行データ中のリードタイムLT中における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と前記流出量との差分である在庫量の予測値を算出する。
具体的には、図1に示すように、本実施形態に係る流動数管理体システムは、流動数管理ロジック処理部10と、パラメーター設計手段である演算制御部20とから概略構成されている。流動数管理ロジック処理部10は、流動数図表生成手段11、固有ベクトルを用いて次期の予測を行う予測管理値算出手段12、投入量算定手段15、投入量管理手段16、投入量改善手段17、投入量決定手段18、流動数管理法手段19などの機能を備えている。演算制御部20は、ペアマップ調整部25と、係数生成手段としてのペアマップ戦略部26とを備えている。
予測管理値算出手段12は、管理対象における流入量データ(管理目標データを含む)と流出量データと確定注文等の予測情報データ(先行データ)22とを時間に対応するデータとして取得するとともに、固有ベクトル(e1t,e2t)と、管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と前記流出量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を、予測管理値として算出する。
なお、この予測管理値算出手段12には、例えば、移動基準在庫量算出手段や移動基準在庫量管理手段を設けて、予測管理値の移動基準を用いて、投入量の改善に反映させるようにしてもよい。移動基準在庫量算出手段では、流入量データと流出量データを基に各期の在庫量を求め、この在庫量の状態に対し各在庫状態の特性に応じて在庫量に関する総ペナルティー費用を求め、この総ペナルティー費用が最小となる移動基準在庫量を算出する。そして、動基準在庫量管理手段によって、移動基準在庫量算出手段で算出された移動基準在庫量が管理状態にあるか否かを管理図(例えば累積和管理図)によりシンボリックに(例えばVマスク法で)判定する。投入量算定手段15は、予測値及び前記流出量データに対して、これらの各値に時期に対応させた重みづけ平均の重み係数γを乗じ、それらの累積から、流出量に関する総ペナルティー費用が最小となる次期流出量を求め、求めた次期流出量を次期の投入量として算定することができる。
投入量管理手段16は、算定された投入量が管理状態にあるか否かを流動数図表の管理限界線により判定する。投入量改善手段17は、移動基準在庫量管理手段による判定結果或いは投入量管理手段による判定結果に基づいて、安全率を算出するとともに、算定された投入量の累積が管理限界線以下になるように改善する。
投入量決定手段18は、投入量管理手段16による判定の結果、次期の累積流入量が管理限界内にあるときは、投入量算定手段15により算定された投入量を次期投入量として決定するモジュールである。移動基準在庫量管理13による判定の結果、基準在庫値が管理限界(安全率)外にあるときと、投入量管理手段16による判定の結果、次期の累積流入量が管理限界外にあるときの両方又はいずれか一方を満たすときは、投入量改善手段17により改善された値を次期投入量として決定する。
流動数管理法手段19には、3D挙動(3次元ダイナミズム)の管理の他に、投入量の改善効果を利益面から検証するモジュールとして、以下の方法が用意されている。t期における割合[在庫が占有している容量/倉庫全体の容量]を稼働率ρt、割合[空き容量/倉庫全体の容量]を遊休率1-ρtとすると、そのときの費用ECtは、次式(1)により算出される。
ECt1・Lt3+(α23t (1)
ただし、α1は在庫保管費用係数(円/個)、α2は稼働費用係数(円)、α3は遊休費用係数(円)である。
また、t期の利得ERt(円)は、製品を1個流通させたときの利得をP(円)、t期の需給スピードをdtとすると、次式(2)により算出できる。
ERt=P/dt (2)
このとき、t期の利益ENt(円)は、次式(3)により算出できる。
ENt=P/dt-(α1・Lt3+(α23t) (3)
式(3)より、利益ENtは、稼働率ρt(d)の関数である。利益ENtを最大化するρt*(d*)が存在すると、最適在庫(参照値)が得られ、ペア戦略図法が検討できる。また、この管理手段は、そのリアルタイムな監視と管理が可能となる。なお、この流動数管理法手段19では、サンプリング制御部328dにより、相関算出部327は、ペア要素(d,m)に関するデータの経時的変化に応じて、先行データを取得する際のサンプリング法を調節することができる。このサンプリング制御部328dは、ペア要素に関するデータの経時的変化に応じて、先行データを取得する際のサンプリング法を調節するサンプリング部である。
上記ペアマップ戦略部26は、上記流動数管理ロジック処理部10の各手段による演算処理に先立って、ペアマップを参照し、管理対象となる多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(d,m)として選択して、流動数管理ロジック処理部10に入力するモジュールであり、多数のペア要素(d,m)の中から、所定条件の下、任意のセットを選定する。
上記演算制御部20は、フィードフォワード演算部23と、記憶保持手段24とを備えており、さらにペアマップ調整部25及びペアマップ戦略部26と連携する機能を備えている。具体的に、この演算制御部20は、フィードフォワード演算部23及びペアマップ戦略部26によって次期に当てはめるべきペア要素(d,m)を変更し、ペアマップ戦略部26を呼び出し、変動された各世代の係数に基づいて得られる投入量を算出させ、選択したペア要素(d,m)を記憶保持する。なお、フィードフォワード部としてのフィードフォワード演算部23は、予測管理値算出手段12が算出した収差、リードタイム及び在庫量の予測値に対して固有ベクトルの逆変換処理を実行し、ペア要素の戦略値を算出することができる。
(流動数管理体システムの各機能モジュール構成)
本実施形態において流動数管理体システムは、入力された多変量の相関を演算し、演算された多変量のうち任意に選択された管理対象となる変量を幾何的に表示して管理する幾何的表示方法を用いた表示システムを含む複数の機能モジュールで構成されている。ここで、モジュールとは、CPU等の演算処理装置において、各種プログラムを実行することにより、CPU上に仮想的に構築される機能ブロックであり、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成される。
本実施形態において流動数管理体システムは、CPU32上で流動数管理アプリケーションが実行されることで、CPU32上に機能モジュールとして仮想的に構築され、具体的には、図2に示すように、表示設定部321と、配列周期設定部322と、変数選択部323と、表示データ生成部324と、3次元モデリング部325と、単位元設定部326と、相関算出部327と、演算制御部328とから概略構成される。
変数選択部323は、入力インターフェース31によるユーザー操作に基づいて、多変量のうち任意の2つの変量(変数)をペア要素(d,m)として選択するとともに、選択されたペア要素(d,m)に関する演算に必要な変量(変数、数値)を多変量データ43で参照して、相関算出部327に読み込ませるモジュールである。この変数選択部323は、相関算出部327での必要な変数を自動的に選択する機能も有し、この機能により表示モードやペア要素(d,m)の特性に応じた変数が相関算出部327で読み込まれることとなる。例えば、会計業務で入力される各数値、又は所定の会計規則によって算出される算出結果若しくはその算出途中における中間算出値の中からペア要素(d,m)や関係する変量として選択可能となっている。
なお、本実施形態に係る多変量には、三次元的に動作する機構を備えたロボットを制御するための動作系変換パラメーターを含ませることができる。
また、変数選択部323は、表示モードがカスタム表示モードである場合に、ユーザー操作を要求して、任意の変量を複数選択させる項目選択部323aを備えており、この項目選択部323aで表示項目として選択された任意の変量と、その変量を演算するのに必要な変量を自動的に選択して、相関算出部327に読み込ませることができるようになっている。
相関算出部327は、変数選択部323で選択されたペア要素(d,m)、及びペア要素(d,m)の算出に必要な変量の相関を、所定の関数に基づいて算出するモジュールであり、本実施形態では、選択されたペア要素(di、mi)とともに、管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて算出する。なお、ここでの所定の関数としては、会計業務で用いられる演算関数を含めることができる。単位元設定部326は、相関算出部327が算出したペア要素(d,m)の各要素の値に基づく長さ及び方向を有する第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2として、仮想空間上に設定するモジュールである。
3次元モデリング部325は、図6(a)~(c)に示すように、単位元設定部326が設定した第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2をセルデータCdとして描画するためのモジュールであり、具体的には、変数選択部323が選択したペア要素(d,m)について、仮想空間VSの座標原点Oに配置された第1ベクトルV1の方向D1(図6中x軸方向)及び第2ベクトルV2の方向D2(図6中z軸方向)と、これらの相互角度θとによって超平面SSを形成するとともに、第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2についてそれぞれ算出された外積(ベクトル積)又は内積(スカラー積)の値に基づいて、超平面SS上からの高さ・底面形状を有するセルデータCdを定義する。
表示データ生成部324は、表示部33に表示させるグラフィックを描画するための表示データを生成するグラフィックエンジンであり、3次元モデリング部325が定義した仮想空間VS、及びセルデータCdを超平面SS上に配置させたグラフィックを描画する。また、表示データ生成部324は、仮想空間VS上において、第1ベクトルV1の方向D1に平行で、且つ超平面SSに垂直な表示平面DSを、方向D1に配列されたセルデータ群と比較可能に表示する比較用平面表示部としても機能する。
配列周期設定部322は、仮想空間VS上において方向D1に沿って配列されるセルデータCdの個数を算出するモジュールである。具体的には、多変量のうち任意の変量(ペア要素には限定されない。)を目的変数として選択し、この目的変数に関する到達値を設定する到達値設定部322aを備え、この到達値設定部322aによって選択された目的変数が、到達値に到達するまでの時間長に基づいて、目的変数が到達値に達する毎に配列周期を算定し、この算定された各配列周期に応じて、方向D1に沿って配列されるセルデータCdの個数を決定する。
この目的変数としては、例えば企業会計を行う周期である「年間」や「月間」を設定し、到達値として、「12箇月」、「31日(月によっては29日或いは30日)」を設定し、その間に含まれるセルデータCdの個数を12個或いは31個(月によっては29個或いは30個)として算出する。なお、ここでの目的変数としては、「年間」或いは「月間」などの時間的な値だけではなく、販売個数や在庫個数、売上額などを設定することができ、この場合には、その達成目標となる個数や金額を到達値としたり、或いは在庫がなくなることを示す数値「0」又は在庫最大容量などを到達値として設定することができ、販売個数や在庫個数、売上額に到達するまでの予測時間を相関算出部327で算出し、配列周期設定部322は、相関算出部327の算出結果を配列周期として用いる。
表示設定部321は、3D描画するための基本的な設定を、入力インターフェース31におけるユーザー操作として受け付け、それらの設定をアプリケーションデータ42として記憶・保持するモジュールである。本実施形態では、この表示設定の一つとして、表示モードの切り替えがあり、この表示モード切替え機能では、例えば、企業の会計系(下位レベル)表示モード、企業の財務系(上位レベル)表示モード、その他、会計関係の任意の変量(項目)を選択して表示させるカスタム表示モードが含まれ、これらのモードを、入力インターフェース31からの選択操作に基づいて切り替えることができる。
また、表示設定部321は、各表示モードのオプションとして、仮想空間上における座標系の表示形態を変化させる相互角度設定部321aと、任意の変量の目標値及びその目標値を達成するための戦略(方向性)を追加表示させるための戦略設定部321bとを備えている。
相互角度設定部321aは、座標原点Oにおける第1ベクトルV1と第2ベクトルV2間の相互角度θを変化させるモジュールであり、入力インターフェース31からのユーザー操作に基づいて相互角度θを変化させる。3次元モデリング部325は、この相互角度設定部321aが変化させた相互角度θに基づいて、セルデータの超平面SS上における平面形状、及びベクトルV1及びV2の外積又は内積の値を算出し直して、セルデータの形状を変化させる。
戦略設定部321bは、座標原点における角度又は座標原点からの距離によって、到達目標値となるセルデータの超平面上における位置、及び超平面からの高さを設定するモジュールである。本実施形態においてこの戦略(方向性)は、図9に示すように、座標原点Oから伸びるターゲットラインTLや、到達目標となるターゲットポイントTP、或いはこれらターゲットラインTL・ターゲットポイントTPを頂点とするセルデータとして表示することができ、この戦略の設定は、座標原点Oにおける超平面SS上における角度φ、超平面SSから高さ方向(D3方向)の角度ψ、及び座標原点OからのターゲットラインTLの長さとして入力する。
演算制御部328は、コントロール変数演算部328aと、ショートカット演算部328bと、次期予測部328cと、サンプリング制御部328dと、フィードフォワード演算部328eとを備える。
コントロール変数演算部328a及びショートカット演算部328bは、表示設定部321の相互角度設定部321a、戦略設定部321bと連携することにより、戦略設定を行うことによって、コントロール変数やショートカットのゴール設定を実行する。
次期予測部328cは、単位元設定部326が設定した固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムLTとして算出するとともに、先行データ中のリードタイムLTt中における流入量と固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と前記流出量との差分である在庫量の予測値を算出するモジュールである。なお、本実施形態において、次期予測部328cは、予測展開要因となる事象を、起因、継承、転換、終結の4段階系からなる行列(方程)式で設定し、これらの行列(方程)式が基底する固有ベクトル(e1t,e2t)と目標調整機能とに基づいて予測値を算出する機能を備えている。
サンプリング制御部328dは、相関算出部327は、ペア要素(d,m)に関するデータの経時的変化に応じて、先行データを取得する際のサンプリング法を調節するモジュールである。
フィードフォワード演算部328eは、次期予測部328cが算出した予測管理値(リードタイム及び収益等)に対して固有ベクトル(e1t,e2t)の逆変換処理を実行し、ペア要素(d,m)の理想値を戦略値として算出するモジュールである。
(流動数管理体システムのハードウェア構成)
流動数管理体システムは、図3に示すように、例えばPC等のコンピューターシステムにより実現され、入力インターフェース31、CPU32、表示部33、外部出力インターフェース34、記憶部35などを備えている。
入力インターフェース31は例えばキーボードやポインティングデバイス、ディスクドライブ等の入力手段であり、多変量データを入力したり、アプリケーションプログラム41の実行指示等に用いられる。表示部33はディスプレイやプリンタ等の表示手段であり、アプリケーションプログラム41の実行結果や中間処理結果等の表示に用いられる。外部出力インターフェース34は他の装置やシステムと接続するためのインターフェースを提供する。
CPU32は、各部を制御する際に必要な種々の演算処理を行う装置である。このCPU32は、記憶部35に格納されているアプリケーションプログラム41やアプリケーションデータ42及び設定情報に基づいて、入力インターフェース31から入力される内容に応じて、本発明に係る流動数管理体プログラムを実行させる。CPU32上で、流動数管理体プログラムが実行されることで、本発明の流動数管理体システムが機能モジュールとして仮想的に構築される。
記憶部35は、ハードディスクやメモリ装置等の記憶装置であり、各種アプリケーションプログラム41やアプリケーションデータ42などが記憶される。なお、本実施形態に係る図1に流動数管理機能をコンピューターシステムに実現させるためのプログラム、或いは図1及び図2に例示する各処理をコンピューターシステムに実行させるためのプログラムを、アプリケーションプログラム41として記憶部35に記憶させ、流動数管理体システムに実行させることができる。また、記憶部35には、多変量データ43が蓄積されており、CPU32で実行される流動数管理体システムで必要な多変量データが読み出されるようになっている。
(流動数管理体システムの動作)
以上の構成を有する流動数管理体システムを動作させることによって、在庫フロー管理法等の流動数管理方法を実施することができる。
(1)多変量マネジメント処理
なお、上記総利益EN、収益ER、費用ECから、上記Lをリードタイムとして算出する手法は、以下のものがある。図12は、企業における多変量のマネジメント処理方法の手順を示すフローチャート図である。
先ず、ステップS1において、数値化された需要戦略としての需要スピードdと、数値化された生産戦略としての生産スピードmの初期値を設定する。この初期値は、この例では、所定の範囲で離散的に決定される数値とサンプリング法である。次いで、ステップS2において、ステップS1と前後して(通常は前に)、利得や費用等の計算に用いるための経営データ(例えば価格、コスト、バッファ)を、対象となる企業(その中の一事業所でもよい)や企業群について調査し、収集する。
その後、ステップS3及びS4において、数値化された需要スピード及び生産スピードの初期値と、予めステップS2において収集された経営データとに基づいて、収益ERと費用ECとを含むマネジメントデータを計算して生成する。そして、前記ステップにより算出された収益ER及び費用ECから利益ENを算出する。この利益EN及び、前記各ステップにおいて得られたデータから、リードタイム([LT])等の必要なマネジメントデータが算出される。
そして、ここで用いられた需要スピードd、生産スピードmを用いて、超平面SS上における任意のセルデータの高さを定めることができ、この場合には、このセルデータの頂点と原点Oとを結ぶ直線(ベクトル)の角度(θ、φ)が設定されることとなる。すなわちこれらのdやmも戦略変数とすることができ、このような需要スピードdや生産スピードmを二次元的に表示して、図12等によって、いわゆる戦略マップ(図13)を作成することにより、戦略の見える化を図ることができる。なお、需要スピードdや生産スピードmとの関係は、図13に示すように、経済性に繋がる収益ERと、信頼性に繋がるリードタイムLとの関係は、図13に示すように、角度θで交差した正負の楕円のような関係にあり、角度θを変化させることによっても、収益ERとリードタイムLとのバランスを調節することができる。
(2)次期予測処理
上述したような多変量の管理に際し、本実施形態に係る流動数管理体システムでは、管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ及び投入量に基づく流動数を管理する。
この多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(d,m)として選択するとともに、管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素(d,m)と過去に累積された投入量、及び管理目標としてのLT及びERiとの相関を、数1及び数2に示すような、所定の関数に基づいて算出する。
Figure 0007081782000001

Figure 0007081782000002
そして、本実施形態における流動数管理体システムでは、この任意のペア要素(d,m)に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトル(e1t,e2t)として仮想空間上に設定し、この固有ベクトル(e1t,e2t)を用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムLTとして算出するとともに、先行データ中のリードタイムLTt中における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と前記流出量との差分である在庫量と次期管理目標の予測管理値を算出する。
(3)幾何的表示処理
ここで、在庫フロー管理法等の流動数管理方法における幾何的表示処理の概要について説明する。図5は、本実施形態に係る幾何的表示処理の手順を示すフローチャート図である。本実施形態において流動数管理方法は、企業等の個体(3M&I系)の見える化とマネジメントのために、関連する多変量を幾何的に表示する方法であり、例えば、企業における会計系や財務系に関する多変量を3D表示する。
先ず、ステップS101において表示設定を行う。この表示設定では、例えば、3次元モデリングの表示形態を選択する表示モード設定や、企業会計系・企業財務系の表示の切り替えなどの他、後述する配列周期の設定や、目標値の表示設定、比較用平面の表示設定などを行う。
次いで、ステップS102において、多変量の中から管理対象となる2つの変数をペア要素(d,m)として選択し、ステップS103において、これらの変数の時系列に従った相関を、所定の関数に基づいて算出する。以下に、ステップS103における相関の算出について具体的に説明する。
図4に示す要素間の相関としては、例えば、企業3D会計系の基本式及びこの基本式から導かれる一般化式が挙げられる。
この基本式は、
総利益(利益)EN=収益(価格)ER-費用(原価)EC (4)
で表される利益公式であり、この収益ERは、単位売上高(W)でもあり、
収益(W(=ER))=価格(Z)×個数(L) (5)
となることから、ここでの管理対象は、価格(Z)、個数(L)及び収益(W)であり、これらの相関は、一般化式(2)となる。上記式(4)と式(5)の関係は、例えば、図4のような図表に表すことができ、図8に示した表示平面DSに表示させることができる。
(4)セルデータ生成
ステップS104において、これらの変量のうち、任意に選択した2つの変量をペア要素(d,m)として、図6(a)に示すように、各変量の値に基づく長さ及び方向を有する第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2として、仮想空間VS上に設定する。次いで、ステップS105において、図6(c)に示すように、この仮想空間VS上における座標原点Oに配置された第1ベクトルV1の方向D1及び第2ベクトルの方向D2と相互角度θとによって超平面SSを形成する。この超平面SS上に、第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2についてそれぞれ算出された外積V3に基づいた超平面SS上からの高さを有するセルデータCdを生成する。
ここで、上記一般化式(4)及び(5)は、いわゆる「松井の式」と呼ばれ、ニュートン式体系との相似形となっており、物理学的には力系及び運動量に対応する。
詳述すると、L個の単位元Zを直線状に配置した1次元タイプでは、L個からなる単位元Zの面積であるWを、
W=ZL (6)
で表す。また、所定の体積を有するL個の単位元Zの体積としての[W]は、
[W]=ZL (7)
で表される。いま、W(=ZL)を[L]とすると、上式(6)及び(7)から、
[W]=Z[L] (8)
が得られる。
ここで、上記W、[W]、Z及びLをベクトルW’、 [W] ’、Z’及びL’とし、ベクトルZ’及びL’がなす角度に相互角度θを導入すると、自由度3の3次元モデリングが得られる。これは超平面SSとしてのW’(Z’,L’i,θ)を有し、上式(8)はそれぞれ以下のように、内積・外積空間に展開することができる。
W’=|Z’||L’|cosθ (9)
[W]’=|Z’|×|L’|sinθ (10)
これは、上記松井の式の角度θによる一般化(松井の式のベクトル形)になり、これらの関係は、図6(b)で示され、このθは、操作(戦略)変数とすることができる。すなわち、式(10)で、θ=π/2のとき、[W]’=|Z’|×|L’|=Wである。このベクトル積は、物理的には力系であり、仕事量、資産などに相当すると考えられる。
他方、上式(9)は、スカラー積であり、利益会計の一般化になって物理的には運動量に対応する。上式(9)において、θ=π/2とし、W’をWに、L’をLに置き換えて元に戻すと、図4に示すような図表として、図8に示した表示平面DSに表示させることができる。
なお、図4に示すように、任意の地点における需要スピードd、生産スピードmを超平面SS上に設定することによって、その地点におけるセルデータの高さを定めることができ、この場合には、このセルデータの頂点と原点Oとを結ぶ直線(ベクトル)の角度(θ、φ)が設定されることとなる。すなわちこれらのdやmも戦略変数とすることができ、このような需要スピードdや生産スピードmを二次元的に表示していわゆる戦略マップ(図13)を作成することにより、戦略の見える化を図ることができる。なお、需要スピードdや生産スピードmとの関係は、図13に示すように、経済性に繋がる収益ERと、信頼性に繋がるリードタイムLとの関係は、図13に示すように、角度θで交差した正負の楕円のような関係にあり、角度θを変化させることによっても、収益ERとリードタイムLとのバランスを調節することができる。
(5)セルデータ表示
次いで、ステップS106において、表示モードに応じた配列周期で、各セルデータの超平面SS上における配置を決定する。この配列周期とは、図7に示すように、多変量のうち、任意の変量を目的変数として選択された目的変数が到達値に到達するまでの時間長に基づいて、目的変数が到達値に達する毎に配列周期を算定し、この算定された各配列周期に応じて、方向D1に沿って配列されるセルデータC11~C1n,C21~C2n…の個数を決定する。
ここで、ステップS107において、座標原点Oにおける第1ベクトルV1と第2ベクトルV2間の相互角度θを変化させる場合には(S107における「Y」)、変化された相互角度θに基づいて、セルの超平面SS上における平面形状、及び外積又は内積の値を算出し直して、セルデータの形状を変化させることができる。
その後、ステップS108において、図7に示すように、各ベクトルの値に基づいて定義され、生成されたセルデータC11~C1nを、方向D1(時系列)に沿って配列させた画像処理データである表示データを生成する。このとき、各配列周期に含まれるセルデータを1セットとして、そのセットに含まれるセルデータを方向D1に配列させるとともに、配列周期毎のセルデータの各セットを、超平面SS上における方向D2に配列させる。このようにして生成された表示データは、ディスプレイ等の表示部に出力することにより、画像として閲覧することができる。
(6)流動数図表表示
このステップS108における表示データの生成に際し、仮想空間VS上に、比較用の表示平面DSを表示させてもよい。この表示平面DSは、仮想空間VS上において、第1ベクトルV1の方向D1に平行で、且つ超平面SSに垂直な表示平面であり、方向D1に配列されたセルデータ群と比較可能に表示される。この表示平面DSは、セルデータ群の背後に配置されるように、表示平面の原点と、仮想空間VSの座標原点Oとが一致するように表示される。この表示平面に表示する情報としては、例えば、上記所定の単位収益である単位元Zと、この単位元Zを得るための所要時間であるリードタイムLに基づいて算出される累積資産Wとしたときの、L及びWとの関係に関する流動数図表とすることができる。
この流動数図表は、図10に示すように、例えば管理対象とする倉庫のt期における流入量、流出量、在庫量をそれぞれ、(工場から)製品Aが倉庫に流入した量(It)、製品Aが倉庫から(市場に)流出した量(Ot)、製品Aが倉庫に保管されている量(Lt)とする。確定注文量(Xt)は製品Aの需要情報である。流動数図表は、図11に例示するように、縦軸に累積流量、横軸に時間をとった平面に流入累積線と流出累積線とを描いたグラフである。2つの累積線で囲まれた領域を縦に見ると流れの対象(製品A)が管理対象(倉庫)内にその時点で滞留している量つまり流動数(在庫量)が読み取れ、横に見ると対象が管理対象内に留まっている時間(リードタイム)が読み取れる。
この流動数図表としては、例えば、多変量として、上記流入量及び流出量及び確定注文量(Xt)を入力し、流れの対象(製品A)の流動数を示すものが挙げられる。この流動数図表では、流入量、流出量、確定注文量の各データは20余週分といったように周期を定めることができ、確定注文は見込需要情報(予測)である。
(7)戦略設定表示
また、上記ステップS108における表示データの生成に際し、戦略設定を表示することもできる。具体的には、戦略設定部321bによって、座標原点Oにおける角度φやψ、又は座標原点Oからの距離(ターゲットラインTLの長さ)によって、図9に示すように、到達目標値となるセルデータや、ターゲットポイントTPの超平面SS上における位置、及び超平面SSからの高さを設定する。この戦略の設定は、座標原点Oにおける超平面SS上における角度φ、超平面SSから高さ方向(D3方向)の角度ψ、及び座標原点OからのターゲットラインTLの長さとして入力し、現在の財務会計を示す3Dモデリング内に、到達目標を併せて表示することにより、戦略マネジメントの視覚化を実現することができる。
(本実施形態による効果)
本実施形態によれば、任意のペア要素(d,m)に関する相関を、固有ベクトル(e1t,e2t)として仮想空間上に設定し、この固有ベクトル(e1t,e2t)を用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムLTtとして算出するとともに、先行データ中のリードタイムLTt中における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と前記流出量との差分である在庫量の予測値を算出する。これにより、企業や経済体など多様性を有する存在について、正確な情報を得て、その変化量や適正量をリアルタイムに求めるとともに、松井の式と幾何的な見える化によって、多次元な多様性の世界における状況の変化を体系的・感覚的に把握して、次期の予測の精度を高めることができる。
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
θ…相互角度
φ…戦略変数
C11~C1n,C21~C2n,Cd…セルデータ
D1,D2…座標軸方向
DS…表示平面
EC…費用
EN…総利益
ER…収益
O…座標原点
SS…超平面
TL…ターゲットライン
TP…ターゲットポイント
V1…第1ベクトル
V2…第2ベクトル
V3…外積値
VS…仮想空間
10…流動数管理ロジック処理部
11…流動数図表生成手段
12…予測管理値算出手段
15…投入量算定手段
16…投入量管理手段
17…投入量改善手段
18…投入量決定手段
19…流動数管理法手段
20…演算制御部
23…フィードフォワード手段
24…記憶保持手段
25…ペアマップ調整手段
26…ペアマップ戦略手段
31…入力インターフェース
32…CPU
33…表示部
34…外部出力インターフェース
35…記憶部
41…アプリケーションプログラム
42…アプリケーションデータ
43…多変量データ
321…表示設定部
321a…相互角度設定部
321b…戦略設定部
322…配列周期設定部
322a…到達値設定部
323…変数選択部
323a…項目選択部
324…表示データ生成部
325…3次元モデリング部
326…単位元設定部
327…相関算出部
328…演算制御部
328a…コントロール変数演算部
328b…ショートカット演算部
328c…次期予測部
328d…サンプリング制御部
328e…フィードフォワード演算部

Claims (15)

  1. 管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量に基づく流動数を管理するシステムであって、
    前記多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、前記管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と前記過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて算出する相関算出部と、
    前記相関算出部が算出した前記任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定する単位元設定部と、
    前記単位元設定部が設定した前記固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び投入量と流出量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を、予測管理値として算出する予測管理値算出手段と、
    前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義する3次元モデリング部と、
    前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させる表示データ生成部と、
    前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させる相互角度設定部と
    を備え、
    前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節する
    ことを特徴とする流動数管理体システム。
  2. 前記予測管理値算出手段は、予測展開要因となる事象を、起因、継承、転換、終結の4段階系からなる行列(方程)式で設定し、これらの行列(方程)式が基底する前記固有ベクトルと目標調整機能とに基づいて前記予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
  3. 前記予測管理値算出手段が算出した予測管理値に対して前記固有ベクトルの逆変換処理を実行し、前記ペア要素の戦略値を算出するフィードフォワード部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
  4. 前記相関算出部は、前記ペア要素に関するデータの経時的変化に応じて、前記先行データを取得する際のサンプリング法を調節するサンプリング部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
  5. 前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度と、前記座標原点における角度又は前記座標原点からの距離とによって、或いは、セルデータの前記超平面上における位置、及び高さによって、到達目標値を設定する戦略設定部をさらに備え、
    前記表示データ生成部は、前記到達目標値に係るセルデータを追加表示する機能を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の流動数管理体システム。
  6. 前記仮想空間上において、前記第1のベクトルの方向に平行で、且つ前記超平面に垂直な表示平面を、前記第1のベクトルの方向に配列されたセルデータ群と比較可能に表示する比較用平面表示部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の流動数管理体システム。
  7. 前記多変量には、三次元的に動作する機構を備えたロボットを制御するための動作系変換パラメーターを含むことを特徴とする請求項1に記載の流動数管理体システム。
  8. 管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量に基づく流動数を管理する在庫フロー管理法であって、
    前記多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、前記管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と前記過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて、相関算出部が算出するステップと、
    単位元設定部が、前記相関算出部が算出した前記任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定するステップと、
    前記単位元設定部が設定した前記固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と目標量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を予測管理値として予測管理値算出手段が算出するステップと
    3次元モデリング部が、前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義するステップと、
    表示データ生成部が、前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させるステップと、
    相互角度設定部が、前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させるステップと
    を含み、
    前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節する
    ことを特徴とする在庫フロー管理法。
  9. 管理対象における多変量の影響を受ける流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量に基づく流動数を管理するために、コンピューターを、
    前記多変量のうち任意の2つの変量をペア要素(di、mi)として選択するとともに、前記管理対象における過去に累積された流入量データ、流出量データ、目標量データ及び投入量を時間に対応する先行データとして取得し、これらのペア要素と前記過去に累積された投入量及び管理目標値との相関を、所定の関数に基づいて算出する相関算出部と、
    前記相関算出部が算出した前記任意のペア要素に関する相関を、各要素の値に基づく固有の長さ及び方向を有する第1のベクトル及び第2のベクトルを含む固有ベクトルとして仮想空間上に設定する単位元設定部と、
    前記単位元設定部が設定した前記固有ベクトルを用いて管理期間として必要な時間長をリードタイムとして算出するとともに、前記先行データ中の前記リードタイム間における流入量と前記固有ベクトルに基づいて、次期における、流入量、及び前記投入量と目標量との差分である在庫量と次期管理目標値の予測値を、予測管理値として算出する予測管理値算出手段と、
    前記仮想空間上における座標原点に配置された前記第1のベクトルの方向及び前記第2のベクトルの方向と、相互角度とによって超平面を形成し、前記第1のベクトル及び前記第2のベクトルについてそれぞれ算出された外積又は内積の値に基づく前記超平面上からの高さを有するセルデータを定義する3次元モデリング部と、
    前記セルデータを系列に従って、前記第1のベクトルの方向に沿って配列させて表示させる表示データ生成部と、
    前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度を変化させる相互角度設定部
    として機能させ、
    前記3次元モデリング部は、前記相互角度設定部が変化させた前記相互角度に基づいて、前記セルデータの前記超平面上における平面形状、及び前記外積又は内積の値を算出し直して、前記セルデータの形状を変化させるとともに、前記単位元設定部は、セルデータの頂点と原点とを結ぶベクトルを固有ベクトルとし、そのときのペア要素を需要スピード及び生産スピードとして、収益とリードタイムを調節する
    ことを特徴とする流動数管理体プログラム。
  10. 前記予測管理値算出手段は、予測展開要因となる事象を、起因、継承、転換、終結の4段階系からなる行列(方程)式で設定し、これらの行列(方程)式が基底する前記固有ベクトルと目標調整機能とに基づいて前記予測値を算出することを特徴とする請求項に記載の流動数管理体プログラム。
  11. 前記予測管理値算出手段が算出した予測管理値に対して前記固有ベクトルの逆変換処理を実行し、前記ペア要素の戦略値を算出するフィードフォワード部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の流動数管理体プログラム。
  12. 前記相関算出部は、前記ペア要素に関するデータの経時的変化に応じて、前記先行データを取得する際のサンプリング法を調節するサンプリング部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の流動数管理体プログラム。
  13. 前記座標原点における前記第1のベクトルと前記第2のベクトル間の相互角度と、前記座標原点における角度又は前記座標原点からの距離とによって、或いは、セルデータの前記超平面上における位置、及び高さによって、到達目標値を設定する戦略設定部をさらに備え、
    前記表示データ生成部は、前記到達目標値に係るセルデータを追加表示する機能を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の流動数管理体プログラム。
  14. 前記仮想空間上において、前記第1のベクトルの方向に平行で、且つ前記超平面に垂直な表示平面を、前記第1のベクトルの方向に配列されたセルデータ群と比較可能に表示する比較用平面表示部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の流動数管理体プログラム。
  15. 前記多変量には、三次元的に動作する機構を備えたロボットを制御するための動作系変換パラメーターを含むことを特徴とする請求項に記載の流動数管理体プログラム。
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