JP7081781B2 - 変形装置 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 ・発行者名 :公益社団法人 計測自動制御学会(SICE) 刊行物名 :第17回 公益社団法人 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門 講演会 SI2016 予稿集 発行年月日:2016年(平成28年)12月15日 ・集 会 名:第17回 公益社団法人 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門 講演会 SI2016 開 催 日:2016年(平成28年)12月15日~17日 ・発行者名 :一般社団法人 日本機械学会 刊行物名 :ロボティクス・メカトロニクス講演会2017 講演論文集 発行年月日:2017年(平成29年)5月9日 ・集 会 名:ロボティクス・メカトロニクス講演会(ROBOMECH) 2017 in FUKUSHIMA 開 催 日:2017年(平成29年)5月10日~13日
本発明は、変形装置に関する。
従来、袋状体などを変形させて対象物の把持等を行うことができる変形装置として、内側から外側にかけて連続的に連結された変形袋状体の内側に流動体を入れ、変形袋状体の一部を内側に向かって移動させたり、変形袋状体の内圧を低下させたりすることにより、変形袋状体を変形させて対象物を把持するグリッパ装置がある(例えば、非特許文献1または2参照)。このようなグリッパ装置によれば、変形袋状体が対象物の形状になじみやすく、変形袋状体で対象物を包み込むようにしてしっかりと把持することができる。
多田隈建二郎、多田隈理一郎、勅使河原誠一、溝口義智、長谷川浩章、寺田一貴、高山俊男、小俣透、明愛国、下条誠、「全方向包括式なじみグリッパ-基本概念の提案と機械モデルの第一次試作-」、第26回日本ロボット学会学術講演会、2008年、1E1-01 Eric Brown,Nicholas Rodenberg,John Amend,Annan Mozeika,Erik Steltz,Mitchell R. Zakin,Hod Lipson,and Heinrich M. Jaeger, "Universal robotic gripper based on the jamming of granular material", Proceedings of the National Academy of Sciences, 2010, vol.107, pp.18809-18814
しかしながら、非特許文献1および2に記載のグリッパ装置では、対象物の形状になじませて把持するためには、やや強めの押付力が必要であり、対象物が柔軟物や脆弱物である場合には、対象物を押しつぶす危険性があるという課題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、小さい押付力で対象物を把持可能であり、柔軟物や脆弱物であっても押しつぶすことなく把持することができる変形装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る変形装置は、内側変形袋状体と、前記内側変形袋状体との間に収納空間をあけて、前記内側変形袋状体の外側(一部または全体)を覆うよう設けられた外側変形袋状体と、前記収納空間に収納された流動体と、前記流動体の剛性または粘性を変化可能に設けられた硬度制御部と、前記外側変形袋状体の外側から、前記流動体の剛性または粘性の変化を、視覚で認識させるよう設けられた認識手段とを有し、前記収納空間は密封されており、前記内側変形袋状体は、前記外側変形袋状体とともに変形するよう、内部が前記外側変形袋状体の外部に連通しており、前記認識手段は、光源を有し、前記流動体を通過するとき、前記光源からの光量が、前記流動体の剛性または粘性の変化に応じて変化することを利用して、前記流動体の剛性または粘性の変化を認識可能に構成されており、対象物に前記外側変形袋状体を押し当て、前記内側変形袋状体とともに、前記収納空間に収納された前記流動体および前記外側変形袋状体を変形させて、前記外側変形袋状体が前記対象物を把持可能な形状に変形したとき、前記硬度制御部により、前記流動体の剛性または粘性を高めることにより、前記外側変形袋状体で前記対象物を把持可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る変形装置は、以下のようにして対象物を把持するのに使用することができる。すなわち、まず、対象物に外側変形袋状体を押し当てる。このとき、内側変形袋状体の内部が外側変形袋状体の外部に連通しているため、内側変形袋状体とともに、収納空間に収納された流動体および外側変形袋状体が容易に変形する。これにより、小さい押付力であっても、外側変形袋状体が対象物の形状になじむように容易に変形することができる。外側変形袋状体が対象物を把持可能な形状に変形したならば、硬度制御部により、流動体の剛性または粘性を高める。これにより、外側変形袋状体で対象物を把持することができる。こうして、本発明に係る変形装置は、小さい押付力で対象物を把持することができる。また、対象物が柔軟物や脆弱物であっても、押しつぶすことなく把持することができる。なお、対象物を離す場合には、硬度制御部により、流動体の剛性または粘性を低下させればよい。
本発明に係る変形装置で、外側変形袋状体は、内側変形袋状体の外側の一部を覆っていてもよく、内側変形袋状体の外側全体を覆っていてもよい。内側変形袋状体および外側変形袋状体は、対象物の形状に沿って変形し、かつ変形時に対象物に力を及ぼさないよう、難伸縮性の軟らかい素材から成ることが好ましい。硬度制御部は、外側変形袋状体の外部に設けられていることが好ましいが、収納空間の内部に設けられていてもよい。
本発明に係る変形装置で、流動体は、気体、液体、多数の粒状体など、流動して変形可能であり、かつ硬度制御部によって剛性や粘性が変化可能なものであればいかなるものであってもよいが、特に粉体または機能性流体であることが好ましい。前記流動体が粉体から成るとき、前記硬度制御部は、前記流動体の剛性を変化させるよう、前記収納空間に気体を供給可能かつ前記収納空間から気体を排出可能に構成されていることが好ましい。この場合、硬度制御部で収納空間から気体を排出することにより、粉体の粒子同士が密接するため、粉体の剛性を高めることができる。また、硬度制御部で収納空間に気体を供給することにより、粉体の粒子同士の密接状態が解けるため、粉体の剛性を低下させることができる。
また、前記流動体が機能性流体から成るとき、前記硬度制御部は、前記流動体の粘性を変化させるよう、前記流動体に物理的作用を付与可能に構成されていることが好ましい。この場合、例えば、機能性流体としてER流体(電気粘性流体)を使用し、硬度制御部により、ER流体に電界を印加することにより、流動体の粘性を任意に変化させることができる。また、機能性流体としてMR流体(磁気粘性流体)を使用し、硬度制御部により、MR流体に磁界を印加することにより、流動体の粘性を任意に変化させることができる。
本発明に係る変形装置は、前記内側変形袋状体の内部に流体を供給可能および/または前記内側変形袋状体の内部から流体を排出可能に設けられた変形制御部を有していてもよい。この場合、変形制御部により内側変形袋状体を変形させ、その変形とともに外側変形袋状体も変形させることができる。例えば、内側変形袋状体の内部に流体を供給することにより、対象物を把持した後などに凹んだ外側変形袋状体を元の形状に戻すことができる。また、内側変形袋状体の内部から流体を排出することにより、外側変形袋状体を凹ませることもできる。
本発明に係る変形装置は、前記外側変形袋状体の外側から、前記流動体の剛性または粘性の変化を、所定の物理量および/または状態量の変化に変換して、視覚および/または聴覚で認識させるよう設けられた認識手段を有していてもよい。認識手段がない場合には、硬度制御部による流動体の剛性や粘性の変化を、外観から認識するのは非常に困難である。これに対し、認識手段を設けることにより、流動体の剛性や粘性の変化を、光、変位、音などの物理量や状態量の変化に変換して可視化・可聴化することができるため、流動体の剛性や粘性の変化を容易に認識することができる。これにより、対象物を把持するタイミングや離すタイミングを適切に計ることができる。
認識手段は、流動体の剛性または粘性の変化を、視覚および/または聴覚で認識可能にするものであればいかなるものであってもよい。認識手段は、例えば、光源および/または音源を有し、前記流動体を通過するとき、前記光源からの光量および/または前記音源からの音量が、前記流動体の剛性または粘性の変化に応じて変化することを利用して、前記流動体の剛性または粘性の変化を認識可能に構成されていてもよく、また、前記光源からの光および/または前記音源からの音の波長が、前記流動体の剛性または粘性の変化に応じて変化することを利用して、前記流動体の剛性または粘性の変化を認識可能に構成されていてもよい。
本発明によれば、小さい押付力で対象物を把持可能であり、柔軟物や脆弱物であっても押しつぶすことなく把持することができる変形装置を提供することができる。
本発明の実施の形態の変形装置を示す(a)斜視図、(b)先端部分の断面図である。 図1に示す変形装置の、光源を有する変形例を示す斜視図である。 図1に示す変形装置に関する(a)変形特性の実験に使用した構造体を示す断面図、(b)変形特性の実験結果を示すグラフである。 図2に示す変形装置に関する、光の透過状態の実験結果を示す(a)粉体を固めない状態の観察写真、(b)その一部を拡大した写真、(c)粉体を固めた状態の観察写真、(d)その一部[(b)と同じ部分]を拡大した写真である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態の変形装置を示している。
図1に示すように、変形装置10は、内側変形袋状体11と外側変形袋状体12とキャップ13と流動体14と硬度制御部15とを有している。
内側変形袋状体11および外側変形袋状体12は、細長く、後端が開放され、膨らんだとき先端が外側に凸のドーム状を成すよう形成されている。また、内側変形袋状体11および外側変形袋状体12は、膨らんだとき横断面が円形を成しており、外側変形袋状体12の内径が、内側変形袋状体11の外径よりも大きく、かつ、外側変形袋状体12の方が内側変形袋状体11よりも長くなるよう形成されている。内側変形袋状体11および外側変形袋状体12は、難伸縮性の軟らかい素材から成る膜を袋状に形成して成り、柔軟に変形可能になっている。なお、具体的な一例では、内側変形袋状体11および外側変形袋状体12は、シリコンゴムの膜で形成されている。
変形装置10は、外側変形袋状体12の内側に内側変形袋状体11が挿入されている。また、外側変形袋状体12と内側変形袋状体11との間に収納空間16をあけて、外側変形袋状体12が内側変形袋状体11の外側全体を覆うよう設けられている。また、内側変形袋状体11の後端と外側変形袋状体12の後端とが、長さ方向で揃うよう設けられている。
キャップ13は、内側変形袋状体11の後端および外側変形袋状体12の後端を密封して覆うよう設けられている。これにより、キャップ13は、外側変形袋状体12と内側変形袋状体11との間の収納空間16も密封している。キャップ13は、内側変形袋状体11の内部と外部とを連通するよう設けられた通気孔13aを有している。また、キャップ13は、外部から収納空間16に連通する連通孔13bを有している。
流動体14は、多数の粒状体で構成される粉体から成り、収納空間16に収納されている。変形装置10は、通気孔13aにより内側変形袋状体11の内部が外側変形袋状体12の外部に連通しているため、外側変形袋状体12が変形したとき、流動体14を介して、内側変形袋状体11が外側変形袋状体12とともに変形するようになっている。
硬度制御部15は、連通孔13bに接続され、外側変形袋状体12の外部に配置されている。硬度制御部15は、連通孔13bを通して収納空間16に気体を供給可能、かつ収納空間16から気体を排出可能に構成されている。具体的には、硬度制御部15は、収納空間16から気体を排出することにより、流動体14の粉体の粒子同士を密接させて粉体の剛性を高め、収納空間16に気体を供給することにより、粉体の粒子同士の密接状態を解いて粉体の剛性を低下させるようになっている。こうして、硬度制御部15は、粉体から成る流動体14の剛性を変化可能になっている。
次に、作用について説明する。
変形装置10は、以下のようにして対象物1を把持するのに使用することができる。すなわち、図1(a)に示すように、まず、対象物1に外側変形袋状体12を押し当てる。このとき、内側変形袋状体11の内部が外側変形袋状体12の外部に連通しているため、内側変形袋状体11とともに、収納空間16に収納された流動体14および外側変形袋状体12が容易に変形する。これにより、小さい押付力であっても、外側変形袋状体12が対象物1の形状になじむように容易に変形することができる。外側変形袋状体12が対象物1を把持可能な形状に変形したならば、硬度制御部15により、収納空間16から気体を排出して流動体14の剛性を高める。これにより、外側変形袋状体12で対象物1を把持することができる。
このように、変形装置10は、小さい押付力で対象物1を把持することができる。また、内側変形袋状体11および外側変形袋状体12が、難伸縮性の軟らかい素材から成っているため、対象物1の形状に沿って変形し、かつ変形時に対象物1に力を及ぼさない。このため、対象物1が柔軟物や脆弱物であっても、押しつぶすことなく把持することができる。なお、対象物1を離す場合には、硬度制御部15により、収納空間16に気体を供給して流動体14の剛性を低下させればよい。
なお、変形装置10は、外側変形袋状体12の外側から、流動体14の剛性の変化を、所定の物理量や状態量の変化に変換して、視覚や聴覚で認識させるよう設けられた認識手段を有していてもよい。図2に示す具体的な一例では、認識手段は、内側変形袋状体11の内部に設けられた光源21を有し、流動体14を通過するとき、光源21からの光量が流動体14の剛性の変化に応じて変化することを利用して、流動体14の剛性の変化を外側変形袋状体12の外側から視覚で認識可能になっている。このような認識手段を設けることにより、流動体14の剛性の変化を容易に認識することができ、対象物1を把持するタイミングや離すタイミングを適切に計ることができる。
また、変形装置10は、流動体14がER流体から成り、硬度制御部15が、流動体14の粘性を変化させるよう、ER流体に電界を印加可能に構成されていてもよい。また、流動体14がMR流体から成り、硬度制御部15が、流動体14の粘性を変化させるよう、MR流体に磁界を印加可能に構成されていてもよい。
また、変形装置10は、内側変形袋状体11の内部に流体を供給可能に設けられた変形制御部を有していてもよい。この場合、変形制御部で内側変形袋状体11の内部に流体を供給することにより、対象物1を把持した後などに凹んだ外側変形袋状体12を元の形状に戻すことができる。
変形装置10は、様々な形状のものを把持するグリッパ装置としてだけでなく、その変形特性を利用して、産業用ロボットハンドやアーム、移動ロボットの足、移動体のホイールなどにも利用することができる。
[変形特性(柔軟性)の実験]
内側変形袋状体11、流動体14を収納した収納空間16、外側変形袋状体12の三層構造について、変形特性(柔軟性)を調べる実験を行った。実験には、図3(a)に示すように、直径100mmの1対のシリコンゴム板31の間に、粉体32を挟んだ構造体を使用した。各シリコンゴム板31は、厚さを3mmとし、3mmの空間33をあけて配置した。また、その空間33の側面は、シリコンゴム34で塞いでいる。粉体32には、コーヒー粉末を用い、空間33に60gを封入した。なお、各シリコンゴム板31が内側変形袋状体11および外側変形袋状体12に対応し、粉体32が流動体14に対応している。
実験では、先端に半径7.5mmのアクリル性半球状キャップを取り付けたフォースゲージを用い、一方のシリコンゴム板の中央を、厚み方向に2.5mm/sの一定速度で30mm押込んだときの反力を測定した。測定は、粉体32を収納したままで空間33を真空にして粉体32を固めた状態、および、空間33を真空にしない状態で行った。また、比較のため、空間33を有さない構造の、厚さ9mmのシリコンゴム板のみの場合についても同様に測定を行った。
実験結果を、図3(b)に示す。図3(b)に示すように、空間33を真空にしないとき(図中の「no-vacuum」)、押し込み深さを大きくしても反力はあまり大きくならず、同じ厚みのシリコンゴム板のみの場合(図中の「silicone」)と同等の柔軟性を有することが確認された。このことから、空間33に粉体32を封入しても、シリコンゴム自体の柔軟性には影響がなく、十分な柔軟性を確保できることが確認された。また、空間33を真空にしたとき(図中の「vacuum」)には、真空にしないときよりも顕著に反力が大きくなり、硬くなることが確認された。なお、各シリコンゴム板31の間隔を6mm、9mmとした場合についても同様の実験を行っており、図3(b)と同じ傾向の結果が得られている。この実験結果から、図3(a)の構造体と同じ構造を有する変形装置10で、高いなじみ性を実現可能であるといえる。また、真空にして流動体14を硬くすることにより、対象物1を把持可能であるといえる。
[光源を用いた透過状態(視認性)の実験]
図3(a)の構造体を用い、粉体32を収納したままで空間33を真空にして粉体32を固めた状態、および、空間33を真空にしない状態での光の透過状態(視認性)を調べる実験を行った。図3(a)の構造体の一方のシリコンゴム板31の外側に光源を配置し、その光源からの光の、他方のシリコンゴム板31の側への透過状態を観察した。その観察結果を、図4に示す。
図4(a)および(b)に示すように、空間33を真空にしない状態では、透過光の光量が全体的に大きいが、図4(c)および(d)に示すように、空間33を真空にして粉体32を固めた状態では、粉体32が密になる領域で、透過光の光量が低下していることが確認された。また、図4(a)および(b)の空間33を真空にしない状態で透過光の光量が比較的大きい箇所は、真空にしたときに粉の量が比較的少なくなるため、透過光の光量が増えていることが確認された。このように、粉体32の剛性の変化により透過光の光量が変化しており、粉体32の剛性の変化を、外部から視覚で認識可能であることが確認された。
1 対象物
10 変形装置
11 内側変形袋状体
12 外側変形袋状体
13 キャップ
13a 通気孔
13b 連通孔
14 流動体
15 硬度制御部
16 収納空間
21 光源

31 シリコンゴム板
32 粉体
33 空間
34 シリコンゴム

Claims (5)

  1. 内側変形袋状体と、
    前記内側変形袋状体との間に収納空間をあけて、前記内側変形袋状体の外側を覆うよう設けられた外側変形袋状体と、
    前記収納空間に収納された流動体と、
    前記流動体の剛性または粘性を変化可能に設けられた硬度制御部と
    前記外側変形袋状体の外側から、前記流動体の剛性または粘性の変化を、視覚で認識させるよう設けられた認識手段とを有し、
    前記収納空間は密封されており、
    前記内側変形袋状体は、前記外側変形袋状体とともに変形するよう、内部が前記外側変形袋状体の外部に連通しており、
    前記認識手段は、光源を有し、前記流動体を通過するとき、前記光源からの光量が、前記流動体の剛性または粘性の変化に応じて変化することを利用して、前記流動体の剛性または粘性の変化を認識可能に構成されており、
    対象物に前記外側変形袋状体を押し当て、前記内側変形袋状体とともに、前記収納空間に収納された前記流動体および前記外側変形袋状体を変形させて、前記外側変形袋状体が前記対象物を把持可能な形状に変形したとき、前記硬度制御部により、前記流動体の剛性または粘性を高めることにより、前記外側変形袋状体で前記対象物を把持可能に構成されていることを
    特徴とする変形装置。
  2. 前記流動体は粉体または機能性流体であることを特徴とする請求項1記載の変形装置。
  3. 前記流動体は粉体から成り、
    前記硬度制御部は、前記流動体の剛性を変化させるよう、前記収納空間に気体を供給可能かつ前記収納空間から気体を排出可能に構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の変形装置。
  4. 前記流動体は機能性流体から成り、
    前記硬度制御部は、前記流動体の粘性を変化させるよう、前記流動体に物理的作用を付与可能に構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の変形装置。
  5. 前記内側変形袋状体の内部に流体を供給可能および/または前記内側変形袋状体の内部から流体を排出可能に設けられた変形制御部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の変形装置。
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