本出願の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下は、図面及び実施例を参照しながら本出願をさらに詳細に説明する。ここで説明される具体的な実施例は、本出願を解釈するためのものに過ぎず、本出願を限定するためのものではないことを理解すべきである。
ある部材が別の部材に「固定」又は「設置」と言われている場合、それが別の部材に直接又は間接的に位置され得ることは説明すべきである。ある部材が別の部材に「接続」されると言われている場合、それは別の部材に直接又は間接的に接続され得る。「上」、「下」、「左」、「右」などの用語によって示される方位又は位置関係は、図面に示された方位又は位置関係に基づき、説明を容易にするためのものに過ぎず、言及された装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構築及び操作されなければならないことを指示又は示唆することを意図しないので、本出願を限定するものと理解されるべきではなく、当業者にとって、上記用語の特定の意味は、特定の状況に従って理解されてもよい。「第1」、「第2」という用語は、目的の説明を容易にするためのものに過ぎず、相対的な重要度を指示や示唆するもの、あるいは技術的特徴の数を暗示的に示すものとして理解できない。特に限定されていない限り、「複数」は2つ以上を意味する。本発明の実施例によるSIMカードリソース管理及びスケジューリング装置は、様々なサービスコマンドをカード管理インターフェースモジュールに発行し、カード管理インターフェースモジュールを介して様々なサービスコマンドをカード管理モジュールに伝達するためのカードサービスモジュールと、各サブモジュールがカード物理インターフェースモジュールを呼び出すことで様々なサービス機能を実現し、SIMカードのリソースを管理するように、受信した様々なサービスコマンドに従って対応するサブモジュールを呼び出すためのカード管理モジュールと、非モデム側に設けられたSIMカードを操作し、及びモデム駆動モジュール内のモデム仮想カード駆動モジュールを呼び出すことで前記非モデム側のSIMカードをモデムにロードしたり、前記モデム駆動モジュール内のモデム物理カード駆動モジュールを呼び出すことで前記モデムにマウントされたSIMカードを操作したりするためのカード物理インターフェースモジュールと、を含む。本発明では、設けられたカードサービスモジュールにより、SIMカードの様々な操作に対するサービスコマンドを発行し、かつカード管理インターフェースモジュールを介してサービスコマンドをカード管理モジュールに伝達することができ、このとき、カード管理モジュール内の対応する各サブモジュールにより、カード物理インターフェースモジュールを呼び出すことで様々なサービス機能を実現し、同時に、カード物理インターフェースモジュールにより、非モデム側に設けられたSIMカードの読み書き操作、SIMカードデータの修正及びSIMカードの追加と削除、及びSIMカードに対する監視及び警告を実現することができ、また、カード物理インターフェースモジュールによりモデム駆動モジュールを呼び出すことで、モデム駆動モジュール内のモデム仮想カード駆動モジュールを介して非モデム側のSIMカードをモデムにロードして通信し、又は他のユーザが使用するためにクラウドSIMカードサーバに共有し、又は前記モデム駆動モジュール内のモデム物理カード駆動モジュールを呼び出すことでモデム内にマウントされたSIMカードの共有、有効化、無効化や監視などの操作を実現し、様々なSIMカードリソースの動的な管理及び割当を実現することができ、これにより、SIMカードの管理効率を効果的に向上させる。
実施例一
図1は、本発明の実施例一によるSIMカードリソース管理及びスケジューリング装置の構造概略図であり、図1に示すように、当該SIMカードリソース管理及びスケジューリング装置20は、
カード管理インターフェースモジュール22に接続され、様々なサービスコマンドをカード管理インターフェースモジュール22に発行し、カード管理インターフェースモジュール22を介して様々なサービスコマンドをカード管理モジュールに伝達するためのカードサービスモジュール21と、
カードサービスモジュール21及びカード管理モジュール23にそれぞれ接続され、カードサービスモジュール21とカード管理モジュール23が通信インターフェースを介してデータ通信を行うように、カードサービスモジュール21とカード管理モジュール23との間の通信インターフェースを提供するためのカード管理インターフェースモジュール22と、
カード管理インターフェースモジュール22及びカード物理インターフェースモジュール24にそれぞれ接続され、各サブモジュールがカード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことで様々なサービス機能を実現し、SIMカードのリソースを管理するように、受信した様々なサービスコマンドに従って対応するサブモジュールを呼び出すためのカード管理モジュール23と、
カード管理モジュール23及びモデム駆動モジュール25にそれぞれ接続され、非モデム側に設けられたSIMカードを操作し、及びモデム駆動モジュール25内のモデム仮想カード駆動モジュール251を呼び出すことで非モデム側のSIMカードをモデムにロードしたり、前記モデム駆動モジュール25内のモデム物理カード駆動モジュール252を呼び出すことでモデムにマウントされたSIMカードを操作したりするためのカード物理インターフェースモジュール24と、を含む。
ここで、本発明の実施例では、当該SIMカードリソース管理及びスケジューリング装置20は、様々なSIMに対してリソース管理及びスケジューリングを行うために使用され、そのうち、SIMカードが物理SIMカード、eSIMカード(埋め込み型SIMカード)、ソフトカード(softSIMカード)、リモートSIMカード、クラウドSIMカードなどを含むが、これらに限定されない。
具体的には、これらの様々なタイプのSIMカードには、チャイナモバイルキャリアのSIMカード、チャイナユニコムキャリアのSIMカードカード、チャイナテレコムキャリアのSIMカード、チャイナレールコムキャリアのSIMカードなどの国内キャリアによって提供されるSIMカードに加えて、海外のモバイルキャリアによって提供されるSIMカードも含まれる。
本発明の実施例では、そのeSIMカードは、任意のモバイルデバイスをサポートするSIMカード構成である。eSIMカードにより、消費者は複数のキャリアのカードの構成ファイルを同時にデバイスに記憶することができる。現在、メーカーやキャリアに対して、消費者は、自分の好きなキャリアを選択し、次に当該キャリアのSIMカードデータを任意のデバイスに安全にダウンロードすることができる。
本発明の実施例では、クラウドSIMカードは、クラウドSIMカードサーバ側に設けられた物理SIMカード、ソフトカード又は他のタイプのSIMカード(例えば、eSIMカード、マルチIMSIカードなど)であってもよく、理解されるように、ここで挙げられたクラウドSIMカードの例は、理解を容易にするためのものだけであり、本発明ではこれらに限定されず、実際の状況に従って選択できる。
本発明の実施例では、ソフトカードが物理SIMカードを完全にソフトウェア化するSIMカードであるため、ソフトカード内の各パラメータは設定されてもよいが、物理SIMカード内のパラメータは硬化しており、変更できない、このとき、ソフトカードには、電話番号、集積回路カード識別コード(Integratecircuit card identity:ICCID)、国際モバイル加入者識別コード(International MobileSubscriber Identification Number:IMSI)、認証キー(KI)、ショートメッセージセンター(SMSP)のうちの1つ又はそれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない様々なSIMカードデータが書き込まれてもよい。
本発明の実施例では、クラウドSIMカードはソフトカード又はリモートSIMカードとして通信端末にダウンロードされ、ここで、リモートSIMカードがクラウドSIMカードサーバ側に設けられた様々なSIMカードであり、通信ネットワークへのアクセスに用いられる場合、クラウドSIMカードサーバ上のSIMカードを介して認証などの操作を行う必要がある。具体的な応用シーンでは、SIMカードのタイプは、SIMカードの機能作用に従って確定されてもよく、ここでは限定されない。
ここで、クラウドSIMカードサーバは、SIMカードを記憶及び管理するためのサーバであり、クラウドSIMカードの集中管理及び柔軟なスケジューリングを行うことができ、そのクラウドSIMカードサーバは、1台のサーバであっても、複数台のサーバで構成されたサーバ群であってもよく、又は1つのクラウドコンピューティングサービスセンターであってもよい。ここで、クラウドSIMカードサーバには、クラウドSIMカードサーバ側に記憶された物理SIMカード、ソフトカード又はその他のタイプのSIMカードだけでなく、通信端末及びSIMBOXによってクラウドSIMカードサーバ側に共有されているSIMカードを含む複数のグラウンドSIMカードが記憶されている。
さらに、本発明の一実施例では、当該SIMカードリソース管理及びスケジューリング装置20は、モデムと、非モデム側に設けられてもよい複数のSIMカードスロットと、SIMカードデータをロードできるクラウドSIMカードモジュールを含む通信端末に統合されており、ここで、クラウドSIMカードモジュールがソフトカードモジュールとリモートSIMカードモジュールを含む。ここで、ソフトカードモジュールはソフトカードデータをロードするために使用され、リモートSIMカードモジュールはリモートSIMカードデータをロードするために使用される。ここで、当該モデムは、例えばデュアルカード又はマルチカードのスタンバイを実現できる既存のSIMカードスロットを含み、このとき、ユーザは、物理SIMカードをモデム側のSIMカードスロットに直接挿入して、モデムにマウントして使用することができる。
指摘されるように、その通信端末にはeSIMカードが設けられてもよく、そのeSIMカードはモデムに直接固定マウントされて使用されてもよいし、非モデム側に固定されてもよい。図1、2に示すように、このとき、通信端末は、非モデム側に設けられたeSIMカード1、物理SIMカード1、及びモデムにマウントされたeSIMカード2、物理SIMカード2を含み得る。
ユーザが物理SIMカードを非モデム側のSIMカードスロットに挿入し、又はSIMカードデータをクラウドSIMカードモジュール内のソフトカードモジュールとリモートSIMカードモジュールにロードする場合、その物理SIMカード、ソフトカードとリモートSIMカードは現在モデムにマウントされていないため、データ通信を行うことができなく、さらに、ユーザが非モデム側に挿入された物理SIMカード又はソフトカードモジュールやリモートSIMカードモジュールにロードされたSIMカードを使用してデータ通信を行う必要がある場合、通信端末でのアプリケーションプログラムを制御することにより、カード物理インターフェースモジュール24は、モデム駆動モジュール25を呼び出すことで、物理SIMカード、ソフトカード、リモートSIMカードをモデムにロードし、かつモデムを介して非モデム側のSIMカードの使用を実現する。
本発明の一実施例では、当該カードサービスモジュール21から発行されるサービスコマンドは、カード割当コマンド、使用コマンド、共有コマンド、更新コマンド、及び監視及び警告コマンドを含む。ここで、当該カードサービスモジュール21は、クラウドSIMカードサーバから送信されたクラウドSIMカードデータをカード物理インターフェースモジュール24下のクラウドSIMカードモジュールにロードしてカードの割当及びインストールを実現すること、非モデム側にあるSIMカードをモデムにロードし、SIMカードを有効化すること、通信端末でのSIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有することと、取得した様々な更新データに基づいて更新が必要なSIMカードデータを更新することと、SIMカードの状態情報を監視し、かつSIMカードの状態情報に異常がある時に警告を発することなどの様々なSIMカードの管理サービスロジックを実現するために使用される。
具体的には、本発明の一実施例では、当該カード物理インターフェースモジュール24は様々なSIMカードを操作するために使用され、具体的には、カード物理インターフェースモジュール24は、様々なSIMカードに対して、パワーアップ(power up)、パワーダウン(power down)、リセット(reset)、及びapduリクエスト(apdu request)などの様々なインターフェース操作を行うことができる。例えば、ユーザが通信端末のアプリケーションプログラムを制御することでクラウドSIMカードをインストールするためのカード割当コマンドを送信する場合、そのカード物理インターフェースモジュール24は、クラウドSIMカードをクラウドSIMカードモジュールにインストールし、かつクラウドSIMカードデータの書き込み及び修正などを行ってユーザが望むクラウドSIMカードをインストールして生成することができ、ユーザが生成されたクラウドSIMカード又は非モデム側に設けられたSIMカードを有効化する必要がある場合、ユーザは、通信端末のアプリケーションプログラムを制御することでSIMカードを有効化するための使用コマンドを送信し、このとき、そのカード物理インターフェースモジュール24は、それに接続されたモデム仮想カード駆動モジュールを呼び出して、非モデム側に設けられたSIMカードをモデムにロードして使用することで、移動通信を実現する。ユーザが通信端末に設けられたSIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有する必要がある場合、ユーザは、通信端末のアプリケーションプログラムを制御することでSIMカードを共有するための共有コマンドを送信し、このとき、カード物理インターフェースモジュール24は、非モデム側に設けられたSIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有し、又はそれに接続されたモデム物理カード駆動モジュールを呼び出してモデムにマウントされたSIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有する。このとき、通信端末の非モデム側に複数のSIMカードスロット及びクラウドSIMカードモジュールが設けられてもよいため、モデムのインターフェースの数が限られている場合、当該カード物理インターフェースモジュール24により、SIMカードのリソースの効果的なスケジューリングを実現することができ、それによって必要なSIMカードリソースをモデムにロードし、様々なSIMカードリソースの動的な管理及び割当を実現することができる。
本発明の一実施例では、カード管理モジュール23は、カードサービスモジュール21から発行されたカード割当コマンドに従って、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことでクラウドSIMカードサーバから発行されたクラウドSIMカードデータをカード物理インターフェースモジュール24下のクラウドSIMカードモジュールに書き込み、カードサービスモジュール21によって確定されたSIMカードをインストールして生成するためのカードインストールサブモジュール231を含む。
具体的には、本実施例では、そのカードサービスモジュール21から発行されたカード割当コマンドにおけるSIMカードは、主にクラウドSIMカードサーバに記憶されているクラウドSIMカードであり、そのカードサービスモジュール21は、まず、カード割当リクエストコマンドをクラウドSIMカードサーバに発行して、クラウドSIMカードサーバから送信された、カード割当が必要なクラウドSIMカードデータを取得し、さらに、カードサービスモジュール21は、クラウドSIMカードデータを含むカード割当コマンドを発行し、かつカード管理インターフェースモジュール22によって提供された通信インターフェースを介してカード管理モジュール23に伝達し、カード管理モジュール23は、取得したカード割当コマンドに応じてカードインストールサブモジュール231を呼び出し、このとき、カードインストールサブモジュール231は、カード物理インターフェースモジュール24を駆動して、クラウドSIMカードサーバから発行されたクラウドSIMカードデータを特定のチャネルを介してクラウドSIMカードモジュールにダウンロードして書き込むことにより、必要なクラウドSIMカードのインストール及び生成を実現し、それによって物理SIMカードを挿入することなく、クラウドSIMカードの追加及びその後の利用を実現する。
本発明の一実施例では、モデム駆動モジュール25はモデム内に設けられ、そのモデム駆動モジュール25は、非モデム側に設けられたSIMカードをモデムで操作するための駆動を提供するためのモデム仮想カード駆動モジュール251を含むため、非モデム側に設けられたSIMカードをモデムにロードして使用し、又はクラウドSIMカードサーバに共有し、又は非モデム側に設けられたがモデムにロードされたSIMカードを無効化してモデムのリソースを解放することができる。
本発明の一実施例では、カード管理モジュール23は、カードサービスモジュール21から発行された使用コマンドに従って、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことにより、カード物理インターフェースモジュール24がモデム仮想カード駆動モジュール251を呼び出して非モデム側に設けられたSIMカードをモデムにロードして使用するようにするためのカード使用サブモジュール232を含む。
具体的には、在本実施例では、そのカードサービスモジュール21は、必要なSIMカードの使用コマンドを発行し、かつカード管理インターフェースモジュール22によって提供された通信インターフェースを介してカード管理モジュール23に伝達し、カード管理モジュール23は、取得した使用コマンドに応じてカード使用サブモジュール232を呼び出し、このとき、カード使用サブモジュール232は、カード物理インターフェースモジュール24がモデム仮想カード駆動モジュール251を呼び出して非モデム側に設けられたSIMカードリソースをモデムにロードし、非モデム側に設けられたSIMカードをモデムにロードして使用するように、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出する。指摘されるように、モデム内にロードできるSIMカードは、非モデム側に設けられたクラウドSIMカード、物理SIMカード、及びeSIMカードを含む。ここで、クラウドSIMカードは、ソフトカードモジュールにロードされたソフトカード、及びリモートSIMカードモジュールにロードされたリモートSIMカードを含む。指摘されるように、リモートSIMカードを使用する場合、クラウドSIMカードサーバを介してリモート認証操作を行う必要がある。
本発明の一実施例では、モデム駆動モジュール25はさらに、モデムに設けられたSIMカードを共有、有効化又は無効化するための駆動を提供するためのモデム物理カード駆動モジュール252を含むため、モデムに設けられたSIMカードリソースをクラウドSIMカードサーバに共有し、又はモデムに設けられたSIMカードを有効化又は無効化することができる。
本発明の一実施例では、カード管理モジュール23はさらに、カードサービスモジュール21から発行された共有コマンドに従って、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことにより、カード物理インターフェースモジュール24が非モデムに設けられたSIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有し、又はモデム物理カード駆動モジュール252を呼び出してモデムにマウントされたSIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有するようにするためのカード共有サブモジュール233を含む。
具体的には、本実施例では、カードサービスモジュール21は、共有が必要なSIMカードに対して共有コマンドを発行し、かつカード管理インターフェースモジュール22によって提供された通信インターフェースを介してカード管理モジュール23に伝達し、カード管理モジュール23は、取得した共有コマンドに応じてカード共有サブモジュール233を呼び出し、このとき、カード共有サブモジュール233は、共有が必要なSIMカードの位置を取得する。
共有が必要なSIMカードが非モデム側に設けられた場合、そのカード共有サブモジュール233は、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことにより、カード物理インターフェースモジュール24が非モデムに設けられたSIMカードリソースをクラウドSIMカードサーバに共有するようにし、このとき、共有できるSIMカードは、非モデム側に設けられたクラウドSIMカード、物理SIMカード、及びeSIMカードを含む。
共有が必要なSIMカードがモデムにマウントされた場合、そのカード共有サブモジュール233は、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことにより、カード物理インターフェースモジュール24がモデム物理カード駆動モジュール252を呼び出してモデムにマウントされたSIMカードリソースをクラウドSIMカードサーバに共有するようにし、又はカード物理インターフェースモジュール24がモデム仮想カード駆動モジュール251を呼び出して非モデム側からモデム内にロードされたSIMカードリソースをクラウドSIMカードサーバに共有するようにし、このとき、共有できるSIMカードは、モデム内にマウントされた物理SIMカードやeSIMカード、又は非モデム側に設けられたがモデム内にロードされたクラウドSIMカード、物理SIMカード、及びeSIMカードを含む。ここで、指摘されるように、モデムデバイスにマウントされたSIMカードを共有した後、その通信端末は当該SIMカードの通信操作を無効化する。
本発明の一実施例では、カード管理モジュール23はさらに、カードサービスモジュール21から発行された更新コマンドに従って、前記カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことで前記カードサービスモジュール21によって確定されたSIMカードデータを更新するためのカード更新サブモジュール234を含む。
具体的には、本実施例では、クラウドSIMカードモジュール内にダウンロードされたSIMカードデータを更新する必要がある場合、そのカードサービスモジュール21は、更新が必要なSIMカードデータへの更新リクエストコマンドをクラウドSIMカードサーバに発行し、クラウドSIMカードサーバから送信されたSIMカード更新データを取得する。さらに、カードサービスモジュール21は、SIMカード更新データを含む更新コマンドを発行し、かつカード管理インターフェースモジュール22によって提供された通信インターフェースを介してカード管理モジュール23に伝達し、カード管理モジュール23は、取得した更新コマンドに応じてカード更新サブモジュール234を呼び出し、このとき、カード更新サブモジュール234は、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出して、クラウドSIMカードサーバから送信されたSIMカード更新データをクラウドSIMカードモジュールに対応するSIMカード内にダウンロードして書き込むことにより、必要なSIMカードデータの更新を実現する。
本発明の一実施例では、カード管理モジュール23はさらに、カードサービスモジュール21から発行された監視及び警告コマンドに従って、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことにより、カードサービスモジュール21によって確定された様々なSIMカードの状態を監視し、SIMカードの状態が異常であることが監視されると警告を発するためのカード監視及び警告サブモジュール235を含む。
具体的には、本実施例では、そのカード監視及び警告サブモジュール235は、SIMカードの状態が異常であることを監視した場合、カード管理インターフェースモジュール22を介して異常状態情報及び警告情報をカード管理インターフェースモジュール22に伝達し、かつカード管理インターフェースモジュール22を介して情報をカードサービスモジュール21に伝達し、さらに、当該カードサービスモジュール21は、異常状態情報及び警告情報をクラウドSIMカードサーバに報告し、SIMカードへの監視及び警告を実現する。
本発明の一実施例では、カードサービスモジュール21から発行されたサービスコマンドはさらに、SIMカードの具体的な情報をクエリするためのクエリコマンド、追加して生成されたクラウドSIMカードを削除するためのカード削除コマンド、モデムにロードされたSIMカードの使用を無効化するための無効化コマンド、クラウドSIMカードサーバに共有されたSIMカードの共有を停止するための共有停止コマンド、及びSIMカード内のファイル内容を修正するためのファイル修正コマンドなどを含む。理解されるように、ここでカードサービスモジュール21から発行されたサービスコマンドの例は、理解を容易にするためのものに過ぎず、本発明ではこれらに限定されず、実際の状況に応じて選択することができる。
そのカード管理モジュール23はさらに、カードクエリモジュール、カード削除モジュール、カード無効化モジュール、カード共有停止モジュール、及びカード修正モジュールを含む。
例えば、カードサービスモジュール21から送信された、SIMカードをクエリするためのカードクエリコマンドを取得した場合、カードクエリモジュールは、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出してSIMカードの情報を読み取る。
カードサービスモジュール21から送信された、SIMカードを削除するためのカード削除コマンドを取得した場合、カード削除モジュールは、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出して削除が必要なSIMカードを削除し、指摘されるように、削除が必要なSIMカードは、ソフトカードやリモートSIMカードなどのクラウドSIMカードモジュール内にダウンロードされたクラウドSIMカードであり、ここで、当該クラウドSIMカードモジュールが通信端末から削除された後、そのクラウドSIMカードのリソースは、クラウドSIMカードサーバによって回収されてもよく、このとき、そのクラウドSIMカードサーバは、当該クラウドSIMカードを他の通信端末に再割り当てて使用することができる。
カードサービスモジュール21から送信された、SIMカードを無効化するためのカード無効化コマンドを取得した場合、カード無効化モジュールは、無効化が必要なSIMカードのタイプを取得し、無効化が必要なSIMカードがモデム内にマウントされた物理SIMカード又はeSIMカードである場合、カード無効化モジュールは、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことにより、カード物理インターフェースモジュール24がモデム物理カード駆動モジュール252を呼び出して無効化が必要なSIMカードを停止し、かつモデムのハードウェアリソースを解放するようにし、それによってユーザは非モデム側に設けられたSIMカードをモデムにロードすることができる。無効化が必要なSIMカードが非モデム側に設けられたがモデムにロードされたクラウドSIMカード、物理SIMカード、又はeSIMカードである場合、カード無効化モジュールは、カード物理インターフェースモジュール24を呼び出すことにより、カード物理インターフェースモジュール24がモデム仮想カード駆動モジュール251を呼び出してSIMカードへのロードを停止し、かつモデムのハードウェアリソースを解放するようにする。
カードサービスモジュール21から送信された、SIMカードの共有を停止するための共有停止コマンドを取得した場合、カード共有停止モジュールは、カード物理インターフェースモジュール24を介して非モデム側に設けられた必要なクラウドSIMカード、物理SIMカード、又はeSIMカードの共有を停止し、又は、カード物理インターフェースモジュール24を介してモデム仮想カード駆動モジュール251を呼び出して、モデム内にマウントされた物理SIMカード、又はeSIMカードの共有を停止し、又は、カード物理インターフェースモジュール24を介してモデム物理カード駆動モジュール252を呼び出して、非モデム側からモデム内にロードされたクラウドSIMカード、物理SIMカード、又はeSIMカードの共有を停止する。
カードサービスモジュール21から送信された、SIMカードを修正するためのファイル修正コマンドを取得した場合、カード修正モジュールは、カード物理インターフェースモジュール24を介して修正が必要なSIMカードのファイル内容を修正する。
本発明の実施例では、設けられたカードサービスモジュールにより、SIMカードの様々な操作に対するサービスコマンドを発行し、かつカード管理インターフェースモジュールを介してサービスコマンドをカード管理モジュールに伝達することができ、このとき、カード管理モジュール内の対応する各サブモジュールにより、カード物理インターフェースモジュールを呼び出して様々なサービス機能を実現でき、同時に、カード物理インターフェースモジュールにより、非モデム側に設けられたSIMカードの読み取り及び書き込み操作を実現でき、これにより、SIMカードデータの修正及びSIMカードの追加と削除、及びSIMカードに対する監視及び警告を実現でき、同時に、カード物理インターフェースモジュールによりモデム駆動モジュールを呼び出すため、モデム駆動モジュールは、非モデム側のSIMカードをモデム内にロードして通信し、又は他のユーザが使用するためにクラウドSIMカードサーバに共有し、又はモデム内にマウントされたSIMカードの共有、有効化、無効化及び監視などの操作を実現でき、それによって様々なSIMカードリソースの動的な管理を実現し、SIMカードの管理効率を効果的に向上させる。
実施例二
図2は、本発明の実施例二による通信端末の構造概略図であり、図2に示すように、当該通信端末には、実施例一で示されるSIMカードリソース管理及びスケジューリング装置20が設けられ、その実現原理及び得られた技術的効果は実施例一と同じであり、簡単に説明するために、本発明の実施例で言及されていない部分については、実施例一の対応する内容を参照することができる。
本発明の一実施例では、通信端末200は、スマートフォン、コンピューター、パーソナルデジタルアシスタント、タブレットデバイスなどを含むが、これらに限定されない。ここで、通信端末200は、非モデム側に複数のSIMカードスロット30、eSIMカード、及びクラウドSIMカードモジュール40が設けられてもよく、ここで、クラウドSIMカードモジュール40はソフトカードモジュールとリモートSIMカードモジュールを含む。ここで、当該通信端末200にモデム50が設けられ、そのモデム50に物理SIMカードや集積eSIMカードを直接挿入してモデム内に直接マウントして移動通信を行うことができ、ここで、モデム駆動モジュール25がモデム内に設けられている。
このとき、ユーザは、通信端末200のアプリケーションプログラムにより、非モデム側に設けられたSIMカードをモデム50にロードして待機通信を行うか、又はモデムにマウントされたSIMカードを無効化してモデムのリソースを解放するかを選択するように制御することができる。
SIMカードを使用して電話、ショートメッセージ(SMS)やモバイルデータなどの通信サービスを行う場合、通信端末200は、モデム50によってロードされたSIMカードを呼び出すことで通信する。モデム50は、モデム50に設けられたSIMカード又は非モデム側のSIMカードをロードすることができるので、通信端末200における複数のSIMカードのリソースを管理及びスケジューリングすることができ、ユーザがSIMカードを交換する必要がある場合、通信端末200のSIMカードを頻繁に挿入したり、取り外したり、交換したりするという問題が回避される。
本実施例による通信端末200には0枚以上の物理SIMカードが挿入されてもよく、通信端末に物理SIMカードが挿入されていない場合、必要なクラウドSIMカードをダウンロードし、かつダウンロードしたクラウドSIMカードをモデム50にロードしてスタンバイすることで、SIMカードを挿入せずに移動通信を実現できる。通信端末200に複数枚の物理SIMカードが挿入されている場合、ロード又は無効化した物理SIMカードを選択することにより、モデム50の限られたハードウェアリソースの下で、異なるSIMカードのリソースを管理及びスケジューリングすることができる。ここで、通信端末200内のSIMカードは、それ自体で切り替えて使用されてもよく、また、外部の通信端末がSIMカードを使用するように、クラウドSIMカードサーバに共有されてもよく、同時に、SIMカードを監視及び警告することにより、SIMカードの状態が異常となる時に報告することができる。
実施例三
図3は、本発明の実施例によるSIMカードリソース管理及びスケジューリングシステムのネットワークアーキテクチャ図であり、説明を容易にするために、本発明に関連する部分のみが示される。
具体的には、図4は、本発明の実施例によるSIMカードリソース管理及びスケジューリングシステム100の構造概略図であり、当該SIMカードリソース管理及びスケジューリングシステム100は、上記の実施例二で示される通信端末200と、通信ネットワークを介して通信端末200と無線で通信するクラウドSIMカードサーバ300とを含み、その通信端末200の実現原理及び得られた技術的効果は実施例二と同じであり、簡単に説明にするために、本発明の実施例で言及されていない部分については、実施例二の対応する内容を参照することができる。
本発明の一実施例では、通信端末200は、通信ネットワークを介してクラウドSIMカードサーバ300と通信するためのものであり、ここで、通信端末200は、スマート端末、コンピューター、パーソナルデジタルアシスタント、タブレットデバイスなどであってもよい。ここで挙げられた通信端末は、理解を容易にするためのものに過ぎず、本発明ではこれらに限定されず、実際の状況に応じて選択することができる。
本発明の一実施例では、クラウドSIMカードサーバ300には、様々なクラウドSIMカードが記憶されており、そのクラウドSIMカードは、クラウドSIMカードサーバ300側に設けられた物理SIMカード、ソフトカード又は他のタイプのSIMカード(例えば、eSIMカード、マルチIMSIカードなど)であってもよいし、通信端末などの端末デバイスによってクラウドSIMカードサーバに共有されたSIMカードであってもよく、理解されるように、ここで挙げられたクラウドSIMカードの例は、理解を容易にするためのものであり、本発明ではこれらに限定されず、実際の状況に応じて選択することができる。
本発明の一つの好適な実施例として、クラウドSIMカードがクラウドSIMカードサーバ300側に設けられた物理SIMカードである場合、クラウドサーバは、適切な物理SIMカードを選択し、かつSIMカードの必要なデータ情報を通信端末にダウンロードし、キャリアモバイルネットワークとの認証を行う際に、クラウドSIMカードサーバと対話してキャリアモバイルネットワークの認証操作を完了させる。それは、移動端末のリモートSIMカードモジュール内にダウンロードされてリモートSIMカードとして使用される。
本発明の別の好適な実施例として、クラウドSIMカードがソフトカードである場合、クラウドSIMカードサーバは、ソフトカードの認証データも通信端末に発行することができ、これにより、通信端末はローカル認証機能を有している。それは、移動端末のソフトカードモジュール内にダウンロードされてソフトカードとして使用される。
上記のクラウドSIMカード管理サーバは、1台のサーバであっても、複数台のサーバで構成されたサーバ群であってもよく、又は1つのクラウドコンピューティングサービスセンターであってもよく、データの記憶及び処理を行うことができる。
本発明の一実施例では、クラウドSIMカードサーバ300は、カードサービスモジュール21から送信された様々なサービスリクエストを受信し、及び/又はリクエスト応答をカードサービスモジュール21に発行するために使用され、ここで、リクエスト応答が、受信したカードサービスモジュール21から発行された様々なサービスリクエストに従ってクラウドSIMカードサーバ300によって行われた応答である。
本発明の一実施例では、当該サービスリクエストは、デバイス識別情報を含んでもよく、ユーザが無線ローカルエリアネットワークを用いて通信端末200とクラウドSIMカードサーバ300との間で無線通信を行う場合、通信端末200のデバイス識別情報の一意性により、各通信端末200のデバイスを識別することができ、したがって、通信端末200から送信されたサービスリクエストにデバイス識別情報が含まれている場合、当該デバイス識別情報に基づいて通信端末200を迅速に見つけ出すことができる。具体的には、本実施例では、そのデバイス識別情報は、通信端末200を識別するためのものであり、IMEI(International MobileEquipment Identity:国際モバイルデバイス識別コード)であってもよいし、ユーザの身分証番号又は電話番号であってもよく、理解されるように、ここで挙げられたデバイス識別情報の例は、理解を容易にするためのものであり、本発明ではこれらに限定されず、通信ネットワーク内の通信端末200を識別すればよく、実際の状況に応じて選択することができる。
具体的には、通信端末200上の様々なSIMカードに対してリソースのスケジューリング及び管理を行う場合、ユーザが複数のSIMカードを使用するとき、通信端末200に插入可能なSIMカードの数が限られている。そのため、ユーザの使用されていないSIMカードをSIMBOX(SIMカードボックス)に挿入して、クラウドSIMカードの方式で使用し、自分で使用でき、他人と共有して使用することもできる。
ここで、上記SIMBOXは、マルチカード及びマルチスタンバイを実現するためのSIMカード管理装置であり、ユーザは、SIMBOXを電源及びネットワークケーブルに接続し、各SIMカードをSIMBOX内に挿入することにより、SIMBOX内の各SIMカードの状態をデバイス側で遠隔管理し、各SIMカードのオンライン、オフラインを自由に切り替えることができる。
当該SIMカードリソーススケジューリング及び管理システムの応用シーンは複数であってもよく、具体的には、以下のとおりである。
シーン1において、通信端末200上の非モデム側には、複数のSIMカードスロット30が集積されており、ユーザは、物理SIMカードをSIMカードスロット30に挿入し、かつアプリケーションプログラムを介して非モデム側に設けられた物理SIMカードをモデム50にロードするように制御し、このとき、通信端末200の制御により、SIMカードスロット30に設けられた各物理SIMカードを切り替えて使用する。
シーン2において、ユーザは、アプリケーションプログラムにより、通信端末200に固定設けられたeSIMカードをモデム50にロードするように制御し、このとき、通信端末200の制御により、eSIMカードの切り替えを実現する。
シーン3において、通信端末200は、クラウドSIMカードサーバ300からクラウドSIMカードデータをクラウドSIMカードモジュール40にダウンロードし、かつモデム駆動モジュールを介してクラウドSIMカードをモデム50にロードして使用する。
シーン4において、通信端末200上の非モデム側には、複数のSIMカードスロット30及び固定設けられたeSIMカードがあり、ユーザは、物理SIMカードをSIMカードスロット30又はモデムに挿入し、かつアプリケーションプログラムにより、物理SIMカード又はeSIMカードをクラウドSIMカードサーバ300に共有するように制御し、これにより、他のデバイスは、非モデム側に設けられた物理SIMカード及びeSIMカード、又はモデム内に挿入された物理SIMカード及びeSIMカードを使用する。
前記複数の応用シーンによれば、本発明の実施例はさらに、当該SIMカードリソース管理システムに応用される複数の使用方法を提案し、本発明の実施例では、その応用シーンは主に、クラウドSIMカードの割当操作、SIMカードの更新操作、SIMカードの監視及び警告操作、SIMカードの使用操作、及びSIMカードの共有操作に使用される。
実施例四
図5は、本発明の実施例によるSIMカードの割当方法のフローチャートであり、当該カード割当方法は、SIMカードリソーススケジューリング及び管理システムに応用され、以下のステップを含む。
ステップS401、カードサービスモジュールは、カード割当リクエストをクラウドSIMカードサーバに送信する。
ここで、ユーザが通信端末を使用してクラウドSIMカードを追加する必要がある場合、ユーザは、通信端末を用いてカード割当リクエストをクラウドSIMカードサーバに送信し、ここで、その通信端末とクラウドSIMカードサーバとの間の通信方式がGSM、GPRS、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE、WLAN、及びイーサネットなどを含むが、本発明では限定されない。
ここで、指摘されるように、当該クラウドSIMカードは、クラウドSIMカードサーバ側に設けられた物理SIMカード、ソフトカード又は他のタイプのSIMカード(例えば、eSIMカード、マルチIMSIカードなど)又は他の端末に共有されたSIMカードであってもよく、理解されるように、ここで挙げられたクラウドSIMカードの例は、理解を容易にするためのものであり、本発明ではこれらに限定されず、実際の状況に応じて選択することができる。
ステップS402、クラウドSIMカードサーバは、カード割当リクエストに従って、クラウドSIMカードデータを含むカード割当応答をカードサービスモジュールに返信する。
ここで、クラウドSIMカードサーバは、カードサービスモジュールから送信されたカード割当リクエストを受信すると、記憶されたクラウドSIMカードを取得し、かつクラウドSIMカードがある場合、クラウドSIMカードデータを含むカード割当応答をカードサービスモジュールに返信する。
クラウドSIMカードサーバにクラウドSIMカードがない場合、クラウドSIMカードデータを含まないカード割当応答を返信し、これにより、通信端末は、クラウドSIMカードが不足しているため、クラウドSIMカードサーバがカード割当操作を行うことができないと確定する。
ステップS403、カードサービスモジュールは、カード割当応答に従って、クラウドSIMカードデータを含むカード割当コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ここで、カードサービスモジュールがクラウドSIMカードサーバから送信されたカード割当応答を受信すると、カード割当応答の応答データにクラウドSIMカードデータが含まれる場合、当該カード割当応答が成功状態にあると確定し、そうでない場合、当該カード割当応答が失敗状態にあると確定し、このとき、クラウドSIMカードサーバからカードを割り当てることができないという情報が表示され、カードを割り当てることができないことをユーザにプロンプトする。
ここで、当該クラウドSIMカードデータは、カードタイプ、電話番号、集積回路カード識別コード(Integrate circuit card identity:ICCID)、国際モバイル加入者識別コード(InternationalMobile Subscriber Identification Number:IMSI)の1つ、又はそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
このとき、カードサービスモジュールは、カード割当応答に従って、クラウドSIMカードデータを含むカード割当コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS404、カード管理インターフェースモジュールは、カード割当コマンドをカード管理モジュールに送信する。
ここで、カード管理インターフェースモジュールは、カードサービスモジュールとカード管理モジュールとの間の通信インターフェースを提供するために使用され、このとき、カード管理インターフェースモジュールは、受信したカード割当コマンドをカード管理モジュールに伝達する。
ステップS405、カード管理モジュールに対応するカードインストールサブモジュールは、カード物理インターフェースモジュールを呼び出してカード割当コマンドを実行する。
ステップS406、カード物理インターフェースモジュールは、クラウドSIMカードモジュールに対してカード割当コマンドを実行することで、クラウドSIMカードデータをクラウドSIMカードモジュールに書き込み、必要なクラウドSIMカードをインストールして生成する。
ここで、カード管理モジュールは、取得したカード管理インターフェースモジュールから伝達されたカード割当コマンドに応じて、カードインストールサブモジュールを呼び出し、このとき、カードインストールサブモジュールは、クラウドSIMカードデータを含むカード割当コマンドに応じて、カード物理インターフェースモジュールを呼び出し、これにより、カード物理インターフェースモジュールは、それに接続されたクラウドSIMカードモジュールにクラウドSIMカードデータを含むカード割当コマンドを書き込み、かつこの含まれるクラウドSIMカードデータ内のカードタイプに応じて、クラウドSIMカードをインストールして生成する。
ステップS407、クラウドSIMカードモジュールへのクラウドSIMカードデータの書き込みが完了すると、カード割当完了応答をカード物理インターフェースモジュールに返す。
ここで、クラウドSIMカードの書き込み操作を完了するために、カード管理モジュール、カード物理インターフェースモジュール、クラウドSIMカードモジュールは複数回対話する可能性がある。
ステップS408、カード物理インターフェースモジュールは、カード割当完了応答をカード管理モジュールに送信する。
ステップS409、カード管理モジュールは、カード割当完了応答をカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS410、カード管理インターフェースモジュールは、カード割当完了応答をカードサービスモジュールに伝達し、カードサービスモジュールのカード割当操作を完了する。
ここで、カード物理インターフェースモジュールは、クラウドSIMカードモジュールにクラウドSIMカードデータを含むカード割当コマンドを書き込み、かつクラウドSIMカードを生成した後、カード割当完了応答をカード管理インターフェースモジュールに返信し、カード管理インターフェースモジュールは、カード割当完了応答をカードサービスモジュールに伝達する。
本発明によるSIMカード割当方法により、クラウドSIMカードサーバ上のクラウドSIMカードを通信端末に割り当てて書き込み、通信端末へのクラウドSIMカードのインストール及び追加することができる。
実施例五
図6は、本発明の実施例によるSIMカード使用方法のフローチャートであり、当該使用方法は、SIMカードリソーススケジューリング及び管理システムに応用され、以下のステップを含む。
ステップS501、カードサービスモジュールは、有効化待ちSIMカード識別子を含む使用コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ここで、有効化待ちSIMカードは、非モデム側に設けられたクラウドSIMカード、物理カード、及びeSIMカード、又はモデムに設けられた物理カード及びeSIMカードを含み、ここで、クラウドSIMカードとは、ユーザが通信端末を用いてクラウドSIMカードサーバ内の特定のチャネルを介してクラウドSIMカードモジュール内にダウンロードされたSIMカードである。
ユーザが通信端末を用いて非モデム側に設けられたSIMカードを有効化する必要がある場合、ユーザは、通信端末により、使用コマンドを送信して有効化待ちSIMカードをモデムにロードするようにカードサービスモジュールを制御する。このとき、カードサービスモジュールは、使用コマンドが有効化待ちSIMカード識別子を含む使用コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS502、カード管理インターフェースモジュールは、使用コマンドをカード管理モジュールに伝達する。
ここで、カード管理インターフェースモジュールは、カードサービスモジュールとカード管理モジュールとの間の通信インターフェースを提供するために使用され、このとき、カード管理インターフェースモジュールは、受信した使用コマンドをカード管理モジュールに伝達する。
ステップS503、カード管理モジュールに対応するカード使用サブモジュールは、カード物理インターフェースモジュールを呼び出して使用コマンドを実行する。
ステップS504、カード物理インターフェースモジュールは、モデム仮想カード駆動モジュールを呼び出して使用コマンドを実行する。
ステップS505、モデム仮想カード駆動モジュールは、有効化待ちSIMカードをモデム内にロードする。
ここで、モデム仮想カード駆動モジュールは、非モデム側に設けられたSIMカードとモデムとの間の駆動インターフェースを提供し、このとき、カード物理インターフェースモジュールは、受信したカード使用サブモジュールから送信された使用コマンドに従って、モデム仮想カード駆動モジュールを呼び出して有効化待ちSIMカードをモデムにロードし、仮想SIMカードを有効化する。
ステップS506、モデム仮想カード駆動モジュールは、有効化待ちSIMカードをモデムロードして完了すると、有効化完了応答をカード物理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS507、カード物理インターフェースモジュールは、有効化完了応答をカード管理モジュールに送信する。
ステップS508、カード管理モジュールは、有効化完了応答をカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS509、カード管理インターフェースモジュールは、有効化完了応答をカードサービスモジュールに送信し、カードサービスモジュールの有効化操作を完了する。
ここで、そのモデム仮想カード駆動モジュールは、有効化待ちSIMカードをモデムにロードする場合、SIMカードデータを数回読み書きする必要がある可能性がある。具体的には、以下のステップで実現される。
1、モデム仮想カード駆動モジュールは、SIMカードデータの読み書きリクエストをカード物理インターフェースモジュールに送信する。
2、カード物理インターフェースモジュールは、モデム内にロードされたSIMカードに対してSIMカードデータの読み書きリクエストを実行する。
3、カード物理インターフェースモジュールが仮想SIMカードに対してSIMカードデータの読み書きリクエスト操作を実行して完了すると、返されたSIMカードデータの読み書き応答を受信する。
4、カード物理インターフェースモジュールは、SIMカードデータの読み書き応答をモデム仮想カード駆動モジュールに送信する。
ここで、指摘されるように、有効化待ちSIMカードがリモートSIMカードモジュール内のリモートSIMカードである場合、リモートSIMカードをモデムにロードする過程では、さらに、クラウドSIMカードサーバから発行されたリモートSIMカードの使用を実現するために、通信端末とクラウドSIMカードサーバがキャリアモバイルネットワークの認証操作を行う必要がある。
同時に、指摘されるように、モデムにロードできるSIMカードリソースの数が上限に達した場合、そのユーザは、無効化されたSIMカードを選択して、モデムから当該無効化のSIMカードリソースを解放することにより、他の物理SIMカード又はeSIMカード又はクラウドSIMカードをモデムにロードして有効化することができる。
本発明によるSIMカード使用方法により、SIMカードをモデムにロードして、通信端末でSIMカードを使用することができる。
実施例六
図7は、本発明の実施例によるSIMカード共有方法のフローチャートであり、当該共有方法は、SIMカードリソーススケジューリング及び管理システムに応用され、以下のステップを含む。
ステップS601、カードサービスモジュールは、共有待ちSIMカードのデータの一部を含む共有コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ここで、ユーザが非モデム側に設けられたSIMカード、又はモデムにロードされたSIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有する必要がある場合、ユーザは、通信端末を介して共有コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信し、これにより、他の通信端末は、共有された通信端末上のSIMカードをクラウドSIMカードサーバを介してダウンロードして使用する。
ここで、非モデム側に設けられたSIMカードは、非モデム側に設けられたクラウドSIMカード、物理SIMカード、及びeSIMカードを含むが、モデムにロードされたSIMカードは、モデム内にマウントされた物理SIMカードやeSIMカード、又は非モデム側からモデム内にロードされた仮想SIMカード、物理SIMカード、及びeSIMカードを含む。
ここで、当該SIMカードの一部データは、電話番号、集積回路カード識別コード(Integratecircuit card identity:CCID)、国際モバイルユーザ識別コード(International MobileSubscriber Identification Number:MSI)のうちの1つ又はそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
ステップS602、カード管理インターフェースモジュールは、共有コマンドをカード管理モジュールに伝達する。
ステップS603、カード管理モジュールに対応するカード共有サブモジュールは、共有コマンドをカード物理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS604、カード物理インターフェースモジュールは、共有待ちSIMカードの位置及びタイプを判断する。
ここで、共有待ちSIMカードが非モデム側に位置するSIMカードであると判断する場合、ステップS605を実行し、共有待ちSIMカードがモデム内にマウントされたSIMカードであると判断する場合、ステップS606を実行し、共有待ちSIMカードが非モデム側からモデム内にロードされたSIMカードであると判断する場合、ステップS609を実行する。
ここで、共有待ちSIMカードは、非モデム側に位置するSIMカード、モデム内にマウントされたSIMカード、非モデム側からモデム内にロードされたSIMカードのいずれであってもよく、したがって、共有待ちSIMカードを共有する場合、そのカード物理インターフェースモジュールは、共有待ちSIMカードの位置及びタイプを判断する必要がある。
ステップS605、カード物理インターフェースモジュールは、非モデム側に位置するSIMカードの必要なデータを読み取る。
ここで、共有待ちSIMカードが非モデム側に位置するSIMカードであると判断された場合、カード物理インターフェースモジュールは、SIMカードに対して共有操作を直接実行し、共有とは、SIMカード自体の共有であってもよいし、音声、データ、SMSなどの一部の機能の共有であってもよい。
ステップS606、カード物理インターフェースモジュールは、モデム物理カード駆動モジュールを呼び出して共有コマンドを実行する。
ここで、共有待ちSIMカードがモデム内にマウントされたSIMカードであると判断された場合、それに応じてモデム物理カード駆動モジュールを呼び出して、モデム物理カード駆動モジュールに共有コマンドを実行させる。
ステップS607、モデム物理カード駆動モジュールは、共有コマンドを実行して、共有コマンドにおける共有待ちSIMカードのデータの一部に応じて、対応するSIMカードに対して共有操作を実行する。
ここで、モデム物理カード駆動モジュールは、モデムにマウントされたSIMカードを操作するための駆動を提供し、SIMモデムにマウントされたSIMカードの共有、有効化、又は無効化を実現することができる。
ステップS608、モデム物理カード駆動モジュールは、共有応答をカード物理インターフェースモジュールに返信する。
ステップS609、カード物理インターフェースモジュールは、モデム仮想カード駆動モジュールを呼び出して共有コマンドを実行する。
ステップS610、モデム仮想カード駆動モジュールは、共有コマンドを実行して、共有コマンドにおける共有待ちSIMカードのデータの一部に応じて、対応するSIMカードに対して共有操作を実行する。
ここで、モデム仮想カード駆動モジュールは、非モデム側に設けられたSIMカードをモデムで操作するための駆動を提供し、非モデム側に設けられたSIMカードをモデムにロードして使用し、又はクラウドSIMカードサーバに共有し、又は非モデム側に設けられたがモデムにロードされたSIMカードを無効化することができる。
ステップS611、モデム仮想カード駆動モジュールは、共有応答をカード物理インターフェースモジュールに返信する。
ここで、モデム仮想カード駆動モジュールは、共有応答をカード物理インターフェースモジュールに送信して、当該SIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有する。
ここで、指摘されるように、ステップS605、ステップS606~S608、及びステップS609~S611は、3つの並行ステップであり、カード管理インターフェースモジュールによって判断された共有待ちSIMカードの位置及びタイプによって対応して実施され、上記のステップS605、ステップS606、及びステップS611は、順不同で実行され、いずれも対応するステップが実行された後にステップS612に進む。
ステップS612、カード物理インターフェースモジュールは、共有応答をカード管理モジュールに送信する。
ステップS613、カード管理モジュールは、共有応答をカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS614、カード管理インターフェースモジュールは、共有応答をカードサービスモジュールに送信する。
ステップS615、カードサービスモジュールは、共有応答をクラウドSIMカードサーバに送信して、SIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有する。
本発明によるSIMカード共有方法により、通信端末に設けられたSIMカードをクラウドSIMカードサーバに共有して、他の通信端末がクラウドSIMカードサーバを介して、共有された通信端末上のSIMカードをダウンロードして使用するようにする。
実施例七
図8は、本発明の実施例によるSIMカード更新方法のフローチャートであり、当該使用方法は、SIMカードリソーススケジューリング及び管理システムに応用され、以下のステップを含む。
ステップS701、カードサービスモジュールは、更新リクエストをクラウドSIMカードサーバに送信する。
従って、ユーザが通信端末内のSIMカードファイルデータを更新する必要がある場合、ユーザが通信端末を用いて更新リクエストをクラウドSIMカードサーバに送信し、ここで、その通信端末とクラウドSIMカードサーバとの間の通信方式がGSM、GPRS、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE、WLAN、及びイーサネットなどを含むが、本発明では限定されない。
ここで、更新リクエストには、当該通信端末のSIMカード識別情報、リクエスト情報、及びデバイス識別情報が含まれる。
ステップS702、クラウドSIMカードサーバは、更新リクエストに従って、情報が更新されたSIMカードファイルデータを含む更新応答を返信する。
ここで、クラウドSIMカードサーバは、カードサービスモジュールから送信された更新リクエストを受信すると、更新リクエストにおける更新が必要なSIMカードを取得し、それに応じて当該SIMカードのファイルデータを更新し、情報が更新されたSIMカードファイルデータを含む更新応答をカードサービスモジュールに返信する。
ステップS703、カードサービスモジュールは、更新応答に従って、更新コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信する。
このとき、カードサービスモジュールは、更新応答に従って、SIMカードファイルデータを含む更新コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS704、カード管理インターフェースモジュールは、更新コマンドをカード管理モジュールに伝達する。
ここで、カード管理インターフェースモジュールは、カードサービスモジュールとカード管理モジュールとの間の通信インターフェースを提供するために使用され、このとき、カード管理インターフェースモジュールは、受信した更新コマンドをカード管理モジュールに伝達する。
ステップS705、カード管理モジュールに対応するカード更新サブモジュールは、更新コマンドに従って、カード物理インターフェースモジュールを呼び出して更新コマンドを実行する。
ステップS706、カード物理インターフェースモジュールは、SIMカード識別情報に対応するSIMカードに対して更新コマンドを実行して、SIMカードファイルデータを対応するSIMカードに書き込む。
ここで、カード管理モジュールは、取得したカード管理インターフェースモジュールから伝達された更新コマンドに応じて、カード更新サブモジュールを呼び出し、このとき、カード更新サブモジュールは、更新コマンドに含まれるSIMカードファイルデータに応じて、カード物理インターフェースモジュールを呼び出し、これにより、カード物理インターフェースモジュールは、更新コマンドに含まれるSIMカードファイルデータをクラウドSIMカードモジュール内の対応するSIMカードに書き込む。
ステップS707、SIMファイルデータの更新が完了される場合、更新完了応答をカード物理インターフェースモジュールに返す。
ステップS708、カード物理インターフェースモジュールは、更新完了応答をカード管理モジュールに返信する。
ステップS709、カード管理モジュールは、更新完了応答をカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS710、カード管理インターフェースモジュールは、更新完了応答をカードサービスモジュールに伝達送信し、カードサービスモジュールの更新操作を完了する。
ここで、カード管理モジュールは、カード物理インターフェースモジュールがカード割当コマンドに従って完了した更新完了応答を、カード管理インターフェースモジュールに送信し、これにより、カード管理インターフェースモジュールは、更新完了応答をカードサービスモジュールに伝達し、カードサービスモジュールから発行された更新操作を完了する。
本発明によるSIMカード更新方法により、更新リクエストをクラウドSIMカードサーバに送信し、かつクラウドSIMカードサーバからの更新されたSIMカードファイルデータ更新して通信端末のSIMカードに書き込むことで、通信端末内のSIMカードデータを更新する。
実施例八
図8は、本発明の実施例によるSIMカード監視及び警告方法のフローチャートであり、当該監視及び警告方法は、SIMカードリソーススケジューリング及び管理システムに応用され、以下のステップを含む。
ステップS801、カードサービスモジュールは、監視及び警告コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ここで、ユーザが当該通信端末内の各SIMカードの情報の状態を監視する必要がある場合、ユーザは、カードサービスモジュールを介して監視及び警告コマンドをカード管理インターフェースモジュールに送信することができ、ここで、SIMの状態情報が、挿入されているかどうか、廃棄されているかどうか、ネットワークに接続されているかどうか、残った通話料、残った有効期限などを含むが、これらに限定されない。
ステップS802、カード管理インターフェースモジュールは、監視及び警告コマンドをカード管理モジュールに伝達する。
ステップS803、カード管理モジュールに対応するカード監視及び警告サブモジュールは、カード物理インターフェースモジュールを制御して監視及び警告コマンドを実行する。
ステップS804、カード物理インターフェースモジュールは、SIMカードの状態情報を読み取り、SIMカードの状態を監視する。
ここで、カード物理インターフェースモジュールは、各SIMカードに対して読み書き操作を行うことができ、SIMカードの状態情報をリアルタイムで取得することができ、それによってSIMカードの状態を監視し、ここで、監視されたSIMカードが物理SIMカード、eSIMカード、ソフトカード、及びリモートSIMカードを含み、ここで、SIMカードがモデムにロードされて使用されてもよく、同時に非モデム側に設けられが使用されなくてもよく、本実施例中では、監視状態にあるSIMカードは限定されない。
ステップS805、カード物理インターフェースモジュールは、SIMカードの状態が異常であることが検出された場合、異常状態情報及び警告情報をカード管理モジュールに送信する。
ここで、カード物理インターフェースモジュールは、いずれかのSIMカードの状態情報が予め設定された状態の範囲を超えることが検出された場合、SIMカードの状態が異常であると確定し、このとき、カード物理インターフェースモジュールは、異常状態にあるSIMカードの具体的な情報、異常状態情報及び警告情報をカード管理モジュールに送信する。
ステップS806、カード管理モジュールは、異常状態情報及び警告情報をカード管理インターフェースモジュールに送信する。
ステップS807、カード管理インターフェースモジュールは、異常状態情報及び警告情報をカードサービスモジュールに伝達し、これにより、カードサービスモジュールはSIMカードの異常状態に対して警告を発する。
ここで、カード監視及び警告サブモジュールは、SIMカードの状態情報が予め設定された状態範囲と異なることを監視して取得した場合、SIMカードの状態が異常であると判断し、かつ異常状態情報及び警告情報をカード管理インターフェースモジュールに送信し、カード管理インターフェースモジュールは、受信した異常状態情報及び警告情報をカードサービスモジュールに伝達して、通信端末を介してSIMカードの異常状態をユーザにプロンプトし、これにより、ユーザはSIMカードの異常をさらに診断する。
本発明の他の実施例では、その通信端末は、監視及び警告コマンドを送信しなくてもよく、すなわち、ステップS801-S803を実行しなくてもよく、このとき、カード物理インターフェースモジュールは、各SIMの状態情報を直接読み取り、かつ状態情報をカード監視及び警告サブモジュールに送信し、カード監視及び警告サブモジュールは、SIMカードの状態を監視し、状態が異常である場合に警告を発する。
ステップS808、カードサービスモジュールは、異常状態情報及び警告情報をクラウドSIMカードサーバに送信する。
ここで、当該カードサービスモジュールはさらに、異常状態情報及び警告情報をクラウドSIMカードサーバに送信し、これより、クラウドSIMカードサーバは、異常なSIMカードに対して異常記録を行う。
本発明によるSIMカード監視及び警告方法により、通信端末の各SIMカードの状態情報を監視し、かつSIMの状態が異常である場合に警告を発することができる。
本発明の他の実施例では、SIMカードリソース管理システムの応用シーンに応じて、SIMカードクエリ方法、SIMカード削除方法、SIMカード無効化方法、SIMカード共有停止方法、SIMカードデータ修正方法などを提供することもでき、それらはいずれもSIMカードリソース管理システムの各機能モジュールに基づいてサービスを実現し、ここでは説明を省略する。
上記は、本出願の代替実施例に過ぎず、本出願を限定するためのものではない。当業者にとって、本出願に対して様々な変更及び変形を行うことができる。本出願の精神及び原則から逸脱することなく、行われた任意の修正、同等の置換、改良などは、いずれも本出願の特許請求の範囲に含まれるべきである。