JP7078895B2 - 制御システム、制御装置、画像処理装置およびプログラム - Google Patents
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Description
まず、本実施の形態に係る制御システムの一つの適用例について説明する。図1は、本実施の形態に係る制御システム1の全体構成を示す模式図である。図1に示す制御システム1は、画像処理を用いてアライメントを行う。アライメントは、典型的には、工業製品の製造過程などにおいて、対象物(以下、「ワーク」とも称す)を生産ラインの本来の位置に配置する処理などを意味する。このようなアライメントの一例として、制御システム1は、液晶パネルの生産ラインにおいて、ガラス基板であるワーク2に対する回路パターンの焼付処理前に、露光マスク4に対するワーク2の位置決めを制御する。ワーク2には、予め定められた位置に位置決め用の特徴部分であるマーク5a,5bが設けられている。制御システム1では、ワーク2上に設けられたマーク5b,5bを撮像し、撮像により得られた画像に対して画像処理を行うことで、ワーク2の位置決めを実現する。
次に、本実施の形態に係る制御システム1の具体例について説明する。
図2は、本実施の形態に係る制御システムを構成する画像処理装置のハードウェア構成を示す模式図である。図2を参照して、画像処理装置304は、典型的には、汎用的なコンピュータアーキテクチャに従う構造を有しており、予めインストールされたプログラムをプロセッサが実行することで、後述するような各種の画像処理を実現する。
図3は、実施の形態に係る制御システムを構成するモーションコントローラ400のハードウェア構成を示す模式図である。モーションコントローラ400は、チップセット412と、プロセッサ414と、不揮発性メモリ416と、主メモリ418と、システムクロック420と、メモリカードインターフェイス422と、通信インターフェイス428と、内部バスコントローラ430と、フィールドバスコントローラ438とを含む。チップセット412と他のコンポーネントとの間は、各種のバスを介してそれぞれ結合されている。
図4は、図1に示される制御システム1の機能構成を示すブロック図である。画像処理装置304は、モーションコントローラ400から撮像トリガTRを受けると、撮像動作を行なうようにカメラ302a,302bを制御し、撮像動作によって得られた画像を取得する。図4に示されるように、画像処理装置304は、補正部32と位置特定部34とを含む。
補正部32は、モーションコントローラ400から受けた軌跡情報を用いて、カメラ302a,302bによって撮像された画像から画像ブレによるぼけを除去するブレ補正を行なう。軌跡情報は、露光期間中のマーク5a,5bの画像上の移動軌跡を示す情報である。
位置特定部34は、カメラ302aによって撮像された画像に含まれるマーク5aの位置(以下、「計測位置PSa」という)を特定する。位置特定部34は、カメラ302bによって撮像された画像に含まれるマーク5bの位置(以下、「計測位置PSb」という)を特定する。位置特定部34は、公知のパターン認識技術を用いて、画像の中からマーク5a,5bを認識し、認識したマーク5a,5bの座標を計測する。マーク5a,5bの座標は、カメラ302a,302bのローカル座標系でそれぞれ示される。位置特定部34は、特定したマーク5aの計測位置PSa,PSbの座標をモーションコントローラ400に出力する。
図4を参照して、モーションコントローラ400は、移動制御部41と、指示部45と、推定部46とを備える。移動制御部41と指示部45と推定部46とは、図3に示すプロセッサ414が制御プログラム440を実行することにより実現される。
移動制御部41は、画像処理装置304によって特定された、マーク5aの計測位置PSaおよびマーク5bの計測位置PSbに基づいて、ワーク2の位置が目標位置SPに近づくように移動機構100を制御する。
指示部45は、視覚センサ300に対して動作指示を出力する。指示部45は、撮像周期Tbに従って、撮像トリガTRを画像処理装置304に出力する。これにより、撮像トリガを受けた画像処理装置304は、カメラ302a,302bを制御して、予め設定された露光時間Taだけ露光させる。ただし、指示部45が撮像トリガTRを出力してからカメラ302a,302bが露光を開始するまで、一定の遅延時間が発生する。当該遅延時間は、予め実験等により確認されている。
推定部46は、エンコーダ値PVmX,PVmY,PVmθに基づいて、カメラ302a,302bの露光期間における、ワーク2のマーク5a,5bの画像上の移動軌跡を推定する。以下、推定部46によるマーク5a,5bの画像上の移動軌跡の推定手順について説明する。
=(PVmX(ki)-PVmX(k-1),PVmY(ki)-PVmY(k-1),PVmθ(ki)-PVmθ(k-1) ・・・式(1)
推定部46は、時刻tk0,・・・,tknについて、移動量Δp0,・・・,Δpnをそれぞれ推定する。
式(2)において、Saは、ワールド座標系における計測位置PSaのX座標xsaおよびY座標ysaの転置行列である(xsa,ysa)Tを示す。Ra( )は、回転移動に対応する変換式を示し、θステージ110θの回転中心と計測位置PSaとの距離と、θステージ110θの回転移動量Δθiとに基づいて定められる。Ti( )は、並進移動に対応する変換式を示し、Xステージ110Xの移動量ΔXiとYステージ110Yの移動量ΔYiと応じて定められる。Eaiは、ワールド座標系における予測位置PEaiのX座標xeaiおよびY座標yeaiの転置行列である(xeai,yeai)Tを示す。
式(3)において、Sbは、ワールド座標系における計測位置PSbのX座標xsbおよびY座標ysbの転置行列である(xsb,ysb)Tを示す。Rbi( )は、回転移動に対応する変換式を示し、θステージ110θの回転中心と計測位置PSbとの距離と、θステージ110θの回転移動量Δθiとに基づいて定められる。Ti( )は、並進移動に対応する変換式を示し、Xステージ110Xの移動量ΔXiとYステージ110Yの移動量ΔYiと応じて定められる。Ebiは、ワールド座標系における予測位置PEaiのX座標xebiおよびY座標yebiの転置行列である(xebi,yebi)Tを示す。
<3-1.制御システムの位置決め処理の流れ>
図6を参照して、制御システム1の位置決め処理の流れの一例について説明する。図6は、制御システムの位置決め処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7は、移動制御部による移動機構の制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。まずステップS11において、位置決定部42は、画像処理装置304によって特定された最新の計測位置PSa,PSbを取得する。ステップS12において、位置決定部42は、計測位置PSa,Psbの算出の元となる撮像時刻を取得する。たとえば、位置決定部42は、推定部46によって算出された露光開始時刻を撮像時刻として取得すればよい。
ここで、Kkは、内挿補間係数である。制御周期をTsとし、エンコーダ値PVmXの伝送遅延時間をTedとし、撮像トリガTRの伝送遅延時間をTsdとして、Ts-Ted≦Tsd<2Ts-Tedの場合、内挿補間係数Kkは、次の式(5)を用いて算出される。
このような内挿補間値の算出方法を用いることによって、撮像時刻tviのエンコーダ値PVmsX(vi)を高精度に算出できる。同様にして、撮像時刻tviのエンコーダ値PVmsY(vi),PVmsθ(vi)が算出される。なお、撮像時刻がエンコーダ値の算出時刻と一致する場合には、このエンコーダ値をそのまま用いればよい。
以上のように、制御システム1は、画像処理装置304と移動制御部41とを備える。画像処理装置304は、ワーク2に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、ワーク2のマーク5a,5bの計測位置PSa,PSbをそれぞれ特定する。移動制御部41は、画像処理装置304によって特定された計測位置PSa,PSbに基づいて、ワーク2の位置が目標位置SPに近づくように移動機構100を制御する。さらに、制御システム1は、推定部46を備える。推定部46は、(k-1)回目の撮像動作によって得られた画像に基づいて特定された計測位置PSa,PSbと、移動機構100からの情報を含む参照情報とに基づいて、k回目の撮像動作における露光期間中のマーク5a,5bの移動軌跡を推定する。画像処理装置304は、マーク5a,5bの移動軌跡に基づいて、k回目の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう。
<4-1.変形例1>
推定部46は、(k-1)回目の撮像動作以降に移動制御部41によって生成された移動指令MVX,MVY,MVθを参照情報として取得し、移動指令MVX,MVY,MVθに基づいて、軌跡情報を生成してもよい。
推定部46は、k回目の撮像動作の露光期間中の時刻tki(iは、0~nの整数))を前半(時刻tki(iは、0~sの整数(sは1以上n未満の整数))と後半(時刻tki(iは、s+1~nの整数)とに分けてもよい。推定部46は、(k-1)回目の撮像動作の露光開始時刻(時刻t(k-1))から前半の時刻tki(iは、0~sの整数))までの期間におけるワーク2の移動量Δpiを、エンコーダ値を用いて算出する。推定部46は、時刻t(k-1)から後半の時刻tki(iは、s+1~nの整数))までの期間におけるワーク2の移動量Δpiを、変形例1と同様に移動指令MVX,MVY,MVθを用いて算出する。
上記の説明では、移動制御部41は、推定位置PVが目標位置SPに近づくように、移動指令MVX,MVY,MVθを生成する。しかしながら、ワーク2をより滑らかに移動させるための移動機構100の目標軌道が決定され、決定された目標軌道に従って移動機構100が制御されてもよい。この場合、ワーク2は、決定された目標軌道に従って移動する。そのため、制御システムは、撮像トリガTRを出力する前に、目標軌道に基づいて、露光期間におけるマーク5a,5bの移動軌跡を示す軌道情報を生成することができる。これにより、変形例1,2と同様に、撮像トリガTRが出力されてから計測位置PSa,PSbが特定されるまでの時間を短縮できる。さらに、モーションコントローラは、撮像トリガTRと軌道情報とを同時に画像処理装置304に出力することができる。その結果、画像処理装置304とモーションコントローラ400との間の通信シーケンスを簡略化できる。
図8は、変形例3に係る制御システム1Aの機能構成を示すブロック図である。図8に示されるように、制御システム1Aは、図4に示す制御システム1と比較して、モーションコントローラ400の代わりにモーションコントローラ400Aを備える点で相違する。モーションコントローラ400Aは、モーションコントローラ400と比較して、移動制御部41および推定部46の代わりに、移動制御部41Aおよび推定部46Aをそれぞれ含む点で相違する。移動制御部41Aは、移動制御部41と比較して、位置決定部42、減算部43および演算部44の代わりに目標軌道決定部47および演算部44Aを備える点で相違する。
目標軌道決定部47は、画像処理装置304によって特定された計測位置PSa,PSbと、目標位置SPとに基づいて、移動機構100の目標軌道を決定する。具体的には、以下のようにして目標軌道を決定する。
演算部44Aは、関数LX(t),LY(t),Lθ(t)に基づいて、制御周期Tsごとに移動指令MVX、MVY,MVθをそれぞれ算出する。具体的には、演算部44Aは、関数LX(t)に現時刻tを代入することにより、目標位置SPXに対する目標軌道TGXにおける現時刻tの位置の偏差を算出する。演算部44Aは、算出した偏差に対してたとえばP演算を行なうことにより、移動指令MVXを算出する。演算部44Aは、同様の方法により、移動指令MVY,MVθを算出する。
推定部46Aは、目標軌道TGX,TGY,TGθを示す情報を参照情報として取得する。推定部46Aは、目標軌道TGX,TGY,TGθに基づいて、(k-1)回目の撮像動作の露光開始時刻(時刻t(k-1))からk回目の撮像動作の露光期間中の時刻tki(iは、0~nの整数))までの期間におけるワーク2の移動量Δpiを算出する。具体的には、図9に示されるように、推定部46Aは、目標軌道TGXにおける時刻t(k-1)から時刻tkiまでの移動量を、ワーク2のX方向の並進移動量ΔXiとして算出する。同様に、推定部46Aは、目標軌道TGYにおける時刻t(k-1)から時刻tkiまでの移動量を、ワーク2のY方向の並進移動量ΔYiとして算出する。推定部46Aは、目標軌道TGθにおける時刻t(k-1)から時刻tkiまでの移動量を、ワーク2の回転移動量Δθiとして算出する。
図10は、目標軌道決定部における処理の流れを示すフローチャートである。図10に示される処理は、撮像周期Tbごとに行なわれる。
上記式(9)に示される「Amax」は、最大加速度を表わす。「f()」は、最大加速度Amaxで必要移動距離を移動機構100に移動させた場合にかかる軌道時間を求めるための関数である。「Tmin」は、所定の最小軌道時間である。「max(α,β)」は、数値α,βの内から最大値を取得するための関数である。
LY(t)=LYm*[1-(t/T)3{10-15(t/T)+6(t/T)2}]・・・(11)
Lθ(t)=Lθm*[1-(t/T)3{10-15(t/T)+6(t/T)2}]・・・(12)
式(10)~(12)に示されるように、関数LX(t),LY(t),Lθ(t)は、必要移動距離LXm,LYm,Lθmと時刻tとを少なくとも説明変数とし、目標位置SpX,SPY,SPθとの偏差を目的変数とする多次関数である。
C1=60C2(2C2 2-3C2+1) ・・・(14)
C2=0.5-31/2/6 ・・・(15)
このようにして、目標軌道決定部47は、計測位置PSa,PSbが特定されるたびに、移動機構100が目標位置SPに到達するまでの間の目標軌道TGX,TGY,TGθをそれぞれ示す関数LX(t),LY(t),Lθ(t)を一括して算出する。
ワーク2が一定速度で移動している場合、画像処理装置304の補正部32におけるブレ補正の処理に要する時間が短くなる。そのため、移動制御部41は、カメラ302a,302bの露光期間において生成する移動指令MVX,MVY,MVθを、一定の速度指令とすることが好ましい。
一般に、並進および回転の両方のブレによるぼけを除去するブレ補正よりも並進のブレによるぼけのみを除去するブレ補正の方が処理に要する時間が短い。そのため、移動制御部41は、カメラ302a,302bの露光期間において回転移動しないように移動機構100を制御することが好ましい。つまり、移動制御部41は、移動機構100のうち回転移動する機構であるθステージ110θとサーボモータ120θとを停止させる。具体的には、移動制御部41は、移動指令MVθが位置指令である場合、露光期間に生成する移動指令MVθを一定値とする。もしくは、移動制御部41は、移動指令MVθが速度指令である場合、露光期間に生成する移動指令MVθを0とする。
上記の説明では、移動機構100はXYθテーブルとした。しかしながら、移動機構100は、θXYテーブル、UVWテーブル、XYテーブル、XYZテーブル、多関節ロボットなどであってもよい。
以上のように、本実施の形態および変形例は以下のような開示を含む。
対象物(2)を移動させる移動機構(100)を制御して、前記対象物(2)の位置決めを行なう制御システム(1,1A)であって、
前記対象物(2)に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、前記対象物(2)の特徴部分(5a,5b)の位置を特定するための画像処理装置(304)と、
前記画像処理装置(304)によって特定された前記特徴部分(5a,5b)の位置に基づいて、前記対象物(2)の位置が目標位置に近づくように前記移動機構(100)を制御するための移動制御部(41,41A)と、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置(304)によって特定された前記特徴部分の位置と、前記移動機構(100)からの情報および前記移動制御部(41,41A)によって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分(5a,5b)の移動軌跡を推定するための推定部(46,46A)とを備え、
前記画像処理装置(304)は、前記移動軌跡に基づいて、前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう、制御システム(1,1A)。
前記移動機構(100)は、前記対象物(2)を移動させるために駆動されるモータ(120X,120Y,120θ)を含み、
前記参照情報は、前記第1の撮像動作からの前記モータ(120X,120Y,120θ)の駆動量を示す情報を含む、構成1に記載の制御システム(1)。
前記移動制御部(41)は、制御周期ごとに前記移動機構(100)に対する移動指令を生成し、
前記参照情報は、前記第1の撮像動作以降に前記移動制御部(41)によって生成された移動指令を示す情報を含む、構成1に記載の制御システム(1)。
前記移動制御部(41A)は、前記目標位置に対する前記画像処理装置(304)によって特定された位置の偏差に基づいて前記移動機構(100)の目標軌道を決定し、決定した前記目標軌道に従って移動するように前記移動機構(100)を制御し、
前記参照情報は、前記目標軌道を示す情報を含む、構成1に記載の制御システム(1A)。
前記移動制御部(41,41A)は、
制御周期ごとに前記移動機構(100)に対する速度指令を生成し、
前記露光期間と重なる前記制御周期において、一定の速度指令を生成する、構成1から4のいずれかに記載の制御システム(1,1A)。
前記移動機構(100)は、並進移動する第1機構(110X,110Y,120X,120Y)と、回転移動する第2機構(110θ,120θ)とを含み、
前記移動制御部(41,41A)は、前記露光期間において、前記第2機構(110θ,120θ)を停止させる、構成1から5のいずれかに記載の制御システム(1,1A)。
対象物(2)を移動させる移動機構(100)と、前記対象物(2)に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、前記対象物の特徴部分(5a,5b)の位置を特定するための画像処理装置(304)とを制御して、前記対象物(2)の位置決めを行なう制御装置であって、
前記画像処理装置(304)によって特定された前記特徴部分(5a,5b)の位置に基づいて、前記対象物(2)の位置が目標位置に近づくように前記移動機構(100)を制御するための移動制御部(41,41A)と、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置(304)によって特定された前記特徴部分の位置と、前記移動機構(100)からの情報および前記移動制御部(41,41A)によって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分(5a,5b)の移動軌跡を推定するための推定部(46,46A)と、
前記移動軌跡に基づいて前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう前記画像処理装置(304)に指示するための指示部(45)とを備える、制御装置。
構成1から6のいずれかの制御システム(1,1A)に用いられる制御装置(400,400A)であって、
前記移動制御部(41,41A)と、
前記推定部(46,46A)と、
前記移動軌跡に基づいて前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう前記画像処理装置(304)に指示するための指示部(45)とを備える、制御装置(400,400A)。
対象物(2)を移動させる移動機構(100)を制御する制御装置(400,400A)からの指示に応じて、前記対象物(2)に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、前記対象物の特徴部分(5a,5b)の位置を特定するための画像処理装置(304)であって、
前記制御装置(400,400A)は、前記画像処理装置(304)によって特定された特徴部分(5a,5b)の位置に基づいて、前記対象物(2)の位置が目標位置に近づくように前記移動機構(100)を制御し、
前記画像処理装置(304)は、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置(304)によって特定された前記特徴部分の位置と、前記移動機構(100)からの情報および前記制御装置(400,400A)によって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分(5a,5b)の移動軌跡を推定するための推定部(46,46A)と、
前記移動軌跡に基づいて、前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なうための補正部(32)とを備える、画像処理装置(304)。
構成1から6のいずれかの制御システム(1,1A)に用いられる画像処理装置(304)であって、
前記推定部(46,46A)と、
前記移動軌跡に基づいて、前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なうための補正部(32)とを備える、画像処理装置(304)。
対象物(2)を移動させる移動機構(100)を制御して、前記対象物(2)の位置決めを行なう制御システム(1,1A)をサポートするためのプログラム(440)であって、
前記制御システム(1,1A)は、前記対象物(2)に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、前記対象物の特徴部分(5a,5b)の位置を特定するための画像処理装置(304)を備え、
コンピュータに、
前記画像処理装置(304)によって特定された特徴部分(5a,5b)の位置に基づいて、前記対象物(2)の位置が目標位置に近づくように前記移動機構(100)を制御するステップと、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置(304)によって特定された前記特徴部分の位置と、前記移動機構(100)からの情報および前記制御するステップによって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分(5a,5b)の移動軌跡を推定するステップと、
前記移動軌跡に基づいて前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう前記画像処理装置(304)に指示するステップとを実行させる、プログラム(440)。
構成1から6のいずれかの制御システム(1,1A)をサポートするためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記画像処理装置(304)によって特定された位置に基づいて、前記対象物(2)の位置が目標位置に近づくように前記移動機構(100)を制御するステップと、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置(304)によって特定された前記特徴部分の位置と、前記移動機構(100)からの情報および前記制御するステップによって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分(5a,5b)の移動軌跡を推定するステップと、
前記移動軌跡に基づいて前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう前記画像処理装置(304)に指示するステップとを実行させる、プログラム。
Claims (9)
- 対象物を少なくとも回転移動させる移動機構を制御して、前記対象物の位置決めを行なう制御システムであって、
前記対象物に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、前記対象物の特徴部分の位置を特定するための画像処理装置と、
前記画像処理装置によって特定された前記特徴部分の位置に基づいて、前記対象物の位置が目標位置に近づくように前記移動機構を制御するための移動制御部と、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置によって特定された前記特徴部分の位置と前記回転移動の回転中心との距離と、前記移動機構からの情報および前記移動制御部によって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分の移動軌跡を推定するための推定部とを備え、
前記画像処理装置は、前記移動軌跡に基づいて、前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう、制御システム。 - 前記移動機構は、前記対象物を移動させるために駆動されるモータを含み、
前記参照情報は、前記第1の撮像動作からの前記モータの駆動量を示す情報を含む、請求項1に記載の制御システム。 - 前記移動制御部は、制御周期ごとに前記移動機構に対する移動指令を生成し、
前記参照情報は、前記第1の撮像動作以降に前記移動制御部によって生成された移動指令を示す情報を含む、請求項1に記載の制御システム。 - 前記移動制御部は、前記目標位置に対する前記画像処理装置によって特定された位置の偏差に基づいて前記移動機構の目標軌道を決定し、決定した前記目標軌道に従って移動するように前記移動機構を制御し、
前記参照情報は、前記目標軌道を示す情報を含む、請求項1に記載の制御システム。 - 前記移動制御部は、
制御周期ごとに前記移動機構に対する速度指令を生成し、
前記露光期間と重なる前記制御周期において、一定の速度指令を生成する、請求項1から4のいずれか1項に記載の制御システム。 - 前記移動機構は、並進移動する第1機構と、回転移動する第2機構とを含み、
前記移動制御部は、前記露光期間において、前記第2機構を停止させる、請求項1から5のいずれか1項に記載の制御システム。 - 対象物を少なくとも回転移動させる移動機構と、前記対象物に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、前記対象物の特徴部分の位置を特定するための画像処理装置とを制御して、前記対象物の位置決めを行なう制御装置であって、
前記画像処理装置によって特定された前記特徴部分の位置に基づいて、前記対象物の位置が目標位置に近づくように前記移動機構を制御するための移動制御部と、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置によって特定された前記特徴部分の位置と前記回転移動の回転中心との距離と、前記移動機構からの情報および前記移動制御部によって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分の移動軌跡を推定するための推定部と、
前記移動軌跡に基づいて前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう前記画像処理装置に指示するための指示部とを備える、制御装置。 - 対象物を少なくとも回転移動させる移動機構を制御する制御装置からの指示に応じて、前記対象物に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、前記対象物の特徴部分の位置を特定するための画像処理装置であって、
前記制御装置は、前記画像処理装置によって特定された前記特徴部分の位置に基づいて、前記対象物の位置が目標位置に近づくように前記移動機構を制御し、
前記画像処理装置は、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置によって特定された前記特徴部分の位置と前記回転移動の回転中心との距離と、前記移動機構からの情報および前記制御装置によって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分の移動軌跡を推定するための推定部と、
前記移動軌跡に基づいて、前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なうための補正部とを備える、画像処理装置。 - 対象物を少なくとも回転移動させる移動機構を制御して、前記対象物の位置決めを行なう制御システムをサポートするためのプログラムであって、
前記制御システムは、前記対象物に対する撮像周期ごとの撮像動作によって得られる画像を取得し、取得した画像に基づいて、前記対象物の特徴部分の位置を特定するための画像処理装置を備え、
コンピュータに、
前記画像処理装置によって特定された前記特徴部分の位置に基づいて、前記対象物の位置が目標位置に近づくように前記移動機構を制御するステップと、
第1の撮像動作によって得られた画像に基づいて前記画像処理装置によって特定された前記特徴部分の位置と前記回転移動の回転中心との距離と、前記移動機構からの情報および前記制御するステップによって生成される情報の少なくとも一方を含む参照情報とに基づいて、前記第1の撮像動作の次の第2の撮像動作における露光期間中の前記特徴部分の移動軌跡を推定するステップと、
前記移動軌跡に基づいて前記第2の撮像動作によって得られた画像のブレ補正を行なう前記画像処理装置に指示するステップとを実行させる、プログラム。
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