JP7077881B2 - 不揮発性メモリを有する機器 - Google Patents

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Description

本開示は、不揮発性メモリの信頼性を改善する技術に関する。
不揮発性メモリは、データの保持期間に制限がある。そのため、不揮発性メモリでは、データ保持期間を経過してデータが劣化する前に、データのリフレッシュが行われる。一般に、データ保持期間は、温度に依存し、温度が高いほど低下する。そこで、特許文献1に記載の不揮発性メモリを有する機器では、温度を計測し、計測した温度が高い時には実際の経過時間よりも見かけ上の経過時間が長くなるように重み付けしている。これにより、上記機器では、温度が高いほど早くデータのリフレッシュが行われる。
特開2000-011670号公報
上記機器では、不揮発性メモリの使用状況にかかわらず、同じ式を用いて経過時間に対する重みを算出している。すなわち、上記機器では、不揮発性メモリの使用状況にかかわらず、データ保持期間の温度特性を一定としている。しかしながら、不揮発性メモリのデータ保持期間の温度特性は、機器の使用状況の影響を受けるため、データ保持期間の温度特性を一定とすると不要なリフレッシュが行われる可能性がある。
本開示は、不揮発性メモリの使用状況に応じたデータの保持特性に基づいて、データの劣化を抑制可能な不揮発性メモリを有する機器を提供することを目的とする。
本開示の1つの局面は、不揮発性メモリ(20)を有する機器(10)であって、温度検出部(30)と、取得部(16)と、発生率算出部(16)と、累積値算出部(16)と、リフレッシュ部(16)と、を備える。温度検出部は、不揮発性メモリの雰囲気温度を検出する。取得部は、予め、機器を動作させた状況において、不揮発性メモリに記憶されたデータの経過時間に応じたエラー発生率の増加特性であって雰囲気温度別の増加特性を取得する。発生率算出部は、設定期間ごとに、取得部により取得された増加特性と、温度検出部により検出された雰囲気温度とを用いて、不揮発性メモリに記憶されているデータの単位時間あたりのエラー発生率である単位発生率を算出する。累積値算出部は、発生率算出部により単位発生率が算出される都度、単位発生率を累積した累積値を算出する。リフレッシュ部は、累積値算出部により算出された累積値が予め設定された累積閾値を超えた場合に、不揮発性メモリに記憶されたデータのリフレッシュを実行する。不揮発性メモリを有する。
本開示の1つの局面によれば、予め機器を動作させ実際に不揮発性メモリを使用した状況において、雰囲気温度別の増加特性が取得される。そして、設定期間ごとに、取得された増加特性と検出された雰囲気温度とから単位生率が算出され、単位発生率を累積した累積値が算出される。そして、累積値が累積閾値を超えた場合に、データのリフレッシュが実行される。したがって、不揮発性メモリの使用状況に応じたデータの保持特性に基づいて、データの劣化を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態に係るロケータECUの構成を示す図である。 本実施形態に係るeMMCの構成を示す図である。 本実施形態に係るロケータECUの制御回路の機能を示すブロック図である。 pSLC構造のeMMCにおける雰囲気温度別のエラー発生率の増幅特性を示す図である。 MLC構造のeMMCにおける雰囲気温度別のエラー発生率の増幅特性を示す図である。 本実施形態に係るリフレッシュ判定処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るeMMCのリフレッシュ処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。
<1.構成>
まず、本実施形態に係るロケータECU10の構成について、図1を参照して説明する。本実施形態では、ロケータECU10は、車両に搭載されることを想定している。
ロケータECU10は、電源回路11と、CAN(登録商標)トランシーバ12,13と、Ether PHY14と、Global Navigation Satellite System(GNSS)レシーバ15と、制御回路16と、6軸センサ17と、Flash ROM18と、Dynamic Random Access Memory(DRAM)19と、embedded Multi Media Card(eMMC)20と、温度検出部30と、を備える。
電源回路11は、ロケータECU10内部の各回路に電源を供給する。CANトランシーバ12は、車両に搭載されたCAN FDネットワーク41及び制御回路16に接続されている。CANトランシーバ13は、車両に搭載されたCANネットワーク42及び制御回路16に接続されている。Ether PHY14は、車両に搭載されたEthernet(登録商標)ネットワーク43及び制御回路16に接続されている。
GNSSレシーバ15は、GPSアンテナ52及び分配回路51を介して、衛星測位システムから発信される測位信号を受信し、受信情報を制御回路16へ出力する。分配回路51は、車両内のロケータECU10以外のECUへ、GPSアンテナ52により受信された測位信号を供給する。
6軸センサ17は、車両の加速度及び角速度を検出し、検出した速度情報を制御回路16へ出力する。Flash ROM18は、制御回路16が実行する制御プログラムが記憶されている。DRAM19は、制御回路16がFlash ROM18に記憶されている制御プログラムを実行する際に、制御プログラムを一時的に記憶するRAMである。
eMMC20は、詳細な地図データが記憶されている。図2に示すように、eMMC20は、メモリコントローラ21と、複数の不揮発性メモリチップ22と、を備える。メモリコントローラ21は、制御回路16からの指令に従って、複数の不揮発性メモリチップ22へのデータの書込み及び読出しを制御する。各不揮発性メモリチップ22は、NAND型メモリであり、メモリコントローラ21の制御に従ってデータを格納する。本実施形態では、eMMC20が不揮発性メモリに相当する。
不揮発性メモリチップ22に記憶されているデータは、読出しの際にエラー訂正符号が付与される。データのビットエラー発生率が、予め設定された、エラー訂正符号により訂正可能な上限値に達すると、不揮発性メモリチップ22はリフレッシュされる。ただし、データの読出しが行われていない領域の不揮発性メモリチップ22は、ビットエラー発生率の状況が認識されない。そのため、長期間読出しが行われていない不揮発性メモリチップ22のデータは、気づかない間にデータ化けが生じている可能性がある。
特に、ロケータECU10が搭載された車両が中古車両として売買される場合には、eMMC20に記憶されている地図データの読出しが数年間行われない状況が発生し得る。このような状況が発生した場合、中古車両の購入者が車両の電源をオンにしたときには、eMMC20内の地図データが消えており、ロケータECU10を使うことができないことがある。
長期間読出しが行われないデータの保持特性を改善する方法として、eMMC20のリフレッシュの間隔を短くする方法がある。しかしながら、この方法を採用する場合、eMMC20の書換え回数が増加するため、eMMC20自体の劣化が早くなる可能性がある。よって、本実施形態では、適切にeMMC20のリフレッシュを行って不要なリフレッシュの実行を抑制するとともに、長期間読みしが行われていないデータの劣化を抑制する。
温度検出部30は、温度センサを含み、eMMC20の近傍に設けられている。温度検出部30は、eMMC20の雰囲気温度を検出し、検出した雰囲気温度を制御回路16へ出力する。
制御回路16は、車両のACCオン又はIG信号のオンにより起動して、Flash ROM18に記憶されている制御プログラムを実行する。制御回路16は、Flash ROM18に記憶されている制御プログラムを実行することにより、各種機能を実現する。具体的には、図3に示すように、制御回路16は、自車位置評定部161、自車運動情報出力部162、進路算出部163、外部通信部164、空間情報提供部165、適合定数変更部166、メンテナンス部167、ダイアグ部168、及びリフレッシュ処理部169の機能を備える。リフレッシュ処理部169が、取得部、発生率算出部、累積値算出部、及びリフレッシュ部に相当する。
自車位置評定部161は、GNSSレシーバ15から出力された受信情報から自車の絶対位置を算出する。また、自車位置評定部161は、6軸センサ17から取得した速度情報から車両のヨーレートを算出する。そして、自車位置評定部161は、算出した自車の絶対位置及びヨーレートと、CANトランシーバ13を介して取得した車速とから、車両の相対軌跡を算出する。自車位置評定部161は、算出した相対軌跡に基づいた緯度経度、楕円体高、勾配、及び方位角と、GNSSレシーバ15の受信情報に基づいたUTC時刻を、Ether PHY14を介してEthernetネットワーク43へ出力する。さらに、自車位置評定部161は、eMMC20に記憶されている地図情報と緯度経度とをマッチングさせ、マッチング後の地図上の位置情報(具体的には、道路リンクIDなど)、及びマッチング精度情報を、Ether PHY14を介してEthernetネットワーク43へ出力する。
自車運動情報出力部162は、CANトランシーバ12を介して取得した運動情報、6軸センサ17から取得した速度情報に基づいた運動情報(具体的には、ヨーレート、推定速度、加速度)を、GNSSレシーバ15の受信情報を用いて補正する。そして、自車運動情報出力部162は、補正した運動情報と、ヨーレート及び推定速度の精度情報とを、CANトランシーバ12を介してCAN-FDネットワークへ出力する。
進路算出部163は、自車が存在する車線を起点として進路を予測する。
外部通信部164は、外部のECUから交通情報と逆走情報を受信し、警告をEther PHY14を介してEthernetネットワーク43へ出力する。
空間情報提供部165は、eMMC20に記憶されている地図情報に基づいて、空間情報を生成し、生成した空間情報を、Ether PHY14を介してEthernetネットワーク43へ出力する。空間情報は、自車位置周辺の進路、分岐、合流路に関する、レーントポロジ情報、レーンジオメトリ情報、及び地物情報である。
適合定数変更部166は、提供する空間情報の出力距離、出力周期、精度判定閾値、異常判定閾値を変更する。
メンテナンス部167は、eMMC20に記憶されている地図情報の更新、及びリプログラムを行う。
ダイアグ部168は、工場における自己診断、及び通信を介した自己診断を実行する。
リフレッシュ処理部169は、予めロケータECU10を作動させた状態で、eMMC20のエラー発生率の雰囲気温度別の増加特性を取得する。そして、リフレッシュ処理部169は、取得した雰囲気温度別の増加特性を用いて、eMMC20のリフレッシュが必要か否か判定し、リフレッシュが必要と判定した場合には、eMMC20のリフレッシュを実行する。雰囲気温度別の増加特性、リフレッシュ判定処理、及びリフレッシュ処理の詳細は後述する。
<2.エラー発生率の増加特性>
リフレッシュ処理部169が予め取得する雰囲気温度別の増加特性を示す評価データの例を、図4及び図5に示す。リフレッシュ処理部169は、ロケータECU10を動作させた状態、すなわち、実際にeMMC20を使用している状況において、予め評価データを取得する。
図4はeMMC20がpSLC構造の場合の例であり、図5はeMMC20がMLC構造の場合の例である。図4及び図5は、雰囲気温度が65℃、85℃、105℃の場合における、経過時間に対するビットエラーの累積発生率、及び、エラー訂正符号によって訂正可能なビットエラー発生率の上限値を示している。図4及び図5のいずれも、両対数軸で示している。
図4及び5に示すように、65℃における累積発生率の変化量の対数値と、85℃における累積発生率の変化量の対数値との差分は、85℃における累積発生率の変化量の対数値と105℃における累積発生率の変化量の対数値との差分に等しい。すなわち、累積発生率の変化量の対数値の差分と雰囲気温度の差分は比例する。
したがって、雰囲気温度T1,T2における単位時間当たりのビットエラー発生率(以下、単位発生率)をDber(T1),Dber(T2)とすると、次の式(1)が導出される。単位発生率は、ビットエラー発生率の単位時間当たりの変化量である。aは係数である。
Dber(T2)=Dber(T1)×exp{a×(T2-T1)} (1)
ここで、T1を、予め設定されている特定温度とする。具体的には、T1は、メモリメーカーにより不揮発性メモリの動作が保証されている上限温度とする。上限温度である雰囲気温度T1における単位発生率Dber(T1)は予めメモリメーカーにより提示されている既知の値である。また、不揮発性メモリの上限温度における累積エラー発生率の上限値は、予めメーカーにより提示されている。
本実施形態では、T1を105℃とし、温度検出部30により検出される雰囲気温度をTmとすると、上述の式(1)は、次の式(2)で表される。
Dber(Tm)=Dber(105)×exp{a×(Tm-105)} (2)
Dber(Tm)は、雰囲気温度Tmにおける単位発生率を雰囲気温度105℃における単位発生率に換算した換算値に相当する。また、係数aは、雰囲気温度Tmにおける単位発生率を雰囲気温度105℃における単位発生率に換算するための換算係数に相当する。係数aは、取得された評価データの値から予め算出される。
リフレッシュ処理部169は、設定期間ごとに、式(2)を用いて単位時間当たりの単位発生率を算出する。そして、リフレッシュ処理部169は、算出した単位発生率を累積した累積値を用いて、eMMC20をリフレッシュするか否か判定する。
<3.処理>
次に、リフレッシュ処理部169が実行するリフレッシュ判定処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。リフレッシュ処理部169は、ロケータECU10にバッテリの電源が投入されている場合に、常に、リフレッシュ判定処理を実行する。通常、ロケータECU10にはバッテリの電源が投入されている。
まず、S10では、リフレッシュ処理部169は、1時間タイマのカウントを開始する。本実施形態では、タイマの設定時間を1時間としているが、設定時間は1時間に限らず適宜設定すればよい。このとき、ロケータECU10は、電源回路11が起動していないスリープ状態である。
続いて、S20では、リフレッシュ処理部169は、タイマのカウント値が1時間に到達したか否か判定する。リフレッシュ処理部169は、タイマのカウント値が1時間に到達していない場合は、到達するまで待機する。リフレッシュ処理部169は、タイマのカウント値が1時間に到達した場合には、S30の処理へ進む。
S30では、リフレッシュ処理部169は、電源回路11を起動し、ロケータECU10の内部の各回路に電源を供給する。これにより、ロケータECU10はウェイクアップする。
続いて、S40では、リフレッシュ処理部169は、タイマのカウント値をクリアする。
続いて、S50では、リフレッシュ処理部169は、温度検出部30に温度検出を実行させ、温度検出部30により検出された雰囲気温度Tmを取得する。
続いて、S60では、リフレッシュ処理部169は、式(2)を用いて、雰囲気温度Tmにおける単位発生率を上限温度105℃における単位発生率に換算した、換算値Dber105(tm)を算出する。
続いて、S70では、前回の処理サイクルにおいて算出された累積値Sber105に、S60において算出した換算値Dber105(tm)を加算して、累積値Sber105を更新する。
続いて、S80では、リフレッシュ処理部169は、S70において更新した累積値Sber105が累積閾値Sthよりも大きいか否か判定する。累積閾値Sthは、上限温度105℃における訂正可能な累積エラー発生率の上限値に基づいた値である。累積閾値Sthは、既知の上限値に対して余裕を考慮した値であり、例えば上限値の50%の値である。リフレッシュ処理部169は、累積値Sberが累積閾値Sth以下と判定した場合には、S100の処理へ進み、累積値Sberが累積閾値Sthよりも大きいと判定した場合には、S90の処理へ進む。
S90では、リフレッシュ処理部169は、リフレッシュ要求フラグF_reを1にセットする。
続いて、S100では、リフレッシュ処理部169は、電源回路11を停止する。これにより、ロケータECU10はスリープ状態になる。そして、リフレッシュ処理部169は、S10の処理へ戻り、新たにタイマのカウントを開始する。
次に、リフレッシュ処理部169が実行するリフレッシュ処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。リフレッシュ処理部169は、車両のACCオン又はIG信号オンのときに、所定周期でリフレッシュ処理を繰り返し実行する。
まず、S210では、リフレッシュ処理部169は、リフレッシュ要求フラグF_re=1且つタスクフラグF_ta=0か否か判定する。タスクフラグF_taは、ロケータECU10の処理負荷が予め設定された負荷閾値以上の場合に1にセットされ、負荷閾値よりも低い場合に0にクリアされる。すなわち、リフレッシュ処理部169は、リフレッシュ要求があり、且つ、ロケータECU10の処理負荷が比較的低いか否か判定する。
リフレッシュ処理部169は、リフレッシュ要求フラグF_re=1且つタスクフラグF_ta=0の場合に、S220の処理へ進み、それ以外の場合に待機する。
続いて、S220では、リフレッシュ処理部169は、すでにリフレッシュ中の場合には、後述する継続アドレスを読出す。
続いて、S230では、リフレッシュ処理部169は、ブロックデータ書込み処理を実行する。1つのブロックは、1つの不揮発性メモリチップ22に相当する。リフレッシュ処理部169は、1つのブロックに記憶されているデータを別のブロックに移動させ、ブロック単位で書換えを実行する。
続いて、S240では、リフレッシュ処理部169は、旧ブロックのデータを消去する。すなわち、リフレッシュ処理部169は、S230において別のブロックへのデータの移動が完了した、元のブロックにおける移動対象のデータを消去する。
続いて、S250では、リフレッシュ処理部169は、次にデータを書込む対象のブロックを設定する。
続いて、S260では、リフレッシュ処理部169は、リフレッシュを中断するか否か判定する。リフレッシュ処理部169は、ロケータECU10の処理負荷が比較的低い状態が継続されタスクフラグF_taがクリアされたままの場合には、リフレッシュを継続すると判定し、S270の処理へ進む。また、リフレッシュ処理部169は、ロケータECU10の処理負荷が上がりタスクフラグF_taが1にセットされている場合には、リフレッシュを中断すると判定し、S290の処理へ進む。
S270では、リフレッシュ処理部169は、リフレッシュが終了したか否か判定する。すなわち、リフレッシュ処理部169は、すべてのブロックのデータ移動が完了したか否か判定する。リフレッシュ処理部169は、リフレッシュが終了していないと判定した場合には、S230の処理へ戻り、次のブロックに移動して、S230~S260の処理を実行する。
また、リフレッシュ処理部169は、リフレッシュが終了したと判定した場合には、S280の処理へ進む。S280では、リフレッシュ処理部169は、リフレッシュ要求フラグF_reをクリアして、本処理を終了する。
また、S290では、S250において設定した、次にデータを書き込む対象のブロックのアドレスを継続アドレスとして保存し、本処理を終了する。
<4.効果>
以上説明した本実施形態によれば以下の効果を奏する。
(1)予めロケータECU10を動作させ実際にeMMC20を使用した状況において、雰囲気温度別の増加特性が取得される。そして、設定期間ごとに、取得された増加特性と検出された雰囲気温度とから単位生率が算出され、単位発生率を累積した累積値が算出される。そして、累積値が累積閾値を超えた場合に、eMMC20に記憶されているデータのリフレッシュが実行される。したがって、eMMC20の使用状況に応じたデータの保持特性に基づいて、データの劣化を抑制することができる。
(2)雰囲気温度における単位発生率を、動作が保証されている上限温度における単位発生率に換算することで、データの劣化度合いを容易に判断することができる。
(3)評価データから雰囲気温度における単位発生率を上限温度105℃における単位発生率に換算するための換算係数aが算出される。そして、算出された換算係数aと、検出された雰囲気温度Tmと上限温度105℃との差分と、予め得られている上限温度における単位発生率とから、単位発生率の換算値Dber105(tm)を算出することができる。
(4)単位発生率を上限温度における単位発生率に換算することにより、累積エラー発生率の訂正可能な上限値であって既知の上限値に基づいた累積閾値を用いて、リフレッシュを実行する必要があるか否かを判定することができる。これにより、必要以上のリフレッシュ回数の増加を抑制することができる。
(5)ロケータECU10の処理負荷が比較的低いときにeMMC20のリフレッシュを実行することにより、リフレッシュの実行によってロケータECU10における他の処理の実行が妨げられることを抑制できる。
(他の実施形態)
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(a)上記実施形態では、不揮発性メモリを有する機器が、車両に搭載されるロケータECU10であったが、本開示はこれに限定されるものではない。不揮発性メモリを有する機器は、例えば、ロケータECU10以外の車載機器、携帯端末、電子辞書などでもよい。本開示の不揮発性メモリを有する機器は、特に、地図データや辞書データなど膨大なデータが格納された機器で、且つ、使用温度範囲が広い機器に好適に適用できる。
(b)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(c)上述した不揮発性メモリを有する機器の他、不揮発性メモリの制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
10…ロケータECU、16…制御回路、20…eMMC、30…温度検出部。

Claims (4)

  1. 不揮発性メモリ(20)を有する機器(10)であって、
    前記不揮発性メモリの雰囲気温度を検出する温度検出部(30)と、
    予め、前記機器を動作させた状況において、前記不揮発性メモリに記憶されたデータの経過時間に応じたエラー発生率の増加特性であって前記雰囲気温度別の増加特性を取得する取得部(16)と、
    設定期間ごとに、前記取得部により取得された前記増加特性と、前記温度検出部により検出された前記雰囲気温度とを用いて、前記不揮発性メモリに記憶されているデータの単位時間あたりのエラー発生率である単位発生率を算出する発生率算出部(16)と、
    前記発生率算出部により前記単位発生率が算出される都度、前記単位発生率を累積した累積値を算出する累積値算出部(16)と、
    前記累積値算出部により算出された前記累積値が予め設定された累積閾値を超えた場合に、前記不揮発性メモリに記憶されたデータのリフレッシュを実行するリフレッシュ部(16)と、を備え
    前記発生率算出部は、前記温度検出部により検出された前記雰囲気温度における前記単位発生率を、前記不揮発性メモリの動作が保証されている上限温度における前記単位発生率に換算した換算値を、前記単位発生率として算出する、
    不揮発性メモリを有する機器。
  2. 前記発生率算出部は、予め取得された評価データから前記雰囲気温度における前記単位発生率を前記上限温度における前記単位発生率に換算するための換算係数を算出し、算出した前記換算係数と、前記温度検出部により検出された前記雰囲気温度と前記上限温度との差分と、予め得られている前記上限温度における前記単位発生率とから、前記換算値を算出する、
    請求項に記載の不揮発性メモリを有する機器。
  3. 前記累積閾値は、既知である前記上限温度における累積エラー発生率の上限値に基づいた値である、
    請求項1又は2に記載の不揮発性メモリを有する機器。
  4. 前記リフレッシュ部は、前記機器の処理負荷が予め設定された負荷閾値よりも低いときに、前記データのリフレッシュを実行する、
    請求項1~のいずれか1項に記載の不揮発性メモリを有する機器。
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