JP7077684B2 - 表示装置、表示処理方法、及び表示処理プログラム - Google Patents
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例えば、カメラ付きミラー装置では、カメラでの撮影時、被撮影者は自身の鏡像を確認することができる(特許文献1)。
対象者のフレーム画像を撮像する撮像手段と、
対象者の鏡像を表示する表示手段と、
前記表示手段に前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御手段と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出手段と、
前記撮像手段により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出手段と、
前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出手段により検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を前記表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様の表示方法は、
コンピュータが実行する表示方法であって、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像ステップと、
対象者の鏡像を表示する表示ステップと、
前記表示ステップにおいて、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御ステップと、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出ステップと、
撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出ステップと、
前記視点位置検出ステップにおいて検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出ステップにおいて検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定ステップと、
前記領域指定ステップにおいて指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップにおいて視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示ステップにおいて表示させる第2の表示制御ステップと、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様のプログラムは、
コンピュータに、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像機能と、
対象者の鏡像を表示する表示機能と、
前記表示機能において、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御機能と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出機能と、
前記撮像機能により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出機能と、
前記視点位置検出機能により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出機能により検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定機能と、
前記領域指定機能により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理機能と、
前記画像処理機能により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示機能において表示させる第2の表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る表示装置は、表示部に、カメラと、カメラによって撮像されたユーザの鏡像を表示する画面とが設けられている。ユーザの鏡像への視点位置が検出されると、その視点位置に応じた画像領域は注目領域とされる。この注目領域に対して、例えば、拡大処理の画像処理が行われると、拡大された画像が表示部に表示される。
図1は、第1の実施形態に係る表示装置10が含まれる、画像処理システムSの全体構成を示す図である。図1に示されるように、第1の実施形態における画像処理システムSは、表示装置10単体で構成される。
図1を参照すると、表示装置10は、表示部11と脚部12とを備え、表示部11が脚部12によって背面から支持されることで自立する。表示部11は、表示画面13、及び撮像部14を備える。表示画面13は、例えば、TFT液晶からなる、所謂デジタル鏡である。撮像部14は、表示画面13の上部外側に取り付けられ、表示画面13に正対するものを撮像することができる。撮像部14は、例えば、表示画面13に正対するユーザUの顔を撮像可能な位置に配置される。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置10のハードウェアの構成を示すブロック図である。
表示装置10は、例えば、タブレットとして構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、デジタル信号が生成され、撮像部14の出力信号として出力される。
このような撮像部14の出力信号を、以下、「撮像画像」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU21や図示しない画像処理部等に適宜供給される。
記憶部30は、ハードディスク或いはフラッシュメモリ等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
図3は、表示装置10の機能的構成のうち、表示処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
表示処理とは、表示装置10が、ユーザを被写体とした画像を撮像し、撮像画像に対して所定の画像処理を施し、表示画面に表示する、一連の処理である。
表示処理が実行される場合、図3に示すように、CPU21において、視点位置検出部211、変化領域検出部212、領域指定部213、画像処理部214、及び表示制御部215、が機能する。
撮像データ記憶部301には、撮像データに基づく、ユーザの情報が記録される。例えば、撮像の度に取得される、ユーザの輪郭の情報、目の位置、鼻の位置、口の位置、及びその他の特徴となる部位の位置情報、が記録されている。
図4は、図3の機能的構成を有する表示装置10が実行する表示処理の流れを説明するフローチャートである。
表示処理は、例えば、ユーザによる入力部17への表示処理開始の操作により開始される。表示処理開始の操作は、例えば、ユーザが入力部17の電源ボタンを押す操作である。
例えば、ユーザUが髭を剃る場合、髭の処理が行われている箇所が、はっきりと見えるように拡大されるため、ユーザUは、髭剃りを行い易く、又剃り残しを防止できる。さらに、2つの手法、即ち、視点位置検出及び変化領域検出によって、髭の処理が行われている箇所が特定されるため、当該箇所の特定の精度がより向上する。また、拡大画像F2の表示位置が、視点位置のみによらず、変化領域によっても特定されるため、拡大画像F2が、ユーザUが注目領域に応じた位置に表示される利点がある。
このように、本発明によれば、所定の領域を容易に認識することができる表示装置10が実現される。
第1の実施形態との違いは、システム構成、機能的構成、及び画像処理である。より詳しくは、第2の実施形態に係る表示装置10は、他の電子機器と通信を行い、通信の結果に基づいて画像処理を行う点において、第1の実施形態と異なる。
第2の実施形態における表示装置10は、図示しない他の電子機器と通信を行う。この場合、表示装置10は、図示しないネットワークを介して、他の電子機器と相互に通信可能に接続される。ネットワークは、例えば、インターネットや、LAN(Local Area Network)や、携帯電話網のいずれか、又はこれらを組み合わせたネットワークにより実現される。また、ネットワークには、図示しないサーバ群が接続されてもよい。
図8は、表示装置10の機能的構成のうち、第2の実施形態に係る表示処理(以下、「第2の表示処理」と呼ぶ)を実行するための、機能的構成を示す機能ブロック図である。
表示処理とは、表示装置10が、ユーザUを被写体とした画像を撮像し、撮像画像に対して所定の画像処理を施し、又、後述の通信部によって取得された情報に基づいて表示画面を制御する、一連の処理である。
第2の表示処理が実行される場合、図8に示すように、CPU21において、領域指定部213、画像処理部214、及び表示制御部215が機能する。
受信データ記憶部302には、受信データに基づく情報が記録される。例えば、電子機器等の通信対象機器の製品情報、通信の日時、通信対象の位置データ、及びその他通信対象機器固有の情報が記録される。
図9は、図8の機能的構成を有する表示装置10が実行する、第2の表示処理を説明するフローチャートである。
第2の表示処理は、例えば、ユーザUによる入力部17への表示処理開始の操作により開始される。表示処理開始の操作は、例えば、ユーザが入力部17の電源ボタンを押す操作である。
例えば、ユーザUが歯磨きを行う場合、ユーザUは、自身の鏡像の口部50に重ねて表示された線画を見ながら、歯磨きの指導を受けた時の歯ブラシの動きを、自宅等で再現することができる。さらに、ユーザUの口部50の画像が拡大表示されることよって、ユーザUは、自身の歯をはっきりと見ることが出来るため、磨き残しが防止される利点がある。
このように、本発明によれば、所定の領域を容易に認識することができる表示装置10が実現される。
撮像部14は、対象者のフレーム画像を撮像し、表示部11は、対象者の鏡像を表示する。表示制御部215は、表示部11にフレーム画像を鏡像として表示する。視点位置検出部211は、対象者の鏡像への視点位置を検出する。領域指定部213は、視点位置検出部211により検出された鏡像への視点位置に応じた、フレーム画像の画像領域を注目領域F1として指定する。画像処理部214は、領域指定部213により指定された注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う。表示制御部215は、画像処理部214により視認性を向上させる画像処理が行われた注目領域を表示部11に表示する。
これにより、所定の領域を容易に認識することができる表示装置10を実現することができる。
これにより、ユーザは、注目領域F1を他の領域と区別して容易に認識することが可能となる。
これにより、ユーザは、注目領域F1をより詳細に見ることが出来るため、注目している領域を容易に認識することが可能となる。
これにより、ユーザは、注目領域F1と注目領域以外の領域とを区別して視認することが可能となるため、注目領域F1をより認識しやすくなる。
これにより、注目領域F1は、注目領域F1以外の領域と区別して視認することが可能となるため、注目領域F1をより認識しやすくなる。
これにより、画像処理が行われた注目領域F1が他の領域と区別して視認されるため、注目領域F1がより認識しやすくなる。
変化領域検出部212は、撮像部14により撮像された鏡像40と鏡像40とは異なる鏡像41、及び/又は42との変化領域を検出する。領域指定部213は、視点位置検出部211により検出された鏡像40への視点位置と変化領域検出部212とにより検出された変化領域を注目領域F1とする。
これにより、注目領域F1は、変化領域にも基づいて特定されるため、視点位置のみに基づいて特定される構成と比較して、特定の精度が向上する。
これにより、注目領域F1には、ユーザの鏡像が含まれるので、ユーザは、注目領域F1を自身の鏡像と共に容易に認識することが出来る。
これにより、ユーザは、自身が使用している剃刀51を含む注目領域F1とその他の領域とを区別して視認することが可能となるため、注目領域F1をより認識しやすくなる。
これにより、ユーザは、自身が使用している剃刀51を含む注目領域F1が強調されるため、その他の領域と区別して視認することが可能となるため、注目領域F1をより認識しやすくなる。
拡大処理だけではなく、これらの処理が行われることにより、注目領域F1はよりはっきりと認識される。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものとする。
ステップS22において、通信部27は、電動歯ブラシと通信を行い、記憶部に記録されたログを受信する。ステップS23において、領域指定部213は、ログを解析する。ステップS24において、領域指定部213は、ログを表示用のデータに変換する必要があるか否か判定する。例えば、ログが日付等の数値データである場合、ステップS24において、データ変換が不要と判断する。処理はステップS26へ進み、表示制御部215は、数値データを、例えば、画面13の右下へ表示する。
表示されるログは、例えば、1週間分のログである。或いは、通信部27は、リアルタイムに電動歯ブラシと通信を行うことによって、ログがリアルタイムに表示される構成であってもよい。さらに、受信データに含まれる、位置データから場所が特定されて、その場所が表示されてもよい。なお、通信対象機器は電動歯ブラシに限られず、体温計や、その他の如何なるポータブル機器であってもよい。
例えば、本発明は、姿見等の大型の鏡に組み込まれた電子機器や、据え置き型の洗面化粧台に組み込まれた電子機器や、浴室に設置される鏡形状の電子機器に適用可能である。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が表示装置10に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
[付記1]
対象者のフレーム画像を撮像する撮像手段と、
対象者の鏡像を表示する表示手段と、
前記表示手段に前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御手段と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出手段と、
前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置に応じた、前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を前記表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
[付記2]
前記画像処理手段は、前記注目領域を強調するように画像処理を行う、
ことを特徴とする付記1に記載の表示装置。
[付記3]
前記画像処理手段は、前記注目領域を拡大するように画像処理を行う、
ことを特徴とする付記1または2に記載の表示装置。
[付記4]
前記画像処理手段は、前記注目領域と、注目領域以外の領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の表示装置。
[付記5]
前記画像処理手段は、前記撮像手段により撮像された対象者のフレーム画像に視認性を向上させる画像処理を行い、前記画像処理が行われたフレーム画像から、注目領域を抽出し、
前記第2の表示制御手段は、前記画像処理が行われる前のフレーム画像とともに前記注目領域を表示することを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の表示装置。
[付記6]
前記第2の表示制御手段は、
視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域と、
前記視認性を向上させる画像処理が行われていない注目領域以外の領域と、
を含むフレーム画像を、前記表示手段に表示することを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の表示装置。
[付記7]
前記撮像手段により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出手段と、
を更に備え、
前記領域指定手段は、前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出手段により検出された前記変化領域と、に基づいて注目領域を指定する、
ことを特徴とする付記1乃至6の何れか一に記載の表示装置。
[付記8]
前記領域指定手段は、前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置、又は対象者の鏡像を中心とした所定の範囲を注目領域とする、
ことを特徴とする付記1乃至7の何れか一に記載の表示装置。
[付記9]
前記フレーム画像は対象物を含み、
前記画像処理手段は、前記対象物を含む領域と前記対象物を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする付記1乃至8の何れか一に記載の表示装置。
[付記10]
前記画像処理手段は、前記注目領域を強調するように前記対象物を含む領域と前記対象物を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする付記9に記載の表示装置。
[付記11]
前記強調とは、フィルタ処理、エッジ強調、ノイズ除去、高解像度化、コントラスト処理、又はHDR処理であることを特徴とする付記2又は付記10に記載の表示装置。
[付記12]
コンピュータが実行する表示方法であって、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像ステップと、
対象者の鏡像を表示する表示ステップと、
前記表示ステップにおいて、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御ステップと、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出ステップと、
前記視点位置検出ステップにおいて検出された前記鏡像への視点位置に応じた、前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定ステップと、
前記領域指定ステップにおいて指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップにおいて視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示ステップにおいて表示させる第2の表示制御ステップと、
を備えることを特徴とする表示方法。
[付記13]
コンピュータに、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像機能と、
対象者の鏡像を表示する表示機能と、
前記表示機能において、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御機能と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出機能と、
前記視点位置検出機能により検出された前記鏡像への視点位置に応じた、前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定機能と、
前記領域指定機能により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理機能と、
前記画像処理機能により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示機能において表示させる第2の表示制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
Claims (12)
- 対象者のフレーム画像を撮像する撮像手段と、
対象者の鏡像を表示する表示手段と、
前記表示手段に前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御手段と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出手段と、
前記撮像手段により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出手段と、
前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出手段により検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を前記表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記画像処理手段は、前記注目領域を強調するように画像処理を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記画像処理手段は、前記注目領域を拡大するように画像処理を行う、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。 - 前記画像処理手段は、前記注目領域と、注目領域以外の領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示装置。 - 前記画像処理手段は、前記撮像手段により撮像された対象者のフレーム画像に視認性を向上させる画像処理を行い、前記画像処理が行われたフレーム画像から、注目領域を抽出し、
前記第2の表示制御手段は、前記画像処理が行われる前のフレーム画像とともに前記注目領域を表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示装置。 - 前記第2の表示制御手段は、
視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域と、
前記視認性を向上させる画像処理が行われていない注目領域以外の領域と、
を含むフレーム画像を、前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示装置。 - 前記領域指定手段は、前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置、又は対象者の鏡像を中心とした所定の範囲を注目領域とする、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の表示装置。 - 前記フレーム画像は対象物を含み、
前記画像処理手段は、前記対象物を含む前記注目領域と前記対象物を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の表示装置。 - 前記画像処理手段は、前記注目領域を強調するように、前記対象物を含む前記注目領域と前記対象物を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。 - 前記強調とは、フィルタ処理、エッジ強調、ノイズ除去、高解像度化、コントラスト処理、又はHDR処理であることを特徴とする請求項2又は請求項9に記載の表示装置。
- コンピュータが実行する表示方法であって、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像ステップと、
対象者の鏡像を表示する表示ステップと、
前記表示ステップにおいて、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御ステップと、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出ステップと、
撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出ステップと、
前記視点位置検出ステップにおいて検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出ステップにおいて検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定ステップと、
前記領域指定ステップにおいて指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップにおいて視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示ステップにおいて表示させる第2の表示制御ステップと、
を備えることを特徴とする表示方法。 - コンピュータに、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像機能と、
対象者の鏡像を表示する表示機能と、
前記表示機能において、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御機能と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出機能と、
前記撮像機能により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出機能と、
前記視点位置検出機能により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出機能により検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定機能と、
前記領域指定機能により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理機能と、
前記画像処理機能により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示機能において表示させる第2の表示制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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