JP7077684B2 - 表示装置、表示処理方法、及び表示処理プログラム - Google Patents

表示装置、表示処理方法、及び表示処理プログラム Download PDF

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本発明は、表示装置、表示処理方法、及び表示処理プログラムに関する。
従来、カメラと鏡面とを備える、カメラ付きミラー装置が知られている。
例えば、カメラ付きミラー装置では、カメラでの撮影時、被撮影者は自身の鏡像を確認することができる(特許文献1)。
特開2013-132029号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、被撮影者は自身の鏡像のうち認識しづらい領域が生じる場合があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、所定の領域を容易に認識することができる表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の表示装置は、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像手段と、
対象者の鏡像を表示する表示手段と、
前記表示手段に前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御手段と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出手段と、
前記撮像手段により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出手段と、
前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出手段により検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を前記表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様の表示方法は、
コンピュータが実行する表示方法であって、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像ステップと、
対象者の鏡像を表示する表示ステップと、
前記表示ステップにおいて、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御ステップと、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出ステップと、
撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出ステップと、
前記視点位置検出ステップにおいて検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出ステップにおいて検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定ステップと、
前記領域指定ステップにおいて指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップにおいて視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示ステップにおいて表示させる第2の表示制御ステップと、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様のプログラムは、
コンピュータに、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像機能と、
対象者の鏡像を表示する表示機能と、
前記表示機能において、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御機能と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出機能と、
前記撮像機能により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出機能と、
前記視点位置検出機能により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出機能により検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定機能と、
前記領域指定機能により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理機能と、
前記画像処理機能により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示機能において表示させる第2の表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、所定の領域を容易に認識することができる表示装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る表示処理システムの構成、及び表示装置の外観の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示装置のハードウェアの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 図3の表示装置の機能的構成のうち、表示処理を説明するフローチャートである。 図3の表示装置の機能的構成のうち、視点位置の検出方法の一例を示す図である。 図3の表示装置の機能的構成のうち、表示処理の一例を示す図である。 図3の表示装置の機能的構成のうち、表示処理の比較例を示す図である。 第2の実施形態に係る表示装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 図8の表示装置の機能的構成のうち、第2の表示処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
本発明の第1の実施形態に係る表示装置は、表示部に、カメラと、カメラによって撮像されたユーザの鏡像を表示する画面とが設けられている。ユーザの鏡像への視点位置が検出されると、その視点位置に応じた画像領域は注目領域とされる。この注目領域に対して、例えば、拡大処理の画像処理が行われると、拡大された画像が表示部に表示される。
このような表示装置によれば、ユーザは、自身の視点位置に対応する注目領域が拡大等されることによって、注目している箇所を容易に認識することができる。
[システム構成]
図1は、第1の実施形態に係る表示装置10が含まれる、画像処理システムSの全体構成を示す図である。図1に示されるように、第1の実施形態における画像処理システムSは、表示装置10単体で構成される。
[外観構成]
図1を参照すると、表示装置10は、表示部11と脚部12とを備え、表示部11が脚部12によって背面から支持されることで自立する。表示部11は、表示画面13、及び撮像部14を備える。表示画面13は、例えば、TFT液晶からなる、所謂デジタル鏡である。撮像部14は、表示画面13の上部外側に取り付けられ、表示画面13に正対するものを撮像することができる。撮像部14は、例えば、表示画面13に正対するユーザUの顔を撮像可能な位置に配置される。
ユーザが鏡に正対すると、撮像部14は、ユーザを認識するとともに、ユーザの姿を撮像する。撮像されたユーザの姿が、表示画面13に表示されることにより、表示装置10は、デジタル鏡として機能する。撮像及び表示は、例えば、所定のフレームレートで行われる。なお、表示装置10は、例えば、タブレットであるが、表示画面13および撮像部14を有する機器であれば、いかなる機器であってもよい。
上述の表示装置10の外観構成は、一例に過ぎず、表示装置10の外観構成は、この例に限定されない。
[ハードウェア構成]
図2は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置10のハードウェアの構成を示すブロック図である。
表示装置10は、例えば、タブレットとして構成される。
図2に示すように、表示装置10は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、バス24、入出力インターフェース25、撮像部14、入力部26、通信部27、表示部11、記憶部30、及びドライブ28を備えている。
CPU21は、ROM22に記録されているプログラム、又は、記憶部30からRAM23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM23には、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU21、ROM22及びRAM23は、バス24を介して相互に接続されている。このバス24にはまた、入出力インターフェース25も接続されている。入出力インターフェース25には、撮像部14、入力部26、通信部27、表示部11、記憶部30、及びドライブ28が接続されている。
撮像部14は、図示はしないが、光学レンズ部と、イメージセンサと、を備えている。
光学レンズ部は、被写体を撮像するために、光を集光するレンズ、例えばフォーカスレンズやズームレンズ等で構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
イメージセンサは、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)等から構成される。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、デジタル信号が生成され、撮像部14の出力信号として出力される。
このような撮像部14の出力信号を、以下、「撮像画像」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU21や図示しない画像処理部等に適宜供給される。
入力部26は、各種釦やマイク等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
記憶部30は、ハードディスク或いはフラッシュメモリ等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
ドライブ28には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア100が適宜装着される。ドライブ28によってリムーバブルメディア100から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部30にインストールされる。また、リムーバブルメディア100は、記憶部30に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部30と同様に記憶することができる。
[動作]
図3は、表示装置10の機能的構成のうち、表示処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
表示処理とは、表示装置10が、ユーザを被写体とした画像を撮像し、撮像画像に対して所定の画像処理を施し、表示画面に表示する、一連の処理である。
表示処理が実行される場合、図3に示すように、CPU21において、視点位置検出部211、変化領域検出部212、領域指定部213、画像処理部214、及び表示制御部215、が機能する。
また、記憶部30の一領域には、撮像データ記憶部301が設定される。
撮像データ記憶部301には、撮像データに基づく、ユーザの情報が記録される。例えば、撮像の度に取得される、ユーザの輪郭の情報、目の位置、鼻の位置、口の位置、及びその他の特徴となる部位の位置情報、が記録されている。
視点位置検出部211は、後述の視点位置検出において、ユーザの鏡像に対する視点の位置を検出する。例えば、アイトラッキング等の手法を用いることによって、ユーザの視点の位置が検出される。
変化領域検出部212は、後述の変化領域検出において、ユーザが何らかの動作を行っている位置を特定する。例えば、フレーム間で被写体が変化している画像領域がある場合、その領域は、ユーザの動作が伴う領域であることが判る。
領域指定部213は、後述の領域指定において、ユーザが注目している領域を検出する。例えば、領域指定部213は、ユーザの視点の位置、及び/又はユーザが何らかの動作を行っている位置とから、ユーザが注目している領域(以下、「注目領域」と呼ぶ)を特定する。
画像処理部214は、後述の画像処理において、注目領域の画像に対して、所定の処理を施す。例えば、注目領域に対して拡大処理を行う。
表示制御部215は、後述の表示制御において、画像処理が施された注目領域の画像を、表示画面13に表示する。例えば、画像処理が施された注目領域の画像が、ユーザ自身が表示されている画面に重ねて表示される。
[表示処理]
図4は、図3の機能的構成を有する表示装置10が実行する表示処理の流れを説明するフローチャートである。
表示処理は、例えば、ユーザによる入力部17への表示処理開始の操作により開始される。表示処理開始の操作は、例えば、ユーザが入力部17の電源ボタンを押す操作である。
ステップS1において、視点位置検出部211は、ユーザの姿、例えば、顔を検出する。図5に示されるように、ユーザUの顔は、所謂顔認識機能を用いて検出される。顔認識機能には、例えば、顔認識AF、顔認識AE、又は顔認識WBの何れかの手法が適用される。
視点位置検出部211は、ユーザUの顔を検出するとともに、ユーザUの顔の各部位の位置情報、及びユーザUの輪郭の情報を記録する。各部位とは、目、鼻、口、顎、頬、首、及びその他の顔画像における位置を特定する際に特徴となる部位である。各部位の位置情報及び輪郭情報の取得の頻度は、例えば、フレームレート毎に行われる。
ステップS2において、視点位置検出部211は、ユーザUの顔が撮像されたか否かを判定する。顔が撮像されない場合、ステップS1に戻り、顔が撮像されるまで処理は繰り返される。
ステップS3において、視点位置検出部211は、ユーザUの視点の位置を検出する、視点位置検出を行う。視点位置の検出には、例えば、所謂アイトラッキングの手法が用いられる。視点位置検出部211は、アイトラッキングの結果から、ユーザUが顔のどの部位に注目しているかを検出する。
ここでは、図5に示されるように、ユーザUが、剃刀51を用いて、口部50の周辺の髭を剃る場合を例として説明する。ユーザUは、髭を剃る場合、剃刀51を口部50の周辺に当てながら動かす動作を行う。具体的には、ユーザUが髭を剃る動作に伴う鏡像は、時間の経過に伴って、鏡像40、鏡像41、鏡像42の順に変化する。まず、剃刀51は、鏡像40において口部50の上側にあり、次に、鏡像41において口部50に達し、再び、鏡像42において口部50の上側に移動する。
このとき、ユーザUの視点は、剃刀51の周辺、即ち口部50に位置する。視点位置検出部211は、視点の位置が口部50の周辺にあることを検出し、ユーザUは、口部50に注目していると判定する。
また、変化領域検出部212は、鏡像40~42の間で、被写体が相対的に大きく変化している領域を検出する、変化領域検出を行う。ここでは、変化領域検出部212は、剃刀51の位置が、口部50の周辺で相対的に大きく移動しているため、変化領域は口部50の周辺であると判定する。
即ち、変化領域検出部212は、直前のフレーム画像と現在のフレーム画像との間、例えば、鏡像40と鏡像41との間で、被写体が変化した場合、被写体が変化した画像領域を変化領域として検出する。被写体の変化の有無は、例えば、特徴量を抽出する手法によって、定量化された画像の値の変化量を検出することによって行われる。
ステップS4において、視点位置及び変化領域が検出されたか否かが判定される。視点位置及び変化領域が検出されない場合、処理はステップS3に戻り、検出されるまで繰り返される。ステップS4において、視点位置及び変化領域が検出されたと判定されると、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、領域指定部213は、視点位置及び変化領域に基づいて、注目領域を指定する、領域指定を行う。例えば、上述のように、視点の位置が口部50の周辺にあり、且つ変化領域が口部50の周辺である場合、領域指定部213は、口部50を囲む所定の画素数の矩形領域を注目領域F1とする。
注目領域F1が定められると、ステップS6において、画像処理部214は、注目領域F1の画像に対して画像処理を行う。画像処理は、例えば、注目領域F1の画像を拡大する処理である。
ステップS7において、表示制御部215は、画像処理が施された注目領域F1の画像を表示画面13に表示する、表示制御を行う。例えば、図6に示されるように、画像処理が施された注目領域F1の拡大画像F2は、ユーザUの鏡像に重ねて表示されてもよい。拡大画像F2の表示の位置は、例えば、ステップS3において検出された変化領域の位置に基づいて定められる。
ここで、表示制御部215は、拡大画像F2の表示位置を、ユーザUの視点位置のみによらず、変化領域の位置も考慮して決定する。例えば、図7に示されるように、拡大画像F2の表示位置が、ユーザUの視点位置のみに合わせて決定されると、変化領域とは異なる位置に拡大画像F3が表示されるため、ユーザUにとって使い勝手が悪い。
ステップS7において、拡大画像F2が表示されると、処理はステップS8に進む。ステップS8では、終了条件を満たしたか否かが判定される。終了条件は、例えば、拡大画像F2が表示されたことである。拡大画像F2が表示されている場合、表示処理は終了し、拡大画像F2が表示されていない場合には、処理はステップS1に戻る。
上述の第1の実施形態に係る表示装置10の構成によれば、以下の効果を奏する。
例えば、ユーザUが髭を剃る場合、髭の処理が行われている箇所が、はっきりと見えるように拡大されるため、ユーザUは、髭剃りを行い易く、又剃り残しを防止できる。さらに、2つの手法、即ち、視点位置検出及び変化領域検出によって、髭の処理が行われている箇所が特定されるため、当該箇所の特定の精度がより向上する。また、拡大画像F2の表示位置が、視点位置のみによらず、変化領域によっても特定されるため、拡大画像F2が、ユーザUが注目領域に応じた位置に表示される利点がある。
このように、本発明によれば、所定の領域を容易に認識することができる表示装置10が実現される。
以下、第2の実施形態に係る表示装置10について図面を参照して説明する。第1の実施形態と同一の構成には、同一の符号が付されている。第2の実施形態に係る表示装置10の外観の構成及びハードウェア構成は、第1の実施形態と同一であるため説明は省略する。
第1の実施形態との違いは、システム構成、機能的構成、及び画像処理である。より詳しくは、第2の実施形態に係る表示装置10は、他の電子機器と通信を行い、通信の結果に基づいて画像処理を行う点において、第1の実施形態と異なる。
[第2の実施形態のシステム構成]
第2の実施形態における表示装置10は、図示しない他の電子機器と通信を行う。この場合、表示装置10は、図示しないネットワークを介して、他の電子機器と相互に通信可能に接続される。ネットワークは、例えば、インターネットや、LAN(Local Area Network)や、携帯電話網のいずれか、又はこれらを組み合わせたネットワークにより実現される。また、ネットワークには、図示しないサーバ群が接続されてもよい。
[第2の実施形態の動作]
図8は、表示装置10の機能的構成のうち、第2の実施形態に係る表示処理(以下、「第2の表示処理」と呼ぶ)を実行するための、機能的構成を示す機能ブロック図である。
表示処理とは、表示装置10が、ユーザUを被写体とした画像を撮像し、撮像画像に対して所定の画像処理を施し、又、後述の通信部によって取得された情報に基づいて表示画面を制御する、一連の処理である。
第2の表示処理が実行される場合、図8に示すように、CPU21において、領域指定部213、画像処理部214、及び表示制御部215が機能する。
また、記憶部30の一領域には、撮像データ記憶部301に加えて、受信データ記憶部302がさらに設定される。
受信データ記憶部302には、受信データに基づく情報が記録される。例えば、電子機器等の通信対象機器の製品情報、通信の日時、通信対象の位置データ、及びその他通信対象機器固有の情報が記録される。
領域指定部213は、後述の第2の領域指定において、受信データに応じてユーザUが注目することが推測される領域を検出する。例えば、領域指定部213は、受信データの画像を解析して、注目領域を推測する。
画像処理部214は、後述の第2の画像処理において、鏡像に対して所定の処理を施す。例えば、受信データを解析し、受信データに所定の処理を施して画像等を表示する。
表示制御部215は、後述の第2の表示処理において、画像処理が施された注目領域の画像を、表示画面13に表示する。例えば、画像処理が施された注目領域の画像が、ユーザU自身の鏡像に重ねて表示される。
[第2の実施形態の表示処理]
図9は、図8の機能的構成を有する表示装置10が実行する、第2の表示処理を説明するフローチャートである。
第2の表示処理は、例えば、ユーザUによる入力部17への表示処理開始の操作により開始される。表示処理開始の操作は、例えば、ユーザが入力部17の電源ボタンを押す操作である。
ステップS21において、通信部31は、他の電子機器からのデータの受信を待機する。待機の時間は、例えば、出荷時等に予め定められた時間である。ここでは、通信対象となる他の電子機器がスマートフォンである場合を想定する。
ステップS22において、通信部31は、データが受信されたか否かを判定する。ステップS22において、データが受信されていないと判定されると、処理はステップS21に戻り、データが受信されるまで繰り返される。
ステップS22において、データが受信されたと判定されると、データは受信データ記憶部302に記憶される。受信されたデータは、例えば、電子機器等の通信対象機器の製品情報、通信の日時、通信対象機器の位置データ、及びその他通信対象固有の情報と関連付けられて保存される。この場合、受信データは、スマートフォンの製品番号、スマートフォンに搭載されるソフトウェアのバージョン情報、スマートフォンが使用された場所の位置データ等である。
受信されたデータが受信データ記憶部302に記録されると、処理はステップS23に進む。ステップS23において、領域指定部213は、受信データ記憶部302に記録された受信データを読み出して受信データの解析を行う。
領域指定部213は、受信したデータが、ユーザUの鏡像のどの部位に関するデータであるかを特定する、第2の領域指定を行う。ここでは、受信データ記憶部302に含まれる製品番号から、データの種類がスマートフォンのデータであることを取得する。
又、ここでは、受信データが、歯磨きの動作に応じた動画像データを含む場合を想定する。より具体的には、例えば、ユーザUが、歯科医から歯の磨き方の指導を受けた場合、スマートフォンには、その間の歯ブラシの動きに応じた動画像データが記録される。歯ブラシの動きは、例えば、スマートフォンに搭載されたカメラによって取得されて、動画像データとして、スマートフォンに備えられた記憶部へ記録されている。
領域指定部213は、受信データである、歯磨きの動画像データを解析すると、受信データがユーザUの口部50に関するデータであることを検出する。そして、領域指定部213は、口部50を注目領域として指定する。
領域指定部213が、注目領域を指定すると、処理はステップS24に進む。ステップS24では、画像処理部214は、データの種類に応じてデータの変換が必要か否かを判定する。データの変換とは、例えば、画像データを数値データ等に変換することをいう。ステップS24において、データ変換が必要と判定されると、処理はステップS25へ進む。
ステップS25では、画像処理部214は、受信データを表示用のデータに変換するとともに、第2の画像処理を行う。ここでは、歯ブラシの動きに応じた動画像データを表示用の画像データに変換する。具体的には、画像処理部214は、歯ブラシの動きに応じた動画像データを、その動きに追従する線画へ変換する。線画は、例えば、歯ブラシの動きに追従して逐次変化する動画像である。
ステップS25の処理が完了するか、又はステップS24においてデータ変換が不要と判断された場合、処理はステップS26に進む。ステップS26では、表示制御部215は、第2の表示制御を行う。例えば、表示制御部215は、受信データに基づいて画像処理が施された画像を拡大し、注目領域に重ねて表示する。
ここでは、画像処理部214は、例えば、注目領域である口部50の画像を拡大するとともに、経時的に変化する線画を、ユーザUの口部50に重ねて表示する。線画は、鏡像における口部50の大きさに応じて、適切な大きさで表示される。
ステップS27では、終了条件が満たされたか否かが判定される。終了条件は、例えば、表示画像が動画像データである場合、全てのフレームの画像に対しての表示が終了した場合である。
上述の第2の実施形態に係る表示装置10の構成によれば、以下の効果を奏する。
例えば、ユーザUが歯磨きを行う場合、ユーザUは、自身の鏡像の口部50に重ねて表示された線画を見ながら、歯磨きの指導を受けた時の歯ブラシの動きを、自宅等で再現することができる。さらに、ユーザUの口部50の画像が拡大表示されることよって、ユーザUは、自身の歯をはっきりと見ることが出来るため、磨き残しが防止される利点がある。
このように、本発明によれば、所定の領域を容易に認識することができる表示装置10が実現される。
以上のように構成される画像処置装置10は、撮像部14と、表示部11と、視点位置検出部211と、領域指定部213と、画像処理部214と、表示制御部215と、を備える。
撮像部14は、対象者のフレーム画像を撮像し、表示部11は、対象者の鏡像を表示する。表示制御部215は、表示部11にフレーム画像を鏡像として表示する。視点位置検出部211は、対象者の鏡像への視点位置を検出する。領域指定部213は、視点位置検出部211により検出された鏡像への視点位置に応じた、フレーム画像の画像領域を注目領域F1として指定する。画像処理部214は、領域指定部213により指定された注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う。表示制御部215は、画像処理部214により視認性を向上させる画像処理が行われた注目領域を表示部11に表示する。
これにより、所定の領域を容易に認識することができる表示装置10を実現することができる。
画像処理部214は、注目領域F1を強調するように画像処理を行う。
これにより、ユーザは、注目領域F1を他の領域と区別して容易に認識することが可能となる。
画像処理部214は、注目領域F1を拡大するように画像処理を行う。
これにより、ユーザは、注目領域F1をより詳細に見ることが出来るため、注目している領域を容易に認識することが可能となる。
画像処理手段は、注目領域F1と、注目領域以外の領域とに各々異なる画像処理を行う。
これにより、ユーザは、注目領域F1と注目領域以外の領域とを区別して視認することが可能となるため、注目領域F1をより認識しやすくなる。
画像処理部214は、撮像部14により撮像された対象者のフレーム画像に視認性を向上させる画像処理を行い、画像処理が行われたフレーム画像から、注目領域F1を抽出する。表示制御部215は、画像処理が行われる前のフレーム画像とともに注目領域を表示する。
これにより、注目領域F1は、注目領域F1以外の領域と区別して視認することが可能となるため、注目領域F1をより認識しやすくなる。
表示制御部215は、視認性を向上させる画像処理が行われた注目領域F1と、視認性を向上させる画像処理が行われていない注目領域F1以外の領域と、を含むフレーム画像を、表示部11に表示する。
これにより、画像処理が行われた注目領域F1が他の領域と区別して視認されるため、注目領域F1がより認識しやすくなる。
表示装置10は、変化領域検出部212を更に備える。
変化領域検出部212は、撮像部14により撮像された鏡像40と鏡像40とは異なる鏡像41、及び/又は42との変化領域を検出する。領域指定部213は、視点位置検出部211により検出された鏡像40への視点位置と変化領域検出部212とにより検出された変化領域を注目領域F1とする。
これにより、注目領域F1は、変化領域にも基づいて特定されるため、視点位置のみに基づいて特定される構成と比較して、特定の精度が向上する。
領域指定部213は、視点位置検出部211により検出された前記鏡像への視点位置、又は対象者の鏡像を中心とした所定の範囲を注目領域F1とする。
これにより、注目領域F1には、ユーザの鏡像が含まれるので、ユーザは、注目領域F1を自身の鏡像と共に容易に認識することが出来る。
鏡像40~42は剃刀51を含み、画像処理部214は、剃刀51を含む注目領域F1と剃刀51を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う。
これにより、ユーザは、自身が使用している剃刀51を含む注目領域F1とその他の領域とを区別して視認することが可能となるため、注目領域F1をより認識しやすくなる。
画像処理部214は、注目領域F1を強調するように剃刀51を含む領域と剃刀51を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う。
これにより、ユーザは、自身が使用している剃刀51を含む注目領域F1が強調されるため、その他の領域と区別して視認することが可能となるため、注目領域F1をより認識しやすくなる。
強調とは、フィルタ処理、エッジ強調、ノイズ除去、高解像度化、コントラスト処理、又はHDR(High Dynamic Range)処理である。
拡大処理だけではなく、これらの処理が行われることにより、注目領域F1はよりはっきりと認識される。
[変形例]
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものとする。
例えば、視点位置検出において、視点位置検出部211は、視点の位置が、所定の時間内に、口部50の周辺を略一定の範囲内で移動する場合、ユーザUが注目している部位は口部50であると判断してもよい。この場合、視点位置検出部211は、例えば、移動範囲から所定の画素数外側の矩形領域を注目領域F1としてもよい。
他の変形例として、領域指定部213は、検出された視点位置、上述の変化領域、及びユーザの輪郭に基づいて注目領域を定めてもよい。例えば、視点位置が口部50の周辺において検出され、且つ、変化領域が口部50と隣接する頬の周辺にある場合、領域指定部213は、口部50と頬のどちらが注目領域F1であるか判別できない。このような場合、領域指定部213は、ユーザの輪郭情報を参照して、注目領域F1を定めてもよい。例えば、領域指定部213は、輪郭に対する剃り残しの位置を認識し、剃り残しのある領域を注目領域F1と定めてもよい。
他の変形例として、領域指定部213は、検出された鏡像への視点位置、又はユーザの鏡像とを中心とした所定の範囲を注目領域F1としてもよい。注目領域F1にユーザが含まれるように処理をすることで、ユーザは、注目領域と自身の位置との関係を認識することが出来る。
他の変形例として、鏡像40~42が、剃刀51を含む場合、画像処理部214は、剃刀51を含む注目領域F1と剃刀51を含まない領域とに各々異なる画像処理を行ってもよい。例えば、画像処理部214は、自身が使用している剃刀51を含む注目領域F1には、コントラスト処理やHDR処理を施し、その他の領域にはこれらの処理を行わない構成としてもよい。これにより、注目領域F1が他の領域と比較してより認識しやすくなる。或いは、注目領域F1以外の画像領域を静止画としてもよい。
他の変形例として、第2の実施形態に係る領域指定部213は、受信データのうちの製品情報に基づいて、データの種類を特定してもよい。例えば、通信対象となる他の電子機器が電動歯ブラシであるとき、領域指定部213は、電動歯ブラシの製品番号を検出することによって、受信データの種類が電動歯ブラシに関するデータであることを特定する。
例えば、電動歯ブラシには、記憶部が設けられており、記憶部には、ユーザが電動歯ブラシを使用した日時等の所謂ログが記録されている。
ステップS22において、通信部27は、電動歯ブラシと通信を行い、記憶部に記録されたログを受信する。ステップS23において、領域指定部213は、ログを解析する。ステップS24において、領域指定部213は、ログを表示用のデータに変換する必要があるか否か判定する。例えば、ログが日付等の数値データである場合、ステップS24において、データ変換が不要と判断する。処理はステップS26へ進み、表示制御部215は、数値データを、例えば、画面13の右下へ表示する。
表示されるログは、例えば、1週間分のログである。或いは、通信部27は、リアルタイムに電動歯ブラシと通信を行うことによって、ログがリアルタイムに表示される構成であってもよい。さらに、受信データに含まれる、位置データから場所が特定されて、その場所が表示されてもよい。なお、通信対象機器は電動歯ブラシに限られず、体温計や、その他の如何なるポータブル機器であってもよい。
他の変形例として、撮像部14は、複数設けられてもよい。例えば、画面13の上部だけではなく、下部に設けられてもよい。撮像部14は、下部からもユーザを撮像することが可能となるため、ユーザ自身に見えづらい部分が鏡像に映し出される。これにより、ユーザは、自身にとって見えづらい部分も容易に視認することが可能となる。或いは、画面13の上部に蛇腹を介して湾曲自在に取り付けられた、撮像部14が設けられてもよい。蛇腹に取り付けられた撮像部14は、ユーザの後ろ姿を映し出すことも可能であるため、ユーザは、通常の鏡では見ることのできない後頭部等を容易に視認することが出来る。
他の変形例として、画像処理は、拡大処理に限られず、強調処理として、フィルタ処理、エッジ強調、ノイズ除去、高解像度化、コントラスト処理、又はHDR処理を含んでもよい。例えば、コントラスト処理では、コントラストを強調して注目領域F1の髭を目立たせることが出来る。或いは、フィルタ処理では、画像のぼけを除去しくっきりと鮮明なものに変換する、鮮鋭化の手法が用いられてもよい。また、注目領域F1の拡大率は、注目領域F1に含まれる対象物の種類によって個別に定められてもよい。また、画像処理は、撮像画像の全体に対して、上述の強調処理を施したのちに、注目領域を切り取って表示する処理であってもよい。
他の変形例として、注目領域F1は、領域指定部213が、ユーザUの使用している道具を画像認識することによって定められてもよい。例えば、領域指定部213が、剃刀51を認識した場合、注目領域F1は、自動的に口部50の周辺と指定される。或いは、入力部26にモードボタンが設けられており、ユーザUが髭剃りのモードを選択すると、自動的に口部50の周辺が注目領域F1として指定される。
他の変形例として、画面13は、例えば、所定の透過率と反射率とを有するハーフミラーに置き換えられてもよい。例えば、ハーフミラーは、視認方向奥側に配置されるディスプレイの光の一部を透過するとともに、ユーザUからの光の一部を反射する。ユーザUは、ディスプレイの画像とユーザU自身の姿とを、ひとつの画面で視認することができる。この構成において、拡大画像F2がユーザの鏡像に重畳して配置されてもよい。
他の変形例として、第2の実施形態における表示装置10は、所謂、見守り機能を備えてもよい。例えば、表示装置10は、遠隔地にあるスマートフォン等と通信を行う。ここでは、見守りの対象者が表示装置10を使用する場合を想定する。対象者が表示装置10を使用して髭剃り等を行うと、通信部27は、撮像データ記憶部301に記録された対象者の撮像データを、遠隔地にあるスマートフォンへ送信する。或いは、表示装置10が使用されたことを示す信号が送信される。これにより、遠隔地において、スマートフォンを有する者は、対象者の行動を検知することが出来る。
他の変形例として、視点位置検出部211は、ユーザUの顔の各部位の位置情報、及びユーザUの輪郭の情報を記録するが、取得の頻度は、表示速度の向上のためにフレームレートよりも低い頻度とされても良い。
他の変形例として、画像処理部214は、画像全体に画像処理を行った後に、注目領域を切り出してもよい。例えば、画像処理部214は、撮像部14により撮像された対象者のフレーム画像に対して、拡大等の画像処理を行い、画像処理が行われたフレーム画像から、注目領域F1を抽出する。そして、表示制御部215は、拡大等の画像処理が行われる前のフレーム画像とともに、注目領域F1を表示してもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、本発明が適用される表示装置10は、携帯可能な自立式のデジタル鏡であるタブレットを例として説明したが、これに限定されない。
例えば、本発明は、姿見等の大型の鏡に組み込まれた電子機器や、据え置き型の洗面化粧台に組み込まれた電子機器や、浴室に設置される鏡形状の電子機器に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が表示装置10に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア100により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア100は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu-ray(登録商標)Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM22や、図3の記憶部30に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
対象者のフレーム画像を撮像する撮像手段と、
対象者の鏡像を表示する表示手段と、
前記表示手段に前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御手段と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出手段と、
前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置に応じた、前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を前記表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
[付記2]
前記画像処理手段は、前記注目領域を強調するように画像処理を行う、
ことを特徴とする付記1に記載の表示装置。
[付記3]
前記画像処理手段は、前記注目領域を拡大するように画像処理を行う、
ことを特徴とする付記1または2に記載の表示装置。
[付記4]
前記画像処理手段は、前記注目領域と、注目領域以外の領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の表示装置。
[付記5]
前記画像処理手段は、前記撮像手段により撮像された対象者のフレーム画像に視認性を向上させる画像処理を行い、前記画像処理が行われたフレーム画像から、注目領域を抽出し、
前記第2の表示制御手段は、前記画像処理が行われる前のフレーム画像とともに前記注目領域を表示することを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の表示装置。
[付記6]
前記第2の表示制御手段は、
視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域と、
前記視認性を向上させる画像処理が行われていない注目領域以外の領域と、
を含むフレーム画像を、前記表示手段に表示することを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の表示装置。
[付記7]
前記撮像手段により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出手段と、
を更に備え、
前記領域指定手段は、前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出手段により検出された前記変化領域と、に基づいて注目領域を指定する、
ことを特徴とする付記1乃至6の何れか一に記載の表示装置。
[付記8]
前記領域指定手段は、前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置、又は対象者の鏡像を中心とした所定の範囲を注目領域とする、
ことを特徴とする付記1乃至7の何れか一に記載の表示装置。
[付記9]
前記フレーム画像は対象物を含み、
前記画像処理手段は、前記対象物を含む領域と前記対象物を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする付記1乃至8の何れか一に記載の表示装置。
[付記10]
前記画像処理手段は、前記注目領域を強調するように前記対象物を含む領域と前記対象物を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う、
ことを特徴とする付記9に記載の表示装置。
[付記11]
前記強調とは、フィルタ処理、エッジ強調、ノイズ除去、高解像度化、コントラスト処理、又はHDR処理であることを特徴とする付記2又は付記10に記載の表示装置。
[付記12]
コンピュータが実行する表示方法であって、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像ステップと、
対象者の鏡像を表示する表示ステップと、
前記表示ステップにおいて、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御ステップと、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出ステップと、
前記視点位置検出ステップにおいて検出された前記鏡像への視点位置に応じた、前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定ステップと、
前記領域指定ステップにおいて指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップにおいて視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示ステップにおいて表示させる第2の表示制御ステップと、
を備えることを特徴とする表示方法。
[付記13]
コンピュータに、
対象者のフレーム画像を撮像する撮像機能と、
対象者の鏡像を表示する表示機能と、
前記表示機能において、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御機能と、
前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出機能と、
前記視点位置検出機能により検出された前記鏡像への視点位置に応じた、前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定機能と、
前記領域指定機能により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理機能と、
前記画像処理機能により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示機能において表示させる第2の表示制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
10・・・表示装置,21・・・CPU,22・・・ROM,23・・・RAM,24・・・バス,25・・・入出力インターフェース,14・・・撮像部,26・・・入力部,30・・・記憶部,27・・・通信部,28・・・ドライブ,100・・・リムーバブルメディア,211・・・視点位置検出部,212・・・変化領域検出部,213・・・領域指定部,214・・・画像処理部,215・・・表示制御部,301・・・撮像データ記憶部,40~42・・・鏡像,F1・・・注目領域,F2~F3・・・拡大領域

Claims (12)

  1. 対象者のフレーム画像を撮像する撮像手段と、
    対象者の鏡像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御手段と、
    前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出手段と、
    前記撮像手段により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出手段と、
    前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出手段により検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定手段と、
    前記領域指定手段により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理手段により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を前記表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記注目領域を強調するように画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記注目領域を拡大するように画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記注目領域と、注目領域以外の領域とに各々異なる画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示装置。
  5. 前記画像処理手段は、前記撮像手段により撮像された対象者のフレーム画像に視認性を向上させる画像処理を行い、前記画像処理が行われたフレーム画像から、注目領域を抽出し、
    前記第2の表示制御手段は、前記画像処理が行われる前のフレーム画像とともに前記注目領域を表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 前記第2の表示制御手段は、
    視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域と、
    前記視認性を向上させる画像処理が行われていない注目領域以外の領域と、
    を含むフレーム画像を、前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示装置。
  7. 前記領域指定手段は、前記視点位置検出手段により検出された前記鏡像への視点位置、又は対象者の鏡像を中心とした所定の範囲を注目領域とする、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示装置。
  8. 前記フレーム画像は対象物を含み、
    前記画像処理手段は、前記対象物を含む前記注目領域と前記対象物を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 前記画像処理手段は、前記注目領域を強調するように前記対象物を含む前記注目領域と前記対象物を含まない領域とに各々異なる画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  10. 前記強調とは、フィルタ処理、エッジ強調、ノイズ除去、高解像度化、コントラスト処理、又はHDR処理であることを特徴とする請求項2又は請求項に記載の表示装置。
  11. コンピュータが実行する表示方法であって、
    対象者のフレーム画像を撮像する撮像ステップと、
    対象者の鏡像を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにおいて、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御ステップと、
    前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出ステップと、
    撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出ステップと、
    前記視点位置検出ステップにおいて検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出ステップにおいて検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定ステップと、
    前記領域指定ステップにおいて指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップにおいて視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示ステップにおいて表示させる第2の表示制御ステップと、
    を備えることを特徴とする表示方法。
  12. コンピュータに、
    対象者のフレーム画像を撮像する撮像機能と、
    対象者の鏡像を表示する表示機能と、
    前記表示機能において、前記フレーム画像を鏡像として表示させる第1の表示制御機能と、
    前記対象者の鏡像への視点位置を検出する視点位置検出機能と、
    前記撮像機能により撮像された第1のフレーム画像と当該第1のフレーム画像とは異なる第2のフレーム画像との変化領域を検出する変化領域検出機能と、
    前記視点位置検出機能により検出された前記鏡像への視点位置と、前記変化領域検出機能により検出された前記変化領域と、に基づいて前記フレーム画像の画像領域を注目領域として指定する領域指定機能と、
    前記領域指定機能により指定された前記注目領域に対して、視認性を向上させる画像処理を行う画像処理機能と、
    前記画像処理機能により視認性を向上させる画像処理が行われた前記注目領域を、前記表示機能において表示させる第2の表示制御機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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