JP7077283B2 - 眼科装置、画像生成方法およびプログラム - Google Patents

眼科装置、画像生成方法およびプログラム Download PDF

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Description

開示の技術は、眼科装置、画像生成方法およびプログラムに関する。
生体などの断層像を非破壊、非侵襲で取得する光断層像取得装置として、OCT(Optical Coherent Tomography)と呼ばれる光干渉断層像取得装置が知られている。
OCTでは、光を使用して断層像を取得する。より具体的には、測定対象より反射した光と参照鏡からの光を干渉させ、その干渉した光強度の波長依存性(より正確には波数依存性)のデータをフーリエ変換することで断層像を得ている。このような光干渉断層像取得装置として、参照鏡の位置を変えることで測定対象の深さ情報を得るタイムドメインOCT、広帯域光源を使用したスペクトラルドメインOCT(SD-OCT:Spectral Domain Optical Coherence Tomography)発振波長を変えることができる波長可変光源装置を光源として使用した波長掃引光コヒーレンストモグラフィー(SS-OCT:Swept Source Optical Coherence Tomography)装置が知られている。
OCTでは光の干渉を利用して画像を生成しているため、形成される画像にスペックルノイズが発生する。特許文献1にはスペックルノイズを低減するために眼底上で所望の位置から意図的に所定量ΔYずらした位置の断層画像を取得して所望の位置の断層像と平均化を行うことが開示されている。また、ΔYは固視微動に基づいて設定することができる旨が特許文献1に開示されている。
特開2011-95005号公報
しかしながら、固視微動が大きい眼を撮像する場合、意図的に断層像の撮影位置をずらす量ΔYを0にしたとしても得られた複数の断層像を平均化するとスペックルノイズは軽減されるが断層像がボケてしまうという課題がある。すなわち、固視微動によって断層像に含まれるスペックルノイズの軽減と断層像のボケの軽減との両立が阻害されるという課題がある。
開示の技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、断層像に含まれるスペックルノイズの軽減と断層像のボケの軽減とを両立させることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の1つとして位置付けることができる。
上記の課題を解決するために、開示の眼科装置は、眼底を追尾する追尾手段を有し、前記追尾手段により追尾を実施中に取得した複数の断層像を平均化した平均化断層像を生成する眼科装置であって、前記眼底の複数の表面像を連続してフレーム取得し、各フレーム毎に追尾誤差を計測する計測手段と、前記計測された追尾誤差に基づいて、前記眼底の撮像範囲内の複数の撮像位置を決定する決定手段と、前記決定された複数の撮像位置それぞれを測定光で走査することにより複数の断層像を取得する断層像取得手段と、前記断層像取得手段により取得された複数の断層像の画素値を平均化することで前記平均化断層像を生成する生成手段と、を備え、前記決定手段は、各フレーム毎に計測された前記追尾誤差が大きいほど、前記撮像範囲の中心の撮像位置を中心としたスキャン幅の前記撮像範囲の中心の撮像位置前記複数の撮像位置のずれ量を小さくし、当該ずれ量に基づいて、前記複数の撮像位置同士の間隔は前記撮像範囲の中心の撮像位置から離れるほど広くなるように、前記断層像取得手段の撮像位置を決定する。
開示の技術によれば、断層像に含まれるスペックルノイズの軽減と断層像のボケを軽減との両立させることが可能になる。
本実施形態における眼科装置の全体構成の一例を示す概略図である。 本実施形態における光干渉断層像取得ユニットのスキャンパターンの一例を示す概略図である。 本実施形態における光干渉断層像取得ユニットのスキャン位置の一例を表す図。 本実施形態における処理手順の一例を示すフローチャートである。 1フレーム毎眼底動き量の度数分布の具体例を示す図である。 本実施形態における画像処理装置の表示部の表示画面における表示例を示す図である。 本実施形態における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における固視微動量計測結果の一例を表す図である。 本実施形態における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係る眼科装置を説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[装置の全体構成]
図1は、本実施形態における眼科装置1の全体構成の概略図である。本装置は、光干渉断層像取得ユニット3、表面画像取得ユニット2、固視灯ユニット6、制御装置7を備える。
(光干渉断層取得ユニットの説明)
光干渉断層取得ユニット3は、眼部の断層像を撮像する装置であり、例えば、タイムドメインOCTやSD-OCTやSS-OCTからなる。図1に、光干渉断層取得ユニット3がSS-OCTである場合の構成を示す。なお、本実施形態において光干渉断層取得ユニット3はSS-OCTとしたが、これに限定されるものではなく、光干渉断層取得ユニット3はSD-OCTまたはTD-OCTであってもよい。
波長掃引光源501は例えば波長994nmから1101nmの光を100kHzの周波数で出射する。なお、これらの数値は例示であり他の値とすることとしてもよい。波長掃引光源501から出射された光は、ファイバ541を介し、ファイバカプラ502に導かれ、ファイバ542を介しファイバカプラ503へ向かう光とファイバ549を介しk-clock生成装置へ向かう光とに分割される。ファイバカプラ502の分岐比は、90(ファイバカプラ503へ向かう光):10(k-clock生成装置へ向かう光)である。ファイバカプラ503へ向かう光はファイバ543を介しサンプルへ向かう測定光と、ファイバ544を介し参照系512へ向かう参照光とに分割される。ファイバカプラ503の分岐比は、80(参照光):20(測定光)である。
測定光は、ファイバ543を介してコリメータ506から平行光として出射される。出射された測定光は、眼底において測定光を水平方向、垂直方向にスキャンするガルバノミラーから構成されるX-Y走査ミラー511を介し、ダイクロイックミラー522に到達する。X-Y走査ミラー511は、走査手段の一例に相当し、駆動制御部523により制御され、眼底の所望の範囲で測定光を走査することができる。なお、測定光が走査される眼底上の範囲は、断層画像の取得範囲、断層画像の取得位置、測定光の照射位置としてみなすことができる。ダイクロイックミラー522は、990nm~1110nmの光を反射し、それ以外の光を透過する特性を有する。なお、この数値は例示であり他の値とすることとしてもよい。
ダイクロイックミラー522で反射した測定光は、ステージ531上に乗ったフォーカスレンズ530により、被検体である眼底の網膜層にフォーカスされる。眼底を照射した測定光は各網膜層で反射・散乱し、上述の光学経路をファイバカプラ503に戻り、ファイバ546を介しファイバカプラ504に到達する。
一方、ファイバカプラ503で分岐された参照光は、ファイバ544を介してコリメータ513から平行光として出射される。出射された参照光は分散補償ガラス514を介し、コヒーレンスゲートステージ516上のミラー515で反射され、コリメータ517を介しファイバカプラ504に到達する。
コヒーレンスゲートステージ516は、被検者の眼軸長の相違等に対応する為、駆動制御部523で制御される。なお、コヒーレンスゲートとは、測定光の光路における参照光の光路長に対応する位置のことである。本実施形態では、参照光の光路長を変更しているが、測定光の光路と参照光の光路との光路長差を変更できれば良い。
ファイバカプラ104に到達した測定光と参照光とは合波されて干渉光(以下、「合波光」ともいう)となり、差動検出器571にて受光される。
また、ファイバカプラ502で分岐されたk-clock生成装置551へ向かう光は、k-clock生成装置551により受光され、波数等間隔のトリガ信号を出力する。
k-clock生成装置551は例えばマッハツェンダー干渉計(MZI:Mach-Zehnder interferometer)と、差動検出器と、コンパレータにより構成され、波数等間隔でトリガ信号を出力する。
差動検出器571にて受光された合波光は電気信号に変換され、AD変換ボード552によりサンプリングされる。ここで、AD変換ボード552はk-clock生成装置551から出力されるトリガ信号に基づき、電気信号に変換された合波光を等波数間隔でサンプリングする。
こうして得られる波数等間隔のスペクトル信号に対し、画像形成部561は高速フーリエ変換(FFT)の信号処理を加えることでサンプルの深さ方向の反射率分布を求めることができる。さらに、X-Y走査ミラー511が測定光をサンプル上でラインスキャンすることにより、2次元断層像が得られ、得られた2次元断層像は出力部591に出力される。
(表面画像取得ユニットの説明)
表面画像取得ユニット2は、眼部の表面画像を撮像する装置であり、例えば眼底カメラまたは走査型レーザー検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscopy)からなる。本実施形態では、表面画像取得装置としてSLOを用いた例を説明する。ここで、表面画像取得ユニット2は被検眼の表面像を取得する表面像取得手段の一例に相当する。
表面画像撮像光源500は、半導体レーザーであり、本実施形態では、例えば、中心波長780nmの光を出射する。なお、中心波長の値は例示であり他の値であってもよい。表面画像撮像光源500から出射された測定光は、コリメータ518から平行光として出射され、穴あきミラー520の穴あき部を通過し、眼底において測定光を水平方向、垂直方向にスキャンするガルバノミラーから構成されるX-Y走査ミラー510を介し、ダイクロイックミラー521に到達する。X-Y走査ミラー510は、駆動制御部523により制御され、眼底の所望の範囲で測定光を走査することができる。
なお、X-Y走査ミラー510は、SLO用の走査手段の一例であり、共通のXYスキャナとして構成しても良い。ダイクロイックミラー521は、760nm~800nmを反射し、それ以外の光を透過する特性を有する。なお、これらの数値は例示であり他の値とすることとしてもよい。
ダイクロイックミラー521にて反射された測定光は、光干渉断層取得ユニット3と同様の光路を経由し、眼底に到達する。
眼底を照射した測定光は、眼底で反射・散乱され、上述の光学経路をたどり穴あきミラー520に達する。穴あきミラー520で反射された光は、レンズ532、絞り540を介し、光センサ150で受光され、電気信号に変換されて、画像形成部560へ伝送され出力部570から画像データとして出力される。なお、光センサ550は例えばフォトダイオードもしくは光電子増倍管であってもよい。
ここで、穴あきミラー520の位置は、被検眼の瞳孔位置と共役となっており、眼底に照射された測定光が反射・散乱された光のうち、瞳孔周辺部を通った光が、穴あきミラー520によって反射される。
(固視灯ユニットの説明)
固視灯ユニット6は、内部固視灯用表示部580、レンズ581で構成される。内部固視灯用表示部580として複数の発光ダイオード(LD)がマトリックス状に配置されたものを用いる。発光ダイオードの点灯位置は、駆動制御部523の制御により撮像したい部位に合わせて変更される。内部固視灯用表示部580からの光は、レンズ581を介し、被検眼に導かれる。内部固視灯用表示部580から出射される光は520nmで、駆動制御部523により所望のパターンが表示される。なお、これらの数値は例示であり他の値とすることとしてもよい。
なお、内部固視灯用表示部580から出射される光の波長は635nmであってもよく、可視光の波長帯から患者が見やすい色の波長に設定することがきる。すなわち、内部固視灯用表示部580から出射される光の波長は本実施形態の値に限定されるものではない。
(制御装置の説明)
制御装置7は、駆動制御部523、信号処理部524、データ保存部525、表示部526を備える。
なお、制御装置7は、PC(パーソナルコンピュータ)で構成しても良い。その場合には、制御装置7を構成する駆動制御部523、信号処理部524の各機能は制御プログラムと見なすことができ、CPUが制御プログラムを実行することにより眼科装置1の制御を実現する。具体的には、制御装置7が備えるCPUは不図示のROMに記憶されたプログラムを不図示のRAMに展開し実行することにより駆動制御部523、信号処理部524として機能する。
なお、CPUおよび制御プログラムを記憶する記憶手段は1つであってもよいし複数であってもよい。すなわち、少なくとも1以上の処理装置(CPU)と少なくとも1つの記憶装置(ROM)とが接続されており、少なくとも1以上の処理装置が少なくとも1以上の記憶装置に記憶されたプログラムを実行した場合に眼科装置1は駆動制御部523、信号処理部524として機能する。
駆動制御部523は、X-Y走査ミラー511、コヒーレンスゲートステージ516等、上述の通り眼科装置1の各部を制御する。
信号処理部524は、撮像パラメタ取得部538、固視微動量計測部533、追尾誤差予測部534、スキャン位置算出部535、断層像平均化処理部536、眼底追尾制御部537を備える。信号処理部524が備える機能についても、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
撮像パラメタ取得部538は、不図示のマウス又はキーボード等のユーザインタフェースを用いた操作者の入力からOCTの撮像パラメタを取得する。
固視微動量計測部533は、表面画像取得ユニット2の出力部570から出力される画像信号に基づき、固視微動量の計測を行う。言い換えれば、固視微動量計測部533は被検眼の動きを取得する。すなわち、固視微動量計測部533は被検眼の動きを検出する検出手段の一例に相当する。なお、固視微動量の計測の具体的な方法は後述する。
追尾誤差予測部534は、表面画像取得ユニット2の出力を用いて得られた被験体の位置を光干渉断層取得ユニットで撮像する際の位置の誤差(以下、追尾誤差という)の予測を行う。より具体的には、後述の眼底追尾制御部537によって光干渉断層取得ユニット3による撮像位置が被検眼の所定位置に対して追尾された場合の、撮像位置と所定位置とのずれ(変位)が追尾誤差予測部534によって予測される。すなわち、追尾誤差予測部534は眼底追尾制御部537(追尾手段)により眼部の所定位置に対して追尾された第1撮像位置と所定位置との誤差に対応する値を取得する誤差取得手段の一例に相当する。
スキャン位置算出部535は、前記追尾誤差に基づきOCTスキャン位置の算出を行う。
断層像平均化処理部536は光干渉断層像取得ユニット3の出力部571から出力される画像信号に基づき、断層画像の平均化を行う。
眼底追尾制御部537は、固視微動量計測部533の計測結果に基づいて、光干渉断層取得ユニット3に眼底追尾を行わせる。すなわち、眼底追尾制御部537は被検眼の動きの検出結果に基づいて第1撮像位置を前記被検眼の所定位置に対して追尾させる追尾手段の一例に相当する。なお、光干渉断層取得ユニット3は眼底追尾制御部537の制御の下で断層像を取得する。
なお、撮像パラメタ取得、固視微動量の計測、追尾誤差の予測、スキャン位置の算出、眼底追尾、断層像平均化処理などの詳細については後述する。
データ保存部525は表面画像取得ユニット2と光干渉断層取得ユニット3により形成された画像、及び信号処理部524によって信号処理された画像データと信号処理結果を保存する。データ保存部525は、例えば、磁気ディスクによって構成されるがこれに限定されるものではない。
表示部526は、表面画像取得ユニット2と光干渉断層取得ユニット3により形成された画像、及び信号処理部524によって信号処理された画像データと信号処理結果、さらにデータ保存部525に蓄積された画像データと信号処理結果を表示する。
表示部526は、例えば、液晶等のディスプレイである。
[スキャン位置の説明]
次に、図2を参照して本実施形態におけるスキャン位置の決定方法について説明する。図2は、平均化画像を生成するために、複数の断層像を取得する際の目標とする眼底上のスキャンパターンを示すものである。図においてNはスキャンライン数、Ycは断層像を取得したいY方向の位置を表す。ここで、Ycは第1撮像位置の一例に相当する。このスキャンパターンは、スペックルノイズ除去のためYcを中心としてΔYのスキャン幅を有する。このYcおよびΔYは、後述するように装置の操作者によって設定される値である。ΔYはユーザーにより入力された撮像範囲の一例に相当する。なお特許文献1等の技術を用いて自動的にΔYを決定することとしてもよい。また、眼底画像を解析することによって眼底の特徴部分(黄斑、乳頭または病変等)を検出してスキャン位置Ycを自動的に決定することとしてもよい。すなわち、YcおよびΔYは自動で決定されることとしてもよいし、手動で決定されることとしてもよい。
さらに、本実施例においては平均化画像のボケを低減するため、その密度分布がガウス分布となるように各スキャンにおけるY方向の位置が決定される。すなわち、複数の撮像位置同士の間隔は第1撮像位置から離れるほど広くなるように撮像位置が決定される。
ガウス分布の平均値はYcと一致しており、その分散σ2はΔYに基いて決まる。Ycに対して両側で等しいスキャン数にするため、Nは奇数が好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。各スキャンラインのY方向の位置はYi(i=0,1,…N-1)で表す。また、Ycはスキャンパターンの中心に位置するものとし、
Figure 0007077283000001
の関係で表される。
次に、図3を用いてガウス分布からスキャン位置を決める方法についてYiを定式化して説明する。
本実施例において、i番目のスキャンラインYiの位置はY=Y0±3σの間に分布するようにスキャン位置が決定され、ΔYとガウス分布の広がりとの関係は式(1)で表されるものとする。
ΔY=6σ 式(1)
そして、式(2)で示すようにスキャンラインYiで区切られるガウス分布の面積をSiとし、N-1個のSiがガウス分布の面積を等分割するようにYiの位置を決定する。
Figure 0007077283000002
ここで、スキャン位置の確率密度関数は式(3)で表されるガウス分布とする。
Figure 0007077283000003
また、ガウス関数の原始関数F(Yi)は次式である。
Figure 0007077283000004
ここでerfはガウスの誤差関数である。
式(4)はガウス分布全体の累積分布関数であるが、ガウス分布の
Figure 0007077283000005
の範囲の累積分布関数は(5)式で表され、図3よりS0=S1+…+Si-1と等しい。よって次式が得られる。
Figure 0007077283000006
ここで、上述したように、すべてのSiがガウス分布の面積、1を等分割するようにYiの位置を決定するので式(2)より、次の関係が成り立つ。
Figure 0007077283000007
よって式(5)、式(6)より次式が得られる。
Figure 0007077283000008
式(7)をYiについて解くとi番目のスキャンラインYiの位置は次式で表すことができる。
Figure 0007077283000009
なお、本実施例ではYiを計算で求めたが、YiはN(Yc,σ2)の正規乱数としてコンピュータが与えても良い。
そして、目標とする眼底上のスキャンパターンの分布σは、実際には追尾時の目の動きによる誤差を考慮する必要がある。したがって、意図的に光干渉断層像取得ユニットのスキャン位置動かして与えるスキャンの分散をσs2、追尾時の目の動きによる分散(追尾誤差)をσe2としたとき分散の加法性により次の関係が成り立つ。
σ2=σs2+σe2 式(9)
本実施形態ではユーザーがΔYを入力して式(1)よりσを決定し、追尾誤差予測部がσeを決定し、スキャン位置算出部が式(9)からσsを決定する。
[具体的な処理の手順]
次に、図4を参照して、本実施形態の眼科装置の具体的な処理の手順を説明する。
(ステップS310)
ステップS310において、撮像パラメタ取得部538は、操作者がマウス、キーボード等を用いて入力することにより、平均化画像を生成するために複数の断層像を取得する際の目標とする眼底上のスキャンパターンを決定するためのパラメタを取得する。具体的にはスキャン位置Yc、スキャン幅ΔY、とスキャンライン数Nを取得する。
なお、スキャン幅ΔYはレーザーの波長より計算されるスペックルノイズの大きさとしてもよい。また、病変や撮像ターゲットのサイズが小さければΔYを小さく、大きければΔYを大きく設定してもよい。
(ステップS320)
ステップS320において、駆動制御部523は表面画像取得ユニット2に、被検眼の表面画像の撮像と取得画像の送信を要求し、表面画像取得ユニット2に被検眼の表面画像を撮像させる。また、駆動制御部523は、表面画像取得ユニット2により撮像された被検眼の表面画像が送信されてきた場合、表面画像を固視微動計測部534へと送信する。なお、表面画像取得ユニット2は撮像した表面画像を直接固視微動計測部534へ送ることとしてもよい。
(ステップS330)
ステップS330において、固視微動量計測部533は固視灯ユニット6を表示し、被検眼を固視させる。その間に固視微動量計測部533は、表面画像取得ユニット2により表面画像を連続してフレーム取得し、信号処理により固視微動量を測定する。取得された固視微動量は追尾誤差取得部へと送信される。固視微動計測の処理内容については後に詳しく説明する。なお、固視微動量計測部533はステップS320の段階で固視灯ユニット6に固定灯を被検眼に提示させることとしてもよい。
(ステップS340)
ステップS340において、追尾誤差予測部534は追尾誤差σeを予測する。追尾誤差σeは、表面画像取得ユニット2が表面画像を取得した時刻から、眼底追尾制御部がテンプレート照合して、眼底位置を検出し、光干渉断層取得ユニットのX-Y走査ミラー511が駆動するまでの時間(以後、追尾delayという)中に、眼底が動く量である。すなわち、σeは追尾手段により眼部の所定位置に対して追尾された第1撮像位置と所定位置との誤差に対応する値の一例に相当する。
本実施例では眼底追尾制御部537が、追尾delayが表面撮像取得周期と概ね等しくなるように眼底追尾している。ここで追尾誤差σeは次のように求める。
固視微動量計測部533がステップS330にて得た固視微動量より、表面画像1フレームごとに、前フレームとの眼底位置の差(以後、1フレーム毎眼底動き量)を求める。すなわち、検知手段の一例に相当する固視微動量計測部533は複数の表面画像を比較することによって被検眼の動きを検出する。こうして得られた[固視微動量計測で取得した画像フレーム数-1]個の数の1フレーム毎眼底動き量より計算した分散が追尾誤差σe2である。1フレーム毎眼底動き量の度数分布の具体例を図5に示す。
(ステップS350)
ステップS350において、スキャン位置算出部535は、光干渉断層像取得ユニットのスキャン位置(以降、Ysとする)を計算する。Ysは目標とするスキャンパターンと同様ガウス分布とする。
まず、光干渉断層像取得ユニットのスキャン位置の標準偏差σsを式(9)より求める。
Figure 0007077283000010
ここで、式(1)よりσが既知であり、ステップ340よりσeが既知であるので、σsは既知である。次に、具体的にYsは式(8)においてσの代わりにσsを代入する形で求める。すなわち、式(11)のようにYsのi番目のスキャン位置を決定する。ここで、Yc以外のYsは第2撮像位置の一例に相当する。すなわち、第2撮像位置は複数の撮像位置を含む。なお、式(10)より明らかなように、スキャン位置算出部535は、誤差を示す値σeが大きいほど、第1撮像位置と第2撮像位置とのずれ量σsを小さくすることとなる。なお、ここでσはユーザーにより入力された撮像範囲ΔYに基づいて定まる値である。すなわち、σsはユーザーにより入力された撮像範囲および誤差に対応する値に基づいて決定される。
Figure 0007077283000011
このように、スキャン位置算出部535は、目標とするスキャンパターンに対し、追尾時の目の動きによる誤差を考慮してスキャン位置密度分布のσsを計算する。そしてそのσsに基いて光干渉断層像取得ユニットのスキャン位置Ysを算出する。すなわち、スキャン位置算出部535は、誤差に対応する値に基づいて、所定位置に対して追尾された第1撮像位置からずれた位置を第2撮像位置として決定する決定手段の一例に相当する。
なお、式(9)においてσsが負の値となる場合は、固視微動が大きいため追尾誤差による標準偏差が最終的な走査パターンの標準偏差より大きいことを意味する。
そのため、スキャンラインの分散σs2をゼロに設定し、同一ラインのスキャンを繰り返す。すなわち、誤差を示す値が所定値より大きい場合、第1撮像位置と第2撮像位置とのずれ量を0にする。なお、この場合は平均化画像にボケが発生する場合があるため、スキャン位置算出部535は表示部526に追尾誤差の警告灯を表示する。この警告灯は、操作者が光干渉断層像の再取得を行うかどうかの判断に役立てることができる。
(ステップS360)
ステップS360において、眼底追尾制御部537は眼底追尾を実行し、光干渉断層取得ユニット3は断層像を複数取得する。すなわち、干渉断層取得ユニット3は、第1撮像位置の断層像および第2撮像位置の断層像を取得する断層像取得手段の一例に相当する。なお、眼底追尾および断層像取得の内容については後に詳しく説明する。
(ステップS370)
ステップS370において、断層像平均化処理部536は光干渉断層像取得ユニット3の出力部571から出力される複数の走査線に対応する複数の断層像を位置合わせして画素値を平均化することにより平均化断層像を形成する。すなわち、断層像平均化処理部536は断層像取得手段により取得された複数の断層像を平均化することで1の断層像を生成する生成手段の一例に相当する。断層像平均化処理の内容については後に詳しく説明する。
(ステップS380)
ステップS380において、表示部526は信号処理部524で生成された平均化断層像と、表面画像と、走査回数N、平均化画像数、画像平均化閾値、追尾誤差の警告灯を表示する。さらに表面画像には、最終的な走査パターンを重畳表示する。
図6に、表示部526の表示の一例を示す。
表面画像には、最終的な走査パターンAAを重畳表示することで、操作者は断層像の撮像位置を正確に把握することができる。
(固視微動量計測部の処理)
次に、図7を参照して、ステップS330で実行される固視微動量計測の手順を説明する。本実施形態では、被検者が固視している最中に眼底の表面画像を一定期間撮像し、眼底の動きを調べることで、被検眼の固視微動量を計測する。
(ステップS331)
ステップS331において、固視微動量計測部533は駆動制御部523に指示して固視灯を点灯し、被検眼を固視させる。
(ステップS332)
ステップS332において、固視微動量計測部533は駆動制御部523に指示し、被検眼が固視している最中に表面画像取得ユニットが30Hzのレートで10秒間表面画像を連続的に取得する。
(ステップS333)
ステップS333において、固視微動量計測部533は、ステップS332で得られた複数の表面画像のうち、先頭フレームをテンプレートとして設定する。得られたテンプレートはデータ保存部525に保存される。
なお、テンプレートの設定は、操作者が表面画像からテンプレート位置を指定してもよい。この際、テンプレート位置は眼底血管の交差部などの特徴的な部分画像を抽出してテンプレートとすることが望ましい(部分テンプレート)。このように部分テンプレートを用いることにより、後に実行するテンプレート照合の処理速度を向上することもできる。
なお、部分テンプレートの位置の指定は固視微動量計測部533が自動で行っても良い。その際、パターンに特徴のあるエリアを選択するためのアルゴリズムとして、Harrisのコーナー検出アルゴリズムを用いてもよい。
なお、パターンに特徴のあるエリアを選択するためのアルゴリズムとしてMoravecのコーナー検出アルゴリズムやその他のコーナー検出アルゴリズムを用いても良い。
(ステップS334)
ステップS334において、固視微動量計測部533は、ステップS332で得られた複数の表面画像を、テンプレートでフレーム毎に照合し位置ずれ量(δX、δY、δθ)を求める。
具体的にはテンプレート画像の位置を変えながら類似度を表す指標であるNormalized Cross-Correlation(NCC)を計算し、この値が最大となるときの画像位置の差を位置ずれ量として求める。
なお、類似度を表す指標は、テンプレートとフレーム内の画像の特徴の類似性を表す尺度であればどのようなものでもよく、例えばSum of Abusolute Difference(SAD)、Sum of Squared Difference(SSD)、Zero-means Normalized Cross-Correlation(ZNCC)等を用いることができる。
(ステップS335)
ステップS335において、ステップS334で実行されたテンプレート照合結果から、走査線と垂直な方向のテンプレートの動き量(以後、Y方向の動きという)を求めることにより、Y方向の固視微動量を算出する。固視微動量の計測結果の例を図8に示す。
固視微動量は、縦軸が眼球位置、横軸が時間としたグラフにおいて、表面画像1フレームごとの眼球位置がプロットされたものとして表される。
(眼底追尾および断層像取得)
次に、図9を参照して、ステップS360で実行される眼底追尾および断層像取得の手順を説明する。
(ステップS361)
ステップS361において、眼底追尾制御部537は、表面画像取得ユニット2に被検眼の表面画像の撮像と取得画像の送信を要求し、テンプレート生成用に、被検眼の表面画像を例えば20フレーム取得する。そして、取得した表面画像を眼底追尾制御部537へと送信する。
なお、次ステップで説明するようにテンプレート生成用の表面画像は20フレーム以上が好ましいが、20フレームに限るものではない。
(ステップS362)
ステップS362において、眼底追尾制御部537は、ステップS361で取得した20フレームの表面画像を平均化することにより追尾テンプレートを生成する。
なお、テンプレート生成用の表面画像の画像数は多いほどテンプレート画像の画質が向上し、その結果テンプレート照合の精度が向上する。その半面、テンプレート生成用の表面画像が多いとテンプレート生成にかかる処理時間は増大する。そのため、フレーム数は必要なテンプレート照合の精度と処理速度を勘案して決定すればよいが、光干渉断層像の撮影に必要な精度を確保する上では20フレーム以上が好ましい。
そして眼底追尾制御部537は、生成したテンプレート画像をデータ保存部525に保存する。
(ステップS363)
ステップS363において、眼底追尾制御部537は、表面画像取得ユニット2に被検眼の表面画像の撮像と取得画像の送信を要求し、被検眼の追尾用表面画像を1フレーム取得する。そして、取得した表面画像を眼底追尾制御部537へと送信する。
(ステップS364)
ステップS364において、眼底追尾制御部537は、ステップS362で生成したテンプレートと、ステップS363で取得した追尾用表面画像をテンプレート照合し、テンプレートに対する追尾用表面画像の眼底移動量(δX、δY、δθ)を算出する。
なお、テンプレート照合の詳細においてはステップS334で説明した内容と同じなので説明を省略する。
(ステップS365)
ステップS365において、眼底追尾制御部537は、スキャン位置がステップS350で算出したスキャン位置Ysi(式11参照)となるようにX-Y走査ミラー511を駆動する。すなわち、追尾手段は走査手段を制御することで第1撮像位置を所定位置に対して追尾させる。この際、ステップS364で算出した眼底移動量(δX、δY、δθ)をオフセットしてX-Y走査ミラー511を駆動することでスキャン位置を眼底の動きに追従させる。
(ステップS366)
ステップS366において、眼底追尾制御部537は、光干渉断層取得ユニット3に被検眼の断層像の撮像と取得画像の送信を要求し、ステップS350で算出したN個スキャン位置のうち、被検眼の断層像を1フレーム取得する。
さらに、図9の繰り返し記号が示すように、ステップS363からステップS366の手順をN個スキャン位置それぞれについて実行し、最終的にNフレームの画像を取得する。
ここで、被検眼上の最終的な走査パターンの分散は、スキャン位置算出部535が算出したスキャンパターンの分散σs2に被検眼の眼の動きを眼底追尾した際の追尾誤差σe2が乗ったものとなり、式(9)が示す目標とするスキャンパターンの分散σが実現する。
すなわち、固視微動が大きい場合にも、撮像パラメタ取得部538がステップS310で取得した、走査間隔ΔYのスキャンパターンで被検眼をスキャンすることができる。
(断層像平均化処理)
次に、図10を参照して、ステップS370で実行される断層像平均化処理の手順を説明する。
(ステップS371)
ステップS371において、断層像平均化処理部536は、ステップS360で形成されたNフレームの断層像について全ての組み合わせについて互いに輝度相関を計算し、他の画像との相関係数の和が最も大きい1フレームをテンプレート画像とする。これにより、固視微動によるブレの最も小さな画像をテンプレートして用いることができる。
また、Nフレームの断層像のうち、中心スキャン位置を確実に平均化するために、中心スキャン位置に相当する断層像をテンプレート画像として選択してもよい。
(ステップS372)
ステップS372において、ステップS371で選択したテンプレート画像で、テンプレート画像を除いたN-1フレームの画像をテンプレート照合する。
そして、テンプレート照合の際に得られる相関係数が閾値以上の画像を抽出する。これにより、ブレの大きな画像を捨てて平均化することができる。
本実施形態においては、追尾により位置制御しながら光干渉断層取得しているため、追尾しない場合に比べて抽出される画像が多く、効率的に取得画像を平均化することができる。
なお、テンプレート照合の詳細においてはステップS334で説明した内容と同じなので説明を省略する。
(ステップS373)
ステップS373において、S372で抽出した画像について位置を合わせて画素毎に輝度を平均化し、平均化断層像を生成する。
以上、本実施形態では固視微動量を計測し、固視微動量に応じて追尾誤差を予測して光干渉断層像取得のスキャン位置を決定し、さらに追尾をしながら光干渉断層取得している。従って、被験体の固視微動が大きい場合においても、複数の光干渉断層像の平均化による画像のボケを軽減しかつスペックルノイズを効果的に軽減した眼科装置の提供が可能になる。すなわち、断層像に含まれるスペックルノイズの軽減と断層像のボケの軽減とを両立させることが可能になる。
533 固視微動量計測部
534 追尾誤差予測部
535 スキャン位置算出部
536 断層像平均化処理部
537 眼底追尾制御部

Claims (6)

  1. 眼底を追尾する追尾手段を有し、前記追尾手段により追尾を実施中に取得した複数の断層像を平均化した平均化断層像を生成する眼科装置であって、
    前記眼底の複数の表面像を連続してフレーム取得し、各フレーム毎に追尾誤差を計測する計測手段と、
    前記計測された追尾誤差に基づいて、前記眼底の撮像範囲内の複数の撮像位置を決定する決定手段と、
    前記決定された複数の撮像位置それぞれを測定光で走査することにより複数の断層像を取得する断層像取得手段と、
    前記断層像取得手段により取得された複数の断層像の画素値を平均化することで前記平均化断層像を生成する生成手段と、を備え、
    前記決定手段は、各フレーム毎に計測された前記追尾誤差が大きいほど、前記撮像範囲の中心の撮像位置を中心としたスキャン幅の前記撮像範囲の中心の撮像位置前記複数の撮像位置のずれ量を小さくし、当該ずれ量に基づいて、前記複数の撮像位置同士の間隔は前記撮像範囲の中心の撮像位置から離れるほど広くなるように、前記断層像取得手段の撮像位置を決定することを特徴とする眼科装置。
  2. 前記決定手段は、前記追尾誤差が所定値より大きい場合、前記撮像範囲の中心の撮像位置からの前記複数の撮像位置のずれ量を0にすることを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記決定手段は、前記複数の撮像位置の密度分布がガウス分布となるように各撮像位置を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の眼科装置。
  4. 前記断層像取得手段は走査手段を備えたOCT(Optical Coherence Tomography)であって、
    前記追尾手段は、前記走査手段を制御することで前記眼底の動きに対して追尾させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眼科装置。
  5. 眼底を追尾する追尾手段を有する眼科装置において、前記追尾手段により追尾を実施中に取得した複数の断層像を平均化した平均化断層像を生成する断層像生成方法であって、
    前記眼底の複数の表面像を連続してフレーム取得し、各フレーム毎に追尾誤差を計測する計測工程と、
    前記計測された追尾誤差に基づいて、前記眼底の撮像範囲内の複数の撮像位置を決定する決定工程と、
    前記決定された複数の撮像位置それぞれを測定光で走査することにより複数の断層像を取得する断層像取得工程と、
    前記取得された複数の断層像の画素値を平均化することで前記平均化断層像を生成する生成工程と、を備え、
    前記決定工程において、各フレーム毎に計測された前記追尾誤差が大きいほど、前記撮像範囲の中心の撮像位置を中心としたスキャン幅の前記撮像範囲の中心の撮像位置と前記複数の撮像位置のずれ量を小さくし、当該ずれ量に基づいて、前記複数の撮像位置同士の間隔は前記撮像範囲の中心の撮像位置から離れるほど広くなるように、前記断層像取得工程において取得する断層像の撮像位置を決定することを特徴とする断層像生成方法。
  6. 請求項5に記載の断層像生成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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