JP7073936B2 - 画像処理装置、画像処理システム、電子機器、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、電子機器、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、電子機器、画像処理方法及びプログラムに関する。
複合機(MFP:Multifunction Peripheral)等の画像処理装置において、Webサーバから提供されたWebアプリケーションを用いて、この画像処理装置で印刷やスキャン等の各種画像処理機能を利用する技術が従来から知られている。また、このとき、アクセストークン等を用いて、Webアプリケーションを認証することが行われている。
ところで、Webアプリケーションから、画像処理装置を利用する際に、複数の画像処理機能の利用を画像処理機能毎に制限する仕組みは無かった。そのため、アクセストークンが意図せず流出等した場合、入手した者が開発したWebアプリケーションにより、画像処理装置の全ての画像処理機能が不正に利用されてしまう恐れがある。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、Webアプリケーションに応じて、アクセストークンを用いて利用可能な機能を制限することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の実施の形態は、Webサーバとネットワークを介して接続され、プリント機能又はスキャン機能が少なくとも含まれる1以上の機能を提供する画像処理装置であって、前記Webサーバにより提供されるWebアプリケーションが用いるアクセストークンの正当性を検証する検証手段と、前記Webアプリケーションから機能の利用要求を受け付けると、前記検証手段により正当性が検証された前記アクセストークンに基づいて、前記利用要求された機能が利用可能であるか否かを判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
Webアプリケーションに応じて、アクセストークンを用いて利用可能な機能を制限することができる。
本実施形態に係る画像処理システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像処理装置の操作装置及び本体装置に含まれるソフトウェア群の階層構造の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像処理装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。 アクセストークンの検証処理の一例を示すシーケンス図である。 利用機能テーブルの一例を示す図である。 機能の利用処理の一例を示すシーケンス図である。 機能利用画面の一例を示す図(その1)である。 機能利用画面の一例を示す図(その2)である。 エラー画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<全体構成例>
まず、本実施形態に係る画像処理システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像処理システム1には、1以上の画像処理装置10と、1以上のWebサーバ20とが含まれる。また、画像処理装置10とWebサーバ20とは、例えばインターネット等の広域的なネットワークNを介して通信可能に接続されている。
画像処理装置10は、汎用的なWebブラウザ300が搭載された複合機等の電子機器である。画像処理装置10のユーザは、Webブラウザ300を用いて、Webサーバ20が提供するWebアプリケーションを利用することができる。Webサーバ20が提供するWebアプリケーションを利用することで、画像処理装置10のユーザは、例えば、所定のサーバ等からダウンロードした電子ファイルを印刷したり、スキャンにより生成した画像データを添付したメールを指定した宛先に送信したりすることができる。
Webサーバ20は、ネットワークNを介して、Webアプリケーションを提供するコンピュータ又はコンピュータシステムである。Webサーバ20により提供されるWebアプリケーションは、例えば、画像処理装置10を製造する企業(以降、「製造元ベンダー」とも表す。)とは異なるサードベンダーにより開発及び提供される。
Webアプリケーションは、Webサーバ20から提供されたWebコンテンツが、画像処理装置10に搭載されたWebブラウザ300上で解釈や実行等されることで実現される。Webコンテンツとは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)やJavaScript(登録商標)、CSS(Cascading Style Sheets)、各種画像ファイル等が挙げられる。
なお、Webアプリケーションは、上記のようにJavaScript等で記述されたプログラムを、Webサーバ20から画像処理装置10に送信して画像処理装置10上で動作させ、画像形成ジョブを実行する構成の他、Webアプリケーションそのものは画像処理装置10には送らずに、Webサーバ20上で動作させて、Webサーバ20は画像形成ジョブを実行するための実行指示情報(例えば画像処理装置10の各種機能を利用するAPI(Application Programming Interface)を呼び出すための情報)だけを画像処理装置10に送るシステム構成であっても良い。その場合、アクセストークンは、例えばテキスト情報のみからなり、Webアプリケーションには含めずに、Webサーバ20から画像処理装置10に送る、というシステム構成を採用しても良い。
Webサーバ20により提供されるWebアプリケーションは、画像処理装置10を製造元ベンダー等から予め発行されたアクセストークンを用いた認証を行うことで、当該画像処理装置10の各種機能を利用したWebサービスを提供することができる。アクセストークンとは、例えばサードベンダーにより開発されたWebアプリケーションが、画像処理装置10の各種機能を利用するための認証情報である。また、画像処理装置10の各種機能には、例えば、スキャン機能、プリント機能、コピー機能、FAX機能等の各種画像処理機能、認証機能、アドレス帳機能、メール送信機能等が挙げられる。
なお、図1に示す画像処理システム1の構成は一例であって、他の構成であっても良い。例えば、画像処理装置10は、複合機に限られず、デジタルカメラ、印刷装置、スキャナ装置、コピー機、プロジェクタ、ファクシミリ、電子会議用端末、電子黒板装置、オーディオ機器、車載機(例えばカーナビ等)、家電製品(例えば冷蔵庫等)等であっても良い。すなわち、画像処理装置10は、汎用的なWebブラウザ300が搭載された各種電子機器であれば良い。
<ハードウェア構成例>
次に、本実施形態に係る画像処理装置10のハードウェア構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る画像処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像処理装置10は、操作装置11と、本体装置12とを有している。
操作装置11は、本体装置12に実行させる画像処理機能の選択、画像処理機能を実行させるための各種設定値の入力、画像処理機能の実行を開始させるための実行指示の入力、表示画面の切り替え等、ユーザが各種操作を行う際に用いられる。
本体装置12は、操作装置11におけるユーザの各種操作に応じて、画像処理機能の実行等の各種の処理を実行する。
図2に示すように、画像処理装置10の操作装置11は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113とを有している。また、操作装置11は、フラッシュメモリ114と、操作パネル115と、接続I/F116と、通信I/F117とを有している。これら各ハードウェアは、バス118を介して相互に接続されている。
CPU111は、RAM113をワークエリアとしてROM112又はフラッシュメモリ114に記憶された各種プログラムを実行することで、操作装置11全体を制御する演算装置である。
ROM112は、電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。RAM113は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
フラッシュメモリ114は、不揮発性の記憶装置であり、CPU111が実行する各種プログラム(例えば、Webブラウザ300等)や各種データを記憶する。
操作パネル115は、ユーザが各種操作を行う際に用いられる。また、操作パネル115は、ユーザに対して各種画面等を表示する。
接続I/F116は、通信路13を介して本体装置12と通信するためのインタフェースである。接続I/F116には、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のインタフェースが用いられる。
通信I/F117は、他の機器等と通信するためのインタフェースである。通信I/F117には、例えば、Wi-Fi規格の無線LAN(Local Area Network)等が用いられる。
同様に、画像処理装置10の本体装置12は、CPU121と、ROM122と、RAM123とを有している。また、本体装置12は、HDD(Hard Disk Drive)124と、画像処理エンジン125と、接続I/F126と、通信I/F127とを有している。これら各ハードウェアは、バス128を介して相互に接続されている。
CPU121は、RAM123をワークエリアとしてROM122又はHDD124に記憶された各種プログラムを実行することで、本体装置12全体を制御する演算装置である。
ROM122は、電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。RAM123は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
HDD124は、不揮発性の記憶装置であり、CPU121が実行する各種プログラム(例えば、本実施形態を実現するプログラム等)や各種データを記憶する。
画像処理エンジン125は、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、及びFAX機能等の各種の画像処理機能を実現するための画像処理を行うハードウェアである。
画像処理エンジン125には、例えば、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ、原稿を光学的に読み取って画像データを生成するスキャナ、及びFAX通信を行うFAX通信装置等が含まれる。また、画像処理エンジン125には、例えば、印刷済みのシート材を仕分けるフィニッシャや原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)等が含まれていても良い。
接続I/F126は、通信路13を介して操作装置11と通信するためのインタフェースである。接続I/F126には、例えば、USB規格のインタフェースが用いられる。
通信I/F127は、他の機器等と通信するためのインタフェースである。通信I/F127には、例えば、Wi-Fi規格の無線LAN等が用いられる。
本実施形態に係る画像処理装置10は、図2に示すハードウェア構成を有することにより、後述する各種処理を実現することができる。
なお、図2では、画像処理装置10が操作装置11を有している構成を一例として示したが、これに限られず、例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PDA等の情報処理端末が画像処理装置10の操作装置として機能しても良い。すなわち、これらの情報処理端末は、操作装置11の通信I/F117又は本体装置12の通信I/F127を介して画像処理装置10と通信することにより、当該画像処理装置10を制御することができても良い。
<画像処理装置10のソフトウェア群の階層構造>
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の操作装置11及び本体装置12に含まれるソフトウェア群の階層構造について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る画像処理装置10の操作装置11及び本体装置12に含まれるソフトウェア群の階層構造の一例を示す図である。
図3は、操作装置11に含まれるソフトウェア群の階層構造と、本体装置12に含まれるソフトウェア群の階層構造とを示している。
まず、本体装置12に含まれるソフトウェア群(すなわち、本体装置12のROM122やHDD124に記憶されているプログラム群)の階層構造について説明する。本体装置12に含まれるソフトウェア群は、アプリケーション層221と、サービス層222と、OS層223とに大別することができる。
アプリケーション層221に区分されるソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて画像処理機能を実現させるためのソフトウェアである。具体的には、印刷アプリケーション、スキャンアプリケーション、コピーアプリケーション、及びFAXアプリケーション等が挙げられる。
サービス層222に区分されるソフトウェアは、アプリケーション層221とOS層223との間を介在するソフトウェアである。当該ソフトウェアは、本体装置12が備えるハードウェア資源を、アプリケーション層221のソフトウェアが利用したり、本体装置12が備えるハードウェア資源の状態を通知したりするインタフェースとしての役割を果たす。
具体的には、ハードウェア資源に対する実行要求を受け付けたり、受け付けた実行要求の調停を行ったりする。サービス層222が受け付ける実行要求には、例えば、画像処理エンジン125による画像処理の実行要求(スキャナによるスキャン実行要求やプロッタによる印刷実行要求等)が含まれる。
なお、サービス層222に区分されるソフトウェアが果たす上記インタフェースとしての役割は、操作装置11のアプリケーション層211に対しても同様である。すなわち、操作装置11のアプリケーション層211に区分されるソフトウェアも、サービス層222にアクセスすることにより、本体装置12のハードウェア資源を動作させて、画像処理機能を実現させることができる。
OS層223に区分されるソフトウェアは、基本ソフトウェア(OS:Operating System)と呼ばれるプログラムであり、本体装置12が有するハードウェア資源を制御する基本機能を提供する。OS層223に区分されるソフトウェアは、アプリケーション層221に区分されるソフトウェアからのハードウェア資源に対する実行要求を、サービス層222に区分されるソフトウェアを介して受け付けて、当該実行要求に応じた処理を実行する。
次に、操作装置11に含まれるソフトウェア群(すなわち、操作装置11のROM112やフラッシュメモリ114に記憶されているプログラム群)の階層構造について説明する。本体装置12と同様に、操作装置11に含まれるソフトウェア群も、アプリケーション層211と、サービス層212と、OS層213とに大別することができる。
ただし、アプリケーション層211に区分されるソフトウェアが提供する機能やサービス層212が受け付け可能な実行要求の種類は、本体装置12とは異なる。操作装置11のアプリケーション層211に区分されるソフトウェアは、主として、各種操作や表示を行うためのユーザインタフェース機能を提供する。なお、Webブラウザ300もアプリケーション層211に区分されるソフトウェアである。
なお、本実施形態では、操作装置11と本体装置12とで、OSは独立して動作するものとする。また、操作装置11と本体装置12とが相互に通信可能であれば、OSが同じ種類である必要はない。例えば、操作装置11ではOSにAndroid(登録商標)を用いる一方で、本体装置12ではOSにLinux(登録商標)を用いることも可能である。
このように、本実施形態に係る画像処理装置10は、操作装置11と本体装置12とが異なるOSにより制御される。このため、操作装置11と本体装置12との間の通信は、一装置内のプロセス間通信ではなく、異なる情報処理装置間の通信として行われる。
ただし、本実施形態に係る画像処理装置10は、操作装置11と本体装置12とで異なる種類のOSが動作している場合に限られず、操作装置11と本体装置12とで同一種類のOSが動作していても良い。また、本実施形態に係る画像処理装置10は、操作装置11と本体装置12とでOSが独立して動作している場合に限られず、操作装置11及び本体装置12上で一のOSが動作していても良い。
<ソフトウェア構成例>
次に、本実施形態に係る画像処理装置10のソフトウェア構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る画像処理装置10のソフトウェア構成の一例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態に係る画像処理装置10の操作装置11は、ブラウザ制御部310と、Webアプリケーション320とを有する。これら各部は、Webブラウザ300がCPU111に実行させる処理により実現される。特に、Webアプリケーション320は、Webサーバ20から提供されたWebコンテンツ(例えばJavaScript等)をWebブラウザ300上で実行させることにより実現される。
また、本実施形態に係る画像処理装置10の本体装置12は、記憶部410を有する。記憶部410は、例えばフラッシュメモリ114やRAM113等を用いて実現可能である。
更に、本実施形態に係る画像処理装置10の本体装置12は、WebAPI510と、アクセストークン検証部520と、機能実行部530とを有する。これら各部は、本体装置12にインストールされた1以上のプログラムがCPU121に実行させる処理により実現される。
Webアプリケーション320は、Webサーバ20から提供されたWebコンテンツがWebブラウザ300上で実行されることにより実現されるアプリケーションである。Webアプリケーション320には、アクセストークン330が含まれる(すなわち、Webコンテンツには、アクセストークン330が含まれる。)。アクセストークン330は、Webコンテンツとして、Webサーバ20から画像処理装置10に送信され、Webアプリケーション320内に保持される。
アクセストークン330には、当該Webアプリケーション320が利用する機能の情報(これを「利用機能情報」と表す。)が含まれる。アクセストークン330に含まれる利用機能情報は、例えば、サードベンダー等からの申請に応じて、製造元ベンダー等より設定される。なお、アクセストークン330には、利用機能情報以外にも、例えば、製造元ベンダーが設定する任意の文字列で表されるトークン値やアクセストークン330が有効な期間を示す有効期間等が含まれる。
ブラウザ制御部310は、Webコンテンツの解釈や表示等の汎用的なWebブラウザが備える種々の機能を実現するための種々の処理を実行する。ブラウザ制御部310には、UI部311と、アクセストークン検証部312と、利用機能特定部313と、利用可否判定部314と、テーブル管理部315と、本体要求部316とが含まれる。
UI部311は、Webコンテンツに応じたWebページの表示を行う。また、UI部311は、Webページ上にユーザの各種操作(例えば、リンクの押下操作等)を受け付ける。
アクセストークン検証部312は、本体装置12のアクセストークン検証部520により正当性が検証されたアクセストークン330について、Webページに関する正当性(以降では、Webページに関する正当性を「第2の正当性」とも表す。)を検証する。アクセストークン検証部312は、例えば、Webページのタイトル(HTMLの<TITLE>タグに指定された情報)と、アクセストークン330に含まれるタイトルとが一致するか否か等を検証することで、アクセストークン330の第2の正当性を検証する。このように、Webブラウザ300は、Webコンテンツを処理する際に、当該Webコンテンツに含まれるアクセストークン330の検証を行う。
利用機能特定部313は、Webアプリケーション320が利用を要求している機能を特定する。
利用可否判定部314は、利用機能特定部313により特定された機能(すなわち、Webアプリケーション320が利用を要求している機能)が利用可能であるか否かを判定する。利用可否判定部314は、後述する利用機能テーブル420を参照することで、当該機能が利用可能であるか否かを判定する。利用機能テーブル420とは、画像処理装置10の各種機能毎に、当該Webアプリケーション320の利用可否を示す情報が格納されたテーブルである。利用機能テーブル420は、記憶部410に記憶されている。
テーブル管理部315は、アクセストークン検証部312によりアクセストークン330が正当であると検証された場合に、当該アクセストークン330に含まれる利用機能情報を用いて、利用機能テーブル420を更新する。また、テーブル管理部315は、利用機能特定部313によりWebアプリケーション320が利用を要求している機能が特定された場合、利用機能テーブル420を取得する。
本体要求部316は、本体装置12のWebAPI510を介して、本体装置に対して各種要求を行う。
WebAPI510は、操作装置11が本体装置12に対して各種要求を行うためのAPIである。アクセストークン検証部520に対するアクセストークン330の検証要求や機能実行部530に対する機能の実行要求等は、WebAPI510を介して行われる。
アクセストークン検証部520は、アクセストークン330について、トークン値や有効期間等の正当性(以降では、トークン値や有効期間等の正当性を「第1の正当性」とも表す。)を検証する。すなわち、アクセストークン検証部520は、例えば、アクセストークン330に含まれるトークン値が正しいか否か、有効期間内であるか否か等を検証することで、アクセストークン330の第1の正当性を検証する。
機能実行部530は、利用可否判定部314により当該機能が利用可能であると判定された場合に、当該機能(すなわち、Webアプリケーション320が利用を要求している機能)を実行する。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係る画像処理システム1の処理の詳細について説明する。
≪アクセストークン330の検証処理≫
まず、Webアプリケーション320からの検証要求に応じて、アクセストークン330の正当性を検証する処理について、図5を参照しながら説明する。図5は、アクセストークン330の検証処理の一例を示すシーケンス図である。以降では、Webサーバ20から提供されたWebコンテンツがWebブラウザ300上で実行されることで、Webアプリケーション320が実現されているものとする。なお、例えば、Webサーバ20から提供されるWebコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)を示すショートカットアイコン等がユーザにより押下されることで、Webブラウザ300により、当該WebコンテンツがWebサーバ20から取得(ダウンロード)される。又は、ユーザは、Webブラウザ300のアドレスバー等に対して、当該WebコンテンツのURLを直接指定しても良い。
まず、Webアプリケーション320は、ブラウザ制御部310に対して、アクセストークン検証要求を行う(ステップS501)。当該アクセストークン検証要求には、アクセストークン330が指定される。
ブラウザ制御部310に対するアクセストークン検証要求は、例えば、製造元ベンダーが提供するライブラリに定義されたAPI(例えばJavaScriptのAPI)を用いて、パラメータとしてアクセストークン330を指定することで行うことができる。なお、アクセストークン検証要求を行うためのAPIは、例えば、onloadイベントの発生時に呼び出されるようにすれば良い。
次に、ブラウザ制御部310の本体要求部316は、Webアプリケーション320からのアクセストークン検証要求を受け付けると、本体装置12のアクセストークン検証部520に対して、アクセストークン検証要求を行う(ステップS502)。当該アクセストークン検証要求には、アクセストークン330が指定される。
アクセストークン検証部520に対するアクセストークン検証要求は、例えば、WebAPI510に定義されたAPIを用いて、パラメータとしてアクセストークン330を指定することで行うことができる。
次に、アクセストークン検証部520は、本体要求部316からのアクセストークン検証要求を受け付けると、当該検証要求に指定されたアクセストークン330を解析する(ステップS503)。アクセストークン検証部520は、アクセストークン330を解析することで、例えば、当該アクセストークン330に含まれるトークン値や有効期間等を特定する。
次に、アクセストークン検証部520は、上記のステップS503で特定されたトークン値や有効期間を用いて、アクセストークン330の第1の正当性を検証する(ステップS504)。すなわち、アクセストークン検証部520は、例えば、上記のステップS503で特定されたトークン値が正しいか否か(製造元ベンダーにより設定されたトークン値と一致するか否か)を検証する。また、アクセストークン検証部520は、例えば、上記のステップS503で特定された有効期限が過ぎていないか否かを検証する。
上記のステップS503で特定されたトークン値が正しく、かつ、有効期間が過ぎていない場合、アクセストークン検証部520により、当該アクセストークン330が正当なものであると検証される。一方で、上記のステップS503で特定されたトークン値が正しくないか又は有効期間が過ぎているかの少なくとも一方である場合、アクセストークン検証部520により、当該アクセストークン330が不正なものであると検証される。
ステップS504において、アクセストークン330が正当であると検証された場合、アクセストークン検証部520は、ブラウザ制御部310に対して、当該アクセストークン330が正当であることを示す検証結果を返信する(ステップS505)。
次に、ブラウザ制御部310のアクセストークン検証部312は、当該アクセストークン330を解析する(ステップS506)。アクセストークン検証部312は、アクセストークン330を解析することで、例えば、当該アクセストークン330に含まれるタイトル(Webページのタイトル)を特定する。
次に、ブラウザ制御部310のアクセストークン検証部312は、上記のステップS506で特定されたタイトルを用いて、アクセストークン330の第2の正当性を検証する(ステップS507)。すなわち、アクセストークン検証部312は、例えば、上記のステップS506で特定されたタイトルと、Webページのタイトル(例えば、onloadイベント発生の直前に読み込まれたWebページのタイトル)とが一致するか否かを検証する。
上記のステップS506で特定されたタイトルと、Webページのタイトルとが一致する場合、アクセストークン検証部312により、当該アクセストークン330が正当なものであると検証される。一方で、上記のステップS506で特定されたタイトルと、Webページのタイトルとが一致しない場合、アクセストークン検証部312により、当該アクセストークン330が不正なものであると検証される。
ステップS507において、アクセストークン330が正当なものであると検証された場合、ブラウザ制御部310のテーブル管理部315は、当該アクセストークン330から利用機能情報を取得する(ステップS508)。
利用機能情報は、当該Webアプリケーション320が利用する機能の情報であり、例えば、「Key=Value」の形式で表される。また、複数のValueが指定される場合は、例えば、「Key=Value1,Value2」等と複数のValueをカンマで区切った形式で表される。
例えば、当該Webアプリケーション320がスキャン機能を利用する場合、利用機能情報は、「Function=scan」と表される。また、例えば、当該Webアプリケーション320がスキャン機能と認証機能とを利用する場合、利用機能情報は、「Function=scan,auth」と表される。
Valueが取り得る値としては、上記の「scan」や「auth」の他、例えば、プリント機能を利用する場合に指定される「print」、コピー機能を利用する場合に指定される「copy」が挙げられる。また、例えば、FAX機能を利用する場合に指定される「fax」、メール送信機能を利用する場合に指定される「mail」、アドレス帳機能を利用する場合に指定される「address」等が挙げられる。
なお、本実施形態では、Webアプリケーション320が利用する機能をValueに指定するものとしたが、これに限られず、例えば、Webアプリケーション320に利用させない機能がValueに指定されても良い。
次に、ブラウザ制御部310のテーブル管理部315は、上記のステップS508で取得した利用機能情報を用いて、記憶部410に記憶されている利用機能テーブル420を更新する(ステップS509)。
ここで、上記のステップS508で取得した利用機能情報が「Function=scan,auth,mail」である場合に、更新された利用機能テーブル420を図6に示す。図6は、利用機能テーブル420の一例を示す図である。
図6に示すように、利用機能テーブル420には、画像処理装置10の機能毎に、利用可否(「true」又は「false」)が関連付けられたレコードが格納されている。
利用機能テーブル420に含まれる各機能のうち、上記のステップS508で取得した利用機能情報に含まれる機能の利用可否が、テーブル管理部315により、「true」に更新される。一方で、利用機能テーブル420に含まれる各機能のうち、上記のステップS508で取得した利用機能情報に含まれない機能の利用可否が、テーブル管理部315により、「false」に更新される。
図6に示す例では、利用機能テーブル420に含まれる各機能のうち、「スキャン」、「認証」及び「メール」の利用可否が、それぞれ「true」に更新されている。一方で、利用機能テーブル420に含まれる各機能のうち、「スキャン」、「認証」及び「メール」以外の各機能の利用可否が、それぞれ「false」に更新されている。
このように、利用機能テーブル420には、画像処理装置10の機能毎に、当該Webアプリケーション320が利用できるか否かを示す利用可否が関連付けられたレコードが格納されている。
図5に戻る。ステップS509に続いて、ブラウザ制御部310のアクセストークン検証部312は、Webアプリケーション320に対して、アクセストークン330が正当であることを示すアクセストークン検証応答を行う(ステップS510)。
一方で、ステップS504において、アクセストークン330が不正であると検証された場合、アクセストークン検証部520は、ブラウザ制御部310に対して、当該アクセストークン330が不正であることを示す検証結果を返信する(ステップS511)。
次に、ブラウザ制御部310のアクセストークン検証部312は、Webアプリケーション320に対して、アクセストークン330が不正であることを示すアクセストークン検証応答を行う(ステップS512)。
以上により、本実施形態に係る画像処理装置10では、Webアプリケーション320からアクセストークン330の検証要求を受け付けると、当該アクセストークン330の正当性を検証する。そして、本実施形態に係る画像処理装置10では、正当性が検証されたアクセストークン330に含まれる利用機能情報を用いて、当該Webアプリケーション320が利用可能な機能を利用機能テーブル420で管理することができる。これにより、後述する機能の利用処理において、当該Webアプリケーション320が利用できる機能を制限することができるようになる。
なお、アクセストークン330は、Webサービスにより提供されるWebページ毎に存在しても良い。このとき、Webページ毎に、このWebページに対応するアクセストークン330で利用可能な機能が異なっていても良い。これにより、例えば、トップページで利用する機能をユーザに選択させて、次のページは機能毎に異なるページに遷移させるようなページ構成として、当該次のページでは選択された機能(及び、この機能の利用に必要な機能)のみが利用可能なアクセストークン330を設定する、といったことが可能となる。具体的には、例えば、トップページで「スキャン機能」が選択された場合に遷移されるページでは、「スキャン」及び「アドレス帳」のみが利用可能なアクセストークン330を設定する。例えば、トップページで「コピー機能」が選択された場合に遷移されるページでは、「コピー」のみが利用可能なアクセストークン330を設定する、等である。
上述したように、例えば、Webページ毎にアクセストークン330で利用可能な機能を異ならせることで、万が一、アクセストークン330が流出した場合であっても、当該アクセストークン330で利用可能な機能が制限される。このため、アクセストークン330の流出に伴うリスクを低減することができる。
≪機能の利用処理≫
次に、Webアプリケーション320が当該画像処理装置10の機能(例えば、スキャン機能やプリント機能)を利用する場合の処理について、図7を参照しながら説明する。図7は、機能の利用処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、Webアプリケーション320は、ブラウザ制御部310に対して、機能の利用要求を行う(ステップS701)。Webアプリケーション320は、例えば、機能の利用を開始するための画面(機能利用画面)において、機能の実行を開始するための操作等がユーザにより行われたことに応じて、機能の利用要求を行う。
ブラウザ制御部310に対する機能の利用要求は、例えば、製造元ベンダーが提供するライブラリに定義されたAPI(例えばJavaScriptのAPI)を用いて、行うことができる。
ここで、スキャン機能及びメール送信機能を利用するための機能利用画面G110を図8に示す。図8は、機能利用画面の一例を示す図(その1)である。
図8に示す機能利用画面G110は、スキャンにより生成された画像データを指定されたメールアドレス宛に送信するWebサービスを提供するWebアプリケーション320により表示される。図8に示す機能利用画面G110には、メールアドレスを指定するメールアドレス指定欄G111と、スキャン設定画面G120に遷移するためのスキャン設定ボタンG112と、実行ボタンG113とが含まれる。スキャン設定ボタンG112を押下することで表示されるスキャン設定画面G120では、ユーザは、スキャン設定欄G121において、各種スキャン設定(例えば、白黒/カラー、出力データ形式、読み取り解像度、片面/両面等)の設定値を指定することができる。
少なくともメールアドレス指定欄G111にメールアドレスが指定された上で、ユーザにより実行ボタンG113が押下された場合、Webアプリケーション320は、ブラウザ制御部310に対して、機能(スキャン機能及びメール送信機能)の利用要求を行う。なお、スキャン設定画面G120でスキャン設定の設定値が指定されなかった場合、例えば、スキャン設定の設定値にはデフォルト値が指定される。
また、プリント機能を利用するための機能利用画面G210を図9に示す。図9は、機能利用画面G210の一例を示す図(その2)である。
図9に示す機能利用画面G210は、例えば外部ストレージ等に格納されている電子ファイルをダウンロードして印刷するWebサービスを提供するWebアプリケーション320により表示される。図9に示す機能利用画面G210には、外部ストレージのURLを指定する外部ストレージ指定欄G211と、当該外部ストレージに格納されている電子ファイルを選択するファイル選択欄G212とが含まれる。また、図9に示す機能利用画面G210には、印刷設定画面G220に遷移するための印刷設定ボタンG213と、実行ボタンG214とが含まれる。印刷設定ボタンG213を押下することで表示される印刷設定画面G220では、ユーザは、印刷設定画面G220において、各種印刷設定(例えば、印刷部数、白黒/カラー、片面/両面、集約有無、印刷範囲等)の設定値を指定することができる。
少なくとも外部ストレージ指定欄G211に外部ストレージが指定され、ファイル選択欄G212から電子ファイルが選択された上で、ユーザにより実行ボタンG214が押下された場合、Webアプリケーション320は、ブラウザ制御部310に対して、機能(プリント機能)の利用要求を行う。なお、印刷設定画面G220で印刷設定の設定値が指定されなかった場合、例えば、印刷設定の設定値にはデフォルト値が指定される。
図7に戻る。ステップS701に続いて、ブラウザ制御部310の利用機能特定部313は、Webアプリケーション320が利用を要求している機能を特定する(ステップS702)。利用機能特定部313は、例えば、上記のステップS701で呼び出されたAPIを特定することで、当該APIに対応する機能を、Webアプリケーション320が利用を要求している機能と特定することができる。
次に、ブラウザ制御部310のテーブル管理部315は、記憶部410に記憶されている利用機能テーブル420を取得する(ステップS703)。なお、テーブル管理部315は、例えば、当該利用機能テーブル420に格納されている各レコードを取得しても良いし、当該利用機能テーブル420に格納されている各レコードのうち、利用可否が「true」であるレコードのみを取得しても良い。
次に、ブラウザ制御部310の利用可否判定部314は、上記のステップS703で取得された利用機能テーブル420を参照して、上記のステップS702で特定された機能が利用可能であるか否かを判定する(ステップS704)。すなわち、利用可否判定部314は、当該利用機能テーブル420において、特定された機能に対して、「true」又は「false」のいずれが関連付けられているかを判定する。
特定された機能に対して「true」が関連付けられている場合、利用可否判定部314により、当該機能は利用可と判定される。一方で、特定された機能に対して「false」が関連付けられている場合、利用可否判定部314により、当該機能は利用不可と判定される。
ステップS704において、特定された機能が利用可であると判定された場合、ブラウザ制御部310の本体要求部316は、本体装置12の機能実行部530に対して、上記のステップS702で特定された機能の実行要求を行う(ステップS705)。
機能実行部530に対する機能の実行要求は、例えば、WebAPI510に定義されたAPIを用いて行うことができる。このとき、パラメータとして、例えば、機能の実行に用いられる各種設定値(印刷設定の設定値やスキャン設定の設定値等)が指定される。
次に、機能実行部530は、機能実行要求を受け付けると、当該機能を実行する(ステップS706)。これにより、Webアプリケーション320が利用を要求した機能が実行される。
一方で、ステップS704において、特定された機能が利用不可であると判定された場合、ブラウザ制御部310のUI部311は、例えば図10に示すエラー画面G310を操作パネル115上に表示する(ステップS707)。
図10に示すエラー画面G310は、アクセストークン330によって、Webアプリケーション320が要求した機能の利用が禁止されていることを示す画面である。これにより、画像処理装置10のユーザは、当該Webアプリケーション320により当該機能が利用できないことを知ることができる。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置10では、Webアプリケーション320から機能の利用要求が行われた場合に、利用機能テーブル420を参照して、当該機能が利用可能であるか否かを判定する。そして、本実施形態に係る画像処理装置10では、当該機能が利用不可であると判定した場合、当該機能の利用を禁止することができる。これにより、アクセストークン330に含まれる利用機能情報に基づいて、Webアプリケーション320が利用可能な機能を制限することができる。
ここで、上記のステップS701の機能の利用要求は、上述した場合以外にも、機能のAPIが利用された場合に行われても良い。機能のAPIが利用された場合とは、例えば、以下の(1)及び(2)等が挙げられる。
(1)所定の画面(例えば、ジョブの設定値選択画面等)を表示させるための操作がユーザにより行われたことをトリガーとして、機能の能力(例えば、機能の設定値等)を取得するAPIがコールされた場合
(2)スキャン機能のWebアプリケーション320がショートカット等から起動されたことに応じて実行されるWebアプリ起動処理において、ジョブのイベント受信用のコールバック関数(すなわち、ジョブ実行開始を示す操作がユーザにより行われるまで待機するための関数)を登録するためのAPIがコールされた場合
なお、上記の(1)及び(2)は、機能に関するジョブの実行準備の段階と言うこともできる。したがって、この段階では、ユーザは、画像処理装置10のスタートボタン(ジョブの実行を開始するためのボタン(例えば実行ボタンG214等))を押下することはできない。また、この段階でエラー画面(例えば、上記のステップS707で表示されるエラー画面G310)が表示される場合は、例えば機能利用画面G110が表示される前にエラー画面が表示される。
したがって、本実施形態に係る画像処理システム1によれば、例えばサードベンダーが開発及び提供するWebアプリケーション320に対して、アクセストークン330の発行時に許可した機能のみを利用させることができる。また、仮にアクセストークン330が流出等した場合であっても、当該アクセストークン330を用いて利用可能な機能が予め許可した機能のみに制限されるため、アクセストークン330の流出等に伴うセキュリティリスクを低減することができる。
なお、上述したように、Webアプリケーションは、例えば、画像処理装置を製造する企業とは異なるサードベンダーにより開発及び提供される場合がある。この場合、アクセストークンは、例えば、Webアプリケーションを開発及び提供するサードベンダーからの申請に応じて、Webアプリケーション毎に、画像処理装置を製造する企業により発行される。
このとき、例えば、アクセストークンがサードベンダーから流出等した場合、セキュリティ上の問題が発生する可能性がある。すなわち、この場合、例えば、サードベンダーとも異なる第三者が開発したWebアプリケーションにより、画像処理装置の全ての画像処理機能が不正に利用されてしまう恐れがある。一方で、例えば、Webアプリケーションを用いて利用される画像処理機能は、当該Webアプリケーションに応じて異なる場合が多い。
そこで、本実施形態に係る画像処理システム1によれば、上記のような、例えば、第三者が開発したWebアプリケーションにより画像処理装置の全ての画像処理機能が不正に利用されてしまうような事態を防止することができるようになる。
なお、上述した「アクセストークンの検証処理」や「機能の利用処理」は、画像処理エンジン125を含む本体装置12がスタンバイ状態に移行している間に平行して行われても良い。これにより、例えば、画像処理装置10の起動に応じて操作装置11(及びWebブラウザ300)が優先して起動される設定である場合、本体装置12をスタンバイ状態に移行させつつ、「アクセストークンの検証処理」や「機能の利用処理」を行うことができる。したがって、この場合、機能の実行時におけるユーザの待機時間を低減させることができる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 画像処理システム
10 画像処理装置
11 操作装置
12 本体装置
20 Webサーバ
300 Webブラウザ
310 ブラウザ制御部
311 UI部
312 アクセストークン検証部
313 利用機能特定部
314 利用可否判定部
315 テーブル管理部
316 本体要求部
320 Webアプリケーション
330 アクセストークン
410 記憶部
420 利用機能テーブル
510 WebAPI
520 アクセストークン検証部
530 機能実行部
特開2016-126462号公報

Claims (13)

  1. Webサーバとネットワークを介して接続され、プリント機能又はスキャン機能が少なくとも含まれる1以上の機能を提供する画像処理装置であって、
    Webブラウザと、
    前記Webサーバにより提供されるWebアプリケーションが用いるアクセストークンの正当性を検証する検証手段と、
    前記検証手段による検証結果が前記アクセストークンが正当であることを示す場合に前記Webアプリケーションから機能の利用要求を受け付けると、検証手段により正当性が検証された前記アクセストークンに含まれる前記画像処理装置が有する機能において前記Webアプリケーションが利用する機能を示す利用機能情報に基づいて、前記利用要求された機能が利用可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記アクセストークンの前記利用機能情報に含まれる機能の利用可否を管理する管理手段と、
    を有し、
    前記Webブラウザが前記Webサーバから前記画像処理装置に送信したWebコンテンツを処理することで、前記プリント機能又は前記スキャン機能を含む前記画像処理装置の機能を用いる前記Webアプリケーションが動作し、
    前記アクセストークンは前記Webコンテンツに含まれると共に、前記Webコンテンツを前記Webブラウザが処理する際に、該Webブラウザが前記アクセストークンの検証を行う、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記アクセストークンには、前記Webアプリケーションが利用可能な機能を示す利用機能情報が含まれ、
    前記判定手段は、
    前記利用要求された機能が、前記検証手段により正当性が検証された前記アクセストークンに含まれる前記利用機能情報が示す機能に含まれるか否かを判定することで、前記利用要求された機能が利用可能であるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理装置が提供する機能毎に、前記Webアプリケーションが利用可能か否かを示す情報が格納された利用機能テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記検証手段により正当性が検証された前記アクセストークンに含まれる前記利用機能情報に基づいて、前記利用機能テーブルを更新する更新手段とを有し、
    前記判定手段は、
    前記更新手段により更新された前記利用機能テーブルを参照することで、前記利用要求された機能が利用可能であるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記検証手段は、
    前記アクセストークンに含まれるトークン値が正当であるか否か、前記アクセストークンに含まれる有効期限が経過していないか否か、及び前記アクセストークンに含まれるタイトルと前記Webアプリケーションにより提供されるWebページのタイトルとが一致するか否かを判定することで、前記アクセストークンの正当性を検証する、ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記アクセストークンは、前記Webアプリケーションが利用可能な機能を示す利用機能情報が含まれ、
    前記アクセストークンは、前記Webページ毎に、異なる前記利用機能情報が設定される、ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段により前記利用要求された機能が利用可能でないと判定された場合、該機能が利用可能でないことを示す画面を表示する表示手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記Webアプリケーションによる機能の利用要求は、
    前記機能で利用する設定情報の選択画面の表示の指示があった場合に行われ、
    前記表示手段は、
    前記判定手段により前記利用要求された機能が利用不可であると判定された場合、前記機能で利用する設定情報の選択画面が表示される前に、前記機能が利用可能でないことを示す画面を表示する、ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. Webブラウザは、
    ユーザが指定したアクセス先であるWebサーバに対してWebコンテンツを要求し、前記要求の応答として前記Webコンテンツを受信し、
    前記Webブラウザが受信した前記Webコンテンツには、前記アクセストークンと、JavaScriptで記述されたプログラムとが含まれ、
    前記Webアプリケーションは、前記JavaScriptで記述されたプログラムを前記Webブラウザが実行することで実現される、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記判定手段により前記利用要求された機能が利用可能であると判定された場合、前記利用可能である機能を実行する実行手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  10. Webサーバと、該Webサーバとネットワークを介して接続され、プリント機能又はスキャン機能が少なくとも含まれる1以上の機能を提供し、Webブラウザを有する画像処理装置とが含まれる画像処理システムであって、
    前記Webサーバにより提供されるWebアプリケーションが用いるアクセストークンの正当性を検証する検証手段と、
    前記検証手段による検証結果が前記アクセストークンが正当であることを示す場合に前記Webアプリケーションから機能の利用要求を受け付けると、検証手段により正当性が検証された前記アクセストークンに含まれる前記画像処理装置が有する機能において前記Webアプリケーションが利用する機能を示す利用機能情報に基づいて、前記利用要求された機能が利用可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記アクセストークンの前記利用機能情報に含まれる機能の利用可否を管理する管理手段と、
    を有し、
    前記Webブラウザが前記Webサーバから前記画像処理装置に送信したWebコンテンツを処理することで、前記プリント機能又は前記スキャン機能を含む前記画像処理装置の機能を用いる前記Webアプリケーションが動作し、
    前記アクセストークンは前記Webコンテンツに含まれると共に、前記Webコンテンツを前記Webブラウザが処理する際に、該Webブラウザが前記アクセストークンの検証を行う、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  11. Webサーバとネットワークを介して接続され、プリント機能又はスキャン機能が少なくとも含まれる1以上の機能を提供し、Webブラウザを有する画像処理装置が、
    前記Webサーバにより提供されるWebアプリケーションが用いるアクセストークンの正当性を検証する検証手順と、
    前記検証手順による検証結果が前記アクセストークンが正当であることを示す場合に前記Webアプリケーションから機能の利用要求を受け付けると、検証手順により正当性が検証された前記アクセストークンに含まれる前記画像処理装置が有する機能において前記Webアプリケーションが利用する機能を示す利用機能情報に基づいて、前記利用要求された機能が利用可能であるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順の判定結果に基づいて、前記アクセストークンの前記利用機能情報に含まれる機能の利用可否を管理する管理手順と、
    を実行し、
    前記Webブラウザが前記Webサーバから前記画像処理装置に送信したWebコンテンツを処理することで、前記プリント機能又は前記スキャン機能を含む前記画像処理装置の機能を用いる前記Webアプリケーションが動作し、
    前記アクセストークンは前記Webコンテンツに含まれると共に、前記Webコンテンツを前記Webブラウザが処理する際に、該Webブラウザが前記アクセストークンの検証を行う、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. Webサーバとネットワークを介して接続され、プリント機能又はスキャン機能が少なくとも含まれる1以上の機能を提供する電子機器であって、
    Webブラウザと、
    前記Webサーバにより提供されるWebアプリケーションが用いるアクセストークンの正当性を検証する検証手段と、
    前記検証手段による検証結果が前記アクセストークンが正当であることを示す場合に前記Webアプリケーションから機能の利用要求を受け付けると、検証手段により正当性が検証された前記アクセストークンに含まれる前記電子機器が有する機能において前記Webアプリケーションが利用する機能を示す利用機能情報に基づいて、前記利用要求された機能が利用可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記アクセストークンの前記利用機能情報に含まれる機能の利用可否を管理する管理手段と、
    を有し、
    前記Webブラウザが前記Webサーバから前記電子機器に送信したWebコンテンツを処理することで、前記プリント機能又は前記スキャン機能を含む前記電子機器の機能を用いる前記Webアプリケーションが動作し、
    前記アクセストークンは前記Webコンテンツに含まれると共に、前記Webコンテンツを前記Webブラウザが処理する際に、該Webブラウザが前記アクセストークンの検証を行う、
    ことを特徴とする電子機器。
  13. Webサーバとネットワークを介して接続され、プリント機能又はスキャン機能が少なくとも含まれる1以上の機能を提供し、Webブラウザを有する画像処理装置を、
    前記Webサーバにより提供されるWebアプリケーションが用いるアクセストークンの正当性を検証する検証手段、
    前記検証手段による検証結果が前記アクセストークンが正当であることを示す場合に前記Webアプリケーションから機能の利用要求を受け付けると、検証手段により正当性が検証された前記アクセストークンに含まれる前記画像処理装置が有する機能において前記Webアプリケーションが利用する機能を示す利用機能情報に基づいて、前記利用要求された機能が利用可能であるか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記アクセストークンの前記利用機能情報に含まれる機能の利用可否を管理する管理手段、
    として機能させ、
    前記Webブラウザが前記Webサーバから前記画像処理装置に送信したWebコンテンツを処理することで、前記プリント機能又は前記スキャン機能を含む前記画像処理装置の機能を用いる前記Webアプリケーションが動作し、
    前記アクセストークンは前記Webコンテンツに含まれると共に、前記Webコンテンツを前記Webブラウザが処理する際に、該Webブラウザが前記アクセストークンの検証を行う、
    プログラム。
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