JP7073783B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、原稿の一面から画像データを読み取る第一画像読取手段と、前記原稿の他面から画像データを読み取る第二画像読取手段と、前記第一画像読取手段が読み取った画像データおよび前記第二画像読取手段が読み取った画像データのそれぞれに対して所定の画像処理を行う一系統の画像処理手段と、前記第一画像読取手段が読み取った画像データまたは前記第二画像読取手段が読み取った画像データのいずれかに対して、前記画像処理手段での画像処理の前に、前記第一画像読取手段と前記第二画像読取手段との基本特性の相違を補正するための処理を行う補正処理手段とを備えることを特徴とする画像読取装置が開示されている。
特許文献2には、画像を撮像素子により光電変換し画像データとして取得する画像読取装置であって、前記画像データの所定の濃度域におけるノイズ量を略一定にする平滑化処理を施す平滑化処理手段を備えたことを特徴とする画像読取装置が開示されている。
特許文献3には、原稿の画像を読み取る原稿読取器によって読み取られた該原稿の画像について、該原稿読取器における感度のばらつきが大きいほど高濃度の色まで地色として除去する地色除去部と、前記地色除去部によって地色が除去された前記原稿の画像を出力する画像出力部と、を備えたことを特徴とする画像処理装置が開示されている。
特開2006-135631号公報 特開2001-157057号公報 特開2017-147530号公報
本発明の目的は、2つの読取部により原稿から両面読み取りを行い表裏両面の出力画像を得る際に、得られた画像データの雑音量を補正しない場合に比べて、ハイライト部の再現性がよい出力画像を得ることができる画像処理装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、原稿の一方の面の画像を読み取る第1読取部に固有の第1の雑音量と濃度との第1の関係、及び原稿の他方の面の画像を読み取る第2読取部に固有の第2の雑音量と濃度との第2の関係、及び前記第1の関係と前記第2の関係との差分が予め取得されており、予め取得された前記第1の関係、前記第2の関係、及び前記第1の関係と前記第2の関係との差分に基づいて、特定の濃度領域での前記第1の雑音量と前記第2の雑音量との差分を取得する取得手段と、前記特定の濃度領域において前記第2の雑音量が前記第1の雑音量より小さい場合に、前記第2読取部により読み取られた画像データに前記特定の濃度領域での差分に応じた雑音データを付加する補正を行う補正手段と、を備えた画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記特定の濃度領域は、濃度20%未満の領域である、請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記差分に応じた雑音データは、不足分の雑音量を付与する雑音データである、請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記補正手段は、地色被り補正の前に画像データを補正する、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記補正手段は、RGB色空間またはLab色空間で画像データを補正する、請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、予め取得された前記第1の関係、前記第2の関係、及び前記第1の関係と前記第2の関係との差分が、予め記憶部に記憶されている、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記第1の関係と前記第2の関係とが、濃度補正用画像の読み取りにより予め取得されている、請求項6に記載の画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記第1読取部がCCDセンサにより原稿の表面を読み取り、前記第2読取部がCISセンサにより原稿の裏面を読み取る場合に、前記補正手段は、前記第2読取部による読み取りで得られた画像データに対し、前記差分に応じた雑音データを付加する補正を行う、請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
請求項1、9に記載の発明によれば、2つの読取部により原稿から両面読み取りを行い表裏両面の出力画像を得る際に、得られた画像データの雑音量を補正しない場合に比べて、ハイライト部の再現性がよい出力画像を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、出力画像におけるハイライト部の消失を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、表面の出力画像と裏面の出力画像との間で、ハイライト部の再現性の差を解消することができる。
請求項4、5に記載の発明によれば、地被り補正によるハイライト部の消失を低減することができる。
請求項6、7に記載の発明によれば、2つの読取部に対応して、濃度毎に補正量(雑音量の差分)を取得することができる。
請求項8に記載の発明によれば、裏面の出力画像におけるハイライト部の消失を低減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。 濃度と雑音との関係を示すグラフである。 (A)から(C)は読取デバイスによる画質差を説明する図である。 ハイライト部が消失する原因を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
まず、画像形成装置の構成について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置10は、原稿の画像を読み取る第1画像読取部20、第2画像読取部22と、取得された画像データに対し画像処理を行う画像処理部30と、画像処理後の画像データに基づいて用紙(記録媒体の一例)上に画像を出力する画像出力部50とを備えている。
画像処理部30は、入力階調補正部32、第1色変換部34、フィルタ処理部36、第2色変換部38、出力階調補正部40、スクリーン処理部42、及び雑音補正部60を備えている。本実施の形態では、画像処理部30が雑音補正部60を備えており、雑音補正部60がRGB色空間で雑音補正を行う。
本実施の形態では、第1画像読取部20及び第2画像読取部22により、原稿両面に対する同時読み取りを行う。第1画像読取部20は、CCDセンサである。CCDセンサは、電荷結合素子 (Charge Coupled Device)を用いた画像読取装置である。第1画像読取部20は、原稿の表面の画像を読み取って、RGB色空間で各画素の色指定を行うRGBデータ(デジタルデータ)を生成する。第1画像読取部20は、取得したRGBデータを、入力階調補正部32に出力する。
第2画像読取部22は、CIS(Contact Image Sensor)センサである。CISセンサは、原稿に密着させて画像を読み取る画像読取装置である。第2画像読取部22は、原稿の裏面の画像を読み取って、RGBデータを生成する。第2画像読取部22は、取得したRGBデータを、雑音補正部60に出力する。
入力階調補正部32は、取得したRGBデータに対し、画像読取部に応じた階調変換を行う。入力階調補正部32は、階調変換されたRGBデータを、第1色変換部34に出力する。第1色変換部34は、RGBデータを、Lab色空間で各画素の色指定を行うLabデータに変換する。ここでは、CIE 1976 L*a*b* 色空間を「Lab色空間」と略称する。Lab色空間では、各色はL*、a*、b*各値の組合せで表される。第1色変換部34は、Labデータをフィルタ処理部36に出力する。
フィルタ処理部36は、空間フィルタ処理のフィルタ係数を変更することにより、LabデータのMTF(Modulation Transfer Function)を調整する。フィルタ処理部36は、フィルタ処理後のLabデータを、第2色変換部38に出力する。
第2色変換部38は、ダイレクトルックアップテーブル(DLUT)と呼ばれる変換テーブルを用いて、Labデータを、CMYK色空間で各画素の色指定を行うCMYKデータに変換する。DLUTは、Lab色空間での色を表す色データと、CMYK色空間での色を表す色データとを対応付けるテーブルである。CMYK色空間では、各色はCMYK各色の濃度値の組合せで表される。Lab色空間の色データは、その色と略同等の色を表現するためのCMYK色空間の色データに変換される。
また、DLUTは、原稿の地色を除去する「地色被り補正」を行うように設計されている。地色被り補正では、画素値が予め定めた閾値以下の画素を「地色を表す画素」とみなして、その画素値を最低濃度(例えば、ゼロ)にリセットする。地色被り補正により、後述するハイライト部での地色被りを抑制することができる。第2色変換部38は、CMYKデータを出力階調補正部40に出力する。
出力階調補正部40は、CMYKデータに対し、画像出力部50に応じた階調変換を行う。出力階調補正部40は、階調変換されたCMYKデータを、スクリーン処理部42に出力する。スクリーン処理部42は、出力スクリーンを選択してスクリーン処理を行い、CMYKデータを色毎に二値化する。スクリーン処理部42は、二値化したCMYKデータを、画像出力部50に出力する。画像出力部50は、二値化されたCMYKデータに基づいて用紙上に画像を出力する。
雑音補正部60は、第2画像読取部22から取得されたRGBデータに対し、画素毎の雑音を表す雑音データを付加する雑音補正を行う。例えば、ランダムノイズを表す雑音データを、RGBデータに付加する。ここで「雑音」とは、予め定めた濃度の画像を読み取った際の画素値のばらつきを表し、読み取った画素値の平均値に対する標準偏差σで表される。したがって、画像の濃度毎に、濃度に応じた雑音量が求められる。
また、ここでの「雑音」は、読取デバイスに起因して画像データに含まれる、いわゆる「読取ノイズ(読み取り感度のばらつき)」である。したがって、濃度と雑音量との関係(以下、「SN特性」という。)は、読取デバイスに固有の特性であり、読取デバイス毎に異なる。図2は濃度と雑音量との関係を示すグラフである。横軸は画像の濃度を表し、縦軸は雑音量(標準偏差σ)を表す。第1画像読取部20のSN特性は実線で表され、第2画像読取部22のSN特性は点線で表されている。
図2に示すように、第2画像読取部22(CISセンサ)は、画像の濃度が低い領域において、第1画像読取部20(CCDセンサ)に比べて、雑音量が少ないというSN特性を有している。読取デバイスのSN特性は、画像出力部50から出力される出力画像の画質に影響する。
図3(A)から図3(C)は読取デバイスによる画質差を説明する図である。図3(A)に示すように、画像の濃度がゼロに近い領域は「ハイライト部」と呼ばれる。本実施の形態では、一例として、濃度D<0.2の領域を「ハイライト部」と称する。図3(B)及び(C)では濃度を%で表示する。濃度20%未満が「ハイライト部」に相当する。図3(B)に示すように、CCDセンサによる読み取りで画像データが取得された表面側の出力画像では、ハイライト部が再現されている。一方、図3(C)に示すように、CISセンサによる読み取りで画像データが取得された裏面側の出力画像では、濃度5%及び濃度10%のハイライト部が消失している。
ここで、ハイライト部が消失する理由について説明する。図4はハイライト部の分散状況を模式的に表す図である。Lab色空間では色度a、bで色を表現する。一点鎖線で図示する円形の領域は、CCDセンサの色再現領域70を表す。点線で図示する円形の領域は、CISセンサの色再現領域72を表す。実線で図示する円形の領域は、地色被り補正の設計領域74を表す。実線で図示する四角形の領域は、DLUTのリセット領域76を表す。
ハイライト部での雑音量が多く、分散が大きい方が、色再現領域が拡がる。CCDセンサの色再現領域70は、CISセンサの色再現領域72に比べて広い。第2色変換部38で地色被り補正が実施される際に、DLUTによりリセットされるリセット領域76は、DLUTを設計したときの地色被り補正の設計領域74よりも広くなる。これはDLUTのグリッド(対応点)が粗いことに起因する。
CISの色再現領域72は、リセット領域76に含まれており、DLUTのリセットにより消えてしまう。このため、裏面側の出力画像のハイライト部は消失する。一方、CCDの色再現領域70は、DLUTによるリセットが行われても一部が残る。このため、表面側の出力画像のハイライト部は再現される。
本実施の形態では、雑音補正部60が、第2画像読取部22から取得されたRGBデータに対し、雑音データを付加する雑音補正を行う。少なくともハイライト部での雑音量が増加するように、RGBデータに対し雑音データを付加する。地色被り補正の前に、雑音補正により色再現領域(分散)を拡げて、DLUTによるリセット後も色再現領域の一部が残るようにする。これにより、裏面側の出力画像でもハイライト部が再現されるようになる。
また、画像形成装置10は差分情報記憶部62を備えている。差分情報記憶部62には、第1画像読取部20のSN特性と、第2画像読取部22のSN特性との差分を表す「差分情報」が記憶されている。例えば、図2に示す例では、第1画像読取部20のSN特性(実線)と、第2画像読取部22のSN特性(点線)とが記憶されている。これら2つのSN特性から、濃度毎に雑音量の差分Δσを読み取ることができる。
本実施の形態では、雑音補正部60は、差分情報記憶部62に記憶された差分情報を取得し、ハイライト部で2つの画像読取部の雑音量に差分Δσがある場合に、第2画像読取部22から取得されたRGBデータに対し、差分に応じた雑音データを付加する雑音補正を行う。
例えば、雑音補正部60は、ハイライト部で雑音量の差分を解消するように、不足分の雑音量を付与する雑音データを、RGBデータに対して付加してもよい。ハイライト部の雑音量を調整するだけで、表面側と裏面側とで出力画像の画質が同じレベルになる。なお、差分情報記憶部62は、画像形成装置10の外部に配置してもよい。
画像処理部30の各部の機能は、専用のハードウェアにより実現してもよく、ソフトウェアにより実現してもよい。ソフトウェアにより実現する場合は、CPU、ROM、RAMを備えたコンピュータ等の情報処理装置により各部の機能を実行するプログラムとする。CPUは、プログラムを取得し、RAMをワークエリアとしてプログラムを実行する。プログラムは、ROM等の記憶装置に記憶されていてもよく、CD-ROM等の記録媒体に記録されていてもよい。また、プログラムは、通信を介して取得されてもよい。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、Lab色空間で雑音補正を行う。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、画像形成装置10Aは、原稿の画像を読み取る第1画像読取部20、第2画像読取部22と、取得された画像データに対し画像処理を行う画像処理部30Aと、画像処理後の画像データに基づいて用紙上に画像を出力する画像出力部50とを備えている。
また、画像形成装置10Aは差分情報記憶部66を備えている。差分情報記憶部66には、第1画像読取部20のSN特性と、第2画像読取部22のSN特性との差分を表す「差分情報」が記憶されている。なお、差分情報記憶部66は、画像形成装置10の外部に配置してもよい。
画像処理部30Aは、入力階調補正部32A、32B、第1色変換部34A、34B、フィルタ処理部36、第2色変換部38、出力階調補正部40、スクリーン処理部42、及び雑音補正部64を備えている。画像処理部30で処理される画像データは、色空間に応じて、RGBデータ、Labデータ、CMYKデータ等と称される。これらを区別する必要がない場合は、画像データと総称する。
本実施の形態では、Lab色空間で雑音補正を行うために、フィルタ処理部36の手前までは、第1画像読取部20から取得された画像データと、第2画像読取部22から取得された画像データとが別々に処理される。
第1画像読取部20とフィルタ処理部36との間には、入力階調補正部32Aと第1色変換部34Aとが設けられている。また、第2画像読取部22とフィルタ処理部36との間には、入力階調補正部32Bと第1色変換部34Bと雑音補正部64とが設けられている。雑音補正部64がLab色空間で雑音補正を行う。これら以外は、第1の実施の形態と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。
第1画像読取部20は、原稿の表面の画像を読み取ってRGBデータを生成し、生成したRGBデータを入力階調補正部32Aに出力する。入力階調補正部32Aは、取得したRGBデータに対し画像読取部に応じた階調変換を行い、階調変換されたRGBデータを第1色変換部34Aに出力する。第1色変換部34Aは、RGBデータをLabデータに変換し、Labデータをフィルタ処理部36に出力する。
第2画像読取部22は、原稿の裏面の画像を読み取ってRGBデータを生成し、生成したRGBデータを入力階調補正部32Bに出力する。入力階調補正部32Bは、取得したRGBデータに対し画像読取部に応じた階調変換を行い、階調変換されたRGBデータを第1色変換部34Bに出力する。第1色変換部34Bは、RGBデータをLabデータに変換し、Labデータを雑音補正部64に出力する。
雑音補正部64は、差分情報記憶部66に記憶された差分情報を取得し、ハイライト部で2つの画像読取部の雑音量に差分がある場合に、第1色変換部34Bから取得されたLabデータに対し、差分に応じた雑音データを付与する雑音補正を行う。地色被り補正が実施される前に雑音補正を行うことで、裏面側の出力画像でもハイライト部が再現されるようになる。
なお、濃度と雑音との関係(SN特性)は、色空間毎に異なっている。図2はRGB色空間での濃度と雑音との関係を示すグラフである。Lab色空間で雑音補正を行う場合は、第1画像読取部20及び第2画像読取部22の各々についてLab色空間でのSN特性を取得し、取得された2つのSN特性から雑音量の差分を求める。
<変形例>
なお、上記実施の形態で説明した画像処理装置及びプログラムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。
上記第1の実施の形態では、入力階調補正部32の手前でRGBデータに対して雑音補正を行う例(図1)について説明し、上記第2の実施の形態では、フィルタ処理部36の手前でLabデータに対して雑音補正を行う例(図5)について説明したが、雑音補正は地色被り補正の前に実施されればよい。画像データに対する雑音補正は、地色被り補正を行う第2色変換部38より上流側であれば、どこで実施してもよい。
上記第1及び第2の実施の形態では、差分情報が予め記憶されている例について説明したが、原稿の両面の画像を読み取る前に、濃度補正用画像の読み取りにより差分情報を取得してもよい。濃度補正用画像は、濃度が異なる複数のベタ画像(パッチ)を有する補正用画像である。2つの画像読取部により同じ濃度補正用画像を読み取って、2つの画像読取部のSN特性を取得する。そして、2つの画像読取部のSN特性から差分情報を取得する。
上記第1及び第2の実施の形態では、ハイライト部で2つの画像読取部の雑音量に差分がある場合に雑音補正を行う例について説明したが、2つの画像読取部のSN特性の差に起因する画質差を低減できればよく、他の濃度領域で2つの画像読取部の雑音量に差分がある場合に雑音補正を行ってもよい。
上記第1及び第2の実施の形態では、第1画像読取部をCCDセンサ、第2画像読取部をCISセンサとする例について説明したが、CCDセンサやCISセンサは一例である。2つの画像読取部のSN特性の差に起因する画質差を低減できればよく、この組合せには限定されない。例えば、第1画像読取部をCISセンサ、第2画像読取部をCCDセンサとしてもよい。また、第1画像読取部及び第2画像読取部に、CMOSイメージセンサ等の他のセンサを用いてもよい。
10 画像形成装置
10A 画像形成装置
20 第1画像読取部
22 第2画像読取部
30 画像処理部
30A 画像処理部
32 入力階調補正部
32A 入力階調補正部
32B 入力階調補正部
34 第1色変換部
34A 第1色変換部
34B 第1色変換部
36 フィルタ処理部
38 第2色変換部
40 出力階調補正部
42 スクリーン処理部
50 画像出力部
60 雑音補正部
62 差分情報記憶部
64 雑音補正部
66 差分情報記憶部
70 色再現領域
72 色再現領域
74 設計領域
76 リセット領域

Claims (9)

  1. 原稿の一方の面の画像を読み取る第1読取部に固有の第1の雑音量と濃度との第1の関係、及び原稿の他方の面の画像を読み取る第2読取部に固有の第2の雑音量と濃度との第2の関係、及び前記第1の関係と前記第2の関係との差分が予め取得されており、予め取得された前記第1の関係、前記第2の関係、及び前記第1の関係と前記第2の関係との差分に基づいて、特定の濃度領域での前記第1の雑音量と前記第2の雑音量との差分を取得する取得手段と、
    前記特定の濃度領域において前記第2の雑音量が前記第1の雑音量より小さい場合に、前記第2読取部により読み取られた画像データに前記特定の濃度領域での差分に応じた雑音データを付加する補正を行う補正手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記特定の濃度領域は、濃度20%未満の領域である、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記差分に応じた雑音データは、不足分の雑音量を付与する雑音データである、
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正手段は、地色被り補正の前に画像データを補正する、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、RGB色空間またはLab色空間で画像データを補正する、
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 予め取得された前記第1の関係、前記第2の関係、及び前記第1の関係と前記第2の関係との差分が、予め記憶部に記憶されている、
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の関係と前記第2の関係とが、濃度補正用画像の読み取りにより予め取得されている、
    請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1読取部がCCDセンサにより原稿の表面を読み取り、前記第2読取部がCISセンサにより原稿の裏面を読み取る場合に、
    前記補正手段は、前記第2読取部による読み取りで得られた画像データに対し、前記差分に応じた雑音データを付加する補正を行う、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  9. コンピュータを、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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