JP7073781B2 - 入金判定装置、入金判定方法およびプログラム - Google Patents

入金判定装置、入金判定方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入金判定装置、入金判定方法およびプログラムに関する。
金融機関における振込電文において、振込電文に含まれる受取人名と、振込電文により示される受取人口座の受取人口座名義とが相違する場合、当該振込電文は名義人相違を理由に入金不能となる。入金不能となった振込電文の振込内容は印字され、印字された振込内容に対してオペレータが事務規定に従い読替えを行うことにより、入金可否が判定される。
上記の読替え、および入金可否の判定を自動的に行うシステムにおいても、事務規定で定められている読替え方法に従って読替えを行い、読替えの結果に基づき入金可否が判定される。このような読替えに関連する技術は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2005-107605号公報
しかし、システムにより読替えを行う場合、読替えにより一致した箇所が多いほど、入金可否の判定の正確性が低くなる。例えば、過度な読替えにより、振込依頼人が意図してなかった口座に入金が行われることが起こり得る。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、名義人相違が生じた振込の入金可否の判定をより正確に行うことが可能な、新規かつ改良された入金判定装置、入金判定方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、振込電文に含まれる受取人名と前記振込電文により示される受取人口座の受取人口座名義との相違により入金不能となった取引に関して、前記受取人口座名義を取得する口座名義取得部と、前記受取人口座名義を分割して複数の文字列を得る文字列分割部と、前記複数の文字列のうちで前記受取人名に含まれない第1の文字列を、前記受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定するパターン特定部と、第1の文字列について特定された読替えパターンに基づき、前記受取人口座への入金を行うか否かを判定する判定部と、を備える、入金判定装置が提供される。
複数の読替えパターンの各々には、読替えパターンに従う読替えによる一致の信頼性を示す得点が設定されており、前記判定部は、前記複数の文字列のうちで前記受取人名に含まれる文字列に読替え無しで一致した第2の文字列の数と所定得点との乗算の結果と、前記第1の文字列について特定された読替えパターンに設定されている得点との合計得点が基準条件を満たす場合に前記受取人口座への入金を行うと判定してもよい。
前記判定部は、前記第1の文字列の数および前記第2の文字列の数の合計数に応じて、前記基準条件を決定してもよい。
前記判定部は、前記第1の文字列の数および前記第2の文字列の数の合計数に応じて照会条件を決定し、前記入金判定装置は、前記合計得点が前記照会条件を満たして前記基準条件を満たさない場合には照会用端末に照会電文を送信し、前記合計得点が前記照会条件および前記基準条件の双方を満たさない場合には入金の振込仕向店に照会電文を送信する、電文通信部をさらに備えてもよい。
前記第1の文字列および前記第2の文字列は、前記複数の文字列のうちで、略称への読替えにより前記受取人名に含まれる文字列に一致した文字部分を除く文字列であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータが、振込電文に含まれる受取人名と前記振込電文により示される受取人口座の受取人口座名義との相違により入金不能となった取引に関して、前記受取人口座名義を取得することと、前記受取人口座名義を分割して複数の文字列を得ることと、前記複数の文字列のうちで前記受取人名に含まれない第1の文字列を、前記受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定することと、第1の文字列について特定された読替えパターンに基づき、前記受取人口座への入金を行うか否かを判定することと、を含む、入金判定方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、振込電文に含まれる受取人名と前記振込電文により示される受取人口座の受取人口座名義との相違により入金不能となった取引に関して、前記受取人口座名義を取得する口座名義取得部と、前記受取人口座名義を分割して複数の文字列を得る文字列分割部と、前記複数の文字列のうちで前記受取人名に含まれない第1の文字列を、前記受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定するパターン特定部と、第1の文字列について特定された読替えパターンに基づき、前記受取人口座への入金を行うか否かを判定する判定部と、として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明した本発明によれば、名義人相違が生じた振込の入金可否の判定をより正確に行うことが可能である。
本発明の実施形態による金融システムの構成を示した説明図である。 受取人口座名義の読替えパターンの具体例を示す説明図である。 本発明の実施形態による管理サーバの構成を示す説明図である。 振込電文の具体例を示す説明図である。 照会電文の具体例を示す説明図である。 管理サーバの処理の具体例を示す説明図である。 読替えパターンの処理順位および読替得点の具体例を示す説明図である。 本発明の実施形態による管理サーバの動作を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<1.金融システムの概要>
図1は、本発明の実施形態による金融システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による金融システムは、専用ネットワーク12と、公衆網14と、依頼人の電話機/FAX16と、振込管理システム20と、自行ホスト30と、他行システム40A、40B、・・・と、を備える。
(振込管理システム)
振込管理システム20は、管理サーバ22、クライアント端末23、電話機/FAX25、およびプリンタ27を有する。管理サーバ22は、他行システムから受信される照会電文や訂正電文などの各種電文を蓄積および処理する。クライアント端末23は、オペレータによる操作に従って各種電文の作成を行う情報処理装置である。電話機/FAX25は、依頼人の電話機/FAX16と公衆網14を介して接続される通信手段の一例であり、オペレータは、この電話機/FAX25を用いて依頼人と連絡をとることができる。
なお、電話機/FAX25は単体の装置でもよいが、電話/FAXサーバとして、図示しない複数の電話機やFAXを接続し統合、管理するものであってもよい。その場合、電話やFAXの操作は、接続される個別の装置にて行われ、電話/FAXサーバを介して依頼人の電話機/FAX16との通話やFAX送信が行われるようになる。プリンタ27は、取引の明細情報などを出力する出力装置の一例である。
(自行ホスト)
自行ホスト30は、自行のホストコンピュータであり、仕向け側として動作する場合、振込電文を振込先の他行システム40に専用ネットワーク12を介して送信する。一方、自行ホスト30は、被仕向け側として動作する場合、他行システム40から受信された振込電文に従って指定口座へ資金を入金する。すなわち、自行ホスト30は、仕向け側および被仕向け側のいずれとしても動作し得る。なお、図1においては自行ホスト30と振込管理システム20が論理的に区分される例を示しているが、振込管理システム20は、自行ホスト30を含む概念であってもよい。
(他行システム)
他行システム40は、他行のシステムであり、自行ホスト30と専用ネットワーク12を介して接続される。他行システム40は、例えば、自行ホスト30から振込電文が受信された場合、振込電文の内容を確認し、指定口座へ資金を入金する自動入金処理を行う。また、他行システム40は、他行の依頼人からの振込依頼に対応する振込電文を自行ホスト30に送信する。すなわち、他行システム40も、仕向け側および被仕向け側のいずれとしても動作し得る。
(動作概要)
他行システム40は、自行ホスト30から受信された振込電文に含まれる受取人名と、振込電文に含まれる口座番号に対応する受取人口座名義とに相違がある場合、名義人相違を理由とする照会電文を自行ホスト30に送信する。管理サーバ22は、自行ホスト30から照会電文を取得し、受取人口座名義の読替えにより受取人口座名義と受取人名が一致するとみなせるか否かを判定する。管理サーバ22は、入金判定装置としての機能を有し、受取人口座名義と受取人名が一致するとみなせるか否かに応じて、入金の可否を判定する。ここで、図2を参照し、受取人口座名義の読替えパターンの具体例を説明する。
図2は、受取人口座名義の読替えパターンの具体例を示す説明図である。図2には、読替えパターンとして、「略称法人名」、「事業名称」、「読み方相違」、「濁点無視」、「スペース無視」、「特殊文字」、「同発音文字」、「長音変換」、「アルファベット読み方」、「同意語」、および「個別読替」が示されている。
「略称法人名」は、法人名または法人種別名を略語に読替えるパターンである。例えば、「カブシキガイシヤ」という文字列は、「略称法人名」の読替えパターンにより、カ)、カ、カブ、(カ)、(カ、および(カブ)などに読替えられ得る。
「事業名称」は、事業名称または事業種別名を略語に読替えるパターンである。例えば、「レンゴウカイ」という文字列は、「事業名称」の読替えパターンにより「レン」に読替えられ得る。同様に、「ダイリテン」という文字列は、「事業名称」の読替えパターンにより「ダイリ」に読替えられ得る。また、図2には示していないが、役職名を略語に読替えるパターンもあり、例えば、「ダイヒヨウ」という文字列は「ダイ」に読替えられ得る。
その他、「読み方相違」、「濁点無視」、「スペース無視」および「アルファベット読み方」などの読替えパターンに従う照合方法は図2に示した通りである。例えば、「アルファベット読み方」の読替えパターンでは、アルファベット表記の文字列がカナ表記に読替えられる。
しかし、受取人口座名義が上述した読替えにより受取人名に一致した場合に常に入金可能と判定する方法では、振込人が意図しない入金が行われる恐れがある。なぜならば、上記方法では読替えにより一致した箇所が多いほど入金可否の判定の正確性が低くなるところ、過度な読替えにより受取人名に一致した受取人口座名義は、振込人が意図した受取人口座名義でない場合があるからである。
本発明の実施形態は、上記事情を一着眼点にして創作された発明であり、本発明の実施形態による管理サーバ22は、名義人相違が生じた振込の入金可否の判定をより正確に行うことが可能である。本発明の実施形態による管理サーバ22の構成および動作を順次詳細に説明する。
<2.管理サーバの構成>
図3は、本発明の実施形態による管理サーバ22の構成を示す説明図である。図3に示したように、本発明の実施形態による管理サーバ22は、電文取得部282、口座名義照会部284、記憶部286、文字列分割部288、読替え部290、判定部292、入金処理部294および電文通信部296を有する。これら電文取得部282、口座名義照会部284、記憶部286、文字列分割部288、読替え部290、判定部292、入金処理部294および電文通信部296などの機能は、CPU、RAM、ROMおよび通信装置などのハードウェアとソフトウェアとの協働により実現され得る。
(電文取得部)
電文取得部282は、自行ホスト30から照会電文を取得する。例えば、電文取得部282は、名義人相違により入金不能となった振込電文に対して他行システム40から自行ホスト30に送信された照会電文を自行ホスト30から取得する。以下、図4および図5を参照し、振込電文および照会電文の具体例を説明する。
図4は、振込電文の具体例を示す説明図である。図4に示したように、振込電文は、例えば「被仕向金融機関支店名」、「仕向金融機関支店名」、「為替種目」、「金額」、「受取人口座」、「受取人」および「依頼人」を示す情報を含む。「受取人口座」は、受取人口座の口座番号であり、「受取人」は受取人名である。図4に示した例では、振込電文における受取人口座の口座番号は「フ1234567」であり、受取人名は「カ)オキ ダイ オキタロウ」である。
ここで、他行システム40において、口座番号が「フ1234567」である口座の名義(受取人口座名義)が、図4の下部に示したように「カブシキガイシヤOKI ダイヒヨウ オキ タロウ」である場合、振込電文に含まれる受取人名と受取人口座名義が相違する。この場合、他行システム40は、以下に説明する照会電文を自行ホスト30に送信する。
図5は、照会電文の具体例を示す説明図である。図5に示したように、照会電文は、例えば被仕向金融機関支店名、仕向金融機関支店名、為替種目および通信文を示す情報を含む。より詳細には、図5には、口座番号が「フ1235467」である口座の名義が「カ)オキ ダイ オキタロウ」でないので、名義人相違であることを照会する照会電文を示している。
(口座名義照会部)
口座名義照会部284は、照会電文に含まれる受取人の口座番号の名義(受取人口座名義)を自行ホスト30に照会し、自行ホスト30から受取人口座名義を取得する口座名義取得部として機能する。例えば、口座名義照会部284は、「カブシキガイシヤOKI ダイヒヨウ オキ タロウ」という受取人口座名義を自行ホスト30から取得する。
(記憶部)
記憶部286は、管理サーバ22の動作に用いられる多様な情報を記憶する。例えば、記憶部286は、文字列分割部288における文字列の分割に用いられる区切り文字マスタ、判定部292における得点算出に用いられる読替え得点マスタ、および判定部292における一致基準点および照会基準点の算出に用いられる割合マスタ、を含む。
(文字列分割部)
文字列分割部288は、口座名義照会部284により取得された受取人口座名義を分割して複数の文字列を得る。具体的には、文字列分割部288は、口座名義照会部284により取得された受取人口座名義を、記憶部286に記憶されている区切り文字マスタを参照して、区切り文字で分割する。区切り文字としては、例えば、スペースおよびピリオドが挙げられる。
図6は、管理サーバ22の処理の具体例を示す説明図である。図6に示したように、口座名義照会部284により「カブシキガイシヤOKI ダイヒヨウ オキ タロウ」という受取人口座名義が取得された場合、文字列分割部288は、受取人口座名義をスペース位置で分割することにより、「カブシキガイシヤOKI」、「ダイヒヨウ」、「オキ」、「タロウ」、という4つの文字列を得る。
(読替え部)
読替え部290は、文字列分割部288により得られた複数の文字列のうちで受取人名に含まれない文字列を、受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定するパターン特定部の機能を有する。以下、読替え部290の機能をより具体的に説明する。
読替え部290は、各文字列について、略称への読替えにより受取人名に含まれる文字列に一致する部分があるか否かを判断する。そして、読替え部290は、略称への読替えにより受取人名に含まれる文字列に一致する部分を、複数の文字列から削除する。
例えば、図6に示したように、「カブシキガイシヤOKI」という文字列に含まれる「カブシキガイシヤ」の部分は、「略称法人名」の読替えパターンに従って「カ)」に読替えられることにより、受取人名に含まれる「カ)」に一致する。このため、読替え部290は、「カブシキガイシヤOKI」という文字列に含まれる「カブシキガイシヤ」の部分を削除する。同様に、「ダイヒヨウ」という文字列は、「役職名称」の読替えパターンにしたって「ダイ」に読替えられることにより、受取人名に含まれる「ダイ」に一致する。このため、読替え部290は「ダイヒヨウ」という文字列を削除する。これにより、「OKI」、「オキ」、「タロウ」、という3つの文字列が残る。
残った文字列は、略称以外の読替えパターンにより受取人名に含まれる文字列に一致する第1の文字列、読替え無しに受取人名に含まれる文字列に一致する第2の文字列に大別される。読替え部290は、第1の文字列について、受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定する。ここで、読替え部290は、読替えパターンの所定の処理順位に従って第1の文字列の読替えを試み、受取人名に含まれる文字列に最初に一致した読替えパターンを特定する。
図7は、読替えパターンの処理順位および読替得点の具体例を示す説明図である。図7に示した具体例によれば、読替え部290は、まず、読替え無しで文字列と受取人名を比較し、当該文字列が受取人名に含まれない場合、処理順位「2」~「10」に設定される読替えパターンに従った読替えを順次に実行する。
例えば、「OKI」という文字列は受取人名に含まれないので、読替え部290は、処理順位「2」~「10」に設定される読替えパターンに従った読替えを順次に実行する。そして、図6に示したように、処理順位「9」である「アルファベット読み方」の読替えパターンに従う読み替えにより、「OKI」が受取人名に含まれる「オキ」に一致する。このため、読替え部290は、「OKI」に関して「アルファベット読み方」の読替えパターンを特定する。なお、他の文字列である「オキ」および「タロウ」は、読替え無しで受取人名に含まれる文字列に一致する。
(判定部)
判定部292は、読替え部290により特定された各文字列の読替えパターンに基づき、受取人口座への入金を行うか否かを判定する。図7に示したように、各読替えパターンには、読替えパターンによる読替えによる一致の信頼性を示す読替得点が設定されている。判定部292は、読替え部290により特定された各文字列の読替えパターンに設定されている読替得点と、読替え無しで受取人名に含まれる文字列に一致した文字列の数と所定得点である「100」との乗算結果を合計し、合計得点を算出する。そして、判定部292は、当該合計得点が基準条件を満たすか否かに応じて、受取人口座への入金の可否を判定する。
ここで、合計得点が、略称への読替えの後に残った文字列の合計数、所定得点「100」および記憶部286に記憶されている割合マスタに含まれる一致基準割合を乗算して得られる一致基準点以上であることが、基準条件であってもよい。
例えば、図6に示した例では、読替え無しで受取人名に含まれる文字列に一致した文字列(読替得点=100)の数は2つであり、「アルファベット読み方」の読替えパターン(読替得点=75)が1つであるので、合計得点は「275」となる。一致基準割合が85%である場合、一致基準点は、3(文字列の数)、100(所定得点)、0.85(一致基準割合)の乗算結果である「255」となる。
この場合、合計得点は一致基準点以上であるので、判定部292は受取人口座への入金が可能であると判定する。なお、いずれの読替えパターンに従った読替えでも受取人名に含まれる文字列に一致しない文字列の読替得点は「0」として処理される。
さらに、判定部292は、記憶部286に記憶されている割合マスタに含まれる照会基準割合に基づき、照会基準点を算出する。照会基準割合は、一致基準割合よりも低い割合であり、例えば70%であってもよい。判定部292は、合計得点が一致基準点を下回る場合、合計得点が照会基準点を上回るか否かを判定する。
(入金処理部)
入金処理部294は、判定部292により受取人口座への入金が可能であると判定された場合に、自行ホスト30に受取人口座への入金を依頼する。これにより、受取人口座への入金が行われる。
(電文通信部)
電文通信部296は、クライアント端末23または振込仕向店と電文を通信する。例えば、電文通信部296は、判定部292により算出された合計得点が一致基準点未満であり、照会基準点を上回る場合、クライアント端末23に照会電文を送信する。この場合、クライアント端末23を利用するオペレータにより入金の可否が判定される。一方、電文通信部296は、判定部292により算出された合計得点が一致基準点未満であり、かつ、照会基準点以下である場合、照会電文を振込仕向店に送信する。この場合、振込仕向店において以降の対応が検討される。
すなわち、合計得点が一致基準点未満であるものの、照会基準点を上回っている場合には、オペレータが受取人名と受取人口座名義を比較することで入金の可否を容易に判定し得るので、この場合には照会電文がオペレータのクライアント端末23に送信される。一方、合計得点が照会基準点以下である場合には、受取人名と受取人口座名義の差が大きいので、振込仕向店に照会電文が送信される。
<3.管理サーバの動作>
以上、本発明の実施形態による管理サーバ22の構成を説明した。続いて、図8を参照し、本発明の実施形態による管理サーバ22の動作を整理する。
図8は、本発明の実施形態による管理サーバ22の動作を示すフローチャートである。図8に示したように、まず、電文取得部282が、名義人相違により入金不能となった振込電文に対して他行システム40から自行ホスト30に送信された照会電文を自行ホスト30から取得する(S504)。
そして、口座名義照会部284が、照会電文に含まれる受取人の口座番号の名義(受取人口座名義)を自行ホスト30に照会し、自行ホスト30から受取人口座名義を取得する(S508)。続いて、文字列分割部288が、口座名義照会部284により取得された受取人口座名義を、記憶部286に記憶されている区切り文字マスタを参照して、区切り文字で分割する(S512)。
その後、読替え部290が、S516~S524に示す読替え処理を、文字列分割部288により得られた各文字列に対して実行する。
具体的には、読替え部290は、各文字列について、略称への読替えにより受取人名に含まれる文字列に一致する部分があるか否かを判断する(S516)。そして、略称への読替えにより受取人名に含まれる文字列に一致する部分がある場合(S516/Yes)、読替え部290は当該部分を複数の文字列から削除する(S520)。一方、略称への読替えにより受取人名に含まれる文字列に一致する部分がない文字列に関しては(S516/No)、読替え部290は、受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定する(S524)。
そして、判定部292は、読替え部290により特定された各文字列の読替えパターンに設定されている読替得点と、読替え無しで受取人名に含まれる文字列に一致した文字列の数と所定得点である「100」との乗算結果を合計し、合計得点を算出する(S528)。また、判定部292は、一致基準割合および照会基準割合に基づき、一致基準点および照会基準点を算出する(S532)。
合計得点が一致基準点を上回る場合(S536/Yes)、判定部292は受取人口座への入金が可能であると判定する。この場合、入金処理部294が自行ホスト30に受取人口座への入金を依頼する(S540)。
一方、合計得点が一致基準点未満である場合(S536/No)、判定部292は、合計得点と照会基準点を比較する(S544)。電文通信部296は、合計得点が照会基準点を上回る場合(S544/No)、クライアント端末23に照会電文を送信する(S548)。電文通信部296は、合計得点が照会基準点以下である場合(S544/Yes)、振込仕向店に照会電文を送信する(S552)。
<4.作用効果>
以上説明した本発明の実施形態によれば、多様な作用効果が得られる。
例えば、本発明の実施形態による管理サーバ22は、読替得点などの合計点と一致基準点との比較により入金の可否を判定するので、過度な読替えにより誤った入金が行われてしまうこと抑制可能である。また、読替えパターンに応じて、当該読替えパターンに従う読替えによる信頼性は異なるところ、本発明の実施形態では、読替えパターンごとに読替得点が設定されているので、入金可否の判定精度を向上することが可能である。
また、本発明の実施形態による管理サーバ22は一致基準点を文字列の数に応じて算出する。文字列の数が多いほど名義人相違が生じやすいところ、本発明の実施形態によれば、文字列が多いほど多くの読替えを許容することが可能である。
また、本発明の実施形態による管理サーバ22は、基準点を一致基準点および照会基準点の2段階で算出する。従って、本発明の実施形態による管理サーバ22は、合計得点に応じた処理をよりきめ細かに場合分けすることが可能である。
<5.変形例>
以上、本発明の実施形態を説明した。以下では、本発明の実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
(第1の変形例)
上記では、基準条件として、読替得点の合計点が一致基準点以上であること、を説明したが、基準条件はかかる例に限定されない。例えば、基準条件は、読替えにより受取人名に含まれる文字列に一致した文字列の数が一致基準値以下であること、であってもよい。一致基準値は、略称への読替えの後に残った文字列の合計数と一致基準割合の乗算結果であってもよい。例えば、略称への読替えの後に残った文字列の合計数が「5」であり、一致基準割合が「20%」である場合、基準条件は、読替えにより受取人名に含まれる文字列に一致した文字列の数が「1」以下であること、となる。
かかる構成により、無制限な読替えに基づく入金の実行を防止することが可能である。なお、照会条件も同様に、読替えにより受取人名に含まれる文字列に一致した文字列の数が照会基準値以下であること、であってもよい。
(第2の変形例)
上記では、一致基準割合および照会基準割合が固定である例を説明したが、一致基準割合および照会基準割合は動的に設定されてもよい。例えば、略称への読替えの後に残った文字列の数が多いほど、一致基準割合および照会基準割合を小さな値に設定してもよい。略称への読替えの後に残った文字列の数が多いほど、受取人名に含まれる文字列に一致しない文字列が多くなることが想定されるが、当該変形例の構成により、略称への読替えの後に残った文字列の数が多くなった場合に入金可能という判定がされ難くなることを防止することが可能である。
(補足)
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の管理サーバ22の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、管理サーバ22の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、管理サーバ22に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した管理サーバ22の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
20 振込管理システム
22 管理サーバ
23 クライアント端末
27 プリンタ
30 自行ホスト
40 他行システム
282 電文取得部
284 口座名義照会部
286 記憶部
288 文字列分割部
290 読替え部
292 判定部
294 入金処理部
296 電文通信部

Claims (7)

  1. 振込電文に含まれる受取人名と前記振込電文により示される受取人口座の受取人口座名義との相違により入金不能となった取引に関して、前記受取人口座名義を取得する口座名義取得部と、
    前記受取人口座名義を分割して複数の文字列を得る文字列分割部と、
    前記複数の文字列のうちで前記受取人名に含まれない第1の文字列を、前記受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定するパターン特定部と、
    第1の文字列について特定された読替えパターンに基づき、前記受取人口座への入金を行うか否かを判定する判定部と、
    を備える、入金判定装置。
  2. 複数の読替えパターンの各々には、読替えパターンに従う読替えによる一致の信頼性を示す得点が設定されており、
    前記判定部は、前記複数の文字列のうちで前記受取人名に含まれる文字列に読替え無しで一致した第2の文字列の数と所定得点との乗算の結果と、前記第1の文字列について特定された読替えパターンに設定されている得点との合計得点が基準条件を満たす場合に前記受取人口座への入金を行うと判定する、請求項1に記載の入金判定装置。
  3. 前記判定部は、前記第1の文字列の数および前記第2の文字列の数の合計数に応じて、前記基準条件を決定する、請求項2に記載の入金判定装置。
  4. 前記判定部は、前記第1の文字列の数および前記第2の文字列の数の合計数に応じて照会条件を決定し、
    前記入金判定装置は、
    前記合計得点が前記照会条件を満たして前記基準条件を満たさない場合には照会用端末に照会電文を送信し、
    前記合計得点が前記照会条件および前記基準条件の双方を満たさない場合には入金の振込仕向店に照会電文を送信する、電文通信部をさらに備える、請求項3に記載の入金判定装置。
  5. 前記第1の文字列および前記第2の文字列は、前記複数の文字列のうちで、略称への読替えにより前記受取人名に含まれる文字列に一致した文字部分を除く文字列である、請求項2~4のいずれか一項に記載の入金判定装置。
  6. コンピュータが、
    振込電文に含まれる受取人名と前記振込電文により示される受取人口座の受取人口座名義との相違により入金不能となった取引に関して、前記受取人口座名義を取得することと、
    前記受取人口座名義を分割して複数の文字列を得ることと、
    前記複数の文字列のうちで前記受取人名に含まれない第1の文字列を、前記受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定することと、
    第1の文字列について特定された読替えパターンに基づき、前記受取人口座への入金を行うか否かを判定することと、
    を含む、入金判定方法。
  7. コンピュータを、
    振込電文に含まれる受取人名と前記振込電文により示される受取人口座の受取人口座名義との相違により入金不能となった取引に関して、前記受取人口座名義を取得する口座名義取得部と、
    前記受取人口座名義を分割して複数の文字列を得る文字列分割部と、
    前記複数の文字列のうちで前記受取人名に含まれない第1の文字列を、前記受取人名に含まれる文字列に一致させるための読替えパターンを特定するパターン特定部と、
    第1の文字列について特定された読替えパターンに基づき、前記受取人口座への入金を行うか否かを判定する判定部と、
    として機能させるための、プログラム。
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