JP7072792B2 - 二重特異性抗体 - Google Patents
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Description
(1) アミノ末端側からカルボキシ末端側に向かって、
式1:VH1-L1-VL1-L2-VH2-L3-VL2、
式2:VH1-L1-VL1-L2-VL2-L3-VH2、
式3:VL1-L1-VH1-L2-VH2-L3-VL2、
式4:VL1-L1-VH1-L2-VL2-L3-VH2、
式5:VH2-L1-VL2-L2-VH1-L3-VL1、
式6:VH2-L1-VL2-L2-VL1-L3-VH1、
式7:VL2-L1-VH2-L2-VH1-L3-VL1、又は
式8:VL2-L1-VH2-L2-VL1-L3-VH1
で表される構造を含む抗体ポリペプチドを含み、
VH1は、抗EGFR免疫グロブリンの重鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VL1は、抗EGFR免疫グロブリンの軽鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VH2は、抗CD3免疫グロブリンの重鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VL2は、抗CD3免疫グロブリンの軽鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
L1、L2及びL3は、それぞれ独立に、リンカーのアミノ酸配列を表す、二重特異性抗体。
(2) 抗体ポリペプチドが、式1、式3又は式5で表される構造を含む、(1)に記載の二重特異性抗体。
(3) VH1が以下の(a)~(c)のいずれかのアミノ酸配列であり、
VL1が以下の(d)~(f)のいずれかのアミノ酸配列であり、
VH2が以下の(g)~(i)のいずれかのアミノ酸配列であり、
VL2が以下の(j)~(l)のいずれかのアミノ酸配列である、(1)又は(2)に記載の二重特異性抗体:
(a)配列番号1又は2に示すアミノ酸配列、
(b)前記(a)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(c)前記(a)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、
(d)配列番号3又は4に示すアミノ酸配列、
(e)前記(d)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(f)前記(d)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、
(g)配列番号5又は6に示すアミノ酸配列、
(h)前記(g)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(i)前記(g)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、
(j)配列番号7又は8に示すアミノ酸配列、
(k)前記(j)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(l)前記(j)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。
(4) VH1が以下の(VH1-1CDR1)、(VH1-1CDR2)及び(VH1-1CDR3)のうち1つ以上を含み、且つ、VL1が以下の(VL1-1CDR1)、(VL1-1CDR2)及び(VL1-1CDR3)のうち1つ以上を含む、或いは、
VH1が以下の(VH1-2CDR1)、(VH1-2CDR2)及び(VH1-2CDR3)のうち1つ以上を含み、且つ、VL1が以下の(VL1-2CDR1)、(VL1-2CDR2)及び(VL1-2CDR3)のうち1つ以上を含む、
という条件1を満たし、且つ、
VH2が以下の(VH2-1CDR1)、(VH2-1CDR2)及び(VH2-1CDR3)のうち1つ以上を含み、且つ、VL2が以下の(VL2-1CDR1)、(VL2-1CDR2)及び(VL2-1CDR3)のうち1つ以上を含む、或いは、
VH2が以下の(VH2-2CDR1)、(VH2-2CDR2)及び(VH2-2CDR3)のうち1つ以上を含み、且つ、VL2が以下の(VL2-2CDR1)、(VL2-2CDR2)及び(VL2-2CDR3)のうち1つ以上を含む、
という条件2を満たす、(1)~(3)のいずれかに記載の二重特異性抗体:
(VH1-1CDR1) 配列番号1の第31位~第37位のアミノ酸配列、
(VH1-1CDR2) 配列番号1の第52位~第67位のアミノ酸配列、
(VH1-1CDR3) 配列番号1の第100位~第110位のアミノ酸配列、
(VH1-2CDR1) 配列番号2の第29位~第33位のアミノ酸配列、
(VH1-2CDR2) 配列番号2の第50位~第59位のアミノ酸配列、
(VH1-2CDR3) 配列番号2の第99位~第110位のアミノ酸配列、
(VL1-1CDR1) 配列番号3の第24位~第34位のアミノ酸配列、
(VL1-1CDR2) 配列番号3の第50位~第56位のアミノ酸配列、
(VL1-1CDR3) 配列番号3の第89位~第97位のアミノ酸配列、
(VL1-2CDR1) 配列番号4の第28位~第33位のアミノ酸配列、
(VL1-2CDR2) 配列番号4の第50位~第53位のアミノ酸配列、
(VL1-2CDR3) 配列番号4の第91位~第96位のアミノ酸配列、
(VH2-1CDR1) 配列番号5の第23位~第35位のアミノ酸配列、
(VH2-1CDR2) 配列番号5の第50位~第66位のアミノ酸配列、
(VH2-1CDR3) 配列番号5の第99位~第108位のアミノ酸配列、
(VH2-2CDR1) 配列番号6の第31位~第35位のアミノ酸配列、
(VH2-2CDR2) 配列番号6の第50位~第66位のアミノ酸配列、
(VH2-2CDR3) 配列番号6の第99位~第108位のアミノ酸配列、
(VL2-1CDR1) 配列番号7の第24位~第33位のアミノ酸配列、
(VL2-1CDR2) 配列番号7の第49位~第55位のアミノ酸配列、
(VL2-1CDR3) 配列番号7の第88位~第96位のアミノ酸配列、
(VL2-2CDR1) 配列番号8の第24位~第33位のアミノ酸配列、
(VL2-2CDR2) 配列番号8の第49位~第55位のアミノ酸配列、
(VL2-2CDR3) 配列番号8の第88位~第96位のアミノ酸配列。
(5) L1、L2及びL3のうち少なくとも1つが、独立に、以下の(m)~(o)のいずれかである、(1)~(4)のいずれかに記載の二重特異性抗体:
(m)配列番号9、10又は11に示すアミノ酸配列、
(n)前記(m)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(o)前記(m)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。
(6) 抗体ポリペプチドのカルボキシ末端に連結された1以上のタグを更に含む、(1)~(5)のいずれかに記載の二重特異性抗体。
(7) 前記タグが以下の(p1)~(r1)のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチド、及び/又は、(p2)~(r2)のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドである、(6)に記載の二重特異性抗体:
(p1)配列番号12に示すアミノ酸配列、
(q1)前記(p1)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(r1)前記(p1)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、
(p2)配列番号13に示すアミノ酸配列、
(q2)前記(p2)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(r2)前記(p2)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。
(8) 抗体ポリペプチドが以下の(s)~(u)のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドである、(1)~(7)のいずれかに記載の二重特異性抗体:
(s)配列番号18の第3位~第497位のアミノ酸配列、配列番号19の第3位~第497位のアミノ酸配列、配列番号20の第3位~第497位のアミノ酸配列、配列番号21の第3位~第501位のアミノ酸配列、配列番号22の第3位~第501位のアミノ酸配列、配列番号23の第3位~第501位のアミノ酸配列、配列番号24の第3位~第501位のアミノ酸配列、配列番号25の第3位~第501位のアミノ酸配列、又は、配列番号26の第3位~第501位のアミノ酸配列、
(t)前記(s)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(u)前記(s)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。
(9) 抗体ポリペプチドのアミノ末端に連結された分泌シグナルを更に含む、(1)~(7)のいずれかに記載の二重特異性抗体。
(10) 分泌シグナルが以下の(v)~(x)のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドである、(9)に記載の二重特異性抗体:
(v)配列番号14又は15に示すアミノ酸配列、
(w)前記(v)に示すアミノ酸配列において、1もしくは複数個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(x)前記(v)に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。
(11) (1)~(10)のいずれかに記載の二重特異性抗体をコードする塩基配列を含む核酸。
(12) (11)に記載の核酸を含むベクター。
(13) (12)に記載のベクターを含む、細胞。
(14) 酵母細胞、細菌細胞、真菌細胞、昆虫細胞、動物細胞又は植物細胞である、(13)に記載の細胞。
(15) メタノール資化性酵母細胞である酵母細胞、或いは、CHO細胞である動物細胞である、(14)に記載の細胞。
(16) (13)~(15)のいずれかに記載の細胞を培養する培養工程、及び、
培養工程で得られた培養物から二重特異性抗体を回収する回収工程
を含む、二重特異性抗体の製造方法。
式1:VH1-L1-VL1-L2-VH2-L3-VL2、
式2:VH1-L1-VL1-L2-VL2-L3-VH2、
式3:VL1-L1-VH1-L2-VH2-L3-VL2、
式4:VL1-L1-VH1-L2-VL2-L3-VH2、
式5:VH2-L1-VL2-L2-VH1-L3-VL1、
式6:VH2-L1-VL2-L2-VL1-L3-VH1、
式7:VL2-L1-VH2-L2-VH1-L3-VL1、又は
式8:VL2-L1-VH2-L2-VL1-L3-VH1
で表される構造を含む一本鎖の抗体ポリペプチドを含み、
VH1は、抗EGFR免疫グロブリンの重鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VL1は、抗EGFR免疫グロブリンの軽鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VH2は、抗CD3免疫グロブリンの重鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VL2は、抗CD3免疫グロブリンの軽鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
L1、L2及びL3は、それぞれ独立に、リンカーのアミノ酸配列を表す、二重特異性抗体である。
VH1が前記(VH1-1CDR1)、(VH1-1CDR2)及び(VH1-1CDR3)のうち1つ以上、好ましくは2つ以上、最も好ましくは3つを含み、且つ、VL1が前記(VL1-1CDR1)、(VL1-1CDR2)及び(VL1-1CDR3)のうち1つ以上、好ましくは2つ以上、最も好ましくは3つを含む、或いは、
VH1が前記(VH1-2CDR1)、(VH1-2CDR2)及び(VH1-2CDR3)のうち1つ以上、好ましくは2つ以上、最も好ましくは3つを含み、且つ、VL1が前記(VL1-2CDR1)、(VL1-2CDR2)及び(VL1-2CDR3)のうち1つ以上、好ましくは2つ以上、最も好ましくは3つを含む、
という条件1を満たし、且つ、
VH2が前記(VH2-1CDR1)、(VH2-1CDR2)及び(VH2-1CDR3)のうち1つ以上、好ましくは2つ以上、最も好ましくは3つを含み、且つ、VL2が前記(VL2-1CDR1)、(VL2-1CDR2)及び(VL2-1CDR3)のうち1つ以上、好ましくは2つ以上、最も好ましくは3つを含む、或いは、
VH2が前記(VH2-2CDR1)、(VH2-2CDR2)及び(VH2-2CDR3)のうち1つ以上、好ましくは2つ以上、最も好ましくは3つを含み、且つ、VL2が前記(VL2-2CDR1)、(VL2-2CDR2)及び(VL2-2CDR3)のうち1つ以上、好ましくは2つ以上、最も好ましくは3つを含む、
という条件2を満たす。
VH1が前記(b)又は(c)のアミノ酸配列であり、且つ、VL1が前記(e)又は(f)のアミノ酸配列である場合に、VH1及びVL1は前記条件1を満たし、且つ、
VH2が前記(h)又は(i)のアミノ酸配列であり、且つ、VL2が前記(k)又は(l)のアミノ酸配列である場合に、VH2及びVL2は前記条件2を満たす。
CHO細胞としては、CHO-K1細胞、CHO/dhfr-細胞等が挙げられる。具体的に使用できる細胞として、CHO-K1細胞(ATCC CCL-61)、CHO/dhfr-細胞(ATCC CRL-9096)等が挙げられ、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション等から入手することができる。
培養工程で得られた培養物から二重特異性抗体を回収する回収工程
を含む、二重特異性抗体の製造方法に関する。
以下の実施例において用いた組換えDNA技術に関する詳細な操作方法等は、次の成書に記載されている:Molecular Cloning 2nd Edition(Cold Spring Harbor Laboratory Press,1989)、Current Protocols in Molecular Biology(Greene Publishing Associates and Wiley-Interscience)。
プロモーターで制御されたG418耐性遺伝子(配列番号37)の末端にHindIII認識配列及びEcoRI認識配列を付加した核酸断片を、プライマー9(配列番号47)及びプライマー10(配列番号48)を用いたPCRにより調製し、HindIII及びEcoRI処理後にpUC19(タカラバイオ社製、Code No. 3219)のHindIII-EcoRIサイト間に挿入して、pUC_G418を構築した。
表2に記載の二重特異性抗体をコードする塩基配列を合成DNAをテンプレートにしてPCRで調製した。二重特異性抗体のID、二重特異性抗体のアミノ酸配列、二重特異性抗体をコードする塩基配列、核酸断片の増幅に用いたプライマー(フォワード(Fw)側及びリバース(Re)側)の番号及び配列を以下の表2に示す。
pUC_Pgap_MFα_#218_Taox1_T38473_G418、pUC_Pgap_MFα_#219_Taox1_T38473_G418、pUC_Pgap_MFα_#220_Taox1_T38473_G418、pUC_Pgap_MFα_#221_Taox1_T38473_G418、pUC_Pgap_MFα_#222_Taox1_T38473_G418、pUC_Pgap_MFα_#223_Taox1_T38473_G418、pUC_Pgap_MFα_#224_Taox1_T38473_G418、pUC_Pgap_MFα_#225_Taox1_T38473_G418、pUC_Pgap_MFα_#226_Taox1_T38473_G418を構築した。これらのベクターは、各二重特異性抗体がGAPプロモーター制御下で発現するように設計されている。
VH1:抗EGFR免疫グロブリンの重鎖可変領域、
VL1:抗EGFR免疫グロブリンの軽鎖可変領域、
VH2:抗CD3免疫グロブリンの重鎖可変領域、
VL2:抗CD3免疫グロブリンの軽鎖可変領域、
L1、L2、L3:リンカー、を有するポリペプチド鎖を含んでなる一本鎖の二重特異性抗体である。
各重鎖可変領域及び軽鎖可変領域のアミノ酸配列を次表に示す。
実施例1で構築した二重特異性抗体発現ベクターを用いて、以下のようにコマガタエラ・パストリスを形質転換した。
実施例2で得られた二重特異性抗体発現酵母を5mlのBMGY培地(1% yeast extract bacto(Becton Dickinson社製)、2% Hipolypepton(日本製薬社製)、0.34% yeast nitrogen base Without Amino Acid and Ammonium Sulfate(Becton Dickinson社製)、1% Ammonium Sulfate、0.4mg/l Biotin、100mM リン酸カリウム(pH6.0)、2% Glycerol)に接種し、これを30℃、170rpm、24時間振盪培養した。前培養後、前培養液を250mlのBMGY培地に接種し、これを30℃、180rpm、48時間振盪培養した。培養後、遠心分離(3000g、10分、4℃)により培養上清を回収した。
実施例3で得られた培養上清を1M Tris-HCl(pH8.0)にてpH6.5に調整し、2mLニッケルセファーロースレジン(Ni Sepharose excel(GEヘルスケア社製))に供した。レジンはBuffer A (20 mMリン酸ナトリウム、0.5 M塩化ナトリウム、pH7.4)10mL及びBuffer B (20 mMリン酸ナトリウム、0.5 M塩化ナトリウム、10 mMイミダゾール、pH7.4)10mLで洗浄した。レジンに結合した二重特異性抗体はBuffer C (20 mMリン酸ナトリウム、0.5 M塩化ナトリウム、500 mMイミダゾール、pH7.4)5mLで溶出した。溶出後、二重特異性抗体モノマーをプレパックHiLoad 26/600 Superdex 200 pg カラム(GEヘルスケア社製)を用いたゲルろ過クロマトグラフィーにて分離精製した。
細胞傷害活性測定(MTS assay)に用いるT-LAK細胞を末梢血単核細胞(PBMC)(CTL社製)から作製した。Tフラスコ(25 cm2)にPBS(ナカライテスク社製)を1.5 mL、OKT3 IgG(1 mg/mL)を15 μL添加し、2時間、37℃、5%CO2でインキュベートした。アスピレータで吸引後、解凍したPBMC(CTL社製)、5 mLのRPMI(10% FBS(Thermo Fisher Scientific社製)、1% ペニシリン-ストレプトマイシン混合溶液)培地、2 μLのIL-2(35 万IU/ml、塩野義製薬社製)を入れて2日間、37℃、5%CO2でインキュベートした。その後、75 cm2のTフラスコに交換し、RPMI培地15 mLと、6 μLのIL-2を添加して2日間、37℃、5%CO2でインキュベートし、T-LAK細胞懸濁液とした。T-LAK細胞懸濁液中で細胞同士が凝集し始めたら、MTS assayへ利用した。MTS assayの1日目では、96wellプレートにTFK-1細胞(東北大学加齢医学研究所医用細胞資源センター)を104 cells/100 μLにRPMI培地で播種して24時間、37℃、5%CO2でインキュベートした。2日目は、T-LAK細胞を5×104 cells/50 μLに調製し、抗体の希釈系列もそれぞれ50 μLに調製した。TFK-1細胞の培養上清を除去し、T-LAK細胞懸濁液と抗体溶液をそれぞれ50 μLずつ添加し、24時間、37℃、5%CO2でインキュベートした。3日目に培養上清を除去し、PBS100 μL/wellで1回洗浄した。CellTiter 96 (登録商標) AQueous One Solution Cell Proliferation Assay(Promega社製)15 μLとRPMI培地85 μLの混合液を添加し、37℃、5%CO2で10分間インキュベートした。プレートリーダー(490nm)を用いて吸光度を測定し、細胞生存率を算出した。二重特異性抗体の細胞傷害活性の測定結果を図3に示す。構築した9つの二重特異性抗体全てで効果が確認された。
#220 (VL1-1-(L1)-VH1-1-(L2)-VH2-1-(L3)-VL2-1)、
#223 (VH2-1-(L1)-VL2-1-(L2)-VH1-1-(L3)-VL1-1)、
#226 (VH1-1-(L1)-VL1-1-(L2)-VH2-1-(L3)-VL2-1)、
#219 (VL1-1-(L1)-VH1-1-(L2)-VH2-2-(L3)-VL2-2)、
#222 (VH2-2-(L1)-VL2-2-(L2)-VH1-1-(L3)-VL1-1)、
#225 (VH1-1-(L1)-VL1-1-(L2)-VH2-2-(L3)-VL2-2)
の細胞傷害活性が特に高く、
#220 (VL1-1-(L1)-VH1-1-(L2)-VH2-1-(L3)-VL2-1)、
#223 (VH2-1-(L1)-VL2-1-(L2)-VH1-1-(L3)-VL1-1)、
#226 (VH1-1-(L1)-VL1-1-(L2)-VH2-1-(L3)-VL2-1)、
#219 (VL1-1-(L1)-VH1-1-(L2)-VH2-2-(L3)-VL2-2)、
#222 (VH2-2-(L1)-VL2-2-(L2)-VH1-1-(L3)-VL1-1)、
の細胞傷害活性が更に高く、
#223 (VH2-1-(L1)-VL2-1-(L2)-VH1-1-(L3)-VL1-1)、
#226 (VH1-1-(L1)-VL1-1-(L2)-VH2-1-(L3)-VL2-1)、
の細胞傷害活性が最も高いことが確認された。
Claims (15)
- アミノ末端側からカルボキシ末端側に向かって、
式1:VH1-L1-VL1-L2-VH2-L3-VL2、
式3:VL1-L1-VH1-L2-VH2-L3-VL2、又は
式5:VH2-L1-VL2-L2-VH1-L3-VL1
で表される構造を含む抗体ポリペプチドを含み、
VH1は、抗EGFR免疫グロブリンの重鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VL1は、抗EGFR免疫グロブリンの軽鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VH2は、抗CD3免疫グロブリンの重鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
VL2は、抗CD3免疫グロブリンの軽鎖可変領域のアミノ酸配列を表し、
L1、L2及びL3は、それぞれ独立に、リンカーのアミノ酸配列を表し、
式1は、
VH1が以下の(VH1-1CDR1)、(VH1-1CDR2)及び(VH1-1CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL1が以下の(VL1-1CDR1)、(VL1-1CDR2)及び(VL1-1CDR3)を相補性決定領域として含む、
という条件1を満たし、且つ、
VH2が以下の(VH2-1CDR1)、(VH2-1CDR2)及び(VH2-1CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL2が以下の(VL2-1CDR1)、(VL2-1CDR2)及び(VL2-1CDR3)を相補性決定領域として含む、
という条件2を満たし、
式3は、
VH1が以下の(VH1-1CDR1)、(VH1-1CDR2)及び(VH1-1CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL1が以下の(VL1-1CDR1)、(VL1-1CDR2)及び(VL1-1CDR3)を相補性決定領域として含む、
という条件1を満たし、且つ、
VH2が以下の(VH2-1CDR1)、(VH2-1CDR2)及び(VH2-1CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL2が以下の(VL2-1CDR1)、(VL2-1CDR2)及び(VL2-1CDR3)を相補性決定領域として含む、或いは、
VH2が以下の(VH2-2CDR1)、(VH2-2CDR2)及び(VH2-2CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL2が以下の(VL2-2CDR1)、(VL2-2CDR2)及び(VL2-2CDR3)を相補性決定領域として含む、
という条件2を満たし、
式5は、
VH1が以下の(VH1-1CDR1)、(VH1-1CDR2)及び(VH1-1CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL1が以下の(VL1-1CDR1)、(VL1-1CDR2)及び(VL1-1CDR3)を相補性決定領域として含む、
という条件1を満たし、且つ、
VH2が以下の(VH2-1CDR1)、(VH2-1CDR2)及び(VH2-1CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL2が以下の(VL2-1CDR1)、(VL2-1CDR2)及び(VL2-1CDR3)を相補性決定領域として含む、或いは、
VH2が以下の(VH2-2CDR1)、(VH2-2CDR2)及び(VH2-2CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL2が以下の(VL2-2CDR1)、(VL2-2CDR2)及び(VL2-2CDR3)を相補性決定領域として含む、
という条件2を満たす、二重特異性抗体:
(VH1-1CDR1) 配列番号1の第31位~第37位のアミノ酸配列、
(VH1-1CDR2) 配列番号1の第52位~第67位のアミノ酸配列、
(VH1-1CDR3) 配列番号1の第100位~第110位のアミノ酸配列、
(VL1-1CDR1) 配列番号3の第24位~第34位のアミノ酸配列、
(VL1-1CDR2) 配列番号3の第50位~第56位のアミノ酸配列、
(VL1-1CDR3) 配列番号3の第89位~第97位のアミノ酸配列、
(VH2-1CDR1) 配列番号5の第23位~第35位のアミノ酸配列、
(VH2-1CDR2) 配列番号5の第50位~第66位のアミノ酸配列、
(VH2-1CDR3) 配列番号5の第99位~第108位のアミノ酸配列、
(VH2-2CDR1) 配列番号6の第31位~第35位のアミノ酸配列、
(VH2-2CDR2) 配列番号6の第50位~第66位のアミノ酸配列、
(VH2-2CDR3) 配列番号6の第99位~第108位のアミノ酸配列、
(VL2-1CDR1) 配列番号7の第24位~第33位のアミノ酸配列、
(VL2-1CDR2) 配列番号7の第49位~第55位のアミノ酸配列、
(VL2-1CDR3) 配列番号7の第88位~第96位のアミノ酸配列、
(VL2-2CDR1) 配列番号8の第24位~第33位のアミノ酸配列、
(VL2-2CDR2) 配列番号8の第49位~第55位のアミノ酸配列、
(VL2-2CDR3) 配列番号8の第88位~第96位のアミノ酸配列。 - 抗体ポリペプチドが、式1又は式5で表される構造を含み、
式5は、
VH1が(VH1-1CDR1)、(VH1-1CDR2)及び(VH1-1CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL1が(VL1-1CDR1)、(VL1-1CDR2)及び(VL1-1CDR3)を相補性決定領域として含む、
という条件1を満たし、且つ、
VH2が(VH2-1CDR1)、(VH2-1CDR2)及び(VH2-1CDR3)を相補性決定領域として含み、且つ、VL2が(VL2-1CDR1)、(VL2-1CDR2)及び(VL2-1CDR3)を相補性決定領域として含む、
という条件2を満たす、
請求項1に記載の二重特異性抗体。 - VH1が以下の(a)~(c)のいずれかのアミノ酸配列であり、
VL1が以下の(d)~(f)のいずれかのアミノ酸配列であり、
VH2が以下の(g)~(i)のいずれかのアミノ酸配列であり、
VL2が以下の(j)~(l)のいずれかのアミノ酸配列である、請求項1又は2に記載の二重特異性抗体:
(a)配列番号1に示すアミノ酸配列、
(b)前記(a)に示すアミノ酸配列において、1~10個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(c)前記(a)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、
(d)配列番号3に示すアミノ酸配列、
(e)前記(d)に示すアミノ酸配列において、1~10個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(f)前記(d)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、
(g)配列番号5又は6に示すアミノ酸配列、
(h)前記(g)に示すアミノ酸配列において、1~10個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(i)前記(g)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、
(j)配列番号7又は8に示すアミノ酸配列、
(k)前記(j)に示すアミノ酸配列において、1~10個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(l)前記(j)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。 - L1、L2及びL3のうち少なくとも1つが、独立に、以下の(m)及び(o)のいずれかである、請求項1~3のいずれか1項に記載の二重特異性抗体:
(m)配列番号9、10又は11に示すアミノ酸配列、
(o)前記(m)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。 - 抗体ポリペプチドのカルボキシ末端に連結された1以上のタグを更に含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の二重特異性抗体。
- 前記タグが以下の(p1)~(r1)のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチド、及び/又は、(p2)及び(r2)のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドである、請求項5に記載の二重特異性抗体:
(p1)配列番号12に示すアミノ酸配列、
(q1)前記(p1)に示すアミノ酸配列において、1個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(r1)前記(p1)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列、
(p2)配列番号13に示すアミノ酸配列、
(r2)前記(p2)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。 - 抗体ポリペプチドが以下の(s)~(u)のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドである、請求項1~6のいずれか1項に記載の二重特異性抗体:
(s)配列番号19の第3位~第497位のアミノ酸配列、配列番号20の第3位~第497位のアミノ酸配列、配列番号22の第3位~第501位のアミノ酸配列、配列番号23の第3位~第501位のアミノ酸配列、又は、配列番号26の第3位~第501位のアミノ酸配列、
(t)前記(s)に示すアミノ酸配列において、1~20個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(u)前記(s)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。 - 抗体ポリペプチドのアミノ末端に連結された分泌シグナルを更に含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の二重特異性抗体。
- 分泌シグナルが以下の(v)~(x)のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドである、請求項8に記載の二重特異性抗体:
(v)配列番号14又は15に示すアミノ酸配列、
(w)前記(v)に示すアミノ酸配列において、1~2個のアミノ酸が置換、欠失、及び/又は付加したアミノ酸配列、
(x)前記(v)に示すアミノ酸配列と90%以上の配列同一性を有するアミノ酸配列。 - 請求項1~9のいずれか1項に記載の二重特異性抗体をコードする塩基配列を含む核酸。
- 請求項10に記載の核酸を含むベクター。
- 請求項11に記載のベクターを含む、細胞。
- 酵母細胞、細菌細胞、真菌細胞、昆虫細胞、動物細胞又は植物細胞である、請求項12に記載の細胞。
- メタノール資化性酵母細胞である酵母細胞、或いは、CHO細胞である動物細胞である、請求項13に記載の細胞。
- 請求項12~14のいずれか1項に記載の細胞を培養する培養工程、及び、
培養工程で得られた培養物から二重特異性抗体を回収する回収工程
を含む、二重特異性抗体の製造方法。
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