JP7072341B1 - 水中空気浮力発電システム - Google Patents

水中空気浮力発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP7072341B1
JP7072341B1 JP2021199193A JP2021199193A JP7072341B1 JP 7072341 B1 JP7072341 B1 JP 7072341B1 JP 2021199193 A JP2021199193 A JP 2021199193A JP 2021199193 A JP2021199193 A JP 2021199193A JP 7072341 B1 JP7072341 B1 JP 7072341B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
pipe
rotating body
compressed air
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021199193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022176047A (ja
Inventor
進 猿谷
Original Assignee
進 猿谷
猿谷 侑花
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 進 猿谷, 猿谷 侑花 filed Critical 進 猿谷
Priority to PCT/JP2022/015857 priority Critical patent/WO2022239560A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7072341B1 publication Critical patent/JP7072341B1/ja
Publication of JP2022176047A publication Critical patent/JP2022176047A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03BMACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS
    • F03B17/00Other machines or engines
    • F03B17/02Other machines or engines using hydrostatic thrust
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

【課題】自然エネルギーを利用して作った圧縮空気を用いて、水を入れた発電用パイプから効率良く電力を得ることができる水中空気浮力利用の発電システムを提供する。【解決手段】発電システムは、自然エネルギーを利用した発電機の出力により駆動されるエアーコンプレッサーと、エアーコンプレツサーに接続する圧縮空気貯蔵タンクと、水の入った発電用パイプと、圧縮空気貯蔵タンクに気圧弁を介して連結する圧縮空気供給パイプとを備えている。発電用パイプの管路に流体発電タービン装置の回転体が複数個配置され、各回転体の軸体が発電用パイプの管壁に、発電用パイプの管路の軸方向に対して直角方向に取り付けられている。各回転体の軸体には発電機が接続されている。圧縮空気供給パイプから発電用パイプの下端内部に圧縮空気を送り込み、気泡のエネルギーにより発電用パイプ内の水を押し上げ、水圧を誘導して回転体を回転させ発電する。【選択図】 図1

Description

本発明は、水中空気の浮力を利用した発電システムに関する。
海中に配置したパイプの下端にエアータンクに貯蔵した圧縮空気を送り、パイプの上端から吹き上げられる圧縮空気によって発電機を駆動する空気浮力による水圧誘導力発電システムが従来知られている(例えば特許文献1参照)。また、高水圧の下の水中で、管の中に気泡を発生させ、管内に発生する水流を利用して、管内のシャフトを回転させ、この管の上端から突出するシャフトの上端に連結した発電機の入力軸を回転させて発電を行う気泡の浮力を利用した発電が知られている(例えば特許文献2参照)。
実用新案登録第3107214号公報 特開2004-183637号公報
水中に配置されるパイプの上端で、ここから吹き上げられる圧縮空気のエネルギーを利用して発電機を駆動する構成や、パイプの上端から突出する回転シャフトの上端に発電機の入力軸を連結して発電機を駆動する構成は、1つのパイプに対して1個の発電装置しか駆動できず、パイプ内の圧縮空気のエネルギーを有効に活用できないという問題点がある。水中や地上に配置される発電用のパイプの適所に発電装置の回転体を取り付けるようにできれば、発電装置の数を増加させることによって、発電用パイプ内の圧縮空気の上昇力を有効活用できる。
本発明は、水中や地上に配置される発電パイプの管路の適所に発電装置の回転体を複数個取り付けることができるようにして上記問題点を解決することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、自然エネルギーを利用した発電機の出力により駆動されるエアーコンプレッサー8と、水流用の管路を有し、該管路に発電装置の回転体36を配置した発電用パイプ16と、エアーコンプレッサー8に接続する圧縮空気貯蔵タンク10と、圧縮空気貯蔵タンク10に気圧調整手段を介して連結する圧縮空気供給パイプとを備え、前記圧縮空気供給パイプから発電用パイプ16の下端内部に圧縮空気を送り込み、発電パイプ16内に気泡を発生させ、気泡のエネルギーにより発電用パイプ16内の水を押し上げ、水圧を誘導して前記回転体36を回転させる発電システムであって、前記発電用パイプ16の管路に、発電装置の回転体36を配置し、該回転体36の中心に固定され該回転体36の回転と連動して回転する軸体38を発電用パイプ16の管路の軸方向に対して直角に配置し、前記発電用パイプ16の管壁に、発電装置を複数個取り付け、該発電装置の発電機50と回転体36の軸体38とを接続し、回転体36を発電用パイプ16内の気泡の浮力による上昇エネルギーにより回転させ、発電装置を駆動するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記発電用パイプ16の下端に、空気の塊を断続的に一挙に放出するための空気塊断続的放出手段を配置し、該空気塊断続的放出手段を、一方が開口する筒体から成る、発電用パイプ16内に回転可能に軸支された空気塊放出体112と、該空気塊放出体112を回転駆動するモータ114と、前記空気塊放出体112に対向する圧縮エアー噴出用のエアーノズル116とで構成し、前記エアーノズル116から噴出するエアーを、前記空気塊放出体112の内部に溜めて圧縮された空気塊とし、この空気塊を空気塊放出体112を半回転させて、発電用パイプ16内に一挙に放出するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記発電用パイプ16の管壁の内壁面に螺旋状にフィン24を設け、発電用パイプ16の管路内の気泡の上昇スピードを速めるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記発電装置に、回転体36の軸体38の回転を増速して発電機50に伝達する増速機構を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記発電用パイプ16を骨組枠体70の内側に固定し、該骨組枠体70の上部に、陸上に設置した圧縮エアー供給部76に接続する接続部72を設け、該接続部72に圧縮空気供給パイプ56を接続し、骨組枠体70を人工プール68に配置したことを特徴とする。
また本発明は、前記発電用パイプ16を、複数本並列に設け、対向する発電用パイプ16に設置された各回転体36の軸体38を互いに連結し、複数の回転体36の互いに連結した軸体38の回転力を発電機50に伝達するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記回転体36を、周壁84aと両側壁84b,84bを備えたケーシング84に回転自在に配置し、該回転体36の軸体38を前記ケーシング84の両側壁84b,84b間に回転自在に支承し、前記ケーシング84を前記発電用パイプ16の管壁に取り付け、ケーシング84内の回転体36の一部を前記発電用パイプ16の流通路に配置し、前記ケーシングの周壁84aに発電用パイプ16の流通路に連通する開口部を設け、前記ケーシング84に支承された前記回転体36の軸体38に発電装置を連結した特徴とする。
また本発明は、海や湖に水上浮上施設2を浮上配置し、前記発電用パイプ16を上端部を残して水中に配置し、該発電用パイプ16を水上浮上施設2に取り付け、水上浮上施設2に、前記自然エネルギーを利用した発電機、エアーコンプレッサー8、圧縮空気貯蔵タンク10、圧縮空気供給パイプの各機器を配備したことを特徴とする。
また本発明は、水を入れた水タンク用導管94を地上に設置し、発電用パイプ16と、圧縮エアー貯蔵タンク10とを地上に設置し、発電用パイプ16の上端と下端を水タンク用導管94の上端と下端に連結し、水タンク用導管94内と発電用パイプ16内を一方向に水が流れるように成したことを特徴とする。
また本発明は、前記水タンク用導管94に移動体134を水タンク用導管94の軸方向にスライド自在に配置し、該移動体134を往復運動駆動装置128のピストンロッド136に連結し、前記移動体134に通孔138を設け、該通孔138に該通孔138を水圧により自動的に開閉する開閉蓋142を配置し、前記往復運動駆動装置128によって前記移動体134を往復駆動し、水タンク用導管94内に一方向に水流を発生させるようにしたことを特徴とするものである。
本発明は、水が流れる発電パイプの管路に複数の発電装置を設けることができ、発電パイプから効率良く電力を取り出すことができる。また、発電パイプを地上に設置する構成とすることで、発電パイプに取り付けた圧縮エアー発電装置の各部品のメンテナンスを容易に行うことができる。
本システムの全体説明図である。 本発明の説明図である。 本発明の説明図である。 本発明のA-A線断面説明図である。 本発明の説明図である。 本発明の説明図である。 本発明の説明図である。 本システムの他の実施形態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示す説明図である。 本システムの他の実施形態を示す説明図である。 本システムの他の実施形態を示す説明図である。 本システムの他の実施形態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示す説明図である。 本システムの他の実施形態を示す説明図である。 本システムの他の実施形態を示す説明図である。 本システムの他の実施形態を示す説明図である。 本システムの他の実施形態を示す説明図である。
以下に本発明の構成を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発電システムの発電パイプを海中に吊り下げた構成の実施形態を示している。2は水深の深い海や湖の水面3に浮上配置した水上浮上施設であり、空気の詰まった浮き袋から成る浮力体4が複数個配置され、該浮力体4の浮力により水面に露出して浮上している。水上浮上施設2は、ロープ5により海底74に取り付けられる。
水上浮上施設2には、風力発電機6と、該風力発電機6の出力により駆動されるコンプレッサー8、送電用の出力装置9、各種機器を制御するコントローラ(図示省略)等が設備されている。複数の浮力体4の各内部には圧縮空気充填用タンク10が配置され、各タンク10は、気圧調整弁12を介してコンプレッサー8の出力部に接続するタンク用パイプ14に連結している。16は発電用パイプであり、本実施形態では全長が略100メートル、外径が略2メートルのパイプを用いている。
発電用パイプ16の上部は、ロープ等の取付具18によって、水上浮上施設2に吊持されている。発電用パイプ16の本体は、複数本の部分パイプ16a(図2参照)により構成され、各パイプ16aはフランジを介して連結し、1本の発電用パイプ16を構成している。図1の全体図では、部分パイプ16aを接続するフランジは図示省略され、1本の発電用パイプ16として図示されている。各部分パイプ16aには、水流取入パイプ20が設けられ、各パイプ20は、発電用パイプ16の本体に対して下向きに傾斜し、各パイプ20の一端は、発電パイプ16の管路内に逆止弁(図示省略)を介して連通し、他端は、水中に開口している。水流取入パイプ20の各他端には、水中のゴミの侵入を阻止するためのネットなどのゴミ侵入阻止部材22が取り付けられている。
発電パイプ16の内側には、図5に示すように螺旋状にフィン24が突設されている。また、発電用パイプ16の管路には、発電用パイプ16内の気泡28(図6参照)を細かくするための細い複数のパイプから成るパイプ群26が配置され、この細いパイプ群26と螺旋状のフィン24とで、発電用パイプ16内の気泡28の上昇スピードを高めるようにしている。発電用パイプ16には、水流取入パイプ20ごとに、蓋(図示省略)が配置されている。蓋は、ソレノイド32により、発電用パイプ16の管路を開閉する方向に制御されるように構成されている。水流取入パイプ20がゴミで詰まったとき、コントローラは逆止弁を開放し、蓋を駆動してパイプ20の直上の発電用パイプ16の管路(中空部)を閉じ、水流取入パイプ20内の水流を逆流させることでゴミ侵入阻止部材22に付着したゴミを除去する。
発電用パイプ16には、10メートルごとに発電装置(発電タービン)34(図3参照)の部品の一つを構成する羽根車から成る回転体36が配置されている。回転体36の軸体38は、発電用パイプ16の側部に一体的に形成された水圧均等空気室40の側壁に回転自在に軸支されている。回転体36の軸体38は、発電用パイプ16の軸方向に対して直角な方向に配置されている。回転体36は、図4に示すように、全周の約半分の部分が発電パイプ16の中に配置され、他の約半分の部分が水圧均等空気室40内に配置されている。
水圧均等空気室40は、図4に示すように六面体のボックス体からなり、前壁40aが発電用パイプ16の周壁に固定され、発電用パイプ16の内部と、水圧均等空気室40の内部は、発電用パイプ16の周壁に形成された開口部42を通じて、発電用パイプ16の内部と連通している。水圧均等空気室40には、クラッチ44、変速機46、フライホイル48、発電機50が配備されている。回転体36、クラッチ44、変速機46、フライホイル48、発電機50の機構により、水圧均等空気室40内に発電装置(発電タービン)34が構成されている。空気室40の底部には、ドレン排水用のパイプ52が設けられている。
発電用パイプ16には、前記空気室40を囲んで、五面体のボックスからなる大型水圧均等空気室54が取り付けられている。大型水圧均等空気室54の底部は開放されている。上記空気室40,54、発電装置34は、発電部37を構成する。図1において、発電部37の構成は図示省略されている。
図1中、56は、各タンク10毎に設けられた圧縮空気供給パイプであり、一方が気圧調整弁58から成る気圧調整手段を介して、対応するタンク10に接続し、他方の端部が発電用パイプ16の下端部に遊嵌状態で挿入され、該発電用パイプ16の内壁に取り付け具(図示省略)により固定されている。圧縮空気供給パイプ56の下端近傍にはコントローラ(図示省略)によって開閉が制御される空気放出調整弁59が取り付けられ、圧縮空気が数秒ごとの間隔で適量が発電パイプ16に供給されるように構成されている。
圧縮空気供給パイプ56の他方の端部の外周面と発電用パイプ16の下端内周面との間に隙間が形成され、この隙間から、発電用パイプ16内に水が流入し、発電用パイプ16内は水が充満する。圧縮空気供給パイプ56は、分岐され、気圧調整弁58を介して、図2に示すように、水圧均等空気室40と、大型水圧均等空気室54に接続している。発電用パイプ16の下端開放部には、ゴミ侵入防止部材22が取り付けられている。空気室40には、回転体36の上部を覆う水圧バランスカバー35が設けられている。これにより、回転体36の回転によって水圧と空気圧のバランスがくずれ、発電パイプ16内の水が、空気室40内に流入するのを防止している。
上記した構成において、コンピュータにより空気放出調整弁59を制御し、タンク10から発電用パイプ16の下端に、圧縮空気を断続的に送り込むと、圧縮空気は気泡となって垂直に発電用パイプ16の管路内を上昇するエネルギーが発生し、このエネルギーによって各発電部37の回転体36が回転し、発電機50が発電する。発電部37の水圧均等空気室40は、気圧調整弁58から供給された圧縮空気によって、室内に圧縮空気室が形成され、室内に発電用パイプ16の開口部42から水が浸入することはなく、室内の発電装置34の回転体36に対して水圧がかかることがなく、回転体36を効率よく回転させることができる。フライホイル48や、変速機46やクラッチ44等は、断続的な空気エネルギーを安定した軸体38の高速回転とし、該回転を発電機50に入力する。
発電用パイプ16内を気泡28が上昇すると、発電用パイプ16内の水も上昇し、気泡28の上昇エネルギーを高め、このとき水流取入パイプ20から水を発電用パイプ16内に吸いこみ、気泡28の上昇エネルギーを高める作用をする。各発電機50の出力電力は、出力装置9に供給されここから外部に電力が出力される。本システムを構成する風力発電機6、コンプレッサー8、気圧調整弁12,58、発電装置34、出力装置9、ソレノイド32、調整弁59の各機器は、操作部を備えたコンピュータから成るコントローラ(図示省略)によって制御される。コントローラと各機器とは、図示省略した電気配線を介して電気的に接続している。
圧縮タンク10に圧縮空気を貯蔵する方式は、風力発電機の電力により、コンプレッサーを駆動する構成に特に限定されるものではなく、各種の自然エネルギーを利用した発電機の出力を利用して圧縮空気を作るようにしても良い。また発電用パイプ16は、単体で用いる方法に限定されるものではなく、複数本の発電パイプを束ねたパイプ束ね方式を採用しても良い。また本システムは水上浮上施設2を用いた発電パイプ吊り下げ方式に限定されるものでなく、発電パイプ16を図6に示すように金属棒などの取付具60を介して海や湖等の水底74に固定する水底固定式としても良い。図6の発電パイプ16の構成は、図1に示す発電パイプ16の構成と同一であり、圧縮空気供給パイプ56等は図示省略してある。大型水圧均等空気室54は、気圧調整弁58を介して供給される圧縮空気により、内部に空間が形成され、この空間に、水圧均等空気室40内のドレンがパイプ52から排出される。
図9は、発電パイプ16に装置される発電装置の他の実施形態を示している。
16aは、複数フランジを介して結合して発電用パイプ16を構成する部分パイプであり、膨大部16bの管壁に、底部が解放されたケーシング体が固定されている。該ケーシング体63の内部には空気室64が設けられ、ケーシング体63の内部壁面に、発電装置34が取り付けられている。膨大部16bの内部には、発電装置34の羽根車から成る回転体36が回転自在に配置され、回転体36の軸体38が膨大部16bの管壁に回転自在に支承され、該軸体38は、発電装置34に接続している。回転体36の軸体38は、発電用パイプ16の軸方向に対して直角な方向に配置されている。
部分パイプ16aには、管路に細いパイプ群(図示省略)と、スクリューの回転で発電パイプ内の水流を加速させる防水型のモータ67とが配置され、内壁に螺旋状のフィン24が形成されている。発電装置34、空気室64は発電部66を構成する。空気室64には、気圧調整弁58を介して、圧縮空気供給パイプ56から圧縮空気が供給され、この圧縮空気によって空気室64の内部への水の侵入が阻止される。
発電部66の構成を用いて図1に示す発電システムを構築することが可能である。発電部37の代わりに発電部66を用いた発電システムは、回転体36を100%水中で回転させるので水の抵抗が多くあり、回転は遅いが発電用パイプ16内の空気上昇エネルギーを無駄なく吸収することができる。
図7は、本システムを給排水設備を備えた人工プール(発電用人工池)68に設置した実施形態を示している。人工プール68は本実施形態では深さ10m~20m規模となっている。工場で予め発電用パイプ16が、取付具により、直方体形状の骨組枠体70の内側に保持固定されている。骨組枠体70にはクレーンで搬送するためのフック74が設けられている。骨組枠体70は、人工プール68に1個又は複数個配置するのに適した寸法に設定され、金属製パイプから成る複数の縦型柱体70aと、金属製パイプから成る複数の横型柱体70bと、上下の横型柱体70b間に交差して配置された金属製パイプから成る補強柱体70cから構成され、これらは互いに結合されて縦長の直方体形状を構成している。発電用パイプ16、圧縮空気供給パイプ56が取り付けられた骨組枠体70は、クレーンを用いて水を抜いた状態の人工プール68内に配置され、発電システムの点検が行われる。点検後、人工プール68に水が供給される。骨組枠体70には最上部に、圧縮空気供給用、電気用、計器用等のプラグコンセントから成る接続部72が設けられ、接続部72を介して、圧縮エアータンク4に接続する圧縮空気供給パイプ56により発電用パイプ16の下端に圧縮空気が供給される。圧縮空気供給パイプ56には、空気放出調整弁59が取り付けられている。
プラグコンセントから成る接続部72は、陸上に配置された風力発電機16、コンプレッサ8,圧縮エアータンク10から成る圧縮エアー供給部76と、送電用の出力部9にコード及びパイプを介して、接続している。圧縮空気供給パイプ56は、接続部72のプラグコンセントを介して、圧縮エアー供給部76の圧縮エアータンク10に連結している。接続部72,出力部9,圧縮エアー供給部76、各種気圧調整弁58等は、コンピュータから成るコントローラ33によって制御されるように構成されている。コントローラ33と本発電システムの各種電子機器との配線は図示省略している。図7において、発電用パイプ16に設置された発電部37の構成は、図1に示す構成と同一であり、これらの構成は図示省略した。また、圧縮空気供給パイプ56と発電用パイプ16の下端との結合構成も図1に示す、圧縮空気供給パイプ56と発電用パイプ16の下端との結合構成と同一であり、その説明を省略する。
発電用パイプ16を陸上の人口プール68に配置した理由は、海上などと違い誰でも簡単に発電施設に行くことができ、システムの本体や設備等の運搬及び設置工事とメンテナンスが簡単にできるためである。プール68の深さは深ければ深いほど発電部37を多く設置できる。またプール64の平面形状を長方形にすることで、本システムの骨組枠体70を人工プール68に複数並列して配置することができる。
図8は、骨組枠体70に発電パイプ16をジグザグ状に屈曲して配置し、発電パイプ16に発電部37と発電部66を設けた実施形態を示している。発電パイプ16はジグザグ状以外に、各種の屈曲状態とすることができジグザグ状に特に限定されるものではない。発電部37と発電部66の構成は、図4と図10に示す構成と同一であり、図示省略してある。
図11は、発電装置34に、回転体36の軸体38の回転数を増大させるための増速機構を設けた発電部66の実施形態を示している。ケーシング63に、軸体38aを、回転自在に支持し、回転体36の軸体38と軸体38aとを、大径な歯車G1とこれに噛み合う小径な歯車G2からなる増速機構を介して連結する。軸体38aには、クラッチ44、変速機46、フライホイル48aが取り付けられ、これらを介して、軸体38aの回転が、空気室64に配置された発電機50に入力されるように構成されている。軸体38にはフライホイル48aが取り付けられている。なお、上記増速機構は、複数の歯車の噛み合い伝達構成以外に種々の構成を採用することが出来、図11の構成に特に限定されるものではない。
次に、本発明の他の実施形態を図12乃至図14を参照して説明する。
人工プール68に骨組枠体70が配置固定されている。骨組枠体70は、金属パイプから成る複数の縦型柱体70aと、金属製パイプから成る複数の横型柱体70bと、上下の横型柱体間に交差して配置された金属製パイプから成る補強柱体70cとから構成され、これらは互いに結合されて縦長の直方体形状を構成している。骨組枠体70には、複数本の発電用パイプ16が支持され、各発電用パイプ16の上端は、水面から突出配置されている。骨組枠体70には、最上部に圧縮空気供給用、電気用、計器用等のプラグコンセントから成る接続部72が設けられている。接続部72、圧力調整装置78を介して圧縮エアータンク10に接続する圧縮空気供給パイプ80により、ノズル81を介して、各発電用パイプ16の下端に圧縮空気が供給されるように構成されている。
圧縮空気供給パイプ80には、圧縮空気を断続的あるいは連続的に発電用パイプ16の下端に供給するための空気放出調整弁59が設けられている。プラグコンセントから成る接続部72は、地上に配置された風車6’を有する風力発電機6、コンプレッサー8、圧縮エアータンク10、気圧調整手段78から成る圧縮エアー供給部と、送電用の出力部(図示省略)にコード及びパイプを介して接続している。圧縮空気供給パイプ80は、接続部72のプラグコンセント部を介して、圧縮エアータンク10に連結している。接続部72、出力部、圧縮エアー供給部等は、コンピュータから成るコントローラ(図示省略)によって制御されるように構成されている。コントローラと本発電システムの各種機器との配線は図示省略している。
図13は、発電部82の構成を示している。発電タービンの回転体36を保持するケーシング84は、リング状の周壁84aと、円盤状の両側壁84b,84bとから成り、このケーシング84にインペラを備えた回転体36が回転自在に配置されている。回転体36の中心の軸体38は、ケーシング84の両側壁84b,84bに回転自在に支承されている。ケーシング84は、各発電用パイプ16の管壁に複数取り付けられている。各ケーシング84内の回転体36の一部は、発電用パイプ16の流通路に配置される。ケーシング84の周壁84aの、発電パイプ16の内部に配置される部分には、水流用の開口部86,88が形成されている。発電用パイプ16の管壁に固定されたケーシング84は、周壁84aの開口部86,88を通じて、ケーシング内部の回転体収納空間が、発電用パイプ16の流通路に連通している。並列に配置された一対のケーシング84,84間には、発電部82のケーシングが固定配置され、該ケーシングに入力軸90が回転自在に支承されている。入力軸90の両端には、並列状に隣接するケーシング84,84内の回転体36,36の軸体38,38が連結している。入力軸90は、ベルト伝達機構、フライホイル、クラッチを介して発電機50に連結している。図14中、符号91はクラッチ装置であり、隣接する回転体36の軸体36を脱着制御可能に結合している。
本実施形態では、並列状の6個の回転体36の軸体38の回転が1個の発電部82の発電機50に入力されるように構成されている。本システムで連結される回転体3の数は任意に選択することができ、図14に示す実施形態の構成に特に限定されるものではない。
上記した構成において、各発電用パイプ16の下端に圧縮空気を断続的に送り込むと、圧縮空気は気泡となって各発電用パイプ16の管路内を上昇するエネルギーが発生し、このエネルギーによって各発電部82の回転体36が回転し、複数の回転体36の軸体38が連結された発電機50が発電する。これにより発電機50に入力される回転エネルギーが増大し、発電機50の出力を増大させることができる。発電用パイプ16の下端には、発電スタート時に圧縮空気が断続的に供給され、その後、連続的な通常のエアー供給に切り替わるように構成されている。
次に、図15乃至図17を参照して本発明の他の実施形態について説明する。
地上92に長さ10メートル以上の水タンク用導管94と、発電用パイプ16が地面に対して垂直に配置され、これらは地上に立設された建造物(図示省略)によって保持されている。発電用パイプ16は、1本又は複数本が導管94に平行に配置されている。各発電パイプ16の上端は、箱状の取付体96内に配置され、取付体96の内部はパイプ98を介して水タンク用導管94に連結している。パイプ98には、開閉バルブ100が設けられている。各発電用パイプ16の上端内部には、パイプ16内に上昇水流を生じさせるスクリュー102が配置され、該スクリュー102は、取付体96に取り付けられたスクリユー駆動部104によって駆動されるように構成されている。各取付体96にはエアー抜き用のパイプ106が設けられている。導管94の上端には開閉バルブの付いた給水口108が設けられ、下端には開閉バルブの付いた水抜きドレン排水口110が設けられている。導管94の下端は開閉バルブ101を介して発電用パイプ16の下端膨大部に連結している。各発電用パイプ16の下端には膨大部が形成され、その内部に円筒形の空気塊放出体112,112が互いに180度向きを変えた状態で配置されている。
各空気塊放出体112,112は、モータ114の出力軸に連結している。発電用パイプ16の下端膨大部には、2本のエアーノズル116と1本のエアーノズル117が配置され、エアーノズル116,116それぞれ対応する空気塊放出体112,112の直下に対向している。エアーノズル116,117は、空気吐出切替用のバルブ118を介して、エアーパイプ120の一端に連結し、エアーパイプ120の他端は、気圧調整手段122を介して圧縮エアータンク10に連結している。前記エアーノズル116、空気塊放出体112、モータ114は、空気塊断続的放出手段を構成している。発電用パイプ16の下端膨大部には、水抜きドレンバルブ111が設けられている。
圧縮エアータンク10は、地上92に設置されたコンプレッサー8にパイプを介して連結し、コンプレッサー8から圧縮空気が供給されるように構成されている。地上には自然エネルギーを利用した風車6’を備えた風力発電機6が設置され、コンプレッサー8を駆動するように構成されている。各発電用パイプ16の管壁には複数個の発電部124が取り付けられている。84は、発電タービンの回転体36を保持するケーシングであり、該ケーシング84は、リング状の周壁84aと、円盤状の両側壁84bを備え、内部にインペラを有する回転体36が回転自在に配置されている。
回転体36の中心の軸体38は、ケーシング84の両側壁84bに回転自在に支承されている。ケーシング84は、発電用パイプ16の管壁に一体的に取り付けられている。各ケーシング84内の回転体36の一部は、発電用パイプ16の流通路に配置されている。ケーシング84の周壁84aの発電用パイプ16の内部に配置される部分には開口部86,88が形成されている。発電用パイプ16の管壁に固定されたケーシング84は、周壁84aの開口部86,88を通じてケーシング内部の回転体収納空間が、発電用パイプ16の流通路に連通している。各ケーシング84の側面には支持体が取り付けられ、該支持体に発電機50が取り付けられている。発電機50の入力部は、フライホイル48、クラッチ44,ベルト式動力伝達機構126を介して回転体36の軸体38に連結している。図中、符号93はレベル計、符号95はエアー抜きを示している。
図17は、導管94に装置された水鉄砲型水流加速用往復運動駆動装置128の構成説明図を示している。導管94上部の内部にシリンダー130が固定配置され、シリンダー130内にピストン132が配置されている。導管94内に移動体134がスライド自在に配置され、該移動体134はピストンロッド136を介して、ピストン132に連結している。移動体134には、水流通孔138が設けられている。該水流通孔138は、移動体134に揺動自在に軸140支されたバネ付きの開閉蓋142によって、自動的に開閉するように構成されている。開閉蓋142は、バネ力によって移動板134の下面に当接し、通孔138を閉じる方向に付勢されている。導管94には、管状のピストンカバー143が取り付けられ、これにピストンロッド136の上部が昇降自在に嵌挿配置されている。
ピストンカバー143の上端部には、ピストンロッド136の最上昇位置を検出するためのピストンスイッチ144が設けられている。シリンダー130の上下端部には、圧縮エアータンク10の出力部に空気切替弁150とパイプ152を介して連結する空気取り入れパイプ146,148が連結している。また、シリンダー130の上下端部には、空気排出口154,156が設けられ、空気排出口154は、調整弁158を介して空気排出パイプ160に連結し、空気排出口156は調整弁159を介して空気排出パイプ160の下端に連結している。導管94の上端には、空気排出口162が設けられている。シリンダー130の下端には、ピストン132の最下降位置を検出するピストンスイッチ145が設けられている。
本実施形態において、上記した空気切替弁、調整弁その他の電子機器は、コンピュータによって制御されるように構成されている。図17に示す往復運動駆動装置128は、図15,16では、図面の複雑化を避けるため図示省略されている。
次に本実施形態の動作について説明する。
圧縮エアータンク10内には、風力発電機6の出力電力により駆動されるコンプレッサ8により圧縮エアーが充填されている。また水タンク用導管94内及び発電用パイプ16内は、給水口108を通じて水が供給され、充満した状態となっている。
上記したシステムの状態において、発電用パイプ16の下端にエアーノズル116から圧縮空気を吐出する。空気塊放出体112は、一方側に開口部112a有し、ノズル116から吐出される空気を溜めた後、モーター114によって半回転することで一挙に円筒内の空気塊を開口部112aから上方に放出する。この動作を数秒間隔で連続的に行い、数秒間隔で空気塊放出体112から空気塊が一挙に放出される。発電用パイプの下端に圧縮空気の塊が断続的に送り込まれると、圧縮空気は気泡となって垂直に発電用パイプ16の管路内を上昇するエネルギーが発生し、このエネルギーによって各発電部124の回転体36が回転し、発電機50が発電する。一方、導管94内で、空圧によりピストン132が上下動し、移動体134が、導管94内を上下動して、導管94内の水を下方に加圧し、導管94内と発電用パイプ16内の水を循環させる。
この移動体134の昇降運動による発電用パイプ16と導管94間の水流の循環により、発電用パイプ16の水流が加速され、これにより回転体36の回転力が増大し、発電効果が高まる。シリンダー130内へのエアーの供給と排出は、切換え弁50と調整弁158,159によって制御される。ピストン132をエアーによって押し下げるときは、切替弁150はパイプ152とパイプ146を連通させ、調整弁158は閉じ、調整弁159は開く。ピストン132の下降はスイッチ145オンで停止し、パイプ146からのエアー供給は停止する。次に切替弁150が働いて、パイプ152とパイプ148が連通し、パイプ146は遮断され、弁159が閉じ、ピストン132は上昇する。このとき、調整弁158は開き、シリンダー130内のエアーは、パイプ160から排出される。ロッド136の上端がスイッチ144をオンとすると、パイプ148からのエアーの供給が停止し、ピストン132の上昇が停止する。
移動体134が下降するとき、水圧で蓋142は、ばねの弾力に抗して閉じ、上昇するときは、ばね力で元の状態に自動的に復帰し、水流通孔138を開く。発電スタート時から所定時間経過すると、圧縮エアーの間欠供給は停止し、通常の、エアーノズル117からのエアーの吐出に切り替わる。尚、発電動作中、空気排出パイプ160から排出されるエアーは、別個に設けた空気供給パイプを通じて発電用パイプ16の下端に供給されるように構成してもよい。なお、往復運動駆動装置128は、駆動時間をタイマーにより設定し、駆動と停止を所定時間ごとに繰り返すようにしても良い。また、
2 水上浮上施設
4 浮力体
5 ロープ
6 風力発電機
8 コンプレッサー
9 出力装置
10 タンク
12 気圧調整弁
14 パイプ
16 発電用パイプ
16a 部分パイプ
18 取付具
20 水流取入パイプ
22 ゴミ侵入阻止部材
24 フィン
26 パイプ群
28 気泡
32 ソレノイド
34 発電装置(発電タービン)
33 コントローラ
36 回転体
37 発電部
38 軸体
40 水圧均等空気室
40a 前壁
42 開口部
44 クラッチ
46 変速機
48 フライホイル
50 発電機
52 パイプ
54 大型水圧均等空気室
56 圧縮空気供給パイプ
58 気圧調整弁(気圧調整手段)
59 空気放出調整弁
60 取付具
64 空気室
66 発電部
67 モータ
68 人工プール
70 骨組枠体
72 接続部
74 フック
76 水底
78 気圧調整手段
80 圧縮空気供給パイプ
82 発電部
84 ケーシング
86 開口部
88 開口部
90 入力軸
92 地上
94 水タンク用導管
96 取付体
98 パイプ
100 バルブ
102 スクリュー
104 スクリュー駆動部
106 パイプ
108 給水口
110 排水口
111 水抜きドレンバルブ
112 空気塊放出体
114 モータ
116 エアーノズル
117 エアーノズル
118 バルブ
120 エアーパイプ
122 気圧調整手段
124 発電部
126 ベルト式動力伝達機構
128 往復運動駆動装置
130 シリンダー
132 ピストン
134 移動体
136 ピストンロッド
138 水流通孔
140 軸
142 開閉蓋
143 ピストンカバー
144 スイッチ
145 スイッチ
146 空気取り入れパイプ
148 空気取り入れパイプ
150 空気切替弁
152 パイプ
154 空気排出口
156 空気排出口
158 調整弁
159 調整弁
160 空気排出パイプ
162 空気排出口
164 水

Claims (9)

  1. 自然エネルギーを利用した発電機の出力により駆動されるエアーコンプレッサー8と、水流用の管路を有し、該管路に発電装置の回転体36を配置した発電用パイプ16と、エアーコンプレッサー8に接続する圧縮空気貯蔵タンク10と、圧縮空気貯蔵タンク10に気圧調整手段を介して連結する圧縮空気供給パイプとを備え、前記圧縮空気供給パイプから発電用パイプ16の下端内部に圧縮空気を送り込み、発電パイプ16内に気泡を発生させ、気泡のエネルギーにより発電用パイプ16内の水を押し上げ、水圧を誘導して前記回転体36を回転させる発電システムであって、前記発電用パイプ16の管路に、発電装置の回転体36を配置し、該回転体36の中心に固定され該回転体36の回転と連動して回転する軸体38を発電用パイプ16の管路の軸方向に対して直角に配置し、前記発電用パイプ16の管壁に、発電装置を複数個取り付け、該発電装置の発電機50と回転体36の軸体38とを接続し、回転体36を発電用パイプ16内の気泡の浮力による上昇エネルギーにより回転させ、発電装置を駆動するようにし、前記発電用パイプ16の下端に、空気の塊を断続的に一挙に放出するための空気塊断続的放出手段を配置し、該空気塊断続的放出手段を、一方が開口する筒体から成る、発電用パイプ16内に回転可能に軸支された空気塊放出体112と、該空気塊放出体112を回転駆動するモータ114と、前記空気塊放出体112に対向する圧縮エアー噴出用のエアーノズル116とで構成し、前記エアーノズル116から噴出するエアーを、前記空気塊放出体112の内部に溜めて圧縮された空気塊とし、この空気塊を空気塊放出体112を半回転させて、発電用パイプ16内に一挙に放出するようにしたことを特徴とする水中空気浮力発電システム。
  2. 自然エネルギーを利用した発電機の出力により駆動されるエアーコンプレッサー8と、水流用の管路を有し、該管路に発電装置の回転体36を配置した発電用パイプ16と、エアーコンプレッサー8に接続する圧縮空気貯蔵タンク10と、圧縮空気貯蔵タンク10に気圧調整手段を介して連結する圧縮空気供給パイプとを備え、前記圧縮空気供給パイプから発電用パイプ16の下端内部に圧縮空気を送り込み、発電パイプ16内に気泡を発生させ、気泡のエネルギーにより発電用パイプ16内の水を押し上げ、水圧を誘導して前記回転体36を回転させる発電システムであって、前記発電用パイプ16の管路に、発電装置の回転体36を配置し、該回転体36の中心に固定され該回転体36の回転と連動して回転する軸体38を発電用パイプ16の管路の軸方向に対して直角に配置し、前記発電用パイプ16の管壁に、発電装置を複数個取り付け、該発電装置の発電機50と回転体36の軸体38とを接続し、回転体36を発電用パイプ16内の気泡の浮力による上昇エネルギーにより回転させ、発電装置を駆動するようにし、前記回転体36を、周壁84aと両側壁84b,84bを備えたケーシング84に回転自在に配置し、該回転体36の軸体38を前記ケーシング84の両側壁84b,84b間に回転自在に支承し、前記ケーシング84を前記発電用パイプ16の管壁に取り付け、ケーシング84内の回転体36の一部を前記発電用パイプ16の流通路に配置し、前記ケーシングの周壁84aに発電用パイプ16の流通路に連通する開口部を設け、前記ケーシング84に支承された前記回転体36の軸体38に発電装置を連結したことを特徴とする水中空気浮力発電システム。
  3. 自然エネルギーを利用した発電機の出力により駆動されるエアーコンプレッサー8と、水流用の管路を有し、該管路に発電装置の回転体36を配置した発電用パイプ16と、エアーコンプレッサー8に接続する圧縮空気貯蔵タンク10と、圧縮空気貯蔵タンク10に気圧調整手段を介して連結する圧縮空気供給パイプとを備え、前記圧縮空気供給パイプから発電用パイプ16の下端内部に圧縮空気を送り込み、発電パイプ16内に気泡を発生させ、気泡のエネルギーにより発電用パイプ16内の水を押し上げ、水圧を誘導して前記回転体36を回転させる発電システムであって、前記発電用パイプ16の管路に、発電装置の回転体36を配置し、該回転体36の中心に固定され該回転体36の回転と連動して回転する軸体38を発電用パイプ16の管路の軸方向に対して直角に配置し、前記発電用パイプ16の管壁に、発電装置を複数個取り付け、該発電装置の発電機50と回転体36の軸体38とを接続し、回転体36を発電用パイプ16内の気泡の浮力による上昇エネルギーにより回転させ、発電装置を駆動するようにし、水を入れた水タンク用導管94を地上に設置し、発電用パイプ16と、圧縮エアー貯蔵タンク10とを地上に設置し、発電用パイプ16の上端と下端を水タンク用導管94の上端と下端に連結し、水タンク用導管94内と発電用パイプ16内を一方向に水が流れるように成し、前記水タンク用導管94に移動体134を水タンク用導管94の軸方向にスライド自在に配置し、該移動体134を往復運動駆動装置128のピストンロッド136に連結し、前記移動体134に通孔138を設け、該通孔138に該通孔138を水圧により自動的に開閉する開閉蓋142を配置し、前記往復運動駆動装置128によって前記移動体134を往復駆動し、水タンク用導管94内に一方向に水流を発生させるようにしたことを特徴とする水中空気浮力発電システム。
  4. 前記発電用パイプ16の管壁の内壁面に螺旋状にフィン24を設け、発電用パイプ16の管路内の気泡の上昇スピードを速めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の水中空気浮力発電システム。
  5. 前記発電装置に、回転体36の軸体38の回転を増速して発電機50に伝達する増速機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の水中空気浮力発電システム。
  6. 前記発電用パイプ16を骨組枠体70の内側に固定し、該骨組枠体70の上部に、陸上に設置した圧縮エアー供給部76に接続する接続部72を設け、該接続部72に圧縮空気供給パイプ56を接続し、骨組枠体70を人工プール68に配置したことを特徴とする請求項1に記載の水中空気浮力発電システム。
  7. 前記発電用パイプ16を、複数本並列に設け、対向する発電用パイプ16に設置された各回転体36の軸体38を互いに連結し、複数の回転体36の互いに連結した軸体38の回転力を発電機50に伝達するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の水中空気浮力発電システム。
  8. 海や湖に水上浮上施設2を浮上配置し、前記発電用パイプ16を上端部を残して水中に配置し、該発電用パイプ16を水上浮上施設2に取り付け、水上浮上施設2に、前記自然エネルギーを利用した発電機、エアーコンプレッサー8、圧縮空気貯蔵タンク10、圧縮空気供給パイプの各機器を配備したことを特徴とする請求項1に記載の水中空気浮力発電システム。
  9. 水を入れた水タンク用導管94を地上に設置し、発電用パイプ16と、圧縮エアー貯蔵タンク10とを地上に設置し、発電用パイプ16の上端と下端を水タンク用導管94の上端と下端に連結し、水タンク用導管94内と発電用パイプ16内を一方向に水が流れるように成したことを特徴とする請求項1に記載の水中空気浮力発電システム。
JP2021199193A 2021-05-14 2021-12-08 水中空気浮力発電システム Active JP7072341B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/015857 WO2022239560A1 (ja) 2021-05-14 2022-03-30 水中空気浮力発電システム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021082171 2021-05-14
JP2021082171 2021-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7072341B1 true JP7072341B1 (ja) 2022-05-20
JP2022176047A JP2022176047A (ja) 2022-11-25

Family

ID=81654314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021199193A Active JP7072341B1 (ja) 2021-05-14 2021-12-08 水中空気浮力発電システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7072341B1 (ja)
WO (1) WO2022239560A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001946A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Hisao Omomo 浮力を利用した動力システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004183637A (ja) * 2002-12-01 2004-07-02 Masahiko Takahashi 高水圧下で発生させた気泡の浮力を利用した発電装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001946A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Hisao Omomo 浮力を利用した動力システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022239560A1 (ja) 2022-11-17
JP2022176047A (ja) 2022-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6803670B2 (en) Method and apparatus for generating energy
AU2004234556B2 (en) Production installation
US7656051B2 (en) Buoyancy vehicle apparatus to create electrical power
US8024927B1 (en) System for buoyancy power generation
US20110260460A1 (en) Method and apparatus for generating electrical energy from underwater falls
AU2008338258B2 (en) Hydrodynamic energy generation system
AU2005272731A1 (en) Hydraulic liquid pumping system
JP2006029277A (ja) 発電装置
US4805406A (en) Air activated liquid displacement motor
WO2007004290A1 (ja) ピストン型水車を用いた発電装置
US4220003A (en) Apparatus for generating rotational power
US20100059999A1 (en) Sea Floor Pump Tailrace Hydraulic Generation System
JP7072341B1 (ja) 水中空気浮力発電システム
JP2016517923A (ja) 潜水式水力発電機装置およびかかる装置から水を排出する方法
US11199174B2 (en) Generator
JPS63255572A (ja) エネルギ発生装置
CN205331068U (zh) 提升流体压强或高度的装置
JP3233115U (ja) 水中空気浮力発電システム
JPH08312519A (ja) 波力揚水装置用ブイおよび波力揚水装置
TWI619882B (zh) 水壓式儲能及發電系統
JPS6045786A (ja) 粘性浮力回転装置
JP2023091536A (ja) 水中空気浮力利用発電システム
CN111395817A (zh) 人工造浪装置及人工造浪方法
JP2004124866A (ja) 沈水式発電装置
CN111315979A (zh) 转矩生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211216

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7072341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150