JP7071395B2 - 空気調和機及びその除霜制御方法 - Google Patents

空気調和機及びその除霜制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気調和機技術の分野に関し、特に空気調和機の除霜制御方法、不揮発性コンピュータ記憶媒体、及び空気調和機に関する。
R290(プロパン)冷却剤は、冷媒とも呼ばれ、新型エコ冷却剤であり、主にセントラル空気調和機、ヒートポンプ空気調和機、家庭用空気調和機、及び他の小型冷凍機器に応用される。
しかしながら、飽和液体状態の場合、R290の密度は、R22(ジフルオロクロロメタン)などの他の冷媒より小さいため、同じ容積のR290の充填量は小さい。充填量の制限によって、同じ能力レベルの空気調和機は、他の冷媒を使用する空気調和機に比べて、その充填量がかなり小さい。一方、冷却量及びエネルギー効率のニーズを満たすことができるために、大排気量の圧縮機と大面積の熱交換器を使用する必要があるが、スロットル装置として毛細管を使用する場合、霜を溶かし終わった時に、毛細管の温度は、潤滑油の流動点温度より長時間低くなっていることによって、潤滑油にフロック流が発生し、深刻な場合には毛細管が詰まり、機器全体が故障してしまう。
本発明は、関連技術における技術的課題を少なくともある程度解決することを目的とする。そのため、本発明の第1の目的は、空気調和機が除霜モードから暖房モードに切り替える場合、圧縮機の周波数上昇および下降速度の制御を行うことにより、スロットル部材の出口の温度が低すぎて潤滑油にフロック流が発生してスロットル部材が詰まることを効果的に防止する空気調和機の除霜制御方法を提供する。
本発明の第2の目的は、不揮発性コンピュータ記憶媒体を提供する。
本発明の第3の目的は、空気調和機を提供する。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面の実施例は、空気調和機の除霜制御方法を提供し、前記空気調和機は、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、室内熱交換器と、スロットル部材とを含み、前記圧縮機の排気口は、前記四方弁の第1端に接続され、前記四方弁の第2端は、前記室外熱交換器の一端に接続され、前記室外熱交換器の他端は、前記スロットル部材の一端に接続され、前記スロットル部材の他端は、前記室内熱交換器の一端に接続され、前記室内熱交換器の他端は、前記四方弁の第3端に接続され、前記四方弁の第4端は、前記圧縮機のガス戻り口に接続され、前記除霜制御方法は、前記空気調和機の除霜中に、除霜終了信号を受信した時に、停止するように前記圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように前記四方弁を制御するステップと、前記四方弁の切り替えが完了した後、起動するように前記圧縮機を制御するステップと、前記圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、前記通常の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、前記現在の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の周波数上昇の制御を行うステップであって、前記現在の周波数上昇速度は、前記通常の周波数上昇速度より小さいステップと、を含む。
本発明の実施例の空気調和機の除霜制御方法によれば、空気調和機の除霜中に除霜終了信号を受信した時に、停止するように圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御する。四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御し、圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行い、ここで、現在の周波数上昇速度は、通常の周波数上昇速度より小さい。当該方法は、空気調和機が除霜モードから暖房モードに切り替える場合、圧縮機の周波数の上昇及び下降速度の制御を行うことにより、スロットル部材出口の温度が低すぎて潤滑油にフロック流が発生してスロットル部材が詰まることが効果的に防止される。
本発明の一実施例によれば、前記通常の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得するステップは、前記通常の周波数上昇速度に所定割合を乗算して前記現在の周波数上昇速度を取得するステップを含む。
本発明の一実施例によれば、前記所定割合が固定値である場合、前記所定割合の値の範囲は、1/3~2/3であり、前記所定割合が可変値である場合、前記所定割合は、第1の所定値から第2の所定値に徐々に増加し、前記第1の所定値の範囲は、0~1/3であり、前記第2の所定値の範囲は、2/3~1である。
本発明の一実施例によれば、前記現在の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の周波数上昇の制御を行うステップは、前記圧縮機の運転周波数が前記空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、前記現在の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を直接制御するステップ、又は、前記圧縮機の運転周波数が前記空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、前記現在の周波数上昇速度に従って第2の所定時間だけ周波数上昇するように前記圧縮機を制御した後、前記通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を制御するステップを含む。
本発明の一実施例によれば、上記の空気調和機の除霜制御方法は、前記空気調和機が暖房モードで運転している間に、除霜信号を受信した時に停止するように前記圧縮機を制御し、第3の所定時間が経過した後、切り替えるように前記四方弁を制御するステップと、前記四方弁の切り替えが完了した後、起動するように前記圧縮機を制御し、前記通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を制御して、前記空気調和機を除霜するステップと、をさらに含む。
上記の目的を達成するために、本発明の第2の側面の実施例は、一つ又は複数のプログラムが記憶されている不揮発性コンピュータ記憶媒体を提供し、前記一つ又は複数のプログラムが一つの装置によって実行される場合に、前記装置に、上記の空気調和機の除霜制御方法を実行させる。
本発明の実施例の不揮発性コンピュータ記憶媒体は、空気調和機の除霜中に除霜終了信号を受信した時に、停止するように圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御する。四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御し、圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行い、ここで、現在の周波数上昇速度は、通常の周波数上昇速度より小さい。これにより、空気調和機が除霜モードから暖房モードに切り替える場合、圧縮機の周波数の上昇及び下降速度の制御を行うことにより、スロットル部材の出口の温度が低すぎて潤滑油にフロック流が発生してスロットル部材が詰まることが効果的に防止される。
上記の目的を達成するために、本発明の第3の側面の実施例は、空気調和機を提供し、前記空気調和機は、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、室内熱交換器と、スロットル部材と、コントローラとを含み、前記圧縮機の排気口は、前記四方弁の第1端に接続され、前記四方弁の第2端は、前記室外熱交換器の一端に接続され、前記室外熱交換器の他端は、前記スロットル部材の一端に接続され、前記スロットル部材の他端は、前記室内熱交換器の一端に接続され、前記室内熱交換器の他端は、前記四方弁の第3端に接続され、前記四方弁の第4端は、前記圧縮機のガス戻り口に接続され、前記コントローラは、前記空気調和機の除霜中に、除霜終了信号を受信した時に、停止するように前記圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように前記四方弁を制御し、前記四方弁の切り替えが完了した後、起動するように前記圧縮機を制御し、前記圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、前記通常の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、前記現在の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の周波数上昇の制御を行い、前記現在の周波数上昇速度は、前記通常の周波数上昇速度より小さい。
本発明の実施例の空気調和機によれば、コントローラは、空気調和機の除霜中に、除霜終了信号を受信した時に、停止するように圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御する。四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御し、圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行い、ここで、現在の周波数上昇速度は、通常の周波数上昇速度より小さい。これにより、空気調和機が除霜モードから暖房モードに切り替える場合、圧縮機の周波数の上昇及び下降速度の制御を行うことにより、スロットル部材出口の温度が低すぎて潤滑油にフロック流が発生してスロットル部材が詰まることが効果的に防止される。
本発明の一実施例によれば、前記コントローラが前記通常の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得する時に、前記コントローラは、前記通常の周波数上昇速度に所定割合を乗算して前記現在の周波数上昇速度を取得する。
本発明の一実施例によれば、前記所定割合が固定値である場合、前記所定割合の値の範囲は、1/3~2/3であり、前記所定割合が可変値である場合、前記所定割合は、第1の所定値から第2の所定値に徐々に増加し、前記第1の所定値の範囲は、0~1/3であり、前記第2の所定値の範囲は、2/3~1である。
本発明の一実施例によれば、前記コントローラが前記現在の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の周波数上昇の制御を行う時に、前記コントローラは、前記圧縮機の運転周波数が前記空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、前記現在の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を直接制御し、又は、前記コントローラは、前記圧縮機の運転周波数が前記空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、前記現在の周波数上昇速度に従って第2の所定時間だけ周波数上昇するように前記圧縮機を制御した後、前記通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を制御する。
本発明の一実施例によれば、前記コントローラは、さらに、前記空気調和機が暖房モードで運転する間に、除霜信号を受信した時に停止するように前記圧縮機を制御し、第3の所定時間が経過した後、切り替えるように前記四方弁を制御し、前記四方弁の切り替えが完了した後、起動するように前記圧縮機を制御し、前記通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を制御して、前記空気調和機を除霜する。
本発明の実施例に係る空気調和機の除霜制御方法のフローチャートである。 本発明の一実施例に係る空気調和機の概略構成図である。 本発明の一実施例に係る所定割合が固定値である場合の圧縮機の周波数上昇制御概略図である。 本発明の他の実施例に係る所定割合が固定値である場合の圧縮機の周波数上昇制御概略図である。 本発明の一実施例に係る所定割合が可変値である場合の圧縮機の周波数上昇制御概略図である。 本発明の他の実施例に係る所定割合が可変値である場合の圧縮機の周波数上昇制御概略図である。
以下、本出願の実施例を詳細に説明する。前記実施例における例が図面に示され、同一又は類似する符号は、常に同一又は類似する要素、或いは、同一又は類似する機能を有する要素を示す。以下に、図面を参照しながら説明される実施例は例示するものであり、本出願を解釈するためだけに用いられ、本出願を限定するものと理解してはならない。
以下に図面を参照して本発明の実施例に係る空気調和機の除霜制御方法と、不揮発性コンピュータ記憶媒体と、空気調和機とを説明する。
図1は、本発明の実施例に係る空気調和機の除霜制御方法のフローチャートである。
本発明の実施例では、図2に示すように、空気調和機は、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、室内熱交換器と、スロットル部材(例えば、毛細管)とを含む。圧縮機の排気口は四方弁の第1端に接続され、四方弁の第2端は室外熱交換器の一端に接続され、室外熱交換器の他端はスロットル部材の一端に接続され、スロットル部材の他端は室内熱交換器の一端に接続され、室内熱交換器の他端は四方弁の第3端に接続され、四方弁の第4端は圧縮機のガス戻り口に接続されている。
図1に示すように、当該空気調和機の除霜制御方法は、以下のステップS1~ステップS3を含むことができる。
ステップS1において、空気調和機の除霜中に、除霜終了信号を受信した時に、停止するように圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御する。第1の所定時間は、実際の状況に応じて設定することができる。
具体的には、空気調和機が暖房モードで運転している時には、室外熱交換器に着霜する現象が発生する可能性があるため、空気調和機が暖房モードで一定の時間運転した後、又は室外熱交換器が設定された除霜条件に達した場合、空気調和機は制御されて除霜モードに切り替えて室外熱交換器を除霜することにより、室内熱交換器の暖房効果が確保される。
室外熱交換器の除霜が完了した後、空気調和機が再度制御されて暖房モードに切り替わる。この時、停止するように圧縮機を制御した後、切り替えるように四方弁を制御して暖房モードに切り替えることができる。除霜終了時に、室外熱交換器側の圧力が高く、室内熱交換器側の圧力が低く、スロットル部材の温度が常に低いため、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御して、システムの圧力のバランスが取れるようにすることができ、これにより、スロットル部材の温度が徐々に上昇し、スロットル部材の温度が潤滑油の流動点温度より低くてフロック流が発生してスロットル部材が詰まることが防止される。同時に、除霜終了時に室外熱交換器側の圧力が高く、室内熱交換器側の圧力が低いため、この時、切り替えるように四方弁を直接制御すると、大きな切り替えノイズが発生するため、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御することによって、四方弁の切り替えノイズを効果的に低減することもできる。
ステップS2において、四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御する。
なお、四方弁の切り替えは、主に内部のスライディングベーンによって実現され、四方弁の切り替え中に圧縮機が制御されて起動して運転する場合、スライディングベーンに大きな衝撃を与えるため、本発明の実施例では、四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御することにより、四方弁が損傷しないことが確保される。
ステップS3において、圧縮機の通常の(第1の)周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の(第2の)周波数上昇速度を取得し、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行い、ここで、現在の周波数上昇速度は、通常の周波数上昇速度より小さい。
具体的には、除霜終了前後、スロットル部材の温度が常に低い状態にあるため、遅延制御によってスロットル部材の温度をある程度上昇させることができるが、この時、通常の周波数上昇速度で周波数上昇するように圧縮機を直接制御すると、室内熱交換器における冷媒が急速に吸い出されてなくなるため、室内熱交換器側の圧力が非常に低くなる一方、室外熱交換器側の圧力が高くなり、大きな圧力差の作用で、スロットル部材の温度が急速に下がって潤滑油の流動点温度より低くなる。これにより、潤滑油にフロック流が発生して、スロットル部材が詰まることになる。
したがって、本発明の実施例では、起動及び運転するように圧縮機を制御する時に、圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、該周波数上昇速度は、圧縮機の通常の周波数上昇速度より小さく、その後、当該周波数上昇速度に基づいて圧縮機を制御する。つまり、圧縮機が起動して運転した後、通常の周波数上昇速度より低い速度で圧縮機の周波数上昇の制御を行うことにより、スロットル部材の油詰まりが効果的に防止される。
本発明の一実施例によれば、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得するステップは、通常の周波数上昇速度に所定割合を乗算して現在の周波数上昇速度を取得するステップを含む。
本発明の実施例では、所定割合は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。所定割合が固定値である場合、所定割合の値の範囲は1/3~2/3であってもよい。所定割合が可変値である場合、所定割合は、第1の所定値から第2の所定値に徐々に増加し、ここで、第1の所定値の値の範囲は、0~1/3であってもよく、第2の所定値の範囲は、2/3~1であってもよい。
さらに、本発明の実施例では、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行うステップは、圧縮機の運転周波数が空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、現在の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように圧縮機を直接制御するステップ、又は、圧縮機の運転周波数が空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、現在の周波数上昇速度に従って第2の所定時間だけ周波数上昇するように圧縮機を制御した後、通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように圧縮機を制御するステップを含む。ここで、第2の所定時間は、実際の状況に応じて設定することができる。
具体的には、空気調和機の除霜が終了する時に、まず、停止するように圧縮機を制御し、第1の所定時間t1が経過した後、切り替えるように四方弁を制御するとともに、現在の室内外環境温度を取得し、室内外環境温度に基づいて所定テーブルから当該環境温度における圧縮機の通常の周波数上昇速度Vを取得し、次に、通常の周波数上昇速度Vに所定割合を乗算して圧縮機の現在の周波数上昇速度を算出する。四方弁の切り替えが完了した後、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行う。
例えば、所定割合が固定値であり、例えば1/2である場合、対応する圧縮機の現在の周波数上昇速度は、1/2Vであり、この場合、図3aに示すように、圧縮機の運転周波数が空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、1/2Vに従って周波数上昇するように圧縮機を直接制御することができ、又は、図3bに示すように、圧縮機の運転周波数が空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、1/2Vに従って第2の所定時間t2だけ周波数上昇するように圧縮機を制御した後、通常の周波数上昇速度Vに従って周波数上昇するように圧縮機を制御する。
また、所定割合が可変値である場合、図4aに示すように、起動するように圧縮機を制御した後、圧縮機の運転周波数が空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、まず、1/3Vで周波数上昇するように圧縮機を制御し、次に、一定の時間ごとに現在の周波数上昇速度を一定の値高く調整し、圧縮機の現在の運転周波数が2/3Vに達する場合、圧縮機の現在の周波数上昇速度を高く調整することを停止し、2/3Vの周波数上昇速度で運転するように圧縮機を制御することができ、又は、図4bに示すように、起動するように圧縮機を制御した後、圧縮機の運転周波数が空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、まず、1/3Vで周波数上昇するように圧縮機を制御し、次に、一定の時間ごとに現在の周波数上昇速度を一定の値高く調整し、圧縮機の現在の運転周波数が2/3Vに達し、且つ第2の所定時間t2に達する場合、圧縮機の現在の周波数上昇速度を高く調整することを停止し、通常の周波数上昇速度Vで周波数上昇するように圧縮機を制御することができる。
なお、上記の例では、時間間隔及び毎回高く調整する値を適切に設定することによって、周波数上昇速度が2/3Vに達する時に、周波数上昇時間がちょうど第2の所定時間t2に達することを確保することができる。また、本発明の実施例では、他の方式で圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得することもでき、具体的には、従来技術を用いることができ、ここでは限定しない。
本発明の実施例に係る空気調和機の除霜制御方法は、既存の空気調和機の除霜制御ロジックに基づいて修正することにより、空気調和機全体の部材を変更することなく、空気調和機が除霜モードから暖房モードに切り替える場合の毛細管などのスロットル部材の温度が潤滑油の流動点温度より低くて潤滑油にフロック流が発生してスロットル部材が詰まり、機器全体が故障する問題が効果的に避けられる。
さらに、本発明の一実施例によれば、上記の空気調和機の除霜制御方法は、空気調和機が暖房モードで運転している間に、除霜信号を受信した時に、停止するように圧縮機を制御し、第3の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御するステップと、四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御し、通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように圧縮機を制御して、空気調和機を除霜するステップと、をさらに含むことができる。ここで、第3の所定時間は、実際の状況に応じて設定することができる。
具体的には、空気調和機が暖房モードで運転している間に、室外熱交換器を除霜する必要があるか否かを従来技術を用いて判断し、必要がある場合、停止するように圧縮機を制御し、第3の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御し、四方弁の切り替えが完了した後、通常の周波数上昇速度で除霜モード(冷房除霜)に入るように圧縮機を制御することができる。ここで、第3の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御することは、四方弁の切り替えによるノイズの問題を効果的に防止することができ、四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御することは、四方弁が衝撃を受けて損傷することを効果的に防止することができる。一方、除霜モードに入る時に、通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように圧縮機を直接制御することができる。これは、空気調和機が暖房モードで運転する場合、スロットル部材が常に高温状態にあり、スロットル部材の温度が潤滑油の流動点温度より低くなることがないため、詰まり現象が発生しないからである。
なお、本発明の実施例の空気調和機の除霜制御方法によれば、空気調和機の除霜中に除霜終了信号を受信した時に、停止するように圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御する。四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御し、圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行い、ここで、現在の周波数上昇速度は、通常の周波数上昇速度より小さい。当該方法は、空気調和機が除霜モードから暖房モードに切り替える場合に、圧縮機の周波数の上昇及び下降速度の制御を行うことにより、スロットル部材の出口の温度が低すぎて潤滑油にフロック流が発生してスロットル部材が詰まることが効果的に防止される。
以下、本発明の実施例の空気調和機を詳細に説明する。
図2に示すように、本発明の実施例の空気調和機は、圧縮機10と、四方弁20と、室外熱交換器30と、室内熱交換器40と、スロットル部材50と、コントローラ(図示せず)とを含むことができる。
ここで、圧縮機10の排気口は、四方弁20の第1端に接続され、四方弁20の第2端は、室外熱交換器30の一端に接続され、室外熱交換器30の他端は、室内熱交換器40の一端に接続され、室内熱交換器40の他端は、スロットル部材50の一端に接続され、スロットル部材50の他端は、四方弁20の第3端に接続され、四方弁20の第4端は、圧縮機10のガス戻り口に接続されている。コントローラは、空気調和機の除霜中に、除霜終了信号を受信した時に、停止するように圧縮機10を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁20を制御し、四方弁20の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機10を制御し、圧縮機10の通常の周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機10の現在の周波数上昇速度を取得し、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機10の周波数上昇の制御を行い、ここで、現在の周波数上昇速度は、通常の周波数上昇速度より小さい。
本発明の一実施例によれば、コントローラが通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機10の現在の周波数上昇速度を取得する場合、コントローラは、通常の周波数上昇速度に所定割合を乗算して現在の周波数上昇速度を取得する。
本発明の一実施例によれば、所定割合が固定値である場合、所定割合の値の範囲は、1/3~2/3であり、所定割合が可変値である場合、所定割合は、第1の所定値から第2の所定値に徐々に増加し、ここで、第1の所定値の範囲は、0~1/3であり、第2の所定値の範囲は、2/3~1である。
本発明の一実施例によれば、コントローラが現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機10の周波数上昇の制御を行う時、ここで、コントローラは、圧縮機10の運転周波数が空気調和機の通常暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、圧縮機10を直接制御して現在の周波数上昇速度に従って周波数上昇し、又は、コントローラは、先に圧縮機10を制御して現在の周波数上昇速度に従って第2の所定時間だけ周波数上昇した後、圧縮機10の運転周波数が空気調和機の通常暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、圧縮機10を制御して通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇する。
本発明の一実施例によれば、コントローラは、さらに、空気調和機が暖房モードで運転している間に、除霜信号を受信した時に停止するように圧縮機10を制御し、第3の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁20を制御し、四方弁20の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機10を制御し、通常の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように圧縮機10を制御して、空気調和機を除霜する。
なお、本発明の実施例の空気調和機に開示されていない詳細については、本発明の実施例の空気調和機の除霜制御方法に開示されている詳細を参照し、具体的には、ここでは詳細に説明しない。
本発明の実施例の空気調和機によれば、コントローラが空気調和機の除霜中に除霜終了信号を受信した時に、停止するように圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御する。四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御し、圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行い、ここで、現在の周波数上昇速度は、通常の周波数上昇速度より小さい。これにより、空気調和機が除霜モードから暖房モードに切り替える場合、圧縮機の周波数の上昇及び下降速度の制御を行うことにより、スロットル部材の出口の温度が低すぎて潤滑油にフロック流が発生してスロットル部材が詰まることが効果的に防止される。
また、本発明の実施例は、一つ又は複数のプログラムが記憶されている不揮発性コンピュータ記憶媒体をさらに提供し、一つ又は複数のプログラムが一つの装置によって実行される場合に、装置が上記の空気調和機の除霜制御方法を実行する。
本発明の実施例の不揮発性コンピュータ記憶媒体は、空気調和機の除霜中に除霜終了信号を受信した時に、停止するように圧縮機を制御し、第1の所定時間が経過した後、切り替えるように四方弁を制御する。四方弁の切り替えが完了した後、起動するように圧縮機を制御し、圧縮機の通常の周波数上昇速度を取得し、通常の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の現在の周波数上昇速度を取得し、現在の周波数上昇速度に基づいて圧縮機の周波数上昇の制御を行い、ここで、現在の周波数上昇速度は、通常の周波数上昇速度より小さい。これにより、空気調和機が除霜モードから暖房モードに切り替える場合、圧縮機の周波数の上昇及び下降速度の制御を行うことにより、スロットル部材の出口の温度が低すぎて潤滑油にフロック流が発生してスロットル部材が詰まることが効果的に防止される。
なお、当業者は、上記の実施例の様々な方法のすべて又は一部のステップは、関連プログラムを有するハードウェアによって完成することができ、当該プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができ、記憶媒体は、フラッシュディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、ディスク、又は光学ディスクなどを含むことができる。
本発明の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚み」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「半径方向」、「周方向」などの用語が示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づき、本発明を便利にまたは簡単に説明するために使用されるものであり、指定された装置又は要素が特定の方位にあり、特定の方位において構造され操作されることを指示又は暗示するものではないので、本発明を限定するものであると理解してはならない。
一方、「第1」、「第2」という用語は単に説明するためのものであり、相対的な重要性を指示又は暗示したり或いは指定された技術的特徴の数量を暗黙的に指定するものであると理解してはならない。よって、「第1」、「第2」で限定されている特徴は、少なくとも一つの当該特徴を含んでいることを、明示又は暗黙的に指定している。本発明の説明において、明確かつ具体的な限定がない限り、「複数」とは、少なくとも二つ、例えば、二つ、三つなどを意味する。
本発明において、明確な規定及び限定がない限り、「取り付け」、「互いに接続」、「接続」、「固定」という用語の意味は広く理解されるべきである。例えば、固定接続や、着脱可能な接続や、あるいは一体的な接続でも可能である。機械的な接続や、電気的な接続も可能である。直接的に接続することや、中間媒体を介して間接的に接続することや、二つの要素の内部が連通することや、あるいは二つの要素の間に相互作用関係があることも可能である。当業者であれば、具体的な状況によって上記用語の本発明においての具体的な意味を理解することができる。
本発明において、明確な規定及び限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあることは、第1特徴と第2特徴とが直接的に接触することを含んでもよく、第1特徴と第2特徴とが中間媒体を介して接触することを含んでもよい。また、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」又は「上面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上にあることを含むか、或いは、単に第1特徴の水平高さが第2特徴より高いことだけを表す。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」又は「下面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真下及び斜め下にあることを含むか、或いは、単に第1特徴の水平高さが第2特徴より低いことだけを表す。
本明細書の説明において、「一つの実施例」、「一部の実施例」、「例」、「具体的な例」、或いは「一部の例」などの用語を参照した説明は、当該実施例或いは例に結合して説明された具体的な特徴、構成、材料或いは特徴が、本発明の少なくとも一つの実施例或いは例に含まれることである。本明細書において、上記用語に対する例示的な表現は、必ずしも同じ実施例或いは例を示すものではない。また、説明された具体的な特徴、構成、材料或いは特徴は、いずれか一つ或いは複数の実施例又は例において適切に結合することができる。なお、お互いに矛盾しない場合、当業者は,本明細書で説明された異なる実施例或いは例、及び異なる実施例或いは例の特徴を結合及び組み合わせることができる。
以上、本発明の実施例を示して説明しているが、上記実施例は、例示するものであり、本発明を限定するものであると理解してはいけない。当業者は、本発明の範囲内において、上記実施例に対して各種の変更、修正、置き換え及び変形を行うことができる。

Claims (7)

  1. 空気調和機の除霜制御方法であって、
    前記空気調和機は、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、室内熱交換器と、スロットル部材とを含み、前記圧縮機の排気口は、前記四方弁の第1端に接続され、前記四方弁の第2端は、前記室外熱交換器の一端に接続され、前記室外熱交換器の他端は、前記スロットル部材の一端に接続され、前記スロットル部材の他端は、前記室内熱交換器の一端に接続され、前記室内熱交換器の他端は、前記四方弁の第3端に接続され、前記四方弁の第4端は、前記圧縮機のガス戻り口に接続され、
    前記除霜制御方法は、
    前記空気調和機の除霜中に、除霜終了信号を受信した時に、停止するように前記圧縮機を制御し、前記スロットル部材の温度変化を制御する第1の所定時間が経過した後、切り替えるように前記四方弁を制御するステップと、
    前記四方弁の切り替えが完了した後、起動するように前記圧縮機を制御するステップと、
    前記圧縮機の第1の周波数上昇速度を取得し、前記第1の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の第2の周波数上昇速度を取得し、前記第2の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の周波数上昇の制御を行うステップであって、前記第2の周波数上昇速度は、前記第1の周波数上昇速度より小さいステップと、を含
    前記第1の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の第2の周波数上昇速度を取得するステップは、
    前記第1の周波数上昇速度に所定割合を乗算して前記第2の周波数上昇速度を取得するステップを含み、
    前記所定割合が固定値である場合、前記所定割合の値の範囲は、1/3~2/3であり、
    前記所定割合が可変値である場合、前記所定割合は、第1の所定値から第2の所定値に徐々に増加し、前記第1の所定値の範囲は、0~1/3であり、前記第2の所定値の範囲は、2/3~1である、
    ことを特徴とする空気調和機の除霜制御方法。
  2. 前記第2の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の周波数上昇の制御を行うステップは、
    前記圧縮機の運転周波数が前記空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、前記第2の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を直接制御するステップ、又は、
    前記圧縮機の運転周波数が前記空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、前記第2の周波数上昇速度に従って第2の所定時間だけ周波数上昇するように前記圧縮機を制御した後、前記第1の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を制御するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和機の除霜制御方法。
  3. 前記空気調和機が暖房モードで運転している間に、除霜信号を受信した時に停止するように前記圧縮機を制御し、前記室外熱交換器の圧力と前記室内熱交換器の圧力とのバランスを制御する第3の所定時間が経過した後、切り替えるように前記四方弁を制御するステップと、
    前記四方弁の切り替えが完了した後、起動するように前記圧縮機を制御し、前記第1の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を制御して、前記空気調和機を除霜するステップと、をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の除霜制御方法。
  4. 一つ又は複数のプログラムが記憶されている不揮発性コンピュータ記憶媒体であって、
    前記一つ又は複数のプログラムが一つの装置によって実行される場合に、前記装置に、請求項1~のいずれか1項に記載の空気調和機の除霜制御方法を実行させる、
    ことを特徴とする不揮発性コンピュータ記憶媒体。
  5. 空気調和機であって、
    圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、室内熱交換器と、スロットル部材と、コントローラとを含み、
    前記圧縮機の排気口は、前記四方弁の第1端に接続され、前記四方弁の第2端は、前記室外熱交換器の一端に接続され、前記室外熱交換器の他端は、前記スロットル部材の一端に接続され、前記スロットル部材の他端は、前記室内熱交換器の一端に接続され、前記室内熱交換器の他端は、前記四方弁の第3端に接続され、前記四方弁の第4端は、前記圧縮機のガス戻り口に接続され、
    前記コントローラは、前記空気調和機の除霜中に、除霜終了信号を受信した時に、停止するように前記圧縮機を制御し、前記スロットル部材の温度変化を制御する第1の所定時間が経過した後、切り替えるように前記四方弁を制御し、前記四方弁の切り替えが完了した後、起動するように前記圧縮機を制御し、前記圧縮機の第1の周波数上昇速度を取得し、前記第1の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の第2の周波数上昇速度を取得し、前記第2の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の周波数上昇の制御を行い、前記第2の周波数上昇速度は、前記第1の周波数上昇速度より小さ
    前記コントローラが前記第1の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の第2の周波数上昇速度を取得する時に、
    前記コントローラは、前記第1の周波数上昇速度に所定割合を乗算して前記第2の周波数上昇速度を取得すし、
    前記所定割合が固定値である場合、前記所定割合の値の範囲は、1/3~2/3であり、
    前記所定割合が可変値である場合、前記所定割合は、第1の所定値から第2の所定値に徐々に増加し、前記第1の所定値の範囲は、0~1/3であり、前記第2の所定値の範囲は、2/3~1である、
    ことを特徴とする空気調和機。
  6. 前記コントローラが前記第2の周波数上昇速度に基づいて前記圧縮機の周波数上昇の制御を行う時に、
    前記コントローラは、前記圧縮機の運転周波数が前記空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、前記第2の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を直接制御し、又は、
    前記コントローラは、前記圧縮機の運転周波数が前記空気調和機の通常の暖房運転時に必要な運転周波数に達するまで、前記第2の周波数上昇速度に従って第2の所定時間だけ周波数上昇するように前記圧縮機を制御した後、前記第1の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を制御する、
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
  7. 前記コントローラは、さらに、前記空気調和機が暖房モードで運転している間に、除霜信号を受信した時に停止するように前記圧縮機を制御し、第3の所定時間が経過した後、切り替えるように前記四方弁を制御し、前記四方弁の切り替えが完了した後、起動するように前記圧縮機を制御し、前記第1の周波数上昇速度に従って周波数上昇するように前記圧縮機を制御して、前記空気調和機を除霜する、
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和機。

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