JP7070019B2 - 電源装置及び機器システム - Google Patents
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Description
また、本発明の一態様による電源装置は、前記バリア装置が、絶縁バリア(50、50A)を備える。
また、本発明の一態様による電源装置は、前記絶縁バリアが、直流電力を交流電力に変換する発振回路(51)と、前記発振回路から一次側に供給される交流電力を二次側に伝達する絶縁トランス(52)と、前記絶縁トランスの二次側に伝達された交流電力を整流する整流回路(53、53A)と、前記整流回路で整流された電力を制限する制限回路(54)と、を備える。
また、本発明の一態様による電源装置は、前記耐圧容器が、前記第2接続部を複数備え、前記制限回路が、前記第2接続部に対応して複数設けられる。
また、本発明の一態様による電源装置は、前記バリア装置が、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して供給される交流電力を直流電力に変換して前記絶縁バリアに供給する電力変換部(40)を備える。
また、本発明の一態様による電源装置は、前記耐圧容器が、前記第1接続部を複数備え、前記電力変換部が、前記第1接続部に対応して複数設けられ、複数の前記電力変換部の各々の直流電力を、複数のダイオード60a、60bを介して前記絶縁バリアに並列接続する接続回路(60)を備える。
また、本発明の一態様による電源装置は、前記第1接続部及び前記第2接続部には耐圧パッキン金具(FP)が設けられており、前記耐圧防爆用電線管及び前記本安機器が、前記耐圧パッキン金具を介して接続される。
本発明の一態様による機器システムは、本質安全防爆がなされている機器である本安機器(10、10A)と、危険場所(A1)に設置される耐圧防爆用電線管(CD7、CD12)に接続され、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して供給される電力を、本質安全防爆規格を満たす電力に制限して前記本安機器に供給する上記の何れかに記載の電源装置と、を備える。
また、本発明の一態様による機器システムは、前記耐圧防爆用電線管の一部に取り付けられ、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して前記電源装置へ供給される電力を遮断するか否かを切り換えるスイッチ(30、30A)を備える。
また、本発明の一態様による機器システムは、前記本安機器が、アンテナ(17)が取り外し可能に構成され、前記アンテナに接続可能であるとともに前記本安機器の外部に突出した接続端子を有する無線機器である。
〈機器システム〉
図1は、本発明の第1実施形態による機器システムの全体構成を示す図である。図1に示す通り、本実施形態の機器システム1は、無線フィールド機器10(本安機器、無線機器)、電源装置20、及びタンブラスイッチ30(スイッチ)を備えており、プラントの危険場所A1に設置されて、プラントの非危険場所A2に設けられた商用電源等の電源PSから供給される電力を用いて無線フィールド機器10を動作させるものである。
図2は、本発明の第1実施形態による電源装置の内部構成を示すブロック図である。図2(a)に示す通り、電源装置20のバリア装置26は、AC/DC電源40(電力変換部)と絶縁バリア50とを備える。AC/DC電源40は、耐圧側電源端子24から供給される交流電力を直流電力に変換する。例えば、AC/DC電源40は、電圧が90~240[V]程度の交流電力を、電圧が24[V]の直流電力に変換する。尚、AC/DC電源40から出力される直流電力の電圧を幾つにするかは、絶縁バリア50の電気的な特性との兼ね合いで決定される。絶縁バリア50は、AC/DC電源40から出力される直流電力を、本質安全防爆規格を満たす電力(例えば、電圧が12[V]程度、電流が50[mA]程度)に制限する。
非危険場所A2に設けられた電源PSの電力(交流電力)は、耐圧防爆用厚鋼電線管CD1に収容された電線L1、耐圧防爆用分電盤110、耐圧防爆用厚鋼電線管CD2に収容された電線L2、耐圧防爆用接続箱120、及び耐圧防爆用厚鋼電線管CD6に収容された電線L6を順に介してタンブラスイッチ30に供給される。
〈機器システム〉
図3は、本発明の第2実施形態による機器システムの全体構成を示す図である。尚、図3においては、図1に示した構成に相当する構成については同一の符号を付してある。また、図3においては、図示を簡略化するために、図1に示した耐圧防爆用分電盤110、耐圧防爆用接続箱120、タンブラスイッチ130、耐圧防爆用照明器具140,150、耐圧防爆用厚鋼電線管CD2~CD6の図示を省略している。尚、図3では、電線L1がタンブラスイッチ30に接続されて、耐圧防爆用厚鋼電線管CD1の一端が、タンブラスイッチ30の入力端31に設けられた耐圧パッキン金具FPに固定されているとしている。
図4は、本発明の第2実施形態による電源装置の内部構成を示すブロック図である。図4(a)に示す通り、電源装置20Aのバリア装置26Aは、図2(a)に示すバリア装置26に設けられた絶縁バリア50を、複数の本安側出力端子25を有する絶縁バリア50Aに代えた構成である。図4(b)に示す通り、絶縁バリア50Aは、図2(b)に示す絶縁バリア50の整流回路53を整流回路53Aに代え、エネルギー制限回路54を複数設けた構成である。複数設けられたエネルギー制限回路54には、整流回路53Aから同じ大きさの直流電圧が供給される。エネルギー制限回路54は、図2(c)に示す構成のものを用いることができる。尚、本実施形態において、バリア装置26Aに設けられたAC/DC電源40は、直流電圧(例えば、100[V]の直流電圧)で動作させても良い。
非危険場所A2に設けられた電源PSの電力(交流電力)は、耐圧防爆用厚鋼電線管CD1に収容された電線L1を介してタンブラスイッチ30に供給される。タンブラスイッチ30に供給された電力(交流電力)は、タンブラスイッチ30がオン状態である場合には、耐圧防爆用厚鋼電線管CD7に収容された電線L7を介して電源装置20Aに供給される。電源装置20Aに供給された電力(交流電力)は、耐圧側電源端子24からバリア装置26Aに入力され、AC/DC電源40によって直流電力に変換された後に絶縁バリア50Aに供給される。
〈機器システム〉
図5は、本発明の第3実施形態による機器システムの全体構成を示す図である。尚、図5においては、図3と同様に、図1に示した構成に相当する構成については同一の符号を付してある。また、図5においては、図3と同様に、図1に示した耐圧防爆用分電盤110、耐圧防爆用接続箱120、タンブラスイッチ130、耐圧防爆用照明器具140,150、耐圧防爆用厚鋼電線管CD2~CD6の図示を省略している。
図6は、本発明の第3実施形態による電源装置の内部構成を示すブロック図である。図6に示す通り、電源装置20Bのバリア装置26Bは、図2(a)に示すバリア装置26に設けられたAC/DC電源40を複数設け、接続回路60を追加した構成である。接続回路60は、カソードが接続された2つのダイオード60a,60bを備える。ダイオード60aのアノードは一方のAC/DC電源40の出力端T11に接続され、ダイオード60bのアノードは、他方のAC/DC電源40の出力端T11に接続される。尚、2つのダイオードのカソードは、絶縁バリア50の入力端T21に接続される。つまり、接続回路60は、複数設けられたAC/DC電源40の各々の出力端T11を、ダイオード60a,60bを介して絶縁バリア50に並列接続する回路である。尚、AC/DC電源40の各々の出力端T12は、絶縁バリア50の入力端T22に接続される。
非危険場所A2に設けられた電源PSの電力(交流電力)は、耐圧防爆用厚鋼電線管CD1に収容された電線L1を介してタンブラスイッチ30に供給され、タンブラスイッチ30がオン状態である場合に、耐圧防爆用厚鋼電線管CD7に収容された電線L7を介して電源装置20Bに供給される。また、非危険場所A2に設けられた電源PS1の電力(交流電力)は、耐圧防爆用厚鋼電線管CD11に収容された電線L11を介してタンブラスイッチ30Aに供給され、タンブラスイッチ30Aがオン状態である場合に、耐圧防爆用厚鋼電線管CD12に収容された電線L12を介して電源装置20Bに供給される。
10,10A 無線フィールド機器
17 アンテナ
20,20A,20B 電源装置
21 耐圧容器
22 入力端
23 出力端
26,26A,26B バリア装置
30,30A タンブラスイッチ
40 AC/DC電源
50,50A 絶縁バリア
51 発振回路
52 絶縁トランス
53,53A 整流回路
54 エネルギー制限回路
60 接続回路
60a,60b ダイオード
A1 危険場所
CD7,CD12 耐圧防爆用厚鋼電線管
FP 耐圧パッキン金具
L7,L12 電線
Claims (10)
- 本質安全防爆がなされている機器である本安機器に電力を供給する電源装置であって、
危険場所に設置される耐圧防爆用電線管が接続される第1接続部と、前記本安機器が接続される第2接続部とを有する耐圧容器と、
前記耐圧容器内に収容され、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して供給される電力を、本質安全防爆規格を満たす電力に制限して前記第2接続部に接続された前記本安機器に供給するバリア装置と、
を備え、
前記バリア装置は、絶縁バリアを備え、
前記絶縁バリアは、直流電力を交流電力に変換する発振回路と、
前記発振回路から一次側に供給される交流電力を二次側に伝達する絶縁トランスと、
前記絶縁トランスの二次側に伝達された交流電力を整流する整流回路と、
前記整流回路で整流された電力を制限する制限回路と、
を備える電源装置。 - 前記耐圧容器は、前記第2接続部を複数備え、
前記制限回路は、前記第2接続部に対応して複数設けられる、
請求項1記載の電源装置。 - 前記バリア装置は、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して供給される交流電力を直流電力に変換して前記絶縁バリアに供給する電力変換部を備える、請求項1又は請求項2記載の電源装置。
- 本質安全防爆がなされている機器である本安機器に電力を供給する電源装置であって、
危険場所に設置される耐圧防爆用電線管が接続される第1接続部と、前記本安機器が接続される第2接続部とを有する耐圧容器と、
前記耐圧容器内に収容され、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して供給される電力を、本質安全防爆規格を満たす電力に制限して前記第2接続部に接続された前記本安機器に供給するバリア装置と、
を備え、
前記バリア装置は、絶縁バリアと、
前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して供給される交流電力を直流電力に変換して前記絶縁バリアに供給する電力変換部と、
を備える電源装置。 - 前記耐圧容器は、前記第1接続部を複数備え、
前記電力変換部は、前記第1接続部に対応して複数設けられ、
複数の前記電力変換部の各々の直流電力を、複数のダイオードを介して前記絶縁バリアに並列接続する接続回路を備える、
請求項3又は請求項4記載の電源装置。 - 前記第1接続部及び前記第2接続部には耐圧パッキン金具が設けられており、
前記耐圧防爆用電線管及び前記本安機器は、前記耐圧パッキン金具を介して接続される、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電源装置。 - 本質安全防爆がなされている機器である本安機器と、
危険場所に設置される耐圧防爆用電線管に接続され、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して供給される電力を、本質安全防爆規格を満たす電力に制限して前記本安機器に供給する請求項1から請求項6の何れか一項に記載の電源装置と、
を備える機器システム。 - 前記耐圧防爆用電線管の一部に取り付けられ、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して前記電源装置へ供給される電力を遮断するか否かを切り換えるスイッチを備える請求項7記載の機器システム。
- 前記本安機器は、アンテナが取り外し可能に構成され、前記アンテナに接続可能であるとともに前記本安機器の外部に突出した接続端子を有する無線機器である、請求項7又は請求項8記載の機器システム。
- 本質安全防爆がなされている機器である本安機器と、
危険場所に設置される耐圧防爆用電線管が接続される第1接続部と、前記本安機器が接続される第2接続部とを有する耐圧容器と、前記耐圧容器内に収容され、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して供給される電力を、本質安全防爆規格を満たす電力に制限して前記第2接続部に接続された前記本安機器に供給するバリア装置と、を備える電源装置と、
前記耐圧防爆用電線管の一部に取り付けられ、前記耐圧防爆用電線管に収容された電線を介して前記電源装置へ供給される電力を遮断するか否かを切り換えるスイッチと、
を備える機器システム。
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