JP7069064B2 - 撮像装置、車載カメラ及び車両 - Google Patents

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Description

本開示は、撮像装置、車載カメラ及び車両に関する。
従来から、撮像素子を含む電子回路を搭載する撮像装置が知られている。特に、自動車、トラック、バス等の車両には、近年多くの撮像装置が搭載されている。撮像装置は、外部から侵入する放射ノイズの影響をできるだけ受けないことが好ましい。
電子回路への外部からの静電気の侵入、及び、電子回路から外部への放射ノイズを遮断するため、電子回路の上下を大面積の接地電極で囲んだ電磁シールド構造を有する、電子装置の実装装置が知られている(引用文献1参照)。
特開平3-12999号明細書
しかしながら、先行技術の電磁シールド構造は、撮像素子を含む回路に適用しようとすると、撮像素子の上側に配置した接地電極により、撮像素子へ入射する画像光の光路を遮ってしまうため、撮像装置には適していない。また、引用文献1の電磁シールド構造は、電子回路の上下の接地電極間を檻状のリード端子で接続する。このため、引用文献1のシールド構造は、静電気放射により生じるノイズを含む放射ノイズを完全に遮蔽することはできない。
そこで、かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、撮像装置に搭載される撮像素子を含む電子部品を外部から侵入する放射ノイズから保護することにある。
上記課題を解決する本開示の撮像装置は、第1の基板と、第2の基板と、導電部材とを備える。第1の基板は、撮像素子を含む第1の電子部品を搭載する。第2の基板は、少なくとも部分的に第1の基板の撮像素子を搭載する面を向いた第1の面、及び、第1の面とは反対側の第2の面を有する。第2の基板は、第1の面に第2の電子部品を搭載し、少なくとも第2の面の第2の電子部品及び配線パターンに対応する部分を覆う導電面を有する。導電部材は、導電面を、接地電位を有する部材に接続する。
上記課題を解決する本開示の車載カメラは、車両に搭載される車載カメラであって、第1の基板と、第2の基板と、導電部材とを備える。第1の基板は、撮像素子を含む第1の電子部品を搭載する。第2の基板は、少なくとも部分的に第1の基板の撮像素子を搭載する面を向いた第1の面、及び、第1の面とは反対側の第2の面とを有する。第2の基板は、第1の面に第2の電子部品を搭載し、少なくとも第2の面の第2の電子部品及び配線パターンに対応する部分を覆う導電面を有する。導電部材は、導電面を車両の接地電位を有する部材に電気的に接続する。
上記課題を解決する本開示の車両は、撮像装置を含む。撮像装置は、第1の基板と、第2の基板と、導電部材とを備える。第1の基板は、撮像素子を含む第1の電子部品を搭載する。第2の基板は、少なくとも部分的に第1の基板の撮像素子を搭載する面を向いた第1の面、及び、第1の面とは反対側の第2の面とを有する。第2の基板は、第1の面に第2の電子部品を搭載し、少なくとも第2の面の第2の電子部品及び配線パターンに対応する部分を覆う導電面を有する。導電部材は、導電面を、接地電位を有する部材に電気的に接続する。
本開示によれば、撮像装置に搭載される撮像素子を含む電子部品を外部からの放射ノイズから保護することができる。
撮像装置の車両内における設置場所を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置の光軸を含む断面による断面図である。 第2実施形態に係る撮像装置の光軸を含む断面による断面図である。 第3実施形態に係る撮像装置の光軸を含む断面による断面図である。 図4の撮像装置のA-A断面図である。 第4実施形態に係る撮像装置の断面図である。 第5実施形態に係る撮像装置の断面図である。 第6実施形態に係る撮像装置の光軸を含む断面による断面図である。 図8の撮像装置のB-B断面図である。 第7実施形態に係る撮像装置の光軸を含む断面による断面図である。 第8実施形態に係る撮像装置の光軸を含む断面による断面図である。 図11の撮像装置の第2の基板及び固定部材の配置を説明する図である。 第9実施形態に係る撮像装置の光軸を含む断面による断面図である。 図13の撮像装置のC-C断面図である。 第1の基板と第2の基板の配置例を示す図である。 第1の基板と第2の基板の配置例を示す図である。 第1の基板と第2の基板の配置例を示す図である。 第1の基板と第2の基板の配置例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いられる図は簡略化された模式的なものである。図面上の寸法比率等は、現実のものとは一致していない。
(車両内の撮像装置の配置)
本開示の撮像装置10は、車両に搭載することができる。図1は、撮像装置10の車両1における搭載位置を示す配置図である。車両1に搭載される撮像装置10は、車載カメラと呼ぶことができる。撮像装置10は、車両1の種々の場所に設置することができる。例えば、撮像装置10aは、車両1が走行する際の前方を監視するカメラとして、フロントバンパー又はその近傍に配置することができる。また、前方を監視する撮像装置10bは、車両1の車室内のルームミラー(Inner Rearview Mirror)の近傍に配置することができる。撮像装置10cは、運転者の運転状況を監視するカメラとしてダッシュボード上又はインスツルメントパネル内等に配置することができる。撮像装置10dは、車両1の後方モニター用に車両1の後部に設置することができる。撮像装置10a、10bはフロントカメラと呼ぶことができる。撮像装置10cは、インカメラと呼ぶことができる。撮像装置10dはリアカメラと呼ぶことができる。車載カメラは、これらに限られず、左後ろ側方を撮像する左サイドカメラ及び右後ろ側方を撮像する右サイドカメラ等、種々の位置に設置される撮像装置を含む。
撮像装置10により撮像された画像の画像信号は、車両1内の情報処理装置2、又は、表示装置3等に出力されることができる。車両1内の情報処理装置2は、画像を認識して運転者の運転を支援する装置を含む。情報処理装置2は、例えば、ナビゲーション装置、衝突被害軽減ブレーキ装置、車間距離制御装置、及び、車線逸脱警報装置等を含むが、これらに限定されない。表示装置3は、撮像装置10から直接、又は、情報処理装置2を介して画像信号を受信することができる。表示装置3は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、及び、無機ELディスプレイを採用しうるが、これらに限定されない。表示装置3は、リアカメラ等の運転者から視認しづらい位置の画像を撮像する撮像装置10から出力された画像信号を、運転者に対して表示することができる。
(第1実施形態)
図2を参照して、本実施形態の撮像装置10Aについて説明する。なお、以下において、各実施の形態の撮像装置10を撮像装置10A~10Iとして区別する。また、撮像装置10A~10Iの全部又は一部を纏めて撮像装置10と記載する。図2に示すように、撮像装置10Aは、フロントケース11とリアケース12とから成るケース13を備える。撮像装置10Aは、ケース13内に、撮像素子14を含む第1の電子部品15を搭載する第1の基板16と、第2の電子部品17を搭載する少なくとも1つの第2の基板18とを有する。撮像素子14は、CCDイメージセンサ(Charge-Coupled Device Image Sensor)、及び、CMOSイメージセンサ(Complementary MOS Image Sensor)等を用いることができる。撮像素子14は、撮像素子14の受光面上に結像される被写体の像を電気信号に変換して出力する。
フロントケース11は、撮像素子14の受光面が向く正面側に位置する。リアケース12は、撮像素子14の背面側に位置する。また、フロントケース11は開口部19を有し、ケース13内からこの開口部19の外側まで延びる光学ユニット20が組み込まれている。以下において、光学ユニット20の光軸Oに沿う方向で見て、撮像装置10Aから被写体に向かう方向を「前方」とし、その反対方向を「後方」とする。上述の撮像素子14の受光面が向く正面側は、撮像素子14の前方である。撮像素子14の背面側は撮像素子14の後方である。フロントケース11の開口部19はフロントケース11の前方の側に位置する。
フロントケース11及びリアケース12は、樹脂等で形成されることができる。リアケース12には撮像素子14が撮像した被写体像の画像信号を撮像装置10Aの外部に伝送するための複数の端子21を有する信号接続部22が設けられている。信号接続部22は、車両1内の情報処理装置2又は表示装置3の入力端子に電気的に接続し、画像信号を出力することができる。
フロントケース11及びリアケース12の間の結合部25は、種々の結合手段により結合される。結合手段としては、例えば、超音波溶着又はねじ止めを採用することができる。図示の例では、フロントケース11とリアケース12との結合部25は超音波溶着により結合される。この場合、フロントケース11とリアケース12との結合部25の結合面は、側面に対して斜めに傾斜した面となっている。フロントケース11をリアケース12に押し込みながら、超音波によりこの結合面を加熱して溶着させることにより、フロントケース11とリアケース12とが結合される。
フロントケース11とリアケース12との結合部25には、微小な隙間が不可避的に生じる。このような微小な隙間は、撮像装置10Aの外部から静電気放電によるノイズが侵入する原因となりうる。フロントケース11とリアケース12との間の隙間から侵入する静電気は、撮像素子14又は他の電子部品若しくは回路基板の配線パターンに放電され、撮像装置10Aが故障する原因となりうる。本開示の撮像装置10Aの構造は、このようにして生じる放射ノイズの影響を低減し、撮像装置10Aに含まれる電子部品を保護するものである。
なお、本願において空間を介して伝搬する電磁気的ノイズを「放射ノイズ」と呼ぶ。放射ノイズは、静電気放電(ESD:electro-static discharge)により生じるノイズを含む。静電気放電によるパルス状のノイズは、撮像装置内の電子部品を保護するうえで、特に問題となる。
第1の基板16は、法線の方向が光軸Oの方向と略一致するように、撮像素子14の搭載された面を前方に向けて配置される。第1の基板16は、多層構造を有するプリント基板(PCB:printed circuit board)とすることができる。第1の基板16は、接地電位に接続されるためのグランドパターンを有する。多層構造を有する第1の基板16は、放射ノイズを遮蔽するため、及び、放射ノイズの発生を抑制するために少なくとも1つのグランド専用の層26を有することができる。グランド専用の層26は、必須の構成要素ではない。
第1の基板16は、少なくとも前方を向いた面に第1の電子部品15を搭載することができる。第1の基板16は、後方を向いた面に第1の電子部品15を搭載してよい。第1の電子部品15は、撮像素子14から出力された電気信号を信号処理する画像処理プロセッサ、及び画像処理のために必要となる他の電子部品等を含む。第1の基板16は、さらに、信号接続部22と接続するためのコネクタ27が設けられている。信号接続部22とコネクタ27との間は、導電部材28により電気的に接続される。導電部材28は、例えば、フレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuits)又はリード線を用いることができる。導電部材28の少なくとも一部は、第1の基板16の接地電極及び後述する第2の基板18の導電面30を、信号接続部22の複数の端子21の一つである接地端子に接続する。信号接続部22の接地端子は、車両1の情報処理装置2の接地端子又は車両1の車体に接続されることができる。車両1の情報処理装置2の接地端子又は車両1の車体は、接地電位を有する部材である。
第1の基板16は、種々の方法によりケース13内で支持される。例えば、第1の基板16は、ねじ止め又は接着によりリアケース12内の図示しない支持構造部に固定することができる。また、第1の基板16は、接着剤等によりフロントケース11又はリアケース12の内壁に対して固定されてよい。また、第1の基板16は、光学ユニット20側に固定されもよい。本開示の撮像装置10Aにおいて、第1の基板16の支持構造は限定されない。
第2の基板18は、第1の基板16に対して所定の角度を成すように配置される。好適には、第2の基板18は、第1の基板16に対して略垂直な向きに配置される。例えば、第1の基板16は、光軸Oの前方側から見た平面視において、正方形又は長方形の形状を有することができる。例えば、第2の基板18は、第1の基板16の対向する2辺に隣接する辺を、それぞれ1つの辺として、第1の基板16に対して垂直方向であって光軸Oを挟んで前方に延びる2つの長方形の基板により構成される。このように、第1の基板16及び第2の基板18を、立体的に配置することにより、撮像装置10Aの電子部品の実装効率を高めることができる。
第2の基板18は、単層又は多層構造を有するプリント基板(PCB)とすることができる。本実施形態において、第2の基板18は、リジッド基板である。第2の基板18は、少なくとも部分的に第1の基板16の撮像素子14を搭載する面を向いた第1の面31を有する。すなわち、空間を第1の基板16の撮像素子14を搭載する面で2分割したとき、第1の面31の少なくとも一部は、撮像素子14が搭載された側の空間に位置して、撮像素子14が搭載された面側を向いている。第2の基板18は、第1の面31に1つ以上の第2の電子部品17を搭載することができる。
第2の基板18は、少なくとも第1の面31の反対側を向いた第2の面32の上記第2の電子部品17及び配線パターンに対応する部分を覆う導電面30を有する。すなわち、導電面30は、第1の面31の第2の電子部品17及び第2の基板18の配線パターンの位置する部分の反対側の領域を覆う。導電面30は、第2の面32の全体又は一部を覆う。導電面30は、例えば銅などの導電性の金属により構成される。
導電面30は、フロントケース11とリアケース12との結合部25の少なくとも一部と第1の基板16との間に位置する。これにより、結合部25からケース13内に侵入して、第1の基板16の配線パターン又は第1の電子部品15に向かう放射ノイズの少なくとも一部が、導電面30により遮蔽される。
導電面30は、第2の電子部品17の接地電位と電気的に接続されることができる。第2の基板18の配線パターンと第1の基板16の配線パターンとは、フレキシブル基板33により接続することができる。これにより、導電面30は、コネクタ27の接地端子に電気的に接続される。また、導電面30は、直接接地電位を有する部材に接続されてもよい。撮像装置10Aが車両1に搭載されているとき、撮像装置10Aは、導電面30が車両1の車体に電気的に接続されるような、配線経路を有してよい。これによって、撮像装置10Aは、導電面30に侵入した放射ノイズを、車両1側の接地電極又は車体に逃がすことができる。
第2の基板18は、必要に応じて、第1の面31側で発生した熱を第2の面32側に伝熱するための1つ以上の貫通孔34が形成されることができる。貫通孔34は、サーマルビアと言い換えることができる。貫通孔34は、第1の面31に設けた第2の電子部品17から発生する熱を、熱伝導性の高い導電面30に伝熱することができる。本開示の撮像装置10Aでは、光軸Oを囲む空間に多数の電子部品が配置されうるため、放熱効果を高める貫通孔34は特に有効である。ただし、本開示の撮像装置10Aにおいて、第2の基板18が貫通孔34を有することは必須ではない。
第2の基板18は、適宜な結合手段によりフロントケース11に結合することができる。図2に図示する例では、第2の基板18は、接着剤35により部分的にフロントケース11に結合される。接着剤35としては、例えば、紫外線硬化性の接着剤及び熱硬化性の接着剤の何れか一方、又は、これらを組み合わせて使用することができる。接着剤35は、第2の基板18の導電面30の一部を覆うように塗布されてよい。
第2の基板18と、ケース13(フロントケース11及びリアケース12の少なくとも一方)の内壁との間には、伝熱性の部材である伝熱部材36を配置することができる。この場合、ケース13は第1の基板16と第2の基板18と導電部材28とを収容する収容部材である。伝熱部材36は、第2の基板18とケース13との間の接着剤35が塗布されていない領域に、第2の基板18及びケース13(収容部材)の双方に接触するように設けられる。伝熱部材36は、伝熱性を有し第2の基板18で発生した熱をケース13に伝熱する。伝熱部材36は、伝熱性のシートとすることができる。伝熱部材36としては、金属、炭素繊維、シリコン、アクリル等の熱伝導率の高い種々の材料の部材を採用することができる。なお、伝熱部材36を設けずに、導電面30とケース13(収容部材)の内壁とが直接接触することも可能である。
光学ユニット20は、撮像光学系を含み、撮像素子14に被写体像を結像させる。光学ユニット20は、少なくとも1つのレンズ40及び鏡筒部41を含む。鏡筒部41は、少なくとも1つのレンズ40を保持する。光学ユニット20は、焦点距離及び焦点深度等の所望の光学特性を満たすように設計され、形成される。
光学ユニット20の鏡筒部41は、筒状の部材である。鏡筒部41は種々の形状をとりうる。図2に図示する例では、鏡筒部41は、前方においてレンズ40を収容するので、円筒状に近い形状を有してよい。また、鏡筒部41は、後方において断面が四角形に近い筒状としてよい。
光学ユニット20の鏡筒部41の後ろ側端部42は、第1の基板16の撮像素子14の搭載された面に、接着剤43を介して結合することができる。接着剤43としては、例えば、紫外線硬化性の接着剤及び熱硬化性の接着剤の一方、又はこれらを組み合わせて使用することができる。光学ユニット20の鏡筒部41は、第1の基板16と撮像装置10Aの周りを周回するように結合してよい。光学ユニット20の鏡筒部41は、後ろ側端部42に複数の突出部を有して、複数の箇所で第1の基板16と結合してよい。撮像装置10Aの組み立て時において、光学ユニット20と第1の基板16とは、光学ユニット20の結像位置を撮像素子14上の適切な位置に合うように、相対位置及び傾きの調整を行って固定される。光学ユニット20と第1の基板16との間の位置及び傾きの関係は、接着剤43の厚みを調整することによって調整することができる。
フロントケース11の開口部19と光学ユニット20の鏡筒部41との間は、適切な封止材44により封止される。例えば、封止材44はOリングを用いることができる。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置10Aによれば、第2の基板18の導電面30が、第1の基板16の撮像素子14が搭載される面側に延びている。これにより、撮像装置10Aの外部から侵入して第1の基板16の方向へ向かう静電気等を含む放射ノイズが、少なくとも部分的に遮蔽される。さらに、導電面30は、信号接続部22の接地電位の端子21を介して、車両1側の情報処理装置2の接地端子又は車両1の車体に接続されている。このため、導電面30に侵入した不要な電気は、速やかに撮像装置10Aから放電される。これによって、撮像装置10Aに搭載される撮像素子14を含む第1の電子部品15及び第1の基板16への外部からの不要な放射ノイズの侵入を低減し、第1の電子部品15を保護することができる。
また、第2の基板の第2の面32の導電面30は、撮像装置10Aの外部から侵入する静電気等の放射ノイズを、第2の面32の反対側の第1の面31に対して遮蔽する。これにより、第1の面31に搭載される第2の電子部品17及び第2の基板18の配線パターンへの外部からの放射ノイズの侵入を低減し、第2の電子部品17を保護することができる。
さらに、導電面30は、第1の電子部品15及び第2の電子部品17が発生する、放射性ノイズの撮像装置10Aの外部への放射を少なくとも部分的に遮蔽することができる。これによって、撮像装置10Aの第1の電子部品15及び第2の電子部品17から発生する放射性ノイズが撮像装置10Aの外部へ放射されることを低減することができる。
また、第2の基板18は、第1の基板16に対して略垂直な向きに配置されるので、ケース13内により多くの電子部品を配置することが可能になり、電子部品の実装効率が高くなる。このとき、第2の基板18は、光学ユニット20の外部に配置されているので、撮像装置10Aの光路に影響を与えることが無い。
(第2実施形態)
本開示の第2実施形態に係る撮像装置10Bについて、図3を参照して説明する。第2実施形態に係る撮像装置10Bは、第1実施形態に係る撮像装置10Aと比較して、導電面30が第2の基板18の端面までも含んで覆っている点が異なっている。導電面30は、第2の基板18の第2の面32の全面と第2の基板18の端面(基板の外周の面)との全体を覆ってよい。導電面30は、第2の基板18の端面の一部のみを覆ってよい。撮像装置10Bのその他の構成は、第1実施形態の撮像装置10Aと同じなので、同一の構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の撮像装置10Bによれば、導電面30が少なくとも部分的に第2の基板18の端面を覆っているので、第2の基板18の端面から第2の基板18内に入射する静電気等を含む放射ノイズを低減することができる。これにより、第1の電子部品15及び第2の電子部品17を保護する効果がより高くなる。
(第3実施形態)
本開示の第3実施形態に係る撮像装置10Cについて、図4及び図5を参照して説明する。図5は、図4の撮像装置10CのA-A断面図である。第3実施形態に係る撮像装置10Cは、第1実施形態に係る撮像装置10Aと比較すると、第1の基板16、第2の基板18及び導電部材28を収容する、ケース13とは別の収容部材51を有する点において異なる。収容部材51は、以下に説明するように、第1の基板16及び第2の基板18の配置及び姿勢を固定した状態で保持することができる。
本実施形態の収容部材51は、1つの底面部51aと2つの側面部51b、51cとを含む。例えば底面部51aは、第1の基板16よりも大きな略正方形又は長方形の形状を有する。底面部51aは、法線方向が光軸Oと略平行となる向きを向いている。側面部51b及び51cは、1つの辺により底面部51aと結合した長方形の板状の部材である。側面部51b及び51cは、光軸Oに沿う方向であって底面部51aから前方に延びる。しかしながら、収容部材51は、上記の形状に限られず、種々の形状とすることが可能である。収容部材51は、例えば板状の金属材料から板金により成形することができる。
撮像装置10Cの第1の基板16は、収容部材51の底面部51aに撮像素子14を搭載していない面を対向させた状態で、収容部材51に収容される。第1の基板16は、収容部材51に対して、接着又はねじ止めを含む種々の方法で固定されることができる。例えば、光軸Oに沿う方向に見た平面視において、収容部材51の底面部51aを第1の基板16と略同じ大きさとし、第1の基板16の側面(端面)と収容部材51の側面部51b,51cの内側の側面とを接着することができる。
本実施形態に係る撮像装置10Cは2つの第2の基板18を有する。2つの第2の基板18は、それぞれ収容部材51の側面部51b及び51cに対して固定される。固定には、接着剤35を含む種々の結合手段を用いることができる。本実施形態の第2の基板18は、後方で側面部51b及び51cに固定されている。このため、導電面30は部分的に収容部材51の前方に位置し、ケース13と直接対向している。したがって、導電面30は、ケース13から侵入する静電気等の放射ノイズを少なくとも部分的に遮蔽することができる。
収容部材51は、種々の方法でケース13の内部に配置することができる。例えば、収容部材51は、インサート成形により、リアケース12内に樹脂に埋め込んだ状態で固定されることができる。あるいは、収容部材51は、リアケース12に対してねじ止め等により固定することができる。
撮像装置10Cのその他の構成は、第1実施形態の撮像装置10Aと同じ又は類似するので、同一の構成要素又は同一の機能を有する構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態によれば、第1実施形態の撮像装置10Aの有する効果に加え、収容部材51を用いたので、ケース13の内部で第1の基板16及び第2の基板18を底面部51a及び側面部51b、51cに沿う所望の位置に固定することができる。さらに、収容部材51が、金属材料により構成される場合、第1の電子部品15及び第2の電子部品17を外部から侵入する静電気等の放射ノイズから保護する効果が高まる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る撮像装置10Dについて、図6を参照して説明する。図6は、第4実施形態に係る撮像装置10Dを、図5と同様の断面で見た断面図である。第3実施形態では、撮像装置10Cは2つの第2の基板18を含んで構成されていた。本実施形態では撮像装置10Dは3つの第2の基板18を含んで構成される。このため、収容部50は、追加の第2の基板18を支持するために、側面部51dを有する。撮像装置10Dのその他の構成は、第3実施形態の撮像装置10Cと同じなので、同一の構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態によれば、撮像装置10Dは3つの第2の基板18を有するので、2つの第2の基板18を有する第3実施形態の撮像装置10Cに比べて、さらに外部から侵入する静電気等の放射ノイズを遮蔽する効果が高くなる。これにより、第1の電子部品15及び第2の電子部品17を、放射ノイズから保護する効果がさらに高まる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る撮像装置10Eについて、図7を参照して説明する。図7は、第5実施形態に係る撮像装置10Eを、図5と同様の断面で見た断面図である。第3実施形態では、撮像装置10Cは2つの第2の基板18を含んで構成されていた。本実施形態では撮像装置10Eは4つの第2の基板18を含んで構成される。このため、収容部50は、追加の第2の基板18を支持するために、側面部51d,51eを有する。撮像装置10Eのその他の構成は、第3実施形態の撮像装置10Cと同じなので、同一の構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態によれば、撮像装置10Eは4つの第2の基板18を有するので、2つの第2の基板18を有する第3実施形態の撮像装置10C及び3つの第2の基板18を有する第4実施形態の撮像装置10Dに比べて、さらに放射ノイズを低減する効果が高くなる。また、第2の基板18が、光軸Oの周りを略周回するように配置されるので、略全ての方向から入射する放射ノイズに対して、遮蔽する効果があることが期待できる。これにより、第1の電子部品15及び第2の電子部品17を、放射ノイズから保護する効果がさらに高まる。
(第6実施形態)
本開示の第6実施形態に係る撮像装置10Fについて、図8及び図9を参照して説明する。図9は、図8の撮像装置10FのB-B断面図である。本実施形態の撮像装置10Fの光学ユニット20は、レンズ40、鏡筒部41、及び鏡筒部41の後方から第1の基板16に向けて延びる複数の脚部53を有する。一例として、光学ユニット20は、4つの脚部53を有する。4つの脚部53は、第1の基板16の四隅に接着剤43を介して固定される。接着剤43は、紫外線硬化性の接着剤及び熱硬化性の接着剤の何れか、又は、これらを組み合わせて使用することができる。第1の基板16と光学ユニット20とは、光学ユニット20の結像位置を撮像素子14上のピントが合う適切な位置となるように、相対位置及び傾きの調整を行って固定される。
第2の基板18は、第1~第5実施形態の撮像装置10とは異なり、鏡筒部41に対して接着剤35により固定される。第1実施形態とは異なり、図8の撮像装置10Fは伝熱部材36を含んでいない。しかし、本実施形態においても、第1実施形態の撮像装置10Aと同様に、導電面30とケース13の内壁との間に、伝熱部材36を設けてよい。撮像装置10Fのその他の構成は、第1実施形態の撮像装置10Aと同じなので、同一の構成要素又は同一の機能を有する構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の撮像装置10Fによれば、第1実施形態の撮像装置10Aの有する効果に加え、光学ユニット20の撮像素子14に対する位置を、光軸Oに沿って独立して調整することができるので、撮像装置10Fのピント調整をより容易に行うことができる。また、第1実施形態に係る撮像装置10Aと比べ、第1の基板16及び第2の基板18が全て光学ユニット20に固定されるので、組み立てが容易である。さらに、第2の基板18の導電面30を、より第1の基板16に近づけて配置することが可能になるので、第1の基板16上の第1の電子部品15に対して、静電気等の放射ノイズを遮蔽する効果が高くなる。これにより、第1の電子部品15を、放射ノイズから保護する効果がさらに高まる。
(第7実施形態)
本開示の第7実施形態に係る撮像装置10Gについて、図10を参照して説明する。本実施形態の撮像装置10Gは、第1実施形態の撮像装置10Aとは異なり、第2の基板18としてフレキシブル基板55を用いる。
フレキシブル基板55内の配線は、一方の端部において第1の基板16の配線と電気的に接続される。フレキシブル基板55と第1の基板16との配線の接続には、公知の接続技術を用いることができる。例えば、フレキシブル基板55と第1の基板16の回路を、圧接、導電性接着剤を用いた接着、はんだ融着等の方法で接続することができる。フレキシブル基板55の配線は、コネクタ27又は信号接続部22に直接接続されてもよい。
フレキシブル基板55は、第1の基板16から離れた部分において第2の面32上に少なくとも部分的に導電面30が形成されている。フレキシブル基板55は、この第2の面32がフロントケース11の内壁に対して、固定されている。固定には、例えば接着剤35を用いることができる。また、フレキシブル基板55とフロントケース11の内壁との間には、伝熱シート等の伝熱部材36が設けられてよい。撮像装置10Gのその他の構成は、第1実施形態の撮像装置10Aと同じ又は類似するので、同一の構成要素又は同一の機能を有する構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の撮像装置10Gによれば、第1実施形態の撮像装置10Aの有する効果に加え、第2の基板18としてフレキシブル基板55を使用したので、ケース13の内壁の形状に沿って、第2の基板18を柔軟に配置することができる。これによって、撮像装置10G内の空間の利用効率が高まり、撮像装置10Gを更に小型に構成することができる。
(第8実施形態)
本開示の第8実施形態に係る撮像装置10Hについて、図11及び図12を参照して説明する。図12は、図11の撮像装置10の第2の基板18を固定する構造を説明する図である。本実施形態の撮像装置10Hは、複数の第2の基板18をリアケース12に対して固定する固定部材57を備える。複数の第2の基板18は、光学ユニット20の光軸Oを取り囲むように位置し、固定部材57により固定される。図11及び図12に示す例では、第2の基板18は4つである。しかし、第2の基板18の数は4つに限られない。
一例として、固定部材57としては、基板固定用のねじを用いることができる。固定部材57がねじの場合、リアケース12には、固定部材57のねじと螺合するねじ穴が設けられる。第2の基板18は、固定部材57をねじ締めすることにより、固定部材57(ねじ)の頭部57aとリアケース12の後方に形成された面との間に立設して固定される。また、第1の基板16は、外周部を第2の基板18が立設される面と同じ面上に載置され固定される。リアケース12の第1の基板16が載置された部分の下側には凹部58が形成されている。第1の電子部品15の一部及びコネクタ27は、第1の基板16と凹部58との間に形成される空間に配置することができる。
固定部材57は、導電性の材料で構成することができる。導電性の材料は例えば、銅及び鉄等の金属をとすることができる。このようにすることによって、固定部材57が放電経路となりうる。リアケース12の少なくとも一部を導電性の部材で構成するか、または、リアケース12に放電用の導電性の経路を設けることにより、撮像装置10Hの外部から侵入した静電気を含む放射ノイズは、リアケース12を介して車両1へ放電されることができる。撮像装置10Hのその他の構成は、第1実施形態の撮像装置10Aと同じ又は類似するので、同一の構成要素又は同一の機能を有する構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の撮像装置10Hによれば、第1実施形態の撮像装置10Aの有する効果に加え、第1の電子部品15及び第2の電子部品17に対する静電気を含む放射ノイズの侵入を遮蔽する効果が更に高まる。これにより、第1の電子部品15及び第2の電子部品17を、放射ノイズから保護する効果がさらに高まる。
(第9実施形態)
本開示の第9実施形態に係る撮像装置10Iについて、図13及び図14を参照して説明する。図14は、図13の撮像装置10IのC-C断面図である。上記第1~第8実施形態では、撮像装置10Iはフロントケース11、リアケース12及び光学ユニット20を含んでいた。これに対し、本実施形態の撮像装置10Iは、撮像素子14に被写体像を結像させる少なくとも1つのレンズ40を含む撮像光学系が、光学ユニット20ではなくフロントケース11に組み込まれて保持されている。
また、第1の基板16は、フロントケース11の内壁から延びる複数の脚部53の後ろ側端部42との間で、接着剤43により固定される。本撮像装置10Iの組み立て時において、フロントケース11と第1の基板16とは、レンズ40の結像位置を撮像素子14上の適切な位置となるように、相対位置及び傾きの調整を行って固定される。レンズ40と第1の基板16との間の位置及び傾きの関係は、接着剤43の厚みを調整することによって調整される。撮像装置10Iのその他の構成は、第1実施形態の撮像装置10Aと同じ又は類似するので、同一の構成要素又は同一の機能を有する構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の撮像装置10Iによれば、第1実施形態の撮像装置10Aと同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態の撮像装置10Iは、第1実施形態の撮像装置10Aよりも部品点数を少なくしうる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態及び実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本開示における「車両」は、自動車、軌道車両、産業車両、及び生活車両を含むが、これに限られない。例えば、車両には、滑走路を走行する飛行機を含めてよい。自動車は、乗用車、トラック、バス、二輪車、及びトロリーバス等を含むがこれに限られず、道路上を走行する他の車両を含んでよい。軌道車両は、機関車、貨車、客車、路面電車、案内軌道鉄道、ロープウエー、ケーブルカー、リニアモーターカー、及びモノレールを含むがこれに限られず、軌道に沿って進む他の車両を含んでよい。産業車両は、農業及び建設向けの産業車両を含む。産業車両には、フォークリフト、及びゴルフカートを含むがこれに限られない。農業向けの産業車両には、トラクター、耕耘機、移植機、バインダー、コンバイン、及び芝刈り機を含むが、これに限られない。建設向けの産業車両には、ブルドーザー、スクレーバー、ショベルカー、クレーン車、ダンプカー、及びロードローラを含むが、これに限られない。生活車両には、自転車、車いす、乳母車、手押し車、及び電動立ち乗り2輪車を含むが、これに限られない。車両の動力機関は、ディーゼル機関、ガソリン機関、及び水素機関を含む内燃機関、並びにモーターを含む電気機関を含むが、これに限られない。車両は、人力で走行するものを含む。なお、車両の分類は、上述に限られない。例えば、自動車には、道路を走行可能な産業車両を含んでよく、複数の分類に同じ車両が含まれてよい。
また、本開示の撮像装置10は、車両のみならず、種々の用途に使用しうる。例えば、本開示の撮像装置10は、屋内若しくは屋外に設置される監視カメラ、又は、車両以外の移動体に搭載される撮像装置に適用されることができる。他の移動体には、船舶、航空機、所謂ドローン等の無人の飛翔体等を含む。
本開示の各実施形態の撮像装置10において、第2の基板18は、第1の基板16の前方のみに延びていた。しかしながら、本発明の第1の基板16及び第2の基板18の位置関係はこの限りではない。図15に示すように、第2の基板18の一部は第1の基板16の後方に延びていてよい。このような場合でも、面S1が第1の基板16の撮像素子14を搭載する面を向いているといえる。面S1の裏面側に設けられた導電面30によって、撮像装置10に搭載される撮像素子14を含む第1の電子部品15及び第1の基板16の配線パターンへの外部からの放射ノイズの侵入を低減することができる。
また、本開示の各実施形態の撮像装置10において、第1の基板16と第2の基板18とは、互いに略垂直な向きに配置されているが、第1の基板16と第2の基板18とは、図16及び図17に示すように、直角以外の角度を成すように配置されてよい。図16及び図17の何れにおいても、第2の基板18は、第1の基板16の撮像素子14を搭載する面を向いた第1の面31を有する。このため、第1の面31の反対側の第2の面32に設けられた導電面30は、第2の面32側から第1の基板16上の第1の電子部品15及び第1の基板16の配線パターンへの静電気等の放射ノイズの侵入を低減することができる。
さらに、本開示の各実施形態において、撮像装置10は、2つ以上の第2の基板18を含んでいた。しかしながら、第2の基板18は、図18に示すように1つだけでもよい。この場合でも、第2の基板18が設けられた側からの、放射ノイズの侵入を低減することができる。第2の基板18は、例えば、より外部から静電気が侵入し易い側に配置することができる。また、比較的外部からの雑音に弱い電子部品を、第1の基板16の第2の基板18側に配置して保護することができる。
本開示の各実施形態において、図面等に示した第1の基板16は、略正方形の形状を有していた。また、ケース13の光軸Oに直交する面による断面も略正方形の形状を有していた。しかし、これらの撮像装置10及びその構成要素の形状は例示である。撮像装置10及びその構成要素は種々の形状に構成することが可能である。
1 車両
2 情報処理装置
3 表示装置
10、10A-10I 撮像装置
11 フロントケース
12 リアケース
13 ケース(収容部材)
14 撮像素子
15 第1の電子部品
16 第1の基板
17 第2の電子部品
18 第2の基板
19 開口部
20 光学ユニット
21 端子
22 信号接続部
25 結合部
26 グランド専用の層
27 コネクタ
28 導電部材
30 導電面
31 第1の面
32 第2の面
33 フレキシブル基板
34 貫通孔
35 接着剤
36 伝熱部材
40 レンズ
41 鏡筒部
42 後ろ側端部
43 接着剤
44 封止材
51 収容部材
51a 底面部
51b~51e 側面部
53 脚部
55 フレキシブル基板(第2の基板)
57 固定部材
57a 頭部
58 凹部

Claims (10)

  1. 撮像素子を含む第1の電子部品を搭載する第1の基板と、
    少なくとも部分的に前記第1の基板の前記撮像素子を搭載する面を向いた第1の面、及び、前記第1の面とは反対側の第2の面を有する第2の基板であって、前記第1の面に第2の電子部品を搭載し、少なくとも前記第2の面の前記第2の電子部品及び配線パターンに対応する部分を覆う導電面を有する第2の基板と、
    前記導電面を、接地電位を有する部材に接続するための導電部材と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記第2の基板は、前記第1の基板に対して略垂直な向きに配置される請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の基板と前記第2の基板と前記導電部材とを収容する収容部材を更に備え、
    前記導電面と前記収容部材の内壁とが、直接又は伝熱性の部材を介して接触する請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子に被写体像を結像させる光学ユニットをさらに備え、
    前記第2の基板は、前記光学ユニットに対して固定される請求項1から3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記光学ユニットの光軸を取り囲むように複数の前記第2の基板が位置し、複数の前記第2の基板の間に位置して前記第2の基板を固定する固定部材を更に備える請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記導電面は、前記第2の基板の端面を少なくとも部分的に覆う請求項1から5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の基板は、前記第1の面で発生した熱を前記第2の面に伝熱する貫通孔が形成される請求項1から6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像装置のケースを構成するフロントケース及びリアケースをさらに備え、前記フロントケースは前記撮像素子の正面側に位置し、前記リアケースは前記撮像素子の背面側に位置し、前記導電面は、前記フロントケースと前記リアケースとの結合部の少なくとも一部と前記第1の基板との間に位置する請求項1から7の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 車両に搭載される車載カメラであって、
    撮像素子を含む第1の電子部品を搭載する第1の基板と、
    少なくとも部分的に前記第1の基板の前記撮像素子を搭載する面を向いた第1の面、及び、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有する第2の基板であって、前記第1の面に第2の電子部品を搭載し、少なくとも前記第2の面の前記第2の電子部品及び配線パターンに対応する部分を覆う導電面を有する第2の基板と、
    前記導電面を前記車両の接地電位を有する部材に電気的に接続するための導電部材と、
    を備える車載カメラ。
  10. 撮像素子を含む第1の電子部品を搭載する第1の基板と、少なくとも部分的に前記第1の基板の前記撮像素子を搭載する面を向いた第1の面、及び、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有する第2の基板であって、前記第1の面に第2の電子部品を搭載し、少なくとも前記第2の面の前記第2の電子部品及び配線パターンに対応する部分を覆う導電面を有する第2の基板と、前記導電面を、接地電位を有する部材に電気的に接続するための導電部材とを含む撮像装置を備える車両。
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