JP7067820B1 - 電話交換装置、電話システム、電話交換方法及びプログラム - Google Patents

電話交換装置、電話システム、電話交換方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザセントリックな電話交換装置、電話システム、電話交換方法及びプログラムを提供する。【解決手段】電話交換装置10は、取得部11と、抽出部12と、特定部13と、呼制御部14とを備える。取得部11は、ユーザIDを含む着信を検出した場合、ユーザIDを有するユーザの、スケジュールイベントを示すイベント情報を取得する。抽出部12は、イベント情報から、ユーザの所在情報を抽出する。特定部13は、所在情報に基づいて、ユーザが過去に使用した電話端末の中から応答の可能性が最も高い電話端末を特定する。呼制御部14は、特定した電話端末を鳴動させる。【選択図】図1

Description

本開示は、電話交換装置、電話システム、電話交換方法及びプログラムに関する。
自宅の固定電話、私用の携帯電話、及び勤務先の電話等、複数の電話端末を使用するユーザが増えている。複数の電話端末を使用する被呼者に電話をかける場合、発呼者は、被呼者が今どこにいるのかという被呼者の所在を意識して、1の電話端末を選択し、選択した電話端末の電話番号を用いて発信していた。
ここで、被呼者の行動や所在に応じて、着信に対する応答を変化させる電話交換装置が提案されている。例えば、特許文献1には、ユーザの行動モード毎に、呼が各電話番号で受信した場合の呼ルーティングルールを規定しておき、ユーザの電話使用記録に基づいて検出された被呼者の場所に応じて異なるモードを作動させる方法が開示されている。
また特許文献2には、被監視者の存在管理システム識別子を用いたコンタクト要求を監視者から受信した場合、被監視者が連絡に対応可能であるか否かを判定し、対応可能である場合、最良の通信形態を選択する存在管理システムが開示されている。
また特許文献3には、ユーザが保持するRFIDタグによりユーザの所在状況を検知し、所在状況に関連付けられた電話機の着信応答動作条件により、着信に対して自動応答する不在時着信自動応答システムが開示されている。
特表2008-515296号公報 特表2003-517776号公報 特開2007-088702号公報
しかし上述の特許文献1~2に記載の技術では、ユーザが事前に使用可能な端末や呼ルーティングルールを登録する必要があり、手間がかかるという問題がある。尚、上述の特許文献3に記載の技術では、被呼者が電話機から離れていた場合、被呼者に電話をつなげることが困難であるという問題がある。したがって、よりユーザセントリックな電話交換装置が求められる。
本開示の目的は、上述した課題に鑑み、ユーザセントリックな電話交換装置、電話システム、電話交換方法及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様にかかる電話交換装置は、取得部と、抽出部と、特定部と、呼制御部とを備える。前記取得部は、ユーザIDを含む着信を検出した場合、前記ユーザIDを有するユーザの、スケジュールイベントを示すイベント情報を取得する。前記抽出部は、前記イベント情報から、前記ユーザの所在情報を抽出する。前記特定部は、前記所在情報に基づいて、前記ユーザが過去に使用した電話端末の中から応答の可能性が最も高い電話端末を特定する。前記呼制御部は、特定した前記電話端末を鳴動させる。
本開示の一態様にかかる電話システムは、複数の電話端末と、上記電話交換装置とを備える。
本開示の一態様にかかる電話交換方法は、上記電話交換装置として機能するコンピュータが行う。
本開示の一態様にかかるプログラムは、コンピュータに上記電話交換方法を実行させる。
本開示により、ユーザセントリックな電話交換装置、電話システム、電話交換方法及びプログラムを提供することができる。
実施形態1にかかる電話交換装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1にかかる電話交換方法の流れを示すフローチャートである。 実施形態2にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる操作ログのデータ構造の一例を示す図である。 実施形態2にかかる操作ログ生成方法の流れを示すフローチャートである。 実施形態2にかかる電話交換方法の流れを示すフローチャートである。 実施形態2にかかる操作ログ抽出処理を説明するための図である。 実施形態2にかかる操作ログ抽出処理を説明するための図である。 電話交換装置及びPBXとして用いられ得るコンピュータの構成例を示す図である。
以下、実施形態を通じて本開示を説明するが、特許請求の範囲にかかる開示を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施形態の課題>
ここで、実施形態の課題について改めて説明する。
発着信など操作を行う場合、ユーザに割り当てられた電話番号を用いる方式がとられている。この方式は、番号中心の考え方、つまりナンバーセントリックな考え方である。一方、近年では一人のユーザが複数の端末(スマートフォン、パーソナルコンピュータ、又は電話機など)を持つことが当たり前になってきており、ユーザ中心の、つまりユーザセントリックな方式が求められるようになっている。例えば、発呼者が、連絡を取りたい相手が今現在どこに居るのかを意識しなくても、相手に電話が繋がるシステムが望まれている。
ユーザセントリックな方式では、1ユーザに複数の端末が紐づけられる。そのユーザに着信があった場合、電話交換装置、例えば構内交換機(PBX;Private Branch eXchange)は、すべての端末を同時に鳴動させるか、鳴動の優先順位を事前に設定しておき順番に鳴動させるしかなかった。そのため、事前に定めた順番でしか鳴動させることができず、以下のような課題があった。
1つ目は、ユーザが近くにいない場所の端末を頻繁に鳴動させてしまい、その近くにいる人が、誰も応答しないで鳴り続けている端末を、迷惑に感じるという問題があった。2つ目は、応答する可能性の低い端末を鳴動させてしまうことでネットワークのトラフィックを無駄に増やしてしまうという問題があった。3つ目は、トラフィックが増えることで電話交換装置の処理が増加し、ハードウェアリソースを無駄に消費してしまうという問題があった。4つ目は、ユーザが逐一鳴動順番を設定したり、設定を変更することは手間であるという問題があった。
ここで、上述の特許文献1~3には、被呼者の行動や所在に応じて、着信に対する応答を変化させる技術が開示されている。特に、特許文献2には、監視者は、被監視者の存在管理システム識別子を用いてコンタクト要求をすることができるため、監視者は、被監視者の直接的な連絡先の詳細を知る必要はない。しかし上述のように、特許文献1~2に記載の技術では、ユーザが事前に使用可能な端末や呼ルーティングルールを登録する必要があり、手間がかかるという問題がある。尚、上述の特許文献3に記載の技術では、被呼者に電話をつなげることが困難であるという問題がある。したがって、よりユーザセントリックな電話交換装置が求められる。
本実施形態は、このような課題を解決するためになされたものである。
<実施形態1>
次に、本開示の実施形態1について説明する。図1は、実施形態1にかかる電話交換装置10の構成を示すブロック図である。電話交換装置10は、ユーザへの着信に応じて、ユーザの応答の可能性が高い電話端末を鳴動させるコンピュータ装置である。電話交換装置10は、取得部11と、抽出部12と、特定部13と、呼制御部14とを備える。
取得部11は、ユーザIDを含む着信を検出した場合、ユーザIDを有するユーザの、着信日時に対応するイベント情報を取得する。ユーザIDは、ユーザを識別する情報である。ユーザIDは、ユーザの名称又は氏名であってもよいし、ユーザ固有の番号であってもよい。ここで、着信に含まれるユーザIDは、被呼者のユーザIDである。また、イベント情報は、ユーザの所定期間のスケジュールイベントを示す情報である。取得部11は、ユーザID及び取得したイベント情報を、抽出部12に供給する。
抽出部12は、イベント情報から、ユーザIDを有するユーザの所在情報を抽出する。所在情報は、ユーザの所在を示す情報である。抽出部12は、抽出したユーザの所在情報を、特定部13に供給する。
特定部13は、所在情報に基づいて、ユーザが過去に使用した電話端末の中から応答の可能性が最も高い電話端末を特定する。具体的には、特定部13は、所在情報と、ユーザの過去の電話端末の使用履歴とに基づいて、ユーザが過去に使用した電話端末の中から応答の可能性が最も高い電話端末を特定する。特定部13は、特定した電話端末の情報を、呼制御部14に供給する。
呼制御部14は、ユーザIDを含む着信を検出する。呼制御部14は、着信を検出したことに応じて、着信を検出した旨及びユーザIDを取得部11に供給する。また呼制御部14は、特定部13が特定した電話端末を鳴動させる。具体的には、呼制御部14は、特定した電話端末の電話端末IDを用いて、当該電話端末を鳴動させて呼び出す。電話端末IDは、電話番号であってよい。
図2は、実施形態1にかかる電話交換方法の流れを示すフローチャートである。まず、電話交換装置10の呼制御部14は、ユーザIDを含む着信を検出する(ステップS11)。次に、取得部11は、ユーザIDを有するユーザの、着信日時に対応するイベント情報を取得する(ステップS12)。次に、抽出部12は、イベント情報から所在情報を抽出する(ステップS13)。次に、特定部13は、所在情報に基づいて、ユーザが過去に使用した電話端末の中から応答可能性が最も高い電話端末を特定する(ステップS14)。そして、呼制御部14は、特定された電話端末を鳴動させる(ステップS15)。
このように実施形態1にかかる電話交換装置10によれば、発呼者は、被呼者が複数の電話端末を有する場合でも、被呼者のユーザIDを指定するだけで、被呼者に繋がりやすい電話端末に電話をかけることができる。したがって、被呼者が応答する可能性の低い電話端末を鳴動させることを回避することができる。また、ネットワークのトラフィックの増加を抑え、輻輳を防ぐことができる。そして、電話交換装置10のハードウェアリソースを節約することができる。
電話交換装置10は、ユーザの過去の電話端末の使用履歴に基づいて選択された電話端末を鳴動させるため、ユーザは事前に使用する可能性がある電話端末を必ずしも登録しなくてよい。また、電話交換装置10は、会議室に設置された共有の電話端末等の、ユーザが所有していないが使用する可能性がある電話端末も呼び出すことができる。したがって、ユーザセントリック性が向上する。
<実施形態2>
次に、本開示の実施形態2について説明する。図3は、実施形態2にかかる電話システム1の構成を示すブロック図である。電話システム1は、ユーザへの着信を、ユーザの応答の可能性が高い電話端末に中継するコンピュータシステムである。電話システム1においては、運用前のフェーズである第1のフェーズと、運用中のフェーズである第2のフェーズとの、2つのフェーズに分かれる。第1のフェーズ及び第2のフェーズについては、後述する。電話システム1は、PBX10aと、ユーザ端末20と、電話端末30-1,30-2,30-3,30-4とを備える。
電話端末30-1,30-2,30-3,30-4は、1のユーザが使用する可能性がある電話端末である。1のユーザが使用する可能性がある電話端末とは、そのユーザが第1のフェーズにおいて使用したことがある電話端末であってよい。例えば電話端末30-1~4は、それぞれ、ユーザの自宅の固定電話、ユーザが所有する携帯電話又はスマートフォン、ユーザの会社に設置された電話端末、及びユーザが使用したことがある会議室に設置された電話端末であってよい。以下では、電話端末30-1,30-2,30-3,30-4を区別せずに言及する場合、単に電話端末30と呼ぶことがある。尚、本図では、電話端末30の数を4としたが、3以下であってもよく、5以上であってもよい。
第1のフェーズにおいては、発呼者の電話端末30は、被呼者の電話端末IDを少なくとも含む着信要求(接続要求)を、PBX10aに対して発信する。そして、被呼者の電話端末30は、PBX10aからの呼び出しに応じて鳴動し、被呼者が応答操作を行った場合に、呼び出しに対して応答する。これにより、発呼者の電話端末30と被呼者の電話端末30との間の接続が確立される。
第2のフェーズにおいては、発呼者の電話端末30は、被呼者であるユーザが応答する可能性が高い電話端末への着信要求(接続要求)を、PBX10aに対して発信する。上記着信要求には、被呼者に対応付けられたユーザIDが少なくとも含まれる。したがって、発呼者は、被呼者に対応付けられたユーザIDを指定するだけでよく、被呼者の連絡先を直接特定する必要はない。そして、被呼者の電話端末30は、PBX10aからの呼び出しに応じて鳴動し、被呼者が応答操作を行った場合に、呼び出しに対して応答する。これにより、発呼者の電話端末30と被呼者の電話端末30との間の接続が確立される。
ユーザ端末20は、ユーザが使用する情報端末である。ユーザ端末20は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末又はその他の任意の入出力可能な情報端末である。ユーザ端末20は、電話端末30-1,30-2,30-3,30-4と異なる情報端末であってもよいし、電話端末30-1,30-2,30-3,30-4のいずれかとして機能してもよい。ユーザ端末20は、スケジュール管理アプリケーション21を有する。
スケジュール管理アプリケーション21は、ユーザのスケジュールを管理するアプリケーションである。なお、スケジュール管理アプリケーション21は、別途設置されるサーバ(図示せず)上で動作し、ユーザ端末20から登録される各ユーザのスケジュールを一括管理するアプリケーションであっても良い。また、スケジュール管理アプリケーション21は、PBX10a上で動作し、ユーザ端末20から登録される各ユーザのスケジュールを一括管理するアプリケーションであっても良い。スケジュール管理アプリケーション21は、カレンダーAPI22を含み、スケジュール情報Sを保持している。
カレンダーAPI22は、スケジュール管理アプリケーション21のアプリケーションプログラムインターフェース(API)である。またスケジュール情報Sは、ユーザの所定期間のスケジュールを記録した情報である。スケジュール情報Sは、カレンダー情報と呼ばれてもよい。スケジュール情報Sは、1又は複数のイベント情報Iを含む。イベント情報Iは、ユーザのスケジュールとして登録された、特定の期間のイベントを示す情報、すなわちユーザの特定の期間のスケジュールイベントを示す情報である。イベント情報Iは、期間を示す情報を少なくとも含む。また、スケジュール情報Sに含まれる少なくとも一部のイベント情報Iは、期間を示す情報に加えて、イベントの内容を示すイベント項目情報を含んでよい。つまり、イベント情報Iには、イベント項目情報を含むものと、含まないものとがあってよい。ここでイベント項目情報は、場所属性を示すイベント項目情報と、場所属性を示さないイベント項目情報とがあってよい。つまり、イベント情報Iには、場所属性を示すイベント情報Iと、場所属性を示さないイベント情報Iとがあってよい。一例として、場所属性を示すイベント項目情報は、「外出中」、「会議中」又は「会社Y」であってよい。そして一例として、場所属性を示すイベント情報Iは、「外出中:2020/11/3 10:00-15:00」、「会議中(会議室X):2020/11/2 9:00-11:00」又は「仕事中(会社Y):2020/11/4 9:00-17:00」であってよい。一方、場所属性を示さないイベント項目情報は、例えば「電話」や「記念日」であってよい。そして一例として、場所属性を示さないイベント情報Iは、「電話:2020/11/3 13:00-13:30」、又は「記念日:2020/11/11 0:00-23:59:59」であってよい。
PBX10aは、ユーザへの着信を、ユーザの応答の可能性が高い電話端末に中継する構内電話機であり、上述の電話交換装置10の一例である。ここで、PBX10aの処理は、2つのフェーズに分かれる。第1のフェーズは、ユーザの電話端末30の使用履歴である操作ログLを生成するフェーズ(操作ログ生成処理)である。そして第2のフェーズは、操作ログLを用いて、被呼者への着信を中継するフェーズ(電話交換処理)である。PBX10aは、取得部11aと、抽出部12aと、特定部13aと、呼制御部14aと、記憶部15と、タイマー16とを有する。
取得部11aは、上述した取得部11の一例である。取得部11aは、スケジュール管理アプリケーション21と連携し、ユーザのイベント情報Iを取得する。具体的には、第1のフェーズにおいて、取得部11aは、被呼者である電話端末30からの発信操作又は応答操作を検出した場合、電話端末30に対応付けられたユーザIDを有するユーザのスケジュール情報Sから、操作日時に対応するイベント情報Iを取得する。操作日時は、操作検出時に取得部11aが呼制御部14aを介してタイマー16から取得した現在日時である。発信操作を検出した場合は、操作日時は発信日時と読み替えられてもよく、応答操作を検出した場合は、操作日時は着信日時と読み替えられてもよい。イベント情報Iが操作日時に対応するとは、イベント情報Iに含まれる期間を示す情報が、操作日時を含んでいることを指す。より具体的には、まず、取得部11aは、ユーザのユーザ端末20のスケジュール管理アプリケーション21に対して、ユーザのスケジュール情報Sに、操作日時に対応するイベント情報Iが含まれるか否かを問い合わせる。そして取得部11aは、、ユーザのスケジュール情報Sに、操作日時に対応するイベント情報Iが含まれる場合、スケジュール管理アプリケーション21から、カレンダーAPI22を介して、イベント情報Iを取得する。これにより、ユーザのイベント情報Iを容易に取得することができる。そして取得部11aは、取得したイベント情報Iを、抽出部12aに供給する。
また第2のフェーズにおいて、取得部11aは、呼制御部14aが被呼者であるユーザのユーザIDを含む、発呼者の電話端末30からの着信要求を検出した場合、ユーザのスケジュール情報Sから、着信日時に対応するイベント情報Iを取得する。この場合も、取得部11aは、ユーザのユーザ端末20のスケジュール管理アプリケーション21に、スケジュール情報Sに、着信日時に対応するイベント情報Iが含まれるか否かを問い合わせる。取得部11aは、スケジュール情報Sに、着信日時に対応するイベント情報Iが含まれる場合、スケジュール管理アプリケーション21から、カレンダーAPI22を介して、イベント情報Iを取得する。そして取得部11aは、取得したイベント情報Iを、抽出部12aに供給する。
抽出部12aは、上述した抽出部12の一例である。第1のフェーズにおいて、抽出部12aは、取得部11aで取得したイベント情報Iから所在情報を抽出できるか否かを判定する。この場合、抽出部12aは、イベント情報Iが場所属性を示す場合、イベント情報Iから所在情報を抽出できると判定する。つまり、抽出部12aは、イベント情報Iにイベント項目情報が含まれており、イベント項目情報が場所属性を示す場合、イベント情報Iから所在情報を抽出できると判定する。イベント項目情報が場所属性を示すか否かについては、抽出部12aは、イベント項目情報の文字列が予め定められた場所属性を示す文字列と一致するか、又は両者の文字列の類似度が所定閾値以上であるか否かを判定することにより、判定してよい。また抽出部12aは、学習済のニューラルネットワークを含む分類器を用いて、イベント項目情報が場所属性を示すか否かを判定してもよい。そして抽出部12aは、特定した場所属性に基づいて所在情報を取得する。例えば、抽出部12aは、イベント情報Iに、イベント項目情報として「外回り」又は「外出中」が含まれていた場合、「外出中」という所在情報を取得する。これにより、抽出部12aは、イベント情報Iから所在情報を抽出することができる。一方、抽出部12aは、イベント情報Iが場所属性を示さない場合、イベント情報Iから所在情報を抽出できないと判定する。
続いて第1のフェーズにおいて、抽出部12aは、発信操作又は応答操作にかかる電話端末ID、操作日時、及び抽出した所在情報を、少なくとも対応付けた操作ログLを生成する。そして抽出部12aは、生成した操作ログLを、記憶部15に格納する。
また、第2のフェーズにおいて、抽出部12aは、第1のフェーズと同様に、イベント情報Iから所在情報を抽出できるか否かを判定する。続いて抽出部12aは、イベント情報Iから所在情報を抽出し、抽出した所在情報を特定部13aに供給する。
特定部13aは、上述した特定部13の一例である。第2のフェーズにおいて、特定部13aは、ユーザIDを含む着信を検出した場合、操作ログLに基づいて、ユーザIDに対応する電話端末IDの中から応答の可能性が最も高い電話端末IDを特定する。本実施形態2では、まず、特定部13aは、記憶部15に格納された操作ログLに基づいて、ユーザIDに対応する電話端末IDごとの応答確率を算出する。このとき、同じ場所や同じ曜日の同じ時間帯には、ユーザは同じ環境にいることが多く、応答に使用する電話端末30も同じになる傾向があると予想されるため、特定部13aは具体的には以下に示す処理を行う。例えば、抽出部12aにおいてイベント情報Iから所在情報を抽出した場合、特定部13aは、所在情報に基づいて、記憶部15に格納された操作ログLを抽出する。一方、抽出部12aにおいてイベント情報Iを取得できなかった(取得しなかった)、又はユーザの所在情報を抽出できなかった(抽出しなかった)場合、特定部13aは、現在時刻、時間帯又は曜日に基づいて、記憶部15に格納された操作ログLを抽出する。尚、スケジュール管理アプリケーション21にイベント情報Iとして登録されるイベントの期間は1時間が多いと想定し、抽出部12aは、操作ログLのうち、現在時刻(着信時刻)の前後30分の範囲の期間を有するレコードを、抽出対象とする。しかし抽出対象となるレコードの時間範囲は、これに限らない。例えば、当該期間は、現在時刻の前後1時間の範囲であってもよいし、現在時刻の前2時間、後1時間の範囲であってもよい。
そして特定部13aは、抽出した操作ログLに基づいて、ユーザIDに対応する電話端末IDごとの応答確率を算出する。具体的には、特定部13aは、各電話端末で応答した回数を、抽出したデータの総数で除することで、電話端末IDごとの応答確率を算出する。ここで、抽出したデータの総数をN、電話端末30-1で応答した回数をNaとすると、電話端末30-1の応答確率Paは以下の式(1)で算出される。
Pa=Na/N …式(1)
そして特定部13aは、応答確率が最も高い電話端末IDを特定する。このように、被呼者の所在が確認できる場合でも確認できない場合でも、被呼者に最も繋がりやすい電話端末30を容易に特定できる。また、被呼者の使用履歴に基づいて算出された応答確率から電話端末30を特定するため、被呼者に繋がりやすい電話端末30を、被呼者の使用状況に合わせて精度よく特定することができる。そして特定部13aは、特定した電話端末IDを、呼制御部14aに供給する。
尚、特定部13aは、応答確率が高い順に電話端末IDを特定し、呼制御部14aに供給してよい。例えば、特定部13aは、応答確率が最も高い電話端末IDを呼制御部14aに供給し、被呼者から応答がなかった場合に、次に応答確率が高い電話端末IDを呼制御部14aに供給してよい。また例えば、特定部13aは、応答確率と電話端末IDとを対応付けた情報を、まとめて呼制御部14aに供給してもよい。
呼制御部14aは、上述した呼制御部14の一例である。
第1のフェーズにおいて、呼制御部14aは、少なくとも被呼者の電話端末IDを含む着信を検出したことに応じて、当該電話端末IDを有する電話端末30を鳴動させて呼び出す。そして呼制御部14aは、被呼者の電話端末30による着信に対する応答操作を検出する。このとき呼制御部14aは、任意の方法で応答操作を行った被呼者(操作者)のユーザIDを特定する。例えば、着信に、被呼者(操作者)の電話端末IDに加えて、操作者のユーザIDが含まれており、呼制御部14aは、着信検出時に、操作者のユーザIDを特定してよい。また例えば、被呼者(操作者)の電話端末30が、着信応答時に操作者のユーザIDをPBX10aに送信することにより、呼制御部14aは、ユーザIDを特定してもよい。また、PBX10aは、予め電話端末IDと、ユーザIDとを対応付けたテーブルを記憶部15に記憶しており、当該テーブルを参照して、応答操作元の電話端末IDに対応付けられたユーザIDを特定してもよい。
また第1のフェーズにおいて、呼制御部14aは、発呼者の発信操作を検出する。このとき呼制御部14aは、任意の方法で発信操作を行った発呼者(操作者)のユーザIDを特定する。例えば、発信に、被呼者(相手側)の電話端末IDに加えて、発呼者(操作者)のユーザIDが含まれており、呼制御部14aは、発信操作検出時に、操作者のユーザIDを特定してよい。尚、当該発信には、被呼者(相手側)のユーザIDが含まれても、含まれなくてもよい。また、PBX10aは、予め電話端末IDと、ユーザIDとを対応付けたテーブルを記憶部15に記憶している場合は、当該テーブルを参照して、発信操作元の電話端末IDに対応付けられたユーザIDを特定してもよい。
このように、呼制御部14aは、操作者のユーザIDを取得する。そして、呼制御部14aは、操作者のユーザIDを、取得部11aに供給する。
また第2のフェーズにおいて、呼制御部14aは、少なくとも被呼者のユーザIDを含む着信を検出する。このとき呼制御部14aは、タイマー16から現在日時を取得し、着信を検出した旨、被呼者のユーザID及び現在日時を取得部11aに供給する。そして、第2のフェーズにおいて、呼制御部14aは、特定部13aが電話端末IDを特定した場合、当該電話端末IDを有する電話端末30を鳴動させて呼び出す。したがって、呼制御部14aは、当該鳴動制御にはまず最も高い応答確率の電話端末IDを用いるため、被呼者に最も繋がりやすい電話端末を鳴動させて呼び出すことができる。尚、被呼者が応答しない場合を想定して、呼制御部14aは、応答確率が高い電話端末から順に鳴動させてよい。これにより、確実に、被呼者に電話を繋げることができる。
記憶部15は、PBX10aの操作ログ生成処理及び電話交換処理に必要な情報を記憶する記憶装置である。記憶部15は、少なくとも操作ログLを記憶する。
タイマー16は、現在日時を取得する計時部の一例である。またタイマー16は、現在日時から曜日を取得してもよい。
図4は、実施形態2にかかる操作ログLのデータ構造の一例を示す図である。本図に示す操作ログLは、ユーザIDと、電話端末IDと、場所(所在情報)と、日付と、曜日と、時刻とを対応付けた情報である。例えば本図の2番目のレコードは、ユーザBが、「2020/11/2」の時刻「9:28:22」に電話端末ID「T004」の電話端末30で着信に対する応答操作を行った場合の操作ログLを示す。このとき、取得部11aは、着信に含まれるユーザIDを特定し、当該ユーザIDを有するユーザのユーザ端末20のスケジュール管理アプリケーション21から、時刻「9:28:22」に対応するイベント情報Iを取得する。そして、抽出部12aは、例えばイベント情報I「会議中(会議室X):2020/11/2 9:00-11:00」から所在情報「会議室X」を抽出し、ユーザID、電話端末ID、所在情報、日付、曜日及び時刻を操作ログLとして記録する。尚、抽出部12aは、イベント情報Iを取得できなかった場合、又はイベント情報Iから所在情報が抽出できなかった場合、本図の1番目のレコードのように、所在情報を空欄「-」にして操作ログLを記録する。
図5は、実施形態2にかかる操作ログ生成方法の流れを示すフローチャートである。まず呼制御部14aは、発信操作又は応答操作を検出する(ステップS101)。呼制御部14aは、操作者のユーザIDを特定し、処理をステップS102に進める。
そして、抽出部12aは、操作者のユーザID、電話端末ID、操作日時、及び曜日を記録した操作ログLを生成(新規作成)する(ステップS102)。また、取得部11aは、操作者のユーザIDに対応するユーザ端末20のスケジュール管理アプリケーション21に、操作日時に対応するイベント情報Iを問い合わせる(ステップS103)。ここで、取得部11aは、スケジュール情報Sに含まれる操作日時に対応するイベント情報Iがあるか否かを判定する(ステップS104)。取得部11aは、操作日時に対応するイベント情報Iがある場合(ステップS104でYES)、スケジュール管理アプリケーション21からカレンダーAPI22を介してイベント情報Iを取得し、処理をステップS105に進める。一方、取得部11aは、操作日時に対応するイベント情報Iがない場合(ステップS104でNO)、処理を終了する。
ステップS105において、抽出部12aは、取得したイベント情報Iから、所在情報を抽出することを試み、所在情報を抽出したか否かを判定する。抽出部12aは、所在情報を抽出した場合(ステップS105でYES)、ステップS102において生成した操作ログLに所在情報を記録し(ステップS106)、処理を終了する。一方、抽出部12aは、所在情報を抽出しなかった場合(ステップS105でNO)、処理を終了する。
図6は、実施形態2にかかる電話交換方法の流れを示すフローチャートである。まず呼制御部14aは、被呼者のユーザIDを含む着信を検出する(ステップS111)。呼制御部14aは、着信を検出した旨、被呼者のユーザID及び現在日時を、取得部11aに供給し、処理をステップS112に進める。取得部11aは、被呼者のユーザIDに対応するユーザ端末20のスケジュール管理アプリケーション21に、現在日時に対応するイベント情報Iを問い合わせる(ステップS112)。ここで、取得部11aは、スケジュール情報Sに含まれる現在日時に対応するイベント情報Iがあるか否かを判定する(ステップS113)。
取得部11aは、現在日時に対応するイベント情報Iがない場合(ステップS113でNO)、処理をステップS114に進める。ステップS114において、抽出部12aは、ユーザIDと、現在日時の曜日及び時刻とをキーとして、記憶部15に格納される操作ログLから、現在時刻の曜日及び時刻に対応するユーザの操作ログLを抽出する。尚、特定部13aは、ユーザIDと、現在時刻の曜日及び時刻とをキーとして、操作ログLの抽出を試みたが、抽出される操作ログLがなかった場合は、抽出対象となる時間範囲を拡大して再度抽出してよい。そして、抽出部12aは、処理をステップS117に進める。
一方、取得部11aは、現在日時に対応するイベント情報Iがある場合(ステップS113でYES)、スケジュール管理アプリケーション21からカレンダーAPI22を介してイベント情報Iを取得し、処理をステップS115に進める。そして抽出部12aは、取得したイベント情報Iから、所在情報を抽出することを試み、所在情報を抽出したか否かを判定する(ステップS115)。抽出部12aが所在情報を抽出した場合(ステップS115でYES)、特定部13aは、ユーザIDと所在情報(場所)とをキーとして、記憶部15に格納される操作ログLから、抽出した所在情報に対応するユーザの操作ログLを抽出する(ステップS116)。尚、抽出した所在情報に対応するユーザの操作ログLは、所在情報が一致するユーザの操作ログLであってもよいし、所在情報の類似度が所定閾値以上であるユーザの操作ログLであってもよい。そして特定部13aは、処理をステップS117に進める。尚、特定部13aは、ユーザIDと所在情報とをキーとして、操作ログLの抽出を試みたが、抽出される操作ログLがなかった場合は、処理をステップS114に進めてよい。抽出される操作ログLがなかった場合とは、例えば、過去にユーザがその場所で電話端末30を使用したことがない場合や、過去にその場所に関するスケジュールを登録していなかった場合が挙げられる。
一方、抽出部12aが所在情報を抽出しなかった場合(ステップS115でNO)、処理をステップS114に進める。つまり、この場合、特定部13aは、ユーザIDと、現在日時の曜日及び時刻とをキーとして、記憶部15に格納される操作ログLから、現在時刻の曜日及び時刻に対応するユーザの操作ログLを抽出し、処理をステップS117に進める。
ステップS117において、特定部13aは、抽出した操作ログLに基づいて、電話端末IDごと、すなわち電話端末ごとに応答確率を算出する。そして特定部13aは、応答確率に基づいて、電話端末IDを特定する(ステップS118)。例えば、特定部13aは、応答確率が最も高い電話端末IDを特定する。そして呼制御部14aは、特定された電話端末IDを用いて、当該電話端末IDを有する電話端末30を鳴動させる(ステップS119)。尚、呼制御部14aは、応答確率が高い電話端末IDの電話端末30から順に鳴動させてよい。そして、呼制御部14aは、被呼者が応答した場合、発呼者の電話端末30と被呼者が応答した電話端末30との間の通話パスを確立し、処理を終了する。
尚、被呼者から応答があった場合、抽出部12aは、応答操作に対する操作ログLを生成し、記憶部15に格納してよい。具体的には、抽出部12aは、着信に含まれていたユーザID、応答があった電話端末ID、現在日時、及び曜日を対応付けて応答操作に対する操作ログLを生成する。尚、抽出部12aは、上述のステップS115において所在情報を抽出している場合は、応答操作に対する操作ログLに所在情報を含ませる。このように操作ログLを蓄積していくことで、応答可能性の高い電話端末30の特定をより精度よく実施することができる。
図7~8は、実施形態2にかかる操作ログ抽出処理を説明するための図である。図7~8では、ユーザAに着信があった場合に抽出される操作ログLの一例を示している。図7は、着信時に取得したイベント情報Iから、抽出部12aが所在情報として「外出中」を抽出した場合に、特定部13aにより抽出される操作ログLを示している。このとき、特定部13aは、記憶部15に蓄積された操作ログLから、ユーザIDが「ユーザA」であり、かつ所在情報が「外出中」である操作ログLを抽出する。抽出された操作ログLが図7に示すものである場合、電話端末「T001」、「T002」、「T003」の応答確率Pa、Pb、Pcは、それぞれ、次の式(2)~(4)のように算出される。
電話端末「T001」:Pa=Na/N=3/6=0.50…式(2)
電話端末「T002」:Pb=Nb/N=2/6≒0.33…式(3)
電話端末「T003」:Pc=Nc/N=1/6≒0.17…式(4)
尚、Na、Nb、Ncは、それぞれ、ユーザAが「外出中」において電話端末「T001」、「T002」、「T003」で発信又は応答した回数である。Nは、「外出中」においてユーザAが発信又は応答した全回数である。
したがって、特定部13aは、鳴動させる電話端末30の順番を、電話端末「T001」、電話端末「T002」、電話端末「T003」の順番に決定してよい。
図8は、イベント情報Iが登録されていなかったため取得部11aがイベント情報Iを取得できなかった場合、又はイベント情報Iは登録されているが抽出部12aが所在情報を抽出できなかった場合に、特定部13aにより抽出される操作ログLの一例を示す。ユーザAに月曜日の15:00に着信があったとすると、特定部13aは、記憶部15に蓄積された操作ログLから、ユーザIDが「ユーザA」の操作ログLであって、曜日が「月」かつ時刻が14:30-15:30の間である操作ログLを抽出する。抽出されたデータが図8に示すものである場合、電話端末「T001」、「T002」、「T003」の応答確率Pa’、Pb’、Pc’は、それぞれ、次の式(5)~(7)のように算出される。
電話端末「T001」:Pa’=Na’/N’=2/6≒0.33…式(5)
電話端末「T002」:Pb’=Nb’/N’=1/6≒0.17…式(6)
電話端末「T003」:Pc’=Nc’/N’=3/6=0.50…式(7)
尚、Na’、Nb’、Nc’は、それぞれ、ユーザAが月曜日の14:30-15:30の任意の時刻において電話端末「T001」、「T002」、「T003」で発信又は応答した回数である。N’は、ユーザAが月曜日の14:30-15:30の任意の時刻において発信又は応答した全回数である。
したがって、特定部13aは、鳴動させる電話端末30の順番を、電話端末「T003」、電話端末「T001」、電話端末「T002」の順番に決定してよい。
このように実施形態2によれば、PBX10aは、ユーザに対し着信があると、ユーザが過去に使用した電話端末30の各々の応答確率を計算し、これらの電話端末30のうち、どの電話端末30から鳴動させるかを決める。PBX10aは、着信したユーザの現在の予定から所在情報を取得することができれば、所在情報をキーに操作ログLを抽出し、各電話端末30の応答確率を算出する。一方、PBX10aは、着信したユーザの現在の予定から所在情報を取得することができなければ、曜日と時刻をキーに操作ログLを抽出し、各電話端末30の応答確率を算出する。そしてPBX10aは、算出した応答確率の最も高い電話端末30、又は応答確率が高い順に電話端末30を鳴動させる。
これにより、被呼者にとって以下のような効果が期待できる。まず、応答する可能性の低い電話端末30を無駄に鳴動させないことで、当該電話端末30の周囲の環境を静かに保ちつつ、より確実にユーザに電話を繋げることができる。例えば、オフィスに設置されている電話端末30であれば、静かなオフィス環境を提供しつつ、より確実にユーザに電話を繋げることができる。また、ネットワークのトラフィックの増加を抑え、輻輳を防ぐことができる。また、ネットワークのトラフィックが抑えられることで、PBX10aのハードウェアリソースを節約することができる。また、ユーザが逐一鳴動順番を設定したり、設定を変更する手間を省くことができる。尚、PBX10aは、ユーザの過去の電話端末の使用履歴に基づいて選択された電話端末30を鳴動させて呼び出すため、ユーザは事前に使用する可能性がある電話端末30を必ずしも登録しなくてよく、さらに手間を省くことができる。また、PBX10aは、ユーザが所有する電話端末30に加えて、会議室に設置された共有の電話端末30等の、ユーザが所有していないが使用する可能性がある電話端末30も鳴動させることができる。
また発呼者にとっては、電話帳から電話端末30の電話端末IDを選択することなく、相手名称であるユーザIDを選択して発信操作をするのみで、最も繋がり易い電話端末30に電話をかけることができる。相手が複数の電話端末30を所持していても、また会議中で席にいない場合でも、PBX10aが、最も繋がり易い電話端末30を自動的に選択して、当該電話端末30を鳴動させる。したがって、発呼者は、連絡を取りたい相手が今現在どこに居るのかを意識する必要はなく、どの電話端末30に掛ければよいかを意識する必要がない。また、PBX10aが応答確率の高い電話端末30から順に鳴動させる場合、発呼者は、次々に被呼者の電話端末30に対して発信操作をする必要がなく、利便性が向上する。
したがって、実施形態2によれば、よりユーザセントリックなPBX10aを実現することができる。
続いて、電話交換装置及びPBXの物理構成を説明する。図9は、電話交換装置及びPBXとして用いられ得るコンピュータの構成例を示す図である。コンピュータ1000は、プロセッサ1010、記憶部1020、ROM(Read Only Memory)1030、RAM(Random Access Memory)1040、通信インタフェース(IF:Interface)1050、及びユーザインタフェース1060を有する。
通信インタフェース1050は、有線通信手段又は無線通信手段などを介して、コンピュータ1000と通信ネットワークとを接続するためのインタフェースである。ユーザインタフェース1060は、例えばディスプレイなどの表示部を含む。また、ユーザインタフェース1060は、キーボード、マウス、及びタッチパネルなどの入力部を含む。尚、ユーザインタフェース1060は、必須ではない。
記憶部1020は、各種のデータを保持できる補助記憶装置である。記憶部1020は、必ずしもコンピュータ1000の一部である必要はなく、外部記憶装置であってもよいし、ネットワークを介してコンピュータ1000に接続されたクラウドストレージであってもよい。
ROM1030は、不揮発性の記憶装置である。ROM1030には、例えば比較的容量が少ないフラッシュメモリなどの半導体記憶装置が用いられる。プロセッサ1010が実行するプログラムは、記憶部1020又はROM1030に格納され得る。記憶部1020又はROM1030は、例えば電話交換装置及びPBX内の各部の機能を実現するための各種プログラムを記憶する。
上記プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータ1000に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記憶媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、又はハードディスクなどの磁気記録媒体、例えば光磁気ディスクなどの光磁気記録媒体、CD(compact disc)、又はDVD(digital versatile disk)などの光ディスク媒体、及び、マスクROM、PROM(programmable ROM)、EPROM(erasable PROM)、フラッシュROM、又はRAMなどの半導体メモリを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体を用いてコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバなどの有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
RAM1040は、揮発性の記憶装置である。RAM1040には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)又はSRAM(Static Random Access Memory)などの各種半導体メモリデバイスが用いられる。RAM1040は、データなどを一時的に格納する内部バッファとして用いられ得る。プロセッサ1010は、記憶部1020又はROM1030に格納されたプログラムをRAM1040に展開し、実行する。プロセッサ1010は、CPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)であってよい。プロセッサ1010がプログラムを実行することで、電話交換装置及びPBX内の各部の機能が実現され得る。プロセッサ1010は、データなどを一時的に格納できる内部バッファを有してもよい。
以上、実施形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記によって限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上述の実施形態2では、特定部13aは、ユーザID及びイベント情報Iから取得した所在情報をキーとして抽出される操作ログLがなかった場合、ユーザID及び曜日及び時刻をキーとして抽出した操作ログLに基づいて電話端末30を特定するとした。しかしこれに代えて又は加えて、特定部13aは、他のユーザの操作ログLに基づいて電話端末30を特定してもよい。例えば、イベント情報Iから取得した所在情報が、会議室Aといった複数人が使用する場所であり、共有の電話端末30が設置された場所である場合、特定部13aは、他のユーザの操作ログLから、所在情報に対応する電話端末IDを特定してよい。この場合、PBX10aは、電話端末30の電話端末IDと、設置場所とを対応付けたテーブルを有し、テーブルを参照することにより、所在情報に対応する電話端末IDを特定してよい。尚、特定部13aは、上述のように他のユーザの操作ログLから特定した電話端末IDを第1優先の電話端末IDとしてもよいし、曜日及び時刻に対応するユーザの操作ログLから特定した電話端末IDよりも優先順位を低くしてもよい。
また上述の実施形態2では、PBX10aの特定部13aは、所在情報を取得できる場合、所在情報に基づいて操作ログLを抽出し、抽出した操作ログLから電話端末IDごとの応答確率を算出し、応答確率に基づいて電話端末IDを特定した。しかしこれに代えて、特定部13aは、所在情報を取得できる場合、所在情報に基づいて最も繋がりやすい電話端末種別を特定し、電話端末種別に合致する電話端末30の電話端末IDを特定してよい。この場合、過去の使用履歴である操作ログLには、所在情報に代えて又は加えて、電話端末IDに対応する電話端末種別が含まれていてよい。具体的には、特定部13aは、所在情報を取得できる場合は、ユーザIDに対応する操作ログLから、所在情報に対応する電話端末種別を有する電話端末IDを、第1優先で鳴動させる電話端末30の電話端末IDとして特定してよい。例えば、特定部13aは、所在情報が「外出中」であれば、携帯電話を第1優先で鳴動させる電話端末30として特定する。尚、特定部13aは、操作ログLから所在情報に対応する電話端末種別の電話端末IDを特定できない場合、前述した電話端末IDと設置場所とを対応付けたテーブルを用いて、所在情報に対応する設置場所を有する電話端末30の電話端末IDを特定してよい。例えば、特定部13aは、所在情報が「会議室A」であれば、会議室Aに設置している電話端末30を、第1優先で鳴動させる電話端末30として特定する。尚、特定部13aは、イベント情報Iがない、又はイベント情報Iから所在情報が取得できなかった場合は、上述の実施形態2と同様の処理を行ってよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ユーザIDを含む着信を検出した場合、前記ユーザIDを有するユーザの、スケジュールイベントを示すイベント情報を取得する取得部と、
前記イベント情報から、前記ユーザの所在情報を抽出する抽出部と、
前記所在情報に基づいて、前記ユーザが過去に使用した電話端末の中から応答の可能性が最も高い電話端末を特定する特定部と、
特定した前記電話端末を鳴動させる呼制御部と
を備える電話交換装置。
(付記2)
前記取得部は、前記ユーザのスケジュールを管理するスケジュール管理アプリケーションから、前記イベント情報を取得する
付記1に記載の電話交換装置。
(付記3)
電話端末からの発信操作又は応答操作を検出した場合、
前記取得部は、前記電話端末に対応付けられたユーザIDを有するユーザのイベント情報を取得し、
前記抽出部は、前記イベント情報から所在情報を抽出し、電話端末ID、操作日時、及び前記所在情報を対応付けた操作ログを生成し、前記操作ログを記憶部に格納し、
前記ユーザIDを含む着信を検出した場合、
前記特定部は、前記操作ログに基づいて、前記ユーザIDに対応する電話端末IDの中から応答の可能性が最も高い電話端末IDを特定する
付記1又は2に記載の電話交換装置。
(付記4)
前記ユーザIDを含む着信を検出した場合、
前記特定部は、前記記憶部に格納された操作ログに基づいて、前記ユーザIDに対応する電話端末IDごとの応答確率を算出する
付記3に記載の電話交換装置。
(付記5)
前記ユーザIDを含む着信を検出した場合であって、取得した前記イベント情報から前記所在情報を抽出した場合、
前記特定部は、前記所在情報に基づいて、前記記憶部に格納された操作ログを抽出し、抽出した前記操作ログに基づいて、前記ユーザIDに対応する電話端末IDごとの応答確率を算出する
付記4に記載の電話交換装置。
(付記6)
前記ユーザIDを含む着信を検出した場合であって、前記イベント情報を取得していない、又は前記ユーザの所在情報を抽出していない場合、
前記特定部は、現在の時刻、時間帯又は曜日に基づいて、前記記憶部に格納された操作ログを抽出し、抽出した前記操作ログに基づいて、前記ユーザIDに対応する電話端末IDごとの応答確率を算出する
付記4又は5に記載の電話交換装置。
(付記7)
前記呼制御部は、前記応答確率が高い電話端末IDを有する電話端末から順に鳴動させる
付記4から6のいずれか一項に記載の電話交換装置。
(付記8)
複数の電話端末と、
付記1から7のいずれか一項に記載の電話交換装置と
を備える電話システム。
(付記9)
前記取得部は、前記ユーザのスケジュールを管理するスケジュール管理アプリケーションから、前記イベント情報を取得する
付記8に記載の電話システム。
(付記10)
付記1から7のいずれか一項に記載の電話交換装置、として機能するコンピュータが行う電話交換方法。
(付記11)
コンピュータに、付記10に記載の電話交換方法、を実行させるプログラム。
1 電話システム
10,10a 電話交換装置(PBX)
11,11a 取得部
12,12a 抽出部
13,13a 特定部
14,14a 呼制御部
15 記憶部
16 タイマー
20 ユーザ端末
21 スケジュール管理アプリケーション
22 カレンダーAPI(Application Programming Interface)
30 電話端末
L 操作ログ
S スケジュール情報
I イベント情報

Claims (10)

  1. ユーザIDを含む着信を検出した場合、前記ユーザIDを有するユーザの、スケジュールイベントを示すイベント情報を取得する取得部と、
    前記イベント情報から、前記ユーザの所在情報を抽出する抽出部と、
    前記所在情報に基づいて、前記ユーザが過去に使用した電話端末の中から応答の可能性が最も高い電話端末を特定する特定部と、
    特定した前記電話端末を鳴動させる呼制御部と
    を備える電話交換装置。
  2. 前記取得部は、前記ユーザのスケジュールを管理するスケジュール管理アプリケーションから、前記イベント情報を取得する
    請求項1に記載の電話交換装置。
  3. 電話端末からの発信操作又は応答操作を検出した場合、
    前記取得部は、前記電話端末に対応付けられたユーザIDを有するユーザのイベント情報を取得し、
    前記抽出部は、前記イベント情報から所在情報を抽出し、電話端末ID、操作日時、及び前記所在情報を対応付けた操作ログを生成し、前記操作ログを記憶部に格納し、
    前記ユーザIDを含む着信を検出した場合、
    前記特定部は、前記操作ログに基づいて、前記ユーザIDに対応する電話端末IDの中から応答の可能性が最も高い電話端末IDを特定する
    請求項1又は2に記載の電話交換装置。
  4. 前記ユーザIDを含む着信を検出した場合、
    前記特定部は、前記記憶部に格納された操作ログに基づいて、前記ユーザIDに対応する電話端末IDごとの応答確率を算出する
    請求項3に記載の電話交換装置。
  5. 前記ユーザIDを含む着信を検出した場合であって、取得した前記イベント情報から前記所在情報を抽出した場合、
    前記特定部は、前記所在情報に基づいて、前記記憶部に格納された操作ログを抽出し、抽出した前記操作ログに基づいて、前記ユーザIDに対応する電話端末IDごとの応答確率を算出する
    請求項4に記載の電話交換装置。
  6. 前記ユーザIDを含む着信を検出した場合であって、前記イベント情報を取得していない、又は前記ユーザの所在情報を抽出していない場合、
    前記特定部は、現在の時刻、時間帯又は曜日に基づいて、前記記憶部に格納された操作ログを抽出し、抽出した前記操作ログに基づいて、前記ユーザIDに対応する電話端末IDごとの応答確率を算出する
    請求項4又は5に記載の電話交換装置。
  7. 前記呼制御部は、前記応答確率が高い電話端末IDを有する電話端末から順に鳴動させる
    請求項4から6のいずれか一項に記載の電話交換装置。
  8. 複数の電話端末と、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の電話交換装置と
    を備える電話システム。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載の電話交換装置、として機能するコンピュータが行う電話交換方法。
  10. コンピュータに、請求項9に記載の電話交換方法、を実行させるプログラム。
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