JP7067742B2 - 光線過敏検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用の検査装置に関し、特に、光線過敏症の診断および光線治療の初期条件設定のための検査装置に関する。
皮膚科領域と紫外線は非常に関連が深く、光線過敏症と呼ばれる紫外線に起因する疾患があるだけでなく、皮膚悪性リンパ腫といった皮膚癌や、尋常性乾癬や尋常性白斑、アトピー性皮膚炎などの難治性疾患の治療に長年紫外線が用いられている。光線過敏症は、紫外線や可視光線に対して、主に皮膚が過度に反応するものであり、光線過敏試験によって、どの波長の光にどの程度過敏性があるかが確認される。紫外線を治療に用いる場合は、患部に長波長紫外線(UVA波)や中波長紫外線(UVB波)などを所定のエネルギー量で照射することで治療がなされる。光線過敏症でなくとも、皮膚が反応する紫外線の照射エネルギー量には個人差があるため、紫外線治療の前には適正照射量を決めるために光線過敏試験がなされる。
本出願人は、特許文献1において、皮膚の光線過敏性を検査するために使用される検査装置を提案している。この検査装置は、複数の出射口から強度などが互いに異なる照射光を出力して、その照射光による皮膚の照射痕の濃淡により皮膚の光線過敏性を検査する。
特開2017-056036号公報
本発明者は、光線過敏性を検査する検査装置について以下の認識を得た。
人間の皮膚の光線過敏性を検査する場合、検査装置の各出射口内における照射光の強度分布にむらが生じる可能性がある。照射光の強度分布のむらが大きいと、そのむらに応じて照射光による照射痕に濃い部分と淡い部分とのむらが生じやすい。照射痕に濃淡のむらがあると光線過敏性の判定が難しくなり、検査精度が低下する傾向にあることが判明した。このことから、本発明者は、光線過敏性を検査する検査装置には出射口内における照射光の強度分布のむらを減らす観点で改善する余地があることを認識した。
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたもので、出射口内における照射光の強度分布のむらを減らすことが可能な光線過敏検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の検査装置は、互いに強度の異なる複数の照射光を照射して皮膚の光線過敏性を検査する検査装置であって、光源からの光を散乱させる光学素子と、光学素子で散乱させた光を照射光として出射する出射口と、を備える。
この態様によると、光を散乱させる光学素子で散乱された光に基づいて照射光を照射することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、出射口内における照射光の強度分布のむらを減らすことが可能な光線過敏検査装置を提供することができる。
第1実施形態に係る検査装置の構成を模式的に示す図である。 図1の検査装置の第1LED群のスペクトルの一例を示す図である。 図1の検査装置の第2LED群のスペクトルの一例を示す図である。 図1の検査装置の第2LED群のスペクトルの別の一例を示す図である。 図1の検査装置の駆動回路の一例を示す回路図である。 図1の検査装置の冷却部の一例を概略的に示す斜視図である。 図6の冷却部の空気の流れを説明する図である。 図1の検査装置の冷却部の別の一例を概略的に示す斜視図である。 図8の冷却部の空気の流れを説明する図である。 図1の検査装置の使用状態の一例を示す図である。 第2実施形態に係る検査装置の構成を模式的に示す図である。 第3実施形態に係る検査装置の構成を模式的に示す図である。 第4実施形態に係る検査装置の構成を模式的に示す図である。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
なお、以下の説明において、「平行」、「垂直」は、完全な平行、垂直だけではなく、誤差の範囲で平行、垂直からずれている場合も含むものとする。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る検査装置100の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る検査装置100の構成を模式的に示す図である。図1は、検査装置100の側面視の断面と、後述する操作ユニット60の図を示している。
以下、XYZ直交座標系をもとに説明する。Y軸方向は、図1では紙面左右方向に対応する。X軸方向は、図1では紙面垂直方向に対応する。Z軸方向は、図1では紙面上下方向に対応する。Y軸方向およびZ軸方向はそれぞれX軸方向に直交する。なお、この明細書では、便宜的に、各検査装置のZ軸方向の一方側(図1において上側)を上側といい、他方側(図1において下側)を下側という。また、上側、下側からの視点を「上面視」、「下面視」ということもある。このような方向の表記は検査装置100の使用姿勢を制限するものではなく、検査装置100は任意の姿勢で使用されうる。
(検査装置)
検査装置100は、複数の出射口から互いに強度の異なる複数の照射光を照射して皮膚の光線過敏性を検査する検査装置である。まず、本実施形態の概略構成を説明する。図1に示すように、検査装置100は、第1~第6出射口10b、10c、10d、10e、10f、10gを有する。以下、これらの出射口を総称するときは出射口10という。第1~第6出射口10b、10c、10d、10e、10f、10gからは、第1~第6発光部22b、22c、22d、22e、22f、22gからの光に基づく照射光28b、28c、28d、28e、28f、28gが照射される。以下、これらの発光部を総称するときは発光部22という。各発光部22は、後述する第1LED群20pと第2LED群20sとを有する。
発光部の発光強度は、第1発光部22bが最も強く、第2発光部22c、第3発光部22d、第4発光部22e、第5発光部22f、第6発光部22gの順で弱くなるように設定されている。したがって、照射光の強度は、照射光28bが最も強く、照射光28c、28d、28e、28f、28gの順で弱くなる。以下、これらの照射光を総称するときは照射光28という。発光部22から出射口10までの間に光学素子24が設けられる。以下、各部の構成について説明する。
検査装置100は、装置本体30と、操作ユニット60と、を主に備える。装置本体30は、複数の出射口から検査対象の皮膚に向けて照射光28を照射するユニットである。この例では、装置本体30の下面に第1~第6出射口10b、10c、10d、10e、10f、10gがY軸方向に配列されている。装置本体30は、後述する操作ユニット60によって操作される。
装置本体30は、光源18と、導光部34と、出射口10と、光学素子24と、を主に備える。光源18は光を光学素子24に向けて出力する。導光部34は、光源18からの光を出射口10に導く。光学素子24は、光源18からの光を散乱させる。
(光学素子)
検査における判定を容易にする観点で、各出射口内の照射光の強度の分布むらは少ないことが望ましい。そこで、検査装置100は、光源18からの光を散乱させる光学素子24を備えている。光学素子24としては、光の強度むらを低減できるものであれば限定はなく、マイクロレンズアレイ、ガラス板表面にランダムに微少凹凸が設けられた部材(例えば、散乱板、拡散板)、ガラス板内部にランダムに屈折率の異なる箇所が存在する部材など公知の原理に基づく光学素子を採用できる。光学素子24は、光源18からの光を透過させるように光路の途中に設けられる。
本実施形態では、光学素子24は、表面にランダムな微少凹凸が設けられたガラス板で形成された透過型の素子で、光路の中間部に設けられている。このガラス板は、入射された光を凹凸表面で散乱させて強度のむらを低減することができる。なお、光学素子24は紫外線の透過率が高い素材(石英ガラス)で形成されることが望ましい。
(光源)
光源18は、光線過敏検査に用いる波長の光を出力する。本実施形態の光源18は、基板18bと、基板18bに搭載された発光部と、を含む。発光部は、所望の波長特性を有するものであればよく、例えば蛍光ランプであってもよいし、LEDであってもよい。本実施形態の発光部は、紫外光を発光するLED(Light Emitting Diode)を含むLED群20である。このようなLEDとして、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)系のLEDが知られている。
LED群20は、波長特性の異なる複数のLED群を含んでもよい。本実施形態のLED群20は、第1の波長特性を有する第1LED群20pと、第1の波長特性とは異なる第2の波長特性を有する第2LED群20sと、を含む。第1LED群20pと第2LED群20sとで波長特性を切り替えて使用することによって、波長ごとの光感受性を検査することが可能になる。なお、LED群20は、第1LED群20pと第2LED群20sの一方のみを含むようにしてもよい。
第1LED群20pは、波長が280nm~350nmの範囲の連続スペクトル光を出力するように構成されている。第1LED群20pの光の波長範囲は、いわゆる中波長紫外線の波長範囲と概ね重複する。この明細書では、第1LED群20pの光をUVB波と表記することがある。第2LED群20sは、波長が320nm~400nmの範囲の連続スペクトル光を出力するように構成されている。第2LED群20sの光の波長範囲は、いわゆる長波長紫外線の波長範囲と概ね重複する。この明細書では、第2LED群20sの光をUVA波と表記することがある。UVA波およびUVB波は紫外線治療に用いることができる。
異なる検査装置間で波長特性が大幅に異なると検査結果の相互比較が困難になることがある。異なる検査装置間で検査結果の比較を容易にするために、それぞれ検査機器の波長特性は概ね同じであることが望ましい。特に、発光部に蛍光ランプを使用する検査機器と、発光部にLEDを使用する検査機器とで、波長特性は概ね同じであることが望ましい。しかし、蛍光ランプのスペクトルはLEDのスペクトルよりブロードであり、ピーク波長が1種類のLEDだけでは蛍光ランプのスペクトルに合わせことが難しい。そこで、本実施形態のLED群20は、蛍光ランプのスペクトルに合わせるように、ピーク波長の異なる複数種類のLEDを組合せて使用している。LEDの組合せに制限はないが、本実施形態のLED群20は以下の組合せを採用している。
(第1LED群)
第1LED群20pについて説明する。第1LED群20pは、UVB波用の蛍光ランプのスペクトルに合わせるように、互いにピーク波長が異なる複数のLEDを含んでいる。発明者の検討によると、このLED群は、互いにピーク波長が異なる3以上のLEDを含むことが好ましく、互いにピーク波長が異なる4以上のLEDを含むことがより好ましい。実用的には、第1LED群20pは、互いにピーク波長が異なる3または4つのLEDを含んで構成されてもよい。
図2を参照する。この例では、第1LED群20pは、UVB波用の蛍光ランプのスペクトルに合わせるように、第1~第4LED20f、20g、20h、20jを含んでいる。図2は、第1LED群20pのスペクトルの一例を示す図である。この図は、複数のLEDのスペクトルと、基準とするUVB波用の蛍光ランプのスペクトル20xを示している。
本実施形態の第1LED群20pは、ピーク波長が略290nmである第1LED20fと、ピーク波長が略303nmである第2LED20gと、ピーク波長が略315nmである第3LED20hと、ピーク波長が略340nmである第4LED20jと、を含む。第1LED20fと、第2LED20gと、第3LED20hと、第4LED20jと、の出力比は、2:3:4:1に設定されている。
なお、本明細書および請求項において、ピーク波長についての「略」は、誤差の範囲でその波長であるという意味であり、この誤差の範囲は一例として±3nmであってもよく、以下のピーク波長の記載についても同様である。また、本明細書および請求項において、各LEDの出力比は、蛍光ランプのスペクトルに合わせうる範囲で偏差を含んでもよく、この偏差は、一例として±20%であってもよく、以下の出力比の記載についても同様である。
図2において、第1~第4LED20f、20g、20h、20jのスペクトルを符号20f、20g、20h、20jで示し、これらの光の合波のスペクトルを符号20kで示している。合波のスペクトル20kは、一部に差異はあるが蛍光ランプのスペクトル20xと概ね一致している。この程度の差異であれば、蛍光ランプを用いた検査結果との相互比較が可能になる。
(第2LED群)
第2LED群20sについて説明する。第2LED群20sは、UVA波用の蛍光ランプのスペクトルに合わせるように、互いにピーク波長が異なる複数のLEDを含んでいる。発明者の検討によると、このLED群は、互いにピーク波長が異なる3以上のLEDを含むことが好ましく、互いにピーク波長が異なる4以上のLEDを含むことがより好ましい。実用的には、第2LED群20sは、互いにピーク波長が異なる3または4つのLEDを含んで構成されてもよい。
図3を参照して、第2LED群20sの第1の例について説明する。この例の第2LED群20sは、UVA波用の蛍光ランプのスペクトルに合わせるように、第5~第7LED20m、20n、20qを含んでいる。図3は、この例の第2LED群20sのスペクトルの一例を示す図である。この図は、複数のLEDのスペクトルと、基準とするUVA波用の蛍光ランプのスペクトル20yを示している。
第1の例では、第2LED群20sは、ピーク波長が略340nmである第5LED20mと、ピーク波長が略350nmである第6LED20nと、ピーク波長が略365nmである第7LED20qと、を含む。第5LED20mと、第6LED20nと、第7LED20qと、の出力比は、1:8:1に設定されている。
図3において、第5~第7LED20m、20n、20qのスペクトルを符号20m、20n、20qで示し、これらの光の合波のスペクトルを符号20sで示している。合波のスペクトル20sは、一部に差異はあるが蛍光ランプのスペクトル20yと概ね一致している。この程度の差異であれば、蛍光ランプを用いた検査結果との相互比較が可能になる。
図4を参照して、第2LED群20sの第2の例について説明する。この例の第2LED群20sは、UVA波用の蛍光ランプのスペクトルに合わせるように、第5~第8LED20m、20n、20q、20rを含んでいる。図4は、この例の第2LED群20sのスペクトルの一例を示す図である。この図は、複数のLEDのスペクトルと、基準とするUVA波用の蛍光ランプのスペクトル20yを示している。
第2の例では、第2LED群20sは、ピーク波長が略340nmである第5LED20mと、ピーク波長が略350nmである第6LED20nと、ピーク波長が略365nmである第7LED20qと、ピーク波長が略375nmである第8LED20rとを含む。第5LED20mと、第6LED20nと、第7LED20qと、第8LED20rと、の出力比は、1:7:1:1に設定されている。
図4において、第5~第8LED20m、20n、20q、20rのスペクトルを符号20m、20n、20q、20rで示し、これらの光の合波のスペクトルを符号20tで示している。合波のスペクトル20tは、一部に差異はあるが蛍光ランプのスペクトル20yと概ね一致している。この程度の差異であれば、蛍光ランプを用いた検査結果との相互比較が可能になる。なお、合波のスペクトル20tは、第1の例の合波のスペクトル20sより、スペクトル20yとの差異が少ない。LEDの駆動回路及び出力比の設定方法については後述する。
以下の説明では、本実施形態が第2の例に係る第2LED群20sを有する例を示す。
第1~第6発光部22b、22c、22d、22e、22f、22gは、それぞれ第1LED群20pと第2LED群20sとを有する。各LED群は4個(4種類)のLEDを含むので、本実施形態の発光部22は合計48個(=4×2×6)の単位LED(以下、LED20uという。)を含む。上述したように、本実施形態では、発光強度は、第1発光部22bが最も強く、第2発光部22c、第3発光部22d、第4発光部22e、第5発光部22f、第6発光部22gの順で弱くなるように設定されている。
(導光部)
次に、図1を参照して導光部を説明する。本実施形態は、各発光部22b~22gからの光をそれぞれ導く6つの導光部34b~34gを有する。以下、これらの導光部を総称するときは導光部34という。各導光部34はY軸方向に並んで配置される。導光部34は、それらの間で光が漏れないように構成されている。導光部34は、一端34h(図中の上端)から他端34j(図中の下端)に向けて延びる筒状の部分である。導光部34の一端34hには発光部22が設けられ、他端34jに設けられた出射口10に向けて光を放出する。導光部34の一端34hには基板18bが設けられており、発光部22は基板18bの一方の面に搭載される。
導光部34の形状は、光路を形成可能であれば特に制限はないが、本実施形態の導光部34は、光路に垂直な断面が矩形である筒形状を有する。つまり、導光部34は、中空の四角柱の形状を有する。
導光部34の一端34hと他端34jとの間に設けられた配置部34kに光学素子24が配置される。光学素子24の主面は光路に垂直に設けられる。光学素子24は、発光部22からの光を出射口10に向けて透過させる。
光の利用効率を向上させる観点から、発光部22からの光を可能な限り多く光学素子24に照射することが望ましい。このため、導光部34の内壁のうち、一端34hから配置部34kまでの第1領域34mは、アルミニウムなどの紫外線の高反射材料で構成されている。例えば、第1領域34mは、内壁にアルミニウム箔を貼り付けたり、内壁にアルミニウム等の薄膜を蒸着したりして形成されてもよい。
後述する理由から、出射口10b~10g近傍の内壁は、紫外線に対する反射が少ないことが望ましい。このため、導光部34の内壁のうち、配置部34kから他端34jまでの第2領域34nは、第1領域34mより紫外線の反射率の低い材料または紫外線を反射しない材料で構成されている。
ここで、内壁の第2領域34nが紫外光に対して低反射であるべき理由について説明する。紫外線はあらゆる物質に対し吸収係数が高く、皮膚においても例外なく透過性は低い。皮膚は表面側から順に、表皮、真皮、皮下組織、という組織で構成される。光過敏検査はこのうち真皮及び皮下組織の紫外線に対する感受性を検査する。このため表皮で紫外線が吸収され、真皮まで届かない場合、検査の精度を確保することが難しい。
本発明者らの研究によると、皮膚に垂直に入射する光(入射角の小さな光)は、その光の半分程度が表皮で吸収されるが、皮膚に斜め入射する光(入射角の大きな光)は、その光の大部分が表皮で吸収され、真皮には殆ど到達しないことが判明した。このため、入射角の小さな光は検査にとって有効であるが、入射角の大きな光は検査にとって有効性が低く、また誤差要因にもなりうるため低減されることが望ましい。
光学素子24を透過した光は、光学素子24によって散乱された結果、様々な方向に配向された成分を含んでいる。光学素子24から真下に放射された光は、小さな入射角で皮膚に入射するので、検査に有効である。しかし、光学素子24を透過してから内壁で反射された光は、大きな入射角で皮膚に入射するので、検査に有効性が低い。また、健康上の観点から、紫外線の被曝量を減らすべきであり、この意味で、大きな入射角で皮膚に入射する光を減少させることが望ましい。これらから、本発明者らは、第2領域34nの反射を減らすことが、被曝量を減らし、検査の有効性を高める上で重要であるとの知見を得た。前述の第2領域34nの構成は、この知見に基づき創案されたものである。
(操作ユニット)
次に、図1、図5を参照して操作ユニット60を説明する。操作ユニット60は、制御部50と、電源部52と、操作部54と、表示部56と、を主に備える。制御部50は、操作部54からの入力に基づいて光源18の発光を制御する。制御部50は、光源18の発光強度や点灯時間といった照射条件を設定するための情報を表示部56に表示させる。制御部50は、操作部54からの入力を通じてこれら条件の設定を受け付ける。制御部50は、例えば、複数の検査モードと各検査モードに対応する照射条件を保持してもよい。制御部50は、複数の検査モードのリストを表示部56に表示させ、操作部54からの入力により検査モードの指定を受け付けることで、指定された検査モードに対応する照射条件の照射光が出力されるように光源18を制御してもよい。制御部50は、公知のCPU(Central Processing Unit)などを用いて実現することができる。電源部52は、蓄電池46と駆動回路36とを有する。駆動回路36は、制御部50の制御に応じて光源18の発光部22の48個のLED20uを駆動する。
操作部54は、検査装置100による照射の開始および終了の操作や、検査装置100の照射条件を設定するための操作に用いられる。表示部56は、例えば液晶ディスプレイなどで構成され、検査装置100の動作状態や設定される照射条件などを表示する。操作部54は、表示部56とは別の位置に設けられるスイッチやボタンなどで構成されてもよいし、表示部56と一体となったタッチパネルなどで構成されてもよい。
(電源部)
電源部52を説明する前に、光線過敏検査について説明する。光線過敏検査は、装置本体30を被験者にセットするセットステップと、セットされた装置本体30から被験者に所定の時間(例えば、1~2時間)紫外線を照射する照射ステップと、被験者から装置本体30を外し、被照射皮膚の診断をする診断ステップと、に分けることができる。ここで、検査装置が大きく据え置き型の場合、照射ステップの間、被験者は身動きできず、医師と共に照射時間の経過を待つことになる。
そこで、検査の負担を減らすために、本実施形態の検査装置を小型化して携帯可能に構成している。検査装置を携帯可能にすることにより、照射ステップの間、被験者は診察室から離れ、待合室などで過ごすことができる。また、この間、医師も別の業務を行うことができる。
これらを踏まえて、電源部52を説明する。検査装置を携帯可能にするために、電源部52は、光源18や制御部50などに電力を供給する。電源部52は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの繰り返し充電可能な蓄電池を有する。電源部52は、蓄電池を充電するための電源端子(不図示)を有し、電源端子に接続されるACアダプタ等を通じて充電できるように構成されていてもよいし、蓄電池を取り外し、別途充電可能に構成されてもよい。検査装置を携帯可能にすることにより、医師の実質的な検査時間を例えば、10分程度に短縮することも可能になり、医療費の削減にもつながる。
また、紫外線LED駆動用の電源(例えば、6~7V)を得るために、ACをDCに変換するスイッチング電源を用いるよりも、蓄電池とDC-DCコンバータを用いる方が、電源を容易に小型化することができる。電源の小型化により携帯性を一層高めることができる。
例えば、安価なニッケル水素電池を用いて紫外線LEDを駆動する場合、1.2Vのセル電圧を有するニッケル水素電池を6~10個直列に接続して使用することが考えられる。この場合、電源が大型化して携帯性が損なわれる。このため、本実施形態は、4個のニッケル水素電池を直列に接続して4.8Vの電圧を確保し、これをDC-DCコンバータで昇圧して9~12Vの電圧を得るように構成されている。この場合、DC-DCコンバータ用の小型ICを用いることにより、低コストで小型化が容易な電源を実現することができる。また、この場合、その他のドライバ駆動用の電圧も確保でき、更には電源電圧の安定性も確保できる。
(駆動回路)
電源部52の駆動回路36を説明する前に、LEDの出力比の設定方法を説明する。上述したように、検査結果の相互比較を容易にするために、複数の検査装置相互の波長特性差は小さいことが望ましい。また、個々のLEDの電流対光出力の特性に差があり、検査装置毎に特性差に応じた調整することが望ましい。このような調整として、LEDの電流を可変抵抗器によって調整することも考えられる。しかし、個々のLEDの最大電流(例えば、350mA)と最小電流(例えば、5mA)とで大きな電流差がある。この電流差を可変抵抗器によって設定すると、最大電流および最小電流に設定するものがそれぞれ可変範囲の上限や下限の近傍で調整される。可変範囲の上限や下限の近傍での調整は困難であり、経時変化や温度変化などの影響を受けやすく、電流が不安定になる可能性がある。
そこで、本実施形態の各LED20f、20g、20h、20j、20m、20n、20q、20rの出力比は、パルス幅変調のデューティ比によって設定されている。つまり、本実施形態では、各LED20u(単位LED)がパルス幅変調(PWM)された駆動電圧で駆動され、その出力比が所望の特性を有するように、駆動電圧のPWMのデューティ比が設定されている。この調整は、例えば、各LED20uの光出力を計測しながらデューティ比を変化させ、所望の光出力に対応するデューティ比を書き込み可能なメモリに書き込むことによって行うことができる。この調整は、検査装置100の製造工程において行われてもよいし、検査装置100のメンテナンスの際に行われてもよいし、その他の機会に行われてもよい。この場合、このメモリは書き換え可能であることが望ましい。このように構成することにより複数の検査装置の間の特性差を小さくすることができる。
(駆動回路)
図5を参照して、駆動回路36を説明する。図5は、駆動回路36の一例を示す回路図である。駆動回路36は48個のLED20uそれぞれを独立して駆動する。48個のLED20uを駆動するそれぞれの回路を1ch~48chと表記する。駆動回路36は、DC-DCコンバータ38と、制御回路40と、LEDドライバ42と、抵抗44と、を含み、蓄電池46からの電力に基づいてLED20uを駆動する。蓄電池46は、直列接続された4つのセルを有するニッケル水素電池であり、4.8Vの電圧を出力する。DC-DCコンバータ38は、蓄電池46の電圧を昇圧して12Vの電源電圧を出力する。この電源電圧は、後述する送風ファン84と、制御回路40と、LEDドライバ42を介してLED20uと、に供給される。
制御回路40は、48個のLED20uそれぞれに対応する48個の出力端子O1~O48にPWM信号を出力する。この例の制御回路40は、フラッシュRAM40mを含むマイクロコンピュータである。LEDドライバ42は、出力端子O1~O48からのPWM信号によりON・OFF制御される半導体スイッチを含む。この例のLEDドライバ42には、新日本無線株式会社製のNJW4616またはNJW4617を用いている。LEDドライバ42は、PWM信号に応じて電源電圧をスイッチングして生成したスイッチング電圧をLED20uに供給する。
抵抗44は、ON状態でのLEDドライバ42の最大電流を制御する固定抵抗である。概ね、LEDドライバ42の最大電流は、電源電圧からLEDドライバ42およびLED20uの電圧降下(例えば、6V)を差し引いた電圧を抵抗44の抵抗値で除して得た値である。したがって、LED20uに流れる平均電流は最大電流とPWM信号のデューティ比の積として求められる。このため、各抵抗44の抵抗値は、所定の各平均電流に応じて異なっていてもよい。
上述したように、本実施形態の各LED20uの出力は、工場出荷時に個々に調整される。このような回路構成により、LEDドライバ42に接続する抵抗44を数種類準備しておくだけで流す最大電流値を数段階のクラスに分けることができる。また、工場出荷時に行う出力調整ではスペクトル形状を測定しながら各波長のLED出力バランスを求めるためのアルゴリズムをプログラミングしておくことで簡単に出力調整用のデューティ比を求めることができる。
上述したように、本実施形態の各LED20uの出力は、工場出荷時に個々に調整され
また、そのデューティ比をフラッシュRAM40mに記憶させておくことができる。制御回路40は、出力端子O1~O48にフラッシュRAM40mに記憶されたデューティ比のPWM信号を出力する。この結果、各LED20uは所望の出力比による強度の光を出力する。このような回路構成とすることにより、使用する部品点数も削減でき、小型で且つ消費電力も少なくできるので蓄電池駆動でも十分使用することができる。
(冷却部)
次に、図6、図7を参照して検査装置100の冷却部80の一例を説明する。図6は、検査装置100の冷却部80の一例を概略的に示す斜視図である。図7は、冷却部80の空気の流れを説明する図である。これらの図では操作ユニットの記載を省略している。光源18の出力が低く温度上昇が小さい場合には冷却部を設けなくともよい。本実施形態は、光源18の周辺を冷却する冷却部80を備えている。この場合、光源18の劣化を抑制することができる。
冷却部80は、所望の冷却が可能なものであれば特に制限はないが、図6の例では、カバー部80dと、ヒートシンク82と、ヒートシンク82に送風する送風ファン84と、を有している。ヒートシンク82は、基板18bの発光部22b~22gとは反対側の面に搭載され、Y軸方向及びZ軸方向に延びる複数(例えば、4枚)のフィン82fを有する。カバー部80dは、ヒートシンク82の上面側においてY軸方向に延びる風洞80eを形成する部材である。風洞80eの一端80gには送風ファン84が設けられる。図6の送風ファン84は角形の軸流ファンである。送風ファン84は、風洞80eの他端80hから空気を吸入して、送風ファン84から排出することにより空気流84fを生成する。風洞80eを通る空気流84fによりヒートシンク82は空冷され、ヒートシンク82に接する基板18bを介して光源18が冷却される。
送風ファン84は、基板18bの最高温度部18mが最低温度部18nよりも空気流84fの上流側に位置するように配置されている。図7の例では、発光強度は、第1発光部22bが最も強く、第2発光部22c、第3発光部22d、第4発光部22e、第5発光部22fの順で弱くなる。発光部の発熱量は発光強度に比例するため、発熱量は、第1発光部22bで最も多く、第2発光部22c、第3発光部22d、第4発光部22e、第5発光部22f、第6発光部22gの順で少なくなる。
このため、基板18bの最高温度部18mは第1発光部22bに対応する位置に形成され、最低温度部18nは第6発光部22gに対応する位置に形成される。図7に示すように、空気流84fは、基板18bの第1発光部22bに対応する最高温度部18mから第6発光部22gに対応する最低温度部18nに向かって流れる。つまり、送風ファン84は、基板18bの最高温度部18mが最低温度部18nよりも優先して冷却されるように配置されている。このように構成することにより、冷却部80は、発熱量の大きな部分を温度の低い空気に先に触れさせることができ、冷却効率を高めることができる。
次に、図8、図9を参照して、検査装置100の別の冷却部88を説明する。図8は、検査装置100の冷却部88の一例を概略的に示す斜視図である。図9は、冷却部88の空気の流れを説明する図である。これらの図では操作ユニットの記載を省略している。冷却部88は、冷却部80に対して、カバー部80dが削除され、送風ファン84がフィン82fに固定される点で異なり、他の構成は同様である。送風ファン84は、ヒートシンク82に向けて下向きの空気流84gを生成する。
図7の空気流84fがY軸方向に直線状に流れるのに対して、図9の空気流84gは、送風ファン84から下向き(Z軸方向)に流れてヒートシンク82内で屈曲する。屈曲した空気流84gはヒートシンク82の上面に沿って横向き(Y軸方向)に流れる。横向に流れた空気流84gはヒートシンク82の両方の端部82h、82jから抜けて排出される。送風ファン84は最低温度部18nよりも最高温度部18mに寄った位置に設けられる。このため、温度の低い空気を最低温度部18nよりも先に最高温度部18mに触れさせることができる。このように構成することにより、基板18bの最高温度部18mは最低温度部18nよりも優先して冷却される。
次に、図10を参照して、検査装置100の使用状態の一例を説明する。図10は、検査装置100の使用状態の一例を示す図である。この図は、検査装置100の装置本体30を、腕帯90を用いて腕に装着した状態を示している。この例では、装置本体30の出射口10(図1も参照)を検査する皮膚に当てて、腕帯90で固定するようにしている。電源部52を含む操作ユニット60は、腰に巻かれたベルトに固定されている。操作ユニット60と装置本体30とは接続ワイヤ92によって接続されている。このように装置本体30を操作ユニット60と別のユニットとして構成することにより、被験者は検査中も自由に動くことができる。また、必ずしも医師が付き添う必要性はないので、検査工数が低減され、被験者への負担も減らすことができる。
検査手順の一例を説明する。まず、医師は、検査内容に応じた検査モードを設定することで照射条件を決定する。次に、照射対象となる皮膚に各出射口が密着するように検査装置100を配置する。検査装置100を配置した後、検査光(照射光)の照射を開始させる。照射が開始されてから予め設定された時間の経過後に照射が自動的に停止される。照射の終了後、検査装置が外される。検査装置による照射を受けた皮膚は、所定時間後(例えば、1日~2日後など)に医師により紅斑の有無が診断され、紅斑が生じる最低照射量である最少紅斑量や、最少反応量、最小光毒量が特定されうる。以上が検査手順の一例である。
[第2実施形態]
以下、図11を参照して、本発明の第2実施形態に係る検査装置300の構成について説明する。図11は、検査装置300の構成を模式的に示す図である。この図では操作ユニットの記載を省略している。検査装置300は、検査装置100と同様に使用可能な光線過敏性検査装置である。検査装置300は、第1実施形態に係る検査装置100に対して、光源18、導光部34および光学素子24の構成が異なり、その他の構成は同様である。したがって、重複する説明を省き、第1実施形態と相違する構成を中心に説明する。
本実施形態の概略構成を説明する。図11に示すように、検査装置300の装置本体30は、中空直方体状の筐体32に設けられた第1~第5出射口10b、10c、10d、10e、10fを有する。第1~第5出射口10b、10c、10d、10e、10fからは、発光部22h、22j、22kからの光に基づく照射光28b、28c、28d、28e、28fが照射される。照射光の強度は、照射光28bが最も強く、照射光28c、28d、28e、28fの順で弱くなる。
以下、各部の構成について説明する。検査装置300の光学素子24は、導光部34の途中に一つ設けられており、各出射口には設けられていない点で第1実施形態と相違する。検査装置300の光源18は、3つの発光部22h、22j、22kを有する。発光部22h、22j、22kそれぞれは、波長特性の異なる複数種類のLEDを含んでもよいし、単一の波長特性のLEDから構成されてもよい。検査装置300の導光部34は、複数のコリメータレンズ72a、72b、72cと、複数のビームコンバイナ74a、74b、74cと、複数のビームスプリッタ76b、76c、76d、76e、76fと、を含む。
複数のコリメータレンズ72a~72cは、対応する発光部22a、22b、22cからの光を平行光に変換する。複数のビームコンバイナ74a~74cは、コリメータレンズ72a~72cのそれぞれから出力される平行光を合成する。複数のビームコンバイナ74a~74cのそれぞれは、例えば、ビームスプリッタなどの光学素子である。ビームコンバイナ74aは、コリメータレンズ72aからの平行光をY軸方向に反射させる。
ビームコンバイナ74bは、コリメータレンズ72bからの平行光をY軸方向に反射させるとともに、ビームコンバイナ74aからの平行光をY軸方向に透過させる。ビームコンバイナ74cは、コリメータレンズ72cからの平行光をY軸方向に反射させるとともに、ビームコンバイナ74bからの平行光をY軸方向に透過させる。ビームコンバイナ74cからの平行光は、光学素子24に入射する。光学素子24は、入射した光をY軸方向に透過させるとともに、その光の強度分布を均一化する。光学素子24を透過した光はビームスプリッタ76b~76fに入射する。
ビームスプリッタ76bは、光学素子24からの光の一部を照射光28bとして出射口10bに向けて反射させるように配置される。ビームスプリッタ76cは、ビームスプリッタ76bに隣接して配置され、ビームスプリッタ76bを透過した光の一部を照射光28cとして出射口10cに向けて反射させる。ビームスプリッタ76dは、ビームスプリッタ76cに隣接して配置され、ビームスプリッタ76cを透過した光の一部を照射光28dとして出射口10dに向けて反射させる。ビームスプリッタ76eは、ビームスプリッタ76dに隣接して配置され、ビームスプリッタ76dを透過した光の一部を照射光28eとして出射口10eに向けて反射させる。ビームスプリッタ76fは、ビームスプリッタ76eに隣接して配置され、ビームスプリッタ76eを透過した光の一部を照射光28fとして出射口10fに向けて反射させる。この構成によれば、出射口10b~10fから光線過敏試験に適した強度の異なる複数の照射光28b~28fを照射することができる。
第2実施形態によれば、導光部34に光学素子24を備えるから、各出射口から、光学素子24によって強度分布のむらが低減された互いに強度の異なる照射光を照射することができる。したがって、この実施形態によれば、照射光の強度分布のむらに起因して光線過敏性の診断が困難となったりすることを防ぐことができる。また、本実施形態によれば、発光部22h、22j、22kからの光を合成した合成光を検査光として用いることができる。本実施形態では1個のLEDからなる発光部と1個のコリメータレンズを組み合してビームコンバイナで合波するという第1実施形態とは全く違った原理となっていることが特徴である。
[第3実施形態]
以下、図12を参照して、本発明の第3実施形態に係る検査装置400の構成について説明する。図12は、第3実施形態に係る検査装置400の構成を模式的に示す図である。図12は、検査装置400の側面視の断面と、操作ユニット60の図を示している。検査装置400は、複数の出射口から互いに強度の異なる複数の照射光を照射して皮膚の光線過敏性を検査する検査装置である。検査装置400は、装置本体30と、操作ユニット60と、を主に備える。
本実施形態の概略構成を説明する。検査装置400の装置本体30は、第1~第5出射口10b、10c、10d、10e、10fを有する。第1~第5出射口10b、10c、10d、10e、10fからは、発光部22からの光に基づく照射光28b、28c、28d、28e、28fが照射される。照射光の強度は、照射光28bが最も強く、照射光28c、28d、28e、28fの順で弱くなる。この例では、出射口10b~10fは、装置本体30の下面にY軸方向に配列されている。発光部22は、第1LED群20pと第2LED群20sとを有している。
以下、各部の構成について説明する。装置本体30は、光源18と、導光部34と、出射口10と、光学素子24と、を主に備える。図12の例では、光源18と、導光部34と、出射口10と、光学素子24と、は筐体32に収容されている。筐体32は、導光部34の一部であってもよい。光源18は光26を導光部34に向けて出力する。導光部34は、光源18からの光26を導き、光出口35b~35fから光27b~27fとして出力する。
図12の例では、光出口35b~35fは、光源18に近い側からこの順に配列される。光出口35b~35fからは互いに強度の異なる光27b~27fが出力される。導光部34は、光27b~27fの強度がこの順で低くなるように構成される。一例として、導光部34は、特許文献1に開示した構成を備えてもよい。導光部34からの光27b~27fは出射口10の光学素子24に入射する。
出射口10について説明する。出射口10は光学素子24で散乱させた光を照射光28として出射する。出射口10は、照射光28の出射口10b~10fを規定する枠体14を有する。出射口10b~10fは、光源18に近い側からこの順で配列される。出射口10b~10fには、光出口35b~35fからの光27b~27fがZ軸方向で下向きに入射する。光27b~27fは、それぞれ出射口10b~10fの光学素子24に入射され、光学素子24で強度分布が均一化され、照射光28b~28fとして出射される。この結果、出射口10b~10fからは互いに強度の異なる照射光28b~28fがZ軸方向で下向きに出射される。照射光28b~28fの強度はこの順で低くなる。
光学素子24が被照射体である皮膚に接触すると、その接触部分において表面の屈折が変化し、接触部分と非接触部分との間で散乱の差が生じる。また、皮膚に接触すると、光学素子24に油脂などの異物が付着して、異物による散乱の差を生じる。散乱の差は照射光の強度の分布むらを生じ、検査精度を低下させる原因となり得る。そこで、検査装置400では、光学素子24を、出射口10b~10fから光源側に離れた位置に配置している。光学素子24は、枠体14を皮膚に接触させた状態で、皮膚に接触しない程度に出射口10b~10fから内側に離れた位置に配置される。
この例では、光学素子24は、5つの照射光28b~28fそれぞれに対応する5つの光学素子24を含んでいる。この例では、各光学素子24は、出射口10の枠体14に取付けられ支持されている。光学素子24は、枠体14以外の部分に取付けられてもよい。
第3実施形態によれば、出射口10b~10fそれぞれに対応する光学素子24を備えるから、出射口10b~10fから、光学素子24によって強度分布のむらが低減された互いに強度の異なる照射光28b~28fを照射することができる。したがって、この実施形態によれば、照射光の強度分布のむらに起因して光線過敏性の診断が困難となったりすることを防ぐことができる。
[第4実施形態]
以下、図13を参照して、本発明の第4実施形態に係る検査装置500の構成について説明する。図13は、第4実施形態に係る検査装置500の構成を模式的に示す図である。この図では操作ユニットの記載を省略している。検査装置500は、検査装置400と同様に使用可能な光線過敏性検査装置である。検査装置500は、第3実施形態に係る検査装置400に対して、導光部の構成が異なる点で相違し、その他の構成は同様である。したがって、重複する説明を省き、第3実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
第3実施形態では、導光部34の光路が直線状である例について示したが、第4実施形態の導光部34は屈曲している点で第3実施形態と異なる。
本実施形態の概略構成を説明する。検査装置500の装置本体30は、第1~第5出射口10b、10c、10d、10e、10fを有する。第1~第5出射口10b、10c、10d、10e、10fからは、発光部22からの光に基づく照射光28b、28c、28d、28e、28fが照射される。照射光の強度は、照射光28bが最も強く、照射光28c、28d、28e、28fの順で弱くなる。この例では、出射口10b~10fは、装置本体30の下面にY軸方向に配列されている。発光部22は、第1LED群20pと第2LED群20sとを有している。
以下、各部の構成について説明する。検査装置500は、光源18と、第1反射部材62と、第2反射部材64と、導光部34と、を主に含む。光源18は、基板18bと発光部22とを有し光26を出力する。第1反射部材62はY軸方向に延伸して複数の出射口10b~10fが設けられる。第2反射部材64は、第1反射部材62と隙間を介して対向配置される。導光部34は、光源18からの光26を第1反射部材62と第2反射部材64の間の隙間に導く。第2反射部材64は、第1反射部材62と第2反射部材64の間の隙間が導光部34から遠ざかるにつれて小さくなるように、第1反射部材62に対して傾斜して配置される。複数の出射口10b~10fは、第3実施形態と同様に枠体14に設けられた複数の光学素子24を備える。
この構成によれば、第1反射部材62に設けられた開口である複数の出射口10b~10fから、光線過敏試験に適した強度の異なる複数の照射光28b~28fを照射することができる。
第4実施形態によれば、各出射口に光学素子24を備えるから、各出射口から、光学素子24によって強度分布のむらが低減された互いに強度の異なる照射光を照射することができる。したがって、この実施形態によれば、照射光の強度分布のむらに起因して光線過敏性の診断が困難となったりすることを防ぐことができる。本実施形態によれば、簡易な構造によって強度分布が均一化された照射光を皮膚に照射することができる。
以上、本発明の各実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施の形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施の形態と重複する説明を適宜省略し、実施の形態と相違する構成について重点的に説明する。
第1実施形態の説明では、透過型の光学素子24を設ける例について示したが、これに限定されない。光学素子としては光強度分布のむらを低減できるものであれば特に限定されず、例えば、光学素子は反射型の素子であってもよい。
第1実施形態の説明では、複数の導光部に同じ透過率の光学素子を用いる例について示したが、これに限定されない。複数の導光部に互いに透過率の異なる光学素子を設けてもよい。この場合、各照射光の強度は各光学素子の透過率によって設定することができる。
第1実施形態の説明では、複数の導光部それぞれに対応して別個の光学素子を設ける例について示したが、これに限定されない。例えば、光路方向(Y軸方向)に長く、1つの素子で複数の導光部に向かう光を透過させることが可能な光学素子を設けてもよい。
第1実施形態の説明では、6個の出射口を備える例について示したが、これに限定されない。出射口の数は複数であればよく、5個以下、7個~9個、11個以上であってもよい。
第1実施形態の説明では、照射光が紫外線である例について示したが、これに限定されない。照射光の一部は可視光線であってもよい。
第1実施形態の説明では、出射口が矩形である例について示したが、これに限定されない。出射口は円形や楕円形などの矩形以外の形状であってもよい。各出射口の形状は互いに異なっていてもよい。
第1実施形態の説明では、複数の出射口が直線状に配置される例に示したが、これに限定されない。複数の出射口は曲線状など直線以外の線状に配置されてもよい。
第1実施形態の説明では、導光部の光路に垂直な断面が矩形である例を示したが、これに限定されない。例えば、導光部の断面は円形など矩形以外の形状であってもよい。これらの各変形例は実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した各実施の形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる各実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
次に、本発明の一態様の概要について説明する。本発明のある態様の検査装置100は、互いに強度の異なる複数の照射光28を照射して皮膚の光線過敏性を検査する検査装置であって、光源18からの光を散乱させる光学素子24と、光学素子24で散乱させた光を照射光28として出射する出射口10と、を備える。
この態様によると、光学素子24によって散乱させた光を照射光28として照射できるため、強度分布のむらを低減した光によって皮膚の光線過敏性を検査することができる。したがって、照射光28の強度分布のむらによる検査精度の低下を抑制することができる。
光源18は、第1および第2LED群20p、20sの一方または双方を含んでもよく、第1LED群20pは、波長が280nm~350nmの範囲の連続スペクトル光を出力し、第2LED群20sは、波長が320nm~400nmの範囲の連続スペクトル光を出力するものであってもよい。この場合、第1LED群20pと第2LED群20sとで波長特性を切り替えて使用することによって、波長ごとの光感受性を検査することが可能になる。
第1LED群20pは、互いにピーク波長が異なる複数のLEDを含んでもよい。この場合、第1LED群20pから放出される光のスペクトルを、UVB波用の蛍光ランプから放出される光のスペクトルに近づけ、検査結果の相互比較をすることができる。
第1LED群20pは、ピーク波長が略290nmである第1LEDと、ピーク波長が略303nmである第2LEDと、ピーク波長が略315nmである第3LEDと、ピーク波長が略340nmである第4LEDと、を有してもよい。この場合、光のスペクトルを、一層蛍光ランプから放出される光のスペクトルに近づけることができる。
第1~第4LEDの出力比は、2:3:4:1に設定されてもよい。この場合、光のスペクトルを、一層蛍光ランプから放出される光のスペクトルに近づけることができる。
第2LED群20sは、互いにピーク波長が異なる複数のLEDを含んでもよい。この場合、第2LED群20sから放出される光のスペクトルを、UVA波用の蛍光ランプから放出される光のスペクトルに近づけ、検査結果の相互比較をすることができる。
第2LED群20sは、ピーク波長が略340nmである第5LEDと、ピーク波長が略350nmである第6LEDと、ピーク波長が略365nmである第7LEDと、を有してもよい。この場合、光のスペクトルを、一層蛍光ランプから放出される光のスペクトルに近づけることができる。
第5~第7LEDの出力比は、1:8:1に設定されてもよい。この場合、光のスペクトルを、一層蛍光ランプから放出される光のスペクトルに近づけることができる。
第2LED群20sは、ピーク波長が略340nmである第5LEDと、ピーク波長が略350nmである第6LEDと、ピーク波長が略365nmである第7LEDと、ピーク波長が略375nmである第8LEDと、を有してもよい。この場合、光のスペクトルを、UVA波用の蛍光ランプから放出される光のスペクトルに近づけ、検査結果の相互比較をすることができる。
第5~第8LEDの出力比は、1:7:1:1に設定されもよい。この場合、光のスペクトルを、一層蛍光ランプから放出される光のスペクトルに近づけることができる。
各LED20f、20g、20h、20j、20m、20n、20q、20rの出力比は、パルス幅変調のデューティ比によって設定されていてもよい。この場合、経時変化や温度変化による各LEDの出力比への影響を小さくすることができる。
一端から他端に向けて延びる筒状の導光部34を有し、光源18は、導光部34の一端34hに設けられ、他端34jに向けて光を放出し、光学素子24は、導光部34の一端34hと他端34jとの間に設けられた配置部34kに配置され、導光部34の内壁のうち、一端から配置部34kまでの第1領域34mは、紫外線の高反射材料で構成されていてもよい。この場合、第1領域34mでの紫外線の吸収が少ないため、発光部22からの光の大部分を光学素子24に照射することができる。
導光部34の内壁のうち、配置部34kから他端34jまでの第2領域34nは、第1領域34mより紫外線の反射率の低い材料または紫外線を反射しない材料で構成されていてもよい。この場合、検査にとって有効性が低い皮膚に斜め入射する光を低減し、余計な被曝量を抑制することができる。
光源18を駆動する電池と、電池の電圧を昇圧するDC-DCコンバータ38と、を備えてもよい。電池は充電可能なリチウムイオン電池またはニッケル水素電池であってもよい。この場合、スイッチング電源を用いる場合と比べて、電源を小型化することが容易になり、検査装置の携帯性を高めることができる。
光源18は、基板18bと、当該基板18bの一方の面に搭載されたヒートシンク82と、を有し、ヒートシンク82に空気流84fを供給する送風ファン84を備えてもよい。送風ファン84は、基板18bの最高温度部18mが最低温度部18nよりも優先して冷却されるように配置されてもよい。この場合、発熱量の大きな部分を温度の低い空気に先に触れさせることができ、冷却効率を高めることができる。
出射口は、照射光の出射口を規定する枠体を有し、光学素子は、出射口より光源側に配置されてもよい。この場合、光学素子を出射口から内側に後退した位置に配置できるので、光学素子が皮膚に接触することにより検査精度に影響する可能性を低くすることができる。
光学素子は、複数の照射光に対応する複数の光学素子を含んでもよい。この場合、各光学素子の周囲を仕切で囲むことができるので、複数の光路間で光漏れする可能性を低くできる。
光学素子は、枠体に支持されてもよい。この場合、光学素子の出射口からの位置を揃えることができる。光学素子を枠体とモジュール化することにより生産性を向上することができる。
出射口は、マトリックス状に配置された複数の出射口を含んでもよい。この場合、1列に並べる場合に比べて配列方向に短くできるので、より多数の出射口を備えることが容易になる。多数の出射口を備えることにより、光の強度や波長特性の組合せを変えた多種類の検査を同時に行うことができる。
10・・出射口、 18・・光源、 18b・・基板、 18m・・最高温度部、 18n・・最低温度部、 20p・・第1LED群、 20s・・第2LED群、 20u・・LED、 22・・発光部、 24・・光学素子、 28・・照射光、 30・・装置本体、 34・・導光部、 36・・駆動回路、 40・・制御回路、 46・・蓄電池、 60・・操作ユニット、 80、88・・冷却部、 82・・ヒートシンク、 84・・送風ファン、 100、300、400、500・・検査装置。

Claims (14)

  1. 互いに強度の異なる複数の照射光を照射して皮膚の光線過敏性を検査する検査装置であって、
    光源からの光を散乱させる光学素子と、
    前記光学素子で散乱させた光を前記照射光として出射する出射口と、
    を備え
    一端から他端に向けて延びる筒状の導光部を有し、
    前記光源は、前記導光部の前記一端に設けられ、前記他端に向けて光を放出し、
    前記光学素子は、前記導光部の前記一端と前記他端との間に設けられた配置部に配置され、
    前記導光部の内壁のうち、前記一端から前記配置部までの第1領域は、紫外線の高反射材料で構成されていることを特徴とする検査装置。
  2. 前記光源は、第1および第2LED群の一方または双方を含み、
    前記第1LED群は、波長が280nm~350nmの範囲の連続スペクトル光を出力し、
    前記第2LED群は、波長が320nm~400nmの範囲の連続スペクトル光を出力することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記第1LED群は、互いにピーク波長が異なる複数のLEDを含んでいることを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記第1LED群は、
    ピーク波長が略290nmである第1LEDと、
    ピーク波長が略303nmである第2LEDと、
    ピーク波長が略315nmである第3LEDと、
    ピーク波長が略340nmである第4LEDと、
    を有することを特徴とする請求項2または3に記載の検査装置。
  5. 前記第1~第4LEDの出力比は、2:3:4:1に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記第2LED群は、互いにピーク波長が異なる複数のLEDを含んでいることを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
  7. 前記第2LED群は、
    ピーク波長が略340nmである第5LEDと、
    ピーク波長が略350nmである第6LEDと、
    ピーク波長が略365nmである第7LEDと、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の検査装置。
  8. 前記第5~第7LEDの出力比は、1:8:1に設定されていることを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
  9. 前記第2LED群は、
    ピーク波長が略340nmである第5LEDと、
    ピーク波長が略350nmである第6LEDと、
    ピーク波長が略365nmである第7LEDと、
    ピーク波長が略375nmである第8LEDと、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の検査装置。
  10. 前記第5~第8LEDの出力比は、1:7:1:1に設定されていることを特徴とする請求項9に記載の検査装置。
  11. 前記各LEDの出力比は、パルス幅変調のデューティ比によって設定されていることを特徴とする請求項3から10のいずれかに記載の検査装置。
  12. 前記導光部の内壁のうち、前記配置部から前記他端までの第2領域は、前記第1領域より紫外線の反射率の低い材料または紫外線を反射しない材料で構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の検査装置。
  13. 前記光源を駆動する電池と、前記電池の電圧を昇圧するDC-DCコンバータと、を備え、
    前記電池は充電可能なリチウムイオン電池またはニッケル水素電池であることを特徴とする請求項1から1のいずれかに記載の検査装置。
  14. 前記光源は、基板と、当該基板の一方の面に搭載されたヒートシンクと、を有し、
    前記ヒートシンクに空気流を供給する送風ファンを備え、
    前記送風ファンは、前記基板の最高温度部が最低温度部よりも優先して冷却されるように配置されることを特徴とする請求項1から1のいずれかに記載の検査装置。
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