JP7067463B2 - 二次電池の冷却構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用途に適した二次電池の冷却構造に関する。
特許文献1には、集電板で発生した熱を効率よく外部へと放出するための角型二次電池の冷却構造に関する技術が開示されている。この角型二次電池は、正極電極箔露出部、負極電極箔露出部を有する正極電極、負極電極が捲き回された捲回群と、捲回群を収納する電池缶と、正極電極箔露出部、負極電極箔露出部に接合された正極集電板、負極集電板とを備えている。正極集電板には、正極電極箔接合部より下方に突出する突出部が設けられている。そして、突出部の先端は、電池缶の内部に充填されている遊離液の液面よりも下方に位置している。このような構成によれば、集電板で発生した熱を突出部と遊離液を介して外部へ放出することができるとしている。
特開2015-222663号公報
二次電池の上蓋には、外部端子が設けられている。集電端子の上端は、シール部を介して当該外部端子に接続されている。上記の技術では、下方に突出した突出部を介して集電端子の熱を外部へ放出する構成としている。このような構成によれば、集電端子の上端面側の熱の放出が不十分となるおそれがある。その結果、集電端子の上端面側が過熱するとシール部によるシール性能が低下するおそれがある。この場合、二次電池の出力を制限せざるを得ず、電池性能を最大限に活かすことができないおそれがある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、シール部の過熱を抑制して電池性能の低下を抑制することのできる二次電池の冷却構造を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の課題を解決するため、電極体と、電極体に接合された集電端子と、電極体及び集電端子を収納するセルケースと、を備えた二次電池の冷却構造に適用される。セルケースは、上蓋と、第一側面部と、第一側面部に対面する第二側面部と、を含んでいる。そして、集電端子は、上蓋に面し、シール部を介して外部端子へと接合される上端面部と、上端面部の第一辺から第一側面部に沿って下方へ伸びる第一放熱面部と、第一放熱面部から下方へと伸びて電極体に接合される第一接合部と、を含む第一端子部と、上端面部の第一辺の対辺である第二辺から第二側面部に沿って下方へ伸びる第二放熱面部を含む第二端子部と、を含み、第一接合部は、第一放熱面部及び第二放熱面部よりもセルケースの内側寄りに位置し、第一側面部又は第二側面部には、第一接合部に面する部分の少なくとも一部を第一接合部の側へと凹ませた凹部が形成されている
第2の発明は、第1の発明において、更に以下の特徴を有している。
第一放熱面部及び第二放熱面部は、絶縁フィルムを挟んで第一側面部及び第二側面部にそれぞれ密接するように構成されている。
の発明は、第1又は第2の発明において、更に以下の特徴を有している。
第二端子部は、第二放熱面部の下端から更に下方に向かって伸びて電極体に接合される第二接合部を更に含んでいる。
の発明は、第1乃至第の何れか1つの発明において、更に以下の特徴を有している。
積層された複数の二次電池の間には、セパレータが配置されている。そして、セパレータには、第一放熱面部又は第二放熱面部と向かい合う位置に、冷却用の熱媒体が流通するための通路が形成されている。
の発明は、上記の課題を解決するため、電極体と、電極体に接合された集電端子と、電極体及び集電端子を収納するセルケースと、を備えた二次電池の冷却構造に適用される。セルケースは、上蓋と、第一側面部と、第一側面部に対面する第二側面部と、を含んでいる。集電端子は、上蓋に面し、シール部を介して外部端子へと接合される上端面部と、上端面部の第一辺から第一側面部に沿って下方へ伸びる第一放熱面部と、第一放熱面部から下方へと伸びて電極体に接合される第一接合部と、を含む第一端子部を含んでいる。第一接合部は、第一放熱面部よりもセルケースの内側寄りに位置している。そして、第一側面部又は第二側面部のうちの少なくとも一方には、第一接合部に面する部分の少なくとも一部を第一接合部の側へと凹ませた凹部が形成されている。
第1の発明によれば、集電端子の上端面部には、セルケースの第一側面部に沿って下方に伸びる第一放熱面部と、第一側面部に対向する第二側面部に沿って伸びる第二放熱面部とが接合されている。このような構成によれば、集電端子の熱が第一放熱面部及び第二放熱面部の両方からセルケースの側面へと伝達されて放出される。これにより、集電端子の上端面部の過熱を抑制することができるので、上端面部に接しているシール部の過熱を抑えて電池性能の低下を抑制することが可能となる。
また、第1の発明によれば、セルケースの第一側面部又は第二側面部に凹部が形成されている。このような構成によれば、側面の凹部が接合部に近接するので、集電端子の接合部からセルケースへの放熱を促進することができる。
第2の発明によれば、第一放熱面部及び第二放熱面部は、絶縁フィルムを挟んで第一側面部及び第二側面部にそれぞれ密接するように構成されている。このような構成によれば、集電端子の熱を第一放熱面部及び第二放熱面部の両方からセルケースの側面へと効率よく放出することができる。
の発明によれば、第2放熱面部から下方に伸びる第二接合部が電極体に接合されている。このような構成によれば、電極体から外部端子までの通電経路が2系統となるため、集電端子の発熱を抑制することができる。
の発明によれば、セパレータは、第一放熱面部又は第二放熱面部と向かい合う位置に、冷却用の熱媒体が流通するための通路が設けられている。このような構成によれば、集電端子の熱を、第一放熱面部又は第二放熱面部から熱媒体へと効率よく放出することが可能となる。
の発明によれば、セルケースの第一側面部又は第二側面部に凹部が形成されている。このような構成によれば、側面の凹部が接合部に近接するので、集電端子の接合部からセルケースへの放熱を促進することができる。
比較例の二次電池を正面から見た部分断面図である。 比較例の二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。 実施の形態1の二次電池を側面から見た部分断面図である。 実施の形態1に係る二次電池を正面から見た部分断面図である。 実施の形態2に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。 実施の形態2の変形例に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。 実施の形態3に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。 実施の形態3の変形例に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。 実施の形態4に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1.実施の形態1.
実施の形態1の二次電池の冷却構造について図を参照して説明する。
1-1.実施の形態1の二次電池の比較例の概略構成
実施の形態1の二次電池の構成の説明に先立って、実施の形態1の二次電池の比較例の構成について説明する。図1は、比較例の二次電池を正面から見た部分断面図である。また、図2は、比較例の二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。これらの図において例示される二次電池100は、角型のリチウムイオン二次電池である。二次電池100は、電極体10と、セルケース12とを備えている。
セルケース12は、ケース本体122と、上蓋124とを備えている。ケース本体122は、矩形状に形成された底面部122aと、底面部122aの周囲から立ち上がる側面部122b,122c,122d,122eとを有した角型のケースである。側面部122b,122cは、幅広の互いに対面する側面として構成されている。また、側面部122d,122eは、側面部122b,122cよりも幅狭の互いに対面する側面として構成されている。上蓋124は、ケース本体122の開口部を塞ぐように矩形状に構成されている。
電極体10は、例えば、正極シートと、負極シートと、セパレータとを有している。正極シートは、例えば正極集電箔と、正極活物質を含む正極活物質層とを有している。正極集電箔は、帯状のシートである。正極集電箔には、幅方向片側の縁に沿って露出部102が設けられている。正極集電箔の両面には、露出部102を除いて正極活性物質層が形成されている。
負極シートは、例えば負極集電箔と、負極活物質を含む負極活物質層とを有している。負極集電箔は、銅箔等の帯状のシートである。負極集電箔には、幅方向片側の縁に沿って露出部104が設けられている。負極集電箔の両面には、露出部104を除いて負極活性物質層が形成されている。
正極シートと負極シートとは、長さ方向の向きを揃えてセパレータを挟んで、正極活物質層と負極活物質層とが対向するように重ねられている。この際、セパレータの幅方向の片側に正極集電箔の露出部102がはみ出し、当該幅方向の反対側に負極集電箔の露出部104がはみ出すように、正極シートと負極シートとが重ねられている。正極シートと負極シートとセパレータは、上記のように重ねられた状態で巻き回されている。このような巻回電極体の構成によれば、電極体10の幅方向の両端に平板状の露出部102,104が形成される。電極体10は、絶縁フィルム14に包まれてケース本体122の内部に収納されている。
二次電池100は、正極側の集電端子162及び外部端子182と、負極側の集電端子164及び外部端子184と、を備えている。集電端子162,164は、セルケース12の内部に配置される。外部端子182,184は、セルケース12の外部に配置される。正極側の集電端子162及び外部端子182は、例えばアルミニウム合金を用いることができる。負極側の集電端子164及び外部端子184は、例えば銅合金を用いることができる。
正極側の露出部102及び負極側の露出部104は、それぞれ集電端子162の第一接合部162d、及び集電端子164の第一接合部164dに超音波溶着によって接合されている。そして、正極側の露出部102は、集電端子162を介して正極側の外部端子182と電気的に接続されている。また、負極側の露出部104は、集電端子164を介して負極側の外部端子184と電気的に接続されている。このような構成によれば電極体10は、集電端子162,164を介して外部負荷に電力を供給し、又は集電端子162,164を介して外部から電力が供給される。
上蓋124には、正極側の集電端子162及び外部端子182と、負極側の集電端子164及び外部端子184とを絶縁するための絶縁性のシール部20が設けられている。シール部20は、例えば絶縁性を有する樹脂材料を用いることができる。また、上蓋124には、ケース本体122の内部に電解液を充填するための図示しない注液口が設けられている。
外部端子182,184と集電端子162,164とは、それぞれ外部端子182,184の先端を加締めることにより上蓋124と一体に固定されている。具体的には、正極側の外部端子182と集電端子162とは、絶縁性を有するシール部20を介在させて外部端子182の先端部182aを加締めることによって固定される。また、負極側の外部端子184と集電端子164とは、絶縁性を有するシール部20を介在させて外部端子184の先端部184aを加締めることによって固定される。
1-2.比較例の二次電池の冷却構造
次に、比較例の二次電池100の冷却構造について更に詳細に説明する。なお、以下の説明では、正極側の集電端子162を例に説明するが、負極側の集電端子164についても同等の構成を備えているものとする。
図2に示すように、集電端子162は、上端面部162aと、第一放熱面部162bと、第一側面部162cと、第一接合部162dと、を含んでいる。上端面部162aは、上蓋124の下面に対向して配置される平板状の部分である。上述した外部端子182は、上端面部162aに接合される。第一放熱面部162bは、上端面部162aの側端となる第一辺からケース本体122の側面部122bに沿って下方に伸びる平板状の部分である。第一放熱面部162bは、絶縁フィルム14を介してケース本体122の側面部122bに密接するように配置される。
第一側面部162cは、第一放熱面部162bの下端からセルケース12の内側寄りに向かって伸びる平板状の部分である。第一接合部162dは、電極体10の露出部102に接合される部分である。第一接合部162dは、第一側面部162cの下端から露出部102に沿って下方に伸びている。このような構成によれば、第一接合部162dは、第一放熱面部162bよりもセルケース12の内側寄りに位置する。
集電端子162は、外部端子182と電極体10の露出部102を電気的に接続している。このため、外部端子182が外部負荷に接続されて集電端子162に電気が流れると、集電端子162の電気抵抗によってジュール熱が発生する。発生した熱は、第一放熱面部162bからケース本体122の側面部122bに放出される。これにより、集電端子162の上端面部162aの過熱を抑制している。
1-2.比較例の二次電池の冷却構造の課題
複数の二次電池100を積層して電池パックを構成する場合を考える。低コスト化の一手段として、電池パックを構成する二次電池100の積層数を削減することが有効である。しかし、積層数を削減した電池パックにおいて、削減前の出力を維持するためには、各二次電池100の大電流化が必要となる。この場合、二次電池100の過熱による電池性能の低下が問題となる。特に、集電端子162の過熱によってシール部20によるシール性能が悪化すると、電池出力を制限することが必要となる。この場合、二次電池100の電池性能を使い切ることができなくなる。
1-3.実施の形態1の二次電池の冷却構造の特徴
実施の形態1の二次電池100は、上述の比較例の二次電池100の課題を解決すべく、以下のような二次電池の冷却構造を備えている。図3は、実施の形態1の二次電池を側面から見た部分断面図である。なお、図3において、図2に示す比較例の二次電池と共通する要素については、同じ符号を付してその説明を省略又は簡略化する。また、以下の説明では、正極側の集電端子162を例に説明するが、負極側の集電端子164についても同等の構成を備えているものとする。
図3に示すように、実施の形態1の二次電池100の集電端子162は、第二放熱面部162eを更に備えている。第二放熱面部162eは、上端面部162aの第一辺の対辺となる第二辺からケース本体122の側面部122cに沿って下方に伸びる平板状の部分である。つまり、第二放熱面部162eは、第一放熱面部162bと向かい合う位置において、絶縁フィルム14を介してケース本体122の側面部122cに密接するように配置される。
以上のように構成された実施の形態1の二次電池100によれば、集電端子162において発生した熱が、第一放熱面部162bと第二放熱面部162eの両方からケース本体122に放出される。これにより、集電端子162からセルケース12へと放出される熱量を増やすことができるので、集電端子162の上端面部162aの過熱を効果的に抑制することができる。これにより、シール部20のシール性能の悪化を防ぐことができるので、二次電池100の過熱に伴う電池性能の低下を抑制することが可能となる。
なお、実施の形態1の二次電池100の冷却構造では、上端面部162a、第一放熱面部162b、第一側面部162c、及び第一接合部162dが、本発明の「第一端子部」に相当し、第二放熱面部162eが、本発明の「第二端子部」に相当している。
1-4.実施の形態1の二次電池の冷却構造の変形例
実施の形態1の二次電池100は、以下のように変形した冷却構造を採用してもよい。
第二放熱面部162eは、側面部122cの側において、側面部122cに沿って下方に伸びるように構成されていれば、その形状、板厚等に限定はない。また、第二放熱面部162eの形成方法についても限定はない。すなわち、第二放熱面部162eは、上端面部162aを第二辺で折曲させて形成してもよいし、また、別部品としての第二放熱面部162eを上端面部162aとともに加締める構成でもよい。
第一放熱面部162bは、絶縁フィルム14を介して側面部122bに近接して配置されていれば、必ずしも側面部122bに密接している必要はない。同様に、第二放熱面部162eは、絶縁フィルム14を介して側面部122cに近接して配置されていれば、必ずしも側面部122cに密接している必要はない。
2.実施の形態2.
実施の形態2の二次電池の冷却構造について説明する。
2-1.実施の形態2に係る二次電池の冷却構造の特徴
図4は、実施の形態1に係る二次電池を正面から見た部分断面図である。また、図5は、実施の形態2に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。なお、これらの図において、図1及び図2に示す実施の形態1に係る二次電池100と共通する要素については、同じ符号を付してその説明を省略又は簡略化する。また、以下の説明では、正極側の集電端子162を例に説明するが、負極側の集電端子164についても同等の構成を備えているものとする。
図4及び図5に示すように、実施の形態2の二次電池100のセルケース12は、凹部126を備えている。凹部126は、正面視において少なくとも第一接合部162dの一部と重なる位置において、側面部122b,122cをケース本体122の内側に向かって加締めて凹ませることによって形成されている。凹部126の凹量は、例えば、凹部126が絶縁フィルム14を介して第一接合部162d又は露出部102に密接する量に設定することができる。
以上のように構成された実施の形態2の二次電池100によれば、集電端子162において発生した熱が、第一接合部162dからケース本体122の凹部126に放出される。これにより、集電端子162からケース本体122へと放出される熱量を増やすことができるので、シール部20の過熱によるシール性能の悪化を防ぐことができる。
2-2.実施の形態2の二次電池の冷却構造の変形例
実施の形態2の二次電池100は、以下のように変形した冷却構造を採用してもよい。
凹部126は、側面部122b及び側面部122cのうちの一方の側面のみに形成される態様でもよい。また、実施の形態2の凹部126は、正面視において矩形の凹みとなるように構成されているが、他の形状となるように構成されていてもよい。
実施の形態2の二次電池100は、実施の形態1の二次電池100の冷却構造と組み合わせてもよい。図6は、実施の形態2の変形例に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。この図に示す変形例に係る二次電池100では、集電端子162は、第二放熱面部162eを備えるとともに、セルケース12は凹部126を備えている。このような構成によれば、集電端子162からセルケース12へと放出される熱量をさらに増やすことができるので、二次電池100の性能低下を更に抑えることが可能となる。
3.実施の形態3.
実施の形態3の二次電池の冷却構造について説明する。
3-1.実施の形態3に係る二次電池の冷却構造の特徴
図7は、実施の形態3に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。なお、この図において、図3に示す実施の形態1に係る二次電池100と共通する要素については、同じ符号を付してその説明を省略又は簡略化する。また、以下の説明では、正極側の集電端子162を例に説明するが、負極側の集電端子164についても同等の構成を備えているものとする。
図7に示すように、実施の形態2の二次電池100の集電端子162は、第二側面部162fと、第二接合部162gとを含んでいる。第二側面部162fは、第二放熱面部162eの下端からセルケース12の内側寄りに向かって伸びる平板状の部分である。第二接合部162gは、電極体10の露出部102の裏面側に接合される部分である。第二接合部162gは、第二側面部162fの下端から露出部102に沿って下方に伸びている。このような構成によれば、第二接合部162gは、第二放熱面部162eよりもセルケース12の内側寄りに位置する。
以上のように構成された実施の形態3の二次電池100によれば、電極体10の露出部102から集電端子162を介して外部端子182へと通電する経路として、2つの経路が形成される。具体的には、第一の経路は、電極体10の露出部102から第一接合部162d、第一側面部162c、第一放熱面部162b、及び上端面部162aを介在して外部端子182へと通電する経路である。また、第二の経路は、電極体10の露出部102から第二接合部162g、第二側面部162f、第二放熱面部162e、及び上端面部162aを介在して外部端子182へと通電する経路である。このような構成によれば、集電端子162において発生するジュール熱が減少するので、シール部20の過熱によるシール性能の悪化を防ぐことができる。これにより、二次電池100の性能低下を有効に抑制することが可能となる。
なお、実施の形態3の二次電池100の冷却構造では、上端面部162a、第一放熱面部162b、第一側面部162c、及び第一接合部162dが、本発明の「第一端子部」に相当し、第二放熱面部162e、第二側面部162f、及び第二接合部162gが、本発明の「第二端子部」に相当している。
3-2.実施の形態3の二次電池の冷却構造の変形例
実施の形態3の二次電池100は、以下のように変形した冷却構造を採用してもよい。
第二接合部162g及び第二側面部162fの形状は上述のものに限られない。すなわち、第二接合部162g及び第二側面部162fは、第二放熱面部162eと電極体10の露出部102とを電気的に接続するように構成されていれば、その形状に限定はない。
実施の形態3の二次電池100は、実施の形態2の二次電池100の冷却構造と組み合わせてもよい。図8は、実施の形態3の変形例に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。この図に示す変形例に係る二次電池100では、集電端子162は、第二側面部162f及び第二接合部162gを備えるとともに、セルケース12は凹部126を備えている。このような構成によれば、集電端子162において発生するジュール熱を減少させるとともに集電端子162からセルケース12へと放出される熱量をさらに増やすことができるので、二次電池100の性能低下を更に抑えることが可能となる。
4.実施の形態4.
実施の形態4の二次電池の冷却構造について説明する。
4-1.実施の形態4に係る二次電池の冷却構造の特徴
図9は、実施の形態4に係る二次電池を正極側の側面から見た部分断面図である。なお、この図において、図3に示す実施の形態1に係る二次電池100と共通する要素については、同じ符号を付してその説明を省略又は簡略化する。また、以下の説明では、正極側の集電端子162を例に説明するが、負極側の集電端子164についても同等の構成を備えているものとする。
図9に示すように、実施の形態4に係る二次電池の冷却構造では、二次電池100のセルケース12の側面部122b,122cにそれぞれセパレータ30が密接して配置されている。二次電池100は、セパレータ30を挟んで複数個積層されている。二次電池100の側面部122bと面するセパレータ30の側面の側には、正面視において第一放熱面部162bと向かい合う位置に、集電端子162を冷却するための熱媒体が流通するための熱媒体通路32aが形成されている。また、二次電池100の側面部122cと面するセパレータ30の側面の側には、正面視において第二放熱面部162eと向かい合う位置に、集電端子162を冷却するための熱媒体が流通するための熱媒体通路32bが形成されている。ここでの熱媒体は、例えば空気を用いることができる。
以上のように構成された実施の形態4の二次電池100の冷却構造によれば、第一放熱面部162b及び第二放熱面部162eからセルケース12に放出された熱を、熱媒体通路32を流通する熱媒体によって効果的に持ち去ることができる。これにより、集電端子162の過熱を防ぐことができるので、二次電池100の性能低下を有効に抑制することが可能となる。
なお、実施の形態4の二次電池100の冷却構造では、上端面部162a、第一放熱面部162b、第一側面部162c、及び第一接合部162dが、本発明の「第一端子部」に相当し、第二放熱面部162eが、本発明の「第二端子部」に相当している。
4-2.実施の形態4の二次電池の冷却構造の変形例
実施の形態4の二次電池100の冷却構造は、以下のように変形した構造を採用してもよい。
二次電池100の冷却構造は、実施の形態2又は3に係る二次電池100の冷却構造を採用してもよい。また、セパレータ30の熱媒体通路32の形状には限定はない。
10 電極体
12 セルケース
14 絶縁フィルム
20 シール部
30 セパレータ
32a,32b 熱媒体通路
100 二次電池
102,104 露出部
122 ケース本体
122a 底面部
122b,122c,122d,122e 側面部
124 上蓋
126 凹部
162,164 集電端子
162a 上端面部
162b 第一放熱面部
162c 第一側面部
162d 第一接合部
162e 第二放熱面部
162f 第二側面部
162g 第二接合部
182,184 外部端子
182a,184a 先端部

Claims (5)

  1. 電極体と、前記電極体に接合された集電端子と、前記電極体及び前記集電端子を収納するセルケースと、を備えた二次電池の冷却構造であって、
    前記セルケースは、
    上蓋と、
    第一側面部と、
    前記第一側面部に対面する第二側面部と、を含み、
    前記集電端子は、
    前記上蓋に面し、シール部を介して外部端子へと接合される上端面部と、
    前記上端面部の第一辺から前記第一側面部に沿って下方へ伸びる第一放熱面部と、前記第一放熱面部から下方へと伸びて前記電極体に接合される第一接合部と、を含む第一端子部と、
    前記上端面部の前記第一辺の対辺である第二辺から前記第二側面部に沿って下方へ伸びる第二放熱面部を含む第二端子部と、を含み、
    前記第一接合部は、前記第一放熱面部及び前記第二放熱面部よりも前記セルケースの内側寄りに位置し、
    前記第一側面部又は前記第二側面部には、前記第一接合部に面する部分の少なくとも一部を前記第一接合部の側へと凹ませた凹部が形成されていることを特徴とする二次電池の冷却構造。
  2. 前記第一放熱面部及び前記第二放熱面部は、絶縁フィルムを挟んで前記第一側面部及び前記第二側面部にそれぞれ密接するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の二次電池の冷却構造。
  3. 前記第二端子部は、前記第二放熱面部の下端から更に下方に向かって伸びて前記電極体に接合される第二接合部を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の二次電池の冷却構造。
  4. 積層された複数の前記二次電池の間に配置されたセパレータを更に備え、
    前記第一放熱面部又は前記第二放熱面部と向かい合う位置に、冷却用の熱媒体が流通するための通路が形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の二次電池の冷却構造。
  5. 電極体と、前記電極体に接合された集電端子と、前記電極体及び前記集電端子を収納するセルケースと、を備えた二次電池の冷却構造であって、
    前記セルケースは、
    上蓋と、
    第一側面部と、
    前記第一側面部に対面する第二側面部と、を含み、
    前記集電端子は、
    前記上蓋に面し、シール部を介して外部端子へと接合される上端面部と、
    前記上端面部の第一辺から前記第一側面部に沿って下方へ伸びる第一放熱面部と、前記第一放熱面部から下方へと伸びて前記電極体に接合される第一接合部と、を含む第一端子部
    を含み、
    前記第一接合部は、前記第一放熱面部よりも前記セルケースの内側寄りに位置し、
    前記第一側面部又は前記第二側面部のうちの少なくとも一方には、前記第一接合部に面する部分の少なくとも一部を前記第一接合部の側へと凹ませた凹部が形成されていることを特徴とする二次電池の冷却構造。
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