JP7067034B2 - 収穫物搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収穫物を自動的に搬送する収穫物搬送装置に関する。
従来、農業分野においては、人が耕運機などの農作業支援装置を用いて各種作業を行ってきたが、近年、農業分野への企業等の参入により様々な技術が農業分野に導入されつつある。特に、作物の収穫やこの収穫物の搬送処理を自動的に行うことが考慮されている。この種の技術を導入することを想定したときに、作物が傷つけられると当該作物の価値が下がってしまうため、作物をデリケートに取り扱う必要があり、この問題を解決するため各種の技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の技術によれば、作物を収穫するエンドエフェクタと集積部との間に移送部を設けている。この移送部は、弾性的に伸縮自在な筒状の筒状部に構成されており、当該筒状部の断面積を工夫することで、果実に損傷を与えることなく果実を収穫できるようにしている。しかし、特許文献1記載の技術を適用した場合には、収穫後に筒状部を通過させる必要があり、作物の種類によっては、このときの摩擦により収穫物が傷つけられる虞がある。
特開2017-79699号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、収穫物を摩擦により傷つけることなく搬送できるようにした収穫物搬送装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、集積部、搬送部を備える。集積部は、収穫物を集積し、搬送部は収穫物を集積部に搬送する。搬送部は、収穫物保持装置、第1及び第2直動駆動装置を備える。収穫物保持装置は収穫物を保持可能で且つ集積部に載置可能にする。第1直動駆動装置は、収穫物保持装置を第1直線方向に移動可能にする。第2直動駆動装置は、収穫物保持装置を第1直線方向とは異なる第2直線方向に移動可能にする。第1及び第2直動駆動装置は、収穫物を保持した収穫物保持装置を集積部の任意の載置領域に移動させ、収穫物保持装置が集積部に収穫物を載置することで当該集積部の任意の載置領域に収穫物を配置する。このような構成によれば、第1及び第2直動駆動装置を用いることで、収穫物保持装置が収穫物を保持して集積部の任意に載置領域に移動し、集積部の任意の領域に載置できるようになり、収穫物が摩擦により傷つけることなく任意の領域に配置できる。
収穫物保持装置は、所定の回動軸を中心に回動し当該回動軸を中心に所定の回動角度にすることで収穫物を保持し、所定の回動軸を中心に所定の回動角度とは異なる回動角度にすることで収穫物を載置する収穫物保持部材を備える。収穫物保持部材は、先端を開放して構成され基端に基壁部を備えると共に底部を備える。収穫物保持装置は、所定の回動軸を中心に収穫物保持部材を回動して基端から先端にかけて傾斜させ収穫物を底部に沿って移動させることで収穫物を配置する。
第1実施形態における収穫物搬送装置の構成図 大玉トマトの成長方法の説明図 収穫ロボットのエンドエフェクタの構造を示す斜視図 収穫物搬送装置の全体構成を模式的に示す斜視図 集積箱への大玉トマトの想定配置図 第2直動駆動装置の要部の斜視図 第2直動駆動装置の要部について正面側から示す端面図 第2直動駆動装置の要部について上面側から示す端面図 収穫物の保持状態における収穫物保持装置の状態を示す斜視図 収穫物の保持状態における収穫物保持装置の状態を示す正面図 収穫物を集積箱に配置するときの収穫物保持装置の状態を示す斜視図 収穫物を集積箱に配置するときの収穫物保持装置の状態を示す正面図 大玉トマトを掬部に保持しているときの収穫物保持装置の構造状態を示す正面図 大玉トマトを掬部から集積箱に配置するときの収穫物保持装置の状態を示す正面図 大玉トマトを掬部から集積箱に配置したときの収穫物保持装置の状態を示す正面図 処理動作を説明するフローチャート 収穫物搬送装置の制御動作の説明図のその1 収穫物搬送装置の制御動作の説明図のその2 収穫物搬送装置の制御動作の説明図のその3 収穫物搬送装置の制御動作の説明図のその4 第2実施形態において収穫物としてのミニトマトの実の付け方の説明図 収穫物保持装置の構造を示す斜視図 収穫物保持装置の構造を示す上面図 収穫物保持装置の構造を示す側面図 集積箱へのミニトマトの想定配置図 収穫物搬送装置の制御動作の説明図のその1 収穫物搬送装置の制御動作の説明図のその2 収穫物搬送装置の制御動作の説明図のその3 収穫物搬送装置の制御動作の説明図のその4 第3実施形態における収穫システムの構成図 集積箱への大玉トマトの想定配置図
以下、収穫物搬送装置の幾つかの実施形態を説明する。以下の実施形態中では、各実施形態間で同一機能または類似機能を備えた部分に同一符号又は類似符号を付して説明を行い、第2実施形態以降においては、同一機能または類似機能を備えた部分の説明を必要に応じて省略する。
(第1実施形態)
図1から図9Dは第1実施形態の説明図を示す。図1は収穫物搬送装置10の構成図を示しており、図2は収穫物となる大玉トマト2の成長方法を概略的に示している。
図2に示すように、収穫システム1はハイワイヤー方式を用いて大玉トマト2を育てている。ビニールハウス栽培では、ビニールハウスの中に培養土を配合した土壌3を例えば直線状の所定領域に配設すると共に、当該所定領域に備えられた土壌3に大玉トマト2の苗を離間して並べて育てる。近年では土壌3に代えて養液が用いられることもある。ハイワイヤー方式では、ビニールハウスの中で一列の苗の上方に沿って直線上に延伸ワイヤ4を固定すると共に、当該延伸ワイヤ4に吊り下げられた誘引ワイヤ5により茎6を引き上げながら大玉トマト2の苗を育てる。そして大玉トマト2が熟すことで収穫可能になる。この収穫システム1では、成長した大玉トマト2が例えば数百mm程度の所定の高さ範囲Hに位置するように調整される。
図1に示すように、収穫物搬送装置10は、所定の高さ範囲Hの大玉トマト2を収穫し、収穫された大玉トマト2を所定の場所まで搬送するために設けられている。この収穫物搬送装置10は、電源11、電動台車(以下、台車と略す)12、収穫ロボット13、集積部としての集積箱14、搬送部としての搬送ユニット15、及びコントローラ16を備える。電源11は、台車12、収穫ロボット13、搬送ユニット15及びコントローラ16の動作用電源として備えられている。コントローラ16は、台車12、収穫ロボット13、搬送ユニット15を統合的に制御するために設けられる制御回路であり、図示しないがCPU及び非遷移的実体的記録媒体としてのメモリを備えている。コントローラ16は、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することで一連の制御処理を実行する。台車12は、土壌3に沿って収穫用に舗装された通路を走行可能な車輪17を備え、コントローラ16の制御に応じて自律走行可能な電動作業車により構成される。
収穫ロボット13は台車12に搭載されている。この収穫ロボット13は、支柱18に備え付けられた複数軸のアームを連結してなるマニピュレータ19と、このマニピュレータ19の先端に取り付けられたエンドエフェクタ20と、収穫対象認識装置21と、を備える。収穫対象認識装置21は収穫ロボット13に取付けられている。この収穫対象認識装置21は、図示していないが1又は複数のカメラを備えると共にイメージコントローラを備え、カメラにより前述の高さ範囲Hを含む画像を取得し、このカメラの撮像画像に応じて立体画像を構成し、大玉トマト2の3次元位置を認識し、この3次元位置情報をコントローラ16等に出力する。コントローラ16は、収穫対象認識装置21により認識された大玉トマト2の3次元位置情報に応じてマニピュレータ19を操作制御し、さらにエンドエフェクタ20を操作制御することで大玉トマト2を収穫する。
図3に示すように、エンドエフェクタ20は、大玉トマト2の実が接続される果柄6aを切断すると共に切断後の果柄6aを挟持する切断挟持機構20aを備える。この切断挟持機構20aは、切断刃組A1及び挟持刃組A2を一対で備える。これらの切断刃組A1と挟持刃組A2とは連結部A3を挟んで係合されており、茎6の果柄6aを切断して挟持する領域には隙間が設けられている。切断刃組A1は把持刃組A2の上側に位置して配置されている。
切断刃組A1は、連結部A3により連結された1組の切断刃を備えており、連結部A3を中心として切断刃を回動することで当該1組の切断刃が噛合うように設けられており、コントローラ16が切断刃を噛合制御することで茎6の果柄6aを切断できるように構成されている。
また挟持刃組A2もまた、連結部A3により連結された1組の挟持刃を備えており、連結部A3を中心として挟持刃を回動することで当該1組の挟持刃がわずかな隙間を有して対向するように設けられる。このとき、後述のコントローラ16が挟持刃を回動制御することで挟持刃は果柄6aの外皮の一部を切断しながら果柄6aの中心部側を挟持可能になっている。例えば大玉トマト2の果柄6aは繊維質構造であるため、特に挟持刃が果柄6aの外皮を切断し中心部側を挟持するだけで安定して果柄6a及び大玉トマト2を挟持できる。
また図1にも示したように、台車12の上面には集積箱14が搭載されており、集積箱14の周辺には搬送ユニット15が設置されている。集積箱14は、大玉トマト2を集積するための構成である。搬送ユニット15は、大玉トマト2を集積箱14に搬送するための構成である。
図4Aは、集積箱14と搬送ユニット15の構造を概略的な斜視図により示している。集積箱14は、有底で蓋無の矩形箱であり、底部の載置領域14aは重量の軽量化のためその一部又は全部が網目状に設けられている。図4Bは集積箱14の内部に集積される大玉トマト2の想定配置図を示している。集積箱14は、例えば標準サイズの大玉トマト2を4×5=20個だけ収納可能なスペースを確保している。また搬送ユニット15は、収穫された大玉トマト2を集積箱14に搬送するため、台車12の上に備え付けられている。
図4Aに示すように、搬送ユニット15は、台車12(図4Aには図示せず)に支持される一対の脚部21a、21bと、台車12に支持される一対の脚部22a、22bと、第1の一対の脚部21a、21bに連結され第1直線方向となるX方向に延設された第1ラック23と、当該第1ラック23に支持されると共に第1ラック23に沿って移動自在な第1リニアガイド24と、第1ピニオン25と、第1リニアガイド24を第1ピニオン25によりX方向に直動させるための第1アクチュエータ26と、第2の一対の脚部22a、22bに連結されX方向に延設された支持レール27と、当該支持レール27に支持され支持レール27に沿って移動自在な第2リニアガイド28と、第1及び第2リニアガイド24及び28の間を連結する第2ラック29と、第2ラック29に支持され第2ラック29に沿って移動自在な第3リニアガイド30と、第2ピニオン31と、第2リニアガイド30を第2ピニオン31により直動するための第2アクチュエータ32と、大玉トマト2を保持可能で且つ集積箱14に載置可能に構成される収穫物保持装置33と、を備える。第1ラック23はX方向に延設されており、第2ラック29は第2直線方向となるY方向に延設されている。図4Aに示すように、第1リニアガイド24及び第1ラック23は、第2リニアガイド28及び支持レール27とY方向に対向配置されている。
ここで、第1ラック23、第1リニアガイド24、支持レール27、第2リニアガイド28、第1ピニオン25、及び第1アクチュエータ26は、収穫物保持装置33をX方向に移動可能な第1直動駆動装置40を構成する。また、第2ラック29、第3リニアガイド30、第2ピニオン31、及び第2アクチュエータ32は、収穫物保持装置33をY方向に移動可能な第2直動駆動装置41を構成する。第2ラック29は、X方向に平面的に交差(例えば直角)するY方向に延設されている。
図5A、図5B、図5Cは第2直動駆動装置41の要部の外観構成を示している。これらの図5A、図5B、図5Cは、それぞれ、図4Aの上側から示す斜視図、正面側から示す端面図、上面側から示す端面図、を示している。
第1及び第2直動駆動装置40及び41は概ね同一の直動機構を備えるため、第2直動駆動装置41の構造を説明する。第2アクチュエータ32は、例えば図示しないギヤを内蔵したギヤードモータにより構成される。この第2アクチュエータ32の回転軸32aは第2ピニオン31を構成する第2平歯車に取付けられている。
第2ラック29は、長尺状の平板にギヤ、第2ラックギヤ相当、が歯切りされることで構成されている。第2ピニオン31は小口径の円形の第2平歯車により構成されている。ラックアンドピニオン29及び31は、第2アクチュエータ32により回転駆動された第2平歯車の回転力を直線動力に変換する歯車である。第3リニアガイド30は、第2アクチュエータ32に取付用部材34を介して取付けられ、歯切りされた第2ラック29の棒が延伸するY方向に第2アクチュエータ32と共に移動をガイドする。第2直動駆動装置41は以上のように構成されている。
第1直動駆動装置40の第1ラック23、第1リニアガイド24、第1ピニオン25、及び第1アクチュエータ26は、それぞれ、第2直動駆動装置41の第2ラック29、第3リニアガイド30、第2ピニオン31、及び第2アクチュエータ32に対応するように構成されている。このため、第1直動駆動装置40の各部23~26の構成は前述の第2直動駆動装置41の各部29~32の構成に読み替えた構成となる。このため第1直動駆動装置40の各部23~26の構成の説明を省略する。
<収穫物保持装置33のX方向への移動方法の説明>
図4Aを参照して収穫物保持装置33のX方向への移動方法を説明する。第1ラック23は、X方向に延びる長尺状の平板の下側に第1ラックギヤ(図示せず)が構成されており、第1アクチュエータ26及び第1リニアガイド24がこの第1ラック23に歯切りされた第1ラックギヤに沿ってX方向に移動可能になっている。
この第1直動駆動装置40の第1リニアガイド24には、第1ラック23の平板の上面に沿って回転可能に吊り車(図示せず)が取付けられている。この吊り車が第1ラック23の上面に沿って回転自在に配置されているため、第1ラック23は第1アクチュエータ26及び第1リニアガイド24を下から支持できる。他方、第2リニアガイド28もまた第2ラック27の平板の上面に沿って回転可能に吊り車(図示せず)が取付けられている。この吊り車が第2ラック27の上面に沿って回転自在に配置されているため、第2ラック27は第2リニアガイド28を下から支持できる。
したがって、例えば第1直動駆動装置40の第1アクチュエータ26のギヤードモータが回転すると、第1ピニオン25の第1平歯車が第1ラックギヤに噛合うことで第1アクチュエータ26の回転力がX方向の直線動力に変換され、第1アクチュエータ26及び第1リニアガイド24は一体で平板の第1ラック23に沿って直動する。すると、この第1リニアガイド24に対向する第2リニアガイド28もまたX方向に直動することになり、これらのリニアガイド24及び28に連結された第2直動駆動装置41の第3リニアガイド30をX方向に移動できる。これにより、第3リニアガイド30に取付けられた収穫物保持装置33をX方向へ移動させることができる。
ここでは、一つの第1アクチュエータ26を用いて第1及び第2リニアガイド24及び28をX方向に移動させる形態を示しているが、第2リニアガイド28にもアクチュエータとなるギヤードモータを設けても良い。コントローラ16が、第1リニアガイド24を駆動する第1アクチュエータ26と同期して当該第2リニアガイド28を駆動するギヤードモータを回転駆動させることで、当該第2リニアガイド28をX方向に移動させるようにしても良い。
<収穫物保持装置33のY方向への移動方法の説明>
また図4Aに示す第2直動駆動装置41においては、第3ラック29の上側に第2ラックギヤ(図示せず)を構成している。これにより、第2アクチュエータ32及び第3リニアガイド30がこの第2ラックギヤの上側に沿ってY方向に移動可能になっている。
例えば、第2直動駆動装置41の第2アクチュエータ32が回転すると、第2ピニオン31の第2平歯車が第2ラックギヤに噛合うことで第2アクチュエータ32の回転力が直線動力に変換されることになり、第2アクチュエータ32及び第3リニアガイド30は一体で平板の第3ラック29に沿ってY方向に直動する。これにより、第2直動駆動装置41の第3リニアガイド30をY方向に移動させることができ、第3リニアガイド30に取り付けられた収穫物保持装置33をY方向に移動させることができる。
すなわち、第3リニアガイド30がX方向にもY方向にも移動可能になっているため、集積箱14の底面の載置領域14aから所定の高さ空間を有する平面領域に沿って収穫物保持装置33を移動させることができる。すなわち、第1及び第2直動駆動装置40及び41は、第1から第3リニアガイド24、28、30を移動させることで集積箱14の底部の載置領域14aから所定高さの任意の位置に収穫物保持装置33を移動させることができる。
図6Aから図6Dは、収穫物保持装置33の構成を示している。収穫物保持装置33は、基部50と、大玉トマト2の保持スペースSを囲繞する囲い枠51a、51bと、収穫物保持部材52a、52bと、回動軸アクチュエータとしての第3及び第4アクチュエータ53a、53bと、を備え、大玉トマト2を保持し、当該大玉トマト2を集積箱14の載置領域14aに載置することで当該大玉トマト2を集積箱14に配置するために設けられる。
基部50は、例えば第3リニアガイド30に取付けるための取付部材である。基部50は、XY平面方向に延びる平板部50aと、この平板部50aに直角にZ方向に折曲げるように形成された曲部50bと、を備える。平板部50aには第3リニアガイド30に取付けるためのねじ孔50cが構成されており、ねじ孔50cを通じてねじ(図示せず)が第3リニアガイド30に締結されることで基部50が第3リニアガイド30に取付けられる。
基部50の曲部50bには囲い枠51a及び51bが取付けられている。図6Aから図6Dには囲い枠51a及び51bを上下に2つ設けた構成を示している。これらの2つの囲い枠51a及び51bは同一構造であり、囲い枠51a及び51bは、例えば標準サイズの大玉トマト2の直径よりも大きな円環状に構成され、その円環状の一部欠けた端部が基部50の曲部50bのY方向中央側に連結されている。この基部50の曲部50bのY方向両側部にはそれぞれ第3及び第4アクチュエータ53a及び53bがそれぞれ取付けられている。第3及び第4アクチュエータ53a及び53bはそれぞれギヤードモータにより構成され、その回動軸がX方向に向けて取付けられている。
また収穫物保持部材52a及び52bは、それぞれ、支持軸54a及び54bとこれらの支持軸54a及び54bにそれぞれ一体構成された櫛歯状の掬部55a及び55bとを備える。支持軸54a及び54bは、第3及び第4アクチュエータ53a及び53bの回転軸にそれぞれ連結されている。
通常時には図6A及び図6Bに示すように、一対の櫛歯状の掬部55a及び55bが円環状の囲い枠51a及び51bの内側下部に位置するように配置される。そしてコントローラ16が第3及び第4アクチュエータ53a及び53bの回動角度を保持するよう構成されている。このとき、一の掬部55aの櫛歯が他方の掬部55bの櫛歯との間で所定のクリアランスを存して嵌合するように配置されている。通常コントローラ16は、第3及び第4アクチュエータ53a及び53bのギヤードモータの回動角度を所定の回動角度に保持するようにトルクを電流フィードバック制御することで一対の掬部55a及び55bの櫛歯の延設方向を概ねXY面内方向に保持する。すると図7Aに示すように、円環状の囲い枠51a及び51bの内側に収穫物である大玉トマト2が挿入されると、当該大玉トマト2を掬部55a及び55bにより掬うことで保持可能になっている。
また、掬部55aに保持された大玉トマト2を集積箱14に載置するときには、コントローラ16は、通常、第3及び第4アクチュエータ53a及び53bのギヤードモータに印加されているトルクを弱めることで、図6C及び図6Dに示すように、掬部55a及び55bの櫛歯の自重に応じて掬部55a及び55bの櫛歯をそれぞれ支持軸54a及び54bを中心に回動させる。
これにより、図7Aに示すように、大玉トマト2が掬部55a及び55b上に載置されていれば、図7Bに示すように、大玉トマト2の重力も掬部55a及び55bに加わることになり、図7Cに示すように、大玉トマト2は一対の掬部55a及び55bの内側を落下し、この下に配置されている集積箱14に大玉トマト2を配置できる。
ここでは、コントローラ16が第3及び第4アクチュエータ53a及び53bのギヤードモータのトルクを弱めることで掬部55a及び55bの櫛歯を各支持軸54a及び54bを中心に回動させる形態を示したがこれに限定されるものではない。コントローラ16は、例えば掬部55a及び55bの櫛歯がZ方向下方に向くように第3及び第4アクチュエータ53a及び53bの回動角度を調整制御し、これにより、大玉トマト2を集積箱14の載置領域14aに載置するようにしても良い。
<大玉トマト2の収穫方法>
上記した基本的な機能構成の下での一連の収穫方法に係る作用、動作について図1、図4A、及び、図8から図9Dを参照しながら説明する。
図8は収穫の流れを説明するフローチャートである。コントローラ16は、内部のメモリに集積箱14の配置場所及び収穫数を記憶している。図4Aに示す集積箱14の例では、4×5=20個の大玉トマト2を集積できるため、メモリには収穫数である20が記憶されると共に、図4Aに示す複数の大玉トマト2の配置場所に関する各XY座標が記憶されている。
コントローラ16は、図8のS1においてこの配置場所の有無を確認する。コントローラ16はS1において配置場所のスペースを確保できればS2において収穫を開始するが配置場所を確保できなければ終了する。このS1においては、収穫数が所定数に達していることを条件として収穫終了と判断しても良い。
コントローラ16は、図1に示した収穫対象認識装置21により所定の高さ範囲Hの大玉トマト2を認識すると共に、収穫ロボット13のマニピュレータ19を操作制御すると共にエンドエフェクタ20を操作制御し、認識された大玉トマト2をエンドエフェクタ20により切断及び挟持する。そしてコントローラ16は、収穫ロボット13のマニピュレータ19を制御することで収穫された大玉トマト2を収穫ロボット13に収穫物保持装置33の初期位置まで運搬させる。図4Aは収穫物保持装置33を初期位置まで移動させている状態を示している。コントローラ16は、収穫物保持装置33の初期位置をメモリに記憶しており、エンドエフェクタ20により挟持された大玉トマト2を収穫物保持装置33の収穫物保持部材52a及び52bの初期位置の上部領域Rまで運搬し、図3のS3において大玉トマト2をリリースする。
前述したように、通常、コントローラ16は、収穫物保持装置33の第3及び第4アクチュエータ53a及び53bの回動位置を所定の回動角度に保持するようにモータのトルクを電流フィードバック制御し、一対の掬部55a及び55bを概ね水平状態に保持している。その後、大玉トマト2がこの掬部55a及び55bの上に落下すると、大玉トマト2の重量に応じて落下方向に力がかかる。このときコントローラ16は、第3及び第4アクチュエータ53a及び53bのギヤードモータの回転トルクを大きくすることで回動角度を保持するためギヤードモータの負荷電流を増加させる。
このときコントローラ16は、この第3及び第4アクチュエータ53a及び53bに通電される負荷電流を検出しており、この負荷電流が所定値以上に達したことを条件として、図8のS4にて大玉トマト2を保持したと認識する。例えば、このような方法を用いることで、コントローラ16は第3及び第4アクチュエータ53a及び53bの駆動状態を例えば電流をパラメータとして取得する駆動状態取得部として機能することになり、この取得結果により大玉トマト2の保持の状態を検知できる。
ここでは、コントローラ16が負荷電流の上昇を検知することで大玉トマト2の保持の状態を検知する形態を示したが、これに限定されるものではなく、第3及び第4アクチュエータ53a及び53bの印加電圧の変動を検出したり、当該アクチュエータ53a及び53bの駆動状態を電圧をパラメータとして検出し、この取得結果に応じて大玉トマト2の保持の状態を検出するようにしても良い。また例えば、コントローラ16が、マニピュレータ19及びエンドエフェクタ20を制御することでエンドエフェクタ20が大玉トマト2をリリースしたことを示すリリース信号を入力したことを条件として、大玉トマト2を保持したと認識するようにしても良い。このように処理することで、コントローラ16は、大玉トマト2を収穫物保持部材52a及び52bの上に保持したことを確実に把握してから次の処理に移ることができる。
大玉トマト2が収穫物保持装置33に保持されている様子を図9Aに示している。その後、コントローラ16は、図8のS5において前述した配置場所のうち大玉トマト2を載置可能な空きスペースを選択し、S6において配置するXY座標へ収穫物保持装置33を移動させる。図9B参照。
コントローラ16は、外部からの指示入力に応じて予め固定された順序で大玉トマト2を集積箱14の内部に載置するときには、この固定された順序で定められた位置をメモリから読取り、この位置に収穫物保持装置33を移動させる。なお、後述実施形態で示すが、集積箱14の内部を画像処理装置70を用いて検出し、大玉トマト2の配置可能位置に収穫物保持装置33を移動させるようにしても良い。
コントローラ16は、大玉トマト2の配置可能位置に収穫物保持装置33を移動させた後、S7において大玉トマト2を配置する。このとき、コントローラ16は第3及び第4アクチュエータ53a及び53bに印加されているトルクを弱めることで掬部55a及び55bの内側を通じて大玉トマト2を落下させる。図9C参照。この結果、集積箱14の内部の定められた載置領域14aに大玉トマト2を配置できる。このとき、集積箱14の底部の載置領域14aと収穫物保持装置33の掬部55a及び55bとの距離は所定高さで一定である。コントローラ16は、所定の高さ空間を有した領域に沿って収穫物保持装置33を移動させるようにしているため、集積箱14の何れの領域に大玉トマト2を載置する場合においても、当該所定高さから載置領域14aに配置できるようになり、大玉トマト2を損傷させることなく配置できる。しかも第1~第3リニアガイド24,28,30の動作距離を短縮できるようになり所要時間を短縮できる。
コントローラ16は、図8のS7において大玉トマト2を配置した後、S8において収穫物保持装置33を図4Aに示す初期位置に移動させ、次の大玉トマト2が掬部55a及び55bにリリースされるまで待機する。図9D参照。コントローラ16は、その後、図8のS1に処理を戻して繰り返す。集積箱14の内部に配置可能場所が無くなれば終了する。すなわち、図4Bに示すように、大玉トマト2の配置可能スペースが4×5=20個確保されている場合には、これらの一連の処理が20回繰り返され、これにより配置場所が無くなるため処理を終了する。
<本実施形態に係るまとめ、効果>
本実施形態によれば、第1及び第2直動駆動装置40及び41は、大玉トマト2を保持した収穫物保持装置33を集積箱14の任意の載置領域に移動させ、収穫物保持装置33が集積箱14に大玉トマト2を載置することで当該集積箱14の任意の載置領域に大玉トマト2を配置している。このため、大玉トマト2を摩擦により傷つけることなく任意の領域に配置できる。
コントローラ16は、アクチュエータ53a,53bの駆動状態の取得結果に応じて大玉トマト2の保持の状態を検出するようにしているため、大玉トマト2を保持したことを簡易な構成で認識できるようになる。
(第2実施形態)
図10から図12Dは第2実施形態の追加説明図を示している。本実施形態では、収穫物としてミニトマト102を適用し、このミニトマト102の搬送方法について説明する。図10はミニトマト102が茎6に実102aをつける様子を示している。図10に示すように、このミニトマト102は数個~十数個程度の個々の実102aの集合体で房なりになっており、茎6の根元の果柄6a側から順に実7aをつける。
収穫ロボット13がミニトマト102を収穫するときには、エンドエフェクタ20の切断挟持機構20aが果柄6aを切断及び挟持し、数個~十数個の実102aを果柄6aに保持したまま収穫する。このときミニトマト102の個々の実102aは果柄6aから脱落しやすいため、果柄6aを切断し挟持した後にも慎重に扱うことが望ましい。
そこで本実施形態では、大玉トマト2用の収穫物保持装置33に代えて、図11Aから図11Cに示すようなミニトマト102用の収穫物保持装置133を用いる。
この収穫物保持装置133は、特に房なりのミニトマト102を長手方向に載置しながら収穫するために設けられる。この収穫物保持装置133は、図11Aから図11Cには図示していないが、前述実施形態で説明した第2アクチュエータ32付きの第3リニアガイド30に取付けられている。この収穫物保持装置133は、ヨー軸方向D1に回動可能にする回動軸を備えた第5アクチュエータ61と、ピッチ軸方向D2に回動可能にする回動軸を備えた第6アクチュエータ62と、収穫物保持部材63と、を備える。第5及び第6アクチュエータ61及び62は、例えばギヤードモータにより構成されコントローラ16により回動制御可能になっている。第6アクチュエータ62は回動軸アクチュエータとして構成される。
図11Bにはヨー軸方向D1の回動方向を矢印で詳細に示している。例えば図11Bに示すように、ヨー軸方向D1は、X方向及びY方向で規定されるXY面内方向に沿って回動するための回動軸を示している。第5アクチュエータ61は、このヨー軸を中心としてヨー軸方向D1に回動駆動するためのギヤードモータである。
図11Cにはピッチ軸方向D2の回動方向を矢印で詳細に示している。図11Cに示すように、ピッチ軸方向D2は、X方向及びZ方向で規定されるXZ面内方向に沿って回動するための回動軸を示している。第6アクチュエータ62は、このピッチ軸を中心としてピッチ軸方向D2に回動駆動するためのモータである。
第5アクチュエータ61の回転軸には第6アクチュエータ62の取付用部材64が取付けられている。この取付用部材64は、その基端部が第5アクチュエータ61の回転軸を中心として回動可能に取り付けられると共に、その先端部に第6アクチュエータ62の側部が取り付けられている。第5アクチュエータ61はその回動軸をヨー軸方向D1に180°以上回動可能に構成されている。
取付用部材64の基端部はXY平面内に沿って回動可能になっているが、その先端部は基端部が回動すると基端部に連動して第5アクチュエータ61の回動軸の所定半径だけ離間した周囲を回動可能になっている。これにより第6アクチュエータ62は、その本体ごと取付用部材64の先端部に連動してヨー軸方向D1に回動可能になっている。また第6アクチュエータ62の回転軸には収穫物保持部材63がアーム65を介して取付けられている。これにより、第6アクチュエータ62の本体及び収穫物保持部材63を、第5アクチュエータ61の図示X方向の正負方向に移動可能になっている。
収穫物保持部材63は、基壁部66と、底部67と、横壁部68,69と、を備える。アーム65は、その長手方向の一端が第6アクチュエータ62の回転軸に固定されると共に長手方向の他端が基壁部66に取り付け固定されている。基壁部66には底部67、横壁部68及び69が一体に固定されており、第6アクチュエータ62の回動軸がコントローラ16の制御に応じて回動すると、底部67が収穫物保持部材63の基端63aから先端63bの側に下に傾斜したり、先端63bから基端63aの側に下に傾斜したりする。
図11A及び図11Bに示すように、収穫物保持部材63の底部67には樹脂製の複数のローラ67aが縦横に並設され、これらの複数のローラ67aは、その全てが収穫物保持部材63の先端63bと基端63aとを結ぶ長手方向に回転自在に構成されている。収穫物保持部材63の先端63bは開放されており、基端63aには基壁部66が設けられている。
底部67の複数のローラ67aのY方向両脇には横壁部68及び69が設置されている。これらの横壁部68及び69は、先端63bの側の高さが低く基端63aの側の高さが高くなるように構成され、基端63aの側の高さは基壁部66の高さと同じ高さに構成されている。この横壁部68及び69は、収穫されたミニトマト102が収穫物保持部材63の長手方向脇への脱落を防ぐために設けられる。その他については、第1実施形態と同一構成であるためその説明を省略する。
上記した機能的構成の下での作用、動作について、図12A~図12Eを参照しながら説明する。
図10に示したように、ミニトマト102の実102aは房なりに成熟するため、収穫時には横よりも縦長な状態で収穫されることになる。このため、図12Aに集積箱114の内部のミニトマト102の想定配置図を平面図で示すように、集積箱114には、ミニトマト102が例えば縦長2×4房を並べて配置される。このとき、収穫物保持装置133は、1房ずつ保持して集積箱114の内部の配置スペースに順に配置する。
基本的な動作は、第1実施形態に類似しているため図8を参照しながら説明する。図8のS1~S3に示したように、コントローラ16が配置場所の有無を確認し、配置場所のスペースを確保できている間、収穫ロボット13がミニトマト102を収穫し収穫物保持部材63の初期位置まで当該ミニトマト102を運搬する。
図12Bは収穫物保持部材63の初期状態を示している。この初期状態においては、コントローラ16は、第1及び第2直動駆動装置40及び41の第1及び第2アクチュエータ25及び32を制御することで収穫物保持部材63を初期位置まで移動させると共に、さらに第6アクチュエータ62の回動軸の角度を所定の回動角度に保持するようにモータのトルクを電流フィードバック制御し、これにより収穫物保持部材63の底部67を先端63bから基端63aの側に下向きに傾斜するように保持している。
収穫ロボット13がミニトマト102の果柄6aを挟持して収穫物保持部材63の初期位置まで運搬し、当該収穫物保持部材63の上で果柄6aをリリースすると、図8のS3においてミニトマト102をリリースでき、底部67にミニトマト102を載置できる。なお、たとえ収穫物保持部材63の先端63bの側にミニトマト102が載置されたとしても、ローラ67aが回転することでミニトマト102がローラ67aの上を移動し基壁部66に当接する。これによりミニトマト102を収穫物保持部材63の底部67の上に保持できる。このとき、横壁部68及び69が底部67の長手方向脇に配置されているため、ミニトマト102が底部67のローラ67aの上から脱落することはない。
他方、ミニトマト102が収穫物保持部材63の底部67の上に載置されると、ミニトマト102の重量に応じて第6アクチュエータ62に回転力がかかる。コントローラ16は、第6アクチュエータ62の回転トルクを大きくすることで第6アクチュエータ62の回動位置を保持するため負荷電流を増加させる。コントローラ16は、この負荷電流を検出しており、この負荷電流が所定値以上に達したことを条件として図8のS4においてミニトマト102を保持したと認識する。例えば、このような方法を用いることで、コントローラ16は第6アクチュエータ62の駆動状態を電流をパラメータとして取得する駆動状態取得部として機能することになり、この取得結果によりミニトマト102の保持の状態を検知できる。
ここでは、コントローラ16が負荷電流の上昇を検知することでミニトマト102を保持したことを認識する形態を示したが、これに限定されるものではなく、第6アクチュエータ62の印加電圧の変動を検出したり当該アクチュエータ62の駆動状態を電圧をパラメータとして検出し、この取得結果に応じてミニトマト102の保持の状態を検出するようにしても良い。また、例えば、コントローラ16が、マニピュレータ19及びエンドエフェクタ20を制御することでエンドエフェクタ20がミニトマト102をリリースしたことを示すリリース信号を入力したことを条件として、ミニトマト102を保持したと認識するようにしても良い。このように処理することで、コントローラ16は、ミニトマト102を収穫物保持部材63の上に保持したことを確実に把握してから次の処理に移ることができる。
その後、図12Cに示すように、コントローラ16は、図8のS5において配置場所のうちミニトマト102を載置可能な空きスペースを選択し、図8のS6において配置する座標へ収穫物保持部材63を移動させる。このとき、コントローラ16は、予め固定された順序でミニトマト102を集積箱14の内部に載置するときには、この固定された順序で定められた位置をメモリから読取り、この位置に収穫物保持部材63を移動させる。図12C参照。
コントローラ16は、配置可能位置に収穫物保持部材63を移動させた後、図8のS7においてミニトマト102を配置する。このとき、集積箱114の内側面にミニトマト102の果柄6aの側を近接するように収穫物保持部材63の先端63bを移動させてからミニトマト102を配置することが望ましい。コントローラ16は、第6アクチュエータ62のピッチ軸の回動角度を前述の初期状態とは異なる回動角度に制御することで収穫物保持部材63の先端63bを集積箱114の内側面の底部114aに近接又は接触させ、収穫物保持部材63の底部67を基端63aから先端63bにかけて下に向けて傾斜させる。
すると図12Dに示すように、ローラ67aがミニトマト102の重量に応じて回転し、ミニトマト102が底部67のローラ67aに沿って集積箱114の中へ移動する。このとき、ミニトマト102の基端側の実102aが集積箱114の内側面に当接することでローラ67aの回転が停止する。その後、図12Eに示すように、コントローラ16は、収穫物保持部材63の底部67を傾斜させたまま、第1直動駆動装置40によりX方向に沿って収穫物保持部材63を引く。図12Aには収穫物保持部材63を引く方向Daを図示している。
すると、図12Eに示すように、収穫物保持部材63の先端63bの側に位置していた実102aが集積箱114の内側面に位置したまま収穫物保持部材63の基端63aの側の実102aがローラ67aの上面に沿って移動し、集積箱114の中央内側に配置されるようになる。この結果、集積箱114の内部にミニトマト102を整列配置できる。図12Aの配置状態を参照。このとき、集積箱114の底部67に沿ってミニトマト102を載置できるようになり、ミニトマト102を損傷させることなく配置できる。
コントローラ16は、S7においてミニトマト102を配置した後、S8において第1及び第2直動駆動装置41及び42により収穫物保持部材63を図12Bに示す初期位置に移動させると共に、収穫物保持部材63の底部67を先端63bから基端63aの側に下向きに傾斜させるように第6アクチュエータ62を所定の回動角度に回動制御し、次のミニトマト102が収穫物保持部材63の底部67に載置されるまで待機する。コントローラ16は、その後、図8のS1に処理を戻して繰り返す。
<集積箱114の内部へのミニトマト102の配置方法の詳細について>
順次、房なりのミニトマト102が収穫物保持部材63の底部67に載置される度に、コントローラ16は、図12Aに示す矢印方向Dbに向かう順番に房なりのミニトマト102を並べる。このとき図12Aに示すように、収穫物保持部材63の先端63bを集積箱114の一方の内側面114bに向けて配置し、方向Daに示すように、集積箱114の中央側に向けて収穫物保持部材63を引くことでミニトマト102を集積箱114の内部に載置する。
これらの載置処理において、コントローラ16は、図12Aに示すように、房なりのミニトマト102をY方向に並設し、一方のY側側面114cから他方のY側側面114dに至るまで配置した後、図11Bに示すように、第5アクチュエータ61を用いてヨー軸方向D1に180度回転させることで、収穫物保持部材63をXY面内方向に180°反転させる。
すると、第5アクチュエータ61の配置位置のX方向の反対側に線対称に収穫物保持部材63を回転移動させることができ、図12Aに示すように、収穫物保持部材63の先端63bを逆側の内側面114eに向けて配置できる。そして、コントローラ16は、収穫物保持部材63の先端63bを常に集積箱114の内側面114eの側に向けると共に、収穫物保持部材63を集積箱114の中央側に引くことで同様にミニトマト102の配置処理を繰り返すことができる。図12Aに示すように、ミニトマト102の配置スペースが集積箱114の内部に例えば2×4=8房確保されている場合には、このような処理を8回繰り返すことで配置場所が無くなり処理を終了することになる。
<本実施形態の概念的なまとめ、効果>
本実施形態によれば、収穫物保持部材63は、第6アクチュエータ62の回動軸を中心に回動し当該回動軸を中心に所定の回動角度にされることでミニトマト102を保持し、この回動軸を中心に所定の回動角度とは異なる回動角度にされることでミニトマト102を載置する。このため、ミニトマト102を保持すべきときにはミニトマト102を確実に保持でき、ミニトマト102を載置すべきときにはミニトマト102を確実に載置できる。しかも、形状の長い収穫物であっても傷つけずに配置することができる。
収穫物保持部材63は基壁部66を備えるため、ミニトマト102を保持するときに基壁部66を用いて確実に保持できる。収穫物保持部材63の底部67に沿って移動させることでミニトマト102を配置しているため、ミニトマト102を特に傷つけることなく集積箱114の内部に配置できる。
収穫物保持部材63は横壁部68及び69を備えるため、ミニトマト102を保持しているときに底部67からの脱落を防止できる。またミニトマト102を底部67に沿って移動させるときには横壁部68及び69に沿って移動することになり底部67からの脱落を防止できる。
コントローラ16は、第6アクチュエータ62の駆動状態の取得結果に応じて大玉トマト2の保持の状態を検出するようにしているため、ミニトマト102を保持したことを簡易な構成で認識できるようになる。
(第3実施形態)
図13及び図14は第3実施形態の追加説明図を示している。本実施形態では第1実施形態の大玉トマト2の収穫方法を適用した形態を示し、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
図13に示すように、この収穫物搬送装置10に代わる収穫物搬送装置210は、収穫物搬送装置10と同様の構成と共に画像認識装置70を備える。この画像認識装置70は搬送ユニット15の周辺に配置され、集積箱14の内部を撮像するカメラを備え、カメラで撮像された画像に基づいて集積箱14の内部の認識範囲Ra(図14参照)について画像認識し、当該集積箱14の内部の大玉トマト2の位置を把握する。すなわち画像認識装置70は収穫物位置把握部としての機能を備える。
画像認識装置70は、図示しないがイメージプロセッサ及びメモリを備えて構成される。このメモリには多数の大小様々な形の大玉トマト2を機械学習した結果が記憶されている。画像認識装置70のイメージプロセッサは、この機械学習された結果に応じて認識範囲Raにおいて大玉トマト2を識別し、例えば大きさを識別しながら、集積箱14の内部において既に大玉トマト2が配置された領域を特定する。
したがって図14に示すように、収穫物搬送装置210のコントローラ16は、大玉トマト2が既に配置されている既配置領域Rbには載置することなく、ブランク領域Rcを把握しながら、大きさを考慮した領域Rdを選択し大玉トマト2を配置できる。この図14には、4列に整列して配置した形態を示しているが、これに限定されず、例えば比較的小さな大玉トマト2を配置したときには5列に綺麗に整列して配置できるようになる。
<本実施形態の概念的なまとめ、効果>
本実施形態によれば、集積箱14の内部を認識することで集積箱14に配置された大玉トマト2の既配置領域Rbを把握するようにしているため、既配置領域Rbを除いたブランク領域Rcを把握しながら大玉トマト2を配置選択領域Rdに配置できるようになり、集積箱14の内部に綺麗に配置できるようになり、しかも集積箱14の配置スペースを有効活用できる。
(他の実施形態)
前述実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形又は拡張が可能である。
集積箱14、114の内部には1段で大玉トマト2またはミニトマト102を配置した形態を示したが、これに限定されるものではなく、集積箱14、114の内部に例えば2段に積み上げる場合にも適用可能である。収穫物として大玉トマト2、ミニトマト102を適用した形態を示したが、収穫物は特に限定されるものではなく、例えばブドウ、ゴーヤ、赤パプリカ、黄パプリカなどの作物であっても適用可能となる。
第1直動駆動装置40が直動するX方向と、第2直動駆動装置41が直動するY方向とが平面的に直交する方向とした形態を示したが、これに限定されるものではなく、例えば鋭角、鈍角に交差する方向であっても良く、また、平面方向に限らず垂直、鉛直方向に交差する方向であっても良い。
第3実施形態では画像認識装置70により集積箱14の内部の大玉トマト2の配置スペースを認識する形態を示したが、これに限定されるものではなく、例えば超音波や赤外線などを用いた各種のセンサを用いて大玉トマト2の存在の有無を把握する形態にも適用できる。
例えば、第2実施形態の底部67のローラ67aは必要に応じて設ければ良い。底部67が摺動可能な材質で構成されていれば基端63aから先端63bにかけて傾斜させることでミニトマト102を集積箱114に載置できるようになる。
例えば、前述の各実施形態の構成は概念的なものであり、一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合させたりしてもよい。前述実施形態に記述した各機能をハードウェアにより実現してもハードウェア及びソフトウェアの組合せにより実現しても良い。前述実施形態の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も実施形態と見做すことが可能である。
また、前述の実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、前述の2以上の実施形態の構成の一部又は全部を必要に応じて互いに組み合わせて付加しても置換しても良い。前述した複数の実施形態の構成、機能を組み合わせても良い。前述実施形態の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も実施形態と見做すことが可能である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も実施形態と見做すことが可能である。
本開示は、前述した実施形態に準拠して記述したが、当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範畴や思想範囲に入るものである。
図面中、2は大玉トマト(収穫物)、102はミニトマト(収穫物)、14,114は集積箱(集積部)、15は搬送ユニット(搬送部)、23,29はラック(23は第1ラック、29は第2ラック)、24,28,30はリニアガイド(24は第1リニアガイド、28は第2リニアガイド、30は第3リニアガイド)、25,31はピニオン(25は第1ピニオン、31は第2ピニオン)、26,32はアクチュエータ(26は第1アクチュエータ、32は第2アクチュエータ)、33,133は収穫物保持装置、40は第1直動駆動装置、41は第2直動駆動装置、53a,53bはアクチュエータ(回動軸アクチュエータ)、62はアクチュエータ(回動軸アクチュエータ)、63は収穫物保持部材、66は基壁部、67は底部、70は画像認識装置(収穫物位置把握部)を示す。

Claims (6)

  1. 収穫物(2,102)を集積する集積部(14,114)と、
    前記収穫物を前記集積部に搬送する搬送部(15)と、を備え、
    前記搬送部は、前記収穫物を保持可能で且つ前記集積部に載置可能にする収穫物保持装置(33,133)と、前記収穫物保持装置を第1直線方向に移動可能にする第1直動駆動装置(40)と、前記収穫物保持装置を前記第1直線方向とは異なる第2直線方向に移動可能にする第2直動駆動装置(41)と、を備え、
    前記第1及び第2直動駆動装置は、前記収穫物を保持した前記収穫物保持装置を前記集積部の任意の載置領域に移動させ、前記収穫物保持装置が前記集積部に前記収穫物を載置することで当該集積部の任意の載置領域に前記収穫物を配置し、
    前記収穫物保持装置(33;133)は、所定の回動軸を中心に回動し当該回動軸を中心に所定の回動角度にすることで前記収穫物を保持し、前記所定の回動軸を中心に所定の回動角度とは異なる回動角度にすることで前記収穫物を載置する収穫物保持部材(52a,52b;63)を備え、
    前記収穫物保持部材(63)は、先端を開放して構成され基端に基壁部(66)を備えると共に底部(67)を備え、
    前記収穫物保持装置(133)は、前記所定の回動軸を中心に前記収穫物保持部材を回動して前記基端から前記先端にかけて傾斜させ前記収穫物を前記底部に沿って移動させることで前記収穫物を配置する収穫物搬送装置。
  2. 収穫物(2,102)を集積する集積部(14,114)と、
    前記収穫物を前記集積部に搬送する搬送部(15)と、を備え、
    前記搬送部は、前記収穫物を保持可能で且つ前記集積部に載置可能にする収穫物保持装置(33,133)と、前記収穫物保持装置を第1直線方向に移動可能にする第1直動駆動装置(40)と、前記収穫物保持装置を前記第1直線方向とは異なる第2直線方向に移動可能にする第2直動駆動装置(41)と、を備え、
    前記第1及び第2直動駆動装置は、前記収穫物を保持した前記収穫物保持装置を前記集積部の任意の載置領域に移動させ、前記収穫物保持装置が前記集積部に前記収穫物を載置することで当該集積部の任意の載置領域に前記収穫物を配置し、
    前記収穫物保持装置(33;133)は、所定の回動軸を中心に回動し当該回動軸を中心に所定の回動角度にすることで前記収穫物を保持するものであり、前記所定の回動軸を駆動する回動軸アクチュエータ(53a,53b;62)を備え、
    前記回動軸アクチュエータを駆動するときの負荷電流を検出、前記回動軸アクチュエータに印加する印加電圧を検出、又は、前記回動軸アクチュエータの駆動状態を電圧として検出することで当該回動軸アクチュエータの駆動状態をパラメータ取得する駆動状態取得部(16)を備え、
    前記駆動状態取得部の取得結果に応じて前記収穫物の保持の状態を検出する収穫物搬送装置。
  3. 前記第1及び第2直動駆動装置は、前記集積部の収穫物の載置領域から所定の高さ空間を有した領域に沿って前記収穫物保持装置を移動させる請求項1又は2記載の収穫物搬送装置。
  4. 前記集積部の内部を認識することで前記集積部に配置された前記収穫物の領域を把握する収穫物位置把握部(70)をさらに備える請求項1から3の何れか一項に記載の収穫物搬送装置。
  5. 前記第1及び第2直動駆動装置は、リニアガイド(24,28,30)、ラック(23,29)、ピニオン(25,31)、及び、アクチュエータ(26,32)を用いて構成されている請求項1から4の何れか一項に記載の収穫物搬送装置。
  6. 前記第1直動駆動装置(40)は、
    前記第1直線方向に延設された平板に第1ラックギヤが構成された第1ラック(23)と、前記第1ラックに支持された第1リニアガイド(24)と、第1平歯車による第1ピニオン(25)と、前記第1リニアガイドを前記第1ピニオンにより前記第1直線方向に直動させるための第1アクチュエータ(26)と、前記第1直線方向に延設された支持レールに支持される第2リニアガイド(28)と、を備え、前記第1平歯車が前記第1ラックギヤに噛合うことで前記第1アクチュエータ(26)の回転力を前記第1直線方向の直線動力に変換するように構成され、
    前記第2直動駆動装置(41)は、
    前記第2直線方向に延設され前記第1及び第2リニアガイドの間を連結する平板に第2ラックギヤが構成された第2ラック(29)と、前記第2ラックに支持された第3リニアガイド(30)と、第2平歯車による第2ピニオン(31)と、前記第2リニアガイドを前記第2ピニオンにより前記第2直線方向に直動させるための第2アクチュエータ(32)と、を備え、前記第2平歯車が前記第2ラックギヤに噛合うことで前記第2アクチュエータの回転力を前記第2直線方向の直線動力に変換するように構成される請求項5記載の収穫物搬送装置。
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